JP2003348045A - Ofdm信号伝送装置、ofdm信号受信装置およびofdm信号伝送方法 - Google Patents

Ofdm信号伝送装置、ofdm信号受信装置およびofdm信号伝送方法

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JP2003348045A JP2002149013A JP2002149013A JP2003348045A JP 2003348045 A JP2003348045 A JP 2003348045A JP 2002149013 A JP2002149013 A JP 2002149013A JP 2002149013 A JP2002149013 A JP 2002149013A JP 2003348045 A JP2003348045 A JP 2003348045A
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Masahiro Umehira
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の送信アンテナと受信アンテナとを有す
るOFDM信号伝送装置において、干渉キャンセル後の
信号系列の平均SNRを従来に比べて向上できるOFD
M信号伝送装置、OFDM信号受信装置およびOFDM
信号伝送方法を提供することを目的とする。 【構成】 OFDM信号伝送装置であって、N個のパイ
ロット信号生成器とN個のパイロット信号多重化器とN
個のOFDM変調器とN本の送信アンテナとを有するO
FDM信号送信装置と、N本の受信アンテナとN個の高
速フーリエ変換器とサブキャリア伝達係数行列演算器と
サブキャリア干渉キャンセラとN個の第1の復調器とN
個の再変調器とN個の遅延発生器とサブキャリア重み付
け干渉キャンセラとN個の第2の復調器とを有するOF
DM信号受信装置と、を備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OFDM(Ort
hogonal Frequency Divisio
n Multiplexing:直交周波数分割多重)
信号伝送装置、OFDM信号受信装置およびOFDM信
号伝送方法に関し、特に、複数の送信アンテナと複数の
受信アンテナを用いて通信を行うOFDM信号伝送装
置、OFDM信号受信装置およびOFDM信号伝送方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】[OFDM]広帯域移動体通信において
は、移動体通信におけるマルチパスフェージング環境下
において一定レベルの伝送品質を維持するために、周波
数選択性フェージングについての対策をとる必要があ
る。この周波数選択性フェージングについての対策とし
ては、送信信号を互いに直交するサブキャリア群に分割
して、マルチキャリア伝送を行うOFDM方式が知られ
ている。
【0003】[複数の送信アンテナと複数の受信アンテ
ナ]また、広帯域移動体通信においては、限られた周波
数帯の中で大容量化を図るために、周波数利用効率の向
上についての対策をとる必要がある。
【0004】この周波数利用効率の向上についての対策
としては、同一周波数帯において複数の送信アンテナと
複数の受信アンテナを用いてMIMO(Multipl
e−Input Multiple−Output)チ
ャネルを構成し、送信アンテナと受信アンテナとの全て
の組み合わせについての伝達係数を測定し、該伝達係数
を各要素とする伝達係数行列の逆行列(以下、「伝達係
数逆行列」という)を、受信されたOFDM信号系列に
乗算することによって、相互干渉成分をキャンセルし、
送信されたOFDM信号系列を復元する方式が知られて
いる。
【0005】この方式によれば、送信アンテナ・受信ア
ンテナの数だけ周波数利用効率を向上させことができ
る。すなわち、この方式によれば、送信アンテナからそ
れぞれ異なるOFDM信号系列を送信することによっ
て、伝送容量の増大を図ることができる。
【0006】[伝送品質・伝送容量]以上のような方式
を考慮して、従来のOFDM信号伝送装置は、図5に記
載のように構成されていた。以下、この従来のOFDM
信号伝送装置について説明する。
【0007】図5は、従来のOFDM信号伝送装置を示
す図である。従来のOFDM信号伝送装置は、OFDM
信号送信装置5とOFDM信号受信装置6とから構成さ
れる。
【0008】パイロット信号多重化器5−2−1〜5−
2−Nは、同一TDMAバーストにおいて送信されるべ
き送信情報信号系列T1、T2、・・・TNを入力され
る。また、パイロット信号多重化器5−2−1〜5−2
−Nは、パイロット信号生成器5−1−1〜5−1−N
が出力する、T1、T2、・・・TNにそれぞれ対応した
既知のパイロット信号P11〜P1N、P21〜P2N、・・
・、PN1〜PNNを入力される。
【0009】パイロット信号多重化器5−2−1〜5−
2−Nは、この入力された送信情報信号系列T1、T2
・・・TNと、パイロット信号生成器5−1−1〜5−
1−Nが出力する既知のパイロット信号P11〜P1N、P
21〜P2N、・・・、PN1〜P NNとを、時間軸上において
それぞれ多重化する。
【0010】そして、パイロット信号多重化器5−2−
1〜5−2−Nは、これら多重化された信号を高速逆フ
ーリエ変換器5−3−1〜5−3−Nへそれぞれ出力す
る。高速逆フーリエ変換器5−3−1〜5−3−Nは、
入力された信号系列を高速逆フーリエ変換し、送信アン
テナ5−4−1〜5−4−Nへ出力する。
【0011】そして、この送信アンテナ5−4−1〜5
−4−Nに入力された信号系列は、送信OFDM信号系
列として、OFDM信号受信装置5からOFDM信号受
信装置6に向けて送信される。
【0012】送信OFDM信号系列が送信アンテナ5−
4−1〜5−4−Nから送信されるタイミングについて
は、同期がとられている。送信アンテナ5−4−1〜5
−4−Nから送信された送信OFDM信号系列は、空間
において相互に干渉する。したがって、OFDM信号受
信装置6は、送信OFDM信号系列が空間において相互
に干渉した信号(以下、「受信OFDM信号系列」とい
う。)を、受信アンテナ6−1−1〜6−1−Nで受信
する。
【0013】各受信OFDM信号系列が受信アンテナ6
−1−1〜6−1−Nで受信されるタイミングについて
は、同期がとられている。受信OFDM信号系列におい
ては、受信情報信号系列r1、r2、・・・、rNと、
これらr1、r2、・・・、rNにそれぞれ対応した受
信パイロット信号Pr21〜Pr1N、Pr21〜Pr2N、・・
・、PrN1〜PrNNとがそれぞれ時間軸上において多重化
されている。
【0014】受信アンテナ6−1−1〜6−1−Nで受
信された信号は、高速フーリエ変換器6−2−1〜6−
2−Nに入力され、高速フーリエ変換される。伝達係数
は、OFDM信号の各サブキャリアがOFDMシンボル
内において一定振幅で一定位相の信号であるため、次の
ようになる。
【0015】伝達係数は、サブキャリアごとに、送信ア
ンテナの数Nと受信アンテナの数Nの積であるN×N個
ある。したがって、OFDM信号の全サブキャリア数を
M(Mは1以上の整数)とすると、伝達係数は、合計N
×N×M個ある。
【0016】よって、M×N×N個の伝達係数は、全サ
ブキャリアに係る、すべての送信アンテナと受信アンテ
ナの組み合わせを表現する。i番目(1≦i≦N)のサ
ブキャリアに着目して、このサブキャリアの伝達係数を
行列Hiとすると、行列Hiは、前記送信パイロット信号
と前記受信パイロット信号とを用いると、N×Nの正方
行列として次のように表すことができる。
【0017】
【数1】 ここで、hijは、送信アンテナ5−4−i(1≦i≦
N)から受信アンテナ6−1−j(1≦j≦N)への伝
達係数である。
【0018】以下、本明細書においては、行列Hを伝達
係数行列と呼ぶ。行列Hiを用いると、i番目のサブキ
ャリアにおいて、前記送信パイロット信号P11〜P1N
21〜P2N、・・・、PN1〜PNNと前記受信パイロット
信号Pr2 1〜Pr1N、Pr21〜Pr2N、・・・、PrN1〜P
rNNとの関係は、つぎのようになる。
【0019】
【数2】 逆行列演算器6−3は、数2を利用して、前記伝達係数
行列Hiの逆行列である(Hi-1(伝達係数逆行列)を
次のように求める。
【0020】
【数3】 逆行列演算器4−3は、各サブキャリアの伝達係数逆行
列をそれぞれ記憶する。
【0021】一方、伝達係数行列Hiを用いると、送信
情報信号系列T1、T2、・・・TNと受信情報信号系列
r1、r2、・・・、rNとの関係は、次のように表さ
れる。
【0022】
【数4】 干渉キャンセラ4−4は、数4と、高速フーリエ変換器
4−2−1〜4−2−Nから入力された受信情報信号系
列r1、r2、・・・、rNと、逆行列演算器4−3か
ら入力された伝達係数逆行列(Hi-1と用いて、送信
情報信号情報系列T1、T2、・・・TNを次のように復
元する。
【0023】
【数5】 サブキャリア干渉キャンセラ2−4の出力信号系列は復
調器2−5−1〜2−5−Nで復調される。
【0024】このように、従来のOFDM信号伝送装置
は、OFDM信号送信装置5が送信情報信号系列と既知
のパイロット信号と多重化し、OFDM信号受信装置6
が受信パイロット信号の位相・振幅を既知のパイロット
信号で正規化することによって、伝達係数を求めてい
た。
【0025】そして、この従来のOFDM信号伝送装置
は、干渉キャンセルのための伝達係数逆行列をサブキャ
リアごとに求め、数5に示した演算を行うことにより、
複数の送信アンテナから送信された送信OFDM信号相
互の干渉をキャンセルし、送信情報信号系列を復元して
いた。
【0026】以上説明したように、従来のOFDM伝送
装置によれば、同一の周波数帯域でN系統の送信情報信
号系列の送受信を行うことができるため、この技術を用
いないOFDM信号伝送装置に比べて、周波数帯域を増
加させることなくN倍の容量の情報を伝送することがで
きた。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のO
FDM信号伝送装置は、複数の送信アンテナと受信アン
テナとを有しているものの、その干渉キャンセル後の信
号系列の信号対雑音電力比(SNR:Signal t
o Noise power Ratio)の平均値
が、送信アンテナと受信アンテナがともに1個のOFD
M信号伝送装置におけるSNRの平均値と、同程度であ
るという問題があった。以下、かかる問題について説明
する。
【0028】送信アンテナと受信アンテナを1個ずつ使
用するOFDM伝送装置におけるi番目のサブキャリア
の高速フーリエ変換後の受信情報信号をriとすると、
この受信情報信号riは、逆高速フーリエ変換前の送信
情報信号ti、送信アンテナと受信アンテナとの間の伝
達係数hi、および加法性ガウス雑音(AWGN:Ad
ditive White Gaussian Noi
se)成分niを用いて次式で表される。
【0029】
【数6】 このとき、riの平均SNRは次式で与えられる。
【0030】
【数7】 ここで|h|は、hiの位相が一様分布、hiの振幅がレ
イリー分布と仮定した場合の該振幅の平均値である。σ
i vはAWGNの分散値である。
【0031】一方、送信アンテナと受信アンテナをN個
ずつ使用する上記従来のOFDM伝送装置におけるi番
目のサブキャリアの各アンテナにおける高速フーリエ変
換後の受信情報信号系列ri(=ri 1i 2 …ri N))
と、逆高速フーリエ変換前の送信信号系列ti(=ti 1
i 2 …ti N))との関係は、受信情報信号系列ri
含まれるAWGN成分ni(=ni 1i 2 …ni N))
と、m番目(1≦m≦N)の送信アンテナとn番目(1
≦n≦N)の受信アンテナとの間の伝達係数hi mnとを
用いて次式で与えられる。
【0032】
【数8】 ただし、
【0033】
【数9】 である。ここでHiは伝達係数行列であり、(Hi-1
その逆行列である伝達係数逆行列である。
【0034】前記サブキャリア伝達係数逆行列演算器6
−3おいて伝達係数逆行列(Hi- 1を誤差なしで得ら
れた場合、前記サブキャリア干渉キャンセラ6−4にお
いてサブキャリアiの受信情報信号系列Hiに(Hi-1
を乗算した結果であるサブキャリア干渉キャンセラ出力
信号系列ui(=ui 1i 2 …ui N))は以下の式で表
すことができる。
【0035】
【数10】 ここで、たとえば、N=2の場合、(数10)は以下の
式で表すことができる。
【0036】
【数11】 4つの伝達係数hi mn(m=1,2、n=1,2)は、
それぞれ統計的に独立であり、その位相が一様分布して
おり、その振幅がレイリー分布で平均値が|h|とす
る。
【0037】また、2つのAGCN成分ni 1、ni 2は、
それぞれ統計的に独立であり、σ2 vを分散値とする複素
ガウス分布をとるとする。すると、サブキャリア干渉キ
ャンセラの出力信号ui 1の平均SNRは以下の式で表さ
れる。
【0038】
【数12】 同様にui 2の平均SNRも以下の式で表される。
【0039】
【数13】
【0040】(数7)と、(数12)および(数13)
とを比較すると、送信情報信号系列が同一であれば、ア
ンテナ数N=2の従来のOFDM信号伝送装置における
干渉キャンセル後の信号系列の平均SNRは、送信アン
テナと受信アンテナがともに1個であるOFDM信号伝
送装置における高速フーリエ変換後の受信情報信号系列
の平均SNRと同一になる。
【0041】同様に、アンテナ数N≧3の従来のOFD
M信号伝送装置における干渉キャンセル後の信号系列の
平均SNRも、送信アンテナと受信アンテナがともに1
個であるOFDM信号伝送装置における高速フーリエ変
換後の受信情報信号系列の平均SNRと同一になる。
【0042】したがって、上述したように、従来のOF
DM信号伝送装置における干渉キャンセル後の信号系列
の平均SNRは、送信アンテナと受信アンテナとがとも
に1個であるOFDM信号伝送装置における平均SNR
と、同程度のものであった。
【0043】そこで、本発明は、かかる事情に鑑み、複
数の送信アンテナと受信アンテナとを有するOFDM信
号伝送装置において、干渉キャンセル後の信号系列の平
均SNRを従来に比べて向上できるOFDM信号伝送装
置、OFDM信号受信装置およびOFDM信号伝送方法
を提供することを目的とする。
【0044】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記課
題は、前記特許請求の範囲に記載の手段により、解決さ
れる。
【0045】すなわち、請求項1に記載の発明は、入力
されたN系統(Nは2以上の整数)の送信情報信号系列
のそれぞれに対して、既知のパイロット信号系列を生成
するN個のパイロット信号生成器と、前記N系統の送信
情報信号系列と前記N個のパイロット信号生成器が生成
する既知のパイロット信号系列とを多重化するN個のパ
イロット信号多重化器と、前記N個のパイロット信号多
重化器が出力する信号系列に対して変調と逆高速フーリ
エ変換とを行うN個のOFDM変調器と、前記N個のO
FDM変調器が出力する信号系列(以下、OFDM変調
器が出力する信号系列を「送信OFDM信号系列」とい
う。)を同一周波数で送信するN本の送信アンテナと、
を有するOFDM信号送信装置と、前記N本の送信アン
テナから送信され空間において相互干渉した信号系列
(以下、「受信OFDM信号系列」という。)を受信す
るN本の受信アンテナと、前記N本の受信アンテナで受
信された受信OFDM信号系列に対し高速フーリエ変換
を行うN個の高速フーリエ変換器と、前記N個の高速フ
ーリエ変換器が出力する信号系列に含まれる受信パイロ
ット信号系列を入力され、該受信パイロット信号系列の
受信振幅および位相と、前記既知のパイロット信号の振
幅および位相とを用いて、伝達係数行列(伝達係数行列
は、前記各送信アンテナと前記各受信アンテナとの間の
各サブキャリアの伝達係数を各要素とする。)と、その
逆行列である伝達係数逆行列とを演算して記憶するサブ
キャリア伝達係数行列演算器と、前記N個の高速フーリ
エ変換器が出力する各サブキャリアの信号系列と、前記
サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブキャ
リアの伝達係数逆行列との積を演算し、前記各受信アン
テナで受信された受信OFDM信号系列の相互干渉の成
分をキャンセルするサブキャリア干渉キャンセラと、前
記サブキャリア干渉キャンセラが出力するN系統の信号
系列の信号判定を行うN個の第1の復調器と、前記N個
の第1の復調器が出力する判定結果に対して前記OFD
M変調器における変調と同一の変調方式で変調を行うN
個の再変調器と、前記N個の高速フーリエ変換器が出力
する信号系列を入力され、該信号系列を、前記サブキャ
リア干渉キャンセラから前記再変調器までの処理時間遅
延させて出力するN個の遅延発生器と、前記N個の遅延
発生器が出力するN系統の信号系列と前記N個の再変調
器が出力するN系統の信号系列と前記サブキャリア伝達
係数行列演算器が出力する伝達係数行列とを入力され、
前記N個の遅延発生器が出力するN系統の信号系列に対
して、相互干渉の成分の除去および重み付け加算を行う
サブキャリア重み付け干渉キャンセラと、前記サブキャ
リア重み付け干渉キャンセラが出力するN系統の信号系
列を復調するN個の第2の復調器と、を有するOFDM
信号受信装置と、を備えることを特徴とするOFDM信
号伝送装置である。
【0046】請求項2に記載の発明は、前記サブキャリ
ア重み付け干渉キャンセラは、前記サブキャリア伝達係
数行列演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列
を用いて重み付け受信情報信号系列行列を演算する重み
付け受信情報信号系列行列演算器と、前記重み付け受信
情報信号系列行列演算器が出力する重み付け受信情報信
号系列行列と前記N個の遅延発生器が出力するN系統の
信号系列とを用いて重み付け受信情報信号系列を演算す
る重み付け受信情報信号系列演算器と、前記サブキャリ
ア伝達係数行列演算器が出力する各サブキャリアの伝達
係数行列を用いて、重み付けられたレプリカ(「レプリ
カ」とは、受信情報信号系列における前記相互干渉の成
分の複製をいう。)を生成するための重み付けレプリカ
生成行列を演算する重み付けレプリカ生成行列演算器
と、前記重み付けレプリカ生成行列演算器が出力する重
み付けレプリカ生成行列と前記N個の再変調器が出力す
る信号系列とを用いて重み付けレプリカ信号系列を演算
する重み付けレプリカ信号系列演算器と、前記重み付け
受信情報信号系列演算器が出力する重み付け受信情報信
号系列から、前記重み付けレプリカ信号系列演算器が出
力する重み付けレプリカ信号系列を減算することによ
り、前記重み付けされた受信情報信号系列から重み付け
された前記相互干渉の成分を除去する減算器と、を有す
ることを特徴とする請求項1に記載のOFDM信号伝送
装置である。
【0047】請求項3に記載の発明は、前記重み付け受
信情報信号系列行列は、前記サブキャリア伝達係数行列
演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列の共役
転置行列であり、前記重み付けレプリカ生成行列は、前
記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブキ
ャリアの伝達係数行列と当該伝達係数行列の共役転置行
列とを乗算した結果である行列に対して、非対角成分が
全て同一で、かつ、対角成分が全て0である行列であ
る、ことを特徴とする請求項2に記載のOFDM信号伝
送装置である。
【0048】請求項4に記載の発明は、前記サブキャリ
ア重み付け干渉キャンセラは、前記N個の遅延発生器が
出力する信号系列を用いて受信情報信号行列を演算する
受信情報信号行列演算器と、前記N個の再変調器が出力
する信号系列を用いて再変調信号行列を演算する再変調
信号行列演算器と、前記再変調信号行列演算器が出力す
る再変調信号行列と前記サブキャリア伝達係数行列演算
器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列とを用い
て、重み付けられたレプリカ(「レプリカ」とは、受信
情報信号系列における前記相互干渉の成分の複製をい
う。)を生成するためのレプリカ信号行列を演算するレ
プリカ信号行列演算器と、前記受信情報信号行列演算器
が出力する受信情報信号行列から、前記レプリカ信号行
列演算器が出力するレプリカ信号行列を減算することに
より、受信情報信号行列から前記相互干渉の成分が除去
されたレプリカ減算後信号行列を演算する減算器と、前
記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブキ
ャリアの伝達係数行列を用いてレプリカ減算後重み付け
行列を演算するレプリカ減算後重み付け行列演算器と、
前記レプリカ減算後重み付け行列演算器が出力するレプ
リカ減算後重み付け行列と前記減算器が出力するレプリ
カ減算後信号行列とを用いてレプリカ減算後重み付け信
号系列を出力するレプリカ減算後重み付け信号系列演算
器と、を有することを特徴とする請求項1に記載のOF
DM信号伝送装置である。
【0049】請求項5に記載の発明は、前記レプリカ減
算後重み付け行列は、前記サブキャリア伝達係数行列演
算器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列の共役転
置行列であることを特徴とする請求項4に記載のOFD
M信号伝送装置である。
【0050】請求項6に記載の発明は、入力されたN系
統(Nは2以上の整数)の送信情報信号系列のそれぞれ
に対して誤り訂正符号化を行うN個の第1の誤り訂正符
号器と、前記N個の第1の誤り訂正符号器が出力する信
号系列に対してインタリーブを行うN個の第1のインタ
リーバと、既知のパイロット信号系列を生成するN個の
パイロット信号生成器と、前記N個の第1のインタリー
バが出力する信号系列と前記N個のパイロット信号生成
器が生成するN個の既知のパイロット信号系列とを多重
化するN個のパイロット信号多重化器と、前記N個のパ
イロット信号多重化器が出力する信号系列に対して、変
調と逆高速フーリエ変換とを行うN個のOFDM変調器
と、前記N個のOFDM変調器が出力する信号系列(以
下、OFDM変調器が出力する信号系列を「送信OFD
M信号系列」という。)を同一周波数で送信するN本の
送信アンテナと、を有するOFDM信号送信装置と、前
記N本の送信アンテナから送信され空間において相互干
渉した信号系列(以下、「受信OFDM信号系列」とい
う。)を受信するN本の受信アンテナと、前記N本の受
信アンテナで受信された受信OFDM信号系列に対して
高速フーリエ変換を行うN個の高速フーリエ変換器と、
前記N個の高速フーリエ変換器が出力する信号系列に含
まれる受信パイロット信号系列を入力され、該受信パイ
ロット信号の受信振幅および位相と、前記既知のパイロ
ット信号の振幅および位相とを用いて、伝達係数行列
(伝達係数行列は、前記各送信アンテナと前記各受信ア
ンテナとの間の各サブキャリアの伝達係数を各要素とす
る。)と、その逆行列である伝達係数逆行列とを演算し
て記憶するサブキャリア伝達係数行列演算器と、前記N
個の高速フーリエ変換器が出力する各サブキャリアの信
号系列と前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力す
る各サブキャリアの伝達係数逆行列との積を演算し、前
記各受信アンテナで受信きれた受信OFDM信号系列の
前記相互干渉の成分をキャンセルするサブキャリア干渉
キャンセラと、前記サブキャリア干渉キャンセラが出力
するN系統の信号系列の復調を行うN個の第1の復調器
と、前記N個の第1の復調器が出力する信号系列に対し
デインタリーブを行うN個の第1のデインタリーバと、
前記N個の第1のデインタリーバが出力する信号系列に
対し誤り訂正復号を行うN個の第1の誤り訂正復号器
と、前記N個の第1の誤り訂正復号器の出力に対し、第
1の誤り訂正符号器と同一の誤り訂正符号化を行うN個
の第2の誤り訂正符号器と、前記N個の第2の誤り訂正
符号器の出力に対し、第1のインタリーバと同一のイン
タリーブを行うN個の第2のインタリーバと、前記N個
の第2のインタリーバが出力する信号系列に対して前記
OFDM変調器における変調と同一の変調方式で変調を
行うN個の再変調器と、前記N個の高速フーリエ変換器
が出力する信号系列を入力され、該信号系列を、前記サ
ブキャリア干渉キャンセラから前記再変調器までの処理
時間遅延させて出力するN個の遅延発生器と、前記N個
の遅延発生器が出力するN系統の信号系列と前記N個の
再変調器が出力するN系統の信号系列と前記サブキャリ
ア伝達係数行列演算器が出力する伝達係数行列とを入力
され、前記N個の遅延発生器が出力するN系統の信号系
列に対して、前記相互干渉の成分の除去および重み付け
加算を行うサブキャリア重み付け干渉キャンセラと、前
記サブキャリア重み付け干渉キャンセラが出力するN系
統の信号系列を復調するN個の第2の復調器と、前記N
個の第2の復調器が出力する信号系列に対しデインタリ
ーブを行うN個の第2のデインタリーバと、前記N個の
第2のデインタリーバが出力する信号系列に対し誤り訂
正復号を行うN個の第2の誤り訂正復号器と、を有する
OFDM信号受信装置と、を備えることを特徴とするO
FDM信号伝送装置である。
【0051】請求項7に記載の発明は、前記サブキャリ
ア重み付け干渉キャンセラは、前記サブキャリア伝達係
数行列演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列
を用いて重み付け受信情報信号系列行列を演算する重み
付け受信情報信号系列行列演算器と、前記重み付け受信
情報信号系列行列演算器が出力する重み付け受信情報信
号系列行列と前記N個の遅延発生器が出力するN系統の
信号系列とを用いて重み付け受信情報信号系列を演算す
る重み付け受信情報信号系列演算器と、前記サブキャリ
ア伝達係数行列演算器が出力する各サブキャリアの伝達
係数行列を用いて、重み付けられたレプリカ(「レプリ
カ」とは、受信情報信号系列における前記相互干渉の成
分の複製をいう。)を生成するための重み付けレプリカ
生成行列を演算する重み付けレプリカ生成行列演算器
と、前記重み付けレプリカ生成行列演算器が出力する重
み付けレプリカ生成行列と前記N個の再変調器が出力す
る信号系列とを用いて重み付けレプリカ信号系列を演算
する重み付けレプリカ信号系列演算器と、前記重み付け
受信情報信号系列演算器が出力する重み付け受信情報信
号系列から、前記重み付けレプリカ信号系列演算器が出
力する重み付けレプリカ信号系列を減算することによ
り、前記重み付けされた受信情報信号系列から重み付け
された前記相互干渉の成分を除去する減算器と、を有す
ることを特徴とする請求項6に記載のOFDM信号伝送
装置である。
【0052】請求項8に記載の発明は、前記重み付け受
信情報信号系列行列は、前記サブキャリア伝達係数行列
演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列の共役
転置行列であり、前記重み付けレプリカ生成行列は、前
記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブキ
ャリアの伝達係数行列と当該伝達係数行列の共役転置行
列とを乗算した結果である行列に対して、非対角成分が
全て同一で、かつ、対角成分が全て0となる行列であ
る、ことを特徴とする請求項7に記載のOFDM信号伝
送装置である。
【0053】請求項9に記載の発明は、前記サブキャリ
ア重み付け干渉キャンセラは、前記N個の遅延発生器が
出力する信号系列を用いて受信情報信号行列を演算する
受信情報信号行列演算器と、前記N個の再変調器が出力
する信号系列を用いて再変調信号行列を演算する再変調
信号行列演算器と、前記再変調信号行列演算器が出力す
る再変調信号行列と前記サブキャリア伝達係数行列演算
器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列とを用い
て、重み付けられたレプリカ(「レプリカ」とは、受信
情報信号系列における前記相互干渉の成分の複製をい
う。)を生成するためのレプリカ信号行列を演算するレ
プリカ信号行列演算器と、前記受信情報信号行列演算器
が出力する受信情報信号行列から、前記レプリカ信号行
列演算器が出力するレプリカ信号行列を減算することに
より、受信情報信号行列から前記相互干渉の成分が除去
されたレプリカ減算後信号行列を演算する減算器と、前
記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブキ
ャリアの伝達係数行列を用いてレプリカ減算後重み付け
行列を演算するレプリカ減算後重み付け行列演算器と、
前記レプリカ減算後重み付け行列演算器が出力するレプ
リカ減算後重み付け行列と前記減算器が出力するレプリ
カ減算後信号行列とを用いてレプリカ減算後重み付け信
号系列を出力するレプリカ減算後重み付け信号系列演算
器と、を有することを特徴とする請求項6に記載のOF
DM信号伝送装置である。
【0054】請求項10に記載の発明は、前記レプリカ
減算後重み付け行列は、前記サブキャリア伝達係数行列
演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列の共役
転置行列であることを特徴とする請求項9に記載のOF
DM信号伝送装置である。
【0055】請求項11に記載の発明は、前記第1の誤
り訂正符号器および前記第2の誤り訂正符号器は、とも
に同一の畳込み符号化を行い、前記第1の誤り訂正復号
器は、閾値復号を行い、前記第2の誤り訂正復号器は、
最尤復号を行う、ことを特徴とする請求項6〜請求項1
0までのいずれか1項に記載のOFDM信号伝送装置で
ある。
【0056】請求項12に記載の発明は、前記第1の誤
り訂正符号器および前記第2の誤り訂正符号器は、とも
に同一の畳込み符号化を行い、前記第1の誤り訂正復号
器は、前記第2の誤り訂正復号器よりもパスメモリ長が
短いビタビ復号を行い、前記第2の誤り訂正復号器は、
前記第1の誤り訂正復号器よりもパスメモリ長が長いビ
タビ復号を行う、ことを特徴とする請求項6から請求項
10までのいずれか1項に記載のOFDM信号伝送装置
である。
【0057】請求項13に記載の発明は、前記第1の誤
り訂正符号器および前記第2の誤り訂正符号器は、とも
に同一のターボ符号化を行い、前記第1の誤り訂正復号
器は、前記第2の誤り訂正復号器よりも繰り返し復号処
理回数が少ないターボ復号を行い、前記第2の誤り訂正
復号器は、前記第1の誤り訂正復号器よりも繰り返し復
号処理回数が多いターボ復号を行う、ことを特徴とする
請求項6から請求項10までのいずれか1項に記載のO
FDM信号伝送装置である。
【0058】請求項14に記載の発明は、入力されたN
系統(Nは2以上の整数)の送信情報信号系列のそれぞ
れに対して、既知のパイロット信号系列を生成するN個
のパイロット信号生成器と、前記N系統の送信情報信号
系列と前記N個のパイロット信号生成器が生成する既知
のパイロット信号系列とを多重化するN個のパイロット
信号多重化器と、前記N個のパイロット信号多重化器が
出力する信号系列に対して変調と逆高速フーリエ変換と
を行うN個のOFDM変調器と、前記N個のOFDM変
調器が出力する信号系列(以下、OFDM変調器が出力
する信号系列を「送信OFDM信号系列」という。)を
同一周波数で送信するN本の送信アンテナと、を有する
OFDM信号送信装置と通信し、前記N本の送信アンテ
ナから送信され空間において相互干渉した信号系列(以
下、「受信OFDM信号系列」という。)を受信するN
本の受信アンテナと、前記N本の受信アンテナで受信さ
れた受信OFDM信号系列に対し高速フーリエ変換を行
うN個の高速フーリエ変換器と、前記N個の高速フーリ
エ変換器が出力する信号系列に含まれる受信パイロット
信号系列を入力され、該受信パイロット信号系列の受信
振幅および位相と、前記既知のパイロット信号の振幅お
よび位相とを用いて、伝達係数行列(伝達係数行列は、
前記各送信アンテナと前記各受信アンテナとの間の各サ
ブキャリアの伝達係数を各要素とする。)と、その逆行
列である伝達係数逆行列とを演算して記憶するサブキャ
リア伝達係数行列演算器と、前記N個の高速フーリエ変
換器が出力する各サブキャリアの信号系列と、前記サブ
キャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブキャリア
の伝達係数逆行列との積を演算し、前記各受信アンテナ
で受信された受信OFDM信号系列の前記相互干渉の成
分をキャンセルするサブキャリア干渉キャンセラと、前
記サブキャリア干渉キャンセラが出力するN系統の信号
系列の信号判定を行うN個の第1の復調器と、前記N個
の第1の復調器が出力する判定結果に対して前記OFD
M変調器における変調と同一の変調方式で変調を行うN
個の再変調器と、前記N個の高速フーリエ変換器が出力
する信号系列を入力され、該信号系列を、前記サブキャ
リア干渉キャンセラから前記再変調器までの処理時間遅
延させて出力するN個の遅延発生器と、前記N個の遅延
発生器が出力するN系統の信号系列と前記N個の再変調
器が出力するN系統の信号系列と前記サブキャリア伝達
係数行列演算器が出力する伝達係数行列とを入力され、
前記N個の遅延発生器が出力するN系統の信号系列に対
して、前記相互干渉の成分の除去および重み付け加算を
行うサブキャリア重み付け干渉キャンセラと、前記サブ
キャリア重み付け干渉キャンセラが出力するN系統の信
号系列を復調するN個の第2の復調器と、を有すること
を特徴とするOFDM信号受信装置である。
【0059】請求項15に記載の発明は、前記サブキャ
リア重み付け干渉キャンセラは、前記サブキャリア伝達
係数行列演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数行
列を用いて重み付け受信情報信号系列行列を演算する重
み付け受信情報信号系列行列演算器と、前記重み付け受
信情報信号系列行列演算器が出力する重み付け受信情報
信号系列行列と前記N個の遅延発生器が出力するN系統
の信号系列とを用いて重み付け受信情報信号系列を演算
する重み付け受信情報信号系列演算器と、前記サブキャ
リア伝達係数行列演算器が出力する各サブキャリアの伝
達係数行列を用いて、重み付けられたレプリカ(「レプ
リカ」とは、受信情報信号系列における前記相互干渉の
成分の複製をいう。)を生成するための重み付けレプリ
カ生成行列を演算する重み付けレプリカ生成行列演算器
と、前記重み付けレプリカ生成行列演算器が出力する重
み付けレプリカ生成行列と前記N個の再変調器が出力す
る信号系列とを用いて重み付けレプリカ信号系列を演算
する重み付けレプリカ信号系列演算器と、前記重み付け
受信情報信号系列演算器が出力する重み付け受信情報信
号系列から、前記重み付けレプリカ信号系列演算器が出
力する重み付けレプリカ信号系列を減算することによ
り、前記重み付けされた受信情報信号系列から重み付け
された前記相互干渉の成分を除去する減算器と、を有す
ることを特徴とする請求項14に記載のOFDM信号受
信装置である。
【0060】請求項16に記載の発明は、前記重み付け
受信情報信号系列行列は、前記サブキャリア伝達係数行
列演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列の共
役転置行列であり、前記重み付けレプリカ生成行列は、
前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
キャリアの伝達係数行列と当該伝達係数行列の共役転置
行列とを乗算した結果である行列に対して、非対角成分
が全て同一で、かつ、対角成分が全て0でなる行列であ
る、ことを特徴とする請求項15に記載のOFDM信号
受信装置である。
【0061】請求項17に記載の発明は、前記サブキャ
リア重み付け干渉キャンセラは、前記N個の遅延発生器
が出力する信号系列を用いて受信情報信号行列を演算す
る受信情報信号行列演算器と、前記N個の再変調器が出
力する信号系列を用いて再変調信号行列を演算する再変
調信号行列演算器と、前記再変調信号行列演算器が出力
する再変調信号行列と前記サブキャリア伝達係数行列演
算器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列とを用い
て、重み付けられたレプリカ(「レプリカ」とは、受信
情報信号系列における前記相互干渉の成分の複製をい
う。)を生成するためのレプリカ信号行列を演算するレ
プリカ信号行列演算器と、前記受信情報信号行列演算器
が出力する受信情報信号行列から、前記レプリカ信号行
列演算器が出力するレプリカ信号行列を減算することに
より、受信情報信号行列から前記相互干渉の成分が除去
されたレプリカ減算後信号行列を演算する減算器と、前
記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブキ
ャリアの伝達係数行列を用いてレプリカ減算後重み付け
行列を演算するレプリカ減算後重み付け行列演算器と、
前記レプリカ減算後重み付け行列演算器が出力するレプ
リカ減算後重み付け行列と前記減算器が出力するレプリ
カ減算後信号行列とを用いてレプリカ減算後重み付け信
号系列を出力するレプリカ減算後重み付け信号系列演算
器と、を有することを特徴とする請求項14に記載のO
FDM信号受信装置である。
【0062】請求項18に記載の発明は、前記レプリカ
減算後重み付け行列は、前記サブキャリア伝達係数行列
演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列の共役
転置行列であることを特徴とする請求項17に記載のO
FDM信号受信装置である。
【0063】請求項19に記載の発明は、入力されたN
系統(Nは2以上の整数)の送信情報信号系列のそれぞ
れに対して誤り訂正符号化を行うN個の第1の誤り訂正
符号器と、前記N個の第1の誤り訂正符号器が出力する
信号系列に対してインタリーブを行うN個の第1のイン
タリーバと、既知のパイロット信号系列を生成するN個
のパイロット信号生成器と、前記N個の第1のインタリ
ーバが出力する信号系列と前記N個のパイロット信号生
成器が生成するN個の既知のパイロット信号系列とを多
重化するN個のパイロット信号多重化器と、前記N個の
パイロット信号多重化器が出力する信号系列に対して、
変調と逆高速フーリエ変換とを行うN個のOFDM変調
器と、前記N個のOFDM変調器が出力する信号系列
(以下、OFDM変調器が出力する信号系列を「送信O
FDM信号系列」という。)を同一周波数で送信するN
本の送信アンテナと、を有するOFDM信号送信装置と
通信し、前記N本の送信アンテナから送信され空間にお
いて相互干渉した信号系列(以下、「受信OFDM信号
系列」という。)を受信するN本の受信アンテナと、前
記N本の受信アンテナで受信された受信OFDM信号系
列に対して高速フーリエ変換を行うN個の高速フーリエ
変換器と、前記N個の高速フーリエ変換器が出力する信
号系列に含まれる受信パイロット信号系列を入力され、
該受信パイロット信号の受信振幅および位相と、前記既
知のパイロット信号の振幅および位相とを用いて、伝達
係数行列(伝達係数行列は、前記各送信アンテナと前記
各受信アンテナとの間の各サブキャリアの伝達係数を各
要素とする。)と、その逆行列である伝達係数逆行列と
を演算して記憶するサブキャリア伝達係数行列演算器
と、前記N個の高速フーリエ変換器が出力する各サブキ
ャリアの信号系列と前記サブキャリア伝達係数行列演算
器が出力する各サブキャリアの伝達係数逆行列との積を
演算し、前記各受信アンテナで受信きれた受信OFDM
信号系列の前記相互干渉の成分をキャンセルするサブキ
ャリア干渉キャンセラと、前記サブキャリア干渉キャン
セラが出力するN系統の信号系列の復調を行うN個の第
1の復調器と、前記N個の第1の復調器が出力する信号
系列に対しデインタリーブを行うN個の第1のデインタ
リーバと、前記N個の第1のデインタリーバが出力する
信号系列に対し誤り訂正復号を行うN個の第1の誤り訂
正復号器と、前記N個の第1の誤り訂正復号器の出力に
対し、第1の誤り訂正符号器と同一の誤り訂正符号化を
行うN個の第2の誤り訂正符号器と、前記N個の第2の
誤り訂正符号器の出力に対し、第1のインタリーバと同
一のインタリーブを行うN個の第2のインタリーバと、
前記N個の第2のインタリーバが出力する信号系列に対
して前記OFDM変調器における変調と同一の変調方式
で変調を行うN個の再変調器と、前記N個の高速フーリ
エ変換器が出力する信号系列を入力され、該信号系列
を、前記サブキャリア干渉キャンセラから前記再変調器
までの処理時間遅延させて出力するN個の遅延発生器
と、前記N個の遅延発生器が出力するN系統の信号系列
と前記N個の再変調器が出力するN系統の信号系列と前
記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する伝達係数
行列とを入力され、前記N個の遅延発生器が出力するN
系統の信号系列に対して、前記相互干渉の成分の除去お
よび重み付け加算を行うサブキャリア重み付け干渉キャ
ンセラと、前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラが
出力するN系統の信号系列を復調するN個の第2の復調
器と、前記N個の第2の復調器が出力する信号系列に対
しデインタリーブを行うN個の第2のデインタリーバ
と、前記N個の第2のデインタリーバが出力する信号系
列に対し誤り訂正復号を行うN個の第2の誤り訂正復号
器と、を有することを特徴とするOFDM信号受信装置
である。
【0064】請求項20に記載の発明は、前記サブキャ
リア重み付け干渉キャンセラは、前記サブキャリア伝達
係数行列演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数行
列を用いて重み付け受信情報信号系列行列を演算する重
み付け受信情報信号系列行列演算器と、前記重み付け受
信情報信号系列行列演算器が出力する重み付け受信情報
信号系列行列と前記N個の遅延発生器が出力するN系統
の信号系列とを用いて重み付け受信情報信号系列を演算
する重み付け受信情報信号系列演算器と、前記サブキャ
リア伝達係数行列演算器が出力する各サブキャリアの伝
達係数行列を用いて、重み付けられたレプリカ(「レプ
リカ」とは、受信情報信号系列における前記相互干渉の
成分の複製をいう。)を生成するための重み付けレプリ
カ生成行列を演算する重み付けレプリカ生成行列演算器
と、前記重み付けレプリカ生成行列演算器が出力する重
み付けレプリカ生成行列と前記N個の再変調器が出力す
る信号系列とを用いて重み付けレプリカ信号系列を演算
する重み付けレプリカ信号系列演算器と、前記重み付け
受信情報信号系列演算器が出力する重み付け受信情報信
号系列から、前記重み付けレプリカ信号系列演算器が出
力する重み付けレプリカ信号系列を減算することによ
り、前記重み付けされた受信情報信号系列から重み付け
された相互干渉成分を除去する減算器と、を有すること
を特徴とする請求項19に記載のOFDM信号受信装置
である。
【0065】請求項21に記載の発明は、前記重み付け
受信情報信号系列行列は、前記サブキャリア伝達係数行
列演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列の共
役転置行列であり、前記重み付けレプリカ生成行列は、
前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
キャリアの伝達係数行列と当該伝達係数行列の共役転置
行列とを乗算した結果である行列に対して、非対角成分
が全て同一で、かつ、対角成分が全て0である行列であ
る、ことを特徴とする請求項20に記載のOFDM信号
受信装置である。
【0066】請求項22に記載の発明は、前記サブキャ
リア重み付け干渉キャンセラは、前記N個の遅延発生器
が出力する信号系列を用いて受信情報信号行列を演算す
る受信情報信号行列演算器と、前記N個の再変調器が出
力する信号系列を用いて再変調信号行列を演算する再変
調信号行列演算器と、前記再変調信号行列演算器が出力
する再変調信号行列と前記サブキャリア伝達係数行列演
算器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列とを用い
て、重み付けられたレプリカ(「レプリカ」とは、受信
情報信号系列における前記相互干渉の成分の複製をい
う。)を生成するためのレプリカ信号行列を演算するレ
プリカ信号行列演算器と、前記受信情報信号行列演算器
が出力する受信情報信号行列から、前記レプリカ信号行
列演算器が出力するレプリカ信号行列を減算することに
より、受信情報信号行列から前記相互干渉の成分が除去
されたレプリカ減算後信号行列を演算する減算器と、前
記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブキ
ャリアの伝達係数行列を用いてレプリカ減算後重み付け
行列を演算するレプリカ減算後重み付け行列演算器と、
前記レプリカ減算後重み付け行列演算器が出力するレプ
リカ減算後重み付け行列と前記減算器が出力するレプリ
カ減算後信号行列とを用いてレプリカ減算後重み付け信
号系列を出力するレプリカ減算後重み付け信号系列演算
器と、を有することを特徴とする請求項19に記載のO
FDM信号受信装置である。
【0067】請求項23に記載の発明は、前記レプリカ
減算後重み付け行列は、前記サブキャリア伝達係数行列
演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列の共役
転置行列であることを特徴とする請求項22に記載のO
FDM信号受信装置である。
【0068】請求項24に記載の発明は、前記第1の誤
り訂正符号器および前記第2の誤り訂正符号器は、とも
に同一の畳込み符号化を行い、前記第1の誤り訂正復号
器は、閾値復号を行い、前記第2の誤り訂正復号器は、
最尤復号を行う、ことを特徴とする請求項19〜請求項
23までのいずれか1項に記載のOFDM信号受信装置
である。
【0069】請求項25に記載の発明は、前記第1の誤
り訂正符号器および前記第2の誤り訂正符号器は、とも
に同一の畳込み符号化を行い、前記第1の誤り訂正復号
器は、前記第2の誤り訂正復号器よりもパスメモリ長が
短いビタビ復号を行い、前記第2の誤り訂正復号器は、
前記第1の誤り訂正復号器よりもパスメモリ長が長いビ
タビ復号を行う、ことを特徴とする請求項19から請求
項23までのいずれか1項に記載のOFDM信号受信装
置である。
【0070】請求項26に記載の発明は、前記第1の誤
り訂正符号器および前記第2の誤り訂正符号器は、とも
に同一のターボ符号化を行い、前記第1の誤り訂正復号
器は、前記第2の誤り訂正復号器よりも繰り返し復号処
理回数が少ないターボ復号を行い、前記第2の誤り訂正
復号器は、前記第1の誤り訂正復号器よりも繰り返し復
号処理回数が多いターボ復号を行う、ことを特徴とする
請求項19から請求項23までのいずれか1項に記載の
OFDM信号受信装置である。
【0071】請求項27に記載の発明は、N個のパイロ
ット信号生成器とN個のパイロット信号多重化器とN個
のOFDM変調器とN本の送信アンテナとを有するOF
DM信号送信装置と、N本の受信アンテナとN個の高速
フーリエ変換器とサブキャリア伝達係数行列演算器とサ
ブキャリア干渉キャンセラとN個の第1の復調器とN個
の再変調器とN個の遅延発生器とサブキャリア重み付け
干渉キャンセラとN個の第2の復調器とを有するOFD
M信号受信装置と、を備えるOFDM信号受信装置にお
ける、OFDM信号伝送方法であって、前記N個のパイ
ロット信号生成器が、入力されたN系統(Nは2以上の
整数)の送信情報信号系列のそれぞれに対して、既知の
パイロット信号系列を生成するステップと、前記N個の
パイロット信号多重化器が、前記N系統の送信情報信号
系列と前記N個のパイロット信号生成器が生成する既知
のパイロット信号系列とを多重化するステップと、前記
N個のOFDM変調器が、前記N個のパイロット信号多
重化器が出力する信号系列に対して変調と逆高速フーリ
エ変換とを行うステップと、前記N本の送信アンテナ
が、前記N個のOFDM変調器が出力する信号系列(以
下、OFDM変調器が出力する信号系列を「送信OFD
M信号系列」という。)を同一周波数で送信するステッ
プと、前記N本の受信アンテナが、前記N本の送信アン
テナから送信され空間において相互干渉した信号系列
(以下、「受信OFDM信号系列」という。)が受信す
るステップと、前記N個の高速フーリエ変換器が、前記
N本の受信アンテナで受信された受信OFDM信号系列
に対し高速フーリエ変換を行うステップと、前記サブキ
ャリア伝達係数行列演算器が、前記N個の高速フーリエ
変換器が出力する信号系列に含まれる受信パイロット信
号系列を入力され、該受信パイロット信号系列の受信振
幅および位相と、前記既知のパイロット信号の振幅およ
び位相とを用いて、伝達係数行列(伝達係数行列は、前
記各送信アンテナと前記各受信アンテナとの間の各サブ
キャリアの伝達係数を各要素とする。)と、その逆行列
である伝達係数逆行列とを演算して記憶するステップ
と、前記サブキャリア干渉キャンセラが、前記N個の高
速フーリエ変換器が出力する各サブキャリアの信号系列
と、前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各
サブキャリアの伝達係数逆行列との積を演算し、前記各
受信アンテナで受信された受信OFDM信号系列の前記
相互干渉の成分をキャンセルするステップと、前記N個
の第1の復調器が、前記サブキャリア干渉キャンセラが
出力するN系統の信号系列の信号判定を行うステップ
と、前記N個の再変調器が、前記N個の第1の復調器が
出力する判定結果に対して前記OFDM変調器における
変調と同一の変調方式で変調を行うステップと、前記N
個の遅延発生器が、前記N個の高速フーリエ変換器が出
力する信号系列を入力され、該信号系列を、前記サブキ
ャリア干渉キャンセラから前記再変調器までの処理時間
遅延させて出力するステップと、前記サブキャリア重み
付け干渉キャンセラが、前記N個の遅延発生器が出力す
るN系統の信号系列と前記N個の再変調器が出力するN
系統の信号系列と前記サブキャリア伝達係数行列演算器
が出力する伝達係数行列とを入力され、前記N個の遅延
発生器が出力するN系統の信号系列に対して、前記相互
干渉の成分の除去および重み付け加算を行うステップ
と、前記N個の第2の復調器が、前記サブキャリア重み
付け干渉キャンセラが出力するN系統の信号系列を復調
するステップと、を有することを特徴とするOFDM信
号伝送方法である。
【0072】請求項28に記載の発明は、N個のパイロ
ット信号生成器とN個のパイロット信号多重化器とN個
のOFDM変調器とN本の送信アンテナとを有するOF
DM信号送信装置と、N本の受信アンテナとN個の高速
フーリエ変換器とサブキャリア伝達係数行列演算器とサ
ブキャリア干渉キャンセラとN個の第1の復調器とN個
の再変調器とN個の遅延発生器とサブキャリア重み付け
干渉キャンセラ(サブキャリア重み付け干渉キャンセラ
は、重み付け受信情報信号系列行列演算器と重み付け受
信情報信号系列演算器と重み付けレプリカ生成行列演算
器と重み付けレプリカ信号系列演算器と減算器とを有す
る。)とN個の第2の復調器とを有するOFDM信号受
信装置と、を備えるOFDM信号受信装置における、O
FDM信号伝送方法であって、前記N個のパイロット信
号生成器が、入力されたN系統(Nは2以上の整数)の
送信情報信号系列のそれぞれに対して、既知のパイロッ
ト信号系列を生成するステップと、前記N個のパイロッ
ト信号多重化器が、前記N系統の送信情報信号系列と前
記N個のパイロット信号生成器が生成する既知のパイロ
ット信号系列とを多重化するステップと、前記N個のO
FDM変調器が、前記N個のパイロット信号多重化器が
出力する信号系列に対して変調と逆高速フーリエ変換と
を行うステップと、前記N本の送信アンテナが、前記N
個のOFDM変調器が出力する信号系列(以下、OFD
M変調器が出力する信号系列を「送信OFDM信号系
列」という。)を同一周波数で送信するステップと、前
記N本の受信アンテナが、前記N本の送信アンテナから
送信され空間において相互干渉した信号系列(以下、
「受信OFDM信号系列」という。)が受信するステッ
プと、前記N個の高速フーリエ変換器が、前記N本の受
信アンテナで受信された受信OFDM信号系列に対し高
速フーリエ変換を行うステップと、前記サブキャリア伝
達係数行列演算器が、前記N個の高速フーリエ変換器が
出力する信号系列に含まれる受信パイロット信号系列を
入力され、該受信パイロット信号系列の受信振幅および
位相と、前記既知のパイロット信号の振幅および位相と
を用いて、伝達係数行列(伝達係数行列は、前記各送信
アンテナと前記各受信アンテナとの間の各サブキャリア
の伝達係数を各要素とする。)と、その逆行列である伝
達係数逆行列とを演算して記憶するステップと、前記サ
ブキャリア干渉キャンセラが、前記N個の高速フーリエ
変換器が出力する各サブキャリアの信号系列と、前記サ
ブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブキャリ
アの伝達係数逆行列との積を演算し、前記各受信アンテ
ナで受信された受信OFDM信号系列の前記相互干渉の
成分をキャンセルするステップと、前記N個の第1の復
調器が、前記サブキャリア干渉キャンセラが出力するN
系統の信号系列の信号判定を行うステップと、前記N個
の再変調器が、前記N個の第1の復調器が出力する判定
結果に対して前記OFDM変調器における変調と同一の
変調方式で変調を行うステップと、前記N個の遅延発生
器が、前記N個の高速フーリエ変換器が出力する信号系
列を入力され、該信号系列を、前記サブキャリア干渉キ
ャンセラから前記再変調器までの処理時間遅延させて出
力するステップと、前記サブキャリア重み付け干渉キャ
ンセラが、前記N個の遅延発生器が出力するN系統の信
号系列と前記N個の再変調器が出力するN系統の信号系
列と前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する伝
達係数行列とを入力されるステップと、前記サブキャリ
ア重み付け干渉キャンセラの重み付け受信情報信号系列
行列演算器が、前記サブキャリア伝達係数行列演算器が
出力する各サブキャリアの伝達係数行列を用いて重み付
け受信情報信号系列行列を演算するステップと、前記サ
ブキャリア重み付け干渉キャンセラの重み付け受信情報
信号系列演算器が、前記重み付け受信情報信号系列行列
演算器が出力する重み付け受信情報信号系列行列と前記
N個の遅延発生器が出力するN系統の信号系列とを用い
て重み付け受信情報信号系列を演算するステップと、前
記サブキャリア重み付け干渉キャンセラの重み付けレプ
リカ生成行列演算器が、前記サブキャリア伝達係数行列
演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列を用い
て、重み付けられたレプリカ(「レプリカ」とは、受信
情報信号系列における前記相互干渉の成分の複製をい
う。)を生成するための重み付けレプリカ生成行列を演
算するステップと、前記サブキャリア重み付け干渉キャ
ンセラの重み付けレプリカ信号系列演算器が、前記重み
付けレプリカ生成行列演算器が出力する重み付けレプリ
カ生成行列と前記N個の再変調器が出力する信号系列と
を用いて重み付けレプリカ信号系列を演算するステップ
と、前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラの減算器
が、前記重み付け受信情報信号系列演算器が出力する重
み付け受信情報信号系列から、前記重み付けレプリカ信
号系列演算器が出力する重み付けレプリカ信号系列を減
算することにより、前記重み付けされた受信情報信号系
列から重み付けされた前記相互干渉の成分を除去するス
テップと、前記N個の第2の復調器が、前記サブキャリ
ア重み付け干渉キャンセラが出力するN系統の信号系列
を復調するステップと、を有することを特徴とするOF
DM信号伝送方法である。
【0073】請求項29に記載の発明は、前記重み付け
受信情報信号系列行列は、前記サブキャリア伝達係数行
列演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列の共
役転置行列であり、前記重み付けレプリカ生成行列は、
前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
キャリアの伝達係数行列と当該伝達係数行列の共役転置
行列とを乗算した結果である行列に対して、非対角成分
が全て同一で、かつ、対角成分が全て0でなる行列であ
る、ことを特徴とする請求項28に記載のOFDM信号
伝送方法である。
【0074】請求項30に記載の発明は、N個のパイロ
ット信号生成器とN個のパイロット信号多重化器とN個
のOFDM変調器とN本の送信アンテナとを有するOF
DM信号送信装置と、N本の受信アンテナとN個の高速
フーリエ変換器とサブキャリア伝達係数行列演算器とサ
ブキャリア干渉キャンセラとN個の第1の復調器とN個
の再変調器とN個の遅延発生器とサブキャリア重み付け
干渉キャンセラ(サブキャリア重み付け干渉キャンセラ
は、受信情報信号行列演算器と再変調信号行列演算器と
レプリカ信号行列演算器と減算器とレプリカ減算後重み
付け行列演算器とレプリカ減算後重み付け信号系列演算
器とを有する。)とN個の第2の復調器とを有するOF
DM信号受信装置と、を備えるOFDM信号受信装置に
おける、OFDM信号伝送方法であって、前記N個のパ
イロット信号生成器が、入力されたN系統(Nは2以上
の整数)の送信情報信号系列のそれぞれに対して、既知
のパイロット信号系列を生成するステップと、前記N個
のパイロット信号多重化器が、前記N系統の送信情報信
号系列と前記N個のパイロット信号生成器が生成する既
知のパイロット信号系列とを多重化するステップと、前
記N個のOFDM変調器が、前記N個のパイロット信号
多重化器が出力する信号系列に対して変調と逆高速フー
リエ変換とを行うステップと、前記N本の送信アンテナ
が、前記N個のOFDM変調器が出力する信号系列(以
下、OFDM変調器が出力する信号系列を「送信OFD
M信号系列」という。)を同一周波数で送信するステッ
プと、前記N本の受信アンテナが、前記N本の送信アン
テナから送信され空間において相互干渉した信号系列
(以下、「受信OFDM信号系列」という。)が受信す
るステップと、前記N個の高速フーリエ変換器が、前記
N本の受信アンテナで受信された受信OFDM信号系列
に対し高速フーリエ変換を行うステップと、前記サブキ
ャリア伝達係数行列演算器が、前記N個の高速フーリエ
変換器が出力する信号系列に含まれる受信パイロット信
号系列を入力され、該受信パイロット信号系列の受信振
幅および位相と、前記既知のパイロット信号の振幅およ
び位相とを用いて、伝達係数行列(伝達係数行列は、前
記各送信アンテナと前記各受信アンテナとの間の各サブ
キャリアの伝達係数を各要素とする。)と、その逆行列
である伝達係数逆行列とを演算して記憶するステップ
と、前記サブキャリア干渉キャンセラが、前記N個の高
速フーリエ変換器が出力する各サブキャリアの信号系列
と、前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各
サブキャリアの伝達係数逆行列との積を演算し、前記各
受信アンテナで受信された受信OFDM信号系列の前記
相互干渉の成分をキャンセルするステップと、前記N個
の第1の復調器が、前記サブキャリア干渉キャンセラが
出力するN系統の信号系列の信号判定を行うステップ
と、前記N個の再変調器が、前記N個の第1の復調器が
出力する判定結果に対して前記OFDM変調器における
変調と同一の変調方式で変調を行うステップと、前記N
個の遅延発生器が、前記N個の高速フーリエ変換器が出
力する信号系列を入力され、該信号系列を、前記サブキ
ャリア干渉キャンセラから前記再変調器までの処理時間
遅延させて出力するステップと、前記サブキャリア重み
付け干渉キャンセラが、前記N個の遅延発生器が出力す
るN系統の信号系列と前記N個の再変調器が出力するN
系統の信号系列と前記サブキャリア伝達係数行列演算器
が出力する伝達係数行列とを入力されるステップと、前
記サブキャリア重み付け干渉キャンセラの受信情報信号
行列演算器が、前記N個の遅延発生器が出力する信号系
列を用いて受信情報信号行列を演算するステップと、前
記サブキャリア重み付け干渉キャンセラの再変調信号行
列演算器が、 前記N個の再変調器が出力する信号系列
を用いて再変調信号行列を演算するステップと、前記サ
ブキャリア重み付け干渉キャンセラのレプリカ信号行列
演算器が、 前記再変調信号行列演算器が出力する再変
調信号行列と前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出
力する各サブキャリアの伝達係数行列とを用いて、重み
付けられたレプリカ(「レプリカ」とは、受信情報信号
系列における前記相互干渉の成分の複製をいう。)を生
成するためのレプリカ信号行列を演算するステップと、
前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラの減算器が、
前記受信情報信号行列演算器が出力する受信情報信号行
列から、前記レプリカ信号行列演算器が出力するレプリ
カ信号行列を減算することにより、受信情報信号行列か
ら前記相互干渉の成分が除去されたレプリカ減算後信号
行列を演算するステップと、前記サブキャリア重み付け
干渉キャンセラのレプリカ減算後重み付け行列演算器
が、前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各
サブキャリアの伝達係数行列を用いてレプリカ減算後重
み付け行列を演算するステップと、前記サブキャリア重
み付け干渉キャンセラのレプリカ減算後重み付け信号系
列演算器が、前記レプリカ減算後重み付け行列演算器が
出力するレプリカ減算後重み付け行列と前記減算器が出
力するレプリカ減算後信号行列とを用いてレプリカ減算
後重み付け信号系列を出力するステップと、前記N個の
第2の復調器が、前記サブキャリア重み付け干渉キャン
セラが出力するN系統の信号系列を復調するステップ
と、を有することを特徴とするOFDM信号伝送方法で
ある。
【0075】請求項31に記載の発明は、前記レプリカ
減算後重み付け行列は、前記サブキャリア伝達係数行列
演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列の共役
転置行列であることを特徴とする請求項30に記載のO
FDM信号伝送装置である。
【0076】請求項32に記載の発明は、N個の第1の
誤り訂正符号器とN個の第1のインタリーバとN個のパ
イロット信号生成器N個のパイロット信号多重化器とN
個のOFDM変調器とN本の送信アンテナとを有するO
FDM信号送信装置と、N本の受信アンテナとN個の高
速フーリエ変換器とサブキャリア伝達係数行列演算器と
キャンセルするサブキャリア干渉キャンセラとN個の第
1の復調器とN個の第1のデインタリーバとN個の第1
の誤り訂正復号器とN個の第2の誤り訂正符号器とN個
の第2のインタリーバとN個の再変調器とN個の遅延発
生器とサブキャリア重み付け干渉キャンセラとN個の第
2の復調器とN個の第2のデインタリーバとN個の第2
の誤り訂正復号器とを有するOFDM信号受信装置と、
を備えることを特徴とするOFDM信号伝送装置におけ
る、OFDM信号伝送方法であって、前記N個の第1の
誤り訂正符号器が、入力されたN系統(Nは2以上の整
数)の送信情報信号系列のそれぞれに対して誤り訂正符
号化を行うステップと、前記N個の第1のインタリーバ
が、前記N個の第1の誤り訂正符号器が出力する信号系
列に対してインタリーブを行うステップと、前記N個の
パイロット信号生成器が、既知のパイロット信号系列を
生成するステップと、前記N個のパイロット信号多重化
器が、前記N個の第1のインタリーバが出力する信号系
列と前記N個のパイロット信号生成器が生成するN個の
既知のパイロット信号系列とを多重化するステップと、
前記N個のOFDM変調器が、前記N個のパイロット信
号多重化器が出力する信号系列に対して、変調と逆高速
フーリエ変換とを行うステップと、前記N本の送信アン
テナが、前記N個のOFDM変調器が出力する信号系列
(以下、OFDM変調器が出力する信号系列を「送信O
FDM信号系列」という。)を同一周波数で送信するス
テップと、前記N本の受信アンテナが、前記N本の送信
アンテナから送信され空間において相互干渉した信号系
列(以下、「受信OFDM信号系列」という。)を受信
するステップと、前記N個の高速フーリエ変換器が、前
記N本の受信アンテナで受信された受信OFDM信号系
列に対して高速フーリエ変換を行うステップと、前記サ
ブキャリア伝達係数行列演算器が、前記N個の高速フー
リエ変換器が出力する信号系列に含まれる受信パイロッ
ト信号系列を入力され、該受信パイロット信号の受信振
幅および位相と、前記既知のパイロット信号の振幅およ
び位相とを用いて、伝達係数行列(伝達係数行列は、前
記各送信アンテナと前記各受信アンテナとの間の各サブ
キャリアの伝達係数を各要素とする。)と、その逆行列
である伝達係数逆行列とを演算して記憶するステップ
と、前記サブキャリア干渉キャンセラが、前記N個の高
速フーリエ変換器が出力する各サブキャリアの信号系列
と前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サ
ブキャリアの伝達係数逆行列との積を演算し、前記各受
信アンテナで受信きれた受信OFDM信号系列の前記相
互干渉の成分をキャンセルするステップと、前記N個の
第1の復調器が、前記サブキャリア干渉キャンセラが出
力するN系統の信号系列の復調を行うステップと、前記
N個の第1のデインタリーバが、前記N個の第1の復調
器が出力する信号系列に対しデインタリーブを行うステ
ップと、前記N個の第1の誤り訂正復号器が、前記N個
の第1のデインタリーバが出力する信号系列に対し誤り
訂正復号を行うステップと、前記N個の第2の誤り訂正
符号器が、前記N個の第1の誤り訂正復号器の出力に対
し、第1の誤り訂正符号器と同一の誤り訂正符号化を行
うステップと、前記N個の第2のインタリーバが、前記
N個の第2の誤り訂正符号器の出力に対し、第1のイン
タリーバと同一のインタリーブを行うステップと、前記
N個の再変調器が、前記N個の第2のインタリーバが出
力する信号系列に対して前記OFDM変調器における変
調と同一の変調方式で変調を行うステップと、前記N個
の遅延発生器が、前記N個の高速フーリエ変換器が出力
する信号系列を入力され、該信号系列を、前記サブキャ
リア干渉キャンセラから前記再変調器までの処理時間遅
延させて出力するステップと、前記サブキャリア重み付
け干渉キャンセラが、前記N個の遅延発生器が出力する
N系統の信号系列と前記N個の再変調器が出力するN系
統の信号系列と前記サブキャリア伝達係数行列演算器が
出力する伝達係数行列とを入力され、前記N個の遅延発
生器が出力するN系統の信号系列に対して、前記相互干
渉の成分の除去および重み付け加算を行うステップと、
前記N個の第2の復調器が、前記サブキャリア重み付け
干渉キャンセラが出力するN系統の信号系列を復調する
ステップと、前記N個の第2のデインタリーバが、前記
N個の第2の復調器が出力する信号系列に対しデインタ
リーブを行うステップと、前記N個の第2の誤り訂正復
号器が、前記N個の第2のデインタリーバが出力する信
号系列に対し誤り訂正復号を行うステップと、を有する
ことを特徴とするOFDM信号伝送方法である。
【0077】請求項33に記載の発明は、N個の第1の
誤り訂正符号器とN個の第1のインタリーバとN個のパ
イロット信号生成器N個のパイロット信号多重化器とN
個のOFDM変調器とN本の送信アンテナとを有するO
FDM信号送信装置と、N本の受信アンテナとN個の高
速フーリエ変換器とサブキャリア伝達係数行列演算器と
キャンセルするサブキャリア干渉キャンセラとN個の第
1の復調器とN個の第1のデインタリーバとN個の第1
の誤り訂正復号器とN個の第2の誤り訂正符号器とN個
の第2のインタリーバとN個の再変調器とN個の遅延発
生器とサブキャリア重み付け干渉キャンセラ(サブキャ
リア重み付け干渉キャンセラは、重み付け受信情報信号
系列行列演算器と重み付け受信情報信号系列演算器と重
み付けレプリカ生成行列演算器と重み付けレプリカ信号
系列演算器と減算器とを有する。)とN個の第2の復調
器とN個の第2のデインタリーバとN個の第2の誤り訂
正復号器とを有するOFDM信号受信装置と、を備える
OFDM信号伝送装置における、OFDM信号伝送方法
であって、前記N個の第1の誤り訂正符号器が、入力さ
れたN系統(Nは2以上の整数)の送信情報信号系列の
それぞれに対して誤り訂正符号化を行うステップと、前
記N個の第1のインタリーバが、前記N個の第1の誤り
訂正符号器が出力する信号系列に対してインタリーブを
行うステップと、前記N個のパイロット信号生成器が、
既知のパイロット信号系列を生成するステップと、前記
N個のパイロット信号多重化器が、前記N個の第1のイ
ンタリーバが出力する信号系列と前記N個のパイロット
信号生成器が生成するN個の既知のパイロット信号系列
とを多重化するステップと、前記N個のOFDM変調器
が、前記N個のパイロット信号多重化器が出力する信号
系列に対して、変調と逆高速フーリエ変換とを行うステ
ップと、前記N本の送信アンテナが、前記N個のOFD
M変調器が出力する信号系列(以下、OFDM変調器が
出力する信号系列を「送信OFDM信号系列」とい
う。)を同一周波数で送信するステップと、前記N本の
受信アンテナが、前記N本の送信アンテナから送信され
空間において相互干渉した信号系列(以下、「受信OF
DM信号系列」という。)を受信するステップと、前記
N個の高速フーリエ変換器が、前記N本の受信アンテナ
で受信された受信OFDM信号系列に対して高速フーリ
エ変換を行うステップと、前記サブキャリア伝達係数行
列演算器が、前記N個の高速フーリエ変換器が出力する
信号系列に含まれる受信パイロット信号系列を入力さ
れ、該受信パイロット信号の受信振幅および位相と、前
記既知のパイロット信号の振幅および位相とを用いて、
伝達係数行列(伝達係数行列は、前記各送信アンテナと
前記各受信アンテナとの間の各サブキャリアの伝達係数
を各要素とする。)と、その逆行列である伝達係数逆行
列とを演算して記憶するステップと、前記サブキャリア
干渉キャンセラが、前記N個の高速フーリエ変換器が出
力する各サブキャリアの信号系列と前記サブキャリア伝
達係数行列演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数
逆行列との積を演算し、前記各受信アンテナで受信きれ
た受信OFDM信号系列の前記相互干渉の成分をキャン
セルするステップと、前記N個の第1の復調器が、前記
サブキャリア干渉キャンセラが出力するN系統の信号系
列の復調を行うステップと、前記N個の第1のデインタ
リーバが、前記N個の第1の復調器が出力する信号系列
に対しデインタリーブを行うステップと、前記N個の第
1の誤り訂正復号器が、前記N個の第1のデインタリー
バが出力する信号系列に対し誤り訂正復号を行うステッ
プと、前記N個の第2の誤り訂正符号器が、前記N個の
第1の誤り訂正復号器の出力に対し、第1の誤り訂正符
号器と同一の誤り訂正符号化を行うステップと、前記N
個の第2のインタリーバが、前記N個の第2の誤り訂正
符号器の出力に対し、第1のインタリーバと同一のイン
タリーブを行うステップと、前記N個の再変調器が、前
記N個の第2のインタリーバが出力する信号系列に対し
て前記OFDM変調器における変調と同一の変調方式で
変調を行うステップと、前記N個の遅延発生器が、前記
N個の高速フーリエ変換器が出力する信号系列を入力さ
れ、該信号系列を、前記サブキャリア干渉キャンセラか
ら前記再変調器までの処理時間遅延させて出力するステ
ップと、前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラが、
前記N個の遅延発生器が出力するN系統の信号系列と前
記N個の再変調器が出力するN系統の信号系列と前記サ
ブキャリア伝達係数行列演算器が出力する伝達係数行列
とを入力されるステップと、前記サブキャリア重み付け
干渉キャンセラの重み付け受信情報信号系列行列演算器
が、前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各
サブキャリアの伝達係数行列を用いて重み付け受信情報
信号系列行列を演算するステップと、前記サブキャリア
重み付け干渉キャンセラの重み付け受信情報信号系列演
算器が、前記重み付け受信情報信号系列行列演算器が出
力する重み付け受信情報信号系列行列と前記N個の遅延
発生器が出力するN系統の信号系列とを用いて重み付け
受信情報信号系列を演算するステップと、前記サブキャ
リア重み付け干渉キャンセラの重み付けレプリカ生成行
列演算器が、前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出
力する各サブキャリアの伝達係数行列を用いて、重み付
けられたレプリカ(「レプリカ」とは、受信情報信号系
列における前記相互干渉の成分の複製をいう。)を生成
するための重み付けレプリカ生成行列を演算するステッ
プと、前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラの重み
付けレプリカ信号系列演算器が、前記重み付けレプリカ
生成行列演算器が出力する重み付けレプリカ生成行列と
前記N個の再変調器が出力する信号系列とを用いて重み
付けレプリカ信号系列を演算するステップと、前記サブ
キャリア重み付け干渉キャンセラの減算器が、前記重み
付け受信情報信号系列演算器が出力する重み付け受信情
報信号系列の値から、前記重み付けレプリカ信号系列演
算器が出力する重み付けレプリカ信号系列の値を減算す
ることにより、前記重み付けされた受信情報信号系列か
ら重み付けされた相互干渉成分を除去するステップと、
前記N個の第2の復調器が、前記サブキャリア重み付け
干渉キャンセラが出力するN系統の信号系列を復調する
ステップと、前記N個の第2のデインタリーバが、前記
N個の第2の復調器が出力する信号系列に対しデインタ
リーブを行うステップと、前記N個の第2の誤り訂正復
号器が、前記N個の第2のデインタリーバが出力する信
号系列に対し誤り訂正復号を行うステップと、を有する
ことを特徴とするOFDM信号伝送方法である。
【0078】請求項34に記載の発明は、前記重み付け
受信情報信号系列行列は、前記サブキャリア伝達係数行
列演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列の共
役転置行列であり、前記重み付けレプリカ生成行列は、
前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
キャリアの伝達係数行列と当該伝達係数行列の共役転置
行列とを乗算した結果である行列に対して、非対角成分
が全て同一で、かつ、対角成分が全て0である行列であ
る、ことを特徴とする請求項33に記載のOFDM信号
伝送装置である。
【0079】請求項35に記載の発明は、N個の第1の
誤り訂正符号器とN個の第1のインタリーバとN個のパ
イロット信号生成器N個のパイロット信号多重化器とN
個のOFDM変調器とN本の送信アンテナとを有するO
FDM信号送信装置と、N本の受信アンテナとN個の高
速フーリエ変換器とサブキャリア伝達係数行列演算器と
キャンセルするサブキャリア干渉キャンセラとN個の第
1の復調器とN個の第1のデインタリーバとN個の第1
の誤り訂正復号器とN個の第2の誤り訂正符号器とN個
の第2のインタリーバとN個の再変調器とN個の遅延発
生器とサブキャリア重み付け干渉キャンセラ(サブキャ
リア重み付け干渉キャンセラは、受信情報信号行列演算
器と再変調信号行列演算器とレプリカ信号行列演算器と
レプリカ減算後信号行列を演算する減算器とレプリカ減
算後重み付け行列演算器とレプリカ減算後重み付け信号
系列演算器とを有する。)とN個の第2の復調器とN個
の第2のデインタリーバとN個の第2の誤り訂正復号器
とを有するOFDM信号受信装置と、を備えるOFDM
信号伝送装置における、OFDM信号伝送方法であっ
て、前記N個の第1の誤り訂正符号器が、入力されたN
系統(Nは2以上の整数)の送信情報信号系列のそれぞ
れに対して誤り訂正符号化を行うステップと、前記N個
の第1のインタリーバが、前記N個の第1の誤り訂正符
号器が出力する信号系列に対してインタリーブを行うス
テップと、前記N個のパイロット信号生成器が、既知の
パイロット信号系列を生成するステップと、前記N個の
パイロット信号多重化器が、前記N個の第1のインタリ
ーバが出力する信号系列と前記N個のパイロット信号生
成器が生成するN個の既知のパイロット信号系列とを多
重化するステップと、前記N個のOFDM変調器が、前
記N個のパイロット信号多重化器が出力する信号系列に
対して、変調と逆高速フーリエ変換とを行うステップ
と、前記N本の送信アンテナが、前記N個のOFDM変
調器が出力する信号系列(以下、OFDM変調器が出力
する信号系列を「送信OFDM信号系列」という。)を
同一周波数で送信するステップと、前記N本の受信アン
テナが、前記N本の送信アンテナから送信され空間にお
いて相互干渉した信号系列(以下、「受信OFDM信号
系列」という。)を受信するステップと、前記N個の高
速フーリエ変換器が、前記N本の受信アンテナで受信さ
れた受信OFDM信号系列に対して高速フーリエ変換を
行うステップと、前記サブキャリア伝達係数行列演算器
が、前記N個の高速フーリエ変換器が出力する信号系列
に含まれる受信パイロット信号系列を入力され、該受信
パイロット信号の受信振幅および位相と、前記既知のパ
イロット信号の振幅および位相とを用いて、伝達係数行
列(伝達係数行列は、前記各送信アンテナと前記各受信
アンテナとの間の各サブキャリアの伝達係数を各要素と
する。)と、その逆行列である伝達係数逆行列とを演算
して記憶するステップと、前記サブキャリア干渉キャン
セラが、前記N個の高速フーリエ変換器が出力する各サ
ブキャリアの信号系列と前記サブキャリア伝達係数行列
演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数逆行列との
積を演算し、前記各受信アンテナで受信きれた受信OF
DM信号系列の前記相互干渉の成分をキャンセルするス
テップと、前記N個の第1の復調器が、前記サブキャリ
ア干渉キャンセラが出力するN系統の信号系列の復調を
行うステップと、前記N個の第1のデインタリーバが、
前記N個の第1の復調器が出力する信号系列に対しデイ
ンタリーブを行うステップと、前記N個の第1の誤り訂
正復号器が、前記N個の第1のデインタリーバが出力す
る信号系列に対し誤り訂正復号を行うステップと、前記
N個の第2の誤り訂正符号器が、前記N個の第1の誤り
訂正復号器の出力に対し、第1の誤り訂正符号器と同一
の誤り訂正符号化を行うステップと、前記N個の第2の
インタリーバが、前記N個の第2の誤り訂正符号器の出
力に対し、第1のインタリーバと同一のインタリーブを
行うステップと、前記N個の再変調器が、前記N個の第
2のインタリーバが出力する信号系列に対して前記OF
DM変調器における変調と同一の変調方式で変調を行う
ステップと、前記N個の遅延発生器が、前記N個の高速
フーリエ変換器が出力する信号系列を入力され、該信号
系列を、前記サブキャリア干渉キャンセラから前記再変
調器までの処理時間遅延させて出力するステップと、前
記サブキャリア重み付け干渉キャンセラが、前記N個の
遅延発生器が出力するN系統の信号系列と前記N個の再
変調器が出力するN系統の信号系列と前記サブキャリア
伝達係数行列演算器が出力する伝達係数行列とを入力さ
れるステップと、前記サブキャリア重み付け干渉キャン
セラの受信情報信号行列演算器が、前記N個の遅延発生
器が出力する信号系列を用いて受信情報信号行列を演算
するステップと、前記サブキャリア重み付け干渉キャン
セラの再変調信号行列演算器前記N個の再変調器が出力
する信号系列を用いて再変調信号行列を演算するステッ
プと、前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラのレプ
リカ信号行列演算器が、前記再変調信号行列演算器が出
力する再変調信号行列と前記サブキャリア伝達係数行列
演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列とを用
いて、重み付けられたレプリカ(「レプリカ」とは、受
信情報信号系列における前記相互干渉の成分の複製をい
う。)を生成するためのレプリカ信号行列を演算するス
テップと、前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラの
減算器が、前記受信情報信号行列演算器が出力する受信
情報信号行列から、前記レプリカ信号行列演算器が出力
するレプリカ信号行列を減算することにより、受信情報
信号行列から前記相互干渉の成分が除去されたレプリカ
減算後信号行列を演算するステップと、前記サブキャリ
ア重み付け干渉キャンセラのレプリカ減算後重み付け行
列演算器が、前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出
力する各サブキャリアの伝達係数行列を用いてレプリカ
減算後重み付け行列を演算するステップと、前記サブキ
ャリア重み付け干渉キャンセラのレプリカ減算後重み付
け信号系列演算器が、前記レプリカ減算後重み付け行列
演算器が出力するレプリカ減算後重み付け行列と前記減
算器が出力するレプリカ減算後信号行列とを用いてレプ
リカ減算後重み付け信号系列を出力するステップと、前
記N個の第2の復調器が、前記サブキャリア重み付け干
渉キャンセラが出力するN系統の信号系列を復調するス
テップと、前記N個の第2のデインタリーバが、前記N
個の第2の復調器が出力する信号系列に対しデインタリ
ーブを行うステップと、前記N個の第2の誤り訂正復号
器が、前記N個の第2のデインタリーバが出力する信号
系列に対し誤り訂正復号を行うステップと、を有するこ
とを特徴とするOFDM信号伝送方法である。
【0080】請求項36に記載の発明は、前記レプリカ
減算後重み付け行列は、前記サブキャリア伝達係数行列
演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列の共役
転置行列であることを特徴とする請求項35に記載のO
FDM信号伝送装置である。
【0081】請求項37に記載の発明は、前記第1の誤
り訂正符号器および前記第2の誤り訂正符号器の符号化
方式は、ともに同一の畳込み符号化であり、前記第1の
誤り訂正復号器の復号化方式は、閾値復号であり、前記
第2の誤り訂正復号器の復号化方式は、最尤復号であ
る、ことを特徴とする請求項32〜請求項36までのい
ずれか1項に記載のOFDM信号伝送方法である。
【0082】請求項38に記載の発明は、前記第1の誤
り訂正符号器および前記第2の誤り訂正符号器の符号化
方式は、ともに同一の畳込み符号化であり、前記第1の
誤り訂正復号器の復号化方式は、前記第2の誤り訂正復
号器よりもパスメモリ長が短いビタビ復号であり、前記
第2の誤り訂正復号器の復号化方式は、前記第1の誤り
訂正復号器よりもパスメモリ長が長いビタビ復号であ
る、ことを特徴とする請求項32〜請求項36までのい
ずれか1項に記載のOFDM信号伝送方法である。
【0083】請求項39に記載の発明は、前記第1の誤
り訂正符号器および前記第2の誤り訂正符号器の符号化
方式は、ともに同一のターボ符号化であり、前記第1の
誤り訂正復号器の復号化方式は、前記第2の誤り訂正復
号器よりも繰り返し復号処理回数が少ないターボ復号で
あり、前記第2の誤り訂正復号器の復号化方式は、前記
第1の誤り訂正復号器よりも繰り返し復号処理回数が多
いターボ復号である、ことを特徴とする請求項32〜請
求項36までのいずれか1項に記載のOFDM信号伝送
方法である。
【0084】本発明において、OFDM受信装置は、伝
達係数逆行列を用いて干渉キャンセルを行った後、一度
復調した信号系列をOFDM送信装置における変調方式
と同一の変調方式で再変調する、あるいは、一度誤り訂
正復号化した信号系列に対し、OFDM送信装置におけ
る変調方式と同一の誤り訂正符号化を行った後、この誤
り訂正符号化した信号系列をOFDM送信装置における
変調方式と同一の変調方式で再変調する。また、本発明
において、OFDM受信装置は、伝達係数逆行列ととも
に伝達係数行列を演算する。
【0085】本発明において、OFDM受信装置は、重
み付け干渉キャンセラを有し、この重み付け干渉キャン
セラは、変調後の信号系列に対して、それぞれ伝達係数
行列から演算した行列で重み付けを行った後から、この
重み付けされた受信情報信号系列から、重み付けされた
再変調後の信号系列に基づいて演算した相互干渉の成分
のレプリカを差し引き、相互干渉の成分を除去する。
【0086】また、本発明によれば、重み付け干渉キャ
ンセラは、再変調後の信号系列から伝達係数行列を用い
て相互干渉の成分のレプリカを演算し、受信情報信号系
列から該相互干渉成分のレプリカを差し引き、受信情報
信号系列からレプリカを差し引いた後の信号系列に対し
て、伝達係数行列を用いた重み付けを行う。
【0087】これによって、該相互干渉の成分除去後の
信号系列の平均SNRを、伝達係数やAWGN成分の分
布の条件が同一である場合において、従来方式のOFD
M信号伝送装置におけるサブキャリア干渉キャンセル後
の受信情報信号系列の平均SNRよりも高い値で得るこ
とができる。
【0088】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、本発
明の好適な実施の形態を詳細に説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態を示す図である。図1に示すように、第1の実施の形
態におけるOFDM信号伝送装置は、OFDM信号送信
装置1とOFDM信号受信装置2とを備えている。
【0089】OFDM信号送信装置1において、パイロ
ット信号多重化器1−2−1〜1−2−Nは、OFDM
信号送信装置1からOFDM信号受信装置2へ送信され
るべきN系統(Nは2以上の整数)の送信情報信号系列
と、パイロット信号生成器1−1−1〜1−1−Nがそ
れぞれ発生させる既知のパイロット信号とを入力され
る。各パイロット信号多重化器は、入力された送信情報
信号系列と既知のパイロット信号とを時間軸上において
多重化し出力する。
【0090】OFDM信号送信装置1において、パイロ
ット信号多重化器1−2−1〜1−2−Nが出力する信
号系列は、OFDM変調器1−3−1〜1−3−Nへ入
力される。各OFDM変調器は、入力されたパイロット
信号多重化器の出力信号を変調し、逆高速フーリエ変換
して出力する。
【0091】OFDM信号送信装置1において、OFD
M変調器1−3−1〜1−3−Nからそれぞれ出力され
た信号系列(以下、このOFDM変調器から出力される
信号系列を「送信OFDM信号系列」という。)は、送
信アンテナ1−4−1〜1−4−Nから、OFDM信号
受信装置2に向けて、同一周波数帯において同時に送信
される。
【0092】OFDM信号送信装置1の送信アンテナ1
−4−1〜1−4−Nからそれぞれ送信された送信OF
DM信号系列は、空間において互いに干渉する(以下、
この干渉した信号系列を「受信OFDM信号系列」とい
う。)。
【0093】なお、OFDM信号送信装置1の送信アン
テナ1−4−1〜1−4−Nからそれぞれ送信される送
信OFDM信号系列は、送信情報信号系列と既知のパイ
ロット信号とが、時間軸上において多重化され、OFD
M変調器において変調されたものである。
【0094】したがって、受信OFDM信号系列にも、
情報信号系列と、既知のパイロット信号系列とが存在す
る。そこで、以下、受信OFDM信号系列における情報
信号系列を受信情報信号系列とよぶ。また、受信OFD
M信号系列における既知のパイロット信号系列を受信パ
イロット信号系列と呼ぶ。
【0095】受信OFDM信号系列は、OFDM信号受
信装置2の受信アンテナ2−1−1〜2−1−Nで受信
される。受信アンテナ2−1−1〜2−1−Nで受信さ
れた受信OFDM信号系列は、高速フーリエ変換器2−
2−1〜2−2−Nにそれぞれ入力され、高速フーリエ
変換される。
【0096】高速フーリエ変換器2−2−1〜2−2−
Nが出力する受信OFDM信号系列においては、受信情
報信号系列と受信パイロット信号系列とが多重化されて
おり、この受信パイロット信号系列は、サブキャリア伝
達係数行列演算器2−3に入力される。
【0097】サブキャリア伝達係数行列演算器2−3
は、入力された受信パイロット信号系列と前記既知の送
信パイロット信号とを用いて、上記従来のOFDM信号
伝送装置と同様の方法で各サブキャリアの伝達係数行列
および伝達係数逆行列を演算して記憶する。
【0098】サブキャリア干渉キャンセラ2−4は、高
速フーリエ変換器2−2−1〜2−2−Nが出力する受
信OFDM信号系列における受信情報信号系列と、サブ
キャリア伝達係数行列演算器2−3が出力する各サブキ
ャリアの伝達係数逆行列とを入力され、これら入力され
た受信情報信号系列と伝達係数逆行列とを乗算すること
によって、受信情報信号系列の相互干渉をキャンセルす
る。
【0099】第1の復調器2−6−1〜2−6−Nで
は、サブキャリア干渉キャンセラ2−4が出力する信号
系列の信号判定を行う。再変調器2−7−1〜2−7−
Nでは、第1の復調器2−6−1〜2−6−Nが出力す
る信号判定結果を前記OFDM変調器1−3−1〜1−
3−Nで行う変調方式と同一の変調方式で再変調する。
【0100】遅延発生器2−5−1〜2−5−Nは、高
速フーリエ変換器2−2−1〜2−2−Nが出力する受
信情報信号系列を入力され、この入力された受信情報信
号系列をサブキャリア干渉キャンセラから前記再変調器
までの処理時間だけ遅延させて出力する。
【0101】すなわち、遅延発生器2−5−1〜2−5
−Nは、高速フーリエ変換器2−2−1〜2−2−Nが
出力する受信情報信号系列と、再変調器2−7−1〜2
−7−Nが出力する信号系列とがサブキャリア重み付け
干渉キャンセラ2−8において同期するように、当該高
速フーリエ変換器2−2−1〜2−2−Nが出力する受
信情報信号系列を遅延させる。
【0102】サブキャリア重み付け干渉キャンセラ2−
8では、再変調器2−7−1〜2−7−Nが出力する信
号系列とサブキャリア伝達係数行列演算器2−3が出力
する各サブキャリアの伝達係数行列とを用いて、遅延発
生器2−5−1〜2−5−Nが出力する受信情報信号系
列の相互干渉の成分を除去する。
【0103】そして、第2の復調器2−9−1〜2−9
−Nでは、サブキャリア重み付け干渉キャンセラ2−8
が出力する信号系列を復調する。
【0104】図3は、サブキャリア重み付け干渉キャン
セラ2−8の第1構成例であるサブキャリア重み付け干
渉キャンセラ2−8Aを示す図である。図3において、
i番目のサブキャリアに着目すると、重み付け受信情報
信号系列行列演算器2−8A−1は、前記サブキャリア
伝達係数行列演算器2−3が出力する伝達係数行列Hi
を用いて、重み付け受信情報信号系列行列Wiを演算し
出力する。
【0105】重み付け受信情報信号系列演算器2−8A
−2では、重み付け受信情報信号系列行列演算器2−8
A−1が出力する重み付け受信情報信号系列行列W
iと、前記遅延発生器2−5−1〜2−5−Nが出力す
る信号系列ri(=r1 i、r2 i、・・・、rN i))とを
用いて、重み付け受信情報信号系列ri・Wiを演算し出
力する。
【0106】重み付けレプリカ生成行列演算器2−8A
−3では、前記サブキャリア伝達係数行列演算器2−3
が出力する伝達係数行列Hiを用いて、重み付けレプリ
カ生成行列(Hi・Wi−Gi)を演算し出力する。ここ
で、GiはHi・Wiと全ての対角成分が同一であって、
かつ、全ての非対角成分が0である行列である。
【0107】重み付けレプリカ信号系列演算器2−8A
−4は、重み付けレプリカ生成行列演算器2−8A−3
が出力する重み付けレプリカ生成行列(Hi・Wi
i)と前記再変調器2−7−1〜2−7−Nが出力す
る信号系列(数14)とを用いて、
【0108】
【数14】 重み付けレプリカ信号系列・(Hi・Wi−Gi)を演算
し出力する。減算器2−8A−5では、重み付け受信情
報信号系列演算器2−8A−2が出力する重み付け受信
情報信号系列の値から、重み付けレプリカ信号系列演算
器2−8A−4が出力する重み付けレプリカ信号系列の
値を減算して、相互干渉除去後の信号系列vi(=(v1
i 2 i ・・・vN i)を出力する。このときviは次の式
で表される。
【0109】
【数15】 図4は、サブキャリア重み付け干渉キャンセラ2−8の
第2の構成例であるサブキャリア重み付け干渉キャンセ
ラ2−8Bを示す図である。
【0110】図4においても、図3と同様にi番目のサ
ブキャリアに着目すると、サブキャリア重み付け干渉キ
ャンセラ2−8Bは、受信情報信号行列演算器2−8B
−1で、遅延発生器2−5−1〜2−5−Nが出力する
受信情報信号系列を用いて受信情報信号行列
【0111】
【数16】 を演算する。
【0112】再変調信号行列演算器2−8B−2では、
前記再変調器2−7−1〜2−7−Nが出力する信号系
列を用いて、再変調信号行列
【0113】
【数17】 を演算する。
【0114】レプリカ信号行列演算器2−8B−3で
は、再変調信号行列演算器2−8B−2が出力する再変
調信号行列(数18)と、
【0115】
【数18】 サブキャリア伝達係数行列演算器2−3が出力する伝達
係数行列Hiとを用いて、レプリカ信号行列(数19)
を演算する。
【0116】
【数19】 減算器2−8B−4は、受信情報信号行列演算器2−8
B−1が出力する受信情報信号行列Riから、レプリカ
信号行列演算器が出力するレプリカ信号行列(数19)
を減算して、レプリカ減算後信号行列Xiを(数20)
により演算する。
【0117】
【数20】 レプリカ減算後重み付け信号系列演算器2−8B−5
は、サブキャリア伝達係数行列演算器2−3が出力する
伝達係数行列Hiを用いてレプリカ減算後重み付け行列
iを演算し出力する。
【0118】レプリカ減算後重み付け信号系列演算器2
−8B−6は、レプリカ減算後重み付け行列演算器2−
8B−5が出力するレプリカ減算後重み付け行列Yi
減算器4−8B−4が出力するレプリカ減算後信号行列
iとを用いてレプリカ減算後重み付け信号系列uiを出
力する。
【0119】このときXiを行ベクトルxi j(1≦j≦
N)を用いて、また、Yiを列ベクトルyi k T(1≦k≦
N)を用いて次のように表すと、
【0120】
【数21】 iは(数22)で表される。
【0121】
【数22】 ただしxiは、(数16)〜(数21)より、次の式で
得られる。
【0122】
【数23】 ここで
【0123】
【数24】 である。したがって、(xi j、yi j)は(数25)で表
される。
【0124】
【数25】 iは(数23)、(数25)を用いて、次の式で表さ
れる。
【0125】
【数26】 ここでFiはHi・Yiと全ての対角成分が同一であっ
て、全ての非対角成分が0である行列である。
【0126】ここで、(数15)と(数26)とを比較
するとviとuiとは、Wi=Yiである限り同一の式とな
る。したがって、サブキャリア重み付け干渉キャンセラ
2−8Aとサブキャリア重み付け干渉キャンセラ2−8
Bとは同一の機能と効果を有する。
【0127】次に、サブキャリア重み付け干渉キャンセ
ラ2−8における干渉キャンセル効果と干渉キャンセル
後の信号系列の平均SNRについて説明する。(数1
5)において、
【0128】
【数27】 とすると、Giは(数28)のように表すことができ
る。
【0129】
【数28】 ここで再変調後の信号系列
【0130】
【数29】 と逆高速フーリエ変換前の送信情報信号系列tiとが完
全に一致すると仮定すると、(数15)は次のように表
される。
【0131】
【数30】 ここでni(=ni 1i 2 ・・・ni N))は受信情報
信号系列riに含まれるAWGN成分である。(数3
0)より、信号系列viにおいては相互干渉の成分が除
去されていることがわかる。
【0132】ここで、(N×N)個の伝達係数h
i m,n(1≦m≦N、1≦n≦N)は、それぞれ統計的に
独立であり、その位相が一様分布しており、同じく振幅
がレイリー分布で平均値が|h|とする。
【0133】また、N個のAWGN成分ni j(1≦k≦
N)は、それぞれ統計的に独立であり、σ2 vを分散値と
する複素ガウス分布をとるとする。すると、前記サブキ
ャリア重み付け干渉キャンセラ2−8Aの出力信号vi k
の平均SNRは(数31)で表される。
【0134】
【数31】 上式より、vi kの平均SNRがとりうる最大の値になる
ためには、
【0135】
【数32】 となることが必要である。これは
【0136】
【数33】 であることを意味する。(Hi*TはHiの共役転置行列
である。このとき(数31)は次のように表される。
【0137】
【数34】 (数7)と(数34)とを比較すると、送信信号が同一
であって、前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラが
2−8Aの構成で重み付け受信情報信号系列行列として
(Hi*T、重み付けレプリカ生成行列として(Hi
(Hi*T−Gi)を用いれば、または、サブキャリア重
み付け干渉キャンセラが2−8Bの構成でレプリカ減算
後重み付け行列として(Hi*Tを用いれば、第1の実
施の形態のOFDM信号伝送装置におけるサブキャリア
重み付け干渉キャンセラ2−8の出力信号系列の平均S
NRは、送信アンテナと受信アンテナがともに1である
OFDM信号伝送装置における高速フーリエ変換後の受
信情報信号系列の平均SNRと比べてN倍になることが
わかる。
【0138】すなわち、送信アンテナと受信アンテナと
をN個ずつ有する、図1に記載の第1の実施の形態に係
るOFDM信号伝送装置によれば、送信アンテナと受信
アンテナがともに1個である図5に記載の従来のOFD
M信号伝送装置に比べて、平均SNR上で(10log
N)dBの利得を得ることができる。
【0139】(第2の実施の形態)図2は、本発明の第
2の実施の形態を示す図である。第2の実施の形態は、
図1に記載の第1の実施の形態に、誤り訂正およびイン
タリーブを組み合わせたものである。第2の実施の形態
によれば、第1の実施の形態に比べて、フェージングに
対する特性を改善できる。
【0140】図2のOFDM信号送信装置3において、
送信情報信号系列は、第1の誤り訂正符号器3−6−1
〜3−6−Nに入力される。第1の誤り訂正符号器3−
6−1〜3−6−Nは、入力された送信情報信号系列に
誤り訂正符号化を行う。
【0141】第1のインタリーバ3−5−1〜3−5−
Nは、第1の誤り訂正符号器3−6−1〜3−6−Nが
出力する信号系列を入力され、この入力された信号系列
を、サブキャリア方向、すなわち周波数軸方向にインタ
リーブする。
【0142】このインタリーブは、ある周波数近傍にお
ける受信レベルの落ち込みに対して連続誤りを避け、高
い誤り訂正符号化効果を得るために行われる。図2のO
FDM信号受信装置4では、第1の復調器4−6−1〜
4−6−Nが出力する信号系列は、第1のデインタリー
バ4−7−1〜4−7−Nにおいてデインタリーブ(図
2のOFDM信号送信装置4におけるインタリーブと逆
の操作)が行われた後、第1の誤り訂正復号器4−8−
1〜4−8−Nで復号される。
【0143】第1の誤り訂正復号器4−8−1〜4−8
−Nが出力する信号系列は、第2の誤り訂正符号器4−
9−1〜4−9−Nにおいて、OFDM信号送信装置3
における誤り訂正符号化と同じ操作が行われた後、第2
のインタリーバ4−10−1〜4−10−Nにおいて、
OFDM信号送信装置3におけるインタリーブと同じ操
作が行われ、その出力が再変調器4−1−1〜4−1−
Nに入力される。
【0144】第2のデインタリーバ4−14−1〜4−
14−Nは、第2の復調器4−13−1〜4−13−N
が出力する信号系列に対して、第1の復調器4−6−1
〜4−6−Nと同じ操作をそれぞれ行う。
【0145】第2の実施の形態によれば、再変調前に誤
り訂正およびインタリーブを行っているので、第1の実
施の形態に比べて、再変調後の信号系列が逆高速フーリ
エ変換前の送信信号系列と一致する確率が高くなる。し
たがって、第2の実施の形態における伝送品質は、第1
の実施の形態における伝送品質よりも良好となる。
【0146】第2の誤り訂正復号器4−15−1〜4−
15−Nは、第2のデインタリーバ4−14−1〜4−
14−Nの出力に対して、第1の誤り訂正復号器4−8
−1〜4−8−Nと全く同一の操作を行ってもよいが、
処理時間短縮のため、第1の誤り訂正復号器4−8−1
〜4−8−Nの復号方式を第2の誤り訂正復号器4−1
5−1〜4−15−Nの復号方式を簡単化した復号方式
としてもよい。
【0147】たとえば、第1の誤り訂正符号器3−6−
1〜3−6−Nと第2の誤り訂正符号器4〜9−1〜4
−9−Nとにおいて畳み込み符号化を行い、第2の誤り
訂正復号器4−15−1〜4−15−Nにおいて最尤復
号を行い、第1の誤り訂正復号器4−8−1〜4−8−
Nにおいて閾値復号を行うと、第1の誤り訂正復号器4
−8−1〜4−8−Nで第2の誤り訂正復号器4−15
−1〜4−15−Nと同一の最尤復号を行う場合に比べ
て処理時間を短縮できる。
【0148】また、第1の誤り訂正符号器3−6−1〜
3−6−Nと第2の誤り訂正符号器3−9−1〜3−9
−Nにおいて畳み込み符号化を行い、第2の誤り訂正復
号器4−15−1〜4−15−Nにおいて一定のパスメ
モリ長を持つビタビ復号を行い、第1の誤り訂正復号器
4−8−1〜4−8−Nにおいて第2の誤り訂正復号器
4−15−1〜4−15−Nに比べてパスメモリ長が短
いビタビ復号を行うと、第1の誤り訂正復号器4−8−
1〜418−Nで第2の誤り訂正復号器4−15−1〜
4−15−Nと同一のパスメモリ長を持つビタビ復号を
行う場合に比べて処理時間を短縮できる。
【0149】また、第1の誤り訂正符号器3−6−1〜
3−6−Nと第2の誤り訂正符号器3−1−9−1〜3
−9−Nにおいてターボ符号化を行い、第2の誤り訂正
復号器4−15−1〜4−15−Nにおいて一定の繰り
返し復号処理回数を持つターボ復号を行い、第1の誤り
訂正復号器4−8−1〜4−8−Nにおいて第2の誤り
訂正復号器4−15−1〜4−15−Nに比べて繰り返
し復号処理回数が少ないターボ復号を行うと、第1の誤
り訂正復号器4−8−1〜4−8−Nで第2の誤り訂正
復号器4−15−1〜4−15−Nと同一の繰り返し復
号処理回数を持つターボ復号を行う場合に比べて処理時
間を短縮できる。
【0150】なお、第2の実施の形態における上記以外
の構成要素については、第1の実施の形態と同一なので
説明は省略する。また、上記重み付けに用いる行列とし
ては多数考えられるが、前記伝達係数行列の共役転置行
列またはそれを用いて演算して得られた行列を用いる
と、平均SNR上の利得が最も高く得られる。
【0151】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
伝達係数やAWGN成分の分布条件などが同一であるO
FDM信号伝送において、サブキャリア干渉キャンセル
後の受信情報信号系列の平均SNRを、従来よりも高い
値で得ることができる。
【0152】また、本発明に係る、誤り訂正およびイン
タリーブを組み合わせたOFDM信号伝送装置によれ
ば、より高い伝送品質を得ることができる。また、本発
明に係る、重み付け干渉キャンセル後の誤り訂正復号方
式よりも簡単化したものを再変調前の誤り訂正復号方式
として用いるOFDM信号伝送装置によれば、処理時間
を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるサブキャリ
ア重み付け干渉キャンセラの第1の構成例を示す図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるサブキャリ
ア重み付け干渉キャンセラの第2の構成例を示す図であ
る。
【図5】従来技術のOFDM信号伝送装置の構成を説明
する図である。
【符号の説明】
1 OFDM信号送信装置 1−1−1〜1−1−N パイロット信号生成器 1−2−1〜1−2−N パイロット信号多重化器 1−3−1〜1−3−N OFDM変調器 1−4−1〜1−4−N 送信アンテナ 2 OFDM信号受信装置 2−1−1〜2−1−N 受信アンテナ 2−2−1〜2−2−N 高速フーリエ変換器 2−3 サブキャリア伝達係数行列演算器 2−4 サブキャリア干渉キャンセラ 2−5−1〜2−5−N 遅延発生器 2−6−1〜2−6−N 第1の復調器 2−7−1〜2−7−N 再変調器 2−8 サブキャリア重み付け干渉キャンセラ 2−8A サブキャリア重み付け干渉キャンセラ 2−8A1 受信情報信号系列重み付け行列演算器 2−8A2 重み付け受信情報信号系列演算器 2−8A3 重み付けレプリカ演算行列演算器 2−8A4 重み付けレプリカ信号系列演算器 2−8A5 減算器 2−8B サブキャリア重み付け干渉キャンセラ 2−8B1 受信情報信号行列演算器 2−8B2 再変調信号行列演算器 2−8B3 レプリカ信号系列演算器 2−8B4 減算器 2−8B5 レプリカ減算後重み付け行列演算器 2−8B6 レプリカ減算後重み付け信号系列演算器 2−9−1−から2−9−N 第2の復調器 3 OFDM信号送信装置 3−1−1〜3−1−N パイロット信号生成器 3−2−1〜3−2−N パイロット信号多重化器 3−3−1〜3−3−N 高速逆フーリエ変換器 3−4−1〜3−4−N 送信アンテナ 3−5−1〜3−5−N 第1のインタリーバ 3−6−1〜3−6−N 第1の誤り訂正符号器 4 OFDM信号受信装置 4−1−1〜4−1−N 受信アンテナ 4−2−1〜4−2−N 高速フーリエ変換器 4−3 サブキャリア伝達係数行列演算器 4−4 サブキャリア干渉キャンセラ 4−5−1〜4−5−N 遅延発生器 4−6−1〜4−6−N 第1の復調器 4−7−1〜4−7−N 第1のデインタリーバ 4−8−1〜4−8−N 第1の誤り訂正復号器 4−9−1〜4−9−N 第2の誤り訂正符号器 4−10−1〜4−10−N 第2のインタリーバ 4−11−1〜4−11−N 再変調器 4−12 サブキャリア重み付け干渉キャンセラ 4−13−1〜4−13−N 第2の復調器 4−14−1〜4−14−N 第2のデインタリーバ 4−15−1〜4−15−N 第2の誤り訂正復号器 5 OFDM信号送信装置 5−1−1〜5−1−N パイロット信号生成器 5−2−1〜5−2−N パイロット信号多重化器 5−3−1〜5−3−N 高速逆フーリエ変換器 5−4−1〜5−4−N 送信アンテナ 6 OFDM信号受信装置 6−1−1〜6−1−N 受信アンテナ 6−2−1〜6−2−N 高速フーリエ変換器 6−3 サブキャリア伝達係数逆行列演算器 6−4 サブキャリア干渉キャンセラ 6−5−1〜6−5−N 遅延発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 大誠 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 杉山 隆利 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 梅比良 正弘 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K014 AA03 BA05 BA10 BA11 FA16 5K022 DD01 DD13 DD18 DD19 DD23 DD33

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたN系統(Nは2以上の整数)
    の送信情報信号系列のそれぞれに対して、既知のパイロ
    ット信号系列を生成するN個のパイロット信号生成器
    と、 前記N系統の送信情報信号系列と前記N個のパイロット
    信号生成器が生成する既知のパイロット信号系列とを多
    重化するN個のパイロット信号多重化器と、 前記N個のパイロット信号多重化器が出力する信号系列
    に対して変調と逆高速フーリエ変換とを行うN個のOF
    DM変調器と、 前記N個のOFDM変調器が出力する信号系列(以下、
    OFDM変調器が出力する信号系列を「送信OFDM信
    号系列」という。)を同一周波数で送信するN本の送信
    アンテナと、 を有するOFDM信号送信装置と、 前記N本の送信アンテナから送信され空間において相互
    干渉した信号系列(以下、「受信OFDM信号系列」と
    いう。)を受信するN本の受信アンテナと、 前記N本の受信アンテナで受信された受信OFDM信号
    系列に対し高速フーリエ変換を行うN個の高速フーリエ
    変換器と、 前記N個の高速フーリエ変換器が出力する信号系列に含
    まれる受信パイロット信号系列を入力され、該受信パイ
    ロット信号系列の受信振幅および位相と、前記既知のパ
    イロット信号の振幅および位相とを用いて、伝達係数行
    列(伝達係数行列は、前記各送信アンテナと前記各受信
    アンテナとの間の各サブキャリアの伝達係数を各要素と
    する。)と、その逆行列である伝達係数逆行列とを演算
    して記憶するサブキャリア伝達係数行列演算器と、 前記N個の高速フーリエ変換器が出力する各サブキャリ
    アの信号系列と、前記サブキャリア伝達係数行列演算器
    が出力する各サブキャリアの伝達係数逆行列との積を演
    算し、前記各受信アンテナで受信された受信OFDM信
    号系列の相互干渉の成分をキャンセルするサブキャリア
    干渉キャンセラと、 前記サブキャリア干渉キャンセラが出力するN系統の信
    号系列の信号判定を行うN個の第1の復調器と、 前記N個の第1の復調器が出力する判定結果に対して前
    記OFDM変調器における変調と同一の変調方式で変調
    を行うN個の再変調器と、 前記N個の高速フーリエ変換器が出力する信号系列を入
    力され、該信号系列を、前記サブキャリア干渉キャンセ
    ラから前記再変調器までの処理時間遅延させて出力する
    N個の遅延発生器と、 前記N個の遅延発生器が出力するN系統の信号系列と前
    記N個の再変調器が出力するN系統の信号系列と前記サ
    ブキャリア伝達係数行列演算器が出力する伝達係数行列
    とを入力され、前記N個の遅延発生器が出力するN系統
    の信号系列に対して、相互干渉の成分の除去および重み
    付け加算を行うサブキャリア重み付け干渉キャンセラ
    と、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラが出力するN
    系統の信号系列を復調するN個の第2の復調器と、 を有するOFDM信号受信装置と、 を備えることを特徴とするOFDM信号伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセ
    ラは、 前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
    キャリアの伝達係数行列を用いて重み付け受信情報信号
    系列行列を演算する重み付け受信情報信号系列行列演算
    器と、 前記重み付け受信情報信号系列行列演算器が出力する重
    み付け受信情報信号系列行列と前記N個の遅延発生器が
    出力するN系統の信号系列とを用いて重み付け受信情報
    信号系列を演算する重み付け受信情報信号系列演算器
    と、 前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
    キャリアの伝達係数行列を用いて、重み付けられたレプ
    リカ(「レプリカ」とは、受信情報信号系列における前
    記相互干渉の成分の複製をいう。)を生成するための重
    み付けレプリカ生成行列を演算する重み付けレプリカ生
    成行列演算器と、 前記重み付けレプリカ生成行列演算器が出力する重み付
    けレプリカ生成行列と前記N個の再変調器が出力する信
    号系列とを用いて重み付けレプリカ信号系列を演算する
    重み付けレプリカ信号系列演算器と、 前記重み付け受信情報信号系列演算器が出力する重み付
    け受信情報信号系列から、前記重み付けレプリカ信号系
    列演算器が出力する重み付けレプリカ信号系列を減算す
    ることにより、前記重み付けされた受信情報信号系列か
    ら重み付けされた前記相互干渉の成分を除去する減算器
    と、 を有することを特徴とする請求項1に記載のOFDM信
    号伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記重み付け受信情報信号系列行列は、
    前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
    キャリアの伝達係数行列の共役転置行列であり、 前記重み付けレプリカ生成行列は、前記サブキャリア伝
    達係数行列演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数
    行列と当該伝達係数行列の共役転置行列とを乗算した結
    果である行列に対して、非対角成分が全て同一で、か
    つ、対角成分が全て0である行列である、 ことを特徴とする請求項2に記載のOFDM信号伝送装
    置。
  4. 【請求項4】 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセ
    ラは、 前記N個の遅延発生器が出力する信号系列を用いて受信
    情報信号行列を演算する受信情報信号行列演算器と、 前記N個の再変調器が出力する信号系列を用いて再変調
    信号行列を演算する再変調信号行列演算器と、 前記再変調信号行列演算器が出力する再変調信号行列と
    前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
    キャリアの伝達係数行列とを用いて、重み付けられたレ
    プリカ(「レプリカ」とは、受信情報信号系列における
    前記相互干渉の成分の複製をいう。)を生成するための
    レプリカ信号行列を演算するレプリカ信号行列演算器
    と、 前記受信情報信号行列演算器が出力する受信情報信号行
    列から、前記レプリカ信号行列演算器が出力するレプリ
    カ信号行列を減算することにより、受信情報信号行列か
    ら前記相互干渉の成分が除去されたレプリカ減算後信号
    行列を演算する減算器と、 前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
    キャリアの伝達係数行列を用いてレプリカ減算後重み付
    け行列を演算するレプリカ減算後重み付け行列演算器
    と、 前記レプリカ減算後重み付け行列演算器が出力するレプ
    リカ減算後重み付け行列と前記減算器が出力するレプリ
    カ減算後信号行列とを用いてレプリカ減算後重み付け信
    号系列を出力するレプリカ減算後重み付け信号系列演算
    器と、 を有することを特徴とする請求項1に記載のOFDM信
    号伝送装置。
  5. 【請求項5】 前記レプリカ減算後重み付け行列は、前
    記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブキ
    ャリアの伝達係数行列の共役転置行列であることを特徴
    とする請求項4に記載のOFDM信号伝送装置。
  6. 【請求項6】 入力されたN系統(Nは2以上の整数)
    の送信情報信号系列のそれぞれに対して誤り訂正符号化
    を行うN個の第1の誤り訂正符号器と、 前記N個の第1の誤り訂正符号器が出力する信号系列に
    対してインタリーブを行うN個の第1のインタリーバ
    と、 既知のパイロット信号系列を生成するN個のパイロット
    信号生成器と、 前記N個の第1のインタリーバが出力する信号系列と前
    記N個のパイロット信号生成器が生成するN個の既知の
    パイロット信号系列とを多重化するN個のパイロット信
    号多重化器と、 前記N個のパイロット信号多重化器が出力する信号系列
    に対して、変調と逆高速フーリエ変換とを行うN個のO
    FDM変調器と、 前記N個のOFDM変調器が出力する信号系列(以下、
    OFDM変調器が出力する信号系列を「送信OFDM信
    号系列」という。)を同一周波数で送信するN本の送信
    アンテナと、を有するOFDM信号送信装置と、 前記N本の送信アンテナから送信され空間において相互
    干渉した信号系列(以下、「受信OFDM信号系列」と
    いう。)を受信するN本の受信アンテナと、 前記N本の受信アンテナで受信された受信OFDM信号
    系列に対して高速フーリエ変換を行うN個の高速フーリ
    エ変換器と、 前記N個の高速フーリエ変換器が出力する信号系列に含
    まれる受信パイロット信号系列を入力され、該受信パイ
    ロット信号の受信振幅および位相と、前記既知のパイロ
    ット信号の振幅および位相とを用いて、伝達係数行列
    (伝達係数行列は、前記各送信アンテナと前記各受信ア
    ンテナとの間の各サブキャリアの伝達係数を各要素とす
    る。)と、その逆行列である伝達係数逆行列とを演算し
    て記憶するサブキャリア伝達係数行列演算器と、 前記N個の高速フーリエ変換器が出力する各サブキャリ
    アの信号系列と前記サブキャリア伝達係数行列演算器が
    出力する各サブキャリアの伝達係数逆行列との積を演算
    し、前記各受信アンテナで受信きれた受信OFDM信号
    系列の前記相互干渉の成分をキャンセルするサブキャリ
    ア干渉キャンセラと、 前記サブキャリア干渉キャンセラが出力するN系統の信
    号系列の復調を行うN個の第1の復調器と、 前記N個の第1の復調器が出力する信号系列に対しデイ
    ンタリーブを行うN個の第1のデインタリーバと、 前記N個の第1のデインタリーバが出力する信号系列に
    対し誤り訂正復号を行うN個の第1の誤り訂正復号器
    と、 前記N個の第1の誤り訂正復号器の出力に対し、第1の
    誤り訂正符号器と同一の誤り訂正符号化を行うN個の第
    2の誤り訂正符号器と、 前記N個の第2の誤り訂正符号器の出力に対し、第1の
    インタリーバと同一のインタリーブを行うN個の第2の
    インタリーバと、 前記N個の第2のインタリーバが出力する信号系列に対
    して前記OFDM変調器における変調と同一の変調方式
    で変調を行うN個の再変調器と、 前記N個の高速フーリエ変換器が出力する信号系列を入
    力され、該信号系列を、前記サブキャリア干渉キャンセ
    ラから前記再変調器までの処理時間遅延させて出力する
    N個の遅延発生器と、 前記N個の遅延発生器が出力するN系統の信号系列と前
    記N個の再変調器が出力するN系統の信号系列と前記サ
    ブキャリア伝達係数行列演算器が出力する伝達係数行列
    とを入力され、前記N個の遅延発生器が出力するN系統
    の信号系列に対して、前記相互干渉の成分の除去および
    重み付け加算を行うサブキャリア重み付け干渉キャンセ
    ラと、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラが出力するN
    系統の信号系列を復調するN個の第2の復調器と、 前記N個の第2の復調器が出力する信号系列に対しデイ
    ンタリーブを行うN個の第2のデインタリーバと、 前記N個の第2のデインタリーバが出力する信号系列に
    対し誤り訂正復号を行うN個の第2の誤り訂正復号器
    と、を有するOFDM信号受信装置と、 を備えることを特徴とするOFDM信号伝送装置。
  7. 【請求項7】 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセ
    ラは、 前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
    キャリアの伝達係数行列を用いて重み付け受信情報信号
    系列行列を演算する重み付け受信情報信号系列行列演算
    器と、 前記重み付け受信情報信号系列行列演算器が出力する重
    み付け受信情報信号系列行列と前記N個の遅延発生器が
    出力するN系統の信号系列とを用いて重み付け受信情報
    信号系列を演算する重み付け受信情報信号系列演算器
    と、 前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
    キャリアの伝達係数行列を用いて、重み付けられたレプ
    リカ(「レプリカ」とは、受信情報信号系列における前
    記相互干渉の成分の複製をいう。)を生成するための重
    み付けレプリカ生成行列を演算する重み付けレプリカ生
    成行列演算器と、 前記重み付けレプリカ生成行列演算器が出力する重み付
    けレプリカ生成行列と前記N個の再変調器が出力する信
    号系列とを用いて重み付けレプリカ信号系列を演算する
    重み付けレプリカ信号系列演算器と、 前記重み付け受信情報信号系列演算器が出力する重み付
    け受信情報信号系列から、前記重み付けレプリカ信号系
    列演算器が出力する重み付けレプリカ信号系列を減算す
    ることにより、前記重み付けされた受信情報信号系列か
    ら重み付けされた前記相互干渉の成分を除去する減算器
    と、 を有することを特徴とする請求項6に記載のOFDM信
    号伝送装置。
  8. 【請求項8】 前記重み付け受信情報信号系列行列は、
    前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
    キャリアの伝達係数行列の共役転置行列であり、 前記重み付けレプリカ生成行列は、前記サブキャリア伝
    達係数行列演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数
    行列と当該伝達係数行列の共役転置行列とを乗算した結
    果である行列に対して、非対角成分が全て同一で、か
    つ、対角成分が全て0となる行列である、 ことを特徴とする請求項7に記載のOFDM信号伝送装
    置。
  9. 【請求項9】 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセ
    ラは、 前記N個の遅延発生器が出力する信号系列を用いて受信
    情報信号行列を演算する受信情報信号行列演算器と、 前記N個の再変調器が出力する信号系列を用いて再変調
    信号行列を演算する再変調信号行列演算器と、 前記再変調信号行列演算器が出力する再変調信号行列と
    前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
    キャリアの伝達係数行列とを用いて、重み付けられたレ
    プリカ(「レプリカ」とは、受信情報信号系列における
    前記相互干渉の成分の複製をいう。)を生成するための
    レプリカ信号行列を演算するレプリカ信号行列演算器
    と、 前記受信情報信号行列演算器が出力する受信情報信号行
    列から、前記レプリカ信号行列演算器が出力するレプリ
    カ信号行列を減算することにより、受信情報信号行列か
    ら前記相互干渉の成分が除去されたレプリカ減算後信号
    行列を演算する減算器と、 前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
    キャリアの伝達係数行列を用いてレプリカ減算後重み付
    け行列を演算するレプリカ減算後重み付け行列演算器
    と、 前記レプリカ減算後重み付け行列演算器が出力するレプ
    リカ減算後重み付け行列と前記減算器が出力するレプリ
    カ減算後信号行列とを用いてレプリカ減算後重み付け信
    号系列を出力するレプリカ減算後重み付け信号系列演算
    器と、 を有することを特徴とする請求項6に記載のOFDM信
    号伝送装置。
  10. 【請求項10】 前記レプリカ減算後重み付け行列
    は、前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各
    サブキャリアの伝達係数行列の共役転置行列であること
    を特徴とする請求項9に記載のOFDM信号伝送装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の誤り訂正符号器および前記
    第2の誤り訂正符号器は、ともに同一の畳込み符号化を
    行い、 前記第1の誤り訂正復号器は、閾値復号を行い、 前記第2の誤り訂正復号器は、最尤復号を行う、 ことを特徴とする請求項6〜請求項10までのいずれか
    1項に記載のOFDM信号伝送装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の誤り訂正符号器および前記
    第2の誤り訂正符号器は、ともに同一の畳込み符号化を
    行い、 前記第1の誤り訂正復号器は、前記第2の誤り訂正復号
    器よりもパスメモリ長が短いビタビ復号を行い、 前記第2の誤り訂正復号器は、前記第1の誤り訂正復号
    器よりもパスメモリ長が長いビタビ復号を行う、 ことを特徴とする請求項6から請求項10までのいずれ
    か1項に記載のOFDM信号伝送装置。
  13. 【請求項13】 前記第1の誤り訂正符号器および前記
    第2の誤り訂正符号器は、ともに同一のターボ符号化を
    行い、 前記第1の誤り訂正復号器は、前記第2の誤り訂正復号
    器よりも繰り返し復号処理回数が少ないターボ復号を行
    い、 前記第2の誤り訂正復号器は、前記第1の誤り訂正復号
    器よりも繰り返し復号処理回数が多いターボ復号を行
    う、 ことを特徴とする請求項6から請求項10までのいずれ
    か1項に記載のOFDM信号伝送装置。
  14. 【請求項14】 入力されたN系統(Nは2以上の整
    数)の送信情報信号系列のそれぞれに対して、既知のパ
    イロット信号系列を生成するN個のパイロット信号生成
    器と、前記N系統の送信情報信号系列と前記N個のパイ
    ロット信号生成器が生成する既知のパイロット信号系列
    とを多重化するN個のパイロット信号多重化器と、前記
    N個のパイロット信号多重化器が出力する信号系列に対
    して変調と逆高速フーリエ変換とを行うN個のOFDM
    変調器と、前記N個のOFDM変調器が出力する信号系
    列(以下、OFDM変調器が出力する信号系列を「送信
    OFDM信号系列」という。)を同一周波数で送信する
    N本の送信アンテナと、を有するOFDM信号送信装置
    と通信し、 前記N本の送信アンテナから送信され空間において相互
    干渉した信号系列(以下、「受信OFDM信号系列」と
    いう。)を受信するN本の受信アンテナと、 前記N本の受信アンテナで受信された受信OFDM信号
    系列に対し高速フーリエ変換を行うN個の高速フーリエ
    変換器と、 前記N個の高速フーリエ変換器が出力する信号系列に含
    まれる受信パイロット信号系列を入力され、該受信パイ
    ロット信号系列の受信振幅および位相と、前記既知のパ
    イロット信号の振幅および位相とを用いて、伝達係数行
    列(伝達係数行列は、前記各送信アンテナと前記各受信
    アンテナとの間の各サブキャリアの伝達係数を各要素と
    する。)と、その逆行列である伝達係数逆行列とを演算
    して記憶するサブキャリア伝達係数行列演算器と、 前記N個の高速フーリエ変換器が出力する各サブキャリ
    アの信号系列と、前記サブキャリア伝達係数行列演算器
    が出力する各サブキャリアの伝達係数逆行列との積を演
    算し、前記各受信アンテナで受信された受信OFDM信
    号系列の前記相互干渉の成分をキャンセルするサブキャ
    リア干渉キャンセラと、 前記サブキャリア干渉キャンセラが出力するN系統の信
    号系列の信号判定を行うN個の第1の復調器と、 前記N個の第1の復調器が出力する判定結果に対して前
    記OFDM変調器における変調と同一の変調方式で変調
    を行うN個の再変調器と、 前記N個の高速フーリエ変換器が出力する信号系列を入
    力され、該信号系列を、前記サブキャリア干渉キャンセ
    ラから前記再変調器までの処理時間遅延させて出力する
    N個の遅延発生器と、 前記N個の遅延発生器が出力するN系統の信号系列と前
    記N個の再変調器が出力するN系統の信号系列と前記サ
    ブキャリア伝達係数行列演算器が出力する伝達係数行列
    とを入力され、前記N個の遅延発生器が出力するN系統
    の信号系列に対して、前記相互干渉の成分の除去および
    重み付け加算を行うサブキャリア重み付け干渉キャンセ
    ラと、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラが出力するN
    系統の信号系列を復調するN個の第2の復調器と、 を有することを特徴とするOFDM信号受信装置。
  15. 【請求項15】 前記サブキャリア重み付け干渉キャン
    セラは、 前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
    キャリアの伝達係数行列を用いて重み付け受信情報信号
    系列行列を演算する重み付け受信情報信号系列行列演算
    器と、 前記重み付け受信情報信号系列行列演算器が出力する重
    み付け受信情報信号系列行列と前記N個の遅延発生器が
    出力するN系統の信号系列とを用いて重み付け受信情報
    信号系列を演算する重み付け受信情報信号系列演算器
    と、 前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
    キャリアの伝達係数行列を用いて、重み付けられたレプ
    リカ(「レプリカ」とは、受信情報信号系列における前
    記相互干渉の成分の複製をいう。)を生成するための重
    み付けレプリカ生成行列を演算する重み付けレプリカ生
    成行列演算器と、 前記重み付けレプリカ生成行列演算器が出力する重み付
    けレプリカ生成行列と前記N個の再変調器が出力する信
    号系列とを用いて重み付けレプリカ信号系列を演算する
    重み付けレプリカ信号系列演算器と、 前記重み付け受信情報信号系列演算器が出力する重み付
    け受信情報信号系列から、前記重み付けレプリカ信号系
    列演算器が出力する重み付けレプリカ信号系列を減算す
    ることにより、前記重み付けされた受信情報信号系列か
    ら重み付けされた前記相互干渉の成分を除去する減算器
    と、 を有することを特徴とする請求項14に記載のOFDM
    信号受信装置。
  16. 【請求項16】 前記重み付け受信情報信号系列行列
    は、前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各
    サブキャリアの伝達係数行列の共役転置行列であり、 前記重み付けレプリカ生成行列は、前記サブキャリア伝
    達係数行列演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数
    行列と当該伝達係数行列の共役転置行列とを乗算した結
    果である行列に対して、非対角成分が全て同一で、か
    つ、対角成分が全て0でなる行列である、 ことを特徴とする請求項15に記載のOFDM信号受信
    装置。
  17. 【請求項17】 前記サブキャリア重み付け干渉キャン
    セラは、 前記N個の遅延発生器が出力する信号系列を用いて受信
    情報信号行列を演算する受信情報信号行列演算器と、 前記N個の再変調器が出力する信号系列を用いて再変調
    信号行列を演算する再変調信号行列演算器と、 前記再変調信号行列演算器が出力する再変調信号行列と
    前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
    キャリアの伝達係数行列とを用いて、重み付けられたレ
    プリカ(「レプリカ」とは、受信情報信号系列における
    前記相互干渉の成分の複製をいう。)を生成するための
    レプリカ信号行列を演算するレプリカ信号行列演算器
    と、 前記受信情報信号行列演算器が出力する受信情報信号行
    列から、前記レプリカ信号行列演算器が出力するレプリ
    カ信号行列を減算することにより、受信情報信号行列か
    ら前記相互干渉の成分が除去されたレプリカ減算後信号
    行列を演算する減算器と、 前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
    キャリアの伝達係数行列を用いてレプリカ減算後重み付
    け行列を演算するレプリカ減算後重み付け行列演算器
    と、 前記レプリカ減算後重み付け行列演算器が出力するレプ
    リカ減算後重み付け行列と前記減算器が出力するレプリ
    カ減算後信号行列とを用いてレプリカ減算後重み付け信
    号系列を出力するレプリカ減算後重み付け信号系列演算
    器と、 を有することを特徴とする請求項14に記載のOFDM
    信号受信装置。
  18. 【請求項18】 前記レプリカ減算後重み付け行列は、
    前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
    キャリアの伝達係数行列の共役転置行列であることを特
    徴とする請求項17に記載のOFDM信号受信装置。
  19. 【請求項19】 入力されたN系統(Nは2以上の整
    数)の送信情報信号系列のそれぞれに対して誤り訂正符
    号化を行うN個の第1の誤り訂正符号器と、前記N個の
    第1の誤り訂正符号器が出力する信号系列に対してイン
    タリーブを行うN個の第1のインタリーバと、既知のパ
    イロット信号系列を生成するN個のパイロット信号生成
    器と、前記N個の第1のインタリーバが出力する信号系
    列と前記N個のパイロット信号生成器が生成するN個の
    既知のパイロット信号系列とを多重化するN個のパイロ
    ット信号多重化器と、前記N個のパイロット信号多重化
    器が出力する信号系列に対して、変調と逆高速フーリエ
    変換とを行うN個のOFDM変調器と、前記N個のOF
    DM変調器が出力する信号系列(以下、OFDM変調器
    が出力する信号系列を「送信OFDM信号系列」とい
    う。)を同一周波数で送信するN本の送信アンテナと、
    を有するOFDM信号送信装置と通信し、 前記N本の送信アンテナから送信され空間において相互
    干渉した信号系列(以下、「受信OFDM信号系列」と
    いう。)を受信するN本の受信アンテナと、 前記N本の受信アンテナで受信された受信OFDM信号
    系列に対して高速フーリエ変換を行うN個の高速フーリ
    エ変換器と、 前記N個の高速フーリエ変換器が出力する信号系列に含
    まれる受信パイロット信号系列を入力され、該受信パイ
    ロット信号の受信振幅および位相と、前記既知のパイロ
    ット信号の振幅および位相とを用いて、伝達係数行列
    (伝達係数行列は、前記各送信アンテナと前記各受信ア
    ンテナとの間の各サブキャリアの伝達係数を各要素とす
    る。)と、その逆行列である伝達係数逆行列とを演算し
    て記憶するサブキャリア伝達係数行列演算器と、 前記N個の高速フーリエ変換器が出力する各サブキャリ
    アの信号系列と前記サブキャリア伝達係数行列演算器が
    出力する各サブキャリアの伝達係数逆行列との積を演算
    し、前記各受信アンテナで受信きれた受信OFDM信号
    系列の前記相互干渉の成分をキャンセルするサブキャリ
    ア干渉キャンセラと、 前記サブキャリア干渉キャンセラが出力するN系統の信
    号系列の復調を行うN個の第1の復調器と、 前記N個の第1の復調器が出力する信号系列に対しデイ
    ンタリーブを行うN個の第1のデインタリーバと、 前記N個の第1のデインタリーバが出力する信号系列に
    対し誤り訂正復号を行うN個の第1の誤り訂正復号器
    と、 前記N個の第1の誤り訂正復号器の出力に対し、第1の
    誤り訂正符号器と同一の誤り訂正符号化を行うN個の第
    2の誤り訂正符号器と、 前記N個の第2の誤り訂正符号器の出力に対し、第1の
    インタリーバと同一のインタリーブを行うN個の第2の
    インタリーバと、 前記N個の第2のインタリーバが出力する信号系列に対
    して前記OFDM変調器における変調と同一の変調方式
    で変調を行うN個の再変調器と、 前記N個の高速フーリエ変換器が出力する信号系列を入
    力され、該信号系列を、前記サブキャリア干渉キャンセ
    ラから前記再変調器までの処理時間遅延させて出力する
    N個の遅延発生器と、 前記N個の遅延発生器が出力するN系統の信号系列と前
    記N個の再変調器が出力するN系統の信号系列と前記サ
    ブキャリア伝達係数行列演算器が出力する伝達係数行列
    とを入力され、前記N個の遅延発生器が出力するN系統
    の信号系列に対して、前記相互干渉の成分の除去および
    重み付け加算を行うサブキャリア重み付け干渉キャンセ
    ラと、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラが出力するN
    系統の信号系列を復調するN個の第2の復調器と、 前記N個の第2の復調器が出力する信号系列に対しデイ
    ンタリーブを行うN個の第2のデインタリーバと、 前記N個の第2のデインタリーバが出力する信号系列に
    対し誤り訂正復号を行うN個の第2の誤り訂正復号器
    と、を有することを特徴とするOFDM信号受信装置。
  20. 【請求項20】 前記サブキャリア重み付け干渉キャン
    セラは、 前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
    キャリアの伝達係数行列を用いて重み付け受信情報信号
    系列行列を演算する重み付け受信情報信号系列行列演算
    器と、 前記重み付け受信情報信号系列行列演算器が出力する重
    み付け受信情報信号系列行列と前記N個の遅延発生器が
    出力するN系統の信号系列とを用いて重み付け受信情報
    信号系列を演算する重み付け受信情報信号系列演算器
    と、 前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
    キャリアの伝達係数行列を用いて、重み付けられたレプ
    リカ(「レプリカ」とは、受信情報信号系列における前
    記相互干渉の成分の複製をいう。)を生成するための重
    み付けレプリカ生成行列を演算する重み付けレプリカ生
    成行列演算器と、 前記重み付けレプリカ生成行列演算器が出力する重み付
    けレプリカ生成行列と前記N個の再変調器が出力する信
    号系列とを用いて重み付けレプリカ信号系列を演算する
    重み付けレプリカ信号系列演算器と、 前記重み付け受信情報信号系列演算器が出力する重み付
    け受信情報信号系列から、前記重み付けレプリカ信号系
    列演算器が出力する重み付けレプリカ信号系列を減算す
    ることにより、前記重み付けされた受信情報信号系列か
    ら重み付けされた相互干渉成分を除去する減算器と、 を有することを特徴とする請求項19に記載のOFDM
    信号受信装置。
  21. 【請求項21】 前記重み付け受信情報信号系列行列
    は、前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各
    サブキャリアの伝達係数行列の共役転置行列であり、 前記重み付けレプリカ生成行列は、前記サブキャリア伝
    達係数行列演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数
    行列と当該伝達係数行列の共役転置行列とを乗算した結
    果である行列に対して、非対角成分が全て同一で、か
    つ、対角成分が全て0である行列である、 ことを特徴とする請求項20に記載のOFDM信号受信
    装置。
  22. 【請求項22】 前記サブキャリア重み付け干渉キャン
    セラは、 前記N個の遅延発生器が出力する信号系列を用いて受信
    情報信号行列を演算する受信情報信号行列演算器と、 前記N個の再変調器が出力する信号系列を用いて再変調
    信号行列を演算する再変調信号行列演算器と、 前記再変調信号行列演算器が出力する再変調信号行列と
    前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
    キャリアの伝達係数行列とを用いて、重み付けられたレ
    プリカ(「レプリカ」とは、受信情報信号系列における
    前記相互干渉の成分の複製をいう。)を生成するための
    レプリカ信号行列を演算するレプリカ信号行列演算器
    と、 前記受信情報信号行列演算器が出力する受信情報信号行
    列から、前記レプリカ信号行列演算器が出力するレプリ
    カ信号行列を減算することにより、受信情報信号行列か
    ら前記相互干渉の成分が除去されたレプリカ減算後信号
    行列を演算する減算器と、 前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
    キャリアの伝達係数行列を用いてレプリカ減算後重み付
    け行列を演算するレプリカ減算後重み付け行列演算器
    と、 前記レプリカ減算後重み付け行列演算器が出力するレプ
    リカ減算後重み付け行列と前記減算器が出力するレプリ
    カ減算後信号行列とを用いてレプリカ減算後重み付け信
    号系列を出力するレプリカ減算後重み付け信号系列演算
    器と、 を有することを特徴とする請求項19に記載のOFDM
    信号受信装置。
  23. 【請求項23】 前記レプリカ減算後重み付け行列は、
    前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
    キャリアの伝達係数行列の共役転置行列であることを特
    徴とする請求項22に記載のOFDM信号受信装置。
  24. 【請求項24】 前記第1の誤り訂正符号器および前記
    第2の誤り訂正符号器は、ともに同一の畳込み符号化を
    行い、 前記第1の誤り訂正復号器は、閾値復号を行い、 前記第2の誤り訂正復号器は、最尤復号を行う、 ことを特徴とする請求項19〜請求項23までのいずれ
    か1項に記載のOFDM信号受信装置。
  25. 【請求項25】 前記第1の誤り訂正符号器および前記
    第2の誤り訂正符号器は、ともに同一の畳込み符号化を
    行い、 前記第1の誤り訂正復号器は、前記第2の誤り訂正復号
    器よりもパスメモリ長が短いビタビ復号を行い、 前記第2の誤り訂正復号器は、前記第1の誤り訂正復号
    器よりもパスメモリ長が長いビタビ復号を行う、 ことを特徴とする請求項19から請求項23までのいず
    れか1項に記載のOFDM信号受信装置。
  26. 【請求項26】 前記第1の誤り訂正符号器および前記
    第2の誤り訂正符号器は、ともに同一のターボ符号化を
    行い、 前記第1の誤り訂正復号器は、前記第2の誤り訂正復号
    器よりも繰り返し復号処理回数が少ないターボ復号を行
    い、 前記第2の誤り訂正復号器は、前記第1の誤り訂正復号
    器よりも繰り返し復号処理回数が多いターボ復号を行
    う、 ことを特徴とする請求項19から請求項23までのいず
    れか1項に記載のOFDM信号受信装置。
  27. 【請求項27】 N個のパイロット信号生成器とN個の
    パイロット信号多重化器とN個のOFDM変調器とN本
    の送信アンテナとを有するOFDM信号送信装置と、N
    本の受信アンテナとN個の高速フーリエ変換器とサブキ
    ャリア伝達係数行列演算器とサブキャリア干渉キャンセ
    ラとN個の第1の復調器とN個の再変調器とN個の遅延
    発生器とサブキャリア重み付け干渉キャンセラとN個の
    第2の復調器とを有するOFDM信号受信装置と、を備
    えるOFDM信号受信装置における、OFDM信号伝送
    方法であって、 前記N個のパイロット信号生成器が、入力されたN系統
    (Nは2以上の整数)の送信情報信号系列のそれぞれに
    対して、既知のパイロット信号系列を生成するステップ
    と、 前記N個のパイロット信号多重化器が、前記N系統の送
    信情報信号系列と前記N個のパイロット信号生成器が生
    成する既知のパイロット信号系列とを多重化するステッ
    プと、 前記N個のOFDM変調器が、前記N個のパイロット信
    号多重化器が出力する信号系列に対して変調と逆高速フ
    ーリエ変換とを行うステップと、 前記N本の送信アンテナが、前記N個のOFDM変調器
    が出力する信号系列(以下、OFDM変調器が出力する
    信号系列を「送信OFDM信号系列」という。)を同一
    周波数で送信するステップと、 前記N本の受信アンテナが、前記N本の送信アンテナか
    ら送信され空間において相互干渉した信号系列(以下、
    「受信OFDM信号系列」という。)が受信するステッ
    プと、 前記N個の高速フーリエ変換器が、前記N本の受信アン
    テナで受信された受信OFDM信号系列に対し高速フー
    リエ変換を行うステップと、 前記サブキャリア伝達係数行列演算器が、前記N個の高
    速フーリエ変換器が出力する信号系列に含まれる受信パ
    イロット信号系列を入力され、該受信パイロット信号系
    列の受信振幅および位相と、前記既知のパイロット信号
    の振幅および位相とを用いて、伝達係数行列(伝達係数
    行列は、前記各送信アンテナと前記各受信アンテナとの
    間の各サブキャリアの伝達係数を各要素とする。)と、
    その逆行列である伝達係数逆行列とを演算して記憶する
    ステップと、 前記サブキャリア干渉キャンセラが、前記N個の高速フ
    ーリエ変換器が出力する各サブキャリアの信号系列と、
    前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
    キャリアの伝達係数逆行列との積を演算し、前記各受信
    アンテナで受信された受信OFDM信号系列の前記相互
    干渉の成分をキャンセルするステップと、 前記N個の第1の復調器が、前記サブキャリア干渉キャ
    ンセラが出力するN系統の信号系列の信号判定を行うス
    テップと、 前記N個の再変調器が、前記N個の第1の復調器が出力
    する判定結果に対して前記OFDM変調器における変調
    と同一の変調方式で変調を行うステップと、 前記N個の遅延発生器が、前記N個の高速フーリエ変換
    器が出力する信号系列を入力され、該信号系列を、前記
    サブキャリア干渉キャンセラから前記再変調器までの処
    理時間遅延させて出力するステップと、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラが、前記N個
    の遅延発生器が出力するN系統の信号系列と前記N個の
    再変調器が出力するN系統の信号系列と前記サブキャリ
    ア伝達係数行列演算器が出力する伝達係数行列とを入力
    され、前記N個の遅延発生器が出力するN系統の信号系
    列に対して、前記相互干渉の成分の除去および重み付け
    加算を行うステップと、 前記N個の第2の復調器が、前記サブキャリア重み付け
    干渉キャンセラが出力するN系統の信号系列を復調する
    ステップと、 を有することを特徴とするOFDM信号伝送方法。
  28. 【請求項28】 N個のパイロット信号生成器とN個の
    パイロット信号多重化器とN個のOFDM変調器とN本
    の送信アンテナとを有するOFDM信号送信装置と、N
    本の受信アンテナとN個の高速フーリエ変換器とサブキ
    ャリア伝達係数行列演算器とサブキャリア干渉キャンセ
    ラとN個の第1の復調器とN個の再変調器とN個の遅延
    発生器とサブキャリア重み付け干渉キャンセラ(サブキ
    ャリア重み付け干渉キャンセラは、重み付け受信情報信
    号系列行列演算器と重み付け受信情報信号系列演算器と
    重み付けレプリカ生成行列演算器と重み付けレプリカ信
    号系列演算器と減算器とを有する。)とN個の第2の復
    調器とを有するOFDM信号受信装置と、を備えるOF
    DM信号受信装置における、OFDM信号伝送方法であ
    って、 前記N個のパイロット信号生成器が、入力されたN系統
    (Nは2以上の整数)の送信情報信号系列のそれぞれに
    対して、既知のパイロット信号系列を生成するステップ
    と、 前記N個のパイロット信号多重化器が、前記N系統の送
    信情報信号系列と前記N個のパイロット信号生成器が生
    成する既知のパイロット信号系列とを多重化するステッ
    プと、 前記N個のOFDM変調器が、前記N個のパイロット信
    号多重化器が出力する信号系列に対して変調と逆高速フ
    ーリエ変換とを行うステップと、 前記N本の送信アンテナが、前記N個のOFDM変調器
    が出力する信号系列(以下、OFDM変調器が出力する
    信号系列を「送信OFDM信号系列」という。)を同一
    周波数で送信するステップと、 前記N本の受信アンテナが、前記N本の送信アンテナか
    ら送信され空間において相互干渉した信号系列(以下、
    「受信OFDM信号系列」という。)が受信するステッ
    プと、 前記N個の高速フーリエ変換器が、前記N本の受信アン
    テナで受信された受信OFDM信号系列に対し高速フー
    リエ変換を行うステップと、 前記サブキャリア伝達係数行列演算器が、前記N個の高
    速フーリエ変換器が出力する信号系列に含まれる受信パ
    イロット信号系列を入力され、該受信パイロット信号系
    列の受信振幅および位相と、前記既知のパイロット信号
    の振幅および位相とを用いて、伝達係数行列(伝達係数
    行列は、前記各送信アンテナと前記各受信アンテナとの
    間の各サブキャリアの伝達係数を各要素とする。)と、
    その逆行列である伝達係数逆行列とを演算して記憶する
    ステップと、 前記サブキャリア干渉キャンセラが、前記N個の高速フ
    ーリエ変換器が出力する各サブキャリアの信号系列と、
    前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
    キャリアの伝達係数逆行列との積を演算し、前記各受信
    アンテナで受信された受信OFDM信号系列の前記相互
    干渉の成分をキャンセルするステップと、 前記N個の第1の復調器が、前記サブキャリア干渉キャ
    ンセラが出力するN系統の信号系列の信号判定を行うス
    テップと、 前記N個の再変調器が、前記N個の第1の復調器が出力
    する判定結果に対して前記OFDM変調器における変調
    と同一の変調方式で変調を行うステップと、 前記N個の遅延発生器が、前記N個の高速フーリエ変換
    器が出力する信号系列を入力され、該信号系列を、前記
    サブキャリア干渉キャンセラから前記再変調器までの処
    理時間遅延させて出力するステップと、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラが、前記N個
    の遅延発生器が出力するN系統の信号系列と前記N個の
    再変調器が出力するN系統の信号系列と前記サブキャリ
    ア伝達係数行列演算器が出力する伝達係数行列とを入力
    されるステップと、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラの重み付け受
    信情報信号系列行列演算器が、前記サブキャリア伝達係
    数行列演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列
    を用いて重み付け受信情報信号系列行列を演算するステ
    ップと、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラの重み付け受
    信情報信号系列演算器が、前記重み付け受信情報信号系
    列行列演算器が出力する重み付け受信情報信号系列行列
    と前記N個の遅延発生器が出力するN系統の信号系列と
    を用いて重み付け受信情報信号系列を演算するステップ
    と、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラの重み付けレ
    プリカ生成行列演算器が、前記サブキャリア伝達係数行
    列演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列を用
    いて、重み付けられたレプリカ(「レプリカ」とは、受
    信情報信号系列における前記相互干渉の成分の複製をい
    う。)を生成するための重み付けレプリカ生成行列を演
    算するステップと、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラの重み付けレ
    プリカ信号系列演算器が、前記重み付けレプリカ生成行
    列演算器が出力する重み付けレプリカ生成行列と前記N
    個の再変調器が出力する信号系列とを用いて重み付けレ
    プリカ信号系列を演算するステップと、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラの減算器が、
    前記重み付け受信情報信号系列演算器が出力する重み付
    け受信情報信号系列から、前記重み付けレプリカ信号系
    列演算器が出力する重み付けレプリカ信号系列を減算す
    ることにより、前記重み付けされた受信情報信号系列か
    ら重み付けされた前記相互干渉の成分を除去するステッ
    プと、 前記N個の第2の復調器が、前記サブキャリア重み付け
    干渉キャンセラが出力するN系統の信号系列を復調する
    ステップと、 を有することを特徴とするOFDM信号伝送方法。
  29. 【請求項29】 前記重み付け受信情報信号系列行列
    は、前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各
    サブキャリアの伝達係数行列の共役転置行列であり、 前記重み付けレプリカ生成行列は、前記サブキャリア伝
    達係数行列演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数
    行列と当該伝達係数行列の共役転置行列とを乗算した結
    果である行列に対して、非対角成分が全て同一で、か
    つ、対角成分が全て0でなる行列である、 ことを特徴とする請求項28に記載のOFDM信号伝送
    方法。
  30. 【請求項30】 N個のパイロット信号生成器とN個の
    パイロット信号多重化器とN個のOFDM変調器とN本
    の送信アンテナとを有するOFDM信号送信装置と、N
    本の受信アンテナとN個の高速フーリエ変換器とサブキ
    ャリア伝達係数行列演算器とサブキャリア干渉キャンセ
    ラとN個の第1の復調器とN個の再変調器とN個の遅延
    発生器とサブキャリア重み付け干渉キャンセラ(サブキ
    ャリア重み付け干渉キャンセラは、受信情報信号行列演
    算器と再変調信号行列演算器とレプリカ信号行列演算器
    と減算器とレプリカ減算後重み付け行列演算器とレプリ
    カ減算後重み付け信号系列演算器とを有する。)とN個
    の第2の復調器とを有するOFDM信号受信装置と、を
    備えるOFDM信号受信装置における、OFDM信号伝
    送方法であって、 前記N個のパイロット信号生成器が、入力されたN系統
    (Nは2以上の整数)の送信情報信号系列のそれぞれに
    対して、既知のパイロット信号系列を生成するステップ
    と、 前記N個のパイロット信号多重化器が、前記N系統の送
    信情報信号系列と前記N個のパイロット信号生成器が生
    成する既知のパイロット信号系列とを多重化するステッ
    プと、 前記N個のOFDM変調器が、前記N個のパイロット信
    号多重化器が出力する信号系列に対して変調と逆高速フ
    ーリエ変換とを行うステップと、 前記N本の送信アンテナが、前記N個のOFDM変調器
    が出力する信号系列(以下、OFDM変調器が出力する
    信号系列を「送信OFDM信号系列」という。)を同一
    周波数で送信するステップと、 前記N本の受信アンテナが、前記N本の送信アンテナか
    ら送信され空間において相互干渉した信号系列(以下、
    「受信OFDM信号系列」という。)が受信するステッ
    プと、 前記N個の高速フーリエ変換器が、前記N本の受信アン
    テナで受信された受信OFDM信号系列に対し高速フー
    リエ変換を行うステップと、 前記サブキャリア伝達係数行列演算器が、前記N個の高
    速フーリエ変換器が出力する信号系列に含まれる受信パ
    イロット信号系列を入力され、該受信パイロット信号系
    列の受信振幅および位相と、前記既知のパイロット信号
    の振幅および位相とを用いて、伝達係数行列(伝達係数
    行列は、前記各送信アンテナと前記各受信アンテナとの
    間の各サブキャリアの伝達係数を各要素とする。)と、
    その逆行列である伝達係数逆行列とを演算して記憶する
    ステップと、 前記サブキャリア干渉キャンセラが、前記N個の高速フ
    ーリエ変換器が出力する各サブキャリアの信号系列と、
    前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
    キャリアの伝達係数逆行列との積を演算し、前記各受信
    アンテナで受信された受信OFDM信号系列の前記相互
    干渉の成分をキャンセルするステップと、 前記N個の第1の復調器が、前記サブキャリア干渉キャ
    ンセラが出力するN系統の信号系列の信号判定を行うス
    テップと、 前記N個の再変調器が、前記N個の第1の復調器が出力
    する判定結果に対して前記OFDM変調器における変調
    と同一の変調方式で変調を行うステップと、 前記N個の遅延発生器が、前記N個の高速フーリエ変換
    器が出力する信号系列を入力され、該信号系列を、前記
    サブキャリア干渉キャンセラから前記再変調器までの処
    理時間遅延させて出力するステップと、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラが、前記N個
    の遅延発生器が出力するN系統の信号系列と前記N個の
    再変調器が出力するN系統の信号系列と前記サブキャリ
    ア伝達係数行列演算器が出力する伝達係数行列とを入力
    されるステップと、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラの受信情報信
    号行列演算器が、前記N個の遅延発生器が出力する信号
    系列を用いて受信情報信号行列を演算するステップと、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラの再変調信号
    行列演算器が、 前記N個の再変調器が出力する信号系
    列を用いて再変調信号行列を演算するステップと、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラのレプリカ信
    号行列演算器が、 前記再変調信号行列演算器が出力す
    る再変調信号行列と前記サブキャリア伝達係数行列演算
    器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列とを用い
    て、重み付けられたレプリカ(「レプリカ」とは、受信
    情報信号系列における前記相互干渉の成分の複製をい
    う。)を生成するためのレプリカ信号行列を演算するス
    テップと、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラの減算器が、
    前記受信情報信号行列演算器が出力する受信情報信号行
    列から、前記レプリカ信号行列演算器が出力するレプリ
    カ信号行列を減算することにより、受信情報信号行列か
    ら前記相互干渉の成分が除去されたレプリカ減算後信号
    行列を演算するステップと、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラのレプリカ減
    算後重み付け行列演算器が、前記サブキャリア伝達係数
    行列演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列を
    用いてレプリカ減算後重み付け行列を演算するステップ
    と、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラのレプリカ減
    算後重み付け信号系列演算器が、前記レプリカ減算後重
    み付け行列演算器が出力するレプリカ減算後重み付け行
    列と前記減算器が出力するレプリカ減算後信号行列とを
    用いてレプリカ減算後重み付け信号系列を出力するステ
    ップと、 前記N個の第2の復調器が、前記サブキャリア重み付け
    干渉キャンセラが出力するN系統の信号系列を復調する
    ステップと、 を有することを特徴とするOFDM信号伝送方法。
  31. 【請求項31】 前記レプリカ減算後重み付け行列は、
    前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
    キャリアの伝達係数行列の共役転置行列であることを特
    徴とする請求項30に記載のOFDM信号伝送装置。
  32. 【請求項32】 N個の第1の誤り訂正符号器とN個の
    第1のインタリーバとN個のパイロット信号生成器N個
    のパイロット信号多重化器とN個のOFDM変調器とN
    本の送信アンテナとを有するOFDM信号送信装置と、 N本の受信アンテナとN個の高速フーリエ変換器とサブ
    キャリア伝達係数行列演算器とキャンセルするサブキャ
    リア干渉キャンセラとN個の第1の復調器とN個の第1
    のデインタリーバとN個の第1の誤り訂正復号器とN個
    の第2の誤り訂正符号器とN個の第2のインタリーバと
    N個の再変調器とN個の遅延発生器とサブキャリア重み
    付け干渉キャンセラとN個の第2の復調器とN個の第2
    のデインタリーバとN個の第2の誤り訂正復号器とを有
    するOFDM信号受信装置と、を備えることを特徴とす
    るOFDM信号伝送装置における、OFDM信号伝送方
    法であって、 前記N個の第1の誤り訂正符号器が、入力されたN系統
    (Nは2以上の整数)の送信情報信号系列のそれぞれに
    対して誤り訂正符号化を行うステップと、 前記N個の第1のインタリーバが、前記N個の第1の誤
    り訂正符号器が出力する信号系列に対してインタリーブ
    を行うステップと、 前記N個のパイロット信号生成器が、既知のパイロット
    信号系列を生成するステップと、 前記N個のパイロット信号多重化器が、前記N個の第1
    のインタリーバが出力する信号系列と前記N個のパイロ
    ット信号生成器が生成するN個の既知のパイロット信号
    系列とを多重化するステップと、 前記N個のOFDM変調器が、前記N個のパイロット信
    号多重化器が出力する信号系列に対して、変調と逆高速
    フーリエ変換とを行うステップと、 前記N本の送信アンテナが、前記N個のOFDM変調器
    が出力する信号系列(以下、OFDM変調器が出力する
    信号系列を「送信OFDM信号系列」という。)を同一
    周波数で送信するステップと、 前記N本の受信アンテナが、前記N本の送信アンテナか
    ら送信され空間において相互干渉した信号系列(以下、
    「受信OFDM信号系列」という。)を受信するステッ
    プと、 前記N個の高速フーリエ変換器が、前記N本の受信アン
    テナで受信された受信OFDM信号系列に対して高速フ
    ーリエ変換を行うステップと、 前記サブキャリア伝達係数行列演算器が、前記N個の高
    速フーリエ変換器が出力する信号系列に含まれる受信パ
    イロット信号系列を入力され、該受信パイロット信号の
    受信振幅および位相と、前記既知のパイロット信号の振
    幅および位相とを用いて、伝達係数行列(伝達係数行列
    は、前記各送信アンテナと前記各受信アンテナとの間の
    各サブキャリアの伝達係数を各要素とする。)と、その
    逆行列である伝達係数逆行列とを演算して記憶するステ
    ップと、 前記サブキャリア干渉キャンセラが、前記N個の高速フ
    ーリエ変換器が出力する各サブキャリアの信号系列と前
    記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブキ
    ャリアの伝達係数逆行列との積を演算し、前記各受信ア
    ンテナで受信きれた受信OFDM信号系列の前記相互干
    渉の成分をキャンセルするステップと、前記N個の第1
    の復調器が、前記サブキャリア干渉キャンセラが出力す
    るN系統の信号系列の復調を行うステップと、 前記N個の第1のデインタリーバが、前記N個の第1の
    復調器が出力する信号系列に対しデインタリーブを行う
    ステップと、 前記N個の第1の誤り訂正復号器が、前記N個の第1の
    デインタリーバが出力する信号系列に対し誤り訂正復号
    を行うステップと、 前記N個の第2の誤り訂正符号器が、前記N個の第1の
    誤り訂正復号器の出力に対し、第1の誤り訂正符号器と
    同一の誤り訂正符号化を行うステップと、 前記N個の第2のインタリーバが、前記N個の第2の誤
    り訂正符号器の出力に対し、第1のインタリーバと同一
    のインタリーブを行うステップと、 前記N個の再変調器が、前記N個の第2のインタリーバ
    が出力する信号系列に対して前記OFDM変調器におけ
    る変調と同一の変調方式で変調を行うステップと、 前記N個の遅延発生器が、前記N個の高速フーリエ変換
    器が出力する信号系列を入力され、該信号系列を、前記
    サブキャリア干渉キャンセラから前記再変調器までの処
    理時間遅延させて出力するステップと、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラが、前記N個
    の遅延発生器が出力するN系統の信号系列と前記N個の
    再変調器が出力するN系統の信号系列と前記サブキャリ
    ア伝達係数行列演算器が出力する伝達係数行列とを入力
    され、前記N個の遅延発生器が出力するN系統の信号系
    列に対して、前記相互干渉の成分の除去および重み付け
    加算を行うステップと、 前記N個の第2の復調器が、前記サブキャリア重み付け
    干渉キャンセラが出力するN系統の信号系列を復調する
    ステップと、 前記N個の第2のデインタリーバが、前記N個の第2の
    復調器が出力する信号系列に対しデインタリーブを行う
    ステップと、 前記N個の第2の誤り訂正復号器が、前記N個の第2の
    デインタリーバが出力する信号系列に対し誤り訂正復号
    を行うステップと、 を有することを特徴とするOFDM信号伝送方法。
  33. 【請求項33】 N個の第1の誤り訂正符号器とN個の
    第1のインタリーバとN個のパイロット信号生成器N個
    のパイロット信号多重化器とN個のOFDM変調器とN
    本の送信アンテナとを有するOFDM信号送信装置と、
    N本の受信アンテナとN個の高速フーリエ変換器とサブ
    キャリア伝達係数行列演算器とキャンセルするサブキャ
    リア干渉キャンセラとN個の第1の復調器とN個の第1
    のデインタリーバとN個の第1の誤り訂正復号器とN個
    の第2の誤り訂正符号器とN個の第2のインタリーバと
    N個の再変調器とN個の遅延発生器とサブキャリア重み
    付け干渉キャンセラ(サブキャリア重み付け干渉キャン
    セラは、重み付け受信情報信号系列行列演算器と重み付
    け受信情報信号系列演算器と重み付けレプリカ生成行列
    演算器と重み付けレプリカ信号系列演算器と減算器とを
    有する。)とN個の第2の復調器とN個の第2のデイン
    タリーバとN個の第2の誤り訂正復号器とを有するOF
    DM信号受信装置と、を備えるOFDM信号伝送装置に
    おける、OFDM信号伝送方法であって、 前記N個の第1の誤り訂正符号器が、入力されたN系統
    (Nは2以上の整数)の送信情報信号系列のそれぞれに
    対して誤り訂正符号化を行うステップと、 前記N個の第1のインタリーバが、前記N個の第1の誤
    り訂正符号器が出力する信号系列に対してインタリーブ
    を行うステップと、 前記N個のパイロット信号生成器が、既知のパイロット
    信号系列を生成するステップと、 前記N個のパイロット信号多重化器が、前記N個の第1
    のインタリーバが出力する信号系列と前記N個のパイロ
    ット信号生成器が生成するN個の既知のパイロット信号
    系列とを多重化するステップと、 前記N個のOFDM変調器が、前記N個のパイロット信
    号多重化器が出力する信号系列に対して、変調と逆高速
    フーリエ変換とを行うステップと、 前記N本の送信アンテナが、前記N個のOFDM変調器
    が出力する信号系列(以下、OFDM変調器が出力する
    信号系列を「送信OFDM信号系列」という。)を同一
    周波数で送信するステップと、 前記N本の受信アンテナが、前記N本の送信アンテナか
    ら送信され空間において相互干渉した信号系列(以下、
    「受信OFDM信号系列」という。)を受信するステッ
    プと、 前記N個の高速フーリエ変換器が、前記N本の受信アン
    テナで受信された受信OFDM信号系列に対して高速フ
    ーリエ変換を行うステップと、 前記サブキャリア伝達係数行列演算器が、前記N個の高
    速フーリエ変換器が出力する信号系列に含まれる受信パ
    イロット信号系列を入力され、該受信パイロット信号の
    受信振幅および位相と、前記既知のパイロット信号の振
    幅および位相とを用いて、伝達係数行列(伝達係数行列
    は、前記各送信アンテナと前記各受信アンテナとの間の
    各サブキャリアの伝達係数を各要素とする。)と、その
    逆行列である伝達係数逆行列とを演算して記憶するステ
    ップと、 前記サブキャリア干渉キャンセラが、前記N個の高速フ
    ーリエ変換器が出力する各サブキャリアの信号系列と前
    記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブキ
    ャリアの伝達係数逆行列との積を演算し、前記各受信ア
    ンテナで受信きれた受信OFDM信号系列の前記相互干
    渉の成分をキャンセルするステップと、 前記N個の第1の復調器が、前記サブキャリア干渉キャ
    ンセラが出力するN系統の信号系列の復調を行うステッ
    プと、 前記N個の第1のデインタリーバが、前記N個の第1の
    復調器が出力する信号系列に対しデインタリーブを行う
    ステップと、 前記N個の第1の誤り訂正復号器が、前記N個の第1の
    デインタリーバが出力する信号系列に対し誤り訂正復号
    を行うステップと、 前記N個の第2の誤り訂正符号器が、前記N個の第1の
    誤り訂正復号器の出力に対し、第1の誤り訂正符号器と
    同一の誤り訂正符号化を行うステップと、 前記N個の第2のインタリーバが、前記N個の第2の誤
    り訂正符号器の出力に対し、第1のインタリーバと同一
    のインタリーブを行うステップと、 前記N個の再変調器が、前記N個の第2のインタリーバ
    が出力する信号系列に対して前記OFDM変調器におけ
    る変調と同一の変調方式で変調を行うステップと、 前記N個の遅延発生器が、前記N個の高速フーリエ変換
    器が出力する信号系列を入力され、該信号系列を、前記
    サブキャリア干渉キャンセラから前記再変調器までの処
    理時間遅延させて出力するステップと、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラが、前記N個
    の遅延発生器が出力するN系統の信号系列と前記N個の
    再変調器が出力するN系統の信号系列と前記サブキャリ
    ア伝達係数行列演算器が出力する伝達係数行列とを入力
    されるステップと、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラの重み付け受
    信情報信号系列行列演算器が、前記サブキャリア伝達係
    数行列演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列
    を用いて重み付け受信情報信号系列行列を演算するステ
    ップと、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラの重み付け受
    信情報信号系列演算器が、前記重み付け受信情報信号系
    列行列演算器が出力する重み付け受信情報信号系列行列
    と前記N個の遅延発生器が出力するN系統の信号系列と
    を用いて重み付け受信情報信号系列を演算するステップ
    と、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラの重み付けレ
    プリカ生成行列演算器が、前記サブキャリア伝達係数行
    列演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列を用
    いて、重み付けられたレプリカ(「レプリカ」とは、受
    信情報信号系列における前記相互干渉の成分の複製をい
    う。)を生成するための重み付けレプリカ生成行列を演
    算するステップと、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラの重み付けレ
    プリカ信号系列演算器が、前記重み付けレプリカ生成行
    列演算器が出力する重み付けレプリカ生成行列と前記N
    個の再変調器が出力する信号系列とを用いて重み付けレ
    プリカ信号系列を演算するステップと、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラの減算器が、
    前記重み付け受信情報信号系列演算器が出力する重み付
    け受信情報信号系列の値から、前記重み付けレプリカ信
    号系列演算器が出力する重み付けレプリカ信号系列の値
    を減算することにより、前記重み付けされた受信情報信
    号系列から重み付けされた相互干渉成分を除去するステ
    ップと、 前記N個の第2の復調器が、前記サブキャリア重み付け
    干渉キャンセラが出力するN系統の信号系列を復調する
    ステップと、 前記N個の第2のデインタリーバが、前記N個の第2の
    復調器が出力する信号系列に対しデインタリーブを行う
    ステップと、 前記N個の第2の誤り訂正復号器が、前記N個の第2の
    デインタリーバが出力する信号系列に対し誤り訂正復号
    を行うステップと、 を有することを特徴とするOFDM信号伝送方法。
  34. 【請求項34】 前記重み付け受信情報信号系列行列
    は、前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各
    サブキャリアの伝達係数行列の共役転置行列であり、 前記重み付けレプリカ生成行列は、前記サブキャリア伝
    達係数行列演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数
    行列と当該伝達係数行列の共役転置行列とを乗算した結
    果である行列に対して、非対角成分が全て同一で、か
    つ、対角成分が全て0である行列である、 ことを特徴とする請求項33に記載のOFDM信号伝送
    装置。
  35. 【請求項35】 N個の第1の誤り訂正符号器とN個の
    第1のインタリーバとN個のパイロット信号生成器N個
    のパイロット信号多重化器とN個のOFDM変調器とN
    本の送信アンテナとを有するOFDM信号送信装置と、 N本の受信アンテナとN個の高速フーリエ変換器とサブ
    キャリア伝達係数行列演算器とキャンセルするサブキャ
    リア干渉キャンセラとN個の第1の復調器とN個の第1
    のデインタリーバとN個の第1の誤り訂正復号器とN個
    の第2の誤り訂正符号器とN個の第2のインタリーバと
    N個の再変調器とN個の遅延発生器とサブキャリア重み
    付け干渉キャンセラ(サブキャリア重み付け干渉キャン
    セラは、受信情報信号行列演算器と再変調信号行列演算
    器とレプリカ信号行列演算器とレプリカ減算後信号行列
    を演算する減算器とレプリカ減算後重み付け行列演算器
    とレプリカ減算後重み付け信号系列演算器とを有す
    る。)とN個の第2の復調器とN個の第2のデインタリ
    ーバとN個の第2の誤り訂正復号器とを有するOFDM
    信号受信装置と、を備えるOFDM信号伝送装置におけ
    る、OFDM信号伝送方法であって、 前記N個の第1の誤り訂正符号器が、入力されたN系統
    (Nは2以上の整数)の送信情報信号系列のそれぞれに
    対して誤り訂正符号化を行うステップと、 前記N個の第1のインタリーバが、前記N個の第1の誤
    り訂正符号器が出力する信号系列に対してインタリーブ
    を行うステップと、 前記N個のパイロット信号生成器が、既知のパイロット
    信号系列を生成するステップと、 前記N個のパイロット信号多重化器が、前記N個の第1
    のインタリーバが出力する信号系列と前記N個のパイロ
    ット信号生成器が生成するN個の既知のパイロット信号
    系列とを多重化するステップと、 前記N個のOFDM変調器が、前記N個のパイロット信
    号多重化器が出力する信号系列に対して、変調と逆高速
    フーリエ変換とを行うステップと、 前記N本の送信アンテナが、前記N個のOFDM変調器
    が出力する信号系列(以下、OFDM変調器が出力する
    信号系列を「送信OFDM信号系列」という。)を同一
    周波数で送信するステップと、 前記N本の受信アンテナが、前記N本の送信アンテナか
    ら送信され空間において相互干渉した信号系列(以下、
    「受信OFDM信号系列」という。)を受信するステッ
    プと、 前記N個の高速フーリエ変換器が、前記N本の受信アン
    テナで受信された受信OFDM信号系列に対して高速フ
    ーリエ変換を行うステップと、 前記サブキャリア伝達係数行列演算器が、前記N個の高
    速フーリエ変換器が出力する信号系列に含まれる受信パ
    イロット信号系列を入力され、該受信パイロット信号の
    受信振幅および位相と、前記既知のパイロット信号の振
    幅および位相とを用いて、伝達係数行列(伝達係数行列
    は、前記各送信アンテナと前記各受信アンテナとの間の
    各サブキャリアの伝達係数を各要素とする。)と、その
    逆行列である伝達係数逆行列とを演算して記憶するステ
    ップと、 前記サブキャリア干渉キャンセラが、前記N個の高速フ
    ーリエ変換器が出力する各サブキャリアの信号系列と前
    記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブキ
    ャリアの伝達係数逆行列との積を演算し、前記各受信ア
    ンテナで受信きれた受信OFDM信号系列の前記相互干
    渉の成分をキャンセルするステップと、 前記N個の第1の復調器が、前記サブキャリア干渉キャ
    ンセラが出力するN系統の信号系列の復調を行うステッ
    プと、 前記N個の第1のデインタリーバが、前記N個の第1の
    復調器が出力する信号系列に対しデインタリーブを行う
    ステップと、 前記N個の第1の誤り訂正復号器が、前記N個の第1の
    デインタリーバが出力する信号系列に対し誤り訂正復号
    を行うステップと、 前記N個の第2の誤り訂正符号器が、前記N個の第1の
    誤り訂正復号器の出力に対し、第1の誤り訂正符号器と
    同一の誤り訂正符号化を行うステップと、 前記N個の第2のインタリーバが、前記N個の第2の誤
    り訂正符号器の出力に対し、第1のインタリーバと同一
    のインタリーブを行うステップと、 前記N個の再変調器が、前記N個の第2のインタリーバ
    が出力する信号系列に対して前記OFDM変調器におけ
    る変調と同一の変調方式で変調を行うステップと、 前記N個の遅延発生器が、前記N個の高速フーリエ変換
    器が出力する信号系列を入力され、該信号系列を、前記
    サブキャリア干渉キャンセラから前記再変調器までの処
    理時間遅延させて出力するステップと、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラが、前記N個
    の遅延発生器が出力するN系統の信号系列と前記N個の
    再変調器が出力するN系統の信号系列と前記サブキャリ
    ア伝達係数行列演算器が出力する伝達係数行列とを入力
    されるステップと、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラの受信情報信
    号行列演算器が、前記N個の遅延発生器が出力する信号
    系列を用いて受信情報信号行列を演算するステップと、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラの再変調信号
    行列演算器前記N個の再変調器が出力する信号系列を用
    いて再変調信号行列を演算するステップと、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラのレプリカ信
    号行列演算器が、前記再変調信号行列演算器が出力する
    再変調信号行列と前記サブキャリア伝達係数行列演算器
    が出力する各サブキャリアの伝達係数行列とを用いて、
    重み付けられたレプリカ(「レプリカ」とは、受信情報
    信号系列における前記相互干渉の成分の複製をいう。)
    を生成するためのレプリカ信号行列を演算するステップ
    と、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラの減算器が、
    前記受信情報信号行列演算器が出力する受信情報信号行
    列から、前記レプリカ信号行列演算器が出力するレプリ
    カ信号行列を減算することにより、受信情報信号行列か
    ら前記相互干渉の成分が除去されたレプリカ減算後信号
    行列を演算するステップと、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラのレプリカ減
    算後重み付け行列演算器が、前記サブキャリア伝達係数
    行列演算器が出力する各サブキャリアの伝達係数行列を
    用いてレプリカ減算後重み付け行列を演算するステップ
    と、 前記サブキャリア重み付け干渉キャンセラのレプリカ減
    算後重み付け信号系列演算器が、前記レプリカ減算後重
    み付け行列演算器が出力するレプリカ減算後重み付け行
    列と前記減算器が出力するレプリカ減算後信号行列とを
    用いてレプリカ減算後重み付け信号系列を出力するステ
    ップと、 前記N個の第2の復調器が、前記サブキャリア重み付け
    干渉キャンセラが出力するN系統の信号系列を復調する
    ステップと、 前記N個の第2のデインタリーバが、前記N個の第2の
    復調器が出力する信号系列に対しデインタリーブを行う
    ステップと、 前記N個の第2の誤り訂正復号器が、前記N個の第2の
    デインタリーバが出力する信号系列に対し誤り訂正復号
    を行うステップと、を有することを特徴とするOFDM
    信号伝送方法。
  36. 【請求項36】 前記レプリカ減算後重み付け行列は、
    前記サブキャリア伝達係数行列演算器が出力する各サブ
    キャリアの伝達係数行列の共役転置行列であることを特
    徴とする請求項35に記載のOFDM信号伝送装置。
  37. 【請求項37】 前記第1の誤り訂正符号器および前記
    第2の誤り訂正符号器の符号化方式は、ともに同一の畳
    込み符号化であり、 前記第1の誤り訂正復号器の復号化方式は、閾値復号で
    あり、 前記第2の誤り訂正復号器の復号化方式は、最尤復号で
    ある、 ことを特徴とする請求項32〜請求項36までのいずれ
    か1項に記載のOFDM信号伝送方法。
  38. 【請求項38】 前記第1の誤り訂正符号器および前記
    第2の誤り訂正符号器の符号化方式は、ともに同一の畳
    込み符号化であり、 前記第1の誤り訂正復号器の復号化方式は、前記第2の
    誤り訂正復号器よりもパスメモリ長が短いビタビ復号で
    あり、 前記第2の誤り訂正復号器の復号化方式は、前記第1の
    誤り訂正復号器よりもパスメモリ長が長いビタビ復号で
    ある、 ことを特徴とする請求項32〜請求項36までのいずれ
    か1項に記載のOFDM信号伝送方法。
  39. 【請求項39】 前記第1の誤り訂正符号器および前記
    第2の誤り訂正符号器の符号化方式は、ともに同一のタ
    ーボ符号化であり、 前記第1の誤り訂正復号器の復号化方式は、前記第2の
    誤り訂正復号器よりも繰り返し復号処理回数が少ないタ
    ーボ復号であり、 前記第2の誤り訂正復号器の復号化方式は、前記第1の
    誤り訂正復号器よりも繰り返し復号処理回数が多いター
    ボ復号である、 ことを特徴とする請求項32〜請求項36までのいずれ
    か1項に記載のOFDM信号伝送方法。
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