JP2003324056A - 振動抑制装置及びその制御方法、露光装置、半導体デバイスの製造方法 - Google Patents

振動抑制装置及びその制御方法、露光装置、半導体デバイスの製造方法

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JP2003324056A
JP2003324056A JP2002129328A JP2002129328A JP2003324056A JP 2003324056 A JP2003324056 A JP 2003324056A JP 2002129328 A JP2002129328 A JP 2002129328A JP 2002129328 A JP2002129328 A JP 2002129328A JP 2003324056 A JP2003324056 A JP 2003324056A
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stage
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JP2002129328A
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Hirohito Ito
博仁 伊藤
Kotaro Tsui
浩太郎 堆
Yasushi Isobe
裕史 磯部
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Canon Inc
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステージの振動を低減すること。 【解決手段】 物体を移動させるステージ51と、前記
ステージ51の所定位置に配置された振動センサ1と、
前記ステージ51の前記所定位置又はその近傍に配置さ
れた振動発生器2とを備え、前記振動発生器2は、前記
振動センサ1の出力に基づいて前記ステージ51の振動
を低減するよう振動を発生することによって、ステージ
51の振動を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動抑制装置及び
その制御方法、露光装置、半導体デバイスの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体露光装置、工作機械、OA機器等
のように高速・高精度の位置・速度制御が求められる分
野では、可動体の弾性振動が制御精度に影響を与える。
このため、弾性振動の制御が重要である。例えば、半導
体露光装置においては、露光線幅の微細化に伴って、半
導体露光装置のステージに求められる位置制御精度は数
nmのオーダーに達している。また、生産性向上の観点
から、ステージの移動加速度および移動速度は、年々増
大の傾向にある。更に、このようなステージを高速・高
精度で位置制御するために、ステージの位置制御系は、
高いサーボ帯域を持つことが必要である。高いサーボ帯
域によって、目標値への応答性が高く、外乱等の影響に
も頑健なシステムが実現される。従って、可能な限り高
いサーボ帯域を持つステージ及びそれを備えた装置等の
設計が望まれている。
【0003】図8は、従来の半導体露光装置のステージ
装置の構成を示す概略図である。なお、以下では基準座
標系に対する並進3軸(X,Y,Z)と並進3軸の各軸周
りの回転3軸(θx、θy、θz)を合わせて6自由度
と呼ぶ。この例を用いて、ステージ装置における位置制
御系の構成とその動作について説明する。
【0004】定盤41は、床Fからダンパを介して支持
されている。Yステージ43は、定盤41に固定された
固定ガイド42に沿ってY方向に推力を発生するYリニ
アモータ46により、定盤41の基準面上をY方向に移
動可能である。定盤41及び固定ガイド42とYステー
ジ43との間は、静圧軸受であるエアパッド44a、4
4bを介して、エアで結合されており、非接触である。
Yステージ43は、X方向のガイドを備え、Yステージ
43に搭載されたXステージ45をX方向に案内する。
また、Yステージ43には、X方向に力を発生するXリ
ニアモータ固定子が設けられ、Xステージに設けられた
Xリニアモータ可動子と共に、Xステージ45をX方向
に駆動させる。定盤41及びXガイドとXステージ45
との間は、静圧軸受であるエアパッド44cを介して、
エアで結合されており、非接触である。
【0005】Xステージ45には、チルトステージ48
が搭載されている。チルトステージ48は、不図示のリ
ニアモータによる推力により、Z方向の移動と3軸(θ
x、θy、θz)方向の回転を行う。チルトステージ4
8上には、不図示のウエハチャックを備えたステージ基
板51が搭載され、被露光体であるウエハ53を保持す
る。また、ステージ基板51上には、X方向およびY方
向の位置計測に用いる計測ミラー49a、bが設けられ
る。
【0006】半導体露光装置においては、ステージ装置
によって、定盤41の基準面に対してチルトステージ4
8を面内方向(X、Y、θz)及びチルト方向(Z、θ
x、θy)の6自由度の位置決めを行った後、1チップ
分の露光を行う。面内方向(X、Y、θz)の位置は、
不図示のレンズ鏡筒と一体であるレーザ干渉計50を用
いて測定される。チルト方向(Z、θx、θy)は、レ
ンズ鏡筒と一体のアライメント計測系(不図示)によ
り、Z方向の位置と回転成分の角度が計測される。
【0007】図8では、レンズ鏡筒と定盤41は一体で
あると仮定して、レーザ干渉計50は定盤41に接続さ
れている。また、Z方向の計測器は図示を省略したが、
ステージ51もしくはウエハ上の3点をレンズ鏡筒から
計測することにより、チルト方向(Z、θx、θy)の
計測が可能である。
【0008】これらの6軸方向への位置決めは、各軸に
サーボ系を構成することにより達成される。レーザ干渉
計50の位置情報に基づいて、補償器は、ステージのX
方向、Y方向のアクチュエータであるX方向のリニアモ
ータ及びYリニアモータ46への駆動指令値を演算し、
各々Xステージ45、Yステージ43を駆動する。補償
器は、Z方向の位置と回転方向(θx、θy)の角度と
前記のθz方向の計測値に応じて、チルトステージ48
への駆動指令値を演算し、チルトステージ48を駆動す
る。
【0009】このようにして位置制御系を構成すること
により、Xステージ45、Yステージ43、チルトステ
ージ48を駆動し、チルトステージ48を目標位置に高
速・高精度に移動させることができる。
【0010】半導体露光装置は、露光する線幅の解像度
が高いため、チルトステージ48の位置を高精度に制御
することが要求される。また、半導体露光装置は、主
に、半導体集積回路の製造工程で用いられるので、高ス
ループットであることが要求される。これらの要求を満
たすためには、ステージ装置におけるサーボ系の応答性
が高く、かつ、ステージ装置による高速駆動が可能であ
ることが必要である。ステージ装置の位置制御精度を高
めるためには、位置制御系のゲインを可能な限り高く設
定することによって、高いサーボ帯域が実現される。し
かしながら、ゲインをある程度以上高く設定しようとし
ても、サーボ系の発振により、その上限は制約される。
サーボ帯域を制限する要因は様々であるが、サーボ系の
制御ループ内に存在する弾性振動がその要因の一つであ
る。
【0011】図6は、ステージ51(天板)の弾性振動
モードの解析結果を示す図である。図6(a)は弾性振
動モードの1次モード、図6(b)は弾性振動モードの
2次モード、図6(c)は弾性振動モードの3次モー
ド、図6(d)は弾性振動モードの4次モードをそれぞ
れ示す図である。ステージ51が薄い板で構成される場
合は、Z方向の剛性が弱いために、曲げあるいは捩れ等
の弾性変形による振動が発生する。この場合、Z方向の
アクチュエータから計測点までの伝達特性は図7のよう
になり、弾性振動の共振点は高いピークをもつ。このよ
うな系で、例えば、Z方向の位置制御系のループゲイン
を高くしていくと、前述の弾性振動の共振点が励起さ
れ、ステージ51の位置制御精度が悪化する。一方、ル
ープゲインがある程度低い場合では、Z方向の位置制御
系のループゲインを高くしても、前述の弾性振動が大き
く現れるだけである。しかしながら、ゲインをさらに高
くすると、サーボ系は不安定となり発振状態になる。
【0012】ステージ51(天板)等には弾性振動が存
在するため、サーボ系は不安定になるか、或いは、制御
誤差が大きくなる。そのため、制御仕様を満たさない可
能性がある。通常、サーボ帯域は弾性振動が持つ最低次
の共振周波数の1/3から1/4程度に制限される。そ
の結果、従来の位置決め装置の位置制御系においては、
制御対象(例えばチルトステージ48上のステージ5
1)を駆動するときに生じる弾性振動の共振周波数によ
り、位置制御系のサーボ帯域が制限される。
【0013】従って、さらに高いサーボ帯域を実現する
には、弾性振動の共振周波数を高くする、あるいは弾性
振動を減衰させる必要がある。これに対して、ステージ
51を含む制御対象の剛性を高くする、制御対象の質量
を軽くする、弾性振動の減衰性を高める等の手段がとら
れてきた。しかしながら、ステージ51を含む制御対象
の軽量化、高剛性化、高減衰化等の機械的な手段には限
界があった。
【0014】一方、制御系を安定化させ、制御特性を向
上させるためには、計測点及び駆動点の位置及び自由度
が一致していること(すなわちコロケーションが成立し
ていること)が望ましい。例えば、図5に示すように、
駆動点から計測点までの伝達特性は、駆動点と計測点と
が離れていると、図5(a)のように位相(p)が遅れ
ていく。位相は、計測点と駆動点との距離が近いほど遅
れにくくなり、制御系のループゲインを高くしても、不
安定になりにくくなる。特に、計測点と駆動点とが完全
に一致している場合には、図5(b)のように位相が遅
れることはなくなり、理論的に制御系の安定性が保証さ
れる。また、コロケーションが成立した制御対象に対し
ては、速度フィードバックにより、例えば、図5(c)
のように共振点でのゲイン(g)を減衰させる方法が、
直接速度フィードバック(DVFB)制御として知られ
ている。よって、ステージ装置にDVFB等を適用する
ことによって、制御系に減衰を付加し、サーボ帯域の向
上を図ることが考えられる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常、
ステージ装置等に用いられる位置決め制御系では、計測
点はできるだけウエハ等の制御対象の近傍に配置され
る。また、熱等の影響を避けるために、アクチュエータ
すなわち駆動点は、計測点から離れた場所に配置される
ことが多い。以上から、コロケーションを成立させるこ
とは困難である。その結果、計測点と駆動点との間の動
特性によって振動が発生し、制御特性は制限される。特
に、レーザ干渉計を用いる場合、チルトステージ48
(結果としてステージ51)の移動に伴ってレーザ干渉
計による計測点、すなわちレーザビームがチルトステー
ジ48(結果としてステージ51)を照射する点が移動
する。一方、駆動点、すなわちアクチュエータが力を発
生させる点は移動しない。以上から、コロケーションを
達成することは原理的に極めて困難である。
【0016】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、例えば、ステージの振動を低減することを
目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面は、
振動抑制装置に係り、物体を移動させるステージと、前
記ステージの所定位置に配置された振動センサと、前記
ステージの前記所定位置又はその近傍に配置された振動
発生器とを備え、前記振動発生器は、前記振動センサの
出力に基づいて前記ステージの振動を低減するよう振動
を発生することを特徴とする。
【0018】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
ステージの位置を計測する位置計測器と、前記位置計測
器で計測した位置情報に基づいて前記ステージを駆動す
るアクチュエータとを更に備えることが好ましい。
【0019】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
位置計測器は、レーザ干渉計であることが好ましい。
【0020】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
アクチュエータは、リニアモータであることが好まし
い。
【0021】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
振動センサ及び前記振動発生器の組を複数組有すること
が好ましい。
【0022】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
振動センサは、加速度計であることが好ましい。
【0023】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
振動センサは、前記ステージの歪みを計測する歪み計測
器であることが好ましい。
【0024】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
歪み計測器は、圧電素子であることが好ましい。
【0025】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
歪み計測器は、歪みゲージであることが好ましい。
【0026】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
振動発生器は、マスダンパであることが好ましい。
【0027】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
振動発生器は、前記ステージに歪みを発生させる歪み発
生器であることが好ましい。
【0028】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
歪み発生器は、圧電素子であることが好ましい。
【0029】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
振動センサによる計測結果の速度成分に基づいて、前記
振動発生器を制御する弾性速度制御器を備えることが好
ましい。
【0030】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
弾性速度制御器は、アナログ補償器を含むことが好まし
い。
【0031】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
弾性速度制御器は、デジタル補償器を含むことが好まし
い。
【0032】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
デジタル補償器を含む制御系のサンプリング周波数は、
他の制御系のサンプリング周波数より高いことが好まし
い。
【0033】本発明の第2の側面は、振動抑制装置に係
り、物体を移動させるステージと、前記ステージの所定
位置に配置された振動発生器とを備え、前記振動発生器
は、前記ステージの所定位置の振動を低減するよう振動
を発生することを特徴とする。
【0034】本発明の第3の側面は、物体を移動させる
ステージを有するステージ装置に係り、前記ステージの
所定位置に配置され、前記所定位置における前記ステー
ジの振動を計測する振動センサを備えることを特徴とす
る。
【0035】本発明の第4の側面は、振動抑制装置の制
御方法に係り、物体を移動させるステージの所定位置の
振動を計測する計測工程と、前記計測工程による計測結
果に基づいて、前記所定位置又はその近傍において前記
ステージの振動を低減するための振動を発生する振動発
生工程とを含むことを特徴とする。
【0036】本発明の第5の側面は、原版のパターンを
基板に投影するための光学系と、前記基板または前記原
版を保持し位置決めを行うステージ装置とを備える露光
装置に係り、前記ステージ装置は、物体を移動させるス
テージと、前記ステージの所定位置に配置された振動セ
ンサと、前記ステージの前記所定位置又はその近傍に配
置された振動発生器とを備え、前記振動発生器は、前記
振動センサの出力に基づいて前記ステージの振動を低減
するよう振動を発生することを特徴とする。
【0037】本発明の第6の側面は、半導体デバイスの
製造方法に係り、基板に感光材を塗布する塗布工程と、
前記塗布工程で前記感光材が塗布された前記基板に請求
項20に記載の露光装置を利用してパターンを転写する
露光工程と、前記露光工程で前記パターンが転写された
前記基板の前記感光材を現像する現像工程とを有するこ
とを特徴とする。
【0038】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1は、本発明の
好適な第1実施形態に係る振動抑制装置を備えたステー
ジ装置の一例を示す図である。なお、図1では構造を分
かりやすくするために、チルトステージ48を分離した
状態で示している。
【0039】チルトステージ48上には、計測用ミラー
49が設置されており、チルトステージ48の6自由度
(x、y、z、θx、θy、θz)の位置は、レーザ干
渉計(不図示)によって計測される。また、チルトステ
ージ48には、それを外部から駆動するためのアクチュ
エータとしてリニアモータ46が設置されている。リニ
アモータ46は、不図示のレーザ干渉計によって計測さ
れた位置に基づいて、位置決め制御手段によって生成さ
れた駆動指令に従って駆動力を発生し、それによりチル
トステージ48を所定の場所に駆動及び位置決めを行
う。
【0040】このとき、不図示のレーザ干渉計は、チル
トステージ48上の計測用ミラー49にレーザビームを
当て、このレーザビームが当てられた点の位置及び振動
を計測する。チルトステージ48の移動に伴って、レー
ザビームが計測用ミラー49に当たる位置は移動するた
め、チルトステージ48上の計測点もそれに伴って移動
する。一方、リニアモータ46はチルトステージ48に
対して固定されており、リニアモータ46の駆動力が作
用する点は、チルトステージ48に対して移動しない。
そのため、計測点と駆動点との位置関係はチルトステー
ジ48の位置により変動する。チルトステージ48でコ
ロケーションが成立するようにリニアモータ46及び計
測用ミラー49が配置されている場合であっても、チル
トステージ48の駆動範囲全域に渡ってコロケーション
を成立させることは極めて困難である。また、リニアモ
ータ46、計測用ミラー49はともに、ある程度の大き
さを持つために、チルトステージ48が移動しない場合
あっても、コロケーションを成立させることは困難であ
る。このため、駆動点から計測点までの間に生じる弾性
変形によって、位置決め制御系が不安定になったり、サ
ーボ帯域が制限されたりする。
【0041】そこで、本発明の好適な実施の形態に係る
振動抑制装置は、位置決め用のレーザ干渉計やリニアモ
ータ46とは別に、チルトステージ48上のステージ5
1で発生した弾性振動を計測する振動センサ1と、ステ
ージ51に生じた弾性振動を低減するための振動をステ
ージ51に加える振動発生器2とを備える。振動センサ
1は、ステージ51に生じた弾性振動を計測し、計測結
果に基づいて、弾性振動を低減するための駆動指令を生
成する。振動発生器2は、この駆動指令に従ってステー
ジ51の弾性振動を低減するための振動をステージ51
に加える。以上により、ステージ51に発生する弾性振
動を低減することが可能となり、位置決め制御系の性能
を向上させることができる。
【0042】図2は、本発明の好適な第1実施形態に係
る振動センサ1および振動発生器2の位置関係の一例を
示す図である。振動センサ1及び振動発生器2は、振動
制御系が不安定となるのを防ぐために、コロケーション
が成立している必要がある。振動センサ1としては、例
えば、加速度計、圧電素子、歪みゲージ等が考えられ
る。振動発生器2としては、圧電素子、マスダンパ等が
考えられる。これらの素子は、リニアモータ46等に対
して比較的小さく、また、チルトステージ48上のステ
ージ51に固定された点で振動を計測・発生するため、
コロケーションが達成可能である。また、コロケーショ
ンが達成できる素子であればあらゆる素子を用いること
ができ、前述した素子に限定されない。
【0043】また、例えば、振動センサ1及び振動発生
器2として圧電素子を用いた場合は、(1)チルトステ
ージ48上のステージ51上に2枚の圧電素子を重ね合
わせて取り付けたもの(図2(a))、(2)チルトス
テージ48上のステージ51上に2枚の圧電素子を並べ
て取り付けたもの(図2(b))、(3)チルトステー
ジ48上のステージ51が薄い平板状である場合に、ス
テージ51の上面と下面の対応する場所にそれぞれ圧電
素子を取り付けたもの(図2(c))等の位置関係が考
えられる。圧電素子が2枚である場合は、一方を振動セ
ンサ1、他方を振動発生器2として用いてもよい。圧電
素子は素子面内に発生した歪みによって弾性振動を計測
する一方、圧電素子の素子面を歪ませる力によって弾性
振動を発生させる。そのため、取り付け方法、取り付け
範囲、及び圧電素子の面積等の取り付け条件は、2枚の
圧電素子で同じになるようにしておく方が、コロケーシ
ョンの成立上望ましい。
【0044】振動センサ1として、歪みゲージを用いた
場合も、取り付け面内の歪みを計測するためには、圧電
素子の場合と同様にして取り付け可能である。
【0045】また、圧電素子としては、図2に示したも
の以外にも、積層型の圧電素子等の圧電素子も使用可能
である。
【0046】振動センサ1として加速度計を用い、振動
発生器2としてマスダンパを用いた場合は、加速度計の
計測軸と、マスダンパの駆動軸が同軸上となるように取
り付けるのが好ましい。また、振動センサ1及び振動発
生器2は、弾性振動を最も効果的に低減できるよう配置
されることが望ましい。また、必要に応じて、複数組の
振動センサ1及び振動発生器2を用いてもよい。この場
合は、それぞれの振動センサ1及び振動発生器2の組に
おいて、コロケーションが成立しているのが望ましい。
【0047】図3は、本発明の好適な第1実施形態に係
る振動抑制装置の制御系のブロック図である。位置制御
系31では、レーザ干渉計等の位置計測器4によって計
測されたチルトステージ48の位置情報に基づいて、P
ID等の補償器6がアクチュエータ7(例えばリニアモ
ータ)等の駆動を調節し、チルトステージ48が所定の
場所に到達するよう位置決めを行う。弾性振動制御系3
2では、振動センサ1はチルトステージ48上のステー
ジ51に生じた弾性振動を計測し、振動センサ1による
計測結果に基づいて振動制御器3は、弾性振動を低減す
るための駆動指令を生成し、これに従って、振動発生器
2はステージ51の弾性振動を低減するための振動をス
テージ51に加える。振動発生器2により、ステージ5
1の振動が低減されるため、位置制御系31の安定性が
改善し、位置決め特性を向上させることができる。一
方、弾性振動制御系32もコロケーションが成立してい
るため、高い安定性を持っている。
【0048】以上述べたようにチルトステージ48上に
コロケーションが成り立つように互いに近接して配置さ
れた弾性振動制御用の振動センサ1(センサ)と振動発
生器2(アクチュエータ)を、位置決め用の位置計測器
4及びそのアクチュエータ7と別途設けることにより、
チルトステージ48の制御系の安定性を損なうことな
く、弾性振動の発生を抑えることが可能となり、位置決
め制御特性を向上させることができる。
【0049】なお、本実施形態では、振動センサ1及び
振動発生器2は、チルトステージ48上のステージ51
に配置されているが、これに限るものではない。例え
ば、振動センサ1及び振動発生器2は、チルトステージ
48上のステージ51に振動を与える構造、例えば、チ
ルトステージ48上のステージ51以外の位置等に配置
されてもよい。
【0050】[第2実施形態]図4は、本発明の好適な第
2実施形態に係る振動抑制装置の制御系のブロック図で
ある。
【0051】本実施形態に係る制御系は、基本的には、
DSP等を用いたデジタル制御系によって構成される。
これは、 ・制御系の変更、修正、及びパラメータの調整が容易で
ある ・制御する軸数が多く、それらが複雑に影響し合ってい
るため、制御系も複雑となり、アナログ制御系では実現
が困難である ・非線形制御等の制御方式の選択肢が多い 等の理由による。一方、 ・ナイキスト周波数(サンプリング周波数/2)以上の
高周波域の信号が、低周波域に折り返して現れる(エイ
リアシング) ・位相遅れ等により、サンプリング周波数に対応して制
御系の帯域が制限を受ける 等の欠点もある。
【0052】弾性振動制御には、様々な手法があるが、
その中でも直接速度フィードバック(以下DVFB)制
御がよく用いられる。DVFB制御は、コロケーション
された振動センサ1(センサ)と振動発生器2(アクチ
ュエータ)の組に対して、振動センサ1で検出された弾
性振動の速度成分を振動発生器2にフィードバックする
ことにより、弾性振動の減衰を付加し、共振ピークを下
げることができる。この効果は、一つのDVFB制御系
において、特定の弾性振動の共振ピーク(振動モード)
に対してだけではなく、センサによって検出可能なすべ
ての共振ピークに対しても有効であり、制御系自身は周
波数帯域を制限しない。また、DVFB制御はコロケー
ションが成立していれば制御系の安定性が理論的に保証
されているという特徴があるため、制御系の調整も容易
である。よって、DVFB制御によって弾性振動の共振
ピークを低減した上で、位置制御をすることにより、位
置制御系の特性を向上することが可能となる。
【0053】以上述べたように、弾性振動制御の中でも
DVFB(直接速度FB)制御は、広帯域において減衰
の付与が可能であり、高周波域のピークを抑えることに
より、エイリアシング等のデジタル制御系の問題点を回
避することができ、制御系の特性を向上しうる。しかし
ながら、DVFB制御系を他の制御系と同様にデジタル
制御系に組み込むと、それ自体がデジタル制御系の帯域
制約を受けることになり、所望の効果を発揮できない。
たとえば、圧電素子等のセンサやアクチュエータは広帯
域の特性を持っているので、高周波域の信号成分が多
く、エイリアシングを起こしやすい。そのため、DVF
B自体がエイリアシングの影響を大きく受けてしまい、
性能を発揮できない。そこで、DVFB制御系は、例え
ば、弾性振動制御器(アナログ)8を含み、基本的に、
帯域の制限を受けないアナログ制御系で構成する。DV
FB制御は理論的にも安定な制御系であり、調整パラメ
ータも1組につき速度フィードバックゲイン1つですむ
ため、アナログ制御系でも構成及び調整が容易である。
DVFB以外の弾性振動制御系3や、位置制御系31は
デジタル制御系で構成するのが好ましい。また、DVF
B以外の弾性振動制御系3を含まず、弾性振動制御器
(アナログ)8を含む構成もとりうる。これにより、そ
れぞれの制御系を有効に働かせ、高性能でかつ取り扱い
も容易な弾性振動制御系32を構成することができる。
【0054】また、DVFB制御系をデジタル制御系で
構成する場合でも、例えば、弾性速度制御器(高サンプ
リングデジタル)9を含む制御系のサンプリング周波数
を、他の制御系のサンプリング周波数よりも十分高くす
ることにより、他の制御系に影響しない範囲まで制御帯
域を広くすることが可能である。この場合は、デジタル
制御系に高い演算能力が必要とされる。
【0055】以上述べたように、本発明の好適な実施の
形態に係る振動抑制装置の制御系全体は、複雑な構成が
容易に実現可能であり、パラメータ調整等も容易である
こと等から、デジタル制御系で構成されうる。また、D
VFB制御系によって、基本的に、帯域の制限を受けな
いアナログ制御系で構成したり、デジタル制御系のサン
プリング周波数を十分高くしたりすること等により、そ
れぞれの制御系を有効に働かせ、高性能でかつ取り扱い
も容易な弾性振動制御系を構成することができる。DV
FB制御系は、理論的にも安定な制御系であり、調整パ
ラメータも少ないため、アナログ制御系でも構成及び調
整が容易である。
【0056】[他の実施形態]図9は、本発明の振動抑制
装置を半導体デバイスの製造プロセスに適用した場合に
用いられる露光装置の概念図を示したものである。図9
において、照明光学系3001から出た光は原版である
レチクル3002上に照射される。レチクル3002は
レチクルステージ3003上に保持され、レチクル30
02のパターンは、縮小投影レンズ3004の倍率で縮
小投影されて、その像面にレチクルパターン像を形成す
る、縮小投影レンズ3004の像面は、Z方向と垂直な
関係にある。露光対象の試料である基板3005表面に
は、レジストが塗布されており、露光工程で形成された
ショットが配列されている。基板3005は、ステージ
3006上に載置されている。ステージ3006は、基
板3005を固定するチャック、X軸方向とY軸方向に
各々水平移動可能なXYステージ等により構成されてい
る。振動センサ1は、ステージ3006に生じた弾性振
動を計測し、その計測結果に基づいて、弾性振動を低減
するための駆動指令を生成する。振動発生器2は、振動
センサ1の駆動指令に従ってステージ3006の弾性振
動を低減するための振動をステージ3006に加える。
以上により、ステージ3006に発生する弾性振動を低
減することが可能となり、位置決め制御系の性能を向上
させることができる。
【0057】次に上記の露光装置を利用した半導体デバ
イスの製造プロセスを説明する。図10は半導体デバイ
スの全体的な製造プロセスのフローを示す。ステップ1
(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行なう。
ステップ2(マスク作製)では設計した回路パターンに
基づいてマスクを作製する。一方、ステップ3(ウエハ
製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを製造す
る。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、
上記のマスクとウエハを用いて、リソグラフィ技術によ
ってウエハ上に実際の回路を形成する。次のステップ5
(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作
製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であ
り、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、
パッケージング工程(チップ封入)等の組立て工程を含
む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製された半
導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査
を行なう。こうした工程を経て半導体デバイスが完成
し、これを出荷(ステップ7)する。
【0058】図11は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を成膜する。ステップ13(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ1
5(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ス
テップ16(露光)では上記の露光装置によって回路パ
ターンをウエハに転写する。ステップ17(現像)では
露光したウエハを現像する。ステップ18(エッチン
グ)では現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ス
テップ19(レジスト剥離)ではエッチングが済んで不
要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰
り返し行なうことによって、ウエハ上に多重に回路パタ
ーンを形成する。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、例えば、ステージの振
動を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な第1実施形態に係る弾性振動抑
制装置のステージ装置を示す図である。
【図2】本発明の好適な第1実施形態に係る振動発生器
および振動センサの位置関係を示す図である。
【図3】本発明の好適な第1実施形態に係る弾性振動抑
制装置の制御系ブロック図である。
【図4】本発明の好適な第2実施形態に係る弾性振動抑
制装置の制御系ブロック図である。
【図5】駆動点から計測点までの伝達特性を示す図であ
る。
【図6】ステージの弾性モード振動を示す図である。
【図7】アクチュエータから計測点までの伝達特性を示
す図である。
【図8】従来例におけるステージ装置の構成を示す図で
ある。
【図9】本発明の好適な実施の形態に係る振動抑制装置
を用いた露光装置を示す図である。
【図10】半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフ
ローを示す図である。
【図11】ウエハプロセスの詳細なフローを示す図であ
る。
【符号の説明】
1:振動センサ、2:振動発生器、41:定盤、42:
Y方向ガイド、43:Yステージ、44:エアパッド、
45:Xステージ、46:リニアモータ、48:チルト
ステージ、49:計測用ミラー、50:レーザ干渉計、
51:ステージ、53:ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磯部 裕史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5F031 CA02 HA55 JA01 JA06 JA21 JA28 JA38 JA45 KA06 KA07 LA03 LA08 MA27 5F046 AA23 CC01 CC02 CC13 CC16 CC17 DC05 DC12

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体を移動させるステージと、 前記ステージの所定位置に配置された振動センサと、 前記ステージの前記所定位置又はその近傍に配置された
    振動発生器とを備え、 前記振動発生器は、前記振動センサの出力に基づいて前
    記ステージの振動を低減するよう振動を発生することを
    特徴とする振動抑制装置。
  2. 【請求項2】 前記ステージの位置を計測する位置計測
    器と、 前記位置計測器で計測した位置情報に基づいて前記ステ
    ージを駆動するアクチュエータと、 を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の振動抑
    制装置。
  3. 【請求項3】 前記位置計測器は、レーザ干渉計である
    ことを特徴とする請求項2に記載の振動抑制装置。
  4. 【請求項4】 前記アクチュエータは、リニアモータで
    あることを特徴とする請求項2に記載の振動抑制装置。
  5. 【請求項5】 前記振動センサ及び前記振動発生器の組
    を複数組有することを特徴とする請求項1乃至請求項4
    のいずれか1項に記載の振動抑制装置。
  6. 【請求項6】 前記振動センサは、加速度計であること
    を特徴とする請求項1に記載の振動抑制装置。
  7. 【請求項7】 前記振動センサは、前記ステージの歪み
    を計測する歪み計測器であることを特徴とする請求項1
    に記載の振動抑制装置。
  8. 【請求項8】 前記歪み計測器は、圧電素子であること
    を特徴とする請求項7に記載の振動抑制装置。
  9. 【請求項9】 前記歪み計測器は、歪みゲージであるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の振動抑制装置。
  10. 【請求項10】 前記振動発生器は、マスダンパである
    ことを特徴とする請求項1に記載の振動抑制装置。
  11. 【請求項11】 前記振動発生器は、前記ステージに歪
    みを発生させる歪み発生器であることを特徴とする請求
    項1に記載の振動抑制装置。
  12. 【請求項12】 前記歪み発生器は、圧電素子であるこ
    とを特徴とする請求項11に記載の振動抑制装置。
  13. 【請求項13】 前記振動センサによる計測結果の速度
    成分に基づいて、前記振動発生器を制御する弾性速度制
    御器を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項12
    に記載の振動抑制装置。
  14. 【請求項14】 前記弾性速度制御器は、アナログ補償
    器を含むことを特徴とする請求項13に記載の振動抑制
    装置。
  15. 【請求項15】 前記弾性速度制御器は、デジタル補償
    器を含むことを特徴とする請求項13に記載の振動抑制
    装置。
  16. 【請求項16】 前記デジタル補償器を含む制御系のサ
    ンプリング周波数は、他の制御系のサンプリング周波数
    より高いことを特徴とする請求項15に記載の振動抑制
    装置。
  17. 【請求項17】 物体を移動させるステージと、 前記ステージの所定位置に配置された振動発生器とを備
    え、 前記振動発生器は、前記ステージの所定位置の振動を低
    減するよう振動を発生することを特徴とする振動抑制装
    置。
  18. 【請求項18】 物体を移動させるステージを有するス
    テージ装置であって、 前記ステージの所定位置に配置され、前記所定位置にお
    ける前記ステージの振動を計測する振動センサを備える
    ことを特徴とするステージ装置。
  19. 【請求項19】 物体を移動させるステージの所定位置
    の振動を計測する計測工程と、 前記計測工程による計測結果に基づいて、前記所定位置
    又はその近傍において前記ステージの振動を低減するた
    めの振動を発生する振動発生工程と、 を含むことを特徴とする振動抑制装置の制御方法。
  20. 【請求項20】 原版のパターンを基板に投影するため
    の光学系と、 前記基板または前記原版を保持し位置決めを行うステー
    ジ装置と、 を備える露光装置であって、 前記ステージ装置は、 物体を移動させるステージと、 前記ステージの所定位置に配置された振動センサと、 前記ステージの前記所定位置又はその近傍に配置された
    振動発生器とを備え、 前記振動発生器は、前記振動センサの出力に基づいて前
    記ステージの振動を低減するよう振動を発生することを
    特徴とする露光装置。
  21. 【請求項21】 半導体デバイスの製造方法であって、 基板に感光材を塗布する塗布工程と、 前記塗布工程で前記感光材が塗布された前記基板に請求
    項20に記載の露光装置を利用してパターンを転写する
    露光工程と、 前記露光工程で前記パターンが転写された前記基板の前
    記感光材を現像する現像工程と、 を有することを特徴とする半導体デバイスの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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