JP2003321094A - 飲料供給装置 - Google Patents

飲料供給装置

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JP2003321094A
JP2003321094A JP2002127287A JP2002127287A JP2003321094A JP 2003321094 A JP2003321094 A JP 2003321094A JP 2002127287 A JP2002127287 A JP 2002127287A JP 2002127287 A JP2002127287 A JP 2002127287A JP 2003321094 A JP2003321094 A JP 2003321094A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却水の増加を抑制した瞬冷式の飲料供給装
置を提供すること。 【解決手段】 飲料供給装置の本体15では,冷却水を
収容する水槽17の内部に飲料冷却管26が配置され
て,内部を通る飲料を冷却する。飲料は,貯留容器から
飲料ホース8の飲料供給管4を通って飲料冷却管26に
送出される。このとき,飲料は,飲料ホース8のスリー
ブ部分に送られた冷却水によって予備冷却される。予備
冷却に使用された冷却水は,第1ジョイント42,第2
ジョイント43,第3ジョイント47を介して冷却水戻
り管48へと導かれる。冷却水戻り管48の先端は,水
槽17中の冷却水中に開放されている。第2ジョイント
43には,第3ジョイント47が接続された貫通孔46
以外に,2つの貫通孔が設けられ,飲料供給管4と冷却
水供給管11とがそれぞれ貫通している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,貯留容器から飲料
の送出を受けてその飲料を飲用容器に注出する飲料供給
装置に関する。さらに詳細には,貯留容器から送出され
た飲料を,冷却水の中に配置された飲料冷却管に通すこ
とによりその場で冷却して供給するいわゆる瞬冷式の飲
料供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から,ビール等の飲料を冷却して供
給する飲料供給装置が,種々提案されている。一般的に
この種の飲料供給装置では,冷却水槽中に冷却管を設け
て,この冷却管内に飲料を通すようにしている。そし
て,冷却水槽の冷却水を冷却するための冷却ユニットを
設けている。これにより,貯留容器から送出された飲料
が冷却管内を通るときに,冷却水により冷却された上で
飲用容器に注出されるようにしている。さらには,貯留
容器から冷却水槽までの飲料ホース内においても飲料を
予備冷却するために,飲料ホースのスリーブ部分にも冷
却水が供給されるようにしている。スリーブ部分とは,
飲料ホースの内部であって飲料供給管より外側の空間部
分を意味する。
【0003】従来の飲料供給装置100では,スリーブ
部分に冷却水を供給するための冷却水供給管101は,
図18に示すように,断熱部材で覆われた飲料ホース1
02の内部に飲料供給管103とともに配置されてい
る。冷却水供給管101の一端は,水槽17の内部に設
けられている冷却ポンプ35に接続され,冷却水16が
送り込まれる。そして,冷却水供給管101の他端は,
飲料の貯留容器との接続側において飲料ホース102の
内部で開放されている。また,飲料ホース102の水槽
17側の端部104には,水槽17の上方で開口部が設
けられている。さらに,水槽17の上部には,冷却ポン
プ35を回転させるための攪拌モータ31が,支持板1
05を介して取り付けられている。支持板105の一部
には,図19に示すように,冷却水落下用の開口部10
5Aが設けられている。従って,冷却ポンプ35から送
出され冷却水供給管101に供給された冷却水16は,
その開放端から飲料ホース102のスリーブ部分に放出
され,そのスリーブ部分を飲料供給管103に沿って戻
される。そして,飲料ホース102の端部104から放
出され,支持板105の開口部105Aから水槽17内
へ落下する。そして,冷却水16は,図18中に矢印で
示したように,循環され,再び冷却されて再使用され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,前記し
た従来の飲料供給装置100には,冷却水が次第に増加
してくるという問題点があった。この原因としては,例
えば次のようなことが挙げられる。第1に,従来の飲料
供給装置100では,飲料ホース102の端部104と
水槽17内の冷却水16の水面との間にある程度の距離
がある。そのため,戻された冷却水16は,端部104
から水槽17内へ空気中を落下する。このとき,周囲の
空気中の水蒸気を凝縮させ,ともに水槽17へ落とし込
むことにより冷却水16を増加させるのである。第2
に,この冷却水16が落下により水面に衝突することか
ら,水槽17内の冷却水16の水面が波立つ。これによ
って,周りの空気に含まれる湿気を取り込んで冷却水1
6を増加させるのである。第3に,開口部105Aが大
きく形成されているので,支持板105の上部から水槽
17の方へ空気が流れ込む。そのため,新たに湿気を含
んだ空気が冷却水16に触れることから,さらに冷却水
16を増加させるのである。このように増加した余分な
冷却水16は,水槽17の上端付近からオーバーフロー
パイプによってドレンパンに導かれるようにしている。
しかし,冷却水16の増加が著しいため,ドレンパンに
溜まった水を相当に高い頻度で捨てる必要があった。さ
もないと,ドレンパンから水があふれて周囲を汚すこと
となった。
【0005】本発明は,前記した従来の飲料供給装置が
有する問題点を解決するためになされたものである。す
なわちその課題とするところは,冷却水の増加を抑制し
た瞬冷式の飲料供給装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題の解決を目的と
してなされた本発明の飲料供給装置は,冷却水を収容す
る水槽と,内部に飲料を通すとともに水槽内に配置され
て飲料を冷却する飲料冷却管とを有し,貯留容器から飲
料ホースの飲料供給部を通して送出された飲料を,飲料
冷却管に通すことにより冷却して供給するとともに,冷
却水を飲料ホースの冷却部に送り込んで飲料の冷却を行
う飲料供給装置であって,飲料ホースの冷却部から水槽
に戻る冷却水を,水槽の冷却水中に導く冷却水戻り管を
有するものである。
【0007】このような飲料供給装置では,飲料は,貯
留容器から飲料ホースの飲料供給部を通して送出され,
水槽内の飲料冷却管に通されることで冷却水によって冷
却される。さらに,飲料が飲料ホースの飲料供給部にあ
る間には,冷却部に送り込まれた冷却水によって冷却さ
れる。冷却部に供給された冷却水は,冷却水戻り管によ
って水槽に戻され,再び冷却されて使い回される。この
とき,冷却部から戻された冷却水は,冷却水戻り管によ
って水槽の冷却水中へ導かれるので,途中で空気に触れ
ることがない。これによって,冷却部から水槽へと戻さ
れる冷却水が,その途中で空気中の水分を吸収すること
が無いので,冷却水の増加が抑制される。
【0008】また,本発明では,飲料ホースの端部に取
り付けられるとともに,飲料供給部につながる管を貫通
させる第1貫通孔と,飲料ホースの冷却部に送り込む冷
却水を通す第2貫通孔と,飲料ホースの冷却部から戻る
冷却水を通す第3貫通孔とが形成されたジョイント部材
を有し,冷却水戻り管が,第3貫通孔に接続されまたは
第3貫通孔を貫通しているものとした。これにより,飲
料ホースの冷却部から戻る冷却水を,冷却水戻り管によ
って,空気に触れさせることなく水槽の冷却水中へ導く
ことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下,本発明を具体化した実施の
形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
本実施の形態は,ビール等の飲料を提供する装置として
本発明を具体化したものである。
【0010】図1の模式図に示すように,飲料供給装置
1には,ビール等の飲料を貯留する飲料タンク2が,フ
ィッティング3および飲料ホース8を介して本体15に
接続されている。飲料ホース8は,ガイド部材9によっ
て本体15の上部に取り付けられ,さらにクランプ78
によって本体15の高さ方向中央付近に係止されてい
る。また,飲料ホース8のうち,本体15との接続部分
近傍は,エルボカバー7によって保護されている。ま
た,炭酸ガスボンベ5からフィッティング3を介して飲
料タンク2に炭酸ガスが供給され,その圧力により飲料
タンク2内の飲料が飲料ホース8内に押し出されるよう
になっている。さらに,飲料供給装置1の本体15の前
面には,飲料の注出時に操作される注出コック28と,
あふれた冷却水やこぼれた飲料を受けるための着脱可能
なドレンパン40が設けられている。ドレンパン40の
上端面には,スノコ板39が配置されている。さらに,
飲料供給装置1内でオーバーフローした冷却水等をドレ
ンパン40へ導くためのオーバーフローパイプ83が設
けられている。
【0011】また,図2の概略側断面図(図1中右方か
ら見た図)に示すように,飲料供給装置1の本体15
は,冷却水16を貯留する水槽17が設けられた冷却室
14と,コンプレッサ18等が設けられた機械室19と
に二分されている。ここでは,注出能力30Lの飲料供
給装置1を例示する。図2と,図3の概略正面断面図に
示すように,水槽17の内部には,コンプレッサ18と
ともに冷凍サイクルの一部を構成する銅製の蒸発管23
が配置されている。蒸発管23は,内部に冷媒が循環さ
れるものである。すなわち,蒸発管23の内部で冷媒が
蒸発する際の気化熱により周囲の冷却水16が冷却され
るのである。これにより,蒸発管23の周囲に氷が形成
される程度に冷却水16が冷却される。そして,蒸発管
23で気化して気体状となった冷媒は,コンプレッサ1
8に回収されて圧縮されることにより液化され,再び蒸
発管23に戻される。蒸発管23は,螺旋状に形成され
ており,取付具24により水槽17に固定されている。
水槽17の内部にはまた,飲料ホース8から供給される
飲料を内部に通す飲料冷却管26が配置されている。飲
料冷却管26は,蒸発管23と同じく螺旋状に形成され
ているが,その螺旋の径は蒸発管23の螺旋の径より小
さい。飲料冷却管26は,蒸発管23の螺旋の内側に位
置しており,取付具27により水槽17に固定されてい
る。そして,飲料冷却管26の一端は,本体前面の注出
コック28に接続されている。
【0012】また,冷却室14内の上端付近には,支持
板30にネジ止めされた攪拌モータ31が配置されてい
る。攪拌モータ31の回転軸32は,飲料冷却管26の
螺旋のほぼ中心に位置し,その下端は,水槽17の深さ
のほぼ半分の高さに位置している。回転軸32の下端に
は,プロペラ33が装着されている。これにより,水槽
17内の冷却水16に,中央部で下降する水流を起こさ
せるようになっている。また,プロペラ33のやや上方
には,冷却ポンプ35が装着されている。冷却ポンプ3
5は,支持板30に取り付けられたスタンド61によっ
て,水槽17内の所定の位置に保持されている。この冷
却ポンプ35は,飲料の予備冷却のために冷却水16の
一部を飲料ホース8内のスリーブ部分に送るためのもの
である。そのため冷却ポンプ35には,スクリュー63
が備えられ,冷却水16が送出される流路としての冷水
チューブ36が接続されている。また,水槽17の中に
は,冷却ポンプ35およびプロペラ33を覆う網部材3
7が配置されている。これにより,蒸発管23の周囲の
氷の一部が剥離しても,その氷塊が冷却ポンプ35やプ
ロペラ33に衝突しないようにしている。
【0013】また,水槽17の上縁付近には,オーバー
フローパイプ83の入口が開口している。これにより,
水槽17内の冷却水16が増加した場合には,オーバー
フローパイプ83によって余分な冷却水16がドレンパ
ン40へ収容される。水槽17の底部には,メンテナン
ス時等に冷却水16を排出するための排水パイプ41が
設けられている。さらに,水槽17の上面は,冷却室1
4と機械室19とを仕切る仕切板13,攪拌モータ31
が固定されている支持板30,支持板30に取り付けら
れたブラケット21,タンクカバー22によってほぼ覆
われている。ブラケット21には各種のジョイント21
A,21Dが取り付けられている。冷水チューブ36の
冷水出口側はジョイント21Aに,飲料冷却管26の飲
料入口側はエルボ型のジョイント21Dにそれぞれ接続
され,水槽17より上方へ連通されている。
【0014】次に,飲料を予備冷却しつつ飲料冷却管2
6へと導くための飲料ホース8について説明する。飲料
ホース8は,図4,図5に示すように,飲料供給管4と
冷却水供給管11とが,冷却管10と断熱カバー12と
で覆われて構成されている。これ以後は,飲料の流通方
向に合わせて,飲料ホース8の飲料タンク2に接続され
る側(図4中右側)を基端部側,本体15に接続される
側(図4中左側)を先端部側と記載する。飲料供給管4
と冷却水供給管11と冷却管10とはいずれも樹脂製パ
イプによって形成され,断熱カバー12は弾力性のある
ゴム製の断熱材により形成されている。断熱カバー12
の先端部には真鍮製の第1ジョイント42がはめ込まれ
ている。第1ジョイント42は,図6に示すように,略
段付円筒形でその表面の一部にローレット加工による滑
り止めを施して形成されている。また,第1ジョイント
42の小外径部42Aの外径寸法は冷却管10の内径寸
法よりやや大きく形成されている。その小外径部42A
が冷却管10に圧入されることにより,第1ジョイント
42は飲料ホース8に係止されている。また,第1ジョ
イント42の内径は,飲料供給管4と冷却水供給管11
との外径の和と同程度に形成されている。従って,第1
ジョイント42の内側を飲料供給管4と冷却水供給管1
1とが貫通するとともに,それらの外周と第1ジョイン
ト42との間には,飲料ホース8のスリーブ部分から戻
された冷却水16の流路となる隙間が形成されている。
ここで,飲料ホース8のスリーブ部分とは,冷却管10
の内側で飲料供給管4や冷却水供給管11の外側にある
空間部分を指す。
【0015】さらに,第1ジョイント42の先端部に
は,真鍮製の第2ジョイント43がねじ込まれている。
第2ジョイント43は,図7〜図9に示すように,表面
の一部にローレット加工による滑り止めが施され,3つ
の貫通孔44,45,46が形成されている。図7は,
図4と図5とに示した第2ジョイント43を先端部側か
ら見た図である。また,図8は,図7のA−A断面図で
あり,図4と同じ断面を示している。図9は,図7のB
−B断面図であり,図5と同じ断面を示している。貫通
孔44の内径寸法は飲料供給管4の外径寸法と,貫通孔
45の内径寸法は冷却水供給管11の外径寸法と,それ
ぞれほぼ等しく形成されている。そして,貫通孔44を
飲料供給管4が貫通し,貫通孔45を冷却水供給管11
が貫通している。両貫通孔44,45の内周には,Oリ
ングが配置され,飲料供給管4や冷却水供給管11との
間の漏れが防止されている。一方,貫通孔46は,第2
ジョイント43内を斜めに貫通し,その一部には雌ねじ
46Aが形成されている。その雌ねじ46Aに,図10
に示した真鍮製の第3ジョイント47の雄ねじ47Aが
ねじ込まれている。第3ジョイント47は略円筒状で,
先端部側(図中左側)の外形には段差が形成されてい
る。そして,その先端部は,冷却水戻り管48に圧入さ
れ,図5に示すように締付ベルト49によって締め付け
られて固定されている。貫通孔46の基端部側は開放さ
れ,先の第1ジョイント42内の隙間と連通されてい
る。従って,飲料ホース8のスリーブ部分は,第1ジョ
イント42内の隙間から貫通孔46と第3ジョイント4
7とを介して冷却水戻り管48へと連通されている。
【0016】さらに,図4に示すように,飲料ホース8
の先端部には,略円環状のガイド部材9が嵌挿され,挿
入部材51と締付ベルト52によって抜け止めされてい
る。また,飲料ホース8の基端部は,締付ベルト53に
よって断熱カバー12が飲料供給管4に締め付けられ,
カバー部材54によって覆われている。さらに,冷却水
供給管11の開放端より基端部側において,冷却管10
の内側に閉塞部材55がはめ込まれ,スリーブ部分が閉
塞されている。これによって,飲料ホース8の基端部か
らの冷却水16の漏れを防止している。従って,飲料ホ
ース8は,飲料供給管4が貫通してその両端が両側へ突
出しているので,飲料タンク2内の飲料を本体15へと
送出するための流路とされる。一方,冷却水供給管11
から供給される冷却水16は,飲料ホース8のスリーブ
部分に放出され,基端部側へ漏れることなくUターンし
て先端部側へ戻される。さらに,第1ジョイント42,
第2ジョイント43,第3ジョイント47を介して冷却
水戻り管48へと導かれる。
【0017】このように形成された飲料ホース8は,図
3に示すように本体15に取り付けられている。まず,
ガイド部材9が本体15上部に設けられた開口部にはめ
込まれて固定される。飲料ホース8の先端部は,本体1
5の内部で水槽17より上部に配置され,各ジョイント
等が冷却水16に触れないようにされている。そして,
ブラケット21を介して,水槽17の上側に配置された
飲料ホース8から突出している各チューブと水槽17内
の各管とが接続されている。ブラケット21は,図11
の平面図に示すように,支持板30にネジ止めにより取
り付けられている。支持板30には,従来の支持板10
5(図19参照)に設けられていた開口部105Aに相
当する大きな開口部は設けられていない。ブラケット2
1には,冷却水供給管11用のジョイント21A,飲料
供給管4用の貫通孔21B,冷却水戻り管48用の貫通
孔21Cが設けられている。図3に示すように,ジョイ
ント21Aは,ブラケット21を貫通して設けられ,ブ
ラケット21の下側で冷水チューブ36に,上側で冷却
水供給管11にそれぞれ接続されている。貫通孔21B
にはエルボ型のジョイント21Dが取り付けられ,その
ジョイント21Dを介して飲料供給管4と飲料冷却管2
6とが接続されている。さらに,冷却水戻り管48は,
貫通孔21Cを通り抜けて冷却水16の水面より下方ま
で延設され,その先端は開放されている。ここで,冷却
水16の水面はオーバーフローパイプ83の入口より下
方の範囲で一定しないものであるが,冷却水戻り管48
の先端は,標準的な水面の位置より下方に設けられる。
【0018】さらに,断熱カバー12より先端側の冷却
水供給管11や飲料供給管4は,ポリエチレンフォーム
製の断熱カバー56に覆われている。断熱カバー56
は,図12,13に示すように,それとほぼ対称の形状
をなす断熱カバー57と組み合わされ,飲料供給管4や
冷却水供給管11を両側から挟み込んで貼り合わされ
る。これにより,この部分から冷気が逃げることを防止
している。また,断熱カバー56,57に覆われている
ものに外気が触れることも防止している。
【0019】このように構成された飲料供給装置1で
は,冷却水戻り管48が冷却水16の水面下まで延設さ
れたことから,飲料ホース8のスリーブ部分から戻され
た冷却水16は,水槽17の内部に収納された冷却水1
6の水面下に流入される。これにより,次に述べる種々
の事項により,水槽17内の冷却水16が増加すること
を抑制している。第1に,飲料ホース8のスリーブ部分
から戻された冷却水16が,水槽17内の冷却水16と
合流するまでの間に空気に触れることがない。従って,
空気中の水蒸気を水滴化してともに落下するということ
はないので,冷却水16の増加が抑制される。第2に,
落下する場合に比較して,冷却水16の水面が波立つこ
とは少ない。従って,周りの空気の水分を巻き込んでさ
らに冷却水16を増加させることは抑制される。第3
に,支持板30に大きな開口部が不要となり,外部の空
気が大量に流れ込むことは防止される。従って,さらに
空気中の水分を増加させるということはなく,冷却水1
6の増加が抑制される。
【0020】また,ブラケット21には図11中下側に
もネジ孔が設けられている。これによって,図14に示
すように,水平に180度回転させた向きで支持板30
に取り付けることも可能である。図14に示した向きに
取り付けた場合,ジョイント21Aが図中左方向を向
く。従って,本体15の左側にもガイド部材9を取り付
けるための開口部を設けておけば,飲料ホース8を本体
15に対して左側に配置することもできる。このとき,
飲料ホース8や本体15の他の部分を何ら改造する必要
はなく,設置場所において容易に交換できる。つまり,
設置場所の周囲の状況に応じて,左右いずれの方向にも
飲料ホース8を接続できる。また,いったん設置した後
でも,模様替え等の際に取付向きを変えることも容易で
ある。これにより,設置場所を選ばず,さらに便利な飲
料供給装置1となった。
【0021】次に,冷却ポンプ35について詳しく説明
する。図15に示すように,冷却ポンプ35を保持する
スタンド61の下側には,略有底円筒形状のケーシング
62がネジ止めされている。さらに,スタンド61とケ
ーシング62とで囲われている空間内にはスクリュー6
3が配置されている。スクリュー63は,攪拌モータ3
1の回転軸32に対してDカットによってしっかりと嵌
合されている。図15のD−D断面を図16に示す。図
16に示すように,回転軸32の側面の一部分に平面部
32Aが形成され,スクリュー63に設けられたD字孔
にはめ込まれている。これによって,回転軸32の回転
力は,平面部32Aの面全体によってスクリュー63に
伝えられる。従って,回転軸32とスクリュー63とを
ピンによって固定した場合等と比較して,大きな面積範
囲で回転力を受けることができるので,非常に丈夫なも
のとなった。
【0022】また,ケーシング62の底面部には,回転
軸32の周りに金属製のブッシュ64が配置されてい
る。ブッシュ64の下端には,回転軸32にEリング6
5がはめ込まれて,スクリュー63とブッシュ64との
位置決めとされている。これにより,スクリュー63が
ケーシング62内部のほぼ中央位置に保持されている。
そこで,図17に示すように,ブッシュ64を高さ方向
のより小さいブッシュ66に交換すれば,他の部分を改
造することなく,スクリュー63に代えてより大きなス
クリュー67を使用することが可能である。大きなスク
リュー67を使用することにより,冷却ポンプ35の冷
却水16を送り出す能力を大きくすることができる。ス
クリュー63やブッシュ64は,取り外し可能なEリン
グ65によって保持されているので,交換やメンテナン
スのための取り外しは容易である。
【0023】以上詳細に説明したように,本実施の形態
の飲料供給装置1によれば,冷却水供給管11によって
飲料供給管4のスリーブ部分に供給された冷却水16
は,第1ジョイント42,第2ジョイント43,第3ジ
ョイント47,冷却水戻り管48を介して,空気に触れ
ることなく水槽17内の冷却水16の中へ戻される。従
って,空気中の水分をともに巻き込んで冷却水16を増
加させることがないので,冷却水16の増加を抑制する
ことができる。さらに,支持板30に戻り冷却水16用
の開口部が不要であるので,仕切板13,支持板30,
ブラケット21,タンクカバー22によって水槽17の
上面をほぼ全て覆うことができる。従って,新たに水分
を含んだ空気が水槽17内やその付近に流れ込むことが
無く,さらに冷却水16の増加が抑制される。
【0024】なお,本実施の形態は単なる例示にすぎ
ず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本
発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良,変形が可能である。例えば,注出される飲料はビー
ルに限るものでなく,冷却して提供されるものであれば
何でもかまわない。また,例えば,本実施の形態では,
冷水チューブ36から送出された冷却水が,冷却水供給
管11によって飲料ホース8の基端部側まで送られ,そ
こからスリーブ部分を通って先端部側へ戻されるとし
た。しかし,この冷却水の流通方向は逆でもかまわな
い。すなわち,送り出された冷却水がまずスリーブ部分
を通って予備冷却し,飲料ホース8の基端部側でチュー
ブに集められて戻されるようにすることもできる。ま
た,この場合,冷却ポンプ35に代えて吸引ポンプを使
用してもよい。また,例えば,本実施の形態は,注出能
力30Lの飲料供給装置1に実現したが,注出能力の異
なる飲料供給装置に実現することももちろん可能であ
る。例えば,注出能力40Lの飲料供給装置では,各部
の大きさがやや異なる。これは,飲料冷却管26の長さ
が長くなることにより,水槽17の容量や攪拌モータ3
1の種類等が変更されるからである。この場合,攪拌モ
ータ31よりやや外形の大きな攪拌モータが使用され
る。そこで,その攪拌モータと干渉しないためには,ブ
ラケット21が支持板30に対してやや傾けて取り付け
られればよい。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば,冷却水の増加を抑制した瞬冷式の飲料供給装置
が提供されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る飲料供給装置の概略構成を示
す模式図である。
【図2】実施の形態に係る飲料供給装置の概略側断面図
である。
【図3】実施の形態に係る飲料供給装置の概略正面断面
図である。
【図4】実施の形態に係る飲料供給装置の飲料ホースの
部分断面図である。
【図5】実施の形態に係る飲料供給装置の飲料ホースの
部分断面図である。
【図6】実施の形態に係る飲料供給装置の第1ジョイン
トの部分断面図である。
【図7】実施の形態に係る飲料供給装置の第2ジョイン
トの外観図である。
【図8】実施の形態に係る飲料供給装置の第2ジョイン
トの断面図である。
【図9】実施の形態に係る飲料供給装置の第2ジョイン
トの断面図である。
【図10】実施の形態に係る飲料供給装置の第3ジョイ
ントの断面図である。
【図11】実施の形態に係る飲料供給装置のブラケット
の取付図である。
【図12】実施の形態に係る飲料供給装置の断熱カバー
の正面図である。
【図13】実施の形態に係る飲料供給装置の断熱カバー
の平面図である。
【図14】実施の形態に係る飲料供給装置のブラケット
の逆向きの取付図である。
【図15】実施の形態に係る飲料供給装置の冷却ポンプ
の部分断面図である。
【図16】実施の形態に係る飲料供給装置の冷却ポンプ
の断面図である。
【図17】実施の形態に係る飲料供給装置の冷却ポンプ
の部分断面図である。
【図18】従来の飲料供給装置の概略側断面図である。
【図19】従来の飲料供給装置の支持板の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 飲料供給装置 2 飲料タンク 8 飲料ホース 16 冷却水 17 水槽 43 第2ジョイント 44 貫通孔 45 貫通孔 46 貫通孔 48 冷却水戻り管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坪内 俊志 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 Fターム(参考) 3E082 AA04 BB02 CC01 EE05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却水を収容する水槽と,内部に飲料を
    通すとともに前記水槽内に配置されて飲料を冷却する飲
    料冷却管とを有し,貯留容器から飲料ホースの飲料供給
    部を通して送出された飲料を,前記飲料冷却管に通すこ
    とにより冷却して供給するとともに,冷却水を飲料ホー
    スの冷却部に送り込んで飲料の冷却を行う飲料供給装置
    において,飲料ホースの冷却部から前記水槽に戻る冷却
    水を,前記水槽の冷却水中に導く冷却水戻り管を有する
    ことを特徴とする飲料供給装置。
  2. 【請求項2】 飲料ホースの端部に取り付けられるとと
    もに,飲料供給部につながる管を貫通させる第1貫通孔
    と,飲料ホースの冷却部に送り込む冷却水を通す第2貫
    通孔と,飲料ホースの冷却部から戻る冷却水を通す第3
    貫通孔とが形成されたジョイント部材を有し,前記冷却
    水戻り管は,前記第3貫通孔に接続されまたは前記第3
    貫通孔を貫通していることを特徴とする請求項1に記載
    の飲料供給装置。
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