JP2003324715A - 撮像装置、撮像システム、撮像装置の制御方法 - Google Patents
撮像装置、撮像システム、撮像装置の制御方法Info
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Abstract
防止する。 【解決手段】 入力された光を変換処理して撮影画像デ
ータを得るCMOSイメージセンサ12等と、自位置を
検出するGPS/LPS部21a,21bまたは非接触
ID−Chip読みとり部22a,22bと、検出した
自位置は規定領域の内部であるか外部であるかを判定す
る動作制限条件設定部20および動作制御部17とを備
え、動作制御部17は、自位置が前記規定領域の外部で
あると判定した場合、CMOSイメージセンサ12等に
よる撮像動作を制限する。
Description
いられる撮像装置、撮像システム、撮像装置の制御方法
に関するものである。
として設置カメラによる撮像を行い、その撮像情報を用
いて監視/管理サービスや各種のサービス提供を行う画
像モニタシステム(撮像システム)が急速に普及しつつ
ある。このような画像モニタシステムは、複数の箇所に
設置されたカメラと、これらカメラを統括管理する監視
サーバとから構成される。そして、各カメラによって撮
影された画像情報が通信ネットワークを介して監視サー
バに送信され、監視サーバによって異常の有無が判定さ
れる。
は極めて広く、例えばカメラを動物(ペット)型ロボッ
トの内部に組み込むことにより、居住者に違和感を与え
ることなく家屋内を監視するシステムも出現している。
システムによれば、設置カメラを通じて各所の自動撮影
や遠隔撮影によるモニタリングが可能になるものの、次
のような問題点が存在していた。
で持ち去られた場合、単に、目的領域のモニタリングが
できなくなるだけでなく、盗難されたカメラが盗撮やプ
ライバシーを侵害するような不正撮影に悪用されるおそ
れがある。特に、設置カメラが携帯容易な形態(例えば
ワイヤレスタイプや電灯線接続タイプ)である場合に
は、カメラが上記盗難や悪用の対象となるリスクが極め
て大きくなる。
悪用の問題は、画像モニタシステムを社会全体に普及さ
せるうえでの障害であり、解決すべき最重要課題となっ
ていた。
なされたもので、その目的は、設置カメラの盗難等によ
る不正使用の防止を図る撮像装置、撮像システム、撮像
装置の制御方法を提供することにある。
撮像装置は、前記の課題を解決するために、入力された
光を変換処理して撮影画像データを得る撮像部と、自位
置を検出する自位置検出部と、前記自位置検出部が検出
した自位置は規定領域の内部であるか外部であるかを判
定する領域判定部と、前記領域判定部が、自位置は前記
規定領域の外部であると判定した場合、前記撮像部の撮
像動作を制限する撮像動作制限部とを備えることを特徴
としている。
処理して撮影画像データを得る撮像部とは、CCD(Ch
arge Coupled Device)素子,CMOS素子などの受光
素子の他、レンズを含む光学系、上記受光素子で得られ
た信号に各種の変換処理を施す信号処理系などから構成
されるものである。
位置)を絶対的または相対的に特定する構成であれば、
特に限定されないが、各種のGPS(Global Positioni
ng System)/LPS(Local Positioning System)の
他、基準局からの発信波動(電波,超音波,赤外線な
ど)の強度を測定することによって、前記基準局からの
距離を検出する構成(電界強度測定利用方式)などを採
用することができる。
出した自位置を、あらかじめ定められた規定領域と対比
することにより、自位置(撮像装置の位置)が規定領域
の内部であるか外部であるかを択一的に判定する構成で
あって、各種の演算手段や情報処理手段によって実現さ
れる。ここで、規定領域とは、例えば、A地点から半径
R(m)以内の領域のように規定する他、例えば、緯
度,経度に対してそれぞれ所定の数値範囲を定めてもよ
い。
定部が自位置は規定領域の外部であると判定した場合、
指示信号の付与などを通じて、前記撮像部の撮像動作を
制限する構成である。ここで、撮像動作の制限態様とし
ては種々の態様が考えられるが、例として、撮像ボタン
入力を受け付けない態様、撮像装置の電源をオフ状態で
ロックする態様、撮影画像データにモザイク処理を施し
たり、撮影画像データを消去(破棄)または黒一色・白
一色にしたりすることによって、撮影画像を確認不能と
する態様などが挙げられる。
よって、撮像装置の現在位置が検出され、前記領域判定
部によって、前記検出結果である自位置は規定領域の内
部であるか外部であるか判定される。この結果、自位置
が規定領域の外部であると判定されれば、前記撮像動作
制限部によって前記撮像部の撮像動作が制限される。し
たがって、撮像装置が規定領域の外部に移動されたとき
には、撮像装置の撮像部はその撮像動作を制限される。
域の外部に移動された場合には撮像が不能になるので、
利用者(管理者)が予期しないシーンが撮影されるなど
の、盗撮やプライバシーを侵害するような不正撮影に用
いられることを防止することができる。また、本発明の
撮像装置によれば、撮像装置を盗難等しても使用できな
いことになるので、盗難や不正使用の対象となるリスク
自体を低減することができる。
るものではなく、全ての構成を筐体に一体格納した形態
であってもよいし、いわゆるネットカメラのように、撮
像ユニットとコントローラユニットが分離され、無線通
信などを介して、前記撮像ユニットと前記コントローラ
ユニットとが接続される形態であってもよい。
の課題を解決するために、請求項1の構成において、前
記自位置検出部は、受信波状態に基づいて自位置を検出
することを特徴としている。
が、電波,超音波,赤外線など種々の波動を受信し、そ
の受信状態、例えば強度,波形,周波数,干渉状態など
に基づいて撮像装置の自位置が検出される。
て、撮像装置は、波動を受信できるところであればどこ
でも自位置を検出し、撮像装置が本来位置すべき領域の
外部に移動された場合には撮像を制限することができ
る。
の課題を解決するために、請求項2の構成において、前
記自位置検出部は、複数の異なる受信波状態に基づいて
自位置を検出することを特徴としている。
や波形の異なる2種類以上の受信波状態に基づいて自位
置を検出することができるので、三角測量の原理や受信
波の干渉状態などに基づいて高精度な位置検出を行うこ
とが可能になる。代表例としてGPSを挙げることがで
きる。
て、自位置をより高精度に検出し、的確な撮像制限を実
現することができる。
の課題を解決するために、請求項1乃至3のいずれか1
項の構成において、正規の利用者識別情報を格納してお
く正規利用者識別情報格納部と、利用者から取得した利
用者識別情報が、前記正規の利用者識別情報と一致する
か否かを判定する利用者判定部とを備え、前記撮像動作
制限部は、前記利用者判定部が、利用者から取得した前
記利用者識別情報と前記正規の利用者識別情報とは一致
すると判定した場合は常に、前記撮像部の撮像動作を制
限しないことを特徴としている。
は、利用者を識別するための固有情報一般をいう。利用
者識別情報の例としては、文字,数字,記号などの組み
合わせから構成されるパスワードや、指紋や声紋を含む
生体情報などを採用することができる。
用者識別情報が正規利用者識別情報格納部に格納されて
おり、利用者から取得された利用者識別情報と照合され
る。前記利用者判定部による照合の結果、両者が一致す
ると判定された場合、つまり利用者が正規の利用者識別
情報を付与した場合には、前記撮像動作制限部は、撮像
装置の現在位置(自位置)にかかわらず、常に、前記撮
像部の撮像動作を制限しない。
項の構成に加えて、正規の利用者は撮像装置を移動した
場合であっても撮像動作を妨げられることなく、常に撮
像を行うことができる。
の課題を解決するために、請求項1乃至4のいずれか1
項の構成において、前記撮像部および前記自位置検出部
を備えた撮像側装置と、前記領域判定部および前記撮像
動作制限部を備えた制御側装置とを、それぞれ別の装置
として構成し、前記撮像側装置と前記制御側装置とを、
無線通信を介して接続したことを特徴としている。
ずれか1項の作用効果に加えて、簡単な構成であって低
コストの撮像側装置を数多く設置し、これらを制御側装
置が一括管理することができるので、より少ないコスト
で数多くの領域撮像を行うことが可能になる。
前記の課題を解決するために、請求項1乃至5のいずれ
か1項に記載の撮像装置と、前記撮像装置から送信され
た撮影画像情報を受信するサーバコンピュータとからな
ることを特徴としている。
ずれか1項の作用効果に加えて、撮像装置による撮影画
像情報を遠隔のサーバコンピュータにおいて利用するこ
とができる。
法は、前記の課題を解決するために、自位置を検出する
自位置検出段階と、前記自位置検出段階において検出し
た自位置は規定領域の内部であるか外部であるかを判定
する領域判定段階と、前記領域判定段階が、自位置は前
記規定領域の外部であると判定した場合、撮像装置にお
いて入力された光を変換処理して撮影画像データを得る
撮像部の撮像動作を制限する撮像動作制限段階とを備え
ることを特徴としている。
処理して撮影画像データを得る撮像部とは、CCD素
子,CMOS素子などの受光素子やレンズを含む光学
系、前記受光素子で得られた信号に各種の変換処理を施
す信号処理系などから構成されるものである。
(Global Positioning System)/LPS(Local Posit
ioning System)の他、基準局からの発信波動(電波,
超音波,赤外線など)の強度を測定することによって、
前記基準局からの距離を検出する手段などで自位置(撮
像装置の位置)を絶対的または相対的に特定する。
階で検出した自位置を、あらかじめ定められた規定領域
と対比することにより、自位置(撮像装置の位置)が規
定領域の内部であるか外部であるかを択一的に判定す
る。ここで、規定領域とは、例えば、A地点から半径R
(m)以内の領域のように規定する他、例えば、緯度,
経度に対してそれぞれ所定の数値範囲を定めてもよい。
域判定部段階にて自位置は規定領域の外部であると判定
した場合、電気信号の付与などを通じて、撮像部の撮像
動作を制限する。ここで、撮像動作の制限態様としては
種々の態様が考えられるが、例として、撮像ボタン入力
を受け付けない態様、撮像装置の電源をオフ状態でロッ
クする態様、撮影画像データにモザイク処理を施した
り、撮影画像データを消去(破棄)または黒一色・白一
色にしたりすることによって、撮影画像を確認不能とす
る態様などが挙げられる。
にて、撮像装置の現在位置が検出され、前記領域判定段
階にて、前記検出結果である自位置は規定領域の内部で
あるか外部であるか判定される。この結果、自位置が規
定領域の外部であると判定されれば、前記撮像動作制限
段階にて撮像部の撮像動作が制限される。したがって、
撮像装置が規定領域の外部に移動されたときには、撮像
装置の撮像部はその撮像動作を制限される。
域の外部に移動された場合には撮像が不能になるので、
撮像装置が盗難された場合などに、盗撮やプライバシー
を侵害するような不正撮影に用いられることを防止する
ことができる。また、本発明に係る撮像装置の制御方法
によれば、撮像装置を盗難等しても使用できないことに
なるので、盗難や不正使用の対象となるリスク自体を低
減することができる。
面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
像モニタシステム(撮像システム)は、図2に示すよう
な構成となっている。すなわち、この画像モニタシステ
ムは、複数のカメラ1a,1b…,撮影通信ネットワー
ク(NW)2,コントローラ3から構成されるネットカ
メラ4(撮像装置)が、通信ネットワーク5を介してセ
ンタ6(サーバコンピュータ)と接続された構成であ
る。同図に示されるように、ネットカメラ4のかわり
に、単一のカメラ11,撮影通信ネットワーク(NW)
2’,コントローラ3’を、センタ6と接続する構成を
採用することもできる。
ネット8を介して監視センタ7と接続され、さらにイン
ターネット8を介して携帯電話機9やパーソナルコンピ
ュータ10と接続されている。なお、図2では、センタ
6にはネットカメラ4が1組だけ接続された例が示され
ているが、複数のネットカメラ4がセンタ6に接続され
ていてもよい。
3とは、撮影通信ネットワーク2を介して通信可能に接
続されている。この撮影通信ネットワーク2は、例えば
有線LAN(Local Area Network)、無線LAN、Bl
uetooth(登録商標)、赤外線通信などによって
実現されるが、カメラ1a,1b…の設置の自由度など
を考慮すれば、無線LAN、Bluetooth、赤外
線通信などの無線通信方式による通信ネットワークの方
が好ましい。
する通信ネットワーク5は、例えば電話網、インターネ
ット、携帯電話パケット通信網などの公衆網や、広域専
用回線網などによって実現される。
が、撮像に関する処理を行う機能を備えた装置である。
このようなカメラ1a,1b…が、監視画像の撮影が必
要とされる箇所に設置される。また、このカメラ1a,
1b…によって撮影された画像は、即座に撮影通信ネッ
トワーク2を介してコントローラ3に送信される。
メラ1a,1bから送信される画像データの変換処理な
どを総括する制御装置である。このコントローラ3に
は、複数のカメラ1a,1b…からの画像データが送信
され、コントローラ3は、これらの画像データに対して
適時変換処理を行う。また、コントローラ3は、カメラ
1a,1b…から取得した画像データを適時通信ネット
ワーク5を介してセンタ6に対して送信する。さらに、
コントローラ3は、カメラ1a,1b…における撮影動
作の制御に関する指令を行う機能も有している。
ら送信されてきた画像データを統括管理するものであ
る。センタ6における処理としては、例えば、受信した
画像データの保存処理や、異常発生時の警報の発動処理
ならびに連絡処理や、コントローラ3に対する制御指示
処理などが挙げられる。
ットワークやインターネット8を介して、例えば警備会
社に設置された監視センタ7(コンピュータ)と接続さ
れているので、センタ6から送信されてくる情報によっ
て、警備会社において各カメラ1a,1b…による監視
状況を把握することが可能となり、例えば留守中の警備
などが可能となる。
を、例えば一般家屋において適用した場合、各カメラ1
a,1b…を、例えば玄関、窓、庭、ベランダなどの領
域を監視する位置に設置し、コントローラ3を、例えば
居間や玄関などの所定の位置や、あるいは近所の数軒分
をまとめて管理する箇所に設置するシステムが考えられ
る。このようなシステムによれば、各カメラ1a,1b
…における監視状況は、コントローラ3によって制御さ
れ、さらにセンタ6によって一元的に管理することが可
能となる。
4の構成について、図3を用いながらより詳しく説明す
る。
1a,1bおよびコントローラ3の機能的構成を示すブ
ロック図である。同図に示すように、カメラ1a,1b
は、それぞれCMOSイメージセンサ12a,12b
(撮像部)と、撮像制御部13a,13b(撮像部)、
GPS(Global Positioning System)/LPS(Local
Positioning System)部21a,21b(自位置検出
部)、および非接触ID(Identification)−Chip
読みとり部22a,22b(自位置検出部)とを備えて
いる。
ワーク2を介して接続されるコントローラ3は、動作制
御部17(領域判定部,撮像動作制限部)、出力変換部
18(撮像部)、通信部19(撮像部)、動作制限条件
設定部20(領域判定部)を備えた構成となっている。
ついて説明する。CMOSイメージセンサ12a,12
bは、入力された光を電気信号に変換することによって
周囲の画像を電気信号に変換する、いわゆるイメージャ
と呼ばれるブロックである。このCMOSイメージセン
サ12a,12bには、結像のためのレンズ・絞り部が
備えられる。CMOSイメージセンサ12a,12b
は、CCDのような他の固体撮像素子や、撮像管などに
よって構成されてもよい。
メージセンサ12a,12bにおける撮像動作を制御し
たり、CMOSイメージセンサ12a,12bによって
撮影された画像信号の処理を行ったりするブロックであ
って、例えばCPU(Central Processing Unit)の撮
像制御部13a,13bは、CMOSイメージセンサ1
2a,12bによって撮影されたアナログ信号の増幅ゲ
インを自動調整するAGC(Automatic Gain Contro
l)、前記アナログ信号としての画像データをデジタル
信号に変換するA/D変換部、カメラ1a,1b内の各
種動作の基本となる同期クロックを生成するシンク(同
期)ジェネレータ、このシンクジェネレータによって生
成された同期クロックに基づいて、CMOSイメージセ
ンサ12a,12bや前記A/Dコンバータにおける各
動作タイミングを規定するタイミング信号を生成するタ
イミングジェネレータ、コントローラ3との間で撮影通
信ネットワーク2を介して通信を行う通信部、この通信
部の通信速度に応じてデータ転送速度を調整するバッフ
ァメモリなどを含んでいる。
2.11bに準拠した無線LANや、Bluetoot
h(登録商標)、赤外線通信などのワイヤレス方式によ
って通信を行うことも好ましい。
MOSイメージセンサ12a,12bに備えられるレン
ズ・絞りの制御、前記タイミングジェネレータに対して
の撮影開始の制御、シャッター速度の制御、連続撮影時
のシャッター間隔の制御を司る。これらの制御は、コン
トローラ3から受信した指令データに基づいて行われ
る。
ぞれ、カメラ1a,1bの現在位置を絶対的または相対
的に検出・特定する構成である。GPSは複数の衛星か
らの電波を受信し、この受信波状態(波形,タイミン
グ,強度など)を解析することにより自位置を算出する
周知構成であり、LPSは所定領域に設けられた複数の
発信機からの電波を受信し、この受信波状態(波形,タ
イミング,強度など)を解析することにより自位置を算
出する周知構成である。
より原始的な形態としては、単一の発信機から発信され
る電波の受信強度に基づいて、発信機からの距離のみを
検出する構成なども採用し得る。
22bは、GPS/LPS部21a,21bと同様、そ
れぞれ、カメラ1a,1bの現在位置を検出・特定する
構成である。非接触ID−Chip読みとり部22a,
22bは、周囲に設置されたID−Chip(発信機)
から発信される発信機識別(ID)情報を含む電波を検
出することにより、近隣のID−Chipを特定して自
位置を検出する。ID−Chipは電波を発信できる場
所であれば、壁の中など目立たないところに設けてもよ
い。
PS/LPS部21a,21bと非接触ID−Chip
読みとり部22a,22bとの両方を備えているものと
しているが、これらはいずれも、複数の異なる受信波状
態に基づいて自位置を検出する機能を有する点で共通す
るので、いずれか一方を省略することができる。
ローラ3における各構成について説明する。
(GPS/LPS部21a,21bまたは非接触ID−
Chip読みとり部22a,22b)が検出した自位置
を、動作制限条件設定部20で設置された規定領域(条
件)と対比することにより、カメラ1a,1bの位置が
規定領域の内部であるか外部であるかを択一的に判定す
る情報処理ブロックであってCPUなどによって実現さ
れる。
であれば、動作制御部17は、撮影通信ネットワーク2
を介して撮像制御部13a,13bに指令データを付与
することにより、カメラ1a,1bの撮像動作を制限す
る。例えば、カメラ1a,1bが利用者の撮影指示を受
け付けないように指令したり、CMOSイメージセンサ
12a,12bに対する電源供給を停止するように指令
したりする。
bに指令するのではなく、後述の出力変換部18や通信
部19に指令して、カメラ1a,1bから送信された撮
影画像データにモザイク処理を施したり、前記撮影画像
データを消去(破棄)または黒一色・白一色に変換した
りすることにより、前記画像データを無効化して間接的
にカメラ1a,1bの撮像動作を制限することもでき
る。
に基づいて正規の利用者を識別し、この識別結果に応じ
て前記撮像動作の制限を不実施とする機能を有すること
が好ましい。例えば、動作制御部17は、あらかじめ正
規の利用者を識別するID番号を格納しておくと共に、
後述の通信部19を通じて、利用者の携帯電話機などか
ら利用者が入力するID番号を取得し、両者が一致する
か否かを判定する。両者が一致すると判定された場合、
つまり利用者が正規のID情報を付与した場合には、動
作制御部17は、GPS/LPS部21a,21bや非
接触ID−Chip読みとり部22a,22bの検出結
果にかかわらず、撮像動作を制限しないものとする。
トカメラ4を移動した場合であっても撮像動作を妨げら
れることなく、常に撮像を行うことができる。前記ID
情報としては、文字,数字,記号などの組み合わせから
構成されるパスワードや、指紋や声紋を含む生体情報な
どを採用してもよい。もちろん、生体情報などを採用す
る場合には、適宜の入力インタフェースを設ける必要が
ある。
送信された画像データを、外部の表示手段に応じた方式
・形式に変換するデータ変換を行うブロックである。例
えば、出力変換部18は、カメラ1a,1bから送信さ
れた画像データを、テレビ入力に適したNTSC方式に
変換したり、コンピュータモニタ入力に適したRGB方
式に変換したりする。特に、RGB方式は色分離特性が
よいので、高画質表示に適している。
うための通信インタフェースであり、例えばモデムやタ
ーミナルアダプタなどによって構成される。通信部19
は、出力変換部18で変換された画像データを、通信ネ
ットワーク5を介してセンタ6(図2参照)に適時送信
する他、センタ6からの各種データ受信も行う。
カメラ1a,1bがそれぞれ位置すべき領域を規定領域
として条件設定し、その内容を格納するブロックであ
る。規定領域の設定例としては、「A地点から半径R
(m)以内」という条件や「緯度がX1〜X2かつ経度
がY1〜Y2」という条件などが挙げられる。
動作制限条件設定部20などのブロックは、適宜のソフ
トウェアを実行演算するCPUやその周辺回路によって
実現することができる。これら構成は、カメラ1a,1
bおよび通信部19と一体となって、入力された光を変
換処理して撮影画像データを得るものである。
装置),撮影通信ネットワーク2(無線通信),コント
ローラ3(制御側装置)からなるネットカメラ4の構成
について説明した。このような構成によれば、簡単な構
成であって低コストのカメラ1a,1b…を数多く設置
し、これらをコントローラ3が一括管理することができ
るので、より少ないコストで数多くの領域撮像を行うこ
とが可能になる。
ットカメラ4のかわりに、単一のカメラ11,撮影通信
ネットワーク(NW)2’,コントローラ3’を、セン
タ6と接続する構成を採用することもできる。
は、カメラ1a,1b…およびコントローラ3が備える
構成を筐体に一体格納した形態を採用することができ
る。カメラ11の各構成の詳細については、新たに部材
番号を付与した構成を含めて、前述のカメラ1a,1b
…およびコントローラ3と同一であるので、ここでは再
度の説明を割愛する。
およびコントローラ3の有する機能を全て実現するの
で、撮影通信ネットワーク2’(前述の撮影通信ネット
ワーク2と同様、有線・無線のLANなどであってもよ
いし、単一の信号線などであってもよい)を介して接続
されるコントローラ3’は、カメラ11から送信された
画像データをセンタ6に転送する機能を有するものであ
るが、コントローラ3’を省略してカメラ11が直接セ
ンタ6と通信する形態を採用することもできる。
乃至6を用いて、本画像モニタシステムの動作フローに
ついて説明する。
(以降、カメラと総称する)が自ら自位置を検出する場
合の動作フロー例を示すフローチャートである。本動作
フロー例では、携帯電話機,PDA(Personal Digital
Assistants)(以下、携帯端末等と総称する)からカ
メラの各種設定登録や撮影(撮像)起動要求を行うこと
ができるものとしている。また、本画像モニタシステム
を警備システムとして利用する場合には、窓に取り付け
られた振動センサなどがカメラに撮影起動要求を行うこ
ともある。本動作フロー例では、前記設定登録やカメラ
との通信に、携帯端末等の有するWEB(ブラウジン
グ)機能を用いるものとする。さらに、カメラの動作制
御部17(正規利用者識別情報格納部,利用者判定部)
は利用者から前述のID情報やパスワード(PASSWORD)
を取得することにより、正規の利用者を識別するものと
する。
る。
(ステップ41、以降S41のように称する)、カメラ
側では、利用者(カメラ管理者)からID情報やパスワ
ードを取得して、正規の利用者であるか否かを認証(判
定)する。このとき、前記ID情報やパスワードは、前
記携帯端末等から取得してもよいし、カメラに適宜設け
られるテンキーなどを通じて取得してもよい。前記認証
の結果、正規の利用者である(OK)と判定されれば、
次のステップ(S43a)に進む一方、正規の利用者で
はない(NG)と判定されれば、カメラに対する動作制
限条件の設定を拒否して処理を終了する(S43b)。
条件をカメラ(動作制限条件設定部20)に設定登録す
る(S43a)。このステップでは、認証許可された携
帯端末等(撮影起動要求元)を特定する撮影起動要求元
ID(例えば発信元電話番号)を登録しておく。これに
より、利用者が撮影起動要求のたびに、ID情報やパス
ワードを入力送信せずとも、特定の携帯端末等からの指
示は、常に正規の利用者からのものであるとみなすこと
ができる。
44)、各種センサや携帯端末等から撮影起動要求があ
れば、これを受信する(S45)。各種センサや携帯端
末等は撮影起動要求と共に前記撮影起動要求元IDをカ
メラに送信する。カメラは、受信した撮影起動要求元I
Dが、S43aにて事前登録したものに一致するか否か
を照合チェックする(S46)。照合の結果、両者が一
致しなければ、カメラ(動作制御部17)は、前述の現
在位置に応じた判定、これに基づく撮影動作の制限を行
い、撮影を不動作とする(S47a)。
IDが、S43aにて事前登録したものに一致すれば、
カメラは、前記撮影起動要求を正規の利用者による強制
指示と解釈して撮影動作を開始し(S47b)、撮影画
像をセンタ6(図2参照)に送出する。これにより、セ
ンタ6や監視センタ7にて撮影映像の受信による画像監
視が行われる。
外部のポジショニングシステム(例えばGPS/LPS
部21a,21bが現在位置を算出する際に必要な演算
の一部を補助する情報処理システムなど)に問い合わせ
(位置情報の算出要求)を行う場合の動作フロー例を示
すフローチャートである。
におけるカメラの処理動作は、前述のS41〜S45と
同一であるが、本動作フロー例では、カメラは撮影起動
要求の受信(S55)の後、外部のポジショニングシス
テム(前述の携帯端末等には限られない)に位置情報を
要求する(S56)。この要求に応じて前記ポジショニ
ングシステムから位置情報の提供を受けたカメラ(動作
制御部17)は、現在位置(自位置)が規定領域(登録
場所)の内部であるか外部であるかを判定(チェック)
する(S57)。この判定の結果、現在位置が規定領域
の外部である(登録場所と不一致)場合には、カメラ
(動作制御部17)は撮影動作の制限を行い、撮影を不
動作とする(S58a)。
部である(登録場所と一致)場合には、カメラは、前記
撮影起動要求に応じて撮影動作を開始し(S59)、撮
影画像をセンタ6や携帯端末等に送出する。これによ
り、センタ6や監視センタ7、携帯端末等にて撮影映像
の受信による画像監視が行われる。
非接触ID−Chip利用方式(非接触ID−Chip
読みとり部22a,22bによる位置検出)と(ii)電
界強度測定利用方式とをそれぞれ利用する場合の動作フ
ロー例を示すフローチャートである。
らID情報が送信されると(S61a)、カメラ側では
定期的に前記送信情報の読み出しチェックを行う(S6
2a)。その後、カメラは、読み出したID情報を確認
することによって自位置を確認し(S63a)、その確
認内容に応じて動作制限条件を設定する。つまり、S6
3aにてID情報が確認できなければ(確認NG時)、
カメラは自位置が規定領域外であるものと判定し、その
旨(撮影動作の制限が必要)を制限実施状態として(動
作制限条件設定部20に)登録する一方(S64)、S
63aにてID情報が確認できれば(確認OK時)、カ
メラは自位置が規定領域内であるものと判定し、その旨
(撮影動作の制限は不要)を制限不実施状態として(動
作制限条件設定部20に)登録する(S65)。
21bや非接触ID−Chip読みとり部22a,22
bなど特別の自位置検出部を用いず、カメラとコントロ
ーラ3およびコントローラ3’(以降、コントローラと
総称する)との間で無線通信を行う場合、その電波強度
を検出することにより、両者間の距離変化を検出する方
式をいう。この方式を採用する場合には、前記規定領域
をカメラとコントローラとの距離によって定義づけてお
き、両者間の距離が所定値以上となった場合に、カメラ
は自位置が規定領域の外部であると判定する。例えば、
図2においては、カメラ1a,1bとコントローラ3と
の間(撮影通信ネットワーク2)の無線電波強度や、カ
メラ11とコントローラ3’との間(撮影通信ネットワ
ーク2’)の無線電波強度を測定することにより、本方
式を実現することができる。具体的手順は次の通りであ
る。
信における電界強度を測定し、その測定結果をカメラに
送信する(S61b)。カメラ側では電波を定期的に発
信することによってコントローラと交信し、前記測定結
果を受信する(S62b)。その後、カメラは、受信し
た測定結果を確認(上記受信強度を所定値と比較するこ
と)することによって自位置を確認し(S63b)、そ
の確認内容に応じて動作制限条件を設定する。
きなければ(電界強度は所定値未満:確認NG時)、カ
メラは自位置が規定領域外であるものと判定し、その旨
(撮影動作の制限が必要)を制限実施状態として(動作
制限条件設定部20に)登録する一方(S64)、S6
3bにて測定結果が確認できれば(電界強度は所定値以
上:確認OK時)、カメラは自位置が規定領域内である
ものと判定し、その旨(撮影動作の制限は不要)を制限
不実施状態として(動作制限条件設定部20に)登録す
る(S65)。
(i)非接触ID−Chip利用方式(ii)電界強度測
定利用方式のいずれも同一である。カメラは撮影待機状
態となり(S66)、各種センサや携帯端末等から撮影
起動要求があれば、これを受信する(S67)。その
後、カメラはカメラメモリ((動作制限条件設定部2
0)から、S64〜S65で登録された前記動作制限条
件を読み出して(S68)、その内容をチェック(確
認)する(S69)。前記チェックの結果、撮影の制限
実施状態が登録されていれば、カメラ(動作制御部1
7)は、撮影動作の制限を行い、撮影を不動作とする
(S70a)。
態が登録されていれば、カメラは、撮影動作を開始し
(S70b)、撮影画像をセンタ6(図2参照)に送出
する。これにより、センタ6や監視センタ7にて撮影映
像の受信による画像監視が行われる。
システムの動作フローについて説明した。本画像モニタ
システムによれば、GPS/LPS部21a,21bや
非接触ID−Chip読みとり部22a,22bによっ
て、カメラの現在位置が検出され、動作制御部17によ
って、前記検出結果である自位置は規定領域の内部であ
るか外部であるか判定され、さらに自位置が規定領域の
外部であると判定されれば、カメラの撮像動作が制限さ
れる。したがって、カメラが規定領域の外部に移動され
たときには、カメラの撮像部はその撮像動作を制限され
る。
の外部に移動された場合には撮像が不能になるので、利
用者(管理者)が予期しないシーンが撮影されるなど
の、盗撮やプライバシーを侵害するような不正撮影に用
いられることを防止することができる。また、カメラを
盗難等しても使用不能となるので、盗難や不正使用の対
象となるリスク自体を低減することができる。
を撮像装置の制御方法として表現すると、自位置を検出
する自位置検出段階と、前記自位置検出段階において検
出した自位置は規定領域の内部であるか外部であるかを
判定する領域判定段階と、前記領域判定段階が、自位置
は前記規定領域の外部であると判定した場合、撮像装置
において入力された光を変換処理して撮影画像データを
得る撮像部の撮像動作を制限する撮像動作制限段階とを
備えるものとしてあらわせる。
形態は、撮像専用の光学カメラに限定されるものではな
く、携帯電話機とデジタルカメラとの複合機など種々の
形態を採用することができる。
上のように、入力された光を変換処理して撮影画像デー
タを得る撮像部と、自位置を検出する自位置検出部と、
前記自位置検出部が検出した自位置は規定領域の内部で
あるか外部であるかを判定する領域判定部と、前記領域
判定部が、自位置は前記規定領域の外部であると判定し
た場合、前記撮像部の撮像動作を制限する撮像動作制限
部とを備えるものである。
動されたときには、撮像装置の撮像部はその撮像動作を
制限される。
域の外部に移動された場合には撮像が不能になるので、
利用者(管理者)が予期しないシーンが撮影されるなど
の、盗撮やプライバシーを侵害するような不正撮影に用
いられることを防止することができるという効果を奏す
る。また、本発明の撮像装置によれば、撮像装置を盗難
等しても使用できないことになるので、盗難や不正使用
の対象となるリスク自体を低減することができるという
効果を併せて奏する。
のように、請求項1の構成において、前記自位置検出部
は、受信波状態に基づいて自位置を検出する構成であ
る。
音波,赤外線など種々の波動を受信し、その受信状態、
例えば強度,波形,周波数,干渉状態などに基づいて撮
像装置の自位置が検出される。
て、撮像装置は、波動を受信できるところであればどこ
でも自位置を検出し、撮像装置が本来位置すべき領域の
外部に移動された場合には撮像を制限することができる
という効果を奏する。
のように、請求項2の構成において、前記自位置検出部
は、複数の異なる受信波状態に基づいて自位置を検出す
る構成である。
なる2種類以上の受信波状態に基づいて自位置を検出す
ることができるので、三角測量の原理や受信波の干渉状
態などに基づいて高精度な位置検出を行うことが可能に
なる。
て、自位置をより高精度に検出し、的確な撮像制限を実
現することができるという効果を奏する。
のように、請求項1乃至3のいずれか1項の構成におい
て、正規の利用者識別情報を格納しておく正規利用者識
別情報格納部と、利用者から取得した利用者識別情報
が、前記正規の利用者識別情報と一致するか否かを判定
する利用者判定部とを備え、前記撮像動作制限部は、前
記利用者判定部が、利用者から取得した前記利用者識別
情報と前記正規の利用者識別情報とは一致すると判定し
た場合は常に、前記撮像部の撮像動作を制限しない構成
である。
を付与した場合には、前記撮像動作制限部は、撮像装置
の現在位置(自位置)にかかわらず、常に、前記撮像部
の撮像動作を制限しない。
項の構成に加えて、正規の利用者は撮像装置を移動した
場合であっても撮像動作を妨げられることなく、常に撮
像を行うことができるという効果を奏する。
のように、請求項1乃至4のいずれか1項の構成におい
て、前記撮像部および前記自位置検出部を備えた撮像側
装置と、前記領域判定部および前記撮像動作制限部を備
えた制御側装置とを、それぞれ別の装置として構成し、
前記撮像側装置と前記制御側装置とを、無線通信を介し
て接続した構成である。
項の作用効果に加えて、簡単な構成であって低コストの
撮像側装置を数多く設置し、これらを制御側装置が一括
管理することができるので、より少ないコストで数多く
の領域撮像を行うことが可能になるという効果を奏す
る。
以上のように、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
撮像装置と、前記撮像装置から送信された撮影画像情報
を受信するサーバコンピュータとからなるものである。
項の作用効果に加えて、撮像装置による撮影画像情報を
遠隔のサーバコンピュータにおいて利用することができ
るという効果を奏する。
法は、以上のように、自位置を検出する自位置検出段階
と、前記自位置検出段階において検出した自位置は規定
領域の内部であるか外部であるかを判定する領域判定段
階と、前記領域判定段階が、自位置は前記規定領域の外
部であると判定した場合、撮像装置において入力された
光を変換処理して撮影画像データを得る撮像部の撮像動
作を制限する撮像動作制限段階とを備えることを特徴と
している。
動されたときには、撮像装置の撮像部はその撮像動作を
制限される。
域の外部に移動された場合には撮像が不能になるので、
撮像装置が盗難された場合などに、盗撮やプライバシー
を侵害するような不正撮影に用いられることを防止する
ことができるという効果を奏する。また、本発明に係る
撮像装置の制御方法によれば、撮像装置を盗難等しても
使用できないことになるので、盗難や不正使用の対象と
なるリスク自体を低減することができるという効果を併
せて奏する。
置)の構成を示す模式図である。
ム(撮像システム)の構成を示す模式図である。
像装置)の構成を示す模式図である。
ー例を示すフローチャートである。
ョニングシステムに問い合わせを行う場合の動作フロー
例を示すフローチャートである。
p利用方式と電界強度測定利用方式とをそれぞれ利用す
る場合の動作フロー例を示すフローチャートである。
規利用者識別情報格納部,利用者判定部 ) 18 出力変換部(撮像部) 19 通信部(撮像部) 20 動作制限条件設定部(領域判定部) 21a GPS/LPS部(自位置検出部) 21b GPS/LPS部(自位置検出部) 22a 非接触ID−Chip読みとり部(自位置検出
部) 22b 非接触ID−Chip読みとり部(自位置検出
部)
Claims (7)
- 【請求項1】入力された光を変換処理して撮影画像デー
タを得る撮像部と、 自位置を検出する自位置検出部と、 前記自位置検出部が検出した自位置は規定領域の内部で
あるか外部であるかを判定する領域判定部と、 前記領域判定部が、自位置は前記規定領域の外部である
と判定した場合、前記撮像部の撮像動作を制限する撮像
動作制限部とを備えることを特徴とする撮像装置。 - 【請求項2】前記自位置検出部は、受信波状態に基づい
て自位置を検出することを特徴とする請求項1に記載の
撮像装置。 - 【請求項3】前記自位置検出部は、複数の異なる受信波
状態に基づいて自位置を検出することを特徴とする請求
項2に記載の撮像装置。 - 【請求項4】正規の利用者識別情報を格納しておく正規
利用者識別情報格納部と、 利用者から取得した利用者識別情報が、前記正規の利用
者識別情報と一致するか否かを判定する利用者判定部と
を備え、 前記撮像動作制限部は、前記利用者判定部が、利用者か
ら取得した前記利用者識別情報と前記正規の利用者識別
情報とは一致すると判定した場合は常に、前記撮像部の
撮像動作を制限しないことを特徴とする請求項1乃至3
のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 【請求項5】前記撮像部および前記自位置検出部を備え
た撮像側装置と、前記領域判定部および前記撮像動作制
限部を備えた制御側装置とを、それぞれ別の装置として
構成し、前記撮像側装置と前記制御側装置とを、無線通
信を介して接続したことを特徴とする請求項1乃至4の
いずれか1項に記載の撮像装置。 - 【請求項6】請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮
像装置と、 前記撮像装置から送信された撮影画像情報を受信するサ
ーバコンピュータとからなることを特徴とする撮像シス
テム。 - 【請求項7】自位置を検出する自位置検出段階と、 前記自位置検出段階において検出した自位置は規定領域
の内部であるか外部であるかを判定する領域判定段階
と、 前記領域判定段階が、自位置は前記規定領域の外部であ
ると判定した場合、撮像装置において入力された光を変
換処理して撮影画像データを得る撮像部の撮像動作を制
限する撮像動作制限段階とを備えることを特徴とする撮
像装置の制御方法。
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