JP2003324643A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2003324643A
JP2003324643A JP2002130259A JP2002130259A JP2003324643A JP 2003324643 A JP2003324643 A JP 2003324643A JP 2002130259 A JP2002130259 A JP 2002130259A JP 2002130259 A JP2002130259 A JP 2002130259A JP 2003324643 A JP2003324643 A JP 2003324643A
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image
display
image pickup
lens
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JP2002130259A
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Takeyoshi Iguchi
竹喜 井口
Tomoaki Tamura
知章 田村
Shigeki Yanaka
茂樹 谷中
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】赤目現象の発生を抑え、又、撮影姿勢に関わら
ず被写体画像を適切に視認できる撮像装置を提供する。 【解決手段】 【作用】角度変位可能なディスプレイ24を備えたフリ
ップ部24bに、表示画面14bの法線方向Dxと対向
する方向Dyを閃光照射方向とするようにして発光部2
8aを取り付けたので、撮像装置の先端面2cの面積が
小さくても、発光部28aをレンズ14aから離隔配置
でき、それにより赤目現象を軽減できる。しかも、携帯
時などにはディスプレイ24を携帯しやすい位置(例え
ば折り畳んだ状態)に角度変位させることで携帯性を向
上させることができ、一方、撮像時には撮影者から画面
が見える位置にフリップ部24bを角度変位させれば、
それにより発光部28aの閃光照射方向は、被写体側に
向くため、適切な露光を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体に対して角度
変位可能な表示装置を備えた撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子技術の向上に伴い、撮像(撮影とも
いう)した画像をデジタルデータに変換して記憶する電
子カメラが開発され、既に市販されている。ユーザー
は、電子カメラにより撮像した画像を、たとえば自分の
パソコンのディスプレイに表示でき、またプリンタを介
してプリントできるため、その応用範囲は広いものとな
っている。
【0003】ここで、電子カメラには、一般的に画像表
示用のディスプレイが搭載されており、撮像した画像を
その場で表示できるようになっている。しかるに、電子
カメラによっては、光学式ファインダーを有してないも
のもあるが、そのような電子カメラを用いて撮像を行う
場合には、レリーズ操作を行うことなく所定のタイミン
グで撮像素子を介して得られた画像をディスプレイ上に
表示し(スルー表示という)、撮影者は、表示された画
像を見ながらレリーズチャンスを探ることができるよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、銀塩カメラ
でも電子カメラでも、一般的にはストロボ装置を有し、
被写体輝度が低い場合などにストロボ発光させること
で、適正露光を行うようになっている。しかるに、カメ
ラの小型化に伴い、撮影レンズとストロボ装置の発光部
との距離が近いと、ストロボ光が被写体の網膜に反射し
て撮影され瞳が赤くなるという、いわゆる赤目現象を生
じやすくなり、それにより適切な被写体画像を得ること
ができないという問題がある。
【0005】銀塩カメラにおいては、その構造上、カメ
ラの前面中央に撮影レンズを配置しなくてはならず、従
ってストロボ装置の発光部を前面に設けるとしたなら
ば、前面の角部に片寄せするしかなく、撮影レンズと発
光部の距離を大きくとれないという実情がある。よっ
て、赤目現象を軽減するために、複数回のストロボ発光
を行って被写体の瞳径を強制的に絞るなどの対処を行っ
ている。しかし、複数回のストロボ発光を行っても、露
光に用いられる発光は一回限りであり、発光エネルギー
が無駄になるという問題がある。
【0006】これに対し、電子カメラにおいては、銀塩
カメラと異なり、嵩張るフィルムを本体内に装填する必
要がなく、撮影レンズとストロボ装置の発光部の位置を
任意に選択できるという利点がある。しかるに、電子カ
メラにおいて、携帯電話のように本体をより薄型化し、
片手で把持しながら撮影できるようにする試みがある。
かかる試みによれば、撮影レンズを、本体の一端に設け
るのが妥当であるが、その場合、ストロボ装置の発光部
をいずれに配置するかが問題となる。
【0007】又、上記試みによれば、被写体画像確認用
のディスプレイも薄型化されるので、液晶ディスプレイ
を用いるのが好ましいが、そうすると、見る角度によっ
てはディスプレイに表示された被写体画像が見にくくな
るという問題がある。そこで、撮影姿勢に応じて、ディ
スプレイを角度変位させることが必要となる。しかる
に、通常、静止画を撮影する場合、被写体に応じて、撮
影画面の天地方向寸法が水平方向寸法より短い横撮り
と、その天地方向寸法が水平方向寸法より長い縦撮りと
を行うことになるが、いずれの場合も、電子カメラにお
いて、被写体画像を適切にディスプレイに表示させる必
要がある。
【0008】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み
てなされたものであり、赤目現象の発生を抑え、又、撮
影姿勢に関わらず被写体画像を適切に視認できる撮像装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の本発明の撮像装置
は、本体と、前記本体に備えられたレンズと、前記レン
ズにより結像された被写体像を電気信号に変換する撮像
素子と、前記本体に対して角度変位可能であり、画像を
表示する表示画面を有するフリップ部と、前記フリップ
部において、前記表示画面の法線方向と対向する方向を
閃光照射方向とする閃光装置と、を有するものである。
上述したように、デザイン性・携帯性向上等の理由によ
り、例えば撮像装置の前記レンズを設けた前面の面積を
小さくしたような場合、閃光装置(例えばストロボ装
置)の閃光部をいずれに配置するかが問題となる。そこ
で、本発明においては、角度変位可能な前記フリップ部
に、前記表示画面の法線方向と対向する方向(必ずしも
方向が完全一致する必要はなく、対向する方向成分を有
していれば足る)を閃光照射方向とするようにして前記
閃光装置を取り付けたので、前記撮像装置の前面の面積
が小さくても、前記閃光装置の閃光部を前記レンズから
離隔配置でき、それにより赤目現象を軽減できる。しか
も、携帯時などには前記フリップ部を携帯しやすい位置
(例えば折り畳んだ状態)に角度変位させることで携帯
性を向上させることができ、一方、撮像時には撮影者か
ら画面が見える位置に前記フリップ部を角度変位させれ
ば、それにより前記閃光装置の閃光照射方向は被写体側
に向くため、被写体輝度が低い場合に適正な露光を得る
ことができる。
【0010】更に、前記閃光装置の閃光照射方向は、前
記フリップ部の角度変位に独率して変化すると、外光の
加減等で、撮影者が最も見やすい位置に前記フリップ部
を角度変位させた場合でも、閃光の多くが被写体に届く
ようにできるため、アンダー露光を抑制したり、閃光装
置のガイドナンバーを小さくしたりできる。
【0011】又、前記閃光装置は、前記フリップ部の角
度変位が制限角度を超えた場合、前記閃光の照射を禁止
すると、前記フリップ部の角度によっては被写体に閃光
が届きにくいこともあり、そのような場合、閃光の照射
を禁止することで不適切な撮影を抑制できる。尚、これ
に代えて、或いはこれに加えて、例えば「照射角度が不
適切であるため、閃光発光を行いません」等の警告メッ
セージを、前記表示画面に表示しても良い。
【0012】更に、前記閃光装置を発光させるときは、
前記フリップ部の角度変位を制限すると、例えば不適切
な撮影を抑制できるので好ましい。
【0013】第2の本発明の撮像装置は、本体と、前記
本体に備えられたレンズと、前記レンズにより結像され
た被写体像を電気信号に変換する撮像素子と、画像を表
示する表示画面を有するディスプレイ装置と、を有し、
前記本体を、第1の姿勢にして撮像し、又は前記第1の
姿勢に対して前記レンズの光軸周りに90度回転させた
第2の姿勢にして撮像することができ、いずれの姿勢で
も、被写体の天地方向が、前記ディスプレイ装置に表示
された被写体の画像の天地方向に一致するように、前記
ディスプレイ装置は前記本体に対して少なくとも2つの
軸周りに角度変位可能に支持されているので、例えば横
撮り或いは縦撮りする場合にも、それに合わせて任意の
位置に前記ディスプレイ装置を角度変位させ、被写体画
像を正しく表示できるため、適切な撮影を行うことがで
きる。
【0014】更に、前記ディスプレイ装置と前記本体と
は、関節状の連結部材によって連結されていると、前記
ディスプレイ装置を前記本体に対して、いずれの方向に
も角度変位させることができるので好ましい。
【0015】又、前記撮像装置は電子スチルカメラであ
ると好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態
を、図面を参照して説明する。図1は、第1の実施の形
態にかかる撮像装置の構成を示すブロック図である。図
2,3は、本実施の形態にかかる撮像装置の斜視図であ
る。
【0017】図1において、電源スイッチ10の投入に
より、電源回路11から電力を供給され、各部の制御を
司るMPU1は、AF回路12を制御して測距動作を行
わせ、AE回路13を介して測光動作を行わせるように
なっている。又、MPU1は、レンズ駆動装置14を制
御して、撮影レンズ14aの合焦動作を行わせ、絞り駆
動装置15を制御して、絞り15aの絞り動作を行わ
せ、CCD駆動装置16を制御して、撮像素子であるC
CD16aの撮像動作を行わせるようになっている。C
CD16aから出力された電子信号は、AGC回路17
でゲインコントロールなどの処理がなされ、A/Dコン
バータ18でデジタル信号に変換された後、信号処理部
19で画像処理がなされた後に、外部メモリ26に記憶
されるようになっている。尚、AF回路12,AE回路
13,レンズ駆動回路14,絞り駆動回路15,CCD
駆動回路16に関しては、良く知られているため、その
説明を省略する。る。
【0018】更に、MPU1は、信号処理部19と、操
作部20と、表示制御用メモリ21と、フリップ部24
bの角度を検出する角度センサ22と、表示用信号処理
部23と、表示手段であるディスプレイ24と、US
B、RS−232Cなど外部と通信可能なインターフェ
ース25と、メモリカードのような挿抜自在な外部メモ
リ26と、レリーズスイッチ27とに、信号伝達可能に
接続されている。記憶手段は、表示制御用メモリ21
と、第2表示制御用メモリ22と、外部メモリ26とで
構成する。尚、表示制御用メモリ21に記憶された画像
データは、表示用信号処理部23で階調処理などを施さ
れた上でディスプレイ24に送られるが、説明の煩雑さ
を回避するために、以下においては省略して説明する。
【0019】本実施の形態にかかる撮像装置は、図2に
示すように、本体2(筐体部ともいう)の一端上縁に、
板状の液晶を含むフリップ部24bの支持端24aを角
度変位自在(すなわち開閉自在)に取り付けている。
尚、フリップ部24bは、裏返しできるよう不図示の枢
軸を介して本体2に取り付けられていてもよい。又、図
2に示すように、本体2の上面には、複数のキーを含む
操作部20が設けられている。更に、図3に示すよう
に、本体2の被写体に最も近い先端面2cには、撮影レ
ンズ14aが設けられている。尚、図2においては、デ
ィスプレイ24に画像(一つはスルー画像、もう一つは
最新に撮像した画像)を並列して表示しているが、単一
の画像を表示しても良い。
【0020】加えて、図3に示すように、ディスプレイ
24の表示画面のある内側面(図2)に対して裏面の外
側面において、フリップ部24bの支持端24aから離
れた端部近傍に発光部(閃光部ともいう)28aが配置
されている。発光部28aは、一端が枢軸28bにより
枢支されており、その他端は、フリップ部24bを長手
方向に延在する溝24c内に配置されたプッシュロッド
29の一端に枢支されている。プッシュロッド29の他
端は、本体2に設けられたカム部2gに当接可能となっ
ている。
【0021】図4は、本実施の形態にかかる撮像装置を
用いて撮像を行う際における、撮影者の手により撮像装
置を把持した状態を示す一部断面図である。本体2の上
面2aには、撮影者の親指F1が当接し、本体2の下面
2b(ここではレリーズスイッチ27を含むには、撮影
者の人差し指F2と、他の指F3〜F5が当接してい
る。すなわち撮影者は、対向する面2a、2bを、親指
F1と、人差し指F2並びに他の指F3〜F5で把持す
ることができる。
【0022】先端面2cは、内部に鏡筒部2dを有して
おり、その内側に2枚構成のレンズ14aを配置してい
る。尚、レンズ14aは、1枚でも良く3枚以上であっ
ても良い。鏡筒部2dの奥には、CCD16aが配置さ
れている。レンズ14aにより、CCD16aの受光面
に被写体像が結像され、電気信号に変換されるようにな
っている。
【0023】ここで、レンズ14aの光軸Xは、上面2
a(本実施の形態では下面2bと平行又は略平行)に対
して角度θで傾いている。かかる角度θは、好ましくは
10度〜40度(特に15度〜25度)の範囲である。
【0024】本実施の形態の動作について説明する。電
源スイッチ11をオンの状態にして、図4に示すように
して撮像装置を把持した撮影者が被写体を狙う(光軸X
を不図示の被写体に向ける)ことで、CCD16aが取
得した画像データに基づき、リアルタイムで画像が更新
表示される。ここで、撮影者が、所望のレリーズタイミ
ングでレリーズスイッチ27を押圧すると、MPU1
は、レリーズが行われたと判断し、レリーズスイッチ2
7の操作直後にCCD16aから取得された画像データ
を表示制御用メモリ21に記憶し、ディスプレイ24に
撮像した画像を固定表示する。その画像データは、外部
メモリ26に送信されて記憶されることとなる。
【0025】本実施の形態によれば、図4に示すよう
に、レンズ14aの光軸Xが、本体2の上面2aに対し
て角度θで傾いているので、撮影者が本体2を把持する
のに人間工学的に無理がなく、カメラブレなどを抑制で
きる。又、例えば親指F1でレリーズ操作を行うとした
場合、レリーズ操作のため親指F1が上面2aから離れ
てしまうと、上面2aを抑える指がなくなり、不安定な
状態でレリーズ操作を行わなくてはならないという問題
がある。これに対し、本実施の形態のように、レリーズ
スイッチ27を、撮影者の人差し指F2で押圧するよう
にすれば、押圧のため人差し指F2を下面2bから離し
た状態でも、残りの指F3〜F5で下面2bを抑えるこ
とができるので、安定した状態でレリーズ操作を行え
る。又、鏡筒2dが傾いて形成されているので、図4に
示すように、本体2の下面2bとの間に空間Sが生じ、
かかる空間Sに回路等を収容できるため、空間の有効活
用を図れる。更に、撮影レンズ14aの光軸Xが傾くこ
とで、撮影レンズ14aが先端面2cより奥側に引っ込
む形となり、指などが不用意に触れる恐れが少なくな
り、ゴミ等の付着も少なくなる。又、撮影レンズ14a
を本体2の先端面2cに配置したため、撮影時に撮影者
の指がレンズ14aの前のおかれる可能性が低く、撮影
の失敗を回避できる。
【0026】更に、フリップ部24bは、本体2に対し
て任意の角度変位が可能となっているので、図4に示す
ようにカメラを把持したときに、外光などの条件に応じ
て撮影者が最も見やすい位置に変位させることができ、
より適切な撮影を行うことができる。又、撮影者の親指
F1が当接する上面2aにおいて、撮像時に親指F1が
当接する位置より被写体側にフリップ部24bが配置さ
れているので、親指F1でフリップ部24bの角度変位
を制限することが少なくなり好ましい。
【0027】尚、例えば本体の側面2e(図3)に、レ
ンズ14aの光軸Xの方向を示すマークとしての矢印M
kを形成すると、撮影者が被写体を狙いやすく好まし
い。又、図2に示すように、本体2の上面1aには、撮
影者の親指が置くことができるよう、親指に対応したく
ぼみFrを形成しても良い。くぼみFrを形成した場
合、上述の角度θは、親指F1からくぼみFrに当接力
が伝達される点における法線に直交する面(ここでは上
面2aに平行もしくは略平行になる)と、光軸Xとのな
す角度をいう。
【0028】ところで、MPU1は、例えばAE回路1
3からの信号に基づいて、被写体輝度が低いと判断した
場合、ストロボ装置28を駆動して、発光部28aを閃
光発光させるように動作する。図3,4に示すように、
本実施の形態によれば、発光部28aは、レンズ14a
が配置された本体2の先端面2cではなく、フリップ部
24bの裏面に形成されているので、発光部28aとレ
ンズ14aとの距離を離すことができ、それにより赤目
現象を軽減できる。又、本体2を把持した撮影者が、レ
ンズ14aを被写体に向けつつ、ディスプレイ24の表
示画面に表示した被写体像を見るようにした場合、図4
に示すように、その表示画面の法線方向Dxと、発光部
28aの閃光照射方向Dyとは対向しており、すなわち
発光部28aが被写体側を向くため、発光部28aから
の光を被写体に効率的に照射でき、それにより発光量が
少なくても適切な露光を得ることができる。
【0029】しかるに、例えば図4において、外光等の
加減からフリップ部24bを点線で示す位置まで傾動さ
せないと、それに表示された画像を撮影者が視認できな
い場合もある。この場合、発光部28aがフリップ部2
4bに固定されていると、図4の点線の位置では、照射
方向が撮影者の足元近くになってしまい、被写体に向か
って効率的に照射できない恐れがある。
【0030】そこで、本実施の形態では、フリップ部2
4bの角度変位とは独立して発光部28aを変位させる
(傾ける)ことで、かかる不具合を抑制している。より
具体的には、フリップ部24bと発光部28aとの関係
を示す図5において、フリップ部24bが鉛直方向に延
在し、レンズ14a(図3,4)はの光軸方向は水平方
向に一致しているものとする。このとき、カム部2gよ
りプッシュロッド29は力を受けないので、発光部28
aの閃光照射方向Dyは、同様に水平方向となる。これ
に対し、本体2を傾けることなくフリップ部24bのみ
を被写体側に傾動(角度変位)した場合には、レンズ1
4aは依然として水平方向に延在し被写体を向いてい
る。よって、発光部28aの閃光照射方向Dyを、レン
ズ14aの光軸Xに略一致させることが必要になる。
【0031】本実施の形態によれば、かかる場合には、
カム部2gよりプッシュロッド29が力を受け、発光部
28aの下面を押圧する。従って、カム部2gを所定形
状とすれば、発光部28は、フリップ部24bの角度変
位とは独立して枢軸28b周りに角度変位するようにな
るので、発光部28aの閃光照射方向Dyを、レンズ1
4aの光軸方向すなわち水平方向に維持することができ
る。よって、フリップ部24bの角度変位に関わらず、
被写体に効率的に発光部28aからの光を照射できるの
である。
【0032】尚、本実施の形態では、フリップ部24b
を鉛直方向から撮影者側に傾動させた場合には、撮影者
がディスプレイ24の表示画面を見にくくなるため、プ
ッシュロッド29を介して発光部28aを、図5で時計
回りに枢動させることは行っていないが、カム部2gの
形状を適切に規定することで、発光部28aにその枢動
を行わせることもできる。但し、図3に示すように、フ
リップ部24bを本体2の上面に当接させ、すなわち折
り畳んだ状態では、発光部28aはフリップ部24bと
整列するように、カム部2gの形状が規定されている。
かかる整列状態では、発光部28aは、フリップ部24
bから大きく突出しないので、収納や携帯等に便利であ
る。又、かかる整列状態に枢動するように、不図示の巻
きばね等を用いて発光部28aを付勢すれば、例えば自
重に頼らず図5に示すごとき角度変位を制御できるので
好ましい。
【0033】フリップ部24bの角度変位とは独立し
て、発光部28aの閃光照射方向を変更する構成は、上
述したカム部とプッシュロッドに限らず、歯車を組み合
わせた機構でも良いし、平行なリンクを用いたものでも
良い。
【0034】尚、構成上、発光部28aとフリップ部2
4bの角度変位を完全に独立して行えないような場合も
あるが、そのような場合には、MPU1は、角度センサ
22からの信号に基づいて、フリップ部24bの角度変
位が制限角度(例えば本体2の上面2aと平行になる角
度位置)を超えた場合、発光部28aの光は被写体に効
率的に照射されないと判断して、発光を禁止するように
ストロボ装置28を制御できる。この際、例えば「照射
角度が不適切であるため、閃光発光を行いません」等の
警告メッセージを前記ディスプレイに表示したり、LE
D、音声、電子音などの警告を発するようにしても良
い。これとは逆に、フリップ部24bの角度変位を制限
するストッパ(不図示)を設けて、フリップ部24bの
制限角度以上の角度変位を常時制限したり、発光部28
aを発光させるときのみ、フリップ部24bの角度変位
を制限するようにしても良い。
【0035】図6は、第2の実施の形態にかかる撮像装
置の斜視図である。図2,3に示す構成であれば、下面
2bを地面に対向させた姿勢での撮影(これを横撮りと
いう)では、ディスプレイ24に天地の正しい画像を表
示させることができるが、これを光軸周りに90度回転
させ、側面を地面に対向させた姿勢での撮影(これを縦
撮りという)では、ディスプレイ24に表示された画像
は、天地が水平方向となるため、それを見た撮影者が構
図を決めるのが困難となる。
【0036】これに対し、図6に示す第2の実施の形態
においては、本体2’に対して、ディスプレイ装置2
4’を図6のY軸周りに角度変位させ、且つY軸に直交
するZ軸周りに角度変位させることができる。すなわ
ち、縦撮りの状態でも、図6に示すように、ディスプレ
イ装置24’を正立した状態に保持できるため、適切な
撮影を行うことができる。ディスプレイ装置24’の収
納時には、図3に示す状態となる。尚、本実施の形態で
は、撮影レンズ(不図示)の光軸は、Y軸に平行であっ
ても良い。又、図6に示す状態で横撮りしてもよいし、
図2に示す状態で縦撮りしても良い。但し、その場合に
は、表示される画像を90度回転させる画像処理が必要
である。
【0037】図7は、本体2’に対してディスプレイ装
置24’を少なくとも2つの軸(例えば図6のY軸、Z
軸)周りに角度変位させる構成の一例を示す断面図であ
る。ディスプレイ装置24’の角部より突出した軸の先
端に球24a’が形成されている。一方、本体2’の角
部には、球状の凹部2f’が形成されている。凹部2
f’に球24a’を係合させれば、本体2’に対してデ
ィスプレイ装置24’は、関節状にいかなる方向にも角
度変位しうる。球24a’と凹部2f’とで関節状の連
結部材を構成する。
【0038】尚、以上の構成の他に、角度変位自在なリ
ンクを介して、本体とディスプレイとを連結するものも
考えられる。図8は、第3の実施の形態にかかる撮像装
置の斜視図である。図8において、リンク24a”の下
端は、本体2”に対してY軸周りに角度変位可能に支持
されており、且つリンク24a”の上端は、ディスプレ
イ装置24”の裏面中央を、Y軸と直交するZ軸周りに
角度変位可能に支持している。本実施の形態の作用効果
も、上述した実施の形態と同様である。
【0039】図9(a)は、別な実施の形態にかかる撮
像装置の側面図であり、図9(b)はフリップ部の斜視
図であり、図9(c)は、図9(a)の矢印C部を拡大
して示す図である。図9において、理解しやすいように
二点鎖線で示すフリップ部124bは、上述した実施の
形態と同様に、不図示のディスプレイを備えた矩形状と
なっており、本体102に対して一端を中心に枢動自在
な構成となっている。尚、以下の実施の形態において
も、フリップ部のディスプレイにおける表示画面の法線
方向と、発光部の閃光照射方向とは対向している。
【0040】フリップ部124bは、その側面に沿って
移動自在に支持された一対のロッド129を有してい
る。ロッド129は、図9(b)で上端に直線歯129
aを有している。直線歯129は、発光部128の両側
から延在する一対のピニオン128cにそれぞれ噛合し
ている。ロッド129の下端129b(図9(c))
は、本体102に形成された一対のカム部102gに当
接している。
【0041】本実施の形態において、フリップ部124
bを閉じた状態では、カム部102gからロッド129
が発光部128側に押されるので、直線歯129aの移
動によりピニオン128cが回転し、発光部128を閉
じる方向(フリップ部124bに整列する方向)に回転
させるため、収納時等に発光部128の存在が邪魔にな
らない。一方、フリップ部124bを開いた状態では、
ロッド129が本体102側に近づくような形状をカム
部129が有しているので、その直線歯129aの移動
によりピニオン128cが回転し、発光部128がフリ
ップ部124bから離れて、発光面128aを被写体側
に向けることが可能となる。尚、図9(c)に示すよう
に、フリップ部124bを閉じたときのロッド129の
端部129bと枢動点Oとの距離をLとし、開いたとき
の距離をlとしたときに、L−lを適宜定めるようにカ
ム部102gの形状を調整することで、フリップ部12
4bを開いたときの発光部128の角度を任意に設定で
きる。
【0042】図10は、更に別な実施の形態にかかる撮
像装置のフリップ部先端周辺の部分断面図である。図1
0において、フリップ部224bに対し、発光部228
は、点Pまわりに枢動可能に支持され、且つ不図示のバ
ネにより、図10(a)で矢印A方向に付勢されてい
る。発光部228は、発光面228aと点Pを挟んで反
対側に突起228bを有している。
【0043】本実施の形態において、フリップ部224
bを閉じた状態では、本体202に突起228bが当接
するので、発光部228は、不図示のバネの付勢力に関
わらず、図10(a)に示す位置すなわちフリップ部2
24bと整列するように保持される。一方、フリップ部
224bを開くことで、突起228bが本体202より
離隔するので、発光部228は、図10(b)に示すよ
うに、矢印A方向に付勢される。更に、フリップ部22
4bが撮影位置まで開いた状態では、発光部228の肩
部228cがフリップ部224bと干渉し、それにより
図10(c)に示す状態に保持されるため、発光面12
8aを被写体側に適切に向けることが可能となる。但
し、フリップ部224bの回転変位は、所定角度で係止
されるようになっていると望ましい。
【0044】図11は、別な実施の形態にかかる撮像装
置の側面図である。図11において、フリップ部324
bは、上述した実施の形態と同様に、不図示のディスプ
レイを備えた矩形状となっており、本体302に対して
一端(図で右端)を中心に枢動自在な構成となってい
る。
【0045】発光部328は、フリップ部324bの図
で左端に対し、枢動自在に連結されていると共に、リン
ク329にも連結されている。尚、本体302における
フリップ部324bの近傍には係止部302gが形成さ
れている。
【0046】本実施の形態において、フリップ部324
bを閉じた状態では、リンク329はフリーな状態にあ
り、不図示のバネなどの付勢力により、図11(a)に
示すように、発光部328は閉じる方向(フリップ部3
24bに整列する方向)に保持される。一方、フリップ
部324bを開いた状態では、図11(b)に示すよう
に、リンク329の端部が係止部329に当接し発光部
328を矢印B方向に回転させるので、その発光面を被
写体側に向けることが可能となる。
【0047】以上、本発明を実施の形態を参照して説明
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。例えばレンズ14aはズームレンズで
あっても良い。又、本発明の撮像装置を両手で支持して
撮影しても良いことは、もちろんである。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、赤目現象をの発生を抑
え、又、撮影姿勢に関わらず被写体画像を適切に視認で
きる撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる電子カメラの構成
を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態にかかる撮像装置の斜視図で
ある。
【図3】本実施の形態にかかる撮像装置の斜視図であ
る。
【図4】本実施の形態にかかる撮像装置を用いて撮像を
行う際における、撮影者の手と撮像装置との関係を示す
一部断面図である。
【図5】ディスプレイ24と発光部28aとの関係を示
す図である。
【図6】第2の実施の形態にかかる撮像装置の斜視図で
ある。
【図7】本体2’に対してディスプレイ装置24’を少
なくとも2つの軸(例えば図6のY軸、Z軸)周りに角
度変位させる構成の一例を示す断面図である。
【図8】第3の実施の形態にかかる撮像装置の斜視図で
ある。
【図9】図9(a)は、別な実施の形態にかかる撮像装
置の側面図であり、図9(b)はフリップ部の斜視図で
あり、図9(c)は、図9(a)の矢印C部を拡大して
示す図である。
【図10】更に別な実施の形態にかかる撮像装置のフリ
ップ部先端周辺の部分断面図である。
【図11】別な実施の形態にかかる撮像装置の側面図で
ある。
【符号の説明】
1 MPU 2,2’、2”、102,202,302 本体 16a CCD 21 表示制御用メモリ 22 角度センサ 24 ディスプレイ 24’、24” ディスプレイ装置 24b、124b、224b、324b フリップ部 27 レリーズスイッチ 28 ストロボ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷中 茂樹 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H053 CA26 CA33 CA45 2H054 AA01 2H101 BB01 5C022 AA13 AB15 AC01 AC06 AC77 AC78 CA00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、 前記本体に備えられたレンズと、 前記レンズにより結像された被写体像を電気信号に変換
    する撮像素子と、 前記本体に対して角度変位可能であり、画像を表示する
    表示画面を有するフリップ部と、 前記フリップ部に取り付けられ、前記表示画面の法線方
    向と対向する方向を閃光照射方向とする閃光装置と、を
    有することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記閃光装置の閃光照射方向は、前記フ
    リップ部の角度変位に独率して変化することを特徴とす
    る請求項1に記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記閃光装置は、前記フリップ部の角度
    変位が制限角度を超えた場合、前記閃光の照射を禁止す
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記閃光装置を発光させるときは、前記
    フリップ部の角度変位を制限することを特徴とする請求
    項1又は2に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 本体と、 前記本体に備えられたレンズと、 前記レンズにより結像された被写体像を電気信号に変換
    する撮像素子と、 画像を表示する表示画面を有するディスプレイ装置と、
    を有し、 前記本体を、第1の姿勢にして撮像し、又は前記第1の
    姿勢に対して前記レンズの光軸周りに90度回転させた
    第2の姿勢にして撮像することができ、いずれの姿勢で
    も、被写体の天地方向が、前記ディスプレイ装置に表示
    された被写体の画像の天地方向に一致するように、前記
    ディスプレイ装置は前記本体に対して少なくとも2つの
    軸周りに角度変位可能に支持されていることを特徴とす
    る撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記ディスプレイ装置と前記本体とは、
    関節状の連結部材によって連結されていることを特徴と
    する請求項5に記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記撮像装置は電子スチルカメラである
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の撮像装置。
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JP4645193B2 (ja) * 2004-12-28 2011-03-09 ソニー株式会社 撮像装置

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