JP2003322247A - 車両用トランスミッションの冷却装置 - Google Patents

車両用トランスミッションの冷却装置

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JP2003322247A JP2002131431A JP2002131431A JP2003322247A JP 2003322247 A JP2003322247 A JP 2003322247A JP 2002131431 A JP2002131431 A JP 2002131431A JP 2002131431 A JP2002131431 A JP 2002131431A JP 2003322247 A JP2003322247 A JP 2003322247A
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transmission
output shaft
cooling fan
cooling
vehicle
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Yoshiaki Nanbu
義昭 南部
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UD Trucks Corp
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0412Cooling or heating; Control of temperature
    • F16H57/0415Air cooling or ventilation; Heat exchangers; Thermal insulations

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は車両用トランスミッションの冷却装
置に係り、従来の不具合を解消しつつ、トランスミッシ
ョンの放熱性の向上を図った冷却装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 トランスミッションの出力軸と、当該ト
ランスミッションを介して伝達されたエンジンの動力を
後車軸に伝達させるプロペラシャフトを、当該プロペラ
シャフトの一端側に取り付くユニバーサルジョイントを
介して連結すると共に、上記トランスミッションの出力
軸側に、当該出力軸の回転に連動してトランスミッショ
ンの周囲に冷却空気の流れを発生させる冷却ファンを設
けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用トランスミ
ッションの冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両を取り巻く環境改善のための
法規制が厳しくなりつつある。車両騒音についても同様
で、騒音低減のため種々の装置が使用されており、なか
でも騒音防止カバーは、エンジンや駆動系からの騒音発
散防止の有効な手段として広く使用されている。
【0003】しかし、一方で騒音防止カバーはエンジン
や駆動系で発熱する熱を保温してしまうため、これら機
構の潤滑用オイルの温度上昇を招き、ひいてはオイルの
物性が変化してエンジンやトランスミッション等の耐久
信頼性の低下を引き起こす虞がある。また、斯かる不具
合を解決するため、実開平7−20448号公報には、
図7に示すようにエンジン1の動力をトランスミッショ
ン3に伝達するトルクコンバータ5と、トランスミッシ
ョン3の出力をディファレンシャルギヤ7に伝達するプ
ロペラシャフト9とを備えた車両に於て、当該プロペラ
シャフト9に冷却ファン11を同行回転可能に取り付け
て、冷却ファン7の回転により、トランスミッション3
とトルクコンバータ5とを覆うケース(図示せず)の周
囲に冷却空気Wの流れを発生させるようにしたトルクコ
ンバータ用流体の冷却装置13が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、プロペラ
シャフトは絶えず変動するエンジンのトルクを受け乍ら
高速回転するためねじり振動を起こし易く、また、シャ
フトが曲がっていたり幾何学的中心と質量的中心が一致
しないときは、ホワーリングという曲がり振動を起こす
虞がある。
【0005】そして、これらの振動とプロペラシャフト
の固有振動数との共鳴が起こると破壊現象が起こるた
め、常用回転速度では共鳴振動(共振)が起こらないよ
うにしなければならず、危険回転速度(共振が起こる回
転速度)を常用回転速度より高く設定しておく必要があ
る。従って、このようなプロペラシャフトに冷却ファン
を取り付けた図7の従来例にあっては、冷却ファンやプ
ロペラシャフトの設計,製造,取付けに細心の注意が必
要で、冷却ファンの羽根のバランスが崩れたり冷却ファ
ン全体の重量バランス等が狂うと、ホワーリングが発生
してプロペラシャフトの破損に繋がる虞が指摘されてい
る。
【0006】また、通常、プロペラシャフトは、ユニバ
ーサルジョイントを介してトランスミッションの出力軸
と取付角度を異にして連結されているため、冷却ファン
がトランスミッションやトルクコンバータに正対して風
を送ることができないのが実情であり、更にまた、プロ
ペラシャフトは、ユニバーサルジョイントを介して出力
軸に対し上下動自在に連結されているため、当該プロペ
ラシャフトに冷却ファンを装着してしまうと、冷却ファ
ンがプロペラシャフトと共に上下動して周辺機器と干渉
してしまう虞がある。
【0007】このため、冷却ファンとの干渉を避ける必
要から、周辺機器の取付位置に制約を受けてしまう不具
合もあった。本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、上述の如き従来の不具合を解消しつつ、トランスミ
ッションの放熱性の向上を図った車両用トランスミッシ
ョンの冷却装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る車両用トランスミッションの冷却装
置は、トランスミッションの出力軸と、当該トランスミ
ッションを介して伝達されたエンジンの動力を後車軸に
伝達させるプロペラシャフトを、当該プロペラシャフト
の一端側に取り付くユニバーサルジョイントを介して連
結すると共に、上記トランスミッションの出力軸側に、
当該出力軸の回転に連動してトランスミッションの周囲
に冷却空気の流れを発生させる冷却ファンを設けたこと
を特徴とする。
【0009】斯かる構成によれば、車両走行中、出力軸
の回転で冷却ファンが回転して、トランスミッションの
周囲に冷却空気を送り込んだり、トランスミッションの
周囲から冷却空気を引っ張って冷却空気の流れを発生さ
せることとなる。そして、請求項2に係る発明は、請求
項1記載の車両用トランスミッションの冷却装置に於
て、互いに連結されるユニバーサルジョイントのコンパ
ニオンフランジと、出力軸側のコンパニオンフランジと
の間に、冷却ファンを着脱自在に挟着したことを特徴と
する。
【0010】而して、斯かる構成によっても、出力軸の
回転で冷却ファンが回転して、トランスミッションの周
囲に冷却空気を送り込んだり、トランスミッションの周
囲から冷却空気を引っ張って冷却空気の流れを発生させ
る。また、請求項3に係る発明は、請求項2記載の車両
用トランスミッションの冷却装置に於て、冷却ファン
は、出力軸と中心軸を同じくしてユニバーサルジョイン
トのコンパニオンフランジと、出力軸側のコンパニオン
フランジとの間に正逆両方向に挟着可能な断面コ字状の
筒体と、当該筒体の外周に取り付く複数枚の羽根とから
なることを特徴とする。
【0011】斯かる構成によれば、冷却ファンの取付け
を正逆何れかに選択することで、冷却空気の流れが変更
できることとなる。そして、請求項4に係る発明は、請
求項3記載の車両用トランスミッションの冷却装置に於
て、羽根は、筒体の外周に起/倒自在に取り付き、当該
筒体との間に張架されたバネ部材のバネ力で倒れ、出力
軸の回転による遠心力でバネ部材のバネ力に抗して起立
することを特徴とする。
【0012】而して、斯かる構成によれば、出力軸の回
転速度の増加に伴い、羽根が遠心力で外方へ徐々に起立
して、トランスミッションの周囲に冷却空気を送り込ん
だり、トランスミッションの周囲から冷却空気を引っ張
って冷却空気の流れを発生させることとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき説明する。
【0014】図1は請求項1乃至請求項3に係る車両用
トランスミッションの冷却装置の一実施形態を示し、図
に於て、21はエンジン、23は当該エンジン21の動
力をトランスミッション25に伝達/遮断するクラッチ
で、トランスミッション25に伝達されたエンジン動力
が、トランスミッションの出力軸27に接続されたプロ
ペラシャフト29を介して後車軸に伝達されるようにな
っている。
【0015】而して、上記出力軸27とプロペラシャフ
ト29は、図2に示すように出力軸27の端部に取り付
くコンパニオンフランジ31と、プロペラシャフト29
の接続側端部に取り付くユニバーサルジョイント33の
コンパニオンフランジ35を互いにボルト締めして連結
されているが、本実施形態は、斯様に出力軸27とプロ
ペラシャフト29を連結するに当たり、両コンパニオン
フランジ31,35間に冷却ファン37を挟着したこと
を特徴とする。
【0016】図示するように冷却ファン37は、出力軸
27と中心軸を同じくして両コンパニオンフランジ3
1,35間に挟着可能な断面コ字状の筒体39と、当該
筒体39の外周41に取り付く複数枚の羽根43とで構
成されている。そして、図1及び図3に示すように筒体
39は、両コンパニオンフランジ31,35間に正逆両
方向に挟着可能となっており、図1に示すようにプロペ
ラシャフト29側に筒体39を開口させて冷却ファン3
7を装着すると、車両走行中、即ち、出力軸27とプロ
ペラシャフト29が回転しているときに、冷却ファン3
7が回転してトランスミッション25の周囲から冷却空
気Wを引っ張り、また、図3に示すようにトランスミッ
ション25側に筒体39を開口させて冷却ファン37を
装着すると、車両走行中に冷却ファン37が回転してト
ランスミッション25の周囲に冷却空気Wを送り込ん
で、冷却空気Wの流れを発生させるようになっている。
【0017】その他、図1に於て、47はエンジン21
からクラッチ23,トランスミッション25の下部に亘
って装着された騒音防止カバーで、当該騒音防止カバー
47によって、エンジン21やクラッチ23,トランス
ミッション25等からの騒音発散防止が図られている。
【0018】本実施形態に係る冷却装置49はこのよう
に構成されているから、図1の如くプロペラシャフト2
9側に筒体39を開口させて冷却ファン37を両コンパ
ニオンフランジ31,35間に装着すれば、車両走行
中、出力軸27の回転で冷却ファン37が回転してトラ
ンスミッション25の周囲から冷却空気Wを引っ張り、
また、図3の如くトランスミッション25側に筒体39
を開口させて冷却ファン37を装着すれば、車両走行
中、出力軸27の回転で冷却ファン37が回転して、ト
ランスミッション25の周囲に冷却空気Wを送り込んで
冷却空気Wの流れを発生させることとなる。
【0019】従って、本実施形態によれば、図1の如く
エンジン21からクラッチ23,トランスミッション2
5の下部に亘って騒音防止カバー47が装着されていて
も、エンジン21やクラッチ23,トランスミッション
25で発熱する熱が騒音防止カバー47で保温されず、
これらの潤滑用オイルの温度上昇が防止される。そし
て、本実施形態は、プロペラシャフト側に冷却ファンを
同行回転可能に取り付けた図7の従来例と異なり、冷却
ファン37をトランスミッション25の出力軸27側に
装着したので、冷却ファン37やプロペラシャフト29
の設計,製造,取付けに細心の注意を払ってプロペラシ
ャフト29の回転バランス等を考慮する煩わしさがなく
なり、また、斯様に冷却ファン37を出力軸27側に装
着することで、図1に示すように冷却ファン37が常に
トランスミッション25やクラッチ23に正対するた
め、図7の従来例に比し冷却性能が著しく向上すること
となった。
【0020】而も、本実施形態によれば、既存の構造に
何等変更を加える必要がなく、両コンパニオンフランジ
31,35を連結するに当たり、これらの間に冷却ファ
ン37を単に挟着するだけで、出力軸27の回転力をそ
のまま利用して冷却機能を得ることができるし、冷却フ
ァン37の回転数は駆動系に負荷の掛かり易い高速走行
時に増加することから効果的な冷却機能を発揮すること
ができ、また、走行時のみ冷却ファン37は回転するた
め、整備時等の安全を考慮した安全柵等の設置も不要で
ある等の利点を有する。
【0021】尚、降雪時に雪が冷却ファンに氷結してフ
ァン機能が得られない事態が生ずる可能性はあるが、低
温のため冷却ファンが機能しなくても何等差し支えな
い。図4乃至図6は請求項1乃至請求項4の一実施形態
に係る冷却装置に用いる冷却ファンを示し、以下、本実
施形態を図面に基づき説明するが、冷却ファンを除くそ
の他の構成は図1と同様であるため、同一のものには同
一符号を付してそれらの説明は省略する。
【0022】図4に於て、51は既述した筒体39と同
様、出力軸27と中心軸を同じくして両コンパニオンフ
ランジ31,35間に正逆両方向に挟着可能な断面コ字
状の筒体で、その外周53に、90°の間隔を開けて4
枚の羽根55が図5の如く車両の前後方向へ起/倒自在
に取り付けられている。即ち、図4及び図5に示すよう
に筒体51の外周53には、正面視コ字状に形成された
断面円形状の4個の支持ステー57が、トランスミッシ
ョン25に正対するように90°の間隔を開けて同一円
周上に立設されている。
【0023】そして、羽根55の基部には、上記支持ス
テー57が挿通可能な筒状の挿通部59が設けられてお
り、当該挿通部59に支持ステー57が夫々挿通して、
4枚の羽根55が車両の前後方向へ起/倒自在となって
いる。また、羽根55の背面側下部には、コイルスプリ
ング(バネ部材)61の一端が係止する係止部63が夫
々突設されると共に、当該係止部63に対応して筒体5
1の外周53に、コイルスプリング61の他端側が係止
する図5の如き係止部65が90°の間隔を開けて同一
円周上に打ち起こされている。そして、エンジン21の
停止時に各羽根55は、両係止部63,65間に張架さ
れたコイルスプリング61のバネ力で、図5の二点鎖線
で示すように支持ステー57を回転中心として筒体51
の外周53側に倒れた状態にバネ付勢されている。
【0024】そして、エンジン21の駆動による出力軸
27の回転速度の増加に伴い、図5に示すように各羽根
55が、コイルスプリング61のバネ力に抗して遠心力
で外方へ徐々に起立していくようになっている。その
他、図4中、67は両コンパニオンフランジ31,35
をボルト締めするボルトの挿入孔である。
【0025】本実施形態の冷却装置に用いる冷却ファン
69はこのように構成されているから、図1の冷却ファ
ン37と同様、プロペラシャフト29側に筒体51を開
口させて冷却ファン69を両コンパニオンフランジ3
1,35間に装着すると、出力軸27の回転速度の増加
に伴い、図5の如く各羽根55が遠心力で外方へ徐々に
起立してトランスミッション25の周囲から冷却空気W
を引っ張り、また、図3の冷却ファン37と同様、トラ
ンスミッション25側に筒体51を開口させて冷却ファ
ン69を装着すれば、出力軸27の回転速度の増加に伴
い、各羽根55が遠心力で徐々に起立して、トランスミ
ッション25の周囲に冷却空気Wを送り込んで冷却空気
Wの流れを発生させることとなる。
【0026】従って、エンジン21からクラッチ23,
トランスミッション25の下部に亘って騒音防止カバー
47が装着されていても、騒音防止カバー47によって
エンジン21やクラッチ23,トランスミッション25
で発熱する熱が保温されず、これらの潤滑用オイルの温
度上昇が防止されることとなった。そして、本実施形態
も、冷却ファン69をトランスミッション25の出力軸
27側に装着したので、プロペラシャフト29の回転バ
ランス等を何等考慮する必要がなく、また、斯様に冷却
ファン69をトランスミッション25の出力軸27側に
装着することで、冷却ファン69がトランスミッション
25やクラッチ23に正対するため、従来に比し冷却性
能が著しく向上することとなる。
【0027】更にまた、本実施形態にあっても、既存の
構造を何等変更する必要もなく、両コンパニオンフラン
ジ31,35の連結に当たり、これらの間に冷却ファン
69を挟着するだけで冷却機能を得ることができるし、
冷却ファン69の回転数は駆動系に負荷の掛かる高速走
行時に増加して各羽根53が起立することから、車両速
度に応じた効果的な冷却機能が得られる等の優れた効果
を有する。
【0028】尚、上述した各実施形態は、冷却ファン3
7,69を両コンパニオンフランジ31,35間に正逆
両方向に挟着可能として、図1の如くトランスミッショ
ン25の周囲から冷却空気Wを引っ張ったり、図3の如
くトランスミッション25の周囲に冷却空気Wを送り込
んで冷却空気Wの流れを発生させるように構成したが、
冷却ファンを正逆両方向に装着可能とせず、仕様に応じ
冷却ファンの羽根のねじり方向を変えて、冷却空気の流
れの向き(冷却空気の引張り,押圧)を発生させてもよ
い。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、各請求項に係る冷却
装置によれば、エンジンや駆動系からの騒音発散防止の
ために騒音防止カバーが装着されていても、出力軸の回
転に連動して冷却ファンがトランスミッションの周囲に
冷却空気を送り込んだり、トランスミッションの周囲か
ら冷却空気を引っ張って冷却空気の流れを発生させるた
め、エンジンやトランスミッションで発熱する熱が騒音
防止カバーで保温されず、これらの潤滑用オイルの温度
上昇が防止される。
【0030】そして、各請求項に係る冷却装置は、プロ
ペラシャフト側に冷却ファンを同行回転可能に取り付け
た従来例と異なり、冷却ファンをトランスミッションの
出力軸側に装着したので、冷却ファンやプロペラシャフ
トの設計,製造,取付けに細心の注意を払ってプロペラ
シャフトの回転バランス等を考慮する煩わしさがなくな
り、また、斯様に冷却ファンを出力軸側に装着すること
で、冷却ファンが常にトランスミッションやクラッチに
正対するため、従来例に比し冷却性能が著しく向上する
こととなった。
【0031】更にまた、冷却ファンの回転数は駆動系に
負荷の掛かり易い高速走行時に増加することから効果的
な冷却機能を発揮することができるし、走行時のみ冷却
ファンが回転するため、整備時等の安全を考慮した安全
柵等の設置も不要である等の利点を有する。
【0032】そして、請求項2に係る発明によれば、既
存の構造に何等変更を加える必要がなく、両コンパニオ
ンフランジを連結するに当たり、これらの間に冷却ファ
ンを単に挟着するだけで、出力軸の回転力をそのまま利
用して冷却機能を得ることができる利点を有する。ま
た、請求項3に係る発明によれば、冷却ファンの取付け
を正逆何れかに選択することで冷却空気の流れが変更で
き、そして、請求項4に係る発明によれば、冷却ファン
の回転数は駆動系に負荷の掛かる高速走行時に増加して
各羽根が起立することから、車両速度に応じた効果的な
冷却機能が得られる等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1乃至請求項3の一実施形態に係る車両
用トランスミッションの冷却装置の全体側面図である。
【図2】図1に示す冷却装置の要部拡大側面図である。
【図3】図1に示す冷却装置の要部拡大側面図である。
【図4】請求項1乃至請求項4の一実施形態に係る冷却
装置に用いる冷却ファンの背面図である。
【図5】図4に示す冷却ファンの要部拡大断面図であ
る。
【図6】筒体の要部拡大平面図である。
【図7】従来のトルクコンバータ用流体の冷却装置の全
体側面図である。
【符号の説明】
21 エンジン 23 クラッチ 25 トランスミッション 27 出力軸 29 プロペラシャフト 31,35 コンパニオンフランジ 33 ユニバーサルジョイント 37,69 冷却ファン 39,51 筒体 43,55 羽根 47 騒音防止カバー 49 冷却装置 57 支持ステー 61 コイルスプリング 63,65 係止部 W 冷却空気

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスミッションの出力軸と、当該ト
    ランスミッションを介して伝達されたエンジンの動力を
    後車軸に伝達させるプロペラシャフトを、当該プロペラ
    シャフトの一端側に取り付くユニバーサルジョイントを
    介して連結すると共に、上記トランスミッションの出力
    軸側に、当該出力軸の回転に連動してトランスミッショ
    ンの周囲に冷却空気の流れを発生させる冷却ファンを設
    けたことを特徴とする車両用トランスミッションの冷却
    装置。
  2. 【請求項2】 互いに連結されるユニバーサルジョイン
    トのコンパニオンフランジと、出力軸側のコンパニオン
    フランジとの間に、冷却ファンを着脱自在に挟着したこ
    とを特徴とする請求項1記載の車両用トランスミッショ
    ンの冷却装置。
  3. 【請求項3】 冷却ファンは、出力軸と中心軸を同じく
    してユニバーサルジョイントのコンパニオンフランジ
    と、出力軸側のコンパニオンフランジとの間に正逆両方
    向に挟着可能な断面コ字状の筒体と、当該筒体の外周に
    取り付く複数枚の羽根とからなることを特徴とする請求
    項2記載の車両用トランスミッションの冷却装置。
  4. 【請求項4】 羽根は、筒体の外周に起/倒自在に取り
    付き、当該筒体との間に張架されたバネ部材のバネ力で
    倒れ、出力軸の回転による遠心力でバネ部材のバネ力に
    抗して起立することを特徴とする請求項3記載の車両用
    トランスミッションの冷却装置。
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