JP2003324285A - 筐体の保持構造 - Google Patents

筐体の保持構造

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JP2003324285A
JP2003324285A JP2002128202A JP2002128202A JP2003324285A JP 2003324285 A JP2003324285 A JP 2003324285A JP 2002128202 A JP2002128202 A JP 2002128202A JP 2002128202 A JP2002128202 A JP 2002128202A JP 2003324285 A JP2003324285 A JP 2003324285A
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Japan
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housing
portions
holding structure
groove
mounting bracket
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JP2002128202A
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English (en)
Inventor
Kyoji Fujimori
教司 藤森
Hirotaka Otani
浩孝 大谷
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Ando Electric Co Ltd
Original Assignee
Ando Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付金具と筐体との間の間隔を容易に変更す
ることができ、また、取付金具と筐体とが、がたつくこ
となく確実に固定することのできる筐体の保持構造を提
供すること。 【解決手段】 取付金具1は、取付金具本体2と、筐体
11の厚さ方向に沿って延出する延出部3,…と、延出
部3,…に設けられた第1の引っ掛け部4a,4a、第2
の引っ掛け部4b,4bとを備えている。また、筐体11
の上下面には、厚さ方向に沿って所定間隔に第1〜第4
の溝部12,12〜15,15がそれぞれ形成されてい
る。そして、これら第1〜第4の溝部12,12〜1
5,15のうちのいずれかの溝部12,12、13,1
3に、第1の引っ掛け部4a,4a、第2の引っ掛け部4
b,4bが係止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、箱状をなす筐体
が、該筐体の上下面から、引っ掛け部を有する取付金具
で係止され保持される筐体の保持構造に関し、特に、筐
体が電子機器である場合に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、取付金具に筐体を搭載する筐体の
保持構造として、例えば、図4に示す保持構造が挙げら
れる。すなわち、直方体状をなした筐体31の上面の厚
さ方向両側縁部に1箇所ずつ第1の溝部32,32が形
成されており、下面の厚さ方向両側縁部に1箇所ずつ第
2の溝部33,33が形成されている。一方、取付金具
21は、筐体31の背面に所定間隔を隔てて設けられる
板状の取付金具本体22と、取付金具本体22から筐体
31の厚さ方向に沿って延出する4つの延出部23,…
と、延出部23,…の先端に設けられた第1の引っ掛け
部24a,24a、第2の引っ掛け部24b,24bとを備
えている。そして、第1の溝部32,32に第1の引っ
掛け部24a,24aを係止させ、第2の溝部33,33
に第2の引っ掛け部24b,24bを係止させ、さらに第
2の引っ掛け部24b,24bに取り付けられたネジ2
5,25を用いて筐体31と取付金具21とをネジ止め
している。このように、筐体31と取付金具21とが固
定されることによって、筐体31は取付金具21に所定
間隔を隔てて保持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4に示す筐
体31の保持構造では、第1の溝部32,32、第2の
溝部33,33は、筐体31の上下面における厚さ方向
において1箇所しか形成されていないので、筐体31と
取付金具21との間の間隔を変更する場合には、例え
ば、図5に示すように、前記延出部23,…と長さの異
なる延出部43,…を有する取付金具41を随時用意し
なければならず、コスト高となり、取付金具21と筐体
31との間の間隔を容易に変更することができなかっ
た。さらに、取付金具21に形成された第1の引っ掛け
部24a,24aと、筐体31に形成された第1の溝部3
2,32とを係止した際に、引っ掛け部24a,24aと
第1の溝部32,32との間に隙間が形成されるため、
振動等によってがたつきが発生し、取付金具21と筐体
31とを確実に固定することができないという問題があ
った。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、取付金具と筐体との間の間隔を容易に変更すること
ができ、また、取付金具と筐体とが、がたつくことなく
確実に固定することのできる筐体の保持構造を提供する
ことを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、例えば、図1、図2に示すよう
に、箱状をなす筐体11が、該筐体の上下面から、引っ
掛け部(第1の引っ掛け部4a,4a、第2の引っ掛け部
4b,4b)を有する取付金具1で係止され保持される筐
体の保持構造であって、前記取付金具は、前記筐体の背
面と所定間隔を隔てて設けられる取付金具本体2と、該
取付金具本体の上下端部に設けられて、前記筐体の厚さ
方向に沿って延出する延出部3,…と、該延出部に設け
られた前記引っ掛け部とを備え、前記筐体の上下面に
は、該筐体の厚さ方向に沿って所定間隔に複数の溝部
(第1〜第4の溝部12,12〜15,15)がそれぞ
れ形成されており、前記複数の溝部のうちのいずれかの
溝部に、前記取付金具の前記引っ掛け部が係止されるこ
とを特徴とする。
【0006】請求項1の発明によれば、前記筐体の上下
面には、該筐体の厚さ方向に沿って所定間隔に複数の溝
部がそれぞれ形成されており、これら複数の溝部のうち
のいずれかの溝部に前記引っ掛け部が係止されるので、
前記筐体を前記取付金具に対して厚さ方向に沿って移動
させて、前記複数の溝部のうちのいずれかの溝部に前記
引っ掛け部を適宜係止することによって、筐体と取付金
具との間の間隔を容易に変更することができる。また、
従来のように、延出部の長さの異なる取付金具を随時用
意することもなく、1つの取付金具を用いて筐体と取付
金具との間の間隔を変更することができるので、コスト
の削減にもつながる。
【0007】請求項2の発明は、例えば、図1、図2に
示すように、請求項1記載の筐体の保持構造において、
前記筐体の上面で前記複数の溝部近傍には、筐体の厚さ
方向に沿って所定間隔に複数の穴部(第1の穴部16,
16、第2の穴部17,17)が形成されており、前記
延出部の引っ掛け部近傍には、前記穴部に挿入される爪
部8,8と、前記穴部に挿入された爪部を前記筐体の厚
さ方向へ押圧するように付勢する弾性部材(バネ5,
5)とを備えた押圧手段(振動防止爪9,9)が設けら
れていることを特徴とする。
【0008】請求項2の発明によれば、前記押圧手段の
前記爪部を前記穴部に挿入し、穴部に挿入された爪部
は、前記弾性部材によって前記筐体の厚さ方向に押圧す
るので、爪部が穴部内で固定される。したがって、前記
溝部に係止された前記引っ掛け部が溝部内で振動等によ
ってがたついたりすることなく、取付金具と筐体とを確
実に固定することができる。
【0009】請求項3の発明は、例えば、図3(a),(b)
に示すように、請求項2記載の筐体の保持構造におい
て、前記筐体の上面に形成された複数の溝部のうちのい
ずれかの溝部に、前記取付金具の引っ掛け部を係止可能
となすとともに、前記穴部に前記爪部を挿入した状態
で、前記筐体の下端部を、上端部を中心として回動させ
ることによって、前記下面に形成された複数の溝部のう
ちのいずれかの溝部に、前記取付金具の引っ掛け部を配
置可能となし、この状態で、前記筐体を下方向に移動さ
せることによって、前記下面に形成された溝部に前記引
っ掛け部を係止し、これにより筐体が取付金具に保持さ
れることを特徴とする。
【0010】請求項3の発明によれば、前記筐体の上面
に形成された溝部に、前記引っ掛け部を係止するととも
に前記穴部に爪部を挿入した状態で、筐体を回動させて
筐体の下面に形成された溝部に引っ掛け部を配置し、こ
の状態で、筐体を下方向に移動させることによって下面
に形成された溝部に引っ掛け部を係止し、これにより筐
体が取付金具に保持される。したがって、このように筐
体の上下面から、取付金具で簡単に係止でき、筐体と取
付金具とを容易に固定することができる。
【0011】請求項4の発明は、例えば、図1、図2に
示すように、請求項1〜3のいずれかに記載の筐体の保
持構造において、前記取付金具の延出部から前記筐体の
下面に向けて止着材(ネジ10,10)が取り付けられ
ていることを特徴とする。
【0012】請求項4の発明によれば、前記止着材によ
って、前記取付金具と前記筐体とを強固に固定すること
ができる。
【0013】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かに記載の筐体の保持構造において、前記筐体は、電子
機器であることを特徴とする。
【0014】ここで、電子機器は、電子部品を内蔵し、
各種機能を発揮する装置や機器を言う。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態にお
ける筐体の保持構造を示す斜視図、図2は、図1の側断
面図、図3(a),(b)は、取付金具に筐体を搭載する手順
を示す側面図(なお、図3中、爪部と第1の穴部は図示
した)である。まず、本発明にかかる筐体、取付金具の
構成について説明する。なお、ここで言う筐体とは、例
えば電子機器のことであり、電子部品を内蔵し各種機能
を発揮する装置や機器である。図1および図2に示すよ
うに、筐体11は直方体状であって、筐体11の上面の
両側縁部に沿って厚さ方向に所定間隔を隔てて第1の溝
部12,12と第3の溝部14,14とが形成され、下
面の両側縁部に沿って厚さ方向に所定間隔を隔てて第2
の溝部13,13と第4の溝部15,15とが形成され
ている。
【0016】第1の溝部12および第3の溝部14は、
筐体11の上面および側面に跨って切り欠かれ、第2の
溝部13および第4の溝部15は、筐体11の下面およ
び側面に跨って切り欠かれている。第1の溝部12およ
び第3の溝部14は、第2の溝部13および第4の溝部
15よりも深さが深く形成されている。
【0017】また、筐体11の上面で第1の溝部12,
12の近傍に第1の穴部16,16が形成され、筐体1
1の上面で第3の溝部14,14の近傍に第2の穴部1
7,17が形成されている。第1の穴部16は、第1の
溝部12近傍でかつ取付金具1側に位置している。第2
の穴部17は、第1の溝部12と第3の溝部14との間
に位置している。
【0018】一方、取付金具1は、筐体11の背面と所
定間隔を隔てて設けられる矩形板状の取付金具本体2
と、該取付金具本体2の上下端部に設けられて取付金具
本体2から垂直に突出し、筐体11の上面または下面に
沿って延出する4つの延出部3,…と、該延出部3,…
の先端に設けられた引っ掛け部4,…とを備えている。
【0019】引っ掛け部4,…は、筐体11の上面に形
成された第1の溝部12,12または第3の溝部14,
14に係止される第1の引っ掛け部4a,4aと、筐体1
1の下面に形成された第2の溝部13,13または第4
の溝部15,15に係止される第2の引っ掛け部4b,4
bとからなる。第1の引っ掛け部4aおよび第2の引っ掛
け部4bは、延出部3,…に対して垂直となるように一
体に形成されており、取付金具本体2に対して平行とな
るように設けられている。第1の引っ掛け部4aは、第
2の引っ掛け部4bの長さよりも長く形成されている。
【0020】また、第1の引っ掛け部4a,4aが形成さ
れた延出部3,3のうちの第1の引っ掛け部4a,4a近
傍には、バネ(弾性部材)5,5と支持部6,6と軸部
7,7と爪部8,8と、を備えた振動防止爪9,9(押
圧手段)が設けられている。すなわち、延出部3にバネ
5の一端部が固定され、バネ5の他端部に支持部6が固
定されている。さらに、支持部6には軸部7が設けら
れ、軸部7に爪部8が回動自在に設けられている。
【0021】爪部8は、第1の穴部16または第2の穴
部17内に挿入され、軸部7を中心に、第1の引っ掛け
部4a近傍位置(図3(a)参照)と、延出部3に対して垂
直となる位置(図3(b)参照)との間で回動自在であ
る。バネ5は、支持部6を筐体11の上面に押圧するこ
とによって、軸部7を中心として、爪部8を、第1の穴
部16または第2の穴部17を形成する壁面16a,17
aを筐体11の厚さ方向(第1の引っ掛け部4a側)に押
圧するように付勢している。このように、爪部8は、バ
ネ5によって、第1の穴部16または第2の穴部17内
で筐体11の厚さ方向を常に押圧するように構成されて
いる。
【0022】また、第2の引っ掛け部4b,4bが形成さ
れた延出部3,3には、第2の引っ掛け部4b,4bと第
2の溝部13,13または第4の溝部15,15とが係
合された後に、延出部3,3から筐体11の下面に向け
てねじ込まれるネジ10,10(止着材)が予め取り付
けられている。
【0023】次に、このような構成をなした筐体11お
よび取付金具1を使用して、取付金具1に筐体11を搭
載することによって、取付金具1と筐体11とが互いに
所定間隔を隔てて保持されてなる筐体11の保持構造に
ついて、図1および図2を参照して説明する。筐体11
の背面が、取付金具1の取付金具本体2と所定間隔を隔
てて設けられ、かつ、第1の溝部12,12に第1の引
っ掛け部4a,4aが係止され、第1の穴部16,16に
振動防止爪9,9の爪部8,8が挿入されている。そし
て、第1の穴部16,16に挿入された爪部8,8は、
軸部7,7を中心として延出部3,3に対して垂直とな
る位置に回動されており、バネ5,5によって、第1の
穴部16,16を形成する壁面16a,16aを筐体11
の厚さ方向(引っ掛け部4a側)へ押圧している。ま
た、第2の溝部13,13に第2の引っ掛け部4b,4b
が挿入されており、延出部3,3から筐体11の下面に
向けてネジ10,10がねじ込まれ、これによって取付
金具1と筐体11とが所定間隔を隔てて保持され、か
つ、強固に固定されている。
【0024】なお、ここでは、第1の溝部12,12に
第1の引っ掛け部4a,4aが係止され、第2の溝部1
3,13に第2の引っ掛け部4b,4bが係止されていた
が、例えば、筐体11を取付金具1に対して厚さ方向に
移動させることによって、第3の溝部14,14に第1
の引っ掛け部4a,4aを係止し、第4の溝部15,15
に第2の引っ掛け部4b,4bを係止するようにしても良
い。この場合、第2の穴部17,17に爪部8,8が挿
入される。また、このように取付金具1に筐体11を搭
載することにより、上述した場合に比して、筐体11と
取付金具1との間の間隔が狭くなる。
【0025】次に、取付金具1に筐体11を搭載する手
順について、図3(a),(b)を参照して説明する。ここで
は、上述した第1の溝部12,12に第1の引っ掛け部
4a,4aを係止し、第2の溝部13,13に第2の引っ
掛け部4b,4bを係止する場合について説明する。
【0026】まず、図3(a)に示すように、取付金具1
に対して筐体11を斜めに傾けて、筐体11の第1の穴
部16,16に取付金具1の爪部8,8を挿入するとと
もに、第1の溝部12,12に第1の引っ掛け部4a,4
aを係止する。この状態において、爪部8,8は、軸部
7,7を中心として第1の引っ掛け部4a,4a近傍位置
に回動しており、バネ5,5によって第1の穴部16,
16を形成する壁面16a,16aを押圧している。そし
て、筐体11の下端部を、上端部を中心として取付金具
本体2側(矢印方向)に回動させることによって、爪部
8,8を、軸部7,7中心に延出部3,3と垂直となる
位置に回動させるとともに、第2の引っ掛け部4b,4b
の先端に第2の溝部13,13を配置する。
【0027】次いで、図3(b)に示すように、筐体11
を下方向(矢印方向)に移動させることによって、第2
の溝部13,13を第2の引っ掛け部4b,4bに係止す
る。そして、取付金具1の延出部3,3に取り付けられ
たネジ10,10を筐体11の下面に向けてねじ込むこ
とによって、取付金具1と筐体11とを固定する。この
ようにして、取付金具1に筐体11を搭載することによ
って、筐体11の上下面から、取付金具1で簡単に係止
でき、筐体11と取付金具1とを容易に固定することが
できる。
【0028】以上、本発明の実施の形態の筐体11の保
持構造によれば、筐体11を取付金具1に対して厚さ方
向に沿って移動させて、第1の溝部12,12または第
3の溝部14,14に第1の引っ掛け部4a,4aを係止
し、第2の溝部13,13または第4の溝部15,15
に第2の引っ掛け部4b,4bを係止することによって、
筐体11と取付金具1との間の間隔を容易に変更するこ
とができる。また、従来のように、延出部の長さの異な
る取付金具を随時用意することもなく、1つの取付金具
1を用いて筐体11と取付金具1との間の間隔を変更す
ることができるので、コストの削減にもつながる。
【0029】振動防止爪9,9の爪部8,8を第1の穴
部16,16または第2の穴部17,17に挿入し、第
1の穴部16,16または第2の穴部17,17に挿入
された爪部8,8は、バネ5,5によって壁面16a,1
6aまたは壁面17a,17aを筐体11の厚さ方向に押圧
するので、爪部8,8が第1の穴部16,16または第
2の穴部17,17内で固定される。したがって、第1
の引っ掛け部4a,4aが、第1の溝部12,12または
第3の溝部14,14内で振動等によってがたついたり
することなく、取付金具1と筐体11とを確実に固定す
ることができる。
【0030】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変
更可能である。例えば、筐体11の上面の両側縁部に、
第1の溝部12,12、第3の溝部14,14、下面の
両側縁部に、第2の溝部13,13、第4の溝部15,
5が形成されており、筐体11の厚さ方向に沿って2箇
所ずつ形成されているとしたが、溝部の数は3つ以上で
あっても良い。また、溝部の数に伴って穴部の数も適宜
変更可能である。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、前記筐体を前
記取付金具に対して厚さ方向に沿って移動させて、前記
複数の溝部のうちのいずれかの溝部に前記引っ掛け部を
適宜係止することによって、筐体と取付金具との間の間
隔を容易に変更することができる。また、従来と異な
り、1つの取付金具を用いて前記筐体と前記取付金具と
の間の間隔を変更することができるので、コストの削減
にもつながる。
【0032】請求項2の発明によれば、請求項1と同様
の効果を得ることができるのは勿論のこと、前記爪部が
前記筐体の厚さ方向に押圧することによって、前記溝部
に係止された前記引っ掛け部が前記溝部内でがたついた
りすることなく、前記取付金具と前記筐体とを確実に固
定することができる。
【0033】請求項3の発明によれば、請求項1または
2と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、前
記筐体の上下面から、前記取付金具で簡単に係止でき、
筐体と取付金具とを容易に固定することができる。
【0034】請求項4の発明によれば、請求項1〜3の
いずれかと同様の効果を得ることができるのは勿論のこ
と、前記止着材によって、前記取付金具と前記筐体とを
強固に固定することができる。
【0035】請求項5の発明によれば、請求項1〜4の
いずれかと同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すためのもので、筐体
の保持構造を示す斜視図である。
【図2】同、図1の側断面図である。
【図3】同、(a),(b)は、取付金具に筐体を搭載する手
順を示す側面図である。
【図4】従来例を示すためのもので、筐体の保持構造を
示す斜視図である。
【図5】同、筐体の保持構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 取付金具 2 取付金具本体 3 延出部 4a 引っ掛け部(第1の引っ掛け部) 4b 引っ掛け部(第2の引っ掛け部) 5 弾性部材(バネ) 8 爪部 9 押圧手段(振動防止爪) 10 止着材(ネジ) 11 筐体 12 溝部(第1の溝部) 13 溝部(第2の溝部) 14 溝部(第3の溝部) 15 溝部(第4の溝部) 16 穴部(第1の穴部) 17 穴部(第2の穴部)
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Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱状をなす筐体が、該筐体の上下面か
    ら、引っ掛け部を有する取付金具で係止され保持される
    筐体の保持構造であって、 前記取付金具は、前記筐体の背面と所定間隔を隔てて設
    けられる取付金具本体と、該取付金具本体の上下端部に
    設けられて、前記筐体の厚さ方向に沿って延出する延出
    部と、該延出部に設けられた前記引っ掛け部とを備え、 前記筐体の上下面には、該筐体の厚さ方向に沿って所定
    間隔に複数の溝部がそれぞれ形成されており、 前記複数の溝部のうちのいずれかの溝部に、前記取付金
    具の前記引っ掛け部が係止されることを特徴とする筐体
    の保持構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の筐体の保持構造におい
    て、 前記筐体の上面で前記複数の溝部近傍には、筐体の厚さ
    方向に沿って所定間隔に複数の穴部が形成されており、 前記延出部の引っ掛け部近傍には、前記穴部に挿入され
    る爪部と、前記穴部に挿入された爪部を前記筐体の厚さ
    方向へ押圧するように付勢する弾性部材とを備えた押圧
    手段が設けられていることを特徴とする筐体の保持構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の筐体の保持構造におい
    て、 前記筐体の上面に形成された複数の溝部のうちのいずれ
    かの溝部に、前記取付金具の引っ掛け部を係止可能とな
    すとともに、前記穴部に前記爪部を挿入した状態で、前
    記筐体の下端部を、上端部を中心として回動させること
    によって、前記下面に形成された複数の溝部のうちのい
    ずれかの溝部に、前記取付金具の引っ掛け部を配置可能
    となし、 この状態で、前記筐体を下方向に移動させることによっ
    て、前記下面に形成された溝部に前記引っ掛け部を係止
    し、これにより筐体が取付金具に保持されることを特徴
    とする筐体の保持構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の筐体の
    保持構造において、 前記取付金具の延出部から前記筐体の下面に向けて止着
    材が取り付けられていることを特徴とする筐体の保持構
    造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の筐体の
    保持構造において、 前記筐体は、電子機器であることを特徴とする筐体の保
    持構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008148489A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Toshiba Schneider Inverter Corp インバータ装置用アタッチメント

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