JP2003319215A - カメラディスプレイの属性制御方法 - Google Patents
カメラディスプレイの属性制御方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】カメラディスプレイの属性の調整を容易にす
る。 【解決手段】カメラディスプレイ（２０）の属性を制御
するため、シーンに関連する情報を得、カメラ（１）に
関連した感度値を検出する。前記得られた情報および前
記検出された感度値に従って前記カメラディスプレイの
少なくとも輝度を制御する。
る。 【解決手段】カメラディスプレイ（２０）の属性を制御
するため、シーンに関連する情報を得、カメラ（１）に
関連した感度値を検出する。前記得られた情報および前
記検出された感度値に従って前記カメラディスプレイの
少なくとも輝度を制御する。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ画像ディス
プレイの輝度、コントラストおよび／またはバックライ
トレベルを制御するための方法および構成に関し、特
に、周囲光センサを用いずにカメラ画像ディスプレイの
輝度、コントラストおよび／またはバックライトレベル
を制御するための方法および配置に関する。 【０００２】 【従来の技術】画像を表示するために電気ビューファイ
ンダを用いる従来のハロゲン化銀およびディジタルカメ
ラでは、ビューファインダの輝度、コントラストおよび
／またはバックライトを制御するために周囲光センサを
用いる必要があった。これらのビューファインダは、大
抵の場合、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）型である。例え
ば、ＬＣＤを特定の周囲輝度レベルで見ると、これらの
ディスプレイを読み取ることが困難な場合がある。従っ
て、ディスプレイをより見やすくするために、周囲光セ
ンサを用いて、ディスプレイに与えられるバックライト
および／またはコントラストの量が制御される。 【０００３】通常、このような周囲光センサは、ＬＣＤ
に隣接して設けられ、ＬＣＤに入射する周囲光の量を検
出する。あるいは、センサは、ＬＣＤに隣接した場所以
外の場所に配置されてもよいが、ＬＣＤの近傍に配置さ
れなければならない。ＬＣＤを見にくくし得る周囲の照
明状況を検出すると、周囲光センサは、輝度、コントラ
ストおよび／またはバックライトレベルを調整してＬＣ
Ｄをより見やすくする制御機構に指示を送る。 【０００４】輝度、コントラストおよび／またはバック
ライトレベルを補償するために、ＬＣＤの手動調整も用
いられる。このような手動調整は、専用の調整ノブを用
いて、またはカメラのグラフィカルユーザーインターフ
ェース（ＧＵＩ）によってアクセスされる「ソフト（so
ft）」調整によって行われる。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、カメ
ラ画像ディスプレイの輝度、コントラストおよび／また
はバックライトレベルを制御する改善された方法および
構成を提供することである。 【０００６】 【課題を解決するための手段】カメラ上で用いられるカ
メラディスプレイ、たとえば、ＬＣＤの輝度、コントラ
ストおよび／またはバックライトレベルを制御するため
の周囲光センサおよび手動調整器を用いない方法および
構成が生み出された。特に、従来のディジタルカメラの
現存する構成要素を用いて、カメラＬＣＤの輝度、コン
トラストおよび／またはバックライトの調整を行うこと
が可能である。 【０００７】具体的には、内蔵の自動露出アルゴリズム
を用いてカメラ露出情報を得、シーンの輝度レベルを決
定する。次に、この輝度レベルを、周囲輝度レベルの近
似値として用いる。大抵の写真撮影状況では、これは妥
当な近似値である。次に、決定されたレベルを用いて、
通常の周囲照明条件に関連する既知の輝度値の実験的に
決定されたテーブルを参照する。既知の輝度値を基準と
して用いて、ＬＣＤの輝度、コントラストおよび／また
はバックライトレベルを制御する。 【０００８】本発明のさらなる特徴および利点は、以下
に示す好ましい実施形態の詳細な説明、併記の特許請求
の範囲および添付の図面からより完全に明白となる。 【０００９】 【発明の実施の形態】図１は、本発明によるディジタル
カメラ１の後部斜視図である。ディジタルカメラ１は、
その前面に取り付けられたレンズ１０を有する。カメラ
１は、カメラ作動ボタン１５と、カメラディスプレイで
あるＬＣＤディスプレイ２０と、ビューファインダ２５
とを備えたカメラ本体３０を有する。ＬＣＤディスプレ
イ２０は、輝度およびコントラストのために操作され、
かつ／またはＬＣＤディスプレイ２０は、バックライト
機構を用い得る。さらに、このバックライト機構は、照
射強度を制御するための技術を用い得る。輝度を制御す
るための通常の技術は、バックライトのイネーブル信号
のパルス幅変調（ＰＷＭ）である。このように、照射
は、１００％（完全にオン状態）から０％（完全にオフ
状態）までを設定することができる。 【００１０】図２は、本発明によるディジタルカメラ１
の構造のブロック図である。図１のディジタルカメラ１
は、アナログ信号をアナログ／ディジタル（Ａ／Ｄ）変
換器１０４に与える電荷結合素子（ＣＣＤ）１０２を有
し、Ａ／Ｄ変換器１０４は、ＣＣＤ１０２のディジタル
化出力を画像データとして特定用途向け集積回路（ＡＳ
ＩＣ）１０６に与える。ＡＳＩＣ１０６は、ＣＣＤ１０
２を動作させるために用いられるＣＣＤクロック信号を
クロックドライバ１０８に与える。 【００１１】カメラ１はまた、ＡＳＩＣ１０６によって
モータドライバ１１２を介して動作されるズーム、フォ
ーカス、絞りおよびシャッタ(Z/F/I/S)機構１１０と、
ＡＳＩＣ１０６によって制御されるストロボ駆動部１１
６を介して動作されるストロボユニット１１４とを有す
る。メモリデバイスについては、ディジタルカメラ１
は、揮発性メモリ、すなわち、同期ダイナミックランダ
ムアクセスメモリ（ＳＤＲＡＭ）デバイス１１８、不揮
発性メモリ、すなわち、内部フラッシュメモリデバイス
１２０、および取り外し可能な外部不揮発性メモリデバ
イスに接続するための外部不揮発性メモリデバイス用コ
ネクタ１２２を有する。ＡＳＩＣ１０６はまた、通常、
ユニバーサルシリアルバス（ＵＳＢ）コネクタ１２６を
通して、外部ワークステーション１２４に接続され得
る。 【００１２】ディジタルカメラ１はまた、ＡＳＩＣ１０
６が通信し得るマイクロコントローラ１２８を有する。
マイクロコントローラ１２８は、電源、ユーザインター
フェース等と通信し得る。 【００１３】カメラの他の構造も考えられる。このよう
な各構造は、１つまたはそれ以上のプロセッサと、１つ
またはそれ以上の揮発性メモリデバイスと、１つまたは
それ以上の不揮発性メモリデバイスとを有し得る。さら
に、本発明を、上記および以下において、ディジタルカ
メラに関連して説明するが、本発明がハロゲン化銀カメ
ラ等を用いて実施され得ることは当業者に明白である。 【００１４】他の機能に加えて、ＣＣＤ１０２は、予測
的に撮影された各シーンの露出値（ＥＶ）を測定するこ
とができる。特に、ディジタルカメラ１のユーザがシー
ンの写真を撮影する準備をすると、試し露出がなされ、
それによって、ＣＣＤ１０２は、通常、レンズ１０の開
口が最も広い位置にある状態で、ある程度の期間、シー
ンに晒される。次に、ＣＣＤ１０２は、シーン情報をＡ
ＳＩＣ１０６に送信し、そこで、データは露出アルゴリ
ズムを用いて解釈される。 【００１５】実行される解釈は、カメラによって大幅に
異なり、シーンにかなり依存する。この変動には、通
常、シーンのどの部分（複数可）を含むか、それら部分
が解釈全体に対してどのような影響を与えるか、および
所望の解釈は何であるかが含まれる。いずれにしても、
露出アルゴリズムの一般的な目標は、シーンの輝度範囲
の大半をＣＣＤ１１２の応答範囲内に入れるＥＶを選択
することである。露出アルゴリズムは、以下の物理的な
関係からシーンのＥＶを求めることができる。ＥＶ＝ｌ
ｏｇ2（アパーチャ×アパーチャ）＋ｌｏｇ2（１／シャ
ッタ速度）露出アルゴリズムは、試し露出シーン情報を
調べて、その大半がＣＣＤ１０２の応答範囲に含まれる
かどうかを判定する。その大半が応答範囲に含まれない
場合には、露出アルゴリズムは、アパーチャまたはシャ
ッタ速度（あるいは両方）を前回の試し露出から適切に
調整した新しい試し露出を必要とする。このように、露
出アルゴリズムはまた、所定のシーンに対して正確すな
わち最適なＥＶを求めることができる。 【００１６】ディジタルカメラ１がシーンの写真を撮影
する準備をしているときに求められる別の値は、感度値
（ＳＶ）である。ＳＶは、ＩＳＯ値に従って求められ
る。ハロゲン化銀カメラでは、このＳＶは、使用される
フィルムのタイプ（ＩＳＯ１００、２００等）に関連す
る。ディジタルカメラでは、ＩＳＯ値は既知であり、カ
メラによって自動的にまたはオペレータによって設定さ
れる。それにもかかわらず、ＳＶは、以下の式を用いて
計算される。 ＳＶ＝ｌｏｇ2（ＩＳＯ速度／３．１２５） ＡＳＩＣ１０６は、その露出アルゴリズムを用いてＳＶ
計算を処理する。 【００１７】ＥＶおよびＳＶが一旦分かると、輝度値
（ＢＶ）が求められ得る。ＢＶは、少なくとも部分的に
は、ＬＣＤディスプレイ２０の関連の輝度、コントラス
トまたはバックライトレベルを制御するために用いられ
る。ＢＶは、露出アルゴリズムの以下の式を用いて求め
られる。 ＢＶ＝（ＥＶ−ＳＶ） 上記のように、求められたＢＶは、ＬＣＤディスプレイ
２０の輝度、コントラストおよび／またはバックライト
レベルを制御するために用いられ得る。本発明の１つの
実施形態では、これは、不揮発性メモリ１２０に格納さ
れている実験的に求められたルックアップテーブルを用
いて行われる。従って、ユーザがボタン１５を用いてシ
ーンの写真を撮影する準備をすると、ＥＶおよびＳＶ
は、ＢＶを決定するために用いられる。ＢＶが一旦分か
ると、ルックアップテーブルは、不揮発性メモリ１２０
内で参照され、それによって、コマンドは、ＡＳＩＣ１
０６を介してＬＣＤディスプレイ２０に送信され、輝
度、コントラストおよび／またはバックライトが設定さ
れる。特に、求められたＢＶは、ルックアップテーブル
に格納されている所定のＢＶ値と比較される。求められ
たＢＶがルックアップテーブル内で一致するものを有す
る場合、輝度、コントラストおよび／またはバックライ
トは、その一致に関連する輝度、コントラストおよびバ
ックライト値に従って、ＬＣＤディスプレイ２０におい
て調整され得る。しかし、万一、求められたＢＶがテー
ブルに挙げられている所定のＢＶ値で一致するものをも
たない場合には、最も近接した所定のＢＶ値ならびにそ
れに関連した輝度、コントラストおよびバックライト値
がＬＣＤディスプレイ２０を制御するために用いられ得
る。このような格納されているテーブルの例を表１に示
す。 【００１８】 【表１】【００１９】ＬＣＤディスプレイ２０の制御は、ＡＳＩ
Ｃ１０６によって行われる。通常、ＬＣＤは、ディスプ
レイの様々な局面を調整するためのコントローラ集積回
路（ＩＣ）を有する。例えば、このＩＣは、輝度、コン
トラスト、色合い、色およびガンマの制御を提供し得
る。ＢＶが求められ、ルックアップテーブルが参照され
ると、ＡＳＩＣ１０６は、制御値をＬＣＤディスプレイ
２０に送り、ＬＣＤディスプレイ２０の輝度、コントラ
ストおよびバックライト属性を制御する。ＬＣＤバック
ライト値は、ＬＣＤディスプレイ２０がそのバックライ
トをパルス幅変調するデューティサイクルを示す。ＬＣ
Ｄ輝度値およびＬＣＤコントラスト値は、ＬＣＤのコン
トローラＩＣに送信され、ＬＣＤディスプレイ２０の外
観を改変し得る通常の制御値である。 【００２０】上記ルックアップテーブルおよびそれに関
連した値は、本発明の実施形態を実施する様式を単に例
示するものである。当業者には容易に明白となるよう
に、ＬＣＤ等を制御するための他の関連値も、ルックア
ップテーブルに格納され得る。特に、特定のディスプレ
イタイプが、万一、その輝度、コントラストおよび／ま
たはバックライトレベルを制御するために、表１に示さ
れる値以外の値を必要とする場合、当業者は、関連の値
を改変して、それによって、ディスプレイの所望の制御
を成し遂げる必要性を容易に理解するであろう。 【００２１】本発明の上記の記載は、ユーザがシーンの
写真を撮影する準備をしているときの、ＬＣＤディスプ
レイ２０の輝度／コントラストレベルおよびそのバック
ライト照射の制御に関連する。しかし、本発明はまた、
ユーザが「ビユー（VIEW）」モードにあるディジタルカ
メラ１を操作しているときにも用いられ得る。すなわ
ち、ユーザが、取り外し可能なメモリ等に格納されてい
る写真を見たいときにも用いられ得る。 【００２２】ユーザがメモリ内に格納されている写真に
アクセスするプロセスを開始すると、ディジタルカメラ
は、ＥＶ、ＳＶおよびＢＶを決定する露出アルゴリズム
を自動的に実行する。次に、上記のプロセスを用いて、
ルックアップテーブルが参照され、それによって、コマ
ンドがＬＣＤディスプレイ２０に送信され、その輝度、
コントラストおよび／またはバックライトが設定され
る。 【００２３】不揮発性メモリ１２０が本発明によるルッ
クアップテーブルの記憶媒体として開示されているが、
所定のカメラの実施要件に合わせて、記憶能力を有する
任意のメモリまたは処理デバイスがルックアップテーブ
ルを格納するために用いられ得る。 【００２４】本発明は、ルックアップテーブルの使用に
関連して記載されているが、本発明の他の可能な実施形
態では、輝度、バックライトおよび／またはコントラス
ト情報を格納および検索するための他の技術を用いても
よい。 【００２５】例えば、本発明の他の実施形態では、ＬＣ
Ｄディスプレイ２０を制御するための関連の輝度、コン
トラストおよび／またはバックライトレベルを有する基
準ＢＶ値は、参照用として記憶媒体に任意に格納され得
る。ＢＶがディジタルカメラ１の露出アルゴリズムによ
って一旦求められると、任意に格納された基準ＢＶ値と
比較され得る。このプロセスでは、ＬＣＤディスプレイ
２０を調整するために、最も近接した格納ＢＶが選択さ
れ、それに関連した輝度、コントラストおよび／または
バックライトレベルが用いられる。 【００２６】さらに、ＬＣＤディスプレイ２０の最適ま
たは所望の輝度、コントラストおよび／またはバックラ
イトレベルを測定されたＢＶ値に関連づけるアルゴリズ
ムまたは数式が用いられ得る。 【００２７】本発明のさらに別の有利な実施形態では、
ルックアップテーブルの代わりに基準ＢＶ値が用いられ
る。上記のように、ＢＶ値は、ＥＶおよびＳＶから決定
されるが、ＢＶ値をルックアップテーブルに格納された
複数の所定のＢＶ値と比較する代わりに、メモリに格納
された１つの基準ＢＶ値のみを用いて、ＬＣＤディスプ
レイ２０をどのように制御するかを判断する。この１つ
の基準ＢＶ値は、不揮発性メモリ１２０等に格納され得
る。 【００２８】以下、基準ＢＶ値が用いられるときに可能
なＬＣＤディスプレイ２０の制御の例について記載す
る。まず、ＢＶ値は、基準ＢＶ値と比較される。ＢＶ値
は、基準ＢＶ値と等しい、基準ＢＶ値より大きいまたは
小さい値である。ＢＶ値が基準ＢＶ値よりも大きい場合
には、ＬＣＤディスプレイ２０のバックライトは、所定
量に増加される。例として、ＬＣＤディスプレイ２０
は、１００％のバックライト等に設定され得る。他のパ
ーセントも所望に応じて可能である。他方、ＢＶ値が基
準ＢＶ値よりも小さい場合には、ＬＣＤディスプレイ２
０は、所定量に下げられる。例として、ＬＣＤディスプ
レイ２０は、８０％のバックライト等に設定され得る。
他のパーセントも所望に応じて可能である。ＢＶ値が基
準ＢＶ値と等しい場合には、バックライトは、実施要件
に応じて調整を必要としたり、しなかったりである。Ｌ
ＣＤディスプレイ２０の制御は、ＡＳＩＣ１０６を通し
て実施される。 【００２９】バックライト制御について、特に本実施形
態について記載したが、他のＬＣＤディスプレイ２０の
属性（例えば、輝度、コントラスト等）も、同じくＢＶ
値と基準ＢＶ値の比較を用いて制御され得る。 【００３０】さらに、本発明を、ＬＣＤディスプレイ２
０の輝度／コントラストおよびバックライトレベルの調
整に関連して記載したが、本発明は、ＬＣＤディスプレ
イ２０のこれらの属性のみを調整することに限定されな
い。言うまでもなく、ルックアップテーブルは、色、色
調等に関連する制御値を含むように改変され得る。すな
わち、各基準ＢＶは、ＬＣＤディスプレイ２０の上記の
属性を制御する制御変数を含み得る。 【００３１】言うまでもなく、本発明のいくつかの変形
が本明細書に記載されているが、当業者であれば容易に
理解できるように、他の様々な改変もまた本発明になさ
れ得る。従って、本明細書に記載される実施形態は、本
発明を限定するものではない。以下に本発明の実施態様
のいくつかを例示して本発明の実施の参考に供する。 【００３２】（実施態様１）カメラディスプレイの属性
を制御する方法であって、シーンに関連する情報を得る
ステップと、カメラに関連した感度値を検出するステッ
プと、前記得られた情報および前記検出された感度値に
従って前記カメラディスプレイの少なくとも輝度を制御
するステップと、を有するカメラディスプレイの属性制
御方法。 【００３３】（実施態様２）前記得られた情報が露出値
であることを特徴とする実施態様１に記載のカメラディ
スプレイの属性制御方法。 【００３４】（実施態様３）前記感度値がＩＳＯ値であ
ることを特徴とする実施態様１に記載のカメラディスプ
レイの属性制御方法。 【００３５】（実施態様４）前記カメラディスプレイの
コントラストおよびバックライトが、前記得られた情報
および前記検出された感度値に従って制御されることを
特徴とする実施態様１に記載のカメラディスプレイの属
性制御方法。 【００３６】（実施態様５）前記制御するステップは、
輝度値を計算することを含み、該輝度値は、前記カメラ
ディスプレイの輝度、コントラストおよびバックライト
を制御するために用いられることを特徴とする実施態様
４に記載のカメラディスプレイの属性制御方法。 【００３７】（実施態様６）前記輝度値は、ルックアッ
プテーブルに格納された輝度値と比較され、前記カメラ
ディスプレイに与えられる輝度、コントラストおよびバ
ックライトの特定レベルを求めることを特徴とする実施
態様５に記載のカメラディスプレイの属性制御方法。 【００３８】（実施態様７）前記制御するステップは、
輝度値を計算することを含み、該輝度値は、前記カメラ
ディスプレイの少なくとも前記輝度を制御するために用
いられることを特徴とする実施態様１に記載のカメラデ
ィスプレイの属性制御方法。 【００３９】（実施態様８）前記輝度値は、ルックアッ
プテーブルに格納された輝度値と比較され、前記カメラ
ディスプレイに与えられる輝度の特定レベルを求めるこ
とを特徴とする実施態様７に記載のカメラディスプレイ
の属性制御方法。 【００４０】（実施態様９）前記制御するステップは、
前記得られた情報および前記検出された感度値を用いて
輝度値を計算するサブステップと、前記計算された輝度
値をルックアップテーブルに格納された基準輝度値と比
較し、前記カメラディスプレイの輝度を制御するサブス
テップと、を含むことを特徴とする実施態様１に記載の
カメラディスプレイの属性制御方法。 【００４１】（実施態様１０）前記制御するステップ
は、前記得られた情報および前記検出された感度値を用
いて輝度値を計算するサブステップと、前記計算された
輝度値をルックアップテーブルに格納された基準輝度値
と比較し、前記カメラディスプレイの輝度、コントラス
トおよびバックライトを制御するステップとを含むこと
を特徴とする実施態様１に記載のカメラディスプレイの
属性制御方法。 【００４２】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明の実施によ
り、カメラ上で用いられるカメラディスプレイ、たとえ
ば、ＬＣＤの輝度、コントラストおよび／またはバック
ライトレベルを制御するための周囲光センサおよび手動
調整器を用いなくともよいので、カメラの使用者にとっ
て便利である。また、従来のディジタルカメラの現存す
る構成要素を用いて、カメラＬＣＤの輝度、コントラス
トおよび／またはバックライトの調整を行うことが可能
であるので、低コストであり、実施用意である。
プレイの輝度、コントラストおよび／またはバックライ
トレベルを制御するための方法および構成に関し、特
に、周囲光センサを用いずにカメラ画像ディスプレイの
輝度、コントラストおよび／またはバックライトレベル
を制御するための方法および配置に関する。 【０００２】 【従来の技術】画像を表示するために電気ビューファイ
ンダを用いる従来のハロゲン化銀およびディジタルカメ
ラでは、ビューファインダの輝度、コントラストおよび
／またはバックライトを制御するために周囲光センサを
用いる必要があった。これらのビューファインダは、大
抵の場合、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）型である。例え
ば、ＬＣＤを特定の周囲輝度レベルで見ると、これらの
ディスプレイを読み取ることが困難な場合がある。従っ
て、ディスプレイをより見やすくするために、周囲光セ
ンサを用いて、ディスプレイに与えられるバックライト
および／またはコントラストの量が制御される。 【０００３】通常、このような周囲光センサは、ＬＣＤ
に隣接して設けられ、ＬＣＤに入射する周囲光の量を検
出する。あるいは、センサは、ＬＣＤに隣接した場所以
外の場所に配置されてもよいが、ＬＣＤの近傍に配置さ
れなければならない。ＬＣＤを見にくくし得る周囲の照
明状況を検出すると、周囲光センサは、輝度、コントラ
ストおよび／またはバックライトレベルを調整してＬＣ
Ｄをより見やすくする制御機構に指示を送る。 【０００４】輝度、コントラストおよび／またはバック
ライトレベルを補償するために、ＬＣＤの手動調整も用
いられる。このような手動調整は、専用の調整ノブを用
いて、またはカメラのグラフィカルユーザーインターフ
ェース（ＧＵＩ）によってアクセスされる「ソフト（so
ft）」調整によって行われる。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、カメ
ラ画像ディスプレイの輝度、コントラストおよび／また
はバックライトレベルを制御する改善された方法および
構成を提供することである。 【０００６】 【課題を解決するための手段】カメラ上で用いられるカ
メラディスプレイ、たとえば、ＬＣＤの輝度、コントラ
ストおよび／またはバックライトレベルを制御するため
の周囲光センサおよび手動調整器を用いない方法および
構成が生み出された。特に、従来のディジタルカメラの
現存する構成要素を用いて、カメラＬＣＤの輝度、コン
トラストおよび／またはバックライトの調整を行うこと
が可能である。 【０００７】具体的には、内蔵の自動露出アルゴリズム
を用いてカメラ露出情報を得、シーンの輝度レベルを決
定する。次に、この輝度レベルを、周囲輝度レベルの近
似値として用いる。大抵の写真撮影状況では、これは妥
当な近似値である。次に、決定されたレベルを用いて、
通常の周囲照明条件に関連する既知の輝度値の実験的に
決定されたテーブルを参照する。既知の輝度値を基準と
して用いて、ＬＣＤの輝度、コントラストおよび／また
はバックライトレベルを制御する。 【０００８】本発明のさらなる特徴および利点は、以下
に示す好ましい実施形態の詳細な説明、併記の特許請求
の範囲および添付の図面からより完全に明白となる。 【０００９】 【発明の実施の形態】図１は、本発明によるディジタル
カメラ１の後部斜視図である。ディジタルカメラ１は、
その前面に取り付けられたレンズ１０を有する。カメラ
１は、カメラ作動ボタン１５と、カメラディスプレイで
あるＬＣＤディスプレイ２０と、ビューファインダ２５
とを備えたカメラ本体３０を有する。ＬＣＤディスプレ
イ２０は、輝度およびコントラストのために操作され、
かつ／またはＬＣＤディスプレイ２０は、バックライト
機構を用い得る。さらに、このバックライト機構は、照
射強度を制御するための技術を用い得る。輝度を制御す
るための通常の技術は、バックライトのイネーブル信号
のパルス幅変調（ＰＷＭ）である。このように、照射
は、１００％（完全にオン状態）から０％（完全にオフ
状態）までを設定することができる。 【００１０】図２は、本発明によるディジタルカメラ１
の構造のブロック図である。図１のディジタルカメラ１
は、アナログ信号をアナログ／ディジタル（Ａ／Ｄ）変
換器１０４に与える電荷結合素子（ＣＣＤ）１０２を有
し、Ａ／Ｄ変換器１０４は、ＣＣＤ１０２のディジタル
化出力を画像データとして特定用途向け集積回路（ＡＳ
ＩＣ）１０６に与える。ＡＳＩＣ１０６は、ＣＣＤ１０
２を動作させるために用いられるＣＣＤクロック信号を
クロックドライバ１０８に与える。 【００１１】カメラ１はまた、ＡＳＩＣ１０６によって
モータドライバ１１２を介して動作されるズーム、フォ
ーカス、絞りおよびシャッタ(Z/F/I/S)機構１１０と、
ＡＳＩＣ１０６によって制御されるストロボ駆動部１１
６を介して動作されるストロボユニット１１４とを有す
る。メモリデバイスについては、ディジタルカメラ１
は、揮発性メモリ、すなわち、同期ダイナミックランダ
ムアクセスメモリ（ＳＤＲＡＭ）デバイス１１８、不揮
発性メモリ、すなわち、内部フラッシュメモリデバイス
１２０、および取り外し可能な外部不揮発性メモリデバ
イスに接続するための外部不揮発性メモリデバイス用コ
ネクタ１２２を有する。ＡＳＩＣ１０６はまた、通常、
ユニバーサルシリアルバス（ＵＳＢ）コネクタ１２６を
通して、外部ワークステーション１２４に接続され得
る。 【００１２】ディジタルカメラ１はまた、ＡＳＩＣ１０
６が通信し得るマイクロコントローラ１２８を有する。
マイクロコントローラ１２８は、電源、ユーザインター
フェース等と通信し得る。 【００１３】カメラの他の構造も考えられる。このよう
な各構造は、１つまたはそれ以上のプロセッサと、１つ
またはそれ以上の揮発性メモリデバイスと、１つまたは
それ以上の不揮発性メモリデバイスとを有し得る。さら
に、本発明を、上記および以下において、ディジタルカ
メラに関連して説明するが、本発明がハロゲン化銀カメ
ラ等を用いて実施され得ることは当業者に明白である。 【００１４】他の機能に加えて、ＣＣＤ１０２は、予測
的に撮影された各シーンの露出値（ＥＶ）を測定するこ
とができる。特に、ディジタルカメラ１のユーザがシー
ンの写真を撮影する準備をすると、試し露出がなされ、
それによって、ＣＣＤ１０２は、通常、レンズ１０の開
口が最も広い位置にある状態で、ある程度の期間、シー
ンに晒される。次に、ＣＣＤ１０２は、シーン情報をＡ
ＳＩＣ１０６に送信し、そこで、データは露出アルゴリ
ズムを用いて解釈される。 【００１５】実行される解釈は、カメラによって大幅に
異なり、シーンにかなり依存する。この変動には、通
常、シーンのどの部分（複数可）を含むか、それら部分
が解釈全体に対してどのような影響を与えるか、および
所望の解釈は何であるかが含まれる。いずれにしても、
露出アルゴリズムの一般的な目標は、シーンの輝度範囲
の大半をＣＣＤ１１２の応答範囲内に入れるＥＶを選択
することである。露出アルゴリズムは、以下の物理的な
関係からシーンのＥＶを求めることができる。ＥＶ＝ｌ
ｏｇ2（アパーチャ×アパーチャ）＋ｌｏｇ2（１／シャ
ッタ速度）露出アルゴリズムは、試し露出シーン情報を
調べて、その大半がＣＣＤ１０２の応答範囲に含まれる
かどうかを判定する。その大半が応答範囲に含まれない
場合には、露出アルゴリズムは、アパーチャまたはシャ
ッタ速度（あるいは両方）を前回の試し露出から適切に
調整した新しい試し露出を必要とする。このように、露
出アルゴリズムはまた、所定のシーンに対して正確すな
わち最適なＥＶを求めることができる。 【００１６】ディジタルカメラ１がシーンの写真を撮影
する準備をしているときに求められる別の値は、感度値
（ＳＶ）である。ＳＶは、ＩＳＯ値に従って求められ
る。ハロゲン化銀カメラでは、このＳＶは、使用される
フィルムのタイプ（ＩＳＯ１００、２００等）に関連す
る。ディジタルカメラでは、ＩＳＯ値は既知であり、カ
メラによって自動的にまたはオペレータによって設定さ
れる。それにもかかわらず、ＳＶは、以下の式を用いて
計算される。 ＳＶ＝ｌｏｇ2（ＩＳＯ速度／３．１２５） ＡＳＩＣ１０６は、その露出アルゴリズムを用いてＳＶ
計算を処理する。 【００１７】ＥＶおよびＳＶが一旦分かると、輝度値
（ＢＶ）が求められ得る。ＢＶは、少なくとも部分的に
は、ＬＣＤディスプレイ２０の関連の輝度、コントラス
トまたはバックライトレベルを制御するために用いられ
る。ＢＶは、露出アルゴリズムの以下の式を用いて求め
られる。 ＢＶ＝（ＥＶ−ＳＶ） 上記のように、求められたＢＶは、ＬＣＤディスプレイ
２０の輝度、コントラストおよび／またはバックライト
レベルを制御するために用いられ得る。本発明の１つの
実施形態では、これは、不揮発性メモリ１２０に格納さ
れている実験的に求められたルックアップテーブルを用
いて行われる。従って、ユーザがボタン１５を用いてシ
ーンの写真を撮影する準備をすると、ＥＶおよびＳＶ
は、ＢＶを決定するために用いられる。ＢＶが一旦分か
ると、ルックアップテーブルは、不揮発性メモリ１２０
内で参照され、それによって、コマンドは、ＡＳＩＣ１
０６を介してＬＣＤディスプレイ２０に送信され、輝
度、コントラストおよび／またはバックライトが設定さ
れる。特に、求められたＢＶは、ルックアップテーブル
に格納されている所定のＢＶ値と比較される。求められ
たＢＶがルックアップテーブル内で一致するものを有す
る場合、輝度、コントラストおよび／またはバックライ
トは、その一致に関連する輝度、コントラストおよびバ
ックライト値に従って、ＬＣＤディスプレイ２０におい
て調整され得る。しかし、万一、求められたＢＶがテー
ブルに挙げられている所定のＢＶ値で一致するものをも
たない場合には、最も近接した所定のＢＶ値ならびにそ
れに関連した輝度、コントラストおよびバックライト値
がＬＣＤディスプレイ２０を制御するために用いられ得
る。このような格納されているテーブルの例を表１に示
す。 【００１８】 【表１】【００１９】ＬＣＤディスプレイ２０の制御は、ＡＳＩ
Ｃ１０６によって行われる。通常、ＬＣＤは、ディスプ
レイの様々な局面を調整するためのコントローラ集積回
路（ＩＣ）を有する。例えば、このＩＣは、輝度、コン
トラスト、色合い、色およびガンマの制御を提供し得
る。ＢＶが求められ、ルックアップテーブルが参照され
ると、ＡＳＩＣ１０６は、制御値をＬＣＤディスプレイ
２０に送り、ＬＣＤディスプレイ２０の輝度、コントラ
ストおよびバックライト属性を制御する。ＬＣＤバック
ライト値は、ＬＣＤディスプレイ２０がそのバックライ
トをパルス幅変調するデューティサイクルを示す。ＬＣ
Ｄ輝度値およびＬＣＤコントラスト値は、ＬＣＤのコン
トローラＩＣに送信され、ＬＣＤディスプレイ２０の外
観を改変し得る通常の制御値である。 【００２０】上記ルックアップテーブルおよびそれに関
連した値は、本発明の実施形態を実施する様式を単に例
示するものである。当業者には容易に明白となるよう
に、ＬＣＤ等を制御するための他の関連値も、ルックア
ップテーブルに格納され得る。特に、特定のディスプレ
イタイプが、万一、その輝度、コントラストおよび／ま
たはバックライトレベルを制御するために、表１に示さ
れる値以外の値を必要とする場合、当業者は、関連の値
を改変して、それによって、ディスプレイの所望の制御
を成し遂げる必要性を容易に理解するであろう。 【００２１】本発明の上記の記載は、ユーザがシーンの
写真を撮影する準備をしているときの、ＬＣＤディスプ
レイ２０の輝度／コントラストレベルおよびそのバック
ライト照射の制御に関連する。しかし、本発明はまた、
ユーザが「ビユー（VIEW）」モードにあるディジタルカ
メラ１を操作しているときにも用いられ得る。すなわ
ち、ユーザが、取り外し可能なメモリ等に格納されてい
る写真を見たいときにも用いられ得る。 【００２２】ユーザがメモリ内に格納されている写真に
アクセスするプロセスを開始すると、ディジタルカメラ
は、ＥＶ、ＳＶおよびＢＶを決定する露出アルゴリズム
を自動的に実行する。次に、上記のプロセスを用いて、
ルックアップテーブルが参照され、それによって、コマ
ンドがＬＣＤディスプレイ２０に送信され、その輝度、
コントラストおよび／またはバックライトが設定され
る。 【００２３】不揮発性メモリ１２０が本発明によるルッ
クアップテーブルの記憶媒体として開示されているが、
所定のカメラの実施要件に合わせて、記憶能力を有する
任意のメモリまたは処理デバイスがルックアップテーブ
ルを格納するために用いられ得る。 【００２４】本発明は、ルックアップテーブルの使用に
関連して記載されているが、本発明の他の可能な実施形
態では、輝度、バックライトおよび／またはコントラス
ト情報を格納および検索するための他の技術を用いても
よい。 【００２５】例えば、本発明の他の実施形態では、ＬＣ
Ｄディスプレイ２０を制御するための関連の輝度、コン
トラストおよび／またはバックライトレベルを有する基
準ＢＶ値は、参照用として記憶媒体に任意に格納され得
る。ＢＶがディジタルカメラ１の露出アルゴリズムによ
って一旦求められると、任意に格納された基準ＢＶ値と
比較され得る。このプロセスでは、ＬＣＤディスプレイ
２０を調整するために、最も近接した格納ＢＶが選択さ
れ、それに関連した輝度、コントラストおよび／または
バックライトレベルが用いられる。 【００２６】さらに、ＬＣＤディスプレイ２０の最適ま
たは所望の輝度、コントラストおよび／またはバックラ
イトレベルを測定されたＢＶ値に関連づけるアルゴリズ
ムまたは数式が用いられ得る。 【００２７】本発明のさらに別の有利な実施形態では、
ルックアップテーブルの代わりに基準ＢＶ値が用いられ
る。上記のように、ＢＶ値は、ＥＶおよびＳＶから決定
されるが、ＢＶ値をルックアップテーブルに格納された
複数の所定のＢＶ値と比較する代わりに、メモリに格納
された１つの基準ＢＶ値のみを用いて、ＬＣＤディスプ
レイ２０をどのように制御するかを判断する。この１つ
の基準ＢＶ値は、不揮発性メモリ１２０等に格納され得
る。 【００２８】以下、基準ＢＶ値が用いられるときに可能
なＬＣＤディスプレイ２０の制御の例について記載す
る。まず、ＢＶ値は、基準ＢＶ値と比較される。ＢＶ値
は、基準ＢＶ値と等しい、基準ＢＶ値より大きいまたは
小さい値である。ＢＶ値が基準ＢＶ値よりも大きい場合
には、ＬＣＤディスプレイ２０のバックライトは、所定
量に増加される。例として、ＬＣＤディスプレイ２０
は、１００％のバックライト等に設定され得る。他のパ
ーセントも所望に応じて可能である。他方、ＢＶ値が基
準ＢＶ値よりも小さい場合には、ＬＣＤディスプレイ２
０は、所定量に下げられる。例として、ＬＣＤディスプ
レイ２０は、８０％のバックライト等に設定され得る。
他のパーセントも所望に応じて可能である。ＢＶ値が基
準ＢＶ値と等しい場合には、バックライトは、実施要件
に応じて調整を必要としたり、しなかったりである。Ｌ
ＣＤディスプレイ２０の制御は、ＡＳＩＣ１０６を通し
て実施される。 【００２９】バックライト制御について、特に本実施形
態について記載したが、他のＬＣＤディスプレイ２０の
属性（例えば、輝度、コントラスト等）も、同じくＢＶ
値と基準ＢＶ値の比較を用いて制御され得る。 【００３０】さらに、本発明を、ＬＣＤディスプレイ２
０の輝度／コントラストおよびバックライトレベルの調
整に関連して記載したが、本発明は、ＬＣＤディスプレ
イ２０のこれらの属性のみを調整することに限定されな
い。言うまでもなく、ルックアップテーブルは、色、色
調等に関連する制御値を含むように改変され得る。すな
わち、各基準ＢＶは、ＬＣＤディスプレイ２０の上記の
属性を制御する制御変数を含み得る。 【００３１】言うまでもなく、本発明のいくつかの変形
が本明細書に記載されているが、当業者であれば容易に
理解できるように、他の様々な改変もまた本発明になさ
れ得る。従って、本明細書に記載される実施形態は、本
発明を限定するものではない。以下に本発明の実施態様
のいくつかを例示して本発明の実施の参考に供する。 【００３２】（実施態様１）カメラディスプレイの属性
を制御する方法であって、シーンに関連する情報を得る
ステップと、カメラに関連した感度値を検出するステッ
プと、前記得られた情報および前記検出された感度値に
従って前記カメラディスプレイの少なくとも輝度を制御
するステップと、を有するカメラディスプレイの属性制
御方法。 【００３３】（実施態様２）前記得られた情報が露出値
であることを特徴とする実施態様１に記載のカメラディ
スプレイの属性制御方法。 【００３４】（実施態様３）前記感度値がＩＳＯ値であ
ることを特徴とする実施態様１に記載のカメラディスプ
レイの属性制御方法。 【００３５】（実施態様４）前記カメラディスプレイの
コントラストおよびバックライトが、前記得られた情報
および前記検出された感度値に従って制御されることを
特徴とする実施態様１に記載のカメラディスプレイの属
性制御方法。 【００３６】（実施態様５）前記制御するステップは、
輝度値を計算することを含み、該輝度値は、前記カメラ
ディスプレイの輝度、コントラストおよびバックライト
を制御するために用いられることを特徴とする実施態様
４に記載のカメラディスプレイの属性制御方法。 【００３７】（実施態様６）前記輝度値は、ルックアッ
プテーブルに格納された輝度値と比較され、前記カメラ
ディスプレイに与えられる輝度、コントラストおよびバ
ックライトの特定レベルを求めることを特徴とする実施
態様５に記載のカメラディスプレイの属性制御方法。 【００３８】（実施態様７）前記制御するステップは、
輝度値を計算することを含み、該輝度値は、前記カメラ
ディスプレイの少なくとも前記輝度を制御するために用
いられることを特徴とする実施態様１に記載のカメラデ
ィスプレイの属性制御方法。 【００３９】（実施態様８）前記輝度値は、ルックアッ
プテーブルに格納された輝度値と比較され、前記カメラ
ディスプレイに与えられる輝度の特定レベルを求めるこ
とを特徴とする実施態様７に記載のカメラディスプレイ
の属性制御方法。 【００４０】（実施態様９）前記制御するステップは、
前記得られた情報および前記検出された感度値を用いて
輝度値を計算するサブステップと、前記計算された輝度
値をルックアップテーブルに格納された基準輝度値と比
較し、前記カメラディスプレイの輝度を制御するサブス
テップと、を含むことを特徴とする実施態様１に記載の
カメラディスプレイの属性制御方法。 【００４１】（実施態様１０）前記制御するステップ
は、前記得られた情報および前記検出された感度値を用
いて輝度値を計算するサブステップと、前記計算された
輝度値をルックアップテーブルに格納された基準輝度値
と比較し、前記カメラディスプレイの輝度、コントラス
トおよびバックライトを制御するステップとを含むこと
を特徴とする実施態様１に記載のカメラディスプレイの
属性制御方法。 【００４２】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明の実施によ
り、カメラ上で用いられるカメラディスプレイ、たとえ
ば、ＬＣＤの輝度、コントラストおよび／またはバック
ライトレベルを制御するための周囲光センサおよび手動
調整器を用いなくともよいので、カメラの使用者にとっ
て便利である。また、従来のディジタルカメラの現存す
る構成要素を用いて、カメラＬＣＤの輝度、コントラス
トおよび／またはバックライトの調整を行うことが可能
であるので、低コストであり、実施用意である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明が実施されるディジタルカメラの後部斜
視図である。 【図２】本発明が実施されるディジタルカメラの構造の
ブロック図である。 【符号の説明】 １ ディジタルカメラ １０ レンズ １５ カメラ作動ボタン１５ ２０ ＬＣＤディスプレイ ２５ ビューファインダ ３０ カメラ本体 １０２ ＣＣＤ １０４ Ａ／Ｄ変換器 １０６ ＡＳＩＣ １０８ クロックドライバ １１０ ズーム、フォーカス、絞りおよびシャッタ機構
（Z/F/I/S) １１２ モータドライバ １１４ ストロボ １１６ ストロボ駆動部 １１８ ＳＤＲＡＭ １２０ 内部フラッシュメモリデバイス １２２ 外部不揮発性メモリデバイス用コネクタ １２４ 外部ワークステーション １２６ ＵＳＢコネクタ通信 １２８ マイクロコントローラ
視図である。 【図２】本発明が実施されるディジタルカメラの構造の
ブロック図である。 【符号の説明】 １ ディジタルカメラ １０ レンズ １５ カメラ作動ボタン１５ ２０ ＬＣＤディスプレイ ２５ ビューファインダ ３０ カメラ本体 １０２ ＣＣＤ １０４ Ａ／Ｄ変換器 １０６ ＡＳＩＣ １０８ クロックドライバ １１０ ズーム、フォーカス、絞りおよびシャッタ機構
（Z/F/I/S) １１２ モータドライバ １１４ ストロボ １１６ ストロボ駆動部 １１８ ＳＤＲＡＭ １２０ 内部フラッシュメモリデバイス １２２ 外部不揮発性メモリデバイス用コネクタ １２４ 外部ワークステーション １２６ ＵＳＢコネクタ通信 １２８ マイクロコントローラ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｇ０９Ｇ 5/00 ５５０ Ｇ０９Ｇ 5/00 ５５０Ｃ
5/10 5/10 Ｂ
(72)発明者 アミー イー バトルズ
アメリカ合衆国 コロラド 80550 ウィ
ンザー ５ス・ストリート 502
Ｆターム(参考） 5C006 AF54 AF78 BB29 BF08 EA01
EC01 FA51 FA54
5C022 AA13 AB01 AC03 AC42
5C080 AA10 BB05 DD04 EE28 GG07
GG12 JJ02 JJ06 KK43
5C082 AA21 AA27 BA20 CA11 CB01
MM09
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 カメラディスプレイの属性を制御する方
法であって、 シーンに関連する情報を得るステップと、 カメラに関連した感度値を検出するステップと、 前記得られた情報および前記検出された感度値に従って
前記カメラディスプレイの少なくとも輝度を制御するス
テップと、 を有するカメラディスプレイの属性制御方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US10/125,488 US6816676B2 (en) | 2002-04-19 | 2002-04-19 | Adaptive control of LCD display utilizing imaging sensor measurements |
| US10/125488 | 2002-04-19 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003319215A true JP2003319215A (ja) | 2003-11-07 |
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Family
ID=29214796
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003082302A Pending JP2003319215A (ja) | 2002-04-19 | 2003-03-25 | カメラディスプレイの属性制御方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6816676B2 (ja) |
| JP (1) | JP2003319215A (ja) |
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