JP4121991B2 - 監視システム、監視方法 - Google Patents
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Description
一方、近年、RFID(Radio Frequency Identification)方式を具備したIC(Integrated Circuit)タグ(以下、このようなタグを無線タグと呼ぶ)に一意に識別可能なID情報を付与しておき、当該無線タグを人に保持させ、無線タグから発信される無線電波に含まれているID情報を検出して人の存在と人の識別を行う技術が提案されている(例えば、非特許文献2参照)。
松下電工株式会社、「ふるまいセンサ・エリアタイプ」、[online]、[平成16年7月16日検索]、インターネット<http://www.naisweb.com/j/detectj/bltn_jpn/bltn_jpn_ar/bltn_jpn_ar.html> 日経BP社、「基礎から分かる無線ICタグ」、[online]、[平成16年7月16日検索]、インターネット<http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NBY/RFID/20031204/3/>
図1は、第1実施形態による人感センサ10及び無線タグ20及び監視装置30の内部構成及び監視システム1の構成を示した概略ブロック図である。本実施形態では、建物内に複数存在するドア50に接近する人を識別し、当該人が進入を許可された人である場合に人感センサ10の位置に対応するドア50のオートロックを解除することを目的としている。
最初に、無線受信部31が無線信号を受信する(ステップS1−1)。無線受信部31は、無線信号に設定されているタグIDとセンサIDを読み出す(ステップS1−2)。制御部32は、無線受信部31によって読み出されたタグIDとセンサIDを受け、最初に、センサIDに対応する位置情報を位置情報記憶部35から読み出す(ステップS1−3)。次に、タグIDが人識別情報記憶部34に登録されているか否かを判定する(ステップS1−4)。タグIDが登録されていない場合には登録されていないタグIDに対応する人識別情報と位置情報を出力部36に出力して終了する。タグIDが登録されている場合には、人識別情報記憶部34から対応する人識別情報を読み出す(ステップS1−5)。読み出した人識別情報が位置情報記憶部35の当該位置情報に対応付けて登録されているか否かを判定する(ステップS1−6)。当該人識別情報が登録されていない場合には、人識別情報と位置情報を出力部36に出力して終了する。当該人識別情報が登録されている場合には、位置情報を設定した開錠指示信号を通信部33に送信させ、ドア50のオートロックを解除する(ステップS1−7)。開錠指示信号を送信した旨と人識別情報と位置情報を出力部36に出力して終了する(ステップS1−8)。
また、複数のドア50が存在する場合にも人感センサ10は、ネットワークで接続する必要がないため、建物内のレイアウトなどに依存せずに設置することができ、システムの構築を迅速に行うことが可能となる。
また、さらに、出力部36に出力された履歴から、誰がどのドアに進入したか、ドアに接近した人が登録されている人か否か等の監視を行うことも可能となる。
図5は、第2実施形態による人感センサ10a及び無線タグ20及び監視装置30aの内部構成及び監視システム1aの構成を示した概略ブロック図である。本実施形態では、建物に複数存在する入り口に接近する人が登録されている人か否かを判定し、登録されていない人である場合に不審者とみなしてカメラ60で撮影することを目的としている。
人感センサ10aにおいて、焦電センサ11と近距離無線発信部12は図1の人感センサ10に備えられているものと同じものである。記憶回路13aには、センサIDに加えて無線タグ20に設定されているタグIDの形式と同じタグIDが記憶されている。無線発信部14は、無線タグ20の無線発信部14と同じ性能を有し、数十メートルの距離に到達する無線信号を発信することができる。無線信号が発信される時には、記憶回路13aに記憶されているタグIDが設定されて発信される。
この処理によって、人感センサ10aによって感知された人が不審者であると識別できた時にカメラ60によって不審者を撮影することができる。また、不審者のみを撮影して記録として残すため、記憶領域の節約を行うことができる。
20 無線タグ
30 監視装置
Claims (4)
- 人感センサと、人に保持される無線タグと、前記人感センサに対応付けて配置される監視対象装置と、前記監視対象装置に接続される監視装置とを備えた監視システムにおいて、
前記人感センサは、
人の存在を感知する感知手段と、
一意に識別可能なID情報を記憶する第1のID情報記憶部と、
一意に識別可能なセンサIDを記憶するセンサID記憶部と、
前記感知手段によって前記人の存在が感知されたとき、前記センサIDを含む発信指示信号を発信する第1の無線発信手段と、
前記第1のID情報記憶部に記憶されるID情報と、前記センサID記憶部に記憶されるセンサIDとを含む無線信号を発信する第2の無線発信手段と、を備え、
前記無線タグは、
一意に識別可能なID情報を記憶する第2のID情報記憶部と、
前記人感センサから発信指示信号を受信する第1の無線受信手段と、
前記第1の無線受信手段が受信した前記発信指示信号から前記センサIDを読み出し、前記センサIDと前記第2のID情報記憶部に記憶されるID情報を含む無線信号を発信する第3の無線発信手段と、を備え、
前記監視装置は、
前記ID情報と人及び前記人感センサを識別する識別情報を対応付けて記憶する第1の記憶部と、
前記センサIDと前記識別情報と前記人感センサが設置された位置情報とを対応付けて記憶する第2の記憶部と、
前記人感センサ、または前記無線タグから無線信号を受信する第2の無線受信手段と、
受信した無線信号から前記ID情報を読み出し、前記第1の記憶部から前記ID情報に対応する前記識別情報を検出する識別情報検出手段と、
受信した無線信号から前記センサIDを読み出し、前記第2の記憶部から前記センサIDに対応する前記位置情報を検出する位置情報検出手段と、
前記第2の無線受信手段が、前記人感センサの第2の無線発信手段から送信された第1の無線信号を受信し、受信した第1の無線信号に含まれる第1のID情報が、前記人感センサの識別情報に対応付けられている場合、次に前記第2の無線受信手段が前記無線タグから受信する第2の無線信号に含まれる第2のID情報が、前記第1の記憶部に記憶されており、かつ、当該第2のID情報に対応する識別情報が前記第1の無線信号に含まれる第1のセンサIDに対応付けて前記第2の記憶部に記憶されているか否かを判定し、
前記第2のID情報が、前記第1の記憶部に記憶されていない場合、あるいは、当該第2のID情報に対応する識別情報が、前記第1の無線信号に含まれる第1のセンサIDに対応付けて前記第2の記憶部に記憶されていない場合、前記監視対象装置を制御する所定の動作を決定し、前記第2の記憶部に記憶される前記第1のセンサIDに対する位置情報を含む前記決定された所定の動作を指示する指示信号を監視対象装置に送信して前記監視対象装置を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする監視システム。 - 前記制御手段は、更にタイマを備えており、
前記第2の無線受信手段が、第1の無線信号を受信した場合、前記タイマを起動し、前記タイマの時間内に、前記第2の無線受信手段が、第2の無線信号を受信しなかった場合、前記監視対象装置を制御する所定の動作を決定し、前記決定された所定の動作を指示する指示信号を前記監視対象装置に送信する
ことを特徴とする請求項1に記載の監視システム。 - 前記監視対象装置は、カメラであり、
前記所定の動作は前記カメラを撮影させる動作であることを特徴とする請求項1に記載の監視システム。 - 人の存在を感知する感知手段と、一意に識別可能なID情報を記憶する第1のID情報記憶部と、一意に識別可能なセンサIDを記憶するセンサID記憶部と、第1の無線発信手段と、第2の無線発信手段とを備えた人感センサと、人に保持され、一意に識別可能なID情報を記憶する第2のID情報記憶部と、第1の無線受信手段と、第3の無線発信手段とを備えた無線タグと、前記人感センサに対応付けて配置される監視対象装置と、前記監視対象装置に接続され、前記ID情報と人及び前記人感センサを識別する識別情報を対応付けて記憶する第1の記憶部と、前記センサIDと前記識別情報と前記人感センサが設置された位置情報とを対応付けて記憶する第2の記憶部と、第2の無線受信手段と、識別情報検出手段と、位置情報検出手段と、制御手段とを備えた監視装置とを具備した監視システムにおける監視方法であって、
前記人感センサの第1の無線発信手段が、前記感知手段によって前記人の存在が感知されたとき、前記センサIDを含む発信指示信号を発信する過程と、
前記人感センサの第2の無線発信手段が、前記第1のID情報記憶部に記憶されるID情報と、前記センサID記憶部に記憶されるセンサIDとを含む無線信号を発信する過程と、
前記無線タグの第1の無線受信手段が、前記人感センサから発信指示信号を受信する過程と、
前記無線タグの第3の無線発信手段が、前記第1の無線受信手段が受信した前記発信指示信号から前記センサIDを読み出し、前記センサIDと前記第2のID情報記憶部に記憶されるID情報を含む無線信号を発信する過程と、
前記監視装置の第2の無線受信手段が、前記人感センサ、または前記無線タグから無線信号を受信する過程と、
前記監視装置の識別情報検出手段が、受信した無線信号から前記ID情報を読み出し、前記第1の記憶部から前記ID情報に対応する前記識別情報を検出する過程と、
前記監視装置の位置情報検出手段が、受信した無線信号から前記センサIDを読み出し、前記第2の記憶部から前記センサIDに対応する前記位置情報を検出する過程と、
前記監視装置の第2の無線受信手段が、前記人感センサの第2の無線発信手段から送信された第1の無線信号を受信し、受信した第1の無線信号に含まれる第1のID情報が、前記人感センサの識別情報に対応付けられている場合、次に前記第2の無線受信手段が前記無線タグから受信する第2の無線信号に含まれる第2のID情報が、前記第1の記憶部に記憶されており、かつ、当該第2のID情報に対応する識別情報が前記第1の無線信号に含まれる第1のセンサIDに対応付けて前記第2の記憶部に記憶されているか否かを判定し、
前記第2のID情報が、前記第1の記憶部に記憶されていない場合、あるいは、当該第2のID情報に対応する識別情報が、前記第1の無線信号に含まれる第1のセンサIDに対応付けて前記第2の記憶部に記憶されていない場合、前記監視対象装置を制御する所定の動作を決定し、前記第2の記憶部に記憶される前記第1のセンサIDに対する位置情報を含む前記決定された所定の動作を指示する指示信号を監視対象装置に送信して前記監視対象装置を制御する過程と、
を含むことを特徴とする監視方法。
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