JP2003321892A - 型枠及び外内装下地壁兼用断熱パネル - Google Patents
型枠及び外内装下地壁兼用断熱パネルInfo
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- JP2003321892A JP2003321892A JP2002167906A JP2002167906A JP2003321892A JP 2003321892 A JP2003321892 A JP 2003321892A JP 2002167906 A JP2002167906 A JP 2002167906A JP 2002167906 A JP2002167906 A JP 2002167906A JP 2003321892 A JP2003321892 A JP 2003321892A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 型枠パネルとしての軽量化と、外内装下地壁
としての優れた加工性と施工性の、双方を兼ね備えるこ
とのできる型枠及び外内装下地壁兼用断熱パネルを提供
する。 【解決手段】 硬質発泡樹脂断熱パネル（１）に、蟻型
溝（２）と複数の多機能胴縁受溝（３）を縦横に設け、
作業性と施工性の能率向上、並びに、型枠パネルと外内
装下地壁など双方に兼用出来るようにした
としての優れた加工性と施工性の、双方を兼ね備えるこ
とのできる型枠及び外内装下地壁兼用断熱パネルを提供
する。 【解決手段】 硬質発泡樹脂断熱パネル（１）に、蟻型
溝（２）と複数の多機能胴縁受溝（３）を縦横に設け、
作業性と施工性の能率向上、並びに、型枠パネルと外内
装下地壁など双方に兼用出来るようにした
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート打ち
込み時の型枠と、外内装下地壁として兼用され、コンク
リート硬化後はコンクリートと一体となって断熱材及び
外内装下地壁として機能する型枠及び外内装下地壁兼用
断熱パネルに関するものである。 【０００２】 【従来の技術】従来の内装下地兼用断熱型枠パネルは、
断熱材となる硬質発泡プラスチック板の片面に内装下地
壁、若しくは、型枠合板を積層した複合パネルが使用さ
れている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内装下
地壁等として従来用いられていた複合パネルは、コンク
リート面との接着に不安があり、且つ、高重量で取り回
しが困難で重量的にも軽量化が求められ、作業上の加工
性と施工性に課題を有していた。又、下地壁に通気層部
分を設ける配慮に欠けていた、本発明は上記事情を鑑
み、軽量化と優れた加工性と施工性を有する型枠及び外
内装下地壁兼用断熱パネルを提供する。 【０００４】 【課題を解決するための手段】本発明は、硬質発泡樹脂
断熱パネル（１）の片面に、コンクリート面からの剥が
れ防止のために蟻形溝（２）を設けて、コンクリート
（８）面との接着を確実にし、その反対側の面に複数の
多機能胴縁受溝（３）を縦横に設け、硬質プラスチック
製のスペーサ（４）を所定の間隔で配置した、又、硬質
発泡樹脂断熱パネル（１）を、この形状に構成したこと
で型枠材として使用でき、軽量化が図られ加工性と施工
性の作業能率が向上する。しかも、木造、鉄骨造の外内
装下地壁にも使用でき、多機能胴縁受溝の効果により通
気層（６）等を構成することを特徴とする。 【０００５】 【発明の実施の形態】以下、本発明について説明する。 （イ） 硬質発泡樹脂断熱パネル（１）の形状は、図１
に示した蟻形溝（２）に限定されるものではなく、又、
反対側の面に、複数の多機能胴縁受溝（３）と複数の多
機能胴縁（５）も同様とする。 （ロ） 硬質発泡樹脂断熱パネル（１）は単一構造なの
で軽量、且つ、切断加工等も容易であり作業性や施工性
に有効である。従って、コンクリート打設時の型枠材、
又は、木造、鉄骨造等の外内装下地壁として優れた性能
を有する。 （ハ） 硬質プラスチック製スペーサ（４）を、硬質発
泡樹脂断熱パネル（１）に内蔵することで、従来、型枠
合板等に穴を開けセパレータ等を嵌め込んでいた。この
形状にした事で穴あけ作業が不要となり。さらに、木
造、鉄骨造等の建物の屋根、外内装下地壁等に釘、ビス
類フックボールト（７）等で緊結する際も利用できる。 （ニ） 蟻形溝（２）は、コンクリート（８）面から剥
がれ防止の喰い込み効果として有効であり、且つ、木
造、鉄骨造等の外内装下地壁に取付けた場合に通気層
（６）としての役目も果たす。 （ホ） 複数の多機能胴縁受溝（３）に複数の多機能胴
縁（５）を外内装材を縦貼り、及び、横貼り用の仕上が
り面の方向に添って差込む、その際、空隙となる部分の
多機能胴縁受溝等が外気を流通させて、湿気を排出し通
気層（６）を形成する。 （ヘ） 硬質発泡樹脂断熱パネル（１）を型枠材として
用いることで、現場内で外内装下地壁として処理できる
ので撤去、運搬、断熱工事等の手間の省力化ができる。
又、これを使用することで断熱、遮音、防音、防湿、結
露、カビ類等防止に有効である。 （ト） さらに、外内装下地壁の多機能胴縁受溝を縦横
に所定の間隔で配置してあるので、この部分に、樹脂
系、繊維系、又は、軽量鋼等の複数の多機能胴縁（５）
を差込み、外内装材を釘、ビス類、フックボールト
（７）等で貼り付ける。 （チ） 作業工程は、コンクリート打設時に片面に型枠
合板、又は、双方に硬質発泡樹脂断熱パネル（１）を配
置し支保工を建て込み、硬質プラスチック製スペーサ
（４）孔を利用してセパレータ、フォームタイ等の緊結
具で固定しコンクリートを打設する。 （リ） 次に、支保工を撤去しパテ、コーキング等で下
地処理を施し多機能胴縁受溝に多機能胴縁を差込み、
釘、ビス類、フックボールト（７）等で外内装材を貼り
付ける。 【０００６】 【発明の効果】以上のように本発明の形状は、コンクリ
ートの劣化保護等や、型枠及び外内装下地壁を兼用でき
広範囲に利用できる。又、外内壁面のアーチ、曲面体の
型枠施工等も可能です。同時に断熱、遮音、防音、結
露、カビ等にも効果がある。さらに、複数の多機能胴縁
（５）に外内装材を貼り付けることで、硬質発泡樹脂断
熱パネル（１）との間に、通気層（６）が生じ空気流通
経路を促すことで、通気工法をも兼ね備えることが出来
る。従って、工費、工期の大幅削減、短縮につながる。
込み時の型枠と、外内装下地壁として兼用され、コンク
リート硬化後はコンクリートと一体となって断熱材及び
外内装下地壁として機能する型枠及び外内装下地壁兼用
断熱パネルに関するものである。 【０００２】 【従来の技術】従来の内装下地兼用断熱型枠パネルは、
断熱材となる硬質発泡プラスチック板の片面に内装下地
壁、若しくは、型枠合板を積層した複合パネルが使用さ
れている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内装下
地壁等として従来用いられていた複合パネルは、コンク
リート面との接着に不安があり、且つ、高重量で取り回
しが困難で重量的にも軽量化が求められ、作業上の加工
性と施工性に課題を有していた。又、下地壁に通気層部
分を設ける配慮に欠けていた、本発明は上記事情を鑑
み、軽量化と優れた加工性と施工性を有する型枠及び外
内装下地壁兼用断熱パネルを提供する。 【０００４】 【課題を解決するための手段】本発明は、硬質発泡樹脂
断熱パネル（１）の片面に、コンクリート面からの剥が
れ防止のために蟻形溝（２）を設けて、コンクリート
（８）面との接着を確実にし、その反対側の面に複数の
多機能胴縁受溝（３）を縦横に設け、硬質プラスチック
製のスペーサ（４）を所定の間隔で配置した、又、硬質
発泡樹脂断熱パネル（１）を、この形状に構成したこと
で型枠材として使用でき、軽量化が図られ加工性と施工
性の作業能率が向上する。しかも、木造、鉄骨造の外内
装下地壁にも使用でき、多機能胴縁受溝の効果により通
気層（６）等を構成することを特徴とする。 【０００５】 【発明の実施の形態】以下、本発明について説明する。 （イ） 硬質発泡樹脂断熱パネル（１）の形状は、図１
に示した蟻形溝（２）に限定されるものではなく、又、
反対側の面に、複数の多機能胴縁受溝（３）と複数の多
機能胴縁（５）も同様とする。 （ロ） 硬質発泡樹脂断熱パネル（１）は単一構造なの
で軽量、且つ、切断加工等も容易であり作業性や施工性
に有効である。従って、コンクリート打設時の型枠材、
又は、木造、鉄骨造等の外内装下地壁として優れた性能
を有する。 （ハ） 硬質プラスチック製スペーサ（４）を、硬質発
泡樹脂断熱パネル（１）に内蔵することで、従来、型枠
合板等に穴を開けセパレータ等を嵌め込んでいた。この
形状にした事で穴あけ作業が不要となり。さらに、木
造、鉄骨造等の建物の屋根、外内装下地壁等に釘、ビス
類フックボールト（７）等で緊結する際も利用できる。 （ニ） 蟻形溝（２）は、コンクリート（８）面から剥
がれ防止の喰い込み効果として有効であり、且つ、木
造、鉄骨造等の外内装下地壁に取付けた場合に通気層
（６）としての役目も果たす。 （ホ） 複数の多機能胴縁受溝（３）に複数の多機能胴
縁（５）を外内装材を縦貼り、及び、横貼り用の仕上が
り面の方向に添って差込む、その際、空隙となる部分の
多機能胴縁受溝等が外気を流通させて、湿気を排出し通
気層（６）を形成する。 （ヘ） 硬質発泡樹脂断熱パネル（１）を型枠材として
用いることで、現場内で外内装下地壁として処理できる
ので撤去、運搬、断熱工事等の手間の省力化ができる。
又、これを使用することで断熱、遮音、防音、防湿、結
露、カビ類等防止に有効である。 （ト） さらに、外内装下地壁の多機能胴縁受溝を縦横
に所定の間隔で配置してあるので、この部分に、樹脂
系、繊維系、又は、軽量鋼等の複数の多機能胴縁（５）
を差込み、外内装材を釘、ビス類、フックボールト
（７）等で貼り付ける。 （チ） 作業工程は、コンクリート打設時に片面に型枠
合板、又は、双方に硬質発泡樹脂断熱パネル（１）を配
置し支保工を建て込み、硬質プラスチック製スペーサ
（４）孔を利用してセパレータ、フォームタイ等の緊結
具で固定しコンクリートを打設する。 （リ） 次に、支保工を撤去しパテ、コーキング等で下
地処理を施し多機能胴縁受溝に多機能胴縁を差込み、
釘、ビス類、フックボールト（７）等で外内装材を貼り
付ける。 【０００６】 【発明の効果】以上のように本発明の形状は、コンクリ
ートの劣化保護等や、型枠及び外内装下地壁を兼用でき
広範囲に利用できる。又、外内壁面のアーチ、曲面体の
型枠施工等も可能です。同時に断熱、遮音、防音、結
露、カビ等にも効果がある。さらに、複数の多機能胴縁
（５）に外内装材を貼り付けることで、硬質発泡樹脂断
熱パネル（１）との間に、通気層（６）が生じ空気流通
経路を促すことで、通気工法をも兼ね備えることが出来
る。従って、工費、工期の大幅削減、短縮につながる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の斜視図である。
【図２】本発明の、型枠及び外内装下地壁兼用断熱パネ
ルの一例を示す断面図と複数の多機能胴縁断面図。 【図３】本発明の、型枠及び外内下地装壁兼用断熱パネ
ルの別例を示す断面図。 【図４】本発明の、型枠及び外内装下地壁兼用断熱パネ
ルの使用状態を示す断面図。 【図５】本発明の、型枠及び外内装下地壁兼用断熱パネ
ルのジョイント部分を示す断面図。 【図６】本発明の、硬質プラスチック製のスペーサの断
面図。 【符号の説明】 １ 硬質発泡樹脂断熱パネル ２ 蟻形溝 ３ 複数の多機能胴縁受溝。 ４ 硬質プラスチック製スペーサ ５ 複数の多機能胴縁 ６ 通気層 ７ 釘、ビス類、フックボールト ８ コンクリート Ａ セパレータ Ｂ パイプ Ｃ フォームタイ Ｄ バタ角材
ルの一例を示す断面図と複数の多機能胴縁断面図。 【図３】本発明の、型枠及び外内下地装壁兼用断熱パネ
ルの別例を示す断面図。 【図４】本発明の、型枠及び外内装下地壁兼用断熱パネ
ルの使用状態を示す断面図。 【図５】本発明の、型枠及び外内装下地壁兼用断熱パネ
ルのジョイント部分を示す断面図。 【図６】本発明の、硬質プラスチック製のスペーサの断
面図。 【符号の説明】 １ 硬質発泡樹脂断熱パネル ２ 蟻形溝 ３ 複数の多機能胴縁受溝。 ４ 硬質プラスチック製スペーサ ５ 複数の多機能胴縁 ６ 通気層 ７ 釘、ビス類、フックボールト ８ コンクリート Ａ セパレータ Ｂ パイプ Ｃ フォームタイ Ｄ バタ角材
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 硬質発泡樹脂断熱パネル（１）の片面に
蟻形溝（２）を設けて、その反対側の面に複数の多機能
胴縁受溝（３）を縦横に設け、さらに、硬質プラスチッ
ク製スペーサ（４）を所定の間隔で配置した型枠及び外
内装下地壁兼用断熱パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002167906A JP2003321892A (ja) | 2002-05-02 | 2002-05-02 | 型枠及び外内装下地壁兼用断熱パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002167906A JP2003321892A (ja) | 2002-05-02 | 2002-05-02 | 型枠及び外内装下地壁兼用断熱パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003321892A true JP2003321892A (ja) | 2003-11-14 |
Family
ID=29545942
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002167906A Pending JP2003321892A (ja) | 2002-05-02 | 2002-05-02 | 型枠及び外内装下地壁兼用断熱パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003321892A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8769894B2 (en) | 2011-05-12 | 2014-07-08 | Powerhouse Building Solutions (2009) Inc. | Insulation and ventilation systems for building structures |
| USD843016S1 (en) | 2015-10-09 | 2019-03-12 | Ross Power Investments Inc. | Insulation panel |
| USD843018S1 (en) | 2015-10-09 | 2019-03-12 | Ross Power Investments Inc. | Insulation panel |
| USD843017S1 (en) | 2015-10-09 | 2019-03-12 | Ross Power Investments Inc. | Insulation panel |
| USD849271S1 (en) | 2015-10-09 | 2019-05-21 | Ross Power Investments Inc. | Insulation panel |
| US10480188B2 (en) | 2017-03-13 | 2019-11-19 | Ross Power Investments Inc. | Insulation and ventilation systems for building structures |
-
2002
- 2002-05-02 JP JP2002167906A patent/JP2003321892A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8769894B2 (en) | 2011-05-12 | 2014-07-08 | Powerhouse Building Solutions (2009) Inc. | Insulation and ventilation systems for building structures |
| US9976299B2 (en) | 2011-05-12 | 2018-05-22 | Ross Power Investments Inc. | Insulation and ventilation systems for building structures |
| US10400442B2 (en) | 2011-05-12 | 2019-09-03 | Ross Power Investments Inc. | Insulation and ventilation systems for building structures |
| USD843016S1 (en) | 2015-10-09 | 2019-03-12 | Ross Power Investments Inc. | Insulation panel |
| USD843018S1 (en) | 2015-10-09 | 2019-03-12 | Ross Power Investments Inc. | Insulation panel |
| USD843017S1 (en) | 2015-10-09 | 2019-03-12 | Ross Power Investments Inc. | Insulation panel |
| USD849271S1 (en) | 2015-10-09 | 2019-05-21 | Ross Power Investments Inc. | Insulation panel |
| US10480188B2 (en) | 2017-03-13 | 2019-11-19 | Ross Power Investments Inc. | Insulation and ventilation systems for building structures |
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