JP2003321551A - ゴム組成物の製造方法及びゴム組成物 - Google Patents
ゴム組成物の製造方法及びゴム組成物Info
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Abstract
の製造方法、また、本発明は、簡易な装置を用いて、短
い乾燥時間で得ることができ、かつその後のロール作業
性が大幅に改善されたゴム組成物およびその製造方法を
提供すること。 【解決手段】 ゴム(好ましくはブチルゴム)の乳化分
散液と、無機フィラーとを混合し、乾燥することからな
るゴム組成物の製造方法であって、ゴムの乳化分散液
が、ゴム有機溶剤溶液を乳化した分散液であることを特
徴とする製造方法、及びこの方法により得られるゴム組
成物。
Description
ト、パッキング材などに有用なクレー含有ゴム組成物及
びその製造方法に関する。
ることは、従来からガスバリヤ性等の向上を目的として
行われている。このようにゴムに、例えばクレーを分散
させる方法は、種々知られている。
塩などの界面活性剤を用いて有機化処理した「有機化ク
レー」と、半固体状のゴムを有機溶媒に一旦溶解したも
のとを、充分混合した後に有機溶媒を乾燥させてゴム/
クレー配合物を得る「有機化クレー/有機溶媒法」が知
られている(特開平1−198645号公報)。この方
法には以下のような欠点がある。即ち、クレーの有機化
処理に多数の工程が必要であり、有機溶媒中に有機化ク
レーが良好に分散するときとしないときがあり、ばらつ
きが大きい。
とを、二軸混練機などの高温高せん断型ミキサーを用い
て混合することにより、ゴム/クレー配合物を得る「有
機化クレー/高せん断ミキサー法」は、(1)と同様に
クレーの有機化処理に多数の工程が必要であり、さら
に、ゴム/クレーの分散状態は、二軸混練中のせん断力
だけに依存するため、分散性にばらつきがある、二軸混
練機などの大型で高額な設備を必要とする、二軸混練機
中に残った原材料は廃棄処理されるので、材料のロスが
大きいという欠点を持つ。
処理クレー)を水に浸漬して得られるクレー/水スラリ
ーとゴム又はポリマーとを、高温高せん断型ミキサーを
用いて混合し、水を混合中に気化脱水することによりゴ
ム/クレー配合物を得る「クレー水スラリー/高せん断
型ミキサー法」(例、特開2000−239397号公
報)も知られている。この方法では、有機溶剤は使用さ
れないが、水スラリーを高温の二軸混練機へ注入する設
備が必要であること、二軸混練機などの大型で高額な設
備を必要とすること、二軸混練機中に残った原材料は廃
棄処理されるので、材料のロスが大きいこと等の欠点が
ある。
を混合することにより得られるラテックス/クレー水ス
ラリーを乾燥させてゴム/クレー配合物を得る「ラテッ
クス/クレー水スラリー法」も知られている。この方法
では、有機溶剤は使用されず、クレー水スラリーとラテ
ックスの混合は容易であり、条件をうまく設定すればか
なり広範囲の混合条件においても良好な分散状態のゴム
/クレー配合物が得られる。しかし、水溶液で大量の水
が存在するため、乾燥に大面積で底の浅い容器が必要と
なる、乾燥に時間がかかるという欠点を有する。
ーは、気体遮蔽性(ガスバリヤ性)の向上、即ちガス透
過率の低減化、或いは機械的特性の向上のためゴム或い
はポリマーに一般に添加されている。しかしながら、上
記のクレー含有ゴム組成物においては、クレーの微分
散、均一分散が充分でない場合があり、クレーが含有し
ているにもかかわらず気体透過率が充分に低下していな
い。また(3)、(4)のように比較的低い気体透過率
が得られる場合でも、クレーの分散が充分とは言えず、
乾燥時間、その後のロール作業性が充分に満足できるレ
ベルにないとの問題があった。さらに、クレーの含有量
が多すぎるため、透明性、耐衝撃性等が低下するとの問
題があった。
し、気体透過率が低減されたゴム組成物およびその製造
方法を提供することを目的とする。
有し、そして気体透過率が低減されたゴム組成物および
その製造方法を提供することを目的とする。
て、短い乾燥時間で得ることができ、かつその後のロー
ル作業性が大幅に改善されたゴム組成物およびその製造
方法を提供することを目的とする。
散液と、無機フィラーとを混合し、乾燥することからな
るゴム組成物の製造方法であって、ゴムの乳化分散液
が、ゴム有機溶剤溶液を乳化した分散液であることを特
徴とする製造方法にある。
が、ゴムを有機溶剤中に溶解したゴム溶液を、乳化剤含
有水溶液中に、低級アルコールの存在下に分散し、有機
溶剤及び有機溶剤を除去することにより得られる分散液
が好ましい。さらにゴムの微分散が可能となる。さらに
低級アルコールは乳化剤含有水溶液中に含まれているこ
とが好ましい。
カオリンクレー、タルク、炭酸カルシウム、シリカ等を
挙げることができ、中でも形状が扁平状であるクレー、
マイカ、カオリンクレー、タルクが好ましく、特にクレ
ーが好ましい。クレーの中でもがナトリウム−モンモリ
ロナイトが好ましい。無機フィラーを水スラリーとして
使用することが好ましい。特にクレーを使用する場合に
は好ましい。
ム、スチレンブタジエンゴム、ブチルゴムまたは天然ゴ
ムであり、特にブチルゴムであることが好ましい。
質量%の範囲、特に5〜30質量%の範囲にあることが
好ましい。
るゴム組成物にもある。
液と、クレー等の無機フィラー(好ましくはその水スラ
リーとして)とを混合し、乾燥することを基本構成とす
るゴム組成物の製造方法である。そして使用されるゴム
の乳化分散液は、ゴム有機溶剤溶液を乳化した分散液で
あることを特徴としており、天然のゴムラテックス或い
は乳化重合により得られたラテックスとは異なる。即
ち、気相重合、溶液重合、塊状重合等で得られたゴム又
は合成ゴムを有機溶剤に溶解させ乳化分散液としたもの
である。特にラテックス重合に不向きな合成ゴムに好適
である。好ましくはブチルゴム(IIR)である。この
ような特定のラテックスを用いることにより、無機フィ
ラーの分散が良好となり、例えば無機フィラーとしてク
レーを用いた場合、少量のクレーで優れたガスバリヤ性
を発揮することができる。
成物は、一般に水に浸漬した無機フィラーとゴムのラテ
ックスとを混合し、水これを乾燥させることによって得
られる。さらにこれに架橋剤を加えると、架橋ゴム組成
物が得られる。
は、クレー、マイカ、カオリンクレー、タルク、炭酸カ
ルシウム、シリカ等を挙げることができ、中でも形状が
扁平状であるクレー、マイカ、カオリンクレー、タルク
が好ましく、特にクレーが好ましい。無機フィラーの平
均粒径は2μm以下、好ましくは1〜0.01μmのが
好ましい。
上の粘土鉱物からなる平均粒径2μm以下、好ましくは
1〜0.01μmの微細な粒子である。粘土鉱物とは、
2μm以下の微細な層状ケイ酸塩であり、Si4+イオ
ンが酸化物イオン(O2−)に対して4配位をとる4面
体が構成する層と、Al3+、Fe2+、Fe3+、M
g2+などのイオンがO2−および水酸化物イオン(O
H−)に対して6配位をとる8面体層とが1:1あるい
は2:1で結合し、さらにそれらが積み重なって層状構
造を構成するものが、一般的である。粘土鉱物として
は、例えば、カオリナイト、ハロイサイト、モンモリロ
ナイト、セライト、バーミキュライトなどを挙げえるこ
とができる。クレーの量は、ゴムに対して5〜60質量
%、特に5〜40質量%、さらに5〜30質量%が好ま
しい。クレーの量が1質量%より少ないと、気体遮蔽性
の効果が充分に得られず、60質量%より多いと、分散
が困難となり好ましくない。
ても良い。有機化クレーとは,クレーに有機オニウムイ
オンをイオン結合させたものである。有機オニウムイオ
ンは,炭素数6以上であることが好ましい。炭素数が6
未満の場合には,有機オニウムイオンの親水性が高ま
り,変性ポリマーとの相溶性が低下するおそれがあるか
らである。上記有機オニウムイオンとしては,たとえ
ば,ヘキシルアンモニウムイオン,オクチルアンモニウ
ムイオン,2−エチルヘキシルアンモニウムイオン,ド
デシルアンモニウムイオン,ラウリルアンモニウムイオ
ン,オクタデシルアンモニウムイオン,ステアリルアン
モニウムイオン,ジオクチルジメチルアンモニウムイオ
ン,トリオクチルアンモニウムイオン,ジステアリルジ
メチルアンモニウムイオン,又はラウリン酸アンモニウ
ムイオン等を用いることができる。
下記のように製造される。例えば、合成ゴムを有機溶剤
に溶解し、これをアルコール{例えばエチルアルコー
ル、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、sec−ブチルアルコール又はtert−ブチルア
ルコールである}存在下に乳化し、有機溶剤、アルコー
ルを除去することによりゴムの乳化分散液を得る。上記
合成ゴム有機溶剤溶液を、上記アルコールを含む乳化剤
含有水溶液に分散させ、有機溶剤を留去することが好ま
しい。また乳化の際は一般に乳化剤等が使用される。
チレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム、イ
ソプレンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(N
BR)、クロロプレンゴム、ブチルゴム(IIR)、エ
チレン−プロピレンゴム、アクリルゴム、クロロスルホ
ン化ポリエチレンゴム、フッ素ゴムラテックス、シリコ
ーンゴムラテックス、ウレタンゴムラテックスが挙げら
れる。アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、
スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブチルゴム(II
R)が好ましく、特にブチルゴム(IIR)が好まし
い。ブチルゴム(IIR)は一般にイソブチレンと少量
のイソプレンとの共重合体であり、ハロゲン化されたタ
イプもある。
重合法、塊状重合法等の重合手法を用いることにより得
られる。上記ゴムに加えて、通常の熱可塑性樹脂等のポ
リマーを併用しても良い。
リーを混合する際、水溶性アミノシラン系カップリング
剤を添加することが好ましい。水溶性アミノシラン系カ
ップリング剤は、一般にアミノ基を含有するアルコキシ
シランのうち水溶性であるものである。水溶性であるた
めに、クレー水スラリーに均一に混合することができ
る。水溶性アミノシラン系カップリング剤を添加するこ
とで、クレー水スラリーとゴムラテックスの混合物がペ
ースト状となり、乾燥時間が大幅に短縮される。また乾
燥後の固体状ゴム組成物のロール作業の作業性が大幅に
改良される。水溶性アミノシラン系カップリング剤とし
て、例えばN−β(アミノエチル)γ−アミノプロピル
メチルジメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−
アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエ
チル)γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン及びγ−アミノプロピ
ルトリエトキシシランが挙げられる。水溶性アミノシラ
ン系カップリング剤の使用量は、添加後の組成物がペー
スト状になる量であればよく、ゴム分100gに対し
て、0.5〜8mlが好ましく、特に1〜6mlが好ま
しく、さらに2〜5mlが好ましく、通常3mlであ
る。水溶性アミノシラン系カップリング剤の量が0.5
mlより少ないと、添加後の組成物が、ペースト状とな
らず、その後の処理(乾燥、ロール作業)を良好に行な
うことができない。8mlより多くても、組成物をペー
スト状にする効果が向上しないばかりか、例えば気体の
遮蔽効果が低下するなど、得られた組成物の物性に悪影
響を与える。
の市販の化合物を使用することができ、ジエン系ゴムに
関しては有機過酸化物が好ましい。有機過酸化物とし
て、例えば、過酸化水素水、クメンヒドロペルオキシ
ド、ジ−t−ブチルペルオキシド、t−ブチルクミルペ
ルオキシド、ジクミルペルオキシド、2,5−ジメチル
−2,5−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン、
1,3−ビス(t−ブチルペルオキシイソプロピル)ベ
ンゼン、n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルペルオ
キシ)バレラート、1,1−ビス(t−ブチルペルオキ
シ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,2
−ビス(t−ブチルペルオキシ)ブタン、ベンゾイルペ
ルオキシド、p−クロロベンゾイルペルオキシド、2,
4−ジクロロベンゾイルペルオキシド、t−ブチルペル
オキシベンゼン、ビニルトリス(t−ブチルペルオキ
シ)シランなどを使用することができる。過酸化水素水
が好ましい。使用量は、ゴムに対して、0.2〜1.0
質量%、特に0.25〜0.8質量%、さらに0.3〜
0.5質量%が好ましい。
ば、まず無機フィラーを水に浸漬し、攪拌する。水の量
は、無機フィラーが水に分散し、攪拌が容易になる量で
あればよく、例えばクレーの場合、通常20gのクレー
に対して、総容積が800〜1200ml、好ましくは
900〜1100mlになる量である。攪拌には、スタ
ーラーミキサーなどの汎用の混合機を用いることができ
る。攪拌時間は、無機フィラーが水に充分浸漬する時間
であればよく、無機フィラーの量にもよるが、通常12
〜36時間である。
と、ゴムの乳化分散液とを混合する。ゴムの乳化分散液
との混合は、スターラーミキサーなどの汎用の混合機を
用いることができる。混合は、ラテックスが変質しない
限りの高温で行なうこともできるが、室温が好ましい。
混合時間は、無機フィラー水スラリーとゴムの乳化分散
液が均一に混合される時間であればよく、無機フィラー
の量にもよるが、通常5〜15分間である。
化分散液との混合物に、特にクレーの場合、水溶性アミ
ノシラン系カップリング剤を添加しても良い。水溶性ア
ミノシラン系カップリング剤の量は、添加後の混合物が
ペースト状になる量であればよい。混合物がペースト状
となると、その扱いが容易となり、また次の工程の乾燥
が速くなり、ロール作業性が良好となる。
くは80℃の恒温槽中に保管し、18〜48時間、好ま
しくは24時間乾燥し、ゴム組成物を得る。このゴム組
成物に適当な過酸化物をロールを用いて添加し、適当な
条件下で架橋して架橋ゴム組成物を得る。
生かして、ホース、ガスケット、パッキング材等に有利
に使用される。
本発明は実施例に限定されるものではない。
製、臭素含有量1.8wt%、残存二重結合量0%)3
0gをトルエン270gに溶解後、オレイン酸1.5g
を添加した。別に、イソプロピルアルコール60gと水
90gに、水酸化カリウム0.3gと、ジオクチルスル
ホコハク酸ナトリウム0.6gを溶かした溶液を作製し
た。これらの二つの溶液をTKホモミキサー(M型、特
殊機化工業社(株)製)を用いて回転数12000rp
mで2分間攪拌混合し乳化した。この乳化液を減圧下、
加熱することにより、トルエン及びイソプロピルアルコ
ールを留去し、ブチルゴムのラテックス(固形分46w
t%)を得た。得られたラテックスの平均粒子径は0.
8μmであり、相分離がなく静置安定性に優れたもので
あった。
蒸留水に浸漬し1000mlとして、汎用のスターラー
ミキサーで24時間攪拌して、クレー水スラリーを得
た。このスラリーと218gの上記(1)のラテックス
とを混合し、スターラーミキサーを用いて約10分間攪
拌し、均一な混合物を得る。
深さ5cmの容器に取り出し、80℃のファン付き恒温
槽中で24時間乾燥し、ゴム組成物を得た。これに1.
5gのジクミルペルオキシドをロールを用いて添加し、
ゴム圧延用ロールを用いて加硫しながら圧延処理する。
得られた圧延シートを表面が十分平滑なスラブシート用
金型を用いて160℃、30分の条件下において架橋さ
せ、1mm厚のスラブシートサンプルを得る。
ラリーを500ml使用した以外と同様にしてゴム組成
物及びシートを製造した。
わりに水膨潤性合成マイカ(商品名ME−100、コー
プケミカル(株)製)を使用した以外と同様にしてゴム
組成物及びシートを製造した。
用しなかった以外は同様にしてゴム組成物及びシートを
製造した。
の乳化分散液を使用せず、通常のブチルゴム有機溶剤溶
液(シクロヘキサン溶液)を用いてゴム組成物を作製し
た以外は同様にしてゴム組成物及びシートを製造した。
ルの大きさの微粒子となるように配合物に極めて微細に
分散できれば、配合物の透明性が良好となることが知ら
れている。そこで、透明性評価を分散性評価の代替評価
として使用する。
ル樹脂製の透明な定規を重ねておいて、30Wの光源の
透過光を見たときに、このシートを通して定規の1mm
幅線が判別可能なものを○、判別不能なものを×とし
た。
を用いてロール作業を行い、作業性の良いものを○、作
業性が悪いものを×として判断した。
透過試験機(GTR30A、ガス:フロンR134a)
を用い、100℃、ガス供給側圧力0.2MPaの差圧
法により気体透過測定を行なった。ポリマー(参考例
1)に対するサンプルの気体透過率の比として表した。
1では、クレーを含有しない場合よりもガス透過率が6
6%も減少した。また分散性、作業性も、比較例に比べ
て良好であった。
では、極めて微粒化され、分散安定性に優れたゴムの乳
化分散液を用いて無機フィラーが分散されている。この
ため無機フィラーがゴム微粒子中に極めて微細に分散さ
れることになり、少量の無機フィラーにより優れたガス
バリヤ効果、機械特性(粘弾性等)の向上効果を発揮す
る。また無機フィラーを大量に使用しないため、ロール
作業性がよく、乾燥も短縮することができる。特にこの
ような効果は、無機フィラーとしてクレーを用いた場合
に大きくなる。
Claims (8)
- 【請求項1】 ゴムの乳化分散液と、無機フィラーとを
混合し、乾燥することからなるゴム組成物の製造方法で
あって、前記ゴムの乳化分散液が、ゴム有機溶剤溶液を
乳化した分散液であることを特徴とする製造方法。 - 【請求項2】 ゴムの乳化分散液が、ゴムを有機溶剤中
に溶解したゴム溶液を、乳化剤含有水溶液中に、低級ア
ルコールの存在下に分散し、有機溶剤及びアルコールを
除去することにより得られる分散液である請求項1に記
載の製造方法。 - 【請求項3】 ゴムが、アクリロニトリル−ブタジエン
ゴム、スチレンブタジエンゴム、ブチルゴムまたは天然
ゴムである1又は2に記載の製造方法。 - 【請求項4】 ゴムが、ブチルゴムである請求項1〜3
のいずれかに記載の製造方法。 - 【請求項5】 無機フィラーが、クレーである請求項1
〜4のいずれかに記載の製造方法。 - 【請求項6】 無機フィラーをその水スラリーとして使
用する請求項1〜5のいずれかに記載の製造方法。 - 【請求項7】 クレーのゴムに対する含有量が、5〜5
0質量%の範囲にある請求項5又は6記載の製造方法。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の方法に
より得られるゴム組成物。
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2002
- 2002-05-02 JP JP2002130740A patent/JP4106452B2/ja not_active Expired - Fee Related
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