JP2007082597A - 連結装置、バンドおよび時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】連結ピン以外の部品が保持されて効率よく連結ピンを着脱できる連結装置を提供すること。
【解決手段】連結装置3は、駒2の貫通孔23に挿通され、係合凹部45が形成された連結ピン4と、駒2内部に形成され貫通孔23に連通された収納空間24に収納されている係合ピン5とを備える。係合ピン5は、貫通孔23に出没可能に設けられ貫通孔23内に突出する方向に付勢されている係合小径部51を有する。連結ピン4を貫通孔23に挿通すると、係合ピン5の係合小径部51は、連結ピン4の係合凹部45に係合する。係合ピン5は、駒2の収納空間24に収納されているので連結ピン4を着脱させても係合ピン5は駒2に保持されている。よって、係合ピン5が駒2から脱離して落下することがなく、効率よく連結ピン4を着脱することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、隣接する駒部材を互いに連結する連結装置、この連結装置を備えるバンド、および、このバンドを備える時計に関する。
従来、時計のバンド等に使用される複数の駒を互いに連結する連結装置としては、駒の端部にそれぞれ貫通孔を形成し、これらの貫通孔に共通の連結ピンを挿通して連結するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この連結装置は、コイルスプリングを備えており、いずれか一方の駒の貫通孔にコイルスプリングが挿通されている。連結ピンは両方の駒の貫通孔に挿通されていて、かつ、いずれか一方の駒の貫通孔に挿通されたコイルスプリング内に挿通されている。このようにして、連結装置は、連結ピンをコイルスプリングによって係合することで、駒を互いに連結しているので、時計の使用中に連結ピンが抜け落ちることを防止できる。
特開2003−47513号公報
しかしながら、このような構造では、例えば時計のバンド等の長さ調整をするため連結ピンを着脱する際に、連結ピンを連結孔から抜くと隣接する駒が分離するのでコイルスプリングが連結孔から抜け落ちてしまう。すると、コイルスプリングを再度挿通する作業が発生して作業効率が悪くなるという問題や、場合によってはコイルスプリングを紛失する恐れがあった。また、時計を店頭購入したときはバンド長さの調整も店員がおこなうので問題ないが、通信販売などにより時計を購入した一般ユーザーにとって、前記連結ピンおよびコイルスプリングを用いてバンドの長さを調整することは容易でなかった。
本発明の目的は、連結ピンを着脱する際に、連結ピン以外の部品が外れて落下することがなく、部品が所定の位置に保持されて、効率よく連結ピンを着脱できる連結装置を提供することである。また、このような連結装置を備えて一般ユーザーが容易に長さ調整できるバンドおよび時計を提供することである。
本発明の連結装置は、隣接する駒部材にそれぞれ形成された貫通孔に挿通することで前記駒部材を互いに連結する連結装置であって、前記貫通孔に挿通され、かつ、係合凹部が形成されている連結具と、前記駒部材内部に形成されて前記貫通孔に連通された収納空間に収納されている係合具とを備え、前記係合具は、前記貫通孔に出没可能に設けられ、かつ、貫通孔内に突出する方向に付勢されている突出部を有し、前記連結具の係合凹部は、前記係合具の突出部に係合されていることを特徴とする。
この発明によれば、駒部材を連結させる際には、まず、連結具端部を貫通孔の入口から貫通孔に突出している係合具の突出部に当接するまで挿通する。そこで、連結具を押し込むと突出部が付勢方向に反して収納空間側へ押されるので、続けて連結具を挿通させることができる。そして、連結具の係合凹部が突出部の位置になるまで連結具を挿通させると係合凹部の内部に連結具が突出して、係合凹部に突出部が係合される。
また、駒部材を分離させる際には、連結具端部を押して連結具を移動させると、突出部が付勢方向に反して収納空間側へ押されるので、そのまま連結具を押し出して貫通孔から脱離させればよい。
この際、突出部を有する係合具は、駒部材の収納空間に収納されているので、連結具を着脱させても、係合具は駒部材内部に保持されている。つまり、連結具を着脱させる際に、係合具が駒部材から脱離して落下することがなく、効率よく連結具を着脱することができる。また、係合具が駒部材に保持されているので、連結具を着脱させる際には、従来のようにコイルスプリングのような部品が分離しないので、分離するのは連結具のみとすることができ、連結具の着脱の作業性がよい。
本発明の連結装置では、前記収納空間には前記係合具とともに弾性部材が収納され、前記係合具は、弾性部材により前記貫通孔内に突出する方向に付勢されていることが好ましい。
ここで、弾性部材は、コイルばねでもよく、あるいは板ばねでもよく、連結具の挿入に伴い係合具が収納空間内に押された際には弾性変形して係合具の突出部を貫通孔内に突出させる方向に付勢するものであればよい。従って、係合凹部が突出部に対向する位置まで連結具を移動させれば、前記突出部が係合凹部内に突出して自動的に係合する。
この発明によれば、係合具を付勢している弾性部材は、係合具と同様に駒部材の収納空間に収納されているので、連結具を着脱させても、弾性部材は駒部材内部に保持され、駒部材から脱離して落下することがなく、効率よく連結具を着脱することができる。
また、時計のバンド等に使用される場合、バンドの駒部材の厚さはできるだけ薄いほうがよく、駒部材の厚さの制約を受けることが多い。しかし、従来の連結装置では、駒部材の厚さの制約を受けると、連結具が挿通されるコイルスプリングの外径を小さくする必要があり、コイルスプリングの線径を小さくしなければならなかった。すると、連結具の挿通時や時計の使用時にコイルスプリングが塑性変形する可能性が大きくなる。つまり、駒部材の厚さの制約を受けると、連結装置の耐久性を犠牲にしなければならないという問題があった。この発明によれば、弾性部材の内部に他の部品を挿通させる必要がないので、駒部材の厚さの制約を受けても、連結装置の弾性部材の耐久性を犠牲にすることがなく、従来よりも駒部材を容易に薄肉化できる。また、従来と比べて弾性部材の小径化、小型化が容易にできる。
また、弾性部材を例えばコイルばねで形成することができ、このコイルばねは、駒部材の幅方向(例えば時計のバンドに使用される場合の時計の3時と9時を結ぶ方向)に直交する向きに配置される。このため、コイルばねの長さ寸法は駒部材の幅寸法に影響せず、従来の駒部材の幅方向に配置されるコイルスプリングを用いた場合に比べて、駒部材の幅寸法を小さくすることができ、女性用バンドにも容易に適用できる。
本発明の連結装置では、前記係合具は、弾性材料で構成され、前記突出部を前記貫通孔内に突出させた状態で前記収納空間に収納されていることが好ましい。
ここで、係合具は、板ばねを変形して形成されているものが好適であり、板ばねの中央部に突出部を、両側に弾性変形部を形成されているものとすることができる。
このような構成の係合具を、突出部が連通孔に突出するようにして、収納空間に収納させれば、連結具を挿入する際に、係合具が収納空間内に押されると、弾性変形部が弾性変形して突出部を貫通孔内に突出させる方向に付勢する。従って、係合凹部が突出部に対向する位置まで連結具を移動させれば、前記突出部が係合凹部内に突出して自動的に係合する。
この発明によれば、係合具を付勢するための弾性部材を個別に設ける必要がなく、係合具を弾性材料で構成することで係合具に付勢機能を備えているので、連結装置の組立時における部品点数を少なくすることができ、低コスト化が図られ、組立時における部品管理が容易になる。
本発明の連結装置では前記突出部の先端がテーパ状に形成されていることが好ましい。
この発明によれば、突出部の先端がテーパ状に形成されているので、連結具端部が突出部の先端に当接した際に、連結具を押し込むと、連結具端部とテーパ状の突出部先端との間に滑りが生じて、突出部が収納空間へ押される。また、連結具の係合凹部が突出部に係合している状態から連結具を押し込むと、係合凹部とテーパ状の突出部先端との間に滑りが生じて、突出部が収納空間側へ押される。このようにして、連結具を容易に着脱することができる。
また、テーパ状の突出部先端の勾配の設定を変更すれば、連結具の押し込み力が変更するので、押し込み力を連結具の着脱に最適な大きさに容易に設定することができる。
本発明の連結装置では、前記連結具を挿通するときに前記突出部の先端が当接する前記係合凹部の内面と、前記連結具の各端部のうちの少なくとも一方の端部とに傾斜部が形成されていることが好ましい。
この発明によれば、連結具を挿通するときに突出部の先端が当接する係合凹部の内面と連結具の両端に傾斜部が形成されているので、連結具を着脱する際に、突出部の先端と傾斜部との間に前述のような滑りが生じて突出部が収納空間へ押される。よって、連結具を貫通孔に容易に挿通することができる。
また、傾斜部の傾斜角の設定を変更すれば、連結具の押し込み力が変更するので、押し込み力を連結具の着脱に最適な大きさに容易に設定することができるので、連結具を挿通させる作業の効率がよい。
本発明の連結装置では、前記係合凹部は前記連結具の軸に直交する方向に、かつ、全周にわたって形成されていることが好ましい。
例えば、係合凹部が連結具の軸に直交する方向に全周にわたって形成されていない場合、つまり、係合凹部が一部分のみに形成されている場合には、連結具を貫通孔に挿通させる際に、連結具を軸を中心に回転させて連結具の係合凹部が貫通孔に突出している突出部の位置に合うようにして挿通させなければならず、作業が煩雑となる。この点、本発明では、連結具を軸周りにどの向きでも突出部を係合凹部に係合させることができ、作業の効率がよい。
本発明の連結装置では、前記駒部材は、2枚の板状部材を接合して形成され、前記各板状部材の接合面の少なくとも一方には、前記貫通孔および前記貫通孔に連通する前記収納空間が形成され、各接合面を接合することによって内部に前記貫通孔および前記収納空間を有する前記駒部材が形成されていることが好ましい。
駒部材の製造にあたっては、2枚の板状部材の少なくとも一方の接合面に貫通孔および貫通孔に連通する収納空間を形成する。そして、2枚の板状部材の接合面どうしを貫通孔および収納空間が内部になるように接合し、1枚の駒部材を製造する。
ここで、1枚の板状部材を駒部材の形状にあらかじめ形成して、貫通孔および収納空間を形成する場合、貫通孔に連通している収納空間を加工するには、加工に必要な穴を開け後で穴を埋める等の作業が必要となり、作業性が悪くなってしまう。この点、本発明では、あらかじめ平面部材の平面に貫通孔および収納空間を形成するので、貫通孔および収納空間を容易に加工することができ、作業の効率がよい。
本発明の連結装置では、前記駒部材は、1枚の板状部材を中心線で折り曲げることによって形成され、前記板状部材が折り曲げられた際に互いに密着する折り曲げ面には中心線を挟んで前記貫通孔および前記貫通孔に連通する前記収納空間が線対称に形成され、折り曲げることによって内部に前記貫通孔および前記収納空間を有する前記駒部材が形成されていることが好ましい。
この発明によれば、1枚の板状部材を中心線で折り曲げて1枚の駒部材を形成するので、2枚の板状部材の平面どうしを接合して1枚の駒部材を形成する場合に比べて、部品点数を少なくすることができ、製造時の部品管理を簡単にすることができる。また、折り曲げ加工によって板状部材を塑性変形させて駒部材を形成するので、折り曲げた後に必ずしも折り曲げ面を接合する必要がなくなる。
また、例えば、線対称に形成された収納空間の一方の平面形状を、係合具が収納される他方の平面形状よりも大きく形成しておけば、中心線で折り曲げた際に、一方の平面形状が係合具に干渉することを防ぐことができる。
本発明の連結装置では、前記収納空間は、収納空間本体と、この収納空間本体と前記貫通孔とを連通する連通部分とを備え、前記連通部分の幅寸法は、収納空間本体の幅寸法より小さく形成され、前記係合具は、前記連通部分の幅寸法よりも大きな幅寸法を備え、かつ、前記収納空間本体に軸方向に移動可能に収納されている係合具本体と、前記連通部分に配置された前記突出部とを備えていることが好ましい。
ここで、係合具は、例えば、突出部としての小径部と係合具本体としての大径部を備えた段付円柱状とすることができる。また、収納空間は、連通部分としての段付円柱状係合具の小径部に対応した小径円柱状空間と、収納空間本体としての段付円柱状係合具の大径部に対応した大径円柱状空間とすることができる。
例えば、係合具の係合具本体の幅寸法が連通部分の幅寸法以下に形成され、係合具本体が連通部分を挿通できる形状の場合には、係合具が貫通孔内に突出する方向に付勢されると、突出部が貫通孔に突出し過ぎて反対側の貫通孔内壁に当接する可能性がある。すると、連結具を押し込んで突出部を連通部分に引っ込ませる際の突出部の移動量が必要以上に大きくなってスムーズに連結具の着脱ができなくなる。この点、本発明では、係合具の係合具本体の幅寸法が連通部分の幅寸法よりも大きく形成され、係合具本体が貫通孔を挿通できない形状に形成されているので、突出部が所定の突出量まで突出した際に、係合部本体と収納空間本体の連通部分側内壁とが当接する。そして、突出部が所定の突出量以上に貫通孔内に突出することを制限することができる。よって、突出部の長さを変更すれば突出量を容易に設定することができ、連結具をスムーズに着脱することができる。
また、連結された駒部材において、係合具の突出部と連結具の係合凹部との間に力が作用しないようにすることができる。例えば、突出部の先端と係合凹部の内面との間に隙間を有するように突出部の突出量を設定すればよい。すると、連結具の係合凹部が係合具の突出部に係合された状態でも連結具が軸中心に自由に回転することができるので、連結された駒部材どうしが連結具の軸中心にスムーズに回転できる。
本発明の連結装置では、隣接する前記駒部材の一方に凹部が、他方に前記凹部の間に入り込む凸部が形成されていて、前記凹部と前記凸部のそれぞれに前記貫通孔が設けられ、前記凸部の前記貫通孔内の中央に前記収納空間が形成され、また、前記連結具の中央に前記係合凹部が形成され、前記貫通孔に前記連結具が挿通されていることが好ましい。
この発明によれば、連結具を貫通孔に挿通させる場合に連結具の両端のいずれから挿通させても、係合具に係合凹部を係合させることができ、連結具の挿入方向の制約を受けないので、連結具を挿通させる作業の効率がよい。
本発明のバンドは、前述の連結装置を用いて複数の前記駒部材が連続して連結されていることを特徴とする。
この発明によれば、バンドが前述の連結装置を備えているので、前述の連結装置の効果と同様の効果が得られ、連結具を着脱する際に、連結具以外の部品が外れて落下することがなく、部品が所定の位置に保持されて、効率よく連結具を着脱することができる。従ってバンド長さの調整が容易にできる。
本発明の時計は、前述のバンドが時計ケースに取り付けられていることを特徴とする。
この発明によれば、時計が前述のバンドを備えているので、前述のバンドの効果と同様の効果が得られ、連結具を着脱する際に、連結具以外の部品が外れて落下することがなく、部品が所定の位置に保持されて、効率よく連結具を着脱することができる。従ってバンド長さの調整が容易にできる。
本発明によれば、連結具を着脱する際に、連結具以外の部品が外れて落下することがなく、部品が所定の位置に保持されて、効率よく連結具を着脱することができるという効果が得られる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本実施形態にかかる時計100が示されている。また、図2には、時計100のバンド1の斜視図が示されている。これらの図1および図2において、バンド1は、時計100の時計ケース100Aに取り付けられており、駒部材としての複数の駒2が連結装置3によって互いに連結されて帯状に構成されている。
駒2は、略矩形板状で、長辺の略中央には凸部21が形成されている。また凸部21とは反対側の長辺略中央には、凹部22が形成されている。凸部21の先端部分および凹部22の両側の突出部分には、長辺方向に貫通する貫通孔23がそれぞれ形成されている。凸部21の貫通孔23と凹部22の貫通孔23とは、隣接する凹部22に凸部21が係合したときに一直線上に配置されるようになっている。
連結装置3は、図3、図4にも示すように、連結具としての連結ピン4と、駒2の内部に収納されている係合具としての係合ピン5と、この係合ピン5とともに駒2の内部に収納されている弾性部材としてのコイルばね6とを有している。
連結ピン4は、駒2の凸部21が隣接する駒2の凹部22に係合した状態で、両者の貫通孔23に共通して挿通されている。図3に示すように、連結ピン4は、略円柱状で、大径部41と、大径部41の中央部に形成される小径部42とを備えている。大径部41の両端には所定の勾配の傾斜部としての軸端テーパ部43が形成されている。小径部42は、大径部41の径寸法よりも小さい径寸法に形成されている。大径部41と小径部42との間には、大径部41の径寸法から小径部42の径寸法まで所定の勾配で結ぶ傾斜部としてのテーパ部44が設けられている。そして、小径部42とテーパ部44とで囲まれた空間によって係合凹部45が形成されている。
また、駒2の内部には、係合ピン5およびコイルばね6が収納されている収納空間24が設けられている。
図4に示すように、収納空間24は、段付円柱状の空間で、中心軸が駒2の凸部21に形成された貫通孔23の軸と直交し、貫通孔23の中央に連通して形成されている。収納空間24は、円柱状空間の収納空間本体24Aと、軸方向に直交する方向の幅寸法が収納空間本体24Aの幅寸法より小さく、貫通孔23と収納空間本体24Aとを連通している円柱状空間の連通部分24Bとを備えている。
係合ピン5は、段付円筒状で、収納空間24内に軸方向へ移動可能に収納保持され、連結ピン4の係合凹部45に係合している。係合ピン5の一端には、突出部である係合小径部51が形成され、他端には、係合小径部51より大きい径寸法の係合大径部53が係合小径部51と同軸となるように形成されている。係合小径部51は、連通部分24Bに収納され先端が貫通孔23に出没可能に保持されている。係合小径部51の先端には所定の勾配のテーパ状の係合テーパ部52が形成されている。係合大径部53は、収納空間本体24Aに収納され保持されている。
コイルばね6は、係合小径部51が連通部分24Bに押されると、係合小径部51の先端が貫通孔23に突出する方向へ係合ピン5を付勢するように、係合ピン5とともに収納空間24に収納保持されている。
図4に示すように、収納空間24の段付部から係合小径部51の先端までの長さLは、収納空間24の段付部から連結ピン4の大径部41の表面までの長さMより長く、収納空間24の段付部から連結ピン4の小径部42の表面までの長さNより短く設定されている。ここで、長さLは、係合ピン5の段付部が収納空間24の段付部に当接している状態での長さである。また、長さMおよび長さNは、貫通孔23の連通部分24Bの反対側内面に、連結ピン4が当接している状態での長さである。
[駒の連結方法]
駒2の連結方法について、図5に基づいて説明する。
図5には、連結ピン4を駒2の貫通孔23に挿通する途中の図が示されている。
まず、隣接する駒2の凸部21と凹部22とを係合させて両者の貫通孔23が連続する状態で、連結ピン4のいずれか一方の先端を貫通孔23に挿通する。図4に示した、長さLが長さMより長く設定されているので、連結ピン4の軸端テーパ部43が貫通孔23に突出している係合小径部51の係合テーパ部52に当接される。
ここで、さらに連結ピン4を押し込むと、軸端テーパ部43が係合テーパ部52に当接しているので、互いに滑りながら、連結ピン4が係合小径部51を連通部分24Bへ押圧する。すると、係合ピン5は、コイルばね6の付勢に抗して長さLが長さMになるまで移動する。そして、図5に示すように、係合テーパ部52が連結ピン4の外周面に接触した状態でさらに連結ピン4は挿入されて、係合凹部45が係合小径部51の位置になるところで、再び、係合小径部51が突出し、係合凹部45が係合小径部51の先端に係合される。以下同様にして時計100のバンド1が所定の長さになるまで複数の駒2を連結していく。
このように連結された駒2において、図4に示すように、連結ピン4の係合凹部45が係合ピン5の係合小径部51の先端に係合された状態で、長さLが長さNより小さく設定されている。すると、連結ピン4は、係合ピン5に押圧されない状態になっている。これによって、連結ピン4が係合ピン5に係合された状態でも軸を中心に自由に回転することができるので、時計100の使用時に連結された駒2どうしが連結ピン4を軸としてスムーズに回転できる。
また、時計100の使用時に駒2が動いて連結ピン4が貫通孔23内で移動すると、連結ピン4のテーパ部44に係合テーパ部52が当接され、それ以上の移動が防止される。また、連結ピン4がさらに移動して係合テーパ部52がテーパ部44に乗り上げた場合でも、コイルばね6の弾性力によって連結ピン4が元の位置に戻る。これにより、貫通孔23から連結ピン4の抜け落ちが防止される。
また、連結ピン4の端部を専用工具を用いて所定の力で押し込むと、テーパ部44が係合テーパ部52に当接して係合小径部51を連通部分24Bへ押圧する。すると、コイルばね6の弾性力に抗して係合ピン5が移動するので、連結ピン4を貫通孔23から抜いて、駒2を分離することができる。
連結ピン4の押し込み力は、連結ピン4の軸端テーパ部43、テーパ部44および係合ピン5の係合テーパ部52の勾配を変更することにより容易に設定できる。
[連結装置の製造方法]
連結装置3の製造方法について、図6および図7に基づいて説明する。
図6は、1枚の板状部材25に係合ピン5およびコイルばね6を収納する状態が示されている斜視図である。図7は、図6の板状部材25を曲げ加工する状態が示されている斜視図である。
まず、図6に示すように、中心線A−Aを挟んで線対称に駒2の平面形状が配列された状態に1枚の板状部材25を形成する。次に、板状部材25の一方の面に、プレス加工によって駒2の凸部21の貫通孔23となる長手方向に直交する断面が半円状である半円溝26A、26Bおよび駒2の凹部22の貫通孔23となる半円溝27A、27B、28A、28Bを形成する。また、駒2の収納空間24となる長手方向に直交する断面が段付矩形状である矩形溝29A、29Bを形成する。ここで、矩形溝29A、29Bは、収納空間本体24Aおよび連通部分24Bとなる幅広の矩形溝30A、30Bおよび幅狭の矩形溝31A、31Bとを備えている。幅狭の矩形溝31A、31Bは、係合ピン5の係合小径部51の先端が半円溝26A、26Bの内部に突出可能に形成する。そして、矩形溝29Aに係合ピン5とコイルばね6を収納する。
最後に、図7に示すように板状部材25を中心線A−Aで溝を形成した面が内部になるように折り曲げる。このとき、矩形溝29Bの平面寸法を係合ピン5およびコイルばね6を収納した矩形溝29Aの平面寸法より大きく形成することにより、中心線A−Aで折り曲げた場合に矩形溝29Bが矩形溝29Aに収納された係合ピン5およびコイルばね6に干渉することを防ぐことができる。
このようにして、貫通孔23に係合ピン5の係合小径部51の先端が突出した駒2が形成される。
このような第1実施形態によれば、次のような効果が得られる。
(1)係合ピン5が収納空間24の内部に収納されているので、連結ピン4が貫通孔23に挿通されているかどうかに関わらず、常に、係合ピン5は、駒2の内部に保持されている。また、コイルばね6も、収納空間24の内部に係合ピン5とともに収納されているので、常に、駒2の内部に保持されている。従って、係合ピン5およびコイルばね6が駒2から脱離して落下する心配がなく、効率よく連結ピン4を着脱させることができ、バンド1の長さ調整が容易にできる。
(2)係合ピン5の係合大径部53が係合小径部51より大きい径寸法で形成されているので、係合小径部51が貫通孔23に所定の長さだけ突出した際に、係合大径部53と収納空間本体24Aの連通部分24B側内面とが当接する。このようにして係合小径部51の突出を所定の長さで制限することができる。例えば、係合大径部53が連通部分24Bを挿通できる形状の場合には、係合小径部51が貫通孔23に突出し過ぎる可能性があり、スムーズに連結ピン4の着脱ができなくなる。
従って、本実施形態によれば、係合小径部51の長さを変更することで突出量を容易に設定できるので、連結ピン4をスムーズに着脱することができる。
また、連結された駒2において、図4に示すように、連結ピン4の係合凹部45が係合ピン5の係合小径部51の先端に係合された状態で、長さLが長さNより小さく設定されているので、連結ピン4は、係合ピン5に押圧されない状態になっている。これによって、連結ピン4が係合ピン5に係合された状態でも軸を中心に自由に回転することができるので、時計100の使用時に連結された駒2どうしが連結ピン4を軸としてスムーズに回転できる。
(3)従来の連結装置ではコイルスプリングに連結具を挿通させていたので、駒の厚さの制約を受けた際にコイルスプリングの線径を小さくする必要がありコイルスプリングの耐久性を犠牲にせざるを得なかった。本実施形態の連結装置3では、コイルばね6で係合ピン5を付勢しているが、コイルばね6には特に何らかの部品を挿通させる必要がないので、駒2の厚さの制約を受けても、コイルばね6の耐久性を犠牲にすることがない。従って、従来よりも駒2を容易に薄肉化でき、また、コイルばね6の小径化、小型化が容易にできる。また、コイルばね6は、駒2の幅方向(例えば時計のバンドに使用される場合の時計の3時と9時を結ぶ方向)に直交する向きに配置されるので、駒2の幅寸法を小さくすることができ、女性用バンドにも容易に適用できる。
(4)係合小径部51の先端に係合テーパ部52を形成し、さらに、連結ピン4の両端に軸端テーパ部43を形成したので、連結ピン4を貫通孔23に挿通して軸端テーパ部43が係合テーパ部52に当接した際、連結ピン4を押し込むと、軸端テーパ部43と係合テーパ部52との間に滑りが生じて、係合小径部51が連通部分24Bへ押される。そして連結ピン4を係合凹部45が係合小径部51の位置になるまで挿通させることができる。
また、連結ピン4を挿通する際に係合ピン5の係合小径部51の先端が当接する係合凹部45の内面にテーパ部44を形成したので、連結ピン4の係合凹部45が係合小径部51に係合されている状態から連結ピン4を押し込むと、テーパ部44と係合テーパ部52との間に滑りが生じて、係合小径部51が連通部分24Bへ押される。そして、そのまま連結ピン4を貫通孔23から押し出すことができる。
ここで、係合テーパ部52、軸端テーパ部43およびテーパ部44の勾配の設定を変更すれば、連結ピン4の押し込み力が変更するので、押し込み力が連結ピン4の着脱に最適な大きさに容易に設定することができる。
このようにして、連結ピン4を容易に着脱することができる。
(5)連結ピン4の係合凹部45が軸に直交する方向に全周にわたって形成されているので、連結ピン4を軸周りにどの向きで貫通孔23に挿通しても係合小径部51を係合凹部45に係合させることができ、連結ピン4の着脱の作業効率がよい。
(6)1枚の板状部材25を折り曲げることによって駒2を形成するので、1枚の板状部材25を駒2の形状にあらかじめ形成した後に貫通孔23および収納空間24を形成する場合と比べて、貫通孔23および収納空間24の形成が容易にできる。また、2枚の板状部材を接合して駒2を形成する場合と比べて部品点数を少なくすることができ、製造時の部品管理を簡単にすることができる。また、折り曲げ加工によって板状部材25を塑性変形させるので、折り曲げた後に必ずしも接合する必要がなくなる。
また、矩形溝29Bの平面寸法を係合ピン5およびコイルばね6を収納する矩形溝29Aの平面寸法より大きく形成することにより、中心線A−Aで折り曲げた場合に矩形溝29Bが矩形溝29Aに収納された係合ピン5およびコイルばね6に干渉することを防ぐことができる。
(7)連結ピン4を貫通孔23に挿通させる際に、連結ピン4の中央に係合凹部45が形成され、駒2の凸部21の長辺中央に係合ピン5が収納されているので、連結ピン4の両端のいずれから挿通させても、係合ピン5に係合凹部45を係合させることができる。従って連結ピン4の挿入方向の制約を受けないので、連結ピン4の着脱が煩雑にならない。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
第2実施形態の基本的構成は、第1実施形態に同様であるが、第1実施形態が係合具と弾性部材とが分離型の連結装置であったのに対して、第2実施形態は係合具と弾性部材とが一体型の連結装置である点に特徴を有する。
すなわち、図8において、連結装置3は、弾性材料で構成される係合具としての板ばね7を備えている。板ばね7は、中央部で折り曲げられてV字状に形成されている折り曲げ部71を有し、板状部材85に形成され長手方向に直交する断面が矩形状である矩形溝89Aに収納される。ここで、矩形溝89Aは、幅広の矩形溝90Aと、半円溝26Aに連通する幅狭の矩形溝91Aとを備えている。板ばね7の両端には、それぞれ外側に曲げられた端部曲げ部72が形成されている。板ばね7が矩形溝89Aに収納されるとき、突出部としての折り曲げ部71の先端が半円溝26Aに突出するように幅狭の矩形溝91Aに収納されるとともに、係合部本体としての端部曲げ部72が幅広の矩形溝90Aの側面に当接するように収納される。
このような構成の板ばね7が収納された板状部材85は、図9に示すように、中心線A−Aで板ばね7が内部になるように折り曲げられる。そして、半円溝26A、26Bからなる貫通孔に折り曲げ部71の先端が突出した駒2が形成される。
貫通孔に連結ピン4を挿通すると、連結ピン4の軸端テーパ部43が折り曲げ部71の先端と当接する。すると、板ばね7が弾性変形して折り曲げ部71が矩形溝89A、89Bからなる収納空間に押し下げられる。そしてさらに連結ピン4が挿入され、係合凹部45が折り曲げ部71の位置になったときに、折り曲げ部71が再び突出し、係合凹部45が折り曲げ部71に係合される。
さらに、板ばね7の変わりに断面円形の線材を使用することもできる。これにより、駒2の厚さを板ばね7を使用するよりも薄くすることが可能となる。
このような第2実施形態によれば、上記の効果に加えて次のような効果を奏することができる。
(8)第1実施形態の係合ピン5とコイルばね6とを個別に設ける必要がなく、1部品の板ばね7とすることで、連結装置3の組立時における部品点数を少なくすることができ、低コスト化が図られ、組立時における部品管理が容易になる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、駒部材は1枚の板状部材を折り曲げて形成されているが、これに限らず、2枚の板状部材を接合して形成されても、1枚の板状部材に後から収納空間を加工する方法で形成されてもよい。しかし、加工の困難さや製造時の部品管理を考慮すると、収納空間の形成が容易で部品点数の少ない1枚の板状部材を折り曲げて駒部材を形成する方が好ましい。
また、係合具の形状は円筒状に限らず、円柱状や他の形状でもよい。従って、突出部の先端の形状もテーパ状に限らず傾斜面を貫通孔の軸方向に沿って傾斜するように形成されているものであってもよい。
また、係合具の形状は段付部を設けなくても本発明の目的を達成できる。しかし、係合具の突出量を調整することを考慮すると、段付部が設けられたほうが好ましい。
また、連結具の両端および係合凹部の内面に傾斜部を形成し、係合具の突出部の先端をテーパ状に形成しているが、連結具あるいは係合具のいずれかに傾斜部あるいはテーパ部が形成されていればよい。または、いずれにも傾斜部やテーパ部を形成しなくても、他の方法で連結具を着脱する際に係合部が収納空間へ押すようにしてもよい。
また、連結具の係合凹部は、軸方向に直交する方向に全周にわたって形成されていなくても、一部分に係合凹部が形成されていれば本発明の目的を達成できる。
また、凹部および凸部を備えた駒部材として、凸部に形成された貫通孔の軸方向の中央に係合具を収納し、連結具の軸方向の中央に係合凹部を形成しているが、駒部材は他の形状であってもよく、また、係合具や係合凹部の位置は中央以外の位置であってもよい。
駒部材の形状は、凸部や凹部が設けられているものに限らず、機能やデザインを考慮して任意に設定できる。
本発明の連結装置は、時計のバンドに限らず、例えば、ブレスレットやネックレス等その装身具等、複数の駒部材を連結する必要がある任意のバンド、部品、製品等に適用できる。
本発明を実施するための最良の構成、方法等は、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質等を限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質等の限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の第1実施形態にかかる時計を示す正面図。 同上実施形態にかかるバンドを示す斜視図。 同上実施形態にかかるバンドの部分断面図。 同上実施形態にかかる連結装置の係合部分を示す拡大断面図。 同上実施形態にかかる連結具を駒部材に挿通する様子を示した図。 同上実施形態にかかる連結装置を駒部材に収納する様子を示した斜視図。 同上実施形態にかかる駒部材の曲げ加工を示す斜視図。 第2実施形態にかかる連結装置を駒部材に収納する様子を示した斜視図。 同上実施形態にかかる連結装置の曲げ加工を示す斜視図。
符号の説明
1…バンド、2…駒(駒部材)、3…連結装置、4…連結ピン(連結具)、5…係合ピン(係合具)、6…コイルばね(弾性部材)、7…板ばね(係合具)、21…凸部、22…凹部、23…貫通孔、24…収納空間、24A…収納空間本体、24B…連通部分、25…板状部材、42…小径部、43…軸端テーパ部(傾斜部)、44…テーパ部(傾斜部)、45…係合凹部、51…係合小径部(突出部)、52…係合テーパ部(テーパ部)、53…係合大径部(係合具本体)、71…折り曲げ部(突出部)、72…端部曲げ部(係合具本体)、85…板状部材、100…時計、100A…時計ケース。

Claims (12)

  1. 隣接する駒部材にそれぞれ形成された貫通孔に挿通することで前記駒部材を互いに連結する連結装置であって、
    前記貫通孔に挿通され、かつ、係合凹部が形成されている連結具と、
    前記駒部材内部に形成されて前記貫通孔に連通された収納空間に収納されている係合具とを備え、
    前記係合具は、前記貫通孔に出没可能に設けられ、かつ、貫通孔内に突出する方向に付勢されている突出部を有し、
    前記連結具の係合凹部は、前記係合具の突出部に係合されている
    ことを特徴とする連結装置。
  2. 請求項1に記載の連結装置において、
    前記収納空間には前記係合具とともに弾性部材が収納され、前記係合具は、弾性部材により前記貫通孔内に突出する方向に付勢されている
    ことを特徴とする連結装置。
  3. 請求項1に記載の連結装置において、
    前記係合具は、弾性材料で構成され、前記突出部を前記貫通孔内に突出させた状態で前記収納空間に収納されている
    ことを特徴とする連結装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の連結装置において、
    前記突出部の先端がテーパ状に形成されている
    ことを特徴とする連結装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の連結装置において、
    前記連結具を挿通するときに前記突出部の先端が当接する前記係合凹部の内面と、前記連結具の各端部のうちの少なくとも一方の端部とに傾斜部が形成されている
    ことを特徴とする連結装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の連結装置において、
    前記係合凹部は前記連結具の軸に直交する方向に、かつ、全周にわたって形成されている
    ことを特徴とする連結装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の連結装置において、
    前記駒部材は、2枚の板状部材を接合して形成され、
    前記各板状部材の接合面の少なくとも一方には、前記貫通孔および前記貫通孔に連通する前記収納空間が形成され、各接合面を接合することによって内部に前記貫通孔および前記収納空間を有する前記駒部材が形成されている
    ことを特徴とする連結装置。
  8. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の連結装置において、
    前記駒部材は、1枚の板状部材を中心線で折り曲げることによって形成され、
    前記板状部材が折り曲げられた際に互いに密着する折り曲げ面には中心線を挟んで前記貫通孔および前記貫通孔に連通する前記収納空間が線対称に形成され、折り曲げることによって内部に前記貫通孔および前記収納空間を有する前記駒部材が形成されている
    ことを特徴とする連結装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の連結装置において、
    前記収納空間は、収納空間本体と、この収納空間本体と前記貫通孔とを連通する連通部分とを備え、前記連通部分の幅寸法は、収納空間本体の幅寸法より小さく形成され、
    前記係合具は、前記連通部分の幅寸法よりも大きな幅寸法を備え、かつ、前記収納空間本体に軸方向に移動可能に収納されている係合具本体と、前記連通部分に配置された前記突出部とを備えている
    ことを特徴とする連結装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載の連結装置において、
    隣接する前記駒部材の一方に凹部が、他方に前記凹部の間に入り込む凸部が形成されていて、
    前記凹部と前記凸部のそれぞれに前記貫通孔が設けられ、前記凸部の前記貫通孔内の中央に前記収納空間が形成され、また、前記連結具の中央に前記係合凹部が形成され、前記貫通孔に前記連結具が挿通されている
    ことを特徴とする連結装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれかに記載の連結装置を用いて複数の前記駒部材が連続して連結されている
    ことを特徴とするバンド。
  12. 請求項11に記載のバンドが時計ケースに取り付けられている
    ことを特徴とする時計。
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