JP2003324305A - 3バンドアンテナの構成方法、および、3バンドアンテナ - Google Patents

3バンドアンテナの構成方法、および、3バンドアンテナ

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JP2003324305A
JP2003324305A JP2002128143A JP2002128143A JP2003324305A JP 2003324305 A JP2003324305 A JP 2003324305A JP 2002128143 A JP2002128143 A JP 2002128143A JP 2002128143 A JP2002128143 A JP 2002128143A JP 2003324305 A JP2003324305 A JP 2003324305A
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antenna element
band
cylindrical
frequency
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Kazuhiko Nakase
一彦 仲瀬
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Sansei Denki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1個のアンテナによって、与えられた3種類
の周波数Fa,Fb,Fcの電波を送,受信し得る技術
を創作して提供する。 【解決手段】 (A)に示すように、高周波回路1に対
して円筒状アンテナエレメント4とヘリカルアンテナエ
レメント3とを直列に配列して接続すると、(B)図に
実線で示したように周波数f0とfbとfcで共振す
る。前記ヘリカルアンテナエレメント3の中に調整ロッ
ド5を挿入すると、前記実線で示した同調曲線は鎖線の
ように変化する。この変化は調整ロッド5の直径(ヘリ
カルアンテナ3の直径に対する比率)と、挿入深さとに
よって異なる。これらの要因を調節して、鎖線カーブの
同調点をFa,Fb,Fcに導く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1個のアンテナ装
置によって3種類の周波数の電波を送,受信し得るよう
に創作した3バンドアンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】1個のアンテナ装置によって2種類の周
波数の電波を送,受信し得るデュアルバンドアンテナは
実用されている。しかし、3種類の周波数の電波を送,
受信し得る3バンドアンテナは実用化されていない。そ
の理由を次に述べる。図4は従来例のアンテナの同調特
性を説明するために示したもので、(A)は線条アンテ
ナのシンボル図、(B)はヘリカルアンテナのシンボル
図、(C)は筒状アンテナのシンボル図、(D)はこれ
らのアンテナ装置のVSWR特性図表である。(A),
(B),(C)図に例示したように、それぞれ単一のア
ンテナエレメントから成るアンテナ装置は、(D)図に
示すように基本周波数f0で共振するとともに、第3高
調波3f0,および第5高調波5f0で共振する。しか
し、これら共振周波数の間には1:3:5の比率が決ま
っていて、これらを任意に設定することができない。図
5(A)に例示したように、高周波回路1に対して円筒
状アンテナエレメント4とヘリカルアンテナエレメント
3とを直列に接続すると、基本周波数f0に共振すると
ともに、周波数fa,周波数fbで共振する。上記の共
振周波数faは、先に述べた第3高調波3f0よりも若
干低周波数側に偏り、かつ、共振周波数fbは第5高調
波5f0よりも可成り低周波数側に偏る。こうした現象
を利用して、周波数f0の電波と、周波数faの電波と
を送,受信するアンテナ装置を構成することは可能であ
る。しかし、この場合、第5高調波に対応する共振周波
数fbを任意に設定することができない。このため、従
来一般に、3バンドアンテナを実用化することができな
かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えばパソコンと既設
通信システムとを結ぶアダプターを構成する場合、89
0〜960MHz(携帯電話GSM用)と、1.71〜
1.89GHz(PHS用)と、2.4〜2.5GHz
(無線LAN用)との、3種類の波長の電波を送,受信
し得るアンテナが必要となる。従来のアンテナ技術によ
ると、3個のアンテナを設けて切換え使用したり、また
は、1個のデュアルバンドアンテナと1個の通常アンテ
ナとを設けて切換え使用したりしなければならないの
で、構造が複雑で、アンテナ装置部分が大形,大重量と
なり、製造コストが高価になる。その上、構造が複雑で
あることはトラブル発生要因が増えることになり、作動
信頼性が低下する。本発明は上述の事情に鑑みて為され
たものであって、1個のアンテナ装置によって、任意の
3種類の周波数の電波を送,受信し得るアンテナ技術を
提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】任意の3種類の周波数の
電波を送受信するため、本発明者は前記図5(A)に示
した複合アンテナエレメントに、更に1個のアンテナエ
レメントを加えて、図6(A)に示すような複合アンテ
ナエレメントを構成した。その工程に従って以下に述べ
る。図6(A)に示した複合アンテナエレメントの内、
直列的に接続されているヘリカルアンテナエレメント3
と円筒状アンテナエレメント4とは、先に図5(A)に
示したと類似の構成であって、高周波回路1の出力端に
接続される。これにより、図6(B)に実線で描いたよ
うに、f0,f3,f4の3つの共振周波数が現れる。
なお、本発明において、中空の円筒状アンテナと、内実
の円柱状アンテナとは等価である。その理由は、内実の
円柱状導体に高周波電流を流した場合、高周波電流の表
皮作用によって、電流密度が表層部に集中するからであ
る。
【0005】(図6(A)参照)、前記複合アンテナエ
レメント中のヘリカルアンテナエレメント3の中へ、導
電性の調整ロッド5を同心状に挿入すると、(B)図に
実線で描いた同調特性カーブは鎖線で描いたように変化
する。すなわち、基本波の同調周波数は矢印aのよう
に、f0からFaに、微小な変化を示す。第3高調波に
相当する同調周波数は矢印bのように、f3からFb
に、僅かに変化する。そして、第5高調波に相当する同
調周波数は矢印cのように、f4からFcに、比較的大
きく変化する。上記の変化状況は調整ロッド5の挿入状
態に伴って変化する。本発明者の実験,研究によれば、
(a)調整ロッド5をヘリカルアンテナエレメント3の
中へ挿入する長さ寸法と、(b)調整ロッド5の直径寸
法の、ヘリカルアンテナエレメント3のヘリカル径に対
する比とを変化させて、図6(B)の共振周波数Fcを
調節することが推奨される。調節方法は、この他にも種
々考えられるが、上記(a),(b)を変化させて共振
周波数Fcを変化させた場合、共振周波数Faの変化
(矢印a)および共振周波数Fbの変化(矢印b)は、
実用上無視し得る程度に微小である。更に、前以って該
微小変化を予測して予め補正しておくことにより、いっ
そう正確に共振周波数Fa,Fbを所望の値とすること
ができる。このため、基本設計段階で、基本周波数に対
する共振周波数Faと、第3高調波に対応する共振周波
数Fbとを適宜に設定しておけば、調整ロッド5の調節
によって第5高調波に対応する共振周波数Fcを所望の
値に導くことができる。
【0006】3バンドアンテナを構成する実際の工程を
想像してみて、前記(a),(b)の手段で共振周波数
Fcのみを調節し得ることが如何ほど重要であるかを御
理解願いたい。共振周波数Fcを調節しようとして弄
(いじ)っているうちに、他の共振周波数FaやFbが
変化してしまうと手がつけられなくなってしまうからで
ある。ここに、前記の「共振周波数Fcのみを調節し得
る」とは「共振周波数Fcを調節する際、調整済みの共
振周波数Fa,Fbが実用上不変」ということである
が、この「実用上不変」の意味は次のとおりである。例
えば共振周波数Faを携帯電話GSMの890〜960
MHzに調整してある場合、この同調周波数帯域890
〜960MHzのカバーを保持さえしていれば、微小変
化は許容されるという考え方である。
【0007】平面幾何学に例をとってみたとき「3直線
が1点で交わること」が、非常に限定された条件下にお
いてのみ成立する特異な状態であるように、アンテナ工
学において指定された3種類の周波数に共振させること
は至難の命題である。本発明者が創作した調整ロッドの
挿入深さと直径比率とによる3バンドアンテナの調整
は、聞き知ってみればコロンブスの卵であるが、従来技
術では予想し得なかった効果を奏したものである。
【0008】以上に説明した本発明の基本的原理に基づ
いて、本願請求項1の3バンドアンテナの構成方法は、
任意所望の3つの周波数Fa,Fb,Fcを送,受信し
得る3バンドアンテナを構成する方法において、(ただ
し、Fa<Fb<Fc)。 (1) 円筒状もしくは大径の円柱状アンテナエレメン
トの片方の端に対し、ヘリカルアンテナエレメントの片
方の端を接続導通せしめて、基本波の共振周波数がほぼ
Faとなり、第3高調波の共振周波数がほぼFbとなる
円筒・ヘリカル複合アンテナエレメントを構成し、
(2) 前期ヘリカルアンテナエレメントの中へ、これ
よりも小径の棒状をなす調整ロッドを挿入するととも
に、上記調整ロッドの直径寸法、および、ヘリカルアン
テナ内への挿入深さ寸法を適宜に選定することによっ
て、前記円筒・ヘリカル複合アンテナエレメントの基本
波を周波数Faで共振させるとともに、第3高周波を周
波数Fbで共振させ、かつ、第5高調波を周波数Fcで
共振させることを特徴とする。
【0009】以上に説明した本発明方法によると、MH
zないしGHzの領域において、従来は至難であった3
バンドアンテナを容易に、しかも低コストで構成するこ
とができ、その上、比較的小形,軽量で高性能の3バン
ドアンテナが構成される。さらに、本発明方法は3バン
ドアンテナを工業的に大量生産するに適していて、アン
テナ産業の発達、および無線機器技術の向上に貢献する
ところ多大である。
【0010】請求項2の発明に係る3バンドアンテナ構
成方法は、前記請求項1の発明方法の構成要件に加え
て、前記の基本周波数を、携帯電話GSM周波数帯(8
90〜960MHz)に設定し、第3高調波の同調周波
数をPCS周波数帯(1.71〜1.89GHz)に設
定し、かつ、第5高調波の同調周波数を無線LAN周波
数帯(2.4〜2.5GHz)に設定することを特徴と
する。以上に説明した請求項2の発明方法によると、前
記請求項1に係る基本発明の特性を利用して、1個のア
ンテナを構成することにより携帯電話とPCSと無線L
ANとの3者に対応することができる。
【0011】請求項3に係る発明方法の構成は、前記請
求項1または請求項2の発明方法の構成要件に加えて、
前記円筒状もしくは大径の円柱状アンテナエレメントの
中央部を屈曲せしめて当該3バンドアンテナを収納し得
るようにし、および/または、該アンテナの基端部を無
線機ケースに対して旋回せしめて当該3バンドアンテナ
を収納し得るようにすることを特徴とする。以上に説明
した請求項3の発明方法によると、請求項1または請求
項2の発明の効果を妨げることなく、本発明に係る3バ
ンドアンテナを無線機ケースに対して収納したり伸長さ
せたりすることができる。
【0012】請求項4に係る発明方法の構成は、前記請
求項1ないし請求項3の発明方法の構成要件に加えて、
前記円柱状もしくは大径の円柱状アンテナエレメントの
開放端側の付近に、ヘリカルアンテナエレメント(3)
の内径とほぼ同寸の外径寸法(D3)を有する柱状の導
通部(8d)を形成するとともに、上記導通部に対して
同心状に位置せしめて、調整ロッド(5P)を、電気的
に絶縁せしめて機械的に接続し、上記調整ロッドの先端
部に、前記導通部(8d)とほぼ等しい外径寸法(D
3)を有する電気絶縁材料製の絶縁キャップ(10)を
装着し、ヘリカルアンテナエレメント(3)を前記調整
ロッドに接触させることなく、同心状に被せて、その片
方の端を前記導通部に嵌め合わせて電気的に導通させ、
他方の端を前記絶縁キャップ(10)に嵌め合わせて支
持することを特徴とする。以上に説明した請求項4の発
明方法によると、本発明に係る3バンドアンテナを、高
精度、低コストで工業的に生産することができ、その
上、製品が丈夫で、取り落としたり、ぶっつけたりして
衝撃を与えても調整状態が変化しない。
【0013】請求項5に係る3バンドアンテナは(図2
参照)、入力端を高周波回路に接続される円筒状アンテ
ナエレメント(4)と、上記円筒状アンテナエレメント
の開放端側に対し、電気的に導通されて機械的に接続さ
れたヘリカルアンテナエレメント(3)と、上記ヘリカ
ルアンテナエレメントの中へ同心状に挿入されて、該ヘ
リカルアンテナエレメントに対して接触導通しない調整
ロッド(5)とを具備した複合アンテナエレメントが構
成されていて、上記複合アンテナエレメントの基本波に
共振する周波数をFaとし、第3高調波に共振する周波
数をFbとし、第5高調波に共振する周波数をFcとし
て、 Fa:Fbの比が1:3よりも小さく、かつ、Fa:F
cの比が1:5よりも小さく、Fa,Fb,Fcの3種
類の周波数の電波を送,受信し得ることを特徴とする。
以上に説明した請求項5の発明を適用すると、比較的簡
単で小形な1個のアンテナによって、3種類の周波数の
電波を高利得で送,受信することができる。
【0014】請求項6に係る3バンドアンテナの構成
は、前記請求項5の発明の構成要件に加えて(図2参
照)前記円筒状アンテナエレメントの両端部を除く中間
区域に、ヘリカルアンテナエレメントの中心線に対して
ほぼ直交する連結ピンから成る関節が設けられており、
および/または、前記円筒状アンテナエレメントの入力
端部分が、無線機ケースに対して回動可能に装着され得
るようになっていることを特徴とする。以上に説明した
請求項6の発明を適用すると、基本発明装置である請求
項5の3バンドアンテナの効果を妨げることなく、該3
バンドアンテナを無線機ケースに対して収納したり伸長
させたりすることができ、携帯に便利である上に、携行
中にアンテナを破損する危険性が格段に減少せしめるこ
とができる。
【0015】請求項7に係る3バンドアンテナの構成
は、前記請求項5,同6の構成要件に加えて(図1参
照)前記の円筒状もしくは円柱状のアンテナエレメント
(8)の先端部に、ヘリカルアンテナエレメント(3)
の入力端と密に嵌合する外径寸法D3の導通部(8d)
が形成されるとともに、上記導通部(8d)の先端側
に、これと同心の絶縁柱(9)が固着されており、上記
絶縁柱(9)によって、「外径寸法D5<D3の調整ロ
ッド(5P)」が同心状に支持されており、かつ、上記
調整ロッド(5P)の先端に、「前記ヘリカルアンテナ
エレメント(3)の開放端の内径に対して嵌合する絶縁
キャップ(10)」が装着されていて、前記ヘリカルア
ンテナエレメント(3)に対して調整ロッド(5P)
が、相互に接触導通することなく、かつ同心に保持され
ていることを特徴とする。以上に説明した請求項7の発
明によると、本発明に係る3バンドアンテナを高精度か
つ低コストで工業的に生産することができ、その上、調
整状態が確実に保持され、容易に調整狂いを生じる虞れ
が無く、信頼性に優れている。
【0016】請求項8に係る3バンドアンテナの構成
は、前記請求項7の発明の構成要件に加えて(図1参
照)前記円筒状ないし円柱状アンテナエレメント(8)
の導通部(8d)の根本側に、これと同心で、外径寸法
D2>D3の嵌合部(8c)が形成されていて、有頂無
底円筒状のアンテナカバー(6)が、前記嵌合部(8
c)に嵌着されていることを特徴とする。以上に説明し
た請求項8の発明を適用すると、アンテナ性能に悪影響
を及ぼす虞れ無く、総べてのアンテナエレメントが外部
物体に対してプロテクトされているので、損耗の進行が
極めて少なく、耐久性に優れている。従って、その取扱
い操作に細心の注意を払う必要が無く、取扱い易い。
【0017】請求項9に係る発明の構成は、前記請求項
7の発明の構成要件に加えて、(図1参照)アンテナ特
性が異なり、基本的な構造を同じくする複数種類の3バ
ンドアンテナが構成されていて、種類を異にする3バン
ドアンテナ相互の間において、円筒状ないし円柱状アン
テナエレメント(8)、ヘリカルアンテナエレメント
(3)、および調整ロッド(5P)は部品の互換性を有
し、種類を異にする3バンドアンテナ相互の間において
絶縁柱(9)が形状,寸法を異にするものであることを
特徴とする。以上に説明した請求項9の発明を適用する
と、複数種類の3バンドアンテナ、すなわち、互いに同
調特性を異にする複数仕様の3バンドアンテナ相互の間
において、主要な構成部材に互換性を持たせ、絶縁柱の
形状,寸法を調整して「ヘリカルアンテナエレメントに
対する調整ロッドの挿入寸法」を変化させることによ
り、複数種類のアンテナ性能を現出させることができ
る。上述のようにして部品の互換性を高めると、多機種
生産する場合においても量産効果によるコスト低減およ
び品質向上の効果が得られる。
【0018】請求項10に係る発明の構成は、前記請求
項6の発明の構成要件に加えて、(図2参照)、アンテ
ナ性能がほとんど等しい2種類の3バンドアンテナが構
成されていて、上記2種類の3バンドアンテナ相互の間
において、ヘリカルアンテナエレメント(3)および調
整ロッド(5)は部品互換性を有しており、該2種類の
3バンドアンテナの内の片方は、回転軸として機能する
連結ピン(7c)で結合された2個の円柱状アンテナエ
レメント(7a,7b)を有し、該2種類の3バンドア
ンテナの他方は、回転軸として機能する連結ピンの無い
1個の円筒状アンテナエレメント(4)を有しているこ
とを特徴とする。以上に説明した請求項10の発明を適
用すると、相互に大幅に部品互換性を有し、かつ同様の
アンテナ特性を有する、収納型3バンドアンテナと非収
納式3バンドアンテナとを工業的に低コストで生産する
ことができ、その上、生産工程管理が容易である。
【0019】請求項11に係る3バンドアンテナの構成
は、前記請求項7の発明の構成要件に加えて(図1参
照)基本的な構造が類似し、アンテナ特性を異にする複
数種類の3バンドアンテナが構成されていて、種類を異
にする3バンドアンテナ相互の間において、円筒状ない
し円柱状アンテナエレメント(8)、ヘリカルアンテナ
エレメント(3)は部品の互換性を有しており、種類を
異にする3バンドアンテナ相互の間において、調整ロッ
ド(5P)の、長さ寸法が異なっていることを特徴とす
る。以上に説明した請求項11の発明を適用すると、ア
ンテナ特性を異にする複数種類の3バンドアンテナを生
産する場合、異なる種類の3バンドアンテナ相互の間に
大幅な部品互換性を与えて、大量生産による低コスト,
高品質の効果が得られ、その上、僅少の部品変換によっ
て異なる種類の3バンドアンテナに組み変えることがで
きる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る3バンドアン
テナの1実施形態における要部を描いた断面図である。
符号4を付して示した構成部分は円柱状アンテナエレメ
ントであって、先に原理図として示した図6における円
筒状アンテナエレメント4に対応する。本発明において
円柱状アンテナエレメントと円筒状アンテナエレメント
とが等価であることは先に述べたとおりである。なお、
本図1においては説明の便宜上、図の上下に基づいて上
下の呼称を用いる。この上下とは、使用状態における上
下の意味ではない。前記円柱状アンテナエレメント8の
基端部8aの上方にフランジ8bが形成されている。こ
の直径寸法D1とする。上記フランジ8bの上方に、直
径寸法D2<D1なる円柱状の嵌合部8cが同心状に一
体連設されており、さらにその上方に直径寸法D3<D
2なる導通部8dが同心状に一体連設されている。そし
て、その上方に、さらに小径の結合ピン8eが同心状に
一体連設されている。ヘリカルアンテナエレメント3
は、その下端部付近が密巻きになっていて、この密巻き
部が前記導通部8dに対して弾性的に嵌着され、電気的
に導通されるとともに機械的に支持されている。
【0021】前記ヘリカルアンテナエレメント3の中
に、これと同心状に、内径寸法D4、外径寸法D5の導
電材料製の管状調整ロッド5Pが挿入され、次のように
して位置ぎめ支持されている。D3>D5>D4であ
る。前記の結合ピン8eにより、これと同心に絶縁柱9
が支持されていて、この絶縁柱9に対して調整ロッド5
Pの下端部が嵌着されている。この調整ロッド5Pの上
端に絶縁キャップ10が冠着され、この絶縁キャップ1
0の外径寸法がD3になっていて、ヘリカルアンテナエ
レメント3に内嵌し、該ヘリカルアンテナエレメント3
と調整ロッド5Pとを同心に、かつ電気的に絶縁して支
持する。符号6を付して示したのは、有頂無底の管状ア
ンテナカバーで、前記嵌合部8cに嵌着し、フランジ8
bに突き当てて位置決めされる。
【0022】本実施形態(図1)においては、設計的お
よび実験的に、円柱状アンテナエレメント8、ヘリカル
アンテナエレメント3、および調整ロッド5Pの形状,
寸法、並びにヘリカルアンテナエレメント3に対する調
整ロッド5Pの挿入深さ寸法を設定して工業的に大量生
産できるように設定した。このように構成すると、大量
生産による低コスト,高品質の効果が得られる。さらに
本実施形態においては、図1に示した製品に比して絶縁
柱9の形状,寸法のみ異なる製品(3バンドアンテナ)
も準備した(図示省略)。絶縁柱9の形状,寸法を変え
ると、ヘリカルアンテナエレメント3に対する調整ロッ
ド5Pの挿入深さが変化して、異なった3バンド特性が
得られる。このようにして複数種類の、アンテナ特性を
異にする3バンドアンテナを生産すると、大部分の構成
部材が互換性を有し、絶縁柱9のみ(必要が有ればアン
テナカバー6を一緒に)を交換することによって対応で
きるので好都合である。上記と同様の技術的思想に基づ
いて、調整ロッド5Pだけ(要すればアンテナカバー6
を併せて)を交換することによって、アンテナ特性を異
にする複数種類の3バンドアンテナを生産することも有
効である。
【0023】図2(A)は、前掲の図1に示した実施形
態の3バンドアンテナを摸式化して描いたシンボル図で
ある。図2(B)は、上記(A)図の改良例を説明する
ためのシンボル図である。次に、本図2(B)につい
て、(A)と異なる点を抽出して次に述べる。垂直軸Z
と水平軸X,Yとからなる直交3軸を想定する。図2
(B)においてX軸は紙面に垂直である。本図(B)の
円柱状アンテナエレメントは2分割されて、円柱状アン
テナエレメント・先端部7aと、同基端部7bとになっ
ており、X軸方向の連結ピン7cによって相対的回動可
能に連結されている。上記の回動は円滑自在ではなく、
摩擦のために妨げられ、指先で容易に回せるが、手を放
すと、そのままの状態が保たれるようになっている。本
例と異なる実施形態として、回動に節度を与える手段
(図示せず)を設けても良い。
【0024】これにより、往復円弧矢印θのように起立
・傾倒回動可能となる。通常は起立させた状態で用いる
が、傾倒させて収納した状態でも着呼受信可能である。
また、電波の伝播条件が良いときは収納状態のままで
送,受信することもできる。さらに本実施形態において
は、円柱状アンテナエレメント・基端部7bの、無線機
ケース(図外)への取付部にブラケット7dが形成さ
れ、取付ネジ11によって往復円弧矢印Φのように回動
可能に取り付けられる。本発明を実施する際、θ方向回
動とΦ方向回動との内の何れか片方が可能なように構成
しても良く、両方とも可能なように構成しても良い。
【0025】図2について(A)と(B)とを比較する
と、ヘリカルアンテナエレメント3および調整ロッド5
は同様の構成部材である。従って、両方の3バンドアン
テナの同調特性をほぼ等しからしめることは容易であ
る。このようにして、アンテナ特性がほぼ等しい、収納
形と非収納形との3バンドアンテナを構成することがで
きる。この場合、双方の3バンドアンテナの間で部品の
互換性が大きいので、少機種大量生産に近い状態で工業
的に生産することができ、大量生産による低コスト,高
品質効果が得られる。また、収納形と非収納形との間に
おける組み変えも、少数のパーツの交換によって容易に
行なうことができる。
【0026】図3は、前掲の図1に示した実施形態に係
る3バンドアンテナのVSWR(ボルテージ・スタンデ
ィック・ウェーブ・レシオ)図表である。 (A)図に見られるように、携帯電話GSM用の930
MHzと、PS用の1.8GHzと、無線LAN用の
2.45GHzとに同調する特性が表されている。
(B)図はGSM用周波数近傍の詳細を示すVSWR図
表であり、(C)図はPCS用周波数近傍の詳細を示す
VSWR図表である。このような同調特性を有している
ので、本実施形態に係る3バンドアンテナは、例えばパ
ソコンと既設通信システムとを結ぶアダプター用のアン
テナとして好適である。
【0027】
【発明の効果】請求項1に係る発明方法によると、MH
zないしGHzの領域において、従来は至難であった3
バンドアンテナを容易に、しかも低コストで構成するこ
とができ、その上、比較的小形,軽量で高性能の3バン
ドアンテナが構成される。さらに、本発明方法は3バン
ドアンテナを工業的に大量生産するに適していて、アン
テナ産業の発展、および無線機器技術の向上に貢献する
ところ多大である。請求項2の発明方法によると、前記
請求項1に係る基本発明の特性を利用して、1個のアン
テナを構成することにより携帯電話とPCSと無線LA
Nとの3者に対応することができる。請求項3の発明方
法によると、請求項1または請求項2の発明の効果を妨
げることなく、本発明に係る3バンドアンテナを無線機
ケースに対して収納したり伸長させたりすることができ
る。請求項4の発明方法によると、本発明に係る3バン
ドアンテナを、高精度、低コストで工業的に生産するこ
とができ、その上、製品が丈夫で、取り落としたり、ぶ
っつけたりして衝撃を与えても調整状態が変化しない。
【0028】請求項5の発明を適用すると、比較的簡単
で小形な1個のアンテナによって、3種類の周波数の電
波を高利得で送,受信することができる。請求項6の発
明を適用すると、基本発明装置である請求項5の3バン
ドアンテナの効果を妨げることなく、該3バンドアンテ
ナを無線機ケースに対して収納したり伸長させたりする
ことができ、携帯に便利である上に、携行中にアンテナ
を破損する危険性が格段に減少せしめることができる。
請求項7の発明によると、本発明に係る3バンドアンテ
ナを高精度かつ低コストで工業的に生産することがで
き、その上、調整状態が確実に保持され、容易に調整狂
いを生じる虞れが無く、信頼性に優れている。請求項8
の発明を適用すると、アンテナ性能に悪影響を及ぼす虞
れ無く、総べてのアンテナエレメントが外部物体に対し
てプロテクトされているので、損耗の進行が極めて少な
く、耐久性に優れている。従って、その取扱い操作に細
心の注意を払う必要が無く、取扱い易い。
【0029】請求項9の発明を適用すると、複数種類の
3バンドアンテナ、すなわち、互いに同調特性を異にす
る複数仕様の3バンドアンテナ相互の間において、主要
な構成部材に互換性を持たせ、絶縁柱の形状,寸法を調
整して「ヘリカルアンテナエレメントに対する調整ロッ
ドの挿入寸法」を変化させることにより、複数種類のア
ンテナ性能を現出させることができる。上述のようにし
て部品の互換性を高めると、多機種生産する場合におい
ても量産効果によるコスト低減および品質向上の効果が
得られる。請求項10の発明を適用すると、相互に大幅
に部品互換性を有し、かつ同様のアンテナ特性を有す
る、収納型3バンドアンテナと非収納式3バンドアンテ
ナとを工業的に低コストで生産することができ、その
上、生産工程管理が容易である。請求項11の発明を適
用すると、アンテナ特性を異にする複数種類の3バンド
アンテナを生産する場合、異なる種類の3バンドアンテ
ナ相互の間に大幅な部品互換性を与えて、大量生産によ
る低コスト、高品質の効果が得られ、その上、僅少の部
品交換によって異なる種類の3バンドアンテナに組み変
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る3バンドアンテナの1実施形態を
示す要部断面図である。
【図2】本発明に係る3バンドアンテナの2例を示す模
式図であって、(A)は非収納形の1例を描き、(B)
は収納形の1例を描いてある。
【図3】前掲の図1に示した実施形態におけるVSWR
図表である。
【図4】公知のアンテナエレメントにシンボル図に、そ
の同調特性図表を付記した図である。
【図5】複合アンテナのシンボル図に、その同調特性図
表を付記した図である。
【図6】本発明の基本的原理を説明するために示したも
ので、(A)は本発明に係る3バンドアンテナのシンボ
ル図、(B)はその同調特性図表である。
【符号の説明】
1…高周波回路、2…モノポールアンテナ、3…ヘリカ
ルアンテナエレメント、4…円状アンテナエレメント、
5…調整ロッド、5P…パイプ状調整ロッド、6…アン
テナカバー、7a…円柱状アンテナエレメント・先端
部、7b…円柱状アンテナエレメント・基端部、7c…
連結ピン、7d…ブラケット、8…円柱状アンテナエレ
メント、8a…基端部、8b…フランジ、8c…嵌合
部、8d…導通部、8e…結合ピン、9…絶縁柱、10
…絶縁キャップ、11…取付ネジ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意所望の3つの周波数Fa,Fb,F
    cを送,受信し得る3バンドアンテナを構成する方法に
    おいて、(ただし、Fa<Fb<Fc)。 (1) 円筒状もしくは大径の円柱状アンテナエレメン
    トの片方の端に対し、ヘリカルアンテナエレメントの片
    方の端を接続導通せしめて、基本波の共振周波数がほぼ
    Faとなり、第3高調波の共振周波数がほぼFbとなる
    円筒・ヘリカル複合アンテナエレメントを構成し、 (2) 前記ヘリカルアンテナエレメントの中へ、これ
    よりも小径の棒状をなす調整ロッドを挿入するととも
    に、 上記調整ロッドの直径寸法、および、ヘリカルアンテナ
    内への挿入深さ寸法を適宜に選定することによって、 前記円筒・ヘリカル複合アンテナエレメントの基本波を
    周波数Faで共振させるとともに、第3周調波を周波数
    Fbで共振させ、 かつ、第5高調波を周波数Fcで共振させることを特徴
    とする、3バンドアンテナの構成方法。
  2. 【請求項2】 前記の基本周波数を、携帯電話GSM周
    波数帯(890〜960MHzに設定し、第3高調波の
    同調周波数をPCS周波数帯(1.71〜1.89GH
    z)に設定し、かつ、第5高調波の同調周波数を無線L
    AN周波数帯(2.4〜2.5GHzに設定することを
    特徴とする、請求項1に記載した3バンドアンテナの構
    成方法。
  3. 【請求項3】 前記円筒状もしくは大径の円柱状アンテ
    ナエレメントの中央部を屈曲せしめて当該3バンドアン
    テナを収納し得るようにし、 および/または、該アンテナの基端部を無線機ケースに
    対して旋回せしめて当該3バンドアンテナを収納し得る
    ようにすることを特徴とする、請求項1または請求項2
    に記載した3バンドアンテナの構成方法。
  4. 【請求項4】 前記円柱状もしくは大径の円柱状アンテ
    ナエレメントの開放端側の付近に、ヘリカルアンテナエ
    レメント(3)の内径とほぼ同寸の外径寸法(D3)を
    有する柱状の導通部(8d)を形成するとともに、 上記導通部に対して同心状に位置せしめて、調整ロッド
    (5P)を、電気的に絶縁せしめて機械的に接続し、 上記調整ロッドの先端部に、前記導通部(8d)とほぼ
    等しい外径寸法(D3)を有する電気絶縁材料製の絶縁
    キャップ(10)を装着し、 ヘリカルアンテナエレメント(3)を前記調整ロッドに
    接触させることなく、同心状に被せて、その片方の端を
    前記導通部に嵌め合わせて電気的に導通させ、他方の端
    を前記絶縁キャップ(10)に嵌め合わせて支持するこ
    とを特徴とする、請求項1ないし請求項3の何れかに記
    載した3バンドアンテナの構成方法。
  5. 【請求項5】 入力端を高周波回路に接続される円筒状
    アンテナエレメント(4)と、 上記円筒状アンテナエレメントの開放端側に対し、電気
    的に導通されて機械的に接続されたヘリカルアンテナエ
    レメント(3)と、 上記ヘリカルアンテナエレメントの中へ同心状に挿入さ
    れて、該ヘリカルアンテナエレメントに対して接触導通
    しない調整ロッド(5)とを具備した複合アンテナエレ
    メントが構成されていて、 上記複合アンテナエレメントの基本波に共振する周波数
    をFaとし、第3高調波に共振する周波数をFbとし、
    第5高調波に共振する周波数をFcとして、 Fa:Fbの比が1:3よりも小さく、 かつ、Fa:Fcの比が1:5よりも小さく、 Fa,Fb,Fcの3種類の周波数の電波を送,受信し
    得ることを特徴とする3バンドアンテナ。
  6. 【請求項6】 前記円筒状アンテナエレメントの両端部
    を除く中間区域に、ヘリカルアンテナエレメントの中心
    線に対してほぼ直交する連結ピンから成る関節が設けら
    れており、 および/または、前記円筒状アンテナエレメントの入力
    端部分が、無線機ケースに対して回動可能に装着され得
    るようになっていることを特徴とする、請求項5に記載
    した3バンドアンテナ。
  7. 【請求項7】 前記の円筒状もしくは円柱状のアンテナ
    エレメント(8)の先端部に、ヘリカルアンテナエレメ
    ント(3)の入力端と密に嵌合する外径寸法D3の導通
    部(8d)が形成されるとともに、 上記導通部(8d)の先端側に、これと同心の絶縁柱
    (9)が固着されており、上記絶縁柱(9)によって、
    「外径寸法D5<D3の調整ロッド(5P)」が同心状
    に支持されており、 かつ、上記調整ロッド(5P)の先端に、「前記ヘリカ
    ルアンテナエレメント(3)の開放端の内径に対して嵌
    合する絶縁キャップ(10)」が装着されていて、 前記ヘリカルアンテナエレメント(3)に対して調整ロ
    ッド(5P)が、相互に接触導通することなく、かつ同
    心に保持されていることを特徴とする、請求項5または
    請求項6に記載した3バンドアンテナ。
  8. 【請求項8】 前記円筒状ないし円柱状アンテナエレメ
    ント(8)の導通部(8d)の根本側に、これと同心
    で、外径寸法D2>D3の嵌合部(8c)が形成されて
    いて、 有頂無底円筒状のアンテナカバー(6)が、前記嵌合部
    (8c)に嵌着されていることを特徴とする、請求項7
    に記載した3バンドアンテナ。
  9. 【請求項9】 アンテナ特性が異なり、基本的な構造を
    同じくする複数種類の3バンドアンテナが構成されてい
    て、 種類を異にする3バンドアンテナ相互の間において、円
    筒状ないし円柱状アンテナエレメント(8)、ヘリカル
    アンテナエレメント(3)、および調整ロッド(5P)
    は部品の互換性を有し、 種類を異にする3バンドアンテナ相互の間において絶縁
    柱(9)が形状,寸法を異にするものであることを特徴
    とする、請求項7に記載した3バンドアンテナ。
  10. 【請求項10】 アンテナ性能がほとんど等しい2種類
    の3バンドアンテナが構成されていて、 上記2種類の3バンドアンテナ相互の間において、ヘリ
    カルアンテナエレメント(3)および調整ロッド(5)
    は部品互換性を有しており、 該2種類の3バンドアンテナの内の片方は、回転軸とし
    て機能する連結ピン(7c)で結合された2個の円柱状
    アンテナエレメント(7a,7b)を有し、 該2種類の3バンドアンテナの他方は、回転軸として機
    能する連結ピンの無い1個の円筒状アンテナエレメント
    (4)を有していることを特徴とする、請求項6に記載
    した3バンドアンテナ。
  11. 【請求項11】 基本的な構造が類似し、アンテナ特性
    を異にする複数種類の3バンドアンテナが構成されてい
    て、 種類を異にする3バンドアンテナ相互の間において、円
    筒状ないし円柱状アンテナエレメント(8)、ヘリカル
    アンテナエレメント(3)は部品の互換性を有してお
    り、 種類を異にする3バンドアンテナ相互の間において、調
    整ロッド(5P)の、長さ寸法が異なっていることを特
    徴とする、請求項7に記載した3バンドアンテナ。
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