JP4390106B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話機等の通信端末と該通信端末に着脱可能なモジュールとからなる通信装置に関するものである。
近接型非接触インターフェース内蔵の携帯電話機を用いた改札の実証実験が進んでいる。また近年、着脱可能なモジュールをアンテナコイル内蔵の携帯電話機に挿入し、当該携帯電話機を介して当該モジュールと非接触リーダライタとの間で情報の送受信を行うシステムの検討が進んでいる。このシステムでは、携帯電話機を機種変更してもモジュールをその都度買い換えさせることなしにサービスを提供できるため、ユーザは利便性の高いサービスを享受することが可能となる。
上記のような着脱可能なモジュールを用いたサービスにおいて、モジュールのデータ送受信対象は外部の「非接触リーダライタに接続された上位装置」と「携帯電話機」の2つであるが、ある1つのサービスで「非接触リーダライタ」と「携帯電話機」との送受信を切り替え、かつ、必要に応じて情報をやりとりした結果を利用して携帯電話機を機能させるケースが生じる。
これを実現するための一例として、近接型非接触インターフェースおよび着脱可能チップを搭載した携帯電話機を用い、ICカード改札機を通過するための技術が提示されている(例えば、特許文献1参照)が、当該技術を用いたサービスを導入すると、以下の問題が生じる。
特開2002−83322号公報
第1の問題点は、サービスを提供するとき、利用者が事前に対応する携帯電話機上のアプリケーションを準備する必要があるという点である。例えば、上記特許文献1では改札結果を表示する方法として、「ゲート制御部の定期券内容あるいはプリペード残高を知りたいときには、携帯電話部のキー操作部の操作により、ゲート制御部と通信を開始し、カード制御部がメモリから読み出したデータをインターフェース回路を介して制御部へ取り込んでメモリに一旦記憶し、制御部がそのメモリからデータを読み出し表示部で表示できるため、定期券内容あるいはプリペード残高を簡単にいつでも知ることができる。」と記載されているだけであり、チップデータを読み出した結果を携帯電話機の画面に自動表示する方法は何ら示されていない。
上記特許文献1では、チップデータを携帯電話機の画面に表示する場合には利用者による携帯電話機のキー操作が前提になっている。当該技術をそのまま利用すると、携帯電話機でICカード改札機を通過する場合、一旦改札機の手前で携帯電話機の交通乗車券アプリケーションを起動するために、キーを操作しなければならない。また、当該操作による改札機前での立ち止まりが発生し、特にラッシュアワーでは円滑な改札処理に支障を来たす恐れがある。また、改札時に一瞬だけ改札機画面で運賃残高を確認するよりは、手もとにある携帯電話機の画面で改札後の任意の時刻に当該残高を確認できることが望ましい。
第2の問題点は、モジュールにおける非接触インターフェースと携帯電話機のインターフェースとを切り替える通信方式がなかった点である。着脱可能なモジュールをアンテナコイル内蔵の携帯電話機に挿入し、当該携帯電話機を介して当該モジュールと外部の非接触リーダライタとで情報の送受信を行うシステムでは、モジュール内の記憶領域に電子価値情報を格納してそのモジュールをプリペード型電子マネーとして用い、そのモジュールを非接触インターフェースを搭載した携帯電話機に組み込んで、非接触リーダライタを搭載したPOS端末で支払いを行い、当該購入結果を当該携帯電話機の画面に表示するようなサービスにも適用できる。
この場合、POS端末からの情報をモジュールに記録して、通信対象をPOS端末から携帯電話機に切り替えた上で当該情報を携帯電話機に通知して、画面表示部を機能させることが要件となる。しかし、このような通信方式は存在しなかったため、ICモジュールを挿入した携帯電話機を用いたサービス導入の阻害要因となっていた。
本発明の目的は、通信端末にモジュールが着脱される通信装置において、通信端末側の近接型インターフェースを用いてモジュールと外部機器との通信が必要になったとき、特別な操作をしなくても近接型インターフェースを用いた通信が行われるようにした通信装置を提供することである。
請求項1にかかる発明の通信装置は、プログラムやデータ等を格納するための第1の記録媒体および第1の演算処理部を具備するモジュールと、該モジュールが機械的および電気的に着脱可能に装着される装着機構、近接型の第1のインターフェース、プログラムやデータ等を格納するための第2の記録媒体、第2の演算処理部、および報知手段を具備する通信端末とからなる通信装置であって、前記通信端末の前記装着機構に前記モジュールを装着することにより、前記モジュールと前記通信端末との間の第1の通信および前記第1のインターフェースを介して行う前記モジュールと外部機器との間の第2の通信が可能となり、該第2の通信は前記通信端末の前記外部機器への近接により起動され、且つ前記第1の通信又は前記第2の通信の通信状態又は通信結果が前記報知手段で報知されるようにし、前記モジュールは、前記通信端末の前記外部機器への近接により前記第1のインターフェースを介して供給される前記外部機器からのアンテナ給電からの誘導起電力による非接触給電と前記通信端末の内蔵電源による接触給電とを切り替える給電切替手段を具備し、該給電切替手段は、常時は前記非接触給電に切り替えて前記第2の通信に備え、前記第1の通信時は前記接触給電に切り替えるようにしたことを特徴とする。
請求項にかかる発明は、請求項に記載の通信装置において、前記モジュールは、前記非接触給電により動作を開始し前記第1のインターフェースを介して前記外部機器から入力する信号により前記第1の記録媒体に格納したプログラムが起動することを特徴とする。
請求項にかかる発明は、請求項又はに記載の通信装置において、前記通信端末は、無線基地局に対する第2のインターフェース、および該第2のインターフェースを介して行う携帯電話機能を具備することを特徴とする。
請求項にかかる発明は、請求項に記載の通信装置において、前記通信端末は、前記携帯電話機能の通話動作中に、前記第1の通信又は前記第2の通信および前記報知手段による報知が行われることを特徴とする。
本発明によれば、モジュールが近接型の第1のインターフェースを介して外部機器と通信を行うとき特別な操作をすることなく通信が開始され、その通信結果が画面表示または/および音声出力され、利便性の高い決済サービスを提供することが可能となる。また、通信端末に携帯電話機能を具備させたときは、その携帯電話機で通話しながら上記した通信や画面表示または/および音声出力を行うことが可能になり、利便性はより高度になる。
図1に本発明を適用した通信システムの構成を示す。本通信システムは、携帯電話機等の通信端末100、その通信端末100に着脱自在に組み込まれるモジュール200、POS端末等の上位装置300、上位装置300よび通信端末100とのインターフェースを具備したリーダライタ(読み書き装置)400、および無線基地局500で構成される。通信端末100とモジュール200は通信装置を構成する。上位装置300はリーダライタ400と所定の規格(例えば、RS232C)によって結線され、リーダライタ400と所定の情報送受信を行い、リーダライタ400から送信された情報の処理を行う。リーダライタ400は上位装置300および通信端末100とのインターフェース(例えば、通信端末100に対してはISO/IEC14443に規定されている近接型非接触インターフェース)を備え、通信端末100、モジュール200、および上位装置300と所定の通信を行う。
通信端末100は、リーダライタ400とのインターフェース、モジュール200とのインターフェース、および無線基地局500とのインターフェースを有し、所定のプロトコル(例えば、通信端末100がアンテナコイルを介してリーダライタ400と通信する場合は、ISO/IEC14443−4に規定されたプロトコル)で通信する。
モジュール200は、通信端末100に搭載された内蔵アンテナコイルとのインターフェースと通信端末100とのインターフェースを有し、リーダライタ400および通信端末100と所定の通信を行う。例えば、モジュール200が通信端末100と通信する場合は、JIS6304に規定されたT=1プロトコルで通信する。モジュール200はアンテナコイルによる誘導起電力、又は通信端末100から供給される電源によって駆動される。
なお、図1では上位装置300とリーダライタ400がケーブルで結線されているシステムを例示しているが、一体型(例えば、ハンディターミナル)であっても何ら差し支えない。以下、通信システムの各構成要素その他について説明する。
図2はモジュール200の構成を示す図である。モジュール200は主として、CPU201、ROM、RAM、不揮発性メモリ等を含むメモリ202、RFインターフェース203、整流回路204、スイッチS1〜S3接点切替回路(給電切替手段)205、クロック生成回路206、RFインターフェース203に接続されるアンテナ端子207(2端子)、通信端末100からの電源供給を受ける外部電源端子208、GND端子209、リセット端子210、通信端末100からのクロック供給を受けるクロック端子211、およびパラレルの入出力信号端子212(複数端子)を備える。
モジュール200の筐体は、通信端末100(例えば、携帯電話機)に搭載されたモジュール挿入口に挿入できるサイズ(例えばスマートメディアのサイズ)であり、通信端末100と機械的および電気的に着脱可能となっている。すなわち、モジュール200の各端子207〜212は、当該モジュール200の挿入時に通信端末100のスロットの各端子と電気的に接続可能な配置となっている。
RFインターフェース203は、共振回路および変復調回路(いずれも図示せず)で構成される。アンテナ端子207は、通信端末100に内蔵されたアンテナコイルと接続するためのものであり、リーダライタ400と通信する際には、当該アンテナ端子207および外部電源端子208を介して情報の送受信ならびに電源供給を受ける。入出力信号端子212は通信端末100の入出力信号端子と接続するためのものである。クロック端子211は通信端末100からのクロックを用いて処理をする際に必要となる端子である。リセット端子210はリセット信号を通信端末100から送信する際に必要となる端子である。GND端子209は接地用である。
接点切替回路205は、通信端末100の電源回路からの給電系統と該通信端末100の内蔵アンテナコイルによるアンテナ給電とを切り替えるためのものであり、スイッチS1〜S3を内蔵アンテナコイルと通信端末100からの電源のいずれかに選択することにより、給電切り替えと共にクロック供給源の切り替えを実現する。クロック生成回路206は、RFインターフェース203から得たキャリアを基にクロックを生成してCPU201に供給するためのものである。
図3は、本発明にかかる通信端末100として携帯電話機を例に挙げ、その構成について説明した図である。通信端末100は、主として、CPU101、モジュール組み込み用スロット102、ROM、RAM、不揮発性メモリ等を有するメモリ103、音声コントローラ104、送受話器105、ダイアルアップコントローラ106、送受信コントローラ107、通信端末アンテナ108や変復調回路109をもつ無線基地局500とのインターフェース部110、ディスプレイコントローラ111、ディスプレイ112、入力デバイスコントローラ113、ダイヤルボタン114、近接型非接触インターフェース部115、電源回路116、電池117等を備える。スロット102は装着機構として働き、ディスプレイコントローラ111、ディスプレイ112は表示手段を構成する。
近接型非接触インターフェース115は、リーダライタ400と通信するためのものであり、少なくともアンテナコイルを備えている。スロット102は、図2に示すモジュール200を挿入するためのインターフェースであり、各端子はモジュール200の各端子と接触する電気的接点を有する。無線基地局とのインターフェース部110は、主としてアンテナ108と変復調回路109により、無線基地局500と音声通信、データ通信を行う。
図2に示すモジュール200が通信端末100から電源供給される場合には、図2に示す接点切替回路205のスイッチS1〜S3は外部電源側(実線側)に切り替えられており、モジュール200と通信端末100のアンテナコイルの間は電気的に接続されていない。このときは、通信端末100の電源回路116→モジュール200の電源端子208の給電経路でモジュール200に給電される。
図2に示すモジュールが通信端末100の電源を使用せずに給電される場合には、図2に示す接点切替回路205のスイッチS1〜S3はアンテナ側(点線側)に切り替えられている。このときは、モジュール200ヘは、リーダライタ400→通信端末100の接近型非接触インターフェース部115のアンテナコイル→アンテナ端子207→RFインターフェース203→整流回路204によりアンテナ給電される。
図4にモジュール200から通信端末100に送信するコマンド例を示す。通信端末100に送信されるデータは、「SOF(Start of File)」、「ブロック数」、「データブロック#1〜#n」、「EOF(End of File)」で構成される。「ブロック数」は後続のデータブロック#1〜#nの個数nを示す。「データブロック#1〜#n」のそれぞれは「コマンド送信対象」、「データ長」「データ部」「CRC」で構成される。「コマンド送信対象」は、通信端末100のどの部分に送信する情報かを示すためのデータであり、数種類を示した。「データ長」は「データ部」の長さをバイト単位で示す。「データ部」は、送信するデータであり、前記「コマンド送信対象」によってフォーマットが異なってくる。また、「CRC」はエラー検出用である。
次に、モジュール200のCPU201から通信端末100にダイヤルアップコマンドを送信する場合のコマンドフォーマットの例について説明する。図4の「データブロック#2」における「0050」はダイヤルアップコントローラ106に対するコマンドであることを示している。「データ部」は、センタダイヤルアップ用専用電話番号(図4では03−8000−1234)、モジュール200の固有ID(図4では、ABC1234567890DEF)、利用者ID(図4では、00A1B2C3D4E5F6)で構成されている。
通信端末100のCPU101は、「データブロック#2」を受信した際に、ビットエラーがないことを「CRC」のチェックによって確認し、「データブロック#2」の当該コマンドの「コマンド送信対象」を解釈し、ダイヤルアップコントローラ106へのコマンドであると判断すると、ダイヤルアップコントローラ106にセンタダイヤルアップ用専用電話番号を送信する。また、モジュール200の固有ID、利用者IDを通信端末100のメモリ103に一時的保持し、ダイヤルアップ完了後の認証に利用する。
モジュール200から通信端末100に送信する信号例を図5に示す。通信端末100に送信される信号は、電圧の変化、電圧パルス、電圧パルス列、あるいはこれらの組み合わせによって構成される。電圧の変化は論理的にはHighレベルからLowレベル、あるいはLowレベルからHighレベルヘ変化する信号である。電圧パルスは1個の電圧パルスであるが、パルス幅(クロック信号の整数倍)は任意とする。電圧パルス列は電圧パルスが2個以上連続しているものであり、HighレベルとLowレベルの任意の組み合せのパターン(図示せず)を含む。電圧パルスの幅、電圧パルスの個数、電圧パルスのパターン、あるいはこれらの組合せによって、異なった信号を表すことが可能である。通信端末100のCPU101は、上記のような信号を受信した際に、パルス幅など信号の特徴から信号の意味を解釈し、所定の機能を動作させるためのトリガとして利用する。
実施例1では、物販決済において電子マネーバリューが格納されたモジュール200を通信端末100に組み込み、支払い時に当該モジュール200からバリューを減算し、減算後の残高を一定時間、通信端末100のディスプレイ112に表示する場合の運用例(電子マネーアプリケーション)について説明する。
本実施例1で利用するシステム構成を図6に示す。図1で示すところの上位装置300、リーダライタ400、通信端末100、モジュール200が、それぞれ、POSレジスタ300A、非接触リーダライタ400A、携帯電話機100A、電子マネーチップ200Aとなる。
次に、各部の動作、状態について、図7を用いて説明する。非接触リーダライタ400Aの通信エリア外では、携帯電話機100Aの電源はONであるものの、電子マネーチップ200Aは携帯電話機100Aから給電を受けていない状態(非接触給電モード:図2の接点切替回路205のスイッチS1〜S3が破線側)である。携帯電話機100Aが非接触リーダライタ400Aの通信エリアに入ると、アンテナ給電によって電子マネーチップ200Aが電気的に活性化し、非接触リーダライタ400Aと電子マネーチップ200Aとで初期応答(電子マネーアプリケーション起動)を行う(初期応答方法の詳細はISO/IEC14443に規定されている)。
初期応答完了情報をPOSレジスタ300Aに通知し、POSレジスタ300Aは非接触リーダライタ400Aを介して、電子マネーチップ200Aに対して減算コマンドを送信する。電子マネーチップ200AのCPU201はメモリ202から電子マネーバリューを減算し、その結果(正常レスボンス)をメモリ202から受け取る。電子マネーチップ200AのCPU201が非接触リーダライタ400Aに減算結果を返信したあとで、当該CPU201は接点切り替えコマンドを生成し、接点切替回路205に当該コマンドを送出する。これにより当該接点切替回路205は、切り替え結果を電子マネーチップ200Aに返した後、給電系統をアンテナコイル→携帯電話機(接触給電モード:図2のスイッチS1〜S3が実線側)に切り替える。
電子マネーチップ200AのCPU201は、携帯電話機100Aのディスプレイ112に表示するためのコマンド(本実施例1ではバリュー減算結果の表示)を生成し、携帯電話機100AのCPU101に送信する。携帯電話機100AのCPU101は、コマンドのデータブロック(図4参照)を解釈し、ディスプレイコントローラ111に画面表示コマンドを送信する。ディスプレイコントローラ111は、減算結果をディスプレイ112に表示する(図7の画面(1))。この一定時間経過後、ディスプレイ112は減算結果の表示が解除され待機画面に遷移する。以上の遷移情報を携帯電話機100AのCPU101に送信し、当該CPU101は電子マネーチップ200AのCPU201に残高表示完了通知を送信する。当該CPU201は当該残高表示完了通知を解釈して接点切り替えコマンドを生成し、接点切替回路205に当該コマンドを送出する。これにより、接点切替回路205により給電系統は携帯電話機→アンテナコイル(非接触給電モード)に切り替えられる。
以上の実施例1では、電子マネーチップ200Aのバリューを読み出すための特別な操作をすることなく、自動的に画面表示させることが可能となるので、利便性の高い決済サービスを提供することが可能となる。
実施例2では、物販決済において電子マネーバリューが格納された電子マネーチップ200Aを携帯電話機100Aに組み込み、支払い時に電子マネーチップ200A内のバリューが不足し、携帯電話機100Aのネットワークを介して自動チャージする場合の運用例を示す。本実施例2で利用するシステム構成は図6に示した構成と同様である。
次に、各部の動作、状態について、図8を用いて説明する。非接触リーダライタ400Aの通信エリア外では、携帯電話機100Aの電源はONであるものの、電子マネーチップ200Aは携帯電話機100Aから給電を受けていない状態である。携帯電話機100Aが非接触リーダライタ400Aの通信エリアに入ると、アンテナ給電によって電子マネーチップ200Aが電気的に活性化し、非接触リーダライタ400Aと電子マネーチップ200Aとで初期応答(電子マネーアプリケーション起動)を行う。(初期応答方法の詳細はISO/IEC14443に規定されている)。
初期応答完了情報をPOSレジスタ300Aに通知し、POSレジスタ300Aは非接触リーダライタ400Aを介して、電子マネーチップ200Aに対して減算コマンドを送信する。電子マネーチップ200AのCPU201はメモリ202から電子マネーバリューを減算し、その結果(残高不足レスボンス)をメモリ202から受け取る。電子マネーチップ200Aは、非接触リーダライタ400Aに減算結果(残高不足)を返信したあとで、給電系統をアンテナコイル→携帯電話機(接触給電モード)に切り替えるコマンドを接点切替回路205に送信する。
電子マネーチップ200AのCPU201は携帯電話機100Aのディスプレイ112に表示するため等のコマンド(本実施例2ではバリュー減算結果の表示および自動チャージの開始)を生成し、携帯電話機100AのCPU101に送信する。携帯電話機100AのCPU101はディスプレイコントローラ111を制御し、ディスプレイ112に表示する(画面(0)および画面(1):図9参照)。
携帯電話機100Aのダイヤルアップコントローラ106は金融機関のチャージセンタ(図示せず)にダイヤルアップし、当該センタと接続する(画面(2)および画面(3):図9参照)。ディスプレイ112の接続画面において、利用者の暗証番号の入力を求める(画面(4):図9参照)。利用者は、携帯電話機100Aのダイヤルボタン114を利用して暗証番号を入力する。入力デバイスコントローラ113は、そのダイヤルボタン114で入力された情報を送受信コントローラ107に送出し、当該暗証番号データをチャージセンタに送信する。チャージセンタにおいて暗証番号の認証が正常に行われた場合、チャージセンタからバリューデータを受信する。携帯電話機100AのCPU101は、電子マネーチップ200Aにバリューデータを書き込む(画面(5):図9参照)。電子マネーチップ200Aはバリユーデータ書き込みが正常終了したことを携帯電話機100Aを経由してチャージセンタに送信する。携帯電話機100AのCPU101はチャージセンタとの通信を終了させる(画面(6):図9参照)。回線切断の通知をダイヤルアップコントローラ106から通知されたあと、携帯電話機100AのCPU101はディスプレイコントローラ111に対して待機画面に戻るコマンドを送信する。また、電子マネーチップ200AのCPU201に対し、給電系統を携帯電話機→アンテナコイルに切り替えるコマンドを送信する。これにより接点切替回路105は携帯電話機→アンテナコイル(非接触給電モード)に切り替えられ、その情報を電子マネーチップ200Aに送信する。以上の状態における画面遷移を図9に示す。
本実施例2によれば、電子マネーチップ200Aのバリューを読み出すための特別な操作をすることなく、自動的に画面表示させることが可能となる。また、支払い時に残高が不足しても電子マネーチップ200Aヘのバリューチャージが可能となる。加えて、POSレジスタ300Aがチャージ機能を搭載していない場合でも、携帯電話機100A経由でのチャージが可能となる。これらにより、利便性の高い決済サービスを提供することが可能になる。
ストアードフェア(蓄積型運賃;以下SF)情報が格納されたモジュールを挿入した通信端末を用い、当該通信端末で通話中に改札機に当該通信端末をかざし、改札後に通話を再開する場合の運用例(鉄道改札アプリケーション)について説明する。本実施例3で利用するシステム構成は、図1で示すところの上位装置300、リーダライタ400、通信端末100、モジュール200を、それぞれ、改札機300B、非接触リーダライタ400B、携帯電話機100B、SFチップ200Bに読み替えたものである。
次に運用時の各部の動作、状態について、図10を用いて説明する。非接触リーダライタ400Bの通信エリア外では、携帯電話機100Bの電源はONであるものの、SFチップ200Bは携帯電話機100Bから給電を受けていない状態(図2の接点切替回路205のスイッチS1〜S3が破線側)である。携帯電話機100Bが通話中に非接触リーダライタ400Bの通信エリアに入ると、アンテナコイル給電によってSFチップ200Bが活性化し、非接触リーダライタ400BとSFチップ200B間で初期応答(鉄道改札アプリケーション起動)を行う。
初期応答完了情報を改札機300Bに通知し、改札機300Bは非接触リーダライタ400Bを介して、SFチップ200Bに対して減算コマンドを送信する。SFチップ200BのCPU201はメモリ202から運賃を減算し、その結果(正常レスポンス)をメモリ202から受け取る。SFチップ200Bが非接触リーダライタ400Bに減算結果を返信したあとで、当該SFチップ200BのCPU201は接点切替回路205に接点切り替えコマンドを送出する。これにより当該接点切替回路205は、切り替え結果をSFチップ200Bに返した後、給電系統をアンテナコイル→携帯電話機(接触給電モード)に切り替える。
SFチップ200BのCPU201は、携帯電話機100Bのディスプレイ112に表示するためのコマンドあるいは信号(本実施例3ではバリュー減算結果の表示)を生成し、携帯電話機100BのCPU101に送信する。携帯電話機100BのCPU101は、コマンドのデータブロック(図4参照)あるいは信号の特徴を解釈し、ディスプレイコントローラ111に画面表示コマンドを送信する。ディスプレイコントローラ111は、減算結果をディスプレイ112に表示する(画面(1):図11参照)。それから一定時間経過後、待機画面に遷移する。当該遷移情報が携帯電話機100BのCPU101に送信されると、当該CPU101はSFチップ200BのCPU201に接点切り替えコマンドを送信する。SFチップ200BのCPU201は接点切替回路205に接点切り替えコマンドを送出する。これにより当該接点切替回路205は、切り替え結果をSFチップ200Bに返した後、給電系統を携帯電話機→アンテナコイル(非接触給電モード)に切り替える。以上の状態における画面遷移を図11に示す。
本実施例3によれば、駅構内において携帯電話機100Bで通話しながら電話機100Bをいったん改札機にかざしてSFチップ200Bを減算し、その後通話を再開することが可能となる。また、本実施例3では改札の都度、通話保留のためのキー操作をすることなしに減算後の運賃を携帯電話機100Bの画面に表示することが可能となる。これらにより、利便性の高い鉄道サービスを提供することが可能となる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は上述の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計も含まれる。例えば、画面表示はこれに代えてまたはこれに加えて音声出力であってもよく、視覚または/および聴覚に訴える報知であればよい。
本発明の通信端末を使用する通信システムの基本構成の説明図である。 本発明のモジュールの概略構成を示すブロック図である。 本発明の通信端末の概略構成を示すブロック図である。 本発明のモジュールのCPUから他へのコマンドのフォーマットの説明図である。 本発明のモジュールのCPUから他への電圧信号の種類の説明図である。 物販決済に適用した実施例1の基本システムの説明図である。 実施例1のシーケンスの説明図である。 実施例2のシーケンスの説明図である。 実施例2の画面遷移の説明図である。 実施例3のシーケンスの説明図である。 実施例3の画面遷移の説明図である。
符号の説明
100:通信端末、100A,100B:携帯電話機
101:CPU、102:スロット、103:メモリ、104:音声コントローラ、 105:送受話器、106:ダイアルアップコントローラ、107:送受信コントロ ーラ、108:アンテナ、109:変復調回路、110:無線基地局とのインターフ ェース部、111:ディスプレイコントローラ、112:ディスプレイ、113:入 力デバイスコントローラ、114:ダイヤルボタン
200:モジュール、200A:電子マネーチップ,200B:SFチップ
201:CPU、202:メモリ、203:RFインターフェース、204:整流回 路、205:接点切替回路、206:クロック生成回路、207:アンテナ端子、2 08:外部電源端子、209:GND端子、210:リセット端子、211:クロッ ク端子、212:入出信号端子
300:上位装置、300A:POSレジスタ、300B:改札機
400:リーダライタ、400A、400B:非接触リーダライタ、
500:無線基地局

Claims (4)

  1. プログラムやデータ等を格納するための第1の記録媒体および第1の演算処理部を具備するモジュールと、該モジュールが機械的および電気的に着脱可能に装着される装着機構、近接型の第1のインターフェース、プログラムやデータ等を格納するための第2の記録媒体、第2の演算処理部、および報知手段を具備する通信端末とからなる通信装置であって、
    前記通信端末の前記装着機構に前記モジュールを装着することにより、前記モジュールと前記通信端末との間の第1の通信および前記第1のインターフェースを介して行う前記モジュールと外部機器との間の第2の通信が可能となり、該第2の通信は前記通信端末の前記外部機器への近接により起動され、且つ前記第1の通信又は前記第2の通信の通信状態又は通信結果が前記報知手段で報知されるようにし
    前記モジュールは、前記通信端末の前記外部機器への近接により前記第1のインターフェースを介して供給される前記外部機器からのアンテナ給電からの誘導起電力による非接触給電と前記通信端末の内蔵電源による接触給電とを切り替える給電切替手段を具備し、
    該給電切替手段は、常時は前記非接触給電に切り替えて前記第2の通信に備え、前記第1の通信時は前記接触給電に切り替えるようにしたことを特徴とする通信装置。
  2. 請求項に記載の通信装置において、
    前記モジュールは、前記非接触給電により動作を開始し前記第1のインターフェースを介して前記外部機器から入力する信号により前記第1の記録媒体に格納したプログラムが起動することを特徴とする通信装置。
  3. 請求項又はに記載の通信装置において、
    前記通信端末は、無線基地局に対する第2のインターフェース、および該第2のインターフェースを介して行う携帯電話機能を具備することを特徴とする通信装置。
  4. 請求項に記載の通信装置において、
    前記通信端末は、前記携帯電話機能の通話動作中に、前記第1の通信又は前記第2の通信および前記報知手段による報知が行われることを特徴とする通信装置。
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