JP2003328826A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置

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JP2003328826A
JP2003328826A JP2002139910A JP2002139910A JP2003328826A JP 2003328826 A JP2003328826 A JP 2003328826A JP 2002139910 A JP2002139910 A JP 2002139910A JP 2002139910 A JP2002139910 A JP 2002139910A JP 2003328826 A JP2003328826 A JP 2003328826A
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internal combustion
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Satoshi Watanabe
智 渡辺
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関の運転を安定させるために機関回転
数を目標機関回転数に維持するための制御装置の故障を
従来の方法とは別の方法によって検出する。 【解決手段】 機関要求負荷に応じて目標吸気量TGa
が決定され、吸気量に応じて目標燃料供給量TGiが決
定される。機関始動時であってアイドリング運転時には
機関回転数Nが目標機関回転数TNに維持されるように
目標吸気量補正制御を実行するための目標吸気量補正手
段を具備する。目標吸気量補正制御の実行中であって内
燃機関の温度が所定温度よりも低く且つ空燃比を目標空
燃比とするための燃料供給量補正制御が実行されている
ときに、目標吸気量に対する補正量Kがその上限値Ku
または下限値Klとなったときの目標機関回転数に対す
る機関回転数の偏差が所定の偏差値ΔNthよりも大き
いことをもって目標吸気量補正手段が故障していると判
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の1つとして、燃焼室に吸入さ
れる空気(吸気)の量を制御するためのスロットル弁を
備え、空燃比が目標空燃比となるように吸気量に応じて
燃料噴射弁から吸気中に燃料が噴射されるようになって
いる内燃機関が知られている。このような内燃機関が始
動された直後においては、内燃機関の温度が低いことも
あって、燃料が燃焼室にて燃焼しづらい。こうした状況
下において、内燃機関の始動(機関始動)直後に、内燃
機関の運転状態(機関運転状態)が内燃機関に要求され
る負荷(機関要求負荷)が極めて小さいいわゆるアイド
リング運転状態にあると、燃料噴射弁から吸気中に噴射
される燃料の量(燃料噴射量)も極めて少ないために、
燃料が燃焼室にて非常に燃焼しづらく、結果的に、内燃
機関の運転が安定しない。
【0003】そこで、機関始動直後に内燃機関の運転が
不安定になることを回避するために、機関始動直後に機
関運転状態がアイドリング運転状態(以下、始動後アイ
ドリング運転状態と称す)にあるときに内燃機関の運転
を安定させるのに最低限必要な機関回転数を目標機関回
転数(以下、目標アイドル回転数と称す)として予め設
定しておき、始動後アイドリング運転状態下において、
機関回転数がこの目標アイドル回転数よりも小さいとき
には、スロットル弁の開度を徐々に大きくし、斯くし
て、吸気量を徐々に多くするようにするシステムが、特
開平8−128351号公報に開示されている。
【0004】ところで、上記公報のシステムが故障する
場合がある。そして、こうした故障は何らかの方法で検
知されるべきである。そこで、上記公報では、吸気量を
補正するための補正パラメータは、機関回転数と目標ア
イドル回転数との偏差に応じて決定されていることか
ら、吸気量を強制的に増大させたり減少させたりしたと
きに、この補正パラメータが変化すれば、上記公報の制
御装置は正常であると判定され、逆に、この補正パラメ
ータが変化しなければ、上記公報の制御装置は故障して
いると判定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】いずれにしても、始動
後アイドリング運転状態下においては、内燃機関の運転
を安定させるために機関回転数を目標アイドル回転数に
維持するための制御装置が知られており、そして、この
制御装置の故障は検出されるべきである。そこで、本発
明の目的は、上述した内燃機関の制御装置の故障を従来
の方法とは別の方法によって検出することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、1番目の発明では、内燃機関に要求される機関要求
負荷に応じて目標吸気量を決定し、且つ、吸気量に応じ
て内燃機関の燃焼室に供給するべき目標燃料供給量を決
定する目標吸気量・目標燃料供給量決定手段と、機関始
動時であって機関運転状態がアイドリング運転状態にあ
るときには機関回転数が目標機関回転数に維持されるよ
うに上記機関要求負荷に応じて決定された目標吸気量を
補正するための目標吸気量補正制御を実行するための目
標吸気量補正手段と、燃焼室内の空燃比を検出するため
の空燃比検出手段と、該空燃比検出手段によって検出さ
れる空燃比に基づいて、燃焼室内の空燃比が目標空燃比
となるように目標燃料供給量を補正するための燃料供給
量補正制御を実行するための手段と、内燃機関の温度を
検出するための温度検出手段とを具備し、上記目標吸気
量補正制御における目標吸気量に対する補正量の上限値
または下限値が予め設定されている内燃機関の制御装置
において、目標吸気量補正制御の実行中であって内燃機
関の温度が予め定められた温度よりも低く且つ燃料供給
量補正制御が実行されているときに、目標吸気量に対す
る補正量がその上限値または下限値となったときの目標
機関回転数に対する機関回転数の偏差が予め定められた
偏差値よりも大きいことをもって、上記目標吸気量補正
手段に故障が発生していると判定する。
【0007】ここで、目標機関回転数、補正量、目標吸
気量補正制御、目標吸気量補正手段、空燃比検出手段、
温度検出手段、および、目標吸気量補正制御は、それぞ
れ、後述する実施形態において、目標アイドル回転数、
吸気量補正係数、IS制御、IS制御装置、酸素セン
サ、水温センサ、および、目標燃料供給量のフィードバ
ック補正に相当する。
【0008】上記課題を解決するために、2番目の発明
では、内燃機関に要求される機関要求負荷に応じて目標
吸気量を決定し、且つ、吸気量に応じて内燃機関の燃焼
室に供給するべき目標燃料供給量を決定する目標吸気量
・目標燃料供給量決定手段と、機関始動時であって機関
運転状態がアイドリング運転状態にあるときには機関回
転数が目標機関回転数に維持されるように上記機関要求
負荷に応じて決定された目標吸気量を補正するための目
標吸気量補正制御を実行するための目標吸気量補正手段
と、燃焼室内の空燃比を検出するための空燃比検出手段
と、該空燃比検出手段によって検出される空燃比に基づ
いて、燃焼室内の空燃比が目標空燃比となるように目標
燃料供給量を補正するための燃料供給量補正制御を実行
するための手段と、内燃機関の温度を検出するための温
度検出手段とを具備し、上記目標吸気量補正制御におけ
る目標吸気量に対する補正量の上限値または下限値が予
め設定されている内燃機関の制御装置において、目標吸
気量補正制御の実行中であって内燃機関の温度が予め定
められた温度よりも低く且つ燃料供給量補正制御が実行
されているときに、目標吸気量に対する補正量がその上
限値または下限値となったときの目標機関回転数に対す
る補正量がその上限値または下限値となったときの目標
機関回転数に対する機関回転数の偏差が予め定められた
偏差値よりも大きい状態が予め定められた期間に亘って
継続したことをもって、上記目標吸気量補正手段に故障
が発生していると判定する。
【0009】ここで、目標機関回転数、補正量、目標吸
気量補正制御、目標吸気量補正手段、空燃比検出手段、
温度検出手段、および、目標吸気量補正制御は、それぞ
れ、後述する実施形態において、目標アイドル回転数、
吸気量補正係数、IS制御、IS制御装置、酸素セン
サ、水温センサ、および、目標燃料供給量のフィードバ
ック補正に相当する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明につ
いて説明する。図1は、本発明の第1実施形態の制御装
置を備えた内燃機関の全体図を示している。図1におい
て、1は機関本体、2はシリンダブロック、3はシリン
ダヘッド、4は燃焼室、5はピストン、6は吸気ポー
ト、7は吸気弁、8は排気ポート、9は排気弁、10は
点火栓を示している。シリンダブロック2には、内燃機
関を冷却するための冷却水路11が形成されている。ま
た、シリンダブロック2には、冷却水路11内の冷却水
の温度を検出するための水温センサ12が取り付けられ
ている。
【0011】吸気ポート6には、燃料噴射弁13が取り
付けられている。また、吸気ポート6には、吸気通路1
4が接続されている。吸気通路14内にはサージタンク
15が形成されている。サージタンク15上流の吸気通
路14内には、スロットル弁16が配置されている。ス
ロットル弁16には、ステップモータ17が接続されて
いる。また、スロットル弁16上流の吸気通路14には
エアクリーナ18が配置されている。さらに、スロット
ル弁16上流であってエアクリーナ18下流の吸気通路
14には、エアフローメータ19が取り付けられてい
る。
【0012】水温センサ12、および、エアフローメー
タ19の出力は電子制御回路(ECU)20に入力され
る。ECU20は、水温センサ12の出力に基づいて内
燃機関の温度を推定することができ、エアフローメータ
19の出力に基づいて燃焼室4に吸入される空気(吸
気)の量を算出することができる。一方、点火栓10、
燃料噴射弁13、および、スロットル弁16駆動用ステ
ップモータ17はECU20に接続されており、これら
の作動はECU20によって制御される。また、内燃機
関はクランク角を検出するためのクランク角センサ21
を具備し、このクランク角センサ21の出力はECU2
0に入力される。ECU20はこのクランク角センサ2
1の出力に基づいて機関回転数を算出することができ
る。また、内燃機関はアクセルペダル22の踏込量を検
出することによって内燃機関に要求されている負荷(機
関要求負荷)を検出するための負荷センサ23を具備
し、この負荷センサ23の出力もECU20に入力され
る。
【0013】なお、排気ポート8には、排気通路24が
接続されており、この排気通路24には、燃焼室4から
排出される排気ガス中の酸素濃度を検出するための酸素
センサ25が取り付けられている。この酸素センサ25
の出力はECU20に入力される。ECU20はこの酸
素センサ25の出力に基づいて燃焼室4内における空燃
比を算出することができる。
【0014】さて、第1実施形態の内燃機関では、要求
されている出力を内燃機関から出力させることができる
ように燃焼室4に吸入される空気(吸気)の量が目標吸
気量として決定される。詳細には、機関回転数が大きく
なるほど目標吸気量は多くなり、機関要求負荷が大きく
なるほど目標吸気量は多くなる。第1実施形態では、目
標吸気量TGaは、図2に示されているように、機関回
転数Nと機関要求負荷Lとの関数でもってマップの形で
ECU20に予め記憶されており、内燃機関の運転中
に、機関回転数Nと機関要求負荷Lとに基づいて図2の
マップから目標吸気量TGaが読み込まれ、燃焼室4に
吸入される空気の量がこの目標吸気量TGaとなるよう
にスロットル弁16の開度(スロットル開度)がステッ
プモータ17によって制御される。目標吸気量TGaが
大きく設定されれば、スロットル弁16の開度が大きく
されるので、このときには、吸気量は多くなり、逆に、
目標吸気量TGaが小さく設定されれば、スロットル弁
16の開度が小さくされるので、このときには、吸気量
は少なくなる。
【0015】さて、第1実施形態の内燃機関では、燃焼
室4内の空燃比が目標空燃比となるように、吸気量と目
標空燃比とに応じて燃料噴射弁13から噴射されて燃焼
室4に供給される燃料の目標量(以下、目標燃料供給量
と称す)が決定される。詳細には、吸気量が多くなるほ
ど目標燃料供給量は多くされ、目標空燃比が大きくなる
ほど、すなわち、目標空燃比のリーン度合が大きくなる
ほど目標燃料供給量は少なくされる。第1実施形態で
は、目標燃料供給量TGiは、図3に示されているよう
に、吸気量Gaと目標空燃比A/Fとの関数でもってマ
ップの形でECU20に予め記憶されており、内燃機関
の運転中に、吸気量Gaと目標空燃比A/Fとに基づい
て図3のマップから目標燃料供給量TGiが読み込ま
れ、燃料噴射弁13からこの目標燃料供給量TGiの燃
料が噴射されるように燃料噴射弁13の作動が制御され
る。
【0016】さらに、第1実施形態では、目標燃料供給
量TGiは、空燃比が確実に目標空燃比となるように、
酸素センサ25からの出力に基づいて算出される空燃比
(算出空燃比)に基づいてフィードバック補正される。
詳細には、目標燃料供給量TGiに乗じるための補正係
数(空燃比補正係数)を用意しておき、算出空燃比が目
標空燃比よりも大きいとき、すなわち、実際の空燃比が
目標空燃比よりもリーンであるときには、この空燃比補
正係数が大きくされる。これによれば、目標燃料供給量
TGiが増量側に補正されるので、実際の空燃比が目標
空燃比に向かってリッチ側にシフトすることとなる。一
方、算出空燃比が目標空燃比よりも小さいとき、すなわ
ち、実際の空燃比が目標空燃比よりもリッチであるとき
には、空燃比補正係数が小さくされる。これによれば、
目標燃料供給量TGiが減量側に補正されるので、実際
の空燃比が目標空燃比に向かってリーン側にシフトする
こととなる。
【0017】なお、機関始動時であって機関運転状態が
アイドリング運転状態にあるときには、この目標燃料供
給量のフィードバック補正は、所定の条件が成立した場
合にのみ実行される。
【0018】さて、第1実施形態では、基本的には、上
述したように目標吸気量TGaが設定され、吸気量がこ
の目標吸気量TGaとなるようにスロットル弁16駆動
用ステップモータ17の作動が制御される。ところが、
第1実施形態では、内燃機関の始動(機関始動)から予
め定められた期間が経過するまでの間(機関始動時)に
おいて、内燃機関の運転状態(機関運転状態)がアクセ
ルペダル22の踏込量が零であるために機関要求負荷が
極めて小さいいわゆるアイドリング運転状態にあるとき
には、これとは異なる形態で、目標吸気量が設定され
る。以下、この機関始動時であって機関運転状態がアイ
ドリング運転状態(以下、始動後アイドリング運転状態
と称す)にあるときの目標吸気量の設定方法について説
明する。
【0019】機関運転状態がアイドリング運転状態にあ
るときには、内燃機関を安定して運転せしめるために最
低限必要な機関回転数が存在する。ところが、機関始動
時においては、内燃機関の温度(機関温度)が低いこと
が多く、このように機関温度が低い場合には、燃料が燃
焼室4内にて燃焼しづらく、機関回転数が内燃機関を安
定して運転せしめるために最低限必要な機関回転数を下
回ってしまう可能性がある。
【0020】そこで、第1実施形態では、始動後アイド
リング運転状態下において、内燃機関を安定して運転せ
しめるために最低限必要な機関回転数が目標機関回転数
(以下、目標アイドル回転数と称す)として予め定めら
れている。そして、機関始動時であって機関運転状態が
アイドリング運転状態にあるときにも、始めに、機関回
転数と機関要求負荷とに基づいて図2のマップから目標
吸気量TGaが読み出されるが、現在の機関回転数が目
標アイドル回転数を下回っている場合には、目標吸気量
TGaが増量側に補正される。第1実施形態において、
目標吸気量TGaが増量側に補正されると、吸気量が多
くなり、したがって、燃料供給量も多くなるので、機関
回転数が大きくなる。
【0021】一方、機関始動時であって機関運転状態が
アイドリング運転状態にあるときに、現在の機関回転数
が目標アイドル回転数を上回っている場合には、目標吸
気量TGaが減量側に補正される。第1実施形態におい
て、目標吸気量TGaが減量側に補正されると、吸気量
が少なくなり、したがって、燃料供給量も少なくなるの
で、機関回転数が小さくなる。
【0022】こうした目標吸気量の補正を繰り返すこと
によって、始動後アイドリング運転状態下において、機
関回転数が目標アイドル回転数に維持されることとな
る。
【0023】図4は、始動後アイドリング運転状態下に
おいて機関運転状態を目標アイドル回転数に維持するた
めの目標吸気量の制御(以下、IS制御と称す)が、第
1実施形態に従って実行されたときの機関回転数などの
推移の一例を示している。図4において、(A)は機関
回転数Nの推移を示し、(B)は目標吸気量に対する補
正量(吸気補正係数)Kの推移を示している。
【0024】時刻t0において、内燃機関が始動される
と、機関回転数Nはいったん目標アイドル回転数TNを
超えてピークに達した後に、時刻t3において、目標ア
イドル回転数TNを下回る。実質的に、ここから、目標
吸気量の補正が開始される。すなわち、時刻t3におい
て、機関回転数Nが目標アイドル回転数TNを下回るの
で、吸気補正係数Kが1.0から徐々に大きくされる。
目標吸気量は図2のマップから読み込まれた目標吸気量
TGaにこの吸気補正係数Kを乗じて算出されるので、
吸気補正係数Kが1.0から徐々に大きくされると、目
標吸気量TGaも徐々に大きくなる。すると、機関回転
数Nが目標アイドル回転数TNに向かって徐々に上昇す
る。
【0025】やがて、時刻t7において、機関回転数N
が目標アイドル回転数TNを超えると、吸気補正係数K
は徐々に小さくされる。すると、目標吸気量TGaも徐
々に小さくなるので、機関回転数Nが目標アイドル回転
数TNに向かって徐々に下降する。そして、時刻t9に
おいて、機関回転数Nが目標アイドル回転数TNとなる
と、吸気補正係数K1はそのときの値に維持される。斯
くして、第1実施形態によれば、始動後アイドリング運
転状態下において、機関運転状態が目標機関運転状態に
維持される。
【0026】ところで、IS制御の実行中において、機
関回転数が目標アイドル回転数を下回っているからとい
って、目標吸気量があまりに多くなってしまうのも問題
である。そこで、第1実施形態では、目標吸気量に対す
る補正量(以下、吸気補正量と称す)に上限値が設けら
れている。したがって、第1実施形態では、目標補正量
がこの上限値に達した場合には、機関回転数が目標アイ
ドル回転数を下回っていたとしても、吸気補正量はこの
上限値に維持されることとなる。
【0027】図5は、IS制御に従って吸気補正量が上
限値に維持される場合における機関回転数などの推移の
一例を示している。図4と同様に、図5において、
(A)は機関回転数Nの推移を示しており、(B)は吸
気補正係数(吸気補正量)Kの推移を示している。
【0028】図5に示した例では、時刻t0において、
内燃機関が始動されると、機関回転数Nはいったん目標
アイドル回転数TNを超えた後に、時刻t3において、
目標アイドル回転数TNを下回る。ここから、目標吸気
量の補正が開始され、時刻t3において、機関回転数N
が目標アイドル回転数TNを下回るので、吸気補正係数
Kが1.0から徐々に大きくされ、したがって、機関回
転数Nが目標アイドル回転数TNに向かって徐々に上昇
する。ところが、図5に示した例では、機関回転数Nが
目標アイドル回転数TNに到達する前に、時刻t9にお
いて、吸気補正係数Kがその上限値Kuに達してしま
う。そして、時刻t9以降は、吸気補正係数Kはその上
限値Kuに維持される。
【0029】一方、IS制御中において、機関回転数が
目標アイドル回転数を上回っているからといって、目標
吸気量があまりに少なくなってしまうのも問題である。
そこで、第1実施形態では、吸気補正量に下限値が設け
られている。したがって、第1実施形態では、吸気補正
値がこの下限値に達した場合には、機関回転数が目標ア
イドル回転数を上回っていたとしても、吸気補正量はこ
の下限値に維持されることとなる。
【0030】図6は、IS制御に従って吸気補正量が下
限値に維持される場合における機関回転数などの推移の
一例を示している。図4と同様に、図6において、
(A)は機関回転数Nの推移を示しており、(B)は吸
気補正係数(吸気補正量)Kの推移を示している。
【0031】図6に示した例では、時刻t0において、
内燃機関が始動されると、機関回転数Nはいったん目標
アイドル回転数TNを超えた後に、時刻t3において、
目標アイドル回転数TNを下回る。ここから、目標吸気
量の補正が開始され、時刻t3において、機関回転数N
が目標アイドル回転数TNを下回るので、吸気補正係数
Kが1.0から徐々に大きくされ、したがって、機関回
転数Nが目標アイドル回転数TNに向かって徐々に上昇
する。そして、時刻t5において、機関回転数Nは目標
アイドル回転数TNを超えるので、時刻t5以降は、吸
気補正係数Kが徐々に小さくされ、機関回転数Nは目標
アイドル回転数TNに向かって下降する。ところが、図
6に示した例では、機関回転数Nが目標アイドル回転数
TNに到達する前に、時刻t10において、吸気補正係
数Kがその下限値Klに達してしまう。そして、時刻t
10以降は、吸気補正係数Kはその下限値Klに維持さ
れる。
【0032】ところで、内燃機関は、上述したようにI
S制御を実行するための制御装置(以下、IS制御装置
と称す)を具備する。ここで、IS制御装置に故障が発
生している場合には、その故障が検出されるべきであ
る。そこで、第1実施形態では、以下で説明するIS制
御装置の故障診断が実行される。
【0033】すなわち、目標吸気量に対する補正量(吸
気補正量)の上限値および下限値は、ほとんど全ての場
合において、機関回転数を目標アイドル回転数に到達さ
せるのに十分な値に設定されている。したがって、吸気
補正量がその上限値または下限値に達したとしても、機
関回転数は目標アイドル回転数からさほどずれていない
はずである。したがって、逆に、吸気補正量がその上限
値または下限値に達したときに、機関回転数が目標アイ
ドル回転数から大きくずれている場合には、IS制御装
置に何らかの故障が発生していると考えられる。
【0034】そこで、第1実施形態では、IS制御の実
行中であって、内燃機関の温度が予め定められた温度よ
りも低く(いわゆる機関冷間時)且つ上述した目標燃料
供給量のフィードバック補正が実行されているときにお
いて、吸気補正量がその上限値または下限値に達したと
きの目標アイドル回転数に対する機関回転数のずれ(偏
差)が予め定められた値(偏差値)よりも大きいことを
もって、IS制御装置に故障が発生していると判定する
ようにしている。
【0035】なお、第1実施形態において、目標燃料供
給量のフィードバック補正が実行されているときに、I
S制御装置の故障を診断するようにすることには、以下
のような利点がある。空燃比が大きく変動しているとき
には、機関回転数も大きく変動する。したがって、IS
制御装置の故障を診断するために機関回転数を利用する
場合において、空燃比が大きく変動しているときにIS
制御装置の故障診断が実行されると、IS制御装置の故
障診断精度が低下することとなる。ここで、目標燃料供
給量のフィードバック補正が実行されていれば、空燃比
は目標空燃比近傍に維持されているはずであるので、空
燃比は大きくは変動せず、したがって、機関回転数も大
きくは変動しない。したがって、目標燃料供給量のフィ
ードバック補正が実行されているときに、IS制御装置
の故障診断を実行するようにすれば、IS制御装置の故
障診断精度が高く維持されることとなる。
【0036】また、機関始動時において内燃機関の温度
が比較的低いときには、特に、内燃機関の運転を安定さ
せるために、機関回転数を或る一定の回転数以上に維持
する要請が高く、したがって、IS制御装置の故障を診
断する要請が高い。第1実施形態では、内燃機関の温度
が予め定められた温度よりも低いときに、IS制御装置
の故障が診断されるので、これによれば、IS制御装置
の故障診断が特に必要であるときに、IS制御装置の故
障が診断されることとなる。なお、内燃機関の温度は水
温センサ12の出力に基づいてECU20によって推定
可能である。
【0037】図7は、IS制御に従って吸気補正量が上
限値に維持される場合において、IS制御装置に故障が
発生していると判定される場合の一例を示している。図
5と同様に、図7において、(A)は機関回転数Nの推
移を示しており、(B)は吸気補正係数(吸気補正量)
Kの推移を示している。
【0038】図7に示した例では、時刻t0において、
内燃機関が始動されると、機関回転数Nはいったん目標
アイドル回転数TNを超えた後に、時刻t3において、
目標アイドル回転数TNを下回る。ここから、目標吸気
量の補正が開始され、時刻t3において、機関回転数N
が目標アイドル回転数TNを下回るので、吸気補正係数
Kが1.0から徐々に大きくされ、したがって、機関回
転数Nが目標アイドル回転数TNに向かって徐々に上昇
する。ところが、図7に示した例では、機関回転数Nが
目標アイドル回転数TNに到達する前に、時刻t9にお
いて、吸気補正係数Kがその上限値Kuに達してしま
う。このとき、機関回転数Nと目標アイドル回転数TN
との偏差は、予め定められた偏差値ΔNthよりも大き
いので、第1実施形態によれば、この場合には、IS制
御装置に故障が発生していると判定される。もちろん、
この例において、時刻t9においては、内燃機関の温度
は予め定められた温度よりも低く、且つ、目標燃料供給
量のフィードバック補正が実行されている。
【0039】図8は、第1実施形態のIS制御装置の故
障を診断するためのルーチンを示すフローチャートを示
している。なお、図8のルーチンはIS制御の実行中で
あって内燃機関の温度が予め定められた温度よりも低
く、且つ、目標燃料供給量のフィードバック補正が実行
されているときに実行されるルーチンである。図8のル
ーチンでは、始めに、ステップ10において、吸気補正
係数Kが上限値Kuよりも大きい(K>Ku)か、或い
は、吸気補正係数Kが下限値Klよりも小さい(K<K
l)か否かが判別される。ステップ10において、K>
KuまたはK<Klであると判別されたとき、すなわ
ち、吸気補正係数Kが上限値Kuに達しているか、或い
は、下限値Klに達していると判別されたときには、ル
ーチンはステップ11に進んで、機関回転数Nが目標ア
イドル回転数TNよりも大きく(N>TN)且つ機関回
転数Nと目標アイドル回転数TNとの偏差(N−TN)
が予め定められた偏差値ΔNthよりも大きい(N−T
N>ΔNth)か否かが判別される。
【0040】ステップ11において、N>TNで且つN
−TN>ΔNthであると判別されたときには、ルーチ
ンはステップ14に進んで、IS制御装置に故障が発生
していることを表示するための故障表示フラグFがセッ
トされ、ルーチンが終了する。一方、ステップ11にお
いて、N>TNで且つN−TN≦ΔNthであると判別
されたときには、ルーチンはステップ12に進んで、機
関回転数Nが目標アイドル回転数TNよりも小さく(N
<TN)且つ機関回転数Nと目標アイドル回転数TNと
の偏差が予め定められた偏差値ΔNthよりも大きい
(TN−N>ΔNth)か否かが判別される。
【0041】ステップ12において、N<TNで且つT
N−N>ΔNthであると判別されたときには、ルーチ
ンはステップ14に進んで、故障表示フラグFがセット
され、ルーチンが終了する。
【0042】一方、ステップ10において、Kl≦K≦
Kuであると判別されたとき、および、ステップ12に
おいて、N<TNで且つTN−N≦ΔNthであると判
別されたときには、ルーチンはステップ13に進んで、
故障表示フラグFがリセットされる。
【0043】ところで、IS制御の実行中であって内燃
機関の温度が予め定められた温度よりも低く、且つ、目
標燃料供給量のフィードバック補正が実行されていると
きにおいて、内燃機関やIS制御装置に対する外乱の影
響によって、IS制御装置が正常であっても、一時的
に、吸気補正係数がその上限値または下限値に達したと
きに機関回転数が目標アイドル回転数から大きくずれて
いることもある。第1実施形態によれば、この場合に
も、IS制御装置に故障が発生していると判定してしま
うが、このことはIS制御装置の故障診断精度を低下さ
せることになる。一方、吸気補正係数がその上限値また
は下限値に達し且つ機関回転数が目標アイドル回転数か
ら大きくずれている状態が所定の時間に亘って継続して
いる場合には、IS制御装置には明らかに故障が発生し
ていると考えられるので、こうした場合にのみ、IS制
御装置に故障が発生していると判定するようにすれば、
IS制御装置の故障診断精度が高く維持されることとな
る。
【0044】そこで、第2実施形態では、IS制御の実
行中であって内燃機関の温度が予め定められた温度より
も低く、且つ、目標燃料供給量のフィードバック補正が
実行されているときにおいて、吸気補正係数がその上限
値または下限値に達し且つ目標アイドル回転数に対する
機関回転数のずれが予め定められた値よりも大きい状態
が予め定められた回数だけ検出されたことをもって、I
S制御装置に故障が発生していると判定するようにして
いる。すなわち、第2実施形態では、IS制御の実行中
であって内燃機関の温度が予め定められた温度よりも低
く、且つ、目標燃料供給量のフィードバック補正が実行
されているときにおいて、吸気補正係数がその上限値ま
たは下限値に達し且つ目標アイドル回転数に対する機関
回転数のずれが予め定められた値よりも大きい状態が一
定の期間に亘って継続したことをもって、IS制御装置
に故障が発生していると判定するようにしている。これ
によれば、IS制御装置の故障診断精度が高く維持され
ることとなる。
【0045】図9は、第2実施形態のIS制御装置の故
障を診断するためのルーチンを示すフローチャートを示
している。なお、図9のルーチンはIS制御の実行中で
あって内燃機関の温度が予め定められた温度よりも低
く、且つ、目標燃料供給量のフィードバック補正が実行
されているときに実行されるルーチンである。図9のル
ーチンでは、始めに、ステップ20において、吸気補正
係数Kが上限値Kuよりも大きい(K>Ku)か、或い
は、吸気補正係数Kが下限値Klよりも小さい(K<K
l)か否かが判別される。ステップ20において、K>
KuまたはK<Klであると判別されたとき、すなわ
ち、吸気補正係数Kが上限値Kuに達しているか、或い
は、下限値Klに達していると判別されたときには、ル
ーチンはステップ21に進んで、機関回転数Nが目標ア
イドル回転数TNよりも大きく(N>TN)且つ機関回
転数Nと目標アイドル回転数TNとの偏差(N−TN)
が予め定められた偏差値ΔNthよりも大きい(N−T
N>ΔNth)か否かが判別される。
【0046】ステップ21において、N>TNで且つN
−TN>ΔNthであると判別されたときには、ルーチ
ンはステップ25に進んで、IS制御装置に故障が発生
している可能性があると判定された回数を示す故障判定
回数カウンタCがカウントアップされる。一方、ステッ
プ21において、N>TNで且つN−TN≦ΔNthで
あると判別されたときには、ルーチンはステップ22に
進んで、機関回転数Nが目標アイドル回転数TNよりも
小さく(N<TN)且つ機関回転数Nと目標アイドル回
転数TNとの偏差が予め定められた偏差値ΔNthより
も大きい(TN−N>ΔNth)か否かが判別される。
【0047】ステップ22において、N<TNで且つT
N−N>ΔNthであると判別されたときには、ルーチ
ンはステップ25に進んで、故障判定回数カウンタCが
カウントアップされる。
【0048】ステップ26では、故障判定回数カウンタ
Cが予め定められた値Cthよりも大きい(C>Ct
h)か否かが判別される。すなわち、ステップ26で
は、ステップ21において、N>TNで且つN−TN>
ΔNthと判定された回数、或いは、ステップ22にお
いて、N<TNで且つTN−N>ΔNthであると判定
された回数が、予め定められた回数よりも多いか否かが
判別される。ステップ26において、C>Cthである
と判別されたときには、ルーチンはステップ27に進ん
で、IS制御装置に故障が発生していることを表示する
ための故障表示フラグFがセットされ、ルーチンが終了
する。一方、ステップ26において、C≦Cthである
と判別されたときには、ルーチンは終了する。
【0049】一方、ステップ20において、Kl≦K≦
Kuであると判別されたとき、および、ステップ22に
おいて、N<TNで且つTN−N≦ΔNthであると判
別されたときには、ルーチンはステップ23に進んで、
故障判定回数カウンタCがクリアされ、次いで、ステッ
プ24において、故障表示フラグFがリセットされる。
【0050】なおIS制御装置の故障診断の精度を高く
維持するために、上述した実施形態に従ったIS制御の
実行中において、上述した目標燃料供給量のフィードバ
ック補正が実行され、且つ、空燃比が目標空燃比近傍に
維持されていることが確認された場合にのみ、上述した
実施形態に従ったIS制御の故障診断が実行されるよう
にしてもよい。
【0051】
【発明の効果】目標吸気量に対する補正量がその上限値
または下限値に達したとしても、機関回転数が目標機関
回転数から大きくずれている場合には、目標吸気量補正
手段に故障が発生している蓋然性が高い。したがって、
目標吸気量に対する補正量がその上限値または下限値と
なっているときの目標機関回転数に対する機関回転数の
偏差が予め定められた偏差値よりも大きいことをもっ
て、目標吸気量補正手段に故障が発生していると判定す
ることができる。1番目の発明によれば、上述した場合
に、目標吸気量補正手段に故障が発生していると判定さ
れるので、目標吸気量補正手段の故障が検出されること
となる。
【0052】さらに、2番目の発明によれば、目標吸気
量に対する補正量がその上限値または下限値となってい
るときの目標機関回転数に対する機関回転数の偏差が予
め定められた偏差値よりも大きい状態が予め定められた
期間に亘って継続したことをもって、目標吸気量補正手
段に故障が生じていると判定されるので、目標吸気量に
対する補正量がその上限値または下限値となっていると
きの目標機関回転数に対する機関回転数の偏差が、外乱
によって一時的に予め定められた偏差値よりも大きくな
ったとしても、目標吸気量補正手段に故障が生じている
とは判定されない。したがって、本発明によれば、より
精度高く、目標吸気量補正手段の故障が判定されること
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の制御装置を備えた内燃機関の全
体図である。
【図2】目標吸気量TGaを設定するために用いられる
マップを示す図である。
【図3】目標燃料供給量TGiを設定するために用いら
れるマップを示す図である。
【図4】第1実施形態に従ってIS制御が実行されたと
きの機関回転数Nと吸気補正係数Kとの推移の一例を示
したタイムチャートを示す図である。
【図5】第1実施形態に従ってIS制御が実行されたと
きに吸気補正係数Kがその上限値に維持される場合の一
例を示したタイムチャートを示す図である。
【図6】第1実施形態に従ってIS制御が実行されたと
きに吸気補正係数Kがその下限値に維持される場合の一
例を示したタイムチャートを示す図である。
【図7】第1実施形態のIS制御装置の故障診断におい
て故障が検出される場合の一例を示したタイムチャート
を示す図である。
【図8】第1実施形態のIS制御装置の故障診断を実行
するためのルーチンを示すフローチャートである。
【図9】第2実施形態のIS制御装置の故障診断を実行
するためのルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…機関本体 4…燃焼室 10…点火栓 13…燃料噴射弁 14…吸気通路 16…スロットル弁 24…排気通路 25…酸素センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関に要求される機関要求負荷に応
    じて目標吸気量を決定し、且つ、吸気量に応じて内燃機
    関の燃焼室に供給するべき目標燃料供給量を決定する目
    標吸気量・目標燃料供給量決定手段と、機関始動時であ
    って機関運転状態がアイドリング運転状態にあるときに
    は機関回転数が目標機関回転数に維持されるように上記
    機関要求負荷に応じて決定された目標吸気量を補正する
    ための目標吸気量補正制御を実行するための目標吸気量
    補正手段と、燃焼室内の空燃比を検出するための空燃比
    検出手段と、該空燃比検出手段によって検出される空燃
    比に基づいて、燃焼室内の空燃比が目標空燃比となるよ
    うに目標燃料供給量を補正するための燃料供給量補正制
    御を実行するための手段と、内燃機関の温度を検出する
    ための温度検出手段とを具備し、上記目標吸気量補正制
    御における目標吸気量に対する補正量の上限値または下
    限値が予め設定されている内燃機関の制御装置におい
    て、目標吸気量補正制御の実行中であって内燃機関の温
    度が予め定められた温度よりも低く且つ燃料供給量補正
    制御が実行されているときに、目標吸気量に対する補正
    量がその上限値または下限値となったときの目標機関回
    転数に対する機関回転数の偏差が予め定められた偏差値
    よりも大きいことをもって、上記目標吸気量補正手段に
    故障が発生していると判定するようにしたことを特徴と
    する内燃機関の制御装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関に要求される機関要求負荷に応
    じて目標吸気量を決定し、且つ、吸気量に応じて内燃機
    関の燃焼室に供給するべき目標燃料供給量を決定する目
    標吸気量・目標燃料供給量決定手段と、機関始動時であ
    って機関運転状態がアイドリング運転状態にあるときに
    は機関回転数が目標機関回転数に維持されるように上記
    機関要求負荷に応じて決定された目標吸気量を補正する
    ための目標吸気量補正制御を実行するための目標吸気量
    補正手段と、燃焼室内の空燃比を検出するための空燃比
    検出手段と、該空燃比検出手段によって検出される空燃
    比に基づいて、燃焼室内の空燃比が目標空燃比となるよ
    うに目標燃料供給量を補正するための燃料供給量補正制
    御を実行するための手段と、内燃機関の温度を検出する
    ための温度検出手段とを具備し、上記目標吸気量補正制
    御における目標吸気量に対する補正量の上限値または下
    限値が予め設定されている内燃機関の制御装置におい
    て、目標吸気量補正制御の実行中であって内燃機関の温
    度が予め定められた温度よりも低く且つ燃料供給量補正
    制御が実行されているときに、目標吸気量に対する補正
    量がその上限値または下限値となったときの目標機関回
    転数に対する補正量がその上限値または下限値となった
    ときの目標機関回転数に対する機関回転数の偏差が予め
    定められた偏差値よりも大きい状態が予め定められた期
    間に亘って継続したことをもって、上記目標吸気量補正
    手段に故障が発生していると判定するようにしたことを
    特徴とする内燃機関の制御装置。
JP2002139910A 2002-05-15 2002-05-15 内燃機関の制御装置 Pending JP2003328826A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012225269A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Toyota Motor Corp エアフローメーターの故障検出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012225269A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Toyota Motor Corp エアフローメーターの故障検出装置

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