JP5851280B2 - 無線受信装置、無線通信装置および無線受信方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明にかかる無線通信装置が備えている無線送信装置(以下、送信装置とする)の実施の形態1の構成例を示す図であり、図2は、本発明にかかる無線通信装置が備えている無線受信装置(以下、受信装置とする)の実施の形態1の構成例を示す図である。なお、無線通信装置は、通常、図1に示した送信装置および図2に示した受信装置を備えた構成となっている。
コピー部12は、優先度が最も高いストリーム#1のインターリーブ処理後のデータ系列{xH}に対して、送信アンテナ数分、つまりNt=2個分のコピーを生成する。ここでは、コピーしたストリーム#1の情報ビット系列を{x1H},{x2H}とする。データ系列{xH}=q1,q2,q3,…,qKとしたとき、{x1H},{x2H}は以下の式(1)で表される。なお、式(1)において、Kはストリーム#1のデータ系列長である。
分割部131は、ストリーム#2のインターリーブ処理後のデータ系列{xL}を、送信アンテナの数に応じて分割する。ここでは、Nt=2の場合を想定しているため、データ系列{xL}を2つに分割する。インターリーブ処理後のデータ系列を{xL}=a1,a2,a3,…,aJとした場合、分割処理後のデータ系列{x1L},{x2L}は以下の式(2)により表される。なお、式(2)において、Jはストリーム#2のデータ系列長である。また、式(2)で表した分割処理は一例であり、この分割処理に限定されるものではない。
シンボルマッピング部141は、ストリーム#1のデータ系列{x1H}とストリーム#2のデータ系列{x1L}を、一方、シンボルマッピング部142は、ストリーム#1のデータ系列{x2H}とストリーム#2のデータ系列{x2L}を用いて、階層変調によるシンボルマッピング処理をそれぞれ実施する。これらのシンボルマッピング部141および142は、例えば、優先度の高いストリーム#1のデータ系列に対してはQPSK、優先度の低いストリーム#2のデータ系列に対しては16QAMを適用し、QPSK+16QAM(=64QAM)の階層変調となるシンボルマッピングを実施する。図3にQPSK+16QAM(=64QAM)の階層変調の一例を示す。QPSK+16QAM(=64QAM)の階層変調のマッピングは、QPSKの2bit分のデータと16QAMの4bit分のデータを合わせた6bitのデータにより、シンボルデータを生成する。図3では、まずQPSKの2bit分のデータから、黒丸の信号点を決定する。QPSKの2bitには優先度の高いストリーム#1のデータを割り当てる。次に、16QAMの4bit分のデータを使用して、黒丸の信号点を中心に形成される16QAMの白丸の信号点1点を決定する。16QAMの4bitには優先度の低いストリーム#2のデータを割り当てる。これにより決定される白丸の信号点は最終的には64QAMの信号点配置となり、上位2bitがストリーム#1のデータ、下位4bitがストリーム#2のデータとなる。
空間周波数ブロック符号化部15は、シンボルマッピンング部141,142にて生成されたシンボルデータ{y1},{y2}に対して、空間周波数ブロック符号化処理を行う。以下、空間周波数ブロック符号化の具体的な処理について説明する。
空間周波数ブロック復号化部23は、時間周波数変換部26で周波数領域に変換された受信アンテナ#1の受信データ系列{f1}および受信アンテナ#2の受信データ系列{f2}と、伝送路推定部25における伝送路推定結果である伝送路推定値{g11},{g12},{g21},{g22}とを用いて空間周波数ブロック復号を行う。受信アンテナ#1の受信データ系列を{f1}=r1,1,r1,2,r1,3,…,r1,Kとし、受信アンテナ#2の受信データ系列を{f2}=r2,1,r2,2,r2,3,…,r2,Kとし、また、伝送路推定値を{g11}=h11,1,h11,2,h11,3,…,h11,K/2,{g12}=h12,1,h12,2,h12,3,…,h12,K/2,{g21}=h21,1,h21,2,h21,3,…,h21,K/2,{g22}=h22,1,h22,2,h22,3,…,h22,K/2とした場合、空間周波数ブロック復号化処理後の復調データ系列{tH}=s1,s2,s3,…,sKは以下の式(5)により求められる。式(5)において、nは1≦n≦K/2の範囲の整数、Kはシンボルデータ長である。*は複素共役を示す。
MIMO等化部24は、受信データ系列{f1},{f2}に対して、MIMO等化技術(ゼロフォーシング(Zero Forcing)方式、最小平均2乗誤差(Minimum Mean Square Error)方式、等)を用いることにより、空間周波数ブロック復号化部23とは別に、Nt=2本の送信アンテナから送信された送信シンボルを復元する。ここで、MIMO等化処理により復元された系列として、送信アンテナ#1に対応する系列を{u1}=p1,1,p1,2,p1,3,…,p1,Kとし、一方、送信アンテナ#2に対応する系列を{u2}=p2,1,p2,2,p2,3,…,p2,Kとする。
デマッピング部221は、空間周波数ブロック復号化処理後の復調データ系列{tH}に対してデマッピング処理を行い、ストリーム#1の各ビットの尤度情報を生成する。
デマッピング部222は、MIMO等化処理後の復元データ系列{u1},{u2}に対してデマッピング処理を行い、ストリーム#2の各ビットの尤度情報を生成する。
実施の形態1では、階層変調後のシンボルデータに対して空間周波数ブロック符号化処理を実施することで、優先度の高いストリーム#1に対してのみ空間周波数ブロック符号を適用する構成とした。これは、これまで階層変調のみを実装していたシステムに対して階層変調によるシンボルマッピングの後段に空間周波数ブロック符号を適用することで、容易にストリーム#1に対して空間周波数ブロック符号化を適用可能にしたものである。
重み付け部181は、ストリーム#2のシンボルマッピング処理後のシンボルデータ{d1L},{d2L}に対して、重み付け係数αを乗算する。重み付け係数αは、後段の合成部191および192においてストリーム#1の空間周波数ブロック符号化後のシンボルデータ{e1H},{e2H}と重み付け部181にて重み付けされたシンボルデータ{e1L},{e2L}を合成したときに所望の信号電力となるようにするための係数である。
合成部191は、空間周波数ブロック符号化後のシンボルデータ{e1H}と重み付け部181にて重み付けされたシンボルデータ{e1L}を加算し、合成部192は、空間周波数ブロック符号化後のシンボルデータ{e2H}と重み付け部181にて重み付けされたシンボルデータ{e2L}を加算する。合成部191にて生成されたシンボルデータは2本の送信アンテナ17のうちの一方(送信アンテナ#1)から送信する送信データ、合成部192にて生成されたシンボルデータはもう一方の送信アンテナ#2から送信する送信データとなる。
実施の形態1,2では、優先度の高いストリーム#1に対して空間周波数ブロック符号化を適用しており、このとき、優先度の低いストリーム#2のデータはストリーム#1にとって干渉成分となる。実施の形態1,2の受信装置では、ストリーム#1の復調処理において干渉成分であるストリーム#2のデータを除去しておらず、復調性能の劣化を引き起こす原因になる可能性がある。そこで、本実施の形態の受信装置は、復調性能を向上させる目的で、ストリーム#1の復調処理の前に、干渉成分となるストリーム#2のデータを除去するための手段を備えるようにしている。
干渉除去部28は、干渉成分となるストリーム#2のデータを時間周波数変換された受信データ{s1},{s2}に対して除去する処理を行う。
干渉成分パターン生成部281は、ストリーム#2のデータが干渉成分となることから、ストリーム#2に対して想定できる全パターンのデータを生成する。ここで、ストリーム#2のデータに2M値QAMのマッピングが適用されているとした場合、1シンボルにはストリーム#2のデータがMビット割り当てられている。そのため、ストリーム#2のデータに対して想定できる全パターンは(0,0,0,0),(0,0,0,1),…,(1,1,1,1)の合計2Mパターンとなる。ここで、空間周波数ブロック復号処理について考える。実施の形態1で使用した式(5)に示したように、空間周波数ブロック復号処理では受信アンテナ数(=2本)分の受信データを2セット分使用して、復調処理を行う。例えば、空間周波数ブロック復号処理に使用する2セットの受信データとして、1セット目の受信アンテナ#1に対応する受信データをq1、1セット目の受信アンテナ#2に対応する受信データをq2、2セット目の受信アンテナ#1に対応する受信データをq3、2セット目の受信アンテナ#2に対応する受信データをq4とした場合、各受信データは以下の式(6)で表すことができる。
干渉成分生成部282は、干渉成分パターン生成部281で生成されたk1〜k4のデータと伝送路推定値h1’〜h4’を用いて干渉成分を生成する。上記の式(6)より、干渉成分m1〜m4は以下の式(7)により求められる。式(7)において、伝送路推定値h1’〜h4’はそれぞれ、伝送路値h1〜h4に対する推定値である。
干渉成分除去部283は、干渉成分生成部282で生成された干渉成分m1〜m4を用いて、受信データq1〜q4から干渉成分を除去する。干渉成分除去後の受信データo1〜o4は以下の式(8)により求められる。式(8)に従って求められる受信データo1〜o4は合計Vパターンとなる。
空間周波数ブロック復号化部23bは、干渉除去部28(干渉成分除去部283)の出力である干渉成分除去後の受信データo1〜o4を用いて、空間ブロック復号化処理を行う。上述したように受信データo1〜o4は合計Vパターン分あるため、空間ブロック復号化処理もVパターン分実施する。
デマッピング部22b1は、空間周波数ブロック復号化部23bにて復調されたVパターン分の復調データの中から、理想信号点に最も近い復調データを選択する。例えば、ストリーム#1が図3のようなQPSKにマッピングされている場合、QPSKの理想信号点(図3の黒丸)に最も近い復調データを選択する。選択した復調データに対して、デマッピング処理を行い、ビット当たりの尤度情報を生成する。
実施の形態3では、優先度の低いストリーム#2の変調多値数に応じて、非常に多くのパターンの数で空間周波数ブロック復号化処理を実施する必要があり、回路規模が非常に大きくなるという問題がある。これに対して、本実施の形態では、実施の形態3で実施した空間周波数ブロック復号化処理のパターン数を減らし、回路規模を小さい構成でストリーム#2により干渉成分を除去する。
空間周波数ブロック復号化部29Mは、時間周波数変換部26から入力された受信データに対して、干渉除去および空間周波数ブロック復号処理を行う(なお、1<Mとする)。図8は、空間周波数ブロック復号化部29Mの構成例を示す図である。図示したように、空間周波数ブロック復号化部29Mは、干渉成分パターン生成部291、干渉成分生成部292、干渉成分除去部293、空間周波数ブロック復号化部294、干渉成分パターン判定部295および受信データ選択部296を備えている。受信信号から干渉成分を除去して空間周波数ブロック復号を行う処理ブロックである干渉成分生成部292、干渉成分除去部293および空間周波数ブロック復号化部294については複数備えている。以下、各構成要素を説明する。
干渉成分パターン生成部291は、ストリーム#2による干渉成分の一部分を生成する。すなわち、ストリーム#2のデータパターンの一部分を生成する。ここで、ストリーム#2が2M値のQAM変調されている場合について考える。2M値QAMの信号点は、2値QAMの信号点がM多重されて生成される。このことを利用し、干渉成分パターン生成部291では、M多重されている2値QAMの信号点のうち、1多重分の信号点分の干渉成分を生成する。これにより、1多重分の2値QAMの信号点は、2ビット分に相当するため、生成されるパターン数は(0,0),(0,1),(1,0),(1,1)の合計4パターンとなる。また、上記の式(6)のとおり、k1〜k4の4パターンのストリーム#2のデータが存在することから、生成される干渉成分パターンは44(=L)パターンとなる。干渉成分パターン生成部291は、式(6)のk1〜k4の一部分に相当するため、生成される干渉成分パターンをk1’〜k4’とする。
干渉成分生成部292は、干渉成分パターン生成部291で生成された干渉成分パターンk1’〜k4’と伝送路推定値h1’〜h4’を用いて干渉成分を生成する。上記の式(6)より、干渉成分m1’〜m4’は以下の式(9)により求められる。
干渉成分除去部293は、干渉成分生成部292で生成された干渉成分m1’〜m4’を用いて、受信データq1〜q4から干渉成分を除去する。干渉成分除去後の受信データo1’〜o4’は以下の式(10)により求められる。式(10)に従って求められる受信データo1〜o4は合計Lパターンとなる。
空間周波数ブロック復号化部294は、干渉成分除去部293の出力である干渉成分除去後の受信データo1’〜o4’を用いて、空間ブロック復号化処理を行う。上述したように受信データo1’〜o4’は合計Lパターン分あるため、空間ブロック復号化処理もLパターン分実施する。
干渉成分パターン判定部295は、空間周波数ブロック復号化部294にて復調されたLパターン分の復調データの中から、理想信号点に最も近い復調データに対応するパターンを選択し、選択した結果を受信データ選択部296に通知する。
受信データ選択部296は、干渉成分パターン判定部295から通知された選択結果に対応する受信データを選択して出力する。
空間周波数ブロック復号化部291は、M個ある空間周波数ブロック復号化部291〜29Mのなかで最終段に配置されている。そのため、空間周波数ブロック復号化部291では、最終的に選択したパターンに対応する復調データを出力する。図9は空間周波数ブロック復号化部291の構成例を示す図である。空間周波数ブロック復号化部291は、図8に示した空間周波数ブロック復号化部29Mが備えていた干渉成分パターン判定部295および受信データ選択部296を干渉成分パターン選択部297に置き換えた構成となっている。
実施の形態3,4では、ストリーム#2における干渉成分を除去するため、受信装置においてストリーム#1を復調する前に干渉成分を除去する回路を追加している。これは、干渉成分であるストリーム#2のデータ系列を推定していることと同義である。そこで、本実施の形態では、干渉成分として推定したストリーム#2のデータ系列をそのまま使用して、ストリーム#2の復調処理で必要としていたMIMO等化処理を省略する。これにより、MIMO等化処理分の回路規模を小さくすることができる。
実施の形態5では、ストリーム#2〜#Nによる干渉除去のために推定したストリーム#2〜#Nのデータ系列のみを使用して、ストリーム#2〜#Nのデータ系列を復調するようにしてMIMO等化部を省略可能とした。これに対して、本実施の形態では、干渉除去にて推定したストリーム#2〜#Nのデータ系列に加えて、MIMO等化による復調データを使用して、ストリーム#2〜#Nのデータ系列を復調する。これにより、実施の形態1〜5の受信装置と比較して、ストリーム#2〜#Nの復調性能を向上できる。
111,112,11N インターリーバ
12 コピー部
131,132,13N-1 分割部
141,14Nt,14a1,14aN シンボルマッピング部
15 空間周波数ブロック符号化部
16 周波数時間変換部
17 送信アンテナ
181,18N-1 重み付け部
191,19Nt 合成部
201,202,20N 誤り訂正復号化部
211,212,21N デインターリーバ
221,222,22N,22b1,222−1,222−2,22N−1,22N−2 デマッピング部
23,23b,291,29M,294 空間周波数ブロック復号化部
24 MIMO等化部
25 伝送路推定部
26 時間周波数変換部
27 受信アンテナ
28 干渉除去部
301,30N-1 尤度合成部
281,291 干渉成分パターン生成部
282,292 干渉成分生成部
283,293 干渉成分除去部
295 干渉成分パターン判定部
296 受信データ選択部
297 干渉成分パターン選択部
Claims (11)
- 優先度の異なる複数のデータ系列のうち、最も優先度が高いデータ系列がコピーされて送信アンテナの各々に割り当てられるとともに、前記最も優先度が高いデータ系列以外の低優先度データ系列が分割されて前記送信アンテナの各々に割り当てられ、同じ送信アンテナに割り当てられた高優先度データ系列および分割後低優先度データ系列ごとに階層変調が行われ、前記階層変調後の送信系列に対して空間周波数ブロック符号化が行われた信号を複数の受信アンテナで受信する受信装置であって、
最も優先度が高いデータ系列以外の低優先度データ系列に適用されている変調方式および無線送信装置との間の伝送路推定値に基づいて、最も優先度が高いデータ系列に対する干渉成分を受信信号から除去する干渉除去手段と、
前記干渉成分が除去された後の受信信号に基づいて、最も優先度が高いデータ系列を復元する高優先度データ復元手段と、
を備えることを特徴とする無線受信装置。 - 優先度の異なる複数のデータ系列のうち、最も優先度が高いデータ系列がコピーされて送信アンテナの各々に割り当てられるとともに、各送信アンテナに割り当てられたデータ系列に対して個別にマッピング処理および空間周波数ブロック符号化処理が行われて生成された第1の送信系列と、前記最も優先度が高いデータ系列以外の低優先度データ系列が分割されて前記送信アンテナの各々に割り当てられるとともに、各送信アンテナに割り当てられたデータ系列に対して個別にマッピング処理が行われて生成された第2の送信系列と、が合成された信号を複数の受信アンテナで受信する受信装置であって、
最も優先度が高いデータ系列以外の低優先度データ系列に適用されている変調方式および無線送信装置との間の伝送路推定値に基づいて、最も優先度が高いデータ系列に対する干渉成分を受信信号から除去する干渉除去手段と、
前記干渉成分が除去された後の受信信号に基づいて、最も優先度が高いデータ系列を復元する高優先度データ復元手段と、
を備えることを特徴とする無線受信装置。 - 前記干渉除去手段は、
前記低優先度データ系列に適用されている変調方式で取り得る信号点それぞれのビットパターンを生成するビットパターン生成手段と、
前記ビットパターンおよび前記伝送路推定値に基づいて、前記信号点それぞれに対応する干渉成分を生成する干渉成分生成手段と、
受信信号から前記干渉成分の1つを減算して前記高優先度データ復元手段へ出力する、前記信号点の数と同数の干渉成分除去手段と、
を備え、
前記高優先度データ復元手段は、各干渉成分除去手段から入力された信号のうち、理想信号点に最も近い信号に対して、最も優先度が高いデータ系列を復元する処理を実行することを特徴とする請求項1または2に記載の無線受信装置。 - 前記干渉除去手段は、
前記低優先度データ系列に適用されている変調方式で取り得る信号点の中の一部の信号点それぞれに対応するビットパターンを生成するビットパターン生成手段と、
前記ビットパターン生成手段で生成されたビットパターンおよび前記伝送路推定値に基づいて、前記一部の信号点それぞれに対応する干渉成分を生成する干渉成分生成手段と、
外部から入力された信号から前記干渉成分の1つを減算して出力する、前記一部の信号点の数と同数の干渉成分除去手段と、
前記干渉成分除去手段の各々から出力された信号のうち、理想信号点に最も近い信号を選択して出力する信号選択手段と、
を備え、
受信信号から干渉成分を除去する処理を複数回に分けて実行することを特徴とする請求項1または2に記載の無線受信装置。 - 前記干渉成分生成手段で生成された干渉成分に基づいて前記低優先度データ系列を復元することを特徴とする請求項3または4に記載の無線受信装置。
- 前記干渉成分生成手段で生成された干渉成分に基づいて、前記低優先度データ系列のビットごとの尤度情報を生成する第1の尤度情報生成手段と、
受信信号に対して前記伝送路推定値に基づくMIMO等化およびデマッピングを実施して前記低優先度データ系列のビットごとの尤度情報を生成する第2の尤度情報生成手段と、
前記第1の尤度情報生成手段で生成された尤度情報と前記第2の尤度情報生成手段で生成された尤度情報を合成する合成手段と、
前記合成手段で合成された後の尤度情報に基づいて前記低優先度データ系列を復元する低優先度データ復元手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項3または4に記載の無線受信装置。 - 請求項1〜6のいずれか一つに記載の無線受信装置、
を備えることを特徴とする無線通信装置。 - 複数の送信アンテナを備え、優先度の異なる複数のデータ系列を多重送信する無線送信装置であって、最も優先度が高いデータ系列をコピーして前記複数の送信アンテナと同数の高優先度データ系列を生成するとともに、前記複数の送信アンテナに割り当て、前記最も優先度が高いデータ系列以外の低優先度データ系列を分割して前記複数の送信アンテナと同数の分割後低優先度データ系列を生成するとともに、前記複数の送信アンテナに割り当て、同じ送信アンテナに割り当てられた高優先度データ系列および分割後低優先度データ系列の組の各々に対して階層変調を行い、前記複数の送信アンテナと同数の送信系列を生成する無線送信装置、から送信された無線信号を受信する無線受信装置において、
最も優先度が高いデータ系列以外の低優先度データ系列に適用されている変調方式および前記無線送信装置との間の伝送路推定値に基づいて、最も優先度が高いデータ系列に対する干渉成分を受信信号から除去する干渉除去手段と、
前記干渉成分が除去された後の受信信号に基づいて、最も優先度が高いデータ系列を復元する高優先度データ復元手段と、
を備えることを特徴とする無線受信装置。 - 複数の送信アンテナを備え、優先度の異なる複数のデータ系列を多重送信する無線送信装置であって、最も優先度が高いデータ系列をコピーして前記複数の送信アンテナと同数の高優先度データ系列を生成し、当該高優先度データ系列の各々に対して個別にマッピング処理を行って第1の送信系列を生成し、前記最も優先度が高いデータ系列以外の低優先度データ系列を分割して前記複数の送信アンテナと同数の分割後低優先度データ系列を生成し、当該分割後低優先度データ系列の各々に対して個別にマッピング処理を行って第2の送信系列を生成し、前記第1の送信系列と前記第2の送信系列を合成して前記複数の送信アンテナと同数の送信系列を生成する無線送信装置、から送信された無線信号を受信する無線受信装置において、
最も優先度が高いデータ系列以外の低優先度データ系列に適用されている変調方式および前記無線送信装置との間の伝送路推定値に基づいて、最も優先度が高いデータ系列に対する干渉成分を受信信号から除去する干渉除去手段と、
前記干渉成分が除去された後の受信信号に基づいて、最も優先度が高いデータ系列を復元する高優先度データ復元手段と、
を備えることを特徴とする無線受信装置。 - 複数の送信アンテナを備え、優先度の異なる複数のデータ系列を多重送信する無線送信装置であって、最も優先度が高いデータ系列をコピーして前記複数の送信アンテナと同数の高優先度データ系列を生成するとともに、前記複数の送信アンテナに割り当て、前記最も優先度が高いデータ系列以外の低優先度データ系列を分割して前記複数の送信アンテナと同数の分割後低優先度データ系列を生成するとともに、前記複数の送信アンテナに割り当て、同じ送信アンテナに割り当てられた高優先度データ系列および分割後低優先度データ系列の組の各々に対して階層変調を行い、前記複数の送信アンテナと同数の送信系列を生成する無線送信装置、から送信された無線信号を受信する無線受信方法において、
最も優先度が高いデータ系列以外の低優先度データ系列に適用されている変調方式および前記無線送信装置との間の伝送路推定値に基づいて、最も優先度が高いデータ系列に対する干渉成分を受信信号から除去する干渉除去ステップと、
前記干渉成分が除去された後の受信信号に基づいて、最も優先度が高いデータ系列を復元する高優先度データ復元ステップと、
を備えることを特徴とする無線受信方法。 - 複数の送信アンテナを備え、優先度の異なる複数のデータ系列を多重送信する無線送信装置であって、最も優先度が高いデータ系列をコピーして前記複数の送信アンテナと同数の高優先度データ系列を生成し、当該高優先度データ系列の各々に対して個別にマッピング処理を行って第1の送信系列を生成し、前記最も優先度が高いデータ系列以外の低優先度データ系列を分割して前記複数の送信アンテナと同数の分割後低優先度データ系列を生成し、当該分割後低優先度データ系列の各々に対して個別にマッピング処理を行って第2の送信系列を生成し、前記第1の送信系列と前記第2の送信系列を合成して前記複数の送信アンテナと同数の送信系列を生成する無線送信装置、から送信された無線信号を受信する無線受信方法において、
最も優先度が高いデータ系列以外の低優先度データ系列に適用されている変調方式および前記無線送信装置との間の伝送路推定値に基づいて、最も優先度が高いデータ系列に対する干渉成分を受信信号から除去する干渉除去ステップと、
前記干渉成分が除去された後の受信信号に基づいて、最も優先度が高いデータ系列を復元する高優先度データ復元ステップと、
を備えることを特徴とする無線受信方法。
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