JP2001122084A - ワイパ装置 - Google Patents

ワイパ装置

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JP2001122084A
JP2001122084A JP30892299A JP30892299A JP2001122084A JP 2001122084 A JP2001122084 A JP 2001122084A JP 30892299 A JP30892299 A JP 30892299A JP 30892299 A JP30892299 A JP 30892299A JP 2001122084 A JP2001122084 A JP 2001122084A
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Japan
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blade
shaft hole
clip
wiper
shaft
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JP30892299A
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Inventor
Hiroshi Matsumoto
浩志 松本
Masaaki Miyazaki
正明 宮崎
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長尺のワイパブレードを用いる際にはガタを
抑制若しくは防止でき、ウインターブレード等を用いる
場合にはワイパブレードの円滑な回動を確保できるワイ
パ装置を得る。 【解決手段】 クリップ20には選択軸孔36と基準軸
孔38とが形成されている。基準軸孔38は選択軸孔3
6よりもクリップ20の湾曲部24から離間しているた
め、リベット40を挿入して標準ブレード42を取り付
けた場合には、リベット40から離れることで振幅が大
きくなる標準ブレード42ガタをリベット40から離れ
たフランジ32及び本体部22の湾曲部24側部分で防
止若しくは抑制できる。また、選択軸孔36は湾曲部2
4の軸心に形成されているため、ウインターブレード4
4がクリップ20に対してリベット20周りに回動して
も、底壁80にフック16の湾曲部14が干渉しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、雨天時等
に車両のウインドシールドガラスのガラス面を払拭する
ワイパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】細幅板状のワイパアームに連結されたワ
イパブレードを車両のウインドシールドガラスのガラス
面上で往復回動させてガラス面に付着した水滴等を払拭
するワイパ装置には、ワイパアームの先端部を、その幅
方向を軸方向として略U字形状に湾曲させてフックを形
成すると共に、ワイパブレードの幅方向を軸方向として
ワイパブレードに対して回動自在にクリップを連結し、
このクリップの本体部分をフックの内側へ入り込ませた
状態でクリップとフックとを連結し、ワイパアームとワ
イパブレードとを連結する構成(以下、便宜上、このよ
うな構成のワイパ装置を「U字フック式ワイパ装置」と
称する)があり、特開平10−181540号公報には
上記のクリップ(公報ではコネクタと称している)の一
例が開示されている。
【0003】この公報に開示されているクリップには、
ワイパアームの幅方向に沿って貫通した透孔が形成され
ており、上記のU字フック式ワイパ装置以外のワイパ装
置で、先端からその幅方向外側へ向けてピンが突出形成
されたワイパアームを有する「ピン式ワイパ装置」のピ
ンを透孔へ嵌入させることで、U字フック式ワイパ装置
のみならず、ピン式ワイパ装置にも対応できるようにな
っている。
【0004】一方、一般的なU字フック式ワイパ装置で
は、ワイパブレードの長手方向中央部でワイパブレード
がクリップを介してワイパアームへ連結されているた
め、装置を作動させた際にワイパアームとの連結部分、
すなわち、ワイパブレードの長手方向中央部を中心にワ
イパブレードが被払拭面と平行な方向に振動する所謂
「ガタ」が生じることがある。このような「ガタ」はワ
イパブレードの全長が短ければさほど問題になることは
ない。しかしながら、払拭範囲の拡大を目的としてワイ
パブレードを長尺化した場合には、上記の「ガタ」によ
り上記連結部分を中心にワイパブレードが振れ、その振
れによるワイパブレードの移動量はワイパブレードの長
手方向両端部で大きくなるため重要な問題となる。
【0005】このような問題を解決するための一手段と
しては、ワイパブレードの長手方向に沿って上記のクリ
ップを大型化することが上げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クリッ
プの長手方向端部をクリップの軸から離すと、クリップ
がワイパブレードに対して相対的に回動した際に、その
回動周方向に沿ったクリップの長手方向端部の変位量が
大きくなり、クリップの長手方向端部がワイパブレード
に干渉する可能性がある。このような問題は、上述した
特開平10−181540号公報に開示されたクリップ
を用いても解決できず、未だ改良の余地がある。
【0007】本発明は、上記事実を考慮して、長尺のワ
イパブレードを用いる際にはガタを抑制若しくは防止で
き、ウインターブレード等を用いる場合にはワイパブレ
ードの円滑な回動を確保できるワイパ装置を得ることが
目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、長手方向先端側が略U字形状に湾曲されたフックを
有するワイパアームが、ワイパブレードの上面側に形成
された開口部の両側壁間に架け渡された連結軸に回動可
能に連結されたクリップを介して連結されるワイパ装置
であって、前記フックが装着される本体部と、前記本体
部の長手方向一方から延出し前記フックに係合する係合
部と、前記本体部及び前記係合部の幅方向両側に形成さ
れ前記開口部の前記両側壁へ当接する側壁部と、前記本
体部の長手方向に複数形成されると共に各々へ前記連結
軸の挿通が可能に前記本体部を貫通し、何れかへ択一的
に前記連結軸が挿通される複数の軸孔と、を含めて前記
クリップを構成したことを特徴としている。
【0009】上記構成のワイパ装置によれば、軸孔を本
体部の長手方向に複数形成しているため、軸孔を1つし
か形成しないクリップに比べると、クリップの長手寸法
が比較的に長くなる。更には、本体部の長手方向一方か
らは係合部が延出されており、この係合部と本体部の双
方に側壁部を形成してワイパブレードの上面側に形成さ
れた開口部の両側壁に当接させる構成であるため、ワイ
パブレードの回動中心(すなわち、連結軸)から離れた
位置で側壁部が開口部の両側壁に当接することになる。
ここで、上述したワイパブレードの「ガタ」は、ワイパ
ブレードの回動中心から離れた位置ほど振れの量が大き
いため、側壁部がワイパブレードの回動中心(すなわ
ち、連結軸)から離れた位置で開口部の両側壁に当接す
ることで効果的に「ガタ」が抑制される。
【0010】また、軸孔を本体部の長手方向に複数形成
しているため、用いるワイパブレードに応じて連結軸を
挿通する軸孔の選択が可能になる。軸孔を選択するにあ
たり、例えば、ウインターブレードのように比較的にブ
レードラバーの上部から連結軸までの間隔が短いワイパ
ブレードを用いる場合にクリップの先端側(すなわち、
フックの湾曲部分側)に形成された軸孔に連結軸を挿通
させれば、連結軸からフックの湾曲部分までの距離が短
くなる。これにより、連結軸を中心としてワイパアーム
に対しワイパブレードが回動した場合でもブレードラバ
ー上部へのフックの湾曲部分の接近量(沈み込み量)が
小さくなり、ブレードラバー上部へのフックの湾曲部分
の干渉が防止される。
【0011】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
ワイパ装置において、前記複数の軸孔のうち、車両の初
期設定状態で前記連結軸が挿通される軸孔を基準軸孔と
し、当該基準軸孔を除いた他の軸孔を選択軸孔とすると
共に、前記ワイパブレードの長手方向中心の位置を前記
基準軸孔と略一致させた状態で前記連結軸を前記基準軸
孔及び前記選択軸孔の何れか1つへ挿通することを特徴
としている。
【0012】上記構成のワイパ装置では、複数の軸孔の
うち、車両の初期設定状態で連結軸が挿通される軸孔が
基準軸孔とされており、この基準軸孔及び基準軸孔以外
の選択軸孔の何れに連結軸を挿通してもワイパブレード
の長手方向中心の位置と基準軸孔とが略一致する。これ
により、例えば、標準仕様のワイパブレードと、ウイン
ターブレードのような特殊なワイパブレードと、の何れ
のワイパブレードを用いても、ワイパアームの回動中心
であるピボット軸からワイパブレードの長手方向中心ま
での距離が略同じになる。このため、連結軸の位置が変
ってもピボット軸を中心とするワイパブレードの見かけ
上の回動半径は変らない。したがって、標準のワイパブ
レードとウインターブレードのように仕様の異なるワイ
パブレードを用いても、ワイパブレードが払拭する際の
回動軌跡が変更されず、ピラー等の車体とワイパブレー
ドとの干渉を防止できる。
【0013】請求項3記載の本発明は、請求項1又は請
求項2記載のワイパ装置において、前記本体部の最も先
端側に前記フックの湾曲部分に対応した湾曲部を設ける
と共に、前記複数の軸孔のうち、前記本体部の最も先端
側に形成された軸孔の軸心を前記湾曲部の曲率中心に略
一致させたことを特徴としている。
【0014】上記構成のワイパ装置では、本体部の最も
先端側(フックの湾曲部分側)に設けられた湾曲部の湾
曲中心と、複数の軸孔のうちの最も先端側(フックの湾
曲部分側)の軸孔の軸線とが略一致しているため、この
最も先端側の軸孔に連結軸を挿通した場合には、ワイパ
アームのフックの湾曲部分の中心に連結軸が位置するこ
とになる。この場合には、連結軸を中心にしてワイパア
ームに対しワイパブレードが回動しても、軸心からフッ
クの湾曲部分の外周面までの半径が等しくなるため、ワ
イパアームの沈み込みによるブレードラバーやブレード
上面へのフック部の干渉が生じることはない。
【0015】
【発明の実施の形態】図3には本発明の一実施の形態に
係るワイパ装置10の要部を拡大した分解斜視図が示さ
れている。この図に示されるように、ワイパ装置10は
ワイパアームを構成するアームピース12を備えてい
る。アームピース12は細幅板状の部材で、その長手方
向一端部はリベット等によりリテーナ(図示省略)へ一
体的に連結される。さらに、リテーナは被払拭面として
のウインドシールドガラスに対し接離する方向へ旋回可
能にアームヘッドへ連結されており、このアームヘッド
はピボットシャフトへ固定されている。ピボットシャフ
トは駆動手段としてのワイパモータの駆動力により往復
回動し、これにより、ワイパアームが往復回動する。
【0016】アームピース12の先端側は、その厚さ方
向側方を通るアームピース12の幅方向に沿った仮想軸
線C周りに略半円形状(若しくは略U字形状)に湾曲し
た湾曲部14を有するフック16が形成されており、そ
の先端部近傍には厚さ方向に貫通した略矩形の透孔18
が形成されている。
【0017】また、本ワイパ装置10は合成樹脂材や金
属材料により形成されたクリップ20を備えており、図
1及び図2に示されるように、上述したフック16が一
体的に係合している。クリップ20は本体部22を備え
ている。本体部22は全体的にブロック状に形成されて
いると共に、長手方向一端部に略半円柱状に張り出した
湾曲部24が形成されている。湾曲部24の曲率半径は
上述した湾曲部14の内周側の曲率半径に概ね等しく、
フック16がクリップ20に係合した状態では、湾曲部
24の外周部に湾曲部14の内周部が当接する。
【0018】図2及び図4に示されるように、本体部2
2の長手方向他端部の厚さ方向一端側(図2における下
側)からは、プレート状(若しくは、舌片状)の係合片
26が延出されている。係合片26はプレート状とされ
ているが故に、本体部22とは異なり、係合片26の幅
方向を軸方向としてこの軸周りに弾性的に湾曲させるこ
とが可能である。また、図2に示されるように、係合片
26には透孔18に対応して係合凸部28が形成されて
おり、透孔18の内側に係合凸部28が入り込むことで
クリップ20とアームピース12とが装着状態となる。
【0019】また、図1及び図3に示されるように、本
体部22の幅方向両端部からは、その厚さ方向外側へ向
けて側壁部としてのフランジ32が延出されている。本
体部22の幅方向一端側のフランジ32と、本体部22
の幅方向他端側のフランジ32との間隔は、アームピー
ス12の幅寸法よりも僅かに大きい程度で、図1に示さ
れるように、フック16にクリップ20を挟み込ませた
状態では、フック16を含むアームピース12の幅方向
両端部が両フランジ32の間に位置する。
【0020】さらに、図2に示されるように、本体部2
2の長手方向他端部の厚さ方向他端側(図2における上
側)からはプレート部34が延出されており、このプレ
ート部34の幅方向両端部にも上記のフランジ32が本
体部22から連続して形成されている。
【0021】また、図1乃至図4に示されるように、本
体部22には軸孔としての選択軸孔36と軸孔としての
基準軸孔38とが形成されている。選択軸孔36及び基
準軸孔38は、本体部22の幅方向に沿って貫通した断
面円形の貫通孔で、しかも、内径寸法は何れも略同じで
ある。但し、選択軸孔36が上述した湾曲部24の曲率
中心Sに沿って形成されているのに対して、基準軸孔3
8は湾曲部24の曲率中心Sよりも係合片26及びプレ
ート部34側で前記選択軸孔36と並んで形成されてい
る。
【0022】これらの選択軸孔36及び基準軸孔38の
何れかには、連結軸としてのリベット40が貫通配置さ
れる。
【0023】リベット40は、ワイパブレードとしての
標準ブレード42及びワイパブレードの中でも特に寒冷
地用のワイパブレードとして使用されるウインターブレ
ード44の何れにも設けられる。
【0024】図1(A)、図2(A)、及び図3(A)
に示されるように、標準ブレード42はプライマリレバ
ー46を備えている。プライマリレバー46は一対の側
壁部48を備えている。これらの側壁部48は、アーム
ピース12の長手方向に沿って長手とされると共に、ア
ームピース12の幅方向に沿って厚さ方向とされ、その
厚さ方向に沿って互いに対向する如く配置されている。
両側壁部48の間隔は上述したクリップ20の幅寸法よ
りも僅かに大きく、両側壁部48間にクリップ20を収
容できる。両側壁部48の上端部は上壁部50により連
結されており、全体としてその断面が下方へ向けて開口
した凹形状とされている。但し、両側壁部48の長手方
向中央部及びその近傍には上壁部50が形成されておら
ず、上下に貫通している。
【0025】また、両側壁部48の長手方向中央部には
各側壁部48の厚さ方向に沿って貫通した透孔52が同
軸的に形成されており、上述したリベット40が貫通し
た状態でかしめられる。透孔52を貫通したリベット4
0はクリップ20の基準軸孔38を貫通させられ、これ
により、標準ブレード42がクリップ20を介してアー
ムピース12へ機械的に連結される。また、この連結状
態にあってはクリップ20のフランジ部32及び本体部
22の幅方向両端部が両側壁部48へ当接する。
【0026】標準ブレード42は、このプライマリレバ
ー46の他に図示しないセカンダリレバー、ヨークレバ
ー等の複数のレバーを備えており、プライマリレバー4
6を最上層のレバーとして各レバーが階層的に連結され
た所謂「トーナメント式ワイパブレード」を構成してい
る。最下層のレバーの長手方向両端部には把持部が形成
されており、細幅で且つ薄肉板状のバッキングプレート
と共にゴム材若しくはゴム材程度の弾性を有する合成樹
脂材により形成されたブレードラバー(何れも図示省
略)を把持している。標準ブレード42がクリップ20
を介してアームピース12へ連結された際には、このブ
レードラバーが車両のウインドシールドガラスのガラス
面(何れも図示省略)へ圧接させられ、アームピース1
2と共に標準ブレード42がガラス面上を往復回動する
ことでブレードラバーがガラス面上の水滴等を払拭す
る。
【0027】一方、図1(B)、図2(B)、及び図3
(B)に示されるように、ウインターブレード44は、
標準ブレード42のプライマリレバー46に相当するプ
ライマリレバー62を備えている。このプライマリレバ
ー62もまた、互いに対向する一対の側壁部64と、こ
れらの側壁部64の上端部を連結する上壁部66と、に
より構成されており、全体として下方へ開口した断面凹
形状とされている。
【0028】但し、プライマリレバー62はプライマリ
レバー46とは異なり上壁部66が側壁部64の長手方
向中央部及びその近傍にまで形成されていると共に、プ
ライマリレバー46には形成されていた透孔52がプラ
イマリレバー62には形成されていない。
【0029】図2(B)に示されるように、ウインター
ブレード44もまた、プライマリレバー62の他にセカ
ンダリレバー68等の複数のレバーを備えており、プラ
イマリレバー46を最上層のレバーとして各レバーが階
層的に連結された所謂「トーナメント式ワイパブレー
ド」を構成している。最下層のレバー(図2(B)では
セカンダリレバー68)の長手方向両端部には把持部7
0が形成されており、バッキングプレート72と共にゴ
ム材若しくはゴム材程度の弾性を有する合成樹脂材によ
り形成されたブレードラバー74を把持している。ウイ
ンターブレード44がクリップ20を介してアームピー
ス12へ連結された際には、このブレードラバー74が
車両のウインドシールドガラスのガラス面へ圧接させら
れ、アームピース12と共にウインターブレード44が
ガラス面上を往復回動することでブレードラバー74が
ガラス面上の水滴等を払拭する。
【0030】また、ウインターブレード44はフード7
6を備えている。フード76はゴム材等により形成され
ており、上述したプライマリレバー62やセカンダリレ
バー68を被覆して、冬季等におけるプライマリレバー
62とセカンダリレバー68との連結部分等の凍結を防
止する。
【0031】プライマリレバー62の上方で且つフード
76を介して上壁部66とは反対側にはブラケット78
が設けられている。ブラケット78は板状の底壁部80
と、底壁部80の幅方向両端から上方へ向けて屈曲され
て延出された一対の側壁部82とにより構成されてい
る。底壁部80の長手方向両端部には透孔84が形成さ
れており、ねじ86が貫通する。透孔84を貫通したね
じ86はフード76に形成された透孔88及びプライマ
リレバー62の上壁部66に形成された透孔90を貫通
して固定される。これにより、ブラケット78とプライ
マリレバー62とが一体となる。
【0032】一方、両側壁部82には各側壁部82の厚
さ方向に沿って貫通した透孔92が同軸的に形成されて
おり、上述したリベット40が貫通した状態でかしめら
れる。透孔92を貫通したリベット40はクリップ20
の選択軸孔36を貫通させられ、これにより、ウインタ
ーブレード44がクリップ20を介してアームピース1
2へ機械的に連結される。また、この連結状態にあって
はクリップ20のフランジ部32及び本体部22の幅方
向両端部が両側壁部82へ当接する。
【0033】また、上記の透孔92はウインターブレー
ド44の長手方向中央部よりも先端側に変位して形成さ
れており、この変位量Wは選択軸孔36の中心から基準
軸孔38の中心までの間隔に等しく、ウインターブレー
ド44がクリップ20を介してアームピース12へ連結
された状態では、選択軸孔36の中心がウインターブレ
ード44の長手方向中央部に略一致する。
【0034】次に、本実施の形態の作用並びに効果につ
いて説明する。
【0035】本ワイパ装置10において標準ブレード4
2をアームピース12に取り付ける際には、透孔52と
基準軸孔38とが同軸的に並ぶようにプライマリレバー
46の両側壁部48の間にクリップ20を配置した状態
で透孔52と基準軸孔38にリベット40を貫通させて
リベット40の両端をかしめる。これにより、クリップ
20はリベット40周りに回動可能にプライマリレバー
46(すなわち、標準ブレード42)に取り付けられ
る。
【0036】この状態でクリップ20の湾曲部24とフ
ック16の湾曲部14とがアームピース12の長手方向
に沿って対向した状態でクリップ20をフック16の間
に差し込む。クリップ20がフック16の間に差し込ま
れて係合凸部28が透孔18へ入り込むことによりクリ
ップ20とアームピース12とが機械的に連結され、ク
リップ20を介して標準ブレード42とアームピース1
2とが機械的に連結される。この連結状態ではアームピ
ース12の幅方向両側方にクリップ20のフランジ32
があり、アームピース12はフランジ32に挟まれるた
め、アームピース12の幅方向に沿ってクリップ20が
変位しようとすると、アームピース12の幅方向端部が
フランジ32に干渉する。これにより、アームピース1
2の幅方向に沿ったクリップ20の変位が制限される。
【0037】一方、ウインターブレード44の場合に
は、透孔92と選択軸孔36とが同軸的に並ぶようにブ
ラケット78の両側壁部82の間にクリップ20を配置
した状態で透孔92と選択軸孔36にリベット40を貫
通させてリベット40の両端をかしめる点が異なる以外
は、基本的に標準ブレード42と同じである。
【0038】ところで、装置作動時にはリベット40が
設けられた部分を中心としてウインドシールドガラスの
ガラス面に対して平行に標準ブレード42やウインター
ブレード44がクリップを伴い振動する所謂「ガタ」が
生じることがある。ここで、基準軸孔38は選択軸孔3
6を介して湾曲部24とは反対側に形成されている。こ
のため、基準軸孔38にリベット40を挿入して標準ブ
レード42若しくはウインターブレード44をアームピ
ース12に連結させた場合には、選択軸孔36にリベッ
ト40を挿入して連結した場合と比べると、基準軸孔3
8にリベット40を挿入した場合の方がリベット40か
ら湾曲部24までの距離が長くなる。したがって、この
場合にはリベット40からより一層遠くまで本体部22
やフランジ32が設けられることになるため、リベット
40から遠くて振幅が大きくなる部分で側壁48若しく
は側壁82がクリップ20の本体部22並びにフランジ
32へ当接する。これにより、効果的に「ガタ」を抑制
若しくは防止できる。
【0039】しかも、リベット40から湾曲部24まで
の距離が長くなり、リベット40からより一層遠くまで
フランジ32が設けられることで、リベット40が設け
られた部分を中心としてクリップ20に「ガタ」が生じ
ても、クリップ20から離間した部分においてアームピ
ース20がフランジ部32に当接して、「ガタ」による
クリップ20の変位を制限する。これにより、アームピ
ース12に対するクリップ20の「ガタ」、すなわち、
クリップ20を伴って標準ブレードを連結した場合に
は、上記「ガタ」を効果的に抑制若しくは防止できる。
【0040】一方、本ワイパ装置10では、標準ブレー
ド42及びウインターブレード44の何れを用いた場合
であっても、標準ブレード42及びウインターブレード
44はリベット40周りに所定角度回動可能であり、こ
れにより、標準ブレード42のブレードラバーも、ウイ
ンターブレード44のブレードラバー74もウインドシ
ールドガラスのガラス面に追従でき、略均一にガラス面
に圧接させられる。
【0041】ところで、基準軸孔38は湾曲部24の曲
率中心Sよりも係合片26及びプレート部34側(すな
わち、湾曲部24とは反対側)に形成されている。この
ため、基準軸孔38にリベット40を挿入して標準ブレ
ード42又はウインターブレード44をクリップ20へ
連結させ、この状態で標準ブレード42又はウインター
ブレード44をクリップ20に対してリベット40周り
に回動させると、湾曲部24がリベット40周りに上下
に回動する(一例として、図2(A)の二点鎖線状態を
参照)。
【0042】図2(A)に示されるように、標準ブレー
ド42の場合にはプライマリレバー46の長手方向中央
部及びその近傍に上壁部50が形成されておらず、ま
た、ウインターブレード44のプライマリレバー62の
ように底壁部80も形成されていないため、湾曲部24
並びにアームピース12の湾曲部14がプライマリレバ
ー46に干渉することはない。
【0043】これに対して、ウインターブレード44の
ブラケット78には底壁部80が形成されているため、
湾曲部24並びにアームピース12の湾曲部14が回動
すると、アームピース12の湾曲部14が底壁部80に
干渉してウインターブレード44の回動が制限される。
【0044】ここで、ウインターブレード44を用いる
場合には、リベット40を選択軸孔36に挿入する。選
択軸孔36は湾曲部24の曲率中心Sに形成されている
ため、この選択軸孔36を貫通したリベット40周りに
ウインターブレード44がクリップ20に対して回動し
ても、湾曲部24及び湾曲部14は、自らの外周部の延
長線上を回動するだけで上下の変位はしなくなる。この
ため、湾曲部14が底壁部80に干渉することはなく、
円滑な回動を確保できると共に透孔92の位置をプライ
マリレバー62側に形成でき、リベット40からブレー
ドラバー74までの距離を短くできる。
【0045】また、上記のように基本的に標準ブレード
42の場合にはリベット40を基準軸孔38に挿入して
取り付け、ウインターブレード44の場合にはリベット
40を選択軸孔36に挿入して取り付けることになるわ
けだが、これにより、標準ブレード42とウインターブ
レード44とでアームピース12並びにクリップ20に
対する回動中心の位置がずれる。しかしながら、上述し
たように、標準ブレード42の透孔52は標準ブレード
42の長手方向中央部に形成されているのに対して、ウ
インターブレード44の透孔92はウインターブレード
44の長手方向中央部よりも選択軸孔36の中心から基
準軸孔38の中心までの間隔と同じ距離Wだけ変位して
おり、これにより、取付状態においては標準ブレード4
2の長手方向中央部もウインターブレード44の長手方
向中央部も基準軸孔38の位置にある(すなわち、標準
ブレード42とウインターブレード44とで長手方向中
心の位置が一致する)。これにより、ピボット軸から標
準ブレード42及びウインターブレード44の各長手方
向中心までの距離R(図3(A)、(B)参照)、すな
わち、ワイパアームの回動半径を変えることなく連結で
きる。
【0046】なお、本実施の形態において、標準ブレー
ド42及びウインターブレード44は何れも「トーナメ
ント式のワイパブレード」であった。これまでには、特
に説明しなかったが、トーナメント式のワイパブレード
では、アームピースからの押圧力を各レバーで分配して
ブレードラバーの長手方向に沿った各部位毎に適切な押
圧力を付与して、適度な力でブレードラバーをウインド
シールドガラスのガラス面に圧接させ、払拭性能を向上
させる構成である。
【0047】このことを踏まえて、上記の標準ブレード
42及びウインターブレード44の構成を考えると、リ
ベット40が基準軸孔38に挿入される標準ブレード4
2は回動中心と長手方向中央部とが略一致しているのに
対し、リベット40が選択軸孔36に挿入されるウイン
ターブレード44では回動中心が長手方向中央部よりも
先端側に変位している。アームピース12からの押圧力
はクリップ20を介してリベット40に作用するため、
標準ブレード42とウインターブレード44とでは、そ
の長手方向に沿ってアームピース12からの押圧力が作
用する部分が異なることになる。したがって、標準ブレ
ード42を構成する各種レバーの長さ、弾性力、及び配
置形態と、ウインターブレード44を構成する各種レバ
ーの長さ、弾性力、及び配置形態を変える方が、適度な
力でブレードラバーをウインドシールドガラスのガラス
面に圧接させるという観点からみると好ましい。
【0048】また、上述した本実施の形態では、選択軸
孔36及び基準軸孔38は何れも単なる貫通孔であった
が、例えば、図5に示されるように、選択軸孔36及び
基準軸孔38に対応してフランジ32を含めたクリップ
20にテーパ孔98を形成する構成としてもよい。以
下、テーパ孔98の構成ついて更に詳細に説明する。テ
ーパ孔98は、その長手方向両端部がフランジ32を含
めてクリップ20の幅方向両端部で開口している。ま
た、テーパ孔98の幅方向一方の開口端は選択軸孔36
若しくは基準軸孔38の内周一部で開口している。この
一方の開口端の開口幅はリベット40の外径寸法よりも
短い。これに対し、テーパ孔98の幅方向他方の開口端
は装着状態で標準ブレード42のプライマリレバー46
及びウインターブレード44のプライマリレバー62と
対向する側のクリップ20の端部で開口している。この
他方の開口端の開口幅はリベット40の外径寸法よりも
大きく、テーパ孔98は幅方向他方の開口端から一方の
開口端まで漸次開口幅が狭くなるテーパ状とされてい
る。
【0049】このようなテーパ孔98が形成されたクリ
ップ20の場合には、リベット40を標準ブレード42
又はウインターブレード44に装着した状態でリベット
40をテーパ孔98の他方の開口端へ入り込ませる。あ
る程度テーパ孔98の内側にリベット40が入り込む
と、リベット40の外周部がテーパ孔98の内面に当接
するが、この状態となっても、なおリベット40を押し
込み、クリップ20を弾性変形させつつテーパ孔98の
開口幅を一時的に広げてリベット40を選択軸孔36若
しくは基準軸孔38に入り込ませる。
【0050】選択軸孔36若しくは基準軸孔38にリベ
ット40が入り込んだ後には自らの弾性力でクリップ2
0が元の形状に復元し、テーパ孔98の一方の開口端の
開口幅がリベット40の外径寸法よりも小さくなるた
め、リベット40が選択軸孔36若しくは基準軸孔38
から容易に抜けることはない。
【0051】以上の構成とした場合には、特別な工具等
を用いずとも、リベット40を標準ブレード42やウイ
ンターブレード44に付けたままの状態で選択軸孔36
及び基準軸孔38に対してリベット40を脱着できるた
め、ユーザ側で標準ブレード42とウインターブレード
44とを交換する際に、選択軸孔36から基準軸孔38
へ若しくは基準軸孔38から選択軸孔36へリベット4
0の位置を容易に変更できる。
【0052】さらに、上記の実施の形態では、湾曲部2
4の曲率中心Sに選択軸孔36を形成した構成であった
が、湾曲部24の曲率中心Sよりも基準軸孔38とは反
対側に選択軸孔36を形成しても、上記の選択軸孔36
としての作用並びに効果を損なうことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るワイパ装置の要部
を拡大した平面図で、(A)が標準ブレードを装着した
状態、(B)がウインターブレードを装着した状態を示
す図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るワイパ装置の要部
を拡大した正面図で、(A)が標準ブレードを装着した
状態、(B)がウインターブレードを装着した状態を示
す図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るワイパ装置の要部
を拡大した分解斜視図で、(A)が標準ブレードを装着
した状態、(B)がウインターブレードを装着した状態
を示す図である。
【図4】クリップの底面図である。
【図5】クリップの変形例を示す正面図である。
【符号の説明】
10 ワイパ装置 12 アームピース(ワイパアーム) 16 フック 20 クリップ 22 本体部 24 湾曲部 32 フランジ(側壁部) 36 選択軸孔(軸孔) 38 基準軸孔(軸孔) 42 標準ブレード(ワイパブレード) 44 ウインターブレード(ワイパブレード) S 曲率中心

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向先端側が略U字形状に湾曲され
    たフックを有するワイパアームが、ワイパブレードの上
    面側に形成された開口部の両側壁間に架け渡された連結
    軸に回動可能に連結されたクリップを介して連結される
    ワイパ装置であって、 前記フックが装着される本体部と、 前記本体部の長手方向一方から延出し前記フックに係合
    する係合部と、 前記本体部及び前記係合部の幅方向両側に形成され前記
    開口部の前記両側壁へ当接する側壁部と、 前記本体部の長手方向に複数形成されると共に各々へ前
    記連結軸の挿通が可能に前記本体部を貫通し、何れかへ
    択一的に前記連結軸が挿通される複数の軸孔と、 を含めて前記クリップを構成したことを特徴とするワイ
    パ装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の軸孔のうち、車両の初期設定
    状態で前記連結軸が挿通される軸孔を基準軸孔とし、当
    該基準軸孔を除いた他の軸孔を選択軸孔とすると共に、
    前記ワイパブレードの長手方向中心の位置を前記基準軸
    孔と略一致させた状態で前記連結軸を前記基準軸孔及び
    前記選択軸孔の何れか1つへ挿通することを特徴とする
    請求項1記載のワイパ装置。
  3. 【請求項3】 前記本体部の最も先端側に前記フックの
    湾曲部分に対応した湾曲部を設けると共に、前記複数の
    軸孔のうち、前記本体部の最も先端側に形成された軸孔
    の軸心を前記湾曲部の曲率中心に略一致させたことを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載のワイパ装置。
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