JP2001339215A - アンテナ及び無線装置 - Google Patents

アンテナ及び無線装置

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JP2001339215A
JP2001339215A JP2000159836A JP2000159836A JP2001339215A JP 2001339215 A JP2001339215 A JP 2001339215A JP 2000159836 A JP2000159836 A JP 2000159836A JP 2000159836 A JP2000159836 A JP 2000159836A JP 2001339215 A JP2001339215 A JP 2001339215A
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antenna
antenna element
parasitic element
parasitic
wireless device
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JP2000159836A
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直志 ▲たか▼木
Naoshi Takagi
Hiroshi Iwai
岩井  浩
Koichi Ogawa
晃一 小川
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体の影響による特性の劣化を低減し、省ス
ペースで広帯域化を実現可能であるアンテナ及び無線装
置を提供する。 【解決手段】 2つのアンテナ素子と無給電素子とを備
え、2つのアンテナ素子は互いに逆相で給電し、アンテ
ナ素子の内側に無給電素子を配置することや無給電素子
の内側にアンテナ素子を配置することにより、筐体電流
を低減し人体の影響による特性の劣化を低減できるとと
もに、省スペースで広帯域化を実現可能としたアンテナ
及び無線装置を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として携帯電話
等の移動体通信用の無線装置に使用されているアンテナ
及び無線装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話やデータ通信等の移動体
通信用の無線装置に対する需要が急速に普及し、1つの
無線装置で様々なサービスに対応できる小型で軽量であ
る無線装置やアンテナが要望されている。
【0003】このような従来の無線装置に搭載されたア
ンテナについて、図17、図18を用いて説明する。
【0004】図17は従来のアンテナを説明するための
図である。同図において、導体地板1703上に配置さ
れたヘリカルで構成されたアンテナ素子1701は、導
体地板1703上の給電点1704を介して接続されて
いる。また、アンテナ素子1701の内側にメアンダで
構成された無給電素子1702が配置されている。この
場合、無給電素子1702はアンテナ素子1701及び
給電点1704と接続されていない。図17には示して
いないが、給電点1704は導体地板1703上の無線
回路に接続されている。
【0005】以上のように構成されたアンテナ及び無線
装置について、以下にその動作を述べる。アンテナ素子
1701は第1の周波数f1、例えば、800MHz帯
で共振し、無給電素子1702はアンテナ素子1701
と電磁界結合することで第2の周波数f2、例えば、
1.9GHzで共振することができる。すなわち、アン
テナ素子1701と無給電素子1702とでf1とf2
の2つの共振周波数を持ったアンテナとして動作する。
受信時には、アンテナ素子1701で受信された周波数
f1の信号は、給電点1704を介して無線回路に入力
される。また、無給電素子1702で受信された周波数
f2の信号は、電磁界結合によりアンテナ素子1701
を通り、給電点1704を介して無線回路に入力され
る。
【0006】次に、送信時には、無線回路から入力され
た周波数f1の信号は給電点1704を介してアンテナ
素子1701から放射される。また、無線回路から入力
された周波数f2の信号は給電点1704を介してアン
テナ素子1701に入力され、電磁界結合により無給電
素子1702から放射される。
【0007】また、図18は図17と別の従来のアンテ
ナを説明する図である。同図において、第1のアンテナ
素子1801は、点線で囲まれた部分、すなわち、金属
板1801Aと、金属板1801Aと第1の給電点18
05とを接続する金属線1801Bと、金属板1801
Aと導体地板1803とを接続する金属線1801Cに
より構成されている。
【0008】第2のアンテナ素子1802は、点線で囲
まれた部分、すなわち、金属板1802Aと、金属板1
802Aと第2の給電点1806とを接続する金属線1
802Bと、金属板1802Aと導体地板1803とを
接続する金属線1802Cにより構成されている。導体
地板1803上に配置された第1のアンテナ素子180
1の金属線1801Bは、第1の給電点1805を介し
て平衡不平衡変換回路1804の2つの平衡端子のうち
の一方に接続され、導体地板1803上に配置された第
2のアンテナ素子1802の金属線1802Bは、第2
の給電点1806を介して平衡不平衡変換回路1804
の2つの平衡端子のうちの他方に接続されている。ま
た、図18には示していないが、平衡不平衡変換回路1
804の不平衡端子は、端子1807を介して導体地板
1803上の無線回路に接続されているものとする。
【0009】以上のように構成されたアンテナ及び無線
装置について、以下にその動作を述べる。第1のアンテ
ナ素子1801及び第2のアンテナ素子1802は、通
常、板状逆Fアンテナとして呼ばれるものであり、周波
数f1、例えば、800MHz帯の周波数で共振してい
るものとする。受信時には、第1のアンテナ素子180
1及び第2のアンテナ素子1802の両方のアンテナ素
子で受信された周波数f1の信号は、第1の給電点18
05及び第2の給電点1806を介して平衡不平衡変換
回路1804の2つの平衡端子のそれぞれに入力され、
平衡不平衡変換回路1804により逆相で合成され平衡
不平衡変換回路1804の不平衡端子から出力され、端
子1807を介して無線回路に入力される。
【0010】次に、送信時には、無線回路から入力され
た周波数f1の信号は端子1807を介して平衡不平衡
変換回路1804の不平衡端子に入力され、平衡不平衡
変換回路1804により等振幅で逆相の信号が2つの平
衡端子のそれぞれに出力される。平衡不平衡変換回路1
804の2つの平衡端子から出力された等振幅で逆相で
ある2つの信号の一方は、第1の給電点1805を介し
て第1のアンテナ素子1801から放射され、平衡不平
衡変換回路1804から出力された等振幅で逆相である
2つの信号の他方は、第2の給電点1806を介して第
2のアンテナ素子1802から放射される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の図
17に示したアンテナは不平衡型アンテナであり、筐体
を形成している導体地板1703にも大きな電流が流れ
る(以下、筐体電流と記載する)ため、導体地板170
3もアンテナの一部とし動作する。そのため、筐体を握
るとアンテナ素子1701及び無給電素子1702の入
力インピーダンスが大きく変化し、無線回路との整合が
ずれてしまうことや、筐体電流の一部が手に吸収される
ことにより特性が劣化する。
【0012】また、従来の図18に示したアンテナは平
衡型アンテナであり、筐体を形成している導体地板18
03に流れる筐体電流を低減することができ、筐体を握
った場合の特性の劣化を低減することが期待できるが、
第1のアンテナ素子1801及び第2のアンテナ素子1
802は金属板で構成されているため配置するのに大き
なスペースが必要であった。
【0013】本発明はこのような従来の課題を解決する
するものであり、人体の影響による特性の劣化を低減
し、省スペースで広帯域化を実現可能としたアンテナ及
び無線装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明は、互いに逆相で給電する2つのアンテナ素子
に無給電素子を配置したものであり、アンテナ素子の内
側に無給電素子を配置することや無給電素子の内側にア
ンテナ素子を配置することやアンテナ素子を導体地板と
平行に配置し、さらに2つのアンテナ素子の中心軸を一
直線上に配置することにより、省スペースかつ広帯域化
な特性を実現できる。
【0015】また、2つのアンテナ素子は互いに逆相で
給電することにより、筐体電流を低減し人体の影響によ
る特性の劣化を低減可能にしたアンテナや無線装置を得
ることが期待できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1〜図16を用いて説明する。
【0017】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態におけるアンテナ及び無線装置を抽象的に
示した図である。同図において、導体地板105上に配
置された第1のアンテナ素子101は、第1の給電点1
07を介して平衡不平衡変換回路106の2つの平衡端
子のうち一方に接続され、導体地板105上に配置され
た第2のアンテナ素子102は、第2の給電点108を
介して平衡不平衡変換回路106の2つの平衡端子のう
ちの他方に接続されている。第1のアンテナ素子101
の近傍に第1の無給電素子103を第1のアンテナ素子
101及び第1の給電点107に接続しない状態で配置
し、第2のアンテナ素子102の近傍に第2の無給電素
子104を第2のアンテナ素子102及び第2の給電点
108に接続しない状態で配置する。また、図1には示
していないが、平衡不平衡変換回路106の不平衡端子
は、端子109を介して導体地板105上の無線回路に
接続されているものとする。
【0018】以上のように構成されたアンテナ及び無線
装置について、以下にその動作を述べる。第1のアンテ
ナ素子101及び第2のアンテナ素子102は、第1の
周波数f1、例えば、800MHz帯で共振し、第1の
無給電素子103及び第2の無給電素子104は第1の
アンテナ素子101及び第2のアンテナ素子102とそ
れぞれ電磁界結合することで第2の周波数f2、例え
ば、1.9GHzで共振することができる。すなわち、
第1のアンテナ素子101、第2のアンテナ素子102
と第1の無給電素子103、第2の無給電素子104と
でf1とf2の2つの共振周波数を持ったアンテナとし
て動作する。受信時には、第1のアンテナ素子101及
び第2のアンテナ素子102の両方のアンテナ素子で受
信された周波数f1の信号は、第1の給電点107及び
第2の給電点108を介して平衡不平衡変換回路106
の2つの平衡端子のそれぞれに入力され、平衡不平衡変
換回路106により逆相で合成される。平衡不平衡変換
回路106により逆相で合成された信号は平衡不平衡変
換回路106の不平衡端子から出力され、端子109を
介して無線回路に入力される。
【0019】また、第1の無給電素子103で受信され
た周波数f2の信号は電磁界結合により第1のアンテナ
素子101を通り、第1の給電点107を介して平衡不
平衡変換回路106の2つの平衡端子の一方に入力さ
れ、第2の無給電素子104で受信された周波数f2の
信号は電磁界結合により第2のアンテナ素子102を通
り、第2の給電点108を介して平衡不平衡変換回路1
06の2つの平衡端子の他方に入力される。平衡不平衡
変換回路106に入力された2つの信号は平衡不平衡変
換回路106により逆相で合成される。平衡不平衡変換
回路106で逆相で合成された信号は平衡不平衡変換回
路106の不平衡端子から出力され、端子109を介し
て無線回路に入力される。
【0020】次に、送信時には、無線回路から入力され
た周波数f1の信号は端子109を介して平衡不平衡変
換回路106の不平衡端子に入力され、平衡不平衡変換
回路106により等振幅で逆相の信号が2つの平衡端子
のそれぞれに出力される。平衡不平衡変換回路106の
2つの平衡端子から出力された等振幅で逆相である2つ
の信号の一方は、第1の給電点107を介して第1のア
ンテナ素子101から放射され、平衡不平衡変換回路1
06の2つの平衡端子から出力された等振幅で逆相であ
る2つの信号の他方は、第2の給電点108を介して第
2のアンテナ素子102から放射される。
【0021】また、無線回路から入力された周波数f2
の信号は端子109を介して平衡不平衡変換回路106
の不平衡端子に入力され、平衡不平衡変換回路106に
より等振幅で逆相の信号が2つの平衡端子のそれぞれに
出力される。平衡不平衡変換回路106の2つの平衡端
子から出力された等振幅で逆相である2つの信号の一方
は、第1の給電点107を介して第1のアンテナ素子1
01に入力され、電磁界結合により第1の無給電素子1
03から放射され、平衡不平衡変換回路106の2つの
平衡端子から出力された等振幅で逆相である2つの信号
の他方は、第2の給電点108を介して第2のアンテナ
素子102に入力され、電磁界結合により第2の無給電
素子104から放射される。
【0022】この場合、平衡不平衡変換回路106によ
り第1のアンテナ素子101と第2のアンテナ素子10
2は互いに逆相で給電する平衡型アンテナとなるため、
筐体を形成している導体地板105に流れる筐体電流を
低減することができ、筐体を握った時の第1のアンテナ
素子101、第2のアンテナ素子102、第1の無給電
素子103及び第2の無給電素子104の入力インピー
ダンスの変動を低減し、無線回路との整合のずれを抑え
ることや、筐体電流の一部が手に吸収されることを低減
することで特性の劣化を低減することができる。
【0023】以上、本実施の形態では、2つのアンテナ
素子と無給電素子により、広帯域化を実現し、また、2
つのアンテナ素子は互いに逆相で給電することにより、
筐体電流を低減することで人体の影響による特性の劣化
を低減可能としたアンテナ及び無線装置を得ることがで
きる。
【0024】なお、図2に示すように第1のアンテナ素
子101、第2のアンテナ素子102の内側にそれぞれ
第1の無給電素子103,第2の無給電素子104を配
置することが考えられる。具体的な一例として、図3に
示すように第1のアンテナ素子301、第2のアンテナ
素子302をそれぞれヘリカルで構成し、第1の無給電
素子303、第2の無給電素子304をそれぞれメアン
ダで構成することが考えられる。このように構成するこ
とで、アンテナの省スペース化を実現可能とすることが
できる。
【0025】また、図3において、第1の無給電素子3
03、第2の無給電素子304をメアンダで構成した例
を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、
第1及び第2の無給電素子をホイップもしくはヘリカル
で構成しても同様な効果が得られるのは勿論のことであ
る。
【0026】また、図3において、ヘリカルで構成され
た第1のアンテナ素子301、第2のアンテナ素子30
2の内側にそれぞれメアンダで構成された第1の無給電
素子303、第2の無給電素子304を配置したが、図
4、図5に示すように、ヘリカルで構成されたアンテナ
素子401の外周に沿ってメアンダで構成された無給電
素子402を配置して本実施のアンテナ及び無線装置を
構成することで省スペース化を図ることが期待できる。
【0027】また、図4、図5において、無給電素子4
02をメアンダで構成した例を示したが、これに限定さ
れるものではなく、例えば、無給電素子をヘリカルで構
成しても同様な効果が期待できる。
【0028】また、図6に示すように、第1の無給電素
子103、第2の無給電素子104の内側にそれぞれ第
1のアンテナ素子101、第2のアンテナ素子102を
配置することが考えられる。具体的な一例として、図7
に示すように第1のアンテナ素子701、第2のアンテ
ナ素子702をメアンダで構成し、第1の無給電素子7
03、第2の無給電素子704をヘリカルで構成するこ
とが考えられる。このように構成することで、アンテナ
の省スペース化を実現可能とすることができる。
【0029】また、図7において、第1のアンテナ素子
701、第2のアンテナ素子702をメアンダで構成し
た例を示したが、これに限定されるものではなく、例え
ば、第1及び第2のアンテナ素子をホイップもしくはヘ
リカルで構成しても同様な効果が得られるのは勿論のこ
とである。
【0030】また、図7において、ヘリカルで構成され
た第1の無給電素子703、第2の無給電素子704の
内側にそれぞれメアンダで構成された第1のアンテナ素
子701、第2のアンテナ素子702を配置したが、ヘ
リカルで構成された無給電素子の外周に沿ってヘリカル
もしくはメアンダで構成されたアンテナ素子を配置する
ことでも省スペース化を図ることが期待できる。図2〜
7に示した構成により、第1のアンテナ素子、第2のア
ンテナ素子、第1の無給電素子及び第2の無給電素子を
省スペースで配置することが可能となり無線装置に内蔵
した場合に特に有効である。
【0031】なお、図2〜7において、アンテナ素子を
導体地板105と平行にすることで無線装置内にアンテ
ナを省スペースで配置できることに加え、無線装置を薄
くすることを可能とするアンテナ及び無線装置を得るこ
とが期待できる。
【0032】なお、第1のアンテナ素子101,第2の
アンテナ素子102、第1の無給電素子103及び第2
の無給電素子104を導体地板105上に配置したが、
第1のアンテナ素子1010と第2のアンテナ素子10
2は互いに逆相で給電することにより筐体電流を低減で
きる。これにより、導体地板105の影響を少なくでき
るため、第1のアンテナ素子101,第2のアンテナ素
子102、第1の無給電素子103及び第2の無給電素
子104を導体地板105上に配置しない構成にするこ
とも可能となり、導体地板105を小さくすることによ
る小型化、軽量化を図ることができる。
【0033】なお、第1のアンテナ素子101と第2の
アンテナ素子102もしくは第1の無給電素子103と
第2の無給電素子104は同じ形状でも良いが、周波数
特性が同等であれば異なる形状でも同様な効果が得られ
る。具体的な一例として、図8に示すように第1のアン
テナ素子801及び第2の無給電素子804をヘリカル
で構成し、第1の無給電素子803及び第2のアンテナ
素子802をホイップで構成することが考えられる。第
1のアンテナ素子801と第2の無給電素子804及び
第1の無給電素子803と第2のアンテナ素子802を
同等の形状にして周波数特性が同等になるようにする。
この結果、アンテナ素子同士及び無給電素子同士の形状
が異なるが、第1のアンテナ素子801と第1の無給電
素子803を合わせた周波数特性と第2のアンテナ素子
802と第2の無給電素子804を合わせた周波数特性
が同等となるため同様の効果が期待できる。
【0034】なお、図9に示すように複数の無給電素子
で構成することで、複数の共振周波数を持った広帯域な
アンテナ及び無線装置を得ることができる。また、無給
電素子を反射板として用いることで人体以外の方向等へ
の指向性形成することもできる。
【0035】(第2の実施の形態)図10は本発明の第
2の実施の形態におけるアンテナ及び無線装置の具体的
な構成を表す図である。同図において、導体地板100
5上に配置された第1のアンテナ素子1001は、第1
の給電点1007を介して平衡不平衡変換回路1006
の2つの平衡端子のうち一方に接続され、導体地板10
05上に配置された第2のアンテナ素子1002は、第
2の給電点1008を介して平衡不平衡変換回路100
6の2つの平衡端子のうちの他方に接続されている。
【0036】第1のアンテナ素子1001の近傍に第1
の無給電素子1003を第1のアンテナ素子1001及
び第1の給電点1007に接続しない状態で配置し、第
2のアンテナ素子1002の近傍に第2の無給電素子1
004を第2のアンテナ素子1002及び第2の給電点
1008に接続しない状態で配置する。また、図10に
は示していないが、平衡不平衡変換回路1006の不平
衡端子は、端子1009を介して導体地板1005上の
無線回路に接続されていることは実施の形態1と同様で
あるが、第1のアンテナ素子1001、第2のアンテナ
素子1002、第1の無給電素子1003、第2の無給
電素子1004、導体地板1005、平衡不平衡変換回
路1006、第1の給電点1007、第2の給電点10
08及び端子1009は、無線装置1010に内蔵され
ている。
【0037】無線装置の上部1010A、無線装置の上
面1010B及び無線装置の下部1010Cについて、
一般的に無線装置1010を握る部分、すなわち、図面
で1010Cで囲まれた部分を無線装置の下部1010
Cとし、無線装置1010を直立させた時の無線装置の
上部、すなわち、図面で1010Aで囲まれた部分を無
線装置の上部1010Aとし、無線装置1010を直立
させた時の無線装置の上面、すなわち、図面で1010
Bで示された部分を無線装置の上面1010Bとする。
【0038】第1のアンテナ素子1001のヘリカルの
中心軸と第2のアンテナ素子1002のヘリカルの中心
軸が一直線上となるように配置し、第1のアンテナ素子
1001、第2のアンテナ素子1002、第1の無給電
素子1003及び第2の無給電素子1004を無線装置
の上部1010A領域に配置し、かつ第1のアンテナ素
子1001と第2のアンテナ素子1002のヘリカルの
中心軸を無線装置の上面1010Bと平行に配置する。
【0039】以上のように構成されたアンテナ及び無線
装置について、以下にその動作を述べる。第1のアンテ
ナ素子1001及び第2のアンテナ素子1002は、第
1の周波数f1、例えば、800MHz帯で共振し、第
1の無給電素子1003及び第2の無給電素子1004
は第1のアンテナ素子1001及び第2のアンテナ素子
1002とそれぞれ電磁界結合することで第2の周波数
f2、例えば、1.9GHzで共振することができる。
すなわち、第1のアンテナ素子1001、第2のアンテ
ナ素子1002と第1の無給電素子1003、第2の無
給電素子1004とでf1とf2の2つの共振周波数を
持ったアンテナとして動作する。f1もしくはf2の周
波数帯域に相当する信号を送受信する時の信号の入出力
動作は、実施の形態1と同様である。
【0040】本実施の形態のアンテナは平衡型アンテナ
であるため筐体電流を低減しているが、導体地板100
5には筐体電流が流れており、アンテナに近いほど大き
な筐体電流が流れ、アンテナから離れるにつれて筐体電
流が減少する傾向となる。無線装置の下部1010C付
近を握る時、アンテナを無線装置1010に内蔵すると
アンテナと手、例えば、握った時の人差し指との距離が
近くなることで筐体電流の分布が大きい箇所に手、特に
人差し指が近づくことになる。その結果、手の影響によ
るアンテナの入力インピーダンスの変動により無線回路
との整合がずれることや筐体電流の一部が手に吸収され
ることによる特性の劣化が生じるが、本実施の形態のア
ンテナでは、第1のアンテナ素子1001のヘリカルの
中心軸と第2のアンテナ素子1002の中心軸が一直線
上となるように配置し、第1のアンテナ素子1001、
第2のアンテナ素子1002、第1の無給電素子100
3及び第2の無給電素子1004を無線装置の上部10
10A領域に配置し、かつ第1のアンテナ素子1001
と第2のアンテナ素子1002のヘリカルの中心軸を無
線装置の上面1010Bと平行に配置することで、第1
のアンテナ素子1001、第2のアンテナ素子100
2、第1の無給電素子1003及び第2の無給電素子1
004を無線装置の上部1010A領域に省スペースで
配置でき、第1のアンテナ素子1001、第2のアンテ
ナ素子1002、第1の無給電素子1003及び第2の
無給電素子1004と手、特に人差し指との距離を離し
て、筐体電流の分布が大きい箇所から手、特に人差し指
を離すことができる。
【0041】その結果、筐体を握った時の第1のアンテ
ナ素子1001、第2のアンテナ素子1002、第1の
無給電素子1003及び第2の無給電素子1004の入
力インピーダンスの変動を低減し無線回路との整合のず
れを抑えることや、筐体電流の分布が小さい箇所を握る
ため筐体電流が手に吸収されることを低減し、手の影響
による特性の劣化を低減することができる。
【0042】以上、本実施の形態では、2つのアンテナ
素子の内側にそれぞれ無給電素子を配置することで、省
スペースかつ容易に広帯域化を実現し、また、2つのア
ンテナ素子は互いに逆相で給電することで、筐体電流を
低減し人体の影響による特性の劣化を低減することに加
えて、2つのアンテナ素子と無給電素子を無線装置の内
部で無線装置の上部領域に配置し、筐体を握った時の
手、特に人差し指と2つのアンテナ素子及び無給電素子
との距離を離して筐体電流がより小さい箇所を握ること
により、手の影響による特性の劣化を低減可能としたア
ンテナ及び無線装置を得ることができる。
【0043】なお、ここで、第1のアンテナ素子100
1、第2のアンテナ素子1002、第1の無給電素子1
003及び第2の無給電素子1004と手との距離を離
すことが重要であり、第1のアンテナ素子1001、第
2のアンテナ素子1002、第1の無給電素子1003
及び第2の無給電素子1004を無線装置の上面101
0Bに近接して配置することや無線装置の上面1010
Bに接して配置することで、さらに、手との距離を離す
ことができ、手を含めた人体の影響による特性の劣化を
低減することができる。
【0044】なお、本実施の形態では、第1のアンテナ
素子1001のヘリカルの中心軸と第2のアンテナ素子
1002の中心軸が一直線上となるように配置したが、
第1のアンテナ素子1001のヘリカルの中心軸と第2
のアンテナ素子1002のヘリカルの中心軸を傾けて配
置したり、第1のアンテナ素子1001のヘリカルの中
心軸と第2のアンテナ素子1002のヘリカルの中心軸
を平行に配置する等、第1のアンテナ素子1001のヘ
リカルの中心軸と第2のアンテナ素子1002のヘリカ
ルの中心軸が一直線上からずれていても第1のアンテナ
素子1001と第2アンテナ素子1002の偏波面が著
しく変わらない範囲内で配置する場合であれば同様な効
果が期待できる。
【0045】なお、図11に示すように第1のアンテナ
素子1101と第2のアンテナ素子1102をメアンダ
で構成し、第1の無給電素子1103、第2の無給電素
子1104をヘリカルで構成し、第1の無給電素子11
03、第2の無給電素子1104の内側にそれぞれ第1
のアンテナ素子1101、第2のアンテナ素子1102
を配置しても同様の効果が期待できる。
【0046】また、図10において、第1の無給電素子
1003、第2の無給電素子1004をメアンダで構成
した例を示したが、これに限定されるものではなく、例
えば、第1の無給電素子1003、第2の無給電素子1
004をホイップもしくはヘリカルで構成しても同様な
効果が得られることは勿論のことである。
【0047】また、図11において、第1のアンテナ素
子1101、第2のアンテナ素子1102をメアンダで
構成した例を示したが、これに限定されるものではな
く、例えば、第1のアンテナ素子1101、第2のアン
テナ素子1102をホイップもしくはヘリカルで構成し
ても同様な効果が得られるのは勿論のことである。
【0048】また、図10、図11において、ヘリカル
で構成された素子の内側にメアンダで構成された素子を
配置したが、ヘリカルで構成された素子の外周に沿って
ヘリカルもしくはメアンダで構成された素子を配置して
も同様な効果が期待できる。
【0049】なお、図10、図11において、アンテナ
素子を導体地板1005と平行にすることで無線装置内
にアンテナを省スペースで配置できることに加え、無線
装置を薄くすることを可能とするアンテナ及び無線装置
を得ることが期待できる。
【0050】一般に、多重波環境中での到来波におい
て、垂直偏波成分と水平偏波成分との比、すなわち、X
PRは約6dBであり、垂直偏波成分は水平偏波成分よ
り利得は高い。図12の座標軸において、地面と平行な
軸をY軸とし、地面と垂直な軸をZ軸とする場合、図1
0における第1のアンテナ素子1001及び第2のアン
テナ素子1002は平衡型アンテナであり、図12に示
すようなY軸に平行なダイポールアンテナと等価である
と考えることができる。この場合、Y軸に平行なダイポ
ールアンテナであるアンテナ素子1201から放射され
る電界成分はY軸と平行、すなわち、地面に対し水平な
成分となるため水平偏波となる。
【0051】一般に、無線装置は任意の角度に傾けて使
用され、特に図13に示すように、仰角30度付近に傾
けた状態、すなわち、Z軸に対して60度傾けた状態で
使用される。この場合、第1のアンテナ素子1001及
び第2のアンテナ素子1002は、Y軸に平行なダイポ
ールアンテナをZ軸に対して60度傾けた状態と等価で
あると考えることができる。Y軸に平行なダイポールア
ンテナと等価であるアンテナ素子の電界成分は地面に対
して水平な成分がほとんどであり、地面に対して水平な
電界成分を放射するアンテナ素子をZ軸に対して60度
傾けることによって、Y軸に平行なダイポールアンテナ
をZ軸に対して60度傾けた状態と等価である第1のア
ンテナ素子1001及び第2のアンテナ素子1002か
ら放射される電界成分は地面に対して垂直な成分を多く
含むことになる。
【0052】この結果、第1のアンテナ素子1001及
び第2のアンテナ素子1002の偏波成分は、垂直偏波
成分が多く含まれ、多重環境中での平均実効利得の低下
を低減することができる。
【0053】なお、第1のアンテナ素子1001、第2
のアンテナ素子1002、第1の無給電素子1003及
び第2の無給電素子1004を導体地板1005上に配
置したが、第1のアンテナ素子1001と第2のアンテ
ナ素子1002は互いに逆相で給電することで筐体電流
を低減できる。これにより、導体地板1005の影響を
少なくてきるため、第1のアンテナ素子1001,第2
のアンテナ素子1002、第1の無給電素子1003及
び第2の無給電素子1004を導体地板1005上に配
置しない構成にすることも可能となり、導体地板100
5を小さくすることによる小型化、軽量化を図ることが
できる。
【0054】(第3の実施の形態)図14は本発明の第
3の実施の形態におけるアンテナ及び無線装置の具体的
な構成を表す図である。同図において、導体地板140
5上に配置された第1のアンテナ素子1401は、第1
の給電点1407を介して平衡不平衡変換回路1406
の2つの平衡端子のうち一方に接続され、導体地板14
05上に配置された第2のアンテナ素子1402は、第
2の給電点1408を介して平衡不平衡変換回路140
6の2つの平衡端子のうちの他方に接続されている。第
1のアンテナ素子1401の近傍に第1の無給電素子1
403を第1のアンテナ素子1401及び第1の給電点
1407に接続しない状態で配置し、第2のアンテナ素
子1402の近傍に第2の無給電素子1404を第2の
アンテナ素子1402及び第2の給電点1408に接続
しない状態で配置する。
【0055】また、図14には示していないが、平衡不
平衡変換回路1406の不平衡端子は、端子1409を
介して導体地板1405上の無線回路に接続されている
ことは実施の形態1と同様であるが、本実施の形態にお
いては、第1のアンテナ素子1401のヘリカルの中心
軸と第2のアンテナ素子1402の中心軸が直交でかつ
導体地板1405と平行となるように配置する。
【0056】以上のように構成されたアンテナ及び無線
装置について、以下にその動作を述べる。第1のアンテ
ナ素子1401及び第2のアンテナ素子1402は、第
1の周波数f1、例えば、800MHz帯で共振し、第
1の無給電素子1403及び第2の無給電素子1404
は第1のアンテナ素子1401及び第2のアンテナ素子
1402とそれぞれ電磁界結合することで第2の周波数
f2、例えば、1.9GHzで共振することができる。
【0057】すなわち、第1のアンテナ素子1401、
第2のアンテナ素子1402と第1の無給電素子140
3、第2の無給電素子1404とでf1とf2の2つの
共振周波数を持ったアンテナとして動作する。f1もし
くはf2の周波数帯域に相当する信号を送受信する時の
信号の入出力動作は実施の形態1と同様であるが、第1
のアンテナ素子1401、第1の無給電素子1403の
偏波面及び指向性と第2のアンテナ素子1402と第2
の無給電素子1404の偏波面及び指向性が直交してい
る。
【0058】無線装置は任意の角度に傾けて使用される
ため、一般的に無線装置の傾ける角度によって多重波環
境中での平均実効利得が低下する場合があるが、第1の
アンテナ素子1401、第1の無給電素子1403の偏
波面及び指向性と第2のアンテナ素子1402、第2の
無給電素子1404の偏波面及び指向性を変えて異なる
偏波面と指向性を持つことで、無線装置が使用される位
置よる多重波環境中での平均実効利得の低下を低減した
アンテナ及び無線装置を得ることができる。
【0059】また、第1のアンテナ素子1401と第2
のアンテナ素子1402の中心軸を導体地板1405と
平行にすることで無線装置内にアンテナを省スペースで
配置できることに加え、無線装置を薄くすることを可能
にすることが期待できる。
【0060】以上、本実施の形態では、2つのアンテナ
素子の内側にそれぞれ無給電素子を配置し、2つのアン
テナ素子の中心軸が導体地板と平行に配置することで、
薄くて省スペースかつ広帯域化を実現し、また、2つの
アンテナ素子は互いに逆相で給電することで、筐体電流
を低減し人体の影響による放射特性の劣化を低減するこ
とに加えて、2つのアンテナ素子の中心が直交するよう
に配置し2つのアンテナ素子及び無給電素子の偏波面及
び指向性を変えることで、無線装置が使用される位置に
よる多重波環境下での平均実効利得の低下を低減可能と
したアンテナ及び無線装置を得ることができる。
【0061】なお、図15、図16に示すように、第1
のアンテナ素子と第1の無給電素子及び第2のアンテナ
素子と第2の無給電素子を線対称で第1のアンテナ素子
と第1の無給電素子の中心軸と第2のアンテナ素子と第
2の無給電素子の中心軸とを傾けて配置することも、偏
波面及び指向性を変えることができるため、同様の効果
が期待できる。
【0062】また、図16に示すように、無線装置の上
部が平面でなく、上に凸となる多角形もしくは流線形と
なっている場合は、前記多角形もしくは流線形とアンテ
ナ素子の中心軸を平行に配置して前記多角形もしくは流
線形に沿って配置することでスペースを有効利用し、無
線装置のさらなる小型化を図ることが期待できる。
【0063】なお、第1のアンテナ素子と第2のアンテ
ナ素子または第1の無給電素子と第2の無給電素子が異
なる特性を有する時、アンテナ素子または無給電素子の
中心軸の傾きを調整して所望の指向性を合成することも
期待できる。
【0064】なお、本実施の形態では、アンテナ素子の
内側に無給電素子を配置した例を示したが、アンテナ素
子の近傍に無給電素子を構成することや、アンテナ素子
の外周に沿って無給電素子を配置することや、無給電素
子の内側にアンテナ素子を配置することや、無給電素子
の外周に沿ってアンテナ素子を配置することでも同様の
効果が得られるのは勿論のことである。また、本実施の
形態では、アンテナ素子をヘリカルで構成し、無給電素
子をメアンダで構成した例を示したが、これに限定され
るものではなく、例えば、ヘリカルで構成された無給電
素子の内側にメアンダで構成されたアンテナ素子を配置
しても同様な効果が得られるのは勿論のことである。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明は、2つのアンテナ
素子と無給電素子とを備え、2つのアンテナ素子は互い
に逆相で給電し、アンテナ素子の内側に無給電素子を配
置することや無給電素子の内側にアンテナ素子を配置す
ることにより、筐体電流を低減し人体の影響による特性
の劣化を低減できるとともに、省スペースで広帯域化を
実現可能としたアンテナ及び無線装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるアンテナ及び
無線装置を抽象的に示した図
【図2】同アンテナ素子の内側に無給電素子を配置した
アンテナ及び無線装置を抽象的に示した図
【図3】同アンテナ素子の内側に無給電素子を配置した
アンテナ及び無線装置の具体的な構成の一例を表す図
【図4】同実施の形態の具体的な構成の一例を表す斜視
【図5】同実施の形態の具体的な構成の一例を表す分解
斜視図
【図6】同無給電素子の内側にアンテナ素子を配置した
アンテナ及び無線装置を抽象的に示した図
【図7】同無給電素子の内側にアンテナ素子を配置した
アンテナ及び無線装置の具体的な構成の一例を表す図
【図8】同実施の形態の具体的な構成の一例を表す図
【図9】同実施の形態の具体的な構成の一例を表す図
【図10】本発明の第2の実施の形態によるアンテナ及
び無線装置の具体的な構成の一例を表す図
【図11】同実施の形態の具体的な構成の一例を表す図
【図12】同実施の形態の具体的な構成の一例の等価図
【図13】同実施の形態の具体的な構成の一例を表す図
【図14】本発明の第3の実施の形態によるアンテナ及
び無線装置の具体的な構成の一例を表す図
【図15】同実施の形態の具体的な構成の一例を表す図
【図16】同実施の形態の具体的な構成の一例を表す図
【図17】従来のアンテナ及び無線装置の具体的な構成
の一例を表す図
【図18】従来のアンテナ及び無線装置の具体的な構成
の一例を表す図
【符号の説明】
101,301,701,801,901,1001,
1101,1401,1501,1601,1801
第1のアンテナ素子 102,302,702,802,902,1002,
1102,1402,1502,1602,1802
第2のアンテナ素子 103,303,703,803,903,1003
A,1103,1403,1503,1603 第1の
無給電素子 104,304,704,804,904A,100
4,1104,1404,1504,1604 第2の
無給電素子 105,1005,1405,1703,1803 導
体地板 106,1006,1406,1804 平衡不平衡変
換回路 107,1007,1407,1805 第1の給電点 108,1008,1408,1806 第2の給電点 109,1009,1409,1807 端子 903B 第3の無給電素子 904B 第4の無給電素子 1010,1610 無線装置 1010A,1610A 無線装置の上部 1010B,1610B 無線装置の上面 1010C 無線装置の下部 1201,1701 アンテナ素子 1702 無給電素子 1704 給電点 1801A,1802A 金属板 1801B,1801C,1802B,1802C 金
属線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 晃一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5J020 AA03 BA06 BC13 BD01 CA04 5J021 AA02 AA06 AB06 CA06 DB03 FA05 FA32 FA34 GA08 HA05 HA10 JA02 JA07 5J047 AA04 AA17 AB06 AB12 AB13 FD01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのアンテナ素子と少なくとも1つの
    無給電素子とを備え、前記2つのアンテナ素子は互いに
    逆相で給電されることを特徴とするアンテナ。
  2. 【請求項2】 前記2つのアンテナ素子を導体地板と平
    行に配置したことを特徴とする請求項1記載のアンテ
    ナ。
  3. 【請求項3】 前記2つのアンテナ素子の中心軸を平行
    に配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の
    アンテナ。
  4. 【請求項4】 前記2つのアンテナ素子の中心軸を無線
    装置の長手方向に対して垂直に配置することを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載のアンテナ。
  5. 【請求項5】 前記2つのアンテナ素子を直交して配置
    したことを特徴とする請求項1または2に記載のアンテ
    ナ。
  6. 【請求項6】 前記2つのアンテナ素子の内側にそれぞ
    れ1つ以上の前記無給電素子を配置したことを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれかに記載のアンテナ。
  7. 【請求項7】 前記2つのアンテナ素子の外側にそれぞ
    れ1つ以上の前記無給電素子を配置したことを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれかに記載のアンテナ。
  8. 【請求項8】 前記2つのアンテナ素子と前記少なくと
    も1つの無給電素子とが異なる周波数で共振することを
    特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のアンテナ。
  9. 【請求項9】 前記少なくとも2つの無給電素子が異な
    る周波数で共振することを特徴とする請求項1〜8のい
    ずれかに記載のアンテナ。
  10. 【請求項10】 前記2つのアンテナ素子もしくは前記
    少なくとも1つの無給電素子のうち少なくともいずれか
    をヘリカルで構成したことを特徴とする請求項1〜9の
    いずれかに記載のアンテナ。
  11. 【請求項11】 前記2つのアンテナ素子もしくは前記
    少なくとも1つの無給電素子のうち少なくともいずれか
    をメアンダで構成したことを特徴とする請求項1〜10
    のいずれかに記載のアンテナ。
  12. 【請求項12】 前記2つのアンテナ素子もしくは前記
    少なくとも1つの無給電素子のうち少なくともいずれか
    をホイップで構成したことを特徴とする請求項1〜11
    のいずれかに記載のアンテナ。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれかに記載のア
    ンテナを無線装置に内蔵したことを特徴とする無線装
    置。
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