JP2003319758A - D−グルコース吸収抑制方法及びd−グルコース吸収抑制剤 - Google Patents
D−グルコース吸収抑制方法及びd−グルコース吸収抑制剤Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カロリー摂取過多気味の人、肥満の人あるい
は糖尿病の人に対し、優れたダイエット効果や血糖値コ
ントロール効果を示す、新規なD−グルコース吸収抑制
方法またはD−グルコース吸収抑制剤並びにそのような
効果を有する飲食品及びペットフードを提供する。 【解決手段】 D−グルコースまたはD−グルコースを
構成糖の一つとして含む糖質を摂取させる際に、摂取と
同時および/または前後にL−アラビノースまたはL−
アラビノース含有物を摂取させることを特徴とするD−
グルコース吸収抑制方法。
は糖尿病の人に対し、優れたダイエット効果や血糖値コ
ントロール効果を示す、新規なD−グルコース吸収抑制
方法またはD−グルコース吸収抑制剤並びにそのような
効果を有する飲食品及びペットフードを提供する。 【解決手段】 D−グルコースまたはD−グルコースを
構成糖の一つとして含む糖質を摂取させる際に、摂取と
同時および/または前後にL−アラビノースまたはL−
アラビノース含有物を摂取させることを特徴とするD−
グルコース吸収抑制方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種飲食品のグリ
セミック・インデックス(GI値、様々の糖質を摂取し
た場合の血糖値上昇曲線下面積、総吸収量に相当)を減
少させることができるD−グルコース吸収抑制方法及び
D−グルコース吸収抑制剤並びに同効果を有する飲食品
及びペットフードに関するものである。
セミック・インデックス(GI値、様々の糖質を摂取し
た場合の血糖値上昇曲線下面積、総吸収量に相当)を減
少させることができるD−グルコース吸収抑制方法及び
D−グルコース吸収抑制剤並びに同効果を有する飲食品
及びペットフードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】D−グルコースは、消化管を介して生体
内に吸収されると解糖系を介してエネルギー源となる物
質であり、生命活動を行なう際には必要不可欠の成分で
ある。しかし、近年、D−グルコースならびにD−グル
コースを構成糖の一つとする糖質、具体的にはデンプ
ン、シュクロース等の摂取過多による肥満が健康に及ぼ
す悪影響が顕著になっている。肥満は、高血圧、耐糖能
異常、高脂血症等を合併し易く、虚血性心疾患、脳卒
中、糖尿病等の危険因子とも考えられており、成人病予
防の観点から、D−グルコースの吸収を抑制することに
よる肥満対策は極めて重要である。
内に吸収されると解糖系を介してエネルギー源となる物
質であり、生命活動を行なう際には必要不可欠の成分で
ある。しかし、近年、D−グルコースならびにD−グル
コースを構成糖の一つとする糖質、具体的にはデンプ
ン、シュクロース等の摂取過多による肥満が健康に及ぼ
す悪影響が顕著になっている。肥満は、高血圧、耐糖能
異常、高脂血症等を合併し易く、虚血性心疾患、脳卒
中、糖尿病等の危険因子とも考えられており、成人病予
防の観点から、D−グルコースの吸収を抑制することに
よる肥満対策は極めて重要である。
【0003】これまでに、肥満防止効果を持つ様々な成
分が報告されているが、その多くはα−グルコシダーゼ
阻害活性を持つ成分である。これらは、二糖や多糖の消
化を阻害することにより遊離単糖(おもにD−グルコー
ス)の生成量を抑え、吸収量を低減することで肥満を防
止するという効果を持つものであった。そのようなα−
グルコシダーゼ阻害活性を持つひとつとしてL−アラビ
ノースが知られていた。
分が報告されているが、その多くはα−グルコシダーゼ
阻害活性を持つ成分である。これらは、二糖や多糖の消
化を阻害することにより遊離単糖(おもにD−グルコー
ス)の生成量を抑え、吸収量を低減することで肥満を防
止するという効果を持つものであった。そのようなα−
グルコシダーゼ阻害活性を持つひとつとしてL−アラビ
ノースが知られていた。
【0004】L−アラビノースは、シュクロースに近い
味質を持ち、難吸収性を示すノンカロリーの糖質であ
る。自然界では、高等植物のヘミセルロース中にアラビ
ナン、アラビノキシラン等多糖体の構成糖等として存在
している。単糖の状態では、微量ではあるが味噌や酒等
の発酵食品、インスタントコーヒー等に含まれている。
味質を持ち、難吸収性を示すノンカロリーの糖質であ
る。自然界では、高等植物のヘミセルロース中にアラビ
ナン、アラビノキシラン等多糖体の構成糖等として存在
している。単糖の状態では、微量ではあるが味噌や酒等
の発酵食品、インスタントコーヒー等に含まれている。
【0005】L−アラビノースのα−グルコシダーゼ阻
害の作用機序については、檜作進氏の報文(J.App
l.Glucosci.,Vol.46,N0.2,
p.159−165(1999))に詳述されている。
これによれば、L−アラビノースは十二指腸、小腸粘膜
の微絨毛膜表面(粘膜刷毛縁)に局在するシュクラーゼ
(二糖加水分解酵素)を不拮抗型で阻害する(図1参
照)。その結果、摂取した炭水化物のD−グルコースや
D−フルクトースへの分解が緩やかに起こるようになる
ため、十二指腸や空腸上部での吸収が少なくなり、小腸
中部、下部で消化吸収するようになる。すなわち、小腸
全体を使って単糖の吸収がゆっくりと行なわれるため、
食後の急峻な血糖値上昇(過血糖)を抑制、満腹感が持
続し、食欲を抑えられることから、ダイエット効果を示
すというものである。
害の作用機序については、檜作進氏の報文(J.App
l.Glucosci.,Vol.46,N0.2,
p.159−165(1999))に詳述されている。
これによれば、L−アラビノースは十二指腸、小腸粘膜
の微絨毛膜表面(粘膜刷毛縁)に局在するシュクラーゼ
(二糖加水分解酵素)を不拮抗型で阻害する(図1参
照)。その結果、摂取した炭水化物のD−グルコースや
D−フルクトースへの分解が緩やかに起こるようになる
ため、十二指腸や空腸上部での吸収が少なくなり、小腸
中部、下部で消化吸収するようになる。すなわち、小腸
全体を使って単糖の吸収がゆっくりと行なわれるため、
食後の急峻な血糖値上昇(過血糖)を抑制、満腹感が持
続し、食欲を抑えられることから、ダイエット効果を示
すというものである。
【0006】また、L−アラビノースのα−グルコシダ
ーゼ阻害の選択性については、Seriらの報文(Me
tabolism,Vol.45,No.11,p.1
368−1374(1996))に詳述されている。こ
れによれば、L−アラビノースはシュクラーゼを選択的
に阻害し、マルターゼ、ラクターゼ等、他のα−グルコ
シダーゼに対する阻害はほとんど認められないとなって
いる。また、D−グルコースの吸収抑制作用についても
触れられているが、1g/KgのD−グルコースを負荷
したマウスにおいて、D−グルコースに対してL−アラ
ビノースを2.5〜10%共存させてもD−グルコース
の吸収を抑制する効果は認められないというものであっ
た。つまり、これまでL−アラビノースは、ショ糖にお
ける二糖加水解酵素であるシュクラーゼ以外の二糖加水
解酵素をほとんど阻害しないため、ショ糖の摂取による
血糖値の上昇を抑制するものの、D−グルコース自体の
摂取やショ糖以外の糖類の摂取に伴う血糖値の上昇を抑
制することは全く知られていなかった。
ーゼ阻害の選択性については、Seriらの報文(Me
tabolism,Vol.45,No.11,p.1
368−1374(1996))に詳述されている。こ
れによれば、L−アラビノースはシュクラーゼを選択的
に阻害し、マルターゼ、ラクターゼ等、他のα−グルコ
シダーゼに対する阻害はほとんど認められないとなって
いる。また、D−グルコースの吸収抑制作用についても
触れられているが、1g/KgのD−グルコースを負荷
したマウスにおいて、D−グルコースに対してL−アラ
ビノースを2.5〜10%共存させてもD−グルコース
の吸収を抑制する効果は認められないというものであっ
た。つまり、これまでL−アラビノースは、ショ糖にお
ける二糖加水解酵素であるシュクラーゼ以外の二糖加水
解酵素をほとんど阻害しないため、ショ糖の摂取による
血糖値の上昇を抑制するものの、D−グルコース自体の
摂取やショ糖以外の糖類の摂取に伴う血糖値の上昇を抑
制することは全く知られていなかった。
【0007】一方、D−グルコースの吸収を直接に抑制
する物質としては、ギムネマ酸、フロリジン等が知られ
ているが、これらは食品の味質に影響するため、食品に
添加する場合には何らかの処理を施す必要がある。フロ
リジンは医療用、研究用に使用されており、食品に用い
るには高価であり、また大量に摂取した場合の安全性に
も問題が有った。
する物質としては、ギムネマ酸、フロリジン等が知られ
ているが、これらは食品の味質に影響するため、食品に
添加する場合には何らかの処理を施す必要がある。フロ
リジンは医療用、研究用に使用されており、食品に用い
るには高価であり、また大量に摂取した場合の安全性に
も問題が有った。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、飲食品など
に用いても安全性に問題がなく、かつ安価に、D−グル
コースの吸収を抑制する方法などを提供することを目的
としている。
に用いても安全性に問題がなく、かつ安価に、D−グル
コースの吸収を抑制する方法などを提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意検討した結果、今まで、二糖の消化
を抑制することで二糖摂取時の血糖値の上昇を抑制する
効果、すなわち、α−グルコシダーゼ阻害活性を持つと
して知られていたL−アラビノースについて、D−グル
コースに対して一定濃度以上の量を共存させた場合に
は、D−グルコースの吸収自体が抑制されるという新知
見(図2参照)を得て、本発明に至った。
を解決するため鋭意検討した結果、今まで、二糖の消化
を抑制することで二糖摂取時の血糖値の上昇を抑制する
効果、すなわち、α−グルコシダーゼ阻害活性を持つと
して知られていたL−アラビノースについて、D−グル
コースに対して一定濃度以上の量を共存させた場合に
は、D−グルコースの吸収自体が抑制されるという新知
見(図2参照)を得て、本発明に至った。
【0010】すなわち、本発明の第一は、D−グルコー
スが生体細胞内に吸収される際に、L−アラビノースを
共存させることを特徴とするD−グルコース吸収抑制方
法を要旨とするものであり、好ましくは、生体細胞が、
腸管内壁上皮細胞である。また、L−アラビノースを共
存させる好ましい手段としては、D−グルコースまたは
D−グルコースを構成糖の一つとして含む糖質を摂取さ
せる際に、摂取と同時および/または前後にL−アラビ
ノースまたはL−アラビノース含有物を摂取させるもの
である。本発明の第二は、L−アラビノースを有効成分
とすることを特徴とするD−グルコース吸収抑制剤を要
旨とするものである。本発明の第三は、糖質を含む飲食
品において、該飲食品中のD−グルコース及び構成糖と
して含まれるD−グルコースのうち分解・吸収されるも
のの量に対して、10質量%を超える量のL−アラビノ
ースが含まれていることを特徴とする飲食品を要旨とす
るものである。本発明の第四は、糖質を含むペットフー
ドにおいて、該ペットフード中のD−グルコース及び構
成糖として含まれるD−グルコースのうち分解・吸収さ
れるものの量に対して、10質量%を超える量のL−ア
ラビノースが含まれていることを特徴とするペットフー
ドを要旨とするものである。
スが生体細胞内に吸収される際に、L−アラビノースを
共存させることを特徴とするD−グルコース吸収抑制方
法を要旨とするものであり、好ましくは、生体細胞が、
腸管内壁上皮細胞である。また、L−アラビノースを共
存させる好ましい手段としては、D−グルコースまたは
D−グルコースを構成糖の一つとして含む糖質を摂取さ
せる際に、摂取と同時および/または前後にL−アラビ
ノースまたはL−アラビノース含有物を摂取させるもの
である。本発明の第二は、L−アラビノースを有効成分
とすることを特徴とするD−グルコース吸収抑制剤を要
旨とするものである。本発明の第三は、糖質を含む飲食
品において、該飲食品中のD−グルコース及び構成糖と
して含まれるD−グルコースのうち分解・吸収されるも
のの量に対して、10質量%を超える量のL−アラビノ
ースが含まれていることを特徴とする飲食品を要旨とす
るものである。本発明の第四は、糖質を含むペットフー
ドにおいて、該ペットフード中のD−グルコース及び構
成糖として含まれるD−グルコースのうち分解・吸収さ
れるものの量に対して、10質量%を超える量のL−ア
ラビノースが含まれていることを特徴とするペットフー
ドを要旨とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で使用されるL−アラビノースは、粉末、糖液、
結晶あるいは顆粒等、あらゆる形態のものが使用でき
る。また、アラビナン、アラビノキシランまたはアラビ
ノガラクタンを含有する天然物を、アラビナン、アラビ
ノキシランまたはアラビノガラクタン分解酵素により直
接酵素処理することにより得られるL−アラビノースが
遊離した酵素処理天然物およびその抽出物であってもよ
い。
本発明で使用されるL−アラビノースは、粉末、糖液、
結晶あるいは顆粒等、あらゆる形態のものが使用でき
る。また、アラビナン、アラビノキシランまたはアラビ
ノガラクタンを含有する天然物を、アラビナン、アラビ
ノキシランまたはアラビノガラクタン分解酵素により直
接酵素処理することにより得られるL−アラビノースが
遊離した酵素処理天然物およびその抽出物であってもよ
い。
【0012】L−アラビノースが遊離した酵素処理天然
物およびその抽出物を製造する方法の詳細は、先に本発
明者らが開発したL−アラビノースの製造方法並びにL
−アラビノース含有酵素処理物およびその製造方法(特
願2000−224013、特願2000−28874
5)に記載されている。
物およびその抽出物を製造する方法の詳細は、先に本発
明者らが開発したL−アラビノースの製造方法並びにL
−アラビノース含有酵素処理物およびその製造方法(特
願2000−224013、特願2000−28874
5)に記載されている。
【0013】本発明の第一のD−グルコース吸収抑制方
法は、上記のL−アラビノースを、D−グルコースが生
体細胞内に吸収される際に共存させるものである。生体
としては、哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類などが
挙げられる。哺乳類としては、ヒト、サル、チンパンジ
ーなどの霊長目、イヌ、ネコ、アライグマ、フェレット
などの食肉目、ウサギ目、ネズミ、ハムスター、モルモ
ット、リスなどのげっ歯目、コアラ、カンガルーなどの
有袋目、ウマなどの奇蹄目等が挙げられる。これら生体
では、D−グルコースの吸収は主に腸管内壁上皮細胞で
行われる。
法は、上記のL−アラビノースを、D−グルコースが生
体細胞内に吸収される際に共存させるものである。生体
としては、哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類などが
挙げられる。哺乳類としては、ヒト、サル、チンパンジ
ーなどの霊長目、イヌ、ネコ、アライグマ、フェレット
などの食肉目、ウサギ目、ネズミ、ハムスター、モルモ
ット、リスなどのげっ歯目、コアラ、カンガルーなどの
有袋目、ウマなどの奇蹄目等が挙げられる。これら生体
では、D−グルコースの吸収は主に腸管内壁上皮細胞で
行われる。
【0014】共存させるL−アラビノースの量として
は、吸収されるD−グルコースに対して、1〜100%
が好ましく、5〜50%がさらに好ましく、10〜30
%が最も好ましい。
は、吸収されるD−グルコースに対して、1〜100%
が好ましく、5〜50%がさらに好ましく、10〜30
%が最も好ましい。
【0015】本発明のD−グルコース吸収抑制方法は、
D−グルコースが吸収される際にL−アラビノースが共
存すればいかなる方法にも限定されないが、好ましく
は、D−グルコースまたはD−グルコースを構成糖の一
つとして含む糖質を摂取させる際に、摂取と同時および
/または前後にL−アラビノースまたはL−アラビノー
ス含有物を摂取させればよい。D−グルコースを構成糖
の一つとする糖質を摂取した場合にも各種分解酵素によ
り最終的にD−グルコースにまで分解され、D−グルコ
ースとして吸収されるため、L−アラビノースを共存さ
せることによるD−グルコース吸収抑制効果が発揮され
る。
D−グルコースが吸収される際にL−アラビノースが共
存すればいかなる方法にも限定されないが、好ましく
は、D−グルコースまたはD−グルコースを構成糖の一
つとして含む糖質を摂取させる際に、摂取と同時および
/または前後にL−アラビノースまたはL−アラビノー
ス含有物を摂取させればよい。D−グルコースを構成糖
の一つとする糖質を摂取した場合にも各種分解酵素によ
り最終的にD−グルコースにまで分解され、D−グルコ
ースとして吸収されるため、L−アラビノースを共存さ
せることによるD−グルコース吸収抑制効果が発揮され
る。
【0016】このような、D−グルコースを構成糖の一
つとして含む糖質として、シュクロース、ラクトース、
マルトース、イソマルトース、トレハロース、パラチノ
ース、乳果オリゴ糖、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリ
ゴ糖、イソマルトオリゴ糖、マルトオリゴ糖、大豆オリ
ゴ糖、ラフィノース、ゲンジオリゴ糖、シクロデキスト
リン、アミロース、アミロペクチン、デンプン等が挙げ
られる。これらのうち、シュクロース以外のものは、L
−アラビノースが阻害しないと考えられている二糖水解
酵素等によってD−グルコースに分解される糖質であ
り、本発明はこれらの糖質の摂取に伴う血糖値の上昇も
抑制するという効果を奏するものである。
つとして含む糖質として、シュクロース、ラクトース、
マルトース、イソマルトース、トレハロース、パラチノ
ース、乳果オリゴ糖、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリ
ゴ糖、イソマルトオリゴ糖、マルトオリゴ糖、大豆オリ
ゴ糖、ラフィノース、ゲンジオリゴ糖、シクロデキスト
リン、アミロース、アミロペクチン、デンプン等が挙げ
られる。これらのうち、シュクロース以外のものは、L
−アラビノースが阻害しないと考えられている二糖水解
酵素等によってD−グルコースに分解される糖質であ
り、本発明はこれらの糖質の摂取に伴う血糖値の上昇も
抑制するという効果を奏するものである。
【0017】L−アラビノースまたはL−アラビノース
含有物を摂取する時は、D−グルコースまたはD−グル
コースを構成糖の一つとして含む糖質を摂取させる際
に、同時にあるいはその前後でよいが、前後の時間は、
L−アラビノースまたはL−アラビノース含有物の摂取
量にもよるが、D−グルコースが吸収される際に、10
〜30質量%程度共存すれば特に制限されない。好まし
くは、D−グルコースまたはD−グルコースを構成糖の
一つとして含む糖質の摂取前120分以降、摂取後12
0分以前である。さらに好ましくは摂取前60分以降で
ある。なお、L−アラビノースまたはL−アラビノース
含有物をカプセルにするなどして溶出時間を制御できる
場合には相当前から服用していても本発明の効果を得る
ことができる。
含有物を摂取する時は、D−グルコースまたはD−グル
コースを構成糖の一つとして含む糖質を摂取させる際
に、同時にあるいはその前後でよいが、前後の時間は、
L−アラビノースまたはL−アラビノース含有物の摂取
量にもよるが、D−グルコースが吸収される際に、10
〜30質量%程度共存すれば特に制限されない。好まし
くは、D−グルコースまたはD−グルコースを構成糖の
一つとして含む糖質の摂取前120分以降、摂取後12
0分以前である。さらに好ましくは摂取前60分以降で
ある。なお、L−アラビノースまたはL−アラビノース
含有物をカプセルにするなどして溶出時間を制御できる
場合には相当前から服用していても本発明の効果を得る
ことができる。
【0018】L−アラビノースまたはL−アラビノース
含有物の摂取量は、D−グルコースが吸収される際に、
10〜30質量%程度共存するようになれば特に制限さ
れないが、好ましくは摂取されるD−グルコースまたは
糖質に含まれるD−グルコースに対して、1〜100%
が好ましく、5〜50%がさらに好ましく、10〜30
%が最も好ましい。
含有物の摂取量は、D−グルコースが吸収される際に、
10〜30質量%程度共存するようになれば特に制限さ
れないが、好ましくは摂取されるD−グルコースまたは
糖質に含まれるD−グルコースに対して、1〜100%
が好ましく、5〜50%がさらに好ましく、10〜30
%が最も好ましい。
【0019】本発明の第二のD−グルコース吸収抑制剤
は、L−アラビノースを有効成分とするものであり、上
記したL−アラビノースが用いられる。L−アラビノー
スの形態としては、粉末、糖液、結晶あるいは顆粒等、
L−アラビノースが遊離した酵素処理天然物およびその
抽出物をそのまま、あるいは水、エタノール、エチレン
グリコール、ポリエチレングリコール等の液状担体、セ
ルロース、ポリアミド粉末等の固形担体等の無毒性担体
で希釈して、アンプル剤、顆粒剤、錠剤、丸剤、カプセ
ル剤、シロップ剤等に常法にしたがって調製したものが
挙げられる。本発明のD−グルコース吸収抑制剤を、食
事中に含まれるD−グルコース当量に対して1〜100
%、好ましくは5〜50%、さらに好ましくは10〜3
0%のL−アラビノースが摂取できるように服用すれば
よい。
は、L−アラビノースを有効成分とするものであり、上
記したL−アラビノースが用いられる。L−アラビノー
スの形態としては、粉末、糖液、結晶あるいは顆粒等、
L−アラビノースが遊離した酵素処理天然物およびその
抽出物をそのまま、あるいは水、エタノール、エチレン
グリコール、ポリエチレングリコール等の液状担体、セ
ルロース、ポリアミド粉末等の固形担体等の無毒性担体
で希釈して、アンプル剤、顆粒剤、錠剤、丸剤、カプセ
ル剤、シロップ剤等に常法にしたがって調製したものが
挙げられる。本発明のD−グルコース吸収抑制剤を、食
事中に含まれるD−グルコース当量に対して1〜100
%、好ましくは5〜50%、さらに好ましくは10〜3
0%のL−アラビノースが摂取できるように服用すれば
よい。
【0020】本発明の第三の飲食品は、クッキー、ビス
ケット等の菓子類、アイスクリーム、シャーベット等の
冷菓類、コーヒー、ジュース等のドリンク類のほか、砂
糖、餡、ジャム、コーンフレーク等の糖質を含む飲食品
において、飲食品に含まれD−グルコースおよび構成糖
として含まれるD−グルコースのうち分解・吸収される
ものの量に対して10質量%を超える量のL−アラビノ
ースを含有するものである。好ましくは、15〜30質
量%である。この飲食品を作る方法は特に限定されず、
製造工程の中でL−アラビノースを添加すればよい。
ケット等の菓子類、アイスクリーム、シャーベット等の
冷菓類、コーヒー、ジュース等のドリンク類のほか、砂
糖、餡、ジャム、コーンフレーク等の糖質を含む飲食品
において、飲食品に含まれD−グルコースおよび構成糖
として含まれるD−グルコースのうち分解・吸収される
ものの量に対して10質量%を超える量のL−アラビノ
ースを含有するものである。好ましくは、15〜30質
量%である。この飲食品を作る方法は特に限定されず、
製造工程の中でL−アラビノースを添加すればよい。
【0021】本発明の第四のペットフードは、トウモロ
コシ、麦、イネ、エンバク類、いも類、豆類、果物類等
の飼料作物を含むペットフードにおいて、ペットフード
に含まれD−グルコースおよび構成糖として含まれるD
−グルコースのうち分解・吸収されるものの量に対して
10質量%を超える量のL−アラビノースを含有するも
のである。好ましくは、15〜30質量%である。この
ペットフードを作る方法は特に限定されず、製造工程の
中でL−アラビノースを添加すればよい。
コシ、麦、イネ、エンバク類、いも類、豆類、果物類等
の飼料作物を含むペットフードにおいて、ペットフード
に含まれD−グルコースおよび構成糖として含まれるD
−グルコースのうち分解・吸収されるものの量に対して
10質量%を超える量のL−アラビノースを含有するも
のである。好ましくは、15〜30質量%である。この
ペットフードを作る方法は特に限定されず、製造工程の
中でL−アラビノースを添加すればよい。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。 実施例1(D−グルコース負荷による血糖値上昇抑制試
験) 表1に示したサンプル1、2を調製した。Wistar
ラット(雄、1群=5匹、5週齡)を試験前日より絶食
させた後、各サンプルを2mL/100g体重(1g/
Kg体重相当量)ずつ胃内に直接投与し、投与前および
投与後15分、30分、60分、120分での尾静脈血
の血糖値の変化を血糖測定機器:アトラスト(販売元:
帝人)で測定した。数値は投与前の血糖値との変化量を
Δ血糖値で表し、各群(n=5)の平均±標準偏差とし
た。
る。 実施例1(D−グルコース負荷による血糖値上昇抑制試
験) 表1に示したサンプル1、2を調製した。Wistar
ラット(雄、1群=5匹、5週齡)を試験前日より絶食
させた後、各サンプルを2mL/100g体重(1g/
Kg体重相当量)ずつ胃内に直接投与し、投与前および
投与後15分、30分、60分、120分での尾静脈血
の血糖値の変化を血糖測定機器:アトラスト(販売元:
帝人)で測定した。数値は投与前の血糖値との変化量を
Δ血糖値で表し、各群(n=5)の平均±標準偏差とし
た。
【0023】
【表1】
【0024】図3は、この結果を示すものである。血糖
値の変動はサンプル1(対照)で投与後15分以内に急
激に起こっているが、サンプル2(L−アラビノース2
0%添加)では、血糖値の上昇面積自体が約60%まで
減少していることから、L−アラビノースがD−グルコ
ースの吸収自体を抑制していることが示唆される。
値の変動はサンプル1(対照)で投与後15分以内に急
激に起こっているが、サンプル2(L−アラビノース2
0%添加)では、血糖値の上昇面積自体が約60%まで
減少していることから、L−アラビノースがD−グルコ
ースの吸収自体を抑制していることが示唆される。
【0025】実施例2(マルトース負荷による血糖値上
昇抑制試験) 表2に示したサンプルを用いた以外は実施例1と同様に
して行った。
昇抑制試験) 表2に示したサンプルを用いた以外は実施例1と同様に
して行った。
【0026】
【表2】
【0027】図4は、実施例2の血糖値上昇抑制試験の
結果を示すものである。血糖値の変動はサンプル3(対
照)で投与後60分以内に急激に起こっているが、サン
プル4(L−アラビノース20%添加)では、血糖値の
上昇面積自体が約60%まで減少していることから、L
−アラビノースがマルトースの分解物であるD−グルコ
ースの吸収自体を抑制していることが示唆される。
結果を示すものである。血糖値の変動はサンプル3(対
照)で投与後60分以内に急激に起こっているが、サン
プル4(L−アラビノース20%添加)では、血糖値の
上昇面積自体が約60%まで減少していることから、L
−アラビノースがマルトースの分解物であるD−グルコ
ースの吸収自体を抑制していることが示唆される。
【0028】実施例3(トレハロース負荷による血糖値
上昇抑制試験) 表3に示したサンプルを用いた以外は実施例1と同様に
して行った。
上昇抑制試験) 表3に示したサンプルを用いた以外は実施例1と同様に
して行った。
【0029】
【表3】
【0030】図5は、実施例3の血糖値上昇抑制試験の
結果を示すものである。血糖値の変動はサンプル5(対
照)で投与後60分以内に急激に起こっているが、サン
プル6(L−アラビノース20%添加)では、血糖値の
上昇面積自体が約70%まで減少していることから、L
−アラビノースがトレハロースの分解物であるD−グル
コースの吸収自体を抑制していることが示唆される。
結果を示すものである。血糖値の変動はサンプル5(対
照)で投与後60分以内に急激に起こっているが、サン
プル6(L−アラビノース20%添加)では、血糖値の
上昇面積自体が約70%まで減少していることから、L
−アラビノースがトレハロースの分解物であるD−グル
コースの吸収自体を抑制していることが示唆される。
【0031】
【発明の効果】本発明のD−グルコース吸収抑制剤また
は食品の摂取により、D−グルコースの摂取過多を抑え
ることができ、D−グルコース等の摂取による血糖値の
上昇を緩やかにし、ひいては肥満の発生の低減、肥満に
伴なう種々の疾病を予防する効果が期待できる。また、
近年、肥満対策として注目されている各種食品等のグリ
セミックインデックス値(GI値)を減少させるのに有
効である。
は食品の摂取により、D−グルコースの摂取過多を抑え
ることができ、D−グルコース等の摂取による血糖値の
上昇を緩やかにし、ひいては肥満の発生の低減、肥満に
伴なう種々の疾病を予防する効果が期待できる。また、
近年、肥満対策として注目されている各種食品等のグリ
セミックインデックス値(GI値)を減少させるのに有
効である。
【図1】従来知られていたL−アラビノースの作用を示
す模式図である。
す模式図である。
【図2】今回新たに見出されたL−アラビノースの作用
を示す模式図である。
を示す模式図である。
【図3】D−グルコース負荷による血糖値上昇抑制試験
の結果を示す図である。
の結果を示す図である。
【図4】マルトース負荷による血糖値上昇抑制試験の結
果を示す図である。
果を示す図である。
【図5】トレハロース負荷による血糖値上昇抑制試験の
結果を示す図である。
結果を示す図である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
A23L 2/38 A61K 31/7004
A61K 31/7004 A61P 3/04
A61P 3/04 43/00 111
43/00 111 A23L 2/00 G
Fターム(参考) 2B005 AA06 KA02 MB09
2B150 AA06 AB10 BC01 BE04 DC15
4B017 LC04 LK12
4B018 MD28 ME01 ME03
4C086 AA01 AA02 EA01 MA01 MA04
MA52 NA14 ZA70 ZC20
Claims (6)
- 【請求項1】 D−グルコースが生体細胞内に吸収され
る際に、L−アラビノースを共存させることを特徴とす
るD−グルコース吸収抑制方法。 - 【請求項2】 生体細胞が、腸管内壁上皮細胞である請
求項1記載のD−グルコース吸収抑制方法。 - 【請求項3】 D−グルコースまたはD−グルコースを
構成糖の一つとして含む糖質を摂取させる際に、摂取と
同時および/または前後にL−アラビノースまたはL−
アラビノース含有物を摂取させることを特徴とする請求
項1または2記載のD−グルコース吸収抑制方法。 - 【請求項4】 L−アラビノースを有効成分とすること
を特徴とするD−グルコース吸収抑制剤。 - 【請求項5】 糖質を含む飲食品において、該飲食品中
のD−グルコース及び構成糖として含まれるD−グルコ
ースのうち分解・吸収されるものの量に対して、10質
量%を超える量のL−アラビノースが含まれていること
を特徴とする飲食品。 - 【請求項6】 糖質を含むペットフードにおいて、該飼
料中のD−グルコース及び構成糖として含まれるD−グ
ルコースのうち分解・吸収されるものの量に対して、1
0質量%を超える量のL−アラビノースが含まれている
ことを特徴とするペットフード。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002131552A JP2003319758A (ja) | 2002-05-07 | 2002-05-07 | D−グルコース吸収抑制方法及びd−グルコース吸収抑制剤 |
AU2003231420A AU2003231420A1 (en) | 2002-05-07 | 2003-05-06 | Method of inhibiting d-glucose absorption and d-glucose absorption inhibitor |
PCT/JP2003/005661 WO2003094927A1 (fr) | 2002-05-07 | 2003-05-06 | Procede d'inhibition de l'absorption de d-glucose et inhibiteur d'absorption de d-glucose |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002131552A JP2003319758A (ja) | 2002-05-07 | 2002-05-07 | D−グルコース吸収抑制方法及びd−グルコース吸収抑制剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003319758A true JP2003319758A (ja) | 2003-11-11 |
Family
ID=29416612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002131552A Pending JP2003319758A (ja) | 2002-05-07 | 2002-05-07 | D−グルコース吸収抑制方法及びd−グルコース吸収抑制剤 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003319758A (ja) |
AU (1) | AU2003231420A1 (ja) |
WO (1) | WO2003094927A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2429536A4 (en) * | 2009-05-14 | 2012-10-24 | Pharmachem Lab Inc | L-ARABINOSE PLUS CHROME FOR CONTROLLING THE METABOLISM OF SACCHAROSE |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9171343B1 (en) | 2012-09-11 | 2015-10-27 | Aseko, Inc. | Means and method for improved glycemic control for diabetic patients |
US9897565B1 (en) | 2012-09-11 | 2018-02-20 | Aseko, Inc. | System and method for optimizing insulin dosages for diabetic subjects |
US9486580B2 (en) | 2014-01-31 | 2016-11-08 | Aseko, Inc. | Insulin management |
US9898585B2 (en) | 2014-01-31 | 2018-02-20 | Aseko, Inc. | Method and system for insulin management |
AU2015339576B2 (en) | 2014-10-27 | 2020-02-06 | Aseko, Inc. | Subcutaneous outpatient management |
US11081226B2 (en) | 2014-10-27 | 2021-08-03 | Aseko, Inc. | Method and controller for administering recommended insulin dosages to a patient |
WO2017031440A1 (en) | 2015-08-20 | 2017-02-23 | Aseko, Inc. | Diabetes management therapy advisor |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0665080A (ja) * | 1992-03-10 | 1994-03-08 | Godo Shiyusei Kk | α−グルコシダ−ゼ阻害剤を含有する、過血糖付随疾患の予防・治療剤、および保健食 |
WO1994012057A1 (en) * | 1992-11-25 | 1994-06-09 | Fujisawa Pharmaceutical Co., Ltd. | Diet sweetener |
-
2002
- 2002-05-07 JP JP2002131552A patent/JP2003319758A/ja active Pending
-
2003
- 2003-05-06 AU AU2003231420A patent/AU2003231420A1/en not_active Abandoned
- 2003-05-06 WO PCT/JP2003/005661 patent/WO2003094927A1/ja active Application Filing
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2429536A4 (en) * | 2009-05-14 | 2012-10-24 | Pharmachem Lab Inc | L-ARABINOSE PLUS CHROME FOR CONTROLLING THE METABOLISM OF SACCHAROSE |
EP2857022A1 (en) * | 2009-05-14 | 2015-04-08 | Pharmachem Laboratories, Inc. | L-arabinose plus chromium for controlling the metabolization of sucrose |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2003094927A1 (fr) | 2003-11-20 |
AU2003231420A1 (en) | 2003-11-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080527 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090106 |