JP2003320202A - フィルタカートリッジ - Google Patents

フィルタカートリッジ

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JP2003320202A
JP2003320202A JP2002126200A JP2002126200A JP2003320202A JP 2003320202 A JP2003320202 A JP 2003320202A JP 2002126200 A JP2002126200 A JP 2002126200A JP 2002126200 A JP2002126200 A JP 2002126200A JP 2003320202 A JP2003320202 A JP 2003320202A
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宗之 岩渕
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  • Water Treatment By Sorption (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 シール性、浄化液の生産性及び浄化機能の信
頼性に優れるとともに、交換が簡易かつ確実で優れたメ
ンテナンス性を有する。 【解決手段】 円筒状のフィルタ本体103が、他方の
端部側及び外周壁側から浄化液102を取り出す構造を
有してなり、フィルタケース106が、フィルタ本体1
03の外周壁との間に浄化液102を浄化液取出し口1
05まで導く流路108を形成した状態で配設されてな
り、かつ、第1のシール部材107aが、環状の弾性体
からなるとともに、浄化液102をフィルタ本体103
の外周壁から流路108を経由して浄化液取出し口10
5まで導く連通用溝109を有してなることを特徴とす
るフィルタカートリッジ100。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、フィルタカート
リッジに関する。さらに詳しくは、原液と浄化液との間
及びカートリッジの内部と外部との間のシール性、浄化
液の生産性及び浄化機能の信頼性に優れるとともに、交
換が簡易かつ確実で優れたメンテナンス性を有する、特
に、化学工業、食品工業等の分野におけるプロセス機器
や家庭用の浄水器等に好適に用いられるフィルタカート
リッジに関する。
【0002】
【従来の技術】 近年、化学工業、食品工業等の分野に
おけるプロセス機器や水道水の家庭用の浄水器におい
て、原液をその内部に透過させて除菌、濾過等の浄化を
行うフィルタとして、セラミックス製や中空糸製のフィ
ルタエレメントをケースに収納したフィルタカートリッ
ジが用いられている。
【0003】 図10に示すように、このようなフィル
タカートリッジとしては、例えば、一方の端部から取り
入れた浄化すべき原液701を、その内部を透過させる
ことによって浄化して浄化液702として取り出す円筒
状のフィルタ本体703と、原液701を取り入れる原
液取入れ口704及び浄化液702を取り出す浄化液取
出し口705を備え、原液取入れ口704及び浄化液取
出し口705以外は密閉された状態でフィルタ本体70
3を収納するように配設されたフィルタケース706
と、フィルタ本体703がフィルタケース706中の所
定位置に位置決めされて収納されるように、また、フィ
ルタケース706の原液取入れ口704から取り入れら
れた原液701がフィルタ本体703の内部を透過した
浄化液702に混入することなくフィルタケース706
の浄化液取出し口705まで導かれるように、フィルタ
本体703の外縁部を含む領域及び対応するフィルタケ
ース706の内縁部を含む領域の間に介在させて配設し
た、フィルタ本体703の中心軸を含む面で切断した断
面形状が二つのL字状の少なくとも一つのシール部材7
07とを備えてなるフィルタカートリッジ700が用い
られている。
【0004】 このフィルタカートリッジ700は、フ
ィルタケース706が、原液取入れ口704を含むケー
ス本体部706aと浄化液取出し口705を含むケース
蓋体部706bとにそれぞれ別体に分割されてなるとと
もに、ケース蓋体部706bの内周壁とケース本体部7
06aの外周壁との間にはシールの確実性を高めるため
O−リング708が配設され、さらにケース蓋体部70
6bの内周壁とケース本体部706aの外周壁とが、そ
れぞれ対応する領域で螺合することによって取り外し可
能に固定、一体化されて構成されている。
【0005】 上述のフィルタカートリッジは、原液と
浄化液との間のシール性に一定の効果を発揮するととも
に、交換が簡易でメンテナンス性にも一定の効果を発揮
する点で優れたものである。
【0006】 このようなフィルタカートリッジを浄水
器に用いた例として、少なくとも活性炭を含む濾過層を
有するフィルタカートリッジとケースに内臓されたセラ
ミック膜フィルタとを備えたものが提案されている(特
許第3124627号公報)。
【0007】 この浄水器は、交換が簡易で、メンテナ
ンス性に一定の効果を発揮するとともに、セラミック膜
フィルタの目詰まりや圧力損失の上昇を抑えることがで
きる点で優れたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、前述
のフィルタカートリッジ700においては、浄化液70
2は、フィルタ本体703の浄化液取出し口705側の
端部からのみ取り出される構造であるため、浄化液70
2の浄化処理量が制限され、浄化液の生産性の面におい
て満足すべきものではなかった。また、フィルタ本体7
03の外周壁部分は、浄化液702の流れが滞り易いた
め、細菌や汚物によって汚染され易く、その清掃が困難
で、フィルタ本体703の外周壁部分の汚染によって、
フィルタカートリッジそのものを交換しなければならな
いという問題があった。また、使用者によって、ケース
蓋体部706b及びケース本体部706aの一体構造が
不用意に分解されて、本来の浄化機能が損なわれたまま
使用され続けてしまうという問題があった。
【0009】 本発明は、上述の問題に鑑みなされたも
ので、原液と浄化液との間及びカートリッジの内部と外
部との間のシール性、浄化液の生産性及び浄化機能の信
頼性に優れるとともに、交換が簡易かつ確実で優れたメ
ンテナンス性を有する、特に、化学工業、食品工業等の
分野におけるプロセス機器や家庭用の浄水器等に好適に
用いられるフィルタカートリッジを提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】 本発明者らは、上述の
課題を解決すべく鋭意研究した結果、シール部材及びフ
ィルタ本体の構造を、浄化液がフィルタ本体の外周壁を
も通過し得る構成とすることにより、上記目的を達成す
ることができることを知見し、本発明を完成させた。
【0011】 すなわち、本発明は、以下のフィルタカ
ートリッジを提供するものである。
【0012】[1] 一方の端部から取り入れた浄化す
べき原液を、その内部を透過させることによって浄化し
て浄化液として取り出す円筒状のフィルタ本体と、前記
原液を取り入れる原液取入れ口及び前記浄化液を取り出
す浄化液取出し口を有し、前記原液取入れ口及び前記浄
化液取出し口以外は密閉された状態で前記フィルタ本体
を収納するように配設されたフィルタケースと、前記フ
ィルタ本体が前記フィルタケース中の所定位置に位置決
めされて収納されるように配設されたシール部材とを備
えてなるフィルタカートリッジであって、前記フィルタ
本体が、他方の端部側及び外周壁側から前記浄化液を取
り出す構造を有してなり、前記フィルタケースが、前記
フィルタ本体の外周壁との間に前記浄化液を前記浄化液
取出し口まで導く流路を形成した状態で配設されてな
り、かつ、前記浄化液取出し口を有するケース蓋体部
と、前記原液取入れ口を有するケース本体部とにそれぞ
れ別体に分割されてなるとともに、前記ケース蓋体部の
内周壁と前記ケース本体部の外周壁とが、取り外し可能
に固定、一体化されてなり、前記シール部材が、前記フ
ィルタ本体の前記浄化液取出し口側の端縁部に配設さ
れ、環状の弾性体からなるとともに、前記浄化液を前記
フィルタ本体の外周壁から前記流路を経由して前記浄化
液取出し口まで導く連通用溝を有してなることを特徴と
するフィルタカートリッジ。
【0013】[2] 前記ケース蓋体部の内周壁と前記
ケース本体部の外周壁とが、それぞれ対応する領域で螺
合することによって取り外し可能に固定、一体化されて
なる前記[1]に記載のフィルタカートリッジ。
【0014】[3] 一方の端部から取り入れた浄化す
べき原液を、その内部を透過させることによって浄化し
て浄化液として取り出す円筒状のフィルタ本体と、前記
原液を取り入れる原液取入れ口及び前記浄化液を取り出
す浄化液取出し口を有し、前記原液取入れ口及び前記浄
化液取出し口以外は密閉された状態で前記フィルタ本体
を収納するように配設されたフィルタケースとを備えて
なるフィルタカートリッジであって、前記フィルタ本体
が、他方の端部側及び外周壁側から前記浄化液を取り出
す構造を有してなり、前記フィルタケースが、前記フィ
ルタ本体の外周壁との間に前記浄化液を前記浄化液取出
し口まで導く流路を形成した状態で配設されてなり、か
つ、前記浄化液取出し口を有するケース蓋体部と、前記
原液取入れ口を有するケース本体部とにそれぞれ別体に
分割されてなるとともに、前記ケース蓋体部の内周壁と
前記ケース本体部の外周壁とが、それぞれ対応する領域
で螺合することによって取り外し可能に固定、一体化さ
れてなり、さらに、前記ケース蓋体部が、その内面に、
前記フィルタ本体が前記フィルタケース中の所定位置に
位置決めされて収納されるように前記フィルタ本体の他
方の端部に当接するとともに、前記浄化液を前記フィル
タ本体の外周壁から前記流路を経由して前記浄化液取出
し口まで導く形状のリブ構造を有してなり、前記ケース
蓋体部の内周壁と前記ケース本体部の外周壁とが、それ
ぞれ対応する領域で螺合することによって取り外し可能
に固定、一体化する際に、前記フィルタ本体が回転する
のを防止する回転防止手段をさらに備えてなることを特
徴とするフィルタカートリッジ。
【0015】[4] 前記回転防止手段が、前記フィル
タ本体の他方の端部と前記ケース蓋体部の前記リブ構造
との間に介在させたフィルタ回転防止用リングである前
記[3]に記載のフィルタカートリッジ。
【0016】[5] 前記回転防止手段が、前記フィル
タ本体の他方の端部と小さい面積で接触するリブ突起を
有するように構成された前記ケース蓋体部のリブ構造で
ある前記[3]に記載のフィルタカートリッジ。
【0017】[6] 前記ケース蓋体部を、前記ケース
本体部との螺合時の回転方向とは反対方向(解除方向)
には回転させないラチェットロック手段をさらに備えて
なる前記[2]〜[5]のいずれかに記載のフィルタカ
ートリッジ。
【0018】[7] 前記ラチェットロック手段が、前
記ケース蓋体部に設けられた、先端に第1の係止部材を
有するリブ構造と、前記ケース本体部の上側端部に設け
られた、前記第1の係止部材の螺合する方向とは反対方
向(解除方向)の回転をその側壁で阻止する係止用穴と
から構成されてなるものである前記[6]に記載のフィ
ルタカートリッジ。
【0019】[8] 前記ラチェットロック手段が、前
記ケース蓋体部及び前記ケース本体部の互いに当接する
表面のそれぞれが、前記ケース蓋体部及び前記ケース本
体部が螺合する方向にのみ回転可能な形状に構成されて
なるものである前記[6]に記載のフィルタカートリッ
ジ。
【0020】[9] 前記ラチェットロック手段が、前
記ケース蓋体部に設けられた、先端に爪部を有する第2
の係止部材と、前記ケース本体部の内壁に設けられた、
前記第2の係止部材の爪部の螺合する方向とは反対方向
(解除方向)の回転を阻止する係止用溝とから構成され
てなるものである前記[6]に記載のフィルタカートリ
ッジ。
【0021】[10] 前記フィルタ本体が、セラミッ
クス多孔質膜と活性炭とから構成されてなる前記[1]
〜[9]のいずれかに記載のフィルタカートリッジ。
【0022】
【発明の実施の形態】 以下、本発明のフィルタカート
リッジの実施の形態を、図面を参照しつつ具体的に説明
する。
【0023】 図1は、本発明のフィルタカートリッジ
の第1の実施の形態を模式的に示す断面図である。
【0024】 図1に示すように、第1の実施の形態の
フィルタカートリッジは、一方の端部から取り入れた浄
化すべき原液101を、その内部を透過させることによ
って浄化して浄化液102として取り出す円筒状のフィ
ルタ本体103と、原液101を取り入れる原液取入れ
口104及び浄化液102を取り出す浄化液取出し口1
05を有し、原液取入れ口104及び浄化液取出し口1
05以外は密閉された状態でフィルタ本体103を収納
するように配設されたフィルタケース106と、フィル
タ本体103がフィルタケース106中の所定位置に位
置決めされて収納されるように配設されたシール部材1
07(第1のシール部材107a、第2のシール部材1
07b及び不織布107c)とを備えてなるフィルタカ
ートリッジ100であって、フィルタ本体103が、他
方の端部側及び外周壁側から浄化液102を取り出す構
造を有してなり、フィルタケース106が、フィルタ本
体103の外周壁との間に浄化液102を浄化液取出し
口105まで導く流路108を形成した状態で配設され
てなり、かつ、浄化液取出し口105を有するケース蓋
体部106bと、原液取入れ口104を有するケース本
体部106aとにそれぞれ別体に分割されてなるととも
に、ケース蓋体部106bの内周壁とケース本体部10
6aの外周壁とが、取り外し可能に固定、一体化されて
なり(図1は、ケース蓋体部106bの内周壁とケース
本体部106aの外周壁とがそれぞれ対応する領域で螺
合することによって固定された場合を示すが、ケース蓋
体部106bの外周壁とケース本体部106aの内周壁
とがそれぞれ対応する領域で螺合することによって固定
されたものであってもよい)、第1のシール部材107
aが、環状の弾性体からなるとともに、浄化液102を
フィルタ本体103の外周壁から流路108を経由して
浄化液取出し口105まで導く連通用溝109を有して
いる。なお、図1は、フィルタ本体103として、セラ
ミックス多孔質膜(セラミックスフィルタ)103aと
活性炭103bとから構成されてなる場合を示している
(以下、同様である)。
【0025】 この場合、ケース本体部106aの略中
間部内側に環状突起106cを突設してケース本体部1
06a内の空間を二つの部屋に区画し、この環状突起1
06cの上側の部屋に第2のシール部材107bを介し
て固定、位置決めしたセラミックス多孔質膜(セラミッ
クスフィルタ)103aを配設し、不織布107c等に
よって固定、位置決めした活性炭103bを環状突起1
06cの下側の部屋に配設して収納するように構成して
いる。なお、原液取入れ口104及び浄化液取出し口1
05には、O−リング115が取り付けられ、外部配管
等とのシール性を高めている。
【0026】 図2(a)は、本発明の第1の実施の形
態におけるケース蓋体部、フィルタ本体の端部、及び第
1のシール部材を拡大して示す分解斜視図であり、図2
(b)は、図2(a)における第1のシール部材の連通
用溝の部分(A部)を拡大して示す斜視図であり、図2
(c)は、図2(a)における第1のシール部材の結合
用溝の部分(B部)を拡大して示す斜視図であり、図2
(d)は、図2(a)に示す部分における浄化液の流れ
を示す断面図である。
【0027】 図2(a)に示すように、ケース蓋体部
106bの内周壁とケース本体部106aとは、シール
部材107a(シール部材107aは連通用溝109
と、ケース蓋体部106bに形成されたリブ構造120
の結合用凸部120aに結合される結合用溝110とを
備えている)を介在させ、かつフィルタ本体103を収
納した状態で、螺合することによって取り外し可能に固
定、一体化されている。
【0028】 図2(b)に示すように、シール部材1
07aの連通用溝109は、フィルタ本体103の外周
壁とフィルタケース106a、106b(図2(a)参
照)の間に形成された流路108を経由して浄化液10
2が浄化液取出し口105まで導かれる形状を有してい
る。なお、フィルタ本体103には、浄化液102の流
路となる複数のセル103cが形成されている。
【0029】 なお、複数のセル103cは、図3に示
すように、両端部は目封じ材103dによって互い違い
に目封じされ、フィルタ本体103を構成する多孔質の
隔壁103eを原液101が透過して効率よく浄化液1
02を製造することができるような構成になっている。
【0030】 図2(c)に示すように、シール部材1
07aの結合用溝110は、ケース蓋体部106b(図
2(a)参照)に形成されたリブ構造120(図2
(a)参照)の結合用凸部120aに結合される形状を
有している。このため、シール部材107aは、ケース
蓋体部106bとケース本体部106a(図2(a)参
照)との螺合時に、ケース蓋体部106bとともに回転
してフィルタ本体103(図2(a)参照)の端面を滑
動しながら、円滑な螺合を実現することができる。
【0031】 シール部材107aの材質としては、上
述のことから、耐水性、滑り性、機械的強度、適度な弾
力性等の面で、四フッ化エチレン等のフッ素系樹脂、ポ
リエステルエラストマー、ポリオキシメチレン(PO
M)を好適例として挙げることができる。また、フィル
タケース(ケース蓋体部106b及びケース本体部10
6a)の材質については、後述する。
【0032】 図2(d)において矢印で示すように、
フィルタ本体103の外周壁を透過して浄化された浄化
液102は、流路108及びシール部材107aの連通
用溝109を経由して、浄化液取出し口105に向かっ
て流れることになる。なお、フィルタ本体103の中央
部分を透過して浄化された浄化液102は、流路108
及びシール部材107aの連通用溝109を経由せず
に、直接、浄化液取出し口105に向かって流れること
になる。
【0033】 このように、浄化液102がフィルタ本
体103の中央部分だけでなく外周壁をも透過して流れ
ることによって、浄化液の浄化処理量を増大させること
ができるとともに、細菌の発生等によって汚染された外
周壁を自動的に清掃することが可能となり、シール性を
確保しつつ、浄化液の生産性及びメンテナンス性を高め
ることができる。
【0034】 図4は、本発明のフィルタカートリッジ
の第2の実施の形態を模式的に示す断面図である。
【0035】 図4に示すように、第2の実施の形態の
フィルタカートリッジは、一方の端部から取り入れた浄
化すべき原液201を、その内部を透過させることによ
って浄化して浄化液202として取り出す円筒状のフィ
ルタ本体203と、原液201を取り入れる原液取入れ
口204及び浄化液202を取り出す浄化液取出し口2
05を有し、原液取入れ口204及び浄化液取出し口2
05以外は密閉された状態でフィルタ本体203を収納
するように配設されたフィルタケース206と、フィル
タ本体203(セラミックス多孔質膜203a及び活性
炭203b)がフィルタケース206中の所定位置に位
置決めされて収納されるように、第3のシール部材21
0a及び不織布210bとを備えてなるフィルタカート
リッジ200であって、フィルタ本体203が、他方の
端部側及び外周壁側から浄化液202を取り出す構造を
有してなり、フィルタケース206が、フィルタ本体2
03の外周壁との間に浄化液202を浄化液取出し口2
05まで導く流路208を形成した状態で配設されてな
り、かつ、浄化液取出し口205を有するケース蓋体部
206bと、原液取入れ口204を有するケース本体部
206aとにそれぞれ別体に分割されてなるとともに、
ケース蓋体部206bの内周壁とケース本体部206a
の外周壁とが、それぞれ対応する領域で螺合することに
よって取り外し可能に固定、一体化されてなり、さら
に、ケース蓋体部206bが、その内面に、フィルタ本
体203がフィルタケース206中の所定位置に位置決
めされて収納されるようにフィルタ本体203の他方の
端部に当接するとともに、浄化液202をフィルタ本体
203の外周壁から流路208を経由して浄化液取出し
口205まで導く形状のリブ構造220を有してなり、
ケース蓋体部206bの内周壁とケース本体部206a
の外周壁とが、それぞれ対応する領域で螺合することに
よって取り外し可能に固定、一体化する際に、フィルタ
本体203が回転するのを防止する回転防止手段とし
て、フィルタ本体203の他方の端部とケース蓋体部2
06bのリブ構造220との間に介在させたフィルタ回
転防止用リング207をさらに備えている。
【0036】 この場合、ケース本体部206aの略中
間部内側に環状突起206cを突設してケース本体部2
06a内の空間を二つの部屋に区画し、この環状突起2
06cの上側の部屋に第3のシール部材210aを介し
て固定、位置決めしたセラミックス多孔質膜(セラミッ
クスフィルタ)203aを配設し、不織布210b等に
よって固定、位置決めした活性炭203bを環状突起2
06cの下側の部屋に配設して収納するように構成して
いる。なお、原液取入れ口204及び浄化液取出し口2
05には、O−リング215が取り付けられ、外部配管
等とのシール性を高めている。
【0037】 図5(a)は、第2の実施の形態におけ
るケース蓋体部及びフィルタ本体の端部の部分を拡大し
て示す分解斜視図であり、図5(b)は、図5(a)に
示す部分における浄化液の流れを示す断面図及び一部拡
大図である。
【0038】 図5(a)に示すように、ケース蓋体部
206bの内周壁とケース本体部206aとは、フィル
タ回転防止用リング207を介在させ、かつフィルタ本
体203を収納した状態で、螺合することによって取り
外し可能に固定、一体化されている。なお、ケース蓋体
部206bは、連通用溝220a並びにフィルタ回転防
止用リング207及びフィルタ本体203を把持する把
持用凸部220bを有するリブ構造220を備えてい
る。
【0039】 フィルタ回転防止用リング207は、ケ
ース蓋体部206bとケース本体部206aとの螺合に
よる固定時に、ケース蓋体部206bの回転がケース蓋
体部206bにおけるリブ構造220の先端面を経由し
てフィルタ本体203の端面に伝達され、フィルタ本体
203を回転させることによって、第3のシール部材2
10(図4参照)を破損することがあるのを有効に防止
することができる。すなわち、滑り性の高い材料からな
るフィルタ回転防止用リング207を介在させることに
よって、フィルタ本体203への回転の伝達を防止し、
シール部材210(図示せず)の破損を有効に防止する
ことができる。
【0040】 フィルタ回転防止用リング207の材質
としては、上述のことから、耐水性、滑り性、機械的強
度、適度な弾力性等の面で、四フッ化エチレン等のフッ
素系樹脂、ポリエステルエラストマー、ポリアセタール
(商品名:「ジュラコン」等)を好適例として挙げるこ
とができる。
【0041】 図5(b)において矢印で示すように、
フィルタ本体203の外周壁を透過して浄化された浄化
液202は、流路208及びケース蓋体部206bにお
けるリブ構造220の連通用溝220aを経由して、浄
化液取出し口205に向かって流れることになる。な
お、フィルタ本体203の中央部分を透過して浄化され
た浄化液202は、直接、浄化液取出し口205に向か
って流れることになる。
【0042】 このように、浄化液202がフィルタ本
体203の中央部分だけでなく外周壁をも透過して流れ
ることによって、浄化液量を増大させることができると
ともに、細菌の発生等によって汚染された外周壁を自動
的に清掃することが可能となり、シール性を確保しつ
つ、浄化液の生産性及びメンテナンス性を高めることが
できる。
【0043】 図6(a)は、第2の実施の形態の変形
例におけるケース蓋体部及びフィルタ本体の端部を拡大
して示す分解斜視図であり、図6(b)は、図6(a)
に示す部分における浄化液の流れを示す断面図である。
【0044】 図6(a)に示すように、この変形例
は、回転防止手段として、ケース蓋体部306bが、フ
ィルタ本体303の端部と小さい面積で接触するリブ突
起320aを有するリブ構造を備えた構成としている。
すなわち、ケース蓋体部306bの内周壁とケース本体
部306aとは、フィルタ本体303を収納した状態
で、螺合することによって取り外し可能に固定、一体化
され、ケース蓋体部306bは、リブ突起320a及び
フィルタ本体303を把持する把持用凸部320bを有
するリブ構造320を備えている。
【0045】 リブ突起320aは、ケース蓋体部30
6bとケース本体部306aとの螺合による固定時に、
ケース蓋体部306bの回転がケース蓋体部306bに
おけるリブ構造320の先端面を経由してフィルタ本体
303の端面に伝達され、フィルタ本体303を回転さ
せることによって、第3のシール部材210(図4参
照)を破損することがあるのを有効に防止することがで
きる。すなわち、フィルタ本体303の端部と小さい面
積で接触するリブ突起320aを介在させることによっ
て面抵抗を低減し、フィルタ本体303への回転の伝達
を防止し、シール部材210(図4参照)の破損を有効
に防止することができる。
【0046】 リブ突起320a(リブ構造320)の
材質としては、上述のことから、耐水性、滑り性、機械
的強度、適度な弾力性等の面で、四フッ化エチレン等の
フッ素系樹脂、ポリエステルエラストマー、ポリオキシ
メチレン(POM)を好適例として挙げることができ
る。
【0047】 図6(b)において矢印で示すように、
フィルタ本体303の外周壁を透過して浄化された浄化
液302は、流路308及びケース蓋体部306bにお
けるリブ構造320の、リブ突起320a及び把持用凸
部320bとの合いだの間隙320cを経由して、浄化
液取出し口305に向かって流れることになる。なお、
フィルタ本体303の中央部分を透過して浄化された浄
化液302は、直接、浄化液取出し口305に向かって
流れることになる。
【0048】 このように、浄化液302がフィルタ本
体303の中央部分だけでなく外周壁をも透過して流れ
ることによって、上述の効果を発揮することができる。
【0049】 図7(a)は、本発明のフィルタカート
リッジの第3の実施の形態を模式的に示す分解斜視図で
あり、図7(b)は、ラチェットロック手段を拡大して
示す説明図であり、図7(c)は、ラチェットロック手
段の係止の状態を示す断面図である。
【0050】 図7(a)に示すように、第3の実施の
形態のフィルタカートリッジは、ケース蓋体部406b
を、ケース本体部406aとの螺合時の回転方向とは反
対方向(解除方向)には回転させないラチェットロック
手段として、ケース蓋体部406bに設けられた、先端
に第1の係止部材420aを有するリブ構造420と、
ケース本体部406aの上側端部に設けられた、第1の
係止部材420aの螺合する方向とは反対方向(解除方
向)の回転をその側壁で阻止する係止用穴430とから
構成されてなるものをさらに備えている。
【0051】 図7(b)に示すように、ケース蓋体部
406bとケース本体部406aとの螺合又は解除時、
リブ構造420の第1の係止部材420aは、ケース本
体部406aの係止用穴430に入り込むが、図7
(c)に示すように、第1の係止部材420aの先端面
は、螺合する方向とは反対方向(解除方向)の回転の場
合、その回転を係止用穴430の側壁によって阻止され
る(螺合する方向と同一方向の回転の場合は側壁を乗り
越えて回転することができる)ような形状に形成されて
いる。この場合、第1の係止部材420aの先端面に
は、所定の傾斜角度θが形成されていることが好まし
い。この傾斜角度θは、20〜80度が好ましく、さら
に好ましくは30〜70度、特に好ましくは45〜60
度である。
【0052】 図8(a)は、ラチェットロック手段の
変形例を示す説明図で、図8(b)は、その断面図であ
る。
【0053】 図8(a)、(b)に示すように、この
変形例は、ラチェットロック手段が、ケース蓋体部50
6b及びケース本体部506aの互いに当接する表面の
それぞれが、ケース蓋体部506b及びケース本体部5
06aが螺合する方向にのみ回転可能な形状(ギザギザ
形状530a、530b)に構成されてなるものであ
る。なお、図8(a)においては、ケース蓋体部506
bのみを示している。
【0054】 図9は、ラチェットロック手段の他の変
形例を示す説明図である。
【0055】 図9に示すように、この変形例は、ラチ
ェットロック手段が、ケース蓋体部606bに設けられ
た、先端に爪部620aを有する第2の係止部材620
と、ケース本体部606aの内壁に設けられた、第2の
係止部材620の爪部620aの螺合する方向とは反対
方向の回転を阻止する係止用溝630とから構成されて
いる。
【0056】 上述のように、ラチェットロック手段を
備えたものとすることによって、使用者による不用意な
分解等による浄化機能の低下を防止することができ、浄
化機能の信頼性を高めることができる。
【0057】 ここで、本発明のフィルタカートリッジ
で用いられるフィルタ本体としては、例えば、中空糸
製、セラミックス製(その形状としては流路としての複
数のセルを交互に目封じしたハニカム形状のものやモノ
リス型形状のもの等がある)、繊維状や粒状の活性炭製
等を挙げることができる。中でも、耐熱性や耐食性に優
れるセラミックスフィルタ(セラミックス多孔質膜)を
好適に用いることができる。活性炭と組み合わせたもの
であってもよい。
【0058】 また、本発明のフィルタカートリッジで
用いられるフィルタケース(材質)としては、例えば、
成形性が容易で、かつ、使用後の回収リサイクルが容易
な、PP、ABS、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)
等の合成樹脂を挙げることができる。ケース蓋体部とケ
ース本体部との材質は同材質であることが好ましいが、
異なったものであってもよい。また、ケース蓋体部とリ
ブ構造とは、一体的な構造で、同材質とすることが好ま
しいが、異なる材質で別体に構成して、それぞれを機械
的に結合させたり、接着剤により又は熱融着により結合
させてもよい。
【0059】 また、本発明のフィルタカートリッジで
用いられる第2〜第3のシール部材としては、例えば、
食品用のシリコーンゴム、天然ゴム、EPゴム等を挙げ
ることができる。
【0060】 なお、本発明に用いられる原液としては
特に制限はなく、例えば、水道水、化学工業、食品工業
等で用いられる各種液体等を挙げることができる。
【0061】 また、本発明のフィルタカートリッジに
おいては、ケース蓋体部の外周壁とケース本体部の内周
壁との間にはシールの確実性を高めるためO−リングが
配設されてなることが好ましい。
【0062】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によっ
て、原液と浄化液との間及びカートリッジの内部と外部
との間のシール性、浄化液の生産性及び浄化機能の信頼
性に優れるとともに、交換が簡易かつ確実で優れたメン
テナンス性を有する、特に、化学工業、食品工業等の分
野におけるプロセス機器や家庭用の浄水器等に好適に用
いられるフィルタカートリッジが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のフィルタカートリッジの第1の実施
の形態を模式的に示す断面図である。
【図2】 図2(a)は、本発明の第1の実施の形態に
おけるケース蓋体部、フィルタ本体の端部、及び第1の
シール部材を拡大して示す分解斜視図であり、図2
(b)は、図2(a)における第1のシール部材の連通
用溝の部分(A部)を拡大して示す斜視図であり、図2
(c)は、図2(a)における第1のシール部材の結合
用溝の部分(B部)を拡大して示す斜視図であり、図2
(d)は、図2(a)に示す部分における浄化液の流れ
を示す断面図である。。
【図3】 本発明の第1の実施の形態におけるフィルタ
本体の一部の構成を模式的に示す断面図である。
【図4】 本発明のフィルタカートリッジの第2の実施
の形態を模式的に示す断面図である。
【図5】 図5(a)は、第2の実施の形態におけるケ
ース蓋体部及びフィルタ本体の端部の部分を拡大して示
す分解斜視図であり、図5(b)は、図5(a)に示す
部分における浄化液の流れを示す断面図及び一部拡大図
である。
【図6】 図6(a)は、第2の実施の形態の変形例に
おけるケース蓋体部及びフィルタ本体の端部を拡大して
示す分解斜視図であり、図6(b)は、図6(a)に示
す部分における浄化液の流れを示す断面図である。
【図7】 図7(a)は、本発明のフィルタカートリッ
ジの第3の実施の形態を模式的に示す分解斜視図であ
り、図7(b)は、ラチェットロック手段を拡大して示
す説明図であり、図7(c)は、ラチェットロック手段
の係止の状態を示す断面図である。
【図8】 図8(a)は、ラチェットロック手段の変形
例を示す説明図で、図8(b)は、その断面図である。
【図9】 ラチェットロック手段の他の変形例を示す説
明図である。
【図10】 従来のフィルタカートリッジの一例を模式
的に示す断面図である。
【符号の説明】
100…フィルタカートリッジ、101…原液、102
…浄化液、103…フィルタ本体、103a…セラミッ
クス多孔質膜、103b…活性炭、103c…セル、1
03d…目封じ材、103e…隔壁、104…原液取入
れ口、105…浄化液取出し口、106…フィルタケー
ス、106a…ケース本体部、106b…ケース蓋体
部、106c…環状突起、107…シール部材、107
a…第1のシール部材、107b…第2のシール部材、
107c…不織布、108…流路、109…連通用溝、
110…結合用溝、120…リブ構造、120a…結合
用凸部、113…溝、114…円筒状部、115…O−
リング、200…フィルタカートリッジ、201…原
液、202…浄化液、203…フィルタ本体、203a
…セラミックス多孔質膜、203b…活性炭、204…
原液取入れ口、205…浄化液取出し口、206…フィ
ルタケース、206a…ケース本体部、206b…ケー
ス蓋体部、206c…環状突起、207…フィルタ回転
防止用リング、208…流路、210a…第3のシール
部材、210b…不織布、215…O−リング、220
…リブ構造、220a…連通用溝、220b…把持用凸
部、302…浄化液、303…フィルタ本体、305…
浄化液取出し口、306…フィルタケース、306a…
ケース本体部、306b…ケース蓋体部、308…流
路、320…リブ構造、320a…リブ突起、320b
…把持用凸部、320c…間隙、406…フィルタケー
ス、406a…ケース本体部、406b…ケース蓋体
部、420…リブ構造、420a…第1の係止部材、4
30…係止用穴、506…フィルタケース、506a…
ケース本体部、506b…ケース蓋体部、530a…ギ
ザギザ形状、530b…ギザギザ形状、606…フィル
タケース、606a…ケース本体部、606b…ケース
蓋体部、620…第2の係止部材、620a…爪部、6
30…係止用溝、700…フィルタカートリッジ、70
1…原液、702…浄化液、703…フィルタ本体、7
04…原液取入れ口、705…浄化液取出し口、706
…フィルタケース、706a…ケース本体部、706b
…ケース蓋体部、707…シール部材、708…O−リ
ング、θ…傾斜角度。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 29/10 530A Fターム(参考) 4D006 GA02 HA01 HA21 JA71 KA01 KB12 KB14 MA01 MA02 MC03 PB06 PC11 PC52 PC80 4D024 AA02 BA02 BB01 BC01 CA04 CA11 DB05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の端部から取り入れた浄化すべき原
    液を、その内部を透過させることによって浄化して浄化
    液として取り出す円筒状のフィルタ本体と、前記原液を
    取り入れる原液取入れ口及び前記浄化液を取り出す浄化
    液取出し口を有し、前記原液取入れ口及び前記浄化液取
    出し口以外は密閉された状態で前記フィルタ本体を収納
    するように配設されたフィルタケースと、前記フィルタ
    本体が前記フィルタケース中の所定位置に位置決めされ
    て収納されるように配設されたシール部材とを備えてな
    るフィルタカートリッジであって、 前記フィルタ本体が、他方の端部側及び外周壁側から前
    記浄化液を取り出す構造を有してなり、 前記フィルタケースが、前記フィルタ本体の外周壁との
    間に前記浄化液を前記浄化液取出し口まで導く流路を形
    成した状態で配設されてなり、かつ、前記浄化液取出し
    口を有するケース蓋体部と、前記原液取入れ口を有する
    ケース本体部とにそれぞれ別体に分割されてなるととも
    に、前記ケース蓋体部の内周壁と前記ケース本体部の外
    周壁とが、取り外し可能に固定、一体化されてなり、 前記シール部材が、前記フィルタ本体の前記浄化液取出
    し口側の端縁部に配設され、環状の弾性体からなるとと
    もに、前記浄化液を前記フィルタ本体の外周壁から前記
    流路を経由して前記浄化液取出し口まで導く連通用溝を
    有してなることを特徴とするフィルタカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記ケース蓋体部の内周壁と前記ケース
    本体部の外周壁とが、それぞれ対応する領域で螺合する
    ことによって取り外し可能に固定、一体化されてなる請
    求項1に記載のフィルタカートリッジ。
  3. 【請求項3】 一方の端部から取り入れた浄化すべき原
    液を、その内部を透過させることによって浄化して浄化
    液として取り出す円筒状のフィルタ本体と、前記原液を
    取り入れる原液取入れ口及び前記浄化液を取り出す浄化
    液取出し口を有し、前記原液取入れ口及び前記浄化液取
    出し口以外は密閉された状態で前記フィルタ本体を収納
    するように配設されたフィルタケースとを備えてなるフ
    ィルタカートリッジであって、 前記フィルタ本体が、他方の端部側及び外周壁側から前
    記浄化液を取り出す構造を有してなり、 前記フィルタケースが、前記フィルタ本体の外周壁との
    間に前記浄化液を前記浄化液取出し口まで導く流路を形
    成した状態で配設されてなり、かつ、前記浄化液取出し
    口を有するケース蓋体部と、前記原液取入れ口を有する
    ケース本体部とにそれぞれ別体に分割されてなるととも
    に、前記ケース蓋体部の内周壁と前記ケース本体部の外
    周壁とが、それぞれ対応する領域で螺合することによっ
    て取り外し可能に固定、一体化されてなり、さらに、前
    記ケース蓋体部が、その内面に、前記フィルタ本体が前
    記フィルタケース中の所定位置に位置決めされて収納さ
    れるように前記フィルタ本体の他方の端部に当接すると
    ともに、前記浄化液を前記フィルタ本体の外周壁から前
    記流路を経由して前記浄化液取出し口まで導く形状のリ
    ブ構造を有してなり、 前記ケース蓋体部の内周壁と前記ケース本体部の外周壁
    とが、それぞれ対応する領域で螺合することによって取
    り外し可能に固定、一体化する際に、前記フィルタ本体
    が回転するのを防止する回転防止手段をさらに備えてな
    ることを特徴とするフィルタカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記回転防止手段が、前記フィルタ本体
    の他方の端部と前記ケース蓋体部の前記リブ構造との間
    に介在させたフィルタ回転防止用リングである請求項3
    に記載のフィルタカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記回転防止手段が、前記フィルタ本体
    の他方の端部と小さい面積で接触するリブ突起を有する
    ように構成された前記ケース蓋体部のリブ構造である請
    求項3に記載のフィルタカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記ケース蓋体部を、前記ケース本体部
    との螺合時の回転方向とは反対方向(解除方向)には回
    転させないラチェットロック手段をさらに備えてなる請
    求項2〜5のいずれかに記載のフィルタカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記ラチェットロック手段が、前記ケー
    ス蓋体部に設けられた、先端に第1の係止部材を有する
    リブ構造と、前記ケース本体部の上側端部に設けられ
    た、前記第1の係止部材の螺合する方向とは反対方向
    (解除方向)の回転をその側壁で阻止する係止用穴とか
    ら構成されてなるものである請求項6に記載のフィルタ
    カートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記ラチェットロック手段が、前記ケー
    ス蓋体部及び前記ケース本体部の互いに当接する表面の
    それぞれが、前記ケース蓋体部及び前記ケース本体部が
    螺合する方向にのみ回転可能な形状に構成されてなるも
    のである請求項6に記載のフィルタカートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記ラチェットロック手段が、前記ケー
    ス蓋体部に設けられた、先端に爪部を有する第2の係止
    部材と、前記ケース本体部の内壁に設けられた、前記第
    2の係止部材の爪部の螺合する方向とは反対方向(解除
    方向)の回転を阻止する係止用溝とから構成されてなる
    ものである請求項6に記載のフィルタカートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記フィルタ本体が、セラミックス多
    孔質膜と活性炭とから構成されてなる請求項1〜9のい
    ずれかに記載のフィルタカートリッジ。
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