JP2003328631A - 蝶番ピン - Google Patents

蝶番ピン

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JP2003328631A
JP2003328631A JP2002138292A JP2002138292A JP2003328631A JP 2003328631 A JP2003328631 A JP 2003328631A JP 2002138292 A JP2002138292 A JP 2002138292A JP 2002138292 A JP2002138292 A JP 2002138292A JP 2003328631 A JP2003328631 A JP 2003328631A
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hinge pin
outer diameter
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retaining member
bearing
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JP2002138292A
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Inventor
Tadayoshi Nakamura
忠芳 中村
Hidetake Yamazawa
英丈 山澤
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Nitto Kogyo Corp
Original Assignee
Nitto Kogyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蝶番ピン自体に抜け止め部材が常時組み込ま
れたものとすることにより部品点数を減らすことができ
るうえに、軸受部への組付作業を簡略化できるようにし
て使用上および保管上の手数を少なくし、しかも、扉を
箱本体の開口部にヒンジ結合した後であっても、必要時
には簡単に扉を取り外すことができる蝶番ピンを提供す
る。 【解決手段】 蝶番ピン本体1の先方部にくびれ軸部3
を設けてあり、このくびれ軸部3には、常時は蝶番ピン
本体1の外径より少なくとも一部が突出しているが、こ
の突出部分に外力が加えられると蝶番ピン本体1の外径
レベルに弾性変形可能な抜け止め部材4を嵌着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気機器類収納用
箱などの箱類において、箱本体に扉を開閉自在に連結す
る蝶番ピンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気機器類収納用箱などの箱類におい
て、箱本体の開口部を開閉自在に閉塞する扉は、その一
側に設けられている扉側の軸受部と箱本体の開口縁に設
けられている箱側の軸受部とに挿通される蝶番ピンによ
りヒンジ結合されているが、この蝶番ピンが両軸受部の
軸受孔から抜け出ることを防ぐためには、蝶番ピン本体
の先端近くに抜け止めピンを挿込むピン挿通孔を設けて
おき、蝶番ピンを両軸受部の軸受孔に挿通した後にこの
ピン挿通孔に割りピンなどの抜け止めピンを挿し込んだ
り、蝶番ピン本体の先端近くに止めリングを係合させる
係合溝を設けておき、蝶番ピンを両軸受部の軸受孔に挿
通した後にこの係合溝にeリングなどの止めリングを係
合させることにより抜け止めを計っている。このように
従来の蝶番ピンには抜け止め部材が組み込まれておら
ず、別部材である抜け止め部材を後作業として組み込む
ものであるために部品点数が増え、しかも、抜け止め部
材は小部品であるため組込作業が面倒なうえに紛失し易
いなど使用上も保管上も手数がかかり、また、抜け止め
ピンや止めリングなどの抜け止め部材が蝶番ピン本体に
組み付けられた後に扉を取り外したい時には抜け止め部
材の離脱が面倒なために取り外しに手数を要し、必要時
に扉を簡単に取り外し難いという問題もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
するところは上記した従来の問題点を解決し、蝶番ピン
自体に抜け止め部材が常時組み込まれたものとすること
により部品点数を減らすことができるうえに、軸受部へ
の組付作業を簡略化できるようにして使用上および保管
上の手数を少なくし、しかも、扉を箱本体の開口部にヒ
ンジ結合した後であっても、必要時には簡単に扉を取り
外すことができる蝶番ピンを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決した本
発明の蝶番ピンは、蝶番ピン本体の先方部にくびれ軸部
を設けてあり、このくびれ軸部には、常時は蝶番ピン本
体の外径より少なくとも一部が突出しているが、この突
出部分に外力が加えられると蝶番ピン本体の外径レベル
に弾性変形可能な抜け止め部材を嵌着してあることを特
徴とするものである。また、前記した発明における抜け
止め部材としては、両端のリング状部をばね性を有する
く字状の屈曲線材の複数本により連繋して各屈曲線材の
中間屈曲部が蝶番ピン本体の外径より常時突出するよう
に略紡錘形に成形された籠状部材が特に蝶番ピンの押し
込み時や抜き出し時に屈曲線材の線条部分がガイドとな
って円滑に着脱されるので最適であり、これを請求項2
の発明とする。
【0005】このような本発明によれば、箱本体に扉を
開閉自在にヒンジ結合する場合には、従来の蝶番ピンを
用いる場合と同様にして扉側の軸受部を箱側の軸受部に
組み合わせた後に、箱側の軸受部とよりなる軸受孔の一
端に蝶番ピン本体の先端をあてがって押し込むだけで、
蝶番ピン本体の先方部に設けられているくびれ軸部に嵌
着されて常時は蝶番ピン本体の外径より突出している抜
け止め部材は、突出部分に外力が加えられると蝶番ピン
本体の外径レベルに弾性変形可能なものとしてあるため
に、押し込みにより抜け止め部材の突出部分が前記した
軸受部の開口端を通過する際に加えられる外力で蝶番ピ
ン本体の外径レベルにまで弾性変形されて円滑に軸受孔
に挿通されてゆき、抜け止め部材が前記した軸受孔の他
端を出た時点で再び蝶番ピン本体の外径より突出するこ
ととなるので、蝶番ピン本体は軸受孔の両端に位置する
この抜け止め部材とピン頭部による抜け止め効果により
軸受孔から抜けでることを阻止されることとなり、扉が
箱本体に対して本発明の蝶番ピンによって的確にヒンジ
結合されることとなる。また、このようにしてピンジ結
合された後において扉を取り外したい場合には、ピン頭
部を摘んで蝶番ピンを強く引けば、前記した挿通時と同
じ理由により、抜け止め部材は軸受部の開口端を通過す
る際に加えられる外力で突出部分が蝶番ピン本体の外径
レベルに弾性変形されて蝶番ピンが円滑に軸受孔より引
き出されることとなるので、扉を取り外す必要が生じた
時には簡単に扉を取り外すことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を詳細に説明する。図において1は蝶番ピン本体であ
る。この蝶番ピン本体1はその一端がピン頭部2に形成
され、他端に近い先方部には蝶番ピン本体1の外径より
も細径のくびれ軸部3が設けられている。4はくびれ軸
部3に嵌着されている抜け止め部材であって、この抜け
止め部材4は前記した蝶番ピン本体1のくびれ軸部3に
嵌着したとき、少なくともその一部が常時は蝶番ピン本
体1の外径より突出するが、この突出部分に外力が加え
られると蝶番ピン本体1の外径レベルに弾性変形するも
のであればよいが、図示する抜け止め部材4は、ポリア
セタール樹脂やポリエチレン樹脂などの強靱且つ弾性変
形可能な合成樹脂材やばね鋼板などのばね板材により成
形されたので、切割5、5付きのリング状部6、6を両
端としてこのリング状部6、6がばね性を有するく字状
の屈曲線材7の複数本により連繋されて各屈曲線材7の
中間屈曲部8を蝶番ピン本体1の外径より常時突出部分
とした略紡錘形の籠状部材としてある。なお、図におい
て9は蝶番ピン本体1のピン頭部2に続く部分に必要に
応じて形成してある蝶番ピン本体1よりは大径であるが
ピン頭部2よりは小径の段部、3aは前記したくびれ軸
部3の中間に必要に応じて拡径して形成される爪係止段
部、4aは屈曲線材7、7間においてリング状部6、6
から必要に応じて内向きに形成されて先端が爪係止段部
3aの端面に当接される位置決め用の爪部である。
【0007】このように構成されたものは、使用時には
従来の蝶番ピンと同様に扉側の軸受部21を箱側の軸受
部11、12間に介入させるなど、扉側の軸受部21と
箱側の軸受部11、12とを組み合わせて両軸受部1
1、21、12により軸受孔を形成したうえ、この両軸
受部11、21、12により形成された軸受孔の一端に
蝶番ピン本体1の先端をあてがってピン頭部2を押し込
めば、蝶番ピン本体1の先方部に設けられているくびれ
軸部3には常時は蝶番ピン本体の外径より突出するよう
に抜け止め部材4が嵌着されているにもかかわらず、本
発明における抜け止め部材4は、その突出部分に外力が
加えられると蝶番ピン本体1の外径レベルに弾性変形可
能なものであるから、押し込みによって抜け止め部材4
がピン挿込側の軸受部の開口端を通過する際に加えられ
る外力で突出部分が蝶番ピン本体1の外径レベルに位置
されるまで弾性変形され、このために前記した押し込み
を続けることによって蝶番ピン本体1は円滑に軸受孔に
挿通されてゆき、抜け止め部材4がピン挿込側とは反対
側の軸受部の開口端を出た時点で自動的に蝶番ピン本体
1の外径より突出している旧状に戻り、この抜け止め部
材4とピン頭部2とが前記した挿通孔の両開口端に配置
されることとなり、この抜け止め部材4とピン頭部2に
よる抜け止め効果で蝶番ピン本体1は軸受孔から抜けで
ることが阻止されて扉は箱本体1に対して的確に連結さ
れることとなる。
【0008】また、このような本発明の蝶番ピンによっ
て、箱本体の開口部に開閉自在にヒンジ結合されている
扉を取り外したい場合には、ピン頭部2を摘んで蝶番ピ
ン本体1を強く引けば、前記した挿通時と同じ理由によ
り、抜け止め部材4は軸受部の開口端を通過する際に加
えられる外力で突出部分が蝶番ピン本体1の外径レベル
にまで凹むので、特別な操作を加えなくても円滑に軸受
孔より引き出されることとなり、このため必要時には簡
単な手数で扉を取り外すことができる。なお、ピン頭部
2を摘んで蝶番ピン本体1を引き抜く場合、ピン頭部2
が軸受部の端に密接しているときには蝶番ピン本体1の
先端を叩くなどしてピン頭部2を摘み易くする必要があ
るが、図示した実施の形態のように、ピン頭部2に続く
部分に蝶番ピン本体1よりは大径であるが、ピン頭部2
よりは小径の段部9を形成しておけば、この段部9の長
さに相当する隙間がピン頭部2と軸受部の端との間に形
成されることとなるため、簡単にピン頭部2を摘んだ
り、マイナスドライバを隙間に挿し込んだうえ、てこの
原理で操作することができることとなって好都合なもの
となる。
【0009】さらに、抜け止め部材4が常時蝶番ピン本
体1のくびれ軸部3に嵌着保持されて1部材とされてい
るから、部品点数が最少となって保管、管理上便利なも
のとなり、また、蝶番ピン本体1を軸受孔に挿通した後
に別に用意した抜け止め部材を蝶番ピン本体1に嵌め込
む必要がなく、このために狭い組付箇所における面倒な
作業が不要で組付作業の効率化が可能となるうえに抜け
止め部材4を紛失するおそれもないものとなる。
【0010】
【発明の効果】本発明は前記説明から明らかなように、
蝶番ピン本体の先方部に設けたくびれ軸部に、常時は蝶
番ピン本体の外径より少なくとも一部が突出している
が、この突出部分に外力が加えられると蝶番ピン本体の
外径レベルに弾性変形可能な抜け止め部材を嵌着して、
蝶番ピン自体に抜け止め部材が常時組み込まれたものと
したので、部品点数を減らすことができるうえに、軸受
部への組付作業を簡略化することができて使用上および
保管上の手数を少なくでき、しかも、扉を箱本体の開口
部にヒンジ結合した後であっても、必要時には簡単に扉
を取り外すことができるなど多くの利点がある。従っ
て、本発明は従来のこの種の蝶番ピンの問題点を解決し
たものとして業界に寄与するところ大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の好ましい実施の形態における蝶番ピン
本体の斜視図である。
【図3】本発明の好ましい実施の形態における抜け止め
部材の斜視図である。
【図4】本発明の好ましい実施の形態における抜け止め
部材の正面図である。
【図5】箱本体側の軸受部と扉側の軸受部とを組み合わ
せて両者により形成される軸受孔に蝶番ピンを挿通させ
る直前状態の一部切欠斜視図である。
【図6】箱本体側の一方の軸受部に蝶番ピン本体の先方
部分を押し込んだ状態を説明する断面図である。
【図7】箱本体側の他方の軸受部から蝶番ピン本体の先
方部分が突出した使用状態を説明する断面図である。
【図8】箱本体側の他方の軸受部から突出した蝶番ピン
本体の先方部分が引き抜かれていく状態を説明する断面
図である。
【符号の説明】
1 蝶番ピン本体 2 ピン頭部 3 くびれ軸部 4 抜け止め部材 5 切割 6 リング状部 7 屈曲線材 8 中間屈曲部 9 段部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蝶番ピン本体の先方部にくびれ軸部を設
    けてあり、このくびれ軸部には、常時は蝶番ピン本体の
    外径より少なくとも一部が突出しているが、この突出部
    分に外力が加えられると蝶番ピン本体の外径レベルに弾
    性変形可能な抜け止め部材を嵌着してあることを特徴と
    する蝶番ピン。
  2. 【請求項2】 抜け止め部材が、両端のリング状部をば
    ね性を有するく字状の屈曲線材の複数本により連繋して
    各屈曲線材の中間屈曲部が蝶番ピン本体の外径より常時
    突出するように略紡錘形に成形された籠状部材である請
    求項1に記載の蝶番ピン。
JP2002138292A 2002-05-14 2002-05-14 蝶番ピン Withdrawn JP2003328631A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010199123A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Panasonic Electric Works Denro Co Ltd 電子機器収納箱

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Effective date: 20050802