JP2003328745A - 内燃機関用消音器 - Google Patents
内燃機関用消音器Info
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- JP2003328745A JP2003328745A JP2002132610A JP2002132610A JP2003328745A JP 2003328745 A JP2003328745 A JP 2003328745A JP 2002132610 A JP2002132610 A JP 2002132610A JP 2002132610 A JP2002132610 A JP 2002132610A JP 2003328745 A JP2003328745 A JP 2003328745A
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- outlet pipe
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Abstract
んど残らず外部に排出することができる内燃機関用消音
器を提供する。 【解決手段】 隔壁4には、これをプレス成形すること
により、第2の室5Bの下端部に溜まった凝縮水を排出
するためのガイド部8を一体に形成する。ガイド部8
は、第2の室5B側から第3の室5C側へ向かって凹
み、かつ同方向に向かって小径になるテーパ状に形成す
る。ガイド部8の下端部は、隔壁4Bの下端部近傍に一
体的に連続させる。ガイド部8の上部には、第2の室5
B側から第3の室5C側へ突出する支持筒部9を連設す
る。この支持筒部46の内周面には、アウトレット管7
の上流側端部を嵌合固定する。
Description
ン等の内燃機関に用いられる内燃機関用消音器に関す
る。
グと、このハウジングの内部を複数の室に区分する複数
の隔壁と、複数の室のうちの第1の室に下流側端部が連
通したインレット管と、複数の室のうちの第2の室に上
流側端部が連通したアウトレット管とを有しており、イ
ンレット管から第1の室に排気ガスが導入される。第1
の室に導入された排気ガスは、隔壁に設けられたインナ
ー管及び/又は多数の連通孔を介して第2の室に流入す
る。そして、第2の室からアウトレット管を介して外部
に放出される。
から排出される排気ガスには、多量の水分が含まれてい
る。この水分は、ハウジング内で凝縮して溜まる。この
凝縮水を放置すると、ハウジングの内面が錆びるおそれ
がある。
は、第2の室内に突出したアウトレット管の上流側端部
にガイド部を設けている。ガイド部は漏斗状をなしてお
り、その下端部はハウジングの下端部内面に接近して配
置されている。したがって、ハウジング内に溜まった凝
縮水は、排気ガスと共にガイド部上をその下端部から上
方へ向かって流れ、アウトレット管に流入する。そし
て、アウトレット管から外部に排出される。
消音器においては、ガイド部の下端部をハウジングの下
端部内面に接近させてはいるものの、下端部内面に接触
させていない。これは、ガイド部をハウジングの下端部
内面に接触させると、車両の振動に伴ってハウジングと
ガイド部とが衝突を繰り返し、大きな騒音が発生するか
らである。ところが、ガイド部の下端部をハウジングの
下端部内面から上方へ離すと、ガイド部より下側に溜ま
った凝縮水をガイド部及び排気管を介して外部に排出す
ることができないという問題があった。
を解決するためになされたもので、ハウジングと、この
ハウジングの内部空間をその一端側から他端側へ向かっ
て複数の室に分離する複数の隔壁と、上記複数の室のう
ちの第1の室に排気ガスを導入するインレット管と、上
記複数の室のうちの第2の室から排気ガスを外部に放出
するアウトレット管と、上記第2の室に設けられ、上部
が上記第2の室に開口する上記アウトレット管の上流側
端部に連通したガイド部とを備え、上記第2の室内の下
部に溜まった凝縮水を、排気ガスにより上記ガイド部上
をその下端部から上方へ流して上記アウトレット管に流
入させ、アウトレット管から外部に排出するようにした
内燃機関用消音器において、上記ガイド部の下端部を上
記第2の室に臨む隔壁の下端部に一体化された状態で連
続させたことを特徴としている。この場合、上記ガイド
部を、その下端部から上方へ向かうにしたがって上記第
2の室から上記アウトレット管の下流側へ向かって離間
するように傾斜させることが望ましい。上記ガイド部
は、上記第2の室に臨む隔壁に一体に設けることが望ま
しい。上記第2の室に臨む隔壁に、一端部が上記ガイド
部の上部に連通し、他端部が上記第2の室から離間する
方向に突出する支持筒部を形成し、この支持筒部に上記
アウトレット管を嵌合させることが望ましい。この場合
には、上記アウトレット管の上流側端部を上記支持筒部
の外周に嵌合させ、上記ガイド部の上部を上記支持筒部
の内部を介して上記アウトレット管に連通させることが
望ましい。上記第2の室に臨む隔壁をプレス成形するこ
とにより、上記ガイド部を上記第2の室に臨む隔壁に一
体に形成することが望ましい。上記第2の室に臨む隔壁
をプレス成形することにより、上記ガイド部及び上記支
持筒部を上記第2の室に臨む隔壁に一体に形成すること
が望ましい。
ついて図1〜図5を参照して説明する。図1及び図2に
示すように、この実施の形態の内燃機関用消音器1は、
ハウジング2を備えている。このハウジング2は、両端
が開口した断面長円状の筒体21を有している。この筒
体21は、その軸線及び断面における長軸を水平方向に
向けて配置されている。筒体21の両端開口部は、端壁
(隔壁)22,23によって閉じられている。これによ
り、ハウジング2の内部に密閉空間が形成されている。
4が設けられている。隔壁は、一つだけ設けられること
もあり、三つ以上設けられることもある。隔壁3,4
は、後述する凹部32,42が形成された部分を除き、
全周にわたって筒体21の内周面に溶接等によって固定
されている。隔壁4A,4Bは、端壁22,23に対し
て筒体21の軸線方向へ離間するとともに、同方向へ互
いに離間して配置されている。これにより、ハウジング
2内の密閉空間が、図1、図2における右側(以下、上
下左右は図1及び図2における上下左右を意味するもの
とする。)の端壁22とこれに隣接する隔壁3との間に
位置する第1の室5Aと、左側の端壁23とこれに隣接
する隔壁4との間に位置する第2の室5Bと、隔壁3,
4の間に位置する第3の室5Cとの三つの室に区分され
ている。第1の室5Aと第3の室5Cとは、隔壁3に形
成された多数の小孔31(図4参照)を介して連通して
いる。第3の室5Cと第2の室5Bとは、隔壁4に形成
された多数の小孔41(図3参照)を介して連通してい
る。第1、第2、第3の室5A,5B,5Cの各間は、
小孔31,41に代えて、あるいはそれらと共にインナ
ー管(図示せず)を介して連通されることもある。
の下端中央部には、凹部32,42がそれぞれ形成され
ている。各凹部32,42は、筒体21の下端部内面と
協働して凝縮水を流すための通路を形成しており、第1
の室5A内の凝縮水は凹部32を通って第3の室5Cに
流入し、第3の室5C内の凝縮水は凹部42を通って第
2の室5Bに流入するようになっている。
したインレット管6及びアウトレット管7が設けられて
いる。インレット管6及びアウトレット管7は、筒体2
1の軸線と平行に配置されている。インレット管6の上
流側端部は、端壁23から外部に開口し、ガソリンエン
ジン等の内燃機関(図示せず)に接続されている。イン
レット管6の下流側端部は、第2の室5B、隔壁4、第
3の室5C及び隔壁3を順次貫通し、第1の室5Aに突
出している。したがって、エンジンから排出された排気
ガスは、第1の室5Aに導入される。第1の室5Aに導
入された排気ガスは、隔壁3に形成された多数の小孔3
1を通って第3の室5Cに流入し、さらに隔壁4に形成
された小孔41を通って第2の室5Bに流入する。アウ
トレット管7の上流側端部は、第2の室5Bに後述する
ガイド部8を介して連通している。アウトレット管7の
下流側端部は、第3の室5C、隔壁3、第1の室5A及
び端壁22を順次貫通して外部に開口している。したが
って、第2の室5Bに流入した排気ガスは、アウトレッ
ト管7を通って外部に排出される。
ことにより、ガイド部8とこれに続く支持筒部9とが形
成されている。ガイド部8は、図3に示すように、第2
の室5B内から第3の室5C側へ向かって見たとき、隔
壁4の略中央部から斜め下方に向かって延びる長円状を
なしており、その下端は、隔壁4の下端縁近傍まで延び
ている。ガイド部8の下端は、隔壁4Bの下端縁まで延
ばし、筒体21の下端部内面に接するようにしてもよ
い。図1、図2及び図5に示すように、ガイド部8は、
当該ガイド部8が形成された部分をプレス成形すること
により、第2の室5B側から第3の室5C側へ向かって
経込む凹部として形成されている。しかも、ガイド部8
を区画する面は、第2の室5B側から第3の室5C側へ
向かうにしたがって漸次小径となるテーパ状に形成され
ている。ガイド部8の各部のテーパ度は、その下端部か
らガイド部8の長軸に沿って隔壁4の中央側へ向かう箇
所において最も小さくなっており、当該箇所から周方向
へ離れるにしたがってテーパ度が大きくなり、周方向へ
ほぼ45°以上離れた箇所においては一定になってい
る。
ちの、隔壁4の中央側の一端部には、両端が開口した断
面円形の支持筒部9の一端部が連接されている。この支
持筒部9の他端部は、筒体21の軸線と平行に第3の室
5B側へ向かって延びている。つまり、アウトレット管
7と平行にその下流側へ向かって延びている。支持筒部
9の内周には、アウトレット管7の上流側端部が嵌合さ
せられている。この場合、アウトレット管7は、その上
流側の端面が支持筒部9の第2の室5B側の端面と同一
平面上に位置するよう、上流側端部が支持筒部9の全長
にわたって嵌合されている。したがって、アウトレット
管7は、支持筒部9が介在することなく、ガイド部8だ
けを介して第2の室5Bに連通している。アウトレット
管7は、その上流側の端面が支持筒部9の第2の室5B
側における端面より第3の室5C側に位置した状態で、
支持筒部9の内周面に嵌合させ、支持筒部9の内部及び
ガイド部8を介して第2の室5Bに連通させてもよい。
は、排気ガスが第2の室5Bからアウトレット管7内に
流入するとき、その一部がガイド部8に沿ってその下端
部から上方へ向かって流れる。この排気ガスにより、第
2の室5Bの下端部に溜まった凝縮水がガイド部8上を
その下端部から上方へ押し上げられ、アウトレット管7
に流入する。この場合、ガイド部8がその下端部からア
ウトレット管7側である上方へ向かうにしたがって第2
の室5Bからアウトレット管7の下流側へ向かうように
傾斜しているので、ガイド部8が鉛直に設けられている
場合に比して、凝縮水は容易に上方へ流れてアウトレッ
ト管7に流入する。しかも、ガイド部8がそれより下側
の隔壁4の下端部に続いているので、ガイド部8より下
側に溜まった凝縮水が排気ガスにより隔壁4に沿って押
し上げられ、隔壁4からガイド部8の下端部に至る。そ
して、ガイド部8上を流れてアウトレット管7に流入す
る。アウトレット管7に流入した凝縮水は、排気ガスと
共にアウトレット管7の下流側へ流れ、その下流側端部
から外部に排出される。したがって、ガイド部8の下端
部が筒体21の下端部内面から上方へ離れているにも拘
わらず、第2の室5Bには凝縮水がほとんど溜まること
がない。よって、消音器1の内部に錆が発生するのを防
止することができる。
けられているので、筒体21の振動に伴って隔壁4が振
動したとき、隔壁4と一緒に振動し、隔壁4に対して接
触離間を繰り返すことがない。したがって、騒音が発生
することがない。
しているから、ガイド部8をアウトレット管7に狭い第
2の室5B内において固定する作業が不要になる。した
がって、消音器1の製造費を低減することができる。特
に、この消音器1では、隔壁4をプレス成形することに
よってガイド部8及び支持筒部9を隔壁4と一体に形成
しているから、ガイド部8及び支持筒部9を独立した部
品として製造する必要がなく、その分だけ部品点数を減
らすことができる。よって、消音器1の製造費をより一
層低減することができる。
されるものでなく、適宜変更可能である。例えば、上記
の実施の形態においては、アウトレット管7の上流側端
部を支持筒部9の内周に嵌合させているが、支持筒部9
の外周に嵌合させてもよい。そのようにした場合には、
上記の実施の形態に比して凝縮水をガイド部8からアウ
トレット管7へ流れ易くすることができる。また、上記
の実施の形態においては、アウトレット管7が隔壁4か
ら第2の室5Bに開口していることに対応して、ガイド
部8を隔壁4に形成しているが、隔壁3又は端壁22,
23にガイド部を形成してもよい。例えば、アウトレッ
ト管7が隔壁4から第3の室5Cに開口している場合
(この場合には、第3の室5Cが第2の室になる。)に
は、隔壁3にガイド部が形成される。また、アウトレッ
ト管7が端壁23から第2の室5Bに開口している場合
には、端壁23にガイド部が形成される。この場合、こ
の発明では端壁23が隔壁とみなされる。さらに、上記
の実施の形態においては、隔壁4をプレス成形すること
により、ガイド部8及び支持筒部9を隔壁4に対して一
体化しているが、ガイド部8及び支持筒部9をそれぞれ
独立して、または一体化した状態で形成し、ガイド部8
を隔壁4に溶接等によって一体的に固定するとともに、
支持筒部9にアウトレット管7を嵌合固定してもよい。
ば、ハウジングの下端部に溜まった凝縮水をほとんど残
らず外部に排出することができるという効果が得られ
る。
3のX−X断面図である。
る。
Claims (7)
- 【請求項1】 ハウジングと、このハウジングの内部空
間をその一端側から他端側へ向かって複数の室に分離す
る複数の隔壁と、上記複数の室のうちの第1の室に排気
ガスを導入するインレット管と、上記複数の室のうちの
第2の室から排気ガスを外部に放出するアウトレット管
と、上記第2の室に設けられ、上部が上記第2の室に開
口する上記アウトレット管の上流側端部に連通したガイ
ド部とを備え、上記第2の室内の下部に溜まった凝縮水
を、排気ガスにより上記ガイド部上をその下端部から上
方へ流して上記アウトレット管に流入させ、アウトレッ
ト管から外部に排出するようにした内燃機関用消音器に
おいて、 上記ガイド部の下端部を上記第2の室に臨む隔壁の下端
部に一体化された状態で連続させたことを特徴とする内
燃機関用消音器。 - 【請求項2】 上記ガイド部を、その下端部から上方へ
向かうにしたがって上記第2の室から上記アウトレット
管の下流側へ向かって離間するように傾斜させたことを
特徴とする請求項1に記載の内燃機関用消音器。 - 【請求項3】 上記ガイド部を上記第2の室に臨む隔壁
に一体に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載
の内燃機関用消音器。 - 【請求項4】 上記第2の室に臨む隔壁に、一端部が上
記ガイド部の上部に連通し、他端部が上記第2の室から
離間する方向に突出する支持筒部を形成し、この支持筒
部に上記アウトレット管を嵌合させたことを特徴とする
請求項3に記載の内燃機関用消音器。 - 【請求項5】 上記アウトレット管の上流側端部を上記
支持筒部の外周に嵌合させ、上記ガイド部の上部を上記
支持筒部の内部を介して上記アウトレット管に連通させ
たことを特徴とする請求項4に記載の内燃機関用消音
器。 - 【請求項6】 上記第2の室に臨む隔壁をプレス成形す
ることにより、上記ガイド部を上記第2の室に臨む隔壁
に一体に形成したことを特徴とする請求項3に記載の内
面機関用消音器。 - 【請求項7】 上記第2の室に臨む隔壁をプレス成形す
ることにより、上記ガイド部及び上記支持筒部を上記第
2の室に臨む隔壁に一体に形成したことを特徴とする請
求項4又は5に記載の内面機関用消音器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002132610A JP4152670B2 (ja) | 2002-05-08 | 2002-05-08 | 内燃機関用消音器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002132610A JP4152670B2 (ja) | 2002-05-08 | 2002-05-08 | 内燃機関用消音器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003328745A true JP2003328745A (ja) | 2003-11-19 |
JP4152670B2 JP4152670B2 (ja) | 2008-09-17 |
Family
ID=29696097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002132610A Expired - Fee Related JP4152670B2 (ja) | 2002-05-08 | 2002-05-08 | 内燃機関用消音器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4152670B2 (ja) |
-
2002
- 2002-05-08 JP JP2002132610A patent/JP4152670B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP4152670B2 (ja) | 2008-09-17 |
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