JP2003327632A - コア・シェル型ポリマーエマルション、該コア・シェル型ポリマーで被覆された粉体及び該粉体を含有する化粧料 - Google Patents

コア・シェル型ポリマーエマルション、該コア・シェル型ポリマーで被覆された粉体及び該粉体を含有する化粧料

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JP2003327632A JP2002133605A JP2002133605A JP2003327632A JP 2003327632 A JP2003327632 A JP 2003327632A JP 2002133605 A JP2002133605 A JP 2002133605A JP 2002133605 A JP2002133605 A JP 2002133605A JP 2003327632 A JP2003327632 A JP 2003327632A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉体含有化粧料に於いて、粉体の分散安定性
に優れ、しかも、優れた使用感を有する化粧料を提供す
る。 【解決手段】 コア・シェル型ポリマーエマルションで
あって、1)シェル部ポリマーを構成するモノマーとして、
メタクリル酸メチル及び/又はアクリル酸メチル並びに
メタクリル酸及び/又はアクリル酸をシェル部ポリマー
の総構成モノマー重量に対して、40〜100重量%を含有
し、2)コア部ポリマーを構成するモノマーとして、メタク
リル酸メチル及び/又はアクリル酸メチルをコア部ポリ
マーの総構成モノマーの重量比に対して 40〜100重量
%を含有することを特徴とする、コア・シェル型ポリマ
ーを分散してなるコア・シェル型ポリマーエマルション
で粉体を被覆し、化粧料に含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コア・シェル型ポ
リマーエマルション、該コア・シェル型ポリマーで被覆
された粉体及び該粉体を含有する化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】ファンデーション等の粉体含有化粧料で
あって、水性成分を含有する系では、比重が1以下の媒
体中に比重が3以上の粉体を安定に分散することが必要
であり、その為、系の粘度上げこの様な粉体類が沈降す
るのを抑制する手段を講じたりしなければならない。こ
の様な手段としては、通常は、脂肪酸石鹸のつくるゲル
構造などを利用したり、多糖類のゲル構造を利用したり
する手段が既に知られている。この内、脂肪酸石鹸ゲル
を利用する場合には、この様なゲル構造形成には高級ア
ルコール等の油性成分を必要とする為、水性媒体分散系
では使用することが難しく、多糖類ゲルに於いては、流
動性のある製剤は難しかった。
【0003】一方、粉体を含まない系に於ける増粘手段
としては、カルボキシビニルポリマー等のアクリル系増
粘剤を使用した増粘手段が存在するが、この様なアクリ
ル系増粘剤に於いては、粉体類を凝集作用を有するた
め、上記のような水性媒体分散系では使用しがたい欠点
を有していた。この様な、凝集を防ぐ手だてとしては、
粉体表面の処理が考えられるが、アミノ酸誘導体処理、
シリコーン処理、燐酸塩処理、金属石鹸処理等既知の処
理方法に於いては、凝集が防げない、粉体と水性媒体と
の親和性が少なく安定性に問題があるなどの欠点があ
り、この様な手段を取ることは難しかった。加えて、親
水性が高いために汗に流れるなどして、化粧もちにも問
題がある場合があった。
【0004】又、アクリル系水溶性ポリマーを外殻に有
し、内核にスチレン或いはαーメチルスチレンと言った
非水溶性モノマーを構成モノマーとするポリマーを有す
るコアシェル型エマルション樹脂そのもの、これを被膜
形成剤などとして化粧料に使用すること、このもので粉
体を被覆することも、この様に該コアシェルエマルショ
ンポリマーで被覆された粉体が、カルボキシビニルポリ
マー等の増粘剤が存在する系でも凝集を起こさないこと
も既に知られていたが、(特願平11−87712号)
この様なポリマーで被覆した粉体を含有する化粧料にお
いては、使用時になめらかさに欠け、突っ張り感を感じ
やすい欠点があることが判明している。即ち、この様な
機能を有しながら使用感にも優れる粉体の開発が望まれ
ていた。
【0005】他方、コア・シェル型ポリマーエマルショ
ンであって、1)シェル部ポリマーを構成するモノマーとし
て、メタクリル酸メチル及び/又はアクリル酸メチル並
びにメタクリル酸及び/又はアクリル酸をシェル部ポリ
マーの総構成モノマー重量に対して、40〜100重量%を
含有し、2)コア部ポリマーを構成するモノマーとして、メ
タクリル酸メチル及び/又はアクリル酸メチルをコア部
ポリマーの総構成モノマーの重量比に対して 40〜100
重量%を含有することを特徴とする、コア・シェル型ポ
リマーを分散してなるコア・シェル型ポリマーエマルシ
ョンも、かかるコア・シェル型ポリマーエマルションの
ポリマーで被覆した粉体も、前記被覆粉体を含有する化
粧料も全く知られておらず、従って、前記被覆粉体を含
有する化粧料が、粉体の分散安定性に優れ、しかも、優
れた使用感を有することも全く知られていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下為されたものであり、粉体含有化粧料に於いて、粉
体の分散安定性に優れ、しかも、優れた使用感を有する
化粧料を提供することを課題とする。
【0007】
【課題の解決手段】この様な状況に鑑みて、本発明者ら
は、粉体の分散安定性に優れ、しかも、優れた使用感を
有する化粧料を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、コ
ア・シェル型ポリマーエマルションであって、コア・シ
ェル型ポリマーエマルションであって、1)シェル部ポ
リマーを構成するモノマーとして、メタクリル酸メチル及び
/又はアクリル酸メチル並びにメタクリル酸及び/又は
アクリル酸をシェル部ポリマーの総構成モノマー重量に対し
て、40〜100重量%を含有し、2)コア部ポリマー
を構成するモノマーとして、メタクリル酸メチル及び/又は
アクリル酸メチルをコア部ポリマーの総構成モノマーの重量
比に対して 40〜100重量%を含有することを特徴
とする、コア・シェル型ポリマーを分散してなるコア・
シェル型ポリマーエマルションを用いて、該ポリマーで
粉体を被覆し、該被覆粉体を化粧料に含有させることに
より、安定な粉体分散系が得られ、しかも、その使用感
は極めて優れていることを見出し、発明を完成させるに
至った。即ち、本発明は以下に示す技術に関するもので
ある。 (1)コア・シェル型ポリマーエマルションであって、
1)シェル部ポリマーを構成するモノマーとして、メタクリ
ル酸メチル及び/又はアクリル酸メチル並びにメタクリ
ル酸及び/又はアクリル酸をシェル部ポリマーの総構成
モノマー重量に対して、40〜100重量%を含有し、2)
コア部ポリマーを構成するモノマーとして、メタクリル酸メ
チル及び/又はアクリル酸メチルをコア部ポリマーの総
構成モノマーの重量比に対して 40〜100重量%を含有
することを特徴とする、コア・シェル型ポリマーを分散
してなるコア・シェル型ポリマーエマルション。 (2)シェル部ポリマーを構成するモノマーとして、メタク
リル酸メチル及び/又はアクリル酸メチルとメタクリル
酸及び/又はアクリル酸の重量比が1:20〜20:1
であることを特徴とする(1)に記載のコア・シェル型
ポリマーエマルション。 (3)コア部とシェル部の重量比が、1:4〜4:1で
あることを特徴とする、(1)又は(2)に記載のコア
・シェル型ポリマーエマルション。 (4)コア部に架橋型モノマーを構成モノマーとして含
有することを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に
記載のコア・シェル型ポリマーエマルション。 (5)架橋型モノマーが、グリシジルメタクリレート、
グリシジルアクリレート、(ポリ)エチレングリコール
ジメタクリレート及び(ポリ)エチレングリコールジア
クリレートから選択される1種乃至は2種以上であるこ
とを特徴とする、(4)に記載のコア・シェル型ポリマ
ーエマルション。 (6)粉体の被覆用であることを特徴とする、(1)〜
(5)何れか1項に記載のコア・シェル型ポリマーエマ
ルション。 (7)(1)〜(6)何れか1項に記載のコア・シェル
型ポリマーエマルションのポリマーで被覆されているこ
とを特徴とする、粉体。 (8)表面を予め、ハイドロジェンメチルポリシロキサ
ン、ジメチルポリシロキサン及びシランカップリング剤
で処理した粉体を被被覆材料として用いることを特徴と
する、(7)に記載の粉体。 (9)(7)又は(8)に記載の粉体を含有することを
特徴とする、化粧料。 (10)水性担体に分散した形態であることを特徴とす
る、(9)に記載の化粧料。 (11)カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩、
並びに/若しくはアクリル酸・メタクリル酸(C10〜
30)アルキル及び/又はその塩を含有することを特徴
とする、(9)又は(10)に記載の化粧料。 以下、本発明について更に詳細に説明を加える。
【0008】
【発明の実施の形態】(1)本発明のコア・シェル型ポ
リマーエマルション 本発明のコア・シェル型ポリマーエマルションは、コア
・シェル型ポリマーエマルションであって、1)シェル
部ポリマーを構成するモノマーとして、メタクリル酸メチル
及び/又はアクリル酸メチル並びにメタクリル酸及び/
又はアクリル酸をシェル部ポリマーの総構成モノマー重量に
対して、40〜100重量%、更に好ましくは50〜1
00重量%を含有し、2)コア部ポリマーを構成するモノ
マーとして、メタクリル酸メチル及び/又はアクリル酸メ
チルをコア部ポリマーの総構成モノマーの重量比に対して
40〜100重量%、更に好ましくは50〜100重量
%を含有することを特徴とする。この時、シェル部にお
いては、シェル部ポリマーを構成するモノマーとして、
メタクリル酸メチル及び/又はアクリル酸メチルとメタ
クリル酸及び/又はアクリル酸の重量比が1:20〜2
0:1であることが好ましい。これはある程度の電解的
な要素が無いと、水などの極性溶媒との親和性が得られ
にくいためである。この様な親和性がないと粉体の分散
性が損なわれてしまうため好ましくない。勿論、コア部
においても、シェル部においてもこれらの構成モノマー
以外に、通常化粧料などで使用されるポリマーの構成モ
ノマーであれば、構成モノマーとして含有することがで
きる。この様な任意に含有することのできる構成モノマ
ーとしては、例えば、アクリル酸アルキル乃至はメタク
リル酸アルキルであって、かかるアルキル基としては、
直鎖、分岐或いは環状構造を有しても良い炭素数2〜1
0のもの、例えば、エチル基、プロピル基、イソプロピ
ル基、ブチル基、ターシャリーブチル基、シクロヘキシ
ル基等のものが好ましく例示でき、このほかには、2−
エチルヘキシル基スチレン或いはαーメチルスチレンな
どの芳香族ビニル化合物、ジビニルベンゼンなどの芳香
族ジビニル化合物、アクリロニトリル、メタクリロニト
リル等のシアン化ビニル化合物、酢酸ビニルなどのビニ
ルエステル、トリフルオロエチルメタクリレート、2,
2,3,3−テトラフルオロプロピルメタクリレート、
2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロオクチルメタ
クリレート、パーフルオロオクチルメタクリレート、パ
ーフルオロオクチルアクリレート等の含フッ素モノマ
ー、グリジジルアクリレート、グリシジルメタクリレー
ト、アクリル酸ジグリセリド、トリエチレングリコール
ジメタアクリレートに代表される(ポリ)エチレングリ
コールジメタクリレート等の架橋型モノマーなどが例示
できる。これらの内、芳香族ビニル化合物或いは芳香族
ジビニル化合物については、突っ張り感の原因となるこ
とがあるので、本発明のコア・シェル型ポリマーエマル
ション、取り分けコア部に含有しないことが好ましい。
又、コア部においては、架橋型モノマーを含有させて3
次元構造を取らせることがなめらかさの向上につながり
好ましい。コア部に於ける架橋型モノマーの好ましい含
有量は、コア部の構成モノマー全量に対して0.5〜5
重量%が特に好ましい。更に、本発明のコア・シェル型
ポリマーエマルションにおいては、コア部とシェル部の
構成重量比は、1:4〜4:1が好ましく、更に好まし
くは1:3〜3:1である。これはシェル部が多くなり
すぎると粉体との親和性が損なわれて脱落する場合があ
り、コア部が多くなりすぎると使用感を損なう場合があ
るためである。
【0009】この様なポリマーエマルションは、まず、
コア部を構成する構成モノマーを有機溶剤に溶解させ
て、アゾビスイソブチロニトリル、クメンハイドロパー
オキサイド、過硫酸カリウムなどの重合開始剤を加え重
合させ、重合開始剤を中和した後、有機溶剤を溜去し、
水性担体、界面活性剤を加え、しかる後にシェル部を構
成する構成モノマーを加え、再度重合開始剤を添加して
重合を行うことにより、製造することができる。この
後、必要に応じて減圧濃縮などを行い、水性担体量を調
整することもできる。かくして得られたポリマーエマル
ションは、粉体の表面を処理し、分散安定性と付着特性
を改良するのに大変有用であり、粉体処理用として好ま
しい。
【0010】(2)本発明の粉体 本発明の粉体は、粉体表面を本発明のコア・シェル型ポ
リマーエマルションで被覆されていることを特徴とす
る。本発明の被覆粉体の於ける、粉体とコアシェル型エ
マルションポリマーの割合は、95.5:0.5〜5
0:50が好ましく、99:1〜70:30が更に好ま
しい。これは、ポリマーの量が少なすぎると被覆効果が
得られない場合があり、ポリマーが多すぎると粉体の特
性が得られない場合があるからである。本発明の粉体
は、これら粉体とコアシェル型エマルションポリマーと
水性媒体とをサンドグラインドミルやダイノミルと言っ
た、メディアを用いた分散装置を用いて処理を行うこと
により製造することができる。この様な装置を用いて製
造する場合、メディアとしては、ジルコニアビーズを用
いるのが、分散性と耐久性の面で特に好ましい。又、こ
の様な処理に用いられる基本となる粉体としては、化粧
料で使用されているものであれば特段の限定無く使用す
ることができ、、例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛、黄
色酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄等の酸化鉄、グンジョ
ウ、紺青、タルク、セリサイト、マイカ、カオリン、シ
リカ、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、メチルシロ
キサン網状重合体、架橋型メチルポリシロキサン、チタ
ンマイカ、チタンセリサイト等が好ましく例示できる。
これらの粉体はそのまま、ポリマーを被覆することもで
きるし、予め表面を表面処理した後、被覆することもで
きる。表面処理の方法としては、通常使用されている処
理方法であれば特段の限定なく使用することができ、例
えば、ハイドロジェンメチルポリシロキサンやジメチル
ポリシロキサン等の焼き付けによるシリコーン処理、シ
ランカップリング剤によるシランカップリング処理、パ
ーフルオロアルキルリン酸塩やパーフルオロアルキルシ
ラン等による、パーフルオロアルキル処理、ステアリン
酸亜鉛等の金属石鹸による金属石鹸処理、アシルグルタ
ミン酸塩等による、アシルアミノ酸処理、シリカゲルコ
ーティング処理等が好ましく例示できる。本発明の粉体
の基体としては、表面処理をされていることが好まし
く、中でも、ハイドロジェンメチルポリシロキサンやジ
メチルポリシロキサン等の焼き付けによるシリコーン処
理されていることが好ましい。表面処理粉体としては、
好ましい表面処理量は、粉体全量に対して1〜10重量
%である。かくして得られた本発明の粉体は、分散安定
性に優れ、化粧料としての使用感或いは使用後感にも優
れる。従って、本発明の粉体は化粧料用の原料として好
適である。本発明の粉体を化粧料用の原料として用いる
場合、好ましい含有量は、総量で、化粧料全量に対し
て、1〜40重量%であり、更に好ましくは2〜30重
量%である。
【0011】(3)本発明の化粧料 本発明の化粧料は、上記粉体を含有することを特徴とす
る。本発明の粉体は、アクリル系増粘剤の存在下であっ
ても凝集しないため、この様な増粘剤のもっている特性
を生かした剤形に適用するのが好ましく、例えば、粉体
を分散した粘凋可溶化系、少量の油分を含有する乳液系
等の水性媒体を含有する系が好ましい。この内、少量、
例えば5重量%以下の油脂を含む乳液タイプのファンデ
ーションであって、粉体含有量の多いものは、その系の
安定性の問題で今のところまだ得られていないが、本発
明によって、この様な系が可能となった。本発明の化粧
料に於いては、粉体は唯一種含有することもできるし、
2種以上を組み合わせて含有することもできる。本発明
の化粧料に於ける上記粉体の好ましい含有量は、1〜3
0重量%であり、更に好ましくは5〜20重量%であ
る。本発明の化粧料では、これら必須成分である、粉体
以外に通常化粧料で使用される任意成分を含有すること
ができる。かかる、任意成分としては、例えば、ワセリ
ンやマイクロクリスタリンワックス等のような炭化水素
類、ホホバ油やゲイロウ等のエステル類、牛脂、オリー
ブ油等のトリグリセライド類、セタノール、オレイルア
ルコール等の高級アルコール類、ステアリン酸、オレイ
ン酸等の脂肪酸、グリセリンや1,3−ブタンジオール
等の多価アルコール類、非イオン界面活性剤、アニオン
界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、エ
タノール、カーボポール等の増粘剤、防腐剤、紫外線吸
収剤、抗酸化剤、色素類等が好ましく例示できる。本発
明の化粧料はこれらの成分を常法に従って処理すること
により製造することができる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明について、実施例を挙げて、
更に詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にの
み限定されないことは言うまでもない。
【0013】<実施例1>窒素気流下、メチルエチルケ
トン200重量部を加熱還流し、これにメタクリル酸メ
チル60重量部、アクリル酸−2−エチルヘキシル10
重量部、メタクリル酸30重量部、アゾビスイソブチロ
ニトリル0.5重量部を滴下し、4時間反応させた。こ
れをアンモニア水で中和し、減圧濃縮してメチルエチル
ケトンを除去した。この液にメタクリル酸メチル180
重量部とアクリル酸−2−エチルヘキシル20重量部を
滴下し、水15重量部に過硫酸カリウム0.1重量部を
溶かしたものを加え4時間反応させた。更に、90℃で
加熱し、冷却し、本発明のコアシェル型エマルション液
(コアシェル液1)を得た。このものの乾燥残分は69
重量%であり、これを樹脂含量とした。又、このものの
コア:シェル=64:36の重量比の樹脂であった。
【0014】<実施例2>窒素気流下、メチルエチルケ
トン200重量部を加熱還流し、これにメタクリル酸メ
チル60重量部、アクリル酸−2−エチルヘキシル10
重量部、グリシジルメタクリレート3重量部、トリエチ
レングリコールジメタクリレート2重量部、メタクリル
酸25重量部、アゾビスイソブチロニトリル0.5重量
部を滴下し、4時間反応させた。これをアンモニア水で
中和し、減圧濃縮してメチルエチルケトンを除去した。
この液にメタクリル酸メチル180重量部とアクリル酸
−2−エチルヘキシル20重量部を滴下し、水15重量
部に過硫酸カリウム0.1重量部を溶かしたものを加え
4時間反応させた。更に、90℃で加熱し、冷却し、本
発明のコアシェル型エマルション液(コアシェル液2)
を得た。このものの乾燥残分は75重量%であり、これ
を樹脂含量とした。又、このもののコア:シェル=6
8:32の重量比の樹脂であった。
【0015】<実施例3>窒素気流下、メチルエチルケ
トン200重量部を加熱還流し、これにメタクリル酸メ
チル60重量部、アクリロニトリル10重量部、グリシ
ジルメタクリレート3重量部、トリエチレングリコール
ジメタクリレート2重量部、メタクリル酸25重量部、
アゾビスイソブチロニトリル0.5重量部を滴下し、4
時間反応させた。これをアンモニア水で中和し、減圧濃
縮してメチルエチルケトンを除去した。この液にメタク
リル酸メチル180重量部とアクリル酸−2−エチルヘ
キシル20重量部を滴下し、水15重量部に過硫酸カリ
ウム0.1重量部を溶かしたものを加え4時間反応させ
た。更に、90℃で加熱し、冷却し、本発明のコアシェ
ル型エマルション液(コアシェル液3)を得た。このも
のの乾燥残分は71重量%であり、これを樹脂含量とし
た。又、このもののコア:シェル=72:28の重量比
の樹脂であった。
【0016】<実施例4>窒素気流下、メチルエチルケ
トン200重量部を加熱還流し、これにメタクリル酸メ
チル60重量部、アクリロニトリル10重量部、グリシ
ジルメタクリレート3重量部、トリエチレングリコール
ジメタクリレート2重量部、メタクリル酸25重量部、
アゾビスイソブチロニトリル0.5重量部を滴下し、4
時間反応させた。これをアンモニア水で中和し、減圧濃
縮してメチルエチルケトンを除去した。この液にメタク
リル酸メチル180重量部とトリフルオロエチルメタク
リレート20重量部を滴下し、水15重量部に過硫酸カ
リウム0.1重量部を溶かしたものを加え4時間反応さ
せた。更に、90℃で加熱し、冷却し、本発明のコアシ
ェル型エマルション液(コアシェル液4)を得た。この
ものの乾燥残分は61重量%であり、これを樹脂含量と
した。又、このもののコア:シェル=58:42の重量
比の樹脂であった。
【0017】<実施例5>下記に示す処方の液を30重
量部のジルコニアビーズとともに、サンドグラインドミ
ルに仕込み、サンドグラインドミルで分散させ、本発明
の粉体の分散液を得た。この液中における粉体の分散状
態は極めて良好であった。通常、水系に於いては分散性
が極めて悪い、シリコーン処理を行った疎水化粉体であ
っても、本発明の技術によれば、良好に分散しうること
もわかる。 コアシェル液* 10 重量部 シリコーン焼き付け二酸化チタン 30 重量部 シリコーン焼き付け黄色酸化鉄 5 重量部 シリコーン焼き付けベンガラ 2 重量部 シリコーン焼き付けタルク 13 重量部 水 40 重量部 *詳細は表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】<参考比較例>従来から知られている、ス
チレン類をコア部に構成モノマーとして含有するコア・
シェル型ポリマーエマルションを作成し、実施例5〜8
の方法に準じて比較参考例(分散液)を作成した。窒素
気流下、メチルエチルケトン200重量部を加熱還流
し、これにα−メチルスチレン62重量部、アクリル酸
−2−エチルヘキシル10重量部、アクリル酸28重量
部、アゾビスイソブチロニトリル0.5重量部を滴下
し、4時間反応させた。これをアンモニア水で中和し、
減圧濃縮してメチルエチルケトンを除去した。この液に
スチレン188重量部とアクリル酸−2−エチルヘキシ
ル15重量部を滴下し、水15重量部に過硫酸カリウム
0.1重量部を溶かしたものを加え4時間反応させた。
更に、90℃で加熱し、冷却し、コアシェル型エマルシ
ョン液(比較参考コアシェル液1)を得た。このものの
乾燥残分は73重量%であり、これを樹脂含量とした。
又、このもののコア:シェル=65:35の重量比の樹
脂であった。これを用いて、次の処方に従って、上記実
施例5〜8と同様に処理し、比較参考分散液を作成し
た。 比較参考例のコアシェル液 10 重量部 シリコーン焼き付け二酸化チタン 30 重量部 シリコーン焼き付け黄色酸化鉄 5 重量部 シリコーン焼き付けベンガラ 2 重量部 シリコーン焼き付けタルク 13 重量部 水 40 重量部
【0020】<実施例9>上記本発明の分散液を用い
て、リキッドファンデーション(本発明の化粧料)を作
成した。即ち、イの成分を良く撹拌し、均一にし、リキ
ッドファンデーションを得た。同時に比較参考分散液を
用いて比較例のリキッドファンデーション(比較化粧
料)も作成した。これらの化粧料について、オイル(オ
リーブ油)存在下での擦過テスト、流水下での擦過テス
トを行った。即ち、上腕内側部に設けた2cm×2cm
の部位に0.05mlの化粧料を均一に塗布し、色差計
にて最初の色を測色した。擦過テスト終了後に再度測色
し(オイル存在下の擦過の時はオイルを塗った状態で測
色)、色差(ΔE)を求めた。擦過テストの程度は比較
化粧料に色むらが現れる程度の強い条件とした。具体的
には、流水下6回の擦過、オイル存在下4回の擦過とし
た。結果をΔEとして、表2に示す。これより、本発明
の化粧料は優れた化粧持ちを示すことがわかる。これ
は、本発明のコア・シェル型ポリマーエマルションが作
る化粧膜に、なめらかさ、言い換えれば腰の強さがある
ためであると思われる。又、コア部に架橋型モノマーが
存在した方が好ましいこともわかる。 1,3−ブタンジオール 12.8重量部 シリカゲル 0.6重量部 球状アクリル粉体 0.2重量部 粉体分散液** 20 重量部 ベントナイト 0.7重量部 塩化ナトリウム 0.2重量部 メチルパラベン 0.2重量部 エタノール 5 重量部
【0021】
【表2】
【0022】<実施例10>下記に示す処方に従ってク
リーム状ファンデーションを作成した。即ち、イ、ロの
成分をそれぞれ撹拌して均一にしておき、イに徐々にロ
を加え、中和し、クリーム状ファンデーションを得た。
このものも化粧もちに優れるなど、実施例9のファンデ
ーション同様、本発明の化粧料の特徴である、優れた化
粧効果を有しているのみならず、カバー力にも優れる
上、使用感もさっぱりとした従来にない感触を有してい
た。又、これらの化粧料を顕微鏡下観察したが、何れも
粉体の凝集は観察されず、本発明の粉体の分散性の良さ
が確認された。更に、本発明の化粧料の化粧膜のなめら
かさを確認するために、本発明の化粧料をドクターブレ
ードを用いて、シリコーンゴム板上に20ミルの厚さに
引き、これを3時間40℃で送風乾燥し、化粧膜を作成
した。この化粧膜を種々の硬度の鉛筆で擦過し、傷つか
ない最大値である鉛筆硬度を求めた。この結果を、表3
に示す。本発明の化粧料は、従来の比較分散液を用いた
化粧料に比して鉛筆硬度が高い(固い)ことがわかる。
これは化粧膜の柔軟性による。 イ グリセリン 5 重量部 1,3−ブタンジオール 15 重量部 デカメチルシクロペンタシロキサン 1 重量部 シリカゲル 2 重量部 分散液*** 20 重量部 カルボキシビニルポリマー 0.3重量部 エタノール 2 重量部 メチルパラベン 0.2重量部 水 40 重量部 ロ 水酸化カリウム 0.3重量部 水 14.2重量部 ***表3に詳細を記す。
【0023】
【表3】
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、粉体含有化粧料に於い
て、粉体の分散安定性に優れ、しかも、優れた使用感を
有する化粧料を提供することができる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AB03 AB172 AB232 AB242 AB332 AB432 AB442 AC102 AC122 AC482 AD091 AD092 AD172 BB25 CC03 DD23 DD39 EE01 EE05 4J026 AA45 AA46 AA76 AC09 BA25 BA27 BB02 DA02 DB02 FA07 GA10 4J027 AC03 BA06 BA07 CD07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア・シェル型ポリマーエマルションで
    あって、1)シェル部ポリマーを構成するモノマーとして、
    メタクリル酸メチル及び/又はアクリル酸メチル並びに
    メタクリル酸及び/又はアクリル酸をシェル部ポリマー
    の総構成モノマー重量に対して、40〜100重量%を含有
    し、2)コア部ポリマーを構成するモノマーとして、メタク
    リル酸メチル及び/又はアクリル酸メチルをコア部ポリ
    マーの総構成モノマーの重量比に対して 40〜100重量
    %を含有することを特徴とする、コア・シェル型ポリマ
    ーを分散してなるコア・シェル型ポリマーエマルショ
    ン。
  2. 【請求項2】 シェル部ポリマーを構成するモノマーとし
    て、メタクリル酸メチル及び/又はアクリル酸メチルと
    メタクリル酸及び/又はアクリル酸の重量比が1:20
    〜20:1であることを特徴とする請求項1に記載のコ
    ア・シェル型ポリマーエマルション。
  3. 【請求項3】 コア部とシェル部の重量比が、1:4〜
    4:1であることを特徴とする、請求項1又は2に記載
    のコア・シェル型ポリマーエマルション。
  4. 【請求項4】 コア部に架橋型モノマーを構成モノマー
    として含有することを特徴とする、請求項1〜3何れか
    1項に記載のコア・シェル型ポリマーエマルション。
  5. 【請求項5】 架橋型モノマーが、グリシジルメタクリ
    レート、グリシジルアクリレート、(ポリ)エチレング
    リコールジメタクリレート及び(ポリ)エチレングリコ
    ールジアクリレートから選択される1種乃至は2種以上
    であることを特徴とする、請求項4に記載のコア・シェ
    ル型ポリマーエマルション。
  6. 【請求項6】 粉体の被覆用であることを特徴とする、
    請求項1〜5何れか1項に記載のコア・シェル型ポリマ
    ーエマルション。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6何れか1項に記載のコア・
    シェル型ポリマーエマルションのポリマーで被覆されて
    いることを特徴とする、粉体。
  8. 【請求項8】 表面を予め、ハイドロジェンメチルポリ
    シロキサン、ジメチルポリシロキサン及びシランカップ
    リング剤で処理した粉体を被被覆材料として用いること
    を特徴とする、請求項7に記載の粉体。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8に記載の粉体を含有する
    ことを特徴とする、化粧料。
  10. 【請求項10】 水性担体に分散した形態であることを
    特徴とする、請求項9に記載の化粧料。
  11. 【請求項11】 カルボキシビニルポリマー及び/又は
    その塩、並びに/若しくはアクリル酸・メタクリル酸
    (C10〜30)アルキル及び/又はその塩を含有する
    ことを特徴とする、請求項9又は10に記載の化粧料。
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