JP2003321286A - アルミニウム合金溶湯に対する非濡れ性を改善したチタン酸アルミニウムセラミックス製部材とその製造方法 - Google Patents

アルミニウム合金溶湯に対する非濡れ性を改善したチタン酸アルミニウムセラミックス製部材とその製造方法

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JP2003321286A JP2001027436A JP2001027436A JP2003321286A JP 2003321286 A JP2003321286 A JP 2003321286A JP 2001027436 A JP2001027436 A JP 2001027436A JP 2001027436 A JP2001027436 A JP 2001027436A JP 2003321286 A JP2003321286 A JP 2003321286A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】チタン酸アルミニウムセラミックスのアルミニ
ウム合金溶湯に対する非濡れ性及びその持続性の付与。 【解決手段】チタン酸アルミニウムセラミックス製アル
ミニウム合金溶湯接触部材の、少なくともアルミニウム
合金溶湯と接触する部位に、実質的にSiを含有せず、
かつ、合金溶湯中のAl又はMg及びチタン酸アルミニ
ウム中のシリカの拡散を抑制できるAl23被膜および
/またはMgAl24被膜を備えるようにする。これに
より、アルミニウム合金溶湯に対し優れた非濡れ性とそ
の持続性が発揮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、アルミ
ニウム合金溶湯等の溶融金属に接触するセラミックス部
材の非濡れ性を付与及び維持するための技術に関し、特
に、チタン酸アルミニウムセラミックスで構成されるア
ルミニウム合金溶湯接触部材の非濡れ性の付与及び維持
に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム合金鋳造設備において、溶
解保持炉、成形機、溶湯搬送装置などの溶湯接触部材に
は、アルミニウム合金溶湯に対して非濡れ性に優れるこ
とが要求される。例えば、アルミニウム合金溶湯を一定
量、溶解保持炉から成形機に移す場合には、チタン酸ア
ルミニウムセラミックス製のラドルが使用されている。
【0003】ここで、チタン酸アルミニウムセラミック
スは低熱膨張性を有し、耐熱衝撃性に優れることが知ら
れている。しかしながら、チタン酸アルミニウムセラミ
ックスにおける低熱膨張性は、結晶粒界に生じる亀裂に
よる見かけ上のものである。したがって、この粒界亀裂
により機械的強度が著しく弱いことが問題となってい
た。そこで、見かけの低熱膨張性を維持しながら機械的
強度を高めるために、一般に1〜10wt%のシリカが
添加されている。これにより、チタン酸アルミニウムの
焼結過程における粒成長が抑制され、その結果として、
焼結させた後の冷却過程で発生する結晶粒界応力が低減
され、亀裂の発生が抑制されるためセラミックスの機械
的強度が向上する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、チタン
酸アルミニウム製のラドルは、溶湯汲み取り回数が10
00回程度の連続使用により非濡れ性が大きく低下し、
ラドル内とその注ぎ口にアルミニウムが残留するように
なる。その結果、成形機への定量供給が困難となり、鋳
造部品重量の変動に起因する不良品発生率の増大をもた
らすことにもなる。さらに、ラドル注ぎ口に付着固化し
たアルミニウム合金塊が鋳造システム装置と接触し、ラ
ドル自身の破壊あるいはラドルマシンの損傷に至る。
【0005】現状では、非濡れ性低下後に溶湯供給用ラ
ドル装置を止めて、ラドルに付着したアルミニウム合金
を機械的に剥ぎ取る等の方法が取られている。生産性の
向上のためには、少なくとも10000回において非濡
れ性を維持することが要求されている。
【0006】そこで、本発明では、チタン酸アルミニウ
ムセラミックスのアルミニウム合金溶湯に対する非濡れ
性及びその持続性の付与を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らが、チタン酸
アルミニウムセラミックスのアルミニウム合金に対する
非濡れ性の低下について検討したところ、チタン酸アル
ミニウムセラミックスに添加されるシリカがアルミニウ
ム合金溶湯中のAlやMgによって還元されてチタン酸
アルミニウムセラミックスの表面に生成されるSi粒子
の存在によって非濡れ性の低下が生じることがわかっ
た。また、シリカの還元に伴って、MgOやAl23
生成し、さらにこれらから、チタン酸アルミニウムセラ
ミックスの表面にMgAl24が生成していることもわ
かった。
【0008】以上の知見により、以下の手段が提供され
る。すなわち、チタン酸アルミニウムセラミックス製ア
ルミニウム合金溶湯接触部材であって、少なくともアル
ミニウム合金溶湯と接触する部位に、実質的にSiを含
有しないAl23被膜および/またはMgAl24被膜
を備える部材が提供される。また、チタン酸アルミニウ
ムセラミックス製アルミニウム合金溶湯接触部材であっ
て、少なくともアルミニウム合金溶湯と接触する部位
に、実質的にSiを含有しないチタン酸アルミニウム層
を備える部材が提供される。
【0009】チタン酸アルミニウムセラミックス製アル
ミニウム合金溶湯接触部材の製造方法であって、チタン
酸アルミニウムセラミックス製部材の少なくともアルミ
ニウム合金溶湯と接触する部位に、実質的にSiを含有
しないAl23被膜を形成する工程と、Al23被膜を
備えるチタン酸アルミニウムセラミックス製部材にマグ
ネシウムを作用させてMgAl24を生成させる工程、
とを備える、方法が提供される。また、アルミニウム合
金溶湯接触部材の製造方法であって、チタン酸アルミニ
ウムセラミックス製の2以上の部材が接合される部位で
あって、少なくともアルミニウム合金溶湯と接触する部
位に対して、前記MgAl24を生成させる工程、を備
える方法も提供される。また、アルミニウム合金鋳物の
製造方法であって、少なくともアルミニウム合金溶湯と
接触する部位に、実質的にSiを含有しないAl23
膜を備えるチタン酸アルミニウムセラミックス製のアル
ミニウム合金溶湯接触部材を、鋳造工程の少なくとも一
部において、Mgを含有するアルミニウム合金溶湯に接
触させて、前記Al23被膜においてMgAl24を生
成させる工程、とを有する、方法も提供される。
【0010】さらに、本発明によれば、アルミニウム合
金溶湯接触部材の製造方法であって、少なくともアルミ
ニウム合金溶湯と接触する部位に、実質的にSiを含有
しないAl23被膜を備えるチタン酸アルミニウムセラ
ミックス製のアルミニウム合金溶湯接触部材を、鋳造工
程の少なくとも一部において、Mgを含有するアルミニ
ウム合金溶湯に接触させて、前記Al23被膜において
MgAl24を生成させる工程、とを有する、方法が提
供される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。本発明におけるアルミニウム合金
は、アルミニウムを主成分とする合金を意味する。具体
的には、アルミニウムの他、Cu、Si、Mg、Zn、
Fe、Mn、Ni、Ti等のアルミニウムと合金を構成
可能な金属を少なくとも1種以上を含有していればよ
い。好ましくは、Mgを含む。本発明において使用でき
るアルミニウム合金としては、例えば、表1(単位:w
t%)に例示されるものがある。
【表1】
【0012】本発明の合金溶湯接触部材は、合金溶湯に
接触する可能性のある部位を備える溶湯用部材に使用す
ることが好ましい。具体的には、ラドル、溶湯搬送管
路、攪拌機等を挙げることができる。かかる部位のメイ
ンテナンスが容易となり、溶湯汲み取り精度が向上され
る。また、管路や成形型材等、チタン酸アルミニウムセ
ラミックスの接合部位を備える部材においても好ましく
適用できる。接合部位界面の非濡れ性が向上される結
果、接合部位の隙間への毛細管力による溶湯の侵入を効
果的に抑制できるからである。これにより、接合部位の
メインテナンスが容易となる。なお、本発明の合金溶湯
接触部材は、電磁ポンプ式の金属溶湯供給装置に適用さ
れることが好ましい。
【0013】本発明におけるチタン酸アルミニウムセラ
ミックスは、チタン酸アルミニウム(Al2TiO5)を
主体とするセラミックスであり、Siを含有している。
なお、Siは、典型的には、シリカ(SiO2)である
が、その形態は問わないで、酸化物等の形態でも金属元
素でもありうる。本発明のチタン酸アルミニウムセラミ
ックスにおけるシリカの含有量は、特に限定しないが、
通常0.1〜10wt%程度である。好ましくは、4〜
8wt%である。なお、チタン酸アルミニウムセラミッ
クスには、Fe23、MgO等を含んでいてもよい。
【0014】チタン酸アルミニウムセラミックス製の接
触部材の、少なくとも合金溶湯と接触する部位には、A
23あるいはMgAl24の被膜を備える。かかる被
膜を供えることにより、アルミニウム合金溶湯と接触す
る場合において、効果的に、チタン酸アルミニウムセラ
ミックス中のSiの合金溶湯接触側への拡散を抑制でき
る。また、合金溶湯中にSiが含まれる場合に、そのS
iとチタン酸アルミニウムセラミックスとの接触を回避
できる。Al23被膜は、好ましくは、α−Al23
膜であることが好ましい。α−Al23被膜は、アルミ
ナゾルのディップコーティング等によりアルミナ膜を形
成した後、大気中で焼成(好ましくは1100〜150
0℃)することにより得られる。MgAl24被膜は、
Al23被膜を形成した後、この被膜にMgを作用させ
ることにより得られる。また、MgAl24を得られる
ように調製した原料の被膜を形成し、焼成によりスピネ
ルを生成させることによっても得られる。好ましくは、
α−Al23被膜を形成した後に、溶融マグネシウム、
Mgを含む溶湯(例えばアルミニウム合金溶湯)中に、
当該部材を一定時間浸漬することによりその場生成させ
ることができる。
【0015】Al23膜及びMgAl24膜は、実質的
にSiを含有しない。ここでSiを実質的に含有しない
とは、Siの含有量が0.1wt%以下であることを意
味する。
【0016】Al23膜及びMgAl24膜は、チタン
酸アルミニウムセラミックス中のSi(Siの他、シリ
カ(SiO2)が典型的である)の拡散を抑制できる程
度の緻密さおよび/または膜厚を備えていることが好ま
しい。チタン酸アルミニウムセラミックス中のSiの拡
散とは、Siのチタン酸アルミニウムセラミックスの外
方向(溶湯側)への拡散を意味する。また、当該膜は、
アルミニウム合金溶湯中のAl及びMgのチタン酸アル
ミニウムセラミックス側への拡散を抑制できる程度の緻
密さおよび/または膜厚を備えていることが好ましい。
また、アルミニウム合金溶湯中にSiを含む場合に、こ
のSiのチタン酸セラミックス側への拡散を抑制できる
程度になっていることが好ましい。これらの膜は、さら
に、これらの3種類の拡散抑制機能のうち、2種以上を
備えていることが好ましい。最も好ましくは、いずれの
拡散機能も備える。これらの膜の膜厚としては、0.1
μm〜1000μmであることが好ましい。0.1μm
未満であると、合金溶湯との繰り返しの接触における溶
湯流れにより被膜が早期に磨耗し、拡散阻止効果及び実
質的に非濡れ性を実現できないからである。また、10
00μmを超えると、チタン酸アルミニウムセラミック
スと被膜との熱膨張係数の差により、コーティング焼付
け後の冷却工程で被膜に亀裂や剥離が生じ、拡散阻止効
果を発揮できないからである。より好ましくは、1μm
〜500μmである。
【0017】また、緻密度の観点からは、Al23被膜
及びMgAl24被膜は、いずれも、気孔率30%以下
であることが好ましい。気孔率が30%を超えるとアル
ミニウム合金溶湯中のAl、Mg、Siの拡散や、チタ
ン酸アルミニウムセラミックス中のSiの拡散を抑制し
難くなる。なお、Al23被膜及びMgAl24被膜は
いずれも、他のセラミックス成分を実質的に含まない当
該セラミックス成分の単相となっていることが好まし
い。
【0018】実質的にSiを含有しない保護膜として
は、さらに、チタン酸アルミニウム(Al2TiO5)層
であってもよい。当該層を形成することにより、当該層
の表面において、合金溶湯と接触することにより、α−
Al23やMgAl24が生成し非濡れ性を付与及び維
持できる保護膜がその場生成されるからである。かかる
チタン酸アルミニウム層においても、アルミニウム合金
溶湯中のAl、Mg,あるいはSiの拡散抑制、チタン
酸アルミニウムセラミックス中のSiの拡散を抑制でき
る程度の緻密さおよび/または膜厚を備えるように形成
されることが好ましい。すなわち、0.1〜1000μ
mの厚みであることが好ましく、より好ましくは、1〜
500μmであり、気孔率30%以下であることが好ま
しく、チタン酸アルミニウム層においても、Siを実質
的に含有しないが、好ましくは、0.1wt%以下であ
る。なお、実質的にチタン酸アルミニウムの単相となっ
ていることが好ましい。
【0019】本発明における実質的にSiを含有しない
Al23被膜、MgAl24被膜、および/またはAl
2TiO5被膜を備えることにより、いずれの被膜の場合
でも、アルミニウム合金溶湯との接触によるSiのチタ
ン酸アルミニウムセラミックス表面への拡散を抑制し
て、非濡れ性を確保でき、さらに、引き続いては、アル
ミニウム合金溶湯との接触等により最終的に得られるM
gAl24膜により、接触部位の非濡れ性を効率的に確
保できる。よって長期にわたって非濡れ性を維持するこ
とができる。また、最終的に得られるMgAl24被膜
も、Siの浸透拡散を抑制するため、安定して非濡れ性
を維持できる。したがって、これらのいずれかの被膜を
アルミニウム合金溶湯との接触部位に供える部材を用い
て、アルミニウム合金鋳物を製造すると、精度が高い鋳
造を効率よく達成できる。
【0020】また、本発明に係るMgAl24被膜を備
えるチタン酸アルミニウムセラミックス部材ば、所定部
位にAl23被膜やAl2TiO5被膜を形成して、実際
のアルミニウム合金の鋳造工程において使用して、これ
らの部位を、Mgを含むアルミニウム合金溶湯に接触さ
せることにより、MgAl24被膜を形成することによ
って得ることができる。これにより、特に、MgAl2
4被膜を形成することなく、Al23被膜等を形成す
るだけで、容易にMgAl24被膜を得ることができ
る。また、鋳造工程中において、当初は、Al23膜等
により非濡れ性が確保されるが、接触時間の増大に伴い
引き続いては、MgAl24被膜がその場生成され、
このMgAl24膜によって非濡れ性が確保されるた
め、チタン酸アルミニウムセラミックス製部材の非濡れ
性寿命を効率よく延長することができる。
【0021】
【実施例】実施例1:チタン酸アルミニウムセラミック
スの作製 チタン酸アルミニウム(Al2TiO5)の原料粉末とし
て、丸ス釉薬合資会社製のTA−2(SiO2添加量5
wt%)を使用した。この原料粉末に、水とアルミナボ
ールを、原料:アルミナボール:水(1:1:0.7)
の重量比になるように調整して63時間ボールミル混合
した。その後、このAl2TiO5スラリーを篩い(20
0メッシュ)に通した後、フィルタープレス機による脱
水を行いAl2TiO5のプレスケーキを得た。このプレ
スケーキに、水、解こう剤(中京油脂製、商品名:D−
305)、バインダー(中京油脂製、商品名WE−51
8)を適当量添加し、スラリー比重が2.1〜2.3g
/cm3になるように調整した。その後、このスラリー
を石膏型に流し込み、鋳込み成形した後、室温にて乾燥
させてグリーン成形体を得た。グリーン成形体は、図1
に示すラドル形状のものと図2に示す接合部位を備える
容器状の接合体セット(2部材)のものの2種とした。
ラドル形状体2は、図1(a)及び(b)に示すよう
に、一つの湯口を備える半球状の容器であり、接合体セ
ットは、図2(a)に示すように、上下に2部材からな
る容器6であり、図2(b)に示すように、下部部材8
の開口部にはテーパ状の内周面部10を有し、上部部材
12がこの内周面部10に嵌め合う外周面部14を備え
る略環状体に形成される。上下2部材12、8が嵌め合
わされることにより一体の容器をなすようになってい
る。さらに、このグリーン成形体を、1600℃の大気
中において1時間焼成することにより、Al2TiO5
ラミックス焼結体を得た。
【0022】実施例2:Al23層及びMgAl24
の形成 得られたAl2TiO5セラミックス焼結体(計3種類)
にアルミナゾル(日産化学株式会社製、商品名:アルミ
ナゾル200あるいはアルミナゾル520)をディップ
コーティングした後、室温にて乾燥した。その後、11
00℃の大気中で1時間焼成することにより、各Al2
TiO5セラミックス焼結体の表面全体に5μmの厚み
のα−Al23層を形成させた。
【0023】その後、微量のMg(0.5wt%)を含
むアルミニウム合金溶湯中(A4C:組成は表1に示さ
れている)、700℃)に1時間浸漬させる。これによ
り、Al2TiO5セラミックス表面のα−Al23層が
A4C溶湯中のMgと反応して、単一相のMgAl24
層がAl2TiO5セラミックス表面にその場形成した。
MgAl24層の厚さは、A4C溶湯含浸前のα−Al
23層と同様5μmであった。なお、A4C溶湯浸漬前
後のAl2TiO5セラミックス焼結体の表面を、X線回
折分析することで、α−Al23(溶湯浸漬前)あるい
はMgAl24(溶湯浸漬後)の存在を確認した。ま
た、各層の厚さは、エネルギー分散型X線回折分析によ
り測定した。
【0024】実施例3:非濡れ性の評価 (1)濡れ角 アルミニウム合金溶湯(A4C)に対するAl2TiO5
ラミックス焼結体の非濡れ性評価として濡れ角の測定を
行った。使用したAl2TiO5セラミックス試験片とし
ては以下の3種類である。すなわち、i)実施例1で作製
した焼結体の表面を25mm×25mm×6mmに切断した後、#80
0のダイヤモンド砥石により25mm×25mm面を表面仕上げ
し(厚さ5mm)、表面粗さ(中心線平均粗さ)を約3μmに
したもの、ii)この表面仕上げした焼結体を用いて実施
例2により、その表面に5μmの厚みのα−Al23
を形成させたもの、iii) さらにα−Al23層を形成
させたAl2TiO5セラミックス焼結体をアルミニウム
合金溶湯中(A4C、720℃)に50時間浸漬させて、
表面のα−Al23層をMgAl24層に変化させたも
のを使用した。濡れ角の測定には、ユニオン光学(株)
製のMH型誘導連動観測機を使用した。本装置加熱部に上
記の試験片を最終処理面(25mm×25mm面)を上にして設置
した後、その面に直径10mm、長さ10mmの円柱状のアルミ
ニウム合金塊(A4C)を載せる。その後、アルゴンガス
雰囲気中(流量2500cc/min)において、室温から70
0℃まで5℃/minで昇温した後、30秒間保持する。そ
の後、700℃において、ランプ光線をアルミニウム合金
と試験片にあてて生じた影をスクリーンに投影し、その
画像から試験片表面とアルミニウム合金との接触角を測
定した。700℃における濡れ角は以下の通りである。
Al2TiO5焼結体=120°、α−Al23コーティン
グAl2TiO5焼結体=135°、MgAl24コーティ
ングAl2TiO5焼結体=128°となり、α−Al23
コーティングおよびMgAl24コーティングによっ
て、Al2TiO5焼結体のアルミニウム合金に対する非
濡れ性が向上することがわかった。
【0025】(2)非濡れ性寿命 ラドル形態のAl2TiO5セラミックス焼結体(α−A
23層を備えるもの)の内側に、700℃のアルミニ
ウム合金(A4C)溶湯を2kg注入し、50秒間保持
した後、ラドル内の溶湯を排出する、という工程を、溶
湯排出時に溶湯がラドル内壁に付着し残留するようにな
るまで繰り返した。その結果、実施例で作製したラドル
によれば、この工程を12000回終了するまでは、溶
湯の付着は全く認められなかった。このことから、当該
ラドルは、良好な非濡れ性を保有しかつ維持できること
がわかった。また、12000回終了の時点において、
ラドル内壁には、MgAl24層の生成が確認された。
対照として、Al23層形成前のAl2TiO5セラミッ
クス製ラドルにて同様の注入排出工程を実施したとこ
ろ、2000回程度で溶湯の付着が認められた。
【0026】(3)接合部位を備える接合体のシール性 α−Al23層を備えるAl2TiO5セラミックスの接
合体セットの各部材を接合部位において嵌め合わせして
接合体とし、接合部位の外周をアルミナ繊維シート(三
井鉱山マテリアル(株)製、商品名:ALMAX)を介
して、ステンレス製のバンド(幅20mm)で締め付け
た。この接合体内部にアルミニウム合金塊(A4C)を
入れた後、アルゴン雰囲気中(流量100cc/mi
n)にて720℃まで昇温(20℃/min)して溶解
した。溶解後、1時間720℃保持した後、降温(20
℃/min)する工程を50回繰り返した。この結果、
この繰り返し工程中、接合部位から溶湯漏れは全く観察
されなかった。また、接合体内壁の溶湯接触部位に、溶
湯の付着は全く認められず、良好な非濡れ性を維持して
いるのを確認した。なお、接合体内部の溶湯接触部位に
は、表面にMgAl24層が形成されていることが確認
された。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、チタン酸アルミニウム
セラミックスのアルミニウム合金溶湯に対する非濡れ性
の付与及び維持が容易に達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例で作製したセラミックス製ラドルの形態
を示す図(a)及び(b)である。(a)は平面図であ
り、(b)は、(a)のA−A線断面図である。
【図2】実施例で作製したセラミックス製接合体セット
の形態を示す図(a)及び(b)である。(a)は、接
合体セットを上下に分離した状態の縦断面図であり、
(b)は、下部部材の平面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B22D 41/02 B22D 41/02 A C04B 35/46 C04B 35/46 B (71)出願人 500535264 雄信興産株式会社 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町28番15号 (71)出願人 500535275 丸ス釉薬合資会社 愛知県瀬戸市古瀬戸町9 (72)発明者 北岡 諭 愛知県名古屋市熱田区六野二丁目4番1号 財団法人ファインセラミックスセンター 内 (72)発明者 柏木 一美 愛知県名古屋市熱田区六野二丁目4番1号 財団法人ファインセラミックスセンター 内 (72)発明者 南條 房幸 愛知県名古屋市熱田区六野二丁目4番1号 財団法人ファインセラミックスセンター 内 (72)発明者 野田 克敏 愛知県名古屋市熱田区六野二丁目4番1号 財団法人ファインセラミックスセンター 内 (72)発明者 河本 洋 愛知県名古屋市熱田区六野二丁目4番1号 財団法人ファインセラミックスセンター 内 (72)発明者 久米 敏雄 愛知県豊田市神池町2丁目1236番地27 有 限会社ケーエムシー内 (72)発明者 木村 方根 愛知県名古屋市緑区浦里3丁目116番地 ルート工業有限会社内 (72)発明者 木村 正春 愛知県大府市横根町坊主山1丁目581番地 木村鉄工合資会社内 (72)発明者 川崎 雄之 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町28番15号 雄 信興産株式会社内 (72)発明者 鈴木 逸夫 愛知県瀬戸市古瀬戸町9 丸ス釉薬合資会 社内 (72)発明者 鈴木 貞彦 愛知県瀬戸市古瀬戸町9 丸ス釉薬合資会 社内 Fターム(参考) 4G031 AA11 AA29 BA25 GA18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チタン酸アルミニウムセラミックス製アル
    ミニウム合金溶湯接触部材であって、 少なくともアルミニウム合金溶湯と接触する部位に、実
    質的にSiを含有しないAl23被膜および/またはM
    gAl24被膜を備える部材。
  2. 【請求項2】チタン酸アルミニウムセラミックス製アル
    ミニウム合金溶湯接触部材であって、 少なくともアルミニウム合金溶湯と接触する部位に、実
    質的にSiを含有しないチタン酸アルミニウム層を備え
    る部材。
  3. 【請求項3】チタン酸アルミニウムセラミックス製アル
    ミニウム合金溶湯接触部材の製造方法であって、 チタン酸アルミニウムセラミックス製部材の少なくとも
    アルミニウム合金溶湯と接触する部位に、実質的にSi
    を含有しないAl23被膜を形成する工程と、 Al23被膜を備えるチタン酸アルミニウムセラミック
    ス製部材にマグネシウムを作用させてMgAl24を生
    成させる工程、とを備える、方法。
  4. 【請求項4】アルミニウム合金溶湯接触部材の製造方法
    であって、 少なくともアルミニウム合金溶湯と接触する部位に、実
    質的にSiを含有しないAl23被膜を備えるチタン酸
    アルミニウムセラミックス製のアルミニウム合金溶湯接
    触部材を、アルミニウム合金の鋳造工程の少なくとも一
    部において、Mgを含有するアルミニウム合金溶湯に接
    触させて、前記Al23被膜においてMgAl24を生
    成させる工程、とを備える、方法。
  5. 【請求項5】アルミニウム合金溶湯接触部材の製造方法
    であって、 チタン酸アルミニウムセラミックス製の2以上の部材が
    接合される部位であって、少なくともアルミニウム合金
    溶湯と接触する部位に、実質的にSiを含有しないAl
    23被膜を備えるチタン酸アルミニウムセラミックス製
    のアルミニウム合金溶湯接触部材を、当該部位をアルミ
    ニウム合金の鋳造工程の少なくとも一部において、Mg
    を含有するアルミニウム合金溶湯に接触させて、前記A
    23被膜においてMgAl24を生成させる工程、を
    備える方法。
  6. 【請求項6】アルミニウム合金鋳物の製造方法であっ
    て、 少なくともアルミニウム合金溶湯と接触する部位に、実
    質的にSiを含有しないAl23被膜を備えるチタン酸
    アルミニウムセラミックス製のアルミニウム合金溶湯接
    触部材を、アルミニウム合金の鋳造工程の少なくとも一
    部において、Mgを含有するアルミニウム合金溶湯に接
    触させて、前記Al23被膜においてMgAl24を生
    成させる工程、とを有する、方法。
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