JP2003321022A - ひねって開封する紙箱 - Google Patents

ひねって開封する紙箱

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JP2003321022A
JP2003321022A JP2002127995A JP2002127995A JP2003321022A JP 2003321022 A JP2003321022 A JP 2003321022A JP 2002127995 A JP2002127995 A JP 2002127995A JP 2002127995 A JP2002127995 A JP 2002127995A JP 2003321022 A JP2003321022 A JP 2003321022A
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JP2002127995A
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Yukiko Yamazaki
由紀子 山崎
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】紙箱の左端部分を支えて右端部分をひねるだけ
で、簡単にひねる方向の上流端部を屈曲させた多数の切
れ目を並べた切れ目線aを切断して、底面板5の折り目
線cを谷折りして開封することができる、開封が容易な
ひねって開封する紙箱を提供する。 【解決手段】本発明は、上面板2と前後左右の側面板3
,3 ,4 ,4と底面板5とを、折り目線を介して連設し
て成る偏平直方体状の紙箱において、前側面板3と上面
板2と後側面板3との右側部分に、ひねる方向の上流端
部を屈曲させた多数の切れ目を並べた切れ目線aを設け
て、また底面板5の右側部分に、この切れ目線aの両端
を結ぶ折り目線cを設けて、さらに上面板2の右端部分
と左端部分とに、ひねる方向を示す矢印状の浮上げ模様
dと紙箱を支える適宜形状の浮上げ模様eとを設けたひ
ねって開封する紙箱である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板チョコレートや
棒状スナックやタバコ状菓子などを、隙間なく収容する
偏平直方体状の、開封が容易なひねって開封する紙箱に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば図3 ,図4に示すよう
な、上面板2と前後左右の側面板3 ,3 ,4 ,4と底面
板5とを、折り目線を介して連設して成る、板チョコレ
ートや棒状スナックやタバコ状菓子などを収容する偏平
直方体状の紙箱において、それぞれ糊代片などを貼着し
ていない前側面板3と上面板2と後側面板3との右側部
分に、それぞれ切断方向の下流端部を内側に屈曲させた
多数の切れ目を2列に並べた、図3Aに示すジッパー状
の切れ目線ffを設けて、また単に線状の多数の切れ目
を並べた、図4Aに示すミシン目状の切れ目線gを設け
て、それぞれ糊代片などを貼着した底面板5の右側部分
に、この切れ目線ff ,切れ目線gの両端を結ぶ折り目
線cを設けた、ジッパー状の切れ目線ff ,ミシン目状
の切れ目線gを切断して開封する紙箱が、一般に広く用
いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の、図3
に示すジッパー状の切れ目線ffを切断して開封する紙
箱については、前側面板3の切れ目線ffの下端を摘ん
で引張るだけで、簡単にジッパー状の切れ目線ffを切
断して除去して、図3Bに示すように、底面板5の折り
目線cを谷折りして開封することができるものの、板チ
ョコレートや棒状スナックやタバコ状菓子などを途中ま
で賞味して、折り目線cを伸ばして閉封しようとした時
に、ジッパー状の切れ目線ffを切断して除去したため
に、この切れ目線ffの部分が大きく開孔して、虫や埃
や異物などが侵入し易いことが問題であった。
【0004】また従来の、図4に示すミシン目状の切れ
目線gを切断して開封する紙箱については、ミシン目状
の切れ目線gを切断して、図4Bに示すように、底面板
5の折り目線cを谷折りして開封した後に、同様に折り
目線cを伸ばして閉封した時に、切断したミシン目状の
切れ目線gの部分が閉じて( 図4Aを参照 )虫や埃や異
物などが侵入し難いものの、特に板チョコレートや棒状
スナックやタバコ状菓子などを、ぎっしり隙間なく収容
した場合には、紙箱の内面側と収容物との間に空隙が少
ないために、切れ目線gの部分を指で押すだけでは、ミ
シン目状の切れ目線gが切断し難いことが問題であっ
て、この切れ目線gの全周にわたって、爪を立てるなど
して切断する必要があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、板チョコレート
や棒状スナックやタバコ状菓子などを、隙間なく収容す
る偏平直方体状の、紙箱の左端部分を支えて右端部分を
ひねるだけで、簡単にひねる方向の上流端部を屈曲させ
た多数の切れ目を並べた切れ目線aを切断して、また簡
単に両端部を同じ方向に屈曲させた多数の切れ目を並べ
た切れ目線bを切断して、それぞれ底面板5の折り目線
cを谷折りして開封することができる、しかも折り目線
cを伸ばして閉封した時に、この切断した切れ目線a ,
切れ目線bの部分が閉じて虫や埃や異物などが侵入し難
い、開封が容易なひねって開封する紙箱を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のひねって開封す
る紙箱は、図1に示すように、上面板2と前後左右の側
面板3 ,3 ,4 ,4と底面板5とを、折り目線( 符号が
ない1点鎖線、以下同じ )を介して連設して成る偏平直
方体状の紙箱において、それぞれ糊代片などを貼着して
いない前側面板3と上面板2と後側面板3との右側部分
に、ひねる方向の上流端部を屈曲させた多数の切れ目を
並べた切れ目線aを設けて、また糊代片などを貼着した
底面板5の右側部分に、この切れ目線aの両端を結ぶ折
り目線cを設けたことを特徴とするひねって開封する紙
箱である。
【0007】また、本発明のひねって開封する紙箱は、
図2に示すように、上面板2と前後左右の側面板3 ,3
,4 ,4と底面板5とを、折り目線を介して連設して成
る偏平直方体状の紙箱において、それぞれ糊代片などを
貼着していない前側面板3と上面板2と後側面板3との
右側部分に、両端部を同じ方向に屈曲させた多数の切れ
目を並べた切れ目線bを設けて、また糊代片などを貼着
した底面板5の右側部分に、この切れ目線bの両端を結
ぶ折り目線cを設けたことを特徴とするひねって開封す
る紙箱である。
【0008】本願の発明者らは、前述した従来の、図4
に示すミシン目状の切れ目線gを切断して開封する紙箱
について、特に板チョコレートや棒状スナックやタバコ
状菓子などを、ぎっしり隙間なく収容した場合に、偏平
直方体状の紙箱をひねって、この切れ目線gを切断して
開封することに着目して、鋭意試行錯誤を繰返した結
果、単に線状の多数の切れ目を並べた、図4Aに示すミ
シン目状の切れ目線gに替えて、力学的な切断原理など
は不明であっても、ひねる方向の上流端部を屈曲させた
多数の切れ目を並べた、図1A ,Bに示す切れ目線a
が、また両端部を同じ方向に屈曲させた多数の切れ目を
並べた、図2A ,Bに示す切れ目線bが、それぞれ切れ
目線a ,切れ目線bに沿って紙箱をひねるだけで、"バ
カッ"と一発で切断することができることを知見して、
本願のひねって開封する紙箱の発明に到ったものであ
る。
【0009】すなわち、本発明のひねって開封する紙箱
においては、前述した従来と同様の、板チョコレートや
棒状スナックやタバコ状菓子などを、隙間なく収容する
偏平直方体状の紙箱において、それぞれ糊代片などを貼
着していない前側面板3と上面板2と後側面板3との右
側部分に、ひねる方向の上流端部を屈曲させた多数の切
れ目を並べた切れ目線aを設けて、また糊代片などを貼
着した底面板5の右側部分に、この切れ目線aの両端を
結ぶ折り目線cを設けたことによって、図1Bに示すよ
うに、切れ目線aの左側の上面板2の左端部分を親指で
押えて、紙箱の左端部分を支えて、切れ目線aの右側の
上面板2の右端部分を親指で押えて、紙箱の右端部分を
前方にひねるだけで、簡単に一発でひねる方向の上流端
部を屈曲させた多数の切れ目を並べた、図1A ,Bに示
す切れ目線aを切断して、図1Cに示すように、底面板
5の折り目線cを谷折りして開封することができる、し
かも折り目線cを伸ばして、図1Bに示すように閉封し
た時に、この切断した切れ目線aの部分が閉じて虫や埃
や異物などが侵入し難い、開封が容易なひねって開封す
る紙箱を提供することができる。
【0010】また、本発明のひねって開封する紙箱にお
いては、前述した偏平直方体状の紙箱において、それぞ
れ糊代片などを貼着していない前側面板3と上面板2と
後側面板3との右側部分に、両端部を同じ方向に屈曲さ
せた多数の切れ目を並べた切れ目線bを設けて、また糊
代片などを貼着した底面板5の右側部分に、この切れ目
線bの両端を結ぶ折り目線cを設けたことによって、切
れ目線bの左側の上面板2の左端部分を親指で押えて、
図2Bに示す紙箱の左端部分を支えて、切れ目線bの右
側の上面板2の右端部分を親指で押えて、図2Bに示す
紙箱の右端部分を前方又は後方にひねるだけで、簡単に
一発で両端部を同じ方向に屈曲させた多数の切れ目を並
べた、図2A ,Bに示す切れ目線bを切断して、図2C
に示すように、底面板5の折り目線cを谷折りして開封
することができる、しかも折り目線cを伸ばして、図2
Bに示すように閉封した時に、この切断した切れ目線b
の部分が閉じて虫や埃や異物などが侵入し難い、開封が
容易なひねって開封する紙箱を提供することができる。
【0011】加えて、本発明のひねって開封する紙箱
は、前述したひねって開封する紙箱において、図1 ,図
2に示すように、切れ目線a ,切れ目線bの右側の上面
板2の右端部分に、親指で押えてひねる方向を示す矢印
状の浮上げ模様dを設けたことを特徴とするひねって開
封する紙箱である。
【0012】また加えて、本発明のひねって開封する紙
箱は、前述したひねって開封する紙箱において、図1 ,
図2に示すように、切れ目線a ,切れ目線bの左側の上
面板2の左端部分に、親指で押えて紙箱を支える適宜形
状の浮上げ模様eを設けたことを特徴とするひねって開
封する紙箱である。
【0013】本発明のひねって開封する紙箱において
は、前述したひねって開封する紙箱において、切れ目線
a ,切れ目線bの右側の上面板2の右端部分に、親指で
押えてひねる方向を示す矢印状の浮上げ模様dを設け
て、また切れ目線a ,切れ目線bの左側の上面板2の左
端部分に、親指で押えて紙箱を支える適宜形状の浮上げ
模様eを設けたことによって、図1Bに示すように、切
れ目線a ,切れ目線bの右側の上面板2の右端部分を親
指で押えた時に、また切れ目線a ,切れ目線bの左側の
上面板2の左端部分を親指で押えた時に、矢印状の浮上
げ模様dと適宜形状の浮上げ模様eとに滑り止め効果が
あるために、紙箱の右端部分をひねり易いものであっ
て、また紙箱の左端部分を支え易いものであって、特に
視力に障害があるなどの顧客に対しても、紙箱の適宜形
状の浮上げ模様eの部分を安心して支えて、紙箱の矢印
状の浮上げ模様dの部分を矢印が示す方向にひねるだけ
で、簡単に一発でひねる方向の上流端部を屈曲させた多
数の切れ目を並べた、図1A ,Bに示す切れ目線aを切
断することができる、また簡単に一発で両端部を同じ方
向に屈曲させた多数の切れ目を並べた、図2A ,Bに示
す切れ目線bを切断することができる、開封が容易なひ
ねって開封する紙箱を提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のひねって開封する紙箱に
おける、前側面板3と上面板2と後側面板3との右側部
分に設ける、ひねる方向の上流端部を屈曲させた多数の
切れ目を並べた、図1A ,Bに示す切れ目線aについて
は、また両端部を同じ方向に屈曲させた多数の切れ目を
並べた、図2A ,Bに示す切れ目線bについては、それ
ぞれ長さ1 .2mm程度の端部を30度程度屈曲させた
多数の切れ目を、0 .6〜1 .2mmの間隔( つなぎと
言う )で並べた切れ目線a ,切れ目線bであって、後述
する通常の打抜型を用いた打抜工程で、出来るだけ板紙
などの抄紙方向に沿って設けることができる。
【0015】また、本発明のひねって開封する紙箱にお
ける、上面板2の右端部分 ,左端部分に設ける、親指で
押えてひねる方向を示す矢印状の浮上げ模様dについて
は、また親指で押えて紙箱を支える適宜形状の浮上げ模
様eについては、それぞれ凹凸の高さが1 .0〜1 .5
mmの、例えば図1A ,図2Aに示すような、好みの矢
印状の浮上げ模様d ,縦横の短冊状などの浮上げ模様e
であって、後述する通常の浮上げ型を用いた打抜浮上げ
工程で、特に制約なく設けることができる。
【0016】
【実施例】<実施例1>図1Aは、本発明の実施例1に
おける、ひねって開封する紙箱のブランクの平面図であ
って、図1B ,Cは、ひねって開封する紙箱の、開封す
る状態と開封後の状態とを示す斜視図である。
【0017】すなわち、糊代片6と前側面板3と上面板
2と後側面板3と底面板5とを、折り目線を介して順に
連設して、この上面板2の左右辺に、左右の側面板4 ,
4と差込み片4a ,4aとを、それぞれ折り目線を介し
て順に連設して、また前側面板3と後側面板3との左右
辺に、折込み片3a ,3a ,3a ,3aを、それぞれ折
り目線を介して連設して成る偏平直方体状の紙箱のブラ
ンクにおいて、前側面板3と上面板2と後側面板3との
右側部分に、ひねる方向の上流端部を屈曲させた多数の
切れ目を並べた( 前側面板3と後側面板3との部分が斜
めの )切れ目線aを設けて、また底面板5( と貼着する
糊代片6と )の右側部分に、この切れ目線aの両端を結
ぶ折り目線cを設けて、さらに上面板2の右端部分と左
端部分とに、角点付の矢印状の浮上げ模様dと縦長の短
冊状の浮上げ模様eとを設けた、図1Aに示すひねって
開封する紙箱のブランクであって、表面側に通常の絵柄
とひねって開封する方法とを印刷した310g/m2
裏白コートボール紙を用いて、通常の打抜型と浮上げ型
とを用いた打抜浮上げ工程で、無駄が少ない長方形状の
ひねって開封する紙箱のブランクを作製した。
【0018】次に、通常の機械的な製箱充填工程で、図
1Aに示すひねって開封する紙箱のブランクの、全ての
符号がない1点鎖線で示す折り目線を山折りして、板チ
ョコレートや棒状スナックやタバコ状菓子などを収容し
た後に、角筒状に底面板5と糊代片6とを貼着して、折
込み片3a ,3a ,3a ,3aを折込んで、底面板5の
左右の内面側に差込み片4a ,4aを差込んで繋止し
て、本発明の実施例1における、縦と横と高さとが70
×128×12mmの偏平直方体状の、図1Bに示すひ
ねって開封する紙箱を作製した。
【0019】本実施例のひねって開封する紙箱において
は、図1Bに示すように、切れ目線aの左側の上面板2
の左端部分を親指で押えて紙箱を支えて、切れ目線aの
右側の上面板2の右端部分を親指で押えて前方にひねる
だけで、簡単にひねる方向の上流端部を屈曲させた多数
の切れ目を並べた切れ目線aを切断して、図1Cに示す
ように、底面板5の折り目線cを谷折りして開封するこ
とができる、しかも板チョコレートや棒状スナックやタ
バコ状菓子などを途中まで賞味して、図1Bに示すよう
に閉封した時に、この切断した切れ目線aの部分が閉じ
て虫や埃や異物などが侵入し難い、開封が容易なひねっ
て開封する紙箱を得ることができた。
【0020】加えて、本実施例のひねって開封する紙箱
においては、上面板2の右端部分と左端部分とに、それ
ぞれ滑り止め効果がある角点付の矢印状の浮上げ模様d
と縦長の短冊状の浮上げ模様eとを設けたことによっ
て、特に視力に障害があるなどの顧客に対しても、図1
Bに示すように、紙箱の短冊状の浮上げ模様eの部分を
安心して支えて、紙箱の矢印状の浮上げ模様dの部分を
矢印が示す前方にひねるだけで、簡単にひねる方向の上
流端部を屈曲させた多数の切れ目を並べた切れ目線aを
切断することができる、開封が容易なひねって開封する
紙箱を得ることができた。
【0021】<実施例2>図2Aは、本発明の実施例2
における、ひねって開封する紙箱のブランクの平面図で
あって、図2B ,Cは、ひねって開封する紙箱の、開封
前の状態と開封後の状態とを示す斜視図である。
【0022】すなわち、前述した実施例1の偏平直方体
状の紙箱のブランクにおいて、前側面板3と上面板2と
後側面板3との右側部分に、両端部を同じ方向に屈曲さ
せた多数の切れ目を並べた( 直線状の )切れ目線bを設
けて、また底面板5( と貼着する糊代片6と )の右側部
分に、この切れ目線bの両端を結ぶ折り目線cを設け
て、さらに上面板2の右端部分と左端部分とに、角点を
挟んだ前後方向の矢印状の浮上げ模様dと横向き短冊状
の浮上げ模様eとを設けた、図2Aに示すひねって開封
する紙箱のブランクであって、表面側に通常の絵柄とひ
ねって開封する方法とを印刷した310g/m2 の裏白
コートボール紙を用いて、実施例1と同様に、通常の打
抜型と浮上げ型とを用いた打抜浮上げ工程で、無駄が少
ない長方形状のひねって開封する紙箱のブランクを作製
した。
【0023】次に、通常の機械的な製箱充填工程で、図
2Aに示すひねって開封する紙箱のブランクの、全ての
符号がない1点鎖線で示す折り目線を山折りして、板チ
ョコレートや棒状スナックやタバコ状菓子などを収容し
た後に、実施例1と同様に、角筒状に底面板5と糊代片
6とを貼着して、折込み片3a ,3a ,3a ,3aを折
込んで、底面板5の左右の内面側に差込み片4a ,4a
を差込んで繋止して、本発明の実施例2における、縦と
横と高さとが70×128×12mmの偏平直方体状
の、図2Bに示すひねって開封する紙箱を作製した。
【0024】本実施例のひねって開封する紙箱において
は、実施例1と同様に、切れ目線bの左側の上面板2の
左端部分を親指で押えて紙箱を支えて、切れ目線bの右
側の上面板2の右端部分を親指で押えて前方又は後方に
ひねるだけで、簡単に両端部を同じ方向に屈曲させた多
数の切れ目を並べた切れ目線bを切断して、図2Cに示
すように、底面板5の折り目線cを谷折りして開封する
ことができる、しかも実施例1と同様に折り目線cを伸
ばして、図2Bに示すように閉封した時に、この切断し
た切れ目線bの部分が閉じて虫や埃や異物などが侵入し
難い、開封が容易なひねって開封する紙箱を得ることが
できた。
【0025】加えて、本実施例のひねって開封する紙箱
においては、上面板2の右端部分と左端部分とに、それ
ぞれ滑り止め効果がある角点を挟んだ前後方向の矢印状
の浮上げ模様dと横向き短冊状の浮上げ模様eとを設け
たことによって、特に視力に障害があるなどの顧客に対
しても、実施例1と同様に、紙箱の短冊状の浮上げ模様
eの部分を安心して支えて、紙箱の矢印状の浮上げ模様
dの部分を矢印が示す前方又は後方にひねるだけで、簡
単に両端部を同じ方向に屈曲させた多数の切れ目を並べ
た切れ目線bを切断することができる、開封が容易なひ
ねって開封する紙箱を得ることができた。
【0026】
【発明の効果】以上、実施例ほかに示すとおり、本発明
のひねって開封する紙箱においては、板チョコレートや
棒状スナックやタバコ状菓子などを、隙間なく収容する
偏平直方体状の、紙箱の左端部分を支えて右端部分をひ
ねるだけで、簡単にひねる方向の上流端部を屈曲させた
多数の切れ目を並べた切れ目線aを切断して、また簡単
に両端部を同じ方向に屈曲させた多数の切れ目を並べた
切れ目線bを切断して、それぞれ底面板5の折り目線c
を谷折りして開封することができる、しかも折り目線c
を伸ばして閉封した時に、この切断した切れ目線a ,切
れ目線bの部分が閉じて虫や埃や異物などが侵入し難
い、開封が容易なひねって開封する紙箱を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における、図1Aは、ひねっ
て開封する紙箱のブランクの平面図であって、図1B ,
Cは、ひねって開封する紙箱の、開封する状態と開封後
の状態とを示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例2における、図2Aは、ひねっ
て開封する紙箱のブランクの平面図であって、図2B ,
Cは、ひねって開封する紙箱の、開封前の状態と開封後
の状態とを示す斜視図である。
【図3】従来の、図3A ,Bは、ジッパー状の切れ目線
ffを切断して開封する紙箱の、開封前の状態と開封後
の状態とを示す斜視図である。
【図4】従来の、図4A ,Bは、ミシン目状の切れ目線
gを切断して開封する紙箱の、開封前の状態と開封後の
状態とを示す斜視図である。
【符号の説明】
2 …上面板 3 …前後の側面板 3a …折込み片 4 …左右の側面板 4a …差込み片 5 …底面板 6 …糊代片 a ,b …切れ目線 c …折り目線 d ,e …浮上げ模様 ff …ジッパー状の切れ目線 g …ミシン目状の切れ目線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面板2と前後左右の側面板3 ,3 ,4 ,
    4と底面板5とを、折り目線を介して連設して成る偏平
    直方体状の紙箱において、それぞれ糊代片などを貼着し
    ていない前側面板3と上面板2と後側面板3との右側部
    分に、ひねる方向の上流端部を屈曲させた多数の切れ目
    を並べた切れ目線aを設けて、また糊代片などを貼着し
    た底面板5の右側部分に、この切れ目線aの両端を結ぶ
    折り目線cを設けたことを特徴とするひねって開封する
    紙箱。
  2. 【請求項2】上面板2と前後左右の側面板3 ,3 ,4 ,
    4と底面板5とを、折り目線を介して連設して成る偏平
    直方体状の紙箱において、それぞれ糊代片などを貼着し
    ていない前側面板3と上面板2と後側面板3との右側部
    分に、両端部を同じ方向に屈曲させた多数の切れ目を並
    べた切れ目線bを設けて、また糊代片などを貼着した底
    面板5の右側部分に、この切れ目線bの両端を結ぶ折り
    目線cを設けたことを特徴とするひねって開封する紙
    箱。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2に記載のひねって開
    封する紙箱において、切れ目線a ,切れ目線bの右側の
    上面板2の右端部分に、親指で押えてひねる方向を示す
    矢印状の浮上げ模様dを設けたことを特徴とするひねっ
    て開封する紙箱。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3のいずれかに記載の
    ひねって開封する紙箱において、切れ目線a ,切れ目線
    bの左側の上面板2の左端部分に、親指で押えて紙箱を
    支える適宜形状の浮上げ模様eを設けたことを特徴とす
    るひねって開封する紙箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009113447A1 (ja) 2008-03-10 2009-09-17 富士フイルム株式会社 着色硬化性組成物、カラーフィルタ、及び、固体撮像素子
WO2009122789A1 (ja) 2008-03-31 2009-10-08 富士フイルム株式会社 重合性組成物、固体撮像素子用遮光性カラーフィルタおよび固体撮像素子
WO2014129366A1 (ja) 2013-02-19 2014-08-28 富士フイルム株式会社 近赤外線吸収性組成物、近赤外線カットフィルタおよびその製造方法、並びに、カメラモジュールおよびその製造方法

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