JP2003326229A - 生ゴミ処理装置 - Google Patents

生ゴミ処理装置

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JP2003326229A
JP2003326229A JP2002131943A JP2002131943A JP2003326229A JP 2003326229 A JP2003326229 A JP 2003326229A JP 2002131943 A JP2002131943 A JP 2002131943A JP 2002131943 A JP2002131943 A JP 2002131943A JP 2003326229 A JP2003326229 A JP 2003326229A
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宏夫 山屋
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郁哉 久保田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、マイクロ波を万遍なく生ゴミに照
射できるようにし、乾燥ムラをなくすことで確実な生ゴ
ミ処理を行うことを目的とするものである。 【構成】 処理槽2の底部に回転自在に設けられ、ゴミ
容器3の底部に設けられる取付部材44をバヨネット結
合により着脱自在に係合する係合部材29と、この係合
部材29を回転駆動する容器駆動モータ8と、係合部材
29を貫通し、先端に回転羽根9が取り付けられる受動
軸45と連結する回転軸36と、この回転軸36を駆動
する羽根駆動モータ10と、処理槽2の上部に設けら
れ、処理槽2に取り付けられるゴミ容器3の上部を支持
する支持部材43とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波と送風を作
用させて生ゴミの水分を除去し、回転羽根の駆動により
粉砕して減量化を図るタイプの生ゴミ処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の生ゴミ処理装置として、生
ゴミが投入される処理槽と、該処理槽の生ゴミにマイク
ロ波を照射するマイクロ波照射装置と、処理槽内の底部
で回転し生ゴミを撹拌・切断する回転羽根とを備え、処
理槽内に収容した生ゴミを回転しながらマイクロ波と送
風を作用させて生ゴミの減量化を図るものが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
装置で処理槽内に投入した生ゴミにそのままマイクロ波
を作用させると、部分的に焦げたり乾燥不足となりやす
いという問題があった。そのため、回転羽根を回転させ
て生ゴミを撹拌しながらマイクロ波を照射することで、
加熱の均一化を図ることも提案されているが、回転羽根
を回転させても生ゴミ全体を万遍なくかき混ぜることは
できず、逆に生ゴミにご飯が多く含まれている場合に
は、回転羽根でゆっくりと回転させたとしても水分を含
むご飯は練り込まれた状態となり、マイクロ波による処
理がしにくくなるという問題を有していた。そこで本発
明は、マイクロ波を万遍なく生ゴミに照射できるように
し、乾燥ムラをなくすことで確実な生ゴミ処理を行うこ
とを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、生ゴミが収容される有底筒状のゴミ
容器と、生ゴミにマイクロ波を照射するマイクロ波照射
装置と、生ゴミに送風する送風ファンと、生ゴミからの
排気を吸引する排気ファンと、前記ゴミ容器の底部で回
転し生ゴミを撹拌・粉砕する回転羽根と、前記ゴミ容器
が着脱される処理槽と、該処理槽の上面を開閉する蓋体
とからなる生ゴミ処理装置であって、前記処理槽の底部
に回転自在に設けられ前記ゴミ容器の底部に設けられる
取付部材をバヨネット結合により着脱自在に係合する係
合部材と、該係合部材を回転駆動する容器駆動手段と、
前記係合部材を貫通し前記回転羽根が取り付けられるゴ
ミ容器の受動軸と連結する回転軸と、該回転軸を駆動す
る羽根駆動手段と、前記処理槽の上部に設けられ該処理
槽に取り付けられるゴミ容器の上部を支持する支持部材
とを備えたものである。
【0005】容器駆動手段は、係合部材におけるゴミ容
器のバヨネット結合方向と同じ方向にゴミ容器を回転駆
動するとともに、前記羽根駆動手段は、容器駆動手段と
逆方向に回転羽根を回転駆動する。
【0006】回転羽根は、回転軸の上端に嵌合するボス
部と、該ボス部の上面から斜め上方に延びる2枚の上羽
根部と、該上羽根部と交差するように配置され、ボス部
の上面から斜め下方に延びる2枚の下羽根部とからな
り、前記上羽根部と下羽根部における回転方向の先行端
にカッター刃を形成した。
【0007】
【作用】本発明によれば、ゴミ容器に処理する生ゴミを
収容し、このゴミ容器を処理槽に取り付けて使用され
る。処理動作がスタートすると、マイクロ波照射装置、
送風ファン及び排気ファンが駆動して、ゴミ容器内の生
ゴミにマイクロ波と送風が作用する。この加熱作用によ
り、生ゴミから発生する排気は、排気ファンによって外
部に排出され、生ゴミの水分が除去される。また、同時
に容器駆動モータを駆動させてゴミ容器を回転させる。
これにより、マイクロ波照射装置からのマイクロ波が生
ゴミに万遍なく作用し、生ゴミから徐々に水分が蒸発し
て水分除去が行われる。その後、生ゴミから発生する排
気の湿度及び温度を監視し、排気温度が所定温度以上の
状況で、排気湿度が所定湿度以下に低下すると、生ゴミ
中の水分がある程度除去されたと判断して、回転羽根を
駆動する羽根駆動モータを駆動させて生ゴミのかき混ぜ
が行われる。すると、ゴミ同士が結合することなく、ゴ
ミ中に内在した蒸気が取り除かれ、水分除去が促進す
る。排気される蒸気が数%程度に減少すると、回転羽根
を連続的に回転させて乾燥した生ゴミを粉砕して細分化
する。この際、回転羽根の回転方向の先行端に設けたカ
ッター刃により乾燥した生ゴミが細かく破砕されること
になる。
【0008】
【実施例】本発明の生ゴミ処理装置の一実施例について
説明する。図1は本発明一実施例の生ゴミ処理装置を示
す外観斜視図、図2は同装置の正面断面図、図3は側面
断面図、図4は平面断面図である。本発明の生ゴミ処理
装置は、箱形の本体ケーシング1の内部に、上面を開口
した処理槽2と、処理槽2内に着脱されるゴミ容器3
と、ゴミ容器3から排出される水分を受ける排水容器4
と、ゴミ容器3に収容される生ゴミに対してマイクロ波
を照射するマイクロ波発生装置5と、ゴミ容器3内に送
風する送風ファン6と、ゴミ容器3内から排気する排気
ファン7と、ゴミ容器3を回転する容器駆動モータ8
と、ゴミ容器3内の回転羽根9を回転する羽根駆動モー
タ10とを備え、ケーシング1の上面に、処理槽2の上
面開口を開閉する蓋体11と、操作パネル12を露出し
た操作ボックス13を備え、ケーシング1の前面下部
に、開閉自在の前面扉14を備え、ケーシング1の底面
に移動用キャスター15を備えている。つまり、ゴミ容
器内の生ゴミに対し、マイクロ波照射・送風・攪拌・切
断の作用を与え、減量化を図るタイプの装置である。以
下、各部の構成について詳細に説明する。
【0009】処理槽2は、内面にマイクロ波照射口16
・送風口17・排気口18・排水口19が開口されてい
る。マイクロ波照射口16は、一側面の中央部付近に開
口されており、マイクロ波を透過する材料で構成された
マイクロ波透過板20を取り付け、導波管21を介して
前記マイクロ波照射装置5が接続されている。送風口1
7は、マイクロ波照射口16の上側に位置する処理槽2
の開口部近傍に開口されており、マイクロ波が漏洩しな
い大きさの通気孔を有する通気カバー22を取り付け、
送風管23を介して送風ファン6が接続されている。排
気口18は、送風口17と直交する処理槽2の後面側上
部に開口されており、送風口17同様の通気カバー22
を取り付け、排気洞24と排気ダクト25を介して排気
ファン7が接続されている。排水口19は、処理槽2の
底面に開口されており、マイクロ波が漏洩しない大きさ
の通水孔を有する通水カバー26を取り付け、ドレンホ
ース27を介して排水容器4と連通している。尚、本実
施例では、生ゴミを収容したゴミ容器3を処理槽2に取
り付けるようにしているため、ゴミを粉砕する段階で飛
散したゴミが上記処理槽2の各開口から入り込むことが
なく、特に上記送風口17及び排気口18の開口面積を
大きくすることが可能となる。これにより、送風及び排
気能力が向上し、安価な小型のファンで十分な性能を得
ることができる。
【0010】送風管23は、マイクロ波照射装置5の放
熱部を通過するように配置され(図3参照)、送風ファ
ン6の送風によってマイクロ波照射装置5が冷却される
とともに、熱交換によって熱風となった送風がゴミ容器
3内に供給されるようになっている。また、送風管23
におけるマイクロ波照射装置5の上流側に温度センサ6
7が設けられており、送風ファン6によって吸い込む周
囲温度が検出できるようになっている。
【0011】排気洞24は、仕切板24cによって内部
が仕切られており(図4参照)、排気ダクト25が接続
されて排気ファン7によって直接吸引される速流室24
aと、仕切板24cと排気洞24内面との隙間で速流室
24aと連通し吸引力が制限される遅流室24bが形成
されている。速流室24aには、排気温度を検出するた
めの排気温センサ65が設けられ、遅流室24bには、
ゴミ容器3からの排気湿度を検出する湿度センサ66が
設けられている。このように、排気側に空気の流れの少
ない遅流室24bを形成し、この遅流室24bに湿度セ
ンサ66を取り付けることで湿度の検出が正確に行える
というメリットがある。
【0012】また、処理槽2は、内底面の中心部にゴミ
容器3を着脱する係合部材29を備えている。係合部材
29は、下面に外回転軸30を突出形成し、処理槽2底
面に設けた軸受31によって回転自在に支持されてい
る。この回転軸30の下端には、プーリ32が取り付け
られ、容器駆動モータ8の駆動軸33に取り付けたプー
リ34とVベルト35を介して連係されている。また、
外回転軸30には、羽根駆動モータ10に駆動される内
回転軸36が貫通され、この内回転軸36を軸支する軸
受37が備えられている。内回転軸36は、上端を係合
部材29の中心部に突出し、後述するゴミ容器3の受動
軸と合致する下カップリング37が取り付けられ、下端
には大プーリ38が取り付けられ、羽根駆動モータ10
の駆動軸39に取り付けた小プーリ40とVベルト41
を介して連係されている。これら、外回転軸30と内回
転軸36とは、それぞれ逆方向に回転するように構成さ
れており、ゴミ容器3と回転羽根9が相対的に回転する
ことでゴミの撹拌・対流効果が促進されるようになって
いる。
【0013】尚、28は処理槽2背面側に取り付けられ
る駆動回路基板で、マイクロ波照射装置をはじめとする
各機器が接続され、各機器を動作させるものである。4
2は係合部材29を囲むように処理槽2の内底面に取り
付けられる水受トレイで、ゴミ容器3からの排水を受
け、前記処理槽2の排水口19に導くものであり、処理
槽2から取り出して清掃できるようになっている。43
は処理槽2の内側4面に取り付けられ、取り付けたゴミ
容器3の上部を支持するための凸片である。
【0014】ゴミ容器3は、マイクロ波を透過する材料
により上面を開口した有底円筒状に形成され、前記処理
槽2の係合部材29にバヨネット結合によって着脱され
る。ゴミ容器3の外底面には、係合部材29に結合する
取付部材44が設けられ、この取付部材44の中心部に
は、前記処理槽2の内回転軸36と連結して回転駆動す
る受動軸45が貫通されており、この受動軸45の上端
はゴミ容器3内に突出して回転羽根9が固着され、下端
には内回転軸36の下カップリング37と合致する上カ
ップリング46が取り付けられている。また、ゴミ容器
3の内底面には、生ゴミの水分が排出される大きさの排
水孔47が多数設けられ、その上に内底面とわずかな隙
間を持たせて内蓋85が取り付けられている。これによ
り、内蓋85と内底面との隙間から排水孔47を通じて
生ゴミの水分が排出され、排水孔47から排出された排
水は処理槽2の水受トレイ42に落下し、排水口19か
らドレンホース27を通じて排水容器4に溜められるよ
うになる。尚、48はゴミ容器3を着脱するための取手
である。
【0015】回転羽根9は、図5に示すように、内回転
軸36の上端にねじ固定されるボス部9aと、このボス
部9aの上面から斜め上方に延びる2枚の上羽根部9b
と、この上羽根部9bと交差するように配置され、ボス
部9aの上面から斜め下方に延びる2枚の下羽根部9c
とで構成されている。各羽根部9b,9cにおける2枚
の羽根は、ボス部9aを挟んでそれぞれ対称に設けられ
上羽根部9bが正面視逆ハ字型、下羽根部9cが正面視
ハ字型に構成されている。また、上羽根部9bは下羽根
部9cの略半分の長さを有しており、各羽根部9b,9
cには回転時に先行する側の端部にそれぞれ薄肉のカッ
ター刃が形成されている。この回転羽根9により、生ゴ
ミはゴミ容器内で常に上下に対流し、順次上羽根部9b
と下羽根部9cに作用することになり、均一にゴミの細
分化が図られるのである。
【0016】排水容器4は、図3に示すように、本体ケ
ーシング1における処理槽2下部に形成される排水室4
9に着脱自在に取り付けられる。この排水室49は、本
体1の前面扉14を開いた状態で排水容器4が出し入れ
できる位置に形成され、処理槽2の排水口19に連結さ
れるドレンホース27が上面に露出している。また、こ
の排水室49内には、排水容器4の有無を確認するため
のマイクロスイッチ50が設けられており、排水容器4
が無い状態で、装置を駆動させないようになっている。
【0017】蓋体11は、図1に示すように、本体ケー
シング1の処理槽2上面にヒンジ51によって開閉自在
に取り付けられる。蓋体11の内面には、この蓋体11
を閉じた状態でゴミ容器3内に臨む送風案内筒52が設
けられており、この送風案内筒52の周囲にマイクロ波
を外部に漏洩させないためのチョーク溝84が設けられ
ている。
【0018】送風案内筒52は、処理槽2の送風口17
と連通する送風洞53を一体的に形成し、処理槽2の排
気口と対面する円周面に排気孔54を穿設している。こ
の送風案内筒52の内面は、仕切板55によって送風洞
53が形成される吹出部52aと排気孔54が開口され
る吸込部52bとに仕切られており、送風ファン6から
の送風をゴミ容器3内の生ゴミに指向させ、送風が排気
孔54へ抜けてしまうことを防止する役割を果たしてい
る。尚、送風案内筒52は、ゴミ容器3への送風力を高
めるために吹出部52aを狭くしており、その大きさは
送風案内筒52の全体開口の約1/4以下にしている。
一方、吸込部52bは生ゴミからの蒸気を多く取り込め
るように、送風案内筒52の全体開口の約1/2程度に
している。
【0019】また、送風案内筒52は、ゴミ容器3の上
面開口に内嵌される大きさであり、ゴミ容器3内で回転
羽根9が回転する粉砕時に、ゴミがゴミ容器3から外へ
飛び散ることを防止するようになっている。すなわち、
蓋体11内面の送風案内筒52がゴミ容器3の上面を覆
う内蓋として機能し、ゴミ容器内で対流する生ゴミが飛
び上がって処理槽との隙間に入り込むことがないのであ
る。
【0020】蓋体11の前部には、蓋体を開閉するため
の取手56が取り付けられ、基板ケース13と隣接する
側面には、蓋体11が閉じられているか否かを検出する
スイッチマグネット57が設けられる。また、蓋体11
の内面側前方には、蓋体11を閉塞状態に保持する固定
マグネット58,58と、本体ケーシング1の上面に設
けたスイッチ板59を押し込む押込棒60が凸設されて
いる。尚、本体ケーシング1のスイッチ板59は、内蔵
される3対のマイクロスイッチ61に連係されており、
蓋体11を閉じると押込棒60がこのスイッチ板59を
押し込んでマイクロスイッチ61が入る構造をなし、蓋
体11を閉じていない状態で装置を動作させない安全ス
イッチの役割を果たす。
【0021】操作ボックス13は、上面に操作パネル1
2を備え、内部に操作パネル12のスイッチ基板62
と、前記蓋体11のスイッチマグネット57に反応して
蓋体11が閉塞されていることを検出する磁気センサ6
3を備えている。
【0022】次に、本実施例の制御系について図6のブ
ロック図を用いて説明する。前記駆動回路基板28に
は、各メニューの動作プログラムが記憶されたメモリ8
7を内蔵したマイクロコンピュータ70が備えられ、各
駆動機器であるマイクロ波照射装置5、送風ファン6、
排気ファン7、容器駆動モータ8、羽根駆動モータ1
0,操作パネル12と、各検出機器である排水容器スイ
ッチ50、蓋スイッチ61、磁気センサ63、排気温セ
ンサ65、湿度センサ66、温度センサ67が接続され
ている。操作パネル12には、駆動時間を表示する時間
表示部71、動作の進行状況を表示する工程表示部7
2、排水容器がセットされていない時に点滅する容器ラ
ンプ73、点検が必要な時に点灯する点検ランプ74の
各表示部と、スタートキー75、ストップキー76、動
作時間を設定する時間設定キー77、「ご飯」「残飯」
「生野菜」「オリジナル」の各メニューに対応したメニ
ューキー78〜81、追加乾燥キー82、手動粉砕キー
83の各操作キーを備えている。この操作パネル12で
各種設定を行った後、動作をスタートさせると設定した
内容に応じてマイクロコンピュータ70が各駆動機器を
制御し、生ゴミの処理が行われるのである。
【0023】続いて、以上のように構成される本実施例
の動作について、図7のフローチャート図に沿って説明
する。処理する生ゴミをゴミ容器3に投入し、このゴミ
容器3を処理槽2内にセットする。蓋体11が閉じられ
てことを蓋スイッチ61及び磁気センサ63で確認
(1)すると、メニュー受付状態(2)となる。すなわ
ち、蓋体11が完全に閉じられた状態でないといずれの
キー入力も受け付けない。次に、排水容器4が排水室4
9にセットされているか否かを排水容器スイッチ50で
確認(3)し、排水容器4がセットされていない場合、
容器ランプ73を点滅(4)させてスタートさせない。
【0024】処理(2)におけるメニュー受付状態で、
メニューキー78〜81により希望のメニューが選択さ
れると、スタートキー75入力の待機状態(5)とな
り、スタートキーが入力されると、選択したメニューに
応じた動作(6)〜(11)が実行されることになる。
以下、ご飯メニューを選択した場合の動作について説明
する。
【0025】ご飯メニューは、処理する生ゴミにご飯が
多く含まれている場合に選択されるメニューであり、図
8のフローチャートに沿って実行される。ご飯を処理す
る場合は、ある程度水分を取り除いてから回転羽根9を
駆動させる必要がある。これは、最初から回転羽根を回
転させると、ご飯が練り上げられて大きな塊となり、分
解しにくくなるためである。メニューがスタートする
と、まずマイクロ波照射装置5・送風ファン6・排気フ
ァン7・容器駆動モータ8をON(12)する。これに
より、ゴミ容器3を低速で回転させて、ご飯にムラ無く
高周波加熱による水分除去作用が与えられ、且つ送風フ
ァン6及び排気ファン7の動作で送風が行われ水分除去
が促進される。このような処理によってご飯から発生す
る水分を含んだ排気の温度及び湿度が排気洞43内の排
気温センサ65及び湿度センサ66で検出され、この排
気温度及び排気湿度によって以後の動作が制御されるこ
とになる。
【0026】排気温センサ65で排気温度がT1℃以上
になったことと、湿度センサ66で排気湿度がH1%以
下になったことを検出(13)すると、羽根駆動モータ
10をt1秒間駆動(14)させて回転羽根9を回転す
る。ご飯をある程度乾燥させてから回転羽根を回転させ
ると、ご飯が結合することなく、ばらけた形態でかき混
ぜられて熱の分散が図られる。その後、排気湿度がH2
%以下に低下したことを検出(15)すると、処理(1
4)同様に羽根駆動モータ10をt1秒間駆動(16)
させるようにしている。ここまでの処理によりご飯は適
度にかき混ぜられ、水分の排除が活発に行われることに
なる。
【0027】次に、排気湿度がH3%以下に低下したこ
とを検出(17)すると、排気湿度がH4%以下に低下
するまで、羽根駆動モータ10をt1秒ON−t2秒O
FFで間欠駆動(18)させて回転羽根9を間欠的に回
転させる。また、排気湿度がH4%以下になったことを
検出(19)すると、今度は排気湿度がH5%以下に低
下するまで、羽根駆動モータ10をt1秒ON−t3秒
OFFで間欠駆動(20)させて回転羽根9を間欠的に
回転させる。この段階では、適度にばらけたご飯が更に
細かく分離され、細部に及んで加熱されることになる。
尚、ここまでの処理(13)〜(20)を実行中は、常
に温度センサ67で送風ファン5の吸い込み温度を検出
している。この温度は、装置を使用する周囲の温度とし
て取り込まれ、この周囲温度によって以後の動作を制御
する設定温度の数値を変更するのに用いられる。また、
上記処理(13)〜(20)を実行中に排気温センサ6
5で動作終了温度のT2℃を検出した場合、異常と判断
して全ての機器の駆動を停止し、強制終了させるように
している。
【0028】排気湿度がH5%以下に低下したことを検
出(21)すると、羽根駆動モータ10を連続駆動(2
2)させる。これにより、水分が蒸発して固化したご飯
が粉砕され、細分化されることになる。このモータ10
駆動は、時間t4経過(23)するまで実行され、この
時間t4経過するまでに排気温度が動作終了温度のT2
℃以上になったことを検出(24)すると、その時点で
マイクロ波照射装置5の駆動のみを停止(25)し、過
加熱による発火を防止している。排気温度の検出後は、
上記処理(21)まで戻り、排気湿度がH5%以下に低
下しているかがチェックされる。ここで、排気湿度がH
5%以下に低下していないと判断されると、今度は処理
(19)まで戻り、排気湿度がH4%以下に低下してい
るかがチェックされる。ここで、排気湿度がH4%以下
に低下していないと判断されると、処理(18)に戻っ
て羽根駆動モータ10をt1秒ON−t3秒OFFで間
欠駆動させる動作が行われる。すなわち、最終的な粉砕
段階で乾燥不足が検出された場合は、水分の残留の程度
に応じてかき混ぜ動作が追加されることになる。
【0029】処理(23)で時間t4の経過を検出する
と、マイクロ波照射装置5と、羽根駆動モータ10を停
止(26)させる。送風ファン6・排気ファン7・容器
駆動モータ8は引き続き動作させて、処理後のゴミ及び
マイクロ波照射装置5の冷却を図り、排気温がT3℃以
下になったことを検出(27)すると、ゴミが取り出し
やすい温度まで低下したと判断して、送風ファン6・排
気ファン7・容器駆動モータ8を停止(28)させるよ
うに動作するのである。
【0030】メニュー実行中に蓋体11が開放される
と、どの工程であってもの全ての機器を停止させる。ま
た、ストップキー76が入力された場合の同じである。
処理後のゴミは、減量・細分化された状態となり、ゴミ
容器3を処理槽2から取り外して廃棄する。また、ゴミ
容器3底面から排出される水分は、処理槽2の排水口1
9から排水ドレン27を通じて排水容器4に溜められ、
処理後にこの容器を取り出して廃棄されるのである。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、処理槽
にゴミ容器を着脱自在に取り付け、このゴミ容器とゴミ
容器内の回転羽根をそれぞれ回転自在に備えたので、生
ゴミに対して万遍なくマイクロ波を作用させることがで
き、加熱ムラを防ぐことができる。また、ゴミ容器は係
合部材の係合方向と同じ方向に回転し、回転羽根はゴミ
容器と逆方向に回転するので、ゴミ容器の結合が外れる
ことなく、相対的な回転力により粉砕と撹拌が行われ
る。更に、回転羽根は、上面から斜め上方に延びる2枚
の上羽根部と、上羽根部と交差するように配置され、ボ
ス部の上面から斜め下方に延びる2枚の下羽根部とから
なり、上羽根部と下羽根部における回転方向の先行端に
カッター刃を形成したので、生ゴミに上下の対流を発生
させるとともに、ゴミ容器底部にある生ゴミを巻き上げ
て裁断することができ、加熱ムラと粉砕不足を防ぐこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の生ゴミ処理装置を示す外観斜
視図である。
【図2】同装置の正面断面図である。
【図3】同装置の側面断面図である。
【図4】同装置の平面断面図である。
【図5】同装置の回転羽根9を示す説明図である。
【図6】同装置の制御系を示すブロック図である。
【図7】同装置の動作を示すフローチャート図である。
【図8】同装置におけるご飯メニューの動作を示すフロ
ーチャート図である。
【符号の説明】
1 本体ケーシング 2 処理槽 3 ゴミ容器 5 マイクロ波照射装置 6 送風ファン 7 排気ファン 8 容器駆動モータ 9 回転羽根 10 羽根駆動モータ 11 蓋体 29 係合部材 36 回転軸 43 凸片(支持部材) 44 取付部材 45 受動軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F26B 9/06 F26B 11/14 11/14 B09B 3/00 303M (72)発明者 北沢 良治 長野県更埴市大字雨宮1825番地 エムケー 精工株式会社内 Fターム(参考) 3L113 AA08 AC12 AC58 AC59 AC67 BA01 CA08 CA09 CA20 CB07 CB34 CB38 DA11 4D004 AA03 AB01 CA04 CA15 CA22 CA42 CB09 CB13 CB27 CB33 4D065 CA07 CB10 CC04 DD04 DD25 EB17 EC07 ED27

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ゴミが収容される有底筒状のゴミ容器
    と、生ゴミにマイクロ波を照射するマイクロ波照射装置
    と、生ゴミに送風する送風ファンと、生ゴミからの排気
    を吸引する排気ファンと、前記ゴミ容器の底部で回転し
    生ゴミを撹拌・粉砕する回転羽根と、前記ゴミ容器が着
    脱される処理槽と、該処理槽の上面を開閉する蓋体とか
    らなる生ゴミ処理装置であって、 前記処理槽の底部に回転自在に設けられ前記ゴミ容器の
    底部に設けられる取付部材をバヨネット結合により着脱
    自在に係合する係合部材と、該係合部材を回転駆動する
    容器駆動手段と、前記係合部材を貫通し前記回転羽根が
    取り付けられるゴミ容器の受動軸と連結する回転軸と、
    該回転軸を駆動する羽根駆動手段と、前記処理槽の上部
    に設けられ該処理槽に取り付けられるゴミ容器の上部を
    支持する支持部材とを備え、処理槽内でゴミ容器を回転
    自在にしたことを特徴とする生ゴミ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記容器駆動手段は、前記係合部材にお
    けるゴミ容器のバヨネット結合方向と同じ方向にゴミ容
    器を回転駆動するとともに、前記羽根駆動手段は、容器
    駆動手段と逆方向に回転羽根を回転駆動することを特徴
    とする上記請求項1記載の生ゴミ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記回転羽根は、前記回転軸の上端に嵌
    合するボス部と、該ボス部の上面から斜め上方に延びる
    2枚の上羽根部と、該上羽根部と交差するように配置さ
    れ、ボス部の上面から斜め下方に延びる2枚の下羽根部
    とからなり、前記上羽根部と下羽根部における回転方向
    の先行端にカッター刃を形成したことを特徴とする上記
    請求項2記載の生ゴミ処理装置。
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