JP2003320769A - ページ捲り装置 - Google Patents

ページ捲り装置

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JP2003320769A
JP2003320769A JP2002169300A JP2002169300A JP2003320769A JP 2003320769 A JP2003320769 A JP 2003320769A JP 2002169300 A JP2002169300 A JP 2002169300A JP 2002169300 A JP2002169300 A JP 2002169300A JP 2003320769 A JP2003320769 A JP 2003320769A
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arm
lever
arm body
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JP2002169300A
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English (en)
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Koichi Niimi
洪一 新美
Kenji Hayashi
賢二 林
Keijiro Sakakibara
慶次郎 榊原
Tadamasa Osako
忠政 大迫
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Aisan Industry Co Ltd
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Aisan Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本の見開きページの端部をアクチュエータに
設けた押さえ棒で押さえ、アーム体の移動にあわせて押
さえ棒を上げ下げして、2ページ目が捲れないように押
さえ、確実に1ページ分のみを捲ることのできるページ
捲り装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本を載置する本載置台の上方に延出する
アームに粘着板を備えたアーム体が、レバーガイドによ
り該アーム体に連接したレバーの位置を案内する際に、
本の見開きページを抑える複数のアクチュエータに設け
た押さえ棒が連動して上下動することによりページを捲
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本のページを容易
に捲るためのページ捲り装置に関わり、手の不自由な身
体障害者が本を読むための補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、本のページを人手を介するこ
となく捲るために、粘着ローラを用いてページを粘着さ
せて一方のベージから他方のページへ粘着ローラを移動
させてページを捲る装置が公知である。例えば、実開平
1−166559号に記載されているように、本載置台
1の手前側にはキャリッジ4が配設され、このキャリッ
ジ4から上方へ伸びるアーム5に粘着ローラ3が回転自
在に取り付けられており、粘着ローラ3の外周表面に
は、本の各ベージを1枚づつ吸着できる程度の粘着性を
有する粘着剤が塗布されている。このアーム5の下端に
は回動軸9が固定されており、その回動軸9は、モータ
15に連結されている。また、キャリッジ4のカバー6
と一体に形成されているガイドプレート25は、本2の
上端領域に張り出している。
【0003】作用は、まずオペレータが、ボタンを押す
とモータ15が始動し、第2図のD方向へ回動を始める
とともに、駆動フレーム内のモータが正転をはじめ、キ
ャリッジ4がページめくり方向(C方向)へ移動をはじ
める。以下、第4図に示す経路E,G,J,Kをたどっ
てページが捲られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のページ捲り装置
では、粘着ローラ3が経路E,G,J,Kをたどって移
動するときに、ページが粘着ローラ3に巻きついている
ときにガイドプレート25が、本2の上端領域に張り出
しているため、ページがガイドプレート25に引っかか
り粘着ローラ3から離れ、ページが捲れないという問題
がある。また、見開いた本のページの端を押さえていな
いので、紙の復元力により2枚目以降も持ち上がり、は
がし棒24によって、完全に1枚だけをはがすことは困
難であるという問題がある。
【0005】そこで本発明は、本の見開きページの端部
をアクチュエータに設けた押さえ棒で押さえ、アーム体
の移動にあわせて押さえ棒を上げ下げして、2ページ目
が捲れないように押さえ、確実に1ページ分のみ捲るこ
とのできるページ捲り装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、本を載置する本載置台の
上方に延出するアームに粘着板を備えたアーム体が、レ
バーガイドにより該アーム体に連接したレバーの位置を
案内する際に、本の見開きページを抑える複数のアクチ
ュエータに設けた押さえ棒が連動して上下動することに
よりページを捲ることを主旨とする。
【0007】上記発明の構成によれば、軽度の手の不自
由な身体障害者でも、手の甲でレバーを右または左へ押
すことができれば、アームの動きでページを捲り、4つ
のアクチュエータで捲ったページが押さえられる。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、本を載置
する本載置台の上方に延出するアームに粘着板を備えた
アーム体が、該アーム体の位置を左右方向に移動させる
第1モータおよび該アーム体の位置を上下方向に移動さ
せる第2モータを備えており、前記アーム体の移動に伴
い本の見開きページを抑える複数のアクチュエータに設
けた押さえ棒が連動して上下動し、前記本の綴じ線を越
えて反対側のページの下端より外側に前記アーム体を移
動させることを主旨とする。
【0009】上記発明の構成によれば、重度の手の不自
由な身体障害者でも手の甲や、足を使いスイッチを押す
ことができれば2つのモータが作動して右から左ページ
へ、または左から右ベージへページが捲られ、アクチュ
エータにより捲られたベージが押さえられる。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1は、第1の実施形態に対
応し、請求項2は、第2の実施形態に対応する。 [実施形態1]本発明の実施の形態を具体化した第1の
実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1
は、本発明の実施例の構成を示す斜視図である。図2
は、レバー操作部の上面図である。図3は、アクチュエ
ータの縦断面図である。本載置台1は、雑誌が見開きの
状態で載置される大きさに形成される。本載置台1の下
部(オペレータ側)に板状の部材2が固定される。部材
2のほぼ中央には軸受3がその軸心を垂直方向にして固
定される。軸受3には、U字状の支持部材4の軸5が挿
入されて支持部材4が回転自在となっている。U字状の
保持部6内にはアーム体7が挿入され、アーム7Aと粘
着板9により構成される。アーム7Aは、保持部6に挿
入され、軸8により上下動自在に支持される。
【0011】アーム7Aの長端側7aには、本の見開き
1ページ分を持ち上げる程度の粘着力を持った粘着板9
が粘着面を下向きにして固定されている。アーム7Aの
短端側7bには、鈍角に折れ曲がったレバー10のロッ
ド11の一方端が固定され、ロッド11の他端側にはハ
ンドル12が固定されている。レバーガイド13は軸5
を中心として円弧状に形成され、レバーガイド13の下
端面は回転板14に固定され、回転板14には軸5が嵌
められ回動できるようになっている。レバー10に設け
られたロッド11は、レバーガイド13に設けられた案
内溝17を貫通している。ページを右から左または左か
ら右へ捲るためのアーム7Aの移動距離を規制するスト
ッパ15,16が部材2に設けられている。
【0012】案内溝17は、U字形状をなしており、そ
の両端部は、上昇部17a,17dが形成され、それ以
外は低い位置に水平部17b,17cが形成されてい
る。案内溝17の各所(17a,17b,17c,17
d)に対応して、リミットスイッチ18a,18b,1
8c,18dがそれぞれ取り付けられており、レバー1
0の移動位置を検出することによって開閉動作する。見
開かれて載置された本Bの4箇所の端部に相当する位置
にアクチュエータ19a,19b,19c,19dが配
設される。アクチュエータ19a〜19dは図3に示す
ように構成される。電磁石20a〜20dの上部には押
さえ棒21a,21b,21c,21dが電磁石20a
〜20dに設けた支持部22により支持されている。
【0013】電磁石20a〜20dは、円筒状のケース
23内に円筒状の電磁コイル24が嵌入され、その中心
にはアーマチュア25が上下方向に移動できるように挿
入されており、ばね26によりアーマチヤ25を常に下
方へ付勢する。この結果、押さえ棒21a〜21dは常
に本Bの見開きページを押さえることになる。リミット
スイッチ18a〜18dおよび電磁石20a〜20dへ
の接続線は、シーケンス制御を行う電子制御装置26に
接続されている。
【0014】次に作用について、図4(a),(b)を
用いて説明する。図4は、シーケンス制御の流れを示
す。横軸は、レバー10の操作位置を示し、縦軸は、リ
ミットスイッチ18a〜18dのオン・オフ状態を示
す。本、例えば雑誌を見たい場合には、健常者により、
雑誌を見開いてもらい、図1に示すように本載置台1上
に載置する。次に、ページを右から左へ捲るために、レ
バーガイド13を時計方向に回しストッパ15に当接さ
せる。
【0015】オペレータにより、案内レバー10を溝1
7の上昇部17aに手を用いて押し上げることにより、
レバー10のロッド11が案内され、2点鎖線に示すよ
うに粘着板9が右ページの下方のaの位置(実線)に移
動し粘着剤によりページPを粘着する。続いて、レバー
10を案内溝17に沿って下方向に移動させると、図4
(a)に示すようにリミットスイッチ18aがオンとな
り、アクチュエータ19aの電磁コイル24aに電流が
流れ、アーマチユア25aを上方へ吸引することにより
押さえ棒21aが上方へ持ち上がる。その結果、ページ
Pは粘着板9により容易に持ち上がる。
【0016】続いて、レバー10を案内溝17に沿って
右方向へ移動させると、粘着板9が上方へ持ち上がった
ままの状態で左方向へ移動する。レバー10が案内溝1
7の水平部17bにさしかかり、図4(a)に示すよう
にリミットスイッチ18bがオンとなり、電磁石20b
に通電され、押さえ棒20bが上方へ持ちあがるととも
に、電磁石20aへの通電が停止して押さえ棒21aは
またもとの位置に戻る。さらにレバー10を右方向に移
動させると、アーム体7の粘着板9が本の綴じ線Cを越
え、案内溝17の水平部17cにさしかかる。このとき
にリミットスイッチ18cが作用して電磁石24cに通
電され、押さえ棒20cを持ち上げるとともに、電磁石
20bへの通電を停止し押さえ棒20bを元の位置に戻
す。
【0017】さらにレバー10を案内溝17に沿って右
方向へ移動すると、リミットスイッチ18cの上昇部1
7dに沿ってレバー10が上がるので、リミットスイッ
チ18dがオンとなり、電磁石20dに通電され、押さ
え棒20dが上方へ持ち上がるとともに、電磁石20c
の通電が停止し、押さえ棒20cをもとの位置へ戻す。
【0018】そして、レバーガイド13の粘着板9が本
Bの下端面より下方(外側)のbの位置(1点鎖線)へ
移動することになり、粘着板9からページがはがれ、ペ
ージが1枚分捲れることになる。そしてリミットスイッ
チ18dがオフとなり、電磁石20dへの通電が停止さ
れ、押さえ棒20dがもとの位置へ戻るので、見開いた
状態で押さえ棒20a〜20dが見開きページの四隅を
きちんと押さえる。
【0019】また、左から右へページを捲るときには、
レバーガイド13を手で時計方向に回し、ストッパ16
にレバーガイド13が当接するようにする。シーケンス
動作は、図4(b)に示すように、前述とまったく逆順
にリミットスイッチ18d〜18aおよびアクチュエー
タ19d〜19aが動作してベージ捲りがなされる。
【0020】作用について、図4(b)を用いて説明す
る。健常者により、雑誌を見開いてもらい、図1に示す
ように本載置台1上に載置する。次に、ページを左から
右へ捲るために、レバーガイド13を時計方向に回しス
トッパ16に当接させる。
【0021】オペレータにより、案内レバー10を溝1
7の上昇部17dに手を用いて押し上げることにより、
レバー10のロッド11が案内され、cの位置(太破
線)に示すように粘着板9が左ページの下方に移動し粘
着剤によりページPを粘着する。続いて、レバー10を
案内溝17に沿って下方向に移動させると、図4(b)
に示すようにリミットスイッチ18dがオンとなり、ア
クチュエータ19dの電磁コイル24dに電流が流れ、
アーマチュア25dを上方へ吸引することにより押さえ
棒21dが上方へ持ち上がる。その結果、ページPが粘
着板9により容易に持ち上がる。
【0022】続いて、レバー10を案内溝17に沿って
左方向へ移動させると、粘着板9が上方へ持ち上がった
ままの状態で右方向へ移動する。レバー10が案内溝1
7の水平部17cにさしかかり、図4(b)に示すよう
にリミットスイッチ18cがオンとなり、電磁石20c
に通電され、押さえ棒20cが上方へ持ちあがるととも
に、電磁石20dへの通電が停止して押さえ棒21dは
またもとの位置に戻る。さらにレバー10を左方向に移
動させると、アーム体7の粘着板9が本の綴じ線Cを越
え、案内溝17の水平部17bにさしかかる。このとき
にリミットスイッチ18bが作動して電磁石24bに通
電され、押さえ棒20bを持ち上げるとともに、電磁石
20cへの通電を停止し押さえ棒20cを元の位置に戻
す。
【0023】さらにレバー10を案内溝17に沿って左
方向へ移動すると、リミットスイッチ18bの上昇部1
7bに沿ってレバー10が上がるので、リミットスイッ
チ18aがオンとなり、電磁石20aに通電され押さえ
棒20aが上方へ持ち上がるとともに、電磁石20bの
通電が停止し押さえ棒20bをもどの位置へ戻す。
【0024】そして、レバーガイド13の粘着板9が本
Bの下端面より下方(外側)のdの位置(細破線)へ移
動することになり、粘着板9からページがはがれ、ペー
ジPが1枚分捲れることになる。そしてリミットスイッ
チ18aがオフとなり、電磁石20aへの通電が停止さ
れ押さえ棒20aがもとの位置へ戻るので、見開いた状
態で押さえ棒20d〜20aが見開きページの四隅をき
ちんと押さえることができる。
【0025】以上、説明した第1の実施形態のページ捲
り装置によれば、レバー10を左から右または右から左
方向へ移動させることにより粘着板9でページを粘着し
て持ち上げ右から左ページまたは左から右ページへ移動
する過程で押さえ棒を順次上方へ移動させたり、または
下方へ移動させたりできるので身体障害者でも容易にし
かも確実にページが捲れるとともに風が吹いても捲れて
しまうことがない。
【0026】[実施形態2]つぎに本発明の第2の実施
形態について説明する。同一の部材については第1の実
施形態と同一の符号を付し、説明を省略する。図5は、
本発明の第2の実施形態の斜視図を示す。本載置台1の
下部(オペレータ側)には、保持部材30が固定されて
いる。保持部材30にはステッブモータ31がその軸心
を垂直方向にして取り付けられている。ステッブモータ
31の回転軸32にはU字状の保持部材33が固定され
ている。U字状の保持部材33の溝部34にはアーム体
7がはめ込まれ軸8により上下動できるように支持され
ている。
【0027】保持部材33の左端面にはステップモータ
35が取り付けられ、その回転軸は軸8と連接してい
る。軸8には、アーム体7が支持され上下動できるよう
になっている。アーム7Aの先端部には粘着面を下にし
て粘着板9が取り付けられている。ステップモータ31
は、アーム体7を右から左へ、あるいは左から右へ移動
させるように作動する。ステップモータ35はアーム体
7を見開きページに接触したり離れたりするように作動
する。スイッチ38,39が保持部材30に固定されて
いる。スイッチ38は右から左ページへのページ捲り用
のスイッチであり、スイッチ39は、左から右ページへ
のページ捲り用のスイッチである。これらのステップモ
ータ31,35、アクチュエータ19a,19b,19
c,19dおよびスイッチ38,39は、電子制御装置
36に導線を介して接続される。図6に示すフローチャ
ートがアーム制御手段に対応し、ステップモータ31,
35がそれぞれ第1モータおよび第2モータに対応す
る。
【0028】次に、作用について、図6の制御フローを
用いて詳細に説明する。初めに本のページを右から左へ
捲る場合について説明する。スイッチ38をオペレータ
が右手または右足で押すと、電子制御装置36は、ステ
ップ100に進み、電子制御装置36の初期化を行う。
4つのアクチュエータ19a〜19dをすべて非通電と
して押さえ棒21a〜21dを下げる。ステップ110
へ進み、右ページめくりか否かを判断する。否定なら
ば、ステップ240へ進むが、これについては後述す
る。肯定ならば、ステップ120へ進み、ステップモー
タ35を駆動しn1ステップ進め、図5に示す2点鎖線
の位置にアーム7Aを下げる。これにより粘着板9の粘
着剤により本Bの1ページ分が粘着する。つぎにステッ
プ130へ進み、ステツプモータ35を駆動しn2ステ
ップ進め、アーム体7を所定高さまで持ち上げる。
【0029】これにより1ページ分が持ち上がることに
なる。ステップ140に進み、電磁石20aに通電され
押さえ棒21aがほぼ垂直位置まで持ち上げる。この結
果、1ページ分が粘着剤から離れることなく持ち上が
る。つぎに、ステップ150へ進み、ステップモータ3
1を駆動しアーム7を半時計方向へ移動させる。ステッ
プ160へ進み、n3ステップになったか否かを判定す
る。否定ならば、アーム7をさらに左方向へ移動させ
る。肯定ならば、ステップ170へ進み、押さえ棒21
aを下げるとともに押さえ棒21bをあげる。
【0030】次にステップ180へ進み、n4ステップ
になったか否かを判定する。否定ならば、ステップ17
0へ戻る。肯定ならば、ステップ190へ進み、押さえ
棒21bを下げるとともに、押さえ棒21cを上げる。
つぎにステップ200へ進み、n5ステップ進んだか否
かを判定する。否定ならば、ステップ190へ戻る。肯
定ならば、ステップ210へ進み、押さえ棒21cを下
げるとともに、押さえ棒21dを上げる。次にステップ
220へ進み、n6ステップ進んだかを判定する。否定
ならば、ステップ210へ戻る。肯定ならば、押さえ棒
21dを下げる。このときには、アーム7Aは、本Bの
下端面より手前、すなわち図2のbの位置に来ているの
で、ページが粘着板9から容易に離れることになる。
【0031】つぎに、本BのページPを左から右へ捲る
場合について説明する。前述のステップ110におい
て、否定ならば、ステップ240へ進み、左ページ捲り
SW=ONか否かを判定する。否定ならば、ステップ1
10へ戻る。肯定ならば、ステップ250へ進み、アー
ム体7をn1ステップ進め、左側ページにアーム7Aが
1点鎖線で示す位置に下り、粘着板9で粘着する。これ
により粘着板9の粘着剤により本の1ページ分が粘着す
る。ステップ260へ進み、ステッブモータ35を駆動
しn2ステップ進め、アーム7を所定高さまで持ち上げ
る。これにより1ページ分が持ち上がることになる。
【0032】ステップ270へ進み、電磁石20dに通
電され押さえ棒21dをほぼ垂直位置まで持ち上げる。
そうすると1ページ分が粘着剤から離れることなく持ち
上がる。つぎに、ステップ280へ進み、ステップモー
タ31を駆動しアーム7を右方向へ移動させる。ステッ
プ290へ進み、n3ステップになったか否かを判定す
る。否定ならば、ステップ280へ戻り、アーム7をさ
らに右方向へ移動させる。肯定ならば、ステップ300
へ進み、押さえ棒21dを下げるとともに押さえ棒21
cを上げる。次にステップ310へ進み、n4ステップ
になったか否かを判定する。否定ならば、ステップ30
0へ戻る。肯定ならば、ステップ320へ進み、押さえ
棒21cを下げるとともに、押さえ棒21bを上げる。
【0033】つぎにステップ330へ進み、n5ステッ
プ進んだか否かを判定する。否定ならば、ステップ32
0へ戻る。肯定ならば、ステップ340へ進み、押さえ
棒21bを下げるとともに、押さえ棒21aを上げる。
次にステップ350へ進み、n6ステップ進んだか否か
を判定する。否定ならば、ステップ340へ戻る。肯定
ならば、ステップ360へ進み、押さえ棒21aを下げ
る。このときには、アーム7体は、本Bの下端面より手
前、すなわち図2のdの位置に来ているので、ページが
容易に離れることになる。その結果、オペレータがスイ
ッチを押すと、アーム制御手段により自動でページを捲
り、しかもアクチュエータの押さえ棒で見開いたページ
を押さえるので、操作が簡単で、風が吹いてもページが
捲れることがない。
【0034】
【発明の効果】請求項1に記載の発明の構成によれば、
軽度の身体障害者がレバーの左から右方向への単純な移
動によりアームに固定された粘着板でページを粘着して
持ち上げ、右から左ページへまたは左から右ページへ移
動する過程で、電磁石により押さえ棒を順次上方へ移動
させ、または下方へ移動させるので確実にページが捲れ
るとともに風があっても捲れてしまうことがない。
【0035】請求項2に記載の発明の構成によれば、ス
イッチをオンにすることで、自動制御により粘着板でペ
ージを粘着して持ち上げ、右から左ページ、または左か
ら右ベージへアームが移動しページを捲るので、重度の
身体障害者でも容易にページを捲ることができ、風があ
っても捲れてしまうことがない。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る本装置の斜視図である。
【図2】第1の実施形態に係る本装置の一部を示す上面
図である。
【図3】第1の実施形態に係るアクチュエータの縦断面
図である。
【図4】第1の実施形態に係るシーケンス制御のフロー
図である。
【図5】第2の実施形態に係る制御装置の斜視図であ
る。
【図6】第2の実施形態に係る電子制御装置の制御フロ
ー図である。
【符号の説明】
1 本載置台 7 アーム体 9 粘着板 13 レバーガイド 19 アクチュエータ 21a,22b,22c,22d 押さえ棒 31 ステップモータ(第1モータ) 35 ステップモータ(第2モータ) 26,36 電子制御装置
フロントページの続き (72)発明者 大迫 忠政 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1 愛 三工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本を載置する本載置台と、該本載置台の
    上方に延出するアームに粘着板を備えたアーム体と、該
    アーム体に連接したレバーと、該レバーの位置を案内す
    るレバーガイドと、本の見開きページを抑える押さえ棒
    を設けた複数のアクチュエータを備え、前記レバーの移
    動により前記アーム体が捲られる前記見開きベージの上
    方位置から粘着する位置まで移動され、この粘着状態か
    ら前記見開きページを持ち上げてベージ捲り方向へ移動
    され、前記本の綴じ線を越えて反対側のベージの下端よ
    り外側に前記アームを移動させることを特徴とするペー
    ジ捲り装置。
  2. 【請求項2】 本を載置する本載置台と、該本載置台の
    上方に延出するアームに粘着板を固定したアーム体と、
    該アーム体の位置を左右方向に移動させる第1モータ
    と、前記アーム体の位置を上下方向に移動させる第2モ
    ータと、本の見開きページを抑える押さえ棒を設けた複
    数のアクチュエータと、前記アーム体が前記第2モータ
    により捲られるページの上方位置から粘着する位置まで
    移動され、この粘着状態からページを持ち上げてベージ
    捲り方向へ移動され、前記本の綴じ線を越えて反対側の
    ページの下端より外側に前記アーム体を移動させるアー
    ム制御手段を有することを特徴とするページ捲り装置。
JP2002169300A 2002-05-07 2002-05-07 ページ捲り装置 Pending JP2003320769A (ja)

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