JP2003328618A - 基板ボックスの施錠具 - Google Patents

基板ボックスの施錠具

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JP2003328618A JP2002135953A JP2002135953A JP2003328618A JP 2003328618 A JP2003328618 A JP 2003328618A JP 2002135953 A JP2002135953 A JP 2002135953A JP 2002135953 A JP2002135953 A JP 2002135953A JP 2003328618 A JP2003328618 A JP 2003328618A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造が簡単で、施錠、解錠操作を容易に行うこ
とができ、基板ボックスに対しては着脱可能で繰り返し
使用することができる基板ボックスの施錠具を提供す
る。 【解決手段】この基板ボックスの施錠具は、シリンダ錠
10の外周部の先端寄りにフランジ部11が設けられる
と共に、シリンダ錠の末端から突出した錠軸12にラッ
チ部材18が固定される。固定部の一部に合わせ部4が
形成され、基板ボックス1の一部に固定部の合わせ部4
と密に接合される被合わせ部2が形成される。合わせ部
4と被合わせ部2に略長円状で同一断面形状の嵌入孔5
が直線状に貫通して穿設され、合わせ部2と被合わせ部
4の嵌入孔5にシリンダ錠10が嵌入されて装着され
る。シリンダ錠10のフランジ部11と錠軸12のラッ
チ部材18との間で、合わせ部4と被合わせ部2を挟む
ようにロックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機な
どの遊技機の回路基板を収納する基板ボックスの施錠具
に関し、特に、回路基板を収納する基板ボックスを、シ
リンダ錠を用いて遊技機側の固定部に対し施錠する基板
ボックスの施錠具に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機の制御回路基板には、通
常、CPUと共に遊技制御用ROM、RAM、クロック
発振器、インターフェイス回路等が実装され、そこに
は、始動入賞検出器、継続入賞検出器等各種の入賞検出
器からの信号の伝送路、景品球払出装置との間の信号伝
送路、さらに特別図柄変動表示装置との間の信号伝送路
等が接続される。
【0003】このような制御回路基板に実装される遊技
制御用ROMには、周知のように、特別遊技状態(大当
たり)を発生させる確率や条件、連続発生回数等を制御
するプログラムが書き込まれ、不正に遊技制御用ROM
が交換された場合、特別遊技状態(大当たり)を発生さ
せる確率が大きく変わり、不正に景品球が払い出される
という問題が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、パチンコ遊
技機の制御回路基板は、通常、ケース状のカバー体と取
付台板からなる基板ボックス内に収納され、製品の出荷
時に、カバー体と取付台板間に封印紙を貼着することに
より、基板ボックスが不正に開かれることを防止してい
る。また、基板ボックスは、一般に、遊技機の修理、保
守点検、或いは遊技プログラムの変更などの際に交換が
可能なように、遊技機に対し着脱可能に装着されてい
る。
【0005】このために、遊技機の本体枠が不正に解錠
された場合、真正の基板ボックスを不正な基板ボックス
と不正に交換するなどの不正行為を防止するために、従
来、基板ボックスと遊技機に対し施錠具を用いて施錠す
るようにした基板ボックスが提案されている(例えば特
許第3034794号公報等参照)。
【0006】しかし、従来のこの種の基板ボックスを施
錠する施錠具は、構造がある程度複雑で部品点数も多
く、使いにくい場合があり、また、施錠具が基板ボック
スに取り付けられているため、基板ボックスを交換する
際には、施錠具も共に交換することになり、それに伴
い、キーの変更も余儀なくされ、施錠具の交換に伴う費
用の増加が問題となっていた。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、構造が簡単で、施錠、解錠操作を容易に行うことが
でき、基板ボックスに対しては着脱可能で繰り返し使用
することができる基板ボックスの施錠具を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の基板ボックスの施錠具は、遊技機内に着脱
可能に装着され、遊技機の遊技動作を制御する回路基板
を収納する基板ボックスを、シリンダ錠を用いて遊技機
側の固定部に対し施錠する基板ボックスの施錠具におい
て、シリンダ錠には外周部の先端寄りにフランジ部が設
けられると共に、シリンダ錠の末端から突出した錠軸に
ラッチ部材が固定され、固定部の一部に合わせ部が形成
され、基板ボックスの一部に固定部の合わせ部と密に接
合される被合わせ部が形成されると共に、合わせ部と被
合わせ部に略長円状で同一断面形状の嵌入孔が同軸状に
貫通して穿設され、合わせ部と被合わせ部の嵌入孔にラ
ッチ部材及びシリンダ錠の外筒部が嵌入されて装着さ
れ、シリンダ錠の横断面形状とラッチ部材の平面形状と
嵌入孔の横断面形状とが略同一の略長円状に形成され、
シリンダ錠を嵌入孔に嵌入して錠軸をキーで回したと
き、ラッチ部材の両端部が嵌入孔の縁部に突き出し、シ
リンダ錠のフランジ部とラッチ部材の両端部との間で、
合わせ部と被合わせ部を挟むようにロックするように構
成される。
【0009】ここで、合わせ面には、一方に位置決めピ
ンを突出して固定し、他方に位置決めピンが嵌合する位
置決め孔を形成し、合わせ部と被合わせ部は、位置決め
ピンと位置決め孔の嵌合により、位置決めされて密に接
合されるように構成することができる。
【0010】また、上記シリンダ錠のキーは、シリンダ
錠に差し込み、所定角度回したとき、解錠状態となっ
て、嵌入孔にラッチ部材及びシリンダ錠の外筒部を嵌入
可能とすると共に、キーがシリンダ錠内に係止され、そ
の状態からキーを所定角度反対側に戻すように回したと
き、施錠状態となって、キーがシリンダ錠から離脱可能
となるように構成することができる。
【0011】また、シリンダ錠の外筒部には、両側面を
平坦に切削して平坦部を形成し、これによってシリンダ
錠の外周部の横断面形状を長円状に形成することができ
る。
【0012】
【作用】このような構成の基板ボックスの施錠具は、基
板ボックスと固定部の重ね合わされた合わせ部と被合わ
せ部の嵌入孔に挿入して使用される。基板ボックスは、
固定部に対し定位置に装着され、その合わせ部に基板ボ
ックスの被合わせ部が正確に位置決めされて重ね合わせ
られ、そこに貫通した嵌入孔が形成される。
【0013】キーをシリンダ錠に差し込み、所定角度回
した状態で、シリンダ錠をその先端のラッチ部材側か
ら、被合わせ部と合わせ部の嵌入孔に差し込む。キーを
シリンダ錠に差し込んで所定角度回した状態のシリンダ
錠は、その先端のラッチ部材の平面形状が、外筒部の横
断面形状と同じ方向を向いた位置にあって、嵌入孔に差
し込み可能である。
【0014】そして、シリンダ錠を嵌入孔に差し込んだ
状態で、キーを所定角度だけ反対側に回し、元の位置に
戻す。このキーの戻し回動により、ラッチ部材が所定角
度回動し、ラッチ部材の両端部が固定部の合わせ部の嵌
入孔の縁部背面側に係止され、施錠状態となる。
【0015】このような施錠時には、被合わせ部と合わ
せ部とがラッチ部材とシリンダ錠のフランジ部とによっ
て挟持される状態となり、嵌入孔に嵌入されたシリンダ
錠、ラッチ部材は、被合わせ部と合わせ部を挟持して何
らがたつくことはなく、確実な施錠状態が確保される。
シリンダ錠の施錠状態では、キーは差し込み位置に戻っ
ているから、キーをそのまま引けば、容易にシリンダ錠
から外すことができる。
【0016】一方、基板ボックスの施錠具を解錠する場
合は、キーをシリンダ錠に差し込み、所定角度回すと、
ラッチ部材が所定角度回動して、ラッチ部材が嵌入孔と
同じ平面形状を向き、ラッチ部材の両端部の係止が解除
されて、嵌入孔を通過可能な状態となり、そのままキー
を持ってシリンダ錠を引けば、シリンダ錠は嵌入孔から
外れ、被合わせ部と合わせ部が分離可能な状態となって
解錠される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は基板ボックス1の正面図を
示し、図2はその基板ボックス1を取付板3に取り付け
た状態の断面図を示している。基板ボックス1は、基本
的には、透明なプラスチックにより箱型に形成され、上
部はカバー状の蓋体として開閉可能な構造を有してい
る。
【0018】基板ボックス1内に、パチンコ遊技機など
の遊技機の遊技状態を制御する回路基板21が収納さ
れ、側部には回路基板21を外部の機器に接続するため
のコネクタ22が設けられている。図示は省略されてい
るが、基板ボックス1の蓋体(カバー体)には、無理に
蓋体を開くと連結部の一部が破壊される個所が形成され
ており、また、施錠具を施錠状態としたままでは破壊す
る以外は蓋体を開くことができない構造である。
【0019】基板ボックス1の上部に、板状の被合わせ
部2が突出して形成され、この被合わせ部2は後述の固
定部となる取付板3の合わせ部4と同じ形状に形成さ
れ、密に接合可能である。特に、この被合わせ部2は、
基板ボックス1の上部を形成する蓋体上に突設され、被
合わせ部2を外さなければ、基板ボックス1を開くこと
はできない。基板ボックス1内には、CPU、ROM,
RAM,クロック発振器、インターフェイス回路等を実
装した回路基板21が収納されている。
【0020】一方、基板ボックス1が取り付けられる取
付板3は、遊技機本体側に固定ねじなどにより固定され
ている。図2のように、取付板3の下部には係止部3a
が設けられ、基板ボックス1はその下部を取付板3の係
止部3aに係止し、その上部の被合わせ部2を取付板3
上部の合わせ部4に接合させるように装着される。つま
り、取付板3の上部には基板ボックス1の被合わせ部2
と同じ形状の合わせ部4が板状に形成され、被合わせ部
2と合わせ部4は密に接合される。
【0021】また、この被合わせ部2と合わせ部4に
は、図3、図4に示すように、平面形状を長円状とする
嵌入孔5が、後述のシリンダ錠10を嵌入可能に、厚さ
方向に貫通して形成される。つまり、この嵌入孔5は同
一の横断面形状をもって被合わせ部2と合わせ部4に板
厚方向に直線状に貫通して穿設されている。また、図3
に示すように、嵌入孔5の平面形状は、長円状であり、
長軸a1とそれより短い短軸b1を有して形成されてい
る。
【0022】このように、被合わせ部2と合わせ部4に
は同一断面形状の嵌入孔5が同軸上に貫通して形成され
るが、その合わせ面を正確に位置決めするために、被合
わせ部2の内側に位置決めピン8が突設され、合わせ部
4の上面に位置決め孔9が位置決めピン8を嵌入可能に
形成される。この位置決めピン8を位置決め孔9に嵌入
させて合わせ面を合わることにより、被合わせ部2と合
わせ部4は位置決めされて、がたつきなく密に接合する
ことができる。
【0023】この施錠具では、基板ボックス1を取付板
(固定部)3に対し施錠するためにシリンダ錠10が使
用される。シリンダ錠10はその外筒部16の横断面形
状とその先端に設けたラッチ部材18の形状が、上記被
合わせ部2と合わせ部4の嵌入孔5の平面形状と略同じ
形状に形成され、このシリンダ錠10の外筒部16とラ
ッチ部材18を嵌入孔5に、がたつきなく密に差し込む
ことができる。このために、シリンダ錠10の外筒部1
6は、円筒状の外筒の両側の2面を平坦に切削されて平
坦部17が形成され、外筒部16の横断面形状を嵌入孔
5の横断面形状と略同じにしている。
【0024】また、このシリンダ錠10は、非施錠状態
では、図5(c)のように、ラッチ部材18の平面形状
つまりその長軸a2の方向が外筒部16の横断面形状つ
まりその長軸a3と同じ方向を向いた状態であり、施錠
状態では、ラッチ部材18の平面形状の長軸方向が外筒
部16の横断面形状の長軸方向と直角方向に向いた状態
である。また、非施錠状態のシリンダ錠10は、差し込
まれたキー20と錠本体が一体になった状態であり、こ
の非施錠状態でシリンダ錠10を上記の嵌入孔5に差し
込み可能である。
【0025】シリンダ錠10は、図5、図6に示すよう
に、先端部にフランジ部11を有すると共に、フランジ
部11に続く外筒部16を有し、外筒部16の末端から
突出した錠軸12の末端にラッチ部材18を固定して構
成される。また、このシリンダ錠10は、錠軸12と一
体に回動する回動部に、錠軸12と平行なタンブラーピ
ン14とコードピンを設けた構造である。また、キー2
0を挿入する先端のキー挿入部13は円環状に形成さ
れ、その中央に錠軸12の先端部が突設され、さらに、
キー挿入部13内にタンブラーピン14の上部が突出す
る。キー20の先端部はそのキー挿入部13に挿入可能
で、そこに突出するタンブラーピン14を選択的に所定
位置まで押し下げ可能な凹部が円環状に設けられてい
る。
【0026】また、キー20の先端部は円筒状に形成さ
れると共に、図8のように、外周部に1個の突起20a
を設けて形成され、シリンダ錠10のキー挿入部13の
カバー部にはその突起20aの進入を許容する切欠きが
形成されている。したがって、キー20により錠軸12
を45度回した状態ではその突起20aをキー挿入部1
3のカバー部に係止して、キー20の引き抜きを阻止す
る構造である。よって、このキー20は、シリンダ錠1
0のキー挿入部13に差し込み、錠軸12を45度回し
たとき、シリンダ錠10と一体に連結された状態とな
る。
【0027】そして、このように、キー20をキー挿入
部13に差し込み45度回した状態で、つまり錠軸12
を45度回した状態で、その先端のラッチ部材18は、
図5のように、シリンダ錠10の外筒部16と同じ長軸
方向に位置し、ラッチ部材18の先端部が外筒部16の
底面領域から外部に突出することはない。つまり、錠軸
12を45度回したときには、図5のように、ラッチ部
材18の長軸a2の向きは、シリンダ錠10の外筒部の
横断面の長軸a3と同じ方向である。一方、キー20を
元の挿入位置に戻すと、ラッチ部材18の長軸a2の向
きは、シリンダ錠10の外筒部の横断面の長軸a3に対
し直角方向となり、施錠状態となる。
【0028】このように構成された基板ボックス10
は、図2に示すように、遊技機の背面側の取付板3の所
定部位に、取付板3の下部の係止部3aに基板ボックス
10の下部を係止させ、その上部の被合わせ部2を取付
板3上部の合わせ部4に合わせる。このとき、被合わせ
部2の位置決めピン8を合わせ部4の位置決め孔9に嵌
入させて合わせ面を合わることにより、被合わせ部2と
合わせ部4は位置決めされて、がたつきなく密に接合
し、両者の間に穿設された嵌入孔5が正確に合わせられ
位置決めされる。
【0029】この状態で、図8のように、キー20をシ
リンダ錠10に差し込んで45度回した状態のシリンダ
錠10をその先端のラッチ部材18側から、被合わせ部
2と合わせ部4の嵌入孔5に差し込む。上述のように、
キー20をシリンダ錠10に差し込んで45度回した状
態のシリンダ錠10では、その先端のラッチ部材18の
平面の長軸a2が図5に示すように、外筒部16の横断
面の長軸a3と同じ方向を向いた位置にあって、嵌入孔
5に差し込み可能である。また、キー20をシリンダ錠
10に差し込んで45度回した場合、キー20の先端外
周の突起がシリンダ錠10のキー挿入部13のカバー部
の内側に入り込むため、キー20はシリンダ錠10から
抜けずに一体となり、キー20を持って図8のようにシ
リンダ錠10を嵌入孔5に容易に差し込むことができ
る。
【0030】そして、シリンダ錠10を嵌入孔5に差し
込んだ状態で、キー20を例えば左に45度回してもと
の位置に戻す。このキー20の45度の戻し回動により
錠軸12が45度回動すると、ラッチ部材18が45度
回動して図6に示す状態なり、ラッチ部材18の長軸a
2方向の両端部が取付板3の合わせ部4の背面側に係止
され、施錠状態となる(図8)。なお、合わせ部4の背
面には凹部7が形成されているから、ラッチ部材18を
容易に且つ確実に係止させることができる。
【0031】この回動時、ラッチ部材18は合わせ部4
の背面を少し押圧しながら回動するため、また、被合わ
せ部2と合わせ部4とがラッチ部材18とシリンダ錠1
0のフランジ部11とによって挟持される状態となるか
ら、回動後の施錠状態では、シリンダ錠10、ラッチ部
材18、被合わせ部2、合わせ部4共に何らがたつくこ
とはなく、確実な施錠状態が確保される。図6のような
シリンダ錠10つまりラッチ部材18の施錠状態では、
キー20は差し込み位置に戻っているから、キーをその
まま引けば、容易にシリンダ錠10から外すことができ
る。
【0032】一方、基板ボックス1の施錠具を解錠する
場合は、キー20をシリンダ錠10のキー挿入部13に
差し込み、45度回すと、錠軸112と共にラッチ部材
18が45度回動して、図5のような状態となり、ラッ
チ部材18の平面の長軸a2が外筒部16の長軸a3つ
まり嵌入孔5の長軸a1の方向と同じになるため、ラッ
チ部材18の両端部の係止が解除されて、嵌入孔5を通
過可能な状態となり、そのままキー20を持ってシリン
ダ錠10を引けば、シリンダ錠10は嵌入孔5から外
れ、被合わせ部2と合わせ部4が分離可能な状態となっ
て解錠される。
【0033】このように、施錠時には、キー20を持っ
てシリンダ錠10を嵌入孔5に差し込んで回し、解錠時
には、キー20を持って回してシリンダ錠10を引け
ば、嵌入孔5から錠を外して解錠できるから、施錠・解
錠操作を容易に行うことができる。また、解錠時にはキ
ー20を持って回してシリンダ錠10を引けば、嵌入孔
5から施錠具が容易に外れるので、基板ボックス1を交
換したときなどでも、施錠具を繰り返し使用することが
できる。
【0034】なお、上記実施例では、錠軸と平行にタン
ブラーピンを配置し、円環状のキー挿入部を設けたシリ
ンダ錠を使用したが、錠軸と直角方向にタンブラーピン
を配置しロータ内にキーを差し込む構造のシリンダ錠を
使用することもできる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の基板ボッ
クスの施錠具によれば、シリンダ錠の錠軸にラッチ部材
を固定しただけの非常に簡単な構造の錠を使用して製造
することができ、安価にかつ簡単に製造することができ
る。また、施錠時、キーを持ってシリンダ錠を嵌入孔に
差し込んで回し、解錠時には、キーを持って回してシリ
ンダ錠を引けば、嵌入孔から錠を外して解錠できるか
ら、施錠・解錠操作を容易に行うことができる。また、
解錠時、キーを持って回してシリンダ錠を引けば、嵌入
孔から施錠具が容易に外れるので、基板ボックスを交換
したときなどでも、施錠具を繰り返し使用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す基板ボックスの正面
図である。
【図2】取付板3に取り付けた状態の基板ボックスの断
面図である。
【図3】合わせ部4と被合わせ部2の正面図である。
【図4】合わせ部4と被合わせ部2の分離状態の斜視図
である。
【図5】解錠状態のシリンダ錠の正面図(a)、同側面
図(b)、同背面図(c)である。
【図6】施錠状態のシリンダ錠の正面図(a)、同側面
図(b)、同背面図(c)である。
【図7】シリンダ錠を差し込む状態の斜視図である。
【図8】シリンダ錠を差し込んで施錠する状態の断面図
である。
【符号の説明】
1−基板ボックス 2−被合わせ部 3−取付板(固定部) 4−合わせ部 5−嵌入孔 10−シリンダ錠 11−フランジ部 12−錠軸 18−ラッチ部材 20−キー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機内に着脱可能に装着され、遊技機
    の遊技動作を制御する回路基板を収納する基板ボックス
    を、シリンダ錠を用いて遊技機側の固定部に対し施錠す
    る基板ボックスの施錠具において、 該シリンダ錠には外周部の先端寄りにフランジ部が設け
    られると共に、該シリンダ錠の末端から突出した錠軸に
    ラッチ部材が固定され、前記固定部の一部に合わせ部が
    形成され、前記基板ボックスの一部に該固定部の合わせ
    部と密に接合される被合わせ部が形成されると共に、該
    合わせ部と被合わせ部に略長円状で同一断面形状の嵌入
    孔が同軸状に貫通して穿設され、該合わせ部と被合わせ
    部の嵌入孔に該ラッチ部材及びシリンダ錠の外筒部が嵌
    入されて装着され、該シリンダ錠の横断面形状と該ラッ
    チ部材の平面形状と該嵌入孔の横断面形状とが略同一の
    略長円状に形成され、該シリンダ錠を該嵌入孔に嵌入し
    て該錠軸をキーで回したとき、ラッチ部材の両端部が嵌
    入孔の縁部に突き出し、該シリンダ錠のフランジ部と該
    ラッチ部材の両端部との間で、該合わせ部と被合わせ部
    を挟むようにロックすることを特徴とする基板ボックス
    の施錠具。
  2. 【請求項2】 前記合わせ部と被合わせ部の合わせ面に
    は、一方に位置決めピンが突出して固定され、他方に該
    位置決めピンが嵌合する位置決め孔が形成され、合わせ
    部と被合わせ部は、位置決めピンと位置決め孔の嵌合に
    より、位置決めされて密に接合されることを特徴とする
    請求項1記載の基板ボックスの施錠具。
  3. 【請求項3】 前記シリンダ錠のキーは、シリンダ錠に
    差し込み、所定角度回したとき、解錠状態となって、前
    記嵌入孔に前記ラッチ部材及びシリンダ錠の外筒部を嵌
    入可能とすると共に、該キーがシリンダ錠内に係止さ
    れ、当該状態からキーを所定角度反対側に戻すように回
    したとき、施錠状態となって、キーがシリンダ錠から離
    脱可能となるように構成したことを特徴とする請求項1
    記載の基板ボックスの施錠具。
  4. 【請求項4】 前記シリンダ錠の外筒部には、両側面を
    平坦に切削して平坦部が形成され、これによってシリン
    ダ錠の外周部の横断面形状が長円状に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の基板ボックスの施錠具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8426529B2 (en) 2006-07-14 2013-04-23 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Ethylene/dicyclopentadiene copolymers and functionalized derivatives thereof
JP2016028629A (ja) * 2014-07-25 2016-03-03 フィールズ株式会社 遊技機の開放装置

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