JP2003320129A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003320129A
JP2003320129A JP2002129052A JP2002129052A JP2003320129A JP 2003320129 A JP2003320129 A JP 2003320129A JP 2002129052 A JP2002129052 A JP 2002129052A JP 2002129052 A JP2002129052 A JP 2002129052A JP 2003320129 A JP2003320129 A JP 2003320129A
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慎也 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 払い出し機構の正常な動作を迅速にチェック
する。 【解決手段】 S3の判別で、左右の払い出し機構の検
出器CSW1及びCSW2からの確認信号を検出しなか
った場合、S6で一定時間の経過後、S7で、CSW1
の確認信号が検出されたか否かを判別し、左側で検出さ
れていれば、S8で左連続未検出数をクリアし、左側で
未検出であれば、S9で左連続未検出数を1加算する。
続いてCSW2においても同様に確認信号の有無を判別
し、右側で検出されていれば右連続未検出数をクリア
し、未検出であれば右連続未検出数を1加算する(S1
0〜S12)。未検出数が一定回数に達すると(S
5)、S13でエラー発生として当該払い出し機構の動
作を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機等の遊
技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機の一例であるパチンコ機に
は、上部の遊技球タンクから上皿までに至る一対の遊技
球通路が設けられており、その遊技球通路の途中に、払
い出し装置が設けられている。この払い出し装置は、各
遊技球通路ごとに連続し、遊技球を1個または複数個ず
つ送り出し可能な払い出し機構を夫々備え、各払い出し
機構には、送り出される遊技球の検出ごとに確認信号を
発信する検出器が設けられている。
【0003】払い出し装置への払い出しの要請球数は、
入賞球の検出信号(入賞信号)に基づいて加算され、検
出器からの確認信号に基づいて減算される。入賞信号
は、当たり判定処理を含むメインプログラムを実行する
主基板のみに流入し、払い出しは、主基板の負担を軽減
するため、払い出し基板を介して払い出し装置へ指令さ
れる、よって、主基板は、払い出し基板に対して、要請
球数への加算数を通知することになる。一方、払い出し
基板は、貸し出しボタンの押し操作による貸し出し信号
の受信により、貸し出し単位数(例えば25個)を加え
て、球貸しのための払い出しについて同様に要請球数を
算出し、払い出し装置へ指令する。よって、払い出し装
置の払い出し機構は、一方が賞品球の払い出し用とし
て、他方が球貸し用として夫々別個に動作制御されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記払い出し基板は、
各払い出し機構において球詰まり等により払い出し動作
が正常に行われなかった場合、すなわち検出器からの確
認信号が得られなかった場合には、数十回〜百数十回の
払い出し動作を繰り返し行わせ(リトライ)、このリト
ライの間に確認信号が得られないとエラー発生としてい
るため、エラー発生の確認に時間がかかっていた。一
方、払い出し機構が夫々賞品球の払い出し用と球貸し用
とに区別して使用されていたため、大当たり状態等払い
出しの総数が多い場合に払い出すのにも時間がかかって
しまう。また、払い出し機構ごとの稼働時間が不均等に
なりやすいため、一方の払い出し機構で構成部品の劣化
を早め、ひいては払い出し装置全体の寿命を短縮化させ
ることにもなる。
【0005】そこで、請求項1に記載の発明は、払い出
し機構の正常な動作を迅速にチェックできる遊技機を提
供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、入賞球を誘導する入賞球
通路において少なくとも払い出し単位ごとに設けられ、
夫々入賞球の検出に応じて入賞信号を発する入賞球検出
器と、その入賞球検出器と接続され、入賞信号の受信及
び払い出し単位に基づいて賞品球の払い出し加算数を算
出する主制御手段と、複数の遊技球通路上に夫々設けら
れ、遊技球通路を通る遊技球を1または複数個ずつ下流
側へ払い出し可能な払い出し機構と、その各払い出し機
構に設けられ、払い出される遊技球の検出に応じて確認
信号を発信する検出器と、主制御手段及び払い出し機構
及び検出器と夫々接続され、主制御手段から受けた払い
出し加算数を加算すると共に、検出器から受けた確認信
号に基づいて減算することで、払い出しの要請球数を算
出し、その要請球数に応じて払い出し機構を動作させる
払い出し制御手段とを備え、払い出し制御手段は、検出
器からの確認信号が得られない場合でも、当該未検出側
の払い出し機構を動作させると共に、その動作に応じた
確認信号の未検出数を各払い出し機構ごとに記憶して、
未検出数が所定回数連続した場合には、当該未検出側の
払い出し機構の動作を停止させる一方、未検出側の払い
出し機構において確認信号が得られた場合には、前記未
検出数の記憶をクリアすることを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1の目的
に加えて、賞品球の払い出しと遊技球の貸し出しとにか
かわらず、払い出しを短時間で可能とするために、予め
設定された貸し出し単位数で遊技球の貸し出し信号を発
する貸し出し要請手段を備えるものにあっては、払い出
し制御手段は、主制御手段から受けた払い出し加算数
と、貸し出し要請手段から受けた貸し出し信号に基づく
貸し出し単位数とを加えた要請球数を算出し、その要請
球数に応じた払い出しを、各払い出し機構を同時に動作
させて行う構成としたものである。請求項3に記載の発
明は、請求項1または2の目的に加えて、払い出し動作
をより確実に行わせるために、払い出し制御手段は、要
請球数が1個になると、前回の払い出しにおいて確認信
号の未検出がなかった払い出し機構を選択して払い出さ
せる構成としたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は遊技機の一例であるパチン
コ機の正面説明図で、パチンコ機1は、上半部手前にガ
ラス枠2を有していると共に、その背面側に遊技盤3を
保持している。遊技盤3の前面には、円形の遊技領域4
が形成されており、遊技領域4内には、障害釘5,5・
・及び図柄表示装置6、並びに普通入賞口7,7・・、
図柄始動口8、大入賞口9等の各種入賞口が配設されて
いる。図柄始動口8及び大入賞口9は、1入賞あたり1
5個の賞品球を提供すること、即ち払い出し単位として
15が予め定められており、普通入賞口7,7・・は、
1入賞あたりの払い出し単位が5とされている。また、
ガラス枠2の下方には、上皿10及び下皿11が突設さ
れており、下皿11の右側には、上皿10からの遊技球
を遊技領域4へ打ち込む操作に使用するハンドル12が
突設されている。
【0009】さらに、図2は、遊技盤3に固定された表
示用ユニットを省略して示すパチンコ機1の背面説明図
で、上部には遊技島の遊技球循環装置からの遊技球を蓄
えるタンク13が設けられ、タンク13には、球詰まり
を防止して遊技球の流れを円滑にするために振動を発生
させるモータ14が備えられている。また、タンク13
の下部には、遊技球直径強の幅を有する2つの遊技球通
路15,15が並設されて、上皿10の裏側へ連結され
ている。なお、パチンコ機1は、遊技球通路15,15
の下端縁の下方を起点とする溢れ球通路(図示せず)を
内包しており、上皿10から逆行してきた遊技球を下皿
11へ導くようになっている。16は、パチンコ機1の
背面中央付近に設けられてパチンコ機1を制御し、本発
明の主制御手段となる主基板、17は、サブ基板の一つ
で本発明の払い出し制御手段となる払い出し基板であ
る。
【0010】そして、遊技球通路15,15の途中に
は、払い出し装置18が設置されている。払い出し装置
18は、図3,4に示す如く、ハウジング19の左右両
側へ、各遊技球通路15に対応する払い出し機構20,
20を対称に備えている。この払い出し機構20は、遊
技球通路15と連続する払い出し球通路21内にあっ
て、夫々6個の球切り爪23,23・・及び停止爪2
4,24・・が周設され、回動可能に軸支された回転体
22と、その回転体22の上方で、払い出し指令として
の電圧が印加(通電)されている時間のみ磁場変化を生
じてプランジャ26を上昇させるソレノイド25と、プ
ランジャ26と回転体22との間で揺動可能に軸支さ
れ、プランジャ26の下端に連結される停止部材27と
を有している。
【0011】プランジャ26は、ソレノイド25が非通
電状態であると、自重により下降し、停止部材27の先
端を下げる。下降した停止部材27の先端は、回転体2
2の停止爪24に係止することにより、図5(a)に示
すように、回転体22及び球切り爪23が支持する払い
出し球通路21内の遊技球列を固定する。一方、ソレノ
イド25が通電されていると、同図(b)のようにプラ
ンジャ26が上昇し、停止部材27が上方に揺動されて
停止爪24から離脱する。この離脱により、回転体22
は固定状態を解かれ、支えていた遊技球列の重力により
回転し、遊技球Sを球切り爪23,23・・で1個ずつ
区切りながら下方へ送ることができる(同図(c))。
ここで、球切り爪23,23・・と停止爪24,24・
・とは、対応するよう同数設けられているので、ソレノ
イド25へ瞬間的に通電してプランジャ26を上下動さ
せ、離脱箇所に隣接する停止爪24に係止するようにし
て、1個の遊技球を送り出すことができるし(同図
(d))、比較的長時間通電して、まとめて送り出すよ
うにすることもできる。
【0012】さらに、各払い出し球通路21における回
転体22の下方部分には、孔28に遊技球が通過すると
誘導電圧である確認信号を発生する払い出し球検出器
(以下単に「検出器」という)CSW1(左側)及びC
SW2(右側)が設置されている。また、各回転体22
には、遊技球1個強の重さを持ち、外方へ揺動可能なハ
ンマー状の回転規制部材29が接触して、係止解除時の
回転体22の廻り過ぎを規制している。そして、ハウジ
ング19の左右にネジ止めされて払い出し機構20を閉
塞するカバー30,30の表面上で、回転体22のすぐ
外側には、内側の電場変化により回転体22が区切って
いる遊技球をカバー30越しに検出する球切れセンサ3
1が取り付けられている。
【0013】一方、図6はパチンコ機の一部内部構成図
で、主基板16、払い出し基板17は、書き換え可能な
不揮発性の記憶手段であるEEPROM32,33を夫
々備えると共に、主CPU34、払い出しCPU35を
有しており、それぞれ図示しないインターフェイスを介
して、主基板16から払い出し基板17へコマンド送信
可能に接続されている。36は、他のサブ基板として主
基板16に電気的接続される中継基板で、その下流側に
は、モータ14、払い出し停止ランプ37、球切れラン
プ38が夫々接続されている。さらに、各種入賞口7〜
9から、図示しない入賞球通路がそれぞれ延設され、大
入賞口9に係る入賞球通路には、入賞球検出器SW1
が、同様に図柄始動口8に係る入賞球通路には、入賞球
検出器SW2が、各普通入賞口7,・・,7に係る入賞
球通路には、入賞球検出器SW3,SW4・・,SW7
が夫々設けられている。各入賞球検出器SW1〜SW7
は、図示しない孔の周囲にコイルを巻回していて、遊技
球の孔通過により、入賞信号としての誘導電圧を発生す
るようになっている。
【0014】また、主基板16は、入賞信号や球切れの
ための検出信号を受けるべく、各入賞球検出器SW1,
SW2・・及び球切れセンサ31と接続されており、払
い出し基板17は、払い出し装置18のソレノイド2
5,25及び検出器CSW1及びCSW2と接続されて
いる。さらに、主基板16のEEPROM32には、パ
チンコ機1を制御するための主プログラムが格納されて
いる他、賞品球に関する払い出し加算数(初期値0)の
ための記憶領域が確保されている。払い出し加算数は、
主プログラムにより払い出し基板17へ払い出し数の増
加分を通知するために記憶される。
【0015】一方、払い出し基板17には、上皿10へ
設けられた貸し出し要請手段としての貸し出しボタン3
9が接続され、この貸し出しボタン39の押し下げによ
り、払い出し基板17に予め設定された貸し出し単位数
(例えば25個)で遊技球の貸し出し信号が発せられ
る。払い出し基板17のEEPROM33には、払い出
し装置18を制御するための払い出しプログラムが格納
されている他、主基板16から受信した払い出し加算数
の領域と、遊技球に関する払い出しの要請球数P(初期
値0)のための記憶領域と、後述する払い出しプログラ
ムにおいて用いられる、検出器CSW1,CSW2ごと
の連続未検出数の記憶領域も確保されている。要請球数
Pは、主基板16から受けた払い出し加算数と、貸し出
し信号の受信による貸し出し単位数とを加えると共に、
検出器CSW1及びCSW2からの確認信号分だけ減ら
すことにより算出される。払い出しCPU35は、要請
球数Pの分の払い出しの指令を、払い出し装置18に指
令する。なお、主基板16と各種部材とは、不正防止の
ため、ワンウェイの通信のみ行うようになっている。
【0016】以上の如く構成されたパチンコ機1におい
ては、遊技者がハンドル12を捻って遊技領域4に打ち
込んだ遊技球が、例えば普通入賞口7,7・・に入賞す
ると、入賞口7毎の入賞球検出器SW3〜SW7が入賞
信号を発する。主基板16の主CPU34は、各入賞信
号を略常にモニタし、入賞球検出器SW3〜SW7から
入賞信号を受信すると、何時でも、払い出し加算数を、
1入賞信号あたり、対応する払い出し単位である5だけ
増し、主基板16のEEPROM32において更新す
る。
【0017】主CPU34は、入賞球検出器SW1,S
W2から入賞信号を受信すると、払い出し加算数Mを、
1入賞信号あたり、対応する払い出し単位である15だ
け増し、更新する。また、主CPU34は、図柄始動口
8の入賞球検出器SW2から入賞信号を受けると、大当
たり判定を行うと共に、図柄表示装置6に表示コマンド
を送信して大当たり判定に基づく図柄の変動表示後の停
止表示を指令し、停止表示図柄が所定の大当たり図柄で
あると、適宜各種演出を伴った大入賞口9の断続的開成
を行う。大入賞口9は、開成しない限り入賞することが
できず、入賞毎に15という多数の払い出し個数が予め
定められているため、大当たり図柄が表示されると遊技
者にとって有利な大当たり状態となる。
【0018】また、主CPU34は、主プログラムの略
最終段階における通信処理時、賞品球に関する払い出し
加算数を含む信号(コマンド)を発行し、インターフェ
イスを介して払い出し基板17へ送信する。ここで、複
数の入賞信号を受信した場合には、それら入賞信号に基
づく合計の値(送信時点での払い出し加算数)を送る。
なお、送信直後、払い出し加算数は0にクリアされる。
また、通信処理時、払い出し加算数が0であった場合に
は、コマンド送信は行わない。
【0019】一方、払い出し基板17において、払い出
しCPU35は、要請球数Pの加算を、次のように行
う。すなわち、今回通知された払い出し加算数を、増加
分として要請球数Pに加算すると共に、検出器CSW1
及びCSW2からの確認信号の受信をモニターし、確認
信号の受信ごとに要請球数Pの減算をする。同様に、貸
し出し信号の受信があった場合は、要請球数Pに貸し出
し単位数を加算すると共に、検出器CSW1及びCSW
2からの確認信号の受信をモニターし、確認信号の受信
ごとに要請球数Pの減算を行う。
【0020】以下に、払い出しプログラムとそれに伴う
払い出し装置18の動作とを図7,8のフローチャート
で詳細に説明する。まず、払い出しCPU35は、S1
において、要請球数Pが2個以上であるか否かを判別す
る。ここで要請球数Pが2個以上であると、S2で、払
い出し装置18において左右のソレノイド25,25に
通電させ、夫々1個の遊技球を払い出す。ここでは左右
の払い出し機構20,20が同時に作動するので、合計
2個が送り出されることとなる。
【0021】次に、S3の判別で、検出器CSW1及び
CSW2からの確認信号が検出されれば、その検出毎に
要請球数Pを1減らしてEEPROM33に記憶すると
共に、S4で、EEPROM33に記憶されていた左右
の連続未検出数をクリアし、S5の判別に移る。ここで
未検出数はクリアされているので、そのままS1の判別
へ戻る。このような動作を繰り返し、払い出し加算数及
び確認信号の受信数に基づいて要請球数Pを演算し、要
請球数P分の遊技球を払い出す。すなわち、左右の払い
出し機構20,20を利用して2個ずつの払い出しが繰
り返される。
【0022】一方、S3の判別で、少なくとも一方の確
認信号を検出しなかった場合、S6で一定時間の経過
後、S7で、左側の払い出し機構20において検出器C
SW1からの確認信号が検出されたか否かを判別し、左
側で検出されていれば、S8で左連続未検出数をクリア
し、左側で未検出であれば、S9で左連続未検出数を1
加算する。続いてS10で、右側の払い出し機構20に
おいて検出器CSW2からの確認信号が検出されたか否
かを判別し、右側で検出されていれば、S11で右連続
未検出数をクリアし、右側で未検出であれば、S12で
右連続未検出数を1加算する。こうして、S5の判別で
連続未検出数が一定回数に達すると、S13でエラー発
生として当該払い出し機構での払い出し動作を停止する
と共に、払い出し停止ランプ37で報知して、店員等に
よる対処を促す。なお、エラー報知は、左右何れの払い
出し機構20にかかわらず、払い出し停止ランプ37の
点灯や点滅等で行っても良いが、払い出し停止ランプ3
7の点滅のパターンを変えたりする等して、左右何れの
払い出し機構20でエラーが発生したかを判別できるよ
うにするのが望ましい。勿論左右別個に払い出し停止ラ
ンプ37を設けても良い。
【0023】逆に、確認信号が得られなくても、連続未
検出数がS5で一定回数に達するまでは、S1〜S3及
びS6〜S12までのソレノイド25の動作と確認信号
の検出確認とが繰り返され(リトライ)、リトライ中に
確認信号が得られると、所定の払い出し個数となるまで
引き続いて払い出し動作が左右の払い出し機構20,2
0で行われることとなる。このように左右個別に確認信
号の有無を確認して連続未検出数をカウントすること
で、球詰まり等の不具合が発生した払い出し機構20を
確実に判別することができる。
【0024】なお、要請球数Pが1個になると、S1か
ら図8に示すS14の判別を経て、S15では、前回の
払い出しで左側の検出器CSW1からの確認信号が未検
出か否かを判別する。ここで未検出であれば、S16で
右ソレノイド25を作動させて払い出しを行う。よっ
て、検出器CSW2から確認信号が得られれば(S1
7)、S18で右連続未検出数をクリアしてS5以降の
処理に戻り、S17で確認信号が得られなければ、S1
9で一定時間の経過を待って、S20で右連続未検出数
を1加算し、S5以降の処理に戻る。
【0025】一方、S15の判別がNO、すなわち前回
の払い出しで右側の検出器CSW2からの確認信号が未
検出であれば、S21で左ソレノイド25を作動させて
払い出しを行う。ここで検出器CSW1から確認信号が
得られれば(S22)、S23で左連続未検出数をクリ
アしてS5以降の処理に戻り、S22で確認信号が得ら
れなければ、S24で一定時間の経過を待って、S25
で左連続未検出数を1加算し、S5以降の処理に戻る。
よって、各払い出し機構20における払い出し動作は、
例えば15個払い出しの場合は、右が8回、左が7回の
ように、一方が他方より1個だけ多くなるように振り分
けた数で行われることになる。
【0026】このように上記形態のパチンコ機1によれ
ば、検出器CSW1またはCSW2からの確認信号が得
られない場合でも、当該未検出側の払い出し機構20を
動作させると共に、その動作に応じた確認信号の未検出
数を払い出し機構20ごとに記憶して、未検出数が所定
回数連続した場合には、その未検出側の払い出し機構2
0の動作を停止させる一方、確認信号が得られた場合に
は、未検出数の記憶をクリアすることで、払い出しの正
常な動作を各払い出し機構20ごとに迅速にチェック可
能となる。
【0027】また、主基板16から受けた払い出し加算
数と、貸し出しボタン39から受けた貸し出し信号に基
づく貸し出し単位数とを加えた要請球数Pを算出し、そ
の要請球数Pに応じた払い出しを、左右の払い出し機構
20,20を同時に動作させて行うようにしたことで、
賞品球の払い出しと遊技球の貸し出しとにかかわらず、
払い出しに要する時間が大幅に短縮される。例えば従来
は、遊技球75個の払い出しに6〜7秒要していたもの
が、払い出し装置18によれば3秒で払い出し可能とな
る。また、左右の払い出し機構20,20が略均等に使
用されるから、部品の消耗が偏って生じることがなく、
払い出し装置18全体で寿命を延ばすこともできる。さ
らに、要請球数Pが1個になると、前回の払い出しにお
いて確認信号の未検出がなかった払い出し機構20を選
択して払い出し動作させているから、払い出し動作がよ
り確実になされる。
【0028】なお、本発明は、以下に例示するように、
種々の変更が可能である。例えば、払い出し装置におい
て、回転体の通電毎の回転及び停止は、停止爪と、ソレ
ノイドのプランジャの停止部材との係脱により行われる
必要はなく、ステッピングモータにより行われても良
い。また、払い出し機構の形状、大きさ、ハウジング及
びカバーに対する設置態様などは何ら実施形態に限定さ
れず、球切り爪の数を少なくし、或いは間隔を広げて2
個以上の遊技球を受け入れるようにしたり、停止部材を
軸支せずプランジャに固定したり、ハウジングやカバー
に爪を突設し、ソレノイド等を係止したりすることがで
きる。さらに、ハウジングやカバー自体も同様に形状や
取り付け態様などを変更することができる。一方、上記
形態では、払い出し機構を左右一対設けた構造で説明し
ているが、払い出し機構の数を3以上配置して同時に制
御することも可能である。
【0029】また、払い出しの要請球数は、上記形態で
は払い出し基板17側でのみ算出させているが、検出器
CSW1及びCSW2と貸し出しボタン39とを主基板
16側へも接続して、主基板16側でも要請球数Pを算
出させて、ノイズ等により払い出し基板17側への払い
出し加算数の加算コマンドが欠落し、主基板16側で払
い出す要請があると認識しているにもかかわらず実際に
払い出されない場合、すなわち払い出しの数が過小であ
る場合が生じると、主基板16にバックアップコマンド
を送信させて主基板16側の要請球数を払い出し基板1
7側の要請球数に上書きさせることもできる。このよう
に主基板16側で要請球数を監視させれば、過小分を払
い出して、払い出しの個数を入賞に基づく正当な個数に
修正可能となる。
【0030】さらに、上記形態では、要請球数Pが1個
の場合は、S14以降の処理において、前回の払い出し
で確認信号が未検出でなかった側の払い出し機構で払い
出しを行っているが、これと逆に、あえて確認信号が未
検出であった側の払い出し機構で最後の1個を払い出す
ようにして、リトライを行った側の払い出し機構の正常
な動作の確認を図っても良い。
【0031】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、払い出
し制御手段は、確認信号が得られない場合でも、当該未
検出側の払い出し機構を動作させると共に、確認信号の
未検出数を各払い出し機構ごとに記憶して、未検出数が
所定回数連続した場合には、当該未検出側の払い出し機
構の動作を停止させる一方、未検出側の払い出し機構に
おいて確認信号が得られた場合には、未検出数の記憶を
クリアすることで、払い出しの正常な動作を各払い出し
機構ごとに迅速にチェック可能となる。
【0032】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加えて、前記貸し出し要請手段を備えるものに
あっては、払い出し制御手段は、主制御手段から受けた
払い出し加算数と、貸し出し要請手段からの貸し出し単
位数とを加えた要請球数を算出し、その要請球数に応じ
た払い出しを各払い出し機構を同時に動作させて行うこ
とで、賞品球の払い出しと遊技球の貸し出しとにかかわ
らず、払い出しに要する時間が大幅に短縮される。請求
項3に記載の発明によれば、請求項1または2の効果に
加えて、払い出し制御手段は、要請球数が1個になる
と、前回の払い出しにおいて確認信号の未検出がなかっ
た払い出し機構を選択して払い出させるようにしたこと
で、払い出し動作がより確実になされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面説明図である。
【図2】表示ユニットを省略したパチンコ機の背面説明
図である。
【図3】払い出し装置の斜視説明図である。
【図4】払い出し装置の分解斜視図である。
【図5】(a)〜(d)とも、払い出し装置の断面説明
図であって、払い出し動作の説明図である。
【図6】パチンコ機の一部内部構成説明図である。
【図7】払い出し制御のフローチャートである。
【図8】払い出し制御のフローチャートである。
【符号の説明】
1・・パチンコ機、15・・遊技球通路、16・・主基
板、17・・払い出し基板、18・・払い出し装置、2
0・・払い出し機構、22・・回転体、23・・球切り
爪、24・・停止爪、25・・ソレノイド、26・・プ
ランジャ、27・・停止部材、32,33・・EEPR
OM、34・・主CPU、35・・払い出しCPU、C
SW1,CSW2・・払い出し球検出器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入賞球を誘導する入賞球通路において少
    なくとも払い出し単位ごとに設けられ、夫々入賞球の検
    出に応じて入賞信号を発する入賞球検出器と、その入賞
    球検出器と接続され、入賞信号の受信及び払い出し単位
    に基づいて賞品球の払い出し加算数を算出する主制御手
    段と、 複数の遊技球通路上に夫々設けられ、前記遊技球通路を
    通る遊技球を1または複数個ずつ下流側へ払い出し可能
    な払い出し機構と、その各払い出し機構に設けられ、払
    い出される遊技球の検出に応じて確認信号を発信する検
    出器と、 前記主制御手段及び払い出し機構及び検出器と夫々接続
    され、前記主制御手段から受けた払い出し加算数を加算
    すると共に、前記検出器から受けた確認信号に基づいて
    減算することで、払い出しの要請球数を算出し、その要
    請球数に応じて前記払い出し機構を動作させる払い出し
    制御手段とを備え、 前記払い出し制御手段は、前記検出器からの確認信号が
    得られない場合でも、当該未検出側の払い出し機構を動
    作させると共に、その動作に応じた確認信号の未検出数
    を各払い出し機構ごとに記憶して、前記未検出数が所定
    回数連続した場合には、当該未検出側の払い出し機構の
    動作を停止させる一方、前記未検出側の払い出し機構に
    おいて確認信号が得られた場合には、前記未検出数の記
    憶をクリアすることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 予め設定された貸し出し単位数で遊技球
    の貸し出し信号を発する貸し出し要請手段を備えるもの
    にあっては、払い出し制御手段は、主制御手段から受け
    た払い出し加算数と、前記貸し出し要請手段から受けた
    貸し出し信号に基づく貸し出し単位数とを加えた要請球
    数を算出し、その要請球数に応じた払い出しを、前記各
    払い出し機構を同時に動作させて行う請求項1に記載の
    遊技機。
  3. 【請求項3】 払い出し制御手段は、要請球数が1個に
    なると、前回の払い出しにおいて確認信号の未検出がな
    かった払い出し機構を選択して払い出させる請求項1ま
    たは2に記載の遊技機。
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