JP2003321850A - 自走式粉粒体供給装置及びこれを用いた土砂混合システム - Google Patents

自走式粉粒体供給装置及びこれを用いた土砂混合システム

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JP2003321850A
JP2003321850A JP2002130376A JP2002130376A JP2003321850A JP 2003321850 A JP2003321850 A JP 2003321850A JP 2002130376 A JP2002130376 A JP 2002130376A JP 2002130376 A JP2002130376 A JP 2002130376A JP 2003321850 A JP2003321850 A JP 2003321850A
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Takahisa Hasebe
貴尚 長谷部
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】土砂混合作業を効率よく行うことができる自走
式粉粒体供給装置を提供する。 【解決手段】本体フレーム4Aと、本体フレーム4Aに
設けた走行手段6と、本体フレーム4Aに設けた粉粒体
貯蔵手段1と、粉粒体貯蔵手段1の下部に設けた粉粒体
搬送手段2と、粉粒体搬送手段2の下方位置から本体フ
レーム4Aの他方側に延在し、粉粒体搬送手段2により
供給された粉粒体を本体外へ搬出する搬出コンベア11
と、本体フレーム4Aの長手方向他方側に設けたパワー
ユニット13とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土砂原料と品質調
整材とを混合する際の粉粒体供給装置、及び土砂混合シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】いわゆるリサイクル法の施行(平成3年
10月)といった廃棄物再利用促進の背景の下、例え
ば、ガス管等の埋設工事、上下水道工事、及びその他の
道路工事・基礎工事等において発生する建設発生土を混
合材とともに混合処理し、リサイクル用の改良土とする
自走式土質改良機械のニーズが拡がりつつある。
【0003】このような自走式土質改良機としては、例
えば特開平9−195265号公報に記載のように、第
1ホッパ(土砂ホッパ)に投入され搬送用ベルトコンベ
アにより搬送される土砂に、第2ホッパ(混合材貯留用
ホッパ)から石灰等の混合材を供給し、その土砂と混合
材とを解砕機によって解砕して改良土を製造し、その改
良土を搬出用ベルトコンベアで搬出するものが既に提唱
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、この自走式土質
改良機の有用性が認められ、建設発生土をその掘削箇所
に埋め戻す埋め戻し材として改質する他にも、さらに種
々の用途が求められつつある。
【0005】例えば、建設発生土だけでなく、例えば、
公園、学校の校庭等にあるグラウンド、あるいは畑の土
等を、その用途に応じた排水性、保水性等の所望の品質
に改質したいといったニーズが高まっている。
【0006】このような場合には、原料土の品質を改良
する機能を備えた品質調整材(例えば他の種類の土砂
等)を、例えば土砂原料(原料土)100%に対し数十
%程度という比較的大きな混合比で混合する必要があ
る。
【0007】しかしながら、上記従来技術の土質改良機
械では、原料土(建設発生土)100%に対し混合材
(品質調整材)数%程度という極めて小さな混合比で混
合して建設発生土の改質を行う構成、すなわち混合材を
第2ホッパ内に一旦貯留しこの第2ホッパから原料土に
混合材を添加する構成となっている。このため、上述の
ような土砂原料と品質調整材とを比較的大きな混合比に
て混合するという新しい用途は考慮されておらず、仮に
そのような用途に適用しようとしても、小容量の第2ホ
ッパ内に頻繁に品質調整材を補充しなければならず、極
めて作業効率が悪いものとなる。
【0008】本発明の目的は、土砂混合作業を効率よく
行うことができる自走式粉粒体供給装置及びこれを用い
た土砂混合システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、本体フレームと、この本体フレーム
に設けた走行手段と、前記本体フレームに設けた粉粒体
貯蔵手段と、この粉粒体貯蔵手段の下部に設けた粉粒体
搬送手段と、この粉粒体搬送手段の下方位置から前記本
体フレームの他方側に延在し、前記粉粒体搬送手段によ
り供給された粉粒体を本体外へ搬出する搬出コンベア
と、前記本体フレームの長手方向他方側に設けたパワー
ユニットとを備えたことを特徴とする。
【0010】また、第2の発明は、第1の発明におい
て、前記粉粒体搬送手段は、スクリューフィーダである
ことを特徴とする。
【0011】また、第3の発明は、第1または第2の発
明において、前記粉粒体貯蔵手段の壁面に、架橋防止装
置を設けたことを特徴とする。
【0012】また、第4の発明は、本体フレームと、こ
の本体フレームに設けた走行手段と、前記本体フレーム
の長手方向一方側に設けたホッパと、このホッパの下方
に設けた粉粒体搬送手段と、この粉粒体搬送手段の下方
位置から前記本体フレームの他方側に延在し、前記粉粒
体搬送手段により供給された粉粒体を本体外へ搬出する
搬出コンベアと、前記フレームの長手方向他方側に設け
たパワーユニットとを備えたことを特徴とする。
【0013】また、第5の発明は、第4の発明におい
て、前記粉粒体搬送手段は、搬送コンベアであることを
特徴とする。
【0014】また、第6の発明は、第4または第5の発
明において、前記ホッパ内に、アーチブレーカを設けた
ことを特徴とする。
【0015】また、第7の発明は、第4乃至第6のいず
れかの発明において、前記パワーユニットの前記本体フ
レームにおける長手方向一方側に運転席を設け、この運
転席と前記ホッパとの間に防護壁を設けたことを特徴と
する。
【0016】また、第8の発明は、土砂原料を供給する
油圧ショベルと、本体フレームと,この本体フレームに
設けた走行手段と,前記本体フレームに設けた粉粒体貯
蔵手段と,この粉粒体貯蔵手段の下部に設けた粉粒体搬
送手段と,この粉粒体搬送手段の下方位置から前記本体
フレームの他方側に延在し、前記粉粒体搬送手段により
供給された粉粒体を本体外へ搬出する搬出コンベアと,
前記本体フレームの長手方向他方側に設けたパワーユニ
ットとを備えた自走式粉粒体供給装置と、前記油圧ショ
ベルから供給される土砂原料と、前記自走式粉粒体供給
装置から供給される品質調整材とを混合し改良土を生成
する自走式混合機とからなることを特徴とする。
【0017】また、第9の発明は、土砂原料を供給する
油圧ショベルと、本体フレームと,この本体フレームに
設けた走行手段と,前記本体フレームの長手方向一方側
に設けたホッパと,このホッパの下方に設けた粉粒体搬
送手段と,この粉粒体搬送手段の下方位置から前記本体
フレームの他方側に延在し、前記粉粒体搬送手段により
供給された粉粒体を本体外へ搬出する搬出コンベアと,
前記本体フレームの長手方向他方側に設けたパワーユニ
ットとを備えた自走式粉粒体供給装置と、前記油圧ショ
ベルから供給される土砂原料と、前記自走式粉粒体供給
装置から供給される品質調整材とを混合し改良土を生成
する自走式混合機とからなることを特徴とする。
【0018】さらに、第10の発明は、第8または第9
の発明において、前記自走式混合機は、前記油圧ショベ
ルにより供給され混合処理前の土砂情報、または混合処
理後の土砂情報を検出する検出器と、この検出器からの
検出信号を取り込み記憶する制御手段とを備え、前記自
走式粉粒体供給装置は、前記混合機の前記制御手段から
の土砂情報を受け取り、品質調整材の供給量を制御する
制御手段を備えたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図面を用いて説明する。図1は本発明の自走式粉
粒体供給装置の一実施の形態の全体構造を表す側面図、
図2は図1に示した自走式粉粒体供給装置の平面図、図
3は図1に示した自走式粉粒体供給装置の正面図、図4
は図1に示した自走式粉粒体供給装置の定量供給機構に
関する断面図である。この図1乃至図4に示す自走式粉
粒体供給装置100において、1は土砂原料または土砂
性原料(以下、土砂原料と呼ぶ)に対して混合される混
合材または品質調整材(以下、品質調整材と呼ぶ)であ
る粉粒体を貯留しておく密閉された容器であり、この容
器1は後述の本体フレーム4Aの長手方向前方側から中
央部にかけて設けられている。2は容器1の下部に設け
られ、容器1内に貯留された品質調整材を供給するスク
リューフィーダ、3はスクリューフィーダ2を駆動する
スクリューフィーダ駆動用油圧モータ、4Aは各機器が
配設される本体フレーム、4Bは後述の走行体6と本体
フレーム4Aとを接続するトラックフレーム、5は容器
1を支持する支柱である。容器1は不図示の取り付け用
ブラケットによって本体フレーム4A上に取り付けら
れ、さらに、この容器1の左右両側にそれぞれ設けた支
柱5によって支持、固定されている。
【0020】また、6は本体フレーム4Aの左右両側に
設けた走行体、7は走行体6の走行用油圧モータ、8は
駆動輪9と従動輪10とを巻き回した無限軌道履帯、1
1はスクリューフィーダ2の下方位置から本体フレーム
4Aの後方側外方位置まで延在し、スクリューフィーダ
2により供給された品質調整材を機外へと搬出する搬出
コンベア、12は搬出コンベア11を駆動する搬出コン
ベア駆動用油圧モータ、13は本体フレーム4Aの後方
側に設けられた各機器の動力源となるパワーユニット、
14はパワーユニット13を本体フレーム4上へ配設す
るためのパワーユニット積載部材、15は品質調整材を
容器1内へ供給するための天井蓋、16は容器1内の点
検用に容器1の上部に設けられた点検扉である。なお、
本実施の形態においては、図1の左方(容器1側)を前
方、右方(パワーユニット13側)を後方と定義する。
【0021】図4に示すように、スクリューフィーダ2
のスクリュー軸は端部を軸受けで支持し、螺旋状に配列
したスクリュー羽根がスクリューフィーダ駆動用油圧モ
ータ3によって回転することで、容器1内に充填された
品質調整材をスクリューフィーダ2の軸長手方向へと搬
送する。このスクリューフィーダ2を構成する筒体ケー
シング端部には開口部17が設けられており、搬送され
た品質調整材は開口部17より搬出コンベア11上へと
落下する。
【0022】図1および図2に戻り、18は搬出コンベ
ア11のフレーム、19は搬出コンベア11の駆動輪で
あり、この駆動輪19は搬出コンベア駆動用油圧モータ
12により駆動される。
【0023】前述のように、本体フレーム4Aの後方側
端部には、パワーユニット積載部材14を介して動力体
としてのパワーユニット13が搭載され、その前方側に
は、操作者が搭乗する運転席20が設けられている。
【0024】再び図4において、21は架橋防止装置で
あり、この架橋防止装置21は例えばエアノッカーのよ
うなコンプレッサーによって圧縮空気を断続的に容器1
の壁面に叩きつけることで容器1内に貯留された品質調
整材の架橋を防止するものである。
【0025】次に、図1乃至図4を用いて自走式粉粒体
供給装置100の作業時の動作について説明する。この
自走式粉粒体供給装置100は、天井蓋15(または点
検扉16)より品質調整材を供給して容器1内に品質調
整材を貯留する。容器1内に貯留された品質調整材はス
クリューフィーダ2により後方へと搬送され、スクリュ
ーフィーダ2の筒体ケーシングの下流側端部に設けられ
た開口部17より搬出コンベア11上に積載される。搬
出コンベア11は搬出コンベア駆動用油圧モータ12に
より駆動し、搬出コンベア11上に積載した品質調整材
は、パワーユニット13の後方へと搬出される。本実施
の形態においては、スクリューフェーダ駆動用油圧モー
タ3、および搬出コンベア駆動用油圧モータ12の回転
速度を制御することにより、品質調整材の供給量を制御
しているが、供給手段としてスクリューフィーダ2を用
いているので品質調整材の定量的な供給が可能となって
いる。
【0026】本実施の形態の自走式粉粒体供給装置10
0によれば、十分な貯留量の容器を有し、別途設けた混
合装置に十分な品質調整材を供給することができるの
で、公園・学校の校庭等にあるグラウンド、あるいは畑
の土等といった比較的大きな混合比で混合するような新
しいニーズの混合作業にも対応でき、極めて効率よく混
合作業を行うことができる。
【0027】また、本実施の形態の自走式粉粒体供給装
置100は自走式なので、作業現場でのレイアウトを容
易に変更することができる。
【0028】また、本実施の形態の自走式粉粒体供給装
置100は品質調整材を定量供給することができるの
で、土砂原料と品質調整材との混合比を容易に制御する
ことができる。
【0029】さらに、本実施の形態の自走式粉粒体供給
装置100は本体フレーム4A上に容器1やパワーユニ
ット13等の各機器を効率よく配設しているので、自走
式粉粒体供給装置100自体をコンパクトに構成でき、
作業現場でのレイアウトやトレーラ等による輸送時に効
果を発揮することができる。
【0030】次に本発明の自走式粉粒体供給装置の他の
実施の形態を図5乃至図8を用いて説明する。図5は本
発明の自走式粉粒体供給装置の他の実施の形態の全体構
造を表す側面図、図6は図5に示した自走式粉粒体供給
装置の平面図、図7は図5に示した自走式粉粒体供給装
置の正面図、図8は図5に示した自走式粉粒体供給装置
の定量供給機構に関する断面図である。なお、図1乃至
図4を用いて説明した上述の実施の形態と同一部分につ
いては同一の符号を付し、その説明は省略することとす
る。
【0031】図5乃至図8に示す自走式粉粒体供給装置
150において、22は本体フレーム4Aの前方側に設
けられ、上部が開口したホッパであり、このホッパ22
の後方側の側壁22Aには開口部17Aが設けられてい
る。また、23は支柱5の上部に設けられ、ホッパ22
を支持するフレーム、24はホッパ22の下方に設けら
れた搬送コンベア、25は搬送コンベア24を駆動する
搬送コンベア駆動用油圧モータである。また、21Aは
ホッパ22内に設けられたアーチブレーカであり、この
アーチブレーカ21Aはアーチブレーカ駆動用モータ2
6により回転駆動させられる回転軸に一定間隔で取り付
けられた攪拌棒を有している。また、27はホッパ22
と運転席20との間に設けられ、ホッパ22から飛散す
る飛散物から運転室20で作業する作業員を保護するた
めの防護壁である。
【0032】次に、図5乃至図8を用いて自走式粉粒体
供給装置150の動作について説明する。ホッパ22内
に投入された品質調整材はアーチブレーカ21Aにより
攪拌されながら搬送コンベア24上に積載される。この
搬送コンベア24よって後方側へと搬送される品質調整
材は、ホッパ22後方側の側壁22Aに設けた開口部1
7Aにより切り出されてホッパ22外へと搬出され、搬
出コンベア11上に積載される。搬出コンベア11は搬
出コンベア駆動用油圧モータ12により駆動され、搬出
コンベア11上に積載した品質調整材は、パワーユニッ
ト13の後方へと搬出される。本実施の形態において
は、搬送コンベア駆動用油圧モータ25、および搬出コ
ンベア駆動用油圧モータ12の回転速度を制御すること
により、品質調整材の供給量を制御している。
【0033】本実施の形態の自走式粉粒体供給装置15
0は、上述した自走式粉粒体供給装置100と同様な効
果を奏する他、品質調整材を受け入れるホッパ22を有
するので、油圧ショベルやコンベアといった品質調整材
供給手段と組み合わせることにより、品質調整材の定量
的な供給がより長時間可能となる。
【0034】次に、本発明の自走式粉流体供給装置を用
いた土砂混合システムの一実施の形態を図9乃至図12
を用いて説明する。なお、図1乃至図8を用いて説明し
た上述の実施の形態と同一部分については同一の符号を
付し、その説明は省略することとする。
【0035】図9は油圧ショベル等の土砂原料投入手段
により投入される土砂原料と前述の自走式粉粒体供給装
置により供給される品質調整材とを混合する自走式混合
機の側面図、図10は図9に示した自走式混合機の平面
図、図11は土砂原料投入手段である油圧ショベルと品
質調整材を供給する自走式粉流体供給装置と自走式混合
機とからなる土砂混合システムの側面図、図12は図1
1に示す土砂混合システムの平面図である。
【0036】図9及び図10において、200は自走式
混合機、201は土砂原料や品質調整材を受け入れるホ
ッパ、202はホッパ201で受け入れた土砂原料と品
質調整材とを後述の混合装置203へと搬送する搬送コ
ンベア、203は搬送された土砂原料と品質調整材とを
混合する混合装置、204は各機器が配設される本体フ
レーム、205は履体式の走行体、206はトラックフ
レーム、207は混合装置203で混合された改良土を
機外へと搬出する搬出コンベア、208は動力源である
パワーユニット、209は操作者が搭乗する運転席、2
10は手摺りが取り付けられたフロア、211はホッパ
201内に設けられたアーチブレーカである。なお、こ
のアーチブレーカ211は、前述したアーチブレーカ2
1Aとほぼ同様な構成となっている。
【0037】また、図11及び図12において、300
は土砂原料投入手段としての油圧ショベルであり、この
油圧ショベル300は、通常の建設現場でごく一般的に
用いられているものである。301は履帯式の走行体、
302はこの走行体301の上部に旋回可能に設けた旋
回体、303は旋回体302に基端部が枢支されたブー
ム、304はこのブーム303に回動自在に接続された
アーム、305はこのアーム304に回動自在に接続さ
れたバケットである。なお、土砂原料投入手段は油圧シ
ョベル300に限られるものではなく、ホイールロー
ダ、ブルドーザ等の機械の他、コンベア装置等でも良
い。
【0038】そして、自走式粉粒体供給装置100は、
その搬出コンベア11の搬出端が自走式混合機200の
ホッパ201上方へ望むように配置してある。
【0039】次に、図11及び図12を用いて、自走式
粉粒体供給装置100を用いた土砂混合システムの動作
について説明する。自走式混合機200のホッパ201
には、油圧ショベル300のバケット305により投入
される土砂原料と、自走式粉粒体供給装置100によっ
て搬送される品質調整材とが供給される。このとき、自
走式粉粒体供給装置100から供給される品質調整材
は、油圧ショベル300により投入される土砂原料の量
を予測して、土砂原料と品質調整材との混合比が予め設
定した値となるようにその供給量が設定されている。な
お、この自走式粉粒体供給装置100は、油圧ショベル
300により投入される土砂原料の量や混合比の変化に
応じて、品質調整材の供給量の設定を変更することがで
きるようになっている。
【0040】そして、ホッパ201内に投入された土砂
原料と品質調整材とは、アーチブレーカ211によりあ
る程度攪拌され、その後、搬送コンベア202により混
合装置203へと搬送され、混合装置203で混合され
る。混合装置203で混合された改良土は搬出コンベア
207により自走式混合機200の機外へと搬出され
る。
【0041】以上説明したように、本実施の形態の土砂
混合システムは、自走式混合機200とは独立した自走
式粉粒体供給装置100をもって構成されるので、自走
式粉粒体供給装置100に十分な量の品質調整材を貯留
することができる。その結果、土砂原料と品質調整材と
の混合比とを大きな混合比で混合するような新しい用途
にも対応でき、効率良く土砂混合作業を行うことが出来
る。
【0042】なお、本実施の形態においては、自走式粉
粒体供給装置100から供給される品質調整材は、油圧
ショベル300により投入される土砂原料の量をある程
度予測して、土砂原料と品質調整材との混合比が予め設
定された値となるようにその供給量が設定されている
が、自走式混合機200の搬入土砂(土砂原料+品質調
整材)情報、または搬出土砂(改良土)情報を取り込ん
で、これら土砂情報から自走式粉粒体供給装置100の
供給量を自動制御しても良い。
【0043】この場合の土砂情報の一例としては、自走
式混合機200の搬送コンベア202の駆動モータにこ
の駆動モータの回転数を検出する回転数センサを設け、
この検出値を自走式混合機200に設けた制御装置に取
り込んで算出・記憶される土砂(土砂原料+品質調整
材)の体積(ホッパ201の開口部17Aの面積に搬出
コンベア202の搬送量を乗算したもの)や、搬送コン
ベア202に重量センサを設け、この検出値を自走式混
合機200に設けた制御装置に取り込んで記憶される土
砂重量、搬出コンベア207に重量センサを設け、この
検出値を自走式混合機200に設けた制御装置に取り込
んで記憶される土砂重量等がある。これらの制御装置に
記憶された土砂情報は、有線若しくは無線の通信手段に
より自走式粉粒体供給装置100に設けられた制御装置
に伝送され、これら土砂情報に基づいて、自走式粉粒体
供給装置100に設けられた制御装置が土砂原料に対す
る品質調整材の割合が設定した所定の割合となるように
品質調整材の供給量、すなわち自走式粉粒体供給装置1
00のスクリューフィーダ2の回転数または搬送コンベ
ア11の搬送速度を制御するようにする。
【0044】また、本実施の形態では、土砂混合システ
ムとして自走式粉粒体供給装置100を用いた例を説明
したが、自走式粉粒体供給装置100の代わりに自走式
粉粒体供給装置150を用いても良い。
【0045】また、本実施の形態では、自走式粉粒体供
給装置100から自走式混合機200のホッパ201に
品質調整材を供給しているが、これに限られず、ホッパ
201と混合装置203の間に供給口を設け、この供給
口から品質調整材を供給するようにしても良い。
【0046】また、本実施の形態の自走式粉粒体供給装
置100は、スクリューフィーダ2と搬出コンベア11
とで品質調整材を混合装置200に供給しているが、ス
クリューフィーダ2を延長し、スクリューフィーダ2か
ら直接混合装置200へ供給するようにしても良い。
【0047】
【発明の効果】第1の発明によれば、十分な貯留量の粉
粒体を有し、別途設けた混合装置に十分な品質調整材を
供給することができるので、公園・学校の校庭等にある
グラウンド、あるいは畑の土等といった比較的大きな混
合比で混合するような新しいニーズの混合作業にも対応
でき、極めて効率よく混合作業を行うことができる。第
2の発明によれば、品質調整材を定量供給することがで
きるので、土砂原料と品質調整材との混合比を容易に制
御することができる。第4の発明によれば、品質調整材
を受け入れるホッパを有するので、油圧ショベルやコン
ベアといった品質調整材供給手段と組み合わせることに
より、品質調整材の定量的な供給がより長時間可能とな
る。第8または9の発明によれば、土砂原料と品質調整
材との混合比とを大きな混合比で混合するような新しい
用途にも対応でき、効率良く土砂混合作業を行うことが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自走式粉粒体供給装置の一実施の形態
の全体構造を表す側面図である。
【図2】図1に示した自走式粉粒体供給装置の平面図で
ある。
【図3】図1に示した自走式粉粒体供給装置の正面図で
ある。
【図4】図1に示した自走式粉粒体供給装置の定量供給
機構に関する断面図である。
【図5】本発明の自走式粉粒体供給装置の他の実施の形
態の全体構造を表す側面図である。
【図6】図5に示した自走式粉粒体供給装置の平面図で
ある。
【図7】図5に示した自走式粉粒体供給装置の正面図で
ある。
【図8】図5に示した自走式粉粒体供給装置の定量供給
機構に関する断面図である。
【図9】油圧ショベル等の土砂原料投入手段により投入
される土砂原料と自走式粉粒体供給装置により供給され
る品質調整材とを混合する自走式混合機の側面図であ
る。
【図10】図9に示した自走式混合機の平面図である。
【図11】本発明の土砂混合システムの一実施の形態表
す側面図である。
【図12】図11に示す土砂混合システムの平面図であ
る。
【符号の説明】
1 容器(粉粒体貯蔵手段) 2 スクリューフィーダ(粉粒体搬送手段) 4A 本体フレーム 6 走行体(走行手段) 11 搬出コンベア 13 パワーユニット 20 運転席 21 架橋防止装置 21A アーチブレーカ 22 ホッパ 24 搬送コンベア(粉粒体搬送手段) 100 自走式粉粒体供給装置 150 自走式粉粒体供給装置 200 自走式混合機 300 油圧ショベル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体フレームと、 この本体フレームに設けた走行手段と、 前記本体フレームに設けた粉粒体貯蔵手段と、 この粉粒体貯蔵手段の下部に設けた粉粒体搬送手段と、 この粉粒体搬送手段の下方位置から前記本体フレームの
    他方側に延在し、前記粉粒体搬送手段により供給された
    粉粒体を本体外へ搬出する搬出コンベアと、 前記本体フレームの長手方向他方側に設けたパワーユニ
    ットとを備えたことを特徴とする自走式粉粒体供給装
    置。
  2. 【請求項2】前記粉粒体搬送手段は、スクリューフィー
    ダであることを特徴とする請求項1記載の自走式粉粒体
    供給装置。
  3. 【請求項3】前記粉粒体貯蔵手段の壁面に、架橋防止装
    置を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の自
    走式粉粒体供給装置。
  4. 【請求項4】本体フレームと、 この本体フレームに設けた走行手段と、 前記本体フレームの長手方向一方側に設けたホッパと、 このホッパの下方に設けた粉粒体搬送手段と、 この粉粒体搬送手段の下方位置から前記本体フレームの
    他方側に延在し、前記粉粒体搬送手段により供給された
    粉粒体を本体外へ搬出する搬出コンベアと、 前記フレームの長手方向他方側に設けたパワーユニット
    とを備えたことを特徴とする自走式粉粒体供給装置。
  5. 【請求項5】前記粉粒体搬送手段は、搬送コンベアであ
    ることを特徴とする請求項4記載の自走式粉粒体供給装
    置。
  6. 【請求項6】前記ホッパ内に、アーチブレーカを設けた
    ことを特徴とする請求項4または5記載の自走式粉粒体
    供給装置。
  7. 【請求項7】前記パワーユニットの前記本体フレームに
    おける長手方向一方側に運転席を設け、この運転席と前
    記ホッパとの間に防護壁を設けたことを特徴とする請求
    項4乃至6のいずれかに記載の自走式粉粒体供給装置。
  8. 【請求項8】土砂原料を供給する油圧ショベルと、 本体フレームと,この本体フレームに設けた走行手段
    と,前記本体フレームに設けた粉粒体貯蔵手段と,この
    粉粒体貯蔵手段の下部に設けた粉粒体搬送手段と,この
    粉粒体搬送手段の下方位置から前記本体フレームの他方
    側に延在し、前記粉粒体搬送手段により供給された粉粒
    体を本体外へ搬出する搬出コンベアと,前記本体フレー
    ムの長手方向他方側に設けたパワーユニットとを備えた
    自走式粉粒体供給装置と、 前記油圧ショベルから供給される土砂原料と、前記自走
    式粉粒体供給装置から供給される品質調整材とを混合し
    改良土を生成する自走式混合機とからなることを特徴と
    する土砂混合システム。
  9. 【請求項9】土砂原料を供給する油圧ショベルと、 本体フレームと,この本体フレームに設けた走行手段
    と,前記本体フレームの長手方向一方側に設けたホッパ
    と,このホッパの下方に設けた粉粒体搬送手段と,この
    粉粒体搬送手段の下方位置から前記本体フレームの他方
    側に延在し、前記粉粒体搬送手段により供給された粉粒
    体を本体外へ搬出する搬出コンベアと,前記本体フレー
    ムの長手方向他方側に設けたパワーユニットとを備えた
    自走式粉粒体供給装置と、 前記油圧ショベルから供給される土砂原料と、前記自走
    式粉粒体供給装置から供給される品質調整材とを混合し
    改良土を生成する自走式混合機とからなることを特徴と
    する土砂混合システム。
  10. 【請求項10】前記自走式混合機は、前記油圧ショベル
    により供給され混合処理前の土砂情報、または混合処理
    後の土砂情報を検出する検出器と、この検出器からの検
    出信号を取り込み記憶する制御手段とを備え、前記自走
    式粉粒体供給装置は、前記混合機の前記制御手段からの
    土砂情報を受け取り、品質調整材の供給量を制御する制
    御手段を備えたことを特徴とする請求項8または9記載
    の土砂混合システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021251066A1 (ja) * 2020-06-11 2021-12-16 日本国土開発株式会社 混合装置

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