JP2003324850A - 電力需給調整システムおよび電力需要家制御装置 - Google Patents

電力需給調整システムおよび電力需要家制御装置

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JP2003324850A JP2002125290A JP2002125290A JP2003324850A JP 2003324850 A JP2003324850 A JP 2003324850A JP 2002125290 A JP2002125290 A JP 2002125290A JP 2002125290 A JP2002125290 A JP 2002125290A JP 2003324850 A JP2003324850 A JP 2003324850A
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Takeshi Ojiri
健 尾尻
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変動する電力供給や電力消費に応じて、余剰
電力の供給や不足電力の調達を行う相手を即時的に検索
し、小さな電力量の取引を行うことができるようにす
る。 【解決手段】 各電力需要家3,4を送配電線網1と通
信網2で相互接続し、電力需要家3の制御装置32で自
家での電力需要として発生電力と消費電力との電力差を
計測し、この電力差に基づき自家が電力余剰または電力
不足と判定した場合は、通信網2を介して他の電力需要
家4へ受電要求または送電要求を送信し、他の電力需要
家4では、受信したこれら要求に応じて自家で計測され
た電力需要に基づき受電または送電の可否を判定し、受
電または送電が可と判定した場合は、要求元の電力需要
家3に対し通信網2を介して受電応答または送電応答を
送信し、これら電力需要家3,4間で電力を融通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力需給調整シス
テムおよび電力需要家制御装置に関し、特に原子力発
電、火力発電、あるいは大規模水力発電といった従来か
らの商用電源ではなく、特に太陽光発電、風力発電、内
燃機関発電、小規模水力発電、あるいは燃料電池発電と
いった小規模な自家発電装置を持つ多数の電力需要家が
送配電線網を介して他の電力需要家との間で電力を融通
するのに用いる電力需給調整システムおよび電力需要家
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、地球温暖化現象や大気汚染などの
環境破壊から地球環境を守るために、化石エネルギーを
用いることなく自然の力を利用して電力を発生させる太
陽光発電や風力発電、バイオマス発電など、「クリーン
エネルギー」と呼ばれる再生可能でクリーンなエネルギ
ー源を用いた発電技術の開発が大きく進展している。ま
た、様々な物質から高効率かつ安全に電気エネルギーを
取り出すことのできる燃料電池発電についても、ビル内
の電力をまかなう規模のものから自動車に搭載する規模
のものに至るまで、特に中小規模のシステムを中心に商
用化に向けた技術開発が急速なスピードで進展している
ことは広く認識されているところである。
【0003】また一方で、発電設備を保有する企業等が
余剰の電力を電力会社に対して入札により売る電力卸売
り制度が1995年に開始されたことに伴い、電力会社
と電力需要家との間で電力を売買するために必要な、例
えば直流電流を交流電流に変換するためのインバータや
電力会社の送配電線網の電気的規格に適合させるための
系統連携回路などを組み込んだパワーコンディショナー
装置などの技術も広く普及している。この技術は、自家
発電設備の普及に寄与すると同時に、太陽光発電や風力
発電など出力の不安定な電源についても適用でき、クリ
ーンエネルギーの普及にも大きく寄与している。
【0004】従来、原子力発電、火力発電、あるいは水
力発電といった従来からの電源ではなく、太陽光発電や
風力発電といった「クリーンエネルギー」の需要と供給
の拡大に着目し、環境問題に対する関心の高い電力需要
家側がクリーンエネルギーを選択的に使用可能とする電
力供給システムが提案されている(例えば、特開200
1−184406号公報など参照)。
【0005】電力卸売り制度の開始の後、2000年3
月からは大口の電力需要家への小売りが自由化されるな
ど、いわゆる「電力自由化」がさらに進展してきてい
る。このことは、電力会社から電力需要家に電力が供給
され公共料金として規制の対象となっている電気料金を
その対価として支払うという既存の一方向的な電力供給
モデルから、電力需要家間において電力を相互に融通し
あう新たなモデル、すなわちユビキタス電力供給モデル
ヘの転換が始まりつつあることを意味していると言え
る。
【0006】電力需要地に電源を設置する形態は「オン
サイト発電」と呼ばれ、近年広く導入が進みつつある。
既存の電力供給モデルにおける主要な電力需要地である
都市部から離れた場所に巨大な発電所を設け長距離の送
電線を介して電力を供給する形態は大きな送電ロスを生
む。このため、発電技術の進展により発電効率が高率化
したとしても系全体ではエネルギー効率の大幅な向上を
見込めないが、オンサイト発電の形態が普及すれば送電
ロスが解消しエネルギー効率が大幅に向上する。
【0007】このように、オンサイト発電の長所が広く
認識され、中小規模の自家発電設備の技術開発と低廉化
が進むことによりビル設備や住宅設備として広く普及す
るようになると、企業間での電力取引のように予め締結
された契約に基づき電力供給を行う形態以外に、変動す
る電力供給や電力消費に応じて余剰電力の供給や不足電
力の調達を行う相手を即時的に検索し小さな電力量の取
引を行う形態の実現を広く要望されることが予想され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の技術では、クリーンエネルギーなど各種
の発電方式で得られた電力を電力需要家の希望に応じて
供給できるものの、変動する電力供給や電力消費に応じ
て余剰電力の供給や不足電力の調達を行う相手を即時的
に検索し小さな電力量の取引を行う形態には適用できな
いという問題点があった。本発明はこのような課題を解
決するためのものであり、変動する電力供給や電力消費
に応じて余剰電力の供給や不足電力の調達を行う相手を
即時的に検索し小さな電力量の取引を行うことができる
電力需給調整システムおよび電力需要家制御装置を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明にかかる電力需給調整システムは、送
配電線網を介して電力を相互に融通するとともに、通信
網を介して相互に各種情報をやり取りすることにより電
力の融通を制御する制御装置を有する複数の電力需要家
からなり、当該電力需要家の電力需給状況に応じて他の
電力需要家との間で、それぞれの制御装置により各種情
報をやり取りすることにより、送配電線網を介して電力
を融通する電力需給調整システムであって、各電力需要
家の制御装置に、当該電力需要家で発電している電力と
当該電力需要家で消費している電力との電力差を計測す
る需給計測手段と、需給計測手段により得られた電力差
に基づき、当該電力需要家での電力余剰に応じた他の電
力需要家に対する受電要求、または当該電力需要家での
電力不足に応じた他の電力需要家に対する送電要求の要
否を判定するとともに、当該要求が必要な場合には通信
網を介して他の電力需要家へ当該要求を送信する要求制
御手段と、通信網を介して受信した他の電力需要家から
の受電要求または送電要求に応じて、需給計測手段によ
り得られた電力差に基づき当該要求への応否を判定し、
当該要求へ応じる場合には通信網を介してその要求元の
電力需要家へ当該要求へ応じる旨の受電応答または送電
応答を送信する応答制御手段と、通信網を介して受信し
た他の電力需要家からの受電応答または送電応答に応じ
て、送配電線網を介した当該応答の送信元となる電力需
要家との間での送電または受電を制御する電力送受制御
手段とを備えるものである。
【0010】また、本発明にかかる電力需要家制御装置
は、送配電線網を介して電力を相互に融通するととも
に、通信網を介して相互に各種情報をやり取りすること
により電力の融通を制御する制御装置を有する複数の電
力需要家からなり、当該電力需要家の電力需給状況に応
じて他の電力需要家との間でそれぞれの制御装置を用い
て各種情報をやり取りすることにより、送配電線網を介
して電力を融通する電力需給調整システムで、各電力需
要家の制御装置として用いられる電力需要家制御装置で
あって、当該電力需要家で発電している電力と当該電力
需要家で消費している電力との電力差を計測する需給計
測手段と、需給計測手段により得られた電力差に基づ
き、当該電力需要家での電力余剰に応じた他の電力需要
家に対する受電要求、または当該電力需要家での電力不
足に応じた他の電力需要家に対する送電要求の要否を判
定するとともに、当該要求が必要な場合には通信網を介
して他の電力需要家へ当該要求を送信する要求制御手段
と、通信網を介して受信した他の電力需要家からの受電
要求または送電要求に応じて、需給計測手段により得ら
れた電力差に基づき当該要求への応否を判定し、当該要
求へ応じる場合には通信網を介してその要求元の電力需
要家へ当該要求へ応じる旨の受電応答または送電応答を
送信する応答制御手段と、通信網を介して受信した他の
電力需要家からの受電応答または送電応答に応じて、送
配電線網を介した当該応答の送信元となる電力需要家と
の間での送電または受電を制御する電力送受制御手段と
を備えるものである。
【0011】他の電力需要家への受電要求が受け入れら
れなかった場合の対応として、要求制御手段により他の
電力需要家に対する受電要求の送信から所定時間経過ま
でに当該受電要求に応じた受電応答を受信できなかった
場合、当該電力需要家での発電に用いる自家発電装置の
出力を低下させる発電出力制御手段をさらに設けてもよ
い。
【0012】他の電力需要家への送電要求が受け入れら
れなかった場合の対応として、要求制御手段により他の
電力需要家に対する送電要求の送信から所定時間経過ま
でに当該送電要求に応じた送電応答を受信できなかった
場合、当該電力需要家での発電に用いる自家発電装置の
出力を増加させる発電出力制御手段をさらに設けてもよ
い。
【0013】他の電力需要家への受電要求が受け入れら
れなかった場合の対応として、電力送受制御手段で、要
求制御手段により他の電力需要家に対する受電要求の送
信から所定時間経過までに当該受電要求に応じた受電応
答を受信できなかった場合、当該電力需要家に設けられ
たエネルギー蓄積装置において、当該電力需要家で発生
した余剰電力を熱エネルギー、化学エネルギー、運動エ
ネルギーまたは位置エネルギーのいずれかに変換して蓄
積するようにしてもよい。
【0014】他の電力需要家への送電要求が受け入れら
れなかった場合の対応として、電力送受制御手段で、要
求制御手段により他の電力需要家に対する送電要求の送
信から所定時間経過までに当該送電要求に応じた送電応
答を受信できなかった場合、当該電力需要家に設けられ
たエネルギー蓄積装置に予め蓄積されている熱エネルギ
ー、化学エネルギー、運動エネルギーまたは位置エネル
ギーのいずれかを電力に変換して、当該電力需要家で発
生した電力不足を充当させるようにしてもよい。
【0015】他の電力需要家へ送電した電力量に対する
対価を請求し検証する構成として、他の電力需要家に対
して送電した電力量または他の電力需要家より受電した
電力量を各電力需要家ごとに計測する送受電力量計測手
段と、送受電力量計測手段で計測した他の電力需要家へ
の送電電力量に応じてその送電先電力需要家に対して当
該送電電力量への対価を請求する請求情報を生成し、通
信網を介して送電先電力需要家へ送信する請求手段と、
通信網を介して他の電力需要家より受信した請求情報の
正当性を、送受電力量計測手段で計測したその送電元電
力需要家からの受電電力量に基づいて検証し、その検証
結果を示す請求検証結果情報を送電元電力需要家へ通信
網を介して送信する請求検証手段とをさらに設けてもよ
い。
【0016】他の電力需要家へ送電した電力量に対する
対価を算出する構成として、通信網を介して受信した他
の電力需要家からの受電要求および送電要求を一定期間
または一定回数にわたり収集し蓄積情報として蓄積する
情報収集蓄積手段をさらに備え、請求手段で、情報収集
蓄積手段の蓄積情報に基づいて送電元電力需要家への送
電電力量に応じて請求する対価の金額を算出するように
してもよい。
【0017】送電元電力需要家から請求された受電電力
量に対する対価を検証する構成として、請求検証手段
で、送受電力量計測手段で計測した送電元電力需要家か
らの受電電力量と情報収集蓄積手段の蓄積情報とに基づ
いて、送電元電力需要家からの受電電力量への対価の金
額を算出し、この対価金額と送電元電力需要家からの請
求情報で請求された請求金額とを比較し、請求金額が対
価金額より大きい場合は、請求情報に対する検証結果と
して請求を不当とする旨の請求不当結果情報を送電元電
力需要家へ通信網を介して送信するようにしてもよい。
【0018】他の電力需要家へ送電した電力量に対する
対価を請求する構成として、通信網を介して受信した他
の電力需要家からの受電要求および送電要求を一定期間
または一定回数にわたり収集し蓄積情報として蓄積する
情報収集蓄積手段と、要求制御手段または応答制御手段
で送電要と判定した送電先電力需要家に対する送電電力
量と情報収集蓄積手段の蓄積情報とに基づいて単位電力
量当たりの対価の金額を算出する単価算出手段と、送電
先電力需要家への送電後に単価算出手段で算出された単
位電力量当たりの対価の金額に基づいて、その送電先電
力需要家に対価を請求する請求情報を生成し、通信網を
介して送電先電力需要家へ送信する請求手段とをさらに
設けてもよい。
【0019】他の電力需要家へ送電した電力量に対する
対価を請求し検証する構成として、単価算出手段で算出
された単位電力量当たりの対価の金額を示す単価情報を
送電先電力需要家へ通信網を介して送信する単価送信手
段と、要求制御手段または応答制御手段で受電要と判定
した送電元電力需要家からの受電電力量と情報収集蓄積
手段の蓄積情報とに基づいて単位電力量当たりの対価の
金額を算出し、この対価金額と送電元電力需要家からの
単価情報で請求された単位電力量当たりの請求金額とを
比較し、請求金額が対価金額より大きい場合は、単価情
報に対する検証結果として請求を不当とする旨の請求不
当結果情報を送電元電力需要家へ通信網を介して送信
し、請求金額が対価金額以下の場合は、請求を正当とす
る旨の請求検証結果情報を送電元電力需要家へ通信網を
介して送信する単価検証手段とをさらに設けてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形
態にかかる電力需給調整システムの構成を示すブロック
図である。この電力需給調整システムは、送配電線網
1、通信網2、複数の電力需要家3,4から構成されて
いる。以下の各実施の形態では、電力需要家が2つの場
合を例として説明するが、実際に用いられる電力需給調
整システムでは、通常、3つ以上の多くの電力需要家が
存在し、必要なときに必要な分だけ電力を融通するユビ
キタス電力供給モデルを構成する。
【0021】送配電線網1は、送電線、配電線、変電所
および変圧器など多くの設備から構成され、電気エネル
ギーを流通するための電力設備群である。通信網2は、
例えばインターネットなどのコンピュータ通信網や移動
体通信網などであり、通信網2に接続する装置の1つが
通信網2に接続する他の複数の装置へ、一括して同一情
報を送信可能とするための配信機能を備える。この配信
機能としては、例えばブロードキャスト通信機能やマル
チキャスト通信機能などが挙げられる。
【0022】電力需要家3は、送配電線網1を介して電
力の取引を行う企業や個人や団体が保有する建物および
装置群からなり、自家発電装置31と、通信網2に接続
する制御装置(電力需要家制御装置)32とを備える。
制御装置32には、需給計測手段321、要求制御手段
322、応答制御手段323および電力送受制御手段3
24が設けられている。
【0023】需給計測手段321では、自家発電装置3
1が発生している電力と電力需要家3において消費して
いる電力との電力差を計測する。要求制御手段322で
は、需給計測手段321により得られる電力差の値をも
とに他の電力需要家に対して電力が余剰しているため受
電を要求する旨の受電要求情報Aを送信するか、電力が
不足しているため送電を要求する旨の送電要求情報Bを
送信するか、あるいは何も情報を送信しないかを判定
し、送信する判定をした場合に受電要求情報Aまたは送
電要求情報Bを他の電力需要家に対して通信網2を介し
て送信し、他の電力需要家からの受電に応じる旨の受電
応答情報Cまたは送電に応じる旨の送電応答情報Dの受
信を待ち受ける。
【0024】応答制御手段323では、需給計測手段3
21により得られる電力差の値をもとに他の電力需要家
より送信された受電要求情報Aまたは送電要求情報Bに
応じるか否か判定し、応じると判定した場合は、受電に
応じる旨の受電応答情報Cまたは送電に応じる旨の送電
応答情報Dを、受電要求情報Aまたは送電要求情報Bを
送信した電力需要家に対して通信網2を介して送信す
る。電力送受制御手段324では、要求制御手段322
が待ち受けた受電に応じる受電応答情報Cまたは送電に
応じる旨の送電応答情報D、あるいは応答制御手段32
3が送信した受電に応じる旨の受電応答情報Cまたは送
電に応じる旨の送電応答情報Dをもとに、受電または送
電を行う電力を制御する。
【0025】電力需要家4は、送配電線網1を介して電
力の取引を行う企業や個人や団体が保有する建物および
装置群からなり、電力需要家3と同様に、自家発電装置
41および制御装置42を備える。また、制御装置42
には、制御装置32と同様に、需給計測手段421、要
求制御手段422、応答制御手段423および電力送受
制御手段424が設けられている。送配電線網1と通信
網2には、電力需要家3,4以外にも、電力需要家3と
同様に自家発電装置と制御装置を備えた多数の電力需要
家が接続することも可能である。なお、送配電線網1と
通信網2には、自家発電装置を備えない電力需要家が接
続することも可能である。
【0026】次に、図2を参照して、第1の実施の形態
にかかる電力需給調整システムの動作について説明す
る。図2は第1の実施の形態にかかる電力需給調整シス
テムの動作を示すシーケンス図である。まず、電力需要
家3における制御装置32内の需給計測手段321にお
いて自家発電装置31が発生している電力と電力需要家
3内で消費している電力との電力差を計測し(ステップ
100)、要求制御手段322において需給計測手段3
21での計測結果に基づき(ステップ101)、当該電
力需要家3で電力が余剰しているか、電力が不足してい
るか、電力の過不足がないまたは電力の過不足が微小で
あるかを判定する(ステップ102)。ここで、電力の
過不足が微小であると判定する電力差の範囲は、制御装
置32における可変の設定値とすることも可能であり、
あるいは装置に固有の値とすることも可能であり、さら
には範囲を設けないことも可能である。
【0027】要求制御手段322において電力が余剰し
ていると判定した場合は、要求制御手段322にて他の
電力需要家に対して受電を要求する旨の受電要求情報A
を送信し(ステップ103)、他の電力需要家からの受
電に応じる旨の受電応答情報Cの受信を待ち受ける。こ
の受電要求情報Aには、例えば、電力需要家3から送信
した情報であることを示す識別情報と、受電を要求する
電力の値の情報が含まれる。電力需要家3より送信され
た受電要求情報Aは、通信網2に接続する電力需要家3
以外の全ての電力需要家において、要求に応じるか否か
が判定される。
【0028】例えば、通信網2に接続する電力需要家4
では、電力需要家4における制御装置42内の需給計測
手段421において、自家発電装置41が発生している
電力と電力需要家4内で消費している電力との電力差を
計測している(ステップ104)。応答制御手段423
では、その計測結果を基に(ステップ105)、電力が
不足しているか否かを判定することにより受電要求情報
Aの要求に応じるか否かを判定する(ステップ10
6)。ここで、応答制御手段423において電力が不足
していると判定した場合は、応答制御手段423にて受
電要求情報Aを送信した電力需要家3に対して受電に応
じる旨の受電応答情報Cを送信する(ステップ10
7)。
【0029】電力送受制御手段424では、この受電応
答情報Cを送信した旨の応答制御手段423からの応答
送信結果に基づき(ステップ108)、受電する電力を
増加する制御を行う(ステップ109)。この受電応答
情報Cには、例えば電力需要家4から送信した情報であ
ることを示す識別情報と、電力需要家3から送信した受
電要求情報Aに対する情報であることを示す識別情報
と、受電に応じる電力の値の情報が含まれる。なお、受
電に応じる電力の値は、受電要求情報Aに含まれる受電
を要求する電力の値を超えない範囲の値を設定すること
が考えられる。
【0030】電力需要家3の制御装置32では、要求制
御手段322にて、自らが送信した受電要求情報Aに対
する受電に応じる旨の受電応答情報Cを受信し、その受
電応答情報Cの応答受信結果に基づき(ステップ11
0)、電力送受制御手段324にて送電する電力を増加
する制御を行う(ステップ111)。
【0031】一方、ステップ102において、要求制御
手段322で電力が不足していると判定した場合は、要
求制御手段322にて他の電力需要家に対して送電を要
求する旨の送電要求情報Bを送信し(ステップ11
2)、他の電力需要家からの送電に応じる旨の送電応答
情報Dの受信を待ち受ける。ここで、送電要求情報Bに
は、例えば、電力需要家3から送信した情報であること
を示す識別情報と、送電を要求する電力の値の情報が含
まれる。電力需要家3より送信された送電要求情報Bに
ついても、通信網2に接続する電力需要家3以外の全て
の電力需要家において、要求に応じるか否かが判定され
る。
【0032】例えば、通信網2に接続する電力需要家4
では、電力需要家4における制御装置42内の需給計測
手段421において、自家発電装置41が発生している
電力と電力需要家4内で消費している電力との電力差を
計測している(ステップ104)。応答制御手段423
では、その計測結果を基に(ステップ113)、電力が
余剰しているか否かを判定することにより送電要求情報
Aの要求に応じるか否かを判定する(ステップ11
4)。ここで、応答制御手段423において電力が余剰
していると判定した場合は、応答制御手段423にて送
電要求情報Bを送信した電力需要家3に対して送電に応
じる旨の送電応答情報Dを送信する(ステップ11
5)。
【0033】電力送受制御手段424では、この送電応
答情報Dを送信した旨の応答制御手段423からの応答
送信結果に基づき(ステップ116)、送電する電力を
増加する制御を行う(ステップ117)。この送電応答
情報Dには、例えば電力需要家4から送信した情報であ
ることを示す識別情報と、電力需要家3から送信した送
電要求情報Bに対する情報であることを示す識別情報
と、送電に応じる電力の値の情報が含まれる。なお、送
電に応じる電力の値は、送電要求情報Bに含まれる受電
を要求する電力の値を超えない範囲の値を設定すること
が考えられる。
【0034】電力需要家3の制御装置32では、要求制
御手段322にて、自らが送信した送電要求情報Bに対
する受電に応じる旨の送電応答情報Dを受信し、その送
電応答情報Dの応答受信結果に基づき(ステップ11
8)、電力送受制御手段324にて受電する電力を増加
する制御を行う(ステップ119)。
【0035】このように、本実施の形態では、複数の電
力需要家を送配電線網と通信網で相互接続して、当該電
力需要家の制御装置により自家での電力需要として発生
電力と消費電力との電力差を計測し、この電力差に基づ
き自家が電力余剰または電力不足と判定した場合は、通
信網を介して他の電力需要家へ受電要求または送電要求
を送信し、他の電力需要家では、受信したこれら要求に
応じて自家で計測された電力需要に基づき受電または送
電の可否を判定し、受電または送電が可と判定した場合
は、要求元に対し通信網を介して受電応答または送電応
答を送信し、これら電力需要家間で電力をやり取りする
ようにしたので、変動する電力供給や電力消費に応じて
余剰電力の供給や不足電力の調達を行う相手を即時的に
検索し小さな電力量の取引を行うことができる。
【0036】次に、図3を参照して、本発明の第2の実
施の形態にかかる電力需給調整システムについて説明す
る。図3は第2の実施の形態にかかる電力需給調整シス
テムの構成を示すブロック図であり、前述した図1と同
じまたは同等部分については同一符号を付してある。本
実施の形態では、第1の実施の形態(図1参照)の構成
に加えて、各電力需要家3,4の制御装置32,42
に、それぞれ自家発電装置31,41の出力を制御する
発電出力制御手段325,425が設けられている。ま
た、自家発電装置31,41は装置外からの制御により
その出力が可変である。なお、出力が可変な自家発電装
置とは、例えば燃料電池発電装置や内燃機関発電装置な
ど、燃料の供給量や発電機の回転数などを制御すること
により出力電力を変化させることのできるものを指す。
【0037】次に、図4を参照して、第2の実施の形態
にかかる電力需給調整システムの動作について説明す
る。図4は、第2の実施の形態にかかる電力需給調整シ
ステムの動作を示すシーケンス図であり、図4(a)は
電力余剰時の動作、図4(b)は電力不足時の動作を示
している。図4(a)では、まず、電力需要家3におけ
る制御装置32内の需給計測手段321において自家発
電装置31が発生している電力と電力需要家3内で消費
している電力との電力差を計測し(ステップ120)、
要求制御手段322において需給計測手段321での計
測結果に基づき(ステップ121)、電力が余剰してい
るか、電力が不足しているか、電力の過不足がないまた
は電力の過不足が微小であるかを判定する(ステップ1
22)。ここで、当該電力需要家3で電力の過不足が微
小であると判定する電力差の範囲は、制御装置32にお
ける可変の設定値とすることも可能であり、あるいは装
置に固有の値とすることも可能であり、さらには範囲を
設けないことも可能である。
【0038】要求制御手段322において電力が余剰し
ていると判定した場合は、要求制御手段322にて他の
電力需要家に対して受電を要求する旨の受電要求情報A
を送信し(ステップ123)、他の電力需要家からの受
電に応じる旨の受電応答情報Cを一定時間にわたり待ち
受ける。この受電要求情報Aには、例えば、電力需要家
3から送信した情報であることを示す識別情報と、受電
を要求する電力の値の情報が含まれる。電力需要家3よ
り送信された受電要求情報Aは、通信網2に接続する電
力需要家3以外の全ての電力需要家において、要求に応
じるか否かが判定される。
【0039】要求制御手段322が受電応答情報Cを待
ち受ける一定時間内に、通信網2に接続する他の電力需
要家からの受電応答情報Cを受信しなかった場合は、要
求制御手段322にて応答待ち時間切れであると認識し
(ステップ124)、発電出力制御手段325にて受電
応答情報Cの応答待ち時間切れである旨に基づいて自家
発電装置31の出力を低下させる(ステップ125)。
【0040】一方、図4(b)に示すように、ステップ
122において、要求制御手段322で当該電力需要家
3で電力が不足していると判定した場合は、要求制御手
段322にて他の電力需要家に対して送電を要求する旨
の送電要求情報Bを送信し(ステップ126)、他の電
力需要家からの送電に応じる旨の送電応答情報Dを一定
時間にわたり待ち受ける。ここで、送電要求情報Bに
は、例えば、電力需要家3から送信した情報であること
を示す識別情報と、送電を要求する電力の値の情報が含
まれる。なお、要求制御手段322が受電応答情報Cを
待ち受ける時間の設定値と、要求制御手段322が送電
応答情報Dを待ち受ける時間の設定値とは、同じ値であ
ってもよく、異なる値であってもよい。
【0041】電力需要家3より送信された送電要求情報
Bは、通信網2に接続する電力需要家3以外の全ての電
力需要家において、要求に応じるか否かが判定される。
要求制御手段322が送電応答情報Dを待ち受ける一定
時間内に、通信網2に接続する他の電力需要家からの送
電応答情報Dを受信しなかった場合は、要求制御手段3
22にて応答待ち時間切れであると認識し(ステップ1
27)、発電出力制御手段325にて送電応答情報Dの
応答待ち時間切れである旨に基づいて自家発電装置31
の出力を増加させる(ステップ128)。
【0042】このように、本実施の形態では、燃料電池
発電や内燃機関発電など発電出力を調節可能な自家発電
装置を持つ電力需要家において、当該電力需要家の制御
装置で自家での電力需要、ここでは発生電力と消費電力
との電力差を計測し、この電力差に基づき自家が電力余
剰または電力不足と判定した場合は、通信網を介して他
の電力需要家へ受電要求または送電要求を送信し、他の
電力需要家からの応答がなかった場合は、自家発電装置
の出力を増加させるようにしたので、他の電力需要家が
対応できない場合でも、当該電力需要家内での電力の需
要と供給の均衡を図ることができる。
【0043】次に、図5を参照して、本発明の第3の実
施の形態にかかる電力需給調整システムについて説明す
る。図5は第3の実施の形態にかかる電力需給調整シス
テムの構成を示すブロック図であり、前述した図1と同
じまたは同等部分については同一符号を付してある。本
実施の形態では、第1の実施の形態(図1参照)の構成
に加えて、各電力需要家3,4にエネルギー蓄積装置3
3,43が設けられている。また、自家発電装置31,
41はその出力の制御が不可能である。なお、出力制御
が不可能な自家発電装置とは、例えば太陽光発電装置や
風力発電装置など、出力電力が天候などの自然条件によ
ってのみ変動するなどの特性を持ち、その出力を装置外
からの制御により変化させることのできないものを指
す。
【0044】エネルギー蓄積装置33,43は、電力を
熱エネルギー、化学エネルギー、運動エネルギー、ある
いは位置エネルギーに変換して蓄積する装置である。な
お、エネルギー蓄積装置は、蓄積されているエネルギー
を電力に変換可能な装置とすることもでき、あるいは、
蓄積されているエネルギーを電力に変換することができ
ない装置とすることもできる。電力を熱エネルギーに変
換して蓄積する装置としては、例えば電気温水器など、
電力を用いて物質を加熱または冷却し、その物質を保温
可能な環境下で保存するシステムが挙げられる。電力を
化学エネルギーに変換して蓄積する装置としては、例え
ば鉛蓄電池のような二次電池や、水を電気分解して水素
を発生し水素吸蔵金属を用いた装置により水素を保存す
るシステムなどが挙げられる。なお、保存されている水
素は、燃料電池発電装置により電力に変換することも可
能である。
【0045】電力を運動エネルギーに変換して蓄積する
装置としては、例えばフライホイール装置など、電力を
用いてモーターを駆動しモーターに連動する物体の回転
速度を上昇させ、回転運動する物体を小さな摩擦力によ
って保持することにより運動エネルギーを保存するシス
テムなどが挙げられる。なお、物体に保存されている運
動エネルギーは、連動するモーターを発電機として用い
ることなどにより電力に変換することも可能である。電
力を位置エネルギーに変換して蓄積する装置としては、
例えば揚水発電システムなど、電力を用いて駆動される
ポンプなどにより物体の高度を上昇させ、高い位置で物
体を保持することにより位置エネルギーを保存するシス
テムなどが挙げられる。なお、物体に保存されている位
置エネルギーは、ポンプを逆回転させることなどにより
発電機を駆動し電力に変換することも可能である。
【0046】次に、図6を参照して、第3の実施の形態
にかかる電力需給調整システムの動作について説明す
る。図6は、第3の実施の形態にかかる電力需給調整シ
ステムの動作を示すシーケンス図であり、図6(a)は
電力余剰時の動作、図6(b)は電力不足時の動作を示
している。図6(a)では、まず、電力需要家3におけ
る制御装置32内の需給計測手段321において自家発
電装置31が発生している電力と電力需要家3内で消費
している電力との電力差を計測し(ステップ130)、
要求制御手段322において需給計測手段321での計
測結果に基づき(ステップ131)、当該電力需要家3
で電力が余剰しているか、電力が不足しているか、電力
の過不足がないまたは電力の過不足が微小であるかを判
定する(ステップ132)。
【0047】ここで、電力の過不足が微小であると判定
する差の値の範囲は、制御装置32における可変の設定
値とすることも可能であり、あるいは装置に固有の値と
することも可能であり、あるいは範囲を設けないことも
可能である。要求制御手段322において電力が余剰し
ていると判定した場合は、要求制御手段322にて他の
電力需要家に対して受電を要求する旨の受電要求情報A
を送信し(ステップ133)、他の電力需要家からの受
電に応じる旨の受電応答情報Cの受信を待ち受ける。こ
の受電要求情報Aには、例えば、電力需要家3から送信
した情報であることを示す識別情報と、受電を要求する
電力の値の情報が含まれる。
【0048】電力需要家3より送信された受電要求情報
Aは、通信網2に接続する電力需要家3以外の全ての電
力需要家において、要求に応じるか否かが判定される。
要求制御手段322が受電応答情報Cを待ち受ける一定
時間内に、通信網2に接続する他の電力需要家からの受
電応答情報Cを受信しなかった場合は、要求制御手段3
22にて応答待ち時間切れであると認識し(ステップ1
34)、電力送受制御手段324にてエネルギー蓄積装
置33に余剰分の電力を蓄積する(ステップ135)。
【0049】このように、電力需要家にエネルギー蓄積
装置を設け、太陽光発電や風力発電など出力を調節不可
能な自家発電装置の余剰電力を他の電力需要家に供給で
きるにもかかわらず他の電力需要家が受電の要望がない
場合には、余剰電力を保存可能なエネルギーに変換して
エネルギー蓄積装置へ蓄積するようにしたので、太陽光
発電や風力発電など出力を調節不可能な自家発電装置を
持つ場合でも、電力の需要と供給の均衡を図る形態を実
現できる。
【0050】一方、図6(b)に示すように、ステップ
132において、要求制御手段322で電力が不足して
いると判定した場合は、要求制御手段322にて他の電
力需要家に対して送電を要求する旨の送電要求情報Bを
送信し(ステップ136)、他の電力需要家からの送電
に応じる旨の送電応答情報Dを一定時間にわたり待ち受
ける。ここで、送電要求情報Bには、例えば、電力需要
家3から送信した情報であることを示す識別情報と、送
電を要求する電力の値の情報が含まれる。なお、要求制
御手段322が受電応答情報Cを待ち受ける時間の設定
値と、要求制御手段322が送電応答情報Dを待ち受け
る時間の設定値とは、同じ値であってもよく、異なる値
であってもよい。
【0051】電力需要家3より送信された送電要求情報
Bは、通信網2に接続する電力需要家3以外の全ての電
力需要家において、要求に応じるか否かが判定される。
要求制御手段322が送電要求情報Bを待ち受ける一定
時間内に、通信網2に接続する他の電力需要家からの送
電応答情報Dを受信しなかった場合は、要求制御手段3
22にて応答待ち時間切れであると認識し(ステップ1
37)、電力送受制御手段324にてエネルギー蓄積装
置33から不足分の電力を取り出す(ステップ13
8)。
【0052】このように、電力需要家にエネルギー蓄積
装置を設け、太陽光発電や風力発電など出力を調節不可
能な自家発電装置を持つ電力需要家が電力不足となった
際に他の電力需要家の余剰電力がない場合、エネルギー
蓄積装置に蓄積しておいた保存可能なエネルギーを電力
に変換して自らの不足分の電力に充当するようにしたの
で、太陽光発電や風力発電など出力を調節不可能な自家
発電装置を持つ場合でも、当該電力需要家内で電力の需
要と供給の均衡を図ることができる。
【0053】次に、図7を参照して、本発明の第4の実
施の形態にかかる電力需給調整システムについて説明す
る。図7は第4の実施の形態にかかる電力需給調整シス
テムの構成を示すブロック図であり、前述した図1と同
じまたは同等部分については同一符号を付してある。本
実施の形態では、第1の実施の形態(図1参照)の構成
に加えて、各電力需要家3,4の制御装置32,42
に、送受電力量計測手段326,426、請求手段32
7,427および請求検証手段328,428が設けら
れている。
【0054】送受電力量計測手段326,426は、他
の電力需要家に対して送電した電力量または他の電力需
要家より受電した電力量を計測する。請求手段327,
427は、送受電力量計測手段326,426にて計測
した、他の電力需要家に対する送電電力量に応じて、そ
の対価を請求する情報を生成し送電先の電力需要家に送
信する。請求検証手段328,428は、他の電力需要
家より受信した対価を請求する情報について、送受電力
量計測手段326,426にて計測した、送電元の電力
需要家より受電した電力量に基づき、その正当性を検証
し検証の結果を送電元の電力需要家に送信する。
【0055】次に、図8を参照して、第4の実施の形態
にかかる電力需給調整システムの動作について説明す
る。図8は、第4の実施の形態にかかる電力需給調整シ
ステムの動作を示すシーケンス図である。まず、前述し
た図2に示す動作により、電力需要家3から電力需要家
4に対する送受電が開始されている場合、電力需要家3
における制御装置32内の送受電力量計測手段326に
おいて電力需要家3から電力需要家4に対し送電した電
力量を計測し(ステップ140)、請求手段327にお
いて送受電力量計測手段326での計測結果に基づき
(ステップ141)、電力需要家4に対し対価を請求す
る請求情報Eを生成し(ステップ142)、電力需要家
4に対して送信する(ステップ143)。ここで、請求
情報Eには、例えば、電力需要家3から送信した情報で
あることを示す識別情報と、送電した電力量の値の情報
と、送電した電力量に応じて請求する対価の金額の情報
が含まれる。
【0056】電力需要家3から請求情報Eを受信した電
力需要家4では、制御装置42内の送受電力量計測手段
426で電力需要家4が電力需要家3から受電した電力
量を計測し(ステップ144)、その計測結果に基づき
(ステップ145)、請求検証手段428において請求
情報Eの正当性を検証する(ステップ146)。そし
て、請求情報Eが正当であれば、その請求情報Eによる
請求が正当であると検証した結果を示す請求検証結果情
報Fを送電元電力需要家3に送信する(ステップ14
7)。この請求検証結果情報Fには、例えば、電力需要
家4から送信した情報であることを示す識別情報が含ま
れる。
【0057】このように、本実施の形態によれば、各電
力需要家に、他の電力需要家との間で送受した電力量を
計測する送受電力量計測手段を設け、この計測結果に基
づき他の電力需要家へ送電した電力量に応じた対価を算
出して請求し、送電元の電力需要家からの対価請求につ
いて当該電力需要家での計測結果をもとに検証するよう
にしたので、電力取引において代金の決済を行うにあた
り、電力需要家間で送受した電力量に応じた代金算出、
請求およびその確認を、電力取引後に迅速かつ正確に行
うことができる。
【0058】次に、図9を参照して、本発明の第5の実
施の形態にかかる電力需給調整システムについて説明す
る。図9は第5の実施の形態にかかる電力需給調整シス
テムの構成を示すブロック図であり、前述した図7と同
じまたは同等部分については同一符号を付してある。本
実施の形態では、第4の実施の形態(図7参照)の構成
に加えて、各電力需要家3,4の制御装置32,42
に、他の電力需要家から送信された受電を要求する旨の
情報と送電を請求する旨の情報を一定期間または一定回
数にわたり収集して蓄積する情報収集蓄積手段329,
429が設けられている。
【0059】次に、図10を参照して、第5の実施の形
態にかかる電力需給調整システムの動作について説明す
る。図10は、第5の実施の形態にかかる電力需給調整
システムの動作を示すシーケンス図である。まず、電力
需要家3における制御装置32内の情報収集蓄積手段3
29において、他の電力需要家から送信された受電を要
求する旨の受電要求情報Aと送電を要求する旨の送電要
求情報Bを一定期間または一定回数にわたり収集して蓄
積する(ステップ150)。ここで、情報収集蓄積手段
329において受電要求情報Aや送電要求情報Bを収集
し蓄積する期間または回数は、制御装置32における可
変の設定値とすることも可能であり、あるいは装置に固
有の値とすることも可能である。また、期間を限定して
情報を蓄積するか回数を限定して情報を蓄積するかにつ
いても、制御装置32における可変の設定とすることも
可能であり、あるいは装置に固有の設定とすることも可
能である。
【0060】続いて、図2に示す動作により、電力需要
家3から電力需要家4に対する送受電が開始されている
場合に、電力需要家3における制御装置32内の送受電
力量計測手段326において電力需要家3から電力需要
家4に対し送電した電力量を計測する(ステップ15
1)。そして、この計測結果と(ステップ152)、請
求手段327において情報収集蓄積手段329にて蓄積
した蓄積情報に基づいて(ステップ153)、その計測
結果に応じた対価の金額を算出して、電力需要家4に対
し請求する請求情報Eを生成し(ステップ154)、電
力需要家4に対して送信する(ステップ155)。この
請求情報Eには、例えば、電力需要家3から送信した情
報であることを示す識別情報と、送電した電力量の値の
情報と、送電した電力量に応じて請求する対価の金額の
情報が含まれる。その後、電力需要家4において、前述
した図8のステップ144〜147と同様のステップ1
56〜159が実行される。
【0061】このように、本実施の形態では、電力需要
家に、受電要求情報Aと送電要求情報Bとを一定期間ま
たは一定回数にわたり収集して蓄積する情報収集蓄積手
段を設け、すでに送電した電力量に対する対価を情報収
集蓄積手段の蓄積情報に基づき算出するようにしたの
で、電力取引の相場情報を収集して得られた電力需給動
向に基づき請求額を算出することができ、代金請求にお
ける金額の妥当性を確保できる。
【0062】なお、情報収集蓄積手段で得た蓄積情報を
請求情報の検証に用いてもよい。図11を参照して、蓄
積情報を請求情報の検証に用いる場合の動作について説
明する。図11は、第5の実施の形態にかかる電力需給
調整システムの他の動作を示すシーケンス図である。ま
ず、電力需要家3では、図10のステップ150〜15
5と同様のステップ160〜165が実行され、情報収
集蓄積手段で収集した蓄積情報に基づき生成した請求情
報Eを電力需要家4へ送信する。
【0063】電力需要家4における制御装置42内の情
報収集蓄積手段429において、他の電力需要家から送
信された受電を要求する旨の受電要求情報Aと送電を要
求する旨の送電要求情報Bを一定期間または一定回数に
わたり収集して蓄積する(ステップ170)。ここで、
情報収集蓄積手段429において受電要求情報Aや送電
要求情報Bを収集し蓄積する期間または回数は、制御装
置32における可変の設定値とすることも可能であり、
あるいは装置に固有の値とすることも可能である。ま
た、期間を限定して情報を蓄積するか回数を限定して情
報を蓄積するかについても、制御装置32における可変
の設定とすることも可能であり、あるいは装置に固有の
設定とすることも可能である。
【0064】次に、請求情報Eを受信した電力需要家4
では、制御装置42内の請求検証手段428において、
情報収集蓄積手段429で蓄積して得られた情報に基づ
き(ステップ173)、送受電力量計測手段426での
計測で得られた(ステップ171)電力需要家4が電力
需要家3から受電した電力量に応じて(ステップ17
2)、その対価の金額を算出し、電力需要家3から受信
した請求情報Eにより請求される金額との大小を比較す
ることにより正当性を検証する(ステップ174)。
【0065】ここで、送受電力量計測手段426にて算
出した金額より、請求情報Eで請求された金額が小さい
または同額である場合(ステップ175)、請求情報E
が正当であると検証した結果を示す請求検証結果情報F
を電力需要家3に送信する(ステップ176)。また、
送受電力量計測手段426にて算出した金額より請求情
報Eで請求された金額が大きい場合は、請求情報Eによ
る請求が不当であると検証した結果を示す請求不当結果
情報Gを電力需要家3に送信する(ステップ177)。
この請求不当結果情報Gには、例えば、電力需要家4か
ら送信した情報であることを示す識別情報が含まれる。
【0066】このように、受電要求情報Aと送電要求情
報Bとを一定期間または一定回数にわたり収集して蓄積
する情報収集蓄積手段を設け、この蓄積情報に基づき送
電電力量に対する対価請求の正当性を検証するようにし
たので、電力取引の相場情報を収集して得られた電力需
給動向に基づき、代金請求における金額の妥当性を検証
できる。
【0067】次に、図12を参照して、本発明の第6の
実施の形態にかかる電力需給調整システムについて説明
する。図12は第6の実施の形態にかかる電力需給調整
システムの構成を示すブロック図であり、前述した図1
と同じまたは同等部分については同一符号を付してあ
る。本実施の形態では、第1の実施の形態(図1参照)
の構成に加えて、各電力需要家3,4の制御装置32,
42に、他の電力需要家から送信された受電を要求する
旨の情報と送電を請求する旨の情報を一定期間または一
定回数にわたり収集して蓄積する情報収集蓄積手段32
9,429と、要求制御手段322,422または応答
制御手段323,423にて他の電力需要家に対して送
電する旨を判定した電力の大きさと情報収集蓄積手段3
29,429にて蓄積した情報とに基づいて単位電力量
当たりの対価の金額を算出する単価算出手段330,4
30と、他の電力需要家への送電の後に単価算出手段3
30,430において算出された単位電力量当たりの対
価の金額に基づいて送電した相手の電力需要家に対価を
請求する請求情報Eを生成し送電した相手の電力需要家
に送信する請求手段327,427が設けられている。
【0068】次に、図13を参照して、第6の実施の形
態にかかる電力需給調整システムの動作について説明す
る。図13は第6の実施の形態にかかる電力需給調整シ
ステムの動作を示すシーケンス図である。まず、電力需
要家3における制御装置32内の情報収集蓄積手段32
9において、他の電力需要家から送信された受電を要求
する旨の受電要求情報Aと送電を要求する旨の送電要求
情報Bを一定期間または一定回数にわたり収集して蓄積
する(ステップ180)。ここで、情報収集蓄積手段3
29において受電要求情報Aや送電要求情報Bを収集し
蓄積する期間または回数は、制御装置32における可変
の設定値とすることも可能であり、あるいは装置に固有
の値とすることも可能である。また、期間を限定して情
報を蓄積するか回数を限定して情報を蓄積するかについ
ても、制御装置32における可変の設定とすることも可
能であり、あるいは装置に固有の設定とすることも可能
である。
【0069】次に、図2に示す動作により、電力需要家
3から電力需要家4に対する送電が決定した後、電力需
要家3における制御装置32内の要求制御手段322ま
たは応答制御手段323において電力需要家4に対し送
電すると決定した電力量を示す送信電力情報と(ステッ
プ181)、情報収集蓄積手段329にて蓄積した蓄積
情報とに基づき(ステップ182)、単価算出手段33
0にて単位電力量当たりの対価の金額を算出する(ステ
ップ183)。その後、図2に示す動作により電力需要
家3から電力需要家4に対する送電を実施した後、電力
需要家3における制御装置32内の請求手段327にお
いて単価算出手段330にて算出した単位電力量当たり
の対価の金額を示す単価情報に基づいて(ステップ18
4)、電力需要家4に対価を請求する請求情報Eを生成
し(ステップ185)、電力需要家4に対して送信する
(ステップ186)。
【0070】ここで、請求情報Eには、例えば、電力需
要家3から送信した情報であることを示す識別情報と、
送電した電力量の値の情報と、送電した電力量に対して
請求する対価の金額の情報が含まれる。なお、制御装置
32内に送受電力量計測手段をさらに備えることによ
り、電力需要家4に対し送電した電力量を計測し、単価
算出手段330にて算出した単位電力量当たりの対価の
金額とを乗ずることにより、電力需要家4に対し請求す
る対価の価格を決定することも可能である。また、制御
装置32内に電力送受時間計測手段をさらに備えること
により、電力需要家4に対し送電した時間を計測し、単
価算出手段330にて算出した単位電力量当たりの対価
の金額と要求制御手段322または応答制御手段323
において電力需要家4に対して送電すると決定した電力
の大きさとを乗ずることにより、電力需要家4に対し請
求する対価の価格を決定することも可能である。
【0071】このように、本実施の形態では、受電要求
情報Aと送電要求情報Bとを一定期間または一定回数に
わたり収集して蓄積する情報収集蓄積手段を設け、これ
から送電する電力量に対する対価を情報収集蓄積手段の
蓄積情報に基づき算出するようにしたので、電力の取引
前に、電力取引の相場情報を収集して得られた電力需給
動向に基づき妥当な請求額を算出することができ、代金
請求を迅速かつ正確に行うことができる。
【0072】次に、図14を参照して、本発明の第7の
実施の形態にかかる電力需給調整システムについて説明
する。図14は第7の実施の形態にかかる電力需給調整
システムの構成を示すブロック図であり、前述した図1
2と同じまたは同等部分には同一符号を付してある。本
実施の形態では、第6の実施の形態(図12参照)の構
成に加えて、単価算出手段330,430にて算出した
単位電力量当たりの対価の金額の単価情報Hを送電先の
電力需要家に送信する単価送信手段331,431と、
他の電力需要家より受信した単位電力量当たりの対価の
金額が、要求制御手段322,422または応答制御手
段323,423にて受電する旨を決定した電力の大き
さと情報収集蓄積手段329,429の蓄積情報とに基
づいて算出した単位電力量当たりの対価の金額よりも大
きいか否かを判定し、大きい場合は受信した単位電力量
当たりの対価の金額が不当である旨の単価不当結果情報
Kを送電元の電力需要家に送信し、それ以外の場合は受
信した単位電力量当たりの対価の金額が正当である旨の
単価検証結果情報Jを送電元の電力需要家に送信する単
価検証手段332,432とが設けられている。
【0073】次に、図15を参照して、第7の実施の形
態にかかる電力需給調整システムの動作について説明す
る。図15は第7の実施の形態にかかる電力需給調整シ
ステムの動作を示すシーケンス図である。まず、図13
のステップ180〜183と同様の動作により電力需要
家3における制御装置32内の単価算出手段330にて
単位電力量当たりの対価金額を算出し(ステップ190
〜193)、その単価情報Hを単価送信手段331にて
電力需要家4へ送信する(ステップ194)。この単価
情報Hには、例えば電力需要家3から送信した情報であ
ることを示す識別情報と、単位電力量当たりの対価金額
の情報が含まれる。
【0074】次に、電力需要家4が電力需要家3からの
単価情報Hを受信した後、要求制御手段422または応
答制御手段423において電力需要家4が受電すること
を決定した電力の大きさを示す受電電力情報と(ステッ
プ195)、情報収集蓄積手段全29で蓄積して(ステ
ップ196)得られた蓄積情報とに基づき(ステップ1
97)、単価検証手段432にて単位電力量当たりの対
価の金額を算出し(ステップ198)、単価情報Hに含
まれる単位電力量当たりの対価の金額との大小を比較す
る(ステップ199)。
【0075】ここで、単価情報Hに含まれる単位電力量
当たりの対価の金額が単価検証手段432にて算出した
金額よりも小さいまたは同額である場合は、単価検証手
段432より単価情報Hが正当であると検証した結果を
示す単価検証結果情報Jを電力需要家3に送信する(ス
テップ200)。この場合、電力需要家3において、電
力需要家4への送電の後、請求手段327において単価
情報Hに含まれる単位電力量当たりの対価の金額に基づ
いて電力需要家4への請求を行う。また、単価情報Hに
含まれる単位電力量当たりの対価の金額が単価検証手段
432にて算出した金額よりも大きい場合は、単価検証
手段432より単価情報Hが不当であると検証した結果
を示す単価不当結果情報Kを電力需要家3に送信する
(ステップ201)。
【0076】このように、本実施の形態では、受電要求
情報Aと送電要求情報Bとを一定期間または一定回数に
わたり収集して蓄積する情報収集蓄積手段を設け、これ
から送電する電力量に対する対価を情報収集蓄積手段の
蓄積情報に基づき算出するようにしたので、電力の取引
前に、電力取引の相場情報を収集して得られた電力需給
動向に基づき妥当な送電電力単価を算出することがで
き、単価を迅速かつ正確に行う算出できる。また、送電
電力量に対する対価単価の正当性を情報収集蓄積手段の
蓄積情報に基づき検証するようにしたので、電力取引の
相場情報を収集して得られた電力需給動向に基づき、他
の電力需要家から送電される電力の単価の妥当性を検証
できる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、複数の
電力需要家を送配電線網と通信網で相互接続して、当該
電力需要家の制御装置により自家での電力需要として発
生電力と消費電力との電力差を計測し、この電力差に基
づき自家が電力余剰または電力不足と判定した場合は、
通信網を介して他の電力需要家へ受電要求または送電要
求を送信し、他の電力需要家では、受信したこれら要求
に応じて自家で計測された電力需要に基づき受電または
送電の可否を判定し、受電または送電が可と判定した場
合は、要求元に対し通信網を介して受電応答または送電
応答を送信し、これら電力需要家間で電力をやり取りす
るようにしたので、変動する電力供給や電力消費に応じ
て余剰電力の供給や不足電力の調達を行う相手を即時的
に検索し小さな電力量の取引を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態にかかる電力需給
調整システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態にかかる電力需給
調整システムの動作を示すシーケンス図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態にかかる電力需給
調整システムの構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態にかかる電力需給
調整システムの動作を示すシーケンス図である。
【図5】 本発明の第3の実施の形態にかかる電力需給
調整システムの構成を示すブロック図である。
【図6】 本発明の第3の実施の形態にかかる電力需給
調整システムの動作を示すシーケンス図である。
【図7】 本発明の第4の実施の形態にかかる電力需給
調整システムの構成を示すブロック図である。
【図8】 本発明の第4の実施の形態にかかる電力需給
調整システムの動作を示すシーケンス図である。
【図9】 本発明の第5の実施の形態にかかる電力需給
調整システムの構成を示すブロック図である。
【図10】 本発明の第5の実施の形態にかかる電力需
給調整システムの動作を示すシーケンス図である。
【図11】 本発明の第5の実施の形態にかかる電力需
給調整システムの他の動作を示すシーケンス図である。
【図12】 本発明の第6の実施の形態にかかる電力需
給調整システムの構成を示すブロック図である。
【図13】 本発明の第6の実施の形態にかかる電力需
給調整システムの動作を示すシーケンス図である。
【図14】 本発明の第7の実施の形態にかかる電力需
給調整システムの構成を示すブロック図である。
【図15】 本発明の第7の実施の形態にかかる電力需
給調整システムの動作を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1…送配電線網、2…通信網、3,4…電力需要家、3
1,41…自家発電装置、32,42…制御装置、32
1,421…需給計測手段、322,422…要求制御
手段、323,423…応答制御手段、324,424
…電力送受制御手段、325,425…発電出力制御手
段、326,426…送受電力量計測手段、327,4
27…請求手段、328,428…請求検証手段、32
9,429…情報収集蓄積手段、330,430…単価
算出手段、331,431…単価送信手段、332,4
32…単価検証手段。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送配電線網を介して電力を相互に融通す
    るとともに、通信網を介して相互に各種情報をやり取り
    することにより電力の融通を制御する制御装置を有する
    複数の電力需要家からなり、当該電力需要家の電力需給
    状況に応じて他の電力需要家との間で、それぞれの制御
    装置により各種情報をやり取りすることにより、前記送
    配電線網を介して電力を融通する電力需給調整システム
    であって、 前記各電力需要家の制御装置は、 当該電力需要家で発電している電力と当該電力需要家で
    消費している電力との電力差を計測する需給計測手段
    と、 前記需給計測手段により得られた電力差に基づき、当該
    電力需要家での電力余剰に応じた他の電力需要家に対す
    る受電要求、または当該電力需要家での電力不足に応じ
    た他の電力需要家に対する送電要求の要否を判定すると
    ともに、当該要求が必要な場合には前記通信網を介して
    他の電力需要家へ当該要求を送信する要求制御手段と、 前記通信網を介して受信した他の電力需要家からの受電
    要求または送電要求に応じて、前記需給計測手段により
    得られた電力差に基づき当該要求への応否を判定し、当
    該要求へ応じる場合には前記通信網を介してその要求元
    の電力需要家へ当該要求へ応じる旨の受電応答または送
    電応答を送信する応答制御手段と、 前記通信網を介して受信した他の電力需要家からの受電
    応答または送電応答に応じて、前記送配電線網を介した
    当該応答の送信元となる電力需要家との間での送電また
    は受電を制御する電力送受制御手段とを備えることを特
    徴とする電力需給調整システム。
  2. 【請求項2】 送配電線網を介して電力を相互に融通す
    るとともに、通信網を介して相互に各種情報をやり取り
    することにより電力の融通を制御する制御装置を有する
    複数の電力需要家からなり、当該電力需要家の電力需給
    状況に応じて他の電力需要家との間でそれぞれの制御装
    置を用いて各種情報をやり取りすることにより、前記送
    配電線網を介して電力を融通する電力需給調整システム
    で、前記各電力需要家の制御装置として用いられる電力
    需要家制御装置であって、 当該電力需要家で発電している電力と当該電力需要家で
    消費している電力との電力差を計測する需給計測手段
    と、 前記需給計測手段により得られた電力差に基づき、当該
    電力需要家での電力余剰に応じた他の電力需要家に対す
    る受電要求、または当該電力需要家での電力不足に応じ
    た他の電力需要家に対する送電要求の要否を判定すると
    ともに、当該要求が必要な場合には前記通信網を介して
    他の電力需要家へ当該要求を送信する要求制御手段と、 前記通信網を介して受信した他の電力需要家からの受電
    要求または送電要求に応じて、前記需給計測手段により
    得られた電力差に基づき当該要求への応否を判定し、当
    該要求へ応じる場合には前記通信網を介してその要求元
    の電力需要家へ当該要求へ応じる旨の受電応答または送
    電応答を送信する応答制御手段と、 前記通信網を介して受信した他の電力需要家からの受電
    応答または送電応答に応じて、前記送配電線網を介した
    当該応答の送信元となる電力需要家との間での送電また
    は受電を制御する電力送受制御手段とを備えることを特
    徴とする電力需要家制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電力需要家制御装置にお
    いて、 前記要求制御手段により他の電力需要家に対する受電要
    求の送信から所定時間経過までに当該受電要求に応じた
    受電応答を受信できなかった場合、当該電力需要家での
    発電に用いる自家発電装置の出力を低下させる発電出力
    制御手段をさらに備えることを特徴とする電力需要家制
    御装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の電力需要家制御装置にお
    いて、 前記要求制御手段により他の電力需要家に対する送電要
    求の送信から所定時間経過までに当該送電要求に応じた
    送電応答を受信できなかった場合、当該電力需要家での
    発電に用いる自家発電装置の出力を増加させる発電出力
    制御手段をさらに備えることを特徴とする電力需要家制
    御装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の電力需要家制御装置にお
    いて、 前記電力送受制御手段は、 前記要求制御手段により他の電力需要家に対する受電要
    求の送信から所定時間経過までに当該受電要求に応じた
    受電応答を受信できなかった場合、当該電力需要家に設
    けられたエネルギー蓄積装置において、当該電力需要家
    で発生した余剰電力を熱エネルギー、化学エネルギー、
    運動エネルギーまたは位置エネルギーのいずれかに変換
    して蓄積することを特徴とする電力需要家制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の電力需要家制御装置にお
    いて、 前記電力送受制御手段は、 前記要求制御手段により他の電力需要家に対する送電要
    求の送信から所定時間経過までに当該送電要求に応じた
    送電応答を受信できなかった場合、当該電力需要家に設
    けられたエネルギー蓄積装置に予め蓄積されている熱エ
    ネルギー、化学エネルギー、運動エネルギーまたは位置
    エネルギーのいずれかを電力に変換して、当該電力需要
    家で発生した電力不足を充当させることを特徴とする電
    力需要家制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項2〜6のいずれかに記載の電力需
    要家制御装置において、 他の電力需要家に対して送電した電力量または他の電力
    需要家より受電した電力量を各電力需要家ごとに計測す
    る送受電力量計測手段と、 前記送受電力量計測手段で計測した他の電力需要家への
    送電電力量に応じてその送電先電力需要家に対して当該
    送電電力量への対価を請求する請求情報を生成し、前記
    通信網を介して前記送電先電力需要家へ送信する請求手
    段と、 前記通信網を介して他の電力需要家より受信した請求情
    報の正当性を、前記送受電力量計測手段で計測したその
    送電元電力需要家からの受電電力量に基づいて検証し、
    その検証結果を示す請求検証結果情報を前記送電元電力
    需要家へ前記通信網を介して送信する請求検証手段とを
    さらに備えることを特徴とする電力需要家制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の電力需要家制御装置にお
    いて、 前記通信網を介して受信した他の電力需要家からの受電
    要求および送電要求を一定期間または一定回数にわたり
    収集し蓄積情報として蓄積する情報収集蓄積手段をさら
    に備え、 前記請求手段は、前記情報収集蓄積手段の蓄積情報に基
    づいて前記送電元電力需要家への送電電力量に応じて請
    求する対価の金額を算出することを特徴とする電力需要
    家制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の電力需要家制御装置にお
    いて、 前記請求検証手段は、 前記送受電力量計測手段で計測した送電元電力需要家か
    らの受電電力量と前記情報収集蓄積手段の蓄積情報とに
    基づいて、前記送電元電力需要家からの受電電力量への
    対価の金額を算出し、この対価金額と前記送電元電力需
    要家からの請求情報で請求された請求金額とを比較し、
    前記請求金額が前記対価金額より大きい場合は、前記請
    求情報に対する検証結果として請求を不当とする旨の請
    求不当結果情報を前記送電元電力需要家へ前記通信網を
    介して送信することを特徴とする電力需要家制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項2〜6のいずれかに記載の電力
    需要家制御装置において、 前記通信網を介して受信した他の電力需要家からの受電
    要求および送電要求を一定期間または一定回数にわたり
    収集し蓄積情報として蓄積する情報収集蓄積手段と、 前記要求制御手段または前記応答制御手段で送電要と判
    定した送電先電力需要家に対する送電電力量と前記情報
    収集蓄積手段の蓄積情報とに基づいて単位電力量当たり
    の対価の金額を算出する単価算出手段と、 前記送電先電力需要家への送電後に前記単価算出手段で
    算出された単位電力量当たりの対価の金額に基づいて、
    その送電先電力需要家に対価を請求する請求情報を生成
    し、前記通信網を介して前記送電先電力需要家へ送信す
    る請求手段とをさらに備えることを特徴とする電力需要
    家制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の電力需要家制御装置
    において、 前記単価算出手段で算出された単位電力量当たりの対価
    の金額を示す単価情報を送電先電力需要家へ前記通信網
    を介して送信する単価送信手段と、 前記要求制御手段または前記応答制御手段で受電要と判
    定した送電元電力需要家からの受電電力量と前記情報収
    集蓄積手段の蓄積情報とに基づいて単位電力量当たりの
    対価の金額を算出し、この対価金額と前記送電元電力需
    要家からの単価情報で請求された単位電力量当たりの請
    求金額とを比較し、前記請求金額が前記対価金額より大
    きい場合は、前記単価情報に対する検証結果として請求
    を不当とする旨の請求不当結果情報を前記送電元電力需
    要家へ前記通信網を介して送信し、前記請求金額が前記
    対価金額以下の場合は、前記請求を正当とする旨の請求
    検証結果情報を前記送電元電力需要家へ前記通信網を介
    して送信する単価検証手段とをさらに備えることを特徴
    とする電力需要家制御装置。
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