JP2003318862A - スペクトル拡散によって送信されたデータの検出のための方法および装置 - Google Patents

スペクトル拡散によって送信されたデータの検出のための方法および装置

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JP2003318862A JP2003106948A JP2003106948A JP2003318862A JP 2003318862 A JP2003318862 A JP 2003318862A JP 2003106948 A JP2003106948 A JP 2003106948A JP 2003106948 A JP2003106948 A JP 2003106948A JP 2003318862 A JP2003318862 A JP 2003318862A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペクトラム直接拡散方式(DSSS)によ
って送信されたデータの結合検出のための方法と装置と
を提供すること。 【解決手段】 本装置は、行列Uを計算するために、コ
レスキー分解を使用する手段を具備し、それによって、 L=U×U であり、ここで、Lは、等化行列であり、Uは、上位の
三角行列である。コレスキー分解を使用する手段は、M
ACセル(MAC,MAC,……,MA
)と、収縮(systolic)ネットワークの対角セル
(DIAG)とを具備する。MACセルと対角セルとは
また、受信されたデータの評価されたベクトル^dを計
算するために使用される。本発明は、例えば、デジタル
移動電話伝送の分野に適用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダイレクトシー
ケンスによるスペクトル拡散によって送信されたデータ
の検出のための方法と、該方法を使用するための装置と
に関する。
【0002】本発明のアプリケーションの分野は、スペ
クトラム直接拡散方式(DSSS)によるディジタル伝
送である。DSSSディジタル伝送は、符号分割多元接
続(CDMA)システムにおいて使用される。
【0003】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】CD
MAシステムにおいて、ユーザーは、同じ周波数帯域を
共有する。ユーザー間の識別は、各ユーザーへの異なる
拡散コードの割当によって可能である。
【0004】個々のユーザーの受信機は、このユーザー
に対して意図される信号だけでなく、他のユーザーへ宛
てられた信号もまた受信する。そして、他のユーザーへ
宛てられた受信された信号によって発生する(一般的に
多元接続干渉(MAI)と呼ばれる)干渉は、最小化さ
れる必要がある。更に、伝送チャネルに固有の干渉を減
少させる必要もある。
【0005】ディジタル受信機への入力において受信さ
れる信号は、複素ベクトルeによって示され、それによ
って、
【数10】 である。ここで、 − Aは、CDMAシステムに関するチャネルパルス応
答および拡散コードに依存する複素行列である。 − dは、ユーザーによって発せられるデータから成る
複素ベクトルであり、かつ、それは評価されるべきであ
る。 − nは、ランダム干渉ベクトルである。
【0006】受信機は、ベクトル^d(本明細書におい
て、ベクトル^dは、ベクトル
【数11】 と同一であるとする)を計算する。このベクトルは、前
もって計算されまたは評価されたベクトルeと行列Aと
の情報に基づくベクトルdの推定値である。ベクトル^
dはまた、できる限りdに近くなくてはならない。この
ことは、送信機と受信機との間における伝送シーケンス
によって導入される歪と外乱とを排除することを試みる
ことによって行われる。歪と外乱とを排除するためのこ
の作業は、等化(equalization)と呼ばれる。もし等化
が完全ならば、^d=dである。
【0007】1つの本質的な困難性は「受信機は、等式
(1)を解くのに十分な情報を有しない」という事実に
存在する。そして、等式(1)の解決は、完全な等化を
取得するために、最適化基準の使用に基づく。
【0008】等式(1)を解くために、様々な技法が知
られている。これらの技法のうちの1つは、ジョイント
検出技法である。該技法は、ベクトルd全体(言い換え
ると、全てのユーザーによって発せられた全てのデー
タ)を評価することからなる。この場合、評価されたベ
クトル^dは、以下のタイプの等式によって計算され
る。
【数12】 ここで、 − L−1は、行列Lの逆行列である。これは、一般的
に、等化行列と呼ばれる。これは、サイズN×Nの正方
行列であり、かつ、等式(1)を解くために選択される
最適化基準の関数として表現される。 − Aは、行列Aと対称の正方行列(言い換える
と、Aの転置共役行列)を示す。
【0009】ジョイント検出の異なる例が言及されるこ
とができる。第1の例は、それによって行列Lが
【数13】 と記述される検出に関し、かつ、それは、MAI干渉
(ZF等化、ここで、ZFは“ゼロフォーシング(Zero
Forcing)”を意味する)を排除することを意図され
る。第2の例は、それによって行列Lが
【数14】 と記述される検出に関する。ここで、σは、干渉分
散であり、かつ、Iは、単位行列(MMSE - 最小平均2
乗誤差 - 等化)である。この場合、評価されたベクト
ル^dとベクトルdとの間における距離が、干渉nの影
響をMAI干渉の影響から区別することなく評価され
る。
【0010】一般的に、等式(2)を解くために、受信
機は、受信機が知っている行列Aと受信されたデータの
ベクトルeとを発端とするベクトル
【数15】 を計算することによって始める。そして、等式(2)
は、以下の式において表現されてもよい。
【数16】
【0011】等式(3)を解くための1つの従来の技法
は、行列Lを反転することと、等式(2)の右側の2つ
の項に行列L−1(行列Lの反転)を乗算することとか
らなる。しかしながら、もし行列Lが大きいならば、か
つ、もし等式(3)を解くために利用可能な時間が非常
に短いならば、この技法は回避されなくてはならない。
例えば、これは、UMTS(ユニバーサルモバイル遠距
離通信システム)のためのTDD(時分割二重)モード
に対する場合である。そして、等式(3)は、約500
×500のサイズの複素係数を伴う行列Lに対して、
0.666ms未満で解かれなくてはならない。上述さ
れた行列Lの反転による従来の技法は、等式(3)を解
くことが不可能である。
【0012】発生する問題の複雑さによってベクトルア
ーキテクチャが提案された(“A vector multiprocesso
r for real-time multi-user detection in spread spe
ctrum communication”IEEE International Conference
on Application Specific System, Architectures and
Processors, Boston, July 2000 参照 )。しかしなが
ら、これらのアーキテクチャは、小さな線形システム
(32×32行列)を解くためにのみ設計された。本発
明の分野における(それに対するサイズが例えば500
×500に達するかも知れない(上記参照))検出シス
テムへのこのタイプのアーキテクチャの直接的な置き換
えは考えられない。なぜならば、それはまた、極端に複
雑なハードウエアシステム(例えば、プロセッサ)を含
むからである。
【0013】より少ない計算を要する他の技法は、式
【数17】 によって与えられるコレスキー(Cholesky)分解を行う
ために、L行列のプロパティを利用することからなる。
ここで、Uは、サイズN×Nの上位の三角行列である。
該行列のための要素uijは、行列Lの要素lijから
決定される。
【0014】そして、等式(3)は、2つのステップで
解かれる。第1のステップは、行列Uを取得するための
行列Lのコレスキー分解である。そして、その結果は、
以下の通りである。
【数18】 第2のステップは、既知のUおよびz行列から行列
yを取得するために以下の等式を解き、
【数19】 そして、以下の等式を解くことからなる。
【数20】 これは、先に計算されたUおよびy行列から^dを取得
するために使用される。
【0015】これらの作業は、従来のコンピュータまた
は可能ならばシグナルプロセッサ(DSP)上でプログ
ラムされる。しかしながら、これらのコンピュータの性
能は、上述された大きな行列に対してリアルタイム動作
を達成するのに十分でない。
【0016】本発明は、上述された欠点を有しない。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、スペクトラム
直接拡散方式(DSSS)によって送信されるデータの
結合検出のための装置に関し、該装置は、行列Uを計算
するために、コレスキー分解を使用する手段を具備し、
それによって、 L=U×U であり、ここで、Lは、等化行列であり、Uは、上位の
三角行列である。コレスキー分解を使用する手段が、 − 以下の式を使用して行列Uの対角係数ui,i
計算する手段を具備し、
【数21】 ここで、li,i は、行列Lの行ランクiの対角係数
であり、uk,i は、行列Uの行ランクkおよび列ラ
ンクiの係数であり、 コレスキー分解を使用する手段が、 − 以下の式において行列の非対角係数を計算する手段
を具備し、
【数22】 非対角係数を計算する手段は、 − 直列に設置されたN個のMACセルのネットワーク
を具備し、各MACセルは、累積入力と累積出力とリタ
ーン入力とリターン出力と係数入力とを具備し、ランク
pのセル(p=1〜N)の累積出力は、ランクp+1の
セルの累積入力に接続され、 非対角係数を計算する手段は、 − 累積入力と減算係数入力と除算係数入力と結果出力
とリターン出力とを具備する対角セルを具備し、対角セ
ルの累積入力は、ランクNのMACセルの累積出力に接
続され、 非対角係数を計算する手段は、 − 係数u k,iをMACセルのリターン入力にロー
ドする手段と、 − 係数uk,j をMACセルの係数入力にロードす
る手段と、 − 係数ui,i を対角セルの除算係数入力にロード
する手段と、 − 係数li,j を対角セルの減算係数入力にロード
する手段とを具備する。
【0018】本発明の第1実施形態によると、係数u
k,iをMACセルからリターン入力にロードする手段
は、第1のコマンドステートによって制御されるN個の
乗算器(M,M,……,M)の組を具備
し、各乗算器は、第1の入力と第2の入力と出力とを有
し、ランクpの乗算器(p=1,2,……,N)からの
出力は、同じランクのMACセルのリターン入力に接続
され、ランクpの乗算器の第1の入力は、ある乗算器と
次の乗算器とで異なる係数u k,iに関連付けられ、
ランクpの乗算器の第2の入力は、ランクp+1のMA
Cセルからのリターン出力に接続され、ランクNの乗算
器への第2の入力は、対角セルのリターン出力へ接続さ
れ、第1のコマンドステートは、各乗算器の第1の入力
と出力との間における直接的な電気的接続を設定する。
【0019】本発明の第2実施形態によると、ランクp
のMACセル(p=1,2,……,N)からのリターン
出力は、ランクp−1のMACセルのリターン入力に接
続され、係数u k,iをMACセルのリターン入力に
ロードする手段は、第1のコマンドステートによって制
御される乗算器を具備し、乗算器は、第1の入力と第2
の入力と出力とを有し、乗算器からの出力は、ランクN
のMACセルのリターン入力に接続され、第1の乗算器
入力は、u k,i係数のうちの1つに次々に接続さ
れ、第2の乗算器入力は、対角セルからのリターン出力
に接続され、第1のコマンドステートは、第1の乗算器
入力と乗算器出力との間における直接的な電気的接続を
設定する。
【0020】本発明による装置の他の特徴によると、M
ACセルと対角セルと第2のコマンドステートによって
制御される全ての乗算器とは、評価されたベクトル^d
を計算するために、ネットワーク形成する。該評価され
たベクトルは、ユーザーによって発せられたデータのベ
クトルdに対応する。
【0021】本発明はまた、スペクトラム直接拡散方式
(DSSS)によって送信されるデータの結合検出のた
めの方法に関し、該方法は、行列Uを計算するために、
コレスキー分解ステップを具備し、それによって、 L=U×U であり、ここで、Lは、等化行列であり、Uは、上位の
三角行列である。コレスキー分解ステップが、 − 以下の式によって行列Uの対角係数ui,i を計
算するステップを具備し、
【数23】 ここで、li,i は、行列Lの行ランクiの対角係数
であり、uk,i は、行列Uの行ランクkおよび列ラ
ンクiの係数であり、 コレスキー分解ステップが、 − 以下の式において行列の非対角係数ui,j を計
算するステップを具備し、
【数24】 非対角係数を計算するステップは、 − 直列に設置されたMACセルのリターン入力に係数
k,iをロードするステップ を具備し、各MACセルは、累積入力と累積出力とリタ
ーン入力とリターン出力と係数入力とを具備し、ランク
pのセル(p=1〜N)の累積出力は、ランクp+1の
セルの累積入力に接続され、 非対角係数を計算するステップは、 − 係数uk,j をMACセル係数入力にロードする
ステップと、 − 係数ui,i を対角セルの除算係数入力にロード
するステップとを具備し、対角セル(DIAG)は、減
算係数入力と結果出力とリターン入力とリターン出力と
除算係数入力とを具備し、対角セルの累積入力は、ラン
クNのMACセルの累積出力に接続され、 非対角係数を計算するステップは、 − 係数li,j を対角セルのリターン入力にロード
するステップを具備する。
【0022】本発明の第1実施形態によると、係数u
k,iが、MACセルのリターン入力に、並列にロード
される。
【0023】本発明の第2実施形態によると、u
k,i係数が、MACセルのリターン入力に、次々にロ
ードされる。これは、ランクNのMACセルから開始す
る。
【0024】本発明の他の特徴によると、本方法は、ユ
ーザーによって発せられるデータベクトルdに対応する
評価されたベクトル^dを計算するステップを具備す
る。評価されたベクトル^dに対する計算ステップは、 − 等式
【数25】 を解くために、反復
【数26】 によって三角線形システムを解く第1のステップを具備
し、ここで、
【数27】 であり、 上記計算ステップは、 − 等式
【数28】 を解くために、反復
【数29】 によって三角線形システムを解く第2のステップを具備
する。
【0025】都合の良いことに、本発明による結合検出
方法は、コレスキー分解演算子と、同じ回路を使用して
三角システムを解くための演算子とを使用する。故に、
装置の物理的な複雑度を減少する。
【0026】制御手段は、適切な係数によって異なる回
路(MACセル、対角セル、乗算器)の順次的なローデ
ィングを制御するために使用される。
【0027】上記の等式において、uii,uij
a,a,b,accu係数は、通常、複素数であ
る。しかしながら、「本発明はまた、これらの係数が実
数である場合にも関する」ということに注意されたい。
【0028】更に、「行列Uは帯域行列である」という
ことに注意されたい。故に、上述された係数ui,i
およびui,j は、ゼロでない係数uk,i および
,j に対してのみ計算される。本記載の残りにお
いて、ゼロでない係数uk, およびuk,j は、
好ましくは、ukp,iおよびukp,jと示される。
ここで、p=1,2,……,Nである。
【0029】本発明の他の特徴および利点は、添付図面
を参照して好ましい実施形態を読んだ後に、明らかにな
るであろう。
【0030】全ての図面において、同じ参照符号は同じ
要素を示す。
【0031】
【発明の実施の形態】図1Aおよび1Bは、本発明によ
る検出装置において使用される第1のタイプのセルを示
す。
【0032】MAC(Multiplication ACcumulation )
セルと呼ばれるこの第1のタイプのセルは、3つの入力
と2つの出力とを備えられる。図1Aおよび1Bは、時
間tおよびt+1におけるMACセルに対する入力およ
び出力信号をそれぞれ示す。もしaccuとxとa量が
時間tにおいて3つの入力にそれぞれ適用されると(図
1A参照)、時間t+1において、2つの出力は、量x
とaccu+axとを生成する(図1B参照)。便宜の
ために、MACセルの入力/出力は、この記載の残りに
おいて、以下の通りに参照される。 − 時間tにおいて量accuが適用される入力は、M
ACセル累積入力と呼ばれる。 − 時間tにおいて量aが適用される入力は、MACセ
ル係数ローディング入力と呼ばれる。 − 時間tにおいて量xが適用される入力は、MACセ
ルリターン入力と呼ばれる。 − 量accu+axが生成される出力は、MACセル
累積出力と呼ばれる。 − 時間t+1において量xが生成される出力は、MA
Cセルリターン出力と呼ばれる。
【0033】図2は、本発明による検出装置において使
用されるMACセルの一例を示す。
【0034】該セルは、2つの遅延演算子1,2と、乗
算器3と、加算器4とを具備する。時間tにおいて、係
数aが係数ローディング入力に適用され、かつ、データ
x(t)が遅延演算子1へ入力され、かつ、accu
(t)データが加算器4へ入力される。乗算器3は、係
数aとデータx(t)とを乗算する。加算器4は、デー
タaccu(t)と、乗算器3によって出力されるデー
タax(t)とを加算する。時間tにおいて遅延演算子
2へ入力されるデータaccu(t)+ax(t)は、
時間t+1において出力され、かつ、時間tにおいて遅
延演算子1へ入力されるデータx(t)は、時間t+1
において出力される。
【0035】図3Aおよび3Bは、本発明による検出装
置において使用される第2のタイプのセルを示す。
【0036】対角(diagonal)セルと呼ばれるこの第2
のタイプのセルもまた、3つの入力と2つの出力とを備
えられる。図3Aおよび3Bは、時間tとt+1とにお
ける対角セルの入力信号と出力信号とをそれぞれ示す。
もしaccuとbとa量とが時間tにおいて個々に
3つの入力に適用されるならば(図3A参照)、2つの
出力は、時間t+1において量(b−accu)/a
を出力する。便宜のために、対角セルの入力/出力
は、この記載の残りにおいて、以下の通りに参照され
る。 − 時間tにおいて量accuが適用される入力は、M
ACセル累積入力と呼ばれる。 − 時間tにおいて量aが適用される入力は、MACセ
ル係数ローディング入力と呼ばれる。 − 時間tにおいて量xが適用される入力は、MACセ
ルリターン入力と呼ばれる。 − 時間t+1において量(b−accu)/a
生成される出力のうちの1つは、対角セル結果出力とし
て参照され、かつ、他の出力は、対角セルリターン出力
と呼ばれる。対角セルリターン出力は、後に記載される
ように、データの移動の方向に依存する。
【0037】図4は、本発明による検出装置の第1実施
形態を示す。
【0038】本発明の第1実施形態による検出装置は、
等式(1)の使用のための回路5と、N個のセルMAC
の組MAC,MAC,……MACと、対角
セルDIAGと、N個の乗算器の組M,M,…
…Mとを具備する。等式(1)を計算するために、
回路5は、例えば、2乗演算子と、加算器と、減算器
と、平方根計算演算子とを具備する。
【0039】ランクpのMACセル(p=1,2,…
…,N)の累積入力は、ランクp−1のMACセルから
の累積出力へ接続され、かつ、ランクNのMACセルか
らの累積出力は、対角セルの累積入力へ接続される。M
ACセルのリターン入力と出力とは、乗算器を通して接
続される。各乗算器は、2つの入力と1つの出力とを有
する。そして、ランクpのMACセル(p=1,2,…
…,N−1)のリターン入力は、ランクpの乗算器出力
へ接続される。該乗算器に対する2つの入力のうちの1
つは、ランクp+1のMACセルからのリターン出力へ
接続される。ランクNのMACセルのリターン入力は、
ランクNの乗算器からの出力へ接続される。該乗算器に
対する2つの入力のうちの1つは、対角セルからのリタ
ーン出力へ接続される。
【0040】図5は、本発明による検出装置の第2実施
形態を示す。
【0041】本発明の第2実施形態による検出装置は、
等式(1)の使用のための回路5と、N個のセルMAC
の組MAC,MAC,……MACと、対角
セルDIAGと、それぞれ2つの入力と1つの出力とを
伴う乗算器Mとを具備する。
【0042】MACセル累積入力/出力は、図4に示さ
れるように互いに接続される。この場合、ランクpのM
ACセル(p=1,2,……,N)からのリターン出力
は、ランクp−1のMACセルのリターン入力へ接続さ
れる。乗算器Mの出力は、ランクNのMACセルの
リターン入力へ接続され、かつ、第1入力は、対角セル
からのリターン出力へ接続される。
【0043】上述されたように、コレスキー分解は、以
下の通りに、行列Uのui.j の係数を計算すること
を具備する。 L=U×U
【0044】行列Uは、上位の三角行列である。行iの
対角係数は、以下の通りに記載される。
【数30】 そして、行iの非対角係数は、以下の通りに記載され
る。
【数31】
【0045】本発明によると、行列Uの係数は、最初の
行から最後の行へ、行毎に計算される。行の対角係数
は、行の非対角係数の前に計算される。非限定的な例と
して、3×3行列Uに対して、係数は、以下の通りに、
次々に計算されることができる。 − 第1行に対してu11そしてu12そしてu13
そして、 − 第2行に対してu22そしてu23、そして、 − 第3行に対してu33
【0046】対角係数ui,i は、等式(1)を使用
する回路5を使用して計算される。
【0047】U行列の非対角係数ui,j を計算する
ために使用される原理が、図6と図7とを参照して、こ
こに記載される。
【0048】対角要素ui,j の計算の間、係数u
*k,i(本明細書において、係数u *k,iは、係数
【数32】 と同一であるとする)が、MACセルのリターン入力へ
適用される。リターンストリームは、同じ行における全
ての係数ui,j の計算の間、固定される。なぜなら
ば、これらの値u*k,iは、全てのこれらの係数の計
算に対して必要だからである。
【0049】係数u*k,iをロードすることに対し
て、2つの可能な実施形態が存在する。
【0050】図6は、係数u*k,iをロードすること
の第1の方法を示す。係数u*k, をロードすること
の第1の方法は、本発明による装置の第1実施形態に関
係するローディングモードである。
【0051】第1コマンドステートによって制御される
乗算器は、行列Uの非対角係数の計算の間、MACセル
のリターン入力上でu*k,i値の並列ローディングを
可能にする。
【0052】図7は、係数u*k,iをロードすること
の第2の方法を示す。係数u*k, をロードすること
の第2の方法は、本発明による装置の第2実施形態に関
係する。
【0053】第2のローディング方法によると、u
*k,i値は、次々にロードされる。第1のコマンドス
テートによって制御される乗算器Mは、ランクNの
MACセルのリターン入力にu*k,i値を適用する手
段である。
【0054】この第2のローディング方法によると、対
角要素を計算するための回路5は、図7に示されるよう
に、乗算器Mへ接続されてもよい。そして、回路5
の入力へ適用される係数uk,i もまた、入力とし
て、共役演算子Cへ適用される。共役演算子Cは、乗算
器Mの入力へ適用される係数u*k,iを出力す
る。そして、リターンストリームレジスタをロードする
一方、量
【数33】 が計算される。一旦、このローディングが終了すると、
ストリームは、非対角要素を計算するために固定され
る。
【0055】より一般的には、係数u ki がMAC
セルの異なるリターン入力へ適用される順番は、実際に
は重要ではない。積u kikj は、合計される前
に、如何なる順番で計算されてもよい。MACセルのリ
ターン入力上で係数u ki をロードすることに対して
満足されなくてはならない唯一の条件は、「量
【数34】 が計算されるまで、同じインデックスiが保持される」
ということである。
【0056】係数ui,j の計算のための1つの必要
な条件は、全ての係数uk,j (ここで、jは、全て
の可能な値でありうる)をMACセルの係数入力へ適用
することである。係数u ki が、そのリターン入力
上で、該MACセルに適用される。
【0057】行列Uの計算された対角および非対角係数
は、それらが決定されると、記憶される。これは、本発
明による結合検出装置が(図面において示されていな
い)記憶回路を備えられている理由である。
【0058】4より大きいサイズの行列Uの係数u
i,j の計算の1つの非限定的な例が、図8に対する
記載を伴って、ここに与えられる。
【0059】この例は、図6に示される係数ローディン
グモードによる本発明の実施形態に対応する。係数u
45が、記載された例において計算される。
【0060】検出装置は、3つのMACセル(MAC,
MAC,MAC,MAC )と、対角セル(D
IAG)とを具備する。「係数u 14
24 ,u 34 が、MAC,MAC
MACセルの対応するリターン入力に適用される」
ということが仮定される。
【0061】時間t=1において、係数u15が、MA
セルの係数入力に適用される。そして、このセル
の累積出力は、時間t=2において、u 1415
へ変化する。
【0062】時間t=2において、係数u25が、MA
セルの係数入力に適用される。そして、このセル
の累積出力は、
【数35】 へ変化する。ここで、accuは、セルMACの累
積入力に適用される値である。これは、u 14
15 に等しい。故に、MACセルの累積出力は、
1415 +u 2425 に等しい。
【0063】時間t=3において、u35が、セルMA
の係数入力に適用される。そして、MAC
累積出力は、値
【数36】 へ変化する。故に、対角セルは、その累積入力上に設定
された値pを有する。u44とl45とをそれぞれ
対角セルの累積入力とリターン入力とに適用することに
よって、対角セルからの結果出力は、u45=(l45
−p)/u に変化する。これが、計算されるべ
き値である。
【0064】pの項の累積は、図の右(累積された
データの方向)へ向かって移動する。そして、左に残っ
ているMACセルは、もはや使用されない。そして、次
の現在の行における他の要素によって使用されるべき生
成項の計算にこれらのセルを再び割り当てることが、都
合の良いことに、可能である。
【0065】非限定的な例として、以下の表は「先の例
におけるu45,u46,u47値を計算するために係
数ukjがどのようにしてMACセルに割り当てられる
のか」ということを記述する。
【表1】
【0066】一旦、行列Uが決定されると、本発明によ
る方法は、以下のステップを順番に具備する。 − 反復によって三角線形システムを解く第1ステッ
プ:等式
【数37】 を解くために、以下の式を計算する。
【数38】 ここで、以下の式が成立する。
【数39】 − 反復によって三角線形システムを解く第2ステッ
プ:等式
【数40】 を解くために、以下の式を計算する。
【数41】
【0067】上述された三角線形システムを解く際の第
1および第2ステップに対して、ランクpのMACセル
(p=1,2,……,N)からのリターン出力がランク
p−1のMACセルのリターン入力へ直接接続されるよ
うに、乗算器が設定される。対角セルからのリターン出
力が、ランクNのMACセルのリターン入力に直接接続
される。
【0068】そして、対角セルとMACセルとは、例え
ば“Introduction to VLSI systems”(Kung, H.T. and
Leiserson, C.E., chapter Systolic arrays for VLSI
(chap. 8.3), Addison-Wesley, 1980)と題名を付けら
れた文献において記述されるようなネットワークを形成
する。
【0069】それ自体で知られた方法において、このタ
イプのネットワークは、タイプAx=bの等式を解くた
めに使用されることができる。ここで、Aは既知の三角
行列であり、かつ、bは既知のベクトルであり、かつ、
xは決定されるべき未知のベクトルである。
【0070】解決ベクトルxの各要素は、以下の反復に
よる計算である。
【数42】 ここで、x (k)(本明細書において、x
(k)は、
【数43】 と同一であるとする)は、要素xの計算におけるk
番目のステップを示す。
【0071】0に初期化された要素x (k)がネット
ワーク内を循環するとき、それは、各MACセルにおい
て計算された生成物を累積する。最終値は、対角セルに
おいて計算される。そして、それは、ネットワーク内を
逆方向に変化せずに循環するために、ネットワーク内に
再注入される。故に、以下の要素x (k)(j>i)
が生成物aj,iを累積することを可能にする。
故に、いくつかの要素x (k)は、パイプラインにお
けるように、並列に計算される。
【0072】MACセル入力および出力(連続的な累積
によって計算される要素x (k)がこれらの間を循環
する)は、それぞれ、MACセルの累積入力および累積
出力である。同様に、MACセル入力および出力(対角
セルから再注入される要素x (k)がこれらの間を循
環する)は、それぞれ、MACセルのリターン入力およ
びリターン出力であり、かつ、係数ai,kが適用され
るMACセルおよび対角セルの入力は、係数ローディン
グ入力である。
【0073】行列Aの係数は、対角毎に、ネットワーク
にロードされる。その結果、もしAが幅Lgの帯域行列
であるならば、ネットワークにおけるMACセルの数
は、Lg−1へ減少されてもよい。故に、ネットワーク
のサイズは、行列Aの帯域幅には関係なく、むしろ、シ
ステムのサイズに関係する。
【0074】図9は、行列yの係数yの計算を示
し、図10は、評価されたベクトル^dの係数^d
の計算を示す。これらは、本発明の第1実施形態による
装置を使用する。
【0075】三角線形システムを解く際の第1ステップ
に対して、Uの共役行列の転置行列の係数が、MACセ
ルおよび対角セルの係数入力に適用される(図9参
照)。三角線形システムを解く際の第2ステップに対し
て、行列Uの係数が、MACセルおよび対角セルの係数
入力に適用される(図10参照)。
【0076】図9および図10は、本発明の第1実施形
態による検出装置に関連する。図面には示されていない
が、「本発明はまた、本発明の第2実施形態による検出
装置を使用した行列yの計算とベクトル^dの計算とに
関連する」ということが明らかである。
【0077】本発明を移動電話に適用するために、本発
明による方法は、例えば、FDD(周波数分割多重)お
よびTDD(時分割多重)通信モードにおいて送信され
るデータを処理することが可能であってもよい。都合よ
くは、データは、リアルタイムで処理されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 本発明による検出装置において使用される
第1のタイプのセルを示す図である。
【図1B】 本発明による検出装置において使用される
第1のタイプのセルを示す図である。
【図2】 図1Aおよび図1Bに示される第1のタイプ
のセルの例示的な実施形態を図解する図である。
【図3A】 本発明による検出装置において使用される
第2のタイプのセルを示す図である。
【図3B】 本発明による検出装置において使用される
第2のタイプのセルを示す図である。
【図4】 本発明による検出装置の第1実施形態を示す
図である。
【図5】 本発明による検出装置の第2実施形態を示す
図である。
【図6】 本発明の第1実施形態による検出装置を使用
するコレスキー分解ステップの履行を示す図である。
【図7】 本発明の第2実施形態による検出装置を使用
するコレスキー分解ステップの履行を示す図である。
【図8】 本発明の第1実施形態による検出装置を使用
するコレスキー分解ステップの例示的な履行を示す図で
ある。
【図9】 本発明の第1実施形態による検出装置を使用
する三角システムの問題解決における第1ステップの履
行を示す図である。
【図10】 本発明の第1実施形態による検出装置を使
用する三角システムの問題解決における第1ステップに
続く三角システムの問題解決における第2ステップの履
行を示す図である。
【符号の説明】
1,2……遅延演算子 3……乗算器 4……加算器 5……対角要素を計算するための回路
フロントページの続き (72)発明者 マチュー・ブーヴィエ・デ・ノエ フランス・38000・グルノーブル・リュ・ ラシュマン・3 Fターム(参考) 5K022 EE02 EE14 EE32

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スペクトラム直接拡散方式(DSSS)
    によって送信されるデータの結合検出のための装置であ
    って、該装置は、行列Uを計算するために、コレスキー
    分解を使用する手段を具備し、それによって、 L=U×U であり、ここで、Lは、等化行列であり、Uは、上位の
    三角行列であり、コレスキー分解を使用する手段が、 − 以下の式を使用して行列Uの対角係数ui,i
    計算する手段を具備し、 【数1】 ここで、li,i は、行列Lの行ランクiの対角係数
    であり、uk,i は、行列Uの行ランクk(k=1〜
    Xk)および列ランクiの係数であり、 コレスキー分解を使用する手段が、 − 以下の式において行列の非対角係数を計算する手段
    を具備し、 【数2】 非対角係数を計算する手段は、 − 直列に設置されたN個のMACセル(MAC
    MAC,……,MAC)のネットワークを具備
    し、各MACセルは、累積入力と累積出力とリターン入
    力とリターン出力と係数入力とを具備し、ランクpのセ
    ル(p=1〜N)の累積出力は、ランクp+1のセルの
    累積入力に接続され、 非対角係数を計算する手段は、 − 累積入力と結果出力とリターン入力とリターン出力
    と係数入力とを具備する対角セル(DIAG)を具備
    し、対角セルの累積入力は、ランクNのMACセルの累
    積出力に接続され、 非対角係数を計算する手段は、 − 係数u k,iをMACセルのリターン入力にロー
    ドする手段と、 − 係数uk,j をMACセルの係数入力にロードす
    る手段と、 − 係数ui,i を対角セルの係数入力にロードする
    手段と、 − 係数li,j を対角セルのリターン入力にロード
    する手段と を具備することを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 係数u k,iをMACセルのリターン
    入力にロードする手段は、第1のコマンドステートによ
    って制御されるN個の乗算器(M,M ,……,M
    )の組を具備し、各乗算器は、第1の入力と第2の
    入力と出力とを有し、ランクpの乗算器(p=1,2,
    ……,N)からの出力は、同じランクのMACセルのリ
    ターン入力に接続され、ランクpの乗算器の第1の入力
    は、ある乗算器と次の乗算器とで異なる係数u k,i
    に関連付けられ、ランクpの乗算器の第2の入力は、ラ
    ンクp+1のMACセルからのリターン出力に接続さ
    れ、ランクNの乗算器への第2の入力は、対角セルのリ
    ターン出力へ接続され、第1のコマンドステートは、各
    乗算器の第1の入力と出力との間における直接的な電気
    的接続を設定することを特徴とする請求項1記載の装
    置。
  3. 【請求項3】 ランクpのMACセル(p=1,2,…
    …,N)からのリターン出力は、ランクp−1のMAC
    セルのリターン入力に接続され、係数u ,iをMA
    Cセルのリターン入力にロードする手段は、第1のコマ
    ンドステートによって制御される乗算器(M)を具
    備し、乗算器は、第1の入力と第2の入力と出力とを有
    し、乗算器からの出力は、ランクNのMACセルのリタ
    ーン入力に接続され、第1の乗算器入力は、u k,i
    係数のうちの1つに次々に接続され、第2の乗算器入力
    は、対角セルからのリターン出力に接続され、第1のコ
    マンドステートは、第1の乗算器入力と乗算器出力との
    間における直接的な電気的接続を設定することを特徴と
    する請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】 MACセルと対角セルと第2のコマンド
    ステートによって制御される全ての乗算器とは、評価ベ
    クトル^dを計算するために、ネットワーク形成し、そ
    れによって、^d=L−1Eであり、ここで、 − Lは、等化行列であり、 − Aは、行列Aと対称の平方行列であり、それ
    は、送信されるべきデータを符号化するために使用され
    る拡散符号の行列Cと送信チャネルのパルス応答を示す
    行列hとの間におけるコンボリューションの生成物であ
    り、 − eは、受信されたデータから生成される行列である ことを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに
    記載の装置。
  5. 【請求項5】 スペクトラム直接拡散方式によって送信
    されるデータの結合検出のための方法であって、該方法
    は、行列Uを計算するために、コレスキー分解ステップ
    を具備し、それによって、 L=U×U であり、ここで、Lは、等化行列であり、Uは、上位の
    三角行列であり、コレスキー分解ステップが、 − 以下の式を使用して行列Uの対角係数ui,i
    計算するステップを具備し、 【数3】 ここで、li,i は、行列Lの行ランクiの対角係数
    であり、uk,i は、行列Uの行ランクkおよび列ラ
    ンクiの係数であり、 コレスキー分解ステップが、 − 以下の式において行列の非対角係数を計算するステ
    ップを具備し、 【数4】 非対角係数を計算するステップは、 − 直列に設置されたMACセルのリターン入力に係数
    k,iをロードするステップを具備し、各MACセ
    ルは、累積入力と累積出力とリターン入力とリターン出
    力と係数入力とを具備し、ランクpのセル(p=1〜
    N)の累積出力は、ランクp+1のセルの累積入力に接
    続され、非対角係数を計算するステップは、 − 係数uk,j−1 (j=1,2,……,N+1)
    をMACセル係数入力にロードするステップと、 − 係数ui,i を対角セルの係数入力にロードする
    ステップとを具備し、対角セル(DIAG)は、累積入
    力と結果出力とリターン入力とリターン出力と係数入力
    とを具備し、対角セルの累積入力は、ランクNのMAC
    セルの累積出力に接続され、 非対角係数を計算するステップは、 − 係数li,j を対角セルのリターン入力にロード
    するステップを具備することを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 係数u k,iが、MACセル(MAC
    ,MAC,……,MAC)のリターン入力
    に、並列にロードされることを特徴とする請求項5記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 u k,i係数が、MACセル(MAC
    ,MAC,……,MAC)のリターン入力
    に、次々にロードされることを特徴とする請求項5記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 評価されたデータのベクトルを計算する
    追加ステップを具備することを特徴とする請求項5から
    請求項7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 追加ステップは、 − 等式 【数5】 を解くために、反復 【数6】 によって三角線形システムを解く第1のステップを具備
    し、ここで、 【数7】 であり、ここで、^dは、等式^d=L−1eに
    よって定義される評価されたデータのベクトルであり、
    ここで、 − Lは、等化行列であり、 − Aは、行列Aと対称の平方行列であり、それ
    は、送信されるべきデータを符号化するために使用され
    る拡散符号の行列Cと送信チャネルのパルス応答を示す
    行列hとの間におけるコンボリューションの生成物であ
    り、 − eは、受信されたデータから生成される行列であ
    り、 追加ステップは、 − 等式 【数8】 を解くために、反復 【数9】 によって三角線形システムを解く第2のステップを具備
    することを特徴とする請求項8記載の方法。
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