JP2003322345A - 調理器 - Google Patents
調理器Info
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- JP2003322345A JP2003322345A JP2002123994A JP2002123994A JP2003322345A JP 2003322345 A JP2003322345 A JP 2003322345A JP 2002123994 A JP2002123994 A JP 2002123994A JP 2002123994 A JP2002123994 A JP 2002123994A JP 2003322345 A JP2003322345 A JP 2003322345A
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- insulating material
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 マイクロ波を使った調理器において、導波管
の熱により断熱壁の発泡断熱材の温度が二次発泡する温
度にまで上昇することを防止する。 【解決手段】 内部にウレタンフォームを有し調理室6
を構成する断熱壁4に、マイクロ波を調理室6に導く導
波管11を有する調理器において、導波管11とウレタ
ンフォームとの間に、導波管11からウレタンフォーム
への熱伝導を抑制する耐高温用断熱材31を設けたこと
により、導波管11がマイクロ波によって加熱されウレ
タンフォームの二次発泡温度より高くなっても、断熱壁
4のウレタンフォームの温度が二次発泡する温度にまで
上昇せず、ウレタンフォーム4の二次発泡を防止するた
めに、マイクロ波を停止することがないので、調理時間
が長くならない。
の熱により断熱壁の発泡断熱材の温度が二次発泡する温
度にまで上昇することを防止する。 【解決手段】 内部にウレタンフォームを有し調理室6
を構成する断熱壁4に、マイクロ波を調理室6に導く導
波管11を有する調理器において、導波管11とウレタ
ンフォームとの間に、導波管11からウレタンフォーム
への熱伝導を抑制する耐高温用断熱材31を設けたこと
により、導波管11がマイクロ波によって加熱されウレ
タンフォームの二次発泡温度より高くなっても、断熱壁
4のウレタンフォームの温度が二次発泡する温度にまで
上昇せず、ウレタンフォーム4の二次発泡を防止するた
めに、マイクロ波を停止することがないので、調理時間
が長くならない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波を使っ
た調理器に関し、詳しくは導波管周辺の構造に関するも
のである。
た調理器に関し、詳しくは導波管周辺の構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロ波を調理室に導く導波管
を有する調理器では、導波管の発熱で導波管周りの断熱
材(ウレタンフォーム)が二次発泡してしまうことを防
止する手段がとられている(例えば、特開昭62−14
7278号公報)。
を有する調理器では、導波管の発熱で導波管周りの断熱
材(ウレタンフォーム)が二次発泡してしまうことを防
止する手段がとられている(例えば、特開昭62−14
7278号公報)。
【0003】以下、上記従来の調理器を図面を参照しな
がら説明する。図4は従来の調理器の外観斜視図であ
り、図5は図4のA−A線断面図である。
がら説明する。図4は従来の調理器の外観斜視図であ
り、図5は図4のA−A線断面図である。
【0004】図において、1は調理器であり、前面を開
口した箱形の本体部2と、本体部2の開口を開閉可能に
本体部2に取り付けられた扉3とからなる。また、13
は本体部2の前面に設けられた調理時間設定スイッチ、
14は本体部2の前面に設けられた調理開始スイッチで
ある。
口した箱形の本体部2と、本体部2の開口を開閉可能に
本体部2に取り付けられた扉3とからなる。また、13
は本体部2の前面に設けられた調理時間設定スイッチ、
14は本体部2の前面に設けられた調理開始スイッチで
ある。
【0005】調理器1はウレタンフォームを用いた断熱
壁4により構成されている。本体部2の内部には、パン
チング板5が水平に設けられている。本体部2の内部は
パンチング板5により上下方向に区切られることによ
り、上部側に調理室6が構成され、下部側に雰囲気調整
室7が構成されている。
壁4により構成されている。本体部2の内部には、パン
チング板5が水平に設けられている。本体部2の内部は
パンチング板5により上下方向に区切られることによ
り、上部側に調理室6が構成され、下部側に雰囲気調整
室7が構成されている。
【0006】また、本体部2の開口部の表面には断熱パ
ッキン8が設けられている。24は雰囲気調整室7の底
面中央部に設置された吸熱器20と調理器1の外部に設
置された放熱器21で構成される調理室冷却手段であ
る。22は吸熱器20で冷却した冷気を調理室6に循環
する循環ファン、23は循環ファン22を駆動する循環
ファン駆動手段である。
ッキン8が設けられている。24は雰囲気調整室7の底
面中央部に設置された吸熱器20と調理器1の外部に設
置された放熱器21で構成される調理室冷却手段であ
る。22は吸熱器20で冷却した冷気を調理室6に循環
する循環ファン、23は循環ファン22を駆動する循環
ファン駆動手段である。
【0007】10はマイクロ波発生手段、11はマイク
ロ波発生手段10により発振したマイクロ波を調理室7
に導く導波管であり、12は導波管11内を伝達し調理
室6に放出されたマイクロ波を撹拌するマイクロ波撹拌
手段である。
ロ波発生手段10により発振したマイクロ波を調理室7
に導く導波管であり、12は導波管11内を伝達し調理
室6に放出されたマイクロ波を撹拌するマイクロ波撹拌
手段である。
【0008】また、15は導波管11の表面温度を検知
するために導波管11の表面に設けられた導波管表面温
度検知センサーであり、16は導波管表面温度検知セン
サー15からの信号を基に導波管11の表面温度を検知
する導波管表面温度検知手段であり、17は導波管表面
温度検知手段16が検知した導波管11の表面温度に応
じてマイクロ波発生手段10のマグネトロンの発停を行
うマグネトロン発停手段である。
するために導波管11の表面に設けられた導波管表面温
度検知センサーであり、16は導波管表面温度検知セン
サー15からの信号を基に導波管11の表面温度を検知
する導波管表面温度検知手段であり、17は導波管表面
温度検知手段16が検知した導波管11の表面温度に応
じてマイクロ波発生手段10のマグネトロンの発停を行
うマグネトロン発停手段である。
【0009】以上の様に構成された調理器1について、
その動作を図4、図5を参照しながら説明する。
その動作を図4、図5を参照しながら説明する。
【0010】冷凍食品を解凍する場合、先ず、冷凍食品
を調理室6に収納して扉3を閉止すると、循環ファン駆
動装置23が動作して循環ファン22を回転させて雰囲
気調整室7の冷気をパンチング板5を介して調理室6内
に流入させる。そして、調理室冷却手段24により調理
室6を冷気で充満し冷凍食品は冷気で覆われる。
を調理室6に収納して扉3を閉止すると、循環ファン駆
動装置23が動作して循環ファン22を回転させて雰囲
気調整室7の冷気をパンチング板5を介して調理室6内
に流入させる。そして、調理室冷却手段24により調理
室6を冷気で充満し冷凍食品は冷気で覆われる。
【0011】そして、調理時間設定スイッチ13で所定
の調理時間を設定し、調理スタートスイッチ14を操作
することにより、マイクロ波発生手段10はマイクロ波
を発振する。マイクロ波は導波管11内を通って調理室
6に入る。調理室6に放出されたマイクロ波は、マイク
ロ波撹拌手段12により撹拌され調理室6内のマイクロ
波分布を均一にする。
の調理時間を設定し、調理スタートスイッチ14を操作
することにより、マイクロ波発生手段10はマイクロ波
を発振する。マイクロ波は導波管11内を通って調理室
6に入る。調理室6に放出されたマイクロ波は、マイク
ロ波撹拌手段12により撹拌され調理室6内のマイクロ
波分布を均一にする。
【0012】従って、冷凍食品は冷気で覆われ、表面か
らの解凍加熱の進行を抑制しつつ、冷凍食品の内部に徐
々に解凍熱が浸透し、表面及び内部共にほぼ同一の加熱
進行速度をとなって冷凍食品の解凍が行われる。加熱む
らのない良好な状態で冷凍食品の解凍を行うことができ
る。
らの解凍加熱の進行を抑制しつつ、冷凍食品の内部に徐
々に解凍熱が浸透し、表面及び内部共にほぼ同一の加熱
進行速度をとなって冷凍食品の解凍が行われる。加熱む
らのない良好な状態で冷凍食品の解凍を行うことができ
る。
【0013】この時、ウレタンフォームで構成された断
熱壁4内に埋設された導波管11はマイクロ波により徐
々に加熱される。この温度を導波管表面温度検知センサ
−15を通して導波管表面温度検知手段16で検知し
て、ウレタンフォームの二次発泡温度より高い場合には
マグネトロン発停手段17はマイクロ波発生手段10を
制御してマイクロ波の発振を停止する。
熱壁4内に埋設された導波管11はマイクロ波により徐
々に加熱される。この温度を導波管表面温度検知センサ
−15を通して導波管表面温度検知手段16で検知し
て、ウレタンフォームの二次発泡温度より高い場合には
マグネトロン発停手段17はマイクロ波発生手段10を
制御してマイクロ波の発振を停止する。
【0014】また、導波管表面温度検知センサ−15を
通して導波管表面温度検知手段16が検知した導波管1
1の表面温度がウレタンフォームの二次発泡温度より低
い場合にはマグネトロン発停手段17はマイクロ波発生
手段10を制御してマイクロ波を発振する。この様にし
て、ウレタンフォームの二次発泡を防止しウレタンフォ
ームの膨張による本体部2の変形を防止している。
通して導波管表面温度検知手段16が検知した導波管1
1の表面温度がウレタンフォームの二次発泡温度より低
い場合にはマグネトロン発停手段17はマイクロ波発生
手段10を制御してマイクロ波を発振する。この様にし
て、ウレタンフォームの二次発泡を防止しウレタンフォ
ームの膨張による本体部2の変形を防止している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高周波
発生装置の高出力化、長時間発振に伴い、導波管11温
度は常に断熱壁4を構成するウレタンフォームの二次発
泡温度を超えて上昇する。導波管11の温度上昇に伴っ
て、マグネトロン発停手段17によってマイクロ波発生
手段10を制御してマイクロ波の発振を停止しても、導
波管11は断熱壁4内に埋設されているため導波管11
の表面温度は短時間では低下せず、また、導波管11の
表面温度低下後、マイクロ波を発振すると、直ちに導波
管11の表面温度はウレタンフォームの二次発泡温度よ
り高くなる。
発生装置の高出力化、長時間発振に伴い、導波管11温
度は常に断熱壁4を構成するウレタンフォームの二次発
泡温度を超えて上昇する。導波管11の温度上昇に伴っ
て、マグネトロン発停手段17によってマイクロ波発生
手段10を制御してマイクロ波の発振を停止しても、導
波管11は断熱壁4内に埋設されているため導波管11
の表面温度は短時間では低下せず、また、導波管11の
表面温度低下後、マイクロ波を発振すると、直ちに導波
管11の表面温度はウレタンフォームの二次発泡温度よ
り高くなる。
【0016】従って、一度、導波管11の温度がウレタ
ンフォームの二次発泡温度より高くなると、マイクロ波
の停止時間が長くなり、また、マイクロ波の発停が繰り
返されることになるため、食品の調理時間が非常に長く
なると言う問題点を有している。
ンフォームの二次発泡温度より高くなると、マイクロ波
の停止時間が長くなり、また、マイクロ波の発停が繰り
返されることになるため、食品の調理時間が非常に長く
なると言う問題点を有している。
【0017】本発明は、上記従来の課題に鑑み、断熱壁
の発泡断熱材の温度が二次発泡する温度にまで上昇しな
い調理器を提供することを目的とする。
の発泡断熱材の温度が二次発泡する温度にまで上昇しな
い調理器を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の調理器の発明は、内部に発泡
断熱材を有し調理室を構成する断熱壁に、マイクロ波を
前記調理室に導く導波管を有する調理器において、前記
導波管と前記発泡断熱材との間に、前記導波管から前記
発泡断熱材への熱伝導を抑制する耐高温用断熱材を設け
たものであり、断熱壁に埋まる導波管の周りを耐高温用
断熱材で被うなどして、導波管とウレタンフォーム等の
発泡断熱材との間に耐高温用断熱材を設けることによ
り、導波管と発泡断熱材とを直接接触させず、また導波
管から発泡断熱材への熱伝導を耐高温用断熱材により抑
制するので、断熱壁の発泡断熱材の温度が二次発泡する
温度にまで上昇することを防止できることとなる。そし
て、導波管からの熱で断熱壁の発泡断熱材の温度が二次
発泡する温度にまで上昇する虞がないので、発泡断熱材
の二次発泡を防止するために、マイクロ波を停止するこ
とがないので、調理時間が長くならない。
に本発明の請求項1記載の調理器の発明は、内部に発泡
断熱材を有し調理室を構成する断熱壁に、マイクロ波を
前記調理室に導く導波管を有する調理器において、前記
導波管と前記発泡断熱材との間に、前記導波管から前記
発泡断熱材への熱伝導を抑制する耐高温用断熱材を設け
たものであり、断熱壁に埋まる導波管の周りを耐高温用
断熱材で被うなどして、導波管とウレタンフォーム等の
発泡断熱材との間に耐高温用断熱材を設けることによ
り、導波管と発泡断熱材とを直接接触させず、また導波
管から発泡断熱材への熱伝導を耐高温用断熱材により抑
制するので、断熱壁の発泡断熱材の温度が二次発泡する
温度にまで上昇することを防止できることとなる。そし
て、導波管からの熱で断熱壁の発泡断熱材の温度が二次
発泡する温度にまで上昇する虞がないので、発泡断熱材
の二次発泡を防止するために、マイクロ波を停止するこ
とがないので、調理時間が長くならない。
【0019】また、請求項2記載の調理器の発明は、請
求項1に記載の発明において、耐高温用断熱材としてグ
ラスウールを使用したものであり、耐高温用断熱材とし
て安価なグラスウールを採用したことにより、導波管の
熱により断熱壁の発泡断熱材の温度が二次発泡する温度
にまで上昇することを、低コストで、防止できることと
なる。
求項1に記載の発明において、耐高温用断熱材としてグ
ラスウールを使用したものであり、耐高温用断熱材とし
て安価なグラスウールを採用したことにより、導波管の
熱により断熱壁の発泡断熱材の温度が二次発泡する温度
にまで上昇することを、低コストで、防止できることと
なる。
【0020】また、請求項3記載の調理器の発明は、請
求項2に記載の発明において、発泡断熱材の原液が耐高
温用断熱材の内部に侵入するのを防止する表面皮膜を、
耐高温用断熱材における発泡断熱材と接触する側の表面
に設けたものであり、耐高温用断熱材における発泡断熱
材と接触する側の表面に設けた表面皮膜は、発泡断熱材
の原液がグラスウールからなる耐高温用断熱材の内部に
侵入するのを防止するので、導波管から発泡断熱材への
熱伝導をさらに小さくして、断熱壁の発泡断熱材の温度
が二次発泡する温度にまで上昇することをより確実に防
止できることとなる。
求項2に記載の発明において、発泡断熱材の原液が耐高
温用断熱材の内部に侵入するのを防止する表面皮膜を、
耐高温用断熱材における発泡断熱材と接触する側の表面
に設けたものであり、耐高温用断熱材における発泡断熱
材と接触する側の表面に設けた表面皮膜は、発泡断熱材
の原液がグラスウールからなる耐高温用断熱材の内部に
侵入するのを防止するので、導波管から発泡断熱材への
熱伝導をさらに小さくして、断熱壁の発泡断熱材の温度
が二次発泡する温度にまで上昇することをより確実に防
止できることとなる。
【0021】また、請求項4記載の調理器の発明は、請
求項1に記載の発明において、耐高温用断熱材として真
空断熱材を使用したものであり、耐高温用断熱材として
断熱性能の高い真空断熱材を採用したことにより、導波
管から発泡断熱材への熱伝導をさらに小さくして、断熱
壁の発泡断熱材の温度が二次発泡する温度にまで上昇す
ることをより確実に防止できることとなる。
求項1に記載の発明において、耐高温用断熱材として真
空断熱材を使用したものであり、耐高温用断熱材として
断熱性能の高い真空断熱材を採用したことにより、導波
管から発泡断熱材への熱伝導をさらに小さくして、断熱
壁の発泡断熱材の温度が二次発泡する温度にまで上昇す
ることをより確実に防止できることとなる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明による調理器の実施
の形態について、図面を参照しながら説明する。
の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0023】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1による調理器を左右に切断した場合の縦断面図であ
る。尚、従来と同一構成、同一の動作については同一符
号を付し、その詳細な説明を省略する。
態1による調理器を左右に切断した場合の縦断面図であ
る。尚、従来と同一構成、同一の動作については同一符
号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0024】図1において、31は断熱壁4に埋まる導
波管11の周りを被う耐高温用断熱材であり、導波管1
1と断熱壁4のウレタンフォーム(発泡断熱材)との間
に位置する。
波管11の周りを被う耐高温用断熱材であり、導波管1
1と断熱壁4のウレタンフォーム(発泡断熱材)との間
に位置する。
【0025】本実施の形態は、内部にウレタンフォーム
(発泡断熱材)を有し調理室6を構成する断熱壁4に、
マイクロ波を調理室6に導く導波管11を有する調理器
において、導波管11とウレタンフォーム(発泡断熱
材)との間に、導波管11からウレタンフォーム(発泡
断熱材)への熱伝導を抑制する耐高温用断熱材31を設
けたものである。
(発泡断熱材)を有し調理室6を構成する断熱壁4に、
マイクロ波を調理室6に導く導波管11を有する調理器
において、導波管11とウレタンフォーム(発泡断熱
材)との間に、導波管11からウレタンフォーム(発泡
断熱材)への熱伝導を抑制する耐高温用断熱材31を設
けたものである。
【0026】本実施の形態では、断熱壁4に埋まる導波
管11の周りを耐高温用断熱材31で被うことにより、
導波管11とウレタンフォーム(発泡断熱材)との間に
耐高温用断熱材31を設けることにより、導波管11と
ウレタンフォーム(発泡断熱材)とを直接接触させず、
導波管11がマイクロ波によって加熱されウレタンフォ
ームの二次発泡温度より高くなっても、導波管11から
ウレタンフォーム(発泡断熱材)への熱伝導を耐高温用
断熱材31により抑制するので、断熱壁4のウレタンフ
ォーム(発泡断熱材)の温度が二次発泡する温度にまで
上昇することを防止できる。
管11の周りを耐高温用断熱材31で被うことにより、
導波管11とウレタンフォーム(発泡断熱材)との間に
耐高温用断熱材31を設けることにより、導波管11と
ウレタンフォーム(発泡断熱材)とを直接接触させず、
導波管11がマイクロ波によって加熱されウレタンフォ
ームの二次発泡温度より高くなっても、導波管11から
ウレタンフォーム(発泡断熱材)への熱伝導を耐高温用
断熱材31により抑制するので、断熱壁4のウレタンフ
ォーム(発泡断熱材)の温度が二次発泡する温度にまで
上昇することを防止できる。
【0027】そして、導波管11からの熱で断熱壁4の
ウレタンフォーム(発泡断熱材)4の温度が二次発泡す
る温度にまで上昇する虞がないので、ウレタンフォーム
(発泡断熱材)4の二次発泡を防止するために、マイク
ロ波を停止することがないので、調理時間が長くならな
い。
ウレタンフォーム(発泡断熱材)4の温度が二次発泡す
る温度にまで上昇する虞がないので、ウレタンフォーム
(発泡断熱材)4の二次発泡を防止するために、マイク
ロ波を停止することがないので、調理時間が長くならな
い。
【0028】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2による調理器を左右に切断した場合の縦断面図であ
る。尚、従来または実施の形態1と同一構成、同一の動
作については同一符号を付し、その詳細な説明を省略す
る。
態2による調理器を左右に切断した場合の縦断面図であ
る。尚、従来または実施の形態1と同一構成、同一の動
作については同一符号を付し、その詳細な説明を省略す
る。
【0029】図2において、32は断熱壁4に埋まる導
波管11の周りを被う耐高温用断熱材としてのグラスウ
ールであり、導波管11と断熱壁4のウレタンフォーム
(発泡断熱材)との間に位置する。33はウレタンフォ
ーム(発泡断熱材)の原液が耐高温用断熱材(グラスウ
ール)32の内部に侵入するのを防止する表面皮膜であ
り、耐高温用断熱材(グラスウール)32におけるウレ
タンフォーム(発泡断熱材)と接触する側の表面に設け
ている。
波管11の周りを被う耐高温用断熱材としてのグラスウ
ールであり、導波管11と断熱壁4のウレタンフォーム
(発泡断熱材)との間に位置する。33はウレタンフォ
ーム(発泡断熱材)の原液が耐高温用断熱材(グラスウ
ール)32の内部に侵入するのを防止する表面皮膜であ
り、耐高温用断熱材(グラスウール)32におけるウレ
タンフォーム(発泡断熱材)と接触する側の表面に設け
ている。
【0030】本実施の形態は、実施の形態1の耐高温用
断熱材31として、グラスウール32を使用したもので
あり、安価なグラスウール32を採用したことにより、
導波管11の熱で断熱壁4のウレタンフォーム(発泡断
熱材)の温度が二次発泡する温度にまで上昇すること
を、低コストで、防止できる。
断熱材31として、グラスウール32を使用したもので
あり、安価なグラスウール32を採用したことにより、
導波管11の熱で断熱壁4のウレタンフォーム(発泡断
熱材)の温度が二次発泡する温度にまで上昇すること
を、低コストで、防止できる。
【0031】また、本実施の形態は、グラスウール32
におけるウレタンフォーム(発泡断熱材)と接触する側
の表面に、ウレタンフォーム(発泡断熱材)の原液が耐
高温用断熱材(グラスウール)32の内部に侵入するの
を防止する表面皮膜33を設けたものであり、表面皮膜
33は、ウレタンフォーム(発泡断熱材)の原液がグラ
スウール32からなる耐高温用断熱材の内部に侵入する
のを防止して、導波管11とウレタンフォームの非接触
部の有効部を増加させるので、導波管11からウレタン
フォーム(発泡断熱材)への熱伝導をさらに小さくし
て、断熱壁4のウレタンフォーム(発泡断熱材)の温度
が二次発泡する温度にまで上昇することをより確実に防
止できる。
におけるウレタンフォーム(発泡断熱材)と接触する側
の表面に、ウレタンフォーム(発泡断熱材)の原液が耐
高温用断熱材(グラスウール)32の内部に侵入するの
を防止する表面皮膜33を設けたものであり、表面皮膜
33は、ウレタンフォーム(発泡断熱材)の原液がグラ
スウール32からなる耐高温用断熱材の内部に侵入する
のを防止して、導波管11とウレタンフォームの非接触
部の有効部を増加させるので、導波管11からウレタン
フォーム(発泡断熱材)への熱伝導をさらに小さくし
て、断熱壁4のウレタンフォーム(発泡断熱材)の温度
が二次発泡する温度にまで上昇することをより確実に防
止できる。
【0032】(実施の形態3)図3は本発明の実施の形
態3による調理器を左右に切断した場合の縦断面図であ
る。尚、従来または実施の形態1と同一構成、同一の動
作については同一符号を付し、その詳細な説明を省略す
る。
態3による調理器を左右に切断した場合の縦断面図であ
る。尚、従来または実施の形態1と同一構成、同一の動
作については同一符号を付し、その詳細な説明を省略す
る。
【0033】図3において、34は断熱壁4に埋まる導
波管11の周りを被う耐高温用断材としての真空断熱材
であり、導波管11と断熱壁4のウレタンフォーム(発
泡断熱材)との間に位置する。
波管11の周りを被う耐高温用断材としての真空断熱材
であり、導波管11と断熱壁4のウレタンフォーム(発
泡断熱材)との間に位置する。
【0034】本実施の形態は、実施の形態1の耐高温用
断熱材31として、真空断熱材34を使用したものであ
り、断熱性能の高い真空断熱材34を採用したことによ
り、導波管11からウレタンフォーム(発泡断熱材)へ
の熱伝導をさらに小さくして、断熱壁4のウレタンフォ
ーム(発泡断熱材)の温度が二次発泡する温度にまで上
昇することをより確実に防止できる。
断熱材31として、真空断熱材34を使用したものであ
り、断熱性能の高い真空断熱材34を採用したことによ
り、導波管11からウレタンフォーム(発泡断熱材)へ
の熱伝導をさらに小さくして、断熱壁4のウレタンフォ
ーム(発泡断熱材)の温度が二次発泡する温度にまで上
昇することをより確実に防止できる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、導波管と断熱壁内部の発泡断熱材との間に、前記導
波管から前記発泡断熱材への熱伝導を抑制する耐高温用
断熱材を設けたことにより、断熱壁の発泡断熱材の温度
が二次発泡する温度にまで上昇することを防止できる。
また、発泡断熱材の二次発泡を防止するために、マイク
ロ波を停止することがないので、調理時間が長くならな
い。
は、導波管と断熱壁内部の発泡断熱材との間に、前記導
波管から前記発泡断熱材への熱伝導を抑制する耐高温用
断熱材を設けたことにより、断熱壁の発泡断熱材の温度
が二次発泡する温度にまで上昇することを防止できる。
また、発泡断熱材の二次発泡を防止するために、マイク
ロ波を停止することがないので、調理時間が長くならな
い。
【0036】また、請求項2記載の調理器の発明は、耐
高温用断熱材として安価なグラスウールを採用したこと
により、導波管の熱により断熱壁の発泡断熱材の温度が
二次発泡する温度にまで上昇することを、低コストで、
防止できる。
高温用断熱材として安価なグラスウールを採用したこと
により、導波管の熱により断熱壁の発泡断熱材の温度が
二次発泡する温度にまで上昇することを、低コストで、
防止できる。
【0037】また、請求項3記載の調理器の発明は、発
泡断熱材の原液がグラスウールからなる耐高温用断熱材
の内部に侵入するのを防止する表面皮膜を、耐高温用断
熱材における発泡断熱材と接触する側の表面に設けたこ
とにより、導波管から発泡断熱材への熱伝導をさらに小
さくして、断熱壁の発泡断熱材の温度が二次発泡する温
度にまで上昇することをより確実に防止できる。
泡断熱材の原液がグラスウールからなる耐高温用断熱材
の内部に侵入するのを防止する表面皮膜を、耐高温用断
熱材における発泡断熱材と接触する側の表面に設けたこ
とにより、導波管から発泡断熱材への熱伝導をさらに小
さくして、断熱壁の発泡断熱材の温度が二次発泡する温
度にまで上昇することをより確実に防止できる。
【0038】また、請求項4記載の調理器の発明は、請
求項1に記載の発明において、耐高温用断熱材として断
熱性能の高い真空断熱材を採用したことにより、導波管
から発泡断熱材への熱伝導をさらに小さくして、断熱壁
の発泡断熱材の温度が二次発泡する温度にまで上昇する
ことをより確実に防止できる。
求項1に記載の発明において、耐高温用断熱材として断
熱性能の高い真空断熱材を採用したことにより、導波管
から発泡断熱材への熱伝導をさらに小さくして、断熱壁
の発泡断熱材の温度が二次発泡する温度にまで上昇する
ことをより確実に防止できる。
【図1】本発明の実施の形態1による調理器の縦断面図
【図2】本発明の実施の形態2による調理器の縦断面図
【図3】本発明の実施の形態3による調理器の縦断面図
【図4】従来の調理器の外観斜視図
【図5】図4のA−A線断面図
4 断熱壁
6 調理室
11 導波管
31 耐高温用断熱材
32 グラスウール
33 表面皮膜
34 真空断熱材
Claims (4)
- 【請求項1】 内部に発泡断熱材を有し調理室を構成す
る断熱壁に、マイクロ波を前記調理室に導く導波管を有
する調理器において、前記導波管と前記発泡断熱材との
間に、前記導波管から前記発泡断熱材への熱伝導を抑制
する耐高温用断熱材を設けたことを特徴とする調理器。 - 【請求項2】 耐高温用断熱材としてグラスウールを使
用したことを特徴とする請求項1に記載の調理器。 - 【請求項3】 発泡断熱材の原液が耐高温用断熱材の内
部に侵入するのを防止する表面皮膜を、前記耐高温用断
熱材における前記発泡断熱材と接触する側の表面に設け
たことを特徴とする請求項2に記載の調理器。 - 【請求項4】 耐高温用断熱材として真空断熱材を使用
したことを特徴とする請求項1に記載の調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002123994A JP2003322345A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002123994A JP2003322345A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003322345A true JP2003322345A (ja) | 2003-11-14 |
Family
ID=29539125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002123994A Pending JP2003322345A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003322345A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12025258B2 (en) | 2018-12-19 | 2024-07-02 | Dow Global Technologies Llc | Bonded multilayer article |
-
2002
- 2002-04-25 JP JP2002123994A patent/JP2003322345A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12025258B2 (en) | 2018-12-19 | 2024-07-02 | Dow Global Technologies Llc | Bonded multilayer article |
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