JP2003325210A - バンドとこのバンドとケースの連結構造 - Google Patents

バンドとこのバンドとケースの連結構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外観品質が良好で、バンド組立作業性に優
れ、且つ、凸駒に凹駒を碓実に連結固定することのでき
るバンドとそのバンドとケースの連結構造を提供する。 【解決手段】 両端が円柱状の凸部からなる凸駒と、両
端が円筒状の凹部からなる凹駒を複数個使用し、前記凸
部と前記凹部をスライド係合させて成るバンドにおい
て、凸駒11のバンド長手方向に、係合部材13を固定
し、前記凸駒11と凹駒12、12Aとの連結固定する
ための係合凹部15を設け、前記凸駒11により連結さ
れた前記凹駒12と隣接凹駒12Aの相対する部分で表
面から凹部12a、12bに向かって前記凸駒11の係
合凹部15に前記係合部材13を係合固定できるように
するための切欠部14a、14bが設けられていること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、凸駒と凹駒とをス
ライド係合させて成るバンドとこのバンドとケースの連
結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、両端が円柱状の凸部からなる凸駒
と、両端が円筒状の凹部からなる凹駒を複数個使用し、
前記凸部と前記凹部とをスライド係合させて成るバンド
の駒連結構造として、公開実用新案公報(実開平01−
119511号)に開示されたものがある。以下、図2
8を用いて簡単に説明する。図28(a)は、このバン
ドの駒連結構造を示す斜視図、図28(b)は、図28
(a)におけるA-A断面図である。図28に示すよう
に凸駒2のバンド短手方向の中央に複数の穴2bが設け
られ、この凸駒2に複数の凹駒1をスライド係合させた
後、前記凹駒1の裏面のカシメ部3より凹部1a方向に
力を加え、前記凸駒2の穴2bにカシメ固定することで
連結がなされている。
【0003】又、その他の連結構造としては、図29に
示すように、凹駒4の裏面より凹部方向にネジ穴4aが
設けられ、このネジ穴4aにネジ5を螺合させ、ネジ5
の先端を凸駒2の穴2b内に係合することで連結がなさ
れているものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
バンドの連結構造において、凸駒と凹駒とをカシメ固定
している場合には、以下のような問題があった。 (1)凸駒に設けた穴位置を凹駒から見極めることが難
しく、凹駒を完全にカシメ固定することが出来ないもの
が発生し、機能品質に問題があった。 (2)凸駒2に設けた穴2bの位置を凹駒1から見つけ
るため、組立作業性が悪く、量産性に間題があった。 (3)凹駒1の裏面のカシメ部3に凹みができ、デザイ
ン的にも悪く、外観品質の悪いものとなっていた。
【0005】又、その他の連結構造の例で、凸駒と凹駒
とをネジ固定している場合には、以下のような問題があ
った。 (1)凹駒4の裏面にネジ穴4a、又はネジ5が見え、
デザイン的にも悪く、外観品質の悪いものとなってい
た。 (2)ネジ5を数多く使用するため、コストが高くなる
という問題があった。
【0006】本発明の目的は、上記従来の間題点を解決
し、外観品質が良好で、バンド組立作業性に優れ、且
つ、凸駒に凹駒を碓実に連結固定することのできるバン
ドとそのバンドとケースの連結構造を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1の発明に係わるバンド
は、両端が円柱状の凸部からなる凸駒と、両端が円筒状
の凹部からなる凹駒を複数個使用し、前記凸部と前記凹
部をスライド係合させて成るバンドにおいて、凸駒に、
係合部材を固定し、前記凸駒と前記凹駒とを連結固定す
るための係合凹部を設け、前記凸駒により連結された前
記凹駒と隣接凹駒の相対する部分で表面から凹部に向か
って前記凸駒の係合凹部に前記係合部材を係合固定でき
るようにするための切欠部が設けられていることを特徴
とする。
【0008】また、本発明のうちで請求項2の発明に係
わるバンドとケースの連結構造は、請求項1記載のバン
ドの先カンをケースの側壁に形成されたカン足にスライ
ド係合されてなるバンドとケースの連結構造において、
バンド短手方向に円柱状の凸部を有する前記カン足に、
係合部材を固定し、前記カン足と前記バンドの先カン凹
駒とを連結固定するための係合凹部を設け、前記バンド
の先カン凹駒の表面から凹部に向かって前記カン足の係
合凹部に前記係合部材を係合固定できるようにするため
の切欠部が設けられていることを特徴とする。
【0009】また、本発明のうちで請求項3の発明に係
わるバンドとケースの連結構造は、請求項1記載のバン
ドの先カンをケースの側壁に形成されたカン足にスライ
ド係合させてなるバンドとケースの連結構造において、
前記バンドの先カン凸駒に、係合部材を固定し、前記先
カン凸駒とバンド短手方向に円筒状の凹部を有するカン
足とを連結固定するための係合凹部を設け、前記カン足
の表面から凹部に向かって前記先カン凸駒の係合凹部に
前記係合部材を係合固定できるようにするための切欠部
が設けられていることを特徴とする。
【0010】また、本発明のうちで請求項4の発明に係
わるバンドとこのバンドとケースの連結構造は、請求項
1、請求項2または請求項3記載のバンドとこのバンド
とケースの連結構造において、前記係合凹部の相対する
内壁が、立上がり部から上方に向かって内側に傾斜する
斜面となっていることを特徴とする。
【0011】また、本発明のうちで請求項5の発明に係
わるバンドとこのバンドとケースの連結構造は、請求項
1乃至請求項4のいずれかに記載のバンドとこのバンド
とケースの連結構造において、前記係合凹部の内壁に係
合する前記係合部材の相対する外壁の少なくとも一部
が、立上がり部から上方に向かって内側に傾斜する斜面
となっていることを特徴とする。
【0012】また、本発明のうちで請求項6の発明に係
わるバンドとこのバンドとケースの連結構造は、請求項
1乃至請求項5のいずれかに記載のバンドとこのバンド
とケースの連結構造において、前記係合部材と前記係合
凹部と前記切欠部の外形形状の関係が、 係合部材>係合凹部>切欠部 であることを特徴とする。
【0013】また、本発明のうちで請求項7の発明に係
わるバンドとこのバンドとケースの連結構造は、請求項
1乃至請求項6のいずれかに記載のバンドとこのバンド
とケースの連結構造において、前記係合部材が、表面に
仕上げ加工が施され、装飾部材としての機能を持ってい
ることを特徴とする。
【0014】また、本発明のうちで請求項8の発明に係
わるバンドは、請求項1記載のバンドにおいて、前記凹
駒の切欠部と前記凸駒の係合凹部に固定した係合部材と
の間に隙間を設け、前記係合部材を前記係合凹部より係
合解除できるようにし、前記凸部と前記凹部とのスライ
ド係合の解除をできるようにしたことを特徴とする。
【0015】また、本発明のうちで請求項9の発明に係
わるにバンドとケースの連結構造は、請求項2記載のバ
ンドとケースの連結構造おいて、前記カン足の係合凹部
と該係合凹部に固定した前記係合部材との間に隙間を設
け、前記係合部材を前記係合凹部より係合解除できるよ
うにし、前記カン足と前記バンドの先力ン凹駒とのスラ
イド係合の解除をできるようにしたことを特徴とする。
【0016】また、本発明のうちで請求項10の発明に
係わるバンドは、請求項3記載のバンドにおいて、前記
バンドの凹駒と前記カン足の相対する部分に隙間を設
け、前記係合部材を前記係合凹部より係合解除できるよ
うにし、前記カン足と前記バンドの先カン凸駒とのスラ
イド係合の解除をできるようにしたことを特徴とする。
【0017】また、本発明のうちで請求項11の発明に
係わるバンドは、両端が円柱状の凸部からなる凸駒と、
両端が円筒状の凹部からなる凹駒を複数個使用し、前記
凸部と前記凹部をスライド係合させて成るバンドにおい
て、凸駒のバンド長手方向に、バネ棒の一端を係合固定
し、前記凸駒と前記凹駒とを連結固定するための係合段
部を設け、前記凹駒の凹部からバンド長手方向に形成さ
れた貫通孔に前記バネ棒を挿入し、前記凹駒に前記凸駒
の凸部をスライド係合させ前記バネ棒の一端を前記係合
段部に係合させたことを特徴とする。
【0018】また、本発明のうちで請求項12の発明に
係わるバンドとケースの連結構造は、請求項11記載の
バンドの先カンをケースの側壁に形成されたカン足にス
ライド係合させてなるバンドとケースの連結構造におい
て、バンド短手方向に円柱状の凸部を有する前記カン足
に、バンド長手方向にバネ棒の一端を係合固定し、前記
カン足と前記バンドの先カン凹駒との連結固定するため
の係合段部を設け、前記バンドの先カン凹駒の凹部から
バンド長手方向に形成された貫通孔に前記バネ棒を挿入
し、前記カン足に前記先カン凹駒をスライド係合させ前
記バネ棒の一端を前記係合段部に係合させたことを特徴
とする。
【0019】また、本発明のうちで請求項13の発明に
係わるバンドとケースの連結構造は、請求項11記載の
バンドの先カンをケースの側壁に形成されたカン足にス
ライド係合させてなるバンドとケースの連結構造におい
て、前記バンドの先カン凸駒に、バンド長手方向にバネ
棒の一端を係合固定し、前記先カン凸駒とバンド短手方
向に円筒状の凹部を有するカン足とを連結固定するため
の係合段部を設け、前記カン足の凹部からバンド長手方
向に形成されためくら孔に前記バネ棒を挿入し、前記先
カン凸駒に前記カン足をスライド係合させ前記バネ棒の
一端を前記係合段部に係合させたことを特徴とする。
【0020】また、本発明のうちで請求項14の発明に
係わるバンドは、両端が円柱状の凸部からなる凸駒と、
両端が円筒状の凹部からなる凹駒を複数個使用し、前記
凸部と前記凹部をスライド係合させて成るバンドにおい
て、前記凸駒の端部に外駒を形成した外凸駒に、バンド
長手方向にバネ棒の一端を係合固定し、前記外凸駒と前
記凹駒との連結固定するための係合段部を設け、前記凹
駒の凹部からバンド長手方向に形成された複数の貫通孔
に前記バネ棒を挿入し、前記凹駒の両端より前記外凸駒
の凸部をスライド係合させ前記バネ棒の一端を前記係合
段部に係合させたことを特徴とする。
【0021】また、本発明のうちで請求項15の発明に
係わるバンドとケースの連結構造は、請求項14記載の
バンドの先カンをケースの側壁に形成されたカン足にス
ライド係合させてなるバンドとケースの連結構造におい
て、前記バンドの先カン外凸駒に、バンド長手方向にバ
ネ棒の一端を係合固定し、前記先カン外凸駒とバンド短
手方向に円筒状の凹部を有するカン足とを連結固定する
ための係合段部を設け、前記カン足の凹部からバンド長
手方向に形成された複数のめくら孔に前記バネ棒を挿入
し、前記先カン外凸駒に前記カン足をスライド係合させ
前記バネ棒の一端を前記係合段部に係合させたことを特
徴とする。
【0022】また、本発明のうちで請求項16の発明に
係わるバンドは、請求項11または請求項14記載のバ
ンドにおいて、前記凹駒の裏面に、凹部及び貫通孔に連
通する切欠部が設けられ、該切欠部よりバネ棒を操作す
ることにより前記凸部と前記凹部とのスライド係合の解
除をできるようにしたことを特徴とする。
【0023】また、本発明のうちで請求項17の発明に
係わるバンドとケースの連結構造は、請求項12記載の
バンドとケースの連結構造において、前記先カン凹駒の
裏面に、凹部及び貫通孔に連通する切欠部が設けられ、
該切欠部よりバネ棒を操作することにより前記カン足と
前記バンドの先カン凹駒とのスライド係合の解除をでき
るようにしたことを特徴とする。
【0024】また、本発明のうちで請求項18の発明に
係わるバンドとケースの連結構造は、請求項13記載の
バンドとケースの連結構造において、前記カン足の裏面
に、凹部及びめくら孔に連通する切欠部が設けられ、該
切欠部よりバネ棒を操作することにより前記カン足と前
記バンドの先カン凸駒とのスライド係合の解除をできる
ようにしたことを特徴とする。
【0025】また、本発明のうちで請求項19の発明に
係わるバンドとケースの連結構造は、請求項15記載の
バンドとケースの連結構造において、前記カン足の裏面
に、凹部及びめくら孔に連通する切欠部が設けられ、該
切欠部よりバネ棒を操作することにより前記カン足と前
記バンドの先カン外凸駒とのスライド係合の解除をでき
るようにしたことを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1の実施形態を図1から図6を用いて詳細に説明
する。図1は、第1の実施形態におけるバンドの連結構
造を示す分解斜視図である。本実施形態におけるバンド
の連結構造は、両端が円筒状の凹部12a、12bから
なりバンド長手方向に切欠部14a、14bを有するる
凹駒12、12Aと、両端が円柱状の凸部11a、11
bからなり係合凹部15を有する凸駒11とをスライド
係合させた後、係合部材13を前記切欠部14a、14
bに挿入し且つ前記係合凹部15に係合固定することを
特徴とする。以下、図面に基づいて詳述する。
【0027】図1に示すように、本実施形態におけるバ
ンドの連結構造は、2個の凹駒12、12Aを隣接配置
し、凹駒12の凹部12a及び凹駒12Aの凹部12b
と、前記凸駒11の凸部11a、11bとを矢印Aの方
向にスライド係合させることによって前記2個の凹駒1
2、12Aを連結する。前記凸駒11には前記係合部材
13を固定するための係合凹部15が設けられている。
この係合凹部15は、前記凹駒の凹部12a、12bに
係合された状態において、前記凹駒12の裏面12c側
となるように形成されている。
【0028】又、前記連結された前記凹駒12と隣接凹
駒12Aとの裏面側で且つ相対する部分に切欠部14
a、14bが設けられている。この切欠部14a、14
bに前記係合部材13を挿入し、凹駒12の裏面12c
から凹部12a、12bに向かって(矢印Bの方向)前
記係合部材13を押圧して、前記凸駒11の係合凹部1
5に前記係合部材13を係合固定する。これによって、
2個の凹駒12、12Aと凸駒11が連結固定される。
同様に複数の凸駒と凹駒とが連結され一連のバンドが構
成される。
【0029】図2は連結された状態のバンドの一部を示
す図で、図2(a)はバンドの斜視図、図2(b)は、
図2(a)におけるA−A断面図である。図2に示すよ
うに前記凸駒11の係合凹部15には、バンドの短手方
向の両内壁に斜面15a、15bが形成されている。一
方、係合部材13のバンドの短手方向の両外壁には斜面
13a、13bが形成されている。前記係合部材13の
両外壁の斜面13a、13bと、前記凸駒11における
係合凹部15の両内壁の斜面15a、15bとが、所謂
喰付き構造となるように各部の寸法が設定されている。
このため前記係合部材13を前記凸駒11の係合凹部1
5に押圧、係合固定させることにより、凸駒11と凹駒
12、12Aとが連結される。
【0030】図3は同じく連結された状態のバンドの一
部を示す図で、図3(a)は、バンドの平面図、図3
(b)は、図2(a)におけるB−B断面図である。図
3に示すように、前記凸駒の係合凹部15と前記凹駒1
2、12Aの切欠部14a、14bは、係合された状態
において、その平面上の位置が重畳するようにそれぞれ
形成されている。又、前記凹駒12と隣接凹駒12Aと
の相対する部分に設ける前記切欠部14a、14bと、
前記凸駒11の係合凹部15に固定した係合部材13と
のバンド短手方向の間に隙間Wが設けられており、前記
係合部材13を前記凸駒11の係合凹部15より係合解
除し、前記凸駒11の凸部11a、11bと前記凹駒1
2及び隣接凹駒12Aの凹部12a、12bとのスライ
ド係合の解除ができるように構成されている。
【0031】例えば、前記隙間Wにマイナスドライバー
のような簡単な工具を差し込み前記係合部材13に押し
当てて、前記係合部材13をバンド短手方向の外側から
内側に向かって押圧しながら前記凹駒12の裏面12c
の方向に、押し上げることにより、前記係合部材13と
凸駒11の係合凹部15との喰付きを解除することが出
来る。その後、前記凹駒12、12Aの凹部12a、1
2bから凸駒11の凸部11a、11bをスライドさせ
抜き取ることにより、前記連結されているバンドの駒の
係合を解除することが出来る。
【0032】次に、各構成要素について説明する。図4
は凹駒を示し、図4(a)は凹駒の斜視図、図4(b)
は、図4(a)におけるC−C断面図である。図4に示
すように、凹駒12は金属からなりバンド長手方向の両
端に円筒状の凹部12a、12bが形成されている。
又、前記凹駒12のバンド長手方向の両端で且つ裏面1
2c側に切欠部14a、14bが設けられている。この
切欠部14a、14bは、凹駒12の裏面12cから凹
部12a、12bに向かって前記凸駒11の係合凹部1
5に前記係合部材13を係合固定できるようにするため
に設けられている。
【0033】図5は前記凸駒を示す図で、図5(a)は
凸駒の斜視図、図5(b)は、図5(a)におけるD−
D断面図、図5(c)は、図5(b)におけるA部の部
分拡大断面図である。図5に示すように、凸駒11は金
属からなりバンド長手方向の両端に円柱状凸部11a、
11bが形成されている。又、前記凸駒11には前記係
合部材13を固定するための係合凹部15が設けられて
いる。更に、前記係合凹部15には、バンドの短手方向
の相対する両内壁に立上がり部から上方に向かって内側
に傾斜する斜面15a、15bが形成されている。
【0034】図6は係合部材を示し、図6(a)は係合
部材の平面図、図6(b)は側面図、図6(c)は正面
図である。図6に示すように係合部材13は金属からな
り平面形状が四辺形で板状の形状をなしている。又、バ
ンド短手方向の相対する外壁の一部に立上がり部から上
方に向かって内側に傾斜する斜面13a、13bが形成
されている。又、前記外壁は立上がり部から上面まで全
て斜面となっていても差し支えない。前記斜面13a、
13bは、前記凸駒11の係合凹部15の内壁に形成さ
れている斜面15a、15bに係合する部分である。こ
の係合部材13のバンド短手方向の相対する外壁間の長
さdは、前記凸駒11の係合凹部15の内壁間の長さc
(図5に示す)よりも僅かに大きく設定されており、そ
の寸法値は凸駒11の係合凹部15に前記係合部材13
が係合固定されるように設定されている。又、係合部材
13のバンド長手方向の幅eは、バンドの外観を考慮し
て前記凹駒12の切欠部14a、14の奥行きb(図4
に示す)より大きく設定されている。
【0035】以上のように本実施形態におけるバンドの
連結構造においては前記係合部材と前記係合凹部と前記
切欠部の外形形状の関係が、 係合部材>係合凹部>切欠部 の条件を満たすように各部の寸法が設定されている。
【0036】以上のように、本実施形態におけるバンド
によれば、凹駒12、12Aの凹部12a、12bと、
凸駒11の凸部11a、11bとをスライド係合させた
後、係合部材13を前記凹駒の切欠部14a、14bに
挿入すると共に前記凸駒の係合凹部15に係合固定する
ことにより、凸駒11と凹駒12、12Aとを簡単に且
つ、碓実に連結固定することができる。又、前記切欠部
14a、14bと前記係合部材13との間に設ける隙間
Wからマイナスドライバーのような簡単な工具を用いて
前記係合部材13を押し上げることにより、係合部材1
3と凸駒の係合凹部14a、14bとの係合を簡単に解
除することが出来る。この結果、外観品質が良好で、バ
ンド組立作業性に優れ、且つ、凸駒に凹駒を碓実に連結
固定することのできるバンドを提供することが出来る。
【0037】(第2の実施の形態)以下、本発明の第2
の実施形態を図7に基づいて説明する。図7は、本実施
形態における連結された状態のバンドを示す斜視図であ
る。図7に示すように、本実施形態におけるバンドの連
結構造は、係合部材がバンドの表面側に配置されており
且つ係合部材の表面に模様が形成されている点が第1の
実施形態と異なっており、その他は、第1の実施形態と
同様である。
【0038】図7に示すように、本実施形態におけるバ
ンドの連結構造は、2個の凹駒22、22Aを隣接配置
し、凹駒22の凹部22a及び凹駒22Aの凹部22b
と、前記凸駒21の凸部21a、21bとをスライド係
合させることによって前記2個の凹駒22、22Aを連
結する。前記凸駒21は、第1の実施形態と同様に前記
係合部材23を固定するための係合凹部(図示せず)が
設けられているが、前記凹駒の凹部22a、22bに係
合された状態において、バンドの表側、即ち前記凹駒2
2の表面22c側となるように形成されている。
【0039】又、前記連結された前記凹駒22と隣接凹
駒22Aとの表面側で且つ相対する部分に切欠部24
a、24bが設けられている。この切欠部24a、24
bに前記係合部材23を挿入すると共に、前記凹駒22
の表面22c側から凹部22a、22bに向かって前記
係合部材23を押圧して、前記凸駒21の係合凹部(図
示せず)に前記係合部材23を係合固定する。これによ
って、凹駒22、22Aと凸駒21が連結固定される。
又、前記係合部材23の表面は仕上げ加工が施され、装
飾部材としての模様が形成されている。尚、その他の連
結構造の詳細については、第1の実施形態と同様である
ため説明を省略する。
【0040】以上のように本実施形態におけるバンドに
よれば係合部材23がバンドの表側に設けられており、
バンドのデザインに合わせて様々の仕上げ加工や模様を
係合部材23の表面に形成することが出来、バンドのデ
ザインバリエーションを広げることが可能となる。又、
本実施形態においても第1実施形態と同様の効果を得る
ことが出来る。
【0041】(第3の実施の形態)以下、本発明の第3
の実施形態を図8、図9、図10に基づいて説明する。
図8は、第3の実施形態におけるバンドとケースの連結
構造を示す分解斜視図である。図8に示すように、本実
施形態におけるバンドとケースの連結構造は、第1の実
施形態におけるバンドの先カン凹駒18をケース10の
側壁に形成されたカン足16にスライド係合させ、係合
部材13を前記カン足の係合凹部17に係合固定するこ
とを特徴とする(尚、前記先カン凹駒18は、第1の実
施形態におけるバンドの凹駒と同様である)。以下、図
面に基づいて説明する。
【0042】図8に示すように、バンドの先カン凹駒1
8の凹部18aと、前記ケース10におけるカン足16
の凸部16aとをスライド係合させることによって前記
先カン凹駒18とカン足16とを連結する。前記カン足
16には前記係合部材13を固定するための係合凹部1
7が設けられている。この係合凹部17は、ケース10
の下面側に形成されている。又、前記バンドの先カン凹
駒18の裏面から凹部18aに向かって前記カン足16
の係合凹部17に前記係合部材13を係合固定できるよ
うにするための切欠部14aが設けられている。この切
欠部14a及び前記カン足の係合凹部17に前記係合部
材13を挿入し、前記先カン凹駒18の裏面から凹部1
8aに向かって前記係合部材13を押圧して、前記カン
足16の係合凹部17に前記係合部材13を係合固定す
る。これによって、バンドの先カン凹駒18とケースの
カン足16とが連結固定される。
【0043】図9は連結された状態のバンドとケースの
連結構造を示す図で、図9(a)はバンドとケースの斜
視図、図9(b)は、図9(a)におけるE−E断面図
である。図9に示すように前記カン足16の係合凹部1
7には、バンドの短手方向の両内壁に斜面17a、17
bが形成されている。前記係合部材13の両外壁の斜面
13a、13bと、前記カン足16における係合凹部1
7の両内壁の斜面17a、17bとが、所謂喰付き構造
となるように各部の寸法が設定されている。このため前
記係合部材13を前記カン足16の係合凹部17に押
圧、係合固定させることにより、カン足16とバンドの
先カン凹駒18とが連結固定される。
【0044】又、前記カン足の係合凹部17と、該係合
凹部17に固定した前記係合部材13との間には隙間t
が設けられており、第1実施形態と同様にマイナスドラ
イバーのような簡単な工具を用いて前記係合部材13を
前記係合凹部17より係合解除できるようにし、前記カ
ン足16と前記バンドの先力ン凹駒18とのスライド係
合の解除ができるように構成されている。
【0045】尚、本実施形態の他の例を図10に示す。
本例のバンドとケースの連結構造は、第1の実施形態に
おけるバンドの先カン凸駒19の凸部19aをケース2
0の側壁に形成されたカン足26の円筒状の凹部26a
にスライド係合させ、係合部材13を前記カン足26に
設ける切欠部27及びバンドの凹駒12Aの切欠部14
aに挿入すると共にケース下面から凹部26aの方向に
押圧し前記先カン凸駒19の係合凹部15に係合固定す
るものである。又、第1の実施形態と同様に前記ケース
のカン足26と隣接するバンドの凹駒12Aとの相対す
る部分に前記カン足26の切欠部27及び前記凹駒12
Aの切欠部14aと前記先カン凸駒19の係合凹部15
に係合固定した係合部材13とのバンド短手方向の間に
隙間が設けられており、前記係合部材13を前記先カン
凸駒19の係合凹部15より係合解除し、前記先カン凸
駒19の凸部19aと前記カン足26の凹部26aとの
スライド係合の解除ができるようにし、ケースのカン足
26と前記バンドの先カン凸駒19とのスライド係合の
解除ができるように構成されている。
【0046】以上のように、本実施形態におけるバンド
とケースの連結構造よれば、ケースのカン足とバンドの
先カンとを簡単に且つ、碓実に連結固定することのでき
る。又、連結の解除も第1の実施形態と同様簡単に出来
る。この結果、外観品質が良好で、ケースとバンドの取
付作業性に優れ、且つ、ケースとバンドとを碓実に連結
固定することのできるバンドとケースの連結構造を提供
することが出来る。
【0047】(第4の実施の形態)以下、本発明の第4
の実施形態を図11から図16を用いて説明する。図1
1は、第4の実施形態におけるバンドの連結構造を示す
分解斜視図である。本実施形態におけるバンドは、両端
が円柱状の凸部31a、31bからなる凸駒31と、両
端が円筒状の凹部32a、32bからなる凹駒32と、
バネ棒35とを複数個使用する。又、前記凸駒31に
は、バンド長手力向に、バネ棒35の一端を係合固定
し、前記凸駒31と凹駒32との連結固定するための係
合段部33a、33bが設けられており、前記凹駒32
には、凹部32bからバンド長手方向に貫通孔36が形
成されている。
【0048】又、本実施形態におけるバンドの連結構造
は、前記凹駒32の貫通孔36に前記バネ棒35を挿入
し、前記凹駒32の凹部32a、32bに凸駒31Aの
凸部31b、前記凸駒31の凸部31aをそれぞれスラ
イド係合させ前記バネ棒35の一端35a、他端35b
を前記凸駒31Aの係合段部33b、前記凸駒31の係
合段部33aにそれぞれ係合させることにより前記凸駒
31、31Aと前記凹駒32とを連結固定することを特
徴とする。以下、図面に基づいて詳述する。
【0049】図11に示すように、本実施形態における
バンドの連結構造は、一方の凸駒31の凸部31bと、
凹駒32の凹部32aとをスライド係合させた後、前記
凹駒32の凹部32bから前記貫通孔36にバネ棒35
を挿入する。この時、前記バネ棒の35の一端35a
は、一方の凸駒31の係合段部33bに係合される。次
に、前記凹駒32の凹部32bに他方凸駒31Aの凸部
31aをスライド係合させ前記バネ棒35の他端35b
を他方の凸駒31Aの係合段部33aに係合固定する。
これによって、凹駒32と凸駒31、31Aが連結固定
される。同様に複数の凸駒と凹駒とが連結され一連のバ
ンドが構成される。
【0050】図12は連結された状態のバンドの一部を
示す図で、図12(a)はバンドの斜視図、図12
(b)は、図12(a)におけるF−F断面図である。
図12に示すように前記凸駒の係合段部33a、33b
は、凹駒32とスライド係合された状態において凹駒の
貫通孔36に対応する位置に設けられている。又、前記
凹駒32の貫通孔36に挿入されているバネ棒35の内
部には、バネ(図示せず)が配置されており、前記バネ
棒35の両端35a、35bは、出入りが自由で且つ常
に外側に向かって付勢されている。このため前記バネ棒
35の両端35a、35bが前記凸駒31の係合段部3
3bと前記31Aの係合段部33aに、それぞれ係合さ
れる。この結果、前記凸駒31、31Aと凹駒32のス
ライドが固定されることになる。
【0051】又、前記凹駒32の裏面32cには、凹部
32b及び貫通孔36に連通する切欠部34が設けら
れ、この切欠部34よりバネ棒35を操作することによ
り前記凸駒31と前記凹駒32とのスライド係合の解除
をできるようになっている。例えば、前記凹駒32の切
欠部34に細い丸棒状の工具を差し込み前記バネ棒35
の一端35bを押圧しながら前記凸駒31Aをスライド
させることにより、前記凹駒32と凸駒31Aとの係
合、或いは、係合解除が出来る用になっている。
【0052】次に、各構成要素について簡単に説明す
る。図13は凹駒を示し、図13(a)は凹駒の平面
図、図13(b)は側面図、図13(c)正面図であ
る。図13に示すように、凹駒32は金属からなりバン
ド長手方向の両端に円筒状の凹部32a、32bが形成
されている。又、前記凹駒32のバンド長手方向に前記
凹部32a、32bと連通する貫通孔36が設けられて
いる。この貫通孔36はバネ棒35を挿入出来るように
内径寸法が設定されている。又、裏面32cには、凹部
32b及び貫通孔36に連通する切欠部34が設けら
れ、この各部の寸法は、所定の工具を用いてバネ棒35
を操作し、前記凸駒31と前記凹駒32とのスライド係
合、或いは解除が出来るように各部の寸法が設定されて
いる。
【0053】図14は前記凸駒を示す図で、図14
(a)は凸駒の斜視図、図14(b)は、平面図であ
る。図14に示すように、凸駒31は金属からなりバン
ド長手方向の両端に円柱状の凸部31a、31bが形成
されている。又、前記凸駒31にはバンド長手方向の両
端に前記バネ棒35の一端を係合固定し、凹駒32との
連結固定するための係合段部33a、33bを設けられ
ている。この係合段部33a、33bの大きさは、前記
バネ棒35の一端35a、35bが係合出来るようにバ
ネ棒の一端35a、35bの外径より僅かに大きく設定
されている。尚、バネ棒35については、バンドとケー
スの係合に一般的に使用されているものと構造が同様で
あり、説明は省略する。
【0054】次に凹駒と凸駒の係合方法を図15、図1
6を用いて説明する。図15、図16は凹駒と凸駒の係
合方法を示す斜視図である。図15(a)に示すように
一方の凹駒32に係合されている一方の凸駒31の突部
31bに他方の凹駒32Aの凹部32aを矢印の方向に
スライド係合する。次に図15(b)に示すように凹駒
32Aの貫通孔36にバネ棒35を挿入する。次に図1
6に示すように、前記バネ棒35の一端35bを所定の
工具50を用いて前記貫通孔36の奥(矢印Aの方向)
に押し込みながら前記凹駒32Aの凹部32bに他方の
凸駒31Aの突部31aを矢印Bの方向にスライド係合
させ、その後、前記バネ棒35の一端35bから前記工
具50を放すことにより、前記凸駒31Aの係合段部3
3aに前記バネ棒の一端35bを係合固定する。この
時、図示していないが、前記一方の凸駒31の係合段部
33bに前記バネ棒35の他端35aが係合固定され
る。これによって凸駒と凹駒が連結固定される。
【0055】次に係合を解除する方法について説明す
る。図16に示す前記凹駒32Aの切欠部34から前記
工具50の先端を差し込み、前記バネ棒の一端35bを
前記貫通孔36の奥に押し込みながら、前記凸駒31A
の係合段部33aとバネ棒の一端35aの係合を解除
し、前記凸駒31Aをスライドさせ前記凹駒32Aの凹
部32bから抜き取ることにより、凸駒31Aと凹駒3
2Aとの係合を解除することができる。
【0056】以上のように、本実施形態におけるバンド
によれば、所定の工具50を用いて前記バネ棒35を操
作することで凹駒32と凸駒31とを係合、或いは係合
解除することが出来る。又、本実施形態によれば、既存
のバネ棒35を使用し、このバネ棒を配置する凹駒32
の孔も貫通孔で良く加工が簡単で低コストのバンドの連
結構造を実現出来る。この結果、外観品質が良好で、バ
ンド組立作業性に優れ、且つ、凸駒に凹駒を碓実に連結
固定することのできるバンドを提供することが出来る。
【0057】(第5の実施の形態)以下、本発明の第5
の実施形態を図17、図18に基づいて説明する。図1
7は、第5の実施形態におけるバンドとケースの連結構
造を示す分解斜視図である。本実施形態におけるバンド
とケースの連結構造は、第4の実施形態におけるバンド
の先カン凹駒42をケース30の側壁に形成されたカン
足37にスライド係合させたものであり、基本的構造
は、第4実施形態に類似している。以下図面に基づいて
説明する。図17に示すように、バンド短手方向に円柱
状の凸部37aを有するカン足37に、バンド長手方向
にバネ棒35の一端35aを係合固定し、前記カン足3
7とバンドの先カン凹駒42との連結固定するための係
合段部38を設け、前記バンドの先カン凹駒42の凹部
42aからバンド長手方向に形成された貫通孔36に前
記バネ棒35を挿入し、前記カン足37に前記先カン凹
駒42をスライド係合させ前記バネ棒35の一端35a
を前記係合段部38に係合させたことを特徴とする。
又、前記先カン凹駒42の裏面に、凹部42a及び貫通
孔36に連通する切欠部34が設けられ、この切欠部3
4よりバネ棒35を操作することにより前記カン足37
と前記バンドの先カン凹駒42とのスライド係合の解除
をできるようにしたことを特徴とする。
【0058】本実施形態における前記先カン凹駒42は
第4の実施形態における凹駒と同様であり、説明は省略
する。又、ケースの30の側壁に設けるカン足37は、
凸部37aを有し、この凸部37aのバンド長手方向に
係合段部38が設けられている。この係合段部38は、
第4の実施形態で説明した凸駒の係合段部とその形状、
作用が同様であり説明は省略する。
【0059】本実施形態におけるバンドとケースの取り
付け方法は、第4実施形態における凹駒と凸駒の係合方
法と類似している。以下、簡単に説明する。まず、バン
ドの先カン凹駒42の貫通孔36にバネ棒35を挿入す
る。次にバネ棒35の一端35aを所定の工具で、貫通
孔36の奥に押し込み、前記先カン凹駒42の凹部42
aとケース30におけるカン足37に設ける凸部37a
とをスライド係合させ、前記バネ棒の一端35aを前記
カン足の凸部37aに設ける係合段部38に係合固定す
る。この時、前記バネ棒の35の他端は前記先カン凹駒
に契合されているバンドの凸駒31の係合段部に係合固
定される。これによって先カン凹駒42と前記ケースの
カン足37とを連結固定する。又、係合解除について
は、第4の実施形態と同様に前記先カン凹駒42の切欠
部34に所定の工具を差し込み前記バネ棒35を操作す
ることで係合を解除することが出来る。
【0060】尚、本実施形態の他の例を図18に示す。
本例のバンドとケースの連結構造は、第4の実施形態に
おけるバンドの先カン凸駒41をケース40の側壁に形
成されたカン足46にスライド係合させたものである。
前記カン足46には、円筒状の凹部46aが設けられ、
更に、第4の実施形態におけるバンドの凹駒32の貫通
孔36に相当するめくら孔47が設けられている。前記
めくら孔47に挿入されたバネ棒35の一端35aを前
記先カン凸駒41の係合段部33aに係合固定すること
でバンドとケースを連結する構造となっている。又、前
記先カン凸駒41は、第4の実施形態における凸駒31
と同様であるため説明を省略する。又、前記カン足46
には、前記凹部46a及び前記めくら孔47に連通する
切欠部48が設けられており、この切欠部48から前記
バネ棒35を操作し、凸駒31からなるバンドの先カン
とケースのカン足46との係合、或いは係合解除が出来
るように構成されている。
【0061】以上のように、本実施形態におけるバンド
とケースの連結構造よれば、ケースのカン足とバンドの
先カンとを簡単に且つ、碓実に係合固定することができ
る。又、係合の解除も第4の実施形態と同様簡単に出来
る。この結果、外観品質が良好で、ケースとバンドの取
付作業性に優れ、且つ、ケースとバンドとを碓実に連結
固定することのできるバンドとケースの連結構造を提供
することが出来る。
【0062】(第6の実施の形態)以下、本発明の第6
の実施形態を図19から図26を用いて説明する。図1
9は、第6の実施形態におけるバンドの連結構造を示す
分解斜視図、図20は連結された状態のバンドの一部を
示す斜視図、図21は連結された状態のバンドの一部を
示す平面図である。本実施形態におけるバンドはバネ棒
を使用する連結構造であり基本的には第4実施形態と類
似しているが、2個の外凸駒と凹駒とを2個のバネ棒を
使用して係合固定する点が異なっており、係合構造の機
能、作用は第4実施形態と類似している。
【0063】図19に示すように本実施形態におけるバ
ンドは、両端が円柱状の凸部66a、66bからなる凸
駒66の端部に外駒61を形成した外凸駒71と、両端
が円筒状の凹部63a、63bからなる凹駒63と、バ
ネ棒35とを複数個使用する。又、前記外凸駒71には
バンド長手方向にバネ棒35の一端を係合固定し、前記
外凸駒71と前記凹駒63との連結固定するための係合
段部68a、68bが設けられており、前記凹駒63に
は凹部63aからバンド長手方向に2個の貫通孔70
a、70bが形成されている。
【0064】又、バンドの連結は、一方の凹駒63の貫
通孔70a、70bに前記バネ棒35、35Aをそれぞ
れ挿入し、前記凹駒63に他方の凹駒63Aを隣接配置
し、前記凹駒63、63Aの両端より外凸駒71、71
Aの凸部66aを前記凹駒63の凹部63bに、凸部6
6bを前記凹駒63Aの凹部63aにそれぞれスライド
係合させ、前記バネ棒35、35Aの一端35aを他方
の外凸駒72、72Aの係合段部68bにそれぞれ係合
固定し、前記バネ棒35、35Aの他端35bを前記外
凸駒71、71Aの係合段部68aにそれぞれ係合固定
することを特徴とする。これによって、凹駒63、63
A、外凸駒71、71Aが連結固定される。同様に複数
の凸駒と凹駒とが連結され一連のバンドが構成される。
連結された状態のバンドの斜視図を図20に示す。
【0065】図21に示すように外凸駒71、72の係
合段部68a、68bは、凹駒63とスライド係合され
た状態において凹駒63の一方の貫通孔70aに対応す
る位置に設けられていて、前記貫通孔70aに挿入され
ている前記バネ棒35の両端35a、35bが前記外凸
駒72の係合段部68b、前記外凸駒71の係合段部6
8aとに、それぞれ係合される。この結果、前記外凸駒
71、72と凹駒63のスライドが固定されることにな
る。又、外凸駒71A、72Aについても同様に凹駒6
3の他方の貫通孔70bに挿入されているバネ棒35に
よって凹駒63のスライドが固定されることになる。
尚、外凸駒71、71Aの凸駒66の長さLは前記凹駒
63の長さM(バンド短手方向の寸法値)の1/2より
短い値に設定され、前記外凸駒71、71Aを前記凹駒
63の両端からスライド係合された状態において外凸駒
71、71Aの先端が互いに接触しないようになってい
る。
【0066】又、前記凹駒63の裏面63cには、凹部
63bと貫通孔70a、70bとにそれぞれ連通する切
欠部64a、64bが設けられ、この切欠部64a、6
4bよりバネ棒35を操作することにより前記外凸駒7
1、71Aと前記凹駒63とのスライド係合の解除が出
来るようになっている。
【0067】次に、各構成要素について図22から図2
4を用いて簡単に説明する。図22は凹駒63を示し、
図22(a)は凹駒63の平面図、図22(b)は側面
図、図22(c)正面図である。図22に示すように、
凹駒63は金属からなりバンド長手方向の両端に円筒状
の凹部63a、63bが形成されている。又、前記凹駒
63のバンド長手方向に前記凹部63a、63bと連通
する2個の貫通孔70a、70bが設けられている。
又、裏面63cには、凹部63b及び貫通孔70a、7
0bに連通する切欠部64a、64bが設けられてい
る。尚、その他の詳細は第4の実施形態の凹駒と同様で
あり説明を省略する。
【0068】図23、図24は外凸駒71を示す図で、
図23(a)は外凸駒71の斜視図、図23(b)は、
図23(a)のG−G断面図である。又図24は、外凸
駒71の分解斜視図である。図23に示すように、外凸
駒71は金属からなり凸駒66とその端部に形成した外
駒61とからなる。前記凸駒66のバンド長手方向の両
端に円柱状の凸部66a、66bが形成されている。
又、前記凸駒66の凸部66a、66bのバンド長手方
向の両端に前記バネ棒35の一端を係合固定し、前記凹
駒63との連結固定するための係合段部68a、68b
が設けられている。この係合段部68a、68bについ
ては、第4実施形態の凸駒の係合段部と同様であり説明
を省略する。
【0069】又、図23(b)、図24に示すように前
記外駒61は、その一方の端面に設ける2個のめくら孔
61a、61bにピン62a、62bがそれぞれ圧入固
定されている。一方前記凸駒66における前記外駒61
との接合面に2個のめくら孔66c、66dが設けられ
ている。この凸駒66のめくら孔66c、66dに前記
外駒61に固定されているピン62a、62bをそれぞ
れ圧入することにより、前記外駒61と凸駒66とが固
定され外凸駒71が得られる。
【0070】次に凹駒と外凸駒の係合方法を図25、図
26、図27を用いて説明する。図25、図26、図2
7は凹駒と外凸駒の係合方法を示す斜視図である。図2
5に示すように一方の凹駒63の貫通孔70a、70b
に前記バネ棒35、35Aをそれぞれ挿入する。次に図
26に示すように他方の凹駒63Aを前記凹駒63に隣
接するように配置し、次に前記凹駒63の切欠部64a
から一方のバネ棒35の一端35bを所定の工具50を
用いて貫通孔70aの奥(矢印Aの方向)に押し込み、
前記凹駒63、63Aのバンド短手方向の一端より外凸
駒71の凸部66a、66bを前記凹駒63の凹部63
b、前記凹駒63Aの凹部63aにそれぞれ矢印Bの方
向にスライド係合させる。
【0071】同様にして図27に示すように前記凹駒6
3の切欠部64bから他方のバネ棒35Aの一端35b
を所定の工具50を用いて前記貫通孔70bの奥に押し
込み、前記凹駒63、63Aのバンド短手方向の他端よ
り他方の外凸駒71Aの凸部66a、66bを前記凹駒
63の凹部63b、前記凹駒63Aの凹部63aにそれ
ぞれスライド係合させる。その後、前記他方のバネ棒3
5Aの一端35bから工具50を放すことにより前記バ
ネ棒35、35Aのそれぞれの両端35a、35bが前
記外凸駒72、72Aの係合段部68b、前記外凸駒7
1、71Aの係合段部68aと係合固定され前記外凸駒
71、71Aと凹駒63、63Aとが連結固定される。
【0072】又、前記外凸駒と凹駒との係合を解除する
場合は、前記凹駒63の切欠部64aから前記工具50
の先端を差し込み、前記バネ棒35の一端35bを前記
貫通孔70aの奥に押し込み前記外凸駒71の係合段部
68aとバネ棒の一端35bの係合を解除し、前記凸駒
31Aをスライドさせ前記凹駒32Aの凹部32bから
抜き取ることにより、外凸駒71と凹駒63との係合を
解除することができる。同様にして外凸駒71Aと凹駒
63との係合を解除することができる。
【0073】以上のように、本実施形態におけるバンド
によれば、第4実施形態と同様に加工が簡単で低コスト
のバンドの連結構造を実現出来る。この結果、外観品質
が良好で、バンド組立作業性に優れ、且つ、凸駒に凹駒
を碓実に連結固定することのできるバンドを提供するこ
とが出来る。
【0074】更に、第4、第5の実施形態と同様に、第
6の実施形態におけるバンドの先カン外凸駒をケースの
側壁に形成されたカン足にスライド係合させてなるバン
ドとケースの連結構造を得ることが出来る。前記カン足
には、円筒状の凹部が設けられ、更に、第6の実施形態
におけるバンドの凹駒の貫通孔に相当するめくら孔が2
個設けられている。この2個のめくら孔に挿入されたバ
ネ棒の一端を前記先カン外凸駒の係合段部に係合固定す
ることでバンドとケースを連結する構造となっている。
又、前記先カン外凸駒は、第6の実施形態における外凸
駒と同様であるため説明を省略する。又、前記カン足に
は、前記凹部及び前記めくら孔に連通する切欠部が設け
られており、この切欠部から前記バネ棒を操作し、外凸
駒からなるバンドの先カンとケースのカン足との係合、
或いは係合解除が出来るように構成されている。
【0075】尚、第4、第5、第6の実施形態において
はバネ棒の両端が内蔵するバネによって外側に向かって
付勢されている所謂両バネタイプのバネ棒を例として説
明したが、バネ棒の一端だけにバネを内蔵する片バネタ
イプのバネ棒を使用することが出来ることは言うまでも
ない。
【0076】
【発明の効果】以上述べたように本発明によるバンドと
そのバンドとケースの連結構造によれば、凸駒に凹駒を
確実に連結固定することができ、機能品質を向上させる
ことができる。更にバンドの組立作業性に優れ、量産性
が向上する効果を有する。この結果、外観品質が良好
で、テザイン性に優れたバンドを提供することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるバンドの連結
構造を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における連結された状
態のバンドを示し、図2(a)はバンドの斜視図、図2
(b)は、図2(a)におけるA−A断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における連結された状
態のバンドを示し、図3(a)は、バンドの平面図、図
3(b)は、図2(a)におけるB−B断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態におけるバンドを構成
する凹駒を示し、図4(a)は、凹駒の斜視図、図4
(b)は、図4(a)におけるC−C断面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態におけるバンドを構成
する凸駒を示し、図5(a)は、凸駒の斜視図、図5
(b)は、図5(a)におけるD−D断面図、図5
(c)は、図5(b)におけるA部の部分拡大断面図で
ある。
【図6】本発明の第1の実施形態における係合部材を示
し、図6(a)は、係合部材の平面図、図6(b)は側
面図、図6(c)は正面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態におけるバンドの連結
状態を示す斜視図である。
【図8】本発明の第3の実施形態におけるバンドとケー
スの連結構造を説明するための斜視図である。
【図9】本発明の第3の実施形態におけるバンドとケー
スの連結された状態を示す図で、図9(a)はバンドと
ケースの斜視図、図9(b)は、図9(a)におけるE
−E断面図である。
【図10】本発明の第3の実施形態におけるバンドとケ
ースの連結構造の他の例を説明するための斜視図であ
る。
【図11】本発明の第4の実施形態におけるバンドの連
結構造を示す分解斜視図である。
【図12】本発明の第4の実施形態におけるバンドの連
結状態を示し、図12(a)は、バンドの斜視図、図1
2(b)は、図12(a)におけるF−F断面図であ
る。
【図13】本発明の第4の実施形態におけるバンドを構
成する凹駒を示し、図13(a)は、凹駒の平面図、図
13(b)は、凹駒の側面図、図13(c)は、凹駒の
正面図である。
【図14】本発明の第4の実施形態におけるバンドを構
成する凸駒を示し、図14(a)は、凸駒の斜視図、図
14(b)は、凸駒の平面図である。
【図15】本発明の第4の実施形態におけるバンドの組
立方法を示す斜視図で、図15(a)は、凹駒を凸駒に
スライド係合させる状態を示し、図15(b)は、凹駒
の貫通孔にバネ棒を挿入する状態を示す図である。
【図16】本発明の第4の実施形態におけるバンドの組
立方法を示す斜視図で、バネ棒の先端を押さえながら凹
駒を凸駒にスライド係合させる状態を示す図である。
【図17】本発明の第5の実施形態におけるバンドとケ
ースの連結構造を示す斜視図である。
【図18】本発明の第5の実施形態におけるバンドとケ
ースの連結構造の他の例を示す斜視図である。
【図19】本発明の第6の実施形態におけるバンドの連
結構造を示す分解斜視図である。
【図20】本発明の第6の実施形態におけるバンドの連
結された状態を示す斜視図である。
【図21】本発明の第6の実施形態におけるバンドの連
結された状態を示す平面図である。
【図22】本発明の第6の実施形態におけるバンドを構
成する凹駒を示し、図22(a)は、凹駒の平面図、図
22(b)は、凹駒の側面図、図22(c)は、凹駒の
正面図である。
【図23】本発明の第6の実施形態におけるバンドを構
成する外凸駒を示し、図23(a)は、外凸駒の斜視
図、図23(b)は、図23(a)のG−G断面図であ
る。
【図24】本発明の第6の実施形態における外凸駒を構
成する凸駒と外駒を示す斜視図である。
【図25】本発明の第6の実施形態におけるバンドの組
立方法を示す斜視図で、凹駒の貫通孔にバネ棒を挿入す
る状態を示す図である。
【図26】本発明の第6の実施形態におけるバンドの組
立方法を示す斜視図で、バネ棒の先端を押さえながら一
方の外凸駒を凹駒にスライド係合させる状態を示す図で
ある。
【図27】本発明の第6の実施形態におけるバンドの組
立方法を示す斜視図で、バネ棒の先端を押さえながら他
方の外凸駒を凹駒にスライド係合させる状態を示す図で
ある。
【図28】従来技術のバンドの連結状態を示し、図28
(a)は、バンドの斜視図、図28(b)は、図28
(a)におけるH−H断面図である。
【図29】従来技術における他バンドの連結状態を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 凹駒 1a 円筒状の凹部 2 凸駒 2a 円柱状の凸部 2b 凸駒の穴 3 カシメ部 4 凹駒 4a 凹駒のネジ穴 5 ネジ 10 ケース 11 凸駒 11a、11b 凸駒の円柱状の凸部 12、12A 凹駒 12a、12b 凹駒の円筒状の凹部 12c 凹駒の裏面 13 係合部材 13a、13b 係合部材の外壁の斜面 14a、14b 凹駒の切欠部 15 凸駒の係合凹部 15a、15b 係合凹部の内壁の斜面 16 ケースのカン足 16a カン足の円柱状の凸部 17 カン足の係合凹部 17a、17b 係合凹部の内壁の斜面 18 先カン凹駒 18a 先カン凹駒の凹部 19 先カン凸駒 19a 先カン凸駒の凸部 20 ケース 21 凸駒 22,22A 凹駒 23 係合部材 23a 係合部材の表面 24a、24b 切欠部 26 ケースのカン足 26a カン足の円筒状の凹部 27 カン足の切欠部 30 ケース 31 凸駒 31a、31b 凸駒の円柱状の凸部 32、32A 凹駒 32a、32b 凹駒の円筒状の凹部 33a、33b 凸駒の係合段部 34 凹駒の切欠部 35、35A バネ棒 35a バネ棒の一端 35b バネ棒の他端 36 凹駒の貫通孔 37 カン足 37a カン足の円柱状の凸部 38 カン足の係合段部 40 ケース 41 先カン凸駒 41a 先カン凸駒の凸部 42 先カン凹駒 42a 先カン凹駒の凹部 46 カン足 46a カン足の円筒状の凹部 47 カン足のめくら孔 48 カン足の切欠部 50 工具 61 外駒 61a、61b 外駒のめくら孔 62a、62b 外駒のピン 63、63A 凹駒 63a、63b 凹駒の円筒状の凹部 64a、64b 凹駒の切欠部 66 凸駒 66a、66b 凸駒の円柱状の凸部 66c、66d 凸駒のめくら孔 68a、68a68b 凸駒の係合段部 70a、70b 凹駒の貫通孔 71、71A、72、72A 外凸駒
フロントページの続き (72)発明者 田丸 勝秋 東京都西東京市田無町6丁目1番12号 シ チズン時計株式会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が円柱状の凸部からなる凸駒と、両
    端が円筒状の凹部からなる凹駒を複数個使用し、前記凸
    部と前記凹部をスライド係合させて成るバンドにおい
    て、 凸駒に、係合部材を固定し、前記凸駒と前記凹駒とを連
    結固定するための係合凹部を設け、前記凸駒により連結
    された前記凹駒と隣接凹駒の相対する部分で表面から凹
    部に向かって前記凸駒の係合凹部に前記係合部材を係合
    固定できるようにするための切欠部が設けられているこ
    とを特徴とするバンド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のバンドの先カンをケース
    の側壁に形成されたカン足にスライド係合されてなるバ
    ンドとケースの連結構造において、 バンド短手方向に円柱状の凸部を有する前記カン足に、
    係合部材を固定し、前記カン足と前記バンドの先カン凹
    駒とを連結固定するための係合凹部を設け、前記バンド
    の先カン凹駒の表面から凹部に向かって前記カン足の係
    合凹部に前記係合部材を係合固定できるようにするため
    の切欠部が設けられていることを特徴とするバンドとケ
    ースの連結構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のバンドの先カンをケース
    の側壁に形成されたカン足にスライド係合させてなるバ
    ンドとケースの連結構造において、 前記バンドの先カン凸駒に、係合部材を固定し、前記先
    カン凸駒とバンド短手方向に円筒状の凹部を有するカン
    足とを連結固定するための係合凹部を設け、前記カン足
    の表面から凹部に向かって前記先カン凸駒の係合凹部に
    前記係合部材を係合固定できるようにするための切欠部
    が設けられていることを特徴とするバンドとケースの連
    結構造。
  4. 【請求項4】 前記係合凹部の相対する内壁が、立上が
    り部から上方に向かって内側に傾斜する斜面となってい
    ることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3
    記載のバンドとこのバンドとケースの連結構造。
  5. 【請求項5】前記係合凹部の内壁に係合する前記係合部
    材の相対する外壁の少なくとも一部が、立上がり部から
    上方に向かって内側に傾斜する斜面となっていることを
    特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のバ
    ンドとこのバンドとケースの連結構造。
  6. 【請求項6】 前記係合部材と前記係合凹部と前記切欠
    部の外形形状の関係が、 係合部材>係合凹部>切欠部 であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれ
    かに記載のバンドとこのバンドとケースの連結構造。
  7. 【請求項7】 前記係合部材が、表面に仕上げ加工が施
    され、装飾部材としての機能を持っていることを特徴と
    する請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のバンドと
    このバンドとケースの連結構造。
  8. 【請求項8】 前記凹駒の切欠部と前記凸駒の係合凹部
    に固定した係合部材との間に隙間を設け、前記係合部材
    を前記係合凹部より係合解除できるようにし、前記凸部
    と前記凹部とのスライド係合の解除をできるようにした
    ことを特徴とする請求項1記載のバンド。
  9. 【請求項9】 前記カン足の係合凹部と該係合凹部に固
    定した前記係合部材との間に隙間を設け、前記係合部材
    を前記係合凹部より係合解除できるようにし、前記カン
    足と前記バンドの先力ン凹駒とのスライド係合の解除を
    できるようにしたことを特徴とする請求項2記載のバン
    ドとケースの連結構造。
  10. 【請求項10】 前記バンドの凹駒と前記カン足の相対
    する部分に隙間を設け、前記係合部材を前記係合凹部よ
    り係合解除できるようにし、前記カン足と前記バンドの
    先カン凸駒とのスライド係合の解除をできるようにした
    ことを特徴とする請求項3記載のバンド。
  11. 【請求項11】 両端が円柱状の凸部からなる凸駒と、
    両端が円筒状の凹部からなる凹駒を複数個使用し、前記
    凸部と前記凹部をスライド係合させて成るバンドにおい
    て、 凸駒のバンド長手方向に、バネ棒の一端を係合固定し、
    前記凸駒と前記凹駒とを連結固定するための係合段部を
    設け、前記凹駒の凹部からバンド長手方向に形成された
    貫通孔に前記バネ棒を挿入し、前記凹駒に前記凸駒の凸
    部をスライド係合させ前記バネ棒の一端を前記係合段部
    に係合させたことを特徴とするバンド。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のバンドの先カンをケ
    ースの側壁に形成されたカン足にスライド係合させてな
    るバンドとケースの連結構造において、 バンド短手方向に円柱状の凸部を有する前記カン足に、
    バンド長手方向にバネ棒の一端を係合固定し、前記カン
    足と前記バンドの先カン凹駒との連結固定するための係
    合段部を設け、前記バンドの先カン凹駒の凹部からバン
    ド長手方向に形成された貫通孔に前記バネ棒を挿入し、
    前記カン足に前記先カン凹駒をスライド係合させ前記バ
    ネ棒の一端を前記係合段部に係合させたことを特徴とす
    るバンドとケースの連結構造。
  13. 【請求項13】 請求項11記載のバンドの先カンをケ
    ースの側壁に形成されたカン足にスライド係合させてな
    るバンドとケースの連結構造において、 前記バンドの先カン凸駒に、バンド長手方向にバネ棒の
    一端を係合固定し、前記先カン凸駒とバンド短手方向に
    円筒状の凹部を有するカン足とを連結固定するための係
    合段部を設け、前記カン足の凹部からバンド長手方向に
    形成されためくら孔に前記バネ棒を挿入し、前記先カン
    凸駒に前記カン足をスライド係合させ前記バネ棒の一端
    を前記係合段部に係合させたことを特徴とするバンドと
    ケースの連結構造。
  14. 【請求項14】 両端が円柱状の凸部からなる凸駒と、
    両端が円筒状の凹部からなる凹駒を複数個使用し、前記
    凸部と前記凹部をスライド係合させて成るバンドにおい
    て、 前記凸駒の端部に外駒を形成した外凸駒に、バンド長手
    方向にバネ棒の一端を係合固定し、前記外凸駒と前記凹
    駒との連結固定するための係合段部を設け、前記凹駒の
    凹部からバンド長手方向に形成された複数の貫通孔に前
    記バネ棒を挿入し、前記凹駒の両端より前記外凸駒の凸
    部をスライド係合させ前記バネ棒の一端を前記係合段部
    に係合させたことを特徴とするバンド。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のバンドの先カンをケ
    ースの側壁に形成されたカン足にスライド係合させてな
    るバンドとケースの連結構造において、 前記バンドの先カン外凸駒に、バンド長手方向にバネ棒
    の一端を係合固定し、前記先カン外凸駒とバンド短手方
    向に円筒状の凹部を有するカン足とを連結固定するため
    の係合段部を設け、前記カン足の凹部からバンド長手方
    向に形成された複数のめくら孔に前記バネ棒を挿入し、
    前記先カン外凸駒に前記カン足をスライド係合させ前記
    バネ棒の一端を前記係合段部に係合させたことを特徴と
    するバンドとケースの連結構造。
  16. 【請求項16】 前記凹駒の裏面に、凹部及び貫通孔に
    連通する切欠部が設けられ、該切欠部よりバネ棒を操作
    することにより前記凸部と前記凹部とのスライド係合の
    解除をできるようにしたことを特徴とする請求項11ま
    たは請求項14記載のバンド。
  17. 【請求項17】 前記先カン凹駒の裏面に、凹部及び貫
    通孔に連通する切欠部が設けられ、該切欠部よりバネ棒
    を操作することにより前記カン足と前記バンドの先カン
    凹駒とのスライド係合の解除をできるようにしたことを
    特徴とする請求項12記載のバンドとケースの連結構
    造。
  18. 【請求項18】 前記カン足の裏面に、凹部及びめくら
    孔に連通する切欠部が設けられ、該切欠部よりバネ棒を
    操作することにより前記カン足と前記バンドの先カン凸
    駒とのスライド係合の解除をできるようにしたことを特
    徴とする請求項13記載のバンドとケースの連結構造。
  19. 【請求項19】 前記カン足の裏面に、凹部及びめくら
    孔に連通する切欠部が設けられ、該切欠部よりバネ棒を
    操作することにより前記カン足と前記バンドの先カン外
    凸駒とのスライド係合の解除をできるようにしたことを
    特徴とする請求項15記載のバンドとケースの連結構
    造。
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