JP5851280B2 - 無線受信装置、無線通信装置および無線受信方法 - Google Patents

無線受信装置、無線通信装置および無線受信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5851280B2
JP5851280B2 JP2012042166A JP2012042166A JP5851280B2 JP 5851280 B2 JP5851280 B2 JP 5851280B2 JP 2012042166 A JP2012042166 A JP 2012042166A JP 2012042166 A JP2012042166 A JP 2012042166A JP 5851280 B2 JP5851280 B2 JP 5851280B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
transmission
sequence
priority data
interference component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012042166A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013179471A (ja
Inventor
章範 大橋
章範 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2012042166A priority Critical patent/JP5851280B2/ja
Publication of JP2013179471A publication Critical patent/JP2013179471A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5851280B2 publication Critical patent/JP5851280B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Description

本発明は、MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)システムに関するものであり、特に、個別に優先度(もしくは重要度)が設定された複数のデータストリームを多重伝送する無線送信装置、無線受信装置、無線通信装置、信号送信方法および無線受信方法に関する。
個別に優先度が設定された複数のデータストリームを多重伝送する従来のシステムとして、特許文献1に記載の無線通信システムが存在する。
特許文献1に記載の無線通信システムは、空間・時間符号化とMIMOシステムを組み合わせたものであり、このシステムにおける送信側の処理および受信側の処理を簡単に説明すると、以下の通りである。
送信側においては、全てのユーザが受信可能なレートで送信する基本ストリーム(以下、高優先度データと呼ぶ)、およびチャネル状態のよい一部のユーザが受信可能なレートで送信する拡張ストリーム(以下、低優先度データと呼ぶ)のそれぞれに対して、誤り訂正符号化処理、インターリーバ処理、マッピング処理を実施することで、シンボルデータを生成する。そして、高優先度データに対応するシンボルデータおよび低優先度データに対応するシンボルデータそれぞれに対して、空間・時間符号化処理を行う。ここでの空間・時間符号化処理とは、空間時間ブロック符号化(STBC:Space Time Block Codes)、もしくは空間多重化処理を意味する。さらに、空間・時間符号化処理を行った後の高優先度データおよび低優先度データのシンボルデータに対して結合処理を実施し、各送信アンテナに対する送信データを生成する。ここでの結合処理は、時分割多重(TDM:Time Division Multiplexing)、もしくは、重ね合わせ処理を意味しており、高優先度データと低優先度データを送信アンテナ単位で結合するための処理である。この結合処理におけるTDMは高優先度データと低優先データをそれぞれ異なるタイムスロットに割り当てるものであり、重ね合わせ処理は、高優先度データと低優先度データそれぞれに対して、重み付け係数を乗算した後、多重化するものである。
一方、受信側においては、複数の受信アンテナにて受信した受信データをもとに、送信側で使用した結合処理に応じて高優先度データのシンボルデータと低優先度データのシンボルデータを復元する。そして、復元した高優先度データのシンボルデータと低優先度データのシンボルデータそれぞれに対して、送信側で使用した空間・時間符号化処理に応じた空間・時間復号化処理を行い、さらに、デマッピング処理、デインターリーバ処理、誤り訂正復号化処理を実施して高優先度データと低優先度データを復調する。
このように、特許文献1に記載の無線通信システムでは、高優先度データと低優先度データに対して、それぞれ独立に空間・時間符号化処理を適用することにより、高優先度データと低優先度データでそれぞれ異なる誤り率性能、スループット性能が得られるという意味で、不均一データの送受信を実現している。つまり、送信側で用いる空間・時間符号化処理において、空間時間ブロック符号化処理を選択するか、空間多重処理を選択するかで誤り率性能、スループット性能が変化することを利用している。
特許第4509116号公報
上記従来の無線通信システムでは、MIMOシステムを前提に、高優先度データと低優先度データに対してそれぞれ独立に空間・時間符号化処理を適用することで、不均一データ送受信を実現している。また、従来の無線通信システムでは、空間・時間符号化処理を、空間時間ブロック符号化もしくは空間多重と限定している。一般に、空間時間ブロック符号化は、時間的に連続する2つのシンボルに直交性を持たせるように符号化処理をするため、高速移動環境のような時間選択性が強いフェージング環境においては上記の直交性が崩れ、復調性能の劣化が発生する。また、従来の無線通信システムにおいて、高優先度データに空間時間ブロック符号化、低優先度データに空間多重を適用した場合について考えると、受信側で高優先度データを復調する際、受信データに含まれる低優先度データは干渉成分となり、高優先度データの復調性能の劣化要因となる。そのため、高優先度データを復調する際に、低優先度データによる干渉成分を除去することが望まれる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、MIMOシステムにおいて、優先度の異なる複数のデータが多重された信号の復調性能を向上させることが可能な無線送信装置、無線受信装置、無線通信装置、信号送信方法および無線受信方法を得ることを目的とする。
また、時間選択性が強いフェージング環境における復調性能を向上させることが可能な無線送信装置、無線受信装置、無線通信装置、信号送信方法および無線受信方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の送信アンテナを備え、優先度の異なる複数のデータ系列を多重送信する無線送信装置であって、最も優先度が高いデータ系列をコピーして前記複数の送信アンテナと同数の高優先度データ系列を生成するとともに、前記複数の送信アンテナに割り当てるコピー手段と、前記最も優先度が高いデータ系列以外の低優先度データ系列を分割して前記複数の送信アンテナと同数の分割後低優先度データ系列を生成するとともに、前記複数の送信アンテナに割り当てる分割手段と、同じ送信アンテナに割り当てられた高優先度データ系列および分割後低優先度データ系列の組の各々に対して階層変調を行い、前記複数の送信アンテナと同数の送信系列を生成する送信系列生成手段と、前記送信系列の各々に対して空間周波数ブロック符号化を行う空間周波数ブロック符号化手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、受信側での高優先度データの復調性能を向上させることが可能な無線送信装置を実現でき、高性能な無線通信システムを実現できるという効果を奏する。
また、時間選択性が強いフェージング環境における復調性能を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1の無線送信装置の構成例を示す図である。 図2は、実施の形態1の無線受信装置の構成例を示す図である。 図3は、階層変調のマッピング例を示す図である。 図4は、実施の形態2の無線送信装置の構成例を示す図である。 図5は、実施の形態3の無線受信装置の構成例を示す図である。 図6は、干渉除去部の構成例を示す図である。 図7は、実施の形態4の無線受信装置の構成例を示す図である。 図8は、空間周波数ブロック復号化部の構成例を示す図である。 図9は、空間周波数ブロック復号化部の構成例を示す図である。 図10は、実施の形態5の無線受信装置の構成例を示す図である。 図11は、実施の形態6の無線受信装置の構成例を示す図である。
以下に、本発明にかかる無線送信装置、無線送受信装置、無線送信方法および無線送受信方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる無線通信装置が備えている無線送信装置(以下、送信装置とする)の実施の形態1の構成例を示す図であり、図2は、本発明にかかる無線通信装置が備えている無線受信装置(以下、受信装置とする)の実施の形態1の構成例を示す図である。なお、無線通信装置は、通常、図1に示した送信装置および図2に示した受信装置を備えた構成となっている。
本実施の形態においては、図1に示した送信装置を備えた無線通信装置から図2に示した受信装置を備えている無線通信装置に対して複数種類のデータ(優先度が個別に設定された複数のデータストリーム)を伝送する場合の例を説明する。具体的には、優先度の高い順にストリーム#1〜#Nの合計N個のデータストリームが存在し、図1,図2に示したような、送信アンテナ数がNt,送信アンテナ数がNrのMIMO構成となる場合の例を説明する。
図1に示した送信装置は、誤り訂正符号化部101〜10N、インターリーバ111〜11N、コピー部12、分割部131〜13N-1、シンボルマッピング部141〜14Nt、空間周波数ブロック符号化部15、周波数時間変換部16および複数(Nt本)の送信アンテナ17を備えている。
誤り訂正符号化部101,…,10Nは、それぞれ、ストリーム#1,…,#Nに対する誤り訂正符号化処理を行う。インターリーバ111,…,11Nは、それぞれ、ストリーム#1,…,#Nに対応する誤り訂正符号化系列(誤り訂正符号化部101,…,10Nから出力された系列)をインターリーブする。コピー部12は、各送信アンテナ17から同一のデータを送信するために、ストリーム#1に対するインターリーブ処理後のデータ系列を送信アンテナ数分コピーし、各データ系列をシンボルマッピング部141,…,14Ntへ出力する。分割部131,…,13N-1は、それぞれ、ストリーム#2,…,#Nのインターリーブ処理後のデータ系列を送信アンテナ分割り振るために分割し、各データ系列をシンボルマッピング部141,…,14Ntへ出力する。シンボルマッピング部141,…,14Ntは、コピー部12および分割部131,…,13N-1からそれぞれ入力されたストリーム#1,…,#Nのデータ系列を、各ストリームの優先度に合わせて、階層変調によるマッピング処理を行う。空間周波数ブロック符号化部15は、階層変調後のマッピング系列に対して空間周波数ブロック符号化処理を行う。周波数時間変換部16は、空間周波数ブロック符号化処理後のデータ系列が周波数領域のデータであるため、周波数領域から時間領域に変換する。
図2に示した受信装置は、誤り訂正復号化部201〜20N、デインターリーバ211〜21N、デマッピング部221〜22N、空間周波数ブロック復号化部23、MIMO等化部24、伝送路推定部25、時間周波数変換部26および複数(Nr本)の受信アンテナ27を備えている。
時間周波数変換部26は、時間領域の受信データ系列を周波数領域に変換する。伝送路推定部25は、周波数領域の受信データ系列(時間周波数変換部26から出力された系列)から伝搬路を推定する。空間周波数ブロック復号化部231は、周波数領域の受信データ系列および伝送路推定値(伝送路推定部25における伝送路推定結果)を用いて空間周波数ブロック復号化処理を行い、ストリーム#1のシンボルデータを復調する。MIMO等化部24は、周波数領域の受信データ系列および伝送路推定値を用いた等化処理により、空間多重されたストリーム#2〜#Nのシンボルデータを復調する。デマッピング部221,…,22Nは、それぞれ、ストリーム#1,…,#Nの復調されたシンボルデータに対してデマッピング処理を行い、ビット当たりの尤度情報を生成する。デインターリーバ211,…,21Nは、それぞれ、ストリーム#1,…,#Nのビット当たりの尤度情報(デマッピング部221,…,22Nからの出力)をデインターリーブする。誤り訂正復号化部201〜20Nは、それぞれ、ストリーム#1,…,#Nに対応する、デインターリーブ後の尤度情報を用いて、誤り訂正復号処理を行う。
以下、図1および図2に示した送信装置および受信装置において特徴的な処理を行う特有の構成要素に関して、具体的な構成および動作を詳しく説明する。なお、本実施の形態、および後述する各実施の形態では、説明を容易にするために、データストリーム数N=2,送信アンテナ数Nt=2,受信アンテナ数Nr=2として説明を行う。ただし、本発明はこのデータストリーム数とアンテナ数の組み合わせに限定されるものではない。なお、2本の送信アンテナを区別する場合、いずれか一方を送信アンテナ#1、他方を送信アンテナ#2として説明を行う。受信アンテナも同様に、受信アンテナ#1、受信アンテナ#2として区別する。
<コピー部12>
コピー部12は、優先度が最も高いストリーム#1のインターリーブ処理後のデータ系列{xH}に対して、送信アンテナ数分、つまりNt=2個分のコピーを生成する。ここでは、コピーしたストリーム#1の情報ビット系列を{x1H},{x2H}とする。データ系列{xH}=q1,q2,q3,…,qKとしたとき、{x1H},{x2H}は以下の式(1)で表される。なお、式(1)において、Kはストリーム#1のデータ系列長である。
Figure 0005851280
<分割部131
分割部131は、ストリーム#2のインターリーブ処理後のデータ系列{xL}を、送信アンテナの数に応じて分割する。ここでは、Nt=2の場合を想定しているため、データ系列{xL}を2つに分割する。インターリーブ処理後のデータ系列を{xL}=a1,a2,a3,…,aJとした場合、分割処理後のデータ系列{x1L},{x2L}は以下の式(2)により表される。なお、式(2)において、Jはストリーム#2のデータ系列長である。また、式(2)で表した分割処理は一例であり、この分割処理に限定されるものではない。
Figure 0005851280
<シンボルマッピング部141,142
シンボルマッピング部141は、ストリーム#1のデータ系列{x1H}とストリーム#2のデータ系列{x1L}を、一方、シンボルマッピング部142は、ストリーム#1のデータ系列{x2H}とストリーム#2のデータ系列{x2L}を用いて、階層変調によるシンボルマッピング処理をそれぞれ実施する。これらのシンボルマッピング部141および142は、例えば、優先度の高いストリーム#1のデータ系列に対してはQPSK、優先度の低いストリーム#2のデータ系列に対しては16QAMを適用し、QPSK+16QAM(=64QAM)の階層変調となるシンボルマッピングを実施する。図3にQPSK+16QAM(=64QAM)の階層変調の一例を示す。QPSK+16QAM(=64QAM)の階層変調のマッピングは、QPSKの2bit分のデータと16QAMの4bit分のデータを合わせた6bitのデータにより、シンボルデータを生成する。図3では、まずQPSKの2bit分のデータから、黒丸の信号点を決定する。QPSKの2bitには優先度の高いストリーム#1のデータを割り当てる。次に、16QAMの4bit分のデータを使用して、黒丸の信号点を中心に形成される16QAMの白丸の信号点1点を決定する。16QAMの4bitには優先度の低いストリーム#2のデータを割り当てる。これにより決定される白丸の信号点は最終的には64QAMの信号点配置となり、上位2bitがストリーム#1のデータ、下位4bitがストリーム#2のデータとなる。
図3に示した階層変調を適用する場合、シンボルマッピング部141にて生成されるシンボルデータを{y1}=b1,1,b1,2,b1,3,…,b1,Kとし、シンボルマッピング部142にて生成されるシンボルデータを{y2}=b2,1,b2,2,b2,3,…,b2,Kとすると、これらは以下の式(3)により算出される。式(3)において、nは1≦n≦Kの範囲の整数、Kはシンボルデータ長である。また、map_64QAM()は、図3の64QAMの信号点にマッピングする関数である。
Figure 0005851280
<空間周波数ブロック符号化部15>
空間周波数ブロック符号化部15は、シンボルマッピンング部141,142にて生成されたシンボルデータ{y1},{y2}に対して、空間周波数ブロック符号化処理を行う。以下、空間周波数ブロック符号化の具体的な処理について説明する。
シンボルデータを{y1}=b1,1,b1,2,b1,3,…,b1,K,{y2}=b2,1,b2,2,b2,3,…,b2,Kとすると、空間周波数ブロック符号化処理後のシンボルデータ{z1}=c1,1,c1,2,c1,3,…,c1,K,{z2}=c2,1,c2,2,c2,3,…,c2,Kは以下の式(4)により算出される。式(4)において、nは1≦n≦K/2の範囲の整数、Kはシンボルデータ長である。*は複素共役を示す。空間周波数ブロック符号化処理後のシンボルデータ{z1}は2本の送信アンテナ17のうちの一方(送信アンテナ#1とする)から送信する送信データ、{z2}はもう一方の送信アンテナ#2から送信する送信データとなる。
Figure 0005851280
<空間周波数ブロック復号化部23>
空間周波数ブロック復号化部23は、時間周波数変換部26で周波数領域に変換された受信アンテナ#1の受信データ系列{f1}および受信アンテナ#2の受信データ系列{f2}と、伝送路推定部25における伝送路推定結果である伝送路推定値{g11},{g12},{g21},{g22}とを用いて空間周波数ブロック復号を行う。受信アンテナ#1の受信データ系列を{f1}=r1,1,r1,2,r1,3,…,r1,Kとし、受信アンテナ#2の受信データ系列を{f2}=r2,1,r2,2,r2,3,…,r2,Kとし、また、伝送路推定値を{g11}=h11,1,h11,2,h11,3,…,h11,K/2,{g12}=h12,1,h12,2,h12,3,…,h12,K/2,{g21}=h21,1,h21,2,h21,3,…,h21,K/2,{g22}=h22,1,h22,2,h22,3,…,h22,K/2とした場合、空間周波数ブロック復号化処理後の復調データ系列{tH}=s1,s2,s3,…,sKは以下の式(5)により求められる。式(5)において、nは1≦n≦K/2の範囲の整数、Kはシンボルデータ長である。*は複素共役を示す。
Figure 0005851280
<MIMO等化部24>
MIMO等化部24は、受信データ系列{f1},{f2}に対して、MIMO等化技術(ゼロフォーシング(Zero Forcing)方式、最小平均2乗誤差(Minimum Mean Square Error)方式、等)を用いることにより、空間周波数ブロック復号化部23とは別に、Nt=2本の送信アンテナから送信された送信シンボルを復元する。ここで、MIMO等化処理により復元された系列として、送信アンテナ#1に対応する系列を{u1}=p1,1,p1,2,p1,3,…,p1,Kとし、一方、送信アンテナ#2に対応する系列を{u2}=p2,1,p2,2,p2,3,…,p2,Kとする。
<デマッピング部221
デマッピング部221は、空間周波数ブロック復号化処理後の復調データ系列{tH}に対してデマッピング処理を行い、ストリーム#1の各ビットの尤度情報を生成する。
<デマッピング部222
デマッピング部222は、MIMO等化処理後の復元データ系列{u1},{u2}に対してデマッピング処理を行い、ストリーム#2の各ビットの尤度情報を生成する。
このように、本実施の形態において、受信装置とともに無線通信システムを構成している送信装置は、まず、優先度の高いストリーム#1のデータ系列をコピーして送信アンテナ数と同数のデータ系列(高優先度データ系列)を生成するとともに、優先度の低いストリーム#2のデータ系列を分割して送信アンテナ数と同数のデータ系列(低優先度データ系列)を生成し、次に、高優先度データ系列と低優先度データ系列を組み合わせて諧調変調を行い、その結果として得られたシンボルデータを空間周波数ブロック符号化して各送信アンテナから送信することとした。これにより、優先度の高いストリーム#1のデータ系列に対してのみ、空間周波数ブロック符号を適用することができ、高速移動環境のような時間選択性の強いフェージング環境でも空間周波数ブロック符号の直交性が崩れることがないので、受信装置はストリーム#1を高精度に復調できる。
また、階層変調したシンボルデータに対して空間周波数ブロック符号化を適用する構成としたので、これまで階層変調のみ実装していた無線通信システムに対して後段に空間周波数ブロック符号化処理を適用することで、容易に優先度の高いストリーム#1に対して空間周波数ブロック符号を適用できる。受信装置側においても、ストリーム#1とストリーム#2の復調処理が個別に存在するため、空間周波数ブロック復号処理を追加することで対応可能となる。
実施の形態2.
実施の形態1では、階層変調後のシンボルデータに対して空間周波数ブロック符号化処理を実施することで、優先度の高いストリーム#1に対してのみ空間周波数ブロック符号を適用する構成とした。これは、これまで階層変調のみを実装していたシステムに対して階層変調によるシンボルマッピングの後段に空間周波数ブロック符号を適用することで、容易にストリーム#1に対して空間周波数ブロック符号化を適用可能にしたものである。
これに対して、本実施の形態では、階層変調前に各ストリーム個別にシンボルデータを生成し、空間周波数ブロック符号を適用したいストリームに対して個別に空間周波数ブロック符号化処理を実施し、最後に各ストリームのシンボルデータを合成することで階層変調を行う。この構成を適用することにより、これまで階層変調を実装していなかったシステムに対して、各ストリームのシンボルデータを生成すまでの回路を利用し、以降に空間周波数ブロック符号化を適用し、さらにシンボルデータの合成による階層変調を行うことで、特定のデータストリームに対して空間周波数ブロック符号を適用する。本実施の形態によれば、実施の形態1と比較して追加する回路規模を抑えることができる。
図4は、実施の形態2の送信装置の構成例を示す図である。図4においては、実施の形態1の送信装置と同じ構成要素に同一の符号を付している(図1参照)。図4に示したように、本実施の形態の送信装置は、実施の形態1の送信装置が備えていたシンボルマッピング部141〜14Ntをストリーム数Nと同数のシンボルマッピング部14a1〜14aNに置き換え、さらに、シンボルマッピング部14a2〜14aNの後段に重み付け部181〜18N-1を、空間周波数ブロック符号化部15および重み付け部181〜18N-1の後段には送信アンテナ数Ntと同数の合成部191〜19Ntをそれぞれ追加した構成となっている。シンボルマッピング部14a1〜14aNでは、入力されたデータ系列に対し、変調方式に応じたマッピング処理を行う。例えば、優先度の高いデータ系列に対応するシンボルマッピング部14a1は、QPSKに対応したマッピングを行い、優先度の低い高いデータ系列に対応するシンボルマッピング部14a2〜14aNは、16QAMに対応したマッピングを行う。
以下では、本実施の形態に特有の構成要素、具体的には、重み付け部181〜18N-1および合成部191〜19Ntについて詳しく説明する。実施の形態1と同様に、データストリーム数N=2,送信アンテナ数Nt=2,受信アンテナ数Nr=2として説明を行う。
<重み付け部181
重み付け部181は、ストリーム#2のシンボルマッピング処理後のシンボルデータ{d1L},{d2L}に対して、重み付け係数αを乗算する。重み付け係数αは、後段の合成部191および192においてストリーム#1の空間周波数ブロック符号化後のシンボルデータ{e1H},{e2H}と重み付け部181にて重み付けされたシンボルデータ{e1L},{e2L}を合成したときに所望の信号電力となるようにするための係数である。
<合成部191,192
合成部191は、空間周波数ブロック符号化後のシンボルデータ{e1H}と重み付け部181にて重み付けされたシンボルデータ{e1L}を加算し、合成部192は、空間周波数ブロック符号化後のシンボルデータ{e2H}と重み付け部181にて重み付けされたシンボルデータ{e2L}を加算する。合成部191にて生成されたシンボルデータは2本の送信アンテナ17のうちの一方(送信アンテナ#1)から送信する送信データ、合成部192にて生成されたシンボルデータはもう一方の送信アンテナ#2から送信する送信データとなる。
このように、本実施の形態において、受信装置とともに無線通信システムを構成している送信装置は、まず、優先度の高いストリーム#1のデータ系列をコピーして送信アンテナ数と同数のデータ系列(高優先度データ系列)を生成し、各高優先度データ系列を変調してから空間周波数ブロック符号化するとともに、優先度の低いストリーム#2のデータ系列を分割して送信アンテナ数と同数のデータ系列(低優先度データ系列)を生成し、各低優先度データ系列の変調および信号電力の調整を行い、次に、高優先度データ系列に対応するシンボルデータと低優先度データ系列に対応するシンボルデータを合成して各送信アンテナから送信することとした。これにより、階層変調を実装していなかったシステムにおいても、優先度の高いストリーム#1のデータ系列に対してのみ、空間周波数ブロック符号を適用することがでる。よって、実施の形態1と同様に、受信装置はストリーム#1を高精度に復調できる。また、実施の形態1の送信装置と比較して追加する回路規模を抑えることができる。
実施の形態3.
実施の形態1,2では、優先度の高いストリーム#1に対して空間周波数ブロック符号化を適用しており、このとき、優先度の低いストリーム#2のデータはストリーム#1にとって干渉成分となる。実施の形態1,2の受信装置では、ストリーム#1の復調処理において干渉成分であるストリーム#2のデータを除去しておらず、復調性能の劣化を引き起こす原因になる可能性がある。そこで、本実施の形態の受信装置は、復調性能を向上させる目的で、ストリーム#1の復調処理の前に、干渉成分となるストリーム#2のデータを除去するための手段を備えるようにしている。
図5は、実施の形態3の受信装置の構成例を示す図である。図5においては、実施の形態1の受信装置と同じ構成要素に同一の符号を付している(図2参照)。図5に示したように、本実施の形態の受信装置は、実施の形態1の受信装置が備えていたデマッピング部221および空間周波数ブロック復号化部23をデマッピング部22b1および空間周波数ブロック復号化部23bに置き換え、さらに、空間周波数ブロック復号化部23bの前段に干渉除去部28を追加した構成となっている。
以下では、本実施の形態に特有の構成要素、具体的には、デマッピング部22b1、空間周波数ブロック復号化部23bおよび干渉除去部28について詳しく説明する。実施の形態1と同様に、データストリーム数N=2,送信アンテナ数Nt=2,受信アンテナ数Nr=2として説明を行う。
<干渉除去部28>
干渉除去部28は、干渉成分となるストリーム#2のデータを時間周波数変換された受信データ{s1},{s2}に対して除去する処理を行う。
図6は、干渉除去部28の構成例を示す図である。図示したように、干渉除去部28は、干渉成分パターン生成部281、干渉成分生成部282および干渉成分除去部283を備えている。受信信号から干渉成分を除去するための処理ブロックである干渉成分生成部282および干渉成分除去部283については複数備えている。干渉成分生成部282および干渉成分除去部283の数は、干渉成分パターン生成部281で生成される干渉成分パターンの数(Vパターンとする)と一致している。以下、各構成要素を説明する。
[干渉成分パターン生成部281]
干渉成分パターン生成部281は、ストリーム#2のデータが干渉成分となることから、ストリーム#2に対して想定できる全パターンのデータを生成する。ここで、ストリーム#2のデータに2M値QAMのマッピングが適用されているとした場合、1シンボルにはストリーム#2のデータがMビット割り当てられている。そのため、ストリーム#2のデータに対して想定できる全パターンは(0,0,0,0),(0,0,0,1),…,(1,1,1,1)の合計2Mパターンとなる。ここで、空間周波数ブロック復号処理について考える。実施の形態1で使用した式(5)に示したように、空間周波数ブロック復号処理では受信アンテナ数(=2本)分の受信データを2セット分使用して、復調処理を行う。例えば、空間周波数ブロック復号処理に使用する2セットの受信データとして、1セット目の受信アンテナ#1に対応する受信データをq1、1セット目の受信アンテナ#2に対応する受信データをq2、2セット目の受信アンテナ#1に対応する受信データをq3、2セット目の受信アンテナ#2に対応する受信データをq4とした場合、各受信データは以下の式(6)で表すことができる。
Figure 0005851280
式(6)において、h1は送信アンテナ#1と受信アンテナ#1の間の伝送路値、h2は送信アンテナ#1と受信アンテナ#2の間の伝送路値、h3は送信アンテナ#2と受信アンテナ#1の間の伝送路値、h4は送信アンテナ#2と受信アンテナ#2の間の伝送路値である。また、式(6)では空間周波数ブロック復号処理に使用する受信データ2セット分について、送受信アンテナ間にて同一の伝送路値を受けた(伝送路の変動がない)ものとしている。また、d1,d2はストリーム#1に対する送信シンボルであり、k1〜k4はストリーム#2に対する送信シンボルであり、n1〜n4は雑音を表している。式(6)に含まれているk1〜k4が干渉成分であるため、ストリーム#2に対する送信シンボルに対して合計4パターン存在することになる。先に示した通り、ストリーム#2の1シンボル当たりのデータパターンは合計2Mパターンある。このことから、k1〜k4の4パターンが必要となるため、空間周波数ブロック復号処理をするために必要な干渉成分のパターンは合計24M(=V)パターンとなる。よって、干渉成分パターン生成281は、合計24M(=V)パターンのk1〜k4のデータ(干渉成分パターン)を生成する。
[干渉成分生成部282]
干渉成分生成部282は、干渉成分パターン生成部281で生成されたk1〜k4のデータと伝送路推定値h1’〜h4’を用いて干渉成分を生成する。上記の式(6)より、干渉成分m1〜m4は以下の式(7)により求められる。式(7)において、伝送路推定値h1’〜h4’はそれぞれ、伝送路値h1〜h4に対する推定値である。
Figure 0005851280
[干渉成分除去部283]
干渉成分除去部283は、干渉成分生成部282で生成された干渉成分m1〜m4を用いて、受信データq1〜q4から干渉成分を除去する。干渉成分除去後の受信データo1〜o4は以下の式(8)により求められる。式(8)に従って求められる受信データo1〜o4は合計Vパターンとなる。
Figure 0005851280
<空間周波数ブロック復号化部23b>
空間周波数ブロック復号化部23bは、干渉除去部28(干渉成分除去部283)の出力である干渉成分除去後の受信データo1〜o4を用いて、空間ブロック復号化処理を行う。上述したように受信データo1〜o4は合計Vパターン分あるため、空間ブロック復号化処理もVパターン分実施する。
<デマッピング部22b1
デマッピング部22b1は、空間周波数ブロック復号化部23bにて復調されたVパターン分の復調データの中から、理想信号点に最も近い復調データを選択する。例えば、ストリーム#1が図3のようなQPSKにマッピングされている場合、QPSKの理想信号点(図3の黒丸)に最も近い復調データを選択する。選択した復調データに対して、デマッピング処理を行い、ビット当たりの尤度情報を生成する。
このように、本実施の形態の受信装置は、ストリーム#1の受信データに対して復号処理を行う前に、干渉成分となるストリーム#2の全てのデータパターンを生成して受信データから除去する干渉除去部を備え、干渉成分除去後の各受信データを空間周波数ブロック復号して理想信号点に最も近い復調データに対してデマッピングを行うようにしたので、ストリーム#1に対する復調性能を向上できる。
なお、上記実施の形態は空間時間ブロック符号にも適用可能である。この場合、図4における空間周波数ブロック符号化部を空間時間ブロック符号化部に、さらに図5における空間周波数ブロック復号化部を空間時間ブロック復号化部に変更する。そして、空間時間ブロック符号を適用する場合においては、周波数方向に連続する2つのシンボル間で直交性を持たせるように符号化処理を行うことから、マルチパス環境のような周波数選択性の強いフェージング環境でも優れた復調性能が得られるという効果がある。
実施の形態4.
実施の形態3では、優先度の低いストリーム#2の変調多値数に応じて、非常に多くのパターンの数で空間周波数ブロック復号化処理を実施する必要があり、回路規模が非常に大きくなるという問題がある。これに対して、本実施の形態では、実施の形態3で実施した空間周波数ブロック復号化処理のパターン数を減らし、回路規模を小さい構成でストリーム#2により干渉成分を除去する。
図7は実施の形態4の受信装置の構成例を示す図である。図7においては、実施の形態1の受信装置と同じ構成要素に同一の符号を付している(図2参照)。図7に示したように、本実施の形態では、M回のステップに分けて受信データから干渉除去を行い、ステップごとに候補となるパターンを選択する。本実施の形態の受信装置は、実施の形態1の受信装置が備えていた空間周波数ブロック復号化部23をM個の空間周波数ブロック復号化部291〜29Mに置き換えた構成となっている。
以下では、本実施の形態に特有の構成要素、すなわち、空間周波数ブロック復号化部291〜29Mについて詳しく説明する。実施の形態1と同様に、データストリーム数N=2,送信アンテナ数Nt=2,受信アンテナ数Nr=2として説明を行う。
<空間周波数ブロック復号化部(干渉除去)29M
空間周波数ブロック復号化部29Mは、時間周波数変換部26から入力された受信データに対して、干渉除去および空間周波数ブロック復号処理を行う(なお、1<Mとする)。図8は、空間周波数ブロック復号化部29Mの構成例を示す図である。図示したように、空間周波数ブロック復号化部29Mは、干渉成分パターン生成部291、干渉成分生成部292、干渉成分除去部293、空間周波数ブロック復号化部294、干渉成分パターン判定部295および受信データ選択部296を備えている。受信信号から干渉成分を除去して空間周波数ブロック復号を行う処理ブロックである干渉成分生成部292、干渉成分除去部293および空間周波数ブロック復号化部294については複数備えている。以下、各構成要素を説明する。
[干渉成分パターン生成部291]
干渉成分パターン生成部291は、ストリーム#2による干渉成分の一部分を生成する。すなわち、ストリーム#2のデータパターンの一部分を生成する。ここで、ストリーム#2が2M値のQAM変調されている場合について考える。2M値QAMの信号点は、2値QAMの信号点がM多重されて生成される。このことを利用し、干渉成分パターン生成部291では、M多重されている2値QAMの信号点のうち、1多重分の信号点分の干渉成分を生成する。これにより、1多重分の2値QAMの信号点は、2ビット分に相当するため、生成されるパターン数は(0,0),(0,1),(1,0),(1,1)の合計4パターンとなる。また、上記の式(6)のとおり、k1〜k4の4パターンのストリーム#2のデータが存在することから、生成される干渉成分パターンは44(=L)パターンとなる。干渉成分パターン生成部291は、式(6)のk1〜k4の一部分に相当するため、生成される干渉成分パターンをk1’〜k4’とする。
[干渉成分生成部292]
干渉成分生成部292は、干渉成分パターン生成部291で生成された干渉成分パターンk1’〜k4’と伝送路推定値h1’〜h4’を用いて干渉成分を生成する。上記の式(6)より、干渉成分m1’〜m4’は以下の式(9)により求められる。
Figure 0005851280
[干渉成分除去部293]
干渉成分除去部293は、干渉成分生成部292で生成された干渉成分m1’〜m4’を用いて、受信データq1〜q4から干渉成分を除去する。干渉成分除去後の受信データo1’〜o4’は以下の式(10)により求められる。式(10)に従って求められる受信データo1〜o4は合計Lパターンとなる。
Figure 0005851280
[空間周波数ブロック復号化部294]
空間周波数ブロック復号化部294は、干渉成分除去部293の出力である干渉成分除去後の受信データo1’〜o4’を用いて、空間ブロック復号化処理を行う。上述したように受信データo1’〜o4’は合計Lパターン分あるため、空間ブロック復号化処理もLパターン分実施する。
[干渉成分パターン判定部295]
干渉成分パターン判定部295は、空間周波数ブロック復号化部294にて復調されたLパターン分の復調データの中から、理想信号点に最も近い復調データに対応するパターンを選択し、選択した結果を受信データ選択部296に通知する。
[受信データ選択部296]
受信データ選択部296は、干渉成分パターン判定部295から通知された選択結果に対応する受信データを選択して出力する。
<空間周波数ブロック復号化部(干渉除去)291
空間周波数ブロック復号化部291は、M個ある空間周波数ブロック復号化部291〜29Mのなかで最終段に配置されている。そのため、空間周波数ブロック復号化部291では、最終的に選択したパターンに対応する復調データを出力する。図9は空間周波数ブロック復号化部291の構成例を示す図である。空間周波数ブロック復号化部291は、図8に示した空間周波数ブロック復号化部29Mが備えていた干渉成分パターン判定部295および受信データ選択部296を干渉成分パターン選択部297に置き換えた構成となっている。
干渉成分パターン選択部297は、空間周波数ブロック復号化部294にて復調されたLパターン分の復調データの中から、理想信号点に最も近い復調データを選択して出力する。
このように、本実施の形態の受信装置では、干渉成分となるストリーム#2の全データパターンの中の一部を使用して干渉成分除去と空間周波数ブロック復号を行う処理を複数回繰り返すことにより優先度の高いストリーム#1の受信データからストリーム#2による干渉を除去することとしたので、ストリーム#1に対する復調性能を向上でき、かつ実施の形態3の受信装置と比較して回路規模を小さくできる。
実施の形態5.
実施の形態3,4では、ストリーム#2における干渉成分を除去するため、受信装置においてストリーム#1を復調する前に干渉成分を除去する回路を追加している。これは、干渉成分であるストリーム#2のデータ系列を推定していることと同義である。そこで、本実施の形態では、干渉成分として推定したストリーム#2のデータ系列をそのまま使用して、ストリーム#2の復調処理で必要としていたMIMO等化処理を省略する。これにより、MIMO等化処理分の回路規模を小さくすることができる。
図10は、実施の形態5の受信装置の構成例を示す図である。本実施の形態の受信装置は、実施の形態3の受信装置(図5参照)からMIMO等化部24を削除し、干渉除去部28で推定したストリーム#2〜#Nのデータ系列をデマッピング部222〜22Nへ出力するように構成したものである。干渉除去部28が推定したストリーム#2〜#Nのデータ系列は、デマッピング部222〜22Nにてビット当たりの尤度情報が生成され、生成された各尤度情報に基づいて、デインターリーバ212〜213および誤り訂正復号部202〜20Nがストリーム#2〜#Nのデータを復号する。
本実施の形態によれば、実施の形態4と同程度の性能を有する受信装置を少ない回路規模で実現できる。
実施の形態6.
実施の形態5では、ストリーム#2〜#Nによる干渉除去のために推定したストリーム#2〜#Nのデータ系列のみを使用して、ストリーム#2〜#Nのデータ系列を復調するようにしてMIMO等化部を省略可能とした。これに対して、本実施の形態では、干渉除去にて推定したストリーム#2〜#Nのデータ系列に加えて、MIMO等化による復調データを使用して、ストリーム#2〜#Nのデータ系列を復調する。これにより、実施の形態1〜5の受信装置と比較して、ストリーム#2〜#Nの復調性能を向上できる。
図11は、実施の形態6の受信装置の構成例を示す図である。本実施の形態の受信装置は、実施の形態3の受信装置(図5参照)が備えていたデマッピング部222,…,22Nをデマッピング部222−1,222−2,…,22N−1,22N−2に置き換え、さらに、これらのデマッピング部の後段に尤度合成部301〜30N-1を追加した構成となっている。
デマッピング部222−1,…,22N−1は、それぞれ、干渉除去部28が推定したストリーム#2,…,#Nのデータ系列に対してデマッピング処理を行い、ビット当たりの尤度情報を生成・出力する。
デマッピング部222−2,…,22N−2は、それぞれ、NIMO等化部24が復調した、ストリーム#1,…,#Nのデータ系列に対してデマッピング処理を行い、ビット当たりの尤度情報を生成・出力する。
尤度合成部301,…,30N-1は、それぞれ、デマッピング部から出力された尤度情報をストリームごとに合成し、デインターリーバ212,…,21Nへ出力する。
本実施の形態によれば、干渉除去部28が推定したストリーム#2〜#Nのデータ系列とMIMO等化部24が復調したストリーム#2〜#Nのデータ系列をそれぞれデマッピングし、得られた尤度情報を合成するようにしたので、優先度の高いストリーム#1のデータに加え、優先度の低いストリーム#2〜#Nのデータについても復調性能を向上できる。
以上のように、本発明にかかる無線送信装置は、複数の送信アンテナを用いてデータ伝送を行う場合に有用であり、特に、優先度が異なる複数のデータ系列を多重伝送する無線送信装置に適している。
101,102,10N 誤り訂正符号化部
111,112,11N インターリーバ
12 コピー部
131,132,13N-1 分割部
141,14Nt,14a1,14aN シンボルマッピング部
15 空間周波数ブロック符号化部
16 周波数時間変換部
17 送信アンテナ
181,18N-1 重み付け部
191,19Nt 合成部
201,202,20N 誤り訂正復号化部
211,212,21N デインターリーバ
221,222,22N,22b1,222−1,222−2,22N−1,22N−2 デマッピング部
23,23b,291,29M,294 空間周波数ブロック復号化部
24 MIMO等化部
25 伝送路推定部
26 時間周波数変換部
27 受信アンテナ
28 干渉除去部
301,30N-1 尤度合成部
281,291 干渉成分パターン生成部
282,292 干渉成分生成部
283,293 干渉成分除去部
295 干渉成分パターン判定部
296 受信データ選択部
297 干渉成分パターン選択部

Claims (11)

  1. 優先度の異なる複数のデータ系列のうち、最も優先度が高いデータ系列がコピーされて送信アンテナの各々に割り当てられるとともに、前記最も優先度が高いデータ系列以外の低優先度データ系列が分割されて前記送信アンテナの各々に割り当てられ、同じ送信アンテナに割り当てられた高優先度データ系列および分割後低優先度データ系列ごとに階層変調が行われ、前記階層変調後の送信系列に対して空間周波数ブロック符号化が行われた信号を複数の受信アンテナで受信する受信装置であって、
    最も優先度が高いデータ系列以外の低優先度データ系列に適用されている変調方式および無線送信装置との間の伝送路推定値に基づいて、最も優先度が高いデータ系列に対する干渉成分を受信信号から除去する干渉除去手段と、
    前記干渉成分が除去された後の受信信号に基づいて、最も優先度が高いデータ系列を復元する高優先度データ復元手段と、
    を備えることを特徴とする無線受信装置。
  2. 優先度の異なる複数のデータ系列のうち、最も優先度が高いデータ系列がコピーされて送信アンテナの各々に割り当てられるとともに、各送信アンテナに割り当てられたデータ系列に対して個別にマッピング処理および空間周波数ブロック符号化処理が行われて生成された第1の送信系列と、前記最も優先度が高いデータ系列以外の低優先度データ系列が分割されて前記送信アンテナの各々に割り当てられるとともに、各送信アンテナに割り当てられたデータ系列に対して個別にマッピング処理が行われて生成された第2の送信系列と、が合成された信号を複数の受信アンテナで受信する受信装置であって、
    最も優先度が高いデータ系列以外の低優先度データ系列に適用されている変調方式および無線送信装置との間の伝送路推定値に基づいて、最も優先度が高いデータ系列に対する干渉成分を受信信号から除去する干渉除去手段と、
    前記干渉成分が除去された後の受信信号に基づいて、最も優先度が高いデータ系列を復元する高優先度データ復元手段と、
    を備えることを特徴とする無線受信装置。
  3. 前記干渉除去手段は、
    前記低優先度データ系列に適用されている変調方式で取り得る信号点それぞれのビットパターンを生成するビットパターン生成手段と、
    前記ビットパターンおよび前記伝送路推定値に基づいて、前記信号点それぞれに対応する干渉成分を生成する干渉成分生成手段と、
    受信信号から前記干渉成分の1つを減算して前記高優先度データ復元手段へ出力する、前記信号点の数と同数の干渉成分除去手段と、
    を備え、
    前記高優先度データ復元手段は、各干渉成分除去手段から入力された信号のうち、理想信号点に最も近い信号に対して、最も優先度が高いデータ系列を復元する処理を実行することを特徴とする請求項1または2に記載の無線受信装置。
  4. 前記干渉除去手段は、
    前記低優先度データ系列に適用されている変調方式で取り得る信号点の中の一部の信号点それぞれに対応するビットパターンを生成するビットパターン生成手段と、
    前記ビットパターン生成手段で生成されたビットパターンおよび前記伝送路推定値に基づいて、前記一部の信号点それぞれに対応する干渉成分を生成する干渉成分生成手段と、
    外部から入力された信号から前記干渉成分の1つを減算して出力する、前記一部の信号点の数と同数の干渉成分除去手段と、
    前記干渉成分除去手段の各々から出力された信号のうち、理想信号点に最も近い信号を選択して出力する信号選択手段と、
    を備え、
    受信信号から干渉成分を除去する処理を複数回に分けて実行することを特徴とする請求項1または2に記載の無線受信装置。
  5. 前記干渉成分生成手段で生成された干渉成分に基づいて前記低優先度データ系列を復元することを特徴とする請求項またはに記載の無線受信装置。
  6. 前記干渉成分生成手段で生成された干渉成分に基づいて、前記低優先度データ系列のビットごとの尤度情報を生成する第1の尤度情報生成手段と、
    受信信号に対して前記伝送路推定値に基づくMIMO等化およびデマッピングを実施して前記低優先度データ系列のビットごとの尤度情報を生成する第2の尤度情報生成手段と、
    前記第1の尤度情報生成手段で生成された尤度情報と前記第2の尤度情報生成手段で生成された尤度情報を合成する合成手段と、
    前記合成手段で合成された後の尤度情報に基づいて前記低優先度データ系列を復元する低優先度データ復元手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項またはに記載の無線受信装置。
  7. 請求項のいずれか一つに記載の無線受信装置、
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
  8. 複数の送信アンテナを備え、優先度の異なる複数のデータ系列を多重送信する無線送信装置であって、最も優先度が高いデータ系列をコピーして前記複数の送信アンテナと同数の高優先度データ系列を生成するとともに、前記複数の送信アンテナに割り当て、前記最も優先度が高いデータ系列以外の低優先度データ系列を分割して前記複数の送信アンテナと同数の分割後低優先度データ系列を生成するとともに、前記複数の送信アンテナに割り当て、同じ送信アンテナに割り当てられた高優先度データ系列および分割後低優先度データ系列の組の各々に対して階層変調を行い、前記複数の送信アンテナと同数の送信系列を生成する無線送信装置、から送信された無線信号を受信する無線受信装置において、
    最も優先度が高いデータ系列以外の低優先度データ系列に適用されている変調方式および前記無線送信装置との間の伝送路推定値に基づいて、最も優先度が高いデータ系列に対する干渉成分を受信信号から除去する干渉除去手段と、
    前記干渉成分が除去された後の受信信号に基づいて、最も優先度が高いデータ系列を復元する高優先度データ復元手段と、
    を備えることを特徴とする無線受信装置。
  9. 複数の送信アンテナを備え、優先度の異なる複数のデータ系列を多重送信する無線送信装置であって、最も優先度が高いデータ系列をコピーして前記複数の送信アンテナと同数の高優先度データ系列を生成し、当該高優先度データ系列の各々に対して個別にマッピング処理を行って第1の送信系列を生成し、前記最も優先度が高いデータ系列以外の低優先度データ系列を分割して前記複数の送信アンテナと同数の分割後低優先度データ系列を生成し、当該分割後低優先度データ系列の各々に対して個別にマッピング処理を行って第2の送信系列を生成し、前記第1の送信系列と前記第2の送信系列を合成して前記複数の送信アンテナと同数の送信系列を生成する無線送信装置、から送信された無線信号を受信する無線受信装置において、
    最も優先度が高いデータ系列以外の低優先度データ系列に適用されている変調方式および前記無線送信装置との間の伝送路推定値に基づいて、最も優先度が高いデータ系列に対する干渉成分を受信信号から除去する干渉除去手段と、
    前記干渉成分が除去された後の受信信号に基づいて、最も優先度が高いデータ系列を復元する高優先度データ復元手段と、
    を備えることを特徴とする無線受信装置。
  10. 複数の送信アンテナを備え、優先度の異なる複数のデータ系列を多重送信する無線送信装置であって、最も優先度が高いデータ系列をコピーして前記複数の送信アンテナと同数の高優先度データ系列を生成するとともに、前記複数の送信アンテナに割り当て、前記最も優先度が高いデータ系列以外の低優先度データ系列を分割して前記複数の送信アンテナと同数の分割後低優先度データ系列を生成するとともに、前記複数の送信アンテナに割り当て、同じ送信アンテナに割り当てられた高優先度データ系列および分割後低優先度データ系列の組の各々に対して階層変調を行い、前記複数の送信アンテナと同数の送信系列を生成する無線送信装置、から送信された無線信号を受信する無線受信方法において、
    最も優先度が高いデータ系列以外の低優先度データ系列に適用されている変調方式および前記無線送信装置との間の伝送路推定値に基づいて、最も優先度が高いデータ系列に対する干渉成分を受信信号から除去する干渉除去ステップと、
    前記干渉成分が除去された後の受信信号に基づいて、最も優先度が高いデータ系列を復元する高優先度データ復元ステップと、
    を備えることを特徴とする無線受信方法。
  11. 複数の送信アンテナを備え、優先度の異なる複数のデータ系列を多重送信する無線送信装置であって、最も優先度が高いデータ系列をコピーして前記複数の送信アンテナと同数の高優先度データ系列を生成し、当該高優先度データ系列の各々に対して個別にマッピング処理を行って第1の送信系列を生成し、前記最も優先度が高いデータ系列以外の低優先度データ系列を分割して前記複数の送信アンテナと同数の分割後低優先度データ系列を生成し、当該分割後低優先度データ系列の各々に対して個別にマッピング処理を行って第2の送信系列を生成し、前記第1の送信系列と前記第2の送信系列を合成して前記複数の送信アンテナと同数の送信系列を生成する無線送信装置、から送信された無線信号を受信する無線受信方法において、
    最も優先度が高いデータ系列以外の低優先度データ系列に適用されている変調方式および前記無線送信装置との間の伝送路推定値に基づいて、最も優先度が高いデータ系列に対する干渉成分を受信信号から除去する干渉除去ステップと、
    前記干渉成分が除去された後の受信信号に基づいて、最も優先度が高いデータ系列を復元する高優先度データ復元ステップと、
    を備えることを特徴とする無線受信方法。
JP2012042166A 2012-02-28 2012-02-28 無線受信装置、無線通信装置および無線受信方法 Expired - Fee Related JP5851280B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012042166A JP5851280B2 (ja) 2012-02-28 2012-02-28 無線受信装置、無線通信装置および無線受信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012042166A JP5851280B2 (ja) 2012-02-28 2012-02-28 無線受信装置、無線通信装置および無線受信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013179471A JP2013179471A (ja) 2013-09-09
JP5851280B2 true JP5851280B2 (ja) 2016-02-03

Family

ID=49270743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012042166A Expired - Fee Related JP5851280B2 (ja) 2012-02-28 2012-02-28 無線受信装置、無線通信装置および無線受信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5851280B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6603543B2 (ja) * 2015-10-27 2019-11-06 日本放送協会 送信機及び受信機

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7724838B2 (en) * 2003-09-25 2010-05-25 Qualcomm Incorporated Hierarchical coding with multiple antennas in a wireless communication system
JP4652856B2 (ja) * 2005-03-16 2011-03-16 パナソニック株式会社 無線送信装置、無線通信システム、無線送信方法及び送受信方法
JP2009055228A (ja) * 2007-08-24 2009-03-12 Sony Corp 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法
JP5236807B2 (ja) * 2009-06-12 2013-07-17 三菱電機株式会社 通信装置
US8391429B2 (en) * 2009-08-26 2013-03-05 Qualcomm Incorporated Methods for determining reconstruction weights in a MIMO system with successive interference cancellation
JP5622646B2 (ja) * 2011-04-08 2014-11-12 三菱電機株式会社 送信装置、受信装置、無線通信装置および無線通信方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013179471A (ja) 2013-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9485000B2 (en) Wireless communication system, wireless communication device, and wireless communication method
CN101326740B (zh) 发送正交频分复用信号的方法及其发射机和接收机
JP4604800B2 (ja) 無線通信装置及び無線通信方法
JP5044165B2 (ja) マルチアンテナ無線通信システムにおける送信機、受信機及び方法
CN101243667B (zh) Mimo系统中应用子带复用的导频和数据传输方法和装置
JP4898674B2 (ja) マルチキャリア伝送方式の送信装置及び受信装置並びにマルチキャリア伝送方式を用いた送信方法及び受信方法
JP5236807B2 (ja) 通信装置
US8526512B2 (en) Transmitting apparatus and receiving apparatus
JP2007228029A (ja) 無線通信システム及び受信装置
KR100940425B1 (ko) 데이터 심볼 스트림을 전송 및 수신하는 방법 및 장치
KR20030038270A (ko) 직교주파수분할다중 방식의 이동통신시스템에서시공간-주파수 부호화/복호화 장치 및 방법
JP2008245128A (ja) Ofdmを用いた無線送信装置と方法及び無線受信装置と方法
KR20080111920A (ko) 이동 통신 시스템에서 상향 링크 제어 채널 전송 방법 및장치
JP2007195129A (ja) 信号波形ピークを低減するmimo−ofdm送受信機
JP4195073B2 (ja) 遅延ダイバーシティを得る装置及び方法
JP2007515812A (ja) 送信されるマルチキャリア信号を提供する装置及び方法、並びに受信されたマルチキャリア信号から出力信号を提供する装置及び方法
JP5851280B2 (ja) 無線受信装置、無線通信装置および無線受信方法
JP3899284B2 (ja) Ofdm信号伝送装置、ofdm信号送信装置およびofdm信号受信装置
JP4483218B2 (ja) 時空間送信ダイバーシチマルチキャリアcdma方式による受信装置並びに送信装置及び受信装置を備えた無線通信システム
JP4762203B2 (ja) Ofdm信号の送信方法、ofdm送信機及びofdm受信機
KR101346423B1 (ko) 다중 안테나 시스템에서 데이터 전송 방법
JP4185023B2 (ja) 無線通信装置
JP4527102B2 (ja) 無線通信システムおよび送信装置
JP5259809B2 (ja) マルチアンテナ無線通信システムにおける送信機、受信機及び方法
JP7128657B2 (ja) 送信装置、受信装置、送受信システム、及びチップ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5851280

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees