JP2003327090A - ワイパ装置 - Google Patents

ワイパ装置

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JP2003327090A
JP2003327090A JP2002141493A JP2002141493A JP2003327090A JP 2003327090 A JP2003327090 A JP 2003327090A JP 2002141493 A JP2002141493 A JP 2002141493A JP 2002141493 A JP2002141493 A JP 2002141493A JP 2003327090 A JP2003327090 A JP 2003327090A
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Japan
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tube
wiper
arm
pivot
wiper arm
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Akira Nakazawa
章 中澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 先端部に、ワイパブレードと、ウォッシャノ
ズルとが設けられる樹脂製のワイパアームにおいて、ワ
イパブレード基端部近傍に配されるチューブがたるんだ
り、外部に露出することがないように構成する。 【解決手段】 先端にワイパブレード3とウォッシャノ
ズル6とが配されるアームシャンク5を、基端部にピボ
ット軸先端部2aが一体的に設けられるアームサポート
4先端部に窓面方向揺動自在に設けてなるワイパアーム
1において、前記ピボット軸2に被冠するピボットキャ
ップ9に、ウォッシャノズルに連結するチューブ8を躯
体内方から外方に引出すための貫通孔9iと、該引き出
されたチューブ8をピボットキャップ9に係止させるた
めの係止爪9jとを形成し、チューブ8をピボットキャ
ップ9外周に沿って引き回す構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自家用車、トラッ
ク、バス等の車両に装備されるワイパ装置の技術分野に
属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種ワイパ装置のなかには、
ワイパアームを樹脂材で一体型成形するとともに、ワイ
パアームの先端部に、窓面を払拭するワイパブレード
と、窓面にウォッシャ液を噴射するためのウォッシャノ
ズルとが設けられるように構成したものが知られてい
る。このようなものでは、ウォッシャノズルからウォッ
シャ液を噴射するため、躯体側に配されるウォッシャタ
ンク内のウォッシャ液をワイパアーム先端のウォッシャ
ノズルまで輸送するチューブが、ワイパアームの窓面側
に沿って引き回し配設されることになる。このようなも
のとして、例えば実開昭61−97059号公報に示す
ようなものがあり、このものでは、ワイパアームを、樹
脂材で形成するとともに、窓面方向が開口した凹部が形
成されたものとし、ワイパアーム基端部に、前記凹部の
内外に貫通する貫通孔を穿設し、躯体外方に引き出され
たチューブを前記貫通孔からワイパアームの凹部内側
(窓面側)部位に引き回すように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このもので
は、チューブの躯体外方への引き出し部位からワイパア
ーム基端部の貫通孔部位に至る部分が外部に露出した状
態となっている。このため、窓面にチューブが見えるこ
とになって意匠性に劣るという問題がある。しかもこの
ものにおいて、チューブは、ワイパアーム基端部に形成
された貫通孔からワイパアームの内側に引き込まれる構
成であるので、躯体内方からのチューブの引き出し位置
がピボット軸から離れた部位になっている。このため、
ワイパアームがピボット軸を支点として揺動するとき、
チューブを大きく引っ張るような状態で作動することに
なるため、予めチューブに設ける弛みを大きくしなけれ
ばならず、このようにすると、ワイパアームの内側に引
き回されるチューブが窓面側に垂れ下がってしまうとい
う問題がある。さらには、チューブを躯体内方から外方
へ引出すための貫通孔が別途必要となり、該貫通孔の防
水も必要となって構造が複雑になるという問題もあり、
これらに本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、先端に窓面を払拭するワイパブ
レードとウォッシャ液を噴射するウォッシャノズルとが
配されるワイパアーム基端部を、車体に軸承されるピボ
ット軸先端部に一体的に設けてなるワイパ装置におい
て、前記ピボット軸に被冠するピボットキャップには、
ウォッシャノズルに連結するチューブを躯体内方から外
方に引出すための貫通孔と、該引き出されたチューブを
ピボットキャップに係止させるための係止爪とが形成さ
れ、該ピボットキャップ外周に沿ってチューブが配設さ
れているものである。そして、このようにすることによ
り、チューブをピボット軸近傍において躯体外方に引き
出すことができるうえ、躯体にチューブ専用の貫通孔を
形成することが不要になる。このものにおいて、本発明
のピボットキャップはゴム弾性を有しており、ピボット
軸を防水状に被冠しているものとすることができる。さ
らに、このものにおいて、本発明のピボットキャップ外
周に沿って引き回されるチューブは、ピボット軸先端部
に設けられるワイパアーム基端部により覆われるように
構成されているものとすることができ、このようにする
ことによって、チューブがワイパアーム基端部に隠れて
外部に露出することがなく、意匠性の優れたものにでき
る。また、このものにおいて、本発明のワイパアームは
窓面の所定の停止位置において停止するものとし、ピボ
ットキャップの係止爪は、前記ワイパアームの停止位置
において、アーム長方向の軸芯線よりも払拭方向反対側
部位に位置して形成されているものとすることができ
る。さらにまたこのものにおいて、本発明のピボットキ
ャップの貫通孔は、係止爪の払拭方向反対側に位置して
形成されているものとすることができる。さらに、この
ものにおいて、本発明の係止爪に支持されたチューブ
は、停止位置のワイパアームのアーム長方向を向く軸芯
線よりも払拭方向反対側部位に位置するピボットキャッ
プ外周に沿って引き回されているものとすることがで
き、チューブが折れ曲るような不具合を解消できる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図7に示す図面に基づいて説明する。図面において、
1はワイパ装置のワイパアームであって、該ワイパアー
ム1は、車両本体に回動自在に支持されるピボット軸
(ワイパ軸)2に基端部が一体的に止着され、該ピボッ
ト軸2の正逆回動に基づいて、ワイパアーム1が窓面の
下反転位置(停止位置)と上反転位置とのあいだを往復
反転揺動するように設定されており、これに伴い、ワイ
パアーム1の先端部に取付けられたワイパブレード3が
窓面の払拭作動を行うように構成されており、これらの
構成は何れも従来通りとなっている。
【0006】前記ワイパアーム1は基端側のアームサポ
ート4と、先端側のアームシャンク5とを備えて構成さ
れるが、何れの部材も、樹脂材を一体型成形することに
より形成されている。そして、前記アームサポート4の
基端部4aには、車両躯体から外方に突出するピボット
軸2の先端部2aが一体的に嵌着する有底円筒状の筒穴
4bが形成されており、また、アームサポート4の先端
部位には、基端側に向けて切欠かれた凹部4cが形成さ
れている。一方、前記アームシャンク5の基端部位に
は、前記アームサポート4に形成の凹部4cに遊嵌状に
内嵌する細幅部5aが形成されており、該細幅部5aを
前記アームサポート凹部4cに、アーム長方向に直交す
る状態で支持されるピン4dを介して連結することで、
アームシャンク5の先端部(ワイパブレード3側部位)
を、ピン4dを支点として窓面に離接する方向(窓面方
向)に揺動自在とするように設定されている。
【0007】さらに、前記アームシャンク5の細幅部5
aよりも先端側部位は、窓面と略平行となる底片部5b
と、該底片部5bの払拭作動方向両側縁部から窓面方向
に伸長し、窓面に直交する面となる一対の脚片部5cと
を備えて断面冂字形に形成されており、窓面側が開口す
る凹部5eとなっている。さらに、アームシャンク5の
先端部には、ワイパブレード3を着脱自在に取付けるた
めのブレード取付け部5dが一体形成されており、該ブ
レード取付け部5dに、前記ワイパブレード3が取付け
られる取付け溝が形成されているとともに、窓面にウォ
ッシャ液を噴射するウォッシャノズル6が抜止め状に嵌
め込まれている。また、アームシャンク凹部5eの先端
側部位は、凹部5e内を細かく仕切るようにして補強リ
ブ5fが一体に形成され、アームシャンク5の補強がな
されている。さらに、アームシャンク凹部5eの基端側
部位、即ち、細幅部5aの先端側部位は補強リブのない
空隙部Sが形成されており、該空隙部Sに、アームシャ
ンク5の先端部を窓面側に向けて付勢するための付勢弾
機7が配設されている。尚、付勢弾機7はコイル弾機で
構成されており、その両端部がそれぞれアームサポート
4とアームシャンク5とに連結されているが、付勢弾機
7先端側のアームシャンク5への連結は、付勢弾機7先
端部を、前記空隙部S先端側の両脚片部5cに架橋状に
一体形成された弾機受け片5gに係合することでなされ
ている。
【0008】そして、前記ブレード取付け部5dに嵌め
込まれたウォッシャノズル6に、躯体内方に収容された
ウォッシャタンク(図示せず)のウォッシャ液を輸送す
るためのチューブ8が連結されるが、該チューブ8は、
前記ピボット軸2を防水するべく被冠されるピボットキ
ャップ9を介して躯体内方から外方に引き出されるとと
もに、ピボットキャップ9の外周に沿ってワイパアーム
1側に引き回されていて、チューブ8の引き出し部がピ
ボット軸2近傍となり、かつ、ワイパアーム1からはみ
出して外部に露出することがないように構成されてい
る。ここで、前記ピボット軸2は、躯体内方に固定支持
されるスリーブ(図示せず)に回動自在に支持されてお
り、該スリーブの先端部から突出する部位が外部に突出
し、該突出部の先端部2aが、アームシャンク基端部筒
穴4bに内嵌状に嵌着されている。尚、ピボット軸2の
基端部であって、スリーブの基端部から躯体内方に突出
する部位には、ワイパモータの駆動に基づいて往復反転
揺動するリンクロッドが連結されており、該リンクロッ
ドの往復反転揺動に基づいてピボット軸2が正逆回動
し、もって、ワイパアーム1が、前述したように上下の
反転位置のあいだを往復反転運動して、ワイパブレード
による窓面の払拭作動がなされるように設定されてい
る。
【0009】前記ピボットキャップ9は、ゴム弾性を有
する素材(ゴム材等)で一体成形されており、上側(先
端側)に位置しピボット軸2が回動自在に挿通するべく
小径な筒孔9aが形成された小径筒部9bと、下側(基
端側)に位置し、ピボット軸2を回動自在に外嵌する大
径な大径筒孔9cが形成される大径筒部9dと、これら
各筒部9a、9bとのあいだに形成される折返し状の段
差部9eとを備えて構成されている。前記小径筒孔9a
の内周面上端部位には、環状のリップ部9fが軸方向に
複数形成されており、該リップ部9fが、ピボット軸2
外周に密着する状態で嵌着支持することによって、ピボ
ット軸2の前記嵌着支持部よりも下方部位を防水するよ
うに設定されている。
【0010】さらに、大径筒部9dの基端側部位には、
外径側に突出する状態で突出片部9gが一体形成されて
おり、該突出片部9g外周を含む基端側部の外周面に取
付け溝9hが凹設されている。そして、前記取付け溝9
hに、躯体板材に形成されたワイパ装置取付け用孔の孔
縁を嵌め込むことによって、ピボットキャップ9が躯体
に防水状に止着され、しかして、ピボットキャップ9に
よるピボット軸部2の防水がなされるように設定されて
いる。さらに、前記突出片部9gには貫通孔9iが開設
され、該貫通孔9iを介して躯体の内外が連通されるよ
うに構成されている。そして、この貫通孔9iを介し
て、ウォッシャタンクから引き回されたチューブ8が躯
体の外方に引き出されるが、このとき、チューブ8は貫
通孔9iに押圧気味に挿入することで防水がなされるよ
うに設定されている。また、ピボットキャップ大径筒部
9dの上側外周面には、前記貫通孔9iから引き出され
て先端側に引き回されたチューブ8を、ピボットキャッ
プ9に係止するための係止爪9jが一体形成されている
が、該係止爪9jは、外径方向に所定間隙を存して対向
し、該対向間の基端側(下側)にチューブ8が嵌入する
スペースが形成されるように一体成形された内外一対の
突片9k、9mにより形成されている。
【0011】さて、前記ピボットキャップ9は、ピボッ
ト軸2の先端部2aに一体的に配されるワイパアーム1
に対して、次のような位置関係で配設されている。つま
り、ピボットキャップ9は、係止爪9j形成部位が停止
位置に位置するワイパアーム1のアームサポート4基端
側縁部に対向する位置関係となる姿勢で配設されてい
る。さらに詳しく説明すると、ワイパアーム1の軸芯線
Mを基準として、ワイパアーム1の停止位置からの払拭
作動がなされる払拭方向側を反転側、その反対側である
払拭方向反対側を非反転側としたとき、係止爪9jは大
径筒部9d外周面の非反転側半部に位置して形成されて
いる。また、前記貫通孔9iは、係止爪9jよりもさら
に非反転側に位置し、周回り方向に隣接する状態で形成
されていて、係止爪9jにより支持されたチューブ8
は、大径筒部9d外周面の前記反転側半部に沿う状態
で、ワイパアーム1先端側に向けて引き回されるように
設定されている。
【0012】このように、ピボットキャップ9の係止爪
9jに係止する状態で引き出されたチューブ8は、大径
筒部9d外周部の反転側半部に沿ってワイパアーム1の
先端側に延出するが、チューブ8は、アームサポート4
の一方の側部(前記反転側の部位)に沿って、アームシ
ャンク5の凹部5e内に引き回されており、前記一方の
アームシャンク脚片部5cに形成された支持片部5hに
より、窓面側からの支持を受けて窓面側への垂れ下がり
が規制されるように設定されている。さらに、前記状態
において、ピボットキャップ係止爪9jとアームシャン
ク支持片部5hとのあいだに位置するチューブ8は、前
記ワイパアーム1の停止位置において弛みのない状態と
なるように配線されている。そして、この状態からワイ
パアーム1が払拭作動した場合に、チューブ8はワイパ
アーム1の払拭揺動に伴い係止爪9jによる支持部を支
点として、ワイパアーム1の揺動に追従するが、この場
合に、チューブ8はピボット軸2近傍から引き出されて
いるため、上反転位置側にワイパアーム1が変位したと
きに生じるチューブ8の弛みが少なくなっている。ま
た、前述したように、係止爪9jは、ワイパアーム1の
軸芯線Mを中心として、非反転側半部に位置する大径筒
部9d外周面に位置して形成されているため、ワイパア
ーム1が上反転位置側に位置する姿勢となったとき、図
6(C)に示すように、チューブ8は、係止爪9j形成
位置の接線方向に略相当する方向に伸長する状態で変姿
することになって、係止爪9j部位において折れ曲るよ
うなことがないように構成されている。また、前記配設
状態において、ピボットキャップ9の大径筒部9dおよ
び係止爪9jとは、アームサポート4の窓面方向(下
方)に位置しており、ワイパアーム1を正面視したと
き、アームサポート基端部4aにより覆われてチューブ
8が外部に露出しないように構成されている。
【0013】前述したように、アームシャンク凹部5e
内に引き出されたチューブ8は、前記付勢弾機7のコイ
ル内を挿通し、前記弾機受け片5gと底片部5bとのあ
いだを挿通することで窓面側からの支持を受け、その先
端側は、補強リブ5f形成部位にアーム長方向に長く形
成された長溝部5iに押圧状に内嵌される状態でアーム
シャンク5先端部位にまで引き回され、そして、ウォッ
シャノズル6に連結されるように設定されおり、このよ
うにすることによって、アームシャンク凹部5e内のチ
ューブ8が窓面側に垂れ下がるようなことがないように
配慮されいる。尚、5jはアームシャンク5の先端側に
一体的に配設された支持片部であって、該支持片部5j
は、チューブ8を窓面側から支持するように構成されて
いる。また、10は長溝部5iに押圧状に嵌合するチュ
ーブ8を窓面側から支持するための支持部材であるが、
本実施の形態において、支持部材10は、ワイパアーム
1が停止位置に位置したとき、躯体側に設けたリフター
(図示せず)と係合してワイパアーム1を窓面から離間
させるためのスライダーとして機能しており、これによ
って、ワイパブレード3の保護がなされるように設定さ
れている。
【0014】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、ワイパアーム1先端のアームシャンク5には
ブレード取付け部5dが形成され、該ブレード取付け部
5dに組込まれたウォッシャノズル6にチューブ8が連
結されているが、この場合に、躯体内方から外方に引き
出されるチューブ8は、ピボット軸2を防水するべく被
冠されるピボットキャップ9の貫通孔9iを介して躯体
外方に露出し、ピボットキャップ9に形成された係止爪
9jに係止された先端側が、ピボットキャップ大径筒部
9dの外周に沿う状態でアームサポート4の先端側に向
けて引き回されている。この結果、チューブ8は、ピボ
ット軸2の近傍に位置して躯体外方に引き出すことがで
きて、ワイパアーム1の揺動作動に合わせてチューブ8
に付与する弛みを少なくでき、チューブ8が垂れ下がる
ような不具合を防止できる。しかも、チューブ8は、ピ
ボットキャップ9の貫通孔9iから引き出されているた
め、チューブ専用の貫通孔を躯体に別途設ける必要がな
くるとともに、該貫通孔の防水を、ピボット軸2を防水
するためのピボットキャップ9を用いて行うことがで
き、部材の兼用化が果せる。
【0015】さらにこのものでは、係止爪9jに支持さ
れたチューブ8はピボットキャップ大径筒部9dの外周
に沿ってワイパアーム1の先端側に引き回されるので、
チューブ8への負荷を小さくすることができる。そのう
え、このものでは、ピボットキャップ9はアームサポー
ト4基端部により覆われる構成となっているため、チュ
ーブ8がアームサポート4からはみ出して外部に露出す
ることがなく、意匠性に優れたものにできる。しかも、
係止爪9jは、ワイパアーム1の軸芯線Mを基準とし
て、ワイパアーム1の払拭方向側とは反対側の非反転側
半部に位置する大径筒部9d外周面に位置しているた
め、ワイパアーム1が払拭作動をしたとき、チューブ8
が係止爪9jによる支持部位で折れ曲るような不具合が
ない。
【0016】さらにこのものでは、アームシャンク5側
に引き回されたチューブ8を窓面側から支持する部材、
つまり、支持片部5h、コイル状の付勢弾機7、弾機受
け片5g、長溝部5i、支持片部5j、そして支持部材
10が設けられている。このため、チューブ8は、アー
ム長方向複数箇所において窓面側からの支持を受けるこ
とになって、アームシャンク5部位においても窓面方向
への垂れ下がりを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)、(B)はそれぞれワイパ装置の全
体正面図、側面図である。
【図2】図2(A)、(B)、(C)はそれぞれワイパ
アームの正面図、側面図、背面図である。
【図3】ピボット軸のワイパアームへの取付け状態を説
明する分解斜視図である。
【図4】要部の斜視図である。
【図5】図5(A)、(B)、(C)はそれぞれピボッ
トキャップの背面図、断面図、正面図である。
【図6】図6(A)、(B)、(C)はそれぞれ図5
(C)のX−X断面図、図5(C)のY矢視図、ワイパ
アームの作動に伴うチューブの変姿状態を説明する正面
図である。
【符号の説明】
1 ワイパアーム 2 ピボット軸 3 ワイパブレード 4 アームサポート 5 アームシャンク 5g 弾機受け片 6 ウォッシャノズル 7 付勢弾機 8 チューブ 9 ピボットキャップ 9d 大径筒孔 9g 突出片部 9i 貫通孔 9j 係止爪

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に窓面を払拭するワイパブレードと
    ウォッシャ液を噴射するウォッシャノズルとが配される
    ワイパアーム基端部を、車体に軸承されるピボット軸先
    端部に一体的に設けてなるワイパ装置において、前記ピ
    ボット軸に被冠するピボットキャップには、ウォッシャ
    ノズルに連結するチューブを躯体内方から外方に引出す
    ための貫通孔と、該引き出されたチューブをピボットキ
    ャップに係止させるための係止爪とが形成され、該ピボ
    ットキャップ外周に沿ってチューブが配設されているワ
    イパ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ピボットキャップは
    ゴム弾性を有しており、ピボット軸を防水状に被冠して
    いるワイパ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、ピボットキ
    ャップ外周に沿って引き回されるチューブは、ピボット
    軸先端部に設けられるワイパアーム基端部により覆われ
    るように構成されているワイパ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3において、ワイパ
    アームは窓面の所定の停止位置において停止するものと
    し、ピボットキャップの係止爪は、前記ワイパアームの
    停止位置において、アーム長方向の軸芯線よりも払拭方
    向反対側部位に位置して形成されているワイパ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、ピボットキャップの
    貫通孔は、係止爪の払拭方向反対側に位置して形成され
    ているワイパ装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5において、係止爪に支
    持されたチューブは、停止位置のワイパアームのアーム
    長方向を向く軸芯線よりも払拭方向反対側部位に位置す
    るピボットキャップ外周に沿って引き回されているワイ
    パ装置。
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