JP2004120168A - ヘリカルアンテナ - Google Patents

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Naoki Adachi
安達 尚季
Junji Sato
佐藤 潤二
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】主としてマイクロ波帯における移動体通信用無線機器に使用されるアンテナにおいて、表面実装に適した小形なアンテナを実現することを目的とする。
【解決手段】誘電体ブロック11に、バランス給電端子電極15と、らせん状スロットを有するアンテナ電極16、18を形成したヘリカルアンテナ10へバランス給電することで、周囲状況によるインピーダンスの変動を抑えた、製造が容易で、表面実装に対応し、良好なインピーダンス特性を備えたアンテナの実現を可能とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主としてマイクロ波帯における移動体通信用無線機器に使用されるヘリカルアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のヘリカルアンテナとしては、図13に示す構造が知られている。ヘリカルアンテナ101は、直方体の誘電体基体102の表面に、一端が給電部103で、他端が自由端104の導体105を螺旋状に巻回させることにより形成される。誘電体基体102の下面には、導体105の給電部103が接続される給電用端子106が形成されている。この給電用端子106は、ヘリカルアンテナ101を外部回路が設けられた実装基板等に固定するための固定用端子を兼ねている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−316725号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来のヘリカルアンテナにおいては、給電用端子が接続される基板のグランドとアンテナの位置関係によりアンテナの入力インピーダンスが決まるため、アンテナのインピーダンス特性が実装状態の影響を大きく受け、実装基板が変わるとアンテナ特性が変わる等、アンテナ特性が安定しないという課題を有している。
【0005】
また、ヘリカル長さにより決まる特定の周波数帯にのみ対応するため、周波数の調整性に欠け、更には、十分な周波数帯域が得られないという課題を有している。
【0006】
本発明は、上記課題を解決し、製造が容易で、表面実装に対応し、良好なインピーダンス特性を備えたアンテナを提供することを目的とする。また、周波数の調整が可能なヘリカルアンテナを提供することを目的とする。更には、複数の周波数帯あるいは広帯域な周波数帯に対応するアンテナを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明は、誘電体ブロックと、バランス給電端子と、らせん状スロットを有するアンテナ電極でアンテナを構成し、アンテナ電極へバランス給電することで、周囲状況によるインピーダンスの変動を抑え、安定したアンテナ特性が得られるようにしたものである。これにより、製造が容易で、表面実装に対応し、良好なインピーダンス特性を備えたアンテナを提供する。
【0008】
また、アンテナ固定端子を加え、アンテナ固定端子によりらせん状スロット端の短絡位置を変えることで、らせん状スロットの長さを変えて動作周波数の変更を可能としたものである。これにより、周波数の調整が可能なヘリカルアンテナを提供する。
【0009】
更には、アンテナ電極が複数のらせん状スロットを有し、各々異なるらせん状スロット長さにすることで多共振化し、複数の周波数帯で動作可能としたものである。これにより、複数の周波数帯あるいは広帯域な周波数帯に対応するアンテナを提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、誘電体ブロックと、1つ以上のギャップを挟んで分離された前記誘電体ブロック上の複数の端子電極からなるバランス給電端子と、複数の端子電極に各々接続するらせん状スロットと、らせん状スロットを有する前記誘電体ブロック上の複数のアンテナ電極とから構成されることを特徴とするヘリカルアンテナであり、らせん状スロットによりアンテナ電極をヘリカル状に分割し、複数個に分割しバランス給電することで、インピーダンスへの周囲の影響を削減し、製造が容易な、小型なアンテナを実現する作用を有する。
【0011】
本発明の請求項5に記載の発明は、誘電体ブロックの端部に複数のアンテナ電極に各々接続された1つまたは複数の端部電極を有すること特徴とする請求項1記載のヘリカルアンテナであり、強固に固定可能な、表面実装に対応したアンテナを実現する作用を有する。
【0012】
本発明の請求項6に記載の発明は、四角柱状の誘電体ブロックを有することを特徴とする請求項1記載のヘリカルアンテナ、より小型なアンテナを実現する作用を有する。
【0013】
本発明の請求項9に記載の発明は、バランス給電端子周辺および端部電極周辺で誘電体ブロックが太いこと特徴とする請求項1記載のヘリカルアンテナであり、表面実装時に基板の影響を受け難いアンテナを実現する作用を有する。
【0014】
本発明の請求項10に記載の発明は、バランス給電端子および端部電極に接続された固定端子を有することを特徴とする請求項1記載のヘリカルアンテナであり、安定して表面実装可能なアンテナを実現する作用を有する。
【0015】
本発明の請求項11に記載の発明は、実装基板に設けられた穴に落とし込んだ状態で給電可能なアンテナ固定端子を有することを特徴とする請求項10記載のヘリカルアンテナであり、安定して表面実装可能なアンテナを実現する作用を有する。
【0016】
本発明の請求項12に記載の発明は、端面がテーパ上のアンテナ固定端子を有し、誘電体ブロックを回すことでらせん状スロットの長さが変化し、動作周波数の調整が可能なことを特徴とする請求項10記載のヘリカルアンテナであり、周波数調整可能なアンテナを実現する作用を有する。
【0017】
本発明の請求項13に記載の発明は、アンテナ電極1つが複数のらせん状スロットを有することを特徴とする請求項1記載のヘリカルアンテナであり、広帯域なアンテナを実現する作用を有する。
【0018】
本発明の請求項16に記載の発明は、各々のらせん状スロットの長さが異なることを特徴とする請求項13記載のヘリカルアンテナであり、複数の周波数帯に対応するアンテナを実現する作用を有する。
【0019】
本発明の請求項17に記載の発明は、1本の誘電体ブロックに、バランス給電端子および複数のアンテナ電極からなるバランス給電ヘリカル電極を複数備え、前記バランス給電端子に各々給電し複数の周波数帯に対応することを特徴とするヘリカルアンテナであり、複数の周波数体に対応するアンテナを実現する作用を有する。
【0020】
本発明の請求項19に記載の発明は、各々のバランス給電ヘリカル電極は、誘電体ブロックの径が異なることを特徴とする請求項17記載のヘリカルアンテナであり、帯域ごとに適した誘電体径を使用可能なアンテナを実現する作用を有する。
【0021】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図12を用いて説明する。
【0022】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1によるアンテナの基板実装状態での斜視図であり、図2は該アンテナの電極展開図である。図1および図2において、10は実施の形態1のヘリカルアンテナ、11は四角柱状のアンテナ誘電体ブロック、15はギャップ12で分離された第一の端子電極13と第二の端子電極14から構成されるバランス給電端子、16は端子電極13に接続された第一のアンテナ電極、17は第一のらせん状スロット、18は端子電極14に接続された第二のアンテナ電極、19はアンテナ電極18に形成された第二のらせん状スロット、20は誘電体ブロック11の端部に設けられた1つ以上の端部電極、21はアンテナ10を実装する基板、22はアンテナへの入出力となるマイクロストリップ線路、23はバラン、24、25はバラン23からアンテナ10への接続用パターンである。ギャップ12、らせん状スロット17、19は誘電体ブロック11表面の電極の一部をレーザ加工、研削、エッチング等により削ることで容易に形成可能であり、例えば誘電体ブロック11の全面に金属層を形成し、ギャップ12、らせん状スロット17、19を形成することで、容易にバランス給電型のヘリカルアンテナ電極が形成可能である。
【0023】
第一のアンテナ電極16a〜16cは、らせん状スロット17により分割されることで、図2の電極展開図に示すように、らせん状に誘電体ブロック11を巻くヘリカル電極となり、ギャップ12で分割されたバランス給電端子から給電することで、アンテナ10はバランス給電型のヘリカルアンテナとして動作することで、給電系のグランドの影響を受け難い安定したインピーダンス特性が得られる。
【0024】
第一および第二のらせん状スロットの巻き方向は、図1,2に示すように逆方向の方が望ましいが、図3に示す様に同一方向でもよい。図3において、30は実施の形態1による別な形態のアンテナで、31は第一のらせん状スロット32を有する第一のアンテナ電極、33はらせん状スロット32と同じ巻き方向の第二のらせん状スロット34を有する第二のアンテナ電極である。
【0025】
図1の基板実装においては、図4(a)のように、バランス給電端子を接続するバランス給電端子用パッド40(基板21のマイクロストリップ線路22に接続)、41と、端部電極20を接続する端部電極用パッド42を基板21上に設け、アンテナ10を表面実装した状態を示したが、図4(b)のように、基板にアンテナはめ込み用穴43を設けることで、より強固に実装が可能となる。
【0026】
なお、誘電体ブロックが四角柱状の例を示したが、円柱状、多角柱状でもよいが、同じ誘電体ブロック径を用いた場合、四角柱において電極長さが長くなり、小型化には望ましい。
【0027】
また、図1に示すようにバランを用いてマイクロストリップ線路から平衡給電へ変換して給電することが望ましいが、マイクロストリップ線路、同軸線路等の非平衡伝送路に直接接続して使用しても良い。
【0028】
以上により、誘電体ブロック上の電極を削り、ギャップ、らせん状スロットを設けることで、バランス給電型ヘリカルアンテナ電極を形成し、製造が容易で、表面実装に対応し、良好なインピーダンス特性を備えたアンテナの実現が可能となる。
【0029】
なお、本実施の形態では、誘電体ブロックが1つのギャップ、2つの端子電極、2つのらせん状スロットおよび2つのアンテナ電極などからなる構成について説明したが、これに限らず2つ以上のギャップ、3つ以上の端子電極、3つ以上のらせん状スロットおよび3つ以上のアンテナ電極などからなる構成としても同様な効果が得られる。以下の実施の形態についても同様である。
【0030】
(実施の形態2)
図5は本発明の実施の形態2によるアンテナの側面図である。図5において、50は実施の形態2のヘリカルアンテナ、51はバランス給電端子15周辺および端部電極20周辺で径が太くなっている誘電体ブロックである。
【0031】
端子部分周辺で誘電体ブロック51の径が大きくなることで、らせん状スロット17、19が基板から離れ、基板材料等の影響を受け難くなり、安定したアンテナ特性が得られる。
【0032】
なお、径の変化が端子15および端部電極20部のみの例を示したが、連続的な変化や、誘電体ブロック形成時の丸みなどあっても良い。
【0033】
また、四角柱状の誘電体ブロックを想定して説明したが、円柱状、多角柱状などでも良く、四角柱状誘電体ブロックに限定するものではない。
【0034】
以上により、端子部分周辺で誘電体ブロックの径が大きくなることで、基板材料等の影響を受け難く、安定したアンテナ特性が得られるアンテナの実現が可能となる。
【0035】
(実施の形態3)
図6は本発明の実施の形態3によるアンテナの斜視図である。図6において、60は実施の形態3のアンテナ、61は円柱状誘電体ブロック、62、63は誘電体ブロック61が貫通する金属製の端子電極、64は端子電極用固定端子62,63からなるバランス給電端子、65は第一の端子電極に接続する第一のアンテナ電極、66はアンテナ電極65に形成されたらせん状スロット、67は第二の端子電極63に接続する第二のアンテナ電極、68はアンテナ電極67に形成されたらせん状スロット、69は誘電体ブロック61が貫通する金属製の端部電極用固定端子である。 固定端子を用いて基板に実装することで、強固な表面実装が可能となる。
【0036】
図7は実施の形態3の別な形態のアンテナの分解図であり、アンテナ10を、バランス給電端子に接続する給電用固定端子71(マイクロストリップ線路22に接続)、72と端部電極用固定端子73を用いて、基板に設けられた穴に落とし込み、固定端子71,72をバランス給電用パッドに、固定端子73を端部電極用パッドに接続することで、より強固に実装可能となる。
【0037】
以上により、固定端子を用いることで、強固に基板実装可能なアンテナの実現が可能となる。
【0038】
(実施の形態4)
図8は本発明の実施の形態4によるアンテナの側面からの部分図である。図7において、76は実施の形態4の円柱状誘電体ブロックを用いたヘリカルアンテナ、77はヘリカル状スロット78を有するアンテナ電極、79はアンテナ76端を固定する端面がテーパ状に変化している固定端子である。以下動作を説明する。
【0039】
ヘリカルアンテナ76を誘電体ブロックの軸方向に回すことで、ヘリカル状スロット78が固定端子79で短絡される位置がかわり、アンテナ電極77の展開時の長さが変わる。これにより、ヘリカルアンテナ76が対応する周波数帯が変化する。これにより、同じアンテナ電極形状の対応する周波数帯を調整可能となる。
【0040】
以上により、円柱状誘電体ブロックと端面がテーパ状の固定端子を用いることで、対応する周波数帯を調整可能なアンテナの実現が可能となる。
【0041】
(実施の形態5)
図9(a)は本発明の実施の形態5によるアンテナの斜視図、(b)は該アンテナの電極展開図である。図9において、80は実施の形態5のヘリカルアンテナ、81a、bは第一のアンテナ電極16に設けられた第一のらせん状スロット、82a、bは第二のアンテナ電極16に設けられた第二のらせん状スロットである。第一のらせん状スロット81aと81bは誘電体ブロック11の対向する面から開始するらせん状の形状となっている。第二のらせん状スロット82aと82bについても同様である。
【0042】
第一のらせん状スロット81aと81b、および第二のらせん状スロット82aと82bの長さを変えることで、2つの近接する共振周波数を持つ2共振アンテナとして動作し、2つの共振周波数が十分に近い場合には広帯域アンテナとして動作する。
【0043】
なお、図9ではらせん状スロットを2つ形成した例を示したが、図10に示すように誘電体ブロックの各面から開始する4つのらせん状スロットを形成してもよい。なお、図10(a)は斜視図、(b)はアンテナ電極の展開図であり、85は実施の形態5の別な形態のヘリカルアンテナ、86a、b、c、dは第一のアンテナ電極16に設けられた第一のらせん状スロット、82a、b、c、dは第二のアンテナ電極16に設けられた第二のらせん状スロットである。
【0044】
なお、四角柱状の誘電体ブロックを用いた例を示したが、円柱状、多角柱状の誘電体ブロックを用いても良い。また、円柱状の誘電体ブロックを用いる場合、らせん状スロット間の位置関係が均等になる配置が望ましいが、これに限定するものではない。
【0045】
以上により、複数のらせん状スロットを設けることで、複数のあるいは広帯域な周波数帯に対応可能なアンテナの実現が可能となる。
【0046】
(実施の形態6)
図11は本発明の実施の形態6によるアンテナの斜視図である。図11において、90は実施の形態6のヘリカルアンテナ、91は四角柱状の誘電体ブロック、92はらせん状スロットを有するアンテナ電極とバランス給電端子を備えた第一のバランス給電ヘリカル電極、92はバランス給電ヘリカル電極91とは異なるらせん状スロット長さを有する第二のバランス給電ヘリカル電極である。
【0047】
第一および第二のバランス給電ヘリカル電極のらせん状スロットの長さが異なるため、対応する周波数が異なり、各々のバランス給電ヘリカル電極へ給電することで、2つの周波数帯への対応が可能となる。
【0048】
図12は実施の形態6の別な形態のヘリカルアンテナの斜視図であり、95はヘリカルアンテナ、96は第一のバランス給電ヘリカル電極、97は第ニのバランス給電ヘリカル電極で、98は第一および第二のバランス給電ヘリカル電極部で径が異なる誘電体ブロックである。高い周波数帯に対応するほど、らせん状スロット長さが短くなるため、相対的に誘電体ブロック径が細い方が望ましくなる。各々の周波数帯に適した誘電体ブロック径とすることで、安定したアンテナ特性が得られる。
【0049】
なお、表面実装を考慮すると四角柱状の誘電体ブロックが望ましいが、これに限定するものではない。
【0050】
また、2周波数帯に対応する例を示したが、対応する周波数帯の数を限定するものではない。
【0051】
以上により、らせん状スロットを有するアンテナ電極とバランス給電端子を備えたバランス給電ヘリカル電極を複数備え各々に給電することで、複数の周波数帯に対応可能なアンテナの実現が可能となる。
【0052】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、誘電体ブロックと、バランス給電端子と、らせん状スロットを有するアンテナ電極でアンテナを構成し、アンテナ電極へバランス給電することで、製造が容易で、表面実装に対応し、良好なインピーダンス特性を備えることができるという効果が得られる。
【0053】
また、アンテナ固定端子を加え、アンテナ固定端子によりらせん状スロット端の短絡位置を変えることで、らせん状スロットの長さを変えて動作周波数の変更を可能とし、対応する周波数帯の調整ができるという効果が得られる。
【0054】
更には、アンテナ電極が複数のらせん状スロットを有し、各々異なるらせん状スロット長さにすることで多共振化することで、複数の周波数帯あるいは広帯域な周波数帯に対応することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるアンテナの基板実装状態での斜視図
【図2】本発明の実施の形態1によるアンテナの電極展開図
【図3】本発明の実施の形態1の別な形態によるアンテナの斜視図
【図4】本発明の実施の形態1によるアンテナの別な形態による基板実装状態での斜視図
【図5】本発明の実施の形態2によるアンテナの側面図
【図6】本発明の実施の形態3によるアンテナの斜視図
【図7】本発明の実施の形態3の別な形態によるアンテナの斜視図
【図8】本発明の実施の形態4によるアンテナの斜視図
【図9】(a)は本発明の実施の形態5によるアンテナの斜視図(b)は該アンテナの電極展開図
【図10】(a)は本発明の実施の形態5の別な形態によるアンテナの斜視図(b)は該アンテナの電極展開図
【図11】本発明の実施の形態6によるアンテナの斜視図
【図12】本発明の実施の形態6の別な形態によるアンテナの斜視図
【図13】従来のヘリカルアンテナの斜視図
【符号の説明】
10 誘電体ヘリカルアンテナ
11 誘電体ブロック
12 ギャップ
13 第一の端子電極
14 第二の端子電極
15 バランス給電端子
16 第一のアンテナ電極
17 第一のらせん状スロット
18 第二のアンテナ電極
19 第二のらせん状スロット
20 端部電極
21 基板
22 給電マイクロストリップ線路
23 バラン
24 第一の給電パターン
25 第二の給電パターン
30 誘電体ヘリカルアンテナ
31 第一のアンテナ電極
32 第一のらせん状スロット
33 第二のアンテナ電極
34 第二のらせん状スロット
62 端子電極用固定端子
63 端子電極用固定端子
69 端部電極用固定端子
81 らせん状スロット
82 らせん状スロット
86 らせん状スロット
87 らせん状スロット
91 バランス給電ヘリカル電極
92 バランス給電ヘリカル電極
96 バランス給電ヘリカル電極
97 バランス給電ヘリカル電極
98 誘電体ブロック
101 ヘリカルアンテナ
102 誘電体基体
103 給電部
104 自由端
105 導体
106 給電用端子

Claims (21)

  1. 誘電体ブロックと、前記誘電体ブロックに1つ以上のギャップを挟んで分離されて配置された複数の端子電極からなるバランス給電端子と、前記複数の端子電極に各々接続するらせん状スロットと、前記誘電体ブロックに配置され、前記らせん状スロットを有する複数のアンテナ電極とから構成されることを特徴とするヘリカルアンテナ。
  2. 前記誘電体ブロックに配置した前記ギャップから誘電体ブロックの端部の方向に、端子電極、らせん状スロット、アンテナ電極という順序に配置されたことを特徴とする請求項1記載のヘリカルアンテナ。
  3. 前記複数のアンテナ電極が巻き方向の異なるらせん状スロットを有することを特徴とする請求項1記載のヘリカルアンテナ。
  4. 前記複数のアンテナ電極が同じ巻き方向のらせん状スロットを有することを特徴とする請求項1記載のヘリカルアンテナ。
  5. 前記複数のアンテナ電極に各々接続された1つまたは複数の端部電極を誘電体ブロックの端部に有すること特徴とする請求項1記載のヘリカルアンテナ。
  6. 前記誘電体ブロックは、四角柱状であることを特徴とする請求項1記載のヘリカルアンテナ。
  7. 前記誘電体ブロックは、円柱状であることを特徴とする請求項1記載のヘリカルアンテナ。
  8. 前記誘電体ブロックは、多角柱状であることを特徴とする請求項1記載のヘリカルアンテナ。
  9. 前記バランス給電端子の周辺および前記端部電極の周辺で誘電体ブロックが太い形状であること特徴とする請求項1記載のヘリカルアンテナ。
  10. 前記バランス給電端子および端部電極に接続された固定端子を有することを特徴とする請求項1記載のヘリカルアンテナ。
  11. 前記ヘリカルアンテナを実装する基板に設けられた穴に落とし込んだ状態で給電可能な固定端子を有することを特徴とする請求項10記載のヘリカルアンテナ。
  12. 端面がテーパ状の前記固定端子を有し、誘電体ブロックを回転することでアンテナ電極の展開時の長さを変化させることを特徴とする請求項10記載のヘリカルアンテナ。
  13. 1つの前記アンテナ電極が、複数のらせん状スロットを有することを特徴とする請求項1記載のヘリカルアンテナ。
  14. 前記複数のアンテナ電極が、対向する面から開始する2つのらせん状スロットを有することを特徴とする請求項13記載のヘリカルアンテナ。
  15. 前記複数のアンテナ電極が、電極各面から開始する4つのらせん状スロットを有することを特徴とする請求項13記載のヘリカルアンテナ。
  16. 各々の前記らせん状スロットの長さが異なることを特徴とする請求項13記載のヘリカルアンテナ。
  17. 1本の誘電体ブロックに、バランス給電端子と複数のアンテナ電極からなるバランス給電ヘリカル電極を複数備え、前記バランス給電端子に各々給電し複数の周波数帯に対応することを特徴とするヘリカルアンテナ。
  18. 各々の前記バランス給電ヘリカル電極のらせん状スロットの長さが異なることを特徴とする請求項17記載のヘリカルアンテナ。
  19. 各々の前記バランス給電ヘリカル電極は、誘電体ブロックの径が異なることを特徴とする請求項17記載のヘリカルアンテナ。
  20. 請求項1から19のいずれかに記載のヘリカルアンテナを用いたことを特徴とする無線機。
  21. 請求項20記載の無線機を使用したことを特徴とする無線システム。
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