JP2003323289A - 印刷制御装置及びそれをコンピュータにより実現するためのコンピュータプログラム及び印刷制御方法 - Google Patents

印刷制御装置及びそれをコンピュータにより実現するためのコンピュータプログラム及び印刷制御方法

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JP2003323289A
JP2003323289A JP2002127267A JP2002127267A JP2003323289A JP 2003323289 A JP2003323289 A JP 2003323289A JP 2002127267 A JP2002127267 A JP 2002127267A JP 2002127267 A JP2002127267 A JP 2002127267A JP 2003323289 A JP2003323289 A JP 2003323289A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バリアブル印刷において、マスタドキュメント
上の各ページに対して、挿入用レコード毎に給紙段の設
定を行い、レコード毎に用紙を変更したり印刷を省きた
いページがある場合、その制御手段を提供する。 【解決手段】バリアブル印刷を行う場合、挿入するレコ
ードを順次獲得して、マスタドキュメントの各ページご
とにバリアブルフィールドを検索して(ステップS12
02)、ページ削除フィールドが見出されたなら、カレ
ントレコードの対応する項目の値を判定し(ステップS
1204)、オンとなっていればそのページの出力をス
キップする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば文書データ
等を出力するための印刷制御装置及びそれをコンピュー
タにより実現するためのコンピュータプログラム及び印
刷制御方法に関し、特に、定義された可変フィールドに
別途定義された値を挿入して出力可能なバリアブル印刷
機能を実現する印刷制御装置及びそれをコンピュータに
より実現するためのコンピュータプログラム及び印刷制
御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ドキュメントを印刷する方法として、バ
リアブル印刷という手法が知られている。このバリアブ
ル印刷はいわゆる差込印刷のことであり、1つのマスタ
ードキュメントに対して挿し込むべきテキスト或いはイ
メージデータ等を別途定義しておき、印刷時にそれらの
データをマスタードキュメントに挿入して印刷を行うも
のである。一つのマスタードキュメントに対して、挿し
込むべきデータを順次変更することで異なった印刷結果
を得ることが可能である。代表的な具体例としては、ダ
イレクトメールの宛名書き印刷があげられる。これはマ
スタードキュメントに氏名や住所を挿し込む領域(フィ
ールド)を定義し、挿し込むべきデータとして、住所録
のファイルを指定すると、住所録から順次レコードを読
み込み、各レコードに定義された氏名及び住所を、マス
タードキュメントの指定されたフィールドにテキストデ
ータを挿し込んで印刷を行うものである。印刷結果とし
て、1つのマスタドキュメントで、人数分の印刷ドキュ
メントが得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バリア
ブル印刷において、各レコード情報に基づいて差込デー
タを変更することはあっても、単にデータを可変に定義
できるというにとどまり、出力の制御、例えば、印刷を
抑制するページの指定や、特定のページ或いは全てのペ
ージの給紙段の切り替え等の制御を、各レコード毎に行
うことは方法は実現されていなかった。このため、レコ
ードによっては不要なページを全レコードについて一律
に印刷させて、印刷後に不要なページを抜き取ったり、
あるいは、特定のレコードの特定のページについて、用
紙を切り替えて後刻印刷し直すといった必要が発生し、
生産性の低下や資源の浪費をもたらすことになってい
た。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みて成されたもの
で、バリアブル印刷において、単に可変フィールドの値
を対応する項目により置換するのみならず、出力の制御
も可変フィールドに対応する項目により指定させること
で、出力の制御も可能とした印刷制御装置及びそれを実
現するためのコンピュータプログラム及び印刷制御方法
を提供することを目的とする。
【0005】さらに、出力の制御として、ページの不出
力や印刷段の指定を行うことで、可変フィールドの指定
によりそれらの制御を事前に定義できる印刷制御装置及
びそれを実現するためのコンピュータプログラム及び印
刷制御方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来例に
着目してなされたもので、次の異様な構成を有する。
【0007】コンピュータによりバリアブル印刷を行わ
せるためのコンピュータプログラムであって、マスタデ
ータに定義された可変フィールドの型が一定の型である
場合には当該可変フィールドに対応する項目の値を判定
し、その値に応じて当該バリアブル印刷についての出力
手順を制御させる。
【0008】この構成により、バリアブル印刷におい
て、出力の制御を、可変フィールドに対応する項目によ
り指定させることで可能ならしめる。
【0009】さらに好ましくは、前記可変フィールドの
型が前記一定の型以外の型である場合には、その可変フ
ィールドには、対応する項目を挿入する。
【0010】この構成により、前記一定の型以外の型の
可変フィールドの型には、従来通り対応する項目を挿入
して出力できる。
【0011】さらに好ましくは、前記マスタデータはペ
ージの集合として構成され、前記可変フィールドの一定
の型として削除フラグフィールドが含まれ、該削除フラ
グフィールドの型の可変フィールドを含むマスタデータ
のページについては、対応する項目の値が削除を示す値
である場合、当該ページを出力しないよう、コンピュー
タにより出力手順を制御させる。
【0012】この構成により、可変フィールドとして削
除フラグを定義しておけば、それが定義されたページの
不出力を、レコード毎に対応する項目値によって指定で
きる。
【0013】さらに好ましくは、前記マスタデータはペ
ージの集合として構成され、前記可変フィールドの一定
の型として給紙段フィールドが含まれ、該給紙段フィー
ルドの型の可変フィールドを含むマスタデータのページ
については、対応する項目の値により示される、印刷手
段の給紙段より用紙を供給するよう、コンピュータによ
り出力手順を制御させる。
【0014】この構成により、可変フィールドとして給
紙段を定義しておけば、それが定義されたページの出力
段を、レコード毎に対応する項目値によってページ単位
で指定できる。
【0015】さらに好ましくは、前記マスタデータはペ
ージの集合として構成され、前記可変フィールドの一定
の型として給紙段フィールドが含まれ、該給紙段フィー
ルドの型の可変フィールドを含むマスタデータの全ペー
ジについて、対応する項目の値により示される、印刷手
段の給紙段より用紙を供給するよう、コンピュータによ
り出力手順を制御させる。
【0016】この構成により、可変フィールドとして給
紙段を定義しておけば、それが定義されたページの出力
段を、レコード毎に対応する項目値によってマスタデー
タ単位で指定できる。
【0017】あるいは本発明は次のような構成を備え
る。
【0018】マスタ文書データに定義された可変フィー
ルドに対して、データベースに定義されたレコードに順
次注目し、注目レコードの各項目を対応する前記可変フ
ィールドに挿入して出力させるためのプログラムであっ
て、前記マスタ文書データに定義された可変フィールド
を検索する検索手段と、検索された可変フィールドが一
定の型であることを判定する第1判定手段と、前記第1
判定手段により前記一定の型でないと判定された可変フ
ィールドについては、当該可変フィールドに対応する、
前記注目レコードに含まれる項目の値を挿入し、前記第
1判定手段により前記一定の型であると判定された可変
フィールドについては、当該可変フィールドに対応す
る、前記注目レコードに含まれる項目の値を更に判定
し、その値に応じて前記マスタ文書データの出力手順を
制御する制御手段とを実現させる。
【0019】この構成により、レコード毎に定義された
項目値により、一定の型以外の型の可変フィールドの型
には、従来通り対応する項目を挿入して出力するととも
に、一定の型の可変フィールドを定義しておくことで、
可変フィールドに対応する項目により出力の制御を行う
ことが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】[第一実施形態]以下、本発明を適
用するのに好適である実施例について説明を行う。
【0021】<印刷処理システムの構成>図1は本発明
の実施形態である画像入出力装置を有する印刷処理シス
テムの構成を示すブロック図である。同図において、リ
ーダ部1は原稿の画像を読み取り、原稿画像に応じた画
像データを画像入出力制御部3へ出力する。プリンタ部
2は画像入出力制御部3からの画像データに応じた画像
を記録紙上に記録する。画像入出力制御部3はリーダ部
1およびプリンタ部2に接続されており、ファクシミリ
部4、ストレージ部5、コンピュータインターフェイス
部7、RIP(Raster Image Processor)部8、操作部
9、コア部10などからなる。
【0022】ファクシミリ部4は電話回線を介して受信
した圧縮画像データを伸長して、伸長された画像データ
をコア部10へ転送し、又、コア部10から転送された
画像データを圧縮して、圧縮された圧縮画像データを電
話回線を介して送信する。送受信する画像データは、ス
トレージ部5に接続されたハードディスク6中に一時的
に保存することができる。
【0023】ストレージ部5にはハードディスク6が接
続されており、ストレージ部5はコア部10から転送さ
れた画像データを圧縮し、その画像データを検索するた
めの画像データID番号とともにハードディスク6に記
憶させる。又、ストレージ部5はコア部10を介して転
送されたコードデータに基づいてハードディスク6に記
憶されている圧縮画像データを検索し、検索された圧縮
画像データを読み出して伸長し、伸長された画像データ
をコア部10へ転送する。
【0024】コンピュータインターフェイス部7は、パ
ーソナルコンピュータ又はワークステーション(PC/
WS)11とコア部10の間のインターフェイスであ
り、PC/WS11と一対一のローカルインターフェー
スで接続しても、ネットワークで接続しても良い。ま
た、コア部で管理している印刷ジョブ情報をPC/WS
11に送信するなど、PC/WS11と双方向通信する
ことも可能である。
【0025】また、リーダー部1、プリンタ部2で装着
されている給紙段や排紙装置(フィニッシャ)等の種
類、また、それぞれの給紙段に設定されている用紙情
報、トナーの残量等の機器情報は、リーダー部1、プリ
ンタ部2からコア部に送られ、このコンピュータインタ
ーフェース部7を通し、PC/WSに送信することが可能で
ある。この場合、PC/WS11より、機器情報を取得すべ
く問い合わせがネットワーク等を介してコンピュータイ
ンターフェイス部に届くと、コンピュータインタフェイ
ス部では、コア部に情報を問い合わせ、その情報をコア
部より引き出し、再びネットワーク等を介してPC/W
S11に送信することになる。ここではPC/WS11
から機器に情報を問い合わせ、その情報を取得すること
をダイナミックコンフィグと呼ぶ。
【0026】RIP部8はPC/WS11から転送され
た画像を表すコードデータ(PDL)をプリンタ部2で記録
できる画像データに展開するものである。
【0027】操作部9はタッチパネルディスプレイとハ
ードキーを備え、ユーザーインターフェースにより、本
画像入出力装置への動作指示や動作設定等を行うもので
ある。
【0028】コア部10については後述するが、コア部
10はリーダ部1、プリンタ部2、ファクシミリ部4、
ストレージ部5、コンピュータインターフェイス部7、
RIP部8、操作部9のそれぞれの間のデータの流れを制
御するものである。
【0029】図2はリーダ部1及びプリンタ部2の断面
図である。リーダ部1の原稿給送装置101は原稿を先
頭順に1枚ずつプラテンガラス102上へ給送し、原稿
の読み取り動作終了後、プラテンガラス102上の原稿
を排出するものである。原稿がプラテンガラス102上
に搬送されると、ランプ103を点灯し、そしてスキャ
ナユニット104の移動を開始させて、原稿を露光走査
する。この時の原稿からの反射光は、ミラー105、1
06、107、及びレンズ108によってCCDイメー
ジセンサ(以下CCDという)109へ導かれる。この
ように、走査された原稿の画像はCCD109によって
読み取られる。CCD109から出力される画像データ
は、所定の処理が施された後、画像入出力制御部3のコ
ア部10へ転送される。
【0030】プリンタ部2のレーザドライバ221はレ
ーザ発光部201を駆動するものであり、画像入出力制
御部3のコア部10から出力された画像データに応じた
レーザ光をレーザ発光部201に発光させる。このレー
ザ光は感光ドラム202に照射され、感光ドラム202
にはレーザ光に応じた潜像が形成される。この感光ドラ
ム202の潜像の部分には現像器203によって現像剤
が付着される。そして、レーザ光の照射開始と同期した
タイミングで、カセット204及びカセット205のい
ずれかから記録紙を給紙して転写部206へ搬送し、感
光ドラム202に付着された現像剤を記録紙に転写す
る。現像剤の乗った記録紙は定着部207に搬送され、
定着部207の熱と圧力により現像剤は記像紙に定着さ
れる。定着部207を通過した記録紙は排出ローラ20
8によって排出され、また、両面記録が設定されている
場合は、排出ローラ208のところまで記録紙を搬送し
た後、排出ローラ208の回転方向を逆転させ、フラッ
パ209によって再給紙搬送路210へ導く。再給紙搬
送路210へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転
写部206へ給紙される。
【0031】図3はコア部10のブロック図である。リ
ーダ部1からの画像データはインターフェース122を
介して、データ処理部121へ転送される。データ処理
部121は画像の回転処理や変倍処理などの画像処理や
画像データの圧縮、伸長を行うものであり、内部にA4
/レターサイズ相当の画像データ複数ページ分のページ
メモリを有する。リーダ部1からデータ処理部121へ
転送された画像データは、ページメモリに一時的に記憶
された後、圧縮されてインターフェイス120を介して
ストレージ部5へ転送される。
【0032】また、コンピュータインターフェイス部7
を介して入力された画像を表すコードデータ(PDLデ
ータ)は、インターフェース120を介してデータ処理
部121に転送された後RIP部8へ転送されて画像デ
ータに展開され、この画像データはデータ処理部121
に転送された後、ページメモリに一時的に記憶された
後、圧縮されてストレージ部5へ転送され、データ処理
部121で定められた画像データID番号で管理され
る。
【0033】ストレージ部5からの画像データは、デー
タ処理部121へ転送された後、伸長されてページメモ
リに一時的に記憶された後、プリンタ部2やファクシミ
リ部4、コンピュータインターフェイス部7へ転送され
る。
【0034】また、画像データがストレージ部5で保持
されたならば、直ちに画像データ管理部125へ通知さ
れ、データ処理部121で定められた画像データID番号
と関連づけて管理する。また、同時にハードディスクに
保存された印刷ジョブも印刷ジョブID番号と関連付け
て管理している。
【0035】尚、前述したデータ処理部121へ各種画
像データを入力し、ページメモリに一時的に記憶した
後、ストレージ部5へ画像データを転送する前に、プリ
ンタ部2やファクシミリ部4、コンピュータインターフ
ェイス部7へ転送することも内部のセレクタを切り替え
ることによって可能である。
【0036】CPU123により、メモリ124に記憶
されている制御プログラム、及び操作部9から転送され
た制御コマンドに従ってこのような制御を行う。また、
メモリ124はCPU123の作業領域としても使われ
る。
【0037】このように、コア部10を中心に、データ
処理部121、ストレージ部5を介して、原稿画像の読
み取り、画像のプリント、画像の送受信、画像の保存、
コンピュータからのデータの入出力などの機能を複合さ
せた処理を行うことが可能である。
【0038】次に、本実施の形態のPC/WS11にお
ける印刷データの合成機能等の動作を遂行するまでのス
テップについてさらに説明する。
【0039】<コンピュータのソフトウエア構成>PC
/WS11は、基本I/Oプログラム、オペレーティン
グシステム(OS)、及び本実施形態に示す印刷処理プ
ログラムをCPUか実行することにより動作する。基本
I/OプログラムはPC/WS11内のROMに書き込
まれており、オペレーティングシステム(OS)は、P
C/WS11内のハードディスク(HD)或いはフレキ
シブルディスク(FD)等の外部記憶メモリに書き込ま
れている。
【0040】まず、PC/WS11の電源がONされる
と、基本I/Oプログラム中のイニシャルプログラムロ
ーディング(IPL)機能により、PC/WS11内の
ハードディスク(HD)或いはフレキシブルディスク
(FD)等の外部記憶メモリに記憶されたオペレーティ
ングシステム(OS)がPC/WS11内のRAMに読
み込まれ、OSが動作される。
【0041】次に、オペーレーターが、PC/WS11
内のキーボード及びポインティングデバイスにより、P
C/WS11内の表示部の画面に表示されたコマンドメ
ニューのコマンドイメージ等を選択し、アプリケーショ
ンの実行を指示すると、ハードディスク(HD)或いは
フレキシブルディスク(FD)等の外部記憶メモリに記
憶されたアプリケーションがRAMに読み込まれ、前記
アプリケーションが動作する。
【0042】次に、前記アプリケーション起動時と同様
な手順で、オペレータにより印刷が指示されると、ハー
ドディスク(HD)或いはフレキシブルディスク(F
D)等の外部記憶メモリに記憶された印刷データの合成
機能等を有する本印刷処理プログラムおよびプリンタ制
御コマンド生成プログラム(プリンタドライバ)がRA
Mに読み込まれ、前記本印刷処理システムが動作する。
【0043】本実施形態の場合は、本印刷処理プログラ
ム及び関連データはフレキシブルディスク(FD)等の
記録媒体に記録されて提供されており、その記録されて
いる内容の構成を図5に示す。
【0044】PC/WS11内のハードディスクあるい
はフレキシブルディスク(FD)に記憶された印刷処理
プログラム及び関連データは、PC/WS11内のディ
スクコントローラ部を通じてPC/WS11にロードす
ることができる。ハードディスクあるいはフレキシブル
ディスクから、ディスクコントローラ部によって、OS
及び基本I/Oプログラムの制御のもとに本印刷処理プ
ログラム及び関連データが読み出され、PC/WS11
内のRAMにロードされて動作可能となる。
【0045】図4は、本印刷処理プログラムがPC/W
S11内のRAMにロードされ実行可能となった状態の
メモリマップを示す。
【0046】図6は、プリンタ等の印刷装置が直接接続
されているか、あるいはネットワーク経由で接続されて
いるホストコンピュータであるPC/WS11における
標準的な印刷処理ソフトウエアモジュールの構成図であ
る。なお、図6においてプリンタと表記されているブロ
ックは、図1における画像入出力装置3及びプリンタ2
に対応している。
【0047】バリアブルプリントアプリケーション20
1、グラフィックエンジン202、プリンタドライバ2
03、およびシステムスプーラ204、ダイナミックコ
ンフィグ用のモジュール(DCモジュール)は、たとえ
ばPC/WS11内の外部メモリに保存されたファイル
として存在し、実行される場合にOSやそのモジュール
を利用するモジュールによってPC/WS11内のRA
Mにロードされ実行されるプログラムモジュールであ
る。また、バリアブルプリントアプリケーション201
およびプリンタドライバ203、DCモジュール205
は、不図示のFDやCD−ROM、あるいはネットワー
クを経由してPC/WS11内の外部ディスクに追加す
ることが可能となっている。バリアブルプリントアプリ
ケーション201からプリンタ2に対して印刷を行う際
には、グラフィックエンジン202を利用して出力(描
画)を行う。
【0048】バリアブルプリントアプリケーション20
1が、図5等で言うところの印刷処理プログラムに相当
する。この印刷処理プログラムは、文書処理プログラム
等の印刷処理手順の一部として組み込まれてもよいが、
それら通常のアプリケーションプログラムとは別に、ア
プリケーションプログラムにより印刷が行われた際に、
プリンタドライバやデスプーラ等のシステムプログラム
により実行される手順として実現されて良い。
【0049】なお、本実施形態ではオペレーティングシ
ステムとしてマイクロソフト社のウインドウズを使用す
るものとして、ウインドウズOSに従った用語や概念で
説明をする。しかし発明にかかる印刷処理プログラム自
体はOSとは独立したものであり、また、他のOSにお
いてもウインドウズOSと類似した概念あるいは代替可
能な機能を見出すことは容易である。したがって、本実
施形態は特定のOS下で実施された場合について説明す
るが、他のいかなるOSの下においても本実施形態と同
様に実施可能である。
【0050】グラフィックエンジン202は、印刷装置
ごとに用意されたプリンタドライバ203をロードし、
アプリケーション201の出力をプリンタドライバ20
3に設定する。そして、バリアブルプリントアプリケー
ション201から受け取るGDI(Graphic Device Int
erface)関数からDDI(Device Driver Interface)
関数に変換して、プリンタドライバ203へDDI関数
を出力する。プリンタドライバ203は、グラフィック
エンジン202から受け取ったDDI関数に基づいて、
プリンタが認識可能な制御コマンド、例えばPDL(Pa
ge DescriptionLanguage:ページ記述言語)に変換す
る。変換されたプリンタ制御コマンドは、OSによって
ロードされたシステムスプーラ204を経てコンピュー
タインターフェース部7へ印刷データとして出力される
仕組みとなっている。
【0051】更にバリアブルプリントアプリケーション
201からプリンタドライバに対して、給紙段や用紙サ
イズなどの初期値を渡すことが可能である。渡し方は一
般的にアプリケーション及びプリンタドライバが理解可
能なデータ形式であるDEVMODE構造体を介して行
われる。アプリケーションは給紙段や用紙サイズ等の初
期値をこのDEVMODE構造体にセットし、グラフィ
ックエンジンを介してプリンタドライバに渡す。プリン
タドライバでは更に詳細な設定をすることが可能であ
り、これらの情報を描画属性情報としてPDLの一部と
して展開し、システムスプーラ204を介しプリンタ送
信する。
【0052】また、本実施形態におけるバリアブルプリ
ントに必要なデータとして、マスタデータファイル20
5、フィールドデータファイル206、外部参照データ
ベース(DB)207がファイルとして存在している。
バリアブルプリントアプリケーション201は下敷きと
なるマスターデータファイル205、フィールドの属性
が定義されたフィールドデータファイル206および各
フィールドに挿し込む情報をレコード毎に記述した外部
参照データベース207を読み込んで、バリアブルプリ
ントを実現する。
【0053】<バリアブル印刷のワークフロー>バリア
ブル印刷について、そのワークフローを図7のフローチ
ャートを用いてもう少し詳しく説明する。
【0054】まずステップS701でユーザーはマスタ
ドキュメント205を準備する。マスタドキュメント2
05はバリアブル印刷を行うアプリケーションが読み込
み可能なフォーマットであれば、他のアプリケーション
で作成したものでよい。他のアプリケーションで作成し
たものがバリアブル印刷を行うアプリケーションで読め
ないフォーマットの場合は、読み込み可能なフォーマッ
トに変換して準備しておくことも可能である。
【0055】次のワークフローとしてステップS702
で、データベース207を準備する。このデータベース
207はバリアブル印刷アプリケーションが読み込み可
能な表形式のフォーマットで作成されており、その形式
は、各行(フィールド)の先頭(第1列目)に項目、各
行の第2列目以降には、各フィールドの項目に対応する
データが格納されているものとする。なおデータ定義が
プログラムにより与えられていれば、項目の定義を示す
列を省略することができる。このステップS702と前
述のステップS701の順序はどちらが先でも、ワーク
フローとしては問題ない。
【0056】次にステップS703で前述のステップS
701で準備したマスタードキュメント205の各ペー
ジ(マスターページ)に対してバリアブル印刷に必要な
フィールド(バリアブルフィールド)を設定する。フィ
ールドの設定は、まず、バリアブル印刷アプリケーショ
ンがステップS701で準備したマスタードキュメント
を読み込み表示し、その表示を下敷きとして、その上に
矩形などドローツールのような要領で位置を指定する。
フィールドにはテキスト及びイメージの2種類があるの
で、その属性も同時に設定する。
【0057】次にステップS704で前記ステップS7
03で設定したフィールドに、ステップS702で準備
したデータベースの各フィールドを関連付ける設定を行
う。このステップはステップS703で設定した各フィ
ールドに、データベース207中のどの行(フィール
ド)を挿し込むかを指定するものである。バリアブル印
刷を行うアプリケーションは、ステップS702で準備
されたデータベースを読み込み、本設定を実現する。デ
ータベースを読み込む際、データベースの特性を生かす
ため、データベースレコードの選択や並び替えも可能で
ある。選択の例としては、住所録などがデータベースと
して用意されている場合、データベース中の行(フィー
ルド)の項目として“住所(都道府県名)”などから、
“東京都”に該当するレコードを選択するなどが可能で
ある。
【0058】次のワークフローとしてステップS705
でステップS703で設定されたマスタードキュメント
上のバリアブルフィールドとステップS704で設定さ
れたデータベースとの関連付けの整合性を確認する。こ
のチェックはバリアブル印刷を行うアプリケーションが
整合性のチェック機能を有し、オペレータはその操作を
行うことで実現する。整合性のチェックの項目として
は、設定したフィールド中に挿し込み用のデータを挿し
込むと領域をはみ出してしまうとか、フィールドに関連
付けられた項目が間違っているなどのチェックがある。
【0059】このようにステップS704で定義され、
S704で確認されたデータが、フィールド情報ファイ
ル206として保存される。その内容については後述す
る。
【0060】前記ステップS705で整合性に問題なけ
れば印刷を行う。印刷の際は印刷の範囲として、開始レ
コード番号、終了レコード番号を指定する。例えば開始
レコード番号を1から10というように指定した場合、
前記の宛名書きの例で説明すると、データベース中のレ
コード1から10の10人分の宛名を順にマスタードキ
ュメントに挿し込み、10人分の個人当てのドキュメン
トが印刷されることになる。
【0061】<バリアブル印刷時の処理手順>次に、図
8乃至図13のフローチャート、データ形式図及び出力
例を参照して、本実施の形態の印刷処理システムにおけ
るバリアブルプリント機能の動作手順について説明す
る。なお、この処理は前記動作ステップにより、PC/
WS11において印刷機能を有するアプリケーション等
のプログラムが動作している状態で開始される。
【0062】本実施の形態では、上述のワークフローに
従って、マスターとなるドキュメントファイル(マスタ
ーページファイル)を読み込み、その各ページを下敷き
としてバリアブル印刷を行うためのフィールド情報を設
定する。さらに、設定したフィールドに挿し込むべきデ
ータとしてあらかじめ定義してあるデータベースを読み
込み、データベース中の各フィールドとのリンクを定義
する。この際、フィールドのタイプとしてページ削除を
意味する"Delete flag"(削除フラグフィールド)をマ
スターページファイル上に定義し、さらに、このフィー
ルドに挿し込むデータとして、削除フラグを意味する
“ON”,“OFF”を設定しておく。そして、PC/
WS11で動作する印刷処理プログラムにより、マスタ
ードキュメントのあるページに削除フラグフィールドが
定義され、そこに挿し込むデータとして削除フラグ“O
N”が設定されていることが判定されて、該当する場
合、そのレコードに対しては、このページを印刷しない
様にバリアブルプリント実行する。
【0063】(外部参照データベースのレコード形式)
図8は図7のステップS702で準備したデータベース
のイメージを示したものである。データベースの各行の
先頭は“氏名”、“住所”、“年齢”など、次の行から
続くデータの項目が記述してある。この例では、これら
3つのデータ形式はテキスト形式である。表の2列目か
らはレコード番号1から始まり、各項目に対するデータ
が記述されている。この表で、“写真”の項目はイメー
ジデータ形式であり、イメージデータそのものが格納さ
れているか、図8の例のようにイメージデータファイル
の相対パス名とファイル名称が記述されている。ファイ
ル名が記述されている場合、データベース外に保存して
あるイメージファイルより該当するファイルを参照でき
るようになっている。さらに“ページ削除”の項目は、
本実施の形態を実現するために記述した項目であり、マ
スタードキュメントの指定されたページを削除して印刷
するか否かを定義した項目である。この削除フラグの項
目に記述されるデータとしては、ON、OFFのいずれ
かである。図8の例ではレコード2の“鈴木”さんは
“ページ削除”の項目がONになっているので、マスタ
ーページにこのページ削除フィールドが定義されている
場合、そのページを印刷しないといった指示が可能とな
る。また、このデータベース中の項目の記述において
“ページ削除”の文字列はユーザが定義した文字列でも
かまわない。
【0064】(バリアブルフィールドの定義)次に図9
を用いて、バリアブルフィールドの設定について説明す
る。図9はマスタードキュメントの各ページに前記ステ
ップS703で設定したバリアブルフィールドを図示し
た例である。ユーザはバリアブル印刷アプリケーション
が提供するエディタプログラムなどを用いて、下敷きと
なるマスタードキュメントのページを表示させ、ドロー
ツールなどを用いて、矩形等でバリアブルフィールドの
場所を設定する。バリアブルフィールドを設定する際に
は、そのフィールドのタイプ及び番号も同時に指定す
る。この図9では、マスタードキュメントが4ページあ
る例を示している。その各ページには後で説明しやすい
様に左下にA、B,C,Dなる記号をマスターページ上
に記述している。
【0065】この図9の例では、aフィールドはテキス
トフィールドを示している。そしてこのフィールドを番
号1として設定しているものである。図中bフィールド
はaフィールドとは別のテキストフィールドを示してい
る。このフィールドの番号は番号2である。更に図中c
フィールドはイメージフィールドを示している。番号は
3である。以上のフィールド1から3はマスターページ
の1ページ目(ページA)に設定されている。また、d
フィールドは、フィールド番号4番として、削除フラグ
(delete flag)フィールドを示している。この削除フ
ィールドはテキストやイメージのフィールドとは異な
り、それ自身は挿し込まれたデータが印刷されないフィ
ールドである。このフィールドに、図8で説明したデー
タベース中の“ページ削除”項目のデータ、“ON”、
“OFF”が挿し込まれると、そのフラグの値によって
この削除フラグフィールドが設定されたマスターページ
を印刷しない様に制御できるようなる。図9の例では3
ページ目に削除フィールドが設定されているので、この
ページを印刷したりしなかったり出来るようになる。図
8の例では、レコード1については削除フラグはOFF
なので、図9のページCは印刷され、レコード2につい
ては削除フラグはONなので、図9のページCは印刷さ
れない。
【0066】(フィールド情報ファイルのレコード形
式)次に図10を用いて前記ステップS704における
データベースとのリンク設定、すなわちフィールド情報
ファイルの形式について説明する。
【0067】図10はフィールド情報のデータフォーマ
ットを図示した表である。このフィールド情報のデータ
フォーマットは、通常、バリアブル印刷アプリケーショ
ンがメモリ中で管理するものであるが、最終的には、読
み込み、保存可能なフォーマットでファイル(図6の2
03)に記述されるものである。もちろん、保存したフ
ァイルを再読み込みすることは可能である。
【0068】図10の例を説明すると、図9で説明した
フィールドの情報が、 “ページ”、“フィールド番
号”、“タイプ”、“位置”、“大きさ”の欄に格納さ
れている。“ページ”の欄はバリアブルフィールドを設
定したマスタードキュメント上のページ番号を示してお
り、例えば図9中のbフィールドすなわちフィールド番
号2は、マスタードキュメントの1ページ目で、タイプ
はテキスト、位置、大きさはそれぞれ表中に示した値で
あることが判断できる。
【0069】また、フィールド番号4は図9で説明した
削除フラグのフィールドであり、第3ページすなわちペ
ージCに定義され、フィールド番号は4,タイプは削除
フラグを示す"delete flag"、位置大きさは図10中に
示すとおりで、“フィールド名”の欄は、図8で説明し
たデータベースの項目のうち“ページ削除”の項目を関
連付けた例を示している。
【0070】外部参照データベースの各項目とのリンク
は図10における“フィールド名”の欄に示されてい
る。オペレータがこのデータベースとのリンクを指定す
る方法としては、このデータフォーマットの表をUI上
に表示し、この“フィールド名”の欄をキーボードから
入力させる方法でもよいし、あらかじめデータベースの
各項目を抽出し表形式でUI上に表示しておき、マウス
等のクリックで選択させる方法などで実現できる。
【0071】(バリアブル印刷手順)次に図11乃至図
12を用いて、ステップS706の印刷の方法について
説明する。図11は印刷処理を示したフローチャートで
ある。
【0072】まずステップS1101でマスタードキュ
メントの総ページ数をPとする。
【0073】次にステップS1102で印刷すべきデー
タベースのレコード番号の範囲を指示し、その開始レコ
ード番号をRs、終了レコード番号をReとする。印刷
すべきレコード番号の範囲をオペレータに指示させる方
法には、UI上の印刷ダイアログを表示して入力させる
方法などがある。
【0074】次にステップS1103に進み、バリアブ
ル印刷アプリケーションは、マスタードキュメントの全
ページをグラフィックエンジン205へ渡すためのデー
タに変換し、メモリ上に格納する。ここで格納するデー
タ形式は、描画命令の集まりであるので、後から容易に
描画命令の追加が行える。更に、メモリ内に格納する時
は、ページ毎に管理されていて、どのデータがどのペー
ジに対応するかは容易に判断できるものである。
【0075】次にステップS1104に進みレコードを
カウントするための変数iにRsをセットする。
【0076】次にステップS1105に進み、図8で説
明しあらかじめ用意されたデータベースより、i番目の
レコードの情報を取得する。レコードカウンタiで示さ
れるレコードをカレントレコードと呼ぶ。
【0077】次にステップS1106に進み、図10で
説明したフィールド情報に基づきステップS1105で
読み込んだレコードのデータをマスタドキュメントの各
フィールドに挿入出来るように、ステップS1103の
時と同様にグラフィックエンジン205へ渡すためのデ
ータに変換し、ステップS1103で格納したメモリ上
の描画データと重ねあわせて、グラフィックエンジン2
02、プリンタドライバ203を介して画像入出力装置
3に接続されたプリンタ2に出力する。
【0078】次にステップS1107に進み、レコード
カウンタiを1つインクリメントする。
【0079】次にステップS1108に進み、レコード
カウンタが終了レコード番号より大きければ終了すべく
ステップS1109に進む。レコードカウンタが終了レ
コード番号より小さければ更に次のレコードを処理すべ
く、ステップS1105に進む。
【0080】ステップS1109では、印刷の終了処理
としてステップS1103で格納したメモリを開放して
終了する。
【0081】次に図12のフローチャートを用いて図1
1におけるステップS1106すなわち、レコードを挿
入してプリンタにデータを送信するステップについて更
に詳しく説明する。
【0082】まずステップS1201で処理中のマスタ
ードキュメントのページ番号をカウントするカウンタと
してjに1をセットする。カウンタjで示されるページ
番号のページをカレントページと呼ぶ。また、実際の出
力ページ数をカウントアップするカウンタとしてP’に
0をセットする。
【0083】次にステップS1202に進み、jページ
目のフィールド情報を図10で説明した表より検索して
ピックアップする。図10の例で再び説明すると、j=
1の時は1ページ目のフィールド情報として、フィール
ド番号1,2,3の3つのフィールドが検索されること
となる。
【0084】次にステップS1203に進み、ステップ
S1202で検索したフィールド情報のフィールドタイ
プにページ削除を意味する"Delete flag"が1つでも含
まれているか否かを判断する。ここでタイプに"Delete
flag"が1つでもある場合はステップS1204に進
み、そのフィールドに挿し込まれるカレントレコードの
フラグが“ON”であるか否かを判断する。ここで、カ
レントレコードの情報が“ON”であるならば、そのカ
レントレコードについては、処理中のページを出力対象
から削除すべく、出力処理を行わずにステップS121
0に進む。ステップS1204でフラグの情報が“OF
F”であった場合には、通常の処理を行うべくステップ
S1205に進む。
【0085】ステップS1203で処理中のカレントペ
ージのフィールドタイプに"Deleteflag"がなかった場合
も同様に通常の処理をすべく、ステップ1205に進
む。
【0086】ステップS1205では、カレントページ
である第jページについて、各フィールド情報を取得し
て描画オブジェクトに展開する。ここでの描画オブジェ
クトは図11のステップS1103でマスターページを
展開した時と同じタイプのオブジェクトである。
【0087】次にステップS1206に進み、図11の
ステップS1103で展開したマスターページのうち、
該当するカレントのページjの描画オブジェクトを取得
する。
【0088】次にステップS1207に進み、ステップ
S1205で展開したフィールドの描画オブジェクトと
ステップS1206で取得したマスターページの描画オ
ブジェクトに重ねあわせる(オーバーレイする)。
【0089】次にステップS1208に進み、重ねあわ
せた描画オブジェクトをGDIに変換し、グラフィック
エンジン202を介してプリンタドライバ203に送信
する。
【0090】次にステップS1209に進み、出力ペー
ジをカウントするP’を1つインクリメントする。
【0091】次にステップS1210に進み、処理すべ
きページを1つ進めるべくカウンタjを1つインクリメ
ントする。
【0092】次にステップS1211に進み、カレント
ページカウンタjがマスタードキュメントの総ページ数
Pより大きい場合は、処理すべきページがないものとし
終了する。ステップS1211でj>Pでない場合は次
のページの処理をすべくステップS1202に進み、処
理を繰り返す。
【0093】(出力結果)次に図13を用いて出力結果
について説明する。図13は本実施の形態の出力結果を
示した例である。図中Aは図8の例で説明したレコード
番号1の“田中”さんの例である。また、図13Bは同
様にレコード番号2の“鈴木”さんの例である。
【0094】図9においてタイプが"delete flag"のフ
ィールドを設定したのは第3ページ目であり、図9では
わかりやすい様そのページには“C”と記載してあっ
た。本実施形態では、このページを各レコード中の削除
フラグの値によって印刷するかしないかを制御するもの
であり、図13Aの“田中”さんの例では、図8より、
削除フラグが“OFF”であったので、3ページ目のペ
ージ“C”は削除されずに出力されている。一方図13
Bの“鈴木”さんの例では、このフィールドに挿し込ま
れる削除フラグが図8で説明した通り、“ON”であっ
たため、第3ページ目のページCの印刷はスキップさ
れ、出力結果から削除されて出力されている。
【0095】以上のように、本実施形態では、バリアブ
ルプリント機能により挿入されるフィールドを、単にマ
スタドキュメントとは別途用意されたオブジェクトの挿
入のためのみに使用するのではなく、印刷そのものの制
御に使用するプログラムを示している。特に本実施形態
では、その制御の内容として、特定のデータタイプが指
定されたフィールドを含むページについては、そのフィ
ールドに対応するものと指定された項目の値による出力
の制御が示されている。
【0096】この結果、バリアブルプリントにおいて、
単にその内容をレコード毎に変更しつつ印刷するのでは
なく、レコード毎に印刷するページと印刷しないページ
とがあるような場合であっても、レコード中の項目の値
によって出力を制御できる。
【0097】[第二の実施例]第二の実施の形態では、
マスターとなるドキュメントファイル(マスターページ
ファイル)を読み込み、その各ページを下敷きとしてバ
リアブル印刷を行うためのフィールド情報を設定する。
さらに、設定したフィールドに挿し込むべきデータとし
てあらかじめ定義してあるデータベースを読み込み、デ
ータベース中の各フィールドとのリンクを定義する。こ
の際、フィールドのタイプとして給紙段指定を意味す
る"Paper Source Filed"をマスターページ上に定義し、
さらに、このフィールドに挿し込むデータとして、給紙
段のカセット番号を設定すると、もしマスタードキュメ
ントのあるページに給紙段指定のフィールドが定義さ
れ、そこに挿し込むデータとして給紙段のカセット番号
が設定されている場合、そのページに対しては給紙段を
設定し、他のページとは給紙段を切り替えて印刷する様
なバリアブルプリント実行するものである。
【0098】この第二の実施の形態では、第一の実施の
形態における図8のデータベース中の設定方法、図9に
おけるバリアブルフィールドの設定方法、図10におけ
るフィールド情報のデータフォーマット、及び図12に
おけるレコードを挿入しプリンタにデータを送信するス
テップが異なる。したがって、これらの例についてのみ
説明し、後の説明は第一実施形態と同様であることから
省略する。
【0099】(外部参照データベースのレコード形式)
図14は図7におけるステップS702で準備したデー
タベースのレコードイメージを示したものである。ここ
で第一の実施の形態である図8と異なるのは、給紙段の
項目である。この“給紙段”の項目は、第二の実施の形
態を実現するのに記述した項目であり、マスタードキュ
メントのあるページの給紙段設定を定義した項目であ
る。この給紙段設定の項目に記述されるデータとして
は、カセット1、カセット2、手差しなどの給紙段番号
或いは名称を指定する。空白の場合は特に給紙段切り替
えを設定しないことを意味する。図8の例では“鈴木”
さんは“給紙段”の項目が“カセット2”になっている
ので、マスターページにこのフィールドが定義されてい
ると、そのページの給紙段をカセット2に変更するとい
う指示が可能となる。また、“田中”さんの場合はこの
欄が空白になっているので、特に給紙段切り替え設定は
行わない。また、このデータベース中の項目の記述にお
いて“給紙段”の文字列はユーザが定義した文字列でも
かまわない。
【0100】次に図15を用いて、バリアブルフィール
ドの設定について説明する。図15はマスタードキュメ
ントの各ページに図7におけるステップS703で設定
したバリアブルフィールドを図示した例である。ここで
第一の実施の形態である図9と異なるのは、図9におい
て"delete Flag"タイプのdフィールド(フィールド
4)が、図15では"Paper Source Field"タイプのeフ
ィールド(フィールド5)に置換されていることであ
る。
【0101】図15の例では、dフィールドは、フィー
ルド番号4番として、給紙段切り替え(Paper Source)フ
ィールドを示している。このPaper Source fieldはテキ
ストやイメージのフィールドとは異なり、それ自身は挿
し込まれたデータが印刷されないフィールドである。こ
のフィールドに、図14で説明したデータベース中の
“給紙段”項目のデータとして給紙段の名称番号が挿し
込まれると、その値によってこのPaper Source fieldを
設定したマスターページの給紙段指定を切り替えて設定
できるようなる。図15の例では3ページ目にPaper So
urce fieldが設定されているので、このページの給紙段
切り替えが出来るようになる。
【0102】(フィールド情報ファイルのレコード形
式)次に図16を用いて図7のステップS704におけ
るデータベースとのリンク設定について説明する。図1
6はフィールド情報のデータフォーマットを図示した表
である。ここで第一の実施の形態である図10と異なる
のは、フィールド番号4におけるフィールドのタイプと
フィールド名の項目である。
【0103】第二の実施の形態ではフィールド番号4は
図15で説明したpaper Source タイプのフィールドで
あり、この“フィールド名”の欄は、図14で説明した
データベースの項目のうち“給紙段”の項目を関連付け
た例を示している。
【0104】(バリアブル印刷手順)次に図17のフロ
ーチャートを用いて第一の実施例で説明した図11にお
けるステップS1106のレコードを挿入しプリンタに
データを送信するステップにおいて、第二の実施の形態
の例ついて説明する。
【0105】まずステップS1701で処理中のマスタ
ードキュメントのページ番号をカウントするカウンタと
してjに1をセットする。カウンタjで指示されるペー
ジをカレントページと呼ぶ。
【0106】次にステップS1702に進み、jページ
目のフィールド情報を図16で説明した表より検索しピ
ックアップする。図16の例で再び説明すると、j=1
の時は1ページ目のフィールド情報として、フィールド
番号1,2,3の3つのフィールドが検索されることと
なる。
【0107】次にステップS1703に進み、ステップ
S1702で検索したフィールド情報のフィールドタイ
プに給紙段指定を意味する"Paper Source"フィールドが
あるか否かを判断する。ここでタイプに" Paper Sourc
e"がある場合はステップS1704に進み、そのフラグ
に挿し込まれるカレントレコードの情報に給紙段として
のカセット番号があるか否かを判断する。ここで、カレ
ントのレコードの情報に給紙段としてのカセット番号が
あるならば、そのカレントレコードについては、処理中
のページの給紙段設定を切り替えるべくステップS17
05に進む。
【0108】ステップS1705では、処理中のjペー
ジについて、カセット段情報を指示する。この指示の仕
方は第一の実施の形態の図6で説明したアプリケーショ
ンからプリンタドライバに印刷情報を渡す手段としての
DEVMODE構造体等に給紙段指定情報を書き込むこ
とで実現する。そしてステップS1706に進む。
【0109】ステップS1704で給紙段としてのカセ
ット番号がなかった場合には、通常の処理を行うべくス
テップS1706に進む。また、ステップS1703で
処理中のカレントページのフィールドタイプに"Paper S
ource"がなかった場合も同様に通常の処理をすべく、ス
テップ1706に進む。
【0110】ステップS1706では、カレント処理ペ
ージのjページについて、各フィールド情報を取得し描
画オブジェクトに展開する。ここでの描画オブジェクト
は第一の実施の形態の図11のステップS1103でマ
スターページを展開した時と同じタイプのオブジェクト
である。
【0111】次にステップS1707に進み、図11の
ステップS1103で展開したマスターページのうち、
該当するカレントのページjの描画オブジェクトを取得
する。
【0112】次にステップS1708に進み、ステップ
S1205で展開したフィールドの描画オブジェクトと
S1707で取得したマスターページの描画オブジェク
トに重ねあわせる(オーバレイする)。
【0113】次にステップS1709に進み重ねあわせ
た描画オブジェクトをGDIに変換しプリンタドライバ
に送信する。
【0114】次にステップS1710に進み、処理すべ
きページを1つ進めるべくjを1つインクリメントす
る。
【0115】次にステップS1711に進み、処理すべ
きページjがマスタードキュメントの総ページ数Pより
大きい場合は、処理すべきページがないものとし終了す
る。前記ステップS1711でj>Pでない場合は次の
ページの処理をすべくステップS1702に進み、処理
を繰り返す。
【0116】(出力結果)次に図18を用いて出力結果
について説明する。図18は第二の実施の形態の出力結
果を示した例である。わかりやすい様に、前提として、
カセット段を指定しなかった時は自動給紙となり、プリ
ンタはカセット1から給紙するものとする。更に、カセ
ット1には普通紙、カセット2には色付きの用紙がセッ
トされているものとする。
【0117】図中Aは図14の例で説明したレコード番
号1の“田中”さんの例である。また、図18Bは同様
にレコード番号2の“鈴木”さんの例である。
【0118】図15において“Paper Source Field"を
設定したのは第3ページ目であり、図15ではわかりや
すい様そのページには“C”と記述してあった。本実施
の例では、このページの給紙段の切り替えを制御するも
のであり、図18Aの“田中”さんの例では、図14よ
り、給紙段の欄が空白で、給紙段指定がなかったので、
3ページ目“C”は1,2,4ページ目と同じ給紙段カ
セット1で出力されているに。一方図18Bの“鈴木”
さんの例では、このフィールドに挿し込まれる値が図1
4で説明した通り、“カセット2”であったため、第3
ページ目のページCがカセット2にセットされた色付き
の用紙から給紙され印刷されている例を示している。
【0119】このようにバリアブルフィールドによる出
力の制御は、ページの出力の有無のみならず、給紙カセ
ットの位置まで指定できる。このため、例えば用紙サイ
ズを特定のレコードの特定のページについてだけサイズ
を変更したり、あるいは図18に示すカラー用紙やカラ
ー印刷用のコート紙等、用紙の種類を変更するといった
制御を行うことが可能となる。
【0120】[第三の実施例]第三の実施の形態では、マ
スターとなるドキュメントファイル(マスターページフ
ァイル)を読み込み、その各ページを下敷きとしてバリ
アブル印刷を行うためのフィールド情報を設定する。さ
らに、設定したフィールドに挿し込むべきデータとして
あらかじめ定義してあるデータベースを読み込み、デー
タベース中の各フィールドとのリンクを定義する。この
際、フィールドのタイプとして全ページの給紙段指定を
意味する"Paper Source Field all"をマスターページ上
に定義し、さらに、このフィールドに挿し込むデータと
して、給紙段のカセット番号を設定すると、もしマスタ
ードキュメントの先頭ページに給紙段指定のフィールド
が定義され、そこに挿し込むデータとして給紙段のカセ
ット番号が設定されている場合、そのレコードに対応す
るドキュメントに対しては給紙段を設定し、他のレコー
ドのドキュメントとは給紙段を切り替えて印刷する様な
バリアブルプリント実行するものである。
【0121】この第三の実施の形態では第二の実施の形
態における図15及び図16におけるフィールドのタイ
プを“Paper Source”から“Paper Source all”に変更
し、更に図15ではフィールドの指定を先頭ページに限
定して指定することで実現される。実際の処理フローで
は第二の実施の形態の図17におけるステップS170
3において、先頭ページだけ"Paper Source Field all"
があるか否かを判断し、あった場合には同じく図17の
ステップS1705において、全ページの給紙段として
指定されたカセットをDEVMODE等に設定する方法
で実現可能である。
【0122】図19は第三の実施の形態の出力結果を示
した例である。第二の実施の形態と同様に、わかりやす
い様に、前提として、カセット段を指定しなかった時は
自動給紙となり、プリンタはカセット1から給紙するも
のとする。更に、カセット1には普通紙、カセット2に
は色付きの用紙がセットされているものとする。
【0123】図中Aは第二の実施の形態の図14におい
て、項目を“給紙段”に置き換えた第三の実施の形態の
レコード番号1の“田中”さんの例である。また、図1
9Bは同様にレコード番号2の“鈴木”さんの例であ
る。
【0124】第三の実施の形態の例では、全ページの給
紙段の切り替えを制御するものであるため、図19Aの
“田中”さんの例では、カセットを指定しなかった場合
に指定されるカセット1より給紙した例を示している。
一方図18Bの、“鈴木”さんの例では、カセット2が
指定されたため、全ページがカセット2にセットされた
色付きの用紙から給紙され印刷されている例を示してい
る。
【0125】このようにして、レコードに対応するドキ
ュメント全体に対して適用されるフィールドを定義して
おくことで、ページごとに指定しなくとも、1レコード
に1フィールドを定義するだけで、レコード全体に対し
て効果をもたらすことができる。このため、レコード及
びマスタドキュメントにフィールドを定義する手間や、
定義されたデータを保存するためのメモリ空間を節約で
きる。
【0126】[その他の実施例]以上の例では、画像入力
はコンピュータインターフェイス部7を介して得られるP
DLデータを例に挙げているが、その他説明した入力方法
でも差し支えない。
【0127】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
憶した記憶媒体を、システムあるいは装置のコンピュー
タ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプ
ログラムコードを読出し実行することによっても、達成
される。
【0128】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコード及びそれを記憶した
記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0129】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、
CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、RO
Mなどを用いることができる。
【0130】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペ
レーティングシステム)などが実際の処理の一部または
全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能
が実現される場合も含まれる。
【0131】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれる。
【0132】以上説明したように、本実施形態の印刷処
理プログラムによれば、バリアブル印刷において、フィ
ールド情報として、給紙段指定を定義するためのフィー
ルドを設定し、そこに挿し込むべきレコード情報とし
て、給紙段の場所を設定し、印刷の際、給紙段指定フィ
ールドが設定されているページにおいて、そこに挿し込
まれるべきレコード情報に給紙段場所の指定があるかを
判断し、給紙段場所の指定があった場合に、そのページ
の給紙段命令を設定する印刷制御手段を提供することに
よって、例えばダイレクトメールなど、個人宛てに挿し
込み情報を変えるだけでなく、個人毎に特定のページの
用紙を別の給紙段から給紙し変更する印刷が可能とな
る。また、給紙段指定を定義するためのフィールドを、
マスタドキュメントの先頭ページに限定しかつ全てのペ
ージについての給紙段指定行う給紙段指定フィールドと
して設定し、そこに挿し込まれるべきレコード情報に給
紙段場所の指定があった場合に、全ページに対する給紙
段命令を設定する印刷制御手段を提供することによっ
て、例えばダイレクトメールなど、個人宛てに挿し込み
情報を変えるだけでなく、個人毎に用紙を別の給紙段か
ら給紙し変更する印刷が可能となる。
【0133】なお、本実施形態では、給紙段の指定およ
び印刷出力の有無について、バリアブル印刷のフィール
ドで指定する例を示したが、そのほかの印刷出力の制御
を同様の方法で実現することはもちろん可能である。例
えば、次のような印刷制御を行うことが考えられる。 (1)両面/片面印刷の指定。この場合、両面フィール
ドが指定されたページとその次のページが1枚の用紙の
表裏に印刷される。 (2)排紙トレイの指定。これは第2実施形態と同様で
ある。 (3)Nin1印刷(アプリケーションで作成されたN
ページを1枚の用紙にまとめて出力する機能)の指定。
これは第3実施形態のように、1レコード単位で指定さ
せるのが実用上は好ましいであろうが、指定ページごと
に可能とすることもできる。その場合には、例えばNi
n1開始フィールドが指定されたページからNin1終
了フィールドが指定されたページまでを1枚の用紙にま
とめる、といった制御が考えられる。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
リアブル印刷において、単に可変フィールドの値を対応
する項目により置換するのみならず、出力の制御も可変
フィールドに対応する項目により指定させることで、出
力の制御も可能となる。
【0135】特に請求項1及び6乃至8及び12記載の
発明によれば、バリアブル印刷において、出力の制御
を、可変フィールドに対応する項目により指定させるこ
とで可能ならしめる。
【0136】請求項2記載の発明によれば、前記一定の
型以外の型の可変フィールドの型には、従来通り対応す
る項目を挿入して出力できる。
【0137】請求項3及び9記載の発明によれば、可変
フィールドとして削除フラグを定義しておけば、それが
定義されたページの不出力を、レコード毎に対応する項
目値によって指定できる。
【0138】請求項4及び10記載の発明によれば、可
変フィールドとして給紙段を定義しておけば、それが定
義されたページの出力段を、レコード毎に対応する項目
値によってページ単位で指定できる。
【0139】請求項5及び11記載の発明によれば、可
変フィールドとして給紙段を定義しておけば、それが定
義されたページの出力段を、レコード毎に対応する項目
値によってマスタデータ単位で指定できる。
【0140】請求項13記載の発明によれば、レコード
毎に定義された項目値により、一定の型以外の型の可変
フィールドの型には、従来通り対応する項目を挿入して
出力するとともに、一定の型の可変フィールドを定義し
ておくことで、可変フィールドに対応する項目により出
力の制御を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の画像入出力装置のブロック
図である。
【図2】リーダ部及ぴプリンタ部の断面図である。
【図3】コア部のブロック図である。
【図4】PC/WS11におけるメモリマップを示す図
である。
【図5】PC/WS11における記憶媒体の構成を示す
図である。
【図6】PC/WS11における印刷処理のブロック図
である。
【図7】従来の技術における印刷処理を示すフローチャ
ートである。
【図8】実施の形態における印刷処理に必要なDBのレコ
ード情報の例を示す図である。
【図9】実施の形態における印刷処理に必要なフィール
ドの設定の例を示す図である。
【図10】実施の形態における印刷処理に必要なフィー
ルド情報の例を示す図である。
【図11】実施の形態における印刷処理を示すフローチ
ャートである。
【図12】実施の形態における印刷処理を示すフローチ
ャートである。
【図13】実施の形態における出力結果の例を示す図で
ある。
【図14】第二の実施の形態における印刷処理に必要な
DBのレコード情報の例を示す図である。
【図15】第二の実施の形態における印刷処理に必要な
フィールドの設定の例を示す図である。
【図16】第二の実施の形態における印刷処理に必要な
フィールド情報の例を示す図である。
【図17】第二の実施の形態における印刷処理を示すフ
ローチャートである。
【図18】第二の実施の形態における出力結果の例を示
す図である。
【図19】第三の実施の形態における出力結果の例を示
す図である。
【符号の説明】
1…リーダ部、 2…プリンタ部、 3…画像入出力制御部、 4…ファクシミリ部、 5…ストレージ部、 7…コンピュータインターフェイス部、 8…RIP部、 9…操作部、 10…コア部、 11…コンピュータ機器。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータによりバリアブル印刷を行
    わせるためのコンピュータプログラムであって、 マスタデータに定義された可変フィールドの型が一定の
    型である場合には当該可変フィールドに対応する項目の
    値を判定し、その値に応じて当該バリアブル印刷につい
    ての出力手順を制御させることを特徴とするコンピュー
    タプログラム。
  2. 【請求項2】 前記可変フィールドの型が前記一定の型
    以外の型である場合には、その可変フィールドには、対
    応する項目を挿入することを特徴とする請求項1に記載
    のコンピュータプログラム。
  3. 【請求項3】 前記マスタデータはページの集合として
    構成され、前記可変フィールドの一定の型として削除フ
    ラグフィールドが含まれ、該削除フラグフィールドの型
    の可変フィールドを含むマスタデータのページについて
    は、対応する項目の値が削除を示す値である場合、当該
    ページを出力しないよう、コンピュータにより出力手順
    を制御させることを特徴とする請求項1または2に記載
    のコンピュータプログラム。
  4. 【請求項4】 前記マスタデータはページの集合として
    構成され、前記可変フィールドの一定の型として給紙段
    フィールドが含まれ、該給紙段フィールドの型の可変フ
    ィールドを含むマスタデータのページについては、対応
    する項目の値により示される、印刷手段の給紙段より用
    紙を供給するよう、コンピュータにより出力手順を制御
    させることを特徴とする請求項1または2に記載のコン
    ピュータプログラム。
  5. 【請求項5】 前記マスタデータはページの集合として
    構成され、前記可変フィールドの一定の型として給紙段
    フィールドが含まれ、該給紙段フィールドの型の可変フ
    ィールドを含むマスタデータの全ページについて、対応
    する項目の値により示される、印刷手段の給紙段より用
    紙を供給するよう、コンピュータにより出力手順を制御
    させることを特徴とする請求項1または2に記載のコン
    ピュータプログラム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載のコン
    ピュータプログラムを記録したことを特徴とするコンピ
    ュータ可読記録媒体。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至5のいずれかに記載のコン
    ピュータプログラムをコンピュータにより実行すること
    で実現される印刷制御装置。
  8. 【請求項8】 バリアブル印刷を行うための印刷制御装
    置であって、 マスタデータに定義された可変フィールドの型が一定の
    型である場合には当該可変フィールドに対応する項目の
    値を判定し、その値に応じて当該バリアブル印刷につい
    ての出力手順を制御することを特徴とする印刷制御装
    置。
  9. 【請求項9】 前記マスタデータはページの集合として
    構成され、前記可変フィールドの一定の型として削除フ
    ラグフィールドが含まれ、該削除フラグフィールドの型
    の可変フィールドを含むマスタデータのページについて
    は、対応する項目の値が削除を示す値である場合、当該
    ページを出力しないよう出力手順を制御することを特徴
    とする請求項8に記載の印刷制御装置。
  10. 【請求項10】 前記マスタデータはページの集合とし
    て構成され、前記可変フィールドの一定の型として給紙
    段フィールドが含まれ、該給紙段フィールドの型の可変
    フィールドを含むマスタデータのページについては、対
    応する項目の値により示される、印刷手段の給紙段より
    用紙を供給するよう出力手順を制御することを特徴とす
    る請求項8に記載の印刷制御装置
  11. 【請求項11】 前記マスタデータはページの集合とし
    て構成され、前記可変フィールドの一定の型として給紙
    段フィールドが含まれ、該給紙段フィールドの型の可変
    フィールドを含むマスタデータの全ページについて、対
    応する項目の値により示される、印刷手段の給紙段より
    用紙を供給するよう出力手順を制御することを特徴とす
    る請求項8に記載の印刷制御装置
  12. 【請求項12】 バリアブル印刷を行うための印刷制御
    方法であって、 マスタデータに定義された可変フィールドの型が一定の
    型である場合には当該可変フィールドに対応する項目の
    値を判定し、その値に応じて当該バリアブル印刷につい
    ての出力手順を制御することを特徴とする印刷制御方
    法。
  13. 【請求項13】 マスタ文書データに定義された可変フ
    ィールドに対して、データベースに定義されたレコード
    に順次注目し、注目レコードの各項目を対応する前記可
    変フィールドに挿入して出力させるためのプログラムで
    あって、 前記マスタ文書データに定義された可変フィールドを検
    索する検索手段と、 検索された可変フィールドが一定の型であることを判定
    する第1判定手段と、 前記第1判定手段により前記一定の型でないと判定され
    た可変フィールドについては、当該可変フィールドに対
    応する、前記注目レコードに含まれる項目の値を挿入
    し、前記第1判定手段により前記一定の型であると判定
    された可変フィールドについては、当該可変フィールド
    に対応する、前記注目レコードに含まれる項目の値を更
    に判定し、その値に応じて前記マスタ文書データの出力
    手順を制御する制御手段とを実現させるためのプログラ
    ム。
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