JP2003323936A - フラットハーネスの防水構造、固定構造及び保護構造 - Google Patents
フラットハーネスの防水構造、固定構造及び保護構造Info
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Abstract
備える。 【解決手段】 フラットハーネス1は、絶縁被覆に覆わ
れて平面状に並設された複数の導体からなるフラットケ
ーブル2と、このフラットケーブル2に装着された少な
くとも2つが共通する複数の共通コネクタ3とから構成
されている。フラットケーブル2の各導体4は、例えば
それぞれ異なる信号線を構成している。共通コネクタ3
は、同一形状で形成され、各補機のコネクタ接続部の接
続端子と接続する圧接端子6を備えており、圧接端子6
を内蔵するコネクタ本体部7と、コネクタ本体部7に取
り付けられるリテーナ8とから構成されている。圧接端
子6と導体4との接続部やフラットケーブル2の絶縁被
覆5の外周表面上や支持部材30との取付位置及びコネ
クタ本体部7とリテーナ8との接続部分には、封止・取
付・保護部材20が取り付けられている。この封止・取
付・保護部材20によりフラットハーネス1の防水・固
定・保護を図る。
Description
される電装部品(補機)間を接続するフラットケーブル
(Flat Cable:FC)やフレキシブルフラットケーブル
(Flexible FlatCable:FFC)等から構成されるフラ
ットハーネスに関し、特に簡単且つ安価に防水・固定・
保護の各機能を備えることができるフラットハーネスの
防水構造、固定構造及び保護構造に関する。
接続するものとして、ワイヤハーネスが主流として使わ
れている。ワイヤハーネスは、各補機間を接続する電線
をハーネス状に束ねたものであり、通常、ハーネスを構
成する各電線の端末には、圧着端子が取り付けられ、こ
れらの圧着端子は、各補機に備えられたコネクタ等に接
続されるコネクタに内蔵されている。ワイヤハーネスの
コネクタは、各補機毎に異なる形状で形成されており、
接続間違い等を起こさないように工夫されている。
造工程を示すフローチャートである。まず、ハーネスを
構成する各電線の素線を撚り(S100)、絶縁被覆を
形成すべく個別に押し出して(S101)、押し出した
線材を集合させ(S102)、集合させた線材を振り分
ける(S103)。ここまでの工程を例えば押出工程と
する。次に、振り分けた線材を接続する補機に合わせて
個別に計尺し(S200)、計尺した線材を切断して
(S201)、端末の絶縁被覆を除去して素線を露出さ
せ(口出し)(S202)、露出させた素線に個別に圧
着端子を圧着し(S203)、圧着端子を圧着した線材
を集合させ(S204)、集合させた線材を振り分ける
(S205)。ここまでの工程を例えば圧着工程とす
る。そして、必要があれば線材の端末間の所定位置の絶
縁被覆を除去して素線を露出させ(中間口出し)(S3
00)、分岐のためのジョイント端子を圧着して(S3
01)、ジョイント端子を圧着した線材を集合させ(S
302)、集合させた線材を振り分ける(S303)。
ここまでの工程を例えばジョイント工程とする。こうし
て各端子を取り付けた線材の各端子をコネクタ等に挿入
し(S400)、仮組みを行ってサブアッシィ(S/A
ssy)を形成し(S401)、形成したサブアッシィ
を集合させる(S402)。ここまでの工程を例えばサ
ブアッシィ工程とする。サブアッシィを形成した後、分
岐を形成し(S500)、端子を挿入して(S50
1)、線材に絶縁テープ等のテープを巻き(S50
2)、各種外装を装着してワイヤハーネス(W/H)を
形成し(S503)、形成したワイヤハーネスを集合さ
せる(S504)。ここまでの工程を組立工程とする。
そして、組み立てたワイヤハーネスの完成検査を行い
(S600)、品番やロットを貼り付けて(S60
1)、最後にワイヤハーネスを出荷する(S602)。
この工程を検査出荷工程とする。このように、ワイヤハ
ーネスを製造するためには、大きく分けて押出工程、圧
着工程、ジョイント工程、サブアッシィ工程、組立工程
及び検査出荷工程と様々な工程を個別に行う必要があ
る。
うな工程を経て製造されるワイヤハーネスでは、例えば
分岐部分やジョイント部分にも多数のコネクタが使用さ
れると共に、接続する補機の数が増えればハーネスを構
成する線材(電線)やコネクタ等の部品の数も増えるた
め、ハーネスが太くなり重量が増加すると共に、部品点
数が増えてコスト的に不利になることが考えられる。ま
た、ハーネスを製造するに当たり、接続する補機の系統
や取付位置等の条件により異なる長さの線材を個別に製
造したり、接続する補機毎に異なる形状のコネクタを取
り付けたりする必要があるため、製造工程において工程
数が飛躍的に増えてしまう場合がある。また、製造した
ワイヤハーネスに防水処理を施す場合は、別途コネクタ
との接続部分に防水処理を施したり、補機を搭載したモ
ジュール等にワイヤハーネスを取り付ける場合は、取付
用のクリップで電線を束ねたり、ワイヤハーネスに外傷
等からの保護を施す場合は、電線を束ねるためのテープ
に保護テープを用いたりと、手間もコストもかかるのが
現状である。
されたもので、簡単且つ安価に防水・固定・保護の各機
能を備えることができるフラットハーネスの防水構造、
固定構造及び保護構造を提供することを目的とする。
ハーネスの防水構造は、複数の導体が絶縁被覆に覆われ
て平面状に並設されたケーブルと、前記導体に接続さ
れ、複数の補機のそれぞれと接続される複数の共通コネ
クタと、前記複数の共通コネクタと前記導体との接続部
を封止する封止材とを備えてなることを特徴とする。
造は、複数の導体が絶縁被覆に覆われて平面状に並設さ
れたケーブルと、前記導体に接続され、複数の補機のそ
れぞれと接続される複数の共通コネクタと、前記補機が
搭載された支持部材に前記フラットハーネスを取り付け
る取付部材とを備えてなることを特徴とする。
造は、複数の導体が絶縁被覆に覆われて平面状に並設さ
れたケーブルと、前記導体に接続され、複数の補機のそ
れぞれと接続される複数の共通コネクタと、前記複数の
共通コネクタと前記導体との接続部及び前記ケーブルの
少なくとも一方を保護する保護部材とを備えてなること
を特徴とする。
に覆われて平面状に並設されたケーブルと、導体に接続
され、複数の補機のそれぞれと接続される複数の共通コ
ネクタとを備えるフラットハーネスの複数の共通コネク
タと導体との接続部を、封止材により封止し、若しくは
複数の共通コネクタと導体との接続部及びケーブルの少
なくとも一方を保護部材により保護し、又はフラットハ
ーネスを補機が搭載された支持部材に取付部材によって
直接取り付けるという防水・固定・保護の各構造を実現
する。このため、例えばフラットハーネスの製造工程と
これらの防水・固定・保護処理の工程とを一元化すれ
ば、簡単且つ安価にフラットハーネスに防水・固定・保
護の各機能を備えることが可能となる。
構造においては、封止材は、例えばケーブルの各導体の
端末部を更に封止するものであることが好ましく、この
場合、封止材としては、例えばホットメルト樹脂、防水
ジェル、グリース及び自己融着型テープ等が考えられ
る。これらの封止材で接続部や端末部を封止すればフラ
ットハーネスに簡単且つ安価に防水機能を備えることが
できる。
構造においては、フラットハーネスは、支持部材に、例
えばケーブルの複数の共通コネクタと導体との接続部を
取付部材によって直接取り付けたり、ケーブルを取付部
材によって直接取り付けたりすることにより取り付けら
れていることが好ましい。
位置には、取付部材の一部が充填/挿入される穴部が形
成され、取付部材を接続部又はケーブルを包含するよう
にフラットハーネスに装着すると共に取付部材の一部を
穴部に充填/挿入し、穴部を貫通した取付部材の先端を
穴部の穴径よりも広く潰れるように変形させて支持部材
に取り付けることが好ましい。この場合、接続部やケー
ブルを取り付ける取付部材としては、例えばホットメル
ト樹脂や自己融着型テープ等が考えられる。これらの取
付部材で取り付ければ、フラットハーネスを簡単且つ安
価に支持部材に取り付けることができる。
構造においては、保護部材は、例えばケーブルの各導体
の端末部を更に保護するものであることが好ましく、こ
の場合、保護部材としては、例えばホットメルト樹脂や
自己融着型テープ等が考えられる。これらの保護部材で
保護すれば、フラットハーネスを簡単且つ安価に外傷等
から保護することが可能となる。
数の導体の各導体がそれぞれ絶縁被覆により覆われ、各
絶縁被覆間がそれぞれ互いに結合された構造からなる絶
縁被覆間結合型フラットケーブル、若しくは複数の導体
の各導体がそれぞれ絶縁被覆により覆われ、各絶縁被覆
間がそれぞれ互いに非結合で独立した構造からなる絶縁
被覆間非結合型フラットケーブル、又は複数の導体がラ
ミネート又は押出しによって平面的に形成された絶縁被
覆により覆われた構造からなるフレキシブルフラットケ
ーブルであることが好ましい。
の発明の実施の形態を説明する。図1は、この発明の一
実施形態に係る防水・固定・保護構造を説明するための
フラットハーネスの上面図である。図1(a)に示すよ
うに、フラットハーネス1は、絶縁被覆5に覆われて平
面状に並設された複数の導体4からなるフラットケーブ
ル2と、このフラットケーブル2に装着された少なくと
も2つが共通する複数の共通コネクタ(図1には1つの
み図示)3とから構成され、共通コネクタ3に内蔵され
た接続端子としての圧接端子6が各導体4に圧接され、
この圧接端子6と各導体4との接続部が封止・取付・保
護部材20により封止されており、この共通コネクタ3
を各補機(図示せず)に備えられたコネクタ接続部に嵌
合して各補機間を電気的に接続する構造からなる。
に、例えばCu又はAlからなる丸型導体の単線や撚り
線等の線材からなる導体4を、ポリエチレンテレフタレ
ート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PE
N)、ポリイミド(PI)及びポリ塩化ビニル(PV
C)等の絶縁樹脂からなる絶縁被覆5で覆い、各絶縁被
覆5間がそれぞれ互いに絶縁被覆5と同じく樹脂部材か
らなるブリッジ部5aにより結合された絶縁被覆間結合
型フラットケーブル構造からなり、このフラットケーブ
ル2の各導体4は、例えば以下のように、それぞれ異な
る信号線を構成している。
左右ハイビーム/ロービーム共通ヘッドライト電源が接
続され、の信号線を構成する導体4には、ロービーム
用左右共通ヘッドライトスイッチが接続されている。ま
た、の信号線を構成する導体4には、ハイビーム用左
右共通ヘッドライトスイッチが接続され、の信号線を
構成する導体4には、左右共通車幅灯のプラス(+)側
が接続されている。更に、の信号線を構成する導体4
には、ハイ/ロー共通ホーンのプラス(+)側が接続さ
れ、の信号線を構成する導体4には、共通アース
(−)が接続されている。
すように、フラットケーブル2に共通に複数装着される
コネクタで、同一形状で形成されている。この共通コネ
クタ3には、上述したように、各補機のコネクタ接続部
に備えられた接続端子と接続する接続端子としての圧接
端子6が複数内蔵されており、同図(b)に示すよう
に、これら圧接端子6を内蔵するコネクタ本体部7と、
コネクタ本体部7に取り付けられるリテーナ8とから構
成され、これらコネクタ本体部7とリテーナ8とでフラ
ットケーブル2をケーブルの厚み方向から挟み込んで装
着される構造からなる。なお、コネクタ本体部7とリテ
ーナ8との接続部分も封止・取付・保護部材20により
封止されている。
うに、例えば上記〜の異なる信号線を構成する導体
4にそれぞれ接続されており、その接続部は、同図
(b)に示すように、導体4との接続部6aの接続方向
先端が二股に分岐された形状からなるものであるため、
この分岐部分がフラットケーブル2の各導体4の絶縁被
覆5に食い込んでブリッジ部5aを貫通し、導体4をバ
ネ力で挟み込んで導体4と圧接する構造からなる。な
お、同図(b)は、図示しない共通コネクタ3に内蔵さ
れた複数の圧接端子6のフラットケーブル2との接続構
造を簡易的に説明するために、1つの圧接端子6につい
てのみ簡易的に示したものである。
aをフラットケーブル2に対して挿入するだけでフラッ
トケーブル2に装着される構造のため、共通コネクタ3
の取り付けは、通常の圧着端子やジョイント端子を取り
付けてからコネクタを取り付けていた従来のコネクタの
取付方式に比べて極めて容易に行うことができる。
のフラットケーブル2と共通コネクタ3との接続部は、
上述したように封止・取付・保護部材20により封止さ
れており、更に例えば図4に示すように、接続部を包含
するように封止・取付・保護部材20が取り付けられて
いるため、フラットハーネス1には接続部分からの水分
等の浸入を防ぐ防水構造が備えられている。この封止・
取付・保護部材20は、例えばホットメルト樹脂、防水
ジェル及びグリース等からなり、ホットメルト樹脂を用
いた場合は、接続部の防水処理のついでに、例えば自動
車のフレーム等の支持部材にフラットケーブル2を取り
付けたり、接続部の接続強度や外傷等からの保護を強化
したりすることが可能となる。
図5に示すように、例えばフラットケーブル2の端末部
2gに取り付けたり、図4に示すように、フラットケー
ブル2の絶縁被覆5の外周表面上を覆うように取り付け
たりすれば、フラットハーネス1の防水性能の強化だけ
でなく保護性能の強化を図ることができる。なお、この
封止・取付・保護部材20を、フラットハーネス1の製
造工程においてフラットケーブル2に取り付けるように
すれば、安価に防水等の各機能を備えることができる。
トケーブル2を自動車のフレーム等の支持部材30に、
フラットケーブル2の絶縁被覆5の少なくとも一方の表
面を覆いつつ支持部材30に接着するように取り付けら
れた封止・取付・保護部材20により取り付ければ、防
水処理のついでに保護強化、保護強化のついでに取付固
定というように種々の効果を実現するフラットハーネス
1の取付作業を行うこともできる。
ル2を支持部材30に取り付ける際に、支持部材30の
フラットケーブル2の取付位置に、封止・取付・保護部
材20の一部が充填/挿入される穴部31を形成し、封
止・取付・保護部材20を上記接続部やフラットケーブ
ル2の絶縁被覆5を包含するようにフラットハーネス1
に装着すると共に封止・取付・保護部材20の一部を穴
部31に充填/挿入して、穴部31を貫通した封止・取
付・保護部材20の先端を穴部31の穴径Aよりも広く
潰れるように変形させれば、振動等により脱落すること
の無い強固なフラットハーネス1の取付構造を実現する
ことができる。
ては、図8に示すように、例えば自己融着型テープ40
を用いることもできる。自己融着型テープ40は、例え
ばブチルゴム等からなる粘着層35と、この粘着層35
を保持するベース層36とから構成され、粘着層35を
所定の強度で引き延ばしながら支持部材(図示せず)に
取り付けると、自己融着して接着する構造からなる。
ネス1のフラットケーブル2と共通コネクタ3との接続
部に、防水・取付・保護部材としての自己融着型テープ
40を接続部を包含するように取り付ければ、接続部に
防水性能を与えることができるし、フラットケーブル2
の端末部2gに取り付ければ、端末部2gに防水性能を
与えることができる。また、図10に示すように、自己
融着型テープ40をフラットケーブル2の絶縁被覆5の
外周表面上を覆うように取り付ければ、フラットハーネ
ス1の防水性能の強化を図るだけでなく保護性能の強化
を図ることもできる。
ル2を支持部材30に自己融着型テープ40により取り
付ければ、防水処理のついでに保護強化、保護強化のつ
いでに取付固定という上記種々の効果を実現することが
できる。なお、自己融着型テープ40を用いてフラット
ケーブル2を支持部材30に取り付ける場合、図11に
示すように、自己融着型テープ40の融着層35がフラ
ットケーブル2の絶縁被覆5を覆うと共に支持部材30
に接触するように取り付けると、フラットケーブル2の
取付・保護を同時に実現することができる。なお、支持
部材30には、上述した穴部31が形成されていても良
く、その穴部31にこの自己融着型テープ40の一部を
挿入して取り付けるようにしても良い。
導体4がそれぞれ絶縁被覆5により覆われ、各絶縁被覆
5間がそれぞれ互いにブリッジ部5aにより結合された
絶縁被覆間結合型フラットケーブル構造からなるフラッ
トケーブル2から構成されているが、例えば図12
(a)に示すように、フラットケーブル2と同じく丸型
導体の単線又は撚り線等の線材からなる構造で、各導体
4が絶縁被覆5により覆われ、各絶縁被覆5間がそれぞ
れ互いに非結合で独立した絶縁被覆間非結合型フラット
ケーブル構造からなるフラットケーブル2aや、同図
(b)に示すように、各導体4が矩形断面状の平角導体
4aの単線で構成され、ラミネート又は押出しによって
平面的に形成された絶縁被覆5により覆われた構造から
なるフレキシブルフラットケーブル2bにより構成され
ていても良い。
ブル2aからなる場合、圧接端子6の接続部は、同図
(c)に示すように、上述した圧接端子6の接続部6a
とほぼ同様の構造、形状からなる接続部6bであり、フ
レキシブルフラットケーブル2bからなる場合、圧接端
子6の接続部は、同図(d)に示すように、平角導体4
aに合わせた形状の接続部6cであると良い。また、フ
ラットケーブル2aの導体4は、丸型導体の単線又は撚
り線に、塗布により絶縁被覆5を形成した構造のエナメ
ル線からなるものであっても良い。なお、例えばフラッ
トハーネス1がフラットケーブル2aからなる場合、各
導体4を覆う絶縁被覆5間が非結合で独立した構造から
なるため、圧接の際の抵抗は少なく、圧接端子6を導体
4に接続する作業は、フラットケーブル2及びフレキシ
ブルフラットケーブル2bの場合に比べて容易なものと
なる。
される接続端子として、圧接端子6を用いて説明した
が、この圧接端子6の他に、図13(a)に示すよう
に、例えば接続部6aがフラットケーブル2の絶縁被覆
5及び導体4を貫通して食い込み、貫通した接続部6a
の先端部6a´をかしめて導体4と接続する構造のピア
ッシング端子6´を内蔵するようにしても良い。このピ
アッシング端子6´によれば、先端部6a´をかしめる
構造のため、導体4との接続信頼性を更に向上させるこ
とができる。なお、フラットケーブル2,2aの各導体
4を構成する丸型導体の単線又は撚り線に用いられるピ
アッシング端子6´は、同図(b)に示すように、接続
部6aの二股の先端部6a´が導体4の配列方向と直交
する方向(導体4の長手方向)に貫通するように接続さ
れていると良い。また、同図(c)に示すように、ピア
ッシング端子6´は、フレキシブルフラットケーブル2
bにも適用することができ、この場合にもフレキシブル
フラットケーブル2bの絶縁被覆5及び導体4を接続部
6aの先端部6a´が貫通するように接続し、貫通した
先端部6a´をかしめる構造のため、接続信頼性を向上
させることができる。共通コネクタ3には、これら圧接
端子6及びピアッシング端子6´の少なくとも一方が内
蔵されていることとする。
複数の導体が絶縁被覆に覆われて平面状に並設されたケ
ーブルと、導体に接続され、複数の補機のそれぞれと接
続される複数の共通コネクタとを備えるフラットハーネ
スの複数の共通コネクタと導体との接続部を、封止材に
より封止し、若しくは複数の共通コネクタと導体との接
続部及びケーブルの少なくとも一方を保護部材により保
護し、又はフラットハーネスを補機が搭載された支持部
材に取付部材によって直接取り付けるという防水・固定
・保護の各機能を実現する。このため、例えばフラット
ハーネスの製造工程とこれらの防水・固定・保護処理の
工程とを一元化すれば、簡単且つ安価にフラットハーネ
スに防水・固定・保護の各機能を備えることが可能とな
る。
護構造を説明するためのフラットハーネスの上面図であ
る。
ルを説明するための図である。
共通コネクタに内蔵される圧接端子及び圧接端子の導体
との接続構造を説明するための図である。
子を説明するための図である。
護部材を取り付けた様子を説明するための図である。
保護部材により取り付けた様子を説明するための図であ
る。
例を説明するための図である。
である。
子を説明するための図である。
を取り付けた様子を説明するための図である。
一例を説明するための図である。
を説明するための図である。
続構造を説明するための図である。
ャートである。
2b…フレキシブルフラットケーブル、2g…端末部、
3…共通コネクタ、4…導体、5…絶縁被覆、5a…ブ
リッジ部、6…圧接端子、6´…ピアッシング端子、6
a,6b,6c…接続部、6a´…先端部、7…コネク
タ本体部、8…リテーナ、20…封止・取付・保護部
材、30…支持部材、31…穴部、35…融着層、36
…ベース層、40…自己融着型テープ。
Claims (19)
- 【請求項1】 複数の導体が絶縁被覆に覆われて平面状
に並設されたケーブルと、 前記導体に接続され、複数の補機のそれぞれと接続され
る複数の共通コネクタと、 前記複数の共通コネクタと前記導体との接続部を封止す
る封止材とを備えてなることを特徴とするフラットハー
ネスの防水構造。 - 【請求項2】 前記封止材は、前記ケーブルの導体の端
末部を更に封止するものであることを特徴とする請求項
1記載のフラットハーネスの防水構造。 - 【請求項3】 前記ケーブルは、前記複数の導体の各導
体がそれぞれ絶縁被覆により覆われ、各絶縁被覆間がそ
れぞれ互いに結合された構造からなる絶縁被覆間結合型
フラットケーブル、若しくは前記複数の導体の各導体が
それぞれ絶縁被覆により覆われ、各絶縁被覆間がそれぞ
れ互いに非結合で独立した構造からなる絶縁被覆間非結
合型フラットケーブル、又は前記複数の導体がラミネー
ト又は押出しによって平面的に形成された絶縁被覆によ
り覆われた構造からなるフレキシブルフラットケーブル
であることを特徴とする請求項1又は2記載のフラット
ハーネスの防水構造。 - 【請求項4】 前記封止材は、ホットメルト樹脂である
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のフ
ラットハーネスの防水構造。 - 【請求項5】 前記封止材は、防水ジェルであることを
特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のフラット
ハーネスの防水構造。 - 【請求項6】 前記封止材は、グリースであることを特
徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のフラットハ
ーネスの防水構造。 - 【請求項7】 前記封止材は、自己融着型テープである
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のフ
ラットハーネスの防水構造。 - 【請求項8】 複数の導体が絶縁被覆に覆われて平面状
に並設されたケーブルと、 前記導体に接続され、複数の補機のそれぞれと接続され
る複数の共通コネクタと、 前記補機が搭載された支持部材に前記フラットハーネス
を取り付ける取付部材とを備えてなることを特徴とする
フラットハーネスの固定構造。 - 【請求項9】 前記フラットハーネスは、前記支持部材
に、前記複数のコネクタと前記導体との接続部を前記取
付部材によって直接取り付けることにより取り付けられ
ていることを特徴とする請求項8記載のフラットハーネ
スの固定構造。 - 【請求項10】 前記フラットハーネスは、前記支持部
材に、前記ケーブルを前記取付部材によって直接取り付
けることにより取り付けられていることを特徴とする請
求項8記載のフラットハーネスの固定構造。 - 【請求項11】 前記支持部材の前記フラットハーネス
の取付位置には、前記取付部材の一部が充填/挿入され
る穴部が形成され、前記取付部材を前記接続部又は前記
ケーブルを包含するように前記フラットハーネスに装着
すると共に前記取付部材の一部を前記穴部に充填/挿入
し、前記穴部を貫通した前記取付部材の先端を前記穴部
の穴径よりも広く潰れるように変形させて前記支持部材
に取り付けることを特徴とする請求項9又は10記載の
フラットハーネスの固定構造。 - 【請求項12】 前記ケーブルは、前記複数の導体の各
導体がそれぞれ絶縁被覆により覆われ、各絶縁被覆間が
それぞれ互いに結合された構造からなる絶縁被覆間結合
型フラットケーブル、若しくは前記複数の導体の各導体
がそれぞれ絶縁被覆により覆われ、各絶縁被覆間がそれ
ぞれ互いに非結合で独立した構造からなる絶縁被覆間非
結合型フラットケーブル、又は前記複数の導体がラミネ
ート又は押出しによって平面的に形成された絶縁被覆に
より覆われた構造からなるフレキシブルフラットケーブ
ルであることを特徴とする請求項8〜11のいずれか1
項記載のフラットハーネスの固定構造。 - 【請求項13】 前記取付部材は、ホットメルト樹脂で
あることを特徴とする請求項8〜12のいずれか1項記
載のフラットハーネスの固定構造。 - 【請求項14】 前記取付部材は、自己融着型テープで
あることを特徴とする請求項8〜12のいずれか1項記
載のフラットハーネスの固定構造。 - 【請求項15】 複数の導体が絶縁被覆に覆われて平面
状に並設されたケーブルと、 前記導体に接続され、複数の補機のそれぞれと接続され
る複数の共通コネクタと、 前記複数の共通コネクタと前記導体との接続部及び前記
ケーブルの少なくとも一方を保護する保護部材とを備え
てなることを特徴とするフラットハーネスの保護構造。 - 【請求項16】 前記保護部材は、前記ケーブルの導体
の端末部を更に保護するものであることを特徴とする請
求項15記載のフラットハーネスの保護構造。 - 【請求項17】 前記ケーブルは、前記複数の導体の各
導体がそれぞれ絶縁被覆により覆われ、各絶縁被覆間が
それぞれ互いに結合された構造からなる絶縁被覆間結合
型フラットケーブル、若しくは前記複数の導体の各導体
がそれぞれ絶縁被覆により覆われ、各絶縁被覆間がそれ
ぞれ互いに非結合で独立した構造からなる絶縁被覆間非
結合型フラットケーブル、又は前記複数の導体がラミネ
ート又は押出しによって平面的に形成された絶縁被覆に
より覆われた構造からなるフレキシブルフラットケーブ
ルであることを特徴とする請求項15又は16記載のフ
ラットハーネスの保護構造。 - 【請求項18】 前記保護部材は、ホットメルト樹脂で
あることを特徴とする請求項15〜17のいずれか1項
記載のフラットハーネスの保護構造。 - 【請求項19】 前記保護部材は、自己融着型テープで
あることを特徴とする請求項15〜17のいずれか1項
記載のフラットハーネスの保護構造。
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