JP2003324404A - 無瞬断切替システム及び伝送装置 - Google Patents

無瞬断切替システム及び伝送装置

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JP2003324404A
JP2003324404A JP2003047735A JP2003047735A JP2003324404A JP 2003324404 A JP2003324404 A JP 2003324404A JP 2003047735 A JP2003047735 A JP 2003047735A JP 2003047735 A JP2003047735 A JP 2003047735A JP 2003324404 A JP2003324404 A JP 2003324404A
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篤史 須藤
Kazuhiro Oda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量化や中間帯域伝送に対応した無瞬断切
替システム及び伝送装置を装置構成を複雑化させること
なく提供することを目的とする。 【解決手段】 元信号を複数の信号に分割する振り分け
処理手段と、分割された複数の信号を1つ又は複数の伝
送路で伝送する伝送手段とを有する送信側装置と、前記
送信側装置から1つ又は複数の伝送路で伝送された信号
間の位相差を検出する位相差検出手段と、前記位相差検
出手段で検出された位相差を吸収する位相差吸収手段
と、前記位相差が吸収された信号間で切替を行う複数の
切替手段と、分割された信号を元信号に復元する復元処
理手段とを有する受信側装置とを有するように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無瞬断切替システ
ムに係り、特に、多重分離機能もしくは、方路設定機能
を有する複数のノードで構成されるネットワークにおい
て異なる複数の経路で伝送された信号の切替を無瞬断で
行う同期ディジタル伝送システムにおける無瞬断切替シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】無瞬断切替は、無瞬断切替されるべき信
号を送信側で異なる2つの系に分岐した後送信し、異な
る2つの経路で伝送された信号間の位相を揃えておい
て、1ビット以内に切替を行うことにより実現可能であ
る。
【0003】図1は、従来の無瞬断切替技術を説明する
ための伝送システムの構成を示す図である。同図に示す
システムは、送信側の装置が識別子付与部11、分岐部
12、第1の送信インタフェース13、第2の送信イン
タフェース14を有し、受信側の装置が第1の受信イン
タフェース15、第2の受信インタフェース16、第1
のエラスティックストアメモリ17、第2のエラスティ
ックストアメモリ18、位相制御部19、セレクタ部2
0を有する。識別子付与部11には、無瞬断切替される
信号101が入力され、セレクタ部20からは、無瞬断
切替された信号102が出力される。
【0004】無瞬断切替されるべき信号101は、識別
子付与部11で位相制御用の識別子を付与された後、分
岐部12に入力され、第1の送信インタフェース13と
第2の送信インタフェース14のそれぞれに分岐され
る。なお、分岐される信号は同じ信号である。この過程
により、無瞬断切替されるべき送信データは、異なる2
つの経路に送信される。
【0005】第1の受信インタフェース15に入力され
た無瞬断切替されるべき信号は、第1のエラスティック
ストアメモリ17に蓄積される。第2の受信インタフェ
ース16に入力された無瞬断切替されるべき信号は、第
2のエラスティックストアメモリ18に蓄積される。
【0006】第1のエラスティックストアメモリ17及
び第2のエラスティックストアメモリ18に蓄積された
無瞬断切替されるべき信号は、位相制御部19により読
出し位相が揃えられた後、受信側セレクタ部20に入力
され、当該セレクタ部20により切替が実行される。こ
こで、切替とは、セレクタ部20が第1のエラスティッ
クストアメモリ17から信号を受信するのか第2のエラ
スティックストアメモリ18から信号を受信するのかの
切替を指す。
【0007】この過程により、異なる2つの経路で伝送
された信号間の無瞬断切替が実現される。
【0008】異なる2つの経路で伝送された信号間の位
相合わせは、異なる2つの経路で伝送された信号を、そ
れぞれ異なるエラスティックストアメモリに一時蓄積
し、送信側で挿入されたITU−T G.707にて規
定されている同期ディジタルハイアラーキのPOHのJ
1バイトのマルチフレーム若しくは、H4バイトのマル
チフレームに挿入された特定のパターン(識別子)を用
いて異なる2つの経路で伝送された信号間の位相差を検
出し、この特定のパターンによって検出された位相差を
もとにエラスティックストアメモリからの読出し位相を
揃えることにより可能である。
【0009】位相を揃えることに関連する技術としてI
TU−T G.707で規定されるバーチャルコンカチ
ネーションの技術がある。バーチャルコンカチネーショ
ンは、元信号を送信側で複数のバーチャルコンカチネー
ション信号に分割した後送信し、同一もしくは異なる複
数の経路で伝送された信号間の位相を揃えた後、元信号
に復元することにより実現される技術である。
【0010】図2は、バーチャルコンカチネーション技
術を説明するための伝送システムの構成を示す図であ
る。同図に示すシステムにおいて、送信側は振り分け処
理部31、識別子付与部321 〜32n 、送信インタフ
ェース331〜33nを有し、受信側は受信インタフェー
ス341〜34n、エラスティックストアメモリ351
35n、位相制御部36、復元処理部37を有する。送
信側において振り分け処理部31には、バーチャルコン
カチネーションされる信号201が入力され、復元処理
部37からは、バーチャルコンカチネーションにより分
割され伝送された後、復元された信号202が出力され
る。
【0011】バーチャルコンカチネーションされるべき
信号201は、振り分け処理部31で複数のバーチャル
コンカチネーション信号に分割された後、識別子付与部
32 1〜32nで位相制御用の識別子を付与された後、送
信インタフェース331〜33nに入力され、同一もしく
は異なる複数の経路に送信される。
【0012】受信インタフェース341〜34nに入力さ
れたバーチャルコンカチネーション信号は、エラスティ
ックストアメモリ351〜35nに蓄積される。
【0013】エラスティックストアメモリ351〜35n
に蓄積されたバーチャルコンカチネーション信号は、位
相制御部36により読出し位相が揃えられた後、復元処
理部37に入力され、元信号へ復元される。
【0014】この過程により、元信号の分割・復元によ
るバーチャルコンカチネーション伝送が実現される。同
一もしくは異なる複数の経路で伝送されたバーチャルコ
ンカチネーション信号間の位相合わせは、同一もしくは
異なる複数の経路で伝送されたバーチャルコンカチネー
ション信号を、それぞれ異なるエラスティックストアメ
モリに一時蓄積し、送信側で挿入されたITU−T
G.707にて規定されている同期ディジタルハイアラ
ーキのPOHのH4バイトのマルチフレームに挿入され
たバーチャルコンカチネーション用の特定のパターン
(識別子)を用いて同一もしくは異なる複数の経路で伝
送された信号間の位相差を検出し、この特定のパターン
によって検出された位相差をもとにエラスティックスト
アメモリからの読出し位相を揃えることにより可能であ
る。
【0015】
【非特許文献1】須藤、織田、「バーチャルコンカチネ
ーション技術を応用した無瞬断切替の検討」、2002
年電子情報通信学会総合大会、B−10−67、平成1
4年3月7日
【0016】
【特許文献1】特開2002−26855号公報
【0017】
【特許文献2】特開平7−95186号公報
【0018】
【特許文献3】特開2001−53705号公報
【0019】
【発明が解決しようとする課題】さて、従来の無瞬断切
替では、無瞬断に切替られるべき元信号のサイズは、I
TU−T G.707にて規定されたVC−3(50
Mbit/s)、VC−4(150 Mbit/s)も
しくはコンティギュアスコンカチネーションであるVC
−4−Xc(150xX Mbit/s(Xは4、1
6、64、256))が実現されているのみで、これら
VC−3、VC−4及びVC−4−Xc(Xは4、1
6、64、256)以外の中間帯域の無瞬断切替は実現
できず、伝送帯域の有効利用ができなかった。
【0020】従来の無瞬断切替において、異なる2つの
経路で伝送された信号間の位相差検出方法として、IT
U−T G.707にて規定された同期ディジタルハイ
アラーキにおけるPOHのJ1バイトマルチフレームを
用いた場合、当該J1バイトは、ITU−TG.707
にて規定された同期ディジタルハイアラーキでは、パス
を一意に検出するためのパストレースバイトとして定義
されているため、無瞬断切替の実現時にはパストレース
が実現できなくなり、無瞬断切替とパストレースの実現
は両立できないという問題もある。
【0021】また、従来の無瞬断切替とバーチャネルコ
ンカチネーションとを直列接続することで、VC−3、
VC−4、VC−4−Xc(Xは4、16、64、25
6)以外の中間帯域の無瞬断切替が可能となるが、無瞬
断切替用の位相差の検出方法とバーチャルコンカチネー
ション用の位相差の検出方法及び無瞬断切替用のエラス
ティックストアメモリとバーチャルコンカチネーション
用のエラスティックストアメモリを備える必要があり、
装置構成の複雑化、遅延の増加といった問題が発生す
る。
【0022】この、従来の無瞬断切替とバーチャルコン
カチネーションとを直列接続する場合に、無瞬断切替時
の異なる2つの経路で伝送された信号間の位相差の検出
方法として、ITU-T G.707にて規定された同
期ディジタルハイアラーキにおけるPOHのH4バイト
のマルチフレームを用いた場合、当該H4バイトは、バ
ーチャルコンカチネーションを実現するための位相差の
検出用バイトとして定義されているため、無瞬断切替用
のH4バイトマルチフレームがバーチャルコンカチネー
ション用のH4バイトマルチフレームを上書きしてしま
うため、バーチャルコンカチネーション信号から元信号
への復元ができなくなり、無瞬断切替の実現とバーチャ
ルコンカチネーションの実現は両立できないという問題
がある。
【0023】従来の無瞬断切替とバーチャルコンカチネ
ーションとを直列接続する場合に、無瞬断切替時の異な
る2つの経路で伝送された信号間の位相差の検出方法と
して、ITU-T G.707にて規定された同期ディ
ジタルハイアラーキにおけるPOHのJ1バイトのマル
チフレームを用いた場合には、バーチャルコンカチネー
ションにより分割された信号のJ1バイトを上書きして
しまうため、バーチャルコンカチネーションにより分割
された信号については、パストレースの実現ができず、
装置構成の複雑化、遅延の増加という問題に加えて、無
瞬断切替の実現とパストレースの実現が両立できないと
いう問題がある。
【0024】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、近年のLAN系トラフィックの増大に伴う元信号の
大容量化やVC−3、VC−4及びVC−4−Xc(X
は4、16、64、256)以外の中間帯域伝送を実現
するバーチャルコンカチネーションであるVC−3−X
v(50xX Mbit/s(Xは1〜256の整
数))、VC−4−Xv(150xX Mbit/s
(Xは1〜256の整数))に対応した無瞬断切替シス
テム及び伝送装置を装置構成を複雑化させることなく提
供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の目的は、
ネットワークにおいて異なる複数の伝送路で伝送された
信号の切替を無瞬断で行う無瞬断切替システムを、元信
号を複数の信号に分割する振り分け処理手段と、分割さ
れた複数の信号を1つ又は複数の伝送路で伝送する伝送
手段とを有する送信側装置と、前記送信側装置から1つ
又は複数の伝送路で伝送された信号間の位相差を検出す
る位相差検出手段と、前記位相差検出手段で検出された
位相差を吸収する位相差吸収手段と、前記位相差が吸収
された信号間で切替を行う複数の切替手段と、分割され
た信号を元信号に復元する復元処理手段とを有するよう
に構成することにより達成できる。
【0026】本発明によれば、元信号をn個に分割し、
分割された信号を例えば2n個の伝送路で受信側に送
り、伝送された2n個のそれぞれの信号の位相差を吸収
した後に切替を行う。従って、分割復元のための位相差
吸収と冗長切替のための位相差吸収とを一度に実施で
き、装置構成を複雑化することなく無瞬断切替を実現で
きる。更に、元信号をn個に分割する構成をとるので、
中間帯域での無瞬断切替を実現できる。
【0027】また、上記の無瞬断切替システムにおい
て、前記送信側装置は、前記振り分け処理手段により分
割された複数の信号の各々を第1の信号と第2の信号と
に分岐する複数の分岐手段を有し、前記伝送手段は複数
の第1の信号と複数の第2の信号を伝送し、前記受信側
装置は、前記複数の第1の信号と複数の第2の信号の位
相を揃え、複数の第2の信号と複数の第1の信号とを前
記複数の切替手段に与えるように構成できる。
【0028】また、上記の無瞬断切替システムにおい
て、前記複数の切替手段と前記復元処理手段に代えて、
前記位相差を吸収した後に、分割した信号を複数の元信
号に復元する複数の復元処理手段と、複数の元信号から
1つの元信号を選択する切替手段とを有するようにして
もよい。本発明によれば、復元処理をした後に切替を実
施するので、切替手段を1つ用意すればよい。
【0029】また、上記の無瞬断切替システムにおい
て、前記送信側装置は、前記振り分け処理手段により分
割された複数の信号の各々を第1の信号と第2の信号と
に分岐する複数の分岐手段と、複数の分岐手段から出力
される複数の第2の信号の中から1つの第2の信号を選
択する選択手段とを有し、前記伝送手段は1つの第2の
信号と複数の第1の信号を伝送し、前記受信側装置は、
前記1つの第2の信号と複数の第1の信号の位相を揃
え、第2の信号を複数の第2の信号に分岐し、分岐した
複数の第2の信号と複数の第1の信号とを前記複数の切
替手段に与えるようにしてもよい。
【0030】本発明によれば、例えば、複数の現用伝送
路(第1の信号を伝送)が予備伝送路(第2の信号を伝
送)を共用することが可能となり、通信リソースの有効
利用が可能となる。
【0031】また、上記の無瞬断切替システムにおい
て、前記振り分け処理手段は、バーチャルコンカチネー
ション技術を用いて、前記元信号を複数のバーチャルコ
ンカチネーション信号に分割する手段と、H4バイトマ
ルチフレームを各々のバーチャルコンカチネーション信
号に挿入する手段とを有し、前記位相差検出手段はH4
バイトマルチフレームを用いて位相差を検出し、前記位
相差吸収手段はエラスティックストアメモリにより位相
差を吸収するようにしてもよい。
【0032】本発明によれば、元信号を分割するのにバ
ーチャルコンカチネーションを用いることにより、VC
−3、VC−4、VC−4−Xc(Xは4、16、6
4、256)以外の中間帯域伝送を実現するバーチャル
コンカチネーションであるVC−3−Xv(Xは1〜2
56の整数)、VC−4−Xv(Xは1〜256の整
数)に関する無瞬断切替の実現が可能となる。
【0033】また、無瞬断切替用の識別子としてバーチ
ャルコンカチネーションにおけるH4バイトマルチフレ
ームを付与し、位相調整にバーチャルコンカチネーショ
ンにおけるエラスティックストアメモリを用いることに
より、無瞬断切替とバーチャルコンカチネーションの位
相調整を同時に実施することが可能となり、装置構成の
複雑化、遅延の増加を回避し、併せて、バーチャルコン
カチネーションと無瞬断切替の両立、J1バイトによる
パストレースと無瞬断切替の両立を実現することが可能
となる。
【0034】また、上記の目的は、元信号をバーチャル
コンカチネーション技術を用いて複数のバーチャルコン
カチネーション信号に分割した信号の各々を分岐した複
数のバーチャルコンカチネーション信号、もしくは、元
信号を分岐した複数の信号の各々をバーチャルコンカチ
ネーション技術を用いて分割した複数のバーチャルコン
カチネーション信号を受信する手段と、前記複数のバー
チャルコンカチネーション信号間の位相差を検出する位
相差検出手段と、前記位相差検出手段で検出された位相
差を吸収する位相差吸収手段と、前記位相差を吸収した
後、バーチャルコンカチネーション信号間の切替を行う
複数の切替手段と、複数のバーチャルコンカチネーショ
ン信号を元信号に復元する復元処理手段を有する伝送装
置によっても達成できる。
【0035】上記の伝送装置において、前記複数の切替
手段と前記復元処理手段に代えて、前記位相差を吸収し
た後に、バーチャルコンカチネーション信号を複数の元
信号に復元する複数の復元処理手段と、複数の元信号か
ら1つの元信号を選択する切替手段とを有するようにし
てもよい。
【0036】また、受信した複数のバーチャルコンカチ
ネーション信号のうちの1つの信号を複数の信号に分岐
して前記複数の切替手段に与える分岐手段を有するよう
構成とすることもできる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
無瞬断切替システムを図面と共に説明する。なお、本実
施の形態では、ITU−T G.707にて規定された
同期ディジタルハイアラーキ及びバーチャルコンカチネ
ーションの機能を有する同期デジタル伝送システムを一
例として説明する。
【0038】なお、本実施の形態におけるバーチャルコ
ンカチネーション技術および、バーチャルコンカチネー
ション信号の位相差検出をするためのH4バイトマルチ
フレームについては、ITU−T G.707にて規定
されたものである。
【0039】[実施の形態の原理]図3は、本発明の実施
の形態における無瞬断切替システムの原理構成図であ
る。
【0040】本無瞬断切替システムは送信側装置40と
受信側装置50とを有する。送信側装置40は無瞬断切
替されるべき元信号を複数の信号に分割する振り分け処
理手段41と、1つ又は、複数の経路に分割された複数
の信号を伝送する伝送手段42とを有する。また、受信
側装置50は、送信側装置40から1つ又は、複数の経
路で伝送された信号間の位相差を検出する位相差検出手
段51と、位相差検出手段51で検出された位相差を吸
収する位相差吸収手段52と、位相差を吸収した後、無
瞬断で切替を行う切替手段53と、分割された信号を元
信号に復元する復元処理手段54を有する。
【0041】[第1の実施の形態]図4は、本発明の第
1の実施の形態における無瞬断切替システムの構成図で
あり、ITU−T G.707にて規定されたバーチャ
ルコンカチネーションを用いた無瞬断切替機能の実現手
段を示す。
【0042】図4に示すシステムにおいて、無瞬断切替
システムの送信側装置は、元信号をITU−T G.7
07にて規定されたバーチャルコンカチネーションによ
る複数のバーチャルコンカチネーション信号に分割する
振り分け処理部212、分割されたバーチャルコンカチ
ネーション信号にITU−T G.707にて規定され
たバーチャルコンカチネーション信号間の位相差を検出
するためのH4バイトマルチフレームを入力するための
識別子付与部2201 〜220n 、分割されたバーチャ
ルコンカチネーション信号を異なる2つの系に分岐する
分岐部2301〜230n、分岐された一方のバーチャル
コンカチネーション信号を第1の伝送路に送信するため
の第1の送信インタフェース2401 〜240n、分岐
された他方のバーチャルコンカチネーション信号を第2
の伝送路に送信する第2の送信インタフェース2501
〜250nを有する。なお、第1の伝送路と第2の伝送
路の各々は1つのルートの伝送路でもよいし複数ルート
の伝送路でもよい。他の実施の形態でも同様である。
【0043】また、無瞬断切替システムの受信側装置
は、伝送路からバーチャルコンカチネーション信号を受
信する第1の受信インタフェース2601〜260n、第
2の伝送路からバーチャルコンカチネーション信号を受
信する第2の受信インタフェース2701〜270n、第
1の伝送路から受信したバーチャルコンカチネーション
信号を一時蓄積するための第1のエラスティックストア
メモリ2801〜280n、第2の伝送路から受信したバ
ーチャルコンカチネーション信号を一時蓄積するための
第2のエラスティックストアメモリ2901〜290n
分割された後、異なる経路で伝送された全てのバーチャ
ルコンカチネーション信号間の位相差を検出し、各エラ
スティックストアメモリからの読出し位相を揃える位相
制御部210、第1の伝送路から受信したバーチャルコ
ンカチネーション信号と第2の伝送路から受信したバー
チャルコンカチネーション信号の切替を行うセレクタ部
2111〜211n、ITU−T G.707にて規定さ
れたバーチャルコンカチネーション信号から元信号を復
元するための復元処理部213を有する。
【0044】次に、図4を用いて本実施の形態における
無瞬断切替システムの動作を説明する。
【0045】無瞬断切替されるべき元信号200は、振
り分け処理部212に入力され、複数のバーチャルコン
カチネーション信号に分割される。その後、識別子付与
部2201〜220nにて各信号のH4バイトのマルチフ
レームに、分割された信号を元信号へ復元する際の位相
差の検出及び無瞬断切替時の位相差の検出を行うための
特定パターン(識別子)が書き込まれる。この過程によ
り、無瞬断切替されるべき元信号がバーチャルコンカチ
ネーション信号に分割される。例えば、元信号(A)を
n個に分割し、それぞれA1 ,A2 ,…,An とする。
A1 は、識別子付与部2201 に、An は識別子付与部
220n に送られる。
【0046】次に、識別子付与部2201〜220nから
のバーチャルコンカチネーション信号は、分岐部230
1〜230nによって各々異なる2つの系に分岐され、分
岐された一方は、第1の送信インタフェース2401
240nより第1の伝送路に、分岐された他方は、第2
の送信インタフェース2501〜250nより第2の伝送
路に送出される。
【0047】第1の伝送路に送出されたバーチャルコン
カチネーション信号は、同期デジタル伝送ネットワーク
を経由して、第1の受信インタフェース2601〜26
nまで伝送される。
【0048】同様に、第2の伝送路に送出されたバーチ
ャルコンカチネーション信号は、同期デジタル伝送ネッ
トワークを経由して、第2の受信インタフェース270
1〜270nまで伝送される。
【0049】なお、第1の送信インタフェース2401
〜240nと第2の送信インタフェース2501〜250
nから送信される信号は同じである。
【0050】受信側では、第1の受信インタフェース2
601〜260nで第1の伝送路を伝送されたバーチャル
コンカチネーション信号が受信され、第2の受信インタ
フェース2701〜270nで第2の伝送路を伝送された
バーチャルコンカチネーション信号が受信される。第1
の伝送路から受信されたバーチャルコンカチネーション
信号は、第1のエラスティックストアメモリ2801
280nに、第2の伝送路から受信されたバーチャルコ
ンカチネーション信号は第2のエラスティックストアメ
モリ2901〜290nに、それぞれ一時蓄積された後、
位相制御部210によりH4バイトのマルチフレームに
書き込まれた特定パターン(識別子)を元に、位相差の
検出が行われる。そして、異なる経路で伝送されたすべ
てのバーチャルコンカチネーション信号間でエラスティ
ックストアメモリからの読出し位相を揃えられた後、セ
レクタ部2111〜211nへ送出される。セレクタ部2
11 1 〜211nに入力された第1の伝送路から受信さ
れたバーチャルコンカチネーション信号と第2の伝送路
から受信されたバーチャルコンカチネーション信号は、
1ビット以内で選択系の切替が行われる。ここで、切替
とは、セレクタ部2111〜211nの各々が第1のエラ
スティックストアメモリから信号を受信するのか、第2
のエラスティックストアメモリから信号を受信するのか
を切り替えることを意味する。
【0051】セレクタ部2111〜211nにより選択系
の切替が行われたバーチャルコンカチネーション信号
は、復元処理部213に送出され、元信号に復元され
る。
【0052】この分割された後、異なる経路で伝送され
た全てのバーチャルコンカチネーション信号間でエラス
ティックストアメモリからの読出し位相を揃えた後、セ
レクタ部にて1ビット以内で選択系の切替を行う過程に
より、無瞬断切替用の位相調整とバーチャルコンカチネ
ーション用の位相調整が同時に実施され、ビットの欠落
なく元信号に復元される。
【0053】なお、本実施の形態では、復元処理前に切
替を実施するので、信号を切り替えるセレクタは複数必
要となるが、切替の必要がある信号だけを個別に切り替
えることができるという利点がある。
【0054】また、送信側の分岐部230と受信側のセ
レクタ211を各バーチャルコンカチネーション信号に
対して個別に設置しているが、複数のバーチャルコンカ
チネーション信号で分岐処理及びセレクタ211を共用
するために当該分岐部230及び当該セレクタ211を
スイッチ機能と置換してもよい。
【0055】[第2の実施の形態]上述の第1の実施の
形態では、送信側の分岐部230を振り分け処理部21
2よりも後に、セレクタ部211を復元処理部213よ
りも前に設置する構成をとっているが、振り分け処理前
に異なる2つの系に分岐し、復元処理後に切替を行うこ
とでも無瞬断切替は可能である。
【0056】本実施の形態では、分岐部とセレクタ部を
配置する場所を変えた形態を図面を参照して説明する。
【0057】図5は、本発明の第2の実施の形態におけ
る無瞬断切替システムの構成を示す図である。
【0058】同図において、無瞬断切替システムの送信
側装置は、元信号を2つの系に分岐する分岐部310、
分岐された一方の元信号(以下、第1の元信号と記す)
を、ITU−T G.707にて規定されたバーチャル
コンカチネーションにより複数のバーチャルコンカチネ
ーション信号に分割する第1の振り分け処理部32
1、分岐された他方の元信号(以下、第2の元信号と
記す)をITU−T G.707にて規定されたバーチ
ャルコンカチネーションにより複数のバーチャルコンカ
チネーション信号に分割する第2の振り分け処理部32
2、第1の元信号から分割されたバーチャルコンカチ
ネーション信号にITU−T G.707にて規定され
たバーチャルコンカチネーション信号間の位相差を検出
し、かつ異なる経路で伝送されたバーチャルコンカチネ
ーション信号間の位相差を検出するためのH4バイトマ
ルチフレームを入力する第1の識別子付与部3401
340n、第2の元信号から分割されたバーチャルコン
カチネーション信号にITU−TG.707にて規定さ
れたバーチャルコンカチネーション信号間の位相差を検
出し、かつ異なる経路で伝送されたバーチャルコンカチ
ネーション信号間の位相差を検出するためのH4バイト
マルチフレームを入力する第2の識別子付与部3501
〜350n、第1の元信号から分割されたバーチャルコ
ンカチネーション信号を第1の伝送路に送信する第1の
送信インタフェース3601〜360n 、第2の元信号
から分割されたバーチャルコンカチネーション信号を第
2の伝送路に送信する第2の送信インタフェース370
1〜370nを有する。
【0059】また、無瞬断切替システムの受信側装置
は、第1の伝送路から第1の元信号から分割されたバー
チャルコンカチネーション信号を受信する第1の受信イ
ンタフェース3801〜380n、第2の伝送路から第2
の元信号から分割されたバーチャルコンカチネーション
信号を受信する第2の受信インタフェース3901〜3
90n、第1の伝送路から受信したバーチャルコンカチ
ネーション信号を一時蓄積する第1のエラスティックス
トアメモリ3111〜311n、第2の伝送路から受信し
たバーチャルコンカチネーション信号を一時蓄積する第
2のエラスティックストアメモリ3121〜312n、異
なる2つの系に分岐された後、分割されたすべてのバー
チャルコンカチネーション信号間の位相差を検出し、各
々の一時蓄積手段からの読出し位相を揃える位相制御部
314、ITU−T G.707にて規定されたバーチ
ャルコンカチネーションにより第1の元信号を復元する
第1の復元処理部3131、ITU−T G.707に
て規定されたバーチャルコンカチネーションにより第2
の元信号を復元する第2の復元処理部3132、復元さ
れた第1の元信号と第2の元信号の切替を行うセレクタ
部315を有している。
【0060】次に、図5を用いて、本実施の形態の無瞬
断切替システムの動作を説明する。
【0061】無瞬断切替されるべき元信号は、分岐部3
10に入力され、第1の元信号と第2の元信号とに分岐
され、それぞれ第1の振り分け処理部3201と第2の
振り分け処理部3202に入力される。なお、第1の元
信号と第2の元信号は同じ信号である。
【0062】第1の振り分け処理部3201に入力され
た第1の元信号は、複数のバーチャルコンカチネーショ
ン信号に分割され、第1の識別子付与部3401〜34
nにて、H4バイトのマルチフレームに元信号へ復元
する際の位相差の検出及び無瞬断切替時の位相差の検出
を行うための特定パターン(識別子)が書き込まれた
後、第1の送信インタフェース3601〜360nより第
1の伝送路に送出される。
【0063】第2の振り分け処理部3202に入力され
た第2の元信号は、複数のバーチャルコンカチネーショ
ン信号に分割され、第2の識別子付与部3501〜35
nにて、H4バイトのマルチフレームに元信号へ復元
する際の位相差の検出及び無瞬断切替時の位相の検出を
行うための特定パターン(識別子)が書き込まれた後、
第2の送信インタフェース3701〜370nより第2の
伝送路に送出される。
【0064】この過程により、無瞬断切替されるべき元
信号は、第1のバーチャルコンカチネーション信号と第
2のバーチャルコンカチネーション信号に分割される。
【0065】受信側では、第1の受信インタフェース3
801〜380nで、第1の伝送路を伝送された第1のバ
ーチャルコンカチネーション信号が受信され、第2の受
信インタフェース3901〜390nで第2の伝送路を伝
送された第2のバーチャルコンカチネーション信号が受
信される。受信された第1のバーチャルコンカチネーシ
ョン信号は、第1のエラスティックストアメモリ311
1〜311nに、第2のバーチャルコンカチネーション信
号は、第2のエラスティックストアメモリ3121〜3
12nに一時蓄積された後、位相制御部314によりH
4バイトのマルチフレームに書き込まれた特定パターン
(識別子)を元に、位相差の検出が行われ、異なる2つ
の系に分岐された後分割された全てのバーチャルコンカ
チネーション信号間でエラスティックストアメモリから
の読出し位相を揃えられる。
【0066】位相を揃えられた第1のバーチャルコンカ
チネーション信号は、第1の復元処理部3131に送出
され、第1の元信号に復元され、セレクタ部315に送
出される。
【0067】位相を揃えられた第2のバーチャルコンカ
チネーション信号は、第2の復元処理部3132に送出
され、第2の元信号に復元され、セレクタ部315に送
出される。
【0068】セレクタ部315では、入力された第1の
元信号と第2の元信号との間で1ビット以内に選択系の
切替が行われる。
【0069】この第1のバーチャルコンカチネーション
信号と第2のバーチャルコンカチネーション信号間でエ
ラスティックストアメモリからの読出し位相を揃えた
後、第1の元信号および第2の元信号へ復元し、セレク
タ部により第1の元信号と第2の元信号間で1ビット以
内に選択系の切替が行われる過程により、無瞬断切替用
の位相調整とバーチャルコンカチネーション用の位相調
整が同時に実施され、ビットの欠落なく切替が行われ
る。
【0070】上述の第1の実施の形態の送信側と第2の
実施の形態の受信側の組み合わせ及び第2の実施の形態
の送信側と第1の実施の形態の受信側の組み合わせでも
無瞬断切替は可能である。
【0071】第2の実施の形態は、第1の系(現用系)
及び第2の系(予備系)の各々の復元処理が行われた後
に切替を実施するので、無瞬断切替をつかさどるセレク
タは1個ですむ。したがって、切替作業自体も1個のセレ
クタを動作させるだけであり、複数のセレクタを動作さ
せる煩雑さがないという利点がある。
【0072】[第3の実施の形態]上述の第1の実施の
形態及び第2の実施の形態では、元信号から分割された
バーチャルコンカチネーション信号は全て第1の系と第
2の系で冗長構成を有する形態となっているが、本実施
の形態では、第2の伝送路を複数の第1の伝送路で共用
する例を説明する。本実施の形態は、第1の送信インタ
フェースと第2の送信インタフェースに同じ信号を送る
が、第2の送信インタフェースを1つに纏めて効率よく
信号を送ろうとするものである。
【0073】図6は、本発明の第3の実施の形態におけ
る無瞬断切替システムの構成図であり、ITU−T
G.707にて規定されたバーチャルコンカチネーショ
ンを用いた無瞬断切替機能を実現手段を示す。
【0074】図6における無瞬断切替システムの送信側
装置は、元信号を複数のバーチャルコンカチネーション
信号に分割する振り分け処理部410、分割されたバー
チャルコンカチネーション信号にITU−T G.70
7にて規定されたバーチャルコンカチネーション信号間
の位相差を検出し、かつ異なる経路で伝送されたバーチ
ャルコンカチネーション信号間の位相差を検出するため
のH4バイトマルチフレームを入力するための識別子付
与部4201〜420n、分割されたバーチャルコンカチ
ネーション信号を第1のバーチャルコンカチネーション
信号と第2のバーチャルコンカチネーション信号とに分
岐するための分岐部4301〜430n、複数の第2のバ
ーチャルコンカチネーション信号から切替を実施すべき
第2のバーチャルコンカチネーション信号を選択するた
めのセレクタ部440、第1のバーチャルコンカチネー
ション信号を第1の伝送路に送信する第1の送信インタ
フェース4501〜450n、第2のバーチャルコンカチ
ネーション信号を第2の伝送路に送信する第2の送信イ
ンタフェース460を有している。
【0075】また、無瞬断切替システムの受信側装置
は、第1の伝送路から第1のバーチャルコンカチネーシ
ョン信号を受信する第1の受信インタフェース4701
〜470n、第2の伝送路から第2のバーチャルコンカ
チネーション信号を受信する第2の受信インタフェース
480、第1のバーチャルコンカチネーション信号を一
時蓄積する第1のエラスティックストアメモリ4901
〜490n、第2のバーチャルコンカチネーション信号
を一時蓄積する第2のエラスティックストアメモリ48
5、分割された後、異なる経路で伝送された全てのバー
チャルコンカチネーション信号間の位相差を検出し、各
々の一時蓄積手段からの読出し位相を揃える位相制御部
411、第2のバーチャルコンカチネーション信号を分
岐するための分岐部412、第1のバーチャルコンカチ
ネーション信号と第2のバーチャルコンカチネーション
信号間の切替を行うセレクタ部4131〜413n、複数
のバーチャルコンカチネーション信号から元信号を復元
するための復元処理部414から構成される。
【0076】次に、図6を用いて、本実施の形態の無瞬
断切替システムの動作を説明する。
【0077】無瞬断されるべき元信号は、振り分け処理
部410に入力され、複数のバーチャルコンカチネーシ
ョン信号に分割された後、識別子付与部4201〜42
nにて、H4バイトのマルチフレームに位相差検出用
のパターンが書き込まれる。この過程により、無瞬断切
替されるべき元信号がバーチャルコンカチネーション信
号に分割される。
【0078】識別子付与部4201〜420nからのバー
チャルコンカチネーション信号は、分岐部4301〜4
30nによって第1の系のバーチャルコンカチネーショ
ン信号と第2の系のバーチャルコンカチネーション信号
とに分岐される。分岐された第1のバーチャルコンカチ
ネーション信号は、第1の送信インタフェース4501
〜450nに送出され、第2のバーチャルコンカチネー
ション信号は、セレクタ部440に送出される。セレク
タ部440では、入力された複数の第2のバーチャルコ
ンカチネーション信号のうち、無瞬断切替されるべきバ
ーチャルコンカチネーション信号が選択され、第2の送
信インタフェース460に送出される。
【0079】受信側では、第1の受信インタフェース4
701〜470nで受信した、第1のバーチャルコンカチ
ネーション信号が、第1のエラスティックストアメモリ
4901〜490nに一時的に蓄積され、第2の受信イン
タフェース480で受信した第2のバーチャルコンカチ
ネーション信号が第2のエラスティックストアメモリ4
85に一時的に蓄積される。第1のエラスティックスト
アメモリ4901〜490n及び第2のエラスティックス
トアメモリ485に蓄積されたバーチャルコンカチネー
ション信号は、位相制御部411により全て読出し位相
が揃えられる。
【0080】位相が揃えられた第1のバーチャルコンカ
チネーション信号は、セレクタ4131〜413nへ送出
される。
【0081】位相を揃えられた第2のバーチャルコンカ
チネーション信号は、分岐部412に送出され、すべて
のセレクタ部4131〜413nに分岐・送出される。
【0082】無瞬断切替されるべき第1のバーチャルコ
ンカチネーション信号を受信したセレクタ部4131
413nでは、入力された第1のバーチャルコンカチネ
ーション信号と第2のバーチャルコンカチネーション信
号との間で1ビット以内に選択系の切替を行い、復元処
理部414へ送出する。
【0083】無瞬断切替されるべき第1のバーチャルコ
ンカチネーション信号以外の第1のバーチャルコンカチ
ネーション信号を受信したセレクタ部413は、誤った
信号間の切替を防ぐために、セレクタを第1の固定と
し、受信した第1のバーチャルコンカチネーション信号
を復元処理部414に送出する。
【0084】復元処理部414では、入力された複数の
バーチャルコンカチネーション信号から元信号を復元す
る。
【0085】この、第1のバーチャルコンカチネーショ
ン信号と第2のバーチャルコンカチネーション信号間で
エラスティックストアメモリからの読出し位相が揃えら
れ、セレクタにより1ビット以内で選択系の切替を行っ
た後、元信号へ復元する過程により、無瞬断切替用の位
相調整とバーチャルコンカチネーション用の位相調整が
同時に実施され、ビットの欠落なく切替が行われ、元信
号に復元される。
【0086】本実施の形態では、第2の送信インタフェ
ース及び第2の受信インタフェース間の伝送路(無瞬断
切替用の予備伝送路)を複数の第1の送受信インタフェ
ース及び第1の送受信インタフェース間の伝送路(現用
伝送路)で共用するので、伝送路(帯域)の有効利用が
可能となる。すなわち、現用伝送路数=m、予備伝送路
数=nとしたとき、m>nとすることでm−n分の伝送
路を別の用途で利用できる。
【0087】上述の第1の実施の形態〜第3の実施の形
態における無瞬断切替用の位相差を検出するための特定
パターンは、ITU−T G.707にて規定されたバ
ーチャルコンカチネーションにおける複数のバーチャル
コンカチネーション信号間の位相差を検出するためのH
4バイトの4096マルチフレームであり、異なる経路
で伝送されたバーチャルコンカチネーション信号間の位
相を揃えるためのエラスティックストアメモリは、複数
のバーチャルコンカチネーション信号間の位相を揃える
ためのエラスティックストアメモリである。
【0088】なお、本発明は、異なる複数の経路で伝送
された信号間の切替を無瞬断で行う無瞬断切替システム
であり、分割されたバーチャルコンカチネーション信号
を伝送する経路は、2つの経路に限定されるものではな
く、異なる2つの経路を含む複数の経路で伝送してもよ
い。
【0089】上述の第1の実施の形態〜第3の実施の形
態では、ITU−T G.707にて規定された同期デ
ィジタルハイアラーキ及びバーチャルコンカチネーショ
ンを有する同期デジタル伝送システムを例にあげて説明
しているが、本実施の形態と多重化装置、クロスコネク
ト装置、アッドドロップマルチプレクサ等を組み合わせ
て1つのシステムとしてもよい。
【0090】以下、本発明の無瞬断切替の機能を有する
伝送装置の例として多重化装置、アッドドロップマルチ
プレクサ、クロスコネクト装置を図7〜図9に示す。
【0091】図7は本発明の無瞬断切替機能を有する多
重化装置からなるシステムの例を示す図である。送信側
における多重化装置は、第1の実施の形態における送信
インタフェース240、250に代えて多重部510、
520と、送信インタフェース530、540を有す
る。また、クライアント信号を受信するクライアントイ
ンタフェース590を有する。分岐部により分岐された
信号が多重部510、520で多重され、送信インタフ
ェース530、540から出力される。
【0092】受信側における多重化装置(分離装置)
は、第1の実施の形態における受信インタフェース26
0、270に代えて、受信インタフェース550、56
0と分離部570、580を有する。また、クライアン
ト信号を出力するクライアントインタフェース595を
有する。受信側における多重化装置では、送信インタフ
ェース530、540から送信された信号が受信インタ
フェース550、560により受信され、分離部57
0、580にて多重信号が分離される。なお、無瞬断切
替に係る処理は第1の実施の形態と同様である。
【0093】図8は本発明の無瞬断切替機能を有するア
ドドロップマルチプレクサからなるシステムの例を示す
図である。送信側におけるアドドロップマルチプレクサ
は、第1の実施の形態における送信インタフェース24
0、250に代えてSW部600、多重部610、61
5と、送信インタフェース620、625を有する。ま
た、クライアント信号を受信するクライアントインタフ
ェース660を有する。送信側におけるアドドロップマ
ルチプレクサでは、SW部によりアドドロップのために
信号が切り替えられ、多重部610、615に送信され
る。多重部610、615では信号を多重化し、多重化
した信号が送信インタフェース620、625から出力
される。
【0094】受信側におけるアドドロップマルチプレク
サは、第1の実施の形態における受信インタフェース2
60、270に代えて、受信インタフェース630、6
35と分離部640、645とSW部650を有する。
また、クライアント信号を出力するクライアントインタ
フェース665を有する。受信側におけるアドドロップ
マルチプレクサでは、送信インタフェース620、62
5から送信された信号が受信インタフェース630、6
35により受信され、分離部640、645にて多重信
号が分離され、SW部650にて信号の方路が切り替え
れる。なお、無瞬断切替に係る処理は第1の実施の形態
と同様である。
【0095】図9は本発明の無瞬断切替機能を有するク
ロスコネクタからなるシステムの例を示す図である。送
信側におけるクロスコネクタは、第1の実施の形態にお
ける分岐部230と送信インタフェース240、250
との間にSW部710を有する。また、クライアント信
号を受信するクライアントインタフェース730を有す
る。送信側におけるクロスコネクタでは、SW部710
により信号の方路が切り替えられて送信インタフェース
に送られる。
【0096】受信側におけるクロスコネクタは、第1の
実施の形態における受信インタフェース260、270
とエラスティックストアメモリ280、290との間に
SW部720を有する。また、クライアント信号を出力
するクライアントインタフェース740を有する。受信
側におけるクロスコネクタでは、送信インタフェースか
ら送信された信号が受信インタフェースにより受信さ
れ、SW部720にて信号の方路が切り替えれる。な
お、無瞬断切替に係る処理は第1の実施の形態と同様で
ある。
【0097】図7〜図9に示した例では、第1の実施の
形態に係る無瞬断切替の構成を用いているが、第2、第
3の実施の形態に係る無瞬断切替の構成を用いることも
可能である。
【0098】なお、本発明は、上記の実施の形態に限定
されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更
・応用が可能である。
【0099】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、ITU
−T G.707にて規定されたバーチャルコンカチネ
ーションのH4バイトマルチフレームを用いて、異なる
2つの経路で伝送された第1のバーチャルコンカチネー
ション信号と第2のバーチャルコンカチネーション信号
間の位相差を検出し、バーチャルコンカチネーション信
号間の位相差を吸収する(位相を揃える)ためのエラス
ティックストアメモリを第1のバーチャルコンカチネー
ション信号と第2のバーチャルコンカチネーション信号
間の位相差の吸収に用いることにより、VC−3、VC
−4、VC−4−Xc(Xは4、16、64、256)
以外の中間帯域伝送を実現するバーチャルコンカチネー
ションであるVC−3−Xv(Xは1〜256の整
数)、VC−4−Xv(Xは1〜256の整数)にも対
応した無瞬断切替と、バーチャルコンカチネーションと
無瞬断切替の両立と、J1バイトによるパストレースと
無瞬断切替の両立を実現することが可能となる。また、
装置構成の複雑化、装置内遅延の増加を回避することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の無瞬断切替技術を説明するための伝送シ
ステムの構成を示す図である。
【図2】バーチャルコンカチネーション技術を説明する
ための伝送システムの構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態における無瞬断切替システ
ムの原理構成図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における無瞬断切替
システムの構成図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における無瞬断切替
システムの構成図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態における無瞬断切替
システムの構成図である。
【図7】本発明の無瞬断切替機能を有する多重化装置か
らなるシステムの例を示す図である。
【図8】本発明の無瞬断切替機能を有するアドドロップ
マルチプレクサからなるシステムの例を示す図である。
【図9】本発明の無瞬断切替機能を有するクロスコネク
タからなるシステムの例を示す図である。
【符号の説明】
40 送信側装置 41 振り分け処理手段 42 伝送手段 50 受信側装置 51 位相差検出手段 52 位相差吸収手段 53 切替手段 54 復元手段 200 無瞬断切替されるべき元信号 201 無瞬断切替された元信号 210 位相制御部 211 セレクタ部 212 振り分け処理部 213 復元処理部 220 識別子付与部 230 分岐部 240 第1の送信インタフェース 250 第2の送信インタフェース 260 第1の受信インタフェース 270 第2の受信インタフェース 280 第1のエラスティックストアメモリ 290 第2のエラスティックストアメモリ 310 分岐部 311 第1のエラスティックストアメモリ 312 第2のエラスティックストアメモリ 3131 第1の復元処理部 3132 第2の復元処理部 314 位相制御部 315 セレクタ部 3201 第1の振り分け処理部 3202 第2の振り分け処理部 340 第1の識別子付与部 350 第2の識別子付与部 360 第1の送信インタフェース 370 第2の送信インタフェース 380 第1の受信インタフェース 390 第2の受信インタフェース 410 振り分け処理部 413 セレクタ部 414 復元処理部 420 識別子付与部 430 分岐部 440 セレクタ部 450 第1の送信インタフェース 460 第2の送信インタフェース 470 第1の受信インタフェース 480 第2の受信インタフェース 485 第2のエラスティックストアメモリ 490 第1のエラスティックストアメモリ 590、595、660、665、730、740 ク
ライアントインタフェース 510、520、610、615 多重部 530、540、620、625 送信インタフェース 550、560、630、635 受信インタフェース 570、580、640、645 分離部 600、650、710、720 SW部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K028 AA01 AA14 CC01 EE05 QQ01 SS25 5K035 AA03 BB02 CC09 LL18 5K047 BB04 BB18 GG44 HH01 HH02 KK18 MM60 MM63

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークにおいて異なる複数の伝送
    路で伝送された信号の切替を無瞬断で行う無瞬断切替シ
    ステムであって、 元信号を複数の信号に分割する振り分け処理手段と、 分割された複数の信号を1つ又は複数の伝送路で伝送す
    る伝送手段とを有する送信側装置と、 前記送信側装置から1つ又は複数の伝送路で伝送された
    信号間の位相差を検出する位相差検出手段と、 前記位相差検出手段で検出された位相差を吸収する位相
    差吸収手段と、 前記位相差が吸収された信号間で切替を行う複数の切替
    手段と、 分割された信号を元信号に復元する復元処理手段とを有
    する受信側装置とを有することを特徴とする無瞬断切替
    システム。
  2. 【請求項2】 前記送信側装置は、前記振り分け処理手
    段により分割された複数の信号の各々を第1の信号と第
    2の信号とに分岐する複数の分岐手段を有し、 前記伝送手段は複数の第1の信号と複数の第2の信号を
    伝送し、 前記受信側装置は、前記複数の第1の信号と複数の第2
    の信号の位相を揃え、複数の第2の信号と複数の第1の
    信号とを前記複数の切替手段に与える請求項1に記載の
    無瞬断切替システム。
  3. 【請求項3】 前記複数の切替手段と前記復元処理手段
    に代えて、 前記位相差を吸収した後に、分割した信号を複数の元信
    号に復元する複数の復元処理手段と、 複数の元信号から1つの元信号を選択する切替手段とを
    有する請求項1に記載の無瞬断切替システム。
  4. 【請求項4】 前記送信側装置は、前記振り分け処理手
    段により分割された複数の信号の各々を第1の信号と第
    2の信号とに分岐する複数の分岐手段と、 複数の分岐手段から出力される複数の第2の信号の中か
    ら1つの第2の信号を選択する選択手段とを有し、 前記伝送手段は1つの第2の信号と複数の第1の信号を
    伝送し、 前記受信側装置は、前記1つの第2の信号と複数の第1
    の信号の位相を揃え、第2の信号を複数の第2の信号に
    分岐し、分岐した複数の第2の信号と複数の第1の信号
    とを前記複数の切替手段に与える請求項1に記載の無瞬
    断切替システム。
  5. 【請求項5】 前記振り分け処理手段は、バーチャルコ
    ンカチネーション技術を用いて、前記元信号を複数のバ
    ーチャルコンカチネーション信号に分割し、 前記復元処理手段はバーチャルコンカチネーション技術
    を用いて複数のバーチャルコンカチネーション信号を元
    信号に復元する請求項1に記載の無瞬断切替システム。
  6. 【請求項6】 前記振り分け処理手段は、バーチャルコ
    ンカチネーション技術を用いて、前記元信号を複数のバ
    ーチャルコンカチネーション信号に分割する手段と、 H4バイトマルチフレームを各々のバーチャルコンカチ
    ネーション信号に挿入する手段とを有し、 前記位相差検出手段はH4バイトマルチフレームを用い
    て位相差を検出し、前記位相差吸収手段はエラスティッ
    クストアメモリにより位相差を吸収する請求項1に記載
    の無瞬断切替システム。
  7. 【請求項7】 前記振り分け処理手段は、バーチャルコ
    ンカチネーション技術を用いて、元信号を複数のバーチ
    ャルコンカチネーション信号に分割する手段と、分割さ
    れた前記バーチャルコンカチネーション信号に、バーチ
    ャルコンカチネーション信号間の位相差を検出するため
    のH4バイトマルチフレームを入力するH4バイトマル
    チフレーム入力手段とを有し、 前記送信側装置は、分割された前記バーチャルコンカチ
    ネーション信号の各々を異なる2つの系に分岐する分岐
    手段を更に有し、 前記伝送手段は、 分岐された一方のバーチャルコンカチネーション信号を
    第1の伝送路に送信する第1の送信手段と、 分岐された他方のバーチャルコンカチネーション信号を
    第2の伝送路に送信する第2の送信手段とを有し、 前記位相吸収手段は、 前記第1の伝送路から受信した前記バーチャルコンカチ
    ネーション信号を一時蓄積するための第1の一時蓄積手
    段と、 前記第2の伝送路から受信した前記バーチャルコンカチ
    ネーション信号を一時蓄積するための第2の一時蓄積手
    段とを有し、 前記位相差検出手段は伝送された全てのバーチャルコン
    カチネーション信号間の位相差を前記H4バイトマルチ
    フレームを用いて検出し、前記位相吸収手段が、検出さ
    れた位相差を用いて前記第1の一時蓄積手段と前記第2
    の一時蓄積手段からの読出し位相を揃える請求項1に記
    載の無瞬断切替システム。
  8. 【請求項8】 前記送信側装置は前記元信号を異なる2
    つの系に分岐する分岐手段を更に有し、 前記振り分け処理手段は、 分岐された一方の元信号である第1の元信号を、バーチ
    ャルコンカチネーション技術を用いて複数のバーチャル
    コンカチネーション信号に分割する第1の振り分け手段
    と、 分岐された他方の信号である第2の元信号を、バーチャ
    ルコンカチネーション技術を用いて複数のバーチャルコ
    ンカチネーション信号に分割する第2の振り分け手段
    と、 前記第1の元信号から分割されたバーチャルコンカチネ
    ーション信号に、バーチャルコンカチネーション信号間
    の位相差を検出するためのH4バイトマルチフレームを
    入力する第1のH4バイトマルチフレーム入力手段と、 前記第2の元信号から分割されたバーチャルコンカチネ
    ーション信号に、バーチャルコンカチネーション信号間
    の位相差を検出するためのH4バイトマルチフレームを
    入力する第2のH4バイトマルチフレーム入力手段とを
    有し、 前記伝送手段は、 前記第1の元信号から分割されたバーチャルコンカチネ
    ーション信号を第1の伝送路に送信する第1の送信手段
    と、 前記第2の元信号から分割されたバーチャルコンカチネ
    ーション信号を第2の伝送路に送信する第2の送信手段
    とを有し、 前記位相吸収手段は、 前記第1の伝送路から受信したバーチャルコンカチネー
    ション信号を一時蓄積するための第1の一時蓄積手段
    と、 前記第2の伝送路から受信したバーチャルコンカチネー
    ション信号を一時蓄積するための第2の一時蓄積手段と
    を有し、 前記位相差検出手段は、分割された全てのバーチャルコ
    ンカチネーション信号間の位相差を検出し、前記位相吸
    収手段が、検出された位相差を用いて前記第1の一時蓄
    積手段と前記第2の一時蓄積手段からの読出し位相を揃
    え、 前記複数の復元処理手段は、バーチャルコンカチネーシ
    ョン技術を用いて、前記第1の元信号を復元する第1の
    復元手段と、バーチャルコンカチネーション技術を用い
    て、前記第2の元信号を復元する第2の復元手段とを有
    し、 前記切替手段は、復元された第1の元信号と第2の元信
    号を切り替える請求項3に記載の無瞬断切替システム。
  9. 【請求項9】 前記振り分け処理手段は、バーチャルコ
    ンカチネーション技術を用いて、元信号を複数のバーチ
    ャルコンカチネーション信号に分割する手段と、分割さ
    れた前記バーチャルコンカチネーション信号に、バーチ
    ャルコンカチネーション信号間の位相差を検出するため
    のH4バイトマルチフレームを入力するH4バイトマル
    チフレーム入力手段とを有し、 前記送信側装置は、分割されたバーチャルコンカチネー
    ション信号の各々を第1のバーチャルコンカチネーショ
    ン信号と、第2のバーチャルコンカチネーション信号と
    に分岐する複数の分岐手段と、複数の第2のバーチャル
    コンカチネーション信号から1つの第2のバーチャルコ
    ンカチネーション信号を選択するための選択手段とを有
    し、 前記伝送手段は、 前記第1のバーチャルコンカチネーション信号を第1の
    伝送路に送信する第1の送信手段と、 前記第2のバーチャルコンカチネーション信号を第2の
    伝送路に送信する第2の送信手段とを有し、 前記位相吸収手段は、 前記第1のバーチャルコンカチネーション信号を一時蓄
    積する第1の一時蓄積手段と、 前記第2のバーチャルコンカチネーション信号を一時蓄
    積する第2の一時蓄積手段とを有し、 前記位相差検出手段は伝送された全てのバーチャルコン
    カチネーション信号間の位相差を前記H4バイトマルチ
    フレームを用いて検出し、前記位相吸収手段が、検出さ
    れた位相差を用いて前記第1の一時蓄積手段と前記第2
    の一時蓄積手段からの読出し位相を揃え、 前記受信側装置は、前記複数の切替手段に対して、前記
    第2のバーチャルコンカチネーション信号を分岐して与
    える分岐手段を有し、前記複数の切替手段の各々は、前
    記第1の一時蓄積手段からの第1のバーチャルコンカチ
    ネーション信号と該分岐手段からの第2のバーチャルコ
    ンカチネーション信号間の切り替えを行う請求項1に記
    載の無瞬断切替システム。
  10. 【請求項10】 ネットワークにおいて異なる複数の伝
    送路で伝送された信号の切替を無瞬断で行う伝送装置で
    あって、 元信号をバーチャルコンカチネーション技術を用いて複
    数のバーチャルコンカチネーション信号に分割した信号
    の各々を分岐した複数のバーチャルコンカチネーション
    信号、もしくは、元信号を分岐した複数の信号の各々を
    バーチャルコンカチネーション技術を用いて分割した複
    数のバーチャルコンカチネーション信号を受信する手段
    と、 前記複数のバーチャルコンカチネーション信号間の位相
    差を検出する位相差検出手段と、 前記位相差検出手段で検出された位相差を吸収する位相
    差吸収手段と、 前記位相差を吸収した後、バーチャルコンカチネーショ
    ン信号間の切替を行う複数の切替手段と、 複数のバーチャルコンカチネーション信号を元信号に復
    元する復元処理手段を有することを特徴とする伝送装
    置。
  11. 【請求項11】 前記複数の切替手段と前記復元処理手
    段に代えて、 前記位相差を吸収した後に、バーチャルコンカチネーシ
    ョン信号を複数の元信号に復元する複数の復元処理手段
    と、 複数の元信号から1つの元信号を選択する切替手段とを
    有する請求項10に記載の伝送装置。
  12. 【請求項12】 受信した複数のバーチャルコンカチネ
    ーション信号のうちの1つの信号を複数の信号に分岐し
    て前記複数の切替手段に与える分岐手段を有する請求項
    10に記載の伝送装置。
  13. 【請求項13】 前記振り分け処理手段は、H4バイト
    マルチフレームを各々のバーチャルコンカチネーション
    信号に挿入する手段を有し、 前記位相差検出手段は該H4バイトマルチフレームを用
    いて複数のバーチャルコンカチネーション信号間の位相
    差を検出し、前記位相差吸収手段はエラスティックスト
    アメモリにより位相差を吸収する請求項10に記載の伝
    送装置。
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JP2008199284A (ja) * 2007-02-13 2008-08-28 Nec Corp 伝送システムにおける冗長切替システムおよび冗長切替方法

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