JP2003324582A - 画像読取装置、画像読取方法、コンピュータプログラム及びコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents
画像読取装置、画像読取方法、コンピュータプログラム及びコンピュータ読取可能な記録媒体Info
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- JP2003324582A JP2003324582A JP2002131625A JP2002131625A JP2003324582A JP 2003324582 A JP2003324582 A JP 2003324582A JP 2002131625 A JP2002131625 A JP 2002131625A JP 2002131625 A JP2002131625 A JP 2002131625A JP 2003324582 A JP2003324582 A JP 2003324582A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被写体の画像情報を読み取る画像読取センサ
のセンサ調整を充分に、且つ確実に行えるようにする。 【解決手段】 搬送駆動源15を「逆搬送方向」に回転
させて画像読取ユニット8、9内の画像読取センサのセ
ンサ調整を行った後、搬送駆動源15を「正搬送方向」
に回転させて被写体Pの画像を読み取るようにすること
により、センサ調整の時間を充分に確保できるようにす
るとともに、センサ調整時に被写体Pが画像読取装置本
体1の内部に搬送されないようにして、センサ調整の時
間を確保するための特別な部品を追加したり、画像読取
装置を大型化させたりすることなく、画像の高画質化を
実現できるようにする。
のセンサ調整を充分に、且つ確実に行えるようにする。 【解決手段】 搬送駆動源15を「逆搬送方向」に回転
させて画像読取ユニット8、9内の画像読取センサのセ
ンサ調整を行った後、搬送駆動源15を「正搬送方向」
に回転させて被写体Pの画像を読み取るようにすること
により、センサ調整の時間を充分に確保できるようにす
るとともに、センサ調整時に被写体Pが画像読取装置本
体1の内部に搬送されないようにして、センサ調整の時
間を確保するための特別な部品を追加したり、画像読取
装置を大型化させたりすることなく、画像の高画質化を
実現できるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置、画
像読取方法、コンピュータプログラム及びコンピュータ
読取可能な記録媒体に関し、特に、被写体の画像情報を
読み取るために用いて好適なものである。
像読取方法、コンピュータプログラム及びコンピュータ
読取可能な記録媒体に関し、特に、被写体の画像情報を
読み取るために用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】複数の画素センサを直線状に配列した画
像読取センサを用いて、光源からの照射光で被写体を照
射したときの反射光を読み取ることで主走査方向の読み
取り動作を行い、さらに前記画像読取センサの主走査方
向の読み取り動作に同期して、被写体と画像読取センサ
の位置関係を主走査方向と略直角方向に移動させて副走
査方向の読み取り動作を行うことで、被写体全面の画像
情報を読み取る画像読取装置が周知の技術として提案・
製品化されている。
像読取センサを用いて、光源からの照射光で被写体を照
射したときの反射光を読み取ることで主走査方向の読み
取り動作を行い、さらに前記画像読取センサの主走査方
向の読み取り動作に同期して、被写体と画像読取センサ
の位置関係を主走査方向と略直角方向に移動させて副走
査方向の読み取り動作を行うことで、被写体全面の画像
情報を読み取る画像読取装置が周知の技術として提案・
製品化されている。
【0003】また、前記画像読取装置には、光源の輝度
差、配光分布のばらつき、画像処理回路のばらつき(ゲ
イン差など)、画像読取センサの平均感度のばらつき、
及び各画素センサ間の感度ばらつきなどが存在する。
差、配光分布のばらつき、画像処理回路のばらつき(ゲ
イン差など)、画像読取センサの平均感度のばらつき、
及び各画素センサ間の感度ばらつきなどが存在する。
【0004】そして、これらのばらつきが画像の品位に
影響を及ぼすため、基準となる基準白色材を前記画像読
取センサで読み取った際の出力に基づいて、読取レベル
の補正(光源の光量調整、ゲイン調整、黒レベル調整、
黒レベル補正、及びシェーディング補正)を行う事も周
知の技術として数多く提案されている。
影響を及ぼすため、基準となる基準白色材を前記画像読
取センサで読み取った際の出力に基づいて、読取レベル
の補正(光源の光量調整、ゲイン調整、黒レベル調整、
黒レベル補正、及びシェーディング補正)を行う事も周
知の技術として数多く提案されている。
【0005】また、前記画像読取センサの読取位置に被
写体を密着させるために設けられたプラテンローラの表
面を所定レベルの白色とすることで前記「基準白色材」
を構成している画像読取装置が、「特開平4−1831
16号公報」、「特開平5−22595号公報」、「特
開平5−319613号公報」、「特開平10−224
571号公報」、「特開平10−224572号公
報」、「特開2000−083145」及び「特開20
01−94735」などで提案されている。
写体を密着させるために設けられたプラテンローラの表
面を所定レベルの白色とすることで前記「基準白色材」
を構成している画像読取装置が、「特開平4−1831
16号公報」、「特開平5−22595号公報」、「特
開平5−319613号公報」、「特開平10−224
571号公報」、「特開平10−224572号公
報」、「特開2000−083145」及び「特開20
01−94735」などで提案されている。
【0006】また、「特開平6−276366号公報」
では、前記プラテンローラの表面を所定レベルの白色に
した基準白色プラテンローラを用いた画像読取装置にお
けるシェーディング補正データの取り込みシーケンスが
提案されている。
では、前記プラテンローラの表面を所定レベルの白色に
した基準白色プラテンローラを用いた画像読取装置にお
けるシェーディング補正データの取り込みシーケンスが
提案されている。
【0007】「特開平6−276366号公報」に記載
されている様に、前記基準白色プラテンローラを用いて
シェーディング補正データを取り込む従来の画像読取装
置では、画像読取指示が画像読取装置に入力されると、
被写体の搬送が開始される。
されている様に、前記基準白色プラテンローラを用いて
シェーディング補正データを取り込む従来の画像読取装
置では、画像読取指示が画像読取装置に入力されると、
被写体の搬送が開始される。
【0008】そして、前記搬送された被写体が画像読取
センサの読取位置に到達するまでの間に、前記被写体の
搬送方向に回転する前記基準白色プラテンローラを前記
画像読取センサで複数ライン分読み取る。
センサの読取位置に到達するまでの間に、前記被写体の
搬送方向に回転する前記基準白色プラテンローラを前記
画像読取センサで複数ライン分読み取る。
【0009】このようにして行われる前記基準白色プラ
テンローラの複数ライン分の読み取り結果から、前記画
像読取センサの画素センサごとに出力のピーク値を求め
る。そして、求めた各画像センサの出力のピーク値を用
いて前記基準白色プラテンローラ上のゴミなどの影響を
取り除いたデータを生成し、前記生成した基準白色プラ
テンローラ上のゴミなどの影響を取り除いたデータをシ
ェーディング補正データとして取り込んでいる。
テンローラの複数ライン分の読み取り結果から、前記画
像読取センサの画素センサごとに出力のピーク値を求め
る。そして、求めた各画像センサの出力のピーク値を用
いて前記基準白色プラテンローラ上のゴミなどの影響を
取り除いたデータを生成し、前記生成した基準白色プラ
テンローラ上のゴミなどの影響を取り除いたデータをシ
ェーディング補正データとして取り込んでいる。
【0010】そして、このシェーディング補正データの
取り込みに続けて被写体の搬送を行うことで、前記画像
読取位置に到達した被写体を、前記画像読取センサで読
み取り画像データを得る。以上のようにして従来の画像
読取装置では、シェーディング補正データで画像データ
を補正することにより、シェーディングの影響のない画
像データを得ていた。
取り込みに続けて被写体の搬送を行うことで、前記画像
読取位置に到達した被写体を、前記画像読取センサで読
み取り画像データを得る。以上のようにして従来の画像
読取装置では、シェーディング補正データで画像データ
を補正することにより、シェーディングの影響のない画
像データを得ていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像読取装
置の小型化及び高速化が進むにつれて、給紙部と画像読
取センサとの間の距離が短くなっている。この結果、搬
送開始から被写体が画像読取位置に到達するまでの時間
が短くなってきている。
置の小型化及び高速化が進むにつれて、給紙部と画像読
取センサとの間の距離が短くなっている。この結果、搬
送開始から被写体が画像読取位置に到達するまでの時間
が短くなってきている。
【0012】しかしながら、前述の特開平6−2763
66号公報などに記載されている従来の画像読取装置で
は、シェーディング補正データを取り込むための時間を
確保することができないと言う事態が発生している。
66号公報などに記載されている従来の画像読取装置で
は、シェーディング補正データを取り込むための時間を
確保することができないと言う事態が発生している。
【0013】すなわち、前述したようにして基準白色プ
ラテンローラを用いてシェーディング補正データを取り
こむ画像読取装置では、シェーディング補正データを取
り込む際に画像読取位置に被写体が存在しないことが必
須条件である。
ラテンローラを用いてシェーディング補正データを取り
こむ画像読取装置では、シェーディング補正データを取
り込む際に画像読取位置に被写体が存在しないことが必
須条件である。
【0014】しかしながら、前述の画像読取装置では搬
送動作を開始すると同時に被写体が搬送されてしまうた
め、シェーディング補正データを作成するために充分な
基準白色プラテンローラの読み取り結果が得られる前
に、被写体が画像読取位置に到達してしまうという問題
点があった。
送動作を開始すると同時に被写体が搬送されてしまうた
め、シェーディング補正データを作成するために充分な
基準白色プラテンローラの読み取り結果が得られる前
に、被写体が画像読取位置に到達してしまうという問題
点があった。
【0015】一方、搬送速度を低下させる、或いは搬送
を停止させることで基準白色プラテンローラの読取結果
のデータ数を単に増やすことは可能である。しかしなが
ら、この場合、基準白色プラテンローラの回転速度も低
下、或いは停止してしまうため、取り込んだ基準白色プ
ラテンローラの読取結果は、基準白色プラテンローラの
周方向の極めて狭い範囲、或いは1ライン分だけを読み
取ったに過ぎないという事態を招来してしまう虞があっ
た。
を停止させることで基準白色プラテンローラの読取結果
のデータ数を単に増やすことは可能である。しかしなが
ら、この場合、基準白色プラテンローラの回転速度も低
下、或いは停止してしまうため、取り込んだ基準白色プ
ラテンローラの読取結果は、基準白色プラテンローラの
周方向の極めて狭い範囲、或いは1ライン分だけを読み
取ったに過ぎないという事態を招来してしまう虞があっ
た。
【0016】このような場合には、基準白色プラテンロ
ーラの表面に付着したゴミ、汚れ、及び傷などの影響
や、基準白色プラテンローラの周方向における濃度のむ
らや、基準白色プラテンローラの軸偏心に起因する反射
光量の変動等の影響を受けやすくなってしまう。
ーラの表面に付着したゴミ、汚れ、及び傷などの影響
や、基準白色プラテンローラの周方向における濃度のむ
らや、基準白色プラテンローラの軸偏心に起因する反射
光量の変動等の影響を受けやすくなってしまう。
【0017】また、前述した従来の技術では、前記画像
読取センサのセンサ調整を行うに際し、基準白色プラテ
ンローラを用いてシェーディング補正データだけを取り
込む場合についてのみ記載されている。
読取センサのセンサ調整を行うに際し、基準白色プラテ
ンローラを用いてシェーディング補正データだけを取り
込む場合についてのみ記載されている。
【0018】しかしながら、より高品位の画像データが
必要な場合には、シェーディング補正データの取り直し
だけではなく、光源の光量調整、可変ゲインアンプのゲ
イン調整、黒クランプレベルの再調整、及び黒補正デー
タの再取り込みなど多くの調整項目が必要となる。
必要な場合には、シェーディング補正データの取り直し
だけではなく、光源の光量調整、可変ゲインアンプのゲ
イン調整、黒クランプレベルの再調整、及び黒補正デー
タの再取り込みなど多くの調整項目が必要となる。
【0019】そして、前記従来の画像読取装置の構成及
び動作では、このように調整項目が増えた場合、調整に
要する時間、言い換えれば給紙部と画像読取位置との距
離を更に長くする必要があった。
び動作では、このように調整項目が増えた場合、調整に
要する時間、言い換えれば給紙部と画像読取位置との距
離を更に長くする必要があった。
【0020】このような問題を解決する手段として、電
気信号によって駆動力の伝達をON/OFFする電磁ク
ラッチなどの手段を給紙ローラと搬送モータとの間に設
けることにより、シェーディング補正データの取り込み
中は給紙動作だけを停止する方法もある。
気信号によって駆動力の伝達をON/OFFする電磁ク
ラッチなどの手段を給紙ローラと搬送モータとの間に設
けることにより、シェーディング補正データの取り込み
中は給紙動作だけを停止する方法もある。
【0021】しかしながら、このような方法では電磁ク
ラッチなどの手段を設けなければない分、画像読取装置
のコストアップを確実に招き、また、部品点数が増える
ことから製品の小型化を妨げる要因となってしまうとい
う問題点があった。
ラッチなどの手段を設けなければない分、画像読取装置
のコストアップを確実に招き、また、部品点数が増える
ことから製品の小型化を妨げる要因となってしまうとい
う問題点があった。
【0022】本発明は、上述の問題点にかんがみ、被写
体の画像情報を読み取る画像読取センサの調整を充分
に、且つ確実に行えるようにすることを第1の目的とす
る。また、被写体の画像情報を読み取る画像読取センサ
の調整を低コスト且つ小型の装置で充分に、且つ確実に
行えるようにすることを第2の目的とする。
体の画像情報を読み取る画像読取センサの調整を充分
に、且つ確実に行えるようにすることを第1の目的とす
る。また、被写体の画像情報を読み取る画像読取センサ
の調整を低コスト且つ小型の装置で充分に、且つ確実に
行えるようにすることを第2の目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の画像読取装置
は、画像情報を読み取るために被写体を搬送する方向で
ある正搬送方向と、前記正搬送方向とは逆方向である逆
搬送方向の2つの方向に動作可能な搬送装置を有する画
像読取装置であって、前記被写体の画像情報を読み取る
画像読取センサの調整の少なくとも一部を行う際には、
前記搬送装置を前記逆搬送方向に動作させるように制御
する搬送動作制御手段を有することを特徴としている。
また、本発明の他の特徴とするところは、画像情報を読
み取るために被写体を搬送する方向である正搬送方向
と、前記正搬送方向とは逆方向である逆搬送方向の2つ
の方向に動作可能な搬送装置を有する画像読取装置であ
って、前記搬送装置の搬送動作を制御する搬送動作制御
手段と、前記搬送装置により所定の位置に搬送された被
写体の画像情報を読み取る画像読取センサと、前記画像
読取センサの調整を行うセンサ調整手段とを有し、前記
センサ調整手段により前記画像読取センサの調整の少な
くとも一部を行う際には、前記搬送動作制御手段が前記
搬送装置を前記逆搬送方向に動作させるように制御する
ようにしたことを特徴としている。また、本発明のその
他の特徴とするところは、被写体を照射することで得ら
れる光学画像を、画像読取素子を略直線状に配列して構
成した画像読取センサを用いて主走査方向について読み
取るとともに、前記画像読取センサの画像読取素子の配
列方向に対して、前記被写体を略直角方向へ搬送するこ
とで前記画像情報の副走査方向の読み取り動作を行い、
かつ前記画像読取センサの読み取り位置と対向する位置
に配置された基準白色材を用いて前記画像読取センサの
センサ調整を行う画像読取装置であって、前記被写体を
搬送する方向である正搬送方向と、前記正搬送方向とは
逆方向である逆搬送方向の2つの方向に動作可能な搬送
装置と、前記画像読取センサにより画像情報の読み取り
動作を行う際には、前記被写体を正搬送方向に搬送する
ように前記搬送装置の動作を制御するとともに、前記画
像読取センサの調整の少なくとも一部を行う際には、前
記搬送装置を前記逆搬送方向に動作させるように制御す
る搬送動作制御手段とを備えたことを特徴としている。
は、画像情報を読み取るために被写体を搬送する方向で
ある正搬送方向と、前記正搬送方向とは逆方向である逆
搬送方向の2つの方向に動作可能な搬送装置を有する画
像読取装置であって、前記被写体の画像情報を読み取る
画像読取センサの調整の少なくとも一部を行う際には、
前記搬送装置を前記逆搬送方向に動作させるように制御
する搬送動作制御手段を有することを特徴としている。
また、本発明の他の特徴とするところは、画像情報を読
み取るために被写体を搬送する方向である正搬送方向
と、前記正搬送方向とは逆方向である逆搬送方向の2つ
の方向に動作可能な搬送装置を有する画像読取装置であ
って、前記搬送装置の搬送動作を制御する搬送動作制御
手段と、前記搬送装置により所定の位置に搬送された被
写体の画像情報を読み取る画像読取センサと、前記画像
読取センサの調整を行うセンサ調整手段とを有し、前記
センサ調整手段により前記画像読取センサの調整の少な
くとも一部を行う際には、前記搬送動作制御手段が前記
搬送装置を前記逆搬送方向に動作させるように制御する
ようにしたことを特徴としている。また、本発明のその
他の特徴とするところは、被写体を照射することで得ら
れる光学画像を、画像読取素子を略直線状に配列して構
成した画像読取センサを用いて主走査方向について読み
取るとともに、前記画像読取センサの画像読取素子の配
列方向に対して、前記被写体を略直角方向へ搬送するこ
とで前記画像情報の副走査方向の読み取り動作を行い、
かつ前記画像読取センサの読み取り位置と対向する位置
に配置された基準白色材を用いて前記画像読取センサの
センサ調整を行う画像読取装置であって、前記被写体を
搬送する方向である正搬送方向と、前記正搬送方向とは
逆方向である逆搬送方向の2つの方向に動作可能な搬送
装置と、前記画像読取センサにより画像情報の読み取り
動作を行う際には、前記被写体を正搬送方向に搬送する
ように前記搬送装置の動作を制御するとともに、前記画
像読取センサの調整の少なくとも一部を行う際には、前
記搬送装置を前記逆搬送方向に動作させるように制御す
る搬送動作制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0024】本発明の画像読取方法は、画像情報を読み
取るために被写体を搬送する方向である正搬送方向と、
前記正搬送方向とは逆方向である逆搬送方向の2つの方
向に動作可能な搬送装置を用いて前記被写体の画像情報
を読み取る画像読取方法であって、前記被写体の画像情
報を読み取る画像読取センサの調整の少なくとも一部を
行う際には、前記搬送装置を前記逆搬送方向に動作させ
るように制御する搬送動作制御処理を行うことを特徴と
している。また、本発明の他の特徴とするところは、画
像情報を読み取るために被写体を搬送する方向である正
搬送方向と、前記正搬送方向とは逆方向である逆搬送方
向の2つの方向に動作可能な搬送装置を用いて前記画像
情報を読み取る画像読取方法であって、前記搬送装置の
搬送動作を制御する搬送動作制御処理と、前記搬送装置
により所定の位置に搬送された被写体の画像情報を読み
取る画像読取センサの調整を行うセンサ調整処理とを行
い、前記センサ調整処理により前記画像読取センサの調
整の少なくとも一部を行う際には、前記搬送動作制御処
理により前記搬送装置を前記逆搬送方向に動作させるよ
うに制御するようにしたことを特徴としている。また、
本発明のその他の特徴とするところは、被写体を照射す
ることで得られる光学画像を、画像読取素子を略直線状
に配列して構成した画像読取センサを用いて主走査方向
について読み取るとともに、前記画像読取センサの画像
読取素子の配列方向に対して、前記被写体を略直角方向
へ搬送することで前記画像情報の副走査方向の読み取り
動作を行い、かつ前記画像読取センサの読み取り位置と
対向する位置に配置された基準白色材を用いて前記画像
読取センサのセンサ調整を行う画像読取方法であって、
前記被写体を搬送する方向である正搬送方向と、前記正
搬送方向とは逆方向である逆搬送方向の2つの方向に動
作可能な搬送装置を制御するに際して、前記画像読取セ
ンサにより画像情報の読み取り動作を行うときには、前
記被写体を正搬送方向に搬送するように前記搬送装置の
動作を制御するとともに、前記画像読取センサの調整の
少なくとも一部を行うときには、前記搬送装置を前記逆
搬送方向に動作させるように制御する搬送動作制御処理
を行うことを特徴としている。
取るために被写体を搬送する方向である正搬送方向と、
前記正搬送方向とは逆方向である逆搬送方向の2つの方
向に動作可能な搬送装置を用いて前記被写体の画像情報
を読み取る画像読取方法であって、前記被写体の画像情
報を読み取る画像読取センサの調整の少なくとも一部を
行う際には、前記搬送装置を前記逆搬送方向に動作させ
るように制御する搬送動作制御処理を行うことを特徴と
している。また、本発明の他の特徴とするところは、画
像情報を読み取るために被写体を搬送する方向である正
搬送方向と、前記正搬送方向とは逆方向である逆搬送方
向の2つの方向に動作可能な搬送装置を用いて前記画像
情報を読み取る画像読取方法であって、前記搬送装置の
搬送動作を制御する搬送動作制御処理と、前記搬送装置
により所定の位置に搬送された被写体の画像情報を読み
取る画像読取センサの調整を行うセンサ調整処理とを行
い、前記センサ調整処理により前記画像読取センサの調
整の少なくとも一部を行う際には、前記搬送動作制御処
理により前記搬送装置を前記逆搬送方向に動作させるよ
うに制御するようにしたことを特徴としている。また、
本発明のその他の特徴とするところは、被写体を照射す
ることで得られる光学画像を、画像読取素子を略直線状
に配列して構成した画像読取センサを用いて主走査方向
について読み取るとともに、前記画像読取センサの画像
読取素子の配列方向に対して、前記被写体を略直角方向
へ搬送することで前記画像情報の副走査方向の読み取り
動作を行い、かつ前記画像読取センサの読み取り位置と
対向する位置に配置された基準白色材を用いて前記画像
読取センサのセンサ調整を行う画像読取方法であって、
前記被写体を搬送する方向である正搬送方向と、前記正
搬送方向とは逆方向である逆搬送方向の2つの方向に動
作可能な搬送装置を制御するに際して、前記画像読取セ
ンサにより画像情報の読み取り動作を行うときには、前
記被写体を正搬送方向に搬送するように前記搬送装置の
動作を制御するとともに、前記画像読取センサの調整の
少なくとも一部を行うときには、前記搬送装置を前記逆
搬送方向に動作させるように制御する搬送動作制御処理
を行うことを特徴としている。
【0025】本発明のコンピュータプログラムは、画像
情報を読み取るために被写体を搬送する方向である正搬
送方向と、前記正搬送方向とは逆方向である逆搬送方向
の2つの方向に動作可能な搬送装置を用いて前記被写体
の画像情報を読み取るに際して、前記被写体の画像情報
を読み取る画像読取センサの調整の少なくとも一部を行
うときには、前記搬送装置を前記逆搬送方向に動作させ
るように制御する搬送動作制御処理をコンピュータに実
行させることを特徴としている。また、本発明の他の特
徴とするところは、画像情報を読み取るために被写体を
搬送する方向である正搬送方向と、前記正搬送方向とは
逆方向である逆搬送方向の2つの方向に動作可能な搬送
装置を用いて前記画像情報を読み取るに際して、前記搬
送装置の搬送動作を制御する搬送動作制御処理と、前記
搬送装置により所定の位置に搬送された被写体の画像情
報を読み取る画像読取センサの調整を行うセンサ調整処
理とを行い、前記センサ調整処理により前記画像読取セ
ンサの調整の少なくとも一部を行う際には、前記搬送動
作制御処理により前記搬送装置を前記逆搬送方向に動作
させるように制御するようにしたことをコンピュータに
実行させることを特徴としている。また、本発明のその
他の特徴とするところは、被写体を照射することで得ら
れる光学画像を、画像読取素子を略直線状に配列して構
成した画像読取センサを用いて主走査方向について読み
取るとともに、前記画像読取センサの画像読取素子の配
列方向に対して、前記被写体を略直角方向へ搬送するこ
とで前記画像情報の副走査方向の読み取り動作を行うと
きと、前記画像読取センサの読み取り位置と対向する位
置に配置された基準白色材を用いて前記画像読取センサ
のセンサ調整を行うときに、前記被写体を搬送する方向
である正搬送方向と、前記正搬送方向とは逆方向である
逆搬送方向の2つの方向に動作可能な搬送装置を制御す
るに際して、前記画像読取センサにより画像情報の読み
取り動作を行うときには、前記被写体を正搬送方向に搬
送するように前記搬送装置の動作を制御するとともに、
前記画像読取センサの調整の少なくとも一部を行うとき
には、前記搬送装置を前記逆搬送方向に動作させるよう
に制御する搬送動作制御処理を行うことをコンピュータ
に実行させることを特徴としている。
情報を読み取るために被写体を搬送する方向である正搬
送方向と、前記正搬送方向とは逆方向である逆搬送方向
の2つの方向に動作可能な搬送装置を用いて前記被写体
の画像情報を読み取るに際して、前記被写体の画像情報
を読み取る画像読取センサの調整の少なくとも一部を行
うときには、前記搬送装置を前記逆搬送方向に動作させ
るように制御する搬送動作制御処理をコンピュータに実
行させることを特徴としている。また、本発明の他の特
徴とするところは、画像情報を読み取るために被写体を
搬送する方向である正搬送方向と、前記正搬送方向とは
逆方向である逆搬送方向の2つの方向に動作可能な搬送
装置を用いて前記画像情報を読み取るに際して、前記搬
送装置の搬送動作を制御する搬送動作制御処理と、前記
搬送装置により所定の位置に搬送された被写体の画像情
報を読み取る画像読取センサの調整を行うセンサ調整処
理とを行い、前記センサ調整処理により前記画像読取セ
ンサの調整の少なくとも一部を行う際には、前記搬送動
作制御処理により前記搬送装置を前記逆搬送方向に動作
させるように制御するようにしたことをコンピュータに
実行させることを特徴としている。また、本発明のその
他の特徴とするところは、被写体を照射することで得ら
れる光学画像を、画像読取素子を略直線状に配列して構
成した画像読取センサを用いて主走査方向について読み
取るとともに、前記画像読取センサの画像読取素子の配
列方向に対して、前記被写体を略直角方向へ搬送するこ
とで前記画像情報の副走査方向の読み取り動作を行うと
きと、前記画像読取センサの読み取り位置と対向する位
置に配置された基準白色材を用いて前記画像読取センサ
のセンサ調整を行うときに、前記被写体を搬送する方向
である正搬送方向と、前記正搬送方向とは逆方向である
逆搬送方向の2つの方向に動作可能な搬送装置を制御す
るに際して、前記画像読取センサにより画像情報の読み
取り動作を行うときには、前記被写体を正搬送方向に搬
送するように前記搬送装置の動作を制御するとともに、
前記画像読取センサの調整の少なくとも一部を行うとき
には、前記搬送装置を前記逆搬送方向に動作させるよう
に制御する搬送動作制御処理を行うことをコンピュータ
に実行させることを特徴としている。
【0026】本発明のコンピュータ読み取り可能な記録
媒体は、前記何れかに記載のコンピュータプログラムを
記録したことを特徴としている。
媒体は、前記何れかに記載のコンピュータプログラムを
記録したことを特徴としている。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)次に、添付
の図面を参照しながら、本発明の画像読取装置、画像読
取方法、コンピュータプログラム及びコンピュータ読取
可能な記録媒体の第1の実施の形態について説明する。
の図面を参照しながら、本発明の画像読取装置、画像読
取方法、コンピュータプログラム及びコンピュータ読取
可能な記録媒体の第1の実施の形態について説明する。
【0028】図4は、本発明の実施の形態を示し、画像
読取装置の構成の一例を示す外観図である。図4におい
て、1は画像読取装置本体、2は給紙口、3は給紙トレ
ー、4は操作手段、13は排紙口、14は排紙トレーで
ある。
読取装置の構成の一例を示す外観図である。図4におい
て、1は画像読取装置本体、2は給紙口、3は給紙トレ
ー、4は操作手段、13は排紙口、14は排紙トレーで
ある。
【0029】給紙トレー3に積載された被写体(図4で
は不図示)は、操作手段4からスキャン指示が入力され
ると、給紙口2から画像読取装置本体1の内部に1枚づ
つ搬送される。
は不図示)は、操作手段4からスキャン指示が入力され
ると、給紙口2から画像読取装置本体1の内部に1枚づ
つ搬送される。
【0030】画像読取装置本体1の内部に搬送された前
記被写体の画像情報は、図4では不図示の画像読取セン
サによって読み取られる。その後も前記被写体は搬送さ
れ、排紙口13から画像読取装置本体1の機外へと排出
される。画像読取装置本体1の機外へ排出された被写体
は、排紙トレー14上に順次積載される。
記被写体の画像情報は、図4では不図示の画像読取セン
サによって読み取られる。その後も前記被写体は搬送さ
れ、排紙口13から画像読取装置本体1の機外へと排出
される。画像読取装置本体1の機外へ排出された被写体
は、排紙トレー14上に順次積載される。
【0031】図2は、画像読取装置本体1の内部構造の
一例を示す側断面図である。なお、図2において、図4
に示したものと同一の部品には同一の符号を付すことに
よって、詳細な説明を省略する。
一例を示す側断面図である。なお、図2において、図4
に示したものと同一の部品には同一の符号を付すことに
よって、詳細な説明を省略する。
【0032】図2において、符号Pは給紙トレー3上に
積載された被写体である。5はフィードローラ、6は回
転軸との間にトルクリミッタ16を備えたリタードロー
ラである。
積載された被写体である。5はフィードローラ、6は回
転軸との間にトルクリミッタ16を備えたリタードロー
ラである。
【0033】そして、フィードローラ5とリタードロー
ラ6の作用により、給紙トレー3上に積載された被写体
Pは1枚づつ分離されて、給紙口2から画像読取装置本
体1の内部に搬送される。
ラ6の作用により、給紙トレー3上に積載された被写体
Pは1枚づつ分離されて、給紙口2から画像読取装置本
体1の内部に搬送される。
【0034】7は搬送ローラであり、フィードローラ5
とリタードローラ6の作用によって1枚づつ搬送されて
くる被写体Pを更に排紙口13方向へと搬送する役割を
担う。
とリタードローラ6の作用によって1枚づつ搬送されて
くる被写体Pを更に排紙口13方向へと搬送する役割を
担う。
【0035】8は被写体の裏面を読み取る画像読取ユニ
ットであり、9は被写体Pの表面を読み取る画像読取ユ
ニットである。画像読取ユニット8、9の内部には、被
写体Pを照射する光源(図2では不図示)と、被写体P
である原稿の画像情報を読み取る画像読取センサ(図2
では不図示)が組み込まれている。また、画像読取ユニ
ット8、9は、それぞれ図中「A」で表示している位置
で被写体Pの画像情報の読み取りを行う。
ットであり、9は被写体Pの表面を読み取る画像読取ユ
ニットである。画像読取ユニット8、9の内部には、被
写体Pを照射する光源(図2では不図示)と、被写体P
である原稿の画像情報を読み取る画像読取センサ(図2
では不図示)が組み込まれている。また、画像読取ユニ
ット8、9は、それぞれ図中「A」で表示している位置
で被写体Pの画像情報の読み取りを行う。
【0036】10はプラテンローラであり、画像読取ユ
ニット8の読取位置「A」で搬送されてくる被写体Pが
密着するように押さえる役割を担う。同様に、11もプ
ラテンローラであり、画像読取ユニット9の読取位置
「A」で搬送されてくる被写体Pが密着する様に押さえ
る役割を担う。
ニット8の読取位置「A」で搬送されてくる被写体Pが
密着するように押さえる役割を担う。同様に、11もプ
ラテンローラであり、画像読取ユニット9の読取位置
「A」で搬送されてくる被写体Pが密着する様に押さえ
る役割を担う。
【0037】また、本実施の形態では、プラテンローラ
10、11の表面を所定のレベルの白色とすることで、
画像読取ユニット8、9のセンサ調整の際に使用する基
準白色材としての機能をプラテンローラ10、11に併
せ持たすようにしている。
10、11の表面を所定のレベルの白色とすることで、
画像読取ユニット8、9のセンサ調整の際に使用する基
準白色材としての機能をプラテンローラ10、11に併
せ持たすようにしている。
【0038】12は排紙ローラであり、搬送されてきた
被写体を排紙口13から画像読取装置本体1の外へ排出
する役割を担っている。15は搬送駆動源であり、一般
には搬送モータである。搬送駆動源15は不図示のギア
機構やベルト機構によって前述した各ローラ5〜7、1
0〜12の回転軸と接続されている。この結果、搬送駆
動源15が回転すると前述した各ローラ5〜7、10〜
12が回転するので、被写体Pが所定の速度で所定の方
向へ搬送される。
被写体を排紙口13から画像読取装置本体1の外へ排出
する役割を担っている。15は搬送駆動源であり、一般
には搬送モータである。搬送駆動源15は不図示のギア
機構やベルト機構によって前述した各ローラ5〜7、1
0〜12の回転軸と接続されている。この結果、搬送駆
動源15が回転すると前述した各ローラ5〜7、10〜
12が回転するので、被写体Pが所定の速度で所定の方
向へ搬送される。
【0039】図2において、搬送駆動源15が「CW」方
向に回転するとき、被写体Pは給紙口2から排紙口13
へと搬送される。この方向を「正搬送方向」とする。一
方、搬送駆動源15が「CCW」方向へ回転する向きを
「逆搬送方向」とする。17は給紙口2の被写体(原
稿)Pの有無を検知する原稿検知センサ、18は搬送さ
れてきた被写体(原稿)Pの紙端を検知する給紙前セン
サである。
向に回転するとき、被写体Pは給紙口2から排紙口13
へと搬送される。この方向を「正搬送方向」とする。一
方、搬送駆動源15が「CCW」方向へ回転する向きを
「逆搬送方向」とする。17は給紙口2の被写体(原
稿)Pの有無を検知する原稿検知センサ、18は搬送さ
れてきた被写体(原稿)Pの紙端を検知する給紙前セン
サである。
【0040】図3は、本実施の形態の画像読取装置の画
像読取に関する部分の電気回路の構成の一例を示すブロ
ック図である。30及び31は、それぞれ画像読取ユニ
ット8、9の内部に設けられた画像読取センサである。
像読取に関する部分の電気回路の構成の一例を示すブロ
ック図である。30及び31は、それぞれ画像読取ユニ
ット8、9の内部に設けられた画像読取センサである。
【0041】32及び33は、それぞれ画像読取ユニッ
ト8、9の内部に設けられた光源であり、光源32、3
3が点灯することによって得られる被写体の画像情報を
画像読取センサ30、31で読み取る構成になってい
る。
ト8、9の内部に設けられた光源であり、光源32、3
3が点灯することによって得られる被写体の画像情報を
画像読取センサ30、31で読み取る構成になってい
る。
【0042】34は、画像読取センサ30、31の出力
であるアナログ画像信号に対して、アナログ画像処理
(黒レベル調整、ゲイン調整等)を行うアナログ画像処
理部である。
であるアナログ画像信号に対して、アナログ画像処理
(黒レベル調整、ゲイン調整等)を行うアナログ画像処
理部である。
【0043】35は、アナログ画像処理部34の出力を
デジタル画像信号に変換するA/D変換器である。36
は、A/D変換器35の出力に対してデジタル画像処理
(黒レベル補正、シェーディング補正、及びエッジ強調
処理等)を行うデジタル画像処理部である。
デジタル画像信号に変換するA/D変換器である。36
は、A/D変換器35の出力に対してデジタル画像処理
(黒レベル補正、シェーディング補正、及びエッジ強調
処理等)を行うデジタル画像処理部である。
【0044】37はデジタル画像処理用記憶手段であ
り、このデジタル画像処理用記憶手段37に保持される
黒レベル補正データ及びシェーディング補正データを用
いて、黒レベル補正及びシェーディング補正処理がデジ
タル画像処理部36で実行される。なお、デジタル画像
処理用記憶手段37には、一般的にSRAM等のメモリ
が使用される。
り、このデジタル画像処理用記憶手段37に保持される
黒レベル補正データ及びシェーディング補正データを用
いて、黒レベル補正及びシェーディング補正処理がデジ
タル画像処理部36で実行される。なお、デジタル画像
処理用記憶手段37には、一般的にSRAM等のメモリ
が使用される。
【0045】38は、デジタル画像処理部37の出力を
一時的に保持するデジタル画像信号保持手段であり、一
般的にはDRAM等のメモリが使用される。39はタイ
ミング信号発生手段であり、前述の画像読取センサ3
0、31、光源32、33、アナログ画像処理部34、
A/D変換器35、デジタル画像処理部36、デジタル
画像処理用記憶手段37及びデジタル画像信号保持手段
38が、画像読取動作を行うために必要な同期信号やク
ロック信号を出力する。
一時的に保持するデジタル画像信号保持手段であり、一
般的にはDRAM等のメモリが使用される。39はタイ
ミング信号発生手段であり、前述の画像読取センサ3
0、31、光源32、33、アナログ画像処理部34、
A/D変換器35、デジタル画像処理部36、デジタル
画像処理用記憶手段37及びデジタル画像信号保持手段
38が、画像読取動作を行うために必要な同期信号やク
ロック信号を出力する。
【0046】40は制御手段であり、上述の各部が所定
の画像読取動作を行う様に、設定及び制御を行う役割を
担う。41はインターフェース部(I/F部)であり、
本実施の形態の画像読取装置本体1が接続された外部機
器との画像データやコマンドの送受信は、このインター
フェース部(I/F部)41を介して行われる。
の画像読取動作を行う様に、設定及び制御を行う役割を
担う。41はインターフェース部(I/F部)であり、
本実施の形態の画像読取装置本体1が接続された外部機
器との画像データやコマンドの送受信は、このインター
フェース部(I/F部)41を介して行われる。
【0047】42は、制御手段40のプログラムを記憶
しているプログラム記憶手段(ROM)であり、43は
制御手段40がワークメモリとして使用するデータ保持
手段(RAM)である。
しているプログラム記憶手段(ROM)であり、43は
制御手段40がワークメモリとして使用するデータ保持
手段(RAM)である。
【0048】本体の電源がオフされた時でもデータが消
えないように、データ保持手段43はバッテリーバック
アップされていることが多かったが、最近ではプログラ
ム保持手段43に、制御手段40からの指示に基づいて
データなどの書き換えを行うことが可能な機能を有する
「FLASH−ROM」を用いることで、データ保持手
段43のバッテリーバックアップを行わない構成も多
い。ただし、本実施の形態では説明のため、データ保持
手段43がバッテリーバックアップされているものとす
る。
えないように、データ保持手段43はバッテリーバック
アップされていることが多かったが、最近ではプログラ
ム保持手段43に、制御手段40からの指示に基づいて
データなどの書き換えを行うことが可能な機能を有する
「FLASH−ROM」を用いることで、データ保持手
段43のバッテリーバックアップを行わない構成も多
い。ただし、本実施の形態では説明のため、データ保持
手段43がバッテリーバックアップされているものとす
る。
【0049】図1は、本実施の形態の画像読取装置の特
徴を最も良く表す図面であり、本実施の形態の画像読取
装置における画像読取シーケンスの一例を示すフローチ
ャートである。なお、図1中の「Sxxx:xxxは番
号」は、動作のステップを表す。
徴を最も良く表す図面であり、本実施の形態の画像読取
装置における画像読取シーケンスの一例を示すフローチ
ャートである。なお、図1中の「Sxxx:xxxは番
号」は、動作のステップを表す。
【0050】まず、最初のステップS000において、
オペレータによる操作手段4の操作に基づいて画像読取
指示が入力されるとシーケンスはステップS001に進
む。
オペレータによる操作手段4の操作に基づいて画像読取
指示が入力されるとシーケンスはステップS001に進
む。
【0051】次に、ステップS001において、制御手
段40により搬送駆動源15を「逆搬送方向」に回転し
た上で、センサ調整(光量調整、ゲイン調整、黒レベル
調整、黒レベル補正データ取り込み、及びシェーディン
グ補正データ取り込み等)を実行する。この状態では搬
送駆動源15が「逆搬送方向」に回転するため、仮に給
紙トレー3に被写体Pが積載された状態でも、被写体P
が給紙口2から画像読取装置本体1の内部に搬送される
事は無い。
段40により搬送駆動源15を「逆搬送方向」に回転し
た上で、センサ調整(光量調整、ゲイン調整、黒レベル
調整、黒レベル補正データ取り込み、及びシェーディン
グ補正データ取り込み等)を実行する。この状態では搬
送駆動源15が「逆搬送方向」に回転するため、仮に給
紙トレー3に被写体Pが積載された状態でも、被写体P
が給紙口2から画像読取装置本体1の内部に搬送される
事は無い。
【0052】ステップS001のセンサ調整が終了した
と判断すると(ステップS0011)、シーケンスはス
テップS002に進む。次に、ステップS002におい
て、搬送駆動源15を「正搬送方向」に回転させて、給
紙トレー3に積載された被写体Pを給紙口2から画像読
取装置本体1の内部に搬送する。そして、画像読取セン
サ30、31は、搬送された被写体Pの画像データを読
み取る。さらに、ステップS001の処理で作成された
補正データを用いて、前記読み取った被写体Pの画像デ
ータに対して黒レベル補正及びシェーディング補正を実
行し、黒レベル補正及びシェーディング補正が実行され
た画像データを出力する。
と判断すると(ステップS0011)、シーケンスはス
テップS002に進む。次に、ステップS002におい
て、搬送駆動源15を「正搬送方向」に回転させて、給
紙トレー3に積載された被写体Pを給紙口2から画像読
取装置本体1の内部に搬送する。そして、画像読取セン
サ30、31は、搬送された被写体Pの画像データを読
み取る。さらに、ステップS001の処理で作成された
補正データを用いて、前記読み取った被写体Pの画像デ
ータに対して黒レベル補正及びシェーディング補正を実
行し、黒レベル補正及びシェーディング補正が実行され
た画像データを出力する。
【0053】そして、所定の画像読取動作が終了したと
判断すると(ステップS0021)、シーケンスがステ
ップS000に戻り、画像読取指示の入力待機状態とな
る。
判断すると(ステップS0021)、シーケンスがステ
ップS000に戻り、画像読取指示の入力待機状態とな
る。
【0054】前述のシーケンス説明から判るように、本
実施の形態では、センサ調整を行う際に搬送駆動源15
を「逆搬送方向」に回転させることで被写体Pが画像読
取装置本体1の内部に搬送されることを防いでいる。こ
のため、例え給紙口2から画像読取センサ30、31ま
での距離が極端に短い構成の画像読取装置であっても、
センサ調整の時間を充分に確保することができる。
実施の形態では、センサ調整を行う際に搬送駆動源15
を「逆搬送方向」に回転させることで被写体Pが画像読
取装置本体1の内部に搬送されることを防いでいる。こ
のため、例え給紙口2から画像読取センサ30、31ま
での距離が極端に短い構成の画像読取装置であっても、
センサ調整の時間を充分に確保することができる。
【0055】また、画像読取動作の直前に、光量調整や
ゲイン調整等を含むセンサ調整を行うので、画像読取に
最適化された状態で画像読取を行うことができるメリッ
トが発生する。
ゲイン調整等を含むセンサ調整を行うので、画像読取に
最適化された状態で画像読取を行うことができるメリッ
トが発生する。
【0056】さらに、本実施の形態のように、白色のプ
ラテンローラ10、11を「白色基準」として使用する
構成の場合には、センサ調整はプラテンローラ10、1
1が回転した状態で行えば、プラテンローラ10、11
の複数の位置でセンサ調整に必要なデータの取り込みを
行える。したがって、プラテンローラ10、11上のゴ
ミや汚れの影響を排除することも可能になる。
ラテンローラ10、11を「白色基準」として使用する
構成の場合には、センサ調整はプラテンローラ10、1
1が回転した状態で行えば、プラテンローラ10、11
の複数の位置でセンサ調整に必要なデータの取り込みを
行える。したがって、プラテンローラ10、11上のゴ
ミや汚れの影響を排除することも可能になる。
【0057】なお、本実施の形態では、センサ調整とし
て「光量調整」、「ゲイン調整」、「黒レベル補正」、
「黒レベル補正データ取り込み」及び「シェーディング
補正データ取り込み」をすべて行う構成で説明したが、
対象とする画像読取装置の特性に応じてセンサ調整の項
目を変更することも可能である。例えば、光量安定性の
高い画像読取装置では、電源投入後第1回目のセンサ調
整でのみ「光量調整」を行い、その後のセンサ調整では
「光量調整」を行わないなどの方法で、センサ調整時間
の短縮を図ることも可能である。
て「光量調整」、「ゲイン調整」、「黒レベル補正」、
「黒レベル補正データ取り込み」及び「シェーディング
補正データ取り込み」をすべて行う構成で説明したが、
対象とする画像読取装置の特性に応じてセンサ調整の項
目を変更することも可能である。例えば、光量安定性の
高い画像読取装置では、電源投入後第1回目のセンサ調
整でのみ「光量調整」を行い、その後のセンサ調整では
「光量調整」を行わないなどの方法で、センサ調整時間
の短縮を図ることも可能である。
【0058】また、前記搬送駆動源15はセンサ調整シ
ーケンス実行中(図1のステップS001)の間、必ず
しも連続して「逆搬送方向」に連続して回転する必要は
無く、必要に応じて停止動作を含めることも可能である
ことは言うまでもない。
ーケンス実行中(図1のステップS001)の間、必ず
しも連続して「逆搬送方向」に連続して回転する必要は
無く、必要に応じて停止動作を含めることも可能である
ことは言うまでもない。
【0059】(第2の実施の形態)次に、添付の図面を
参照しながら、本発明の画像読取装置、画像読取方法、
コンピュータプログラム及びコンピュータ読取可能な記
録媒体の第2の実施の形態について説明する。なお、本
実施の形態の画像読取装置は、上述した第1の実施の形
態の画像読取装置とセンサ調整を実行するタイミングが
異なり、その他の構成については第1の実施の形態と同
様である。したがって、以下では、第1の実施の形態と
同一部分については図2〜図4に付した符号と同一の符
号を付して詳細な説明を省略する。
参照しながら、本発明の画像読取装置、画像読取方法、
コンピュータプログラム及びコンピュータ読取可能な記
録媒体の第2の実施の形態について説明する。なお、本
実施の形態の画像読取装置は、上述した第1の実施の形
態の画像読取装置とセンサ調整を実行するタイミングが
異なり、その他の構成については第1の実施の形態と同
様である。したがって、以下では、第1の実施の形態と
同一部分については図2〜図4に付した符号と同一の符
号を付して詳細な説明を省略する。
【0060】本実施の形態では、前述した第1の実施の
形態における画像読取装置構成で、センサ調整を前半及
び後半の2段階に分け、前半のセンサ調整時には搬送駆
動源15を「逆搬送方向」に回転し、一方後半のセンサ
調整時には搬送駆動源15を「正搬送方向」に回転させ
ることで、画像読取開始までの時間を短縮する方法につ
いて述べる。
形態における画像読取装置構成で、センサ調整を前半及
び後半の2段階に分け、前半のセンサ調整時には搬送駆
動源15を「逆搬送方向」に回転し、一方後半のセンサ
調整時には搬送駆動源15を「正搬送方向」に回転させ
ることで、画像読取開始までの時間を短縮する方法につ
いて述べる。
【0061】すなわち、図2に示した画像読取装置の構
造図からも判るように、搬送駆動源15を「正搬送方
向」に回転しても、給紙トレー3に積載した被写体Pが
画像読取センサ8、9に到達するまでには、多少の時間
が必要である。
造図からも判るように、搬送駆動源15を「正搬送方
向」に回転しても、給紙トレー3に積載した被写体Pが
画像読取センサ8、9に到達するまでには、多少の時間
が必要である。
【0062】この時間を利用してセンサ調整の一部を実
行することにより、センサ調整に必要な時間を確保する
と同時に、画像読取動作を開始するまでの時間を短縮す
ることが、本実施の形態の目的である。
行することにより、センサ調整に必要な時間を確保する
と同時に、画像読取動作を開始するまでの時間を短縮す
ることが、本実施の形態の目的である。
【0063】前述のように、センサ調整の内容としては
「光量調整」、「ゲイン調整」、「黒レベル調整」、
「黒レベル補正データ取り込み」及び「シェーディング
補正データ取り込み」などがある。
「光量調整」、「ゲイン調整」、「黒レベル調整」、
「黒レベル補正データ取り込み」及び「シェーディング
補正データ取り込み」などがある。
【0064】一般的に前記センサ調整は、「光量調整」
→「ゲイン調整」→「黒レベル調整」→「黒レベル補正
データ取り込み」→「シェーディング補正データ取り込
み」の順に行われる。
→「ゲイン調整」→「黒レベル調整」→「黒レベル補正
データ取り込み」→「シェーディング補正データ取り込
み」の順に行われる。
【0065】本実施の形態では、前半のセンサ調整とし
て「光量調整」、「ゲイン調整」及び「黒レベル調整」
を行い、後半のセンサ調整として「黒レベル補正データ
取り込み」及び「シェーディング補正データ取り込み」
を行う方法について述べる。
て「光量調整」、「ゲイン調整」及び「黒レベル調整」
を行い、後半のセンサ調整として「黒レベル補正データ
取り込み」及び「シェーディング補正データ取り込み」
を行う方法について述べる。
【0066】図5は、本実施の形態の画像読取装置にお
ける画像読取シーケンスの一例を示すフローチャートで
ある。
ける画像読取シーケンスの一例を示すフローチャートで
ある。
【0067】まず、最初のステップS000において、
オペレータによる操作手段4の操作に基づいて画像読取
指示が入力されるとステップS005に進み、前半のセ
ンサ調整を実行する。
オペレータによる操作手段4の操作に基づいて画像読取
指示が入力されるとステップS005に進み、前半のセ
ンサ調整を実行する。
【0068】ステップS005では、制御手段40によ
り搬送駆動源15を「逆搬送方向」に回転すると同時
に、「光量調整」、「ゲイン調整」及び「黒レベル調
整」を行う。そして、このステップS005の処理が終
了したと判断すると(ステップS0051)、シーケン
スはステップS006に進み、後半のセンサ調整が実行
される。
り搬送駆動源15を「逆搬送方向」に回転すると同時
に、「光量調整」、「ゲイン調整」及び「黒レベル調
整」を行う。そして、このステップS005の処理が終
了したと判断すると(ステップS0051)、シーケン
スはステップS006に進み、後半のセンサ調整が実行
される。
【0069】ステップS006では、搬送駆動源15を
「正搬送方向」に回転すると同時に、「黒レベル補正デ
ータ取り込み」及び「シェーディング補正データ取り込
み」を実行する。
「正搬送方向」に回転すると同時に、「黒レベル補正デ
ータ取り込み」及び「シェーディング補正データ取り込
み」を実行する。
【0070】そして、ステップS006での処理が終了
したと判断すると(ステップS0061)、シーケンス
はステップS002に移り、画像読取動作を実行する。
更に画像読取動作が終了したと判断すると(ステップS
0021)、シーケンスはステップS000に戻り、画
像読取指示の入力待機状態となる。
したと判断すると(ステップS0061)、シーケンス
はステップS002に移り、画像読取動作を実行する。
更に画像読取動作が終了したと判断すると(ステップS
0021)、シーケンスはステップS000に戻り、画
像読取指示の入力待機状態となる。
【0071】以上で説明したようなシーケンスを実行す
ることにより、上述した第1の実施の形態と同様に、画
像読取動作を行う前にセンサ調整を行う時間が確保する
ことができ、また画像読取に最適化された状態で画像読
取を行うことができる。さらに本実施の形態では、ステ
ップS006の処理で搬送駆動源15を「正搬送方向」
に回転させるようにして、給紙トレー3上に積載された
被写体Pを予め画像読取センサ30、31の方向に搬送
するようにしたので、ステップS002での画像読取動
作を早く開始することができるという効果も有する。
ることにより、上述した第1の実施の形態と同様に、画
像読取動作を行う前にセンサ調整を行う時間が確保する
ことができ、また画像読取に最適化された状態で画像読
取を行うことができる。さらに本実施の形態では、ステ
ップS006の処理で搬送駆動源15を「正搬送方向」
に回転させるようにして、給紙トレー3上に積載された
被写体Pを予め画像読取センサ30、31の方向に搬送
するようにしたので、ステップS002での画像読取動
作を早く開始することができるという効果も有する。
【0072】なお、本実施の形態では、センサ調整を前
半及び後半の2段階に分け、 前半:「光量調整」、「ゲイン調整」、「黒レベル補
正」 後半:「黒レベル補正データ取り込み」、「シェーディ
ング補正データ取り込み」 というようにセンサ調整の各項目を区分した場合につい
て説明した。しかしながら、画像読取装置の構成によっ
て、給紙ローラ12から画像読取センサ30、31まで
の距離と搬送時間が異なり、またセンサ調整の各処理時
間も異なる。したがって、センサ調整の各項目の前後半
への割付けは、上述したものに限定されず、画像読取装
置の構成に合わせて調整することで、最適化することが
できる。
半及び後半の2段階に分け、 前半:「光量調整」、「ゲイン調整」、「黒レベル補
正」 後半:「黒レベル補正データ取り込み」、「シェーディ
ング補正データ取り込み」 というようにセンサ調整の各項目を区分した場合につい
て説明した。しかしながら、画像読取装置の構成によっ
て、給紙ローラ12から画像読取センサ30、31まで
の距離と搬送時間が異なり、またセンサ調整の各処理時
間も異なる。したがって、センサ調整の各項目の前後半
への割付けは、上述したものに限定されず、画像読取装
置の構成に合わせて調整することで、最適化することが
できる。
【0073】また、第1の実施の形態と同様に、画像読
取装置の特性によってセンサ調整の項目を変更すること
が可能であることは言うまでも無いことである。さら
に、センサ調整シーケンス中(図5のステップS005
及びステップS006)で、必要に応じて搬送駆動源1
5を停止させて処理を行うことが可能であることも第1
の実施例の形態と同様であるということは言うまでも無
いことである。
取装置の特性によってセンサ調整の項目を変更すること
が可能であることは言うまでも無いことである。さら
に、センサ調整シーケンス中(図5のステップS005
及びステップS006)で、必要に応じて搬送駆動源1
5を停止させて処理を行うことが可能であることも第1
の実施例の形態と同様であるということは言うまでも無
いことである。
【0074】(第3の実施の形態)次に、添付の図面を
参照しながら、本発明の画像読取装置、画像読取方法、
コンピュータプログラム及びコンピュータ読取可能な記
録媒体の第3の実施の形態について説明する。なお、本
実施の形態の画像読取装置は、第1の実施の形態及び第
2の実施の形態の画像読取装置に、基準白色材を調整す
る処理を追加した構成であり、その他の構成については
同様である。したがって、以下では、第1の実施の形態
及び第2の実施の形態と同一部分については図2〜図4
に付した符号と同一の符号を付して詳細な説明を省略す
る。
参照しながら、本発明の画像読取装置、画像読取方法、
コンピュータプログラム及びコンピュータ読取可能な記
録媒体の第3の実施の形態について説明する。なお、本
実施の形態の画像読取装置は、第1の実施の形態及び第
2の実施の形態の画像読取装置に、基準白色材を調整す
る処理を追加した構成であり、その他の構成については
同様である。したがって、以下では、第1の実施の形態
及び第2の実施の形態と同一部分については図2〜図4
に付した符号と同一の符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0075】本実施の形態の画像読取装置では「基準白
色材」を使用してセンサ調整を行うため、被写体の画像
情報を正確に読み取るためは、基準白色材の白色度のば
らつきを抑える必要がある。
色材」を使用してセンサ調整を行うため、被写体の画像
情報を正確に読み取るためは、基準白色材の白色度のば
らつきを抑える必要がある。
【0076】特に、図2で示したように、センサ調整用
の基準白色材としての機能を備えたプラテンローラ1
0、11で被写体Pの表裏面それぞれを押さえながら2
つの画像読取センサ30、31により被写体Pの表裏面
の画像情報を読み取る構成では、基準白色材(プラテン
ローラ10、11の表面)の白色度のばらつきが、読み
取った被写体Pの表裏面の画像の濃度差となって現れて
しまう。
の基準白色材としての機能を備えたプラテンローラ1
0、11で被写体Pの表裏面それぞれを押さえながら2
つの画像読取センサ30、31により被写体Pの表裏面
の画像情報を読み取る構成では、基準白色材(プラテン
ローラ10、11の表面)の白色度のばらつきが、読み
取った被写体Pの表裏面の画像の濃度差となって現れて
しまう。
【0077】本実施の形態では、この様な白色度のばら
つきを抑えるために以下のような方法を採用している。
まず、所定の白色度を備えた基準白色紙を画像読取セン
サ30、31で読み取った時の読み取り値と、画像読取
装置の基準白色材(プラテンローラ10、11の表面)
を読み取った時の読み取り値とを比較することで、前記
基準白色紙の白色度に対する前記基準白色材の白色度の
相対値を求めて保持する。
つきを抑えるために以下のような方法を採用している。
まず、所定の白色度を備えた基準白色紙を画像読取セン
サ30、31で読み取った時の読み取り値と、画像読取
装置の基準白色材(プラテンローラ10、11の表面)
を読み取った時の読み取り値とを比較することで、前記
基準白色紙の白色度に対する前記基準白色材の白色度の
相対値を求めて保持する。
【0078】そして、前記基準白色材を用いる通常のセ
ンサ調整では、前記保持した相対値を用いて補正するこ
とで、前記基準白色材でのセンサ調整の結果を基準白色
紙でのセンサ調整の結果に一致させるようにしている。
ンサ調整では、前記保持した相対値を用いて補正するこ
とで、前記基準白色材でのセンサ調整の結果を基準白色
紙でのセンサ調整の結果に一致させるようにしている。
【0079】このように基準白色紙を用いてセンサ調整
を行い、基準白色材の白色度の相対値を求める操作を
「デフォルト調整」と呼ぶ事にする。ここでデフォルト
調整では、基準白色紙を画像読取センサ30、31の読
取位置(図2の画像読取ユニット8、9の読取位置
「A」)に移動する必要があるため、搬送駆動源15を
「正搬送方向」に少なくとも一度は回転させて、給紙口
2から画像読取装置本体の内部に基準白色紙を搬送する
必要がある。
を行い、基準白色材の白色度の相対値を求める操作を
「デフォルト調整」と呼ぶ事にする。ここでデフォルト
調整では、基準白色紙を画像読取センサ30、31の読
取位置(図2の画像読取ユニット8、9の読取位置
「A」)に移動する必要があるため、搬送駆動源15を
「正搬送方向」に少なくとも一度は回転させて、給紙口
2から画像読取装置本体の内部に基準白色紙を搬送する
必要がある。
【0080】一方、前述した第1の実施の形態及び第2
の実施の形態でも説明したように、基準白色材を用いた
センサ調整では、搬送駆動源15を「逆搬送方向」に一
度は回転させることで、給紙トレー3上に被写体Pが積
載された状態でも、被写体Pが画像読取装置本体の内部
に搬送されることを防止している。
の実施の形態でも説明したように、基準白色材を用いた
センサ調整では、搬送駆動源15を「逆搬送方向」に一
度は回転させることで、給紙トレー3上に被写体Pが積
載された状態でも、被写体Pが画像読取装置本体の内部
に搬送されることを防止している。
【0081】つまり、デフォルト調整と基準白色材を用
いたセンサ調整とで、基本となる搬送駆動源15の回転
方向を切り替える必要がある。
いたセンサ調整とで、基本となる搬送駆動源15の回転
方向を切り替える必要がある。
【0082】図6は、本実施の形態の画像読取装置にお
ける画像読取センサ調整シーケンスの一例を示すフロー
チャートである。なお、画像読取装置は、上述した第1
の実施の形態及び第2の実施の形態と同様、図2に示さ
れる構成として説明する
ける画像読取センサ調整シーケンスの一例を示すフロー
チャートである。なお、画像読取装置は、上述した第1
の実施の形態及び第2の実施の形態と同様、図2に示さ
れる構成として説明する
【0083】まず、最初のステップS007において、
オペレータによる操作手段4の操作に基づいて「デフォ
ルト調整指示」が入力されると、シーケンスはステップ
S008に進む。
オペレータによる操作手段4の操作に基づいて「デフォ
ルト調整指示」が入力されると、シーケンスはステップ
S008に進む。
【0084】ステップS008では、搬送駆動源15を
「正搬送方向」に回転させ、給紙口2に積載された基準
白色紙を所定の位置まで搬送する。次に、ステップS0
09において、前記搬送された基準白色紙を用いてセン
サ調整を実行する。このステップS009の処理で行わ
れるセンサ調整の具体的な項目は、例えば、光量調整、
ゲイン調整、黒レベル調整、黒レベル補正データ取り込
み、及びシェーディング補正データ取り込み等である。
なお、ステップS009でのセンサ調整の全て、或いは
一部を搬送駆動源15の回転中に行ってもよい。
「正搬送方向」に回転させ、給紙口2に積載された基準
白色紙を所定の位置まで搬送する。次に、ステップS0
09において、前記搬送された基準白色紙を用いてセン
サ調整を実行する。このステップS009の処理で行わ
れるセンサ調整の具体的な項目は、例えば、光量調整、
ゲイン調整、黒レベル調整、黒レベル補正データ取り込
み、及びシェーディング補正データ取り込み等である。
なお、ステップS009でのセンサ調整の全て、或いは
一部を搬送駆動源15の回転中に行ってもよい。
【0085】そして、センサ調整が終了したと判断する
と(ステップS0091)、シーケンスはステップS0
10に進み、搬送駆動源15を「正搬送方向」に回転さ
せて、基準白色紙を画像読取装置本体の機外に排出す
る。
と(ステップS0091)、シーケンスはステップS0
10に進み、搬送駆動源15を「正搬送方向」に回転さ
せて、基準白色紙を画像読取装置本体の機外に排出す
る。
【0086】さらに、ステップS009で実行されたセ
ンサ調整の結果を用いて、プラテンローラ10、11を
画像読取センサ30、31で読み取る。
ンサ調整の結果を用いて、プラテンローラ10、11を
画像読取センサ30、31で読み取る。
【0087】この時、基準白色紙で「X」という読取値
が得られるところに対して「Y」という読取値が得られ
れば、プラテンローラ10、11の白色度は基準白色紙
に対して「Y/X」という比率Zである事が判る。
が得られるところに対して「Y」という読取値が得られ
れば、プラテンローラ10、11の白色度は基準白色紙
に対して「Y/X」という比率Zである事が判る。
【0088】そして、プラテンローラ10、11の読み
取りが終了したと判断すると(ステップS0101)、
ステップS011では、前記比率「Z=Y/X」を計算
し、データ保持手段43に保持する。
取りが終了したと判断すると(ステップS0101)、
ステップS011では、前記比率「Z=Y/X」を計算
し、データ保持手段43に保持する。
【0089】次に、ステップS000において、オペレ
ータによる操作手段4の操作に基づいて「画像読取指
示」が入力されるとステップS012に進み、データ保
持手段43に保存されたプラテンローラ10、11の白
色度比率Zを用いて、センサ調整の目標値を補正する。
ータによる操作手段4の操作に基づいて「画像読取指
示」が入力されるとステップS012に進み、データ保
持手段43に保存されたプラテンローラ10、11の白
色度比率Zを用いて、センサ調整の目標値を補正する。
【0090】即ち、光量調整やゲイン調整、シェーディ
ング補正データの取り込みなど、プラテンローラ10、
11の白色度が関与する調整の調整目標値をデフォルト
調整目標値の「Z倍」にする。
ング補正データの取り込みなど、プラテンローラ10、
11の白色度が関与する調整の調整目標値をデフォルト
調整目標値の「Z倍」にする。
【0091】次に、ステップS001において、制御手
段40により搬送駆動源15を「逆搬送方向」に回転さ
せて、センサ調整(光量調整、ゲイン調整、黒レベル調
整、黒レベル補正データ取り込み、及びシェーディング
補正データ取り込み等)を実行した後、ステップS00
2に進み、搬送駆動源15を「正搬送方向」に回転させ
て、被写体Pの画像データを画像読取センサ30、31
によって読み取る。
段40により搬送駆動源15を「逆搬送方向」に回転さ
せて、センサ調整(光量調整、ゲイン調整、黒レベル調
整、黒レベル補正データ取り込み、及びシェーディング
補正データ取り込み等)を実行した後、ステップS00
2に進み、搬送駆動源15を「正搬送方向」に回転させ
て、被写体Pの画像データを画像読取センサ30、31
によって読み取る。
【0092】この様に、本実施の形態では、基準白色紙
の白色度に対する基準白色材(プラテンローラ10、1
1)の白色度の比率Zを求めてデータ保持手段43に保
持し、センサ調整の目標値を、前記データ保持手段43
に保持している白色度比率Z(=Y/X)を用いて補正
するようにしたので、プラテンローラ10、11の白色
度のばらつきを吸収することができる。
の白色度に対する基準白色材(プラテンローラ10、1
1)の白色度の比率Zを求めてデータ保持手段43に保
持し、センサ調整の目標値を、前記データ保持手段43
に保持している白色度比率Z(=Y/X)を用いて補正
するようにしたので、プラテンローラ10、11の白色
度のばらつきを吸収することができる。
【0093】なお、ここ前記では、プラテンローラ1
0、11を用いたセンサ調整(デフォルト調整)を、上
述した第1の実施の形態の画像読取装置における処理手
順で行った場合について説明した。しかしながら、図5
に示した第2の実施の形態の画像読取装置における処理
手順でプラテンローラ10、11を用いたセンサ調整
(デフォルト調整)を行うことも勿論可能である。この
場合は、図6のステップS001に代わりに図5のステ
ップS005及びステップS006の処理を行うように
すればよい。
0、11を用いたセンサ調整(デフォルト調整)を、上
述した第1の実施の形態の画像読取装置における処理手
順で行った場合について説明した。しかしながら、図5
に示した第2の実施の形態の画像読取装置における処理
手順でプラテンローラ10、11を用いたセンサ調整
(デフォルト調整)を行うことも勿論可能である。この
場合は、図6のステップS001に代わりに図5のステ
ップS005及びステップS006の処理を行うように
すればよい。
【0094】前述したように、基準白色紙を搬送する必
要がある「デフォルト調整」でのセンサ調整と、基準白
色材(プラテンローラ10、11)を用いるセンサ調整
とで搬送駆動源15の回転方向を変える事で、従来の技
術が抱えていた問題を解決することができるだけでな
く、基準白色材の白色度のばらつきを吸収する事も可能
になる。
要がある「デフォルト調整」でのセンサ調整と、基準白
色材(プラテンローラ10、11)を用いるセンサ調整
とで搬送駆動源15の回転方向を変える事で、従来の技
術が抱えていた問題を解決することができるだけでな
く、基準白色材の白色度のばらつきを吸収する事も可能
になる。
【0095】なお、本実施の形態においても、画像読取
装置の特性によってセンサ調整の項目を変更することが
可能であり、また、センサ調整シーケンス中(図6のス
テップS001)で、必要に応じて搬送駆動源15を停
止させて処理を行うことが可能であることも第1の実施
形態及び第2の実施の形態と同様であるということは、
言うまでも無いことである。
装置の特性によってセンサ調整の項目を変更することが
可能であり、また、センサ調整シーケンス中(図6のス
テップS001)で、必要に応じて搬送駆動源15を停
止させて処理を行うことが可能であることも第1の実施
形態及び第2の実施の形態と同様であるということは、
言うまでも無いことである。
【0096】(本発明の他の実施形態)上述した実施形
態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるよ
うに、該各種デバイスと接続された装置あるいはシステ
ム内のコンピュータに対し、前記実施形態の機能を実現
するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、
そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUある
いはMPU)に格納されたプログラムに従って前記各種
デバイスを動作させることによって実施したものも、本
発明の範疇に含まれる。
態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるよ
うに、該各種デバイスと接続された装置あるいはシステ
ム内のコンピュータに対し、前記実施形態の機能を実現
するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、
そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUある
いはMPU)に格納されたプログラムに従って前記各種
デバイスを動作させることによって実施したものも、本
発明の範疇に含まれる。
【0097】また、この場合、前記ソフトウェアのプロ
グラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコード自体、およびそのプ
ログラムコードをコンピュータに供給するための手段、
例えば、かかるプログラムコードを格納した記録媒体は
本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する
記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハー
ドディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を
用いることができる。
グラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコード自体、およびそのプ
ログラムコードをコンピュータに供給するための手段、
例えば、かかるプログラムコードを格納した記録媒体は
本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する
記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハー
ドディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を
用いることができる。
【0098】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共
同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかか
るプログラムコードは本発明の実施形態に含まれること
は言うまでもない。
ムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共
同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかか
るプログラムコードは本発明の実施形態に含まれること
は言うまでもない。
【0099】さらに、供給されたプログラムコードがコ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって上述した実施
形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれること
は言うまでもない。
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって上述した実施
形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれること
は言うまでもない。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像情報を読み取るために被写体を搬送する方向である正
搬送方向と、前記正搬送方向とは逆方向である逆搬送方
向の2つの方向に動作可能な搬送装置を用いて前記被写
体の画像情報を読み取るに際して、前記被写体の画像情
報を読み取る画像読取センサの調整の少なくとも一部を
行うときには、前記搬送装置を前記逆搬送方向に動作さ
せるように制御するようにしたので、被写体が給紙トレ
ー上に積載された状態でも、画像読取センサの調整を行
う時間を充分に確保することができ、前記画像読取セン
サのセンサ調整を充分に且つ確実に行うことができる。
像情報を読み取るために被写体を搬送する方向である正
搬送方向と、前記正搬送方向とは逆方向である逆搬送方
向の2つの方向に動作可能な搬送装置を用いて前記被写
体の画像情報を読み取るに際して、前記被写体の画像情
報を読み取る画像読取センサの調整の少なくとも一部を
行うときには、前記搬送装置を前記逆搬送方向に動作さ
せるように制御するようにしたので、被写体が給紙トレ
ー上に積載された状態でも、画像読取センサの調整を行
う時間を充分に確保することができ、前記画像読取セン
サのセンサ調整を充分に且つ確実に行うことができる。
【0101】この結果、画像読取センサを常に最適化し
た状態で画像を読み取るようにすることが容易にでき、
前記読み取った画像の高画質化を実現することができ
る。また、センサ調整の時間を確保するための特別な部
品を追加する必要が無いため、画像読取装置を大型化さ
せたり、コストアップさせたりすることなく画像の高画
質化を実現することができる。
た状態で画像を読み取るようにすることが容易にでき、
前記読み取った画像の高画質化を実現することができ
る。また、センサ調整の時間を確保するための特別な部
品を追加する必要が無いため、画像読取装置を大型化さ
せたり、コストアップさせたりすることなく画像の高画
質化を実現することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、画像読取装
置における画像読取シーケンスの一例を示すフローチャ
ートである。
置における画像読取シーケンスの一例を示すフローチャ
ートである。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示し、画像読取装
置本体の内部構造の一例を示す側断面図である。
置本体の内部構造の一例を示す側断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示し、画像読取装
置の画像読取に関する部分の構成の一例を示すブロック
図である。
置の画像読取に関する部分の構成の一例を示すブロック
図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示し、画像読取装
置の構成の一例を示す外観図である。
置の構成の一例を示す外観図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示し、画像読取装
置における画像読取シーケンスの一例を示すフローチャ
ートである。
置における画像読取シーケンスの一例を示すフローチャ
ートである。
【図6】本発明の第3の実施の形態を示し、画像読取装
置における画像読取センサ調整シーケンスの一例を示す
フローチャートである。
置における画像読取センサ調整シーケンスの一例を示す
フローチャートである。
1 画像読取装置本体
2 給紙口
3 給紙トレー
4 操作手段
5 フィードローラ
6 リタードローラ
7 搬送ローラ
8 画像読取ユニット(裏面)
9 画像読取ユニット(表面)
10 プラテンローラ(裏面)
11 プラテンローラ(表面)
12 排紙ローラ
13 排紙口
14 排紙トレー
15 搬送駆動源
16 トルクリミッタ
17 原稿検知センサ
18 給紙前センサ
30 画像読取センサ(裏面)
31 画像読取センサ(表面)
32 光源(裏面)
33 光源(表面)
34 アナログ画像処理部
35 A/D変換器
36 デジタル画像処理部
37 デジタル画像処理用記憶手段
38 デジタル画像信号保持手段
39 タイミング信号発生手段
40 制御手段
41 インターフェース部(I/F部)
42 プログラム記憶手段(ROM)
43 データ保持手段(RAM)
P 原稿
フロントページの続き
Fターム(参考) 2H108 AA05 AA21 GA00 GA20 HA07
5C072 AA01 BA08 DA25 EA07 FB12
FB13 FB17 NA07 RA16 UA02
UA03 WA02
5C077 LL02 LL17 LL19 MM03 MM27
PP06 PP07 PP11 PP43 PQ08
PQ12 PQ22 RR01 SS01 TT06
Claims (17)
- 【請求項1】 画像情報を読み取るために被写体を搬送
する方向である正搬送方向と、前記正搬送方向とは逆方
向である逆搬送方向の2つの方向に動作可能な搬送装置
を有する画像読取装置であって、 前記被写体の画像情報を読み取る画像読取センサの調整
の少なくとも一部を行う際には、前記搬送装置を前記逆
搬送方向に動作させるように制御する搬送動作制御手段
を有することを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項2】 画像情報を読み取るために被写体を搬送
する方向である正搬送方向と、前記正搬送方向とは逆方
向である逆搬送方向の2つの方向に動作可能な搬送装置
を有する画像読取装置であって、 前記搬送装置の搬送動作を制御する搬送動作制御手段
と、 前記搬送装置により所定の位置に搬送された被写体の画
像情報を読み取る画像読取センサと、 前記画像読取センサの調整を行うセンサ調整手段とを有
し、 前記センサ調整手段により前記画像読取センサの調整の
少なくとも一部を行う際には、前記搬送動作制御手段が
前記搬送装置を前記逆搬送方向に動作させるように制御
するようにしたことを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項3】 被写体を照射することで得られる光学画
像を、画像読取素子を略直線状に配列して構成した画像
読取センサを用いて主走査方向について読み取るととも
に、前記画像読取センサの画像読取素子の配列方向に対
して、前記被写体を略直角方向へ搬送することで前記画
像情報の副走査方向の読み取り動作を行い、かつ前記画
像読取センサの読み取り位置と対向する位置に配置され
た基準白色材を用いて前記画像読取センサのセンサ調整
を行う画像読取装置であって、 前記被写体を搬送する方向である正搬送方向と、前記正
搬送方向とは逆方向である逆搬送方向の2つの方向に動
作可能な搬送装置と、 前記画像読取センサにより画像情報の読み取り動作を行
う際には、前記被写体を正搬送方向に搬送するように前
記搬送装置の動作を制御するとともに、前記画像読取セ
ンサの調整の少なくとも一部を行う際には、前記搬送装
置を前記逆搬送方向に動作させるように制御する搬送動
作制御手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項4】 前記画像読取センサの読み取り位置に基
準白色紙を搬送して前記画像読取センサのセンサ調整を
行う第1のセンサ調整モードと、前記基準白色材を用い
て前記画像読取センサのセンサ調整を行う第2のセンサ
調整モードとを備え、 前記搬送動作制御手段は、前記第1のセンサ調整モード
を実行する際には、前記被写体を前記正搬送方向に搬送
するように前記搬送装置の動作を制御し、前記第2のセ
ンサ調整モードを実行する際には、前記搬送装置を前記
逆搬送方向に動作させるように制御することを特徴とす
る請求項3に記載の画像読取装置。 - 【請求項5】 前記画像読取センサにより画像情報の読
み取りが行われる被写体を積載するための給紙トレー
と、 前記被写体を正搬送方向に搬送するように前記搬送装置
を動作させる際に、前記給紙トレーに積載された被写体
を前記搬送装置に給紙するための給紙装置と、 前記搬送装置を逆搬送方向に動作させる際には、前記給
紙トレーに積載された被写体が前記給紙装置から前記搬
送装置に給紙されることを阻止する被写体給紙阻止手段
とを備えたことを特徴とする請求項3または4に記載の
画像読取装置。 - 【請求項6】 前記基準白色材を用いた前記画像読取セ
ンサのセンサ調整を、前記画像情報の読み取り動作を実
行する前に行うようにしたことを特徴とする請求項3〜
5の何れか1項に記載の画像読取装置。 - 【請求項7】 前記基準白色材は、前記搬送装置の一部
を構成するプラテンローラとして構成されていて、前記
搬送動作制御手段により前記搬送装置を動作させたとき
に、前記搬送装置の動作と連動して回転動作することを
特徴とする請求項3〜6の何れか1項に記載の画像読取
装置。 - 【請求項8】 画像情報を読み取るために被写体を搬送
する方向である正搬送方向と、前記正搬送方向とは逆方
向である逆搬送方向の2つの方向に動作可能な搬送装置
を用いて前記被写体の画像情報を読み取る画像読取方法
であって、前記被写体の画像情報を読み取る画像読取セ
ンサの調整の少なくとも一部を行う際には、前記搬送装
置を前記逆搬送方向に動作させるように制御する搬送動
作制御処理を行うことを特徴とする画像読取方法。 - 【請求項9】 画像情報を読み取るために被写体を搬送
する方向である正搬送方向と、前記正搬送方向とは逆方
向である逆搬送方向の2つの方向に動作可能な搬送装置
を用いて前記画像情報を読み取る画像読取方法であっ
て、 前記搬送装置の搬送動作を制御する搬送動作制御処理
と、 前記搬送装置により所定の位置に搬送された被写体の画
像情報を読み取る画像読取センサの調整を行うセンサ調
整処理とを行い、 前記センサ調整処理により前記画像読取センサの調整の
少なくとも一部を行う際には、前記搬送動作制御処理に
より前記搬送装置を前記逆搬送方向に動作させるように
制御するようにしたことを特徴とする画像読取方法。 - 【請求項10】 被写体を照射することで得られる光学
画像を、画像読取素子を略直線状に配列して構成した画
像読取センサを用いて主走査方向について読み取るとと
もに、前記画像読取センサの画像読取素子の配列方向に
対して、前記被写体を略直角方向へ搬送することで前記
画像情報の副走査方向の読み取り動作を行い、かつ前記
画像読取センサの読み取り位置と対向する位置に配置さ
れた基準白色材を用いて前記画像読取センサのセンサ調
整を行う画像読取方法であって、 前記被写体を搬送する方向である正搬送方向と、前記正
搬送方向とは逆方向である逆搬送方向の2つの方向に動
作可能な搬送装置を制御するに際して、前記画像読取セ
ンサにより画像情報の読み取り動作を行うときには、前
記被写体を前記正搬送方向に搬送するように前記搬送装
置の動作を制御するとともに、前記画像読取センサの調
整の少なくとも一部を行うときには、前記搬送装置を前
記逆搬送方向に動作させるように制御する搬送動作制御
処理を行うことを特徴とする画像読取方法。 - 【請求項11】 前記搬送動作制御処理は、前記画像読
取センサの読み取り位置に基準白色紙を搬送して前記画
像読取センサのセンサ調整を行う第1のセンサ調整モー
ドを実行する際には、前記被写体を正搬送方向に搬送す
るように前記搬送装置の動作を制御し、前記基準白色材
を用いて前記画像読取センサのセンサ調整を行う第2の
センサ調整モードを実行する際には、前記逆搬送方向に
動作するように前記搬送装置の動作を制御することを特
徴とする請求項10に記載の画像読取方法。 - 【請求項12】 前記搬送動作制御処理により前記搬送
装置を逆搬送方向に動作させる際には、前記画像読取セ
ンサにより画像情報の読み取りが行われる被写体を積載
するための給紙トレーに積載された被写体が、前記搬送
装置に給紙されることを阻止する被写体給紙阻止処理と
を備えたことを特徴とする請求項10または11に記載
の画像読取方法。 - 【請求項13】 前記基準白色材を用いた前記画像読取
センサのセンサ調整を、前記画像情報の読み取り動作を
実行する前に行うようにしたことを特徴とする請求項1
0〜12の何れか1項に記載の画像読取方法。 - 【請求項14】 画像情報を読み取るために被写体を搬
送する方向である正搬送方向と、前記正搬送方向とは逆
方向である逆搬送方向の2つの方向に動作可能な搬送装
置を用いて前記被写体の画像情報を読み取るに際して、
前記被写体の画像情報を読み取る画像読取センサの調整
の少なくとも一部を行うときには、前記搬送装置を前記
逆搬送方向に動作させるように制御する搬送動作制御処
理をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピ
ュータプログラム。 - 【請求項15】 画像情報を読み取るために被写体を搬
送する方向である正搬送方向と、前記正搬送方向とは逆
方向である逆搬送方向の2つの方向に動作可能な搬送装
置を用いて前記画像情報を読み取るに際して、 前記搬送装置の搬送動作を制御する搬送動作制御処理
と、 前記搬送装置により所定の位置に搬送された被写体の画
像情報を読み取る画像読取センサの調整を行うセンサ調
整処理とを行い、 前記センサ調整処理により前記画像読取センサの調整の
少なくとも一部を行う際には、前記搬送動作制御処理に
より前記搬送装置を前記逆搬送方向に動作させるように
制御するようにしたことをコンピュータに実行させるこ
とを特徴とするコンピュータプログラム。 - 【請求項16】 被写体を照射することで得られる光学
画像を、画像読取素子を略直線状に配列して構成した画
像読取センサを用いて主走査方向について読み取るとと
もに、前記画像読取センサの画像読取素子の配列方向に
対して、前記被写体を略直角方向へ搬送することで前記
画像情報の副走査方向の読み取り動作を行うときと、前
記画像読取センサの読み取り位置と対向する位置に配置
された基準白色材を用いて前記画像読取センサのセンサ
調整を行うときに、前記被写体を搬送する方向である正
搬送方向と、前記正搬送方向とは逆方向である逆搬送方
向の2つの方向に動作可能な搬送装置を制御するに際し
て、 前記画像読取センサにより画像情報の読み取り動作を行
うときには、前記被写体を正搬送方向に搬送するように
前記搬送装置の動作を制御するとともに、前記画像読取
センサの調整の少なくとも一部を行うときには、前記搬
送装置を前記逆搬送方向に動作させるように制御する搬
送動作制御処理を行うことをコンピュータに実行させる
ことを特徴とするコンピュータプログラム。 - 【請求項17】 前記請求項14〜16の何れか1項に
記載のコンピュータプログラムを記録したことを特徴と
するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002131625A JP2003324582A (ja) | 2002-05-07 | 2002-05-07 | 画像読取装置、画像読取方法、コンピュータプログラム及びコンピュータ読取可能な記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002131625A JP2003324582A (ja) | 2002-05-07 | 2002-05-07 | 画像読取装置、画像読取方法、コンピュータプログラム及びコンピュータ読取可能な記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003324582A true JP2003324582A (ja) | 2003-11-14 |
Family
ID=29544179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002131625A Pending JP2003324582A (ja) | 2002-05-07 | 2002-05-07 | 画像読取装置、画像読取方法、コンピュータプログラム及びコンピュータ読取可能な記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003324582A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005328156A (ja) * | 2004-05-12 | 2005-11-24 | Canon Electronics Inc | 画像読取装置 |
RU2454020C1 (ru) * | 2010-01-13 | 2012-06-20 | Сейко Эпсон Корпорейшн | Оптический считыватель, способ управления оптического считывателя и машиночитаемый носитель записи |
-
2002
- 2002-05-07 JP JP2002131625A patent/JP2003324582A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005328156A (ja) * | 2004-05-12 | 2005-11-24 | Canon Electronics Inc | 画像読取装置 |
RU2454020C1 (ru) * | 2010-01-13 | 2012-06-20 | Сейко Эпсон Корпорейшн | Оптический считыватель, способ управления оптического считывателя и машиночитаемый носитель записи |
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