JP2003321155A - 紙葉類集積装置 - Google Patents

紙葉類集積装置

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JP2003321155A
JP2003321155A JP2002129997A JP2002129997A JP2003321155A JP 2003321155 A JP2003321155 A JP 2003321155A JP 2002129997 A JP2002129997 A JP 2002129997A JP 2002129997 A JP2002129997 A JP 2002129997A JP 2003321155 A JP2003321155 A JP 2003321155A
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JP2002129997A
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Shinichi Ito
進一 伊藤
Komei Hiramitsu
功明 平光
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Toshiba Corp
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/40Type of handling process
    • B65H2301/42Piling, depiling, handling piles
    • B65H2301/421Forming a pile
    • B65H2301/4214Forming a pile of articles on edge

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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、紙葉類の腰の強さに拘わりなく全
ての紙葉類を確実に集積できる紙葉類集積装置を提供す
ることを課題とする。 【解決手段】集積装置1は、郵便物Pを搬送する主搬送
路4、主搬送路4上に設けられたゲート8、郵便物Pを
集積する集積部10、ゲート8を介して集積部10に指
向された郵便物Pに面接して案内するガイド板18、郵
便物Pを集積部10に押し込む押し込みローラ16、お
よび押し込まれた郵便物Pの搬送方向後端を集積済の端
部の郵便物P2に向けて送るスクリュー21を有する。
ガイド板18の中途部には、ガイド板18に貼り付いた
比較的腰の弱い郵便物Pの後端を剥離させるための突出
部分19が突設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、搬送路を介して
比較的高速で搬送される紙葉類を集積せしめて収容する
紙葉類集積装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙葉類集積装置として、例えば、
比較的高速で搬送される郵便物を立位で集積して収容す
る郵便物集積装置が知られている。
【0003】この種の集積装置は、収容部、バックアッ
ププレート、押し込みローラ、ガイド板等を有する。収
容部は、郵便物を立位で面方向に集積して収容する。バ
ックアッププレートは、収容部に集積された郵便物のう
ち集積方向一端にある郵便物に面接して配置され、郵便
物の集積量に応じて集積方向に移動するとともに、集積
した郵便物を集積方向に押圧する。押し込みローラは、
バックアッププレートから離間した側の集積方向他端に
ある郵便物に転接する位置に配置され、バックアッププ
レートにより押圧される郵便物をバックアッププレート
との間で挟持するとともに、他端の郵便物との間に次の
郵便物を受け入れて回転することで次の郵便物を集積し
た郵便物の端部に押し込む。ガイド板は、他端の郵便物
に向けて傾斜して設けられ、搬送路を介して搬送される
郵便物を他端の郵便物と押し込みローラとの間の接触部
分に向けて案内する。
【0004】しかして、搬送路を介して搬送された郵便
物が、傾斜したガイド板に沿って案内されて、押し込み
ローラと他端の郵便物との間の接触部分に送り込まれ
る。そして、この郵便物が押し込みローラの回転により
他端の郵便物に沿って収容部に押し込まれ、その搬送方
向先端が壁に突き当てられて停止される。この際、次に
送り込まれる郵便物を集積方向最端部に順序良く集積す
るため、ガイド板が端部の郵便物に対して傾斜して設け
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の集積装置のように、集積した端部の郵便物に向けて傾
斜して設けられたガイド板に沿って集積予定の郵便物を
案内するタイプの装置では、案内される郵便物の腰の強
さによって郵便物の状態が変化する。つまり、比較的腰
の強い郵便物は、ガイド板に沿って案内されて押し込み
ローラによって押し込まれるとき、その腰の強さによっ
て搬送方向後端がガイド板から正常に離間するが、腰の
弱い郵便物は、押し込みローラによって押し込まれても
搬送方向後端がガイド板に張り付いたままとなり、次に
送り込まれる郵便物が順序良く集積されなくなってジャ
ムを生じてしまう問題があった。
【0006】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、紙葉類の腰の強さに拘わりなく全ての
紙葉類を確実に集積できる紙葉類集積装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の紙葉類集積装置は、紙葉類をその搬送方向
先端を突き当てて停止させその面方向に集積する集積部
と、集積部に集積された紙葉類の集積方向一端にある第
1紙葉類に面接して配置され、紙葉類の集積量に応じて
集積方向に移動するとともに、集積した紙葉類を集積方
向に付勢する付勢部材と、この付勢部材によって付勢さ
れる紙葉類のうち集積方向他端にある第2紙葉類に転接
する位置に配置され、前記集積部に向けて新たに送り込
まれる第3紙葉類を前記第2紙葉類との間の接触部分に
受け入れて回転することで、前記第3紙葉類を前記第2
紙葉類に沿って集積部に押し込む押し込みローラと、前
記第2紙葉類と前記押し込みローラとの間の前記接触部
分に向けて第2紙葉類に対して傾斜して設けられ、前記
第3紙葉類を接触部分に向けて案内するガイド板と、こ
のガイド板に沿って案内される第3紙葉類をガイド板か
ら剥離させる剥離部と、を備えている。
【0008】また、本発明の紙葉類集積装置は、紙葉類
をニップに受け入れて回転することで当該紙葉類を主搬
送路に沿って搬送する搬送機構と、前記主搬送路から外
れた位置に設けられ、主搬送路から選択的に送り込まれ
る紙葉類の搬送方向先端を突き当て壁に突き当てて停止
させ、その面方向に集積する集積部と、この集積部に集
積された紙葉類の集積方向一端にある第1紙葉類に面接
して配置され、紙葉類の集積量に応じて集積方向に移動
するとともに、集積した紙葉類を集積方向に付勢する付
勢部材と、この付勢部材によって付勢される紙葉類のう
ち集積方向他端にある第2紙葉類に転接する位置に配置
され、前記集積部に向けて前記主搬送路から新たに送り
込まれる第3紙葉類を第2紙葉類との間の接触部分に受
け入れて回転することで、第3紙葉類を第2紙葉類に沿
って集積部に押し込む押し込みローラと、前記搬送機構
のニップより搬送方向下流側に所定距離離間して前記主
搬送路上に設けられ、主搬送路を介して搬送される紙葉
類の搬送方向先端を突き当てて当該紙葉類の搬送方向を
集積部に指向させるように搬送方向に対して所定角度で
傾斜した傾斜面を有する方向変換部材と、この方向変換
部材の傾斜面に略連続して且つ前記第2紙葉類と押し込
みローラとの間の接触部分に向けて第2紙葉類に対して
傾斜して設けられ、傾斜面に突き当てられて方向変換さ
れた第3紙葉類に面接して前記接触部分に向けて案内す
るガイド板と、このガイド板に沿って案内されて前記押
し込みローラで押し込まれる前記第3紙葉類をガイド板
から剥離させる剥離部と、を備えている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0010】図1には、この発明の実施の形態に係る紙
葉類集積装置として、比較的高速に立位で搬送される郵
便物P(紙葉類)をその面方向に集積せしめて収容する
郵便物集積装置1(以下、単に集積装置1と称する)を
上方から見た平面図を示してある。
【0011】この集積装置1は、処理対象となる郵便物
Pを一定速度で図中矢印T方向に搬送する搬送機構2を
有する。搬送機構2は、郵便物Pを立位で搬送する主搬
送路4、主搬送路4の一側を規定する位置で矢印T方向
に走行可能に延設された無端状の搬送ベルト3、および
複数のローラ6に巻回されて張設されているとともに主
搬送路4の他側を規定する位置で走行可能に延設された
無端状の搬送ベルト5を有する。つまり、郵便物Pは、
一対の搬送ベルト3、5によって挟持拘束された状態
で、且つその下端辺を図示しないガイド部材に摺接せし
めた立位状態で主搬送路4を介して矢印T方向に搬送さ
れる。
【0012】主搬送路4上であって、一対の搬送ベルト
3、5間のニップの終端7より搬送方向下流側に所定距
離離間した位置には、主搬送路4を介して搬送される郵
便物Pの搬送方向を2方向に選択的に切り換えるための
ゲート8(方向変換部材)が設けられている。ゲート8
は、主搬送路4を介して搬送されている郵便物Pをその
まま通過させる図中破線で示す第1の位置と、ゲート8
の傾斜面9を予め設定された所定角度に保持せしめて主
搬送路4上に介在させて郵便物Pの搬送方向先端を傾斜
面9に突き当てて後述する集積部に指向させる図中実線
で示す第2の位置と、の間で切り換え可能に設けられて
いる。
【0013】主搬送路4から外れた位置には、第2の位
置に切り換えられたゲート8を介して主搬送路4から送
り込まれた郵便物Pを集積状態で収容する集積部10が
設けられている。集積部10は、送り込まれた郵便物P
の搬送方向先端を突き当てて停止させるための後壁12
(突き当て壁)を有する。後壁12は、主搬送路4によ
る郵便物Pの搬送方向Tと略直交する面に沿って延設さ
れている。後壁12に郵便物Pの搬送方向先端が突き当
てられる位置には、衝突時の衝撃を減少させるための防
振ゲル13が貼り付けられている。しかして、後壁12
に貼り付けられた防振ゲル13に突き当てられて停止さ
れた郵便物に対し次に送り込まれる郵便物を順次重ねる
ようにして、複数通の郵便物Pが順序良く集積される。
【0014】集積部10に集積された郵便物Pのうち集
積方向一端にある郵便物P1(第1紙葉類)、すなわち
集積部10に最初に集積された郵便物P1に面接する位
置には、バックアッププレート14(付勢部材)が設け
られている。バックアッププレート14は、集積部10
に立位で集積された郵便物Pの集積量に応じて、図示し
ないスライド機構により図中矢印S方向にスライドされ
る。また、バックアッププレート14は、図示しないバ
ネ等の付勢手段により、集積した郵便物Pを集積方向
(図中上方)に一定圧力で付勢する。
【0015】集積部10に集積された郵便物Pのうち集
積方向他端にある郵便物P2(第2紙葉類)、すなわち
集積部10に最後に集積された郵便物P2に転接する位
置には、ゴムローラからなる押し込みローラ16が設け
られている。すなわち、押し込みローラ16は、バック
アッププレート14との間で集積した郵便物Pを挟む位
置に設けられている。押し込みローラ16は、郵便物P
の送り方向に沿って図中矢印R方向に回転し、主搬送路
4から送り込まれる郵便物P3(第3紙葉類)を、既に
集積してある端部の郵便物P2と押し込みローラ16と
の間の接触部分でクランプして後壁12に向けて押し込
むように機能する。
【0016】主搬送路4上に設けられたゲート8と押し
込みローラ16の接触部分との間には、ゲート8を介し
て集積部10に向けて送り込まれる郵便物Pに面接して
接触部分に案内するためのガイド板18が設けられてい
る。ガイド板18は、第2の位置に切り換えられたゲー
ト8の傾斜面9に略連続し、且つ集積部10に集積され
た端部の郵便物P2に対して所定角度で傾斜して設けら
れている。
【0017】ガイド板18の中腹部には、集積部10に
集積した端部の紙葉類P2に向けて突出した突出部分1
9(剥離部)が設けられている。この突出部分19は、
後に詳述するように、比較的腰の弱い郵便物の搬送方向
後端をガイド板18から剥離せしめるように機能する。
【0018】集積部10に集積された端部の郵便物P2
の搬送方向後端に隣接した位置には、次に送り込まれる
郵便物P3の後端を集積済の郵便物P2方向に送るための
スクリュー21(送り機構)が設けられている。スクリ
ュー21は、略円筒形の回転軸の周面上に、径を徐々に
異ならせたらせん状の回転歯を突設して構成されてい
る。スクリュー21は、回転歯の径が大きい側が集積済
の端部の郵便物P2の後端側に近接し、且つ回転軸が送
り込まれる郵便物Pに略直交する姿勢で、集積部10の
図示しない底壁から集積部10内に部分的に露出するよ
うに取り付けられている。
【0019】尚、スクリュー21は、この集積装置1で
取り扱う郵便物Pのうち搬送方向に沿った長さが最も短
い郵便物の搬送方向に沿った長さより少なくとも短い距
離だけ後壁12から離れた位置に設けられている。ま
た、上述した押し込みローラ16およびスクリュー21
は、図示しないACモータによってそれぞれ独立して回
転駆動されるようになっている。
【0020】次に、図1および図2を参照して、上述し
た集積装置1の動作について説明する。
【0021】集積部10に集積されることがアサインさ
れている郵便物Pが主搬送路4を介して矢印T方向に搬
送されると、ゲート8の搬送方向上流側に配置されたタ
イミングセンサ22を介して当該郵便物Pの先端通過が
検知されたことをトリガーとして、ゲート8が図中実線
で示す第2の位置に切り換えられる。
【0022】主搬送路4を介して搬送された郵便物P
は、その搬送方向先端が第2の位置に切り換えられたゲ
ート8の傾斜面9に突き当てられて集積部10に向けて
その搬送方向を切り換えられる。このとき、図2に示す
ように、主搬送路4を規定する一対の搬送ベルト3、5
のニップ終端7を通過した郵便物P4、P5は、先端がゲ
ート18の傾斜面9に突き当てられるまで、一時的に、
ニップ終端7によって片持ち梁状態となる。
【0023】しかして、比較的腰の強い郵便物P4は、
その先端が傾斜面9に突き当てられたとき、比較的緩や
かな曲率で折り曲げられて集積部10に指向される。つ
まり、比較的腰の強い郵便物Pは、ガイド板18から離
れた経路を通って押し込みローラ16の接触部分に導か
れることになる。特に、腰の強さが所定レベル以上の郵
便物Pに関しては、ガイド板18から突設された突出部
分19に全く干渉しない経路(図1参照)を通過する。
【0024】一方、比較的腰の弱い郵便物P5は、搬送
ベルト3、5のニップ終端7を通過した直後に比較的小
さな曲率で折り曲げられて集積部10に指向される。こ
のため、比較的腰の弱い郵便物P5は、ガイド板18に
近接した経路を通って押し込みローラ16の接触部分に
導かれることになる。
【0025】言い換えると、腰の弱い郵便物がガイド板
18に近い経路を通り、腰の強い郵便物がガイド板18
から離れた経路を通るように、ニップ終端7から第2の
位置に切り換えられたゲート8の傾斜面9までの距離、
第2の位置に設定された傾斜面9の傾斜角度、ゲート8
の長さや形状などが設計されている。
【0026】ここで、ゲート8の形状で郵便物Pの剛性
により投入コースを変える効果について説明する。図2
に示すように、搬送ベルト3、5によって郵便物Pが挟
持された状態でゲート8の傾斜面9に当接すると、剛性
がある場合は緩やかな曲率で状態が維持されるが、腰が
無い場合は搬送ベルト3、5で挟持している付近で急に
曲がり、ゲート8の傾斜面9に当接する。何も支持の無
い郵便物Pの先端側は真っ直ぐになるので、先端が指す
方向が投入方向となる。
【0027】本実施の形態では、搬送ベルト3、5の挟
持点から主搬送路4方向に30mm離れた位置に、角度
36°で主搬送路4から22mm離れた所まで傾斜面9
が形成されるようにゲート8を配置した。これにより、
郵便物Pの剛性の違いによる投入コースの振り分けが十
分に行なえるようになった。
【0028】比較的ガイド板18に近い経路を通過する
比較的腰の弱い郵便物P5は、ガイド板18に略面接し
た状態で集積部10に向けて送り込まれる。そして、郵
便物P5の搬送方向先端が、押し込みローラ16に摺接
している集積方向他端の郵便物P2の表面と、押し込み
ローラ16の外周面と、の間の接触部分に導入される。
この後、押し込みローラ16が当該郵便物P5に転接
し、押し込みローラ16の回転により当該郵便物P5が
端部の郵便物P2に沿って集積部10内にさらに押し込
まれる。そして、当該郵便物P5の先端が後壁12の防
振ゲル13に突き当てられて、当該郵便物P5が停止さ
れ、当該郵便物P5が集積部10に集積される。
【0029】このようにして、ガイド板18に沿って送
り込まれる比較的腰の弱い郵便物P5は、その搬送方向
後端が突出部分19の作用によりガイド板18から剥離
される。つまり、腰の弱い郵便物P5は、ガイド板18
に密着したままになり易いため、次に送り込まれる郵便
物Pのための間口を広げるようにガイド板18から離間
される。そして、ガイド板18から剥離された郵便物P
5の下端辺がスクリュー21のらせん状の回転歯の上に
乗せられて、スクリュー21の回転により端部の郵便物
P2に向けて送られる。これにより、次に送り込まれる
郵便物Pを順序良く集積できる。
【0030】これに対し、ガイド板18に突出部分19
が無い場合、腰の弱い郵便物P5の搬送方向後端がガイ
ド板18に密着したままとなり、郵便物P5の後端がス
クリュー21の回転歯の上に乗らなくなり、次に送り込
まれる郵便物が、ガイド板18に密着した郵便物と1つ
前の郵便物との間に導入されてしまい、ジャムを生じて
しまうことになる。
【0031】一方、ガイド板18から離れた経路を通過
する比較的腰の強い郵便物P4のうち腰の強さが所定レ
ベルを超えている郵便物P4は、ガイド板18から突設
された突出部分19に干渉することなく集積部10に向
けて送り込まれる。そして、当該郵便物P4の搬送方向
先端が押し込みローラ16の接触部分に導入されて集積
部10内に押し込まれ、当該郵便物P4の先端が後壁1
2の防振ゲル13に突き当てられて停止される。
【0032】腰の強い郵便物P4の搬送方向先端が押し
込みローラ16によってクランプされたとき、郵便物P
4自体の腰によりその搬送方向後端が集積済の端部の郵
便物P2に向けて付勢される。そして、郵便物P4の後端
がそのままスクリュー21の回転歯の上に乗せられて端
部の郵便物P2に向けて送られる。
【0033】このようにして、連続して搬送される複数
通の郵便物Pが順次集積部10内に順序良く押し込ま
れ、複数通の郵便物Pが集積状態で集積部10に収容さ
れる。このとき、バックアッププレート14が、図示し
ないスライド機構によって、郵便物Pの集積量に応じて
矢印S方向にスライドされる。
【0034】以上のように、本実施の形態によると、郵
便物Pの腰の強さに応じて郵便物Pの搬送状態を変化さ
せ、集積不具合を生じ易い比較的腰の弱い郵便物P5を
ガイド板18に近い経路を通して集積部10へ送り込む
ようにし、且つ、ガイド板18に突設した突出部分19
により当該郵便物P5の後端をガイド板から剥離するよ
うにした。これにより、不具合を生じ難い比較的腰の強
い郵便物P4を通常通り処理可能とした上で、比較的腰
の弱い郵便物P5を集積部10に確実に集積できるよう
になった。
【0035】ところで、上述したタイプの集積装置1で
は、集積部10に郵便物Pを押し込むための押し込みロ
ーラ16および郵便物Pの搬送方向後端を集積方向に送
るためのスクリュー21は、常時回転されているのが一
般的であった。しかし、押し込みローラ16を常時回転
させると、集積済の端部の郵便物P2と押し込みローラ
16とが常時摺接し、郵便物P2の表面に汚棄損を生じ
てしまう問題があった。また、スクリュー21を常時回
転させた場合も、同様に端部の郵便物P2に汚棄損を生
じる問題があった。
【0036】このため、本実施の形態では、押し込みロ
ーラ16およびスクリュー21をそれぞれ独立したAC
モータ(図示せず)で回転駆動するようにし、郵便物P
が搬送されないときに停止するようにした。以下、押し
込みローラ16の停止制御動作について、図3のフロー
チャートおよび図4のタイミングチャートを参照して代
表して説明する。尚、スクリュー21についても同様に
動作することは言うまでもない。
【0037】まず、図示しないACモータが回転されて
押し込みローラ16が回転される(ステップ1)。そし
て、図示しないタイマによって、所定の時間間隔(本実
施の形態では10秒)がカウントされ(ステップ2)、
10秒毎にモータ動作信号が発生される(図4;T
1)。
【0038】そして、10秒毎に(ステップ3;YE
S)次の郵便物Pが送り込まれるか否かが判断される
(ステップ4)。このとき、主搬送路4に設けられたタ
イミングセンサ22を介して出力される紙葉投入信号
(図4)に基づいて、郵便物Pの有無が判断される。
【0039】ステップ4で郵便物P無しが判断されると
(ステップ4;NO)、ACモータが停止されて押し込
みローラ16が停止される(ステップ5)。この後、再
びステップ4の処理に戻って、郵便物Pの有無が監視さ
れる。
【0040】一方、ステップ4で郵便物P有りが判断さ
れると(ステップ4;YES)、モータが停止中ではな
く(ステップ6;NO)、処理動作を終了しないことを
条件に(ステップ7;NO)、押し込みローラ16の回
転が継続され、ステップ2の処理に移行して新たにタイ
マによるカウントが開始される。
【0041】ステップ5でモータを停止した後、タイミ
ングセンサ22を介して郵便物P有りが判断されると
(ステップ4;YES)、停止中のモータがすぐさま回
転される(ステップ6;YES、ステップ8)。そし
て、処理動作を終了しないことを条件に(ステップ9;
NO)、ステップ3の処理に戻される。
【0042】以上のように、郵便物Pが送り込まれない
ときに押し込みローラ16を停止させることにより、集
積済の端部の郵便物P2と押し込みローラ16とが摺接
する時間を短くでき、摺接による郵便物P2の汚棄損の
問題を低減できる。
【0043】図5には、上述した集積装置1を用いて複
数通(集積量;500mm)の郵便物Pを処理した際の
郵便物Pの集積状態を示してある。ここでは、郵便物P
の搬送方向に沿った長さに140[mm]〜260[m
m]までバリエーションを持たせ、剛性(腰の強さ)に
200〜1500[mN]の幅を持たせ、主搬送路4に
よる搬送速度を変化させたときの郵便物Pの状態を調べ
た。尚、郵便物Pの剛性は、郵便物Pを曲げ強さ計によ
り20[mm]の間隔を開けて保持し、郵便物Pを角度
20°まで曲げるのに必要な力[mN]とした。また、
押し込みローラ16の回転を上述したように適切に制御
した。
【0044】この実験の結果、搬送速度が3.8[m/
s]の場合と3.3[m/s]の場合のいずれの場合に
おいても集積部10に集積された郵便物Pの姿勢は概ね
良好であった。尚、集積姿勢として、郵便物Pのジャム
およびスキューについて調べたが、特に、郵便物Pのジ
ャムに関しては、郵便物Pの剛性に拘わらず全ての長さ
において全くジャムは発生しなかった。また、郵便物P
の汚棄損についても、全く発生しなかった。
【0045】尚、この発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。例えば、上述した実施の形態では、郵便物を
集積する集積装置について説明したが、これに限らず、
紙幣等の有価証券やIDカードなどの紙葉類を集積する
装置に本発明を適用することができる。
【0046】また、上述した実施の形態では、比較的腰
の弱い郵便物P5をガイド板18から剥離させるための
剥離部としてガイド板18から突設された突出部分19
としたが、これに限らず、ガイド板18から郵便物Pの
後端を良好に剥離できる手段であればいかなるものであ
っても良い。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の紙葉類
集積装置は、上記のような構成および作用を有している
ので、紙葉類の腰の強さに拘わりなく全ての紙葉類を確
実に集積できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る郵便物集積装置の
概略構造を示す平面図。
【図2】図1の集積装置のゲートの機能を説明するため
の要部拡大図。
【図3】図1の集積装置にてパラメータを変更して郵便
物を集積した際の郵便物の状態を示す表。
【図4】図1の集積装置に組み込まれた押し込みローラ
およびスクリューの停止制御動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図5】図4のフローチャートとともに動作を説明する
ためのタイミングチャート。
【符号の説明】
1…郵便物集積装置、2…搬送機構、3、5…搬送ベル
ト、4…主搬送路、7…ニップ終端、8…ゲート、9…
傾斜面、10…集積部、12…後壁、14…バックアッ
ププレート、16…押し込みローラ、18…ガイド板、
19…突出部分、21…スクリュー、22…タイミング
センサ、P、P1、P2、P3、P4、P5…郵便物。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類をその搬送方向先端を突き当てて
    停止させその面方向に集積する集積部と、 集積部に集積された紙葉類の集積方向一端にある第1紙
    葉類に面接して配置され、紙葉類の集積量に応じて集積
    方向に移動するとともに、集積した紙葉類を集積方向に
    付勢する付勢部材と、 この付勢部材によって付勢される紙葉類のうち集積方向
    他端にある第2紙葉類に転接する位置に配置され、前記
    集積部に向けて新たに送り込まれる第3紙葉類を前記第
    2紙葉類との間の接触部分に受け入れて回転すること
    で、前記第3紙葉類を前記第2紙葉類に沿って集積部に
    押し込む押し込みローラと、 前記第2紙葉類と前記押し込みローラとの間の前記接触
    部分に向けて第2紙葉類に対して傾斜して設けられ、前
    記第3紙葉類を接触部分に向けて案内するガイド板と、 このガイド板に沿って案内される第3紙葉類をガイド板
    から剥離させる剥離部と、 を備えていることを特徴とする紙葉類集積装置。
  2. 【請求項2】 前記剥離部は、前記ガイド板から前記第
    2紙葉類に向けて突設された突出部分を有することを特
    徴とする請求項1に記載の紙葉類集積装置。
  3. 【請求項3】 前記剥離部によって前記ガイド板から剥
    離された前記第3紙葉類の搬送方向後端を前記第2紙葉
    類に近付ける送り機構をさらに有することを特徴とする
    請求項1または2に記載の紙葉類集積装置。
  4. 【請求項4】 前記押し込みローラおよび前記送り機構
    は、前記第3紙葉類が送り込まれないとき、停止される
    ことを特徴とする請求項3に記載の紙葉類集積装置。
  5. 【請求項5】 前記紙葉類の集積サイクルより長い所定
    時間に1回の頻度で、前記紙葉類の搬送部上流に設けら
    れたセンサにより前記紙葉類を検知するセンサと、この
    センサの検知に基づいて前記押し込みローラの動作を継
    続するか判断する判断手段とを備えることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載の紙葉類集積装置。
  6. 【請求項6】 紙葉類をニップに受け入れて回転するこ
    とで当該紙葉類を主搬送路に沿って搬送する搬送機構
    と、 前記主搬送路から外れた位置に設けられ、主搬送路から
    選択的に送り込まれる紙葉類の搬送方向先端を突き当て
    壁に突き当てて停止させ、その面方向に集積する集積部
    と、 この集積部に集積された紙葉類の集積方向一端にある第
    1紙葉類に面接して配置され、紙葉類の集積量に応じて
    集積方向に移動するとともに、集積した紙葉類を集積方
    向に付勢する付勢部材と、 この付勢部材によって付勢される紙葉類のうち集積方向
    他端にある第2紙葉類に転接する位置に配置され、前記
    集積部に向けて前記主搬送路から新たに送り込まれる第
    3紙葉類を第2紙葉類との間の接触部分に受け入れて回
    転することで、第3紙葉類を第2紙葉類に沿って集積部
    に押し込む押し込みローラと、 前記搬送機構のニップより搬送方向下流側に所定距離離
    間して前記主搬送路上に設けられ、主搬送路を介して搬
    送される紙葉類の搬送方向先端を突き当てて当該紙葉類
    の搬送方向を集積部に指向させるように搬送方向に対し
    て所定角度で傾斜した傾斜面を有する方向変換部材と、 この方向変換部材の傾斜面に略連続して且つ前記第2紙
    葉類と押し込みローラとの間の接触部分に向けて第2紙
    葉類に対して傾斜して設けられ、傾斜面に突き当てられ
    て方向変換された第3紙葉類に面接して前記接触部分に
    向けて案内するガイド板と、 このガイド板に沿って案内されて前記押し込みローラで
    押し込まれる前記第3紙葉類をガイド板から剥離させる
    剥離部と、 を備えていることを特徴とする紙葉類集積装置。
  7. 【請求項7】 前記方向変換部材は、前記主搬送路を介
    して搬送される紙葉類を通過させる第1の位置と、主搬
    送路を介して搬送される紙葉類を前記集積部に指向させ
    るように主搬送路上に前記傾斜面を前記所定角度にして
    介在させる第2の位置と、の間で切り換えるゲートであ
    ることを特徴とする請求項6に記載の紙葉類集積装置。
  8. 【請求項8】 前記剥離部は、前記ガイド板から前記第
    2紙葉類に向けて突設された突出部分を有することを特
    徴とする請求項6に記載の紙葉類集積装置。
  9. 【請求項9】 前記傾斜面は、搬送される紙葉類の腰の
    強弱について、腰の弱い紙葉類が前記ガイド板に近い経
    路を通り、腰の強い紙葉類がガイド板から遠い経路を通
    るように傾斜されていることを特徴とする請求項8に記
    載の紙葉類集積装置。
  10. 【請求項10】 前記突出部分は、腰の強さが所定レベ
    ル以上の比較的腰の強い第3紙葉類に干渉しないように
    前記ガイド板から突設されていることを特徴とする請求
    項9に記載の紙葉類集積装置。
  11. 【請求項11】 前記剥離部によって前記ガイド板から
    剥離された第3紙葉類の搬送方向後端を第2紙葉類に近
    付ける送り機構をさらに有することを特徴とする請求項
    6、8、9、10のいずれかに記載の紙葉類集積装置。
  12. 【請求項12】 前記押し込みローラおよび前記送り機
    構は、第3紙葉類が送り込まれないとき、停止すること
    を特徴とする請求項11に記載の紙葉類積装置。
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