JP2003318853A - Ofdm信号伝送装置、ofdm信号送信装置およびofdm信号受信装置 - Google Patents
Ofdm信号伝送装置、ofdm信号送信装置およびofdm信号受信装置Info
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Abstract
イバーシチ伝送とを切り替えるOFDM信号伝送におい
て、伝送容量を維持しつつ伝送品質を向上することを目
的とする。 【構成】 OFDM信号伝送装置であって、OFDM信
号送信装置は、誤り訂正符号器と第一の切替器とN個の
パイロット信号系列発生器とN個のパイロット信号系列
多重化器とN個の逆高速フーリエ変換器とN本の送信ア
ンテナとを有し、OFDM信号受信装置は、N本の受信
アンテナとN個の高速フーリエ変換器と逆行列演算器と
干渉キャンセラと第二の切替器と誤り訂正復号を行う復
号器とを有するように構成する。
Description
おいて用いられるOFDM(Orthogonal F
requency Division Multipl
exing:直交周波数分割多重)信号伝送装置、OF
DM信号送信装置およびOFDM信号受信装置に関し、
特に、複数の送信アンテナと複数の受信アンテナを用い
るOFDM信号伝送装置、OFDM信号送信装置および
OFDM信号受信装置に関する。
は、移動体通信におけるマルチパスフェージング環境下
において一定レベルの伝送品質を維持するために、周波
数選択性フェージングについての対策をとる必要があ
る。この周波数選択性フェージングについての対策とし
ては、送信信号を互いに直交するサブキャリア群に分割
して、マルチキャリア伝送を行うOFDM方式が知られ
ている。
いては、限られた周波数帯の中で大容量化を図るため
に、周波数利用効率の向上についての対策をとる必要が
ある。
としては、同一周波数帯において複数の送信アンテナと
複数の受信アンテナを用いてMIMO(Multipl
e−Input Multiple−Output)チ
ャネルを構成し、送信アンテナと受信アンテナとの全て
の組み合わせについての伝達係数を測定し、該伝達係数
を各要素とする伝達係数行列の逆行列(以下、「伝達係
数逆行列」という)を、受信されたOFDM信号系列に
乗算することによって、相互干渉をキャンセルし、送信
されたOFDM信号系列を復元する方式が知られてい
る。
ンテナの数だけ周波数利用効率を向上させことができ
る。なお、上記伝達係数逆行列は、受信アンテナで受信
したパイロット信号の位相・振幅と、既知のパイロット
信号の振幅・位相とを基に算出される。
を考慮して、従来、OFDM信号伝送装置においては、
同一のOFDM信号系列を空間ダイバーシチ伝送する伝
送形態(伝送の高品質化を目的とする)と、異なるOF
DM信号系列を空間多重伝送する伝送形態(伝送容量の
増大を目的とする)とが、適応的に切り替えられてい
た。
である。図3に記載されているように、従来のOFDM
信号伝送装置は、OFDM信号送信装置3とOFDM信
号受信装置4とから構成される。
切替器3−5は、受信品質測定手段4−6において測定
された受信品質を示す値が、あらかじめ定められた閥値
よりも低ければN系統(Nは2以上の整数)の同一の送
信情報信号系列を、高ければN系統に直並列変換した送
信情報信号系列をパイロット信号系列多重化器3−4−
1〜3−4−Nにそれぞれ出力する。
3−4−Nは、入力された送信情報信号系列と、パイロ
ット信号発生器3−3−1〜3−3−Nから入力された
既知のパイロット信号とを時間軸上で多重化し、高速逆
フーリエ変換器3−2−1〜3−2−Nに出力する。
2−Nにおいて高速逆フーリエ変換されたOFDM信号
系列は、各送信アンテナ3−1−1〜3−1−Nに入力
され、OFDM信号受信装置4に向けて送信される。
テナ4−1−1〜4−1−Nに、前記送信アンテナ3−
1−1〜3−1−Nから送信されたOFDM信号系列が
空間において加算された信号系列が受信される。
おいて受信されたOFDM信号系列は、各高速フーリエ
変換器4−2−1〜4−2−Nにおいて高速フーリエ変
換される。
−Nの出力信号系列においては、受信パイロット信号系
列が多重化されている。逆行列演算器4−3は、受信パ
イロット信号と前記既知の送信パイロット信号とを用い
てサブキャリア毎の伝達係数逆行列を推定する。
変換器4−2−1〜4−2−Nの出力である各サブキャ
リアに係る受信OFDM信号系列に該当する前記伝達係
数逆行列を乗算することによって、受信OFDM信号系
列の相互干渉をキャンセルする。
4−6において測定された受信品質が前記あらかじめ定
められた閾値よりも低ければ、干渉キャンセラ4−4の
N系統の出力をダイバーシチ合成する。第二の切替器4
−5は、該受信品質が該閾値より高ければ該N系統の出
力を並直列変換して出力する。
に第一の切替器3−5に入力する前の送信情報信号系列
を復元する。
置は、伝搬環境が悪く受信品質が低い場合においては、
複数の送信アンテナから同一のOFDM信号系列を送信
し、受信側で相互干渉キャンセル後のOFDM信号系列
をダイバーシチ合成することによってダイバーシチ効果
に係る高品質化を図っていた。
搬環境が良く受信品質が高い場合においては、送信側の
複数の送信アンテナからそれぞれ異なるOFDM信号系
列を送信することによって伝送容量の増大を図ってい
た。
は、伝搬環境が悪く受信品質が低い場合における同一の
OFDM信号系列の空間ダイバーシチ伝送と、伝搬環境
が良く受信品質が高い場合における同一周波数帯上の異
なるOFDM信号系列の空間多重伝送と、を適応的に切
り替えることにより、通信の高品質化および伝送容量の
増大を図っていた。
FDM信号伝送装置では、N系統の空間多重伝送をNブ
ランチの空間ダイバーシチ伝送に切り替えた場合、伝送
品質は向上するが、伝送容量が1/Nに低下してしまう
という問題があった。
用周波数帯域幅をN倍したり、OFDMシンボル変調方
式をN倍に多値化したりするなどすると、ハードウェア
を大きく変更する必要が生じてしまう。
系統の空間多重伝送とNブランチの空間ダイバーシチ伝
送とを切り替えるOFDM信号伝送において、マルチパ
スフェージングなどによって伝送品質が著しく劣化した
場合に、伝送容量を維持しつつ伝送品質を向上すること
ができる、OFDM信号伝送装置、OFDM信号送信装
置およびOFDM信号受信装置を提供することを目的と
する。
題は、前記特許請求の範囲に記載の手段により解決され
る。
DM信号送信装置とOFDM信号受信装置とを備えるO
FDM信号伝送装置であって、前記OFDM信号送信装
置は、入力された送信情報信号系列に対して、符号化率
R(0<R≦1)または符号化率R/N(N≧2)の誤
り訂正符号化を行い、該誤り訂正符号化後の送信情報信
号系列を送信符号化信号系列として出力する誤り訂正符
号器と、前記誤り訂正符号器が出力する送信符号化信号
系列を入力され、前記誤り訂正符号器が符号化率Rで誤
り訂正符号化を行う場合に、入力された送信符号化信号
系列をN系統に出力し、他方、前記誤り訂正符号器が符
号化率R/Nで誤り訂正符号化を行う場合に、入力され
た送信符号化信号系列を直並列変換しN系統に出力する
第一の切替器と、前記第一の切替器が出力するN個の信
号系列における各信号系列にそれぞれ対応したN個の既
知のパイロット信号系列をそれぞれ発生させるN個のパ
イロット信号系列発生器と、前記第一の切替器が出力す
るN個の信号系列における各信号系列と該各信号系列に
対応する各パイロット信号系列とを多重化するN個のパ
イロット信号系列多重化器と、前記パイロット信号系列
多重化器が出力する信号系列に対して逆高速フーリエ変
換を行うN個の逆高速フーリエ変換器と、前記逆高速フ
ーリエ変換器が出力する信号系列を送信するN本の送信
アンテナと、を有し、OFDM信号受信装置は、前記N
本の送信アンテナから送信された信号系列を受信するN
本の受信アンテナと、前記受信アンテナに接続され、前
記受信アンテナで受信された信号系列に対して高速フー
リエ変換を行うN個の高速フーリエ変換器と、前記高速
フーリエ変換器が出力する信号系列に含まれるパイロッ
ト信号系列を入力され、該パイロット信号系列の振幅お
よび位相と、前記既知のパイロット信号の振幅および位
相とから、各送信アンテナと各受信アンテナとの間の各
サブキャリアに係る伝達係数を要素とする行列の逆行列
を計算し記憶する逆行列演算器と、前記N個の高速フー
リエ変換器が出力するN個の信号系列と前記逆行列演算
器が記憶する逆行列との積を演算し、前記N本の受信ア
ンテナで受信された各信号系列における該信号系列相互
の干渉成分をキャンセルする干渉キャンセラと、前記第
一の切替器が入力された送信符号化信号系列をN系統に
出力した場合は、前記干渉キャンセラが出力するN系統
の信号系列をダイバーシチ合成して出力し、他方、前記
第一の切替器が入力された送信符号化信号系列を直並列
変換しN系統に出力した場合は、前記干渉キャンセラが
出力するN系統の信号系列を並直列変換し出力する第二
の切替器と、前記第二の切替器が出力する信号系列を入
力され、前記誤り訂正符号器が符号化率Rで誤り訂正符
号化を行った場合は、該入力された信号系列に対し符号
化率Rの誤り訂正復号を行い、他方、前記誤り訂正符号
器が符号化率R/Nで誤り訂正符号化を行った場合は、
該入力された信号系列に対し符号化率R/Nの誤り訂正
復号を行う復号器と、を有する、ことを特徴とするOF
DM信号伝送装置である。
器は、入力された送信符号化信号系列をN系統に出力す
る場合には分岐メッセージを、他方、入力された送信符
号化信号系列を直並列変換しN系統に出力する場合は直
並列変換メッセージを、前記第二の切替器に対して送信
し、前記第二の切替器は、前記第一の切替器から送信さ
れる分岐メッセージまたは直並列変換メッセージを受信
し、分岐メッセージを受信した場合には、該前記干渉キ
ャンセラが出力するN系統の信号系列をダイバーシチ合
成し、他方、直並列変換メッセージを受信した場合に
は、前記干渉キャンセラが出力するN系統の信号系列を
並直列変換し出力する、ことを特徴とする請求項1に記
載のOFDM信号伝送装置である。
情報信号系列に対して、符号化率R(0<R≦1)また
は符号化率R/N(N≧2)の誤り訂正符号化を行い、
該誤り訂正符号化後の送信情報信号系列を送信符号化信
号系列として出力する誤り訂正符号器と、前記誤り訂正
符号器が出力する送信符号化信号系列を入力され、前記
誤り訂正符号器が符号化率Rで誤り訂正符号化を行う場
合に、入力された送信符号化信号系列をN系統に出力
し、他方、前記誤り訂正符号器が符号化率R/Nで誤り
訂正符号化を行う場合に、入力された送信符号化信号系
列を直並列変換しN系統に出力する第一の切替器と、前
記第一の切替器が出力するN個の信号系列における各信
号系列にそれぞれ対応したN個の既知のパイロット信号
系列をそれぞれ発生させるN個のパイロット信号系列発
生器と、前記第一の切替器が出力するN個の信号系列に
おける各信号系列と該各信号系列に対応する各パイロッ
ト信号系列とを多重化するN個のパイロット信号系列多
重化器と、前記パイロット信号系列多重化器が出力する
信号系列に対して逆高速フーリエ変換を行うN個の逆高
速フーリエ変換器と、前記逆高速フーリエ変換器が出力
する信号系列を送信するN本の送信アンテナと、を有
し、前記N本の送信アンテナから送信された信号系列を
受信するN本の受信アンテナと、前記受信アンテナに接
続され、前記受信アンテナで受信された信号系列に対し
て高速フーリエ変換を行うN個の高速フーリエ変換器
と、前記高速フーリエ変換器が出力する信号系列に含ま
れるパイロット信号系列を入力され、該パイロット信号
系列の振幅および位相と、前記既知のパイロット信号の
振幅および位相とから、各送信アンテナと各受信アンテ
ナとの間の各サブキャリアに係る伝達係数を要素とする
行列の逆行列を計算し記憶する逆行列演算器と、前記N
個の高速フーリエ変換器が出力するN個の信号系列と前
記逆行列演算器が記憶する逆行列との積を演算し、前記
N本の受信アンテナで受信された各信号系列における該
信号系列相互の干渉成分をキャンセルする干渉キャンセ
ラと、前記第一の切替器が入力された送信符号化信号系
列をN系統に出力した場合は、前記干渉キャンセラが出
力するN系統の信号系列をダイバーシチ合成して出力
し、他方、前記第一の切替器が入力された送信符号化信
号系列を直並列変換しN系統に出力した場合は、前記干
渉キャンセラが出力するN系統の信号系列を並直列変換
し出力する第二の切替器と、前記第二の切替器が出力す
る信号系列を入力され、前記誤り訂正符号器が符号化率
Rで誤り訂正符号化を行った場合は、該入力された信号
系列に対し符号化率Rの誤り訂正復号を行い、他方、前
記誤り訂正符号器が符号化率R/Nで誤り訂正符号化を
行った場合は、該入力された信号系列に対し符号化率R
/Nの誤り訂正復号を行う復号器と、を有するOFDM
信号受信装置に対し、信号系列を送信することを特徴と
するOFDM信号送信装置である。
器は、入力された送信符号化信号系列をN系統に出力す
る場合には分岐メッセージを、他方、入力された送信符
号化信号系列を直並列変換しN系統に出力する場合は直
並列変換メッセージを、前記第二の切替器に対して送信
し、前記第二の切替器は、前記第一の切替器から送信さ
れる分岐メッセージまたは直並列変換メッセージを受信
し、分岐メッセージを受信した場合には、該前記干渉キ
ャンセラが出力するN系統の信号系列をダイバーシチ合
成し、他方、直並列変換メッセージを受信した場合に
は、前記干渉キャンセラが出力するN系統の信号系列を
並直列変換し出力する、ことを特徴とする請求項3に記
載のOFDM信号送信装置である。
情報信号系列に対して、符号化率R(0<R≦1)また
は符号化率R/N(N≧2)の誤り訂正符号化を行い、
該誤り訂正符号化後の送信情報信号系列を送信符号化信
号系列として出力する誤り訂正符号器と、前記誤り訂正
符号器が出力する送信符号化信号系列を入力され、前記
誤り訂正符号器が符号化率Rで誤り訂正符号化を行う場
合に、入力された送信符号化信号系列をN系統に出力
し、他方、前記誤り訂正符号器が符号化率R/Nで誤り
訂正符号化を行う場合に、入力された送信符号化信号系
列を直並列変換しN系統に出力する第一の切替器と、前
記第一の切替器が出力するN個の信号系列における各信
号系列にそれぞれ対応したN個の既知のパイロット信号
系列をそれぞれ発生させるN個のパイロット信号系列発
生器と、前記第一の切替器が出力するN個の信号系列に
おける各信号系列と該各信号系列に対応する各パイロッ
ト信号系列とを多重化するN個のパイロット信号系列多
重化器と、前記パイロット信号系列多重化器が出力する
信号系列に対して逆高速フーリエ変換を行うN個の逆高
速フーリエ変換器と、前記逆高速フーリエ変換器が出力
する信号系列を送信するN本の送信アンテナと、を有す
るOFDM信号送信装置から送信された信号系列を受信
し、前記N本の送信アンテナから送信された信号系列を
受信するN本の受信アンテナと、前記受信アンテナに接
続され、前記受信アンテナで受信された信号系列に対し
て高速フーリエ変換を行うN個の高速フーリエ変換器
と、前記高速フーリエ変換器が出力する信号系列に含ま
れるパイロット信号系列を入力され、該パイロット信号
系列の振幅および位相と、前記既知のパイロット信号の
振幅および位相とから、各送信アンテナと各受信アンテ
ナとの間の各サブキャリアに係る伝達係数を要素とする
行列の逆行列を計算し記憶する逆行列演算器と、前記N
個の高速フーリエ変換器が出力するN個の信号系列と前
記逆行列演算器が記憶する逆行列との積を演算し、前記
N本の受信アンテナで受信された各信号系列における該
信号系列相互の干渉成分をキャンセルする干渉キャンセ
ラと、前記第一の切替器が入力された送信符号化信号系
列をN系統に出力した場合は、前記干渉キャンセラが出
力するN系統の信号系列をダイバーシチ合成して出力
し、他方、前記第一の切替器が入力された送信符号化信
号系列を直並列変換しN系統に出力した場合は、前記干
渉キャンセラが出力するN系統の信号系列を並直列変換
し出力する第二の切替器と、前記第二の切替器が出力す
る信号系列を入力され、前記誤り訂正符号器が符号化率
Rで誤り訂正符号化を行った場合は、該入力された信号
系列に対し符号化率Rの誤り訂正復号を行い、他方、前
記誤り訂正符号器が符号化率R/Nで誤り訂正符号化を
行った場合は、該入力された信号系列に対し符号化率R
/Nの誤り訂正復号を行う復号器と、を有することを特
徴とするOFDM信号受信装置である。
器は、入力された送信符号化信号系列をN系統に出力す
る場合には分岐メッセージを、他方、入力された送信符
号化信号系列を直並列変換しN系統に出力する場合は直
並列変換メッセージを、前記第二の切替器に対して送信
し、前記第二の切替器は、前記第一の切替器から送信さ
れる分岐メッセージまたは直並列変換メッセージを受信
し、分岐メッセージを受信した場合には、該前記干渉キ
ャンセラが出力するN系統の信号系列をダイバーシチ合
成し、他方、直並列変換メッセージを受信した場合に
は、前記干渉キャンセラが出力するN系統の信号系列を
並直列変換し出力する、ことを特徴とする請求項5に記
載のOFDM信号受信装置である。
1)の誤り訂正を伴うN(N≧2)ブランチの空間ダイ
バーシチ伝送と、符号化率R/Nの誤り訂正を伴うN系
統の空間多重伝送とを切り替えることができる。
帯域幅やOFDMシンボル変調方式などを変化させない
という条件において、伝送容量を維持しつつ、空間ダイ
バーシチ伝送と空間多重伝送とを伝搬環境に応じて切り
替えることができる。
比べてフェージングによる伝送品質劣化が支配的な伝搬
環境でより有効であり、空間多重伝送は該空間ダイバー
シチ伝送より符号化率が低く、搬送波対雑音比(CN
R:Carrier−to−Noise Ratio)
の低い伝搬環境でより有効である。
チ伝送と空間多重伝送とを伝搬環境に応じて切り替える
ことにより、符号化率の切替以外のハードウェアの変更
を全く行うことなく、伝送容量を維持しながら伝送品質
を向上できる。
装置の第一の切替器からOFDM信号受信装置の第二の
切替器へ、分岐メッセージまたは直列並列メッセージが
送信される。
号送信装置の第一の切替器とOFDM信号受信装置の第
二の切替器との同期をとることができる。
明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
M信号伝送装置の構成を示す図である。本OFDM信号
伝送装置は、OFDM信号送信装置1とOFDM信号受
信装置2とから構成される。誤り訂正符号器1−6は、
OFDM信号送信装置1からOFDM信号受信装置2へ
送信される長さLの送信情報信号系列と、OFDM信号
受信装置2が有する受信品質測定手段2−6において測
定された受信品質を示す値を入力される。
品質を示す値があらかじめ定められた閥値よりも高い場
合(すなわち、伝送品質が比較的良い場合)、入力され
た長さLの送信情報信号系列に対して、符号化率R(0
<R≦1)で誤り訂正符号化を行い、該送信情報信号系
列を、長さL/Rの送信符号化信号系列として出力す
る。
かじめ定められた閥値よりも低い場合(すなわち、伝送
品質が比較的悪い場合)、入力された長さLの送信情報
信号系列に対して、符号化率R/N(N≧2)で誤り訂
正符号化を行い、該送信情報信号系列を長さ(L×N/
R)の送信符号化信号系列として出力する。
−6の出力信号と、OFDM信号受信装置2が有する受
信品質測定手段2−6において測定された受信品質を示
す値を入力される。
質を示す値があらかじめ定められた閥値よりも高い場
合、誤り訂正符号器1−6の出力信号をN系統の同一の
信号系列として出力する。
受信品質を示す値があらかじめ定められた閥値よりも低
い場合、誤り訂正符号器1−6の出力信号をN系統の長
さL/Rの信号系列に直並列変換して出力する。
の切替器1−5の動作とは、信品質測定手段2−6の測
定結果に基づいて同期がとられている。したがって、信
品質測定手段2−6において測定される受信品質を示す
値があらかじめ定められた閾値よりも低い場合、誤り訂
正符号器1−6は符号化率をR(0<R≦1)にすると
ともに、第一の切替器1−5は該誤り訂正符号器1−6
の出力信号をN系統の同一の信号系列として出力する。
される受信品質を示す値があらかじめ定められた閾値よ
りも高い場合、誤り訂正符号器1−6は符号化率をR/
N(N≧2)にするとともに、第一の切替器1−5は該
誤り訂正符号器1−6の出力信号をN系統の長さL/R
の信号系列に直並列変換して出力する。
訂正符号器1−6から符号化率に関する情報が、第一の
切替器1−5から同一の信号系列を出力するか、直並列
変換された長さL/Rの信号系列を出力するかに関する
情報が、それぞれ通知される。
−Nは、パイロット信号を発生させる。パイロット信号
多重化器1−4−1〜1−4−Nは、パイロット信号発
生器1−3−1〜1−3−Nが発生させたパイロット信
号と、第一の切替器1−5が出力するN系統の信号系列
とを入力される。ここで、パイロット信号発生器1−3
−1〜1−3−Nが発生するパイロット信号は、OFD
M信号送信装置1とOFDM信号受信装置との間で、既
知である。
4−Nは、入力されたパイロット信号とN系統の信号系
列とを時間軸上において多重化する。高速逆フーリエ変
換器1−2−1〜1−2−Nは、パイロット信号多重化
器1−4−1〜1−4−Nから出力される、上記パイロ
ット信号が多重化されたN系統の信号系列を入力され、
該入力された信号系列を高速逆フーリエ変換し出力す
る。
−1〜1−2−Nから出力される信号系列は、各送信ア
ンテナ1−1−1〜1−1−Nから、同一周波数帯で同
時に、OFDM信号受信装置2に向けて送信される。
−1−1〜1−1−Nから送信された信号系列は、空間
において加算される。OFDM信号受信装置2の受信ア
ンテナ2−1−1〜2−1−Nは、該加算された信号系
列を受信する。
−Nは、受信アンテナ2−1−1〜2−1−Nで受信さ
れた信号系列を入力され、この入力された信号系列を高
速フーリエ変換する。
Nが出力する信号系列には、上記N系統の信号系列と、
該信号系列に対してOFDM信号送信装置において多重
化されたパイロット信号系列とが含まれる。
器2−2−1〜2−2−Nが出力するパイロット信号系
列を入力され、入力されたパイロット信号系列と前記既
知の送信パイロット信号を用いて、後述する推定方法の
一例に従い、サブキャリア毎の伝達係数逆行列を推定す
る。
換器2−2−1〜2−2−Nが出力するN系統の信号系
列と、逆行列演算器2−3が出力する伝達係数逆行列を
入力され、N系統の信号系列に、該当する伝達係数逆行
列を乗算し、受信したN系統の信号系列の相互間の干渉
をキャンセルする。
−4の出力信号であるN系統の信号系列を入力される。
他方、第二の切替器2−5は、受信品質測定手段2−6
から、第一の切替器1−5の動作状態がN系統への同一
信号系列の出力であるとの通知を受けた場合、入力され
たN系統の信号系列をダイバーシチ合成し出力する。
2−6から、第一の切替器1−5の動作状態がN系統へ
の直並列変換された信号系列の出力であるとの通知を受
けた場合、入力されたN系統の信号系列を並直列変換し
出力する。
−5が出力する信号系列を入力される。誤り訂正復号器
2−7は、受信品質測定手段2−6から誤り訂正符号器
1−6の符号化率がRであるとの通知を受けた場合、入
力された信号系列について符号化率Rで誤り訂正復号を
行う。
測定手段2−6から誤り訂正符号器1−6の符号化率が
R/Nであるとの通知を受けた場合、入力された信号系
列について符号化率R/Nで誤り訂正復号を行う。
のようにして誤り訂正符号器1−6に入力する前の送信
情報信号系列を復元する。本実施の形態において、前記
ダイバーシチ合成の方法としては、選択合成法、等利得
合成法、最大比合成法などの方法を用いることができ
る。
号器1−6と第一の切替器1−5との間にインテリーバ
を挿入し、誤り訂正復号器2−7と第2の切替器2−5
との間にデインタリーバを挿入することにより、OFD
M信号送信装置1にインタリーブを行わせ、OFDM信
号受信装置2にデインタリーブを行わせることもでき
る。
1−6及び第1の切替器1−6と受信品質測定手段2−
6との間で、また、第二の切替器2−5及び誤り訂正復
号器2−7と受信品質測定手段2−6との間で、情報の
通知が行われているが、これは、OFDM信号送信装置
1とOFDM信号受信装置2との間で報知信号または制
御メッセージを送信するなどの手段により実現すること
ができる。
OFDM信号伝送装置によれば、伝送形態においてブラ
ンチ数Nの空間ダイバーシチ伝送とN系統の空間多重伝
送との切替が可能である。
によれば、この空間ダイバーシチ伝送、空間多重伝送と
いう伝送形態に関わらず、長さLの送信情報信号系列を
N系統の長さL/Rの信号系列として処理できる。
信号伝送装置によれば、使用周波数帯域幅やシンボル変
調方式などの条件が同一ならば、伝送形態を空間ダイバ
ーシチ伝送と空間多重伝送との間で切り替えることによ
り、伝送容量を維持しつつ、伝送品質を向上させること
ができる。
逆行列の推定方法の一例を示す。図2は、本実施の形態
に係るOFDM信号送信装置1が送信するOFDM信号
を示す図である。図1に記載の各パイロット信号発生器
1−3−i(1≦i≦N)は、サブキャリアiに係るN
シンボルのパイロット信号を発生し、これらサブキャリ
アiに係るN個のパイロット信号は、N本の送信アンテ
ナにおける各アンテナから送信される。
アンテナからm番目に送信されるシンボルをpi mnとす
る。OFDM信号受信装置2は、N個の送信アンテナか
ら送信されたパイロット信号を、N個の受信アンテナ2
−1−1〜2−1−Nで受信し、これを高速フーリエ変
換器2−2−1〜2−2−Nで各サブキャリアの周波数
成分に変換する。
器の出力を入力され、シンボル毎のパイロット信号の集
合を、サブキャリア毎のパイロット信号の集合に変換す
る。高速フーリエ変換器の出力はシンボル毎に出力され
るが、干渉キャンセルを行うために必要となるサブキャ
リア伝達関数逆行列は、全てのアンテナの全てのパイロ
ット信号における同一のサブキャリア成分から求められ
るからである。
において受信されたmシンボル目の受信パイロット信号
の全サブキャリア成分を記憶する。ここで、高速フーリ
エ変換器の出力における、n本目のアンテナが受信した
m番目のシンボルのサブキャリアiの受信成分をpi mn
とする。
全てのシンボルに対するN×N個の受信パイロットシン
ボル行列を、“数1”に示すようなサブキャリアiに対
する全てのアンテナの全てのシンボル成分から構成され
る受信サブキャリアパイロット信号行列PRi へ再構成
する。
用いると、 Pi ・Si =PRi と表される。
受信パイロット信号の行列に対して、送信パイロット信
号の逆行列を乗算することにより、各サブキャリアの任
意の送信アンテナと受信アンテナの組に対する伝達関数
の組である行列Si を求める。 Si =(Pi)-1 ・PRi ここで、n本目のアンテナにおける情報シンボルのサブ
キャリアiにおける信号点をi n とすると、情報信号行
列Riは、i n がn列目の成分となる1行N列であり、
次の式により表される。 Ri =(i 1 i 2 ・・・i N ) 逆行列演算器2−3は、求められた伝達関数の行列Si
から、伝達関数の逆行列(Si)-1 を求め、記憶する。
器2−3が記憶する伝達関数の逆行列(Si )-1を、R
i に対して右から乗算することにより受信信号成分を送
信信号成分毎に分離する。
率Rで符号化を行うブランチ数Nの空間ダイバーシチ伝
送と、符号化率R/Nで符号化を行うN系統の空間多重
伝送とを、伝送容量を変化させることなく切り替える。
ーシチ伝送と空間多重伝送とを伝搬環境に応じて切り替
えることにより、符号化率の切替以外のハードウェアの
変更を全く行うことなく、伝送容量を維持しながら伝送
品質を向上できる。
よる伝送品質の劣化が大きい、または、CNRが低い伝
搬環境下において、飛躍的な周波数利用効率を達成し、
高品質、かつ、大容量・高速の信号伝送を行うことがで
きる。
置の構成を説明する図である。
送信するOFDM信号を示す図である。
ある。
器 1−5 第一の切替器 1−6 誤り訂正符号器 2 OFDM信号受信装置 2−1−1〜2−1−N 受信アンテナ 2−2−1〜2−2−N 高速フーリエ変換器 2−3 逆行列演算器 2−4 干渉キャンセラ 2−5 第二の切替器 2−6 通信品質測定の手段 2−7 誤り訂正復号器 3 OFDM信号送信装置 3−1−1〜3−1−N 送信アンテナ 3−2−1〜3−2−N 高速逆フーリエ変換器 3−3−1〜3−3−N パイロット信号系列発生器 3−4−1〜3−4−N パイロット信号系列多重化
器 3−5 第一の切替器 4 OFDM信号受信装置 4−1−1〜4−1−N 受信アンテナ 4−2−1〜4−2−N 高速フーリエ変換器 4−3 逆行列演算器 4−4 干渉キャンセラ 4−5 第二の切替器 4−6 通信品質測定の手段
Claims (6)
- 【請求項1】 OFDM信号送信装置とOFDM信号受
信装置とを備えるOFDM信号伝送装置であって、 前記OFDM信号送信装置は、 入力された送信情報信号系列に対して、符号化率R(0
<R≦1)または符号化率R/N(N≧2)の誤り訂正
符号化を行い、該誤り訂正符号化後の送信情報信号系列
を送信符号化信号系列として出力する誤り訂正符号器
と、 前記誤り訂正符号器が出力する送信符号化信号系列を入
力され、前記誤り訂正符号器が符号化率Rで誤り訂正符
号化を行う場合に、入力された送信符号化信号系列をN
系統に出力し、他方、前記誤り訂正符号器が符号化率R
/Nで誤り訂正符号化を行う場合に、入力された送信符
号化信号系列を直並列変換しN系統に出力する第一の切
替器と、 前記第一の切替器が出力するN個の信号系列における各
信号系列にそれぞれ対応したN個の既知のパイロット信
号系列をそれぞれ発生させるN個のパイロット信号系列
発生器と、 前記第一の切替器が出力するN個の信号系列における各
信号系列と該各信号系列に対応する各パイロット信号系
列とを多重化するN個のパイロット信号系列多重化器
と、 前記パイロット信号系列多重化器が出力する信号系列に
対して逆高速フーリエ変換を行うN個の逆高速フーリエ
変換器と、 前記逆高速フーリエ変換器が出力する信号系列を送信す
るN本の送信アンテナと、 を有し、 OFDM信号受信装置は、 前記N本の送信アンテナから送信された信号系列を受信
するN本の受信アンテナと、 前記受信アンテナに接続され、前記受信アンテナで受信
された信号系列に対して高速フーリエ変換を行うN個の
高速フーリエ変換器と、 前記高速フーリエ変換器が出力する信号系列に含まれる
パイロット信号系列を入力され、該パイロット信号系列
の振幅および位相と、前記既知のパイロット信号の振幅
および位相とから、各送信アンテナと各受信アンテナと
の間の各サブキャリアに係る伝達係数を要素とする行列
の逆行列を計算し記憶する逆行列演算器と、 前記N個の高速フーリエ変換器が出力するN個の信号系
列と前記逆行列演算器が記憶する逆行列との積を演算
し、前記N本の受信アンテナで受信された各信号系列に
おける該信号系列相互の干渉成分をキャンセルする干渉
キャンセラと、 前記第一の切替器が入力された送信符号化信号系列をN
系統に出力した場合は、前記干渉キャンセラが出力する
N系統の信号系列をダイバーシチ合成して出力し、他
方、前記第一の切替器が入力された送信符号化信号系列
を直並列変換しN系統に出力した場合は、前記干渉キャ
ンセラが出力するN系統の信号系列を並直列変換し出力
する第二の切替器と、 前記第二の切替器が出力する信号系列を入力され、前記
誤り訂正符号器が符号化率Rで誤り訂正符号化を行った
場合は、該入力された信号系列に対し符号化率Rの誤り
訂正復号を行い、他方、前記誤り訂正符号器が符号化率
R/Nで誤り訂正符号化を行った場合は、該入力された
信号系列に対し符号化率R/Nの誤り訂正復号を行う復
号器と、 を有する、 ことを特徴とするOFDM信号伝送装置。 - 【請求項2】 前記第一の切替器は、入力された送信符
号化信号系列をN系統に出力する場合には分岐メッセー
ジを、他方、入力された送信符号化信号系列を直並列変
換しN系統に出力する場合は直並列変換メッセージを、
前記第二の切替器に対して送信し、 前記第二の切替器は、前記第一の切替器から送信される
分岐メッセージまたは直並列変換メッセージを受信し、
分岐メッセージを受信した場合には、該前記干渉キャン
セラが出力するN系統の信号系列をダイバーシチ合成
し、他方、直並列変換メッセージを受信した場合には、
前記干渉キャンセラが出力するN系統の信号系列を並直
列変換し出力する、 ことを特徴とする請求項1に記載のOFDM信号伝送装
置。 - 【請求項3】 入力された送信情報信号系列に対して、
符号化率R(0<R≦1)または符号化率R/N(N≧
2)の誤り訂正符号化を行い、該誤り訂正符号化後の送
信情報信号系列を送信符号化信号系列として出力する誤
り訂正符号器と、 前記誤り訂正符号器が出力する送信符号化信号系列を入
力され、前記誤り訂正符号器が符号化率Rで誤り訂正符
号化を行う場合に、入力された送信符号化信号系列をN
系統に出力し、他方、前記誤り訂正符号器が符号化率R
/Nで誤り訂正符号化を行う場合に、入力された送信符
号化信号系列を直並列変換しN系統に出力する第一の切
替器と、 前記第一の切替器が出力するN個の信号系列における各
信号系列にそれぞれ対応したN個の既知のパイロット信
号系列をそれぞれ発生させるN個のパイロット信号系列
発生器と、 前記第一の切替器が出力するN個の信号系列における各
信号系列と該各信号系列に対応する各パイロット信号系
列とを多重化するN個のパイロット信号系列多重化器
と、 前記パイロット信号系列多重化器が出力する信号系列に
対して逆高速フーリエ変換を行うN個の逆高速フーリエ
変換器と、 前記逆高速フーリエ変換器が出力する信号系列を送信す
るN本の送信アンテナと、 を有し、 前記N本の送信アンテナから送信された信号系列を受信
するN本の受信アンテナと、前記受信アンテナに接続さ
れ、前記受信アンテナで受信された信号系列に対して高
速フーリエ変換を行うN個の高速フーリエ変換器と、前
記高速フーリエ変換器が出力する信号系列に含まれるパ
イロット信号系列を入力され、該パイロット信号系列の
振幅および位相と、前記既知のパイロット信号の振幅お
よび位相とから、各送信アンテナと各受信アンテナとの
間の各サブキャリアに係る伝達係数を要素とする行列の
逆行列を計算し記憶する逆行列演算器と、前記N個の高
速フーリエ変換器が出力するN個の信号系列と前記逆行
列演算器が記憶する逆行列との積を演算し、前記N本の
受信アンテナで受信された各信号系列における該信号系
列相互の干渉成分をキャンセルする干渉キャンセラと、
前記第一の切替器が入力された送信符号化信号系列をN
系統に出力した場合は、前記干渉キャンセラが出力する
N系統の信号系列をダイバーシチ合成して出力し、他
方、前記第一の切替器が入力された送信符号化信号系列
を直並列変換しN系統に出力した場合は、前記干渉キャ
ンセラが出力するN系統の信号系列を並直列変換し出力
する第二の切替器と、前記第二の切替器が出力する信号
系列を入力され、前記誤り訂正符号器が符号化率Rで誤
り訂正符号化を行った場合は、該入力された信号系列に
対し符号化率Rの誤り訂正復号を行い、他方、前記誤り
訂正符号器が符号化率R/Nで誤り訂正符号化を行った
場合は、該入力された信号系列に対し符号化率R/Nの
誤り訂正復号を行う復号器と、を有するOFDM信号受
信装置に対し、 信号系列を送信することを特徴とするOFDM信号送信
装置。 - 【請求項4】 前記第一の切替器は、入力された送信符
号化信号系列をN系統に出力する場合には分岐メッセー
ジを、他方、入力された送信符号化信号系列を直並列変
換しN系統に出力する場合は直並列変換メッセージを、
前記第二の切替器に対して送信し、 前記第二の切替器は、前記第一の切替器から送信される
分岐メッセージまたは直並列変換メッセージを受信し、
分岐メッセージを受信した場合には、該前記干渉キャン
セラが出力するN系統の信号系列をダイバーシチ合成
し、他方、直並列変換メッセージを受信した場合には、
前記干渉キャンセラが出力するN系統の信号系列を並直
列変換し出力する、 ことを特徴とする請求項3に記載のOFDM信号送信装
置。 - 【請求項5】 入力された送信情報信号系列に対して、
符号化率R(0<R≦1)または符号化率R/N(N≧
2)の誤り訂正符号化を行い、該誤り訂正符号化後の送
信情報信号系列を送信符号化信号系列として出力する誤
り訂正符号器と、前記誤り訂正符号器が出力する送信符
号化信号系列を入力され、前記誤り訂正符号器が符号化
率Rで誤り訂正符号化を行う場合に、入力された送信符
号化信号系列をN系統に出力し、他方、前記誤り訂正符
号器が符号化率R/Nで誤り訂正符号化を行う場合に、
入力された送信符号化信号系列を直並列変換しN系統に
出力する第一の切替器と、前記第一の切替器が出力する
N個の信号系列における各信号系列にそれぞれ対応した
N個の既知のパイロット信号系列をそれぞれ発生させる
N個のパイロット信号系列発生器と、前記第一の切替器
が出力するN個の信号系列における各信号系列と該各信
号系列に対応する各パイロット信号系列とを多重化する
N個のパイロット信号系列多重化器と、前記パイロット
信号系列多重化器が出力する信号系列に対して逆高速フ
ーリエ変換を行うN個の逆高速フーリエ変換器と、前記
逆高速フーリエ変換器が出力する信号系列を送信するN
本の送信アンテナと、を有するOFDM信号送信装置か
ら送信された信号系列を受信し、 前記N本の送信アンテナから送信された信号系列を受信
するN本の受信アンテナと、 前記受信アンテナに接続され、前記受信アンテナで受信
された信号系列に対して高速フーリエ変換を行うN個の
高速フーリエ変換器と、 前記高速フーリエ変換器が出力する信号系列に含まれる
パイロット信号系列を入力され、該パイロット信号系列
の振幅および位相と、前記既知のパイロット信号の振幅
および位相とから、各送信アンテナと各受信アンテナと
の間の各サブキャリアに係る伝達係数を要素とする行列
の逆行列を計算し記憶する逆行列演算器と、 前記N個の高速フーリエ変換器が出力するN個の信号系
列と前記逆行列演算器が記憶する逆行列との積を演算
し、前記N本の受信アンテナで受信された各信号系列に
おける該信号系列相互の干渉成分をキャンセルする干渉
キャンセラと、前記第一の切替器が入力された送信符号
化信号系列をN系統に出力した場合は、前記干渉キャン
セラが出力するN系統の信号系列をダイバーシチ合成し
て出力し、他方、前記第一の切替器が入力された送信符
号化信号系列を直並列変換しN系統に出力した場合は、
前記干渉キャンセラが出力するN系統の信号系列を並直
列変換し出力する第二の切替器と、 前記第二の切替器が出力する信号系列を入力され、前記
誤り訂正符号器が符号化率Rで誤り訂正符号化を行った
場合は、該入力された信号系列に対し符号化率Rの誤り
訂正復号を行い、他方、前記誤り訂正符号器が符号化率
R/Nで誤り訂正符号化を行った場合は、該入力された
信号系列に対し符号化率R/Nの誤り訂正復号を行う復
号器と、 を有することを特徴とするOFDM信号受信装置。 - 【請求項6】 前記第一の切替器は、入力された送信符
号化信号系列をN系統に出力する場合には分岐メッセー
ジを、他方、入力された送信符号化信号系列を直並列変
換しN系統に出力する場合は直並列変換メッセージを、
前記第二の切替器に対して送信し、 前記第二の切替器は、前記第一の切替器から送信される
分岐メッセージまたは直並列変換メッセージを受信し、
分岐メッセージを受信した場合には、該前記干渉キャン
セラが出力するN系統の信号系列をダイバーシチ合成
し、他方、直並列変換メッセージを受信した場合には、
前記干渉キャンセラが出力するN系統の信号系列を並直
列変換し出力する、 ことを特徴とする請求項5に記載のOFDM信号受信装
置。
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