JP2003329114A - 減速機の入力歯車軸の潤滑油路構造 - Google Patents

減速機の入力歯車軸の潤滑油路構造

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JP2003329114A
JP2003329114A JP2002136711A JP2002136711A JP2003329114A JP 2003329114 A JP2003329114 A JP 2003329114A JP 2002136711 A JP2002136711 A JP 2002136711A JP 2002136711 A JP2002136711 A JP 2002136711A JP 2003329114 A JP2003329114 A JP 2003329114A
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JP
Japan
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oil passage
input gear
gear shaft
shaft
oil
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JP2002136711A
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Yuji Goto
裕二 後藤
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/042Guidance of lubricant
    • F16H57/043Guidance of lubricant within rotary parts, e.g. axial channels or radial openings in shafts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯車軸を支持している左右の軸受に、必要
量の潤滑油を供給する。 【解決手段】 減速機4の入力歯車軸13を支持してい
る左右の軸受5a,5bに、この入力歯車軸13の内部
に設けられた油路14から潤滑油を供給する。前記入力
歯車軸13の内部に設けられた油路14から、左右の軸
受5a、5bに潤滑油を供給するための油路5a,5b
を、軸心と平行でかつ軸心から同一の半径位置に設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、減速機の入力歯車
軸を支持する左右の軸受部に潤滑油を供給するための潤
滑油路構造に関する。
【0002】
【従来の技術と解決すべき課題】減速機の入力歯車軸の
潤滑油路の構造として、歯車軸の軸方向に貫通した油路
を利用して、歯車軸を支持する左右の軸受部に潤滑油を
供給する構造につき、図4によって説明する。
【0003】モータ41は減速機42を駆動するモータ
であり、モータ41のロータ43の回転軸44は軸受4
5a、45bにより、ハウジング46の隔壁47a、4
7bに支持されている。この回転軸44と同軸上に減速
機42の入力歯車軸48が配置され、この入力歯車軸4
8はスプライン部50により前記回転軸44と係合し、
互いに一体的に回転するようになっている。入力歯車軸
48の両端軸部分は、軸受51aと51bにより隔壁4
7b、47cにそれぞれ支持される。入力歯車軸48の
外周には歯部48aが形成され、この油路52には隔壁
47aに設けた油路53が中空管54を介して連通し、
潤滑油が油路52に導入される。
【0004】また、回転軸44とスプライン係合する入
力歯車軸48の軸心にも油路55が形成され、この油路
55からはスプライン部50の隙間50aを通して一方
の軸受51aに潤滑油を供給し、また他方の軸受51b
には、油路55と接続する複数の油孔56を介して潤滑
油が供給されるようになっている。
【0005】しかし、この場合、油孔56の設けられる
軸心からの距離と、スプライン部50の隙間50aの軸
心からの距離とが相違していると、左右の軸受51aと
51bに対する潤滑油の供給量が同一にならず、軸受5
1aと51bの潤滑条件が異なるという問題を生じる。
【0006】これは入力歯車軸48の回転により、油路
から分岐して潤滑油を導く隙間50aと油孔56からの
潤滑油に作用する遠心力が相違するためで、軸心から距
離が短い油孔56からの供給量が少ないことに起因す
る。
【0007】本発明はこのような問題を解決するために
提案されたもので、左右の軸受に対して均等に、ないし
は互いに必要量の潤滑油を供給することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は減速機の入力歯
車軸を支持している左右の軸受に、この入力歯車軸の内
部に設けられた油路から潤滑油を供給する潤滑油路構造
において、前記入力歯車軸の内部に設けられた第一の油
路から、左右の軸受に潤滑油を供給するための第二、第
三の油路を、軸心と平行でかつ軸心から同一の半径位置
に設ける。
【0009】
【作用・効果】したがって本発明によれば、第二、第三
の油路の軸心からの半径位置を同一にしたことで、入力
歯車軸の回転によって生じる遠心力の影響が第二、第三
の油路で等しくなり、第二、第三の油路の面積に応じた
流量の潤滑油を供給できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態の一つであるハ
イブリッド駆動ユニットの構成を図1に示す。
【0011】本ユニットは、エンジン1により駆動され
る発電機2と、発電機2で発生した電力を蓄えるバッテ
リー(図示せず)と、バッテリーに蓄えられた電力によ
って駆動するモータ3と、モータ3の出力回転を減速す
る減速機4と、減速された出力回転をタイヤに伝達する
駆動軸6とから構成する。
【0012】モータ3からの出力回転を伝達する減速機
4の、入力歯車の軸受5(5a,5b)の潤滑油路構造
について、図2に詳細を示す。
【0013】モータ3のロータ7と減速機4の入力歯車
軸13は、ロータ軸7aの一端に設けられた軸スプライ
ン12bと入力歯車軸13に設けられた穴スプライン1
2aとによって結合される。
【0014】ロータ軸7aの中心には油路10が貫通し
ており、入力歯車軸13の中心には油路14が設けられ
ている。ロータ軸7aと入力歯車軸13はスプライン結
合され、油路10と油路14は連通している。
【0015】ロータ7はロータ軸7aの両端部分が軸受
8a、8bによって支持されており、軸受8aはハウジ
ング9の隔壁9aに設けられたケーシング17に、軸受
8bは隔壁9bに設けられたケーシング18に支持され
ている。
【0016】減速機4の入力歯車軸13は軸受5a、5
bによって支持されており、軸受5aは同じく隔壁9b
に設けられたケーシング19に、軸受5bは隔壁9cに
設けられたケーシング20に支持されている。
【0017】潤滑油は、ハウジング9の隔壁9aに設け
られた油路11から中空管11aにより、油路10を経
由して油路14に供給される。油路14から一方の軸受
5aへは油路12c、21を経由して潤滑油の供給が行
われる。
【0018】油路12cは、軸スプライン12bと穴ス
プライン12aを結合した際にできる隙間である。油路
12cを設けるには、軸スプライン12bの外径を穴ス
プライン12aの内径よりも小さくしたり、軸スプライ
ン12bの山の部分を数箇所切り欠いたりする。
【0019】油路21は、隔壁9bの貫通孔21aに軸
受5a、8b、ロータ軸7aを組み込んだ時にできる環
状の空間で、油路12cから流れてきた潤滑油が軸受5
aと8bに供給されるよう構成されている。
【0020】油路14から軸受5bへの潤滑油の供給
は、油路15、22を経由して行われる。
【0021】油路22は、軸受5b、入力歯車軸13を
隔壁9cに組み込んだ際にできる空間で、油路15から
供給された潤滑油が軸受5bに供給されるよう設計され
ている。油路15は、油路14から入力歯車軸13の隔
壁9c側の軸端まで軸心と平行に貫通しており、回転時
のアンバランス量を低減するために、軸心対称に少なく
とも二箇所以上設けられている。油路15は入力歯車軸
13に対して油路12cと同じ半径位置、すなわち軸心
からの等しい距離に設けられており、また油路15と油
路12cの断面積比は、軸受5a、5bの必要潤滑油量
の比率に応じた面積比となっている。
【0022】入力歯車軸13の内部に連通溝16を設け
て、油路14に供給された潤滑油が連通溝16を経由し
て油路12c、15に分配されるようにしている。連通
溝16は、入力歯車軸13の軸方向の概ね中央付近に位
置し、油路12c、15と同じかそれ以上の半径位置に
設ける。
【0023】連通溝16は穴スプライン12bの大径よ
りも大きな径の穴でもかまわないが、入力歯車軸13の
歯底の肉厚が薄くなり、歯元強度が低下するのを防ぐた
めに、一部を切り欠いた溝形状とした。
【0024】次に作用を説明すると、モータ7が回転す
ると、ロータ軸7aと入力歯車軸13が同一回転する。
【0025】ロータ軸7aに設けた油路10から、入力
歯車軸13に設けた油路14に導かれた潤滑油は、連通
溝16を通って油路12cと15に分岐するが、油路1
2c、15は入力歯車軸13の軸心から半径方向に同じ
位置にあり、入力歯車軸13の回転により生じる遠心力
の影響が等しいので、油路12c、15にはそれぞれの
断面積に応じた流量が流れる。
【0026】これにより、軸受5a、5bに必要潤滑油
量が供給することができる。
【0027】また、ロータ軸の軸端7bが連通溝16の
中央付近になるようにしてある。これにより、軸端7b
から油路12c、15までの距離が概ね等しくなり、遠
心力による流量配分への影響を少なくできる。
【0028】第二の実施形態を図3に示す。
【0029】入力歯車軸13の穴スプライン12bをハ
ウジング9c側の軸端まで貫通させ、軸スプライン23
aを有するプラグ部材23で係止する構造とする。
【0030】軸スプライン23aと穴スプライン12b
の間には、軸スプライン23aの一部の歯を切り欠くこ
とで隙間を設け、これが油路15として機能する。
【0031】本実施形態において、油路15と油路12
cは入力歯車軸13に対して軸心からの半径方向の位置
が等しくなるので、入力歯車軸13の回転による遠心力
は二つの油路15、12cに対して等しく作用する。ま
た、穴スプライン12bが入力歯車軸13を貫通する形
になるので、加工が容易となり、加工に要する時間が短
縮され、生産性を向上できる。
【0032】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるわけではなく、特許請求の範囲に記載の技術思想の
範囲内で様々な変更を成し得ることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるハイブリッド駆動ユ
ニットの構成図。
【図2】第一の実施形態である歯車軸受周辺の詳細図。
【図3】第二の実施形態である歯車軸受周辺の詳細図。
【図4】関連技術を示す断面図。
【符号の説明】
5a、5b、51a、51b 入力歯車軸受 7、43 モータのロータ 7a、44 ロータ軸 8a、8b、45a、45b ロータ軸受 9a〜c、47a〜c 隔壁 10、11、52、53 油路 12、50 スプライン部 12a、50a 穴スプライン 12b 軸スプライン 12c スプラインの隙間(第二の油
路) 13、48 入力歯車軸 14、55 油路(第一の油路) 15、56 油路(第三の油路) 16 連通溝 17〜20 軸受用ケーシング 21、22 油路 23 プラグ部材 23a 油路(スプラインの隙間)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】減速機の入力歯車軸を支持している左右の
    軸受に、この入力歯車軸の内部に設けられた油路から潤
    滑油を供給する潤滑油路構造において、 前記入力歯車軸の内部に設けられた第一の油路から、左
    右の軸受に潤滑油を供給するための第二、第三の油路
    が、軸心と平行でかつ軸心から同一の半径位置に設けた
    ことを特徴とする潤滑油路構造。
  2. 【請求項2】前記入力歯車軸の第一の油路の内部に、第
    二、第三の油路と同じかそれ以上の半径位置に第二、第
    三の油路をつなぐ連通溝を有する請求項1に記載の減速
    機の入力歯車軸の潤滑油路構造。
  3. 【請求項3】前記連通溝は、軸心対称に少なくとも2個
    以上有することを特徴とする請求項2に記載の減速機の
    入力歯車軸の潤滑油路構造。
  4. 【請求項4】前記入力歯車軸の軸心を貫通して穴スプラ
    インを設け、この穴スプラインの一端に入力歯車軸に回
    転を伝達する出力軸の軸スプラインを嵌合し、その他端
    をプラグ部材で封止し穴スプラインの内部を前記第一油
    路として潤滑油を導き、穴スプラインと軸スプラインの
    隙間、および、穴スプラインとプラグ部材の隙間に、そ
    れぞれ左右の軸受に潤滑油を導く第二、第三の油路を形
    成した請求項1に記載の減速機の入力歯車軸の潤滑油構
    造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012125156A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Shimano Inc 両軸受リール及びその設計方法
JP5113949B1 (ja) * 2012-05-09 2013-01-09 株式会社小松製作所 ホイールローダ
WO2022059153A1 (ja) * 2020-09-17 2022-03-24 本田技研工業株式会社 パワーユニットおよびパワーユニットの組立方法

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