JP2003329290A - 空気調和機の運転制御方法 - Google Patents
空気調和機の運転制御方法Info
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Abstract
与え効果的にカビの成長を抑制する空気調和機の制御方
法を提供する。 【解決手段】 4方弁により冷房運転と暖房運転に切換
える冷凍サイクルを具備した空気調和機に、冷房、暖房
の運転モードおよび運転停止を指示する運転モード設定
手段と、冷凍サイクルを制御して運転モードを実行する
制御手段とを設け、前記運転モード設定手段は前記空気
調和機の室内機送風回路を乾燥させるため乾燥運転スイ
ッチを有し、前記制御手段は前記乾燥運転時に使用する
室内送風機による送風乾燥運転と冷凍サイクルを暖房に
切換えて行う暖房乾燥運転とを有し、かつ乾燥運転の指
示を受けた時に、空気調和機の運転モードおよび運転停
止のいずれの状態かを判定し、前記状態に応じて送風乾
燥運転と暖房乾燥運転の実行する順序を変える空気調和
機の制御方法である。
Description
カビの発生を抑制する空気調和機の制御方法に関するも
のである。
い時にサーモスイッチによる圧縮機の運転のオンオフを
繰り返した場合、エアコンの内部がカビに適した温度と
湿度が連続する状態となっている。特に部屋の天井に設
けたビルトインタイプのエアコンは、内部に水分がこも
りがちになりカビが発生しやすい。このために、図15
のタイムチャートに示すようにサーモスイッチによる運
転オフして圧縮機が時間T1で停止した後も、室内ファ
ンを継続して運転し、ある一定時間T2まで送風を行
い、内部の水分をエアコン外に放出するよう制御してい
る。
に示すように圧縮機の停止後かなりの長時間、室内ファ
ンの送風運転を継続しないとエアコン内部の湿度が低下
せず、頻繁に圧縮機のオンオフするような場合や冷房運
転停止後しばらく運転を行わないと、エアコン内部に水
分がこもりがちになり、図17に示すようにカビが発生
しやすい高湿度の条件が長時間継続する。
5℃/60%の条件で冷房運転停止後、室内ファンの送風
運転を行い、エアコン内部の湿度の変化を示したもので
ある。圧縮機の停止後直後98%前後あった湿度が、約
10分で低下し始め、約40分で、室内の空調と同等に
なることがわかる。これより、少なくとも冷房運転停止
後30分は送風運転を行わないとエアコン内部の湿気が
外へ出て行かないことがわかる。図17は上記と同条件
で、圧縮機の停止後送風を行わない時のエアコン内部の
環境を示している。圧縮機の停止後35分は相対湿度が
低下せず、その後徐々に低下し始めるが、90分以上経
過しても相対湿度が80%以上あり、カビが発生しやす
い湿度の条件が長時間継続することがわかる。
点に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、室内の快
適性を損なわず効果的にカビの成長を抑制する空気調和
機の制御方法を提供することにある。
に本発明は、圧縮機、4方弁、室外側熱交換器、絞り手
段、室内側熱交換器の順に環状に接続し、かつ前記室外
側熱交換器に室外送風機、前記室内側熱交換器に室内送
風機を設け、前記4方弁により冷房運転と暖房運転に切
換える冷凍サイクルを具備した空気調和機であって、少
なくとも冷房、暖房の運転モードおよび運転停止を指示
する運転モード設定手段と、前記運転モード設定手段の
指示により、前記冷凍サイクルを制御して前記運転モー
ドを実行する制御手段とを設け、前記運転モード設定手
段は前記空気調和機の室内機送風回路を乾燥させるため
乾燥運転モードを有し、前記制御手段は前記乾燥運転モ
ード時に使用する前記室内送風機による送風乾燥運転と
前記冷凍サイクルを暖房に切換えて行う暖房乾燥運転の
制御を有し、かつ前記乾燥運転モードの指示を受けた時
に、空気調和機の運転状態を判定し、前記判定した空気
調和機の状態に応じて前記送風乾燥運転と前記暖房乾燥
運転の実行する順序を変える制御方法である。
時的に高温状態に保ち、カビにストレスを与え、カビの
成長を抑制できるとともに、効果的な乾燥と室内の快適
性を損なわないように乾燥運転を行うものである。
項に記載した方法を実施の形態とすることにより達成で
きるので、以下には各請求項の方法にその方法による作
用を併記し併せて請求項記載の方法のうち説明を必要と
する特定用語については詳細な説明を加えて、本発明の
実施の形態の説明とする。
弁、室外側熱交換器、絞り手段、室内側熱交換器の順に
環状に接続し、かつ前記室外側熱交換器に室外送風機、
前記室内側熱交換器に室内送風機を設け、前記4方弁に
より冷房運転と暖房運転に切換える冷凍サイクルを具備
した空気調和機であって、少なくとも冷房、暖房の運転
モードおよび運転停止を指示する運転モード設定手段
と、前記運転モード設定手段の指示により、前記冷凍サ
イクルを制御して前記運転モードを実行する制御手段と
を設け、前記運転モード設定手段は前記空気調和機の室
内機送風回路を乾燥させるため乾燥運転モードを有し、
前記制御手段は前記乾燥運転モード時に使用する前記室
内送風機による送風乾燥運転と前記冷凍サイクルを暖房
に切換えて行う暖房乾燥運転の制御を有し、かつ前記乾
燥運転モードの指示を受けた時に、空気調和機の運転状
態を判定し、前記判定した空気調和機の状態に応じて前
記送風乾燥運転と前記暖房乾燥運転の実行する順序を変
える空気調和機の制御方法である。
モード設定手段より空気調和機の室内機送風回路を乾燥
させるため乾燥運転の指示を受けると、先ず空気調和機
の現在の状態を判定し、この時の空気調和機の状態に応
じた乾燥運転を行うのである。例えば、空気調和機が運
転停止または送風運転中であれば暖房乾燥運転、次に送
風乾燥運転を行い、あるいは冷房運転またはドライ運転
中であれば、送風乾燥運転を先に行って冷房中に生じた
湿気を低下させてから、暖房乾燥運転、送風乾燥運転を
行なうことにより、いきなり暖房乾燥運転を行い高温高
湿の空気が吹出し口から室内に放出されるのを防止でき
る。従って、空気調和機における室内機送風回路のカビ
の成長を抑制できるとともに、効果的な乾燥と室内の快
適性を損なわないように乾燥運転を行うことができる。
弁、室外側熱交換器、絞り手段、室内側熱交換器の順に
環状に接続し、かつ前記室外側熱交換器に室外送風機、
前記室内側熱交換器に室内送風機を設け、前記4方弁に
より冷房運転と暖房運転に切換える冷凍サイクルを具備
した空気調和機であって、運転モードを設定する運転モ
ード設定手段と、前記運転モード設定手段の指示によ
り、前記冷凍サイクルを制御して前記運転モードを実行
する制御手段とを設け、前記運転モード設定手段は前記
空気調和機の室内機送風回路を乾燥させるための乾燥運
転スイッチを有し、前記制御手段は前記乾燥運転スイッ
チの信号を受ける運転モード記憶手段と前記乾燥運転時
に使用する前記室内送風機による送風乾燥運転の時間設
定記憶手段と前記冷凍サイクルを暖房に切換えて行う暖
房乾燥運転の時間設定記憶手段とを有し、かつ前記乾燥
運転スイッチの信号と前記運転モード記憶手段と前記送
風乾燥および暖房乾燥の運転時間設定記憶手段の信号に
より前記圧縮機と前記4方弁と前記室内送風機と前記室
外送風機を制御するように構成し、さらに制御手段は前
記乾燥運転の指示により、運転モード記憶手段が空気調
和機の運転停止または送風運転の場合は、設定された時
間の暖房乾燥運転を行い、前記運転モード記憶手段が空
気調和機の冷房運転またはドライ運転の場合は第1の所
定時間だけ送風乾燥運転を行った後、第2の所定時間だ
け暖房乾燥運転と送風乾燥運転を行い、運転モード記憶
手段が空気調和機の暖房運転の場合は、そのまま暖房運
転を継続させるように制御する空気調和機の制御方法で
ある。
運転スイッチの信号による運転モード記憶手段に基づ
き、先ず空気調和機の現在の状態が判定され、この時の
空気調和機の状態に応じた乾燥運転を行うのである。す
なわち、制御手段は空気調和機が運転停止または送風運
転の場合は、設定された時間の暖房乾燥運転を行い、空
気調和機が冷房運転またはドライ運転の場合は、設定さ
れた時間の送風乾燥運転を行った後、設定された時間の
暖房乾燥運転と送風乾燥運転を行い、空気調和機が暖房
運転の場合は、そのまま暖房運転を継続させるのであ
る。従って、空気調和機における室内機送風回路のカビ
の成長を抑制できるとともに、冷房またはドライ運転中
にいきなり暖房乾燥運転に切り替えると、高温高湿の空
気が室内空間に放出され快適性が損なわれるが、一旦送
風乾燥運転を行ってから暖房乾燥運転に入るので、室内
の快適性も維持できる。
は2記載において、空気調和機は冷媒の凝縮圧力を検知
する凝縮圧力検知手段を設け、制御手段は凝縮圧力設定
記憶手段を設け、かつ前記凝縮圧力検知手段による凝縮
圧力設定記憶手段の信号に基づき前記室外送風機と前記
圧縮機を制御するように構成し、暖房乾燥運転時におい
て前記凝縮圧力検知手段の信号が前記凝縮圧力設定記憶
手段の上限設定値を超えると前記室外送風機を停止し、
前記凝縮圧力設定記憶手段の下限設定値を下回ると前記
室外送風機の回転数を下げて前記室外送風機を再運転す
る空気調和機の制御方法である。
乾燥運転時において凝縮圧力検知手段の信号が凝縮圧力
設定記憶手段の上限設定値を超えると室外送風機を停止
し、前記凝縮圧力設定記憶手段の下限設定値を下回ると
前記室外送風機の回転数を下げて前記室外送風機を再運
転するので、空気調和機における室内機送風回路のカビ
の成長を抑制できるとともに、冷房期間中のため暖房負
荷が高く、凝縮圧力が高くなり圧縮機に対する負荷が増
大するが、凝縮圧力を制御することにより圧縮機の保護
が可能となる。また、凝縮圧力をある一定の範囲内で制
御することにより、空気調和機の室内機送風回路の空間
をある一定の高温度範囲で保つことが可能となり、カビ
の成長の抑制効果を増大できる。
は2記載において、空気調和機は冷凍サイクルの絞り手
段をバイパスする2方弁と冷媒の凝縮圧力を検知する凝
縮圧力検知手段を設け、制御手段は凝縮圧力設定記憶手
段を設け、かつ前記凝縮圧力検知手段による凝縮圧力設
定記憶手段の信号に基づき室外送風機と圧縮機および前
記2方弁を制御するように構成し、暖房乾燥運転時にお
いて前記凝縮圧力検知手段の信号が前記凝縮圧力設定記
憶手段の上限設定値を超えると前記2方弁を開成する空
気調和機の制御方法である。
乾燥運転時において凝縮圧力検知手段の信号が凝縮圧力
設定記憶手段の上限設定値を超えると2方弁を開成する
ので、空気調和機における室内機送風回路のカビの成長
を抑制できるとともに、冷房期間中のため暖房負荷が高
く、凝縮圧力が高くなり圧縮機に対する負荷が増大する
が、凝縮圧力を制御することで圧縮機の保護が可能とな
る。また、凝縮圧力をある一定の範囲内で制御すること
で、空気調和機における室内機送風回路の空間をある一
定の高温度範囲で保つことが可能となり、カビの成長の
抑制効果を増大できる。また、凝縮圧力をある一定の範
囲内で制御するとともに、2方弁により冷凍サイクルの
高低圧をバイパスするために圧縮機の圧縮比が小さくな
り、圧縮機への負荷が軽減される。
は2記載において、空気調和機は室内側の吹出し口に風
向を制御する風向変更手段を設け、制御手段は乾燥運転
スイッチの信号により前記風向変更手段を制御するよう
に構成し、かつ前記乾燥運転スイッチの信号により暖房
乾燥運転を行うとともに、前記風向変更手段により前記
吹出し口を閉じる空気調和機の制御方法である。
乾燥運転時に吹出し口の風向変更手段を閉じるので、空
気調和機における室内機送風回路のカビの成長を抑制で
きるとともに、高温の空気が室内に漏れず、室内の快適
性が損なわれないようにできる。また、空気調和機の室
内機送風回路を外気と遮断することで、高温の熱が外部
へ漏れず効率よく長く前記室内機送風回路を高温状態に
保つことが可能となり、カビの成長の抑制効果を増大で
きる。
2記載において、空気調和機は室内側の吹出し口に風向
を制御する風向変更手段と冷媒の凝縮圧力を検知する凝
縮圧力検知手段を設け、制御手段には凝縮圧力設定記憶
手段を設け、暖房乾燥運転時において室内送風機および
前記風向変更手段を制御し、かつ前記凝縮圧力検知手段
による前記凝縮圧力設定記憶手段の信号に基づき室外送
風機および圧縮機を制御するように構成し、前記暖房乾
燥運転時に前記室内送風機の回転数を低下し、前記凝縮
圧力検知手段の信号が前記凝縮圧力設定記憶手段の上限
設定値を超えると前記室外送風機を停止するとともに前
記風向変更手段を閉じ、前記凝縮圧力設定記憶手段の下
限設定値を下回ると前記室外送風機の回転数を下げて前
記室外送風機を再運転するとともに、前記風向変更手段
を開くように制御する空気調和機の制御方法である。
送風機の回転数を下げて暖房乾燥運転を行い、かつ凝縮
圧力が凝縮圧力設定記憶手段の上限設定値を超えると室
外送風機を停止するだけでなく風向変更手段も閉じ、さ
らに凝縮圧力が凝縮圧力設定記憶手段の下限設定値を下
回ると室外送風機の回転数を下げて前記室外送風機を再
運転し、かつ前記風向変更手段を開くように制御するの
で、空気調和機における室内機送風回路のカビの成長を
抑制できる。
で、高温の空気が室内にあまり吹き出さず、室内の快適
性が損なわれないようにできるとともに、一方である程
度、室内熱交換器に風量を流すことで、凝縮圧力の上昇
速度が緩和され、長い時間の暖房乾燥運転が継続し、か
つ室外送風機の停止時、凝縮圧力が低下していくために
空気調和機の室内機送風回路の温度も低下するが、空気
調和機の室内機送風回路を外気と遮断することで、高温
の熱が外部へ漏れず効率よく長く前記室内機送風回路を
高温状態に保つことが可能となり、カビの成長の抑制効
果を増大できる。
施例について、図面を参照しながら説明する。
和機の制御方法の冷凍サイクル図の一例である。冷凍サ
イクルは圧縮機1、室内側熱交換器2、室内送風機3、
室外側熱交換器4、室外送風機5、絞り手段6、および
冷房運転と暖房運転を切り変える4方弁7とで構成され
ている。上記構成の冷凍サイクルにおいて、冷房あるい
はドライ運転時、圧縮機1から吐出された冷媒は4方弁
7を介して室外側熱交換器4へと流れ、室外送風機5の
駆動により室外側熱交換器4で室外空気と熱交換して凝
縮液化し、次に絞り手段6を通過することにより減圧さ
れた冷媒は、室内側熱交換器2で蒸発した後に、4方弁
7を介して再び圧縮機1に吸入される。
り替え、圧縮機1から吐出された冷媒は4方弁7を介し
て室内側熱交換器2へと流れ、室内送風機3の駆動によ
り室内側熱交換器2で室内空気と熱交換して凝縮液化
し、次に絞り手段6を通過することにより減圧された冷
媒は、室外側熱交換器4で蒸発した後に、4方弁7を介
して再び圧縮機1に吸入される。そして、冷房、暖房の
いずれにおいても、室内送風機3による空気が室内側熱
交換器2と熱交換して冷風または温風が吹出し口から室
内に吹出され空調が行われる。
る室内空気吸い込み温度検知手段8、居住者が希望する
運転モード(冷房、ドライ、送風または暖房の各運転)
と室温と運転あるいは停止および冷房運転で内部に生じ
る湿気をなくすため室内機2a(エアコン内部)の乾燥
運転を設定できる運転モード設定手段9、吹出し口から
の吹き出す風の風向を変更する風向変更手段10が設け
られている。
機側との接続配管を接続する室外側の弁11の間に1番
目の凝縮圧力検知手段12があり、圧縮機1の吐出側と
4方弁7の間に2番目の凝縮圧力検知手段13が設けら
れている。
説明する。図2は制御手段Aの構成を示す制御ブロック
図で、制御手段Aはマイクロコンピュータおよびその周
辺回路からなり、空気調和機の全体制御と冷房運転で内
部に生じる湿気によりエアコン内部でのカビの成長を抑
制する乾燥運転を行うために図2に示す構成と図3に示
すフローチャートを実行する制御シーケンスを備えてい
るものである。
ド切替スイッチ(冷房、ドライ、送風または暖房の各運
転)と室温設定スイッチと運転あるいは停止スイッチお
よびエアコン内部を乾燥させるための乾燥運転スイッチ
14で構成されている運転モード設定手段9の信号を記
憶する運転モード記憶手段15と、室内空気吸込み温度
検知手段8の信号を記憶する室内空気吸い込み温度記憶
装置16と、2つの凝縮圧力検知手段12、13の信号
をそれぞれ記憶する第1と第2の凝縮圧力記憶手段1
7、18と、エアコン内部の乾燥運転時における室内送
風機3の送風乾燥時間の設定を記憶する送風乾燥運転時
間設定記憶手段19と、乾燥運転時における暖房乾燥時
間の設定を記憶する暖房乾燥運転時間設定記憶手段20
と、2つの凝縮圧力検知手段12、13の凝縮圧力の上
下限値を記憶する第1と第2の凝縮圧力設定記憶手段2
1、22の信号を受けて判定する判定手段23と、判定
手段23の出力を受けて室内送風機3と風向変更手段1
0と圧縮機1と室外送風機5を駆動する出力リレー回路
24を有している。
示すフローチャートに従い動作を説明する。室内機2a
内のカビの成長を抑制する乾燥運転のため、乾燥運転ス
イッチ14をONすると信号が運転モード記憶手段15
に入力され、運転モード記憶手段15は室内機2a内の
カビの成長を抑制するための乾燥運転として信号を判定
手段23に出力し、判定手段23は乾燥運転をするに当
り、現在の空気調和機の運転状況を判断してその状態下
で部屋の快適性を損なわず、効果的な乾燥運転が行える
制御を実行するのである。
示する)1でエアコン内部の乾燥運転スイッチ14をO
Nすると、S2で判定手段23は現在の空気調和機の状
態を判断し、停止あるいは送風運転中場合は、室内空気
吸込み温度検知手段8の信号を無視し、S3でタイマを
時間Taにセットし、S4、S5で暖房乾燥運転を10
分間行い、次にS6でタイマを時間tbにセットし、そ
の後S7、S8で10分間の送風乾燥運転を行ってか
ら、元の運転モート゛に戻る(停止あるいは送風)。
S9に進み冷房あるいはドライ運転中の場合はS10で
タイマを時間Tcにセットし、室内送風機3によるS1
1、S12で10分間の送風乾燥運転を行って内部の湿
気を放出して少なくした後、S3に戻り運転停止時と同
様にS3〜S8を実行し暖房乾燥運転を10分、送風乾
燥運転を10分行った後、再び元の運転モード(冷房あ
るいはドライ)に戻る。またS9で冷房あるいはドライ
運転でない時S13に進み、暖房運転中の場合はエアコ
ン内部を乾燥させる運転を必要としないので、乾燥運転
スイッチ14の信号を受け付けず、そのまま元の運転を
継続する。
転をするに当り、制御手段Aは判定手段23で現在の空
気調和機の運転状況を判断してその状態下で部屋の快適
性を損なわず、効果的な乾燥運転が行える制御を実行す
るものである。すなわち、空気調和機が運転停止中また
は送風運転の時は、冷凍サイクルを暖房運転に切換えて
暖房乾燥運転を先に、後に送風乾燥運転を行い、また冷
房運転またはドライ運転中の時は、先に送風乾燥運転、
その後に前記暖房乾燥運転、続いて送風乾燥運転を行
い、さらに暖房運転中の時は乾燥運転が必要ないので行
わないようにするものである。
なわないように乾燥運転を行うことができる。また、エ
アコンの内部を40℃以上の高温状態に一時的にでき、
カビにストレスを与え、カビの成長を抑制できるととも
に、冷房またはドライ運転中にいきなり暖房乾燥運転に
切り替えると、高温高湿の空気が室内空間に放出され快
適性が損なわれるが、一旦送風乾燥運転を行ってエアコ
ンの内部の湿気を低下させてから暖房乾燥運転を行うの
で、室内の快適性も維持できる。
乾燥運転において暖房乾燥運転時に凝縮圧力に基づき室
外送風機の回転速度を制御する構成とした点で、実施例
1の発明と異なるだけで、それ以外は同じなので、図1
に示す本発明の空気調和機の制御方法の冷凍サイクル
図、図2に示す制御手段Aの制御ブロック図を利用して
実施例1と同等の部分については詳細な説明を省略し、
異なるところを中心に説明する。
の周辺回路からなり、空気調和機の全体制御とエアコン
内部でのカビの成長を抑制する乾燥運転を行うために、
図2に示す構成と図4に示すフローチャートを実行する
制御シーケンスを備えているものである。
手段12の信号が、第1の凝縮圧力設定記憶手段21の
上限設定値を超えると室外送風機5を停止し、その後第
1の凝縮圧力設定記憶手段21の下限設定値を下回ると
室外送風機5のモータのタップを1タップ落として回転
速度を下げて室外送風機5を再運転し、かつ2番目の凝
縮圧力検知手段13の信号が第2の凝縮圧力設定記憶手
段22の上限設定値を超えると圧縮機1及び室外送風機
5を第2の凝縮圧力設定記憶手段22の下限設定値を下
回るまで停止するように構成したものである。
すフローチャートと図5の圧縮機と、凝縮圧力と、室外
送風機との関係を示すタイムチャートに従い動作を説明
する。居住者がエアコン内部の乾燥のため、S1で乾燥
運転スイッチ14を押すと、判定手段23は現在の空気
調和機の使用状態を判断し、S2で停止あるいは送風運
転中場合は、室内空気吸込み温度検知手段8の信号を無
視し、S3でタイマを時間Taにセットし、S4で暖房
乾燥運転を行うとともに、S5で1番目の凝縮圧力検知
手段12による凝縮圧力P1の検出を始める。
過していないのにS7で、1番目の凝縮圧力検知手段1
2の検出した凝縮圧力値が2.4MPa(上限設定値)
を超えると、S8、S9で室外送風機5を1番目の凝縮
圧力検知手段12の値が2.0MPa(下限設定値)を
下回るまで停止する。S9で1番目の凝縮圧力検知手段
12の値が2.0MPaを下回ると、S10で室外送風
機5を再運転し、S11で室外送風機5のモータのタッ
プを1タップ落として回転速度を下げS5に戻り、S5
〜S11を実行して室外送風機5の最低タップまで同様
のことを繰り返して回転速度を低下させるのである。
4タップある場合を示しており、時間T2で2速目のH
iタップ、時間T4で3速目のMedタップ、時間T6
で4速目のLowタップで運転し、時間T8では4速目
のLowタップを繰り返し、運転途中で時間T9=10
分が経過し、暖房乾燥運転を終了し、送風乾燥運転に移
行した一例を示している。
12でタイマを時間Tbにセットし10分間の送風乾燥
運転をS13、S14で行い、その後再び元の運転モー
ド(停止あるいは送風)に戻る。S2で空気調和機が運
転停止または送風運転中でない時、S15で冷房あるい
はドライ運転中の場合はS16でタイマを時間Tcにセ
ットし、S17、S18で10分間の送風乾燥運転を行
った後、停止時と同様にS3〜S14を実行して暖房乾
燥運転を10分、送風乾燥運転を10分行った後、再び
元の運転モード(冷房あるいはドライ)に戻る。さらに
S15で冷房運転またはドライ運転中でもない、暖房運
転中の場合はエアコン内部を乾燥させる運転を必要とし
ないので、S19で乾燥運転スイッチ14の信号を受け
付けず、そのまま元の運転を継続する。
転をするに当り、制御手段Aは判定手段23で現在の空
気調和機の状態を判断してその状態下で部屋の快適性を
損なわず、効果的な乾燥が行える制御を実行するもので
ある。すなわち、空気調和機が運転停止中または送風運
転の時は、冷凍サイクルを暖房運転に切換えて暖房乾燥
運転を凝縮圧力に基づき室外送風機の回転数を低下させ
ながら先に行い、後に送風乾燥運転を行い、また冷房運
転またはドライ運転中の時は、先に送風乾燥運転、その
後に凝縮圧力に基づき室外送風機の回転数を低下させな
がら暖房乾燥運転、続いて送風乾燥運転を行い、さらに
暖房運転中の時は乾燥運転が必要ないので行わないよう
にするものである。
aから2.4MPaの範囲内で制御することにより、エ
アコン室内機の空間を10分間40℃以上の高温度範囲
で継続して保つことが可能となり、カビの成長の抑制効
果が一層増大する。(カビは毎日40℃以上、間欠過熱
を繰り返すことにより、成長が抑制される)。また、冷
房期間中のため暖房負荷が高く、凝縮圧力が高くなり圧
縮機に対する負荷が増大するが、凝縮圧力を制御するこ
とにより圧縮機の保護が可能となる。
送風乾燥運転を行うので高温高湿の空気が室内空間にい
きなり放出され快適性が損なわれるのを防止できる。ま
た、凝縮圧力をある一定の範囲内で制御することによ
り、エアコン内部の空間をある一定の高温度範囲で保つ
ことが可能となり、カビの成長の抑制効果を増大でき
る。
乾燥運転において暖房乾燥運転時に凝縮圧力に基づき室
外送風機の回転速度を制御する構成以外に、冷凍サイク
ルの絞り手段に並列に配管した電磁2方弁を凝縮圧力に
基づき制御する構成とした点で、実施例1および実施例
2の発明と異なるものである。
法の冷凍サイクル図である。この冷凍サイクルは、能力
一定の圧縮機1、室内側熱交換器2、室内送風機3、室
外側熱交換器4、室外送風機5、絞り手段6、および冷
房運転と暖房運転を切り変える4方弁7とで構成されて
いる。また絞り手段6と並列に絞り手段6をバイパスす
るように常には閉じている電磁2方弁25と若干の減圧
を行う絞り手段26の直列配管回路が設けられている。
るいはドライ運転時、圧縮機1から吐出された冷媒は4
方弁7を介して室外側熱交換器4へと流れ、室外送風機
5の駆動により室外側熱交換器4で室外空気と熱交換し
て凝縮液化し、次に絞り手段6を通過することにより減
圧された冷媒は、室内側熱交換器2で蒸発した後に、4
方弁7を介して再び圧縮機1に吸入される。暖房運転時に
は4方弁7で冷媒の流れを切り替え、圧縮機1から吐出
された冷媒は4方弁7を介して室内側熱交換器2へと流
れ、室内送風機3の駆動により室内側熱交換器2で室内
空気と熱交換して凝縮液化し、次に絞り手段6を通過す
ることにより減圧された冷媒は、室外側熱交換器4で蒸
発した後に、4方弁7を介して再び圧縮機1に吸入され
る。
る室内空気吸込み温度検知手段8、居住者が希望する運
転モード(冷房、ドライ、送風または暖房の各運転)と
室温と運転あるいは停止及びエアコン内部の乾燥運転を
設定できる運転モード設定手段9、室内機の吹出し口か
らの吹き出す風の風向を変更する風向変更手段10が設
けられている。
2a側との接続配管を接続する弁11の間に1番目の凝
縮圧力検知手段12が設けてあり、圧縮機1の吐出側と
4方弁7の間に2番目の凝縮圧力検知手段13が設けら
れている。
説明する。図7は制御手段A1の構成を示す制御ブロッ
ク図で、制御手段A1はマイクロコンピュータ及びその
周辺回路からなり、空気調和機の全体制御と冷房運転で
内部に生じる湿気によるエアコン内部でのカビの成長を
抑制する乾燥運転を行うために図7に示す構成と図8に
示すフローチャートを実行する制御シーケンスを備えて
いるものである。
モード切替スイッチ(冷房、ドライ、送風または暖房の
各運転)と室温設定スイッチと運転あるいは停止スイッ
チ及びエアコン内部を乾燥させるための乾燥運転スイッ
チ14で構成されている運転モード設定手段9の信号を
記憶する運転モード記憶手段15と、室内空気吸込み温
度検知手段8の信号を記憶する室内空気吸込み温度記憶
手段16と、2つの凝縮圧力検知手段12、13の信号
をそれぞれ記憶する第1と第2の凝縮圧力記憶手段1
7、18と、エアコン内部の乾燥運転時における送風乾
燥運転時間の設定を記憶する送風乾燥運転時間設定記憶
手段19と、乾燥運転時における暖房乾燥運転時間の設
定を記憶する暖房乾燥運転時間設定記憶手段20と、第
1と第2の凝縮圧力記憶手段17、18の凝縮圧力の上
下限値を記憶する第1と第2の凝縮圧力設定記憶手段2
1、22の信号を受けて判定する判定手段23と、判定
手段23の出力を受けて室内送風機3と風向変更手段1
0と圧縮機1と室外送風機5と電磁2方弁27を駆動す
る出力リレー回路24を有している。
検知手段12の信号が第1の凝縮圧力設定記憶手段21
の上限設定値を超えると、電磁2方弁27を第1の凝縮
圧力設定記憶手段21の下限設定値をある一定時間下回
るまで開とするよう制御する構成にしたものである。
示すフローチャートに従い動作を説明する。室内機2a
内のカビの成長を抑制する乾燥運転のため、乾燥運転ス
イッチ14をONすると信号が運転モード記憶手段15
に入力され、運転モード記憶手段15は室内機2a内の
カビの成長を抑制するための乾燥運転として信号を判定
手段23に出力し、判定手段23は乾燥運転をするに当
り、現在の空気調和機の使用状態を判断してその状態下
で部屋の快適性を損なわず、効果的な乾燥運転が行える
制御を実行するのである。
チ14を押すと、判定手段23は現在の運転状況を判断
し、S2で空気調和機の運転停止あるいは送風運転中の
場合は室内空気吸込み温度検知手段8の信号を無視し、
S3でタイマにより時間Taをセットし、S4で暖房乾
燥運転を行うとともに、S5で1番目の凝縮圧力検知手
段12による凝縮圧力P1の検出を始める。
過していないのにS7で、1番目の凝縮圧力検知手段1
2の検出した凝縮圧力値が2.4MPaを超えると、S
8で電磁2方弁25を開き、冷凍サイクルにおける電磁
2方弁25、第2の絞り手段26を経て冷凍サイクルに
冷媒を循環させ、凝縮圧力を減圧するようにする。その
後は実施例2における図4に示すフローチャートと同じ
流れとなる。
aを超えたことを確認すると、S10で室外送風機5を
1番目の凝縮圧力検知手段12の値が2.0MPaを下
回るまで停止する。S11で1番目の凝縮圧力検知手段
12の値が2.0MPaを下回ると、S12で室外送風
機5を再運転し、S13で室外送風機5のモータのタッ
プを1タップ落として回転速度を低下してS5に戻り、
S5〜S11を実行して室外送風機5の最低タップまで
同様のことを繰り返して回転速度を低下させるのであ
る。
14でタイマを時間Tbにセットし10分間の送風乾燥
運転をS15、S16で行い、その後再び元の運転モー
ド(停止あるいは送風)に戻る。S2で空気調和機が運
転停止または送風運転中でない時、S17で冷房あるい
はドライ運転中の場合はS18でタイマを時間Tcにセ
ットし、S19、S20で10分間の送風乾燥運転を行
った後、停止時と同様にS3〜S16を実行して暖房乾
燥運転を10分、送風乾燥運転を10分行った後、再び
元の運転モード(冷房あるいはドライ)に戻る。さらに
S17で冷房運転またはドライ運転中でもない、暖房運
転中の場合はエアコン内部を乾燥させる運転を必要とし
ないので、S21で乾燥運転スイッチ14の信号を受け
付けず、そのまま元の運転を継続する。
乾燥運転をするに当り、制御手段A1は判定手段23で
現在の空気調和機の状態を判断してその状態下で部屋の
快適性を損なわず、効果的な乾燥が行える制御を実行す
るものである。すなわち、空気調和機の運転停止中また
は送風運転の時は、冷凍サイクルを暖房運転に切換えて
暖房乾燥運転を凝縮圧力に基づき制御しながら先に行
い、後に送風乾燥運転を行い、また冷房運転またはドラ
イ運転中の時は、先に送風乾燥運転、その後に凝縮圧力
に基づきながら暖房乾燥運転、続いて送風乾燥運転を行
い、さらに暖房運転中の時は乾燥運転が必要ないので行
わないようにするものである。
aから2.4MPaの範囲内で制御することにより、エ
アコン室内機の空間を10分間40℃以上の高温度範囲
で継続して保つことが可能となり、カビの成長の抑制効
果が一層増大する。(カビは毎日40℃以上、間欠過熱
を繰り返すことにより、成長が抑制される)。また、冷
房期間中のため暖房負荷が高く、凝縮圧力が高くなり圧
縮機に対する負荷が増大するが、凝縮圧力を前記のよう
に制御することにより、圧縮機の保護が可能となる。
するとともに、電磁2方弁により冷凍サイクルの高低圧
をバイパスするために圧縮機の圧縮比が小さくなり、圧
縮機への負荷が軽減される。また、冷房またはドライ運
転中でも、先に送風乾燥運転を行うので高温高湿の空気
が室内空間にいきなり放出され快適性が損なわれるのを
防止できる。
方弁25は、2方弁であれば電磁弁に限定されるもので
はない。
乾燥運転において暖房乾燥運転時に凝縮圧力に基づき室
外送風機の回転速度を制御する構成以外に、エアコンの
吹出し口に設けた風向変更手段を制御する構成にした点
で、実施例2の発明と異なるだけで、それ以外は同じな
ので、図1に示す本発明の空気調和機の制御方法の冷凍
サイクル図、図2に示す制御手段Aの制御ブロック図を
利用して実施例1、実施例2と同等の部分については詳
細な説明を省略し、異なるところを中心に説明する。
の周辺回路からなり、空気調和機の全体制御とエアコン
内部での冷房運転で生じる湿気により発生するカビの成
長を抑制する乾燥運転を行うために、図2に示す構成と
図9に示すフローチャートを実行する制御シーケンスを
備えているものである。そして、制御手段Aは、乾燥運
転スイッチ14のON信号により、暖房乾燥運転時には
エアコンの吹出し口に設けた風向変更手段10を閉じる
ように構成している。
示すフローチャートと、図10における圧縮機と、凝縮
圧力と、室内送風機と、風向変更手段と、室外送風機と
の関係を示すタイムチャートに従い動作を説明する。S
1で乾燥運転スイッチ14をONすると、判定手段23
は現在の空気調和機の状態を判断し、S2で停止あるい
は送風運転中場合は、室内空気吸込み温度検知手段8の
信号を無視し、S3でタイマを時間Taにセットし、S
4で暖房乾燥運転を10分間行うが、この暖房乾燥運転
と同時にS5で風向変更手段10を閉じる。その後S6
で、1番目の凝縮圧力検知手段12による凝縮圧力P1
の検出を始める。
過していないのにS8で、1番目の凝縮圧力検知手段1
2の検出した凝縮圧力値が2.4MPaを超えると、S
9、S10で室外送風機5を1番目の凝縮圧力検知手段
12の値が2.0MPaを下回るまで停止する。S10
で1番目の凝縮圧力検知手段12の値が2.0MPaを
下回ると、S11で室外送風機5を再運転し、S12で
室外送風機5のモータのタップを1タップ落として回転
速度を下げS6に戻り、S6〜S12を実行して室外送
風機5の最低タップまで同様のことを繰り返して回転速
度を低下させるのである。
が4タップある場合を示しており、時間T2で2速目の
Hiタップ、時間T4で3速目のMedタップ、時間T
6で4速目のLowタップで運転し、時間T8では4速
目のLowタップを繰り返し、運転途中で時間T9=1
0分が経過し、暖房乾燥運転を終了し、送風乾燥運転に
移行した一例を示している。
13でタイマを時間Tbにセットするとともに、S14
で風向変更手段10を上向きの元に戻し、10分間の送
風乾燥運転をS15、S16で行い、その後再び元の運
転モード(停止あるいは送風)に戻る。S2で空気調和
機が運転停止または送風運転中でない時、S17で冷房
あるいはドライ運転中の場合はS18でタイマを時間T
cにセットし、S19、S20で10分間の送風乾燥運
転を行った後、停止時と同様にS3〜S16を実行して
暖房乾燥運転を10分、送風乾燥運転を10分行った
後、再び元の運転モード(冷房あるいはドライ)に戻
る。さらにS17で冷房運転またはドライ運転中でもな
い、暖房運転中の場合はエアコン内部を乾燥させる運転
を必要としないので、S21で乾燥運転スイッチ14の
信号を受け付けず、そのまま元の運転を継続する。
乾燥運転をするに当り、制御手段Aは運転モード記憶手
段15に基く判定手段23で現在の空気調和機の運転状
況を判断してその状態下で部屋の快適性を損なわず、効
果的な乾燥が行える制御を実行するものである。すなわ
ち、空気調和機の運転停止中または送風運転の時は、冷
凍サイクルを暖房運転に切換えて暖房乾燥運転を、風向
変更手段を閉じ、かつ凝縮圧力の一定範囲内の制御に基
づき室外送風機の回転数を低下させながら先に行い、後
に送風乾燥運転を行い、また冷房運転またはドライ運転
中の時は、先に送風乾燥運転、その後に風向変更手段を
閉じ、かつ凝縮圧力の一定範囲内の制御に基づき室外送
風機の回転数を低下させながら暖房乾燥運転、続いて送
風乾燥運転を行い、さらに暖房運転中の時は乾燥運転が
必要ないので行わないようにするものである。
aから2.4MPaの範囲内で制御することにより、エ
アコン室内機の空間を10分間40℃以上の高温度範囲
で継続して保つことが可能となり、かつ風向変更手段を
閉めることにより、エアコン外の空気と内部を遮断で
き、高温の熱が外部へ漏れず効率よく長時間、エアコン
の内部を高温状態に保つことが可能となり、カビの成長
の抑制効果を一層増大できる。(カビは毎日40℃以上
間欠過熱を繰り返すことにより、成長が抑制される)。
また、冷房期間中のため暖房負荷が高く、凝縮圧力が高
くなり圧縮機に対する負荷が増大するが、凝縮圧力を制
御することにより圧縮機の保護が可能となる。また、風
向変更手段を閉めることにより、高温の空気が室内に漏
れず、快適性が損なわれない。
時に開閉するので、制御手段Aに風向位置記憶装置を設
け、これにより風向変更手段を制御するようにしても良
い。
乾燥運転において暖房乾燥運転時に、室内送風機の風量
を小さく制御する制御手段に構成にした点で、実施例2
の発明と異なり、それ以外は同じなので、図1に示す本
発明の空気調和機の制御方法の冷凍サイクル図、図2に
示す制御手段Aの制御ブロック図を利用して実施例1、
実施例2および実施例4と同等の部分については詳細な
説明を省略し、異なるところを中心に説明する。
の周辺回路からなり、空気調和機の全体制御とエアコン
内部での冷房運転で生じる湿気により発生するカビの成
長を抑制する乾燥運転を行うために、図2に示す構成と
図11に示すフローチャートを実行する制御シーケンス
を備えているものである。そして、制御手段Aは、乾燥
運転スイッチ14のON信号により、暖房乾燥運転時に
は室内送風機の回転数を最低に制御するとともに、凝縮
圧力が上限値を超えた時、エアコンの吹出し口に設けた
風向変更手段10を閉じるように構成している。
を示すフローチャートと、図12における圧縮機と、凝
縮圧力と、室内送風機と、風向変更手段と、室外送風機
との関係を示すタイムチャートに従い動作を説明する。
S1で乾燥運転スイッチ14をONすると、判定手段2
3は現在の空気調和機の状態を判断し、S2で停止ある
いは送風運転中場合は、室内空気吸込み温度検知手段8
の信号を無視し、S3でタイマを時間Taにセットし、
S4で暖房乾燥運転を10分間行うが、この暖房乾燥運
転と同時にS5で室内送風機3の回転数を最低にして風
量を小さくする。その後S6で、1番目の凝縮圧力検知
手段12による凝縮圧力P1の検出を始める。
過していないのにS8で、1番目の凝縮圧力検知手段1
2の検出した凝縮圧力値が2.4MPaを超えると、S
9、S10で室外送風機5を1番目の凝縮圧力検知手段
12の値が2.0MPaを下回るまで停止するととも
に、風向変更手段10を閉じる。S11で1番目の凝縮
圧力検知手段12の値が2.0MPaを下回ると、S1
2で室外送風機5を再運転し、S13で室外送風機5の
モータのタップを1タップ落として回転速度を下げると
ともに、S14で風向変更手段10を上向きの元に戻し
S6に戻り、S6〜S14を実行して室外送風機5の最
低タップまで同様のことを繰り返して回転速度を低下さ
せるのである。
を開始した時点で室内送風機3の回転数を最低にしてい
る。また室外送風機5が4タップある場合を示してお
り、時間T2で2速目のHiタップ、時間T4で3速目
のMedタップ、時間T6で4速目のLowタップで運
転し、時間T8では4速目のLowタップを繰り返し、
運転途中で時間T9=10分が経過し、暖房乾燥運転を
終了し、送風乾燥運転に移行した一例を示している。
15でタイマを時間Tbにセットするとともに、10分
間の送風乾燥運転をS16、S17で行い、その後再び
元の運転モード(停止あるいは送風)に戻る。S2で空
気調和機が運転停止または送風運転中でない時、S18
で冷房あるいはドライ運転中の場合はS19でタイマを
時間Tcにセットし、S20、S21で10分間の送風
乾燥運転を行った後、停止時と同様にS3〜S17を実
行して暖房乾燥運転を10分、送風乾燥運転を10分行
った後、再び元の運転モード(冷房あるいはドライ)に
戻る。さらにS18で冷房運転またはドライ運転中でも
ない、暖房運転中の場合はエアコン内部を乾燥させる運
転を必要としないので、S22で乾燥運転スイッチ14
の信号を受け付けず、そのまま元の運転を継続する。
乾燥運転をするに当り、制御手段Aは判定手段23で現
在の空気調和機の状態を判断してその状態下で部屋の快
適性を損なわず、効果的な乾燥が行える制御を実行する
ものである。すなわち、運転停止中または送風運転の時
は、冷凍サイクルを暖房運転に切換えて暖房乾燥運転
を、室内送風機の回転数を低下させるとともに、凝縮圧
力の上限値を超えた時、風向変更手段を閉じ、かつ室外
送風機の停止による凝縮圧力の低下に基づき室外送風機
の回転数を低下させ、さらに前記風向変更手段の閉じた
のを元に戻し、後に送風乾燥運転を行うものである。ま
た冷房運転またはドライ運転中の時は、先に送風乾燥運
転を行い、その後に前記した運転停止中または送風運転
の時と同じように暖房乾燥運転を、続いて送風乾燥運転
をそれぞれ行い、さらに暖房運転中の時は乾燥運転が必
要ないので行わないようにするものである。
エアコン内部の風量を最小にすることで、高温の空気が
室内にあまり吹き出さず、室内の快適性が損なわれな
い。また、ある程度室内側の熱交換器に風量を流すこと
で、凝縮圧力の上昇速度が緩和され、長い時間の暖房乾
燥運転を継続でき、かつ室外送風機の停止時凝縮圧力が
低下していくためにエアコン内部の温度も低下するが、
エアコン外の空気と内部を遮断することにより、高温の
熱が外部へ漏れず効率よく長時間エアコンの内部を高温
状態に保つことが可能となり、カビの成長の抑制効果が
増大できる。
乾燥運転において暖房乾燥運転中に何らかの要因で大き
な負荷変動が起きて凝縮圧力が制御値を超えた時に、圧
縮機と室外送風機を前記凝縮圧力が制御範囲内に戻るま
で停止し、かつ風向変更手段を閉じるように制御する構
成に制御手段を形成したものであり、図1に示す本発明
の空気調和機の制御方法の冷凍サイクル図、図2に示す
制御手段Aの制御ブロック図を利用して実施例1、実施
例2、実施例4、実施例5と同等の部分については詳細
な説明を省略し、異なるところを中心に説明する。
の周辺回路からなり、空気調和機の全体制御とエアコン
内部での冷房運転で生じる湿気により発生するカビの成
長を抑制する乾燥運転を行うために、図2に示す構成と
図13に示すフローチャートを実行する制御シーケンス
を備えているものである。そして、制御手段Aは、暖房
乾燥運転中に何らかの要因で大きな負荷変動が起きて凝
縮圧力が、1番目の凝縮圧力検知手段12の制御設定値
を超え、これを2番目の凝縮圧力検知手段13が検知し
た時に、圧縮機1と室外送風機5を前記凝縮圧力が制御
範囲内に戻るまで停止し、かつ風向変更手段10を閉じ
るように構成している。
を示すフローチャートと、図14における圧縮機と、凝
縮圧力と、室内送風機と、風向変更手段と、室外送風機
との関係を示すタイムチャートに従い動作を説明する。
居住者がエアコン内部の乾燥のために、S1で乾燥運転
スイッチ14をONすると、判定手段23は現在の空気
調和機の状態を判断し、S2で停止あるいは送風運転中
場合は室内空気吸込み温度検知手段8の信号を無視し、
S3でタイマを時間Taにセットし、S4で暖房乾燥運
転を10分間行うが、この暖房乾燥運転と同時にS5で
室内送風機3を最低回転数に下げ室内機2aの吹出し口
からの風量を最小にする。その後、S6で1番目と2番
目の凝縮圧力検知手段12、13が凝縮圧力の検出を始
める。
過していなく、かつS8、S9で2番目の凝縮圧力検知
手段13の検知した凝縮圧力値が3.0Mpa以下で、
1番目の凝縮圧力検知手段12の検出した凝縮圧力値が
2.4MPaを超えると、S10で室外送風機5を1番
目の凝縮圧力検知手段12の値が2.0MPaを下回る
まで停止する。S11で1番目の凝縮圧力検知手段12
の値が2.0MPaを下回ると、S12で室外送風機5
を再運転し、S13で室外送風機5のモータのタップを
1タップ落として回転速度を下げるとともに、S6に戻
り、S6〜S13を実行して室外送風機5の最低タップ
まで同様のことを繰り返して回転速度を低下させるので
ある。
負荷変動があり、S8で凝縮圧力が1番目の凝縮圧力検
知手段12の制御設定値3.0Mpaを超えた場合、こ
れを2番目の凝縮圧力検知手段13が検知して第2の凝
縮圧力記憶手段18、判定手段23に信号が送られ、S
23で圧縮機1と室外送風機5を停止し、S24で風向
変更手段10を閉じる。そして、S25で2番目の凝縮
圧力検知手段13の検知する値が2.4Mpaより大き
い間、S21〜S25を繰り返し実行する。
を開始後、時間T6以降に負荷変動があり、凝縮圧力が
3.0MPaを超え、時間T7で圧縮機1、室外送風機
5を停止し、風向変更手段10を閉じている一例を示し
ている。また、室外送風機5が4タップある場合を示し
ており、時間T2で2速目のHiタップ、時間T4で3
速目のMedタップ、時間T6で4速目のLowタップ
で運転し、時間T8では4速目のLowタップを繰り返
し、運転途中の時間T9=10分が経過し、暖房運転を
終了し、送風乾燥運転に移行した一例を示している。
25で2番目の凝縮圧力検知手段13の検知する値が
2.0Mpaを下回ると、S26で風向変更手段10を
開き上向きの元の位置に戻し、S14でタイマを時間T
bにセットし、S15、S16で10分間の送風乾燥運
転を行い、その後再び元の運転モード((停止あるいは
送風)に戻る。
転中でない時、S17で冷房あるいはドライ運転中の場
合はS18でタイマを時間Tcにセットし、S19、S
20で10分間の送風乾燥運転を行った後、停止時と同
様にS3〜S16を実行して暖房乾燥運転を10分、送
風乾燥運転を10分行った後、再び元の運転モード(冷
房あるいはドライ)に戻る。さらにS17で冷房運転ま
たはドライ運転中でもない、暖房運転中の場合はエアコ
ン内部を乾燥させる運転を必要としないので、S27で
乾燥運転スイッチ14の信号を受け付けず、そのまま元
の運転を継続する。
内機送風回路の風量を最小にすることで、高温の空気が
室内にあまり吹き出さず、室内の快適性が損なわれな
い。また、ある程度室内側の熱交換器に風量を流すこと
で、凝縮圧力の上昇速度が緩和され、長い時間の暖房乾
燥運転を継続でき、かつ室外送風機の停止時凝縮圧力が
低下していくためにエアコン内部の温度も低下するが、
エアコン外の空気と内部を遮断することにより、高温の
熱が外部へ漏れず効率よく長時間エアコンの内部を高温
状態に保つことが可能となり、カビの成長の抑制効果を
増大できる。
部とはセパレート型の空気調和機では室内機の内部で、
ビルトインタイプでは部屋の天井に設けた部分を言うも
のである。また、各実施例の室外送風機はモータのタッ
プを切換えて回転速度を変化させたが、これに限定され
るものではない。
記載に係る発明によれば、空気調和機における室内機送
風回路のカビの成長を抑制できるとともに、効果的な乾
燥と室内の快適性を損なわないように乾燥運転を行うこ
とができる。
和機における室内機送風回路のカビの成長を抑制できる
とともに、冷房またはドライ運転中にいきなり暖房乾燥
運転に切り替えると、高温高湿の空気が室内空間に放出
され快適性が損なわれるが、一旦送風乾燥運転を行うこ
とにより、室内の快適性も維持できる。
転時、冷房期間中のため暖房負荷が高く、凝縮圧力が高
くなり圧縮機に対する負荷が増大するが、凝縮圧力を制
御することで圧縮機の保護が可能となる。また、凝縮圧
力をある一定の範囲内で制御することで、空気調和機の
室内機送風回路の空間をある一定の高温度範囲で保つこ
とが可能となり、カビの成長の抑制効果を増大できる。
転時、冷房期間中のため暖房負荷が高く、凝縮圧力が高
くなり圧縮機に対する負荷が増大するが、凝縮圧力を制
御することで圧縮機を保護できる。また、凝縮圧力をあ
る一定の範囲内で制御することで、空気調和機における
室内機送風回路の空間をある一定の高温度範囲で保つこ
とが可能となり、カビの成長の抑制効果を増大できる。
また、冷凍サイクルの高低圧をバイパスするので、圧縮
機の圧縮比が小さくなり、圧縮機への負荷を軽減でき
る。
転時、高温の空気が室内に漏れず、室内の快適性が損な
われないようにできるとともに、空気調和機の室内機送
風回路を外気と遮断することで、高温の熱が外部へ漏れ
ず効率よく長く前記室内機送風回路を高温状態に保つこ
とが可能となり、カビの成長の抑制効果を増大できる。
また、冷房期間中のため暖房負荷が高く、凝縮圧力が高
くなり圧縮機に対する負荷が増大するが、凝縮圧力を制
御することで圧縮機を保護することができる。
転時、室内への高温空気の吹出しが少なくでき、室内の
快適性を損なわないようにできるとともに、一方である
程度、室内側熱交換器との熱交換が行われ、凝縮圧力の
上昇速度が緩和され、長い時間の暖房乾燥運転が継続で
き、かつ室外送風機の停止時、凝縮圧力が低下していく
ために空気調和機の室内機送風回路の温度も低下する
が、空気調和機の室内機送風回路を外気と遮断すること
で、高温の熱が外部へ漏れず効率よく長く前記室内機送
風回路を高温状態に保つことが可能となり、カビの成長
の抑制効果を増大できる。
における空気調和機の冷凍サイクルを示す図
る空気調和機の制御手段を示すブロック図
制御手段の流れを示すフローチャート
制御手段の流れを示すフローチャート
圧縮機、凝縮圧力、室外送風機の関係を示すタイムチャ
ート
を示す図
すブロック図
制御手段の流れを示すフローチャート
制御手段の流れを示すフローチャート
の圧縮機、凝縮圧力、室内送風機、風向変更手段、室外
送風機の関係を示すタイムチャート
の制御手段の流れを示すフローチャート
の圧縮機、凝縮圧力、室内送風機、風向変更手段、室外
送風機の関係を示すタイムチャート
の制御手段の流れを示すフローチャート
の圧縮機、凝縮圧力、室内送風機、風向変更手段、室外
送風機の関係を示すタイムチャート
ンのタイムチャート
温度と湿度のグラフ
湿度のグラフ
手段) 18 第2の凝縮圧力設定記憶手段 19 送風乾燥運転時間設定記憶手段 20 暖房乾燥運転時間設定記憶手段 23 判定手段 27 電磁2方弁(2方弁) A、A1 制御手段
Claims (6)
- 【請求項1】 圧縮機、4方弁、室外側熱交換器、絞り
手段、室内側熱交換器の順に環状に接続し、かつ前記室
外側熱交換器に室外送風機、前記室内側熱交換器に室内
送風機を設け、前記4方弁により冷房運転と暖房運転に
切換える冷凍サイクルを具備した空気調和機であって、
少なくとも冷房、暖房の運転モードおよび運転停止を指
示する運転モード設定手段と、前記運転モード設定手段
の指示により、前記冷凍サイクルを制御して前記運転モ
ードを実行する制御手段とを設け、前記運転モード設定
手段は前記空気調和機の室内機送風回路を乾燥させるた
め乾燥運転モードを有し、前記制御手段は前記乾燥運転
モード時に使用する前記室内送風機による送風乾燥運転
と前記冷凍サイクルを暖房に切換えて行う暖房乾燥運転
の制御を有し、かつ前記乾燥運転モードの指示を受けた
時に、空気調和機の運転状態を判定し、前記判定した空
気調和機の状態に応じて前記送風乾燥運転と前記暖房乾
燥運転の実行する順序を変えることを特徴とする空気調
和機の制御方法。 - 【請求項2】 圧縮機、4方弁、室外側熱交換器、絞り
手段、室内側熱交換器の順に環状に接続し、かつ前記室
外側熱交換器に室外送風機、前記室内側熱交換器に室内
送風機を設け、前記4方弁により冷房運転と暖房運転に
切換える冷凍サイクルを具備した空気調和機であって、
運転モードを設定する運転モード設定手段と、前記運転
モード設定手段の指示により、前記冷凍サイクルを制御
して前記運転モードを実行する制御手段とを設け、前記
運転モード設定手段は前記空気調和機の室内機送風回路
を乾燥させるための乾燥運転スイッチを有し、前記制御
手段は前記乾燥運転スイッチの信号を受ける運転モード
記憶手段と前記乾燥運転時に使用する前記室内送風機に
よる送風乾燥運転の時間設定記憶手段と前記冷凍サイク
ルを暖房に切換えて行う暖房乾燥運転の時間設定記憶手
段とを有し、かつ前記乾燥運転スイッチの信号と前記運
転モード記憶手段と前記送風乾燥および暖房乾燥の運転
時間設定記憶手段の信号により前記圧縮機と前記4方弁
と前記室内送風機と前記室外送風機を制御するように構
成し、さらに制御手段は前記乾燥運転の指示により、運
転モード記憶手段が空気調和機の運転停止または送風運
転の場合は、設定された時間の暖房乾燥運転を行い、前
記運転モード記憶手段が空気調和機の冷房運転またはド
ライ運転の場合は第1の所定時間だけ送風乾燥運転を行
った後、第2の所定時間だけ暖房乾燥運転と送風乾燥運
転を行い、運転モード記憶手段が空気調和機の暖房運転
の場合は、そのまま暖房運転を継続させるように制御す
ることを特徴とする空気調和機の制御方法。 - 【請求項3】 空気調和機は冷媒の凝縮圧力を検知する
凝縮圧力検知手段を設け、制御手段は凝縮圧力設定記憶
手段を設け、かつ前記凝縮圧力検知手段による凝縮圧力
設定記憶手段の信号に基づき前記室外送風機と前記圧縮
機を制御するように構成し、暖房乾燥運転時において前
記凝縮圧力検知手段の信号が前記凝縮圧力設定記憶手段
の上限設定値を超えると前記室外送風機を停止し、前記
凝縮圧力設定記憶手段の下限設定値を下回ると前記室外
送風機の回転数を下げて前記室外送風機を再運転するこ
とを特徴とする請求項1または2記載の空気調和機の制
御方法。 - 【請求項4】 空気調和機は冷凍サイクルの絞り手段を
バイパスする2方弁と冷媒の凝縮圧力を検知する凝縮圧
力検知手段を設け、制御手段は凝縮圧力設定記憶手段を
設け、かつ前記凝縮圧力検知手段による凝縮圧力設定記
憶手段の信号に基づき室外送風機と圧縮機および前記2
方弁を制御するように構成し、暖房乾燥運転時において
前記凝縮圧力検知手段の信号が前記凝縮圧力設定記憶手
段の上限設定値を超えると前記2方弁を開成することを
特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機の制御
方法。 - 【請求項5】 空気調和機は室内側の吹出し口に風向を
制御する風向変更手段を設け、制御手段は乾燥運転スイ
ッチの信号により前記風向変更手段を制御するように構
成し、かつ前記乾燥運転スイッチの信号により暖房乾燥
運転を行うとともに、前記風向変更手段により前記吹出
し口を閉じることを特徴とする請求項1または2に記載
の空気調和機の制御方法。 - 【請求項6】 空気調和機は室内側の吹出し口に風向を
制御する風向変更手段と冷媒の凝縮圧力を検知する凝縮
圧力検知手段を設け、制御手段には凝縮圧力設定記憶手
段を設け、暖房乾燥運転時において室内送風機および前
記風向変更手段を制御し、かつ前記凝縮圧力検知手段に
よる前記凝縮圧力設定記憶手段の信号に基づき室外送風
機および圧縮機を制御するように構成し、前記暖房乾燥
運転時に前記室内送風機の回転数を低下し、前記凝縮圧
力検知手段の信号が前記凝縮圧力設定記憶手段の上限設
定値を超えると前記室外送風機を停止するとともに前記
風向変更手段を閉じ、前記凝縮圧力設定記憶手段の下限
設定値を下回ると前記室外送風機の回転数を下げて前記
室外送風機を再運転するとともに、前記風向変更手段を
開くように制御することを特徴とする請求項1または2
に記載の空気調和機の制御方法。
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