JP2003319593A - 電動機の固定子 - Google Patents

電動機の固定子

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JP2003319593A
JP2003319593A JP2002123591A JP2002123591A JP2003319593A JP 2003319593 A JP2003319593 A JP 2003319593A JP 2002123591 A JP2002123591 A JP 2002123591A JP 2002123591 A JP2002123591 A JP 2002123591A JP 2003319593 A JP2003319593 A JP 2003319593A
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slot
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lower insulating
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JP2002123591A
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Takeshi Ito
伊藤  猛
Shigeki Nakamura
中村重貴
Shoji Mano
鐘治 真野
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Aichi Elec Co
Original Assignee
Aichi Elec Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電動機の固定子の樹脂絶縁を確実に固定し、品
質、性能を向上させた固定子を提供する。 【解決手段】固定子の歯部に絶縁を施し直接巻線を巻き
付けた集中巻方式の電動機において、前記固定子両端部
は樹脂成形された上下部絶縁端板により絶縁され、固定
子のスロット内部はフィルム状のスロット内絶縁により
絶縁されており、前記固定子両端部の樹脂成形された上
下部絶縁端板は、前記固定子のスロット内部のフィルム
状のスロット内絶縁の両端部を折り返すことにより前記
固定子両端部に上下部絶縁端板を固定し、前記上下部絶
縁端板の固定子歯部のスロット内周部の角部に丸みを設
けたことにより品質、性能を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定子の歯部に絶
縁を施し直接巻線を巻き付けた集中巻方式の電動機の固
定子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両用機器、事務用機器、家電用
機器に使用する電動機においては、電動機の固定子の歯
部に絶縁を施し直接巻線を巻き付けた集中巻方式の電動
機が用いられている。これらの電動機の固定子鉄心と固
定子歯部に直接巻き付けられる巻線との間は、樹脂で一
体成形された絶縁や固定子のスロット内で上下に2つ割
りされた樹脂成形絶縁が一般に使用されている。
【0003】図11に前記した従来の電動機を説明す
る。図11は固定子1cの端部に環状に一体成形された
樹脂成形絶縁の上下部環状絶縁2c、3cが施され、固
定子1cの歯部13には一体成形された樹脂により内径
壁14と外径壁15が固定子1cの軸方向に伸びる様に
形成されている。この固定子1cの歯部13には図中の
点線のように巻線5が巻き付けられている。其々の内径
壁14、外径壁15は俵積みされた巻線5が崩れないよ
うに軸方向に壁状に設けられている。スロット内のスロ
ット内絶縁4cは、固定子1cの両端部に取り付けた環
状で一体成形された上下部環状絶縁2c、3cよりスロ
ット内部に向かって軸方向に伸びた樹脂成形絶縁であ
る。
【0004】この固定子1cの両端部に環状に一体成形
された上下部環状絶縁2c、3cは、固定子1cを挟み
込むように上下両端に設けられている。この上下部環状
絶縁2c、3cの上部環状絶縁2cのスロット内絶縁4
cはスロット内部のほぼ中央部まで一体成形された樹脂
によって成形されている。また、逆に下部環状絶縁3c
もスロット内部のほぼ中央まで一体成形された樹脂によ
って成形されており、ほぼスロット内の中央部において
上部環状絶縁2cと下部環状絶縁3cの一部が重なり合
っている。この様子を図12に示している。図12は、
上部環状絶縁2cと下部環状絶縁3cがスロットのほぼ
中央部にて重なり合った状態を表している。このスロッ
トのほぼ中央部の重なり部分12により、スロット内に
於ける上部環状絶縁2cと下部環状絶縁3cとの繋ぎ部
分の絶縁を行なっている。仮に、この重なり部分12が
なく上部環状絶縁2cと下部環状絶縁3cの軸方向に伸
びたスロット内絶縁4cがスロット内部にて突き合わさ
れただけでは絶縁不良となってしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような電動機にお
いては、電動機の使用用途や電動機の容量によっては固
定子1cの積厚を大きく変更しなくてはならない場合が
あり、この様な場合、上下部環状絶縁2c、3cからス
ロット内部に伸びたスロット内絶縁4cの積厚方向の長
さが違う上下部環状絶縁2c、3cを新規に制作しなく
てはならない。従って、上下部環状絶縁2c、3cの樹
脂型を新規に制作するための型費や型管理費が新に必要
になってくる。また、上下部環状絶縁2c、3cは固定
子両端部に上下別々に2分割され装着されているため電
動機製作時の電工作業の際に、固定子1cの端部から上
下部環状絶縁2c、3cが脱落することが多く、取り扱
い作業が非常に面倒になっている。
【0006】また、耐熱性や耐薬品性が求められている
電動機の樹脂成形絶縁の材料としては、ポリエーテルエ
ーテルケトン(PEEK)、液晶ポリマー(LCP)、
ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンサ
ルファイド(PPS)等の高額な材料を用いている。ま
た、上部環状部材2cと下部環状部材3cの2つに分割
された上下部環状絶縁2c、3cからスロット内部に伸
びたスロット内絶縁4cの重なり部分12に於ける絶縁
が確実に行なえず絶縁不良が発生している。
【0007】また、上下部環状絶縁2c、3cを固定子
1cの両端部に取り付ける際、固定子1cのスロット形
状が全て同じであるため上下部環状絶縁2c、3cの取
り付け位置を間違えて取り付けてしまい、その後直接巻
線5を巻き付けてしまうと、巻線5の端部からの引出し
線長さが異なり上下部環状絶縁2c、3cに設けられた
接続点ホルダーまで引出し線が届かず固定することがで
きなかったり、引出し線が長すぎて再度引出し長さをカ
ット調整したりしている。その結果、結線不良が多く発
生している。
【0008】また、上下部環状絶縁2c、3cの歯部1
3の端部において、直接巻線5が巻き付けられている上
下部環状絶縁2c、3cのスロット内周部が角部となっ
ていることにより巻線5を多く巻くことができなかっ
た。つまり、樹脂成形された上下部環状絶縁2c、3c
のスロット内周部の角部は直角に形成されていると、上
下部環状絶縁2c、3cの上から直接巻線5を巻き付け
る場合、巻線5は直角に折り曲げることができないため
少し膨らんだカーブを描きながら巻き付けられる。その
結果、歯部13(スロット内)に巻き付けられる巻線5
はスロット内周部近傍において膨らんでしまい実質的に
は巻線5を多く巻くことができなくなっている。
【0009】また、近年、永久磁石を有する回転子を着
磁する場合、外部着磁ヨークで着磁させる他に、塵、埃
を嫌う電動機においてはケース内に組み込み固定子を着
磁ヨークとして回転子内の永久磁石を着磁する場合があ
る。この場合、固定子の歯部と回転子に埋め込まれた永
久磁石との着磁位置関係を合せて着磁をするのに時間が
かかっている。
【0010】
【課題を解決するための手段】固定子の歯部に絶縁を施
し直接巻線を巻き付けた集中巻方式の電動機において、
前記固定子両端部は樹脂成形された上下部絶縁端板によ
り絶縁され、固定子のスロット内部はフィルム状の安価
なスロット内絶縁により絶縁している。これによりスロ
ット内部に高額な材料を用いることもなく型費や型管理
費も低減でき、尚且つ、上部環状絶縁と下部環状絶縁に
よりスロット内部において2分割されていないため、ス
ロット内部において繋ぎ部分が存在せず確実に絶縁をす
ることができ絶縁不良を低減することができる。また、
前記固定子両端部の樹脂成形された上下部絶縁端板は、
スロット内部に装着したフィルム状のスロット内絶縁の
両端部を折り返すことにより固定子の両端部に上下部絶
縁端板を固定することができる。これにより電工作業時
の固定子から上下部絶縁端板の脱落を防ぐことができ
る。
【0011】また、固定子の歯部に絶縁を施し直接巻線
を巻き付けた集中巻方式の電動機において、前記固定子
両端部は樹脂成形された上下部絶縁端板により絶縁さ
れ、固定子のスロット内部はフィルム状のスロット内絶
縁により絶縁し、前記上下部絶縁端板の固定子面側に少
なくとも1つ以上の凸部を有し、前記凸部と対向する固
定子端面側には凹部を設け、前記凸部と前記凹部を合せ
ることにより上下部絶縁端板の取り付け位置を間違える
ことなく固定子両端部に装着することができ、巻線端部
の引出し線長さ不良や結線不良を低減することができ
る。
【0012】固定子の歯部に絶縁を施し直接巻線を巻き
付けた集中巻方式の電動機において、前記固定子両端部
は樹脂成形された上下部絶縁端板により絶縁され、固定
子のスロット内部はフィルム状のスロット内絶縁により
絶縁し、前記上下部絶縁端板の固定子歯部のスロット内
周部の角部に丸みを持たせることによりスロット内周部
に巻線を密着させて巻き付けることができる。これによ
り歯部(スロット内)のスロット内周部近傍に於ける巻
線の膨らみがなくなり巻線を多く巻くことができ、巻線
周長も短くすることができるため銅損が減り電動機性能
を向上させることができる。
【0013】更に、前記上下部絶縁端板のスロット内周
部を、固定子スロット内周部と略同じ大きさと、それよ
り大きなスロット内周部との段形状とすることにより、
前記段形状にスロット内部に装着するフィルム状のスロ
ット内絶縁の両端部の折り返し部分を係り止めすること
により、上下部絶縁端板を固定子両端部に確実に固定す
ることができ、電工作業時、固定子から上下部絶縁端板
の脱落を防ぐことができる。
【0014】また、前記固定子のスロット内部にフィル
ム状のスロット内絶縁の両端部を折り返し、固定子の両
端部に上下部絶縁端板を固定させ、尚且つ、スロット内
部のフィルム状のスロット内絶縁はスロット開口部より
スロット内部方向に屈曲して入り込み、開閉自由にする
ことにより、固定子歯部に直接巻き付けられた巻線が固
定子内径側に飛び出すことがなくなる。更に巻線と固定
子内径側の歯部端部との絶縁距離も確保することができ
る。また、固定子歯部に巻線を巻き付ける際には、スロ
ット開口部よりスロット内部方向に屈曲して開閉自由の
フィルム状のスロット内絶縁であるため巻線装置のノズ
ルの通過を邪魔することもない。
【0015】また、前記固定子両端部の樹脂成形された
上下部絶縁端板に、前記固定子を着磁ヨークとして永久
磁石を有した回転子を着磁するための着磁位置決め用目
印を少なくとも1つ以上設けることにより、永久磁石を
備えた回転子を容易に着磁することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施例について図面を用
いて説明する。図1は、固定子1の歯部に直接巻線5が
巻き付けられた集中巻方式の電動機である。固定子1の
内部には隣り合う歯部により6つのスロットが設けられ
ている。図中では便宜上、巻線5を点線で表している。
固定子1の両端部は其々、固定子1の上部を上部絶縁端
板2、下部を下部絶縁端板3が配置されている。固定子
1のスロット内部にはフィルム状のスロット内絶縁4が
装着され上下部絶縁端部2、3より僅かに飛び出し上下
部絶縁端部2、3を固定している。この上下部絶縁端部
2、3より僅かに飛び出したフィルム状のスロット内絶
縁4の両端部は、切断面が固定子端面側に向くように折
り返すことによりフィルム状のスロット内絶縁4の板厚
の差分で前記固定子1に上下部絶縁端板2、3を確実に
固定している。また、折り返し部分の係り止めされた部
分がわずかに開くことにより更に強固に固定することが
できる。
【0017】図2は図1で説明した固定子1の歯部のA
−A’断面部分を固定子内径から見た図である。実質的
にはスロット内部に装着させたフィルム状のスロット内
絶縁4の両端部の折り返し長さは、上下部絶縁端板2、
3が確実に固定子1に固定できる長さとすればよく、折
り返し部分が短すぎれば上下部絶縁端板2、3を固定す
るだけの強度をフィルム状のスロット内絶縁4に持たせ
ることができない。また、逆に折り返し部分が長すぎる
と巻線5を歯部に巻き付ける際、巻線5の周長が長くな
り銅量が多くなってしまう。従って、折り返し部分は2
mm〜7mm程度とすればよい。好ましくは、3mm〜
5mmとすることによって確実に上下部絶縁端板2、3
を固定することができる。
【0018】また、図3は、図1に於ける電動機を横か
ら見た図である。図3に於ける固定子1は、固定子1の
両端部の上下部絶縁端板2、3とスロット内部に装着し
たフィルム状のスロット内絶縁4を解りやすくするため
に一点鎖線で表している。上下部絶縁端板2、3の折り
返し部分により上下部絶縁端板2、3を固定させてい
る。また、図1〜図3よりもわかる様に、スロット内部
を絶縁する部材が樹脂で一体成形された環状絶縁でない
ため電動機の使用用途によって固定子1の積厚が変更に
なった場合においても、スロット部分のフィルム状のス
ロット内絶縁4の長さを変更することにより容易に調整
することができる。従って、積厚の変更に伴う樹脂型の
新規製作を大幅に減らすことができ、樹脂型の数が少な
くなることにより容易に管理することもできる。また、
高額な樹脂成形材料の使用量を減らすこともできる。例
えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の電気
絶縁フィルムで製作することができる。
【0019】また、別の実施の形態を図4で説明する。
図4は、図1〜図3に示した電動機と同じ形態であり図
1に示した固定子1の歯部のA−A’断面部分を固定子
内径から見た図2と同様の部位である。上下部絶縁端板
2a、3aの固定子1aの端面側に少なくとも1つ以上
の凸部2aaを設け、前記凸部2aaに対応した固定子
1aの端面部分に凹部1aaを設けている。これによ
り、図1に示した固定子1と同じ6スロットを有する固
定子1aであって、6スロット全てが同一形状であるた
め取り付け間違いが発生するような上下部絶縁端板2
a、3aであっても、上下部絶縁端板2a、3aに少な
くとも1つ以上の凸部2aaを設け、前記凸部2aaに
対応した固定子1aの端面部分に凹部1aaを設け、こ
の凸部と凹部を合せることにより固定子1aに上下部絶
縁端板2a、3aを間違えることなく固定することがで
きる。従って、上下部絶縁端板2a、3aに備えた接続
点等を固定する接続点ホルダーに巻線5の引出し線が届
かず接続ができなかったり、引出し線長さが長すぎて再
調整するような手間もなくなり、結線間違えも減らすこ
とができる。
【0020】また、凸部2aaの別の使用用途として、
上下部絶縁端板2a、3aの凸部2aaと、固定子1a
の端面部分の凹部1aaとを、多少の締め代を有するこ
とによりスロット内絶縁4で上下部絶縁端板2a、3a
を固定することなく図5のように上下絶縁端板2a、3
aを固定子1aに固定することもできる。
【0021】また、別の実施の形態を図6で説明する。
図6は、図1〜図5に示した電動機と同じ形態であり図
1に示した固定子1の歯部のA−A’断面部分を固定子
内径から見た図2、図4及び図5と同様の部位である。
固定子1bの両端部は樹脂成形された上下部絶縁端板2
b、3bにより絶縁され、固定子1bのスロット内部は
フィルム状のスロット内絶縁4により絶縁されている。
固定子1bの両端部の樹脂成形された上下部絶縁端板2
b、3bは、固定子1bのスロット内部のフィルム状の
スロット内絶縁4の両端部を折り返すことにより上下部
絶縁端板2b、3bを固定子1bに固定し上下部絶縁端
板2b、3bのスロット内周部の角部18に丸みを持た
せている。この上下部絶縁端板2b、3bのスロット内
周部の角部18に丸みを設けることにより固定子1bの
歯部の上下部絶縁端板2b、3bに密着させ巻線5を巻
き付けることができる。
【0022】従って、スロット内周部の上下部絶縁端板
2b、3bの角部18における巻線5の周長が膨らむこ
とによる固定子歯部(スロット内)での巻線5の周長を
短くすることができ、多くの巻線5を巻く事ができる。
また、巻線5の周長が短くなるため銅損を減らすことが
でき電動機の性能をあげることも可能となる。また、巻
線5を巻線装置により高速で固定子歯部に直接巻き付け
るためスロット内周部が角であると巻線5の絶縁被膜に
ストレスを与え傷つけることになるが、上下部絶縁端板
2b、3bの角部18に丸みを持たせることにより巻線
5に傷を付けることもなくなる。また、巻線装置により
固定子1bの歯部へ直接巻線5を巻き付けることも容易
にすることができる。
【0023】また、別の実施の形態を図6を流用して説
明する。図6は、先に述べたように図1〜図5に示した
電動機と同じ形態であり図1に示した固定子1の歯部の
A−A’断面部分を固定子内径から見た図2、図4及び
図5と同様の部位である。固定子1bの両端部は樹脂成
形された上下部絶縁端板2b、3bにより絶縁されてい
る。固定子1bのスロット内部はフィルム状のスロット
内絶縁4により絶縁されており、固定子1bの両端部の
樹脂成形された上下部絶縁端板2b、3bは、固定子1
bのスロット内部のフィルム状のスロット内絶縁4の両
端部を折り返すことにより固定子に上下部絶縁端板2
b、3bを固定している。このフィルム状のスロット内
絶縁4の両端部を折り返し、上下部絶縁端板2b、3b
に固定する場合、上下部絶縁端板2b、3bに固定子1
bのスロット内周部と略同じ大きさを有した第一のスロ
ット内周部16aと、固定子1bのスロットより大きめ
の第二のスロット内周部16bの段形状を有した上下部
絶縁端板2b、3bとすることにより、先のフィルム状
のスロット内絶縁4の両端部の折り返し部分を確実に固
定することができる。
【0024】尚且つ、段形状とすることにより、巻線装
置によって高速に巻き付けられる巻線5から、フィルム
状のスロット内絶縁4の折り返し部分が潰されることの
ないように保護することができ絶縁不良を低減すること
ができる。尚、この場合のスロット内周部の角部の丸み
は第2のスロット内周部16b側に面した角部に設ける
ことが好ましいが、より良くは段差部分のスロット内周
部側16a、16bの各角部に丸みを設けることが好ま
しい。
【0025】図7には、図1〜図6に示した電動機と同
じ形態であり、固定子両端部は樹脂成形された上下部絶
縁端板により絶縁され、固定子のスロット内部はフィル
ム状のスロット内絶縁4aにより絶縁されている。固定
子両端部の樹脂成形された上下部絶縁端板は、固定子の
スロット内部のフィルム状のスロット内絶縁4aの両端
部を折り返すことにより固定子両端部に上下部絶縁端板
を固定している。図7は図1に示した電動機の1スロッ
ト部分を拡大した横断面図であり、スロット内絶縁4a
以外は、図1に示した符号を流用する。
【0026】前記固定子のスロット内部にフィルム状の
スロット内絶縁4aを挿入し、フィルム状のスロット内
絶縁4aの両端部を折り返し固定子の両端に配置させた
上下部絶縁端板を固定している。フィルム状のスロット
内絶縁4aは、固定子の歯部先端部よりも長くスロット
開口部17に飛び出しており、スロット内部方向にこの
飛び出し部分が屈曲して入り込んでいる。飛び出し部分
は開閉自由とすることにより、固定子歯部に直接巻線装
置等により巻き付けられた巻線5が固定子内径側に飛び
出すこともなくなり巻線5と固定子内径側の歯部端部と
の絶縁距離も確保することができる。また、スロット開
口部17よりスロット内部方向に屈曲して開閉自由のフ
ィルム状のスロット内絶縁4aであるため固定子歯部に
巻線5を巻き付ける際には、巻線装置のノズル6の通過
を邪魔することもない。また、固定子内径側にフィルム
状のスロット内絶縁4aが飛び出すこともなくなる。
【0027】また、別の実施形態を図8で説明する。図
8には、回転子11の磁石収容孔に永久磁石9を埋め込
んだ永久磁石埋め込み式回転子を、図1に示した固定子
1の内側に備えた永久磁石形電動機である。このような
電動機において、先にも述べたが使用用途によっては塵
や埃を極端に嫌う場合があり、外部の着磁ヨークにて永
久磁石を埋め込んだ回転子を着磁するのではなく、電動
機をケース等に組み込んだ後に固定子を着磁ヨークとし
て着磁する組み込み着磁と称される着磁方法が行なわれ
る場合がある。この場合、永久磁石9を埋め込んだ回転
子11を着磁する場合、固定子1に巻き付けられた巻線
5が形成する着磁磁界と回転子11に埋め込まれた永久
磁石9との着磁位置関係がずれないように行なう必要が
ある。
【0028】しかしながら、組み込み着磁を行なう際、
固定子1の歯部に巻き付けられた巻線5が形成する着磁
磁界は外観的に判別するのは非常に難しく回転子11に
埋め込まれた永久磁石9との着磁位置関係を合わせるの
に困難を極めている。
【0029】そこで図8に示すように上下部絶縁端板
2、3に着磁位置決め用目印7を少なくとも1つ以上設
けることにより固定子1の着磁磁界を発生する巻線5と
の位置関係を容易に判断することができる。図8におい
ては永久磁石9を埋め込んだ回転子11の回転子表面が
N極となるように磁極の中心に着磁用位置決め目印7が
設けられている。図9は図8に示した上部絶縁端板2に
おける着磁位置決め用目印7と、回転子11に取り付け
たバランスウェイト端部の着磁位置決め用目印8のB−
B’部分断面図である。図9には、上部絶縁端板2の固
定子内径側の内径壁に凹溝の着磁位置決め用目印7を設
けている。回転子11にはバランスウェイト端部に凹溝
の着磁位置決め用目印8が設けられている。この場合の
着磁位置決め用目印7は固定子1の巻線5を着磁電源に
繋いだ場合の起磁力の中心に設けてある。着磁位置決め
用目印8は、回転子11の磁極中心に設けられている。
この着磁位置決め用目印7、8を合せることにより容易
に着磁することができる。
【0030】本実施例の他に着磁用位置決め目印として
極と極の間の磁極間に着磁用位置決め目印を設けても良
い。また図10は、図8に於ける着磁結線図である。固
定子巻線から引出された口出線を着磁電源Eに直接接続
しW相を+としU相、V相を−としている。当然である
が、電動機がケース等に組み込まれている場合は電動機
の口出線が接続されている端子を着磁電源Eに接続する
ことになる。
【0031】この場合の着磁位置決め用目印7は、固定
子1の両端部に配置させた上下部絶縁端板2、3のどこ
にあってもよく、使用状況によって任意に決定される。
また、着磁位置決め用目印7は、1ヶ所でなくてもよく
複数箇所あっても良い。例えば、組み込み着磁が2回必
要な場合は、1回目の着磁用位置決め目印と、2回目の
着磁用位置決め目印との形状を異ならせることにより回
転子11を容易に着磁位置に合わせることができる。ま
た、着磁位置決め目印7は、上下部絶縁端板2、3に凹
状に設けてもよく、また凸状でもよい。また、回転子1
1側においても着磁位置決め用目印8を固定子1の上下
部絶縁端部2、3と同様に設けることにより容易に着磁
位置が決定できる。
【0032】尚、回転子11にバランスウェイト等が取
り付けられている回転子においては、バランスウェイト
の側面または端面に着磁位置決め用目印8を設けても達
成することができる。その他に、永久磁石9が軸方向に
飛び出さないように回転子鉄心の両端部に取り付けられ
る端板に着磁用位置決め目印8を設けてもよく、また、
端板を固定するカシメピン10等でも着磁位置決めが可
能となる。
【0033】
【発明の効果】本発明を用いることにより、固定子両端
部に装着した上下部絶縁端板の電工作業時、上下部絶縁
端板が脱落すことがなくなり、またスロット内部までも
一体の樹脂成形された環状絶縁で構成することがないの
で高額な樹脂成形材料の使用量を低減することができ
る。また、スロット内部においての一体の樹脂成形され
た上部環状絶縁と下部環状絶縁との繋ぎ部分がなくなる
ため絶縁不良をなくすことができる。尚、固定子両端部
の樹脂成形された上下部絶縁端板は、スロット内部に装
着したフィルム状のスロット内絶縁の両端部の切断面が
固定子端面側に向くように折り返すことによりフィルム
状のスロット内絶縁の板厚の差分で固定子の両端部に固
定することができる。また、好ましくは、この折り返し
の係り止めされた部分がわずかに開くことにより更に強
固に固定することができる。これにより電工作業時の固
定子から上下部絶縁端板の脱落を防ぐことができる。
【0034】また、固定子端部に装着させた前記上下部
絶縁端板の固定子面側に少なくとも1つ以上の凸部を有
し、前記凸部と対向する固定子端面側には凹部を設ける
ことにより、電工作業時の上下部絶縁端板の取り付け間
違えにより、巻線端部の引出し線長さの調整や、それに
伴う結線不良を低減することができる。
【0035】また、上下部絶縁端板の固定子歯部のスロ
ット内周部の角部に丸みを持たせることにより、スロッ
ト内周部の上下部絶縁端板に直接巻き付けられた巻線を
上下部絶縁端板に隙間なく巻線を巻くことができる。こ
れにより歯部(スロット内)に巻き付けられる巻線を多
く巻くことができ、尚且つ、巻線周長を短くすることが
でき電動機性能を向上させることができる。
【0036】更に、前記上下部絶縁端板のスロット内周
部を、固定子スロット内周部と略同じ大きさと、それよ
り大きなスロット内周部の段形状とすることにより、前
記段形状にスロット内部に装着するフィルム状のスロッ
ト内絶縁の両端部の折り返し部分を係り止めすることに
より、上下部絶縁端板を固定子両端部を確実に固定する
ことができる。
【0037】また、固定子のスロット内部に挿入された
フィルム状のスロット内絶縁の両端部を折り返し固定子
の両端部の上下部絶縁端板を固定させた電動機におい
て、スロット内部のフィルム状のスロット内絶縁をスロ
ット開口部よりスロット内部方向に屈曲して入り込み開
閉自由にすることにより、固定子歯部に直接巻き付けら
れた巻線が、固定子内径側に飛び出すことがなくなり、
巻線と固定子内径側の歯部端部との絶縁距離を確保する
ことができ、巻線装置のノズルの通過を邪魔することも
なくなる。
【0038】また、前記上下部絶縁端板に、永久磁石を
有した回転子を着磁するための着磁用位置決め目印を少
なくとも1つ以上設けることにより、固定子を着磁ヨー
クとして、永久磁石を備えた回転子を容易に着磁するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明する固定子の図。
【図2】図1の実施形態におけるA−A’断面図。
【図3】図1の実施形態がわかる様に固定子側面から見
た図。
【図4】図2のA−A’断面における別の実施形態を示
す図。
【図5】図4の実施形態の別の使用用途を示す図。
【図6】図2のA−A’断面における別の実施形態を示
す図。
【図7】別の実施形態を示すスロット部の部分拡大図。
【図8】着磁用位置決め目印を設けた実施形態の図。
【図9】図8の実施形態のB−B’断面図。
【図10】固定子を着磁ヨークとした着磁結線図。
【図11】従来例を示す固定子の図。
【図12】図11の従来例の実施形態がわかる様に固定
子側面から見た図。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c・・・固定子、1aa・・・凹
部、2,2a,2b・・・上部絶縁端板、2c・・・上
部環状絶縁、2aa・・・凸部、3,3a,3b・・・
下部絶縁端板、3c・・・下部環状絶縁、4,4a,4
c・・・スロット内絶縁、5・・・巻線、6・・・ノズ
ル、U・・・固定子巻線U相、V・・・固定子巻線V
相、W・・・固定子巻線W相、7・・・着磁用位置決め
目印、8・・・回転子側着磁用位置決め目印、9・・・
永久磁石、10・・・カシメピン、11・・・回転子、
12・・・重なり部分、13・・・歯部、14・・・内
壁、15・・・外壁、16・・・固定子のスロット内周
部、16a,16b,16c・・・絶縁端板のスロット
内周部、17スロット開口部、18・・・角部の丸み。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H604 AA05 AA08 BB01 BB05 BB10 BB14 CC01 CC15 DA17 DB26 PB03 5H622 CA02 CA13 PP03 PP09 QB01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子の歯部に絶縁を施し直接巻線を巻
    き付けた集中巻方式の電動機において、前記固定子両端
    部は樹脂成形された上下部絶縁端板により絶縁され、前
    記固定子のスロット内部はフィルム状のスロット内絶縁
    により絶縁されており、前記固定子両端部の樹脂成形さ
    れた上下部絶縁端板は、スロット内部のフィルム状のス
    ロット内絶縁により前記固定子に固定されていることを
    特徴とする電動機の固定子。
  2. 【請求項2】 前記固定子両端部の樹脂成形された上下
    部絶縁端板は、前記固定子のスロット内部のフィルム状
    のスロット内絶縁の両端部を折り返すことにより前記固
    定子の両端部に固定されていることを特徴とする請求項
    1記載の電動機の固定子。
  3. 【請求項3】 固定子の歯部に絶縁を施し直接巻線を巻
    き付けた集中巻方式の電動機において、前記固定子両端
    部は樹脂成形された上下部絶縁端板により絶縁され、前
    記固定子のスロット内部はフィルム状のスロット内絶縁
    により絶縁されており、前記上下部絶縁端板の固定子面
    側に少なくとも1つ以上の凸部を有し、前記凸部と対向
    する固定子端面側には凹部が設けられたことを特徴とす
    る電動機の固定子。
  4. 【請求項4】 固定子の歯部に絶縁を施し直接巻線を巻
    き付けた集中巻方式の電動機において、前記固定子両端
    部は樹脂成形された上下部絶縁端板により絶縁され、前
    記固定子のスロット内部はフィルム状のスロット内絶縁
    により絶縁されており、前記上下部絶縁端板のスロット
    内周部の角部に丸みを持たせたことを特徴とする請求項
    1及至請求項3いずれか記載の電動機の固定子。
  5. 【請求項5】 固定子の歯部に絶縁を施し直接巻線を巻
    き付けた集中巻方式の電動機において、前記固定子両端
    部は樹脂成形された上下部絶縁端板により絶縁され、前
    記固定子のスロット内部はフィルム状のスロット内絶縁
    により絶縁されており、前記上下部絶縁端板は固定子の
    スロット内部のフィルム状のスロット内絶縁の両端部を
    折り返すことにより前記固定子の両端部に固定され、前
    記上下部絶縁端板のスロット内周部は固定子スロット内
    周部と略同じ大きさと、それより大きなスロット内周部
    との段形状であり、前記段形状に前記フィルム状のスロ
    ット内絶縁の両端部の折り返し部分が係り止めされたこ
    とを特徴とする請求項1及至請求項4いずれか記載の電
    動機の固定子。
  6. 【請求項6】 固定子の歯部に絶縁を施し直接巻線を巻
    き付けた集中巻方式の電動機において、前記固定子両端
    部は樹脂成形された上下部絶縁端板により絶縁され、前
    記固定子のスロット内部はフィルム状のスロット内絶縁
    により絶縁されており、前記上下部絶縁端板は固定子の
    スロット内部のフィルム状のスロット内絶縁の両端部を
    折り返すことにより前記固定子の両端部に固定され、前
    記スロット内部のフィルム状のスロット内絶縁はスロッ
    ト開口部よりスロット内部方向に屈曲して入り込み開閉
    自由であることを特徴とする請求項1及至請求項5いず
    れか記載の電動機の固定子。
  7. 【請求項7】 前記固定子両端部の樹脂成形された上下
    部絶縁端板に、前記固定子を着磁ヨークとして永久磁石
    を有した回転子を着磁するための着磁位置決め用目印を
    少なくとも1つ以上設けたことを特徴とする請求項1及
    至請求項6いずれか記載の電動機の固定子。
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