JP2003327997A - 油性基剤用洗浄剤およびこれを使用した洗浄方法 - Google Patents

油性基剤用洗浄剤およびこれを使用した洗浄方法

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JP2003327997A
JP2003327997A JP2002140822A JP2002140822A JP2003327997A JP 2003327997 A JP2003327997 A JP 2003327997A JP 2002140822 A JP2002140822 A JP 2002140822A JP 2002140822 A JP2002140822 A JP 2002140822A JP 2003327997 A JP2003327997 A JP 2003327997A
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Kiichiro Nabeta
喜一郎 鍋田
Kana Oshiumi
佳奈 鴛海
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特にワセリン、流動パラフィン、ゲル化炭化
水素、流動パラフィンと疎水性ポリマーの混合物、ラノ
リンなどの油性基剤やこれらを基剤として含む製品に対
して、洗浄効果が高く、起泡性がなく、後処理として少
量の洗浄水で洗浄でき、洗浄廃水は容易に油水分離して
油性基剤のみを回収可能でき、環境への配慮が高い洗浄
剤および洗浄方法を提供すること。 【解決手段】 乳酸またはその塩を有効成分とすること
を特徴とする油性基剤および/または油性基剤含有製品
の洗浄剤である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主に医薬品や化粧品など
に含まれる油性基剤の洗浄剤およびこれを使用した洗浄
対象物の洗浄方法に関する。更に詳しくはワセリン、流
動パラフィン、ゲル化炭化水素、流動パラフィンと疎水
性ポリマーの混合物、ラノリンなどの油性基剤を洗浄除
去する際に有用な洗浄剤およびこれを使用した医薬品や
化粧品を製造するための攪拌混合槽などの洗浄方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】油性基剤にはオリーブ油や大豆油などの
油脂類、ラノリンや蜜蝋などの蝋類、ワセリンや流動パ
ラフィンなどの炭化水素、ラウリン酸やパルミチン酸な
どの脂肪酸、その他アルコール類、エステル類などがあ
り、医薬品や化粧品には製品中の基剤として多く利用さ
れている。
【0003】ワセリンは石油から得た半固形の炭化水素
類の混合物であり、白色〜微黄色の全質均等な軟膏様の
物質である。白色ワセリンは黄色ワセリンを適当な脱色
を行う事により得られる。
【0004】流動パラフィンは石油から得た液状の炭化
水素類の混合物であり、無色で、におい及び味は無く、
ほとんど蛍光を発しない澄明の油液である。粘度の差に
より軽質と重質のものがある。
【0005】ゲル化炭化水素は流動パラフィンを5〜1
0%に相当する量のポリエチレンでゲル化したものであ
り、無色〜微黄色半透明の軟膏様物質であり、例えば、
特開平10−147539号公報、特開平10−874
87号公報により公知のものであり、プラスチベース
(ブリストル・マイヤーズ・スクイブ株式会社製)とし
て知られている。
【0006】流動パラフィンと疎水性ポリマーの混合物
は、その代表的なものとして前記のゲル化炭化水素があ
るが、これ以外にもポリイソブチレン、ポリイソプレ
ン、ポリブチレン、ポリスチレン・ポリイソプレン・ポ
リスチレンゴムなどをはじめとして疎水性ポリマーの種
類、分子量、添加量を変えることにより粘度、物理的安
定性、化学的安定性を変化させる事ができる。
【0007】ラノリンは羊毛から得た脂肪様の物質を精
製したものであり、淡黄色〜微黄褐色の軟膏様の物質で
ある。
【0008】ワセリンは日本薬局方、化粧品原料基準
に、流動パラフィンは日本薬局方、食品添加物公定書
に、ゲル化炭化水素は医薬品添加物規格に、ラノリンは
日本薬局方、化粧品原料基準に各々収載され、いずれも
外用剤、化粧品の基剤として広く使用されている。
【0009】これらの油性基剤およびそれらを基にした
油性基剤含有製品(以下「油性基剤・製品」とも称す)
はそれ自体疎水性が強く、高い粘性と付着性がある。従
って、これらを洗浄除去する場合、その量が少量であれ
ば有機溶媒等で強くこすり、拭取る事も可能であるが、
医薬品や化粧品などの製造時のように大量の場合、この
ような方法は採用しがたく、また、安全で、環境・健康
障害が無く、容易に除去できる適当な洗浄剤もこれまで
なかった。それ故、これ迄特に軟膏類、クリーム類など
の油性製品の製造においては、その製造に用いた攪拌混
合槽などの装置、器具類、配管設備に付着したこれらの
油性基剤・製品を効果的に洗浄することは困難であっ
た。
【0010】従来、医薬品や化粧品などの製造時におけ
る油性基剤・製品の一般的洗浄方法は、洗浄対象物であ
る装置、器具類中に、多量の被洗浄除去対象物である油
性基剤・製品が残存付着している場合、最初にこれらを
大まかに手動、または機械的方法で除去し、次に加温し
た中性やイオン性の台所用合成洗剤の類のアルキルベン
ゼンスルホン酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、脂肪酸アルカノールアミ
ドなどの界面活性剤を有効成分とする洗浄剤を装置や器
具類に注入し、攪拌しながら洗浄したりしていた。そし
て最後に精製水により、洗剤の残留が無くなるまで洗浄
を適当回数行われる方法が行われていた。
【0011】その他の方法としては、油性基剤・製品と
相溶する鉱油、植物油を添加し、均一に攪拌溶解しなが
ら除去し、残油を界面活性剤などで水洗除去操作が行わ
れていた。
【0012】従来の洗浄技術では、使用する台所用合成
洗剤の類の洗浄剤には界面活性剤をはじめ多数の成分が
含まれており、これらの成分が装置内などに残留する危
険性がある。しかし、化学構造的にも多種多様の成分を
全て除去すること、それらがどの程度残留しているのか
を全て測定することは容易なことではない。また、同洗
剤は起泡性が高いので、洗浄攪拌強度を制限され、特に
加温下では強い攪拌を行うと大量に泡が発生するので実
施できない。また、このような起泡性のある洗剤は洗剤
除去に大量の洗浄水を必要とする。さらに、同洗剤は油
性基剤・製品を乳化することが主な作用であるので、た
とえ油性基剤・製品を洗浄できても、洗浄後の廃水は油
性基剤・製品を含む乳濁液となる。従って、この廃水か
ら油性基剤・製品だけを短時間に分離して処理すること
は容易でなく、その為大量の乳濁廃水の放出により環境
汚染の原因になりうる。
【0013】また、中性やイオン性の台所用合成洗剤の
類の洗浄剤を使用する方法以外にも、強酸性洗浄剤や強
アルカリ性洗浄剤を使用する方法もあるが、効果が十分
でなかったり、洗浄対象物が腐食するといった問題があ
る。
【0014】他方、油性基剤・製品と相溶する鉱油、植
物油を使用する方法では、両者を混合することにより粘
度低下して操作性は向上するが、洗浄後のワセリン等を
含む鉱油や植物油の大量処理と、その残油を含む界面活
性剤の処理を環境汚染することなく行う必要がある。洗
剤の泡立ちの問題と多量の洗浄水が必要となる問題は前
記と同様の問題として残る。
【0015】従来の油性基剤・製品の洗浄方法は、もっ
ぱらワセリンの洗浄を行う方法として使用されて来たも
のであり、ゲル化炭化水素、流動パラフィンと疎水性ポ
リマー混合物の洗浄については、十分な洗浄効果が期待
できず、最適な洗浄剤や洗浄方法は未だ確立されていな
い。従って、このような問題が解決される洗浄剤や洗浄
方法の開発が望まれていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、医薬
品外用剤、化粧品に多用されている油性基剤・製品につ
いて十分な洗浄力を有するとともに、できる限り環境汚
染を防止し、泡立ち等がなく操作性がよく、火気につい
ての安全性もあり、健康面にも安全な洗浄剤を提供する
ことを目的とする。さらに、洗浄中に殺菌効果も奏され
る洗浄剤、そして洗浄廃液が大量の環境汚染につながら
ないような洗浄剤を提供することを目的とする。
【0017】また、以上のような洗浄剤を使用して、医
薬品や化粧品を製造するための攪拌混合槽などの装置、
器具類などに対して簡易で安全面にも優れた洗浄方法を
提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の問題
点について鋭意検討した結果、乳酸またはその塩が油性
基剤・製品の洗浄に非常に効果があることを見いだし
た。そしてこれらを有効成分とする洗浄剤、そして抗菌
剤、殺菌剤を含んだ洗浄剤、洗浄剤を加温して、および
/または同洗浄剤を高圧で噴射して行う洗浄方法、さら
に洗浄廃液を油水分離させる洗浄方法が上記の問題を解
決するものであることに着目し、本発明を完成するに至
った。
【0019】即ち、本発明の洗浄剤は乳酸またはその塩
を有効成分とするものであるので、残留量測定が非常に
容易である。これに対して、従来の洗浄剤は多種の界面
活性剤および安定剤などが含まれており、洗浄後の洗剤
中の成分で何が残っているか測定する事は不可能とも言
える。
【0020】付着性の高い油性基剤・製品を洗浄除去す
るには、洗浄剤を強く攪拌して油性基剤・製品を洗浄液
に溶解または剥離懸濁させるのが好ましい。前述のごと
く、界面活性剤を主体としたこれまでの台所用洗剤の類
の洗浄剤では起泡性が高いので攪拌力に限度が生じた
が、乳酸は起泡性に乏しいので洗浄効果を高める為に攪
拌を強くしても操作上の問題は生じない。
【0021】さらに加温した場合、洗浄効果が高くなる
という利点がある一方で、操作上の問題はいっさい生じ
ない。また乳酸は水溶性なので、油性基剤・製品を洗浄
除去後には容易に水洗除去することができる。
【0022】乳酸は油性基剤・製品に対して乳化作用や
溶解作用を持つのではなく、油性基剤・製品と洗浄対象
物の付着表面との間に入り込んで浮かせて落ちやすくす
る剥離作用を持つ。即ち、油性基剤・製品と洗浄対象物
の付着表面の間に浸透して、油性基剤・製品を細かく乳
化したり溶解したりするのではなく、むしろ物理的力に
よる攪拌力と乳酸の剥離力、更に加熱による油性基剤・
製品の水からの離反促進により、油性基剤・製品を塊状
にひきちぎるものである。
【0023】従って、最終工程として洗浄対象物を水や
湯水で清浄化した後は、塊状になった油性基剤・製品は
洗浄廃液の水面上に浮きやすく、互いに合一しやすくな
り、結局は乳濁化することなく油水分離が非常に早く起
きる。これにより油性基剤のみを短時間に容易に分取
し、洗浄廃液の油分汚濁が少なくなるので、排水処理が
し易く、環境汚染の原因になりにくくなる。
【0024】さらに、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、トリプロピレングリコール、平均分子
量250〜1600のポリエチレングリコールは油性基
剤の剥離作用と難溶性物質の溶解作用を保有するので、
油性基剤含有製品に難溶性物質が含まれている場合、乳
酸とこれらを適宜混合させた洗浄剤とすると非常に効果
的に油性基材と難溶性物質とを洗浄除去することが可能
となる。
【0025】洗浄剤の有効成分である乳酸は日本薬局方
医薬品、食品添加物として認められており、医薬品とし
ては安定化剤、緩衝剤、湿潤剤、pH調節剤、溶解剤、溶
解補助剤に、食品分野においては清涼飲料水の酸味剤に
使用されており、安全性の高いものである。乳酸の塩と
してはナトリウム塩、カルシウム塩、アンモニウム塩な
どが挙げられるが、このうち乳酸ナトリウムは日本薬局
方外医薬品、食品添加物として認められており、安定化
剤、緩衝剤、pH調整剤などとして静脈用注射剤、一般
外用剤に使用されている。また、ポリエチレングリコー
ルは、日本薬局方医薬品、医薬品添加物に認められてお
り、軟膏基剤、坐薬基剤、錠剤バインダー、表面平滑用
コーティング剤、注射剤の溶剤として、化粧品において
は化粧品原料等に使用されており、安全性の高い物質で
ある。プロピレングリコールは日本薬局方医薬品、医薬
品添加物に認められており、医薬品、化粧品においては
溶剤、緩和剤、保湿剤、保温剤、保存剤、皮膚柔軟剤と
して利用されており、その他食品の品質保持剤、香料の
溶剤、コルクの可塑剤など広く利用されている。ジプロ
ピレングリコールは化粧品原料基準に認められており、
医薬品においては一般外用剤に薬剤溶解のための溶剤と
して利用されており、安全性の認められた物質である。
トリプロピレングリコールは工業用中間原料、インキの
溶剤などに用いられている。このように一般に安全性の
高いものとして評価されているので、医薬品や化粧品を
製造するための攪拌混合槽の洗浄に際しても安心して使
用することができる。
【0026】このような乳酸の油性基剤に対する剥離作
用は本発明者らによってはじめて見いだされたものであ
り、この効果が記載されていたり示唆されていたりする
先行文献は本発明者らの知る限りにおいては存在しな
い。なお、乳酸の塩は乳酸に比べて剥離作用が弱い傾向
にある。従来から乳酸のアルキルエステル体が洗浄溶剤
として知られているが、これらは引火点が低いので消防
法における危険物指定であり、特異臭があるので加熱使
用は困難であり、毒性もあるので作業困難性がある。従
って、乳酸のアルキルエステル体は本願における洗浄剤
としての有効成分にはなり得ない。これに対し、乳酸お
よびその塩は危険物指定が無く、臭いは無いか、僅かな
微臭程度であり、洗浄剤の有効成分としての効果のみな
らず、利便性の面においても価値の高いものである。
【0027】洗浄剤の有効成分となる乳酸およびその
塩、添加可能なポリエチレングリコールならびにプロピ
レングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピ
レングリコールの各物質は油性基剤・製品に対して、溶
解作用や乳化作用があるのではなく、あくまでも剥離作
用が主作用であり、洗浄後再付着させにくい事も判明し
た。しかしながら、これらはそれぞれ剥離作用の中でも
少しずつその作用が異なり、かつそれぞれが各法律に収
載、未収載のものがあるので、それらを総合的に考慮し
て、油性基剤の成分に最適な洗浄剤成分を選ぶ事が肝要
である。
【0028】乳酸またはその塩とポリエチレングリコー
ルやプロピレングリコールなどのグリコール類との配合
は洗浄対象となる装置、器具類の材質・構造等により、
また洗浄除去対象となる油性基剤・製品の成分、加温の
有無、成分配合規制、更に製品中にある難溶性物質の有
無などにより最適配合が決定される。
【0029】本発明における洗浄剤は乳酸またはその塩
が有効成分として含まれていればどのような形態のもの
であってもよいが、洗浄剤の有効成分としては実質的に
乳酸またはその塩のみからなるものが好ましい。界面活
性剤などが含まれているとこれらの成分が装置内などに
残留する危険性が生じ、好ましくないからである。ま
た、洗浄剤には洗浄剤としての有効成分以外の成分、例
えば、後述する抗菌剤や殺菌剤などが含まれていてもよ
い。ここで、洗浄剤中における乳酸またはその塩の含有
量は70重量%以上であることが好ましい。なお、本発
明において界面活性剤と定義する物質には、N−アシル
アミノ酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、アルキル
硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩な
どのようなアニオン型界面活性剤、酢酸ベタイン型、イ
ミダゾリン型などのような両性界面活性剤、グリセリン
脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマ
シ油、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテルなどのような非イオン型
界面活性剤、その他レシチン誘導体のような天然界面活
性剤、アクリル酸メタアクリル酸アルキル共重合体のよ
うな高分子界面活性剤などがある。
【0030】また、本発明の洗浄剤は使用の便宜を考慮
して水で希釈されていてもよいが、この場合、水を除い
た成分中における乳酸またはその塩の含有量は70重量
%以上であることが好ましい。また、洗浄効果を考慮す
ると、乳酸またはその塩が1重量%以上、好ましくは1
0重量%以上、さらに好ましくは20重量%以上含まれ
るように希釈することが好ましい。
【0031】本発明の洗浄剤を使用するに際しては、当
然のことながら洗浄効果が認められる濃度以上を必要と
し、それは乳酸またはその塩の成分配合、洗浄除去対象
物である油性基剤・製品の成分と量、攪拌の有無および
強度、洗浄剤の加温そして/または高圧噴射の有無、お
よび洗浄時間、被洗浄表面の材質などの要因により変わ
るが、通常は乳酸またはその塩を1重量%以上、好まし
くは10重量%以上、さらに好ましくは20重量%以上
含む液状にて使用する。
【0032】しかしながら、洗浄をより効果的に行い、
洗浄剤濃度を低減させるには、攪拌は強く行い、加温は
行った方が、また洗浄対象物である装置、器具類はなる
べく壁面が滑らかで凸凹部がない方が好ましい。
【0033】洗浄剤を加温する場合、その温度は油性基
剤・製品の成分および量により異なるが、好ましくは6
0℃以上、より好ましくは80℃以上とする。加温温度
の上限は特にないが、油性基剤・製品の特性を考慮し、
かつ一般には熱水で加温する場合が多いので100℃が
多い。100℃以上で行う場合はヒーター、加熱蒸気ま
たは加熱油などで加温を行う。
【0034】直接的に油性基剤・製品をより強力な物理
的力で除去するには洗浄剤を高圧下で噴射洗浄すること
が効果的であり、洗浄剤放出部は高圧スプレーノズル、
全方位噴射可能なボール型噴射口などを用いる。攪拌混
合槽、複雑形状部分、特に配管部等にはこのような洗浄
が有効である。この方法は直接噴射なので、攪拌式洗浄
よりも洗浄液量は少なくて済む長所がある。更に乳酸ま
たはその塩は一度剥離した油性基剤・製品の再付着を防
止する効果を持つ。
【0035】医薬品や化粧品の洗浄工程において、洗浄
対象物に対して洗浄だけでなく、同時に殺菌や滅菌も行
えることは、操作工程の短縮、労力の削減などの点で効
果が大きい。従って、本発明の洗浄剤に抗菌剤や殺菌剤
を含ませ、洗浄とともに殺菌や滅菌を行うことは有効な
手段である。この場合、抗菌剤や殺菌剤としては、例え
ば、塩化ベンザルコニウム、エタノール、アクリノー
ル、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、クレゾー
ル、グルコン酸クロルヘキシジン、塩化ベンゼトニウム
などが使用される。なお、使用しうる抗菌剤や殺菌剤は
上記のものに限定されるものではない。
【0036】本発明の洗浄剤を使用して洗浄対象物から
油性基剤・製品を洗浄除去し、後処理として洗浄対象物
を水または温水で清浄した場合、洗浄後の洗浄廃液は、
水や温水に油性基剤・製品が乳化されていたり溶解した
りしているものではなく、これらが分離剥離した液であ
る。一般に油性基剤・製品の比重は水より小さく、これ
に対して乳酸またはその塩は水より大きいので、乳酸ま
たはその塩が溶解した洗浄廃液は水より重くなり、当然
剥離後塊状となる油性基剤・製品は洗浄廃液上部に浮
く。その為これらは容易に洗浄廃液と分離可能となる。
油性基剤の代表的なものとしてのワセリンの比重は約
0.81〜0.88であり、流動パラフィンの比重は約
0.85〜0.89であり、ゲル化炭化水素の比重は約
0.88であり、いずれも水より比重は小さい。一方、
乳酸は約1.2、ポリエチレングリコールは1.11〜
1.14であり、プロピレングリコール類では、プロピ
レングリコールが約1.04、ジプロピレングリコー
ル、トリプロピレングリコールが共に約1.02といず
れも水より比重は大きい。
【0037】洗浄廃液上部に浮く油性基剤・製品と洗浄
廃液との分離法は各種考えられるが、通常の沈殿濃縮の
シックナーは掻き取り位置が底部にある点において異な
るが、原理は類似であり、油性基剤・製品が表面に順次
浮上して表面濃縮し、それを表面で掻き取りながら洗浄
廃液をオーバーフローまたは底部より排水させて採取す
る方式、遠心分離で強制分離促進させる方式、回転円筒
型濾過器による分取方式などが考えられる。しかしなが
ら、分離装置については特にこれらに限定されるもので
はない。
【0038】油性基剤・製品をこのように簡単に分離採
取することができるので、洗浄廃液をリサイクルすれ
ば、洗浄液として再利用することも可能であり、また廃
棄する場合にも環境の汚染を最小限に押さえることが出
来る。
【0039】乳酸またはその塩はあらゆる素材の洗浄対
象物の洗浄に有効であるが、とりわけステンレス素材か
らなる洗浄対象物の洗浄に有効であることは特筆すべき
事実である。
【0040】
【実施例】以下に具体的な実施例を示すが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。
【0041】〔実施例1〕(ゲル化炭化水素洗浄試験) 本実施例は、攪拌洗浄後、攪拌槽の底部から液を排出す
る一般的製造工程を想定して行った。特に液面が静かに
低下した時のゲル化炭化水素の壁面への再付着による残
留性の問題を重視するものである。
【0042】試験方法は、50mL用ステンレスビーカ
ーの側壁面にゲル化炭化水素300mgを付着させ、規
定濃度の洗浄剤を50mL添加し、スターラーバーで攪
拌下、80℃まで加熱する。次に底部より洗浄液を排出
後、80℃の熱湯を50mL添加し、スターラーバーで攪
拌後、底部より排出する。
【0043】排出完了後およびステンレスビーカーの自
然乾燥後に、ステンレスビーカー側壁面についたゲル化
炭化水素の残留度合を目視判定した。これらの結果を表
1に示す。なお、家庭用台所洗剤(ファミリーフレッシ
ュ:商品名、花王株式会社製)は市販のもののうち、油
性基剤・製品の洗浄評価が一番良かったものとして選ん
だ。
【0044】
【表1】 (洗浄剤濃度は重量%)
【0045】
【0046】表1の結果より、乳酸は対照である水、プ
ロピレングリコールよりもステンレスビーカーに対する
洗浄効果が高く、特に台所用洗剤と比べても洗浄効果が
十分あることが認められた。また、加温時に泡の発生が
乳酸には認められないので、操作性は台所用洗剤に比べ
て優位であった。
【0047】〔実施例2〕(ワセリン洗浄試験その1) 本実施例は洗浄除去対象物がワセリンである事以外は実
施例1と同様である。試験方法および評価方法も実施例
1と同様である。これらの結果を表2に示す。
【0048】
【表2】 (洗浄剤濃度は重量%)
【0049】表2の結果により、乳酸は対照であるプロ
ピレングリコール、水よりも洗浄効果が優れ、台所洗剤
と同程度であることが認められた。但し乳酸は加温下で
も泡の発生が無いので洗浄操作性は台所洗剤より優位に
ある。乳酸の塩である乳酸ナトリウムは洗浄効果はある
が、乳酸よりも劣る。
【0050】〔実施例3〕(ワセリン洗浄試験その2) 本実施例は、洗浄効果が厳しくなる低い濃度のままで、
油性基剤であるワセリンを多めに付着させ、攪拌力を前
例より強くする事により剥離効果が向上するか確認する
事を観点に、以下実施例2と同様の操作を行った。
【0051】試験方法は、200mL用ビーカーの側壁
面にワセリン1gを付着させ、規定濃度の洗浄剤を17
0mL添加し、スターラーバーで攪拌下、80℃まで加
熱する。次に底部より洗浄液を排出した後、80℃の熱
湯を170mL添加し、スターラーバーで攪拌後、底部よ
り排出する。排出完了後およびビーカーの自然乾燥後
に、ビーカーの側壁面についたワセリンの残留度合を判
定した。判定評価は実施例1と同様である。これらの結
果を表3に示す。
【0052】
【表3】 (洗浄剤濃度は重量%)
【0053】表3の結果より、ワセリンは加熱時自然に
剥離して行く傾向が強いが、ゲル化炭化水素と同様、攪
拌力の増大は洗浄効果に影響を与える重要な要因である
事を示している。
【0054】〔実施例4〕(加温・高圧試験) 本実施例は洗浄時の温度の違い、および洗浄除去対象物
である油性基剤・製品に対して高圧で強いせん断力を与
える事により、洗浄効果がいかに向上するかを検証する
ことを目的とした。
【0055】即ち、温度をかけることにより油性基剤・
製品の粘度を下げて剥離を促進させ、また高圧で洗浄液
を油性基剤・製品にあてることにより、同じく剥離促進
効果を上げることを目的とするものである。剥離後の油
性基剤・製品の試験管壁への再付着は、洗浄剤の再付着
防止効果に依存する。したがって、高圧下の洗浄は、強
力なせん断力による剥離効果と剥離後の再付着防止効果
を見ることを目的とするものである。
【0056】試験方法は、高圧噴射洗浄を想定し、試験
管内で洗浄液の攪拌力を強くして、壁面に付着させた油
性基剤・製品に対する洗浄液の衝突を強くした。また温
度については、室温時と加温時の場合で実験方法を変え
た。
【0057】室温の場合は、試験管壁にゲル化炭化水素
100mgを付着させ、洗浄剤5mLを添加し、強くミ
キシングした後、洗浄液を廃棄する。次に5mLの水を
添加し、強くミキシング後、液を廃棄する水洗工程を2
回行う。完了後試験管を逆さに立て、管壁を目視観察
し、ゲル化炭化水素の残量有無、水滴の付着量有無を評
価した。
【0058】加温の場合は、試験管壁にゲル化炭化水素
100mgを付着させ、洗浄剤5mLを添加し、80℃
に加熱後、強くミキシングする。ミキシングした後、洗
浄液を廃棄する。次に80℃の温湯5mLを添加し、強
くミキシング後、液を廃棄する湯洗工程を2回行う。完
了後試験管を逆さに立て、管壁を目視観察し、ゲル化炭
化水素の残量有無、水滴の付着量有無を評価した。これ
らの結果を表4に示す。
【0059】
【表4】 (洗浄剤濃度は重量%) PG:プロピレングリコール FF:台所用洗剤(ファミリーフレッシュ)
【0060】 評価法:○残留物がなく、水滴がなし又は殆どないもの △残留物がわずかであり、水滴がわずか又は少量 ×残留物あり
【0061】表4の結果より、室温時における洗浄結果
よりも、加温時における洗浄結果の方が効果的であるこ
とがわかった。高圧噴射を想定した試験の結果について
は、本実施例の加温時の結果と表1の結果(通常攪拌)
との比較から、洗浄除去対象となる油性基剤・製品に対
して強いせん断力を与えた方が、洗浄効果が上昇する事
が分かった。また台所用洗剤に比べ、乳酸およびその塩
は泡の発生が起こらないので操作性が良く、大きな利点
である。
【0062】〔実施例5〕(他油剤の洗浄試験) 本実施例は、ワセリン、ゲル化炭化水素以外に良く使用
される油性基剤についても検討した。
【0063】試験方法は、室温評価として試験管壁に油
性基剤100mgを壁面に付着させ、洗浄剤5mLを添
加し、ミキシング後管壁の状況を目視評価した。加温評
価として80℃に加温した後、再度ミキシングし、洗浄
液を廃棄する。さらに80℃温湯10mLで洗浄後廃棄
する湯洗浄工程を2回行った後、試験管を逆さにして壁
面を目視評価した。これらの結果を表5〜表7に示す。
【0064】
【表5】
【0065】
【表6】
【0066】
【表7】 (洗浄剤濃度は重量%) PG:プロピレングリコール FF:台所用洗剤(ファミリーフレッシュ) ODO:中鎖脂肪酸トリグリセライド[日清製油製] 大豆油:長鎖脂肪酸トリグリセライド IPM:ミリスチン酸イゾプロピルエステル
【0067】 評価法:○ 壁面残留物なく、水滴もなしまたは微量 △ 壁面残留物微量、水滴も少量 × 壁面残留物あり ×× 泡が大量発生のため試験管壁の評価不能
【0068】表5〜表7の結果より、乳酸は流動パラフ
ィン、大豆油、IPMに関しても有効な洗浄効果が得ら
れることが分かる。しかしながらラノリン、ODO、に
ついては洗浄効果が少し劣る。また台所用洗剤は泡の発
生がひどいので、実験中適確な評価を行えなかったケー
スがあった。
【0069】〔実施例6〕(抗菌剤溶解試験) 本実施例は洗浄剤の中に抗菌剤、殺菌剤などを加えて、
洗浄と殺菌を一度に行う可能性もあると考え、実施し
た。実験にあたっては洗浄剤と殺菌剤などが均一溶液に
なり、特に経時的変化が見られない事の確認を行った。
試験法は洗浄剤原液、同10%液各2mLに対して殺菌
剤などを適量添加し、溶解性について殺菌洗浄時間を考
慮して、12時間後の経時的変化を見た。これらの結果
を表8に示す。
【0070】
【表8】 (洗浄剤濃度は重量%)
【0071】表8の結果より、乳酸を有効成分とする洗
浄液は抗菌剤や殺菌剤などを併用して洗浄・殺菌を一度
に行う事が可能であることを示唆している。
【0072】〔実施例9〕(油性基剤溶解性試験) 本実施例は、溶解性に乏しいワセリン、ゲル化炭化水素
の乳酸への溶解性について検討した。これにより、洗浄
後の廃液からの油性基剤の効率的な除去取扱いが検証さ
れる。比較対照としてプロピレングリコールを用いた。
【0073】試験法はワセリンまたはゲル化炭化水素1
00mgを試験管に採取し、その壁面に付着させる。次に
洗浄剤を5mL添加し、80℃10分間加熱し、ミキシン
グ後に液の状況を目視観察()する。次に均一溶解し
ている場合には適量の温湯を添加し、ミキシング後再度
液の状況を観察()する。これらの結果を表9に示
す。
【0074】
【表9】(ワセリン溶解性試験) (ゲル化炭化水素溶解性試験) (洗浄剤濃度は重量%)
【0075】表9の結果から明らかなように、乳酸はワ
セリンを白濁化し、温湯添加により、ワセリン塊を浮遊
させて分離採取を容易にする。またゲル化炭化水素に対
しては最初から塊状で浮遊させ、温湯を添加してもゲル
化炭化水素の浮遊塊は変わらす、分離採取が容易であ
る。これに対してプロピレングリコールは加温時は均一
溶解するので、ワセリン相を分離除去はすぐにできな
い。しかし温湯を添加することにより二相分離するので
水、台所用洗剤に比べればワセリン分離除去は容易であ
る。いずれも液温が低下すればワセリン、ゲル化炭化水
素共にゲル状になり、一層分取し易くなるが、乳酸のほ
うがワセリン、ゲル化炭化水素いずれも分離除去には適
している。これにより上澄のみを前記の各種分離機で除
去すれば水相はリサイクル可能となる。
【0076】
【発明の効果】このように、本発明の乳酸またはその塩
を有効成分とする油性基剤・製品の洗浄剤は、特にワセ
リン、流動パラフィン、ゲル化炭化水素、流動パラフィ
ンと疎水性ポリマーの混合物、ラノリンなどの油性基
剤、またこれらが基剤として含まれる医薬品や化粧品な
どに対して、洗浄効果が高く、洗剤残留量の測定が容易
で、起泡性がなく、後処理として少量の洗浄水で洗浄で
き、洗浄廃水は容易に油水分離して油性基剤のみを回収
することができる。従って、環境への安全性が高く、人
体に対しても安全性の高い洗浄剤であり、必要時には殺
菌剤などを併用し、同時に殺菌洗浄も兼ねることが可能
な洗浄方法が提供される。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 7/50 C11D 7/50 Fターム(参考) 3B116 AA13 AA33 AB23 BB21 BB82 3B201 AA23 AA47 BB22 BB82 BB94 CB11 4H003 DA05 DA09 DA12 DB02 DC04 EB04 EB06 EB08 EB36 ED29

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳酸またはその塩を有効成分とすること
    を特徴とする油性基剤および/または油性基剤含有製品
    の洗浄剤。
  2. 【請求項2】 洗浄剤としての有効成分が実質的に乳酸
    またはその塩のみからなることを特徴とする請求項1記
    載の洗浄剤。
  3. 【請求項3】 洗浄剤としての有効成分がプロピレング
    リコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレング
    リコール、平均分子量250〜1600のポリエチレン
    グリコールから選ばれる少なくとも1種を更に含むこと
    を特徴とする請求項1記載の洗浄剤。
  4. 【請求項4】 油性基剤がワセリン、流動パラフィン、
    ゲル化炭化水素、流動パラフィンと疎水性ポリマーの混
    合物、ラノリンであることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の洗浄剤。
  5. 【請求項5】 洗浄剤中における有効成分含有量が70
    重量%以上であることを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれかに記載の洗浄剤。
  6. 【請求項6】 水で希釈されていることを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれかに記載の洗浄剤。
  7. 【請求項7】 抗菌剤および/または殺菌剤を含むこと
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の洗浄
    剤。
  8. 【請求項8】 油性基剤含有製品が医薬品または化粧品
    であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記
    載の洗浄剤。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかに記載の洗浄
    剤を使用して油性基剤および/または油性基剤含有製品
    を洗浄することを特徴とする洗浄対象物の洗浄方法。
  10. 【請求項10】 洗浄剤を加温して、および/または高
    圧で噴射して、油性基剤および/または油性基剤含有製
    品を洗浄する工程を含むことを特徴とする請求項9記載
    の洗浄対象物の洗浄方法。
  11. 【請求項11】 油性基剤および/または油性基剤含有
    製品を洗浄する工程を行ってから、洗浄対象物を水また
    は温水で清浄する工程を行うことを特徴とする請求項1
    0記載の洗浄方法。
  12. 【請求項12】 洗浄対象物を水または温水で清浄する
    工程を行ってから、洗浄された油性基剤および/または
    油性基剤含有製品を分離する工程を行うことを特徴とす
    る請求項11記載の洗浄方法。
  13. 【請求項13】 洗浄対象物が医薬品または化粧品を製
    造するための攪拌混合槽などの装置、容器・器具、配管
    設備であることを特徴とする請求項9乃至12のいずれ
    かに記載の洗浄方法。
  14. 【請求項14】 洗浄対象物がステンレス素材からなる
    ことを特徴とする請求項9乃至13のいずれかに記載の
    洗浄方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018039869A (ja) * 2016-09-05 2018-03-15 ライオン株式会社 衣料用液体洗浄剤組成物

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