JP2003327258A - 再閉鎖可能な包装容器 - Google Patents

再閉鎖可能な包装容器

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JP2003327258A JP2003132807A JP2003132807A JP2003327258A JP 2003327258 A JP2003327258 A JP 2003327258A JP 2003132807 A JP2003132807 A JP 2003132807A JP 2003132807 A JP2003132807 A JP 2003132807A JP 2003327258 A JP2003327258 A JP 2003327258A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再閉鎖可能な閉鎖装置による確実な閉鎖を極
めて簡単に保証するような、より大きな収容能力（内容
積）を有する包装容器を提供する。 【解決手段】 容器の上縁部５に容器全内法幅にわたっ
て延びる閉鎖装置６の両閉鎖部分がそれぞれ一体に成形
された接続ラグ９を備えており、該接続ラグが、それぞ
れ容器の前壁もしくは後壁に結合シーム１０によって結
合されており、包装容器がサイドガゼット袋またはサイ
ドガゼットバッグとして形成されており、サイドガゼッ
ト２，３が、容器の上縁部５よりも下方でかつ閉鎖装置
６の両接続ラグのうちの一方の接続ラグの下縁部１２よ
りも上方に位置する範囲で成端しており、サイドガゼッ
ト２，３の上端部１１の範囲が、隣接した接続ラグ９
と、隣接した容器壁との間で結合シーム１０によって閉
鎖されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックフィ
ルムまたは内側に設けられたプラスチック層を備えた複
合フィルムから成る袋またはバッグの形の再閉鎖可能な
包装容器であって、容器の上縁部に配置された、容器の
全内法幅にわたって延びるプラスチックから成る閉鎖装
置が設けられており、該閉鎖装置が、容器の前壁に結合
された第１の閉鎖部分と、容器の後壁に結合された第２
の閉鎖部分とを有しており、一方の閉鎖部分が、溝状の
収容プロファイル（収容横断面）を備えた異形成形スト
リップを有しており、他方の閉鎖部分が、キー状の係合
プロファイル（係合横断面）を備えた異形成形ストリッ
プを有しており、両閉鎖部分が、前記異形成形ストリッ
プにそれぞれ一体に成形された接続ラグを備えており、
該接続ラグが、それぞれ容器の前壁もしくは後壁に結合
シームによって結合されており、さらにスライダが設け
られており、該スライダが、前記異形成形ストリップに
馬乗り状に被さっていて、摺動時に前記異形成形ストリ
ップを密封するように押し合わせるか、もしくは開封す
るように互いに引き離すようになっている形式のものに
関する。
【０００２】
【従来の技術】このような形式の公知の包装容器は種々
の構成が知られている（欧州特許第０７６７６１４号明
細書、国際公開第００／６４７６７号パンフレット、欧
州特許出願公開第１０５３９４８号明細書、米国特許第
５７７５８１２号明細書）。これらの公知の構成に共通
しているのは、包装容器が平袋または平バッグとして形
成されており、そして閉鎖装置の閉鎖部分の接続ラグが
互いに別個に独立して袋またはバッグの前壁もしくは後
壁に結合されているので、封印が必要とされる場合に
は、開放されて初めて、充填された充填物への接近を許
すような別の閉鎖部が設けられなければならないことで
ある。
【０００３】
【特許文献１】欧州特許第０７６７６１４号明細書
【特許文献２】国際公開第００／６４７６７号パンフレ
ット
【特許文献３】欧州特許出願公開第１０５３９４８号明
細書
【特許文献４】米国特許第５７７５８１２号明細書
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
で述べた形式の包装容器を改良して、再閉鎖可能な閉鎖
装置による確実な閉鎖を極めて簡単に保証するような、
より大きな収容能力（内容積）を有する包装容器を提供
することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、当該包装容器がサイドガゼット袋
またはサイドガゼットバッグとして形成されており、サ
イドガゼットが、容器の上縁部よりも下方でかつ閉鎖装
置の両接続ラグのうちの一方の接続ラグの下縁部よりも
上方に位置する範囲で成端している（終わっている）
か、または切欠きを備えており、サイドガゼットの上端
部または該サイドガゼットの切欠きの範囲が、隣接した
接続ラグと、隣接した容器壁との間で結合シームによっ
て閉鎖されているようにした。
【０００６】
【発明の効果】本発明による包装容器は同じ輪郭寸法に
関して従来のものよりも著しく高い収容能力もしくは内
容積を有していて、適当な底部形成時に固有の起立強度
（Ｓｔａｎｄｆｅｓｔｉｇｋｅｉｔ）を有している。そ
れと同時に、閉鎖装置により、サイドガゼットも容器内
室の確実な閉鎖に取り込まれていることが確保される。
閉鎖装置の閉鎖部分に設けられた接続ラグの下縁部の有
利な相互結合に基づき、接続ラグ下縁部の結合を分離開
放することによってしか開放され得ない第１の閉鎖部が
提供されるので、同一の閉鎖装置によって基本的に望ま
しいとされる二重閉鎖が特に簡単に実現されている。
【０００７】請求項２〜請求項８には、本発明の有利な
構成が記載されている。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面につき詳しく説明する。
【０００９】図示の包装容器はサイドガゼット袋（Ｓｅ
ｉｔｅｎｆａｌｔｅｎｂｅｕｔｅｌ）またはサイドガゼ
ットバッグ（Ｓｅｉｔｅｎｆａｌｔｅｎｓａｃｋ）の形
を有していて、プラスチックフィルムまたはフィルム複
合体から成っている。フィルム複合体の場合には、複合
フィルムが、包装容器の内部に面した側の面にプラスチ
ック層を備えている。
【００１０】包装容器は、図１で見て手前側の前壁１
と、図１で見て背後の、前壁１と完全に合致した構成の
後壁１ａと、サイドガゼット（折込み）２，３により形
成された２つの狭幅面壁と、図面にはよく見えていない
底部とを有している。この底部は任意の構成を有してい
てよく、成形底部として形成されている場合には、狭幅
面壁の幅に相当する幅を有している。したがって、包装
容器は充填された状態では、直方体形の基本形状をとる
ことができる。この基本形状は横断面で見てサイドガゼ
ット２，３の寸法設定に応じて方形か、あるいはまた正
方形を描くことができる。
【００１１】前壁１は、サイドガゼット２，３および底
部の、前壁１に接した縁部と、図１に示した正面図で見
てＵ字形の結合シーム４によって結合されている。この
結合シーム４は包装容器の上縁部５にまで延びている。
全ての結合シームと同様に本発明による包装容器でも溶
着シームもしくはシールシームとして形成されている相
応する結合シームによって、図１で見て背後の後壁１ａ
もサイドガゼット２，３と底部とに結合されている。
【００１２】包装容器の上側の開口縁部もしくは上縁部
５は、全体を符号６で示した閉鎖装置を有している。こ
の閉鎖装置６は容器の前壁１に結合された第１の閉鎖部
分８，９と、容器の後壁１ａに結合された第２の閉鎖部
分８ａ，９ｂとを有しており、この場合、第１の閉鎖部
分は、たとえば溝状の収容プロファイルを備えた異形成
形ストリップ８を有しており、第２の閉鎖部分は、たと
えばキー状の係合プロファイルを備えた異形成形ストリ
ップ８ａを有している。閉鎖部分８，９；８ａ，９ａ
は、異形成形ストリップ８，８ａに一体に成形された接
続ラグ９，９ａを備えている。第１の閉鎖部分の接続ラ
グ９は容器の前壁１に結合されており、第２の閉鎖部分
の接続ラグ９ａは容器の後壁１ａに結合されている。さ
らに、スライダ７が設けられており、このスライダ７は
両閉鎖部分８，９；８ａ，９ａの異形成形ストリップ
８，８ａに馬乗り状に被さっている。スライダ７が摺動
させられると、スライダ７は両異形成形ストリップ８，
８ａを密封のために押し合わせるか、もしくは両異形成
形ストリップ８，８ａを開封のために互いに引き離す。
【００１３】両閉鎖部分の閉鎖ラグ９，９ａはその下縁
部１２で互いに結合されているか、または互いに一体的
に移行し合っており、これにより両閉鎖ラグ９，９ａ
は、両閉鎖ラグ９，９ａの繋がった下縁部１２を分離開
放することにより開放され得る第１の閉鎖部を形成す
る。この第１の閉鎖部が無傷であることにより、その時
点まで包装容器内の充填物への接近が不可能であったこ
とが判る。
【００１４】たとえば後側の接続ラグ９ａと後壁１ａと
の間では、包装容器の全長に比べて少しだけ短縮されて
いるサイドガゼット２，３が成端している。サイドガゼ
ット２，３は後側の接続ラグ９ａと後壁１ａとの間に結
合シーム１０ａによって一緒に閉鎖されている。このこ
とは特に図４に示されている。図４からは、結合シーム
１０ａ内のサイドガゼット３の上縁部もしくは上端部１
１の位置が良く判る。包装容器の１例では、サイドガゼ
ット２，３の上端部１１は容器の上縁部５の下方約５〜
１２ｍｍのところで成端しており、それに対して接続ラ
グ９，９′の下縁部１２は容器の上縁部５の下方約１８
〜３０ｍｍのところで延びている。サイドガゼット２，
３の上端部１１は、約７〜１５ｍｍの幅を有していてよ
い結合シーム１０のほぼ上側１／３の部分に設置されて
いる。
【００１５】包装容器の製造時では、前壁１とサイドガ
ゼット２，３と（底部分と）を結合するＵ字形の外側の
結合シーム４が、容器の上縁部５に接しかつ下方へ向か
って仕切り線１３にまで達する範囲でまず切り欠かれ、
そしてあとからの時点で、つまり閉鎖装置６を導入した
後に、後設置される。このようなあとから設けられる結
合シーム部分の長さは、約４０〜６０ｍｍである。これ
により、閉鎖装置６の接続ラグ９，９′の両外端部を、
結合シーム４の、あとから設けられるそれぞれ同一側
（ｇｌｅｉｃｈｓｅｉｔｉｇ）の部分に埋め込むことが
可能となるので、この点でも密な閉鎖が保証されてい
る。
【００１６】容器の充填は底部側から行うことができ
る。しかし、たとえば接続ラグ９と前壁１との間で結合
シーム１０が少なくとも所定の範囲で切り欠かれてい
て、充填後にはじめて後設置される場合には、充填を上
方から行うことも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による再閉鎖可能な包装容器の正面図で
ある。
【図２】図１でＩＩで示した部分の拡大図である。
【図３】別の実施例を示す、図２と同様の拡大図であ
る。
【図４】図１のＩＶ−ＩＶ線に沿った断面図である。
【符号の説明】
１ 前壁、 １ａ 後壁、 ２，３ サイドガゼット、
４ 結合シーム、５ 上縁部、 ６ 閉鎖装置、 ７
スライダ、 ８，８ａ 異形成形ストリップ、 ９，
９ａ 接続ラグ、 １０，１０ａ 結合シーム、 １１
上端部、１２ 下縁部、 １３ 仕切り線
フロントページの続き (72)発明者 マルクス クヤート ドイツ連邦共和国 オスナブリュック フ リッツ−ベーレント−シュトラーセ 10 Ｆターム(参考） 3E064 AA13 BA21 BB03 BC18 EA19 EA30 HN13 HN18 HN20 HQ02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 プラスチックフィルムまたは内側に設け
    られたプラスチック層を備えた複合フィルムから成る袋
    またはバッグの形の再閉鎖可能な包装容器であって、容
    器の上縁部（５）に配置された、容器の全内法幅にわた
    って延びるプラスチックから成る閉鎖装置（６）が設け
    られており、該閉鎖装置（６）が、容器の前壁（１）に
    結合された第１の閉鎖部分（８，９）と、容器の後壁に
    結合された第２の閉鎖部分とを有しており、一方の閉鎖
    部分が、溝状の収容プロファイルを備えた異形成形スト
    リップ（８）を有しており、他方の閉鎖部分が、キー状
    の係合プロファイルを備えた異形成形ストリップを有し
    ており、両閉鎖部分が、前記異形成形ストリップにそれ
    ぞれ一体に成形された接続ラグ（９）を備えており、該
    接続ラグ（９）が、それぞれ容器の前壁もしくは後壁に
    結合シーム（１０）によって結合されており、さらにス
    ライダ（７）が設けられており、該スライダ（７）が、
    前記異形成形ストリップに馬乗り状に被さっていて、摺
    動時に前記異形成形ストリップを密封するように押し合
    わせるか、もしくは開封するように互いに引き離すよう
    になっている形式のものにおいて、当該包装容器がサイ
    ドガゼット袋またはサイドガゼットバッグとして形成さ
    れており、サイドガゼット（２，３）が、容器の上縁部
    （５）よりも下方でかつ閉鎖装置（６）の両接続ラグの
    うちの一方の接続ラグの下縁部（１２）よりも上方に位
    置する範囲で成端しているか、または切欠き（１３）を
    備えており、サイドガゼット（２，３）の上端部（１
    １）または該サイドガゼット（２，３）の切欠き（１
    ３）の範囲が、隣接した接続ラグ（９）と、隣接した容
    器壁（１）との間で結合シーム（１０）によって閉鎖さ
    れていることを特徴とする、再閉鎖可能な包装容器。
  2. 【請求項２】 サイドガゼット部分（２，３）が、さし
    あたり閉鎖装置（６）の挿入および固定のために結合さ
    れていない、容器の上縁部（５）に隣接した範囲で容器
    の前壁および／または後壁とあとから結合されるように
    なっており、閉鎖装置の接続ラグの両外端部が、あとか
    ら形成されるそれぞれ同じ側の結合シームに埋め込まれ
    ている、請求項１記載の包装容器。
  3. 【請求項３】 両接続ラグの下縁部（１２）が互いに結
    合されていて、両接続ラグの、繋がり合った下縁部（１
    ２）の結合を分離開放することによってはじめて開放さ
    れ得る第１の閉鎖部を形成している、請求項１または２
    記載の包装容器。
  4. 【請求項４】 サイドガゼット（２，３）の上端部（１
    １）が、容器の上縁部（５）の下方約５〜１２ｍｍのと
    ころで成端している、請求項１から３までのいずれか１
    項記載の包装容器。
  5. 【請求項５】 接続ラグの下縁部（１２）が、容器の上
    縁部（５）の下方約１８〜３０ｍｍのところに延びてい
    る、請求項１から４までのいずれか１項記載の包装容
    器。
  6. 【請求項６】 サイドガゼット（２，３）の上端部（１
    １）または該サイドガゼット（２，３）に設けられた切
    欠きが、サイドガゼット（２，３）の上端部（１１）に
    隣接した方の接続ラグと、隣接した容器壁とを互いに結
    合する約７〜１５ｍｍ幅の結合シーム（１０）のほぼ真
    ん中に設置されている、請求項１から５までのいずれか
    １項記載の包装容器。
  7. 【請求項７】 サイドガゼット（２，３）に設けられた
    切欠き（１３）が打抜き加工によって形成されている、
    請求項１から６までのいずれか１項記載の包装容器。
  8. 【請求項８】 サイドガゼット（２，３）と容器の前壁
    および後壁の上側の範囲との間にあとから設けられる結
    合シームの長さが約４０〜６０ｍｍである、請求項２か
    ら７までのいずれか１項記載の包装容器。
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AT (1) ATE344190T1 (ja)
AU (1) AU2003204042B2 (ja)
CA (1) CA2428345C (ja)
DE (2) DE20207333U1 (ja)
DK (1) DK1360912T3 (ja)
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