JP2003325788A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2003325788A
JP2003325788A JP2003037271A JP2003037271A JP2003325788A JP 2003325788 A JP2003325788 A JP 2003325788A JP 2003037271 A JP2003037271 A JP 2003037271A JP 2003037271 A JP2003037271 A JP 2003037271A JP 2003325788 A JP2003325788 A JP 2003325788A
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JP
Japan
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game
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balls
lifting
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JP2003037271A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 揚送路中に滞留する遊技球の返却機構を設け
る必要を無くすこと。 【解決手段】 弾球遊技機2の上部側方位置に設けら
れ、遊技盤206の盤面上に形成された遊技領域207
内に遊技球を打ち出すための発射装置500と、弾球遊
技機2の下方位置に設けられ、遊技に使用するための遊
技球を貯留するための打球供給皿203と、該打球供給
皿203に貯留されている遊技球を、前記発射装置50
0おける遊技球の発射に連動させて、後続の遊技球に押
上げられることなく単独状態にて該発射装置500に揚
送して供給するための揚送手段400と、を備え、前記
揚送手段400を前記遊技盤206の前面を覆うように
開閉自在に設けられているガラス扉枠202の内方で、
且つ前記遊技盤206に向かって左側方部に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、遊技盤の盤面上
に形成された遊技領域内に、該遊技盤の上部側方位置か
ら遊技球を打ち出して遊技を行う弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前記遊技盤の盤面上に形成された
遊技領域内に、該遊技盤の上部側方位置から遊技球を打
ち出して遊技を行う弾球遊技機としては、特開昭58−
163388号公報に示されるように、遊技盤の上部側
方(向かって左側)位置に、発射装置を設け、該発射装
置に対して打球供給皿に貯留されている遊技球を、スプ
ロケットにて揚送管内に数珠つなぎ状態に送り出すこと
で揚送し、供給するものがある。
【0003】これら遊技盤の上部側方位置から遊技球を
打ち出して遊技を行う弾球遊技機は、発射装置を遊技機
の下方位置のハンドル近傍に有するものに比較して、発
射レールの設置等の制約を受けることないため、遊技盤
の大きさ、特には縦方向の大きさを大きくでき、近年に
おける遊技盤のほぼ中央部位置に設けられている可変表
示装置である液晶パネルの大型化にあって、これら液晶
パネルの大型化による遊技盤形成への制約を解消するこ
とが可能となることから、その有用性が高まってきてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た特開昭58−163388号公報に示される弾球遊技
機にあっては、打球供給皿に貯留されている遊技球を遊
技盤の上部側方に設けられている発射装置に供給するた
めの揚送装置が、遊技球をスプロケットにて揚送管内に
数珠つなぎ状態に送り出すものであるため、該揚送管内
並びにスプロケット内部に遊技者の所有となる多くの遊
技球が滞留することとなり、遊技終了時等に該揚送管内
並びにスプロケット内部に滞留する遊技球を遊技者に返
却する必要から、これら揚送管内並びにスプロケット内
部に滞留する遊技球を返却するための機構を設ける必要
が生じ、遊技機の機構が複雑となってしまうとともに、
コスト高となってしまうという問題があった。
【0005】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、揚送路中に滞留する遊技球を返却す
るための機構を設ける必要がなく、機構の複雑化による
コスト上昇を抑えることができる弾球遊技機を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した問題を解決する
ために、本発明の弾球遊技機は、弾球遊技機の上部側方
位置に設けられ、遊技盤の盤面上に形成された遊技領域
内に遊技球を打ち出すための発射装置と、弾球遊技機の
下方位置に設けられ、遊技に使用するための遊技球を貯
留するための打球供給皿と、該打球供給皿に貯留されて
いる遊技球を、前記発射装置における遊技球の発射に連
動させて、後続の遊技球に押上げられることなく単独状
態にて該発射装置に揚送して供給するための揚送手段
と、を備え、前記揚送手段を前記遊技盤の前面を覆うよ
うに開閉自在に設けられているガラス扉枠の内方で、且
つ前記遊技盤に向かって左側方部に配置したことを特徴
としている。この特徴によれば、前記発射装置における
遊技球の発射に連動して間欠的に供給される遊技球が、
後続の遊技球に押上げられることなく単独状態にて揚送
されて発射装置に供給されるようになるため、揚送手段
内部に滞留する遊技球を、現行の弾球遊技機と同様に最
小限とすることができ、よって揚送手段内部に滞留する
遊技球を返却するための機構を設ける必要がなく、機構
の複雑化によるコスト上昇を抑えることができるととも
に、遊技盤の裏面側に配置形成される流路部材等の制約
を受けることなく揚送手段を設置できるばかりか、揚送
手段の不具合への対応やメンテナンスを、前記ガラス扉
枠を開放することで迅速かつ簡便に実施できる。
【0007】本発明の弾球遊技機は、前記揚送手段は、
遊技球を単独状態で揚送するための揚送路と、該揚送路
に前記発射装置における遊技球の発射に連動して間欠的
に遊技球を供給する揚送球供給部とを有し、前記揚送路
と前記揚送球供給部の動力が同一の動力源から供給され
ていることが好ましい。このようにすれば、動力源の数
が低減することでコストを低減できるとともに、これら
前記揚送路と前記揚送球供給部の同期制御を容易且つ確
実に実施できる。
【0008】本発明の弾球遊技機は、少なくとも前記揚
送路の動力を供給するための駆動モータを、前記揚送路
の下端部に有することが好ましい。このようにすれば、
揚送路から発射装置への遊技球の排出機構や接続形態を
簡素化できる。
【0009】
【発明の実施形態】以下、図面に基づいて本発明の実施
形態を説明する。 (実施例)本実施例の弾球遊技機であるパチンコ機2
は、該パチンコ機2の側部位置に1対1にて配置される
遊技用装置であるカードユニット3とともに、図示しな
い遊技島の前後面に複数並設されて使用される。
【0010】これらパチンコ機2並びにカードユニット
3が並設される遊技島の内部には、前記各パチンコ機2
にパチンコ玉を供給する供給樋や、前記各パチンコ機2
にて使用され、排出されたパチンコ玉を集めて前記供給
樋に揚送する揚送装置等(図示略)が設けられていると
ともに、高さ方向略中央部には前記各カードユニット3
より排出された紙幣を所定方向島端に設けられた回収ボ
ックス(図示略)に搬送可能な紙幣搬送路(図示略)
や、同様に前記各カードユニット3より排出された硬貨
及びプリペイドカードを前記所定方向島端の回収ボック
スに混合搬送可能な混合搬送路(図示略)が設けられて
いる。
【0011】本実施例の弾球遊技機であるパチンコ機2
を図に基づいて説明すると、該パチンコ機2は、図1に
示すように、額縁状に形成されたガラス扉枠202を有
し、該ガラス扉枠202の下部表面には、貸し出された
球並びに払い出された賞球を貯留するための打球供給皿
203がある。打球供給皿203の上面所定箇所には、
図4に示す操作部14が設けられているとともに、打球
供給皿203の下部には、打球供給皿203から溢れた
賞球を貯留する余剰玉受皿204と打球を発射する打球
操作ハンドル(以下、操作ノブという)205とが設け
られている。
【0012】前記操作部14には、図4に示すように、
遊技者により前記カードユニット3に設けられた後述す
るカード挿入口314に挿入された遊技用記録媒体であ
るプリペイドカードより読み出された遊技用価値である
度数を表示する度数表示部17と、遊技の開始または前
記打球供給皿203に持玉が少なくなったか無くなった
際に押圧操作されて、前記度数表示部17に残度数が存
在する場合に所定数量のパチンコ玉の貸出を実施するた
めの貸出ボタン16と、遊技を終了する際に押圧操作さ
れることにより、前記カードユニット3に挿入されてい
るプリペイドカードに新たな残度数が記録されて返却が
なされる返却ボタン15と、が設けられており、これら
各部は操作部14内部に設けられている操作基板18上
に実装されている。
【0013】次いで、前記ガラス扉枠202の内方に
は、図3に示すように、遊技盤206が着脱可能に取付
けられているとともに、該遊技盤206の向かって左側
方上部位置には、該遊技盤206に向けてパチンコ球を
発射するための発射装置500と、前記打球供給皿20
3に貯留されているパチンコ球を該発射装置500に間
歇揚送するための揚送ユニット400とが設けられてお
り、前記打球供給皿203に貯留されているパチンコ球
は、前記打球供給皿203の下方位置に揚送ユニット4
00の下端位置に向けて傾斜するように設けられた誘導
傾斜樋283を通じて揚送ユニット400に供給され、
該揚送ユニット400にて発射装置500に揚送、供給
されて前記遊技盤206の前面に形成された遊技領域2
07に打ち出される。
【0014】また、前記揚送ユニット400を構成する
揚送路402の側方位置には、前記発射装置500にて
打ち出されたが、発射勢いが弱いために前記遊技領域2
07に到達しなかったファール球を流下させるためのフ
ァール球流路295が設けられており、該ファール球流
路295の下端部には、後述する賞球通路273に繋が
るファール球流入口288が設けられており、前記ファ
ール球が該ファール球流路295、ファール球流入口2
88、賞球通路273を通じて打球供給皿203或いは
余剰玉受皿204に返却されるようになっている。
【0015】また、揚送ユニット400を構成する揚送
路402にパチンコ球を供給する揚送球供給部となる下
部ユニット401の直近位置となる前記誘導傾斜樋28
3の終端部には、該誘導傾斜樋283並びに前記打球供
給皿203に存在するパチンコ球を、前記余剰玉受皿2
04に流下させるための待機球返却部285が設けられ
ており、図1に示すように、該待機球返却部285に対
応する位置となる打球供給皿203の下方左部位置に設
けられた返却操作ボタン296を操作することで、該待
機球返却部285に設けられているシャッタ(図示略)
が開成し、該待機球返却部285の下方に設けられてい
る連通口298より後述する余剰球通路271を通じて
余剰玉受皿204にパチンコ球が流下するようになって
いる。
【0016】ここで、本実施例に用いた揚送ユニット4
00について図12を中心に説明すると、揚送ユニット
400は主に、内部にパチンコ球を単体揚送するための
揚送スクリュー403を収容する揚送路ケース402か
ら成る揚送路と、該揚送路の下部位置に設けられ、前記
揚送スクリュー403を駆動する駆動モータ410や、
揚送スクリュー403にパチンコ球を供給する球供給ス
プロケット413を有する下部ユニット401とから構
成されている。
【0017】下部ユニット401には、前記誘導傾斜樋
283の終端に連結され、該誘導傾斜樋283を流下し
てきたパチンコ球を、前記揚送路内部に供給するための
円盤状の球供給スプロケット413が、前記駆動モータ
410にて駆動される駆動ギア411と噛合する受動ギ
ア412と同軸に軸支されて設けられており、該球供給
スプロケット413の外周には、180度の対向する位
置に、パチンコ球を収容可能な半円形の球収容部414
が設けられている。
【0018】このように、球供給スプロケット413を
設けて揚送球を揚送路内部に供給することは、これら揚
送路内部に供給される揚送球が後続の揚送球による球圧
を受けることがなく、これら球圧による揚送への悪影響
を排除することで安定した揚送が可能となることから好
ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、こ
れら球供給スプロケット413を有しない構成としても
良い。
【0019】この受動ギア412と駆動ギア411と
は、そのギア比が、駆動ギア411と同軸にて回転され
る前記揚送スクリュー403により揚送球が揚送路のほ
ぼ中間位置に揚送されるようになる回転回数(本実施例
では3回転)にて受動ギア412が半周するようなギア
比とされていて、揚送路内の中間位置にパチンコ球が揚
送される毎、つまりは、既に中間位置に揚送されている
パチンコ球が発射装置500に供給される毎に、1つの
パチンコ球が揚送スクリュー403に対して供給される
ようになっており、揚送路内には、最大で2つの球しか
存在しないようにパチンコ球の供給が制御されている。
【0020】これら球供給スプロケット413にてパチ
ンコ球が間歇的に供給される揚送路は、図12(b)に
示すように、流入したパチンコ球が揚送される球通路部
404と、前記揚送スクリュー403が挿通配置された
スクリュー収容部405とから成り、揚送スクリュー4
03の螺旋状突出部の外周403aが前記球通路部40
4に露出するように軸支されているとともに、前記球通
路部404とスクリュー収容部405との間には、揚送
スクリュー403の回転方向側となる部分に、揚送スク
リュー403の外周に沿うように段部406が形成され
ていて、球供給スプロケット413にて供給されたパチ
ンコ球が、段部406に繋がる球通路部404の内壁と
揚送スクリュー403の外周403aとに狭持された状
態となり、揚送スクリュー403の回転に伴って球通路
部404の内部を上方へと揚送されていく。
【0021】尚、前記揚送路ケース402は、透明な樹
脂製(アクリル樹脂)とされており、このように透明な
樹脂を用いることは、球通路部404内部並びにスクリ
ュー収容部405の内部の状態を、目視にて分解するこ
となく容易に確認できることから好ましいが、本発明は
これに限定されるものではなく、これら揚送路ケース4
02を不透明な樹脂や金属等にて形成しても良い。
【0022】更には、本実施例の揚送路ケース402
は、開放機構を有しない管状の構成とされているが、本
発明はこれに限定されるものではなく、これら揚送路ケ
ース402に開放機構を設けて、該揚送路ケース402
内の異物の取り除きや清掃を簡便にできるようにしても
良い。
【0023】また、本実施例に用いた前記揚送スクリュ
ー403の前記螺旋状突出部は、低摩擦であって帯電防
止能に優れる導電性ポリプロピレン樹脂にて形成されて
おり、このようにすることは、前記パチンコ球の揚送に
おいて、パチンコ球と揚送スクリュー403とが摺動す
ることにより静電気が発生することを防止するととも
に、揚送スクリュー403を適宜にアースしておくこと
で、既にパチンコ球が帯電している場合にあっても、該
パチンコ球の帯電を除去できるようになることから好ま
しいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これ
ら揚送スクリュー403を導電性の優れる金属にて形成
したり、或いは帯電防止能を有しない通常の樹脂にて形
成するようにしても良い。
【0024】また、本実施例では、前述のように、揚送
スクリュー403並びに球供給スプロケット413の双
方を同一の駆動源である駆動モータ410にて駆動する
ようにしており、このようにすることは、個別に駆動モ
ータを設けるのに比較して動力源の数を低減できるた
め、コストを抑えることができるとともに、前記揚送ス
クリュー403と球供給スプロケット413の同期(連
動)を、前述のようにギア比等にて機械的に調節するこ
とで、容易且つ確実に実施できることから好ましいが、
本発明はこれに限定されるものではなく、個々の動力源
を個別の駆動モータとしても良い。
【0025】この駆動モータ410の動作は、前記発射
揚送制御基板291によって、発射装置500からのパ
チンコ球の発射に連動して、前記球通路部404の上端
に形成されている球供給口415から揚送されたパチン
コ球が該発射装置500に供給されるように制御され
る。
【0026】次いで、本実施例に用いた発射装置500
について、図12〜図14を用いて説明すると、発射装
置500の外装ケース510内部には、共通の揺動軸に
揺動自在に軸支された球リフトアーム502と発射アー
ム503が設けられている。
【0027】これら球リフトアーム502と発射アーム
503の一方端は、発射装置500の上部裏面側に固設
されたカム駆動モータ511にて回転駆動されるカム5
01に摺接することで、該カム501の回動に伴って球
リフトアーム502と発射アーム503とが個別の揺動
動作を為すようになっているとともに、球リフトアーム
502と発射アーム503とは、発射装置500の下方
に、前記リフトアーム502と発射アーム503の揺動
円弧に外接するように傾斜配置された発射レール508
にほぼ並行となるように張架されたリフト用スプリング
506並びに発射用スプリング504にて付勢されてい
る。
【0028】また、発射用スプリング504の発射アー
ム503との連結側ではない他方端は、発射用スプリン
グ504の張架方向にスライド可能とされたスライド片
505に連結されていて、該スライド片505が、発射
装置500の裏面側に固設された発射強度調整用モータ
512によりスライドすることで、発射アーム503の
付勢力が調節され、該発射アーム503にて打ち出され
るパチンコ球の発射強度を調節できるようになってお
り、これら発射強度の調節は、前記打球操作ハンドル2
05の操作に基づいて前記発射揚送制御基板291によ
って前記発射強度調整用モータ512の動作が制御され
ることで実施される。
【0029】また、前記発射レール508の傾斜下方端
位置には、前記ファール球流路295への流入口294
の開閉を前記球リフトアーム502の揺動に伴って実施
するファール球通路弁507が設けられており、該ファ
ール球通路弁507は図示しないスプリングにより、前
記流入口294を塞がない開状態となるように付勢され
ている。
【0030】この発射装置500の発射動作は、まず図
13(a)に示すように、前記カム501の回動によっ
て、前記球リフトアーム502と発射アーム503の双
方が、前記リフト用スプリング506並びに発射用スプ
リング504の付勢力に抗して、発射装置500の下方
隅部の位置まで揺動されるとともに、この状態におい
て、前記揚送ユニット400の駆動モータ410が駆動
されて、前記球供給口415から揚送されたパチンコ球
が発射装置500に供給される。
【0031】該発射装置500に供給されたパチンコ球
は、図13(b)に示すように、前記カム501の回動
に伴って、まず球リフトアーム502のみが揺動を開始
することで、該球リフトアーム502によって前記発射
レール508上の所定の発射位置へ誘導される。この誘
導に際して前記ファール球通路弁507は、球リフトア
ーム502の揺動に伴って該球リフトアーム502の下
端と摺接することにより、前記流入口294が閉じた状
態となる。
【0032】次いで、発射レール508上の所定の発射
位置へ誘導されたパチンコ球は、図13(c)に示すよ
うに、カム501の回動に伴い、前記発射用スプリング
504に抗する力が解除されることで、該発射用スプリ
ング504による付勢力に比例する勢いにて、発射アー
ム503が図中の矢印方向に揺動することで、発射レー
ル508上の発射路509を通じて遊技領域207へ打
ち出される。
【0033】この際、図14(a)に示すように、発射
の勢いが弱く、遊技領域207に達しなかったパチンコ
球は、図14(b)のように、前記発射レール508上
を傾斜下方側へ流下してくるが、発射後のカム501の
回動に伴って、前記球リフトアーム502と発射アーム
503の双方が、図14(c)に示すように双方のスプ
リング504、506に抗して揺動を開始することで、
それまで球リフトアーム502の下端部に摺接すること
で前記ファール球流路295の流入口294を塞ぐよう
にされていたファール球通路弁507が、摺接が解除さ
れることに伴って、図示しないスプリングにより立設状
態に復元することで、流入口294が開状態となり、前
記発射レール508上を流下してきたファール球がファ
ール球流路295内へ流入するようになっていて、該発
射レール508上を流下してきたファール球が、前記球
供給口415に供給された揚送球に衝突することを防止
できるようになっている。
【0034】次いで、前記遊技盤206の前面に形成さ
れた遊技領域207について説明すると、この遊技領域
207の中央付近には、図3に示すように、「特別図
柄」と呼ばれる複数種類の識別情報可変表示するための
可変表示部209と、「普通図柄」と呼ばれる複数種類
の識別情報が可変表示される可変表示器210とを含む
可変表示装置208が設けられている。尚、本実施例で
は、可変表示部209はLCD表示器(液晶表示器)に
て形成されていて、特別図柄を可変表示可能とされてい
る。具体的に、可変表示部209の表示エリアにおいて
は、横方向に並ぶ態様で3つの可変表示エリアを表示上
形成し、それらのエリアにおいて、「左図柄」、「中図
柄」、「右図柄」の3つの特別図柄が個々に独立して可
変表示可能である。
【0035】また、可変表示器210は、7セグメント
LEDよりなり、1つの図柄表示エリアがある。可変表
示部209に表示される特別図柄は、後述するように打
玉が始動入賞口214へ始動入賞することに基づいて可
変開始される。一方、可変表示部210に表示される普
通図柄は、後述するように打玉が通過ゲート211を通
過することに基づいて可変開始される。
【0036】可変表示部209の下部には、始動入賞口
214に入賞した始動入賞球数を記憶して表示する4個
の表示部(LED)を有する始動入賞記憶表示器218
が設けられている。本実施例では、4個を上限として、
始動入賞が記憶される毎に、始動入賞記憶表示器218
のLEDが1つ追加して点灯する。そして、可変表示部
209において特別図柄の可変表示が開始される毎に、
LEDが1つ滅灯する。
【0037】可変表示装置208の側部には、打玉を導
く通過ゲート211が設けられている。通過ゲート21
1には、通過ゲート211を通過した打玉を検出するゲ
ートスイッチ212がある。
【0038】また、始動入賞口214には可動片215
が設けられていて、ソレノイド216によって開状態と
され、始動入賞口214に入賞した始動入賞球は、遊技
盤206の背面に導かれ、始動ロスイッチ217によっ
て検出される。
【0039】また、始動入賞口214の下方には、開閉
板220が設けられた可変入賞球装置219が取付けら
れている。遊技状態が大当り状態(特定遊技状態)とな
れば、ソレノイド221によって開閉板220が開成
し、可変入賞球装置219の大入賞口が開口する。大入
賞口に進入した玉のうち特定入賞領域(Vポケット)に
入った入賞球はVカウントスイッチ222で検出され
る。一方、大入賞口内における特定入賞領域以外の通常
入賞領域へ入賞した入賞球はカウントスイッチ223で
検出される。
【0040】遊技盤206には、複数の入賞口224a
〜dが設けられている。遊技領域207の左右周辺に
は、遊技中に点灯表示される装飾ランプ225が設けら
れ、下部には、入賞しなかった打玉を回収するアウト口
226が設けられている。また、図1に示すように、遊
技領域207の外側の左右上部には、効果音を発する2
つのスピーカ227が設けられているとともに、遊技領
域207の外周には、遊技効果LED228aおよび遊
技効果ランプ228b、228cが設けられている。
【0041】そして、本実施例では、一方のスピーカ2
27の近傍に、賞球払出時に点灯する賞球ランプ251
が設けられ、他方のスピーカ227の近傍に、補給玉が
切れたときに点灯する玉切れランプ252が設けられて
いる。
【0042】前記打球操作ノブ205の操作によって発
射装置500から発射された打玉は遊技領域207に入
り、該遊技領域207を流下していく。該打玉が通過ゲ
ート211を通ってゲートスイッチ212で検出される
と、可変表示器210に停止表示されている普通図柄が
可変開始する。なお、可変表示器210の可変表示中に
打玉が通過ゲート211を通過した場合にはその通過が
記憶され、可変表示器210が停止して再度変動を開始
可能な状態になってから前記通過記憶を「1」減算して
可変表示器210が可変表示制御される。この通過記憶
の上限はたとえば「4」に定められており、現時点での
通過記憶数が通過記憶表示器(図示せず)により表示さ
れる。
【0043】また、打玉が始動入賞口214に入賞し、
始動入賞口スイッチ217で検出されると、特別図柄の
変動を開始できる状態であれば、可変表示部209に表
示される特別図柄がスクロールを始める。たとえば、す
でに可変表示が開始されて特別図柄が変動中である等の
理由によって特別図柄の変動をすぐに開始できる状態で
なければ、始動入賞記憶を一つ増やす。
【0044】可変表示器210の可変表示動作後の表示
結果が予め定められた特定の表示結果(たとえば7)と
なった場合に、始動入賞口214に設けられた可動片2
15が所定時間開成して、パチンコ玉が該始動入賞口2
14に入賞し易くなる遊技者にとって有利な状態とな
る。
【0045】この始動入賞口214にパチンコ玉が入賞
して始動入賞口スイッチ217で検出されると、特別図
柄の変動を開始できる状態であれば、可変表示装置20
8の可変表示部209において全特別図柄が可変表示
(変動表示)を開始する。そして、その後、左,中,右の
特別図柄が停止し、その停止表示結果が予め定められた
特定の表示態様(たとえば777)となった場合に、特
定遊技状態(大当り状態)が発生する。このような大当
り状態が発生する特定の表示態様は、大当り図柄と呼ば
れ、この例では予め複数種類定められている。このよう
に大当り状態が発生した場合には、可変入賞球装置21
9の開閉板220が開成して遊技者にとって有利な第1
の状態となる。この第1の状態は、所定期間(たとえば
30秒間)の経過、或いは打玉の所定個数(たとえば1
0個)の入賞、のいずれか早い方の条件が成立すること
により終了し、その後、遊技者にとって不利な第2の状
態となる。第1の状態となっている可変入賞球装置21
9の大入賞口内に進入した打玉が特定入賞領域(Vポケ
ット)に入賞してVカウントスイッチ222により検出
されれば、その回の第1の状態の終了を待って開閉板2
20が開成されて再度第1の状態となる。この第1の状
態の繰返し継続制御は、本実施例では最大15回まで実
行可能とされている。このような最大15回実行可能で
ある第1の状態となっている時期は、繰返し継続制御の
ラウンド(回)と呼ばれる。この例では、繰返し継続制
御は、第1ラウンドから最大第15ラウンドまで繰返し
実行可能である。
【0046】また、可変表示装置208の可変表示部2
09で可変表示された左,中,右の特別図柄が同じ図柄の
種類に一致した大当り図柄の組合せで停止表示されたと
きには前述したように大当りが発生するが、その大当り
図柄が複数種類の大当り図柄のうちの予め定められた種
類の大当り図柄(特別の表示態様の図柄)である場合に
は、通常遊技状態に比べて大当りが発生する確率が高く
変動した確率変動状態(以下、確変状態ともいう)とな
る。このような確率変動状態の発生のきっかけとなる特
別の表示態様の大当り図柄は、確変図柄と呼ばれる。以
下、確変図柄により発生する大当りを確変大当りとい
い、確変図柄以外の大当り図柄(非確変図柄)により発
生する大当りである通常大当りと区別している。
【0047】通常遊技状態中に、一旦、確変大当りが発
生すると、その確率変動状態は、たとえば、少なくとも
予め定められた確変継続回数(たとえば、1回、あるい
は2回)分の大当りが発生するまで確率変動状態に継続
制御される。また、確率変動状態中に確変大当りが発生
すれば、その確変大当り以降、改めて確変継続回数が計
数され、その後、少なくとも確変継続回数だけ大当りが
発生するまで確率変動状態が継続する。そして、確変継
続回数に達した大当りが確変図柄以外の非確変図柄によ
るものであった場合には、確率変動の生じていない通常
遊技状態に戻る。
【0048】可変表示装置208の可変表示部209に
おいては、リーチ状態が発生する場合がある。ここで、
「リーチ状態」とは、可変表示装置208の可変表示部
209が可変開始された後、表示制御が進行して表示結
果が導出表示される前段階にまで達した時点でも、特定
の表示態様となる表示条件から外れていない表示態様を
いう。言い換えれば、リーチとは、前記可変表示装置2
08の表示結果がまだ導出表示されていない段階で、前
記特定の表示態様の組合せが表示されやすい可変表示態
様となったと遊技者に思わせるための表示状態をいう。
そして、たとえば、前記特定の表示態様の組合せが揃っ
た状態を維持しながら複数の前記可変表示部209によ
る可変表示を行う状態もリーチ表示状態に含まれる。さ
らにリーチの中には、それが出現すると、通常のリーチ
(ノーマルリーチ)に比べて、大当りが発生しやすいも
のがある。このような特定のリーチをスーパーリーチと
いう。
【0049】また、リーチ状態とは、可変表示装置20
8の表示制御が進行して表示結果が導出表示される前段
階にまで達した時点での表示状態であって、前記表示結
果が導出表示される以前に決定されている複数の可変表
示領域209の表示結果の少なくとも一部が前記特定の
表示態様となる条件を満たしている場合の表示状態をも
いう。
【0050】次に、パチンコ機2の背面の構造について
図2に基づき説明する。パチンコ機2の遊技盤206の
裏面側には、機構板236が設けられており、該機構板
236には、可変表示部209の表示制御を行う表示制
御基板280等が搭載された可変表示制御ユニット22
9、遊技制御基板ボックス232に覆われ遊技制御用マ
イクロコンピュータ等が搭載された遊技制御基板23
1、パチンコ玉の払出制御を行う払出制御用マイクロコ
ンピュータ等が搭載された賞球制御基板237が設置さ
れている。さらに、機構板236の上部位置の向かって
右側角部位置には、前記揚送ユニット400並びに発射
装置500の動作制御を行うマイクロコンピュータ等が
搭載された発射揚送制御基板291と、遊技効果LED
228a、遊技効果ランプ228b,228cに信号を
送るためのランプ制御基板235と、スピーカ227か
ら出力する音声制御を行うマイクロコンピュータ等が搭
載された音声制御基板270と、が設けられている。
【0051】また、図2中の290は、前記余剰玉受皿
204への流下経路に設けられて、前記余剰玉受皿20
4の満タンを検出するための満タンスイッチ213や、
前記玉払出装置297の上流部に設けられて球切れを検
出するための球切れスイッチ233や、カウントスイッ
チ223、Vカウントスイッチ222、賞球用カウント
スイッチ248a、貸出球カウントスイッチ248b等
各種スイッチからの信号を前記遊技制御基板231に中
継するための枠用スイッチ中継基板である。
【0052】この機構板236の上部には球タンク23
8が設けられ、前記遊技島の前記供給樋より導出された
供給管(図示略)よりパチンコ玉が球タンク238に供
給される。球タンク238内のパチンコ玉は、誘導樋2
39を通って玉払出装置297に供給される。
【0053】この誘導樋239の下流側終端部には、カ
ーブ樋243、球供給樋244を介して2条の球供給通
路245が連設されているとともに、この球供給通路2
45の下端部が、入賞の発生等により付与された賞球の
払出や玉貸球の払出を行う払出装置297に連設されて
おり、誘導樋239を流下するパチンコ球は、取付ボス
を支点として揺動自在に垂下されて取り付けられている
玉ならし部材249により、上下2段となって流下する
球が玉ならし部材249により埋設される重錘の作用に
よって1段とされるとともに誘導樋239にて2条に分
流された後、カーブ樋243により左右方向から下方へ
流下方向が変換され、球供給樋244並びに球供給通路
245を介して、払出装置297に供給されるようにな
っている。
【0054】また、球供給通路245の経路中には球切
れスイッチ233が各条に対応して設けられており、こ
の球切れスイッチ233により払出装置297での1回
の玉貸球数である25球のパチンコ球が球供給通路24
5内に準備されているか否かが検出されるようになって
いる。
【0055】また、前記カーブ樋243の屈曲部には球
抜き弁247が設けられており、該球抜き弁247を作
動する作動レバー(図示略)をパチンコ機2の前面側か
ら操作することにより、その屈曲部より上流側の誘導樋
239並びに球タンク238に待機する玉を、前記球供
給通路245とほぼ平行に設けられている球抜通路24
6を介して前述した遊技島のアウト球タンクに排出され
る。
【0056】この払出装置297には、図10並びに図
11に示すように、球供給通路245の各条に対応して
球切り用のスプロケット606が設けられている。この
スプロケット606の外周には3カ所の切欠(図11参
照)が形成されており、これらスプロケット606が払
出モータ601の駆動により回転されることで切欠内に
入り込んだパチンコ球が1球ずつ下方に排出されるよう
になっている。また、各条に対応したスプロケット60
6は切欠の位置が互いにずれるように配置されており、
双方のスプロケット606が同期回転することで交互に
パチンコ球が排出される。
【0057】これらスプロケット606の下方には、前
記払出装置297から払い出されたパチンコ球をの通過
を検出するための賞球用カウントスイッチ248a並び
に貸出球カウントスイッチ248bが、賞球用に払い出
されるパチンコ球と貸出用に払い出されるパチンコ球を
独立して検出するようになっており、該賞球用カウント
スイッチ248a並びに貸出球カウントスイッチ248
bの上流位置には、振分ソレノイド602の励磁または
解除により揺動し、前記スプロケット606の回転によ
り排出されたパチンコ球の流下経路を、賞球用カウント
スイッチ248aの検出経路、または貸出球カウントス
イッチ248b側の検出経路のいずれか一方に切り替え
るための流路切替弁607が設けられている。
【0058】この払出装置297では、賞球の払出時に
は流路切替弁607を図11(a)に示す状態とするこ
とで、スプロケット606の回転により排出されたパチ
ンコ球が賞球用カウントスイッチ248aにて検出され
た後、賞球通路273に排出されるようになっている。
また、球貸の払出時には、振分ソレノイド602の励磁
により流路切替弁607が揺動し、図11(b)に示す
ような状態となり、スプロケット606の回転により排
出されたパチンコ球が貸出球カウントスイッチ248b
にて検出された後、賞球通路273に排出されるように
なっている。
【0059】また、賞球通路273の下流位置にはガラ
ス扉枠202の打球供給皿203に連通する上皿連通口
274が設けられており、払出装置297から払い出さ
れたパチンコ球は、賞球通路273並びに上皿連通口2
74を通って打球供給皿203に払い出され、貯留され
るようになっている。また、この上皿連通口274の側
方には、最下端部が前記ガラス扉枠202の下方に設け
られている余剰玉受皿204に連通する余剰球通路27
1に連設されており、打球供給皿203に貯留されたパ
チンコ球が満タンの状態であるために上皿連通口274
から溢れたパチンコ球が、この余剰球通路271を流下
して余剰玉受皿204に流下するようになっている。更
に、本実施例では、前記賞球通路273の経路中に、前
記ファール球流路295を流下してきた球が流入するフ
ァール球流入口288が設けられており、該ファール球
流入口288から流入してきたパチンコ球は、前記払出
装置297から払い出されたパチンコ球と同様に、上皿
連通口274から打球供給皿203に返却されるか、或
いは、該打球供給皿203が満杯である場合には、前記
余剰球通路271を流下して余剰玉受皿204に流下し
て余剰玉受皿204に返却される。
【0060】この余剰球通路271の経路中には、図5
に示すように、前記余剰玉受皿204に流下したパチン
コ球が余剰玉受皿204に満杯になったことを検知する
ための満タンスイッチ213が設けられており、これら
満タンスイッチ213がONされた場合には、玉払出装
置297の払出モータ601の駆動が停止されて賞球及
び貸球の払出動作を不能動化する。
【0061】なお、必要に応じて発射装置500のカム
駆動モータ511および揚送ユニット400の駆動モー
タ410の駆動も停止するようにしてもよい。満タンス
イッチ213は、その上端が軸突起に軸支されて揺動自
在に設けられた検知レバーの後方に満タンスイッチ21
3を構成するアクチュエータを位置させて前記検知レバ
ーの揺動動作を検出するものである。
【0062】また、この余剰球通路271の経路中に
は、図1並びに図5に示すように、前記誘導傾斜樋28
3並びに打球供給皿203に貯留されている待機球を流
入させるための連通口298が設けられており、前記返
却操作ボタン296の操作により連通口298に流入し
た誘導傾斜樋283並びに打球供給皿203に存在する
パチンコ球が、該余剰球通路271を通じて余剰玉受皿
204に流下して返却される。
【0063】ここで、前記機構板236の内方面側の構
成について説明すると、機構板236の内方面側には、
図6に示すように、入賞球を誘導する入賞球誘導通路2
76とアウト球を誘導するアウト球通路277とが形成
されている。入賞球誘導通路276の上方は、入賞球落
下入口278となっており、前記遊技盤206の背面を
覆うように形成された入賞球誘導カバー体(図示略)に
て収集されて放出される入賞球を受け入れるようになっ
ており、その受け入れた入賞球を入賞球誘導通路276
が一側側方に向かって誘導し、機構板236に形成され
た連通口279から機構板236の背面側に導き、さら
にその連通口279と前記球抜き通路246の下流部と
を連通する合流通路286に導くようになっている。球
抜き通路246は、合流通路286との合流部の上流位
置にて、機構板236の外周縁に沿って逆L字状に屈曲
され、該機構板236のほぼ中央背面側に形成される前
記余剰球通路271の右側方に形成される合流排出通路
287に最終的に合流するようになっている。
【0064】したがって、前記遊技盤206から排出さ
れて入賞球誘導カバー体を介して入賞球落下入口278
から受け入れられた入賞球は、入賞球誘導通路276、
連通口279、合流通路286、球抜き通路246の最
下流部、及び合流排出通路287を介してパチンコ機2
の外部に誘導されるようになっている。なお、入賞球落
下入口278と入賞球誘導通路276との間の空間に
は、入賞球落下入口278から落下する入賞球によって
振動するように支持されると共に、入賞球誘導通路27
6上を転動する入賞球を一列に整列させる誘導部材が設
けられている。
【0065】また、アウト球通路277は、前記入賞球
落下入口278の側方に形成される凹部281の下方に
入賞球誘導通路276と上下方向に重複するように形成
され、その流下端の機構板236の主体に連通口282
が開設されて前記合流排出通路287に連通するように
なっている。なお、上記した凹部281は、遊技盤20
6の下部を裏面から固定するために遊技盤収納枠下部の
ほぼ中央に取り付けられる遊技盤係止レバーを収容する
ためのものである。
【0066】しかして、遊技盤206のアウト口226
から取り込まれたアウト球は、遊技盤206の裏面に刻
設形成されるアウト球排出通路(図示しない)に導か
れ、さらに前記遊技盤収納枠の下部の板状部分に形成さ
れるアウト球連通口を経由して上記したアウト球通路2
77に導かれた後、連通口282並びに前記合流排出通
路287を通ってパチンコ機2の外部に導かれる。つま
り、上記した合流排出通路287には、球抜き通路24
6からの球抜き球、アウト球通路277からのアウト
球、入賞球誘導通路276からの入賞球がすべて合流さ
れてパチンコ機2の外部に誘導され、該合流排出通路2
87からパチンコ機2の外部へ排出される。
【0067】この合流排出通路287の向かって左側位
置には、内部に複数の電圧の異なる電源を生成する電源
ユニット基板を収容する電源ユニットボックス272が
設けられている。電源ユニット基板は、電源線が接続さ
れる電源コネクタが実装されている。電源コネクタに接
続される電源線は、機構板236の裏面側に形成される
配線処理溝(図示しない)に沿って機構板236の下部
まで引き通され、機構板236の主体に設けられる各開
口から該主体の表側に引き出されて電源コネクタに接続
される。電源線によって供給される電圧はAC24Vの
電圧であり、電源ユニット基板(電源生成基板)で生成
される複数の電圧は、DC30V、DC21V、DC1
2V、DC5Vの4種類である。(但し、他の基板に対
してAC24Vも供給する。)
【0068】また、電源ユニット基板は、遊技制御基板
231及び賞球制御基板237の各CPUに駆動電源が
供給されていない間、各基板に設けられているRAMの
記憶内容をバックアップ(保持)するために各基板にバ
ックアップ電源を供給するようになっている。なお、電
源ユニット基板(電源生成基板)から電源断信号が出力
されることによって遊技制御基板231及び賞球制御基
板237は、バックアップをするための処理を行うよう
になっている。
【0069】上記した電源ユニットボックス272の背
面側には、遊技動作を制御する遊技制御基板231を収
容する遊技制御基板ボックス232が着脱自在に取り付
けられるようになっている。その取付は、機構板236
の開口窓240の下辺よりやや上部にブリッジ状に掛け
渡される横架突出板284に取り付けられるものであ
る。横架突出板284は、遊技制御基板ボックス232
を取り付けたときに、遊技制御基板ボックス232の裏
面が前記電源ユニットボックス272と前記遊技盤20
6の裏面側に取り付けられるランプ制御基板235及び
音声制御基板270を収容する制御基板ボックスに当接
しないように重畳的に設けられる高さに設定されてお
り、前記したL字状突出板の高さとほぼ同じ高さとなっ
ている。
【0070】ここで、本実施例のパチンコ機2の遊技制
御基板231における回路構成の一例を図7に示すと、
該遊技制御基板231は、プログラムに従ってパチンコ
機2を制御する基本回路253と、ゲートスイッチ21
2、始動入賞口スイッチ217、Vカウントスイッチ2
22、カウントスイッチ223、入賞球検出スイッチ2
99a〜d、満タンスイッチ213(余剰玉受皿204
の満タンを検出する満タンスイッチ213)からの信号
を基本回路253に与えるスイッチ回路258と、可動
片215を開閉するソレノイド216および開閉板22
0を開閉するソレノイド221を基本回路253からの
指令に従って駆動するソレノイド回路259と、始動入
賞記憶表示器218の点灯および点滅を行うとともに、
可変表示器210と装飾ランプ225とを駆動するラン
プ・LED回路260とを含む。
【0071】また、遊技制御基板231は、基本回路2
53から与えられるデータに従って、大当りの発生を示
す大当り情報、可変表示装置208の可変表示に利用さ
れた始動入賞球の個数を示す始動情報、確率変動が生じ
たことを示す確変情報等を外部の管理コンピュータ等に
対して出力する第1情報出力回路264を含む。
【0072】基本回路253は、ROM254、RAM
255、CPU256、I/Oポート257、および、
クロック発生部250を含む。ROM254は、ゲーム
制御用のプログラム等の各種の情報(データ)を記憶す
るためのものである。RAM255は、ワークメモリと
して使用されるためのものである。CPU256は、ゲ
ーム制御用のプログラム等の各種の制御用プログラムに
従って遊技制御動作等の制御動作を行う。I/Oポート
257は、データおよび信号等の各種情報の入出力用に
設けられた複数のポートを有する。クロック発生部25
0は、基本回路253が動作する場合の基準タイミング
となる動作クロックをCPU256等の基本回路253
内の各部に与えるものである。
【0073】さらに、遊技制御基板231には、電源投
入時に基本回路253をリセットするための初期リセッ
ト回路266と、電源投入後に基本回路253を定期的
にリセットするための定期リセット回路265と、基本
回路253から与えられるアドレス信号をデコードして
I/Oポート257のうちのいずれかのI/Oポートを
選択するための信号を出力するアドレスデコード回路2
67とが設けられている。
【0074】基本回路253は、電源投入時において、
初期リセット回路266により初期リセットされる。ま
た、電源投入後、基本回路253は、定期リセット回路
265により定期的(例えば、2ms毎)にリセットさ
れ、割込み処理が実行される。これにより、割込み処理
が実行される毎に、ゲーム制御用のプログラムが所定位
置から再度実行される。
【0075】打玉を発射する発射装置500並びに該発
射装置500に打玉を供給する揚送ユニット400は、
発射揚送制御基板291上の回路により、前記発射装置
500の発射に連動して、前記揚送ユニット400が間
歇的にパチンコ球を揚送して発射装置500に揚送球を
供給するように制御される。そして、発射装置500に
よる発射球の発射勢いは、前記操作ノブ205の操作量
に従って発射装置500内部に設けられている発射強度
調整用モータ512の動作が制御され、前記発射用スプ
リング504の付勢力が調節されることで、操作ノブ2
05の操作量に従って調整される。すなわち、発射揚送
制御基板291上の回路によって、操作ノブ205の操
作量に応じた速度で打球が発射されるように制御され
る。
【0076】また、遊技制御基板231から表示制御基
板280には、可変表示装置208の可変表示部209
の表示制御に関する指令情報として、表示制御コマンド
データと、ストローブ信号としての割込信号(以下、表
示制御信号INTともいう)とが伝送される。表示制御
基板280側では、表示制御コマンドデータCDの指令
内容にしたがって、可変表示部209の表示制御を行
う。
【0077】遊技制御基板231からランプ制御基板2
35には、ランプ制御基板235により制御が行われる
遊技効果LED228a、賞球ランプ251、玉切れラ
ンプ252、および、遊技効果ランプ228a、228
bの制御に関する指令情報としてのランプ制御信号等の
情報が伝送される。
【0078】遊技制御基板231から音声制御基板27
0には、音声制御基板270によりスピーカ227から
出力される効果音等の音声の制御に関する指令情報とし
ての音声制御用コマンドデータ等の情報が伝送される。
この音声制御用コマンドデータに応じて、音声制御基板
270内に設けられた音声制御用のマイクロコンピュー
タは、スピーカ227からの効果音の発生等の音声制御
を行う。
【0079】また、基本回路253は、入賞球検出スイ
ッチ299a〜d検出信号と始動入賞口スイッチ217
の検出信号、Vカウントスイッチ222の検出信号、カ
ウントスイッチ223の検出信号に基づいて、所定個数
の賞球を払出すための賞球信号を賞球制御基板237に
出力する。賞球制御基板237では、その出力されてき
た賞球信号に基づいて玉払出装置297を制御して所定
個数の賞球を払出すための制御を行う。
【0080】具体的には、可変入賞球装置219の大入
賞口に入賞した入賞球については1個の入賞球がカウン
トSWに検出されることで例えば15個の賞球が払出さ
れ、始動入賞口214に入賞した入賞球については1個
の入賞球が始動入賞口SWに検出されることでたとえば
5個の賞球が払出され、その他の入賞口224a〜dの
いずれかに入賞した入賞球については入賞球1個が各入
賞口に対応して設けられた入賞球検出SW299a〜d
のいずれかに検出されることでたとえば5個の賞球が払
出されるように制御される。
【0081】このような2種類の個数の賞球を払出制御
するべく、遊技制御基板231は次のように制御動作を
行う。始動入賞口スイッチ217、Vカウントスイッチ
222またはカウントスイッチ223からの検出信号が
入力されると、その検出信号を賞球の払出個数決定の際
に用いる払出個数決定用データとして、スイッチに応じ
た賞球の払出個数別に一時的に内部に記憶する。その
後、入賞球検出スイッチ299a〜dのいずれかの検出
信号が入力されれば、その入力以前に始動入賞口スイッ
チ217からの検出信号があったかどうかを払出個数決
定用データを参照することによって判断し、あった場合
には遊技制御基板231は賞球制御基板237に対し
「5」の賞球個数を払出指令するための賞球指令信号を
出力する。また、カウントスイッチ223またはVカウ
ントスイッチ222からの検出信号があった場合には、
「15」の賞球個数を払出指令するための賞球指令信号
を出力する。一方、入賞球検出スイッチ299a〜dの
いずれかからの検出信号があった場合において、それ以
前に始動入賞口スイッチ217、カウントスイッチ22
3またはVカウントスイッチ222からのいずれかから
も検出信号が入力されていなかった場合には、遊技制御
基板231は「5」の賞球個数の賞球指令信号を賞球制
御基板237に出力する。賞球制御基板237において
は、賞球指令信号に基づいて、玉払出装置297から賞
球を払出させる制御が払出制御用マイクロコンピュータ
により実行される。
【0082】また、満タンスイッチ213からの検出信
号が満タン状態を示している場合には、その状況に応じ
て、賞球禁止指令信号を賞球制御基板237へ送り、玉
払出装置297による賞球の払出しの停止させる。
【0083】また、賞球制御基板237上には、第2情
報出力回路部268が設けられており、これら賞球制御
基板237において制御される賞球の払い出し数の情報
等を外部出力できるようになっている。
【0084】また、賞球制御基板237は、前記カード
ユニット3のカードユニット制御基板(図示略)に設け
られたI/Oポート319に接続ケーブル262並びに
接続コネクタ263(図2、図5参照)を介して接続さ
れており、後述の貸出完了信号(EXS)やパチンコ機
レディー信号(PRDY)が前記カードユニット3に設
けられた後述のマイクロプロセッシングユニット(MP
U)321に出力されるようになっているとともに、前
記カードユニット3のMPU321より出力される後述
のカードユニットレディー信号(BRDY)や貸出要求
完了確認信号(BRQ)が入力されるようになってい
る。
【0085】また、前記操作基板18は、図2並びに図
8に示すように、前記カードユニット3のI/Oポート
319に接続ケーブル262並びに前記接続コネクタ2
63を介して接続されており、前記貸出ボタン16が操
作されて遊技者による玉貸し操作がなされた場合に出力
される貸出入力信号や、返却ボタン15が操作されて遊
技者による後述のカード挿入口314に挿入されたプリ
ペイドカードの返却操作がなされた場合に出力される返
却入力信号が前記カードユニット3のMPU321に出
力されるようになっているとともに、該MPU321か
らは、前記度数表示部17の表示制御を行う度数信号が
入力されるようになっており、これら度数表示部17の
表示制御が前記カードユニット3のMPU321からの
出力信号によって実施されるようになっている。
【0086】次いで、本実施例に用いたカードユニット
3について図1並びに図8に基づき説明すると、該カー
ドユニット3の前面には、図1に示すように、点灯によ
りカードユニット3の動作を報知する動作ランプ301
と、プリペイドカードが使用可能状態であるか否かを表
示する使用可能表示器302と、当該カードユニット3
がいずれの側のパチンコ機2に対応しているか否かを表
示するための連結台方向表示器303と、プリペイドカ
ードを挿入可能とされたカード挿入口314と、が設け
られている。
【0087】このカードユニット3の構成を説明する
と、図8に示すように、前記動作ランプ301や、使用
可能表示器302や、連結台方向表示器303に加え
て、前記カード挿入口314に連設され、挿入されるプ
リペイドカードに記録されている後述の識別情報(I
D)や遊技用価値である度数の読み出し並びに遊技によ
り更新された新たな度数の書き込み等を行うカードリー
ダライタ317と、前記挿入されたプリペイドカードか
ら読み出しおよび書き込まれる度数等を記憶するととも
に、後述するMPU321が実行する制御内容等が記述
された制御プログラム等を記憶する記憶部318と、前
記接続ケーブル262が接続され、前記パチンコ機2の
賞球制御基板237や操作基板18との各種信号の入出
力が行われるI/Oポート319と、通信ケーブルを介
して図示しない管理コンピュータとのデータ通信を行う
ための通信部325と、これら各部並びに前記操作基板
18に実装された度数表示部17の表示制御や入力検出
等を行うMPU321と、を具備しており、これら各部
は図8に示すように接続されている。
【0088】また、これら各カードユニット3は、前述
のように、図示しない管理コンピュータに接続されてお
り、前記プリペイドカードが挿入された場合や、該挿入
されているプリペイドカードから読み出され記憶部31
8に記憶されている度数に変更が加えられた場合や、該
挿入されているプリペイドカードの返却処理並びに回収
処理等が行われた場合に、該プリペイドカードに記録さ
れた後述の識別情報(ID)や度数データ、変更された
新たな度数データ等が前記管理コンピュータに出力され
るようになっている。
【0089】前記カード挿入口312に挿入されるプリ
ペイドカードには、個々のプリペイドカードを識別可能
な識別情報(ID)が付与、記録されているとともに、
前記管理コンピュータにおいてこれらプリペイドカード
のIDと、該当するプリペイドカードが該当する度数と
が対応付けて登録されており、前記プリペイドカードに
記録された識別情報(ID)に基づいて、該プリペイド
カードにより使用可能な度数が、前記管理コンピュータ
にて特定され、該カードユニット3に通知されて前記記
憶部318に記憶されることで、該記憶された度数に基
づき前記パチンコ機2の遊技に使用されるパチンコ玉の
貸出を行う貸出処理が実施可能とされている。
【0090】この貸出処理の制御状況を図9に基づいて
説明すると、まず前記パチンコ機2の賞球制御基板23
7は、該パチンコ機2の球タンク238(図2参照)に
玉が供給されてパチンコ玉の払出が可能な状態となると
スタンバイ状態となり、前記PRDYをLOWとしてカ
ードユニット3のMPU321に出力する(S1)。
【0091】このようにPRDYがLOWとされている
状態において前記貸出ボタン16が操作されると、カー
ドユニット3のMPU321は、前記BRDYをLOW
として前記賞球制御基板237に出力し(S2)、この
状態において、更に前記BRQをLOWとして前記賞球
基板237に出力する(S3)。
【0092】次いで、前記賞球制御基板237は、前記
MPU321より出力されているBRDYを検出してい
る状態においてBRQを検出すると、前記EXSをLO
WとしてMPU321に出力する(S4)。
【0093】該EXSのLOWを検出したMPU321
は、前記BRQの出力をHIGHとし、該BRQのHI
GHを検出した賞球制御基板237は、玉払出装置29
7に玉払出信号を出力し、これに基づき1度数に該当す
る玉数(本実施例では25玉)の払出が実施されるとと
もに、該払出の終了に基づき、前記EXSの出力をHI
GHとする(S5)。
【0094】該EXSのHIGHを検出したMPU32
1は、前記カードユニット3のカード挿入部314に挿
入されているプリペイドカードより読み出されて記憶部
318に記憶されている度数から1度を減算するととも
に、前記度数表示部17に表示されている度数から1度
を減算して表示更新する(S6)。
【0095】MPU321は、これら(S3)〜(S
6)の制御を、1回の貸出ボタン16の操作に基づいて
貸し出される度数分繰返し実施し(図9中においては5
度分)、これら制御が終了した後、BRDYをHIGH
として、貸出処理を完了する(S7)。
【0096】このようにカードユニット3のMPU32
1からBRQが出力される回数に基づき、前記賞球基板
237は1度分に該当する数量(25玉)のパチンコ玉
の貸出を実施するようになっており、このようにして貸
出されたパチンコ玉を使用して遊技者はパチンコ機2に
おける遊技を実施できるようになっている。
【0097】以上説明したように、本実施例の弾球遊技
機であるパチンコ機2によれば、前記発射装置500に
おけるパチンコ球の発射に連動して、揚送路内に間欠的
に供給されるパチンコ球が、パチンコ球が数珠つなぎ状
態ではない単独状態にて揚送されて発射装置500に供
給されるようになるため、揚送路内部に滞留する遊技球
を、最小限(本実施例では2つ)とすることができるた
め、これら揚送路内部に滞留するパチンコ球を返却する
ための機構を、別途設ける必要がなく、これら返却機構
を設けること等に伴うコスト上昇を抑えることができ
る。
【0098】前記実施例における各要素は、本発明に対
して以下のように対応している。本発明の請求項1は、
弾球遊技機(パチンコ機2)の上部側方位置に設けら
れ、遊技盤206の盤面上に形成された遊技領域207
内に遊技球を打ち出すための発射装置500と、弾球遊
技機(パチンコ機2)の下方位置に設けられ、遊技に使
用するための遊技球を貯留するための打球供給皿203
と、該打球供給皿203に貯留されている遊技球を、前
記発射装置500おける遊技球の発射に連動させて、後
続の遊技球に押上げられることなく単独状態にて該発射
装置500に揚送して供給するための揚送手段(揚送ユ
ニット400)を、を備え、前記揚送手段(揚送ユニッ
ト400)を前記遊技盤206の前面を覆うように開閉
自在に設けられているガラス扉枠202の内方で、且つ
前記遊技盤206に向かって左側方部に配置した。
【0099】本発明の請求項2は、前記揚送手段(揚送
ユニット400)は、遊技球を単独状態で揚送するため
の揚送路と、該揚送路に前記発射装置500における遊
技球の発射に連動して間欠的に遊技球を供給する揚送球
供給部(球供給スプロケット413)とを有し、前記揚
送路と前記揚送球供給部(球供給スプロケット413)
の動力が同一の動力源(駆動モータ410)から供給さ
れている。
【0100】本発明の請求項3は、少なくとも前記揚送
路の動力を供給するための駆動モータ410を、前記揚
送路の下端部に有する。
【0101】以上、本発明の実施形態を図面により前記
実施例にて説明してきたが、本発明はこれら各実施例に
限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範
囲における変更や追加があっても本発明に含まれること
は言うまでもない。
【0102】例えば、前記実施例においては、揚送手段
として揚送スクリュー403にてパチンコ球を単独揚送
するようにしているが、本発明はこれら揚送スクリュー
403による揚送ユニット400に限定されるものでは
なく、これら揚送手段としては、パチンコ球を単独状態
にて揚送可能なもの、例えばリニア揚送装置のように、
着磁位置を順次移動させることでパチンコ球を揚送する
ものや、パチンコ球を収容する収容バケットを回動ベル
ト等に設けたリフト揚送装置等の揚送装置を使用しても
良い。
【0103】また、前記実施例では、発射装置500に
おいて、球リフトアーム502を用いて、所定の発射位
置へ揚送球を誘導するようにしているが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、これら球リフトアーム50
2を有しない構成としても良い。
【0104】また、前記実施例では、図3に示すよう
に、遊技盤206の下方に露出する遊技盤取付板に誘導
傾斜樋283を設けたが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、これら誘導傾斜樋283を前記打球供給皿
203と一体に形成してコスト低減を図るようにしても
良い。
【0105】また、前記実施例では、揚送路内に存在す
るパチンコ球を2つとしているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、十分な揚送速度が得られる場合
は、これら揚送路内に存在するパチンコ球を1つ或いは
0とするようにしても良い。
【0106】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。 (a)請求項1の発明によれば、前記発射装置における
遊技球の発射に連動して間欠的に供給される遊技球が、
後続の遊技球に押上げられることなく単独状態にて揚送
されて発射装置に供給されるようになるため、揚送手段
内部に滞留する遊技球を、現行の弾球遊技機と同様に最
小限とすることができ、よって揚送手段内部に滞留する
遊技球を返却するための機構を設ける必要がなく、機構
の複雑化によるコスト上昇を抑えることができるととも
に、遊技盤の裏面側に配置形成される流路部材等の制約
を受けることなく揚送手段を設置できるばかりか、揚送
手段の不具合への対応やメンテナンスを、前記ガラス扉
枠を開放することで迅速かつ簡便に実施できる。
【0107】(b)請求項2の発明によれば、動力源の
数が低減することでコストを低減できるとともに、これ
ら前記揚送路と前記揚送球供給部の同期制御を容易且つ
確実に実施できる。
【0108】(c)請求項3の発明によれば、揚送路か
ら発射装置への遊技球の排出機構や接続形態を簡素化で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施例の弾球遊技機並びにカー
ドユニットを示す正面図である。
【図2】本発明における実施例の弾球遊技機並びにカー
ドユニットを示す背面図である。
【図3】本発明における実施例の弾球遊技機におけるガ
ラス扉枠を外した状態を示す図である。
【図4】本発明の実施例におけるパチンコ機の操作部の
上面図である。
【図5】本発明における実施例のパチンコ機における機
構板によるパチンコ球流路を示す図である。
【図6】本発明における実施例のパチンコ機における機
構板を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施例におけるパチンコ機の構成を示
すブロック図である。
【図8】本発明の実施例におけるパチンコ機とカードユ
ニットとの接続状況並びに該カードユニットの構成を示
すブロック図である。
【図9】本発明の実施例におけるパチンコ機の賞球制御
基板とカードユニットとから出力される各信号の出力状
況を示す図である。
【図10】本発明の実施例のパチンコ機に用いた払出装
置を示す図である。
【図11】(a)、(b)は、本発明の実施例のパチン
コ機における払出状況の説明図である。
【図12】(a)は、本発明の実施例に用いた揚送装置
並びに発射装置を示す側断面詳細図である。(b)は、
本発明の実施例に用いた揚送装置のb−b断面を示す図
である。
【図13】(a)〜(c)は、本発明の実施例に用いた
発射装置の発射動作を示す図である。
【図14】(a)〜(c)は、本発明の実施例に用いた
発射装置におけるファール球の取込状況を示す図であ
る。
【符号の説明】
2 パチンコ機(弾球遊技機) 202 ガラス扉枠 203 打球供給皿 204 余剰球受皿 206 遊技盤 207 遊技領域 285 待機球返却部 400 揚送ユニット 410 駆動モータ 413 球供給スプロケット 500 発射装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾球遊技機の上部側方位置に設けられ、
    遊技盤の盤面上に形成された遊技領域内に遊技球を打ち
    出すための発射装置と、弾球遊技機の下方位置に設けら
    れ、遊技に使用するための遊技球を貯留するための打球
    供給皿と、該打球供給皿に貯留されている遊技球を、前
    記発射装置における遊技球の発射に連動させて、後続の
    遊技球に押上げられることなく単独状態にて該発射装置
    に揚送して供給するための揚送手段と、を備え、前記揚
    送手段を前記遊技盤の前面を覆うように開閉自在に設け
    られているガラス扉枠の内方で、且つ前記遊技盤に向か
    って左側方部に配置したことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記揚送手段は、遊技球を単独状態で揚
    送するための揚送路と、該揚送路に前記発射装置におけ
    る遊技球の発射に連動して間欠的に遊技球を供給する揚
    送球供給部とを有し、前記揚送路と前記揚送球供給部の
    動力が同一の動力源から供給されている請求項1に記載
    の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 少なくとも前記揚送路の動力を供給する
    ための駆動モータを、前記揚送路の下端部に有する請求
    項2に記載の弾球遊技機。
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