JP2003327606A - 液状原料混合装置、液状原料混合方法、および合成樹脂板の製造方法 - Google Patents

液状原料混合装置、液状原料混合方法、および合成樹脂板の製造方法

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JP2003327606A
JP2003327606A JP2002141727A JP2002141727A JP2003327606A JP 2003327606 A JP2003327606 A JP 2003327606A JP 2002141727 A JP2002141727 A JP 2002141727A JP 2002141727 A JP2002141727 A JP 2002141727A JP 2003327606 A JP2003327606 A JP 2003327606A
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synthetic resin
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JP2002141727A
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Takeshi Shibagaki
武 柴垣
Hidemi Tanaka
秀実 田中
Hitoshi Ishita
仁 位下
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液状主原料の注入状態を維持したままで添加
剤種類を連続的に変更して品種切替を可能とする品種切
替性能に優れた液状原料混合装置、添加剤を含有する液
状原料を連続的に良好に得る方法、および、添加剤を含
有する合成樹脂板を連続的に良好に得る方法を提供す
る。 【解決手段】 液状主原料送液管15中に、混合用スタ
ティックミキサー16およびミキサーの上流側へ液状添
加剤を供給するための管17を有する液状原料混合装置
において、管17は各々に閉止装置18を持つ複数の液
状添加剤流入口21を有する枝管付き管であることを特
徴とする液状原料混合装置、ならびに、この液状原料混
合装置を用いた液状原料混合方法および合成樹脂板の製
造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、染顔料等の着色剤
またはその他の添加剤を含有する液状添加剤を液状主原
料に混合する品種切替性能に優れた液状原料混合装置に
関する。さらに本発明は、同一のあるいは異なる液状添
加剤が均一に混合された液状原料を連続的に得る液状原
料混合方法に関する。さらに本発明は、同一のあるいは
異なる添加剤を含有する合成樹脂板を連続的に得る合成
樹脂板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数の液状原料を混合する方法
として、バッチ釜にそれぞれの原料を投入後攪拌するこ
とにより混合する方法が古くから行われている。この方
法では、品種を切り替える際には多くの釜を用い、あら
かじめ混合原料を調製する必要がある。また、使用後に
はその都度各釜や配管を洗浄しなければ、次の異種の混
合原料を調製することができない。
【0003】この方法に対し、配管中に回転式ミキサー
やスタティックミキサーを装備し、各品種に共通の液状
主原料と各品種で異なる液状添加剤とを配管中で混合す
る方法が開発されている。
【0004】この方法を注入用液状原料を得る方法とし
て利用した合成樹脂板の連続製造方法が、特に連続製板
アクリルシートの製造方法として、特公昭52−361
54号公報や特開昭59−219312号公報に開示さ
れている。
【0005】連続製板アクリルシートは、メチルメタク
リレート単量体から二段階で製造される。最初に単量体
の一部を重合せしめて、単量体およびその重合体の両者
を含有するシロップを製造する。通常このシロップは、
約10〜40質量%の重合体を含有している。次いで、
このシロップに重合開始剤、交叉結合剤、連鎖移動剤、
界面活性剤、離型剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、重合開
始剤、難燃剤、その他の性能向上剤、そして着色剤(染
顔料等)などの添加剤を必要に応じて添加して液状原料
とし、連続製板装置に供給して重合させる。具体的に
は、水平方向に同一速度で走行する上下に位置した2個
のエンドレスベルトの相対するベルト面に、その液状原
料を一方から供給し、エンドレスベルトの移動と共に加
熱などの方法で重合させ、他方より板状重合物(添加剤
含有アクリルシート)を得る。
【0006】上述した特公昭52−36154号公報や
特開昭59−219312号公報には、添加剤をあらか
じめ高濃度のマスターバッチの形で準備しておき、注入
ライン途中で、各品種間で共通なシロップと添加剤マス
ターバッチとを混合する方法が示されている。そして、
この方法は、バッチ釜にてこれらシロップ、添加剤を攪
拌混合し液状注入原料を得る方法と比べて、作業の簡略
化、品質の安定化が図れると記述されている。しかしな
がら、この方法でも品種切替時に添加剤を切り替える際
には、添加剤ラインの切り替えのために別の注入ライン
を使用しなければならず、ライン中のシロップの損失や
洗浄機会の増大、品種の製造順序の規制を生じる原因と
なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
の技術の課題を解決するためのものである。すなわち、
本発明の目的は、液状主原料の注入状態を維持したまま
で、添加剤種類を連続的に変更して品種切替を可能とす
る品種切替性能に優れた液状原料混合装置を提供するこ
とにある。さらに、本発明の目的は、同一のあるいは異
なる種類の添加剤を含有する液状原料を連続的に良好に
得る方法、および、添加剤を含有する合成樹脂板を連続
的に良好に得る方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、液状主原料送
液管中に、混合用スタティックミキサー、および、該ミ
キサーの上流側へ液状添加剤を供給するための管を有す
る液状原料混合装置において、該管は、各々に閉止装置
を持つ複数の液状添加剤流入口を有する枝管付き管であ
ることを特徴とする液状原料混合装置である。
【0009】さらに、本発明は、上記液状原料混合装置
の複数の液状添加剤流入口から、順次同一のあるいは異
なる液状添加剤を流入させ、同一のあるいは異なる液状
添加剤を含有する液状原料を連続的に得ることを特徴と
する液状原料混合方法である。
【0010】さらに、本発明は、相対するベルト面が同
方向へ同一速度で走行するように配置した2個のエンド
レスベルトの相対するベルト面と、それらの両側辺部に
あるベルト面で挟まれた状態で走行する連続した2本以
上のガスケットとで囲まれた空間に、その一端より液状
原料を注入し、ベルトの走行と共に硬化させ、その他端
より板状製品を取り出すようにした連続製板装置により
添加剤を含有する合成樹脂板を製造する方法において、
前記液状原料の注入部に上記液状原料混合装置を用い、
同一のあるいは異なる添加剤を含有する合成樹脂板を連
続的に得ることを特徴とする合成樹脂板の製造方法であ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の液状原料混合装
置の一例を示す概略図である。この図1に示す装置は、
液状主原料の供給口(19)と吐出口(20)を有する
送液管(15)中に、混合用スタティックミキサー(1
6)およびこのミキサーの上流側へ液状添加剤を供給す
るための枝管付き管(17)を備え、枝管付き管(1
7)の複数の枝管の先は液状添加剤流入口(21)とな
っており、各々に閉止装置(18)を持つ。液状主原料
の供給口(19)と吐出口(20)を有する送液管(1
5)の長さおよび径は、所望の流量、圧力損失および設
置スペースの制約等に応じて好適な寸法を選べばよい。
【0012】スタティックミキサー(16)としては、
Kenics社の180°左右にねじった羽根を90°
ずらして配列したもの、Sulzer社の細い平板を互
いに90°ずらして配列したもののほか、Charle
ss & Ross社のロスISGミキサー、櫻製作所
(株)社のスクエアミキサー、晃立工業(株)社のシマ
ザキパイプミキサー、東レ(株)社のHi−Mixe
r、Komax Systems社のコマックスミキサ
ー、Mixing Equipment社のライトニン
グ・インライナ、Dow Chemical社のマルチ
・フラックスミキサー等、公知のスタティックミキサー
が使用できる(以上全て商品名)。ミキサー(16)の
形状、長さおよび径は、所望の流量および圧力損失に応
じて種々のものを使用でき、良好な混合を実現するよう
に調節すればよい。
【0013】良好な切替性能を維持するためには、ミキ
サー(16)と管(15)との隙間を1mm以下とする
ことが好ましい。
【0014】枝管付き管(17)は、液状添加剤をミキ
サー(16)の直前かつ中心部へ供給できるように配設
することが良好な切替性能を維持する点で好ましい。管
(17)先端とミキサー(16)の間隔は、0〜300
mmであることが好ましく、0〜100mmであること
がさらに好ましく、0〜50mmであることが最も好ま
しい。また、管(17)先端の中心とミキサー(16)
の中心のずれは、50mm以内であることが好ましく、
20mm以内であることがさらに好ましく、10mm以
内であることが最も好ましい。枝管付き管(17)の長
さおよび径は、所望の流量および圧力損失に応じて選べ
ばよい。例えば、径を必要以上には大きくしないように
する事は、枝管付き管(17)内壁に付着した前品種の
添加剤が後続品種の添加剤になかなか置き換わらずに切
替性能が低下するという問題を防止する点で意義があ
る。
【0015】枝管付き管(17)末端の一方は、液状添
加剤をミキサー(16)の上流側に供給できるように設
置されるが、他方は複数の枝管で液状添加剤流入口(2
1)となっており、各々に閉止装置(18)を持つ。閉
止装置(18)としては、例えば、開閉のためのコック
やバルブを用いるとよい。液状添加剤流入口(21)の
径は、所望の流量および圧力損失に応じて選べばよい。
【0016】切替性能をさらに良好にせしめるには、液
状主原料送液管(15)内壁、スタティックミキサー
(16)、液状添加剤供給枝管付き管(17)内壁など
に、撥油性被覆を施すことが好ましい。撥油性被覆とし
ては、汚染性や耐久性に優れる点から、フッ素樹脂を好
適に用いることができる。
【0017】図1に示す装置では、複数の液状添加剤流
入口(21)から液状添加剤を供給する際の空気抜き口と
して、各々の枝管に空気抜き用の管(22)とコック等
の閉止装置(23)が設けられており、このような構成
を備えた装置もまた、本発明の好ましい態様である。
【0018】また、液状添加剤の切替時には、後発の液
状添加剤の供給量を切替直後から10〜600秒程度の
間、意図的に1.1〜3.0倍程度の多目の量を供給する
と、切り替わり時間が短時間で済むという利点がある。
【0019】図2は、本発明の液状原料混合装置の使用
方法の一例について説明するための模式図である。
【0020】図2において、容器A(24)は、各品種
間に共通の各種添加剤を混合した液状主原料のタンクで
ある。容器B(25)、容器C(26)および容器D
(27)は、品種ごとに異なるその他の各種添加剤を混
合したマスターバッチのタンクである。容器A(24)
の液状主原料と、容器B(25)、容器C(26)また
は容器D(27)の液状添加剤とを、所定の流量比率を
維持しながらそれぞれの流入口から本発明の液状原料混
合装置(28)へ送液し、スタティックミキサー(1
6)部で均一に混合し、後の工程に送る。なお、図2
は、容器B(25)および容器C(26)の各ラインが
液状原料混合装置(28)に接続され、容器D(27)
のラインは液状原料混合装置(28)に接続されていな
い状態を示している。
【0021】ここで、容器B(25)からの液状添加剤
のみを容器A(24)からの液状主原料と混合する場合
は、容器C(26)からのラインに接続されている液状
添加剤流入枝管の各閉止装置(18)を閉とする。その
後、容器B(25)の添加剤から容器C(26)の添加
剤へ品種を切替える場合は、容器B(25)からのライ
ンに接続されている液状添加剤流入枝管の閉止装置(1
8)を閉とし、代わりに容器C(26)からのラインに
接続されている液状添加剤流入枝管の閉止装置(18)
を開ける。
【0022】さらに、容器D(27)の添加剤へ品種を
切替える場合は、あらかじめ容器B(25)からのライ
ンを取り外し、代わりに容器D(27)からのラインを
液状添加剤流入枝管に接続しておいて、その切替時に容
器C(26)からのラインが接続されている液状添加剤
流入枝管の閉止装置(18)を閉とし、容器D(27)
からのラインが接続されている液状添加剤流入枝管の閉
止装置(18)を開けると良い。
【0023】本発明の液状原料混合装置に供される液状
主原料および液状添加剤の種類は、特に限定されない
が、液状主原料としてはメチルメタクリレートを主成分
とすることが好ましい。
【0024】液状主原料と液状添加剤との流量比に関し
ては、液状主原料の流量100に対して、液状添加剤の
流量は0.1〜100が好ましく、0.5〜50が更に好
ましく、0.7〜40が特に好ましい。液状主原料と液
状添加剤との粘度比(液状主原料の粘度/液状添加剤の
粘度)は、1〜2000が好ましく、1〜1000が更
に好ましく、1.5〜500が特に好ましい。
【0025】本発明の液状原料混合装置が好適に用いら
れる連続製板装置は、相対するベルト面が同方向へ同一
速度で走行するように配置した2個のエンドレスベルト
の相対するベルト面とそれらの両側辺部にあるベルト面
で挟まれた状態で走行する連続した2本のガスケットと
で囲まれた空間に、その一端より液状原料を供給し、ベ
ルトの走行とともに硬化させ、その他端より板状製品を
取り出すようにした連続製板装置である。このような装
置は、例えば、特公昭47−34815号公報、特公昭
49−35818号公報、特公昭49−36944号公
報等において開示されている。
【0026】図3は、本発明の液状原料混合装置を利用
した2個一対のエンドレスベルトを使用した合成樹脂板
の連続製造装置の一例を示す模式図である。図3におい
て、2個のエンドレスベルト(1),(1')には、そ
れぞれ主プーリである回転ドラム(2),(3),
(2’),(3')で張力を与え、同一速度で走行する
ように回転ドラム(3),(3')を起動する。また、
下側のローラー(4')は走行するエンドレスベルトを
水平に支持し、上下対になったローラー(4),
(4')によってベルト面間距離、すなわち原料(重合
性組成物)の厚さを規制する。ベルト面間の両側辺部
は、弾力性のある2本のガスケット(7),(7’)で
シールしている。
【0027】定量ポンプ(5)は各々の液状原料を送液
するものであり、これは図2に示した定量送液ポンプ
(29),(30)に相当する。液状原料注入装置
(6)は、図1および図2に示した液状原料混合装置
(28)を装備した注入装置である。ここで混合した液
状原料を、ベルト(1),(1')面間に所望の圧力下
に供給し、エンドレスベルトの走行に従い、この液状原
料を、まず第1加熱ゾーン(13)において熱水スプレ
ー(8),(8’)により加熱重合し、次いで第2加熱
ゾーン(9),(9’)において例えば空気炉や遠赤外
線ヒータ等で熱処理して重合を完結し、さらに冷却ゾー
ン(10),(11)で所定温度まで冷却して、合成樹
脂板(14)を取り出す。
【0028】本発明の液状原料混合装置は、このような
合成樹脂板の連続製造装置において、液状原料注入装置
(6)の一部として用いることが非常に有効である。こ
の場合、液状原料注入装置(6)を替えることなく、液
状添加剤流入口(21)の閉止装置(18)の切替のみ
で同一のあるいは異なる添加剤を含有する合成樹脂板
(14)を連続的に得ることが可能となる。さらに、供
給終了後の液状添加剤流入口(21)から終了した液状
添加剤ラインを外し、別の液状添加剤ラインを接続し、
供給中の液状添加剤から切り替えることで、繰り返し同
一のあるいは異なる添加剤を含有する合成樹脂板(1
4)を連続的に得ることが可能となる。また、さらに、
各品種間に共通ではない各種液状添加剤で汚染されるラ
インは本発明の液状原料混合装置以降の部分のみとな
り、品種切替時に前品種の添加剤と後品種の添加剤とが
混ざったロス部分を少なくすることができると共に、自
在な品種切替による多品種小ロット生産を可能とする利
点をも有する。
【0029】本発明の液状原料混合装置を、合成樹脂板
の連続製造装置の液状原料注入装置(6)の一部として
用いる場合は、液状主原料および液状添加剤として、メ
チルメタクリレート単独重合体,もしくはメチルメタク
リレートと50質量%以下の他の共重合成分との共重合
体をメチルメタクリレート単独もしくはメチルメタクリ
レートと他の共重合可能な単量体に溶解した混合物(以
下「アクリルシロップ」という)、あるいは、不飽和ポ
リエステル等の液状重合性原料や、さらには、交叉結合
剤、連鎖移動剤、界面活性剤、離型剤、熱安定剤、紫外
線吸収剤、重合開始剤、難燃剤、シリカや水酸化アルミ
ニウムのような無機充填剤、アクリルゴムやポリオレフ
ィンゴムのような強度向上剤、その他の性能向上剤、そ
して、染顔料等の着色剤等から必要に応じて選ばれた添
加剤を溶解または分散した前記の液状重合性原料が挙げ
られる。
【0030】メチルメタクリレートと共重合可能な他の
単量体としては、例えば、メチルアクリレート、エチル
アクリレート、ブチルアクリレート、シクロヘキシルア
クリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、エチル
メタクリレート、ブチルメタクリレート、シクロヘキシ
ルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレー
ト、スチレン、アクリロニトリル、ビニルアセテート等
が挙げられる。
【0031】不飽和ポリエステルとしては、鋳型重合に
供することができるものが好ましく、例えば、無水マレ
イン酸、フマル酸、イタコン酸等の不飽和ジカルボン酸
と、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−
ブチレングリコール等のグリコールとの縮合反応により
生成した不飽和ポリエステルに、スチレン、ビニルアセ
テート、メチルメタクリレート、ビニルトルエン等のビ
ニル化合物を混合したものが挙げられる。
【0032】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。説明
中「部」は質量部を、「%」は質量%を意味する。
【0033】<実施例1>図1〜図3に示した装置を用
い、以下の通り本発明を実施した。
【0034】まず、容器A(24)、容器B(25)、
容器C(26)および容器D(27)に、次の各成分を
混合した液状主原料Aおよび液状添加剤B〜Dを入れ、
脱泡した。
【0035】容器A(液状主原料A):重合率20%の
メチルメタクリレートシロップ(粘度1.5Pa・s)
99.89%、重合開始剤アゾビスジメチルバレロニト
リル(和光純薬(株)製、商品名V−65)0.1%、
離型剤0.01%。液状主原料Aの粘度1.5Pa・s。
【0036】容器B(液状添加剤B):重合率10%の
メチルメタクリレートシロップ(粘度0.05Pa・
s)90%、紫外線吸収剤5%、連鎖移動剤5%。液状
添加剤Bの粘度0.05Pa・s。
【0037】容器C(液状添加剤C):重合率10%の
メチルメタクリレートシロップ(粘度0.05Pa・
s)79.8%、重合開始剤アゾビスイソブチロニトリ
ル0.1%、酸化チタン白色顔料10%、交叉結合剤0.
1%、ブチルアクリレート10%。液状添加剤Cの粘度
0.5Pa・s。
【0038】容器D(液状添加剤D):重合率15%の
メチルメタクリレートシロップ(粘度0.35Pa・
s)98.7%、重合開始剤アゾビスイソブチロニトリ
ル0.1%、スチレン−メチルメタクリレート共重合樹
脂1%、赤色染料0.2%。液状添加剤Cの粘度0.7P
a・s。
【0039】また、図1に示した液状原料混合装置を組
み込んだステンレス製注入パイプを用意した。この装置
の詳細は次の通りである。パイプの内径は60mm、長
さは1900mm。注入のための吐出口の内径は50m
mに絞った。スタティックミキサーの形状は細い平板を
互いに90°ずらして配列したもの(Sulzer社
製)。スタティックミキサーの径は59.5mm、長さ
は1070mm。液状添加剤を供給するための枝管付き
管の内径は10mm、この枝管の数は2本。各枝管には
コック式の閉止装置を備え、さらに空気抜き用の管とそ
の閉止の為のコック式閉止装置を備えている。パイプ内
部および液状原料混合装置内部はフッ素樹脂で被覆され
ている。管先端とスタティックミキサーとの間隔は0.
2mm、管先端の中心とスタティックミキサー中心との
ずれは1mmである。
【0040】この液状原料混合装置(28)を組み込ん
だステンレス製注入パイプの液状主原料供給口(19)
に容器A(24)からのラインを接続し、枝管の一方に
容器B(25)からのラインを、もう一方に容器C(2
6)からのラインを接続し、容器B(25)からのライ
ンを接続した枝管のコック式閉止装置(18)を開け、
容器C(26)からのラインを接続した枝管のコック式
閉止装置(18)を閉じた。
【0041】その後、容器A(24)からの液状主原料
Aと容器B(25)からの液状添加剤Bの流量比が10
0対1となるように定量ポンプ(29),(30)で送
液し、注入パイプから図3の連続製板装置に、混合した
液状原料を注入した。
【0042】図3の装置としては、厚さ1.5mm、幅
1500mmの有意面が鏡面加工された2個のステンレ
ス製エンドレスベルト(1),(1')が実質的に水平
に設置され、下ベルト(1')のみが駆動され、板状重
合物(アクリルシート)が均一な3mmの厚さになるよ
うにローラー群(4)(4’)によって保持されたもの
を用いた。ガスケット(7),(7')としては、特公
昭47−49823号公報記載のポリ塩化ビニル製ガス
ケットを用いた。重合機の全長は100mで、前部の第
1加熱ゾーン(13)の長さは60mであり、この部分
でベルト外面から80℃の熱水をシャワー状に散布して
加熱し、また後部の第2加熱ゾーン(9)(9’)の長
さは10mであり、この部分で120℃の空気炉で加熱
し、アクリルシートを得た。
【0043】この方法により得たアクリルシートは、無
色透明であり、極限粘度は0.09L/gであった。
【0044】次に、品種切替のために、容器A(24)
からの液状主原料Aを供給したまま、容器B(25)か
らのラインを接続した枝管のコック式閉止装置(18)
を閉じ、容器C(26)からのラインを接続した枝管の
コック式閉止装置(18)を開けた。それと同時に、容
器A(24)からの液状主原料Aと容器C(26)から
の液状添加剤Cの流量比が100対11となるように定
量ポンプ(29),(30)で送液し、注入パイプから
図3の連続製板装置に、混合した液状原料を連続注入し
て、連続的に品種切替を行った。
【0045】この方法により、前品種である無色透明シ
ートに続いて白色不透明の耐溶剤性に優れる架橋シート
が連続的に得られた。
【0046】次に、容器C(26)からのラインより液
状添加剤Cを液状原料混合装置(28)に供給している
間に、先ほどの容器B(25)からのラインを枝管から
取り外し、代わって容器D(27)からのラインを取り
付けた。次に、品種切替のために、容器A(24)から
の液状主原料Aを供給したまま、容器C(26)からの
ラインを接続した枝管のコック式閉止装置(18)を閉
じ、容器D(27)からのラインを接続した枝管のコッ
ク式閉止装置(18)を開けた。それと同時に、容器A
(24)からの液状主原料Aと容器D(27)からの液
状添加剤Dの流量比が100対45となるように定量ポ
ンプ(29),(30)で送液し、注入パイプから図3
の連続製板装置に混合した液状原料を連続注入して、連
続的に品種切替を行った。
【0047】この方法により、前品種である白色不透明
シートに続いて赤色半透明シートが連続的に得られた。
【0048】この間、容器A(24)からのラインは連
続的に液状主原料Aを供給し続け、ラインおよび注入パ
イプの切替や洗浄を行う必要が無く、切替作業が著しく
簡略かつ容易になり、ライン中の残存添加剤によるロス
分も無くなり、きわめて安定した品質を有する多品種の
アクリルシートを連続して得ることができた。
【0049】<比較例1>液状添加剤を供給するための
枝管付き管を1つしか持たないこと以外は、実施例1と
同様の液状原料混合装置を備えたステンレス製注入パイ
プを用い、容器A(24)からの液状主原料Aと、容器
B(25)からの液状添加剤Bを実施例1と同様に供給
して、無色透明のアクリルシートを得た。次いで、品種
切替の際、容器B(25)からの液状添加剤Bの供給を
停止し、液状添加剤供給枝管のコック式閉止装置(1
8)を閉じ、容器B(25)からのラインを液状添加剤
供給口から取り外し、次に容器C(26)からのライン
を接続して液状添加剤Cを供給し、白色不透明のアクリ
ルシートを得た。
【0050】しかしながら、この方法においては、液状
添加剤Bの供給停止、容器B(25)からのラインの取
り外し、容器C(26)からのラインの接続、容器C
(26)からの液状添加剤Cの供給開始の一連の作業の
間は、容器A(24)からの液状主原料のみしか注入さ
れないこととなり、原料の多大なロスとなった。
【0051】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の液状原料混
合装置によれば、液状主原料の注入状態を維持したまま
で、添加剤種類を連続的に変更して品種切替が可能であ
り、品種切替性能に優れている。また、本発明の液状原
料混合方法によれば、同一のあるいは異なる種類の添加
剤を含有する液状原料を連続的に良好に得ることができ
る。また、本発明の合成樹脂板の製造方法によれば、同
一のあるいは異なる種類の添加剤を含有する合成樹脂板
を連続的に良好に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液状原料混合装置の一例を示す概略図
である。
【図2】本発明の液状原料混合装置の使用方法の一例に
ついて説明するための模式図である。
【図3】本発明の液状原料混合装置を利用した2個一対
のエンドレスベルトを使用した合成樹脂板の連続製造装
置の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
1,1' エンドレスベルト 2,2' 回転ドラム(前) 3,3' 回転ドラム(後) 4,4' ローラー群 5 液状原料供給用の定量ポンプ 6 液状原料混合装置を装備した液状原料注入装置 7,7' ガスケット 8,8' 熱水スプレー装置 9,9' 第2加熱ゾーン 10,11 冷却ゾーン 12 ベルト駆動用モーター 13 第1加熱ゾーン 14 合成樹脂板 15 液状原料送液管 16 スタティックミキサー 17 枝管付き管 18 閉止装置 19 液状主原料供給口 20 液状原料吐出口 21 液状添加剤流入口 22 空気抜き用管 23 空気抜き用管の閉止装置 24 容器A 25 容器B 26 容器C 27 容器D 28 本発明の液状原料混合装置 29 液状主原料用定量送液ポンプ 30 液状添加剤用定量送液ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29C 39/16 B29C 39/16 (72)発明者 位下 仁 東京都港区港南一丁目6番41号 三菱レイ ヨン株式会社内 Fターム(参考) 4F201 AC05 BA01 BC01 BC02 BC13 BC31 BK02 BK06 BQ14 BQ20 BQ32 BQ34 BQ50 4F204 AA21 AG01 EA03 EA04 EB02 EE16 EF01 EF23 EK04 EK05 4G035 AB37 AC02 AE13 4G037 AA02 EA01 4J011 AA04 AC06 BA01 CA08 DA02 DB03 DB13 DB27

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状主原料送液管中に、混合用スタティ
    ックミキサー、および、該ミキサーの上流側へ液状添加
    剤を供給するための管を有する液状原料混合装置におい
    て、該管は、各々に閉止装置を持つ複数の液状添加剤流
    入口を有する枝管付き管であることを特徴とする液状原
    料混合装置。
  2. 【請求項2】 液状主原料送液管内壁、スタティックミ
    キサー、および、液状添加剤供給枝管付き管内壁の少な
    くともひとつに、撥油性被覆が施されている請求項1記
    載の液状原料混合装置。
  3. 【請求項3】 液状主原料が、メチルメタクリレートを
    主成分とする請求項1または2記載の液状原料混合装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の液状原料混合装置の複数
    の液状添加剤流入口から、順次同一のあるいは異なる液
    状添加剤を流入させ、同一のあるいは異なる液状添加剤
    を含有する液状原料を連続的に得ることを特徴とする液
    状原料混合方法。
  5. 【請求項5】 相対するベルト面が同方向へ同一速度で
    走行するように配置した2個のエンドレスベルトの相対
    するベルト面と、それらの両側辺部にあるベルト面で挟
    まれた状態で走行する連続した2本以上のガスケットと
    で囲まれた空間に、その一端より液状原料を注入し、ベ
    ルトの走行と共に硬化させ、その他端より板状製品を取
    り出すようにした連続製板装置により、添加剤を含有す
    る合成樹脂板を製造する方法において、前記液状原料の
    注入部に請求項1記載の液状原料混合装置を用い、同一
    のあるいは異なる添加剤を含有する合成樹脂板を連続的
    に得ることを特徴とする合成樹脂板の製造方法。
  6. 【請求項6】 合成樹脂板がアクリルシートである請求
    項5記載の合成樹脂板の製造方法。
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