JP4167112B2 - スペクトル拡散によって送信されたデータの検出のための方法および装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ダイレクトシーケンスによるスペクトル拡散によって送信されたデータの検出のための方法と、該方法を使用するための装置とに関する。
【0002】
本発明のアプリケーションの分野は、スペクトラム直接拡散方式(DSSS)によるディジタル伝送である。DSSSディジタル伝送は、符号分割多元接続(CDMA)システムにおいて使用される。
【0003】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
CDMAシステムにおいて、ユーザーは、同じ周波数帯域を共有する。ユーザー間の識別は、各ユーザーへの異なる拡散コードの割当によって可能である。
【0004】
個々のユーザーの受信機は、このユーザーに対して意図される信号だけでなく、他のユーザーへ宛てられた信号もまた受信する。そして、他のユーザーへ宛てられた受信された信号によって発生する(一般的に多元接続干渉(MAI)と呼ばれる)干渉は、最小化される必要がある。更に、伝送チャネルに固有の干渉を減少させる必要もある。
【0005】
ディジタル受信機への入力において受信される信号は、複素ベクトルeによって示され、それによって、
【数10】
である。ここで、
− Aは、CDMAシステムに関するチャネルパルス応答および拡散コードに依存する複素行列である。
− dは、ユーザーによって発せられるデータから成る複素ベクトルであり、かつ、それは評価されるべきである。
− nは、ランダム干渉ベクトルである。
【0006】
受信機は、ベクトル^d(本明細書において、ベクトル^dは、ベクトル
【数11】
と同一であるとする)を計算する。このベクトルは、前もって計算されまたは評価されたベクトルeと行列Aとの情報に基づくベクトルdの推定値である。ベクトル^dはまた、できる限りdに近くなくてはならない。このことは、送信機と受信機との間における伝送シーケンスによって導入される歪と外乱とを排除することを試みることによって行われる。歪と外乱とを排除するためのこの作業は、等化(equalization)と呼ばれる。もし等化が完全ならば、^d=dである。
【0007】
1つの本質的な困難性は「受信機は、等式(1)を解くのに十分な情報を有しない」という事実に存在する。そして、等式(1)の解決は、完全な等化を取得するために、最適化基準の使用に基づく。
【0008】
等式(1)を解くために、様々な技法が知られている。これらの技法のうちの1つは、ジョイント検出技法である。該技法は、ベクトルd全体(言い換えると、全てのユーザーによって発せられた全てのデータ)を評価することからなる。この場合、評価されたベクトル^dは、以下のタイプの等式によって計算される。
【数12】
ここで、
− L−1は、行列Lの逆行列である。これは、一般的に、等化行列と呼ばれる。これは、サイズN×Nの正方行列であり、かつ、等式(1)を解くために選択される最適化基準の関数として表現される。
− AH は、行列Aと対称の正方行列(言い換えると、Aの転置共役行列)を示す。
【0009】
ジョイント検出の異なる例が言及されることができる。第1の例は、それによって行列Lが
【数13】
と記述される検出に関し、かつ、それは、MAI干渉(ZF等化、ここで、ZFは“ゼロフォーシング(Zero Forcing)”を意味する)を排除することを意図される。第2の例は、それによって行列Lが
【数14】
と記述される検出に関する。ここで、σ2 は、干渉分散であり、かつ、Iは、単位行列(MMSE - 最小平均2乗誤差 - 等化)である。この場合、評価されたベクトル^dとベクトルdとの間における距離が、干渉nの影響をMAI干渉の影響から区別することなく評価される。
【0010】
一般的に、等式(2)を解くために、受信機は、受信機が知っている行列Aと受信されたデータのベクトルeとを発端とするベクトル
【数15】
を計算することによって始める。そして、等式(2)は、以下の式において表現されてもよい。
【数16】
【0011】
等式(3)を解くための1つの従来の技法は、行列Lを反転することと、等式(2)の右側の2つの項に行列L−1(行列Lの反転)を乗算することとからなる。しかしながら、もし行列Lが大きいならば、かつ、もし等式(3)を解くために利用可能な時間が非常に短いならば、この技法は回避されなくてはならない。例えば、これは、UMTS(ユニバーサルモバイル遠距離通信システム)のためのTDD(時分割二重)モードに対する場合である。そして、等式(3)は、約500×500のサイズの複素係数を伴う行列Lに対して、0.666ms未満で解かれなくてはならない。上述された行列Lの反転による従来の技法は、等式(3)を解くことが不可能である。
【0012】
発生する問題の複雑さによってベクトルアーキテクチャが提案された(“A vector multiprocessor for real-time multi-user detection in spread spectrum communication”IEEE International Conference on Application Specific System, Architectures and Processors, Boston, July 2000 参照 )。しかしながら、これらのアーキテクチャは、小さな線形システム(32×32行列)を解くためにのみ設計された。本発明の分野における(それに対するサイズが例えば500×500に達するかも知れない(上記参照))検出システムへのこのタイプのアーキテクチャの直接的な置き換えは考えられない。なぜならば、それはまた、極端に複雑なハードウエアシステム(例えば、プロセッサ)を含むからである。
【0013】
より少ない計算を要する他の技法は、式
【数17】
によって与えられるコレスキー(Cholesky)分解を行うために、L行列のプロパティを利用することからなる。ここで、Uは、サイズN×Nの上位の三角行列である。該行列のための要素uijは、行列Lの要素lijから決定される。
【0014】
そして、等式(3)は、2つのステップで解かれる。第1のステップは、行列Uを取得するための行列Lのコレスキー分解である。そして、その結果は、以下の通りである。
【数18】
第2のステップは、既知のUH およびz行列から行列yを取得するために以下の等式を解き、
【数19】
そして、以下の等式を解くことからなる。
【数20】
これは、先に計算されたUおよびy行列から^dを取得するために使用される。
【0015】
これらの作業は、従来のコンピュータまたは可能ならばシグナルプロセッサ(DSP)上でプログラムされる。しかしながら、これらのコンピュータの性能は、上述された大きな行列に対してリアルタイム動作を達成するのに十分でない。
【0016】
本発明は、上述された欠点を有しない。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、スペクトラム直接拡散方式(DSSS)によって送信されるデータの結合検出のための装置に関し、該装置は、行列Uを計算するために、コレスキー分解を使用する手段を具備し、それによって、
L=UH ×U
であり、ここで、Lは、等化行列であり、Uは、上位の三角行列である。コレスキー分解を使用する手段が、
− 以下の式を使用して行列Uの対角係数ui,i を計算する手段
を具備し、
【数21】
ここで、li,i は、行列Lの行ランクiの対角係数であり、uk,i は、行列Uの行ランクkおよび列ランクiの係数であり、
コレスキー分解を使用する手段が、
− 以下の式において行列の非対角係数を計算する手段
を具備し、
【数22】
非対角係数を計算する手段は、
− 直列に設置されたN個のMACセルのネットワーク
を具備し、各MACセルは、累積入力と累積出力とリターン入力とリターン出力と係数入力とを具備し、ランクpのセル(p=1〜N)の累積出力は、ランクp+1のセルの累積入力に接続され、
非対角係数を計算する手段は、
− 累積入力と減算係数入力と除算係数入力と結果出力とリターン出力とを具備する対角セル
を具備し、対角セルの累積入力は、ランクNのMACセルの累積出力に接続され、
非対角係数を計算する手段は、
− 係数u* k,iをMACセルのリターン入力にロードする手段と、
− 係数uk,j をMACセルの係数入力にロードする手段と、
− 係数ui,i を対角セルの除算係数入力にロードする手段と、
− 係数li,j を対角セルの減算係数入力にロードする手段と
を具備する。
【0018】
本発明の第1実施形態によると、係数u* k,iをMACセルからリターン入力にロードする手段は、第1のコマンドステートによって制御されるN個の乗算器(M1 ,M2 ,……,MN )の組を具備し、各乗算器は、第1の入力と第2の入力と出力とを有し、ランクpの乗算器(p=1,2,……,N)からの出力は、同じランクのMACセルのリターン入力に接続され、ランクpの乗算器の第1の入力は、ある乗算器と次の乗算器とで異なる係数u* k,iに関連付けられ、ランクpの乗算器の第2の入力は、ランクp+1のMACセルからのリターン出力に接続され、ランクNの乗算器への第2の入力は、対角セルのリターン出力へ接続され、第1のコマンドステートは、各乗算器の第1の入力と出力との間における直接的な電気的接続を設定する。
【0019】
本発明の第2実施形態によると、ランクpのMACセル(p=1,2,……,N)からのリターン出力は、ランクp−1のMACセルのリターン入力に接続され、係数u* k,iをMACセルのリターン入力にロードする手段は、第1のコマンドステートによって制御される乗算器を具備し、乗算器は、第1の入力と第2の入力と出力とを有し、乗算器からの出力は、ランクNのMACセルのリターン入力に接続され、第1の乗算器入力は、u* k,i係数のうちの1つに次々に接続され、第2の乗算器入力は、対角セルからのリターン出力に接続され、第1のコマンドステートは、第1の乗算器入力と乗算器出力との間における直接的な電気的接続を設定する。
【0020】
本発明による装置の他の特徴によると、MACセルと対角セルと第2のコマンドステートによって制御される全ての乗算器とは、評価されたベクトル^dを計算するために、ネットワーク形成する。該評価されたベクトルは、ユーザーによって発せられたデータのベクトルdに対応する。
【0021】
本発明はまた、スペクトラム直接拡散方式(DSSS)によって送信されるデータの結合検出のための方法に関し、該方法は、行列Uを計算するために、コレスキー分解ステップを具備し、それによって、
L=UH ×U
であり、ここで、Lは、等化行列であり、Uは、上位の三角行列である。コレスキー分解ステップが、
− 以下の式によって行列Uの対角係数ui,i を計算するステップ
を具備し、
【数23】
ここで、li,i は、行列Lの行ランクiの対角係数であり、uk,i は、行列Uの行ランクkおよび列ランクiの係数であり、
コレスキー分解ステップが、
− 以下の式において行列の非対角係数ui,j を計算するステップ
を具備し、
【数24】
非対角係数を計算するステップは、
− 直列に設置されたMACセルのリターン入力に係数u* k,iをロードするステップ
を具備し、各MACセルは、累積入力と累積出力とリターン入力とリターン出力と係数入力とを具備し、ランクpのセル(p=1〜N)の累積出力は、ランクp+1のセルの累積入力に接続され、
非対角係数を計算するステップは、
− 係数uk,j をMACセル係数入力にロードするステップと、
− 係数ui,i を対角セルの除算係数入力にロードするステップと
を具備し、対角セル(DIAG)は、減算係数入力と結果出力とリターン入力とリターン出力と除算係数入力とを具備し、対角セルの累積入力は、ランクNのMACセルの累積出力に接続され、
非対角係数を計算するステップは、
− 係数li,j を対角セルのリターン入力にロードするステップ
を具備する。
【0022】
本発明の第1実施形態によると、係数u* k,iが、MACセルのリターン入力に、並列にロードされる。
【0023】
本発明の第2実施形態によると、u* k,i係数が、MACセルのリターン入力に、次々にロードされる。これは、ランクNのMACセルから開始する。
【0024】
本発明の他の特徴によると、本方法は、ユーザーによって発せられるデータベクトルdに対応する評価されたベクトル^dを計算するステップを具備する。評価されたベクトル^dに対する計算ステップは、
− 等式
【数25】
を解くために、反復
【数26】
によって三角線形システムを解く第1のステップ
を具備し、ここで、
【数27】
であり、
上記計算ステップは、
− 等式
【数28】
を解くために、反復
【数29】
によって三角線形システムを解く第2のステップ
を具備する。
【0025】
都合の良いことに、本発明による結合検出方法は、コレスキー分解演算子と、同じ回路を使用して三角システムを解くための演算子とを使用する。故に、装置の物理的な複雑度を減少する。
【0026】
制御手段は、適切な係数によって異なる回路(MACセル、対角セル、乗算器)の順次的なローディングを制御するために使用される。
【0027】
上記の等式において、uii,uij,a,ad ,b,accu係数は、通常、複素数である。しかしながら、「本発明はまた、これらの係数が実数である場合にも関する」ということに注意されたい。
【0028】
更に、「行列Uは帯域行列である」ということに注意されたい。故に、上述された係数ui,i およびui,j は、ゼロでない係数uk,i およびuk,j に対してのみ計算される。本記載の残りにおいて、ゼロでない係数uk,i およびuk,j は、好ましくは、ukp,iおよびukp,jと示される。ここで、p=1,2,……,Nである。
【0029】
本発明の他の特徴および利点は、添付図面を参照して好ましい実施形態を読んだ後に、明らかになるであろう。
【0030】
全ての図面において、同じ参照符号は同じ要素を示す。
【0031】
【発明の実施の形態】
図1Aおよび1Bは、本発明による検出装置において使用される第1のタイプのセルを示す。
【0032】
MAC(Multiplication ACcumulation )セルと呼ばれるこの第1のタイプのセルは、3つの入力と2つの出力とを備えられる。図1Aおよび1Bは、時間tおよびt+1におけるMACセルに対する入力および出力信号をそれぞれ示す。もしaccuとxとa量が時間tにおいて3つの入力にそれぞれ適用されると(図1A参照)、時間t+1において、2つの出力は、量xとaccu+axとを生成する(図1B参照)。便宜のために、MACセルの入力/出力は、この記載の残りにおいて、以下の通りに参照される。
− 時間tにおいて量accuが適用される入力は、MACセル累積入力と呼ばれる。
− 時間tにおいて量aが適用される入力は、MACセル係数ローディング入力と呼ばれる。
− 時間tにおいて量xが適用される入力は、MACセルリターン入力と呼ばれる。
− 量accu+axが生成される出力は、MACセル累積出力と呼ばれる。− 時間t+1において量xが生成される出力は、MACセルリターン出力と呼ばれる。
【0033】
図2は、本発明による検出装置において使用されるMACセルの一例を示す。
【0034】
該セルは、2つの遅延演算子1,2と、乗算器3と、加算器4とを具備する。時間tにおいて、係数aが係数ローディング入力に適用され、かつ、データx(t)が遅延演算子1へ入力され、かつ、accu(t)データが加算器4へ入力される。乗算器3は、係数aとデータx(t)とを乗算する。加算器4は、データaccu(t)と、乗算器3によって出力されるデータax(t)とを加算する。時間tにおいて遅延演算子2へ入力されるデータaccu(t)+ax(t)は、時間t+1において出力され、かつ、時間tにおいて遅延演算子1へ入力されるデータx(t)は、時間t+1において出力される。
【0035】
図3Aおよび3Bは、本発明による検出装置において使用される第2のタイプのセルを示す。
【0036】
対角(diagonal)セルと呼ばれるこの第2のタイプのセルもまた、3つの入力と2つの出力とを備えられる。図3Aおよび3Bは、時間tとt+1とにおける対角セルの入力信号と出力信号とをそれぞれ示す。もしaccuとbとad 量とが時間tにおいて個々に3つの入力に適用されるならば(図3A参照)、2つの出力は、時間t+1において量(b−accu)/ad を出力する。便宜のために、対角セルの入力/出力は、この記載の残りにおいて、以下の通りに参照される。
− 時間tにおいて量accuが適用される入力は、MACセル累積入力と呼ばれる。
− 時間tにおいて量aが適用される入力は、MACセル係数ローディング入力と呼ばれる。
− 時間tにおいて量xが適用される入力は、MACセルリターン入力と呼ばれる。
− 時間t+1において量(b−accu)/ad が生成される出力のうちの1つは、対角セル結果出力として参照され、かつ、他の出力は、対角セルリターン出力と呼ばれる。対角セルリターン出力は、後に記載されるように、データの移動の方向に依存する。
【0037】
図4は、本発明による検出装置の第1実施形態を示す。
【0038】
本発明の第1実施形態による検出装置は、等式(1)の使用のための回路5と、N個のセルMACの組MAC1 ,MAC2 ,……MACN と、対角セルDIAGと、N個の乗算器の組M1 ,M2 ,……MN とを具備する。等式(1)を計算するために、回路5は、例えば、2乗演算子と、加算器と、減算器と、平方根計算演算子とを具備する。
【0039】
ランクpのMACセル(p=1,2,……,N)の累積入力は、ランクp−1のMACセルからの累積出力へ接続され、かつ、ランクNのMACセルからの累積出力は、対角セルの累積入力へ接続される。MACセルのリターン入力と出力とは、乗算器を通して接続される。各乗算器は、2つの入力と1つの出力とを有する。そして、ランクpのMACセル(p=1,2,……,N−1)のリターン入力は、ランクpの乗算器出力へ接続される。該乗算器に対する2つの入力のうちの1つは、ランクp+1のMACセルからのリターン出力へ接続される。ランクNのMACセルのリターン入力は、ランクNの乗算器からの出力へ接続される。該乗算器に対する2つの入力のうちの1つは、対角セルからのリターン出力へ接続される。
【0040】
図5は、本発明による検出装置の第2実施形態を示す。
【0041】
本発明の第2実施形態による検出装置は、等式(1)の使用のための回路5と、N個のセルMACの組MAC1 ,MAC2 ,……MACN と、対角セルDIAGと、それぞれ2つの入力と1つの出力とを伴う乗算器MN とを具備する。
【0042】
MACセル累積入力/出力は、図4に示されるように互いに接続される。この場合、ランクpのMACセル(p=1,2,……,N)からのリターン出力は、ランクp−1のMACセルのリターン入力へ接続される。乗算器MN の出力は、ランクNのMACセルのリターン入力へ接続され、かつ、第1入力は、対角セルからのリターン出力へ接続される。
【0043】
上述されたように、コレスキー分解は、以下の通りに、行列Uのui.j の係数を計算することを具備する。
L=UH ×U
【0044】
行列Uは、上位の三角行列である。行iの対角係数は、以下の通りに記載される。
【数30】
そして、行iの非対角係数は、以下の通りに記載される。
【数31】
【0045】
本発明によると、行列Uの係数は、最初の行から最後の行へ、行毎に計算される。行の対角係数は、行の非対角係数の前に計算される。非限定的な例として、3×3行列Uに対して、係数は、以下の通りに、次々に計算されることができる。
− 第1行に対してu11そしてu12そしてu13、そして、
− 第2行に対してu22そしてu23、そして、
− 第3行に対してu33
【0046】
対角係数ui,i は、等式(1)を使用する回路5を使用して計算される。
【0047】
U行列の非対角係数ui,j を計算するために使用される原理が、図6と図7とを参照して、ここに記載される。
【0048】
対角要素ui,j の計算の間、係数u*k,i(本明細書において、係数u*k,iは、係数
【数32】
と同一であるとする)が、MACセルのリターン入力へ適用される。リターンストリームは、同じ行における全ての係数ui,j の計算の間、固定される。なぜならば、これらの値u*k,iは、全てのこれらの係数の計算に対して必要だからである。
【0049】
係数u*k,iをロードすることに対して、2つの可能な実施形態が存在する。
【0050】
図6は、係数u*k,iをロードすることの第1の方法を示す。係数u*k,iをロードすることの第1の方法は、本発明による装置の第1実施形態に関係するローディングモードである。
【0051】
第1コマンドステートによって制御される乗算器は、行列Uの非対角係数の計算の間、MACセルのリターン入力上でu*k,i値の並列ローディングを可能にする。
【0052】
図7は、係数u*k,iをロードすることの第2の方法を示す。係数u*k,iをロードすることの第2の方法は、本発明による装置の第2実施形態に関係する。
【0053】
第2のローディング方法によると、u*k,i値は、次々にロードされる。第1のコマンドステートによって制御される乗算器MN は、ランクNのMACセルのリターン入力にu*k,i値を適用する手段である。
【0054】
この第2のローディング方法によると、対角要素を計算するための回路5は、図7に示されるように、乗算器MN へ接続されてもよい。そして、回路5の入力へ適用される係数uk,i もまた、入力として、共役演算子Cへ適用される。共役演算子Cは、乗算器MN の入力へ適用される係数u*k,iを出力する。そして、リターンストリームレジスタをロードする一方、量
【数33】
が計算される。一旦、このローディングが終了すると、ストリームは、非対角要素を計算するために固定される。
【0055】
より一般的には、係数u* ki がMACセルの異なるリターン入力へ適用される順番は、実際には重要ではない。積u* kiukj は、合計される前に、如何なる順番で計算されてもよい。MACセルのリターン入力上で係数u* ki をロードすることに対して満足されなくてはならない唯一の条件は、「量
【数34】
が計算されるまで、同じインデックスiが保持される」ということである。
【0056】
係数ui,j の計算のための1つの必要な条件は、全ての係数uk,j (ここで、jは、全ての可能な値でありうる)をMACセルの係数入力へ適用することである。係数u* ki が、そのリターン入力上で、該MACセルに適用される。
【0057】
行列Uの計算された対角および非対角係数は、それらが決定されると、記憶される。これは、本発明による結合検出装置が(図面において示されていない)記憶回路を備えられている理由である。
【0058】
4より大きいサイズの行列Uの係数ui,j の計算の1つの非限定的な例が、図8に対する記載を伴って、ここに与えられる。
【0059】
この例は、図6に示される係数ローディングモードによる本発明の実施形態に対応する。係数u45が、記載された例において計算される。
【0060】
検出装置は、3つのMACセル(MAC,MAC1 ,MAC2 ,MAC3 )と、対角セル(DIAG)とを具備する。「係数u* 14 ,u* 24 ,u* 34 が、MAC1 ,MAC2 ,MAC3 セルの対応するリターン入力に適用される」ということが仮定される。
【0061】
時間t=1において、係数u15が、MAC1 セルの係数入力に適用される。そして、このセルの累積出力は、時間t=2において、u* 14u15 へ変化する。
【0062】
時間t=2において、係数u25が、MAC2 セルの係数入力に適用される。そして、このセルの累積出力は、
【数35】
へ変化する。ここで、accuは、セルMAC2 の累積入力に適用される値である。これは、u* 14u15 に等しい。故に、MAC2 セルの累積出力は、u* 14u15 +u* 24u25 に等しい。
【0063】
時間t=3において、u35が、セルMAC3 の係数入力に適用される。そして、MAC3 の累積出力は、値
【数36】
へ変化する。故に、対角セルは、その累積入力上に設定された値p1 を有する。u44とl45とをそれぞれ対角セルの累積入力とリターン入力とに適用することによって、対角セルからの結果出力は、u45=(l45−p1 )/u4 4に変化する。これが、計算されるべき値である。
【0064】
p1 の項の累積は、図の右(累積されたデータの方向)へ向かって移動する。そして、左に残っているMACセルは、もはや使用されない。そして、次の現在の行における他の要素によって使用されるべき生成項の計算にこれらのセルを再び割り当てることが、都合の良いことに、可能である。
【0065】
非限定的な例として、以下の表は「先の例におけるu45,u46,u47値を計算するために係数ukjがどのようにしてMACセルに割り当てられるのか」ということを記述する。
【表1】
【0066】
一旦、行列Uが決定されると、本発明による方法は、以下のステップを順番に具備する。
− 反復によって三角線形システムを解く第1ステップ:等式
【数37】
を解くために、以下の式を計算する。
【数38】
ここで、以下の式が成立する。
【数39】
− 反復によって三角線形システムを解く第2ステップ:等式
【数40】
を解くために、以下の式を計算する。
【数41】
【0067】
上述された三角線形システムを解く際の第1および第2ステップに対して、ランクpのMACセル(p=1,2,……,N)からのリターン出力がランクp−1のMACセルのリターン入力へ直接接続されるように、乗算器が設定される。対角セルからのリターン出力が、ランクNのMACセルのリターン入力に直接接続される。
【0068】
そして、対角セルとMACセルとは、例えば“Introduction to VLSI systems”(Kung, H.T. and Leiserson, C.E., chapter Systolic arrays for VLSI (chap. 8.3), Addison-Wesley, 1980)と題名を付けられた文献において記述されるようなネットワークを形成する。
【0069】
それ自体で知られた方法において、このタイプのネットワークは、タイプAx=bの等式を解くために使用されることができる。ここで、Aは既知の三角行列であり、かつ、bは既知のベクトルであり、かつ、xは決定されるべき未知のベクトルである。
【0070】
解決ベクトルxの各要素は、以下の反復による計算である。
【数42】
ここで、xi (k)(本明細書において、xi (k)は、
【数43】
と同一であるとする)は、要素xi の計算におけるk番目のステップを示す。
【0071】
0に初期化された要素xi (k)がネットワーク内を循環するとき、それは、各MACセルにおいて計算された生成物を累積する。最終値は、対角セルにおいて計算される。そして、それは、ネットワーク内を逆方向に変化せずに循環するために、ネットワーク内に再注入される。故に、以下の要素xj (k)(j>i)が生成物aj,ixi を累積することを可能にする。故に、いくつかの要素xi (k)は、パイプラインにおけるように、並列に計算される。
【0072】
MACセル入力および出力(連続的な累積によって計算される要素xj (k)がこれらの間を循環する)は、それぞれ、MACセルの累積入力および累積出力である。同様に、MACセル入力および出力(対角セルから再注入される要素xj (k)がこれらの間を循環する)は、それぞれ、MACセルのリターン入力およびリターン出力であり、かつ、係数ai,kが適用されるMACセルおよび対角セルの入力は、係数ローディング入力である。
【0073】
行列Aの係数は、対角毎に、ネットワークにロードされる。その結果、もしAが幅Lgの帯域行列であるならば、ネットワークにおけるMACセルの数は、Lg−1へ減少されてもよい。故に、ネットワークのサイズは、行列Aの帯域幅には関係なく、むしろ、システムのサイズに関係する。
【0074】
図9は、行列yの係数yi の計算を示し、図10は、評価されたベクトル^dの係数^di の計算を示す。これらは、本発明の第1実施形態による装置を使用する。
【0075】
三角線形システムを解く際の第1ステップに対して、Uの共役行列の転置行列の係数が、MACセルおよび対角セルの係数入力に適用される(図9参照)。三角線形システムを解く際の第2ステップに対して、行列Uの係数が、MACセルおよび対角セルの係数入力に適用される(図10参照)。
【0076】
図9および図10は、本発明の第1実施形態による検出装置に関連する。図面には示されていないが、「本発明はまた、本発明の第2実施形態による検出装置を使用した行列yの計算とベクトル^dの計算とに関連する」ということが明らかである。
【0077】
本発明を移動電話に適用するために、本発明による方法は、例えば、FDD(周波数分割多重)およびTDD(時分割多重)通信モードにおいて送信されるデータを処理することが可能であってもよい。都合よくは、データは、リアルタイムで処理されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 本発明による検出装置において使用される第1のタイプのセルを示す図である。
【図1B】 本発明による検出装置において使用される第1のタイプのセルを示す図である。
【図2】 図1Aおよび図1Bに示される第1のタイプのセルの例示的な実施形態を図解する図である。
【図3A】 本発明による検出装置において使用される第2のタイプのセルを示す図である。
【図3B】 本発明による検出装置において使用される第2のタイプのセルを示す図である。
【図4】 本発明による検出装置の第1実施形態を示す図である。
【図5】 本発明による検出装置の第2実施形態を示す図である。
【図6】 本発明の第1実施形態による検出装置を使用するコレスキー分解ステップの履行を示す図である。
【図7】 本発明の第2実施形態による検出装置を使用するコレスキー分解ステップの履行を示す図である。
【図8】 本発明の第1実施形態による検出装置を使用するコレスキー分解ステップの例示的な履行を示す図である。
【図9】 本発明の第1実施形態による検出装置を使用する三角システムの問題解決における第1ステップの履行を示す図である。
【図10】 本発明の第1実施形態による検出装置を使用する三角システムの問題解決における第1ステップに続く三角システムの問題解決における第2ステップの履行を示す図である。
【符号の説明】
1,2……遅延演算子
3……乗算器
4……加算器
5……対角要素を計算するための回路
Claims (9)
- スペクトラム直接拡散方式(DSSS)によって送信されるデータの結合検出のための装置であって、該装置は、行列Uを計算するために、コレスキー分解を使用する手段を具備し、それによって、
L=UH ×U
であり、ここで、Lは、等化行列であり、Uは、上位の三角行列であり、コレスキー分解を使用する手段が、
− 以下の式を使用して行列Uの対角係数ui,i を計算する手段
を具備し、
コレスキー分解を使用する手段が、
− 以下の式において行列の非対角係数を計算する手段
を具備し、
− 直列に設置されたN個のMACセル(MAC1 ,MAC2 ,……,MACN )のネットワーク
を具備し、各MACセルは、累積入力と累積出力とリターン入力とリターン出力と係数入力とを具備し、ランクpのセル(p=1〜N)の累積出力は、ランクp+1のセルの累積入力に接続され、
非対角係数を計算する手段は、
− 累積入力と結果出力とリターン入力とリターン出力と係数入力とを具備する対角セル(DIAG)
を具備し、対角セルの累積入力は、ランクNのMACセルの累積出力に接続され、
非対角係数を計算する手段は、
− 係数u* k,iをMACセルのリターン入力にロードする手段と、
− 係数uk,j をMACセルの係数入力にロードする手段と、
− 係数ui,i を対角セルの係数入力にロードする手段と、
− 係数li,j を対角セルのリターン入力にロードする手段と
を具備する
ことを特徴とする装置。 - 係数u* k,iをMACセルのリターン入力にロードする手段は、第1のコマンドステートによって制御されるN個の乗算器(M1 ,M2 ,……,MN )の組を具備し、各乗算器は、第1の入力と第2の入力と出力とを有し、ランクpの乗算器(p=1,2,……,N)からの出力は、同じランクのMACセルのリターン入力に接続され、ランクpの乗算器の第1の入力は、ある乗算器と次の乗算器とで異なる係数u* k,iに関連付けられ、ランクpの乗算器の第2の入力は、ランクp+1のMACセルからのリターン出力に接続され、ランクNの乗算器への第2の入力は、対角セルのリターン出力へ接続され、第1のコマンドステートは、各乗算器の第1の入力と出力との間における直接的な電気的接続を設定する
ことを特徴とする請求項1記載の装置。 - ランクpのMACセル(p=1,2,……,N)からのリターン出力は、ランクp−1のMACセルのリターン入力に接続され、係数u* k,iをMACセルのリターン入力にロードする手段は、第1のコマンドステートによって制御される乗算器(MN )を具備し、乗算器は、第1の入力と第2の入力と出力とを有し、乗算器からの出力は、ランクNのMACセルのリターン入力に接続され、第1の乗算器入力は、u* k,i係数のうちの1つに次々に接続され、第2の乗算器入力は、対角セルからのリターン出力に接続され、第1のコマンドステートは、第1の乗算器入力と乗算器出力との間における直接的な電気的接続を設定する
ことを特徴とする請求項1記載の装置。 - MACセルと対角セルと第2のコマンドステートによって制御される全ての乗算器とは、評価ベクトル^dを計算するために、ネットワーク形成し、それによって、^d=L−1AH Eであり、ここで、
− Lは、等化行列であり、
− AH は、行列Aと対称の平方行列であり、それは、送信されるべきデータを符号化するために使用される拡散符号の行列Cと送信チャネルのパルス応答を示す行列hとの間におけるコンボリューションの生成物であり、
− eは、受信されたデータから生成される行列である
ことを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載の装置。 - スペクトラム直接拡散方式によって送信されるデータの結合検出のための方法であって、該方法は、行列Uを計算するために、コレスキー分解ステップを具備し、それによって、
L=UH ×U
であり、ここで、Lは、等化行列であり、Uは、上位の三角行列であり、コレスキー分解ステップが、
− 以下の式を使用して行列Uの対角係数ui,i を計算するステップ
を具備し、
コレスキー分解ステップが、
− 以下の式において行列の非対角係数を計算するステップ
を具備し、
− 直列に設置されたMACセルのリターン入力に係数u* k,iをロードするステップ
を具備し、各MACセルは、累積入力と累積出力とリターン入力とリターン出力と係数入力とを具備し、ランクpのセル(p=1〜N)の累積出力は、ランクp+1のセルの累積入力に接続され、
非対角係数を計算するステップは、
− 係数uk,j−1 (j=1,2,……,N+1)をMACセル係数入力にロードするステップと、
− 係数ui,i を対角セルの係数入力にロードするステップと
を具備し、対角セル(DIAG)は、累積入力と結果出力とリターン入力とリターン出力と係数入力とを具備し、対角セルの累積入力は、ランクNのMACセルの累積出力に接続され、
非対角係数を計算するステップは、
− 係数li,j を対角セルのリターン入力にロードするステップ
を具備する
ことを特徴とする方法。 - 係数u* k,iが、MACセル(MAC1 ,MAC2 ,……,MACN )のリターン入力に、並列にロードされる
ことを特徴とする請求項5記載の方法。 - u* k,i係数が、MACセル(MAC1 ,MAC2 ,……,MACN )のリターン入力に、次々にロードされる
ことを特徴とする請求項5記載の方法。 - 評価されたデータのベクトルを計算する追加ステップ
を具備する
ことを特徴とする請求項5から請求項7のいずれかに記載の方法。 - 追加ステップは、
− 等式
を具備し、ここで、
− Lは、等化行列であり、
− AH は、行列Aと対称の平方行列であり、それは、送信されるべきデータを符号化するために使用される拡散符号の行列Cと送信チャネルのパルス応答を示す行列hとの間におけるコンボリューションの生成物であり、
− eは、受信されたデータから生成される行列であり、
追加ステップは、
− 等式
を具備する
ことを特徴とする請求項8記載の方法。
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